JP2009159579A - ホッピングパターン帰還型cdma通信方式 - Google Patents

ホッピングパターン帰還型cdma通信方式 Download PDF

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Abstract

【課題】FH−CDMAにおいて、ISIやMAIを大幅に低減させることを可能とする改良された方式を提供すること。
【解決手段】送信機側と受信機側で一定のホッピングパターンに従って通信周波数を切り替えて通信を行う周波数ホッピング方式のCDMA通信方式において、受信機を、時間及び周波数の2次元に対応させたフィルタ係数をもつ適応フィルタから構成し、前記受信機から送信機に対して、前記フィルタ係数の一部を繰り返しフィードバックし、前記送信機において、フィードバックされたフィルタ係数の一部を新たなホッピングパターンとして用いることを特徴とするホッピングパターン帰還型CDMA通信方式とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、送信機側と受信機側で一定のホッピングパターンに従って通信周波数を切り替えて通信を行う周波数ホッピング方式のCDMA通信方式において、マルチパスによるシンボル間干渉(intersymbol interference:ISI)や、多元接続による多局間干渉(multiple access interference:MAI)を大幅に低減することを可能とする通信方式に関するものである。
無線通信に用いられる通信方式の一つとして知られている符号分割多元接続方式(Code Division Multiple Access:CDMA)は、従来の周波数分割多元接続方式(Frequency Division Multiple Access:FDMA)や時分割多元接続方式(Time Division Multiple Access:TDMA)と比較して、秘匿性やシステム拡張の柔軟性に優れていることから、携帯電話や無線LAN等における通信方式として広く利用されている。
一般に、非同期無線通信システムにおいては、ISIやMAIの発生による著しい性能の低下が引き起こされる場合があるが、CDMAはISIやMAIを低減することが可能な方式であることが知られている。
CDMAは、送信データより遥かに広い帯域の信号を送信データに乗算し、広い周波数にエネルギーを拡散して通信を行う直接拡散(Direct−Sequence:DS)CDMAと、送信機側と受信機側で一定のホッピングパターンに従って通信周波数を切り替えて通信を行う周波数ホッピング(Frequency Hopping:FH)CDMAの2つの方式に大別することができ、それぞれの方式においてISIやMAIを低減するための方法が知られている。
DS−CDMAは、受信機の逆拡散処理によりISIやMAIを低減することができ、RAKEやPre−RAKEを用いることにより更なる低減が可能である。また、DS−CDMAに適応フィルタを用いることにより通信路情報を知ることなくISIやMAIを低減することも可能である。
FH−CDMAでは、ホッピングパターンを適切に選択することによりDS−CDMAと同様にISIやMAIを低減することができる。
また、DS−CDMAとFH−CDMAとを組み合わせたハイブリッドCDMAによってもISIやMAIを低減することが可能である。
更に、DS−CDMAにおいては、上記従来技術よりもISIやMAIを大幅に低減させることを目的として、拡散系列を受信機から送信機へとフィードバックする方式が提案されている。
例えば、下記非特許文献1においては、非同期DS−CDMAの上り回線において、直交するアナログPN(pseudo noise)系列を受信機の適応フィルタにより生成し、それを送信機にフィードバックして拡散系列として用いる方式が提案されている。この方式は、送信機と受信機が多対1の関係にある非同期環境において、符号長とサイズの等しい適応フィルタを用いて、各ユーザの信号を非同期で直交させることができる。
また、下記非特許文献2においては、多対多の同期DS−CDMAにおいて、MAIを低減できる方式が提案されている。この方式では、符号長とサイズの等しいフィルタ係数をもつMMSE(minimum mean−squared error)フィルタのフイルタ係数を繰り返し送信機にフィードバックすることにより、過負荷時の同期DS−CDMAの拡散系列のセットが相互相関に関するWelchの下界(下記非特許文献3参照)を満たすWBE(Welch bound equality)系列(下記非特許文献4参照)に漸近する。
また、本願発明者らは、多対多の非同期DS−CDMAが可能な方式として、符号長よりサイズの大きな適応フィルタのフィルタ係数の一部を送信機に繰り返しフィードバックする拡散系列帰還型(feedback−controlled spreading sequence:FCSS)DS−CDMAを提案している(下記非特許文献5参照)。
この方式により生成される拡散系列は、非同期DS−CDMAのマルチパス通信路環境において、ISI及びMAIに関して下記非特許文献2に記載の方式で生成される系列よりも優れている。
しかしながら、これら非特許文献1〜5の開示技術は、いずれもDS−CDMAを対象とするシングルキャリア伝送のための技術であって、FH−CDMAを対象としてISIやMAIを上記従来技術に比べて大幅に低減させることができる技術は未だ提案されていない。
FH−CDMAは、マルチキャリヤ伝送によるCDMAを特別な場合として含み、高い周波数利用効率が得られる等の利点があることから、FH−CDMAにおいて、ISIやMAIを大幅に低減させることを可能とする方式の開発が望まれていた。
S.Hamada,M.Hamamura,H.Suzuki,and S.Tachikawa,″A proposed DS/CDMA system using analog PN sequences produced by adaptive filters,″IEICE Trans.Fundamentals,vol.E81−A,no.11,pp.2261−2268,Nov.1998. S.Ulukus and R.D.Yates,″Iterative construction of optimum signature sequence sets in synchronous CDMA systems,″IEEE Trans.Inform.Theory,vol.47,no.5,pp.1989−1998,July 2001. L.R.Welch,″Lower bounds on the maximum cross correlation of signals,″IEEE Trans.Inform.Theory,vol.20,no.3,pp.397−399,May 1974. M.Rupf and J.L.Massey,″Optimum sequence multisets for synchronous code−division multiple−access channels,″IEEE Trans.Inform.Theory,vol.40,no.4,pp.1261−1266,July 1994. T.Miyatake,M.Hamamura,and S.Tachikawa,″Performance of DS/SS system using feedback controlled spreading sequence over a multipath channel,″Proc.ISITA2004,pp.567−571,Oct.2004,Parma.
本発明は、上記したような実状に鑑みてなされたものであって、FH−CDMAにおいて、ISIやMAIを大幅に低減させることを可能とする改良された方式を提供するものである。
本発明は、送信機側と受信機側で一定のホッピングパターンに従って通信周波数を切り替えて通信を行う周波数ホッピング方式のCDMA通信方式において、受信機を、時間及び周波数の2次元に対応させたフィルタ係数をもつ適応フィルタから構成し、前記受信機から送信機に対して、前記フィルタ係数の一部を繰り返しフィードバックし、前記送信機において、フィードバックされたフィルタ係数の一部を新たなホッピングパターンとして用いることを特徴とするホッピングパターン帰還型CDMA通信方式を提供することによって、上記課題を解決する。
本発明によれば、受信機を、時間及び周波数の2次元に対応させたフィルタ係数をもつ適応フィルタから構成し、前記受信機から送信機に対して、前記フィルタ係数の一部を繰り返しフィードバックし、前記送信機において、フィードバックされたフィルタ係数の一部を新たなホッピングパターンとして用いることにより、ホッピングパターンを、小さなビット誤り率(BER:bit−error rate)が得られるパターンに自動的に収束させることができるため、結果として、FH−CDMAにおいてISIやMAIを大幅に低減させることが可能となる。
以下、本発明に係るホッピングパターン帰還型CDMA通信方式の好適な実施形態について説明する。
本発明に係るホッピングパターン帰還型CDMA通信方式は、送信機側と受信機側で一定のホッピングパターンに従って通信周波数を切り替えて通信を行う周波数ホッピング方式のCDMA通信方式の改良に関するものである。
図1は、本発明に係るホッピングパターン帰還型CDMA通信方式のシステムモデルを示している。
図1に示すモデルは、k番ユーザの送信機(1)及びk番ユーザの受信機(2)と、これらの間の通信路(3)から構成されている。
本明細書において、受信機(2)は、フィルタ係数を2次元に配置した適応FIR(finite−duration impulse response)フィルタ(4)から構成されており、そのフィルタ係数の一部(5)を送信機(1)に対して時間間隔Tで繰り返しフィードバックする。
そして、送信機(1)では、フィードバックされたフィルタ係数の一部(5)を新たなホッピングパターン(6)として用いる。
但し、本発明に係る通信方式においては、受信機(2)は、時間及び周波数の2次元に対応させたフィルタ係数をもつ適応フィルタから構成されたものであればよく、フィルタ係数の配置そのものは2次元でなくてもよく、例えば1次元や3次元等の配置であってもよい。また、フィードバックの時間間隔Tはフィードバックの度に異なっていてもよい。
以下、図1に示されたシステムモデルに基づいて、本発明に係る通信方式についてより詳細に説明する。
先ず、本発明に係る通信方式の送信機について説明する。
本発明に係る通信方式において、k番ユーザに割り当てる符号長Lの信号波形c(t)を次式(1)とする。
Figure 2009159579
ここで、fk,l(t)(0<t<T;T[s]はチップ幅)は、l番チップのチップ波形であり、次式(2)で与える。
Figure 2009159579
上式(2)のg(t)はチップ波形を定める任意の窓関数であって、本明細書では下記(3)で表される矩形ゲート関数とし、
g(t)={1(0<t<T),0(otherwise)} (3)
Figure 2009159579
である(m=1,2,…,M)。
Figure 2009159579
k,l,mを要素にもつL×Mの行列Pによりk番ユーザのホッピングパターンを次式(4)の如く定義する。
Figure 2009159579
上式(2)から理解できるように、チップ波形fk,l(t)はホッピングパターンPに従って構成されるマルチトーンの波形である。
また、k番ユーザの送信信号s(t)を次式(5)とする。
Figure 2009159579
ここで、d(n)はnT<t<(n+1)T(n=0,1,…)に送信される差動符号化された複素シンボルであってd(n)=b(n)d(n−1)、b(n)は複素メッセージシンボル、T[s]はシンボル長であってT=LTと仮定する。
本明細書においては、b(n)としてQPSK(quaternary phase shift keying)シンボルを仮定する。
次に、本発明に係る通信方式の性能を評価するための通信路について説明する。
k番ユーザの通信路のインパルス応答h(t)を次式(6)とする。
Figure 2009159579
上式(6)において、hk,iはk番ユーザの通信路のi番パスの大きさを表す複素数、τk,iはi番パスの遅延で0≦τk,i<T、Iはパスの数である。
多元接続数をKとすると、受信信号r(t)は次式(7)(8)となる。
Figure 2009159579
ここで、n(t)は両側電力密度N/2[W/H]の加法性白色ガウス雑音(additive white Gaussian noise:AWGN)である。
続いて、本発明に係る通信方式の受信機について説明する。
受信機は、(L+α)×M個(α≧0)の複素重みを2次元に配置した、上式(4)で定義されたホッピングパターンよりもサイズの大きな2次元適応FIRフィルタで構成される。簡単のために、本明細書では0≦α≦Lとする。
k番ユーザの受信機がもつ複素重みwk,l,mを要素とする行列Wを下記(9)と定義する。
Figure 2009159579
本発明においては、このWをT間隔で適応アルゴリズムにより更新する。
本明細書では、適応アルゴリズムとして正規化LMS(normalized least−mean−square:N−LMS)アルゴリズムを用いた場合について説明する。
簡単のために、各ユーザの受信機が、それぞれの所望信号の1波目に同期しているものとする。
また、以下の説明では、k番ユーザの受信機に着目して、一般性を失うことなくτk,l=0と仮定する。
k番ユーザの受信機では、受信信号に対して、周波数毎に、チップ毎に信号の検出を行う。
nT+(l−1)T<t<nT+lT(l=1,2,…,L+α)におけるm番周波数の検出値を、次式(10)(11)で表されるrk,l,m(n)とする。
Figure 2009159579
Figure 2009159579
nT<t<nT+(L+α)Tにおいて得られたサンプル値を要素とする行列をR(n)として次式(12)で与える。
Figure 2009159579
この行列R(n)を本明細書ではk番ユーザの受信信号行列と称す。
受信信号行列R(n)の要素であるサンプル値を適応フィルタの重みで重み付けして
Figure 2009159579
ここで、は行列の複素共役転置、tr[]は行列の主対角要素の和である。
Figure 2009159579
る。
Figure 2009159579
ここで、sgn[]はシグナム関数、Re[]は複素数の実部、Im[]は複素数の虚部を表す。
Figure 2009159579
得られる。ここで、は複素共役である。
Figure 2009159579
適応フィルタの重みの更新は次式(17)により行う。
Figure 2009159579
ここで、μはステップゲイン、‖R(n)‖は行列R(n)のFrobeniusノルムであって次式(18)で表される。
Figure 2009159579
また、e(n)は次式(19)で表される。
Figure 2009159579
本明細書では、k番ユーザのフィルタ重みW(0)の初期値をホッピングパターンPの初期値P(0)に揃えて下記(20)とする。
Figure 2009159579
ここで、は行列の転置、0α×Mはα×Mのゼロ行列である。
以上が本発明に係る通信方式における送信機、通信路及び受信機の構成である。
続いて、受信機から送信機に対して繰り返し実行されるフィードバックについて説明する。
k番ユーザの受信機は適応フィルタの重みの一部を送信機にフィードバックし、送信機においてはそれを新たなホッピングパターンPとして用いる。
時刻t=kT+αT(k=1,2,…,N;Nはフィードバック回数、Tはフィードバック間隔)において受信機から送信機にフィードバックされるホッピングパターンP(k)は、
Figure 2009159579
尚、本明細書においては、P(k)のフィードバック遅延はないものとする。
受信機の2次元配置FIRフィルタはMMSE解の重みを生成し、重みの一部をフィードバックすることにより送信信号が変化する。
これにより、受信信号も変化し、FIRフィルタが新たな別のMMSE解に収束する。
フィードバックを繰り返すことにより、より小さなBERが得られるホッピングパターンに自動的に収束する。
その結果、FH−CDMAにおいてISIやMAIを大幅に低減させることが可能となる。
以下、以上説明した本発明に係る通信方式の性能評価を行う。
(1)初期ホッピングパターン
先ず、本明細書で用いるk番ユーザの初期ホッピングパターンP(0)を定義する。
G.Einarssonの提案するFH符号(G,Einarsson″Address assignment for a tine−frequency−coded spread−spectrum system,″Bell Syst.Tech.J.,vol.59,no.7,pp.1241−1255,Sep.1980.参照)を応用し、符号長がL=7、周波数トーンの数がM=8のパターンyを次式(23)(24)とする。
Figure 2009159579
=[yk,1k,2…yk,L (24)
ここで、βはβ=[ββ…βL−1、左式右辺のβはGF(M=2)の原始元、x及びγ
Figure 2009159579
の加算及び乗算である。
本明細書では、ユーザ番号kとx,γの関係を(k−1)=γM+xと選ぶことにする。
更に、符号長L=7のM種類のGold系列のセットをZ=[z…zM−1]と定義する。
また、yとxを用いて、k番ユーザの初期ホッピングパターンP(0)を次式(25)と与える。
(0)=Z (25)
ここで、行列Vの(l,m)要素vk,l,mは、下記(26)で表される。
k,l,m={1(m=yk,l+1),0(m≠yk,l+1)} (26)
Figure 2009159579
(2)マルチパスモデル
本発明に係る通信方式の性能を評価するために、図2に示す6波マルチパスモデル(I=6)を用いる。
図2において、|hk,i|はk番ユーザの通信路のi番パスの振幅(実数)、τk,iは遅延、θk,iは位相である。また、|hk,i|は20log10(|hk,i+1|/|hk,i|)=−3dB、τk,iはτk,i+1−τk,i=0.5T、τk,iは[0,T)の区間で一様に分布するランダム変数、θk,iはθk,i=0とする。
(3)シミュレーション
以下、本発明に係る通信方式についてシミュレーションを行う。
本発明に係る通信方式では、フィードバックによりホッピングパターンのトレーニングが行われる。
そこで、N回のフィードバックが終了するまでの期間を初期トレーニング期間、フィードバック後の期間を定常期間と呼ぶことにする。
初期トレーニング期間にはFIRフィルタ重みの更新とホッピングパターンのフィードバックを行い、定常期間にはホッピングパターンのフィードバックは行わずにFIR重みの更新のみを行うものとする。
遅延τk,iによってBERが異なる値となるため、10回の平均で定常期間のBERを示す。
/Nは差動符号化したQPSKのBERが10−5を示す9.9dB、FIRフィルタの重み更新のステップゲインはμ=10−1、初期トレーニング期間にはパイロットデータの送信を仮定
Figure 2009159579
(3.1)BERとFIRフィルタサイズの関係
図3は、定常期間におけるBERとFIRフィルタのサイズ((L+α)×M)の関係を示している。
MはM=8と固定し、(L+α)を7,10,14とした。フィードバック間隔はT=T、フィードバック回数N=10とした。
図3から分かるように、(L+α)が14のときに最も小さいBERが得られた。
以下、FIRフィルタサイズ(L+α)×Mを14×8とする。
(3.2)BERとフィードバック間隔の関係
図4は定常期間におけるユーザ数、BER、フィードバック間隔Tの関係を示している。
フィードバック間隔TをT,10T,10,10、フィードバック回数NをT=TのときN=10,T=10TのときN=10,T=10のときN=10,T=10のときN=10とした。
図4より、フィードバック間隔Tが10のときにBERが最小となった。
これは、N−LMSアルゴリズムを用いたFIRフィルタの収束に10程度の時間を要するためと考えられる。
以下ではフィードバック間隔Tを10とする。
(3.3)BERとフィードバック回数の関係
図5は定常期間におけるユーザ数、BER、フィードバック回数の関係を示している。
図5より、フィードバック回数NがN≧8程度で小さなBERとなった。
以下ではフィードバック回数Nを8回とする。
(3.4)収束したホッピングパターン
本発明に係る通信方式に用いた初期ホッピングパターン及びトレーニング終了後のホッピングパターンの例を図6及び図7にそれぞれ示す。但し、これらの図において各トーンの振幅は大きさで表示している。
図7はユーザ数K=32、FIRフィルタサイズ(L+α)×M=14×8、フィードバック間隔T=10、フィードバック回数N=8、ステップゲインμ=10−1という条件でトレーニングを行った第2ユーザ(k=2)のホッピングパターンである。
図6及び図7により、本発明に係る通信方式のホッピングパターンは、フィードバックによりマルチトーンのチップをもつホッピングパターンに収束していることが分かる。
(3.5)他の方式との比較
本発明に係る方式と他の従来方式の性能を比較する。
比較する従来方式は、マッチドフィルタ(matched filter:MF)を用いるDS−CDMA(Gold系列)、RAKE(2波最大比合成)を行うDS−CDMA(Gold系列)、DSとFHを組み合わせてMF受信を行うHybrid−CDMA、非特許文献5にて提案されたFCSS/DS−CDMAとした。
各方式の周波数利用効率が同等となるように符号長Lと周波数トーンの数Mを表1のように選択した。
Figure 2009159579
図8より、本発明に係る方式は、他の従来方式と比較して最も優れたBER性能を示し、しかもユーザ数が増えるにつれて性能差が顕著になることが分かる。
また、この結果から、本発明に係る方式によれば、FH−CDMAにおいてISIやMAIを大幅に低減させることが可能となることが分かる。
本発明は、特に無線LAN等の移動体通信システムにおいて好適に利用することができるものである。
本発明に係るホッピングパターン帰還型CDMA通信方式のシステムモデルを示している。 本発明に係る通信方式の性能を評価するための通信路モデルを示す図である。 FIRフィルタサイズとBERの関係を示す図である。 ユーザ数とBER、フィードバック間隔Tの関係を示す図である。 ユーザ数とBER、フィードバック回数Nの関係を示す図である。 本発明に係る通信方式に用いた初期ホッピングパターンの例を示す図である。 本発明に係る通信方式に用いたトレーニング終了後のホッピングパターンの例を示す図である。 本発明に係る通信方式と従来方式を比較するためのユーザ数とBERの関係図である。
符号の説明
1 送信機
2 受信機
3 通信路
4 適応FIRフィルタ
5 フィルタ係数の一部
6 新たなホッピングパターン

Claims (1)

  1. 送信機側と受信機側で一定のホッピングパターンに従って通信周波数を切り替えて通信を行う周波数ホッピング方式のCDMA通信方式において、
    前記受信機を、時間及び周波数の2次元に対応させたフィルタ係数をもつ適応フィルタから構成し、
    前記受信機から前記送信機に対して、前記フィルタ係数の一部を繰り返しフィードバックし、
    前記送信機において、前記フィードバックされたフィルタ係数の一部を新たなホッピングパターンとして使用することを特徴とするホッピングパターン帰還型CDMA通信方式。
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