JP2009161972A - 水田の足踏溝切機 - Google Patents

Abstract

【課題】 水田の水切後 溝の排水性を良好にするための、水田の足踏溝切機を提供する。
【解決手段】２本のハンドル下部に支え軸と踏台接続金具を装着し、それに滑止めシールを足踏台に張り固定して最下部にＶ字型鉄板を取付し、足で踏み込んで押圧によって溝を切ることを特徴とする水田の足踏溝切機。
【選択図】図１

Description

本発明は、水田の水きり後の溝の排水性を良好にするための、水田の足踏溝切機に関するものである。

従来、排水性が悪い圃場は、市販のエンジン付き溝切機又は、手押式溝切機で行うが、いずれも数週間すると、溝切した跡が狭くなり、羽で寄せられた土が埋ったり、雨が降ると排水不良になった。又 湿地田ではスコップ等で、田面又は畦を切って排水していたが、土砂が残り排水性が落ちてしまう。
なお、溝堀鍬なる畑地で、使用可能な鍬の発明が、知られている。
得開２００５−１９２４３８

そのため次のような問題点があった。
（イ）市販のエンジン付き溝切機、手押式溝切機にせよ、時間の経過とともに、溝が埋り、スコップ等で切っても同様きれいな溝はできず、時間と、労力がかかり効率が悪かった。
（ロ）市販のエンジン付き溝切機も、手押式溝切機も田面にある程度 水がないと、使用不可能であった。
本発明は、以上の問題点を解決しようとするものである。

立設した２本のハンドルの中間に中間支え軸を設け、下部に下部支え軸を設け、下端部に踏台接続金具を取り付け、この金具に足踏台を取り付け、足踏台の上部に滑止めシールを設け、最下部にＶ字型鉄板を取り付けたことを特徴とする、水田の足踏溝切機である。

軽く労力もさほど使わず溝がきれいに仕上るので、排水性が良好である。

以下、本説明の実施形態について説明する。
（イ）本説明の水田足踏溝切機は、ハンドル（２）に中間支え軸（３）と下部支え軸（５）それに、足踏台接続金具（７）と足踏台（９）に滑り止めシール（４）Ｖ字型鉄板（１１）で構成している。
（ロ）手でにぎるグリップ（１）とグリップの幅２８ｃｍハンドル（２）鉄パイプ外経２．５ｃｍ厚さ１．２ｍｍに、中間支え軸（３）幅１．２ｍｍ 長さ１２ｃｍ 厚さ１．２ｍｍ鉄平上部にビス穴（６）２ヶ所設け、穴のサイズに合ったビスで取り付ける。
（ハ）足踏台接続金具（７）左右２個に、ビス穴（８）３ヶ所設け、足踏台（９）長さ５８ｃｍ 幅１３ｃｍ上から底部まで１４ｃｍ足踏台中央支え軸溝（１０）に、下部支え軸（５）を穴のサイズに合ったビスで取り付ける。
（ニ）靴底が滑らない用に滑り止めシール（４）を張り、最下部に折り曲げ羽３ｃｍ（１３）の付いたＶ字型鉄板（１１）長さ６０ｃｍ 幅２４ｃｍ 厚さ１．２ｍｍ左右中央の水平線上にビス穴（１２）を３ヶ所設け、Ｖ字型鉄板（１１）底部と、足踏台を穴のサイズに合ったビスで、固定する。
本発明は、以下の構成からなるので、本発明を使用する時は、グリップを両手で持ち片足は田面利き足で足踏台滑止シールに上げ、ある程度力を入れ押し下げる形で、そのまま後方に下がって進むことで、きれいなＶ字溝ができる。特に中干し後湿地田の抗地畦ぎわ、調整水田 水張田の溝切には最適である。使用時圃場の土にある程度湿りが必要であるが、田面には水は全く必要がない。又軽い重さ４．５ｋｇなので女性やお年寄りでも、簡単に使用できる。Ｖ字型鉄板が田面の上に接する角度が４５度と田面より１２〜１３ｃｍの深さまで溝切できる。溝深さ調整には足踏台に上げる足の押圧によって、加減できる。Ｖ字型鉄板の羽は、溝がそれ以上深くならないためのストッパーと先に溝切した、ふちの土砂が溝に落ちない用、押圧により締め固めと均しの目的である。

本説明の分解斜視図 本説明の斜視図 本説明の正面図 本説明の側面図

符号の説明

１ グリップ
２ ハンドル
３ 中間支え軸
４ 滑止シール
５ 下部支え軸
６ ビス穴
７ 踏台接続金具
８ ビス穴
９ 足踏台
１０ 支え軸溝
１１ Ｖ字型鉄板
１２ ビス穴
１３ 折まげ羽

Claims (1)

1. 立設した２本のハンドルの中間に中間支え軸を設け、下部に下部支え軸を設け、下端部に踏台接続金具を取り付け、この金具に足踏台を取り付け、足踏台の上部に滑止めシールを設け、最下部にＶ字型鉄板を取り付けたことを特徴とする、水田の足踏溝切機。

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