JP2009157795A - 情報処理装置、情報処理方法及び該情報処理方法を実行するプログラム - Google Patents

情報処理装置、情報処理方法及び該情報処理方法を実行するプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】配送に関する制約条件に一致しなかった積荷に対して制約条件を緩和して当該積荷を車両に割当てると共に、緩和された制約条件を識別することができる配車計画を作成する情報処理装置を提供する。
【解決手段】クライアント端末102、103では、オーダ情報及び配送車両情報がサーバ101から取得されると共に、配送車両に関する制約条件及び制約条件緩和情報とオーダに関する制約条件及び制約条件緩和情報とがサーバ101から取得され、オーダを割当てる車両情報を構成する配送車両と、オーダの配送時間が自動的に決定されると共に、未割当てとなるオーダが決定され、この未割当てオーダの配送車両に対する割当て位置が特定され、このオーダに対する配送車両及び配送時間が決定され、決定されたオーダに対する配送車両及び配送時間を表したルート結果が、割当て位置の特定に用いられた制約条件緩和情報と共にディスプレイに表示される。
【選択図】図1

Description

本発明は、情報処理装置、情報処理方法及び該情報処理方法を実行するプログラムに関し、特に、陸上輸送を行う際の車両と積荷との最適な組み合わせの決定及び効率的な配車計画を作成する情報処理装置、情報処理方法及び該情報処理方法を実行するプログラムに関する。
近年、陸運業界では、物流コスト及びCO排出量削減を目的として、陸上輸送を行う車両の台数及び走行距離のより小さい配車計画を立案することが重要課題となっている。そこで、効率の良い車両ルートを作成する自動配車計画システムの活用が増大している。
一方、現実の物流業務においては、車両の積載重量制限や集荷/配送時間の制約等、様々な制約条件が内在しており、自動配車計画システムによって単に車両台数や走行距離の小さい解を得るだけでなく、上記のような制約条件を充足する、実行可能な解(配車計画結果)を得ることが、物流コスト及びCO排出量削減を具現化するための必須条件となっている。それらの制約条件は、完全に数式で定式化できるものではなく、現場の配車担当者(ユーザ)のノウハウや意思決定に頼る場合が多い(例えば、集荷/配送時間の制約に関し、A店には必ず9時に集荷しなければならないが、B店に配送する際は10時から多少遅れてもよい、等)。すなわち、最終的な配車計画は、配車担当者の判断によって作成される場合が多い。特に、自動配車計画後、多数の制約条件の中の1つに違反することにより、未割当ての状態となったオーダ(荷)に対し、(1)どの制約条件に違反して未割当てとなったのか、(2)制約緩和して割当てる際にどの車両に割当てるのが最適か等、を配車担当者が判断するのは極めて困難であり、労務負荷が大きい。
このような問題を解消するために、オーダが制約条件に違反した場合に、当該オーダについて制約条件の違反度が最も小さい計画を自動的に決定し、その決定された計画を表示させる技術が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開平9−244706号公報
しかしながら、上記特許文献1の技術では、制約条件の強さ及び制約条件を緩和するか否かの情報をテーブルに記憶し、該情報に基づいて緩和する制約条件を決定するため、配車担当者が緩和する制約条件をその時の状況に合わせて柔軟に変更したり、割当先を変更することは難しい。また、配送計画は、最終的には担当者によって調整/確認されるが、上記特許文献1の技術では、緩和された制約条件がどのような条件であるのかを識別することができず、依然として配車担当者の労務負荷が大きい。
本発明の目的は、配送に関する制約条件に一致しなかった積荷に対して制約条件を緩和して当該積荷を車両に割当てると共に、緩和された制約条件を識別することができる配車計画を作成する情報処理装置、情報処理方法及び該情報処理方法を実行するプログラムを提供することにある。
上記目的を達成するために、請求項1記載の情報処理装置は、車両情報及び前記車両情報に割当てるための荷情報を記憶するサーバと通信可能に接続され、前記車両情報及び荷情報に従って配車計画を作成する情報処理装置において、前記荷情報を構成する荷データを割当てる前記車両情報を構成する車両データと、当該荷データの配送時間とを決定すると共に、未割当てとなる荷データを決定する第1の決定手段と、前記車両情報に関する制約条件及び当該制約条件を緩和する制約条件緩和情報と、前記荷情報に関する制約条件及び当該制約条件を緩和する制約条件緩和情報との少なくとも一方を、前記サーバから取得する取得手段と、前記取得手段により取得された制約条件緩和情報に従って、前記車両情報に関する制約条件及び前記荷情報に関する制約条件の少なくとも一方を緩和して、前記第1の決定手段で未割当てとなっている荷データの前記車両データに対する割当て位置を特定する特定手段と、前記特定手段で特定された割当て位置に対して、前記未割当てとなっている荷データに対する車両データ及び配送時間を決定する第2の決定手段と、前記第2の決定手段で決定された荷データに対する車両データ及び配送時間を表した配送ルートを、前記割当て位置の特定に用いられた前記制約条件緩和情報と共に表示する表示制御手段とを備えることを特徴とする。
請求項10記載の情報処理方法は、車両情報及び前記車両情報に割当てるための荷情報を記憶するサーバと通信し、前記車両情報及び荷情報に従って配車計画を作成する情報処理方法であって、前記荷情報を構成する荷データを割当てる前記車両情報を構成する車両データと、当該にデータの配送時間とを決定すると共に、未割当てとなる荷データを決定する第1の決定ステップと、前記車両情報に関する制約条件及び当該制約条件を緩和する制約条件緩和情報と、前記荷情報に関する制約条件及び当該制約条件を緩和する制約条件緩和情報との少なくとも一方を、前記サーバから取得する取得ステップと、前記取得ステップにより取得された制約条件緩和情報に従って、前記車両情報に関する制約条件及び前記荷情報に関する制約条件の少なくとも一方を緩和して、前記第1の決定ステップで未割当てとなっている荷データの前記車両データに対する割当て位置を特定する特定ステップと、前記特定ステップで特定された割当て位置に対して、前記未割当てとなっている荷データに対する車両データ及び配送時間を決定する第2の決定ステップと、前記第2の決定ステップで決定された荷データに対する車両データ及び配送時間を表した配送ルートを、前記割当て位置の特定に用いられた前記制約条件緩和情報と共に表示する表示制御ステップとを有することを特徴とする。
請求項11記載のプログラムは、車両情報及び前記車両情報に割当てるための荷情報を記憶するサーバと通信し、前記車両情報及び荷情報に従って配車計画を作成する情報処理方法をコンピュータに実行させるためのプログラムであって、前記情報処理方法は、前記荷情報を構成する荷データを割当てる前記車両情報を構成する車両データと、当該荷データの配送時間とを決定すると共に、未割当てとなる荷データを決定する第1の決定ステップと、前記車両情報に関する制約条件及び当該制約条件を緩和する制約条件緩和情報と、前記荷情報に関する制約条件及び当該制約条件を緩和する制約条件緩和情報との少なくとも一方を、前記サーバから取得する取得ステップと、前記取得ステップにより取得された制約条件緩和情報に従って、前記車両情報に関する制約条件及び前記荷情報に関する制約条件の少なくとも一方を緩和して、前記第1の決定ステップで未割当てとなっている荷データの前記車両データに対する割当て位置を特定する特定ステップと、前記特定ステップで特定された割当て位置に対して、前記未割当てとなっている荷データに対する車両データ及び配送時間を決定する第2の決定ステップと、前記第2の決定ステップで決定された荷データに対する車両データ及び配送時間を表した配送ルートを、前記割当て位置の特定に用いられた制約条件緩和情報と共に表示する表示制御ステップとを有することを特徴とする。
本発明によれば、荷情報を構成する荷データを割当てる車両情報を構成する車両データと、当該荷データの配送時間とが決定されると共に、未割当てとなる荷データが決定される。また、車両情報に関する制約条件及び当該制約条件を緩和する制約条件緩和情報と荷情報に関する制約条件及び当該制約条件を緩和する制約条件緩和情報との少なくとも一方がサーバから取得される。該取得された制約条件緩和情報に従って、車両情報に関する制約条件及び荷情報に関する制約条件の少なくとも一方が緩和され、未割当てとなっている荷データの車両データに対する割当て位置が特定される。そして、該特定された割当て位置に対して、未割当てとなっている荷データに対する車両データ及び配送時間が決定され、該決定された荷データに対する車両データ及び配送時間を表した配送ルートが、割当て位置の特定に用いられた制約条件緩和情報と共に表示される。これにより、配送に関する制約条件に一致しなかった積荷に対して制約条件を緩和して当該積荷を車両に割当てると共に、緩和された制約条件を識別することができる。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照しながら詳述する。
図1は、本実施の形態に係る情報処理装置を備える情報処理システムの構成を概略的に示すブロック図である。
図1に示すように、情報処理システムは、サーバ101と、クライアント端末102と、クライアント端末103とが、LAN等のネットワーク104を介して相互に通信可能に接続された構成となっている。
サーバ101、クライアント端末102及びクライアント端末103は、コンピュータ等の情報処理装置で構成される。
クライアント端末102,103は、配車担当者(以下、「ユーザ」という)が、配車計画を行う際に用いられる端末である。サーバ101は、配車計画のための、オーダ(荷)情報、配送車両情報及び各種マスタ情報を記憶する。クライアント端末102,103は、サーバ101からこれらの情報を取得し、各クライアント端末上で配車計画を行い、配車計画結果をサーバに送信する。サーバ101は、各クライアント端末から送信された配車計画結果をサーバ101内のデータベースに記憶する。尚、クライアント端末は、2台に限るものではなく、複数台あっても構わない。
次に、情報処理装置で構成される、クライアント端末102,103及びサーバ101のハードウェア構成を、図2を用いて説明する。
図2は、図1におけるクライアント端末102のハードウェア構成を概略的に示すブロック図である。尚、クライアント端末102及びサーバ101のハードウェア構成は、クライアント端末102のハードウェア構成と基本的に同じであるため、その説明を省略する。
図2において、201はCPUであり、システムバス204に接続される各デバイスやコントローラを統括的に制御する。
また、ROM202あるいは外部メモリ211には、CPU201の制御プログラムであるBIOS(Basic Input/Output System)やオペレーティングシステムプログラム(以下、「OS」という)や、サーバ101或いはクライアント端末102,103の機能を実現するために必要な後述する各種プログラム等が記憶されている。
RAM203は、CPU201の主メモリ、ワークエリア等として機能する。
CPU201は、後述する各種処理を実行するために必要なプログラム等をRAM203にロードして、該プログラムを実行する。
また、入力コントローラ(入力C)205は、キーボード209や不図示のマウス等のポインティングデバイスからの入力を制御する。
ビデオコントローラ(VC)206は、ディスプレイ210への表示を制御する。ディスプレイ210は、例えば、CRTディスプレイや液晶ディスプレイ等で構成される。
メモリコントローラ(MC)207は、ブートプログラム、ブラウザソフトウエア、各種のアプリケーション、フォントデータ、ユーザファイル、編集ファイルその他の各種データを記憶するハードディスク(HD)、フロッピー(登録商標)ディスク(FD)又はPCMCIAカードスロットにアダプタを介して接続されるコンパクトフラッシュ(登録商標)メモリ等の外部メモリ211へのアクセスを制御する。
通信I/Fコントローラ(通信I/FC)208は、ネットワーク104を介して、外部機器と接続・通信するものであり、ネットワークでの通信制御処理を実行する。例えば、TCP/IPを用いたインターネット通信等が可能である。
本発明の機能を実現するためのプログラムは、外部メモリ211に記憶されており、必要に応じてRAM202にロードされることによりCPU201によって実行されるものである。
さらに、本発明の機能を実現するためのプログラムによって用いられる各種データ及び各種テーブルは、外部メモリ211に記憶されており、これらの詳細な説明は後述する。
図3は、図1におけるクライアント端末102及びサーバ101の機能の一部を概略的に示すブロック図である。尚、クライアント端末103の機能は、クライアント端末102の機能と基本的に同じであるため、その説明を省略する。
図3に示すように、サーバ101において、311は後述するデータ保存部から各種データを抽出するデータ抽出部、312は不図示の外部メモリから取得した各種データを保存すると共に、後述するクライアント端末102のデータ保存部から送信される割当て情報を保存するデータ保存部である。
また、クライアント端末102において、301はサーバ101のデータ抽出部311からオーダ情報、配送車両情報及び各種マスタ情報を取得するデータ取得部、302はデータ取得部301により取得された情報に基づいて、各オーダの割当て、すなわち配車計画を自動的に決定する配車計画決定部である(第1の決定手段)。303は、不図示のマウス等によるユーザの入力指示に基づいて、自動配車決定部302によって割り当てられなかったオーダを選択する未割当オーダ選択部、304は、不図示のマウス等によるユーザの入力指示に基づいて、オーダを割り当てるべき車両を選択する割当先車両選択部である。また、305は、未割当オーダ選択部303により選択された未割当てオーダを各車両の配送に仮割当てし、又は割当先車両選択部304により選択された車両に各未割当オーダを仮割当てし、仮に割当てた場合の評価値を算出する割当て評価値算出部、306は、割当て評価値算出部305で算出された評価値を表示する算出結果表示(表示制御)部である。307は、不図示のマウス等によるユーザの入力指示に基づいて未割当オーダの割当てを決定する割当て決定部、308は、割当て決定部307により決定されたオーダの割当て情報を保存すると共に、サーバ101のデータ保存部312に当該割当て情報を送信するデータ保存部である。
上述したように、クライアント端末102とサーバ101は、ネットワーク104を介して相互に接続されている。そしてクライアント端末102は、サーバ101の外部メモリから取得されるオーダ情報、配送車両情報及び後述の各種マスタ情報を用いて、配車計画を作成する。
具体的には、先ず、クライアント端末102において、データ取得部301により、オーダ情報、配送車両情報、及び各種マスタ情報がサーバ101のデータ抽出部311から取得される。次に、配車計画決定部302により、各オーダを車両に割当てて各オーダの配送順を自動的に決定し、配車計画が作成される。作成された配車計画はディスプレイ210に表示される。このとき、予め設定されている、車両への積載量制限や集荷/配送時間の制約等の種々の制約条件により、どの車両にも割当てられない未割当てオーダが発生する場合がある。
未割当てオーダが存在する場合、不図示のマウス等によるユーザの入力指示に基づいて、未割当てオーダ選択部303により割当てられるべきオーダが1つ選択されるか、又は割当て先車両選択部3040により、オーダを割り当てるべき車両が1つ選択される。尚、未割当てオーダ割当部303、又は割当て先車両選択部304のいずれか一方のみを実行することが可能である。
未割当てオーダ選択部303により1つのオーダが選択された場合は、評価計算部3050により、当該オーダが各車両のルート内の各割当て候補位置に仮割当てされ、仮割当てされた場合の評価値が計算される。割当て先車両選択部3040で1つの車両が選択された場合は、評価計算部3050により、各未割当てオーダが選択車両のルート内の各割当て候補位置に仮割当てされ、仮割当てされた場合の評価値が計算される。
未割当てオーダ選択部303により1つのオーダが選択された場合、結果表示(表示制御)部306により、各車両について、当該選択オーダを割当てる前の配送ルート及び割当てた後の配送ルートがディスプレイ210に表示され、さらに、全ての車両の配送ルートが、評価計算部305で算出された評価値の大きい順に表示される(図17参照)。また、このとき、各車両の制約条件違反箇所が違反内容と共にディスプレイ210に表示される。
一方、割当て先車両選択部3040で1つの車両が選択された場合、結果表示(表示制御)部306により、各未割当てオーダが当該選択車両に割当てられる前の配送ルート及び割当てられた後の配送ルートがディスプレイ210に表示され、さらに、全ての未割当てオーダが、評価計算部305で算出された評価値の大きい順に表示される(図18参照)。また、このとき、各車両の制約条件違反箇所が違反内容と共にディスプレイ210に表示される。
ユーザは、ディスプレイ210に表示される割当て後配送ルート、制約条件違反箇所、違反内容等を参照する。そして、不図示のマウス等によるユーザの入力指示に基づいて、配車担当者が最良と考える未割当てオーダと割当て先車両の組合せが選択され、割当て決定部307により未割当てオーダの割当てが決定される。
割当て決定部307により決定されたオーダの割当情報はデータ保存部308に保存され、該割当て情報がサーバ101のデータ保存部312に送信される。サーバ101では、データ保存部308から送信された割当て結果が、データ保存部312に保存される。
図4は、図3のクライアント端末102で実行される割当て決定処理を示すフローチャートである。尚、本処理はクライアント端末102のCPU201により実行される。また、クライアント端末103で実行される割当て決定処理は、クライアント端末102で実行される割当て決定処理と基本的に同じであるため、その説明を省略する。
図4に示すように、先ず、配車計画に用いられるオーダ情報、配送車両情報及び各種マスタ情報をサーバ101のデータ抽出部311から取得する(ステップS401)。上記オーダ情報、配送車両情報及び各種マスタ情報の一例を図5に示す。図5において、図5は、配車計画(自動配車計画及び未割当てオーダの割当て)に必要なデータの一例である。オーダ情報501は、どこ(積地)からどこ(届け先)へ、何を(品種)どれだけ(重量)運ぶかを示す情報であり、オーダ情報501の条件としては、届け先への到着時間指定、割当てるべき車両の車種指定などが与えられる。配送車両情報502は、使用可能な配送車両の情報であり、配送車両情報502の条件としては、車種、最大積載量、車庫、出庫可能時刻、帰庫時刻などの情報が与えられる。尚、出庫可能時刻は、配送車両が出発可能である時刻を示し、帰庫時刻はこの時刻までに車庫に戻る必要があることを示す。届け先マスタ503は届け先ごとのマスタ情報であり、届け先マスタ503の条件としては、配送可能時間帯などが与えられる。積荷品種マスタ504は、品種ごとのマスタ情報であり、積荷品種マスタ504の状件としては、配送車両に同時に積載することが可能な積荷の品種の組合わせ(積合せ)が与えられる。制約条件マスタ505は、オーダや配送車両の制約条件ごとに、制約緩和可否、制約緩和可能な場合の上限及び制約条件違反の場合にペナルティとして計上する際の違反度係数が与えられる。これらの情報の使用方法の詳細は図14を用いて後述する。尚、制約条件マスタ505は配送車両に紐付く条件である。
次に、後述する図6の自動配車計画処理を実行することにより配車計画を自動的に作成し(ステップS402)、作成された配車計画をディスプレイ210に表示する。具体的には、オーダ情報に含まれる各オーダを配送車両情報に含まれる車両に割当てて、各オーダの配車計画を決定する。ステップS402により自動的に作成されたルート結果の一例を図7(a)に示す。図7(a)の詳細は後述する。
また、ステップS402において、各種制約条件によりどの車両にも割当らない未割当てオーダが発生した場合は、当該未割当オーダ一覧表を配車計画表と共に作成する。作成される未割当オーダ一覧表の一例を図7(b)に示す。図7(b)の詳細は後述する。尚、ステップS402の自動配車計画作成処理を行った結果として未割当てオーダが発生しなかった場合であっても、ユーザが図7(a)のルート結果に表示された割当て済オーダから任意のオーダを選択し、当該オーダを未割当てオーダとすることも可能である。
次に、ステップS402で自動的に配車計画を作成した結果、未割当てオーダが存在するか否かを判定する(ステップS403)。未割当てオーダが存在しない場合は、自動的に作成された配車計画をルート情報としてサーバ101のデータベースに保存して(ステップS413)、本処理を終了する。
一方、未割当オーダが存在する場合(ステップS403でYES)、ユーザの入力指示により未割当てオーダ又は割当て先候補の配送車両が選択されたか否かを判定する(ステップS404)。ステップS402で作成された配車計画表及び未割当オーダ一覧表に基づいてディスプレイ210に表示される表示画面の一例を図8に示す。ユーザが未割当てオーダを選択したい場合は、図8の表示画面800において、マウス等のポインティングデバイスで未割当てオーダ一覧803に表示されている未割当オーダ(ここでは、オーダE)を1つ選択する(ステップS405)(荷データ選択)。また、割当て先の車両を選択する場合は、ルート結果802に表示されている配送車両(例えば、配送車両1009)を1台選択する(ステップS409)(車両データ選択)。割り当てたいオーダが選択された場合、当該オーダを表示する行が色付けして表示されると共に(802a)、当該オーダを表示する行の選択欄にマーク「○」が表示される(802b)。これにより、ユーザは、どの未割当てオーダが選択状態であるのか、又はどの配送車両が選択状態であるのかを識別することができる。
ステップS405において未割当てオーダが1つ選択され、図8における割当て評価計算ボタン801が押下されると、選択された未割当てオーダに対して、後述する図11のオーダ選択時評価値算出処理を実行する(ステップS406)。このオーダ選択時評価値算出処理では、選択されたオーダを、各車両のルート内の全ての割当て候補位置に仮割当てし、割当てた場合の評価値を算出する。オーダ選択時評価値値算出処理により、各配送車両における最適な割当て位置及びその位置での評価値が算出されると、最適な割当て位置及び算出結果が後述する図16の算出結果表示処理によりディスプレイ210に表示される(ステップS407)(図17参照)。ユーザは、ディスプレイ210に表示される最適な割当て位置及び算出結果等を参照する。そして、ステップS408では、ユーザの入力指示により、ステップS405で選択された未割当てオーダが、最適な割当て位置に正式に割当てられる。
ステップS409において配送車両が1つ選択され、図8における割当て評価計算ボタン801が押下されると、選択された配送車両に対して、後述する図12の車両選択時評価値算出処理が実行される(ステップS410)。この車両選択時評価値算出処理では、選択された配送車両の全ての割当て候補位置に対して、未割当ての各オーダを仮割当てし、割当てた場合の評価値を計算する。車両選択時評価値算出処理により各オーダにおける割当て位置及びその位置での評価値が算出されると、最適な割当て位置及びその位置での評価値が決定され、該最適な割当て位置及び算出結果が後述する図18の算出結果表示処理によりディスプレイ210に表示される(ステップS411)(図19参照)。ユーザは、ディスプレイ210に表示される最適な割当て位置及び算出結果等を参照する。そして、ステップS412では、ユーザの入力指示により、ステップS409で選択された配送車両の最適な割当て位置に、未割当てオーダが正式に割当てられる。
図6は、図4のステップS402で実行される自動配車計画処理を示すフローチャートである。
図6に示すように、先ず、いずれのオーダも割当てられていない未使用の配送車両が少なくも1台あるか否かを判定する(ステップS601)。未使用の配送車両がなければ本処理を終了し、未使用の配送車両が少なくとも1台ある場合は、未使用の配送車両から1台を選択する(ステップS602)。未使用の配送車両の選択方法としては、例えば最大積載量の最も大きな車両を選択する等の方法がある。次に、全未割当てオーダの中で、ステップS602で選択された配送車両に割当て可能なオーダがあるか否か(全ての制約条件を充足するオーダがあるかどうか)を判定する(ステップS603)。ここで、オーダの選択方法としては、例えば着時間指定や、車種指定等の制約条件の厳しいオーダを選択する方法がある。尚、「制約条件の厳しいオーダ」とは、オーダに課された条件が指定されていることにより割当て可能な配送車両が少ないオーダであり、このようなオーダをなるべく早い段階で割当てることにより、最終的に割当てることが出来なかったオーダ(未割当てオーダ)の数を少なくすることができる。割当て可能なオーダが存在する場合は(ステップS603でYES)、当該割当て可能なオーダを、選択された配送車両のルート内の先頭位置に割当てて(ステップS604)、これにより、当該オーダが、ステップS602で選択された配送車両によって最初に配送されることになる。割当て可能なオーダが存在しない場合は(ステップS603でNO)、当該車両を車両の一覧から削除して(ステップS605)、ステップS601に戻る。
続くステップS606では、割当て済配送車両に対して、割当て可能な新たなオーダが存在するか否かを判定する。割当て可能なオーダが新たな存在する場合は、割当て済配送車両に対して新たなオーダを割当てる(ステップS607)。これにより、選択された配送車両に複数の積荷が積み合わせられることになる。割当てられるオーダの選択基準、及び割当て位置(配送順)は、例えば、評価値が最も小さくなるという基準で選択する。割当て可能な新たなオーダ(積合わせ可能なオーダ)が存在する限り(ステップS606でYES)、ステップS606,S607を繰り返し、割当て可能な新たなオーダ(積合わせ可能なオーダ)が存在しなくなった場合は(ステップS606でNO)、選択された配送車両のルート構築を完了して、ステップS601に戻り、別の配送車両のルートを構築する。このフローチャートで示す処理を行うことにより、車両にオーダが割当てられるとともに、割当てられなかったオーダ(未割当てオーダ)を決定することができる(第1の決定手段)。この配車計画で、決定された未割当てオーダと車両に割当てられたオーダについては、後述する図7で説明する。
尚、配車計画処理は本フローチャートで示す処理されるものではなく、いかなる方法で配車計画が作成されてもよい。
図7は、図6の配車計画処理により作成された配車計画結果の一例を示す図であり、(a)は、図6の配車計画処理により車両に割当てられたオーダがどのような順番で配送されるかを示した、車両ごとの配送ルート結果である。(b)は、図6の配車計画処理により決定された未割当オーダの一覧を示した未割当オーダ一覧表である。この様に、図7(a)のルート結果及び図7(b)の未割当オーダ一覧表を上下に配置した画面を、ディスプレイ210に表示する。
図7(a)において、ルート結果701は、各車両の、配送オーダ及び配送順を示す。このルート結果では、横軸に時刻をとり、積作業・卸作業時間帯を四角のボックスで示し、移動時間帯を矢印で示している。例えば、配送車両1009は、6時半に積地aでオーダ(荷)A,B,Cを車両に積み、7時半から16時迄の間で、オーダA,B,Cをこの順で配送することを示す。より具体的には、積地aでオーダ(荷)A,B,Cを積んだ車両は、卸地cでオーダ(荷)Aを降ろし、卸地dでオーダ(荷)Bを降ろし、卸地gでオーダ(荷)Cを降ろす。配送車両2501は、8時半に積地bでオーダ(荷)Dを車両に積み、10時半に卸地fに到着してオーダ(荷)Dを降ろす。配送車両3322には、いずれのオーダも割当てられていない。
一方、図7(b)において、未割当てオーダ一覧702は、配車計画処理にていずれの車両にも割当てられなかったオーダである。例えば、オーダEは、車種指定2T(配送車両の車種を2トン車両に指定)により、車種4Tである配送車両3322には割当て不可であり、また、着時間指定9時〜12時により、配送車両1009,2501のオーダに積合せ不可のため、未割当てオーダとなっている。
図9は、図4のステップS406で実行されるオーダ選択時評価値算出処理を示すフローチャートである。このオーダ選択時評価値算出処理では、図4のステップS405で選択された未割当オーダを、全ての車両及び全ての割当て候補位置(以下、割当て位置という)に対して仮割当てを行い、各々に割当てた際の評価値を算出する。
図9において、先ず、未評価の配送車両があるか否かを判定し(ステップS901)、未評価の配送車両がなければ本処理を終了し、未評価の配送車両がある場合は、その中の1つを選択する(ステップS902)(車両データ取得)。次いで、ステップS902で選択された配送車両の中で、未評価の割当て位置があるか否かを判定する(ステップS903)。尚、評価済みの割当て位置は、後述するステップS909の処理で記憶されている。未評価の割当て位置がある場合は(ステップS903でYES)、未割当オーダを、ステップS903で判定された割当て位置に仮割当てを行って(ステップS904)、ステップS905に進む。未評価の割当て位置がない場合、すなわち全ての割当て位置に対して仮割当て済の場合は(ステップS903でNO)、後述のステップS909で記憶される最も評価の高い割当て位置とその位置に対する評価値とを、ステップS902で選択された配送車両における割当て位置及び最大評価値として記憶し(ステップS910)、ステップS901に戻る。
尚、ステップS910で記憶する割当て位置は、選択された未割当てオーダを、車両に既に割当てられたオーダ内で何番目に配送するかを特定する情報で、この特定された情報(位置)に従って配送時間が決定される。また、評価値は、車両ごとに、既に割当てられたオーダ間に選択された未割当てオーダの割当てを行い、違反度係数に従って決定された評価値(図15)である。また、この評価値の中で最大評価値となった位置が割当て位置となる(第2の決定手段)。
続くステップS905では、仮割当てした状態で、後述する図13の必須制約条件判定処理を実行する。ここで、必須制約条件とは、各種制約条件のうち、必ず充足する必要のある制約条件であり、図5の制約条件マスタ505の「緩和可否」欄において「×」が付されている制約条件である。また、「緩和可否」欄において「○」が付された制約条件であっても、その違反の大きさ(度合い)が、「緩和上限」を上回る場合は、制約違反と判定する。必須制約条件判定処理の詳細は後述する。
次に、ステップS905の必須制約条件判定処理の結果に基づいて、当該仮割当てが必須制約条件違反であるか否か、すなわち当該仮割当てが必須制約条件を充足しているか否かを判定する(ステップS906)。当該仮割当てが必須制約条件違反である場合はステップS903に戻り、他の仮割当て位置に対して判定を行う。当該仮割当てが必須制約条件を充足する場合は、後述する図15の割当て評価計算処理を実行し、仮割当てを行った割当て位置の評価値を算出する(ステップS907)(第1の評価値算出)。割当て評価計算処理の詳細は後述する。
次いで、ステップS907で算出された評価値が、当該配送車両の全割当て位置に対する評価値の中で最大値であるか否かを判定する(ステップS908)。算出された評価値が最大値である場合は、その評価値を最大評価値として記憶すると共に、最大評価値となった割当て位置を記憶する(ステップS909)。このとき、既に最大評価値として記憶された評価値が存在する場合は、以前の最大評価値を今回の最大評価値に更新する。算出された評価値が最大値でない場合は(ステップS908でNO)、最大評価値を更新せず、ステップS903に戻る。尚、最初にステップS908の判定処理を実行した場合は、算出された評価値を最大評価値とみなし、当該評価値及びその割当て位置を必ず記憶して(ステップS909)、ステップS903に戻る。
図10は、図9のオーダ選択時評価値算出処理の実行結果の一例を示す図である。
図10において、ルート結果1000では、横軸に時刻をとり、積作業・卸作業時間帯を四角のボックスで示し、移動時間帯を矢印で示している。例えば、配送車両1009の場合、図10中の「▽」で示す6箇所の割当て位置に未割当てオーダを仮割当てした結果、6箇所の割当て位置の評価値の中で最も大きい値が「−340」であり、評価値が最大となった位置が左から5番目の割当て位置であることを示している。同様に、配送車両2501の場合、3箇所の割当て位置の評価値の中で最も大きい値が「−666」であり、評価値が最大となった位置が左から2番目の割当て位置であることを示している。配送車両3322の場合は、必須制約条件違反のため、算出を行わず、評価値を最小値(例えば−9999)とみなす。この様に、選択されたオーダが各車両に対してどの位置に割り当てられるのか、また評価値が何であるかを対応付けて表示させることが可能である。
図11は、図4のステップS410で実行される車両選択時評価値算出処理を示すフローチャートである。この車両選択時評価値算出処理では、図4のステップS409で選択された配送車両の全ての割当て候補位置(以下、割当て位置という)に対し、全ての未割当てオーダについて仮割当てを行い、各々に割当てた際の評価値を算出する。尚、本処理と図9の処理とは、評価の対象が車両であるか(図9)未割当てオーダであるか(図11)という点でのみ異なっており、処理のフローは図9と同様である。
図11において、先ず、未評価の未割当てオーダがあるか否かを判定し(ステップ1101)、未評価の未割当てオーダがなければ本処理を終了し、未評価の未割当てオーダがある場合、その中の1つを選択する(ステップS1102)(荷データ取得)。次いで、ステップ409で選択された配送車両の中で、未評価の割当て位置があるか否かを判定する(ステップS1103)。未評価の割当て位置がある場合は、未割当てオーダを、ステップS1103で判定された割当て位置に仮割当てを行って(ステップ1104)、ステップ1105に進む。未評価の割当て位置がない場合、すなわち全ての割当て位置に対して仮割当て済の場合は、後述のステップS1109で記憶される最も評価の高い割当て位置とその位置に対する評価値とを、ステップS1102で選択された未割当てオーダの割当て位置及び評価値とし(ステップS1110)、ステップS1101に戻る。
尚、ステップS1110で記憶する割当て位置は、選択された車両に対して、既に割当てられたオーダ内で何番目オーダを配送するかを特定する情報で、この特定された情報(位置)に従って配送時間が決定される。また、評価値は、選択された車両に既に割当てられたオーダ間に、全ての未割当てオーダの割当てを行い、違反度係数に従って決定された評価値(図15)である。また、選択された車両内での評価値の中で最大評価値の位置が各未割当てオーダごとの割当て位置となる。(第2の決定手段)
続くステップS1105では、仮割当てした状態で、後述する図13の必須制約条件判定処理を実行する。そして、ステップS905の必須制約条件判定処理の結果に基づいて、当該仮割当てが必須制約条件違反であるか否か、すなわち当該仮割当てが必須制約条件を充足しているか否かを判別する(ステップS1106)。当該仮割当てが必須制約条件違反である場合はステップS1103に戻り、他の割当て位置に対して判定を行う。当該仮割当てが必須制約条件を充足する場合は、後述する図14の割当て評価計算処理を実行し、仮割当てを行った割当て位置の評価値を算出する(ステップS1107)(第2の評価値算出)。
次いで、ステップ1107で算出された評価値が、当該配送車両の全割当て位置に対する評価値の中で最大値か否かを判定する(ステップS1108)。算出された評価値が最大値である場合は、その評価値を最大評価値として記憶すると共に、最大評価値となった割当て位置を記憶する(ステップS1109)。算出された評価値が最大値でない場合は、最大評価値を更新せず、ステップS1103に戻る。尚、最初にステップS1108の判定処理を実行した場合は、算出された評価値を最大評価値とみなし、当該評価値及びその割当て位置を必ず記憶して(ステップS1109)、ステップS1103に戻る。
図12は、図11の車両選択時評価値算出処理の実行結果を示す図であり、(a)はルート結果を示し、(b)は本処理の実行結果の一例を示す図である。
図12(a)及び(b)において、図12(b)の未割当てオーダ一覧1201では、図12(a)のルート結果1200で選択された配送車両における各未割当てオーダの最大評価値及び最大評価値となった割当て位置を示している。例えば、未割当オーダEの場合、選択された配送車両1009の「▽」で示す6箇所の割当て位置に未割当オーダEを仮割当てした結果、6箇所の割当て位置の評価値の中で最も大きい値が「−666」であり、評価値が最大となった位置が左から5番目の割当て位置であることを示している。未割当てオーダFの場合、必須制約条件違反(制約条件)により未割当てオーダFの最大評価値の算出は行わず最小値(例えば−9999)とする。この様に、選択された車両に対して各オーダがどの位置に割当てられるのか、また評価値が何であるかを対応付けて表示させることが可能である。
図13は、図9のステップS905及び図11のステップS1105で実行される必須制約条件判定処理を示すフローチャートである。また、図14は、図13の必須制約条件判定処理を説明するために用いられる図であり、1401は未割当てオーダEのオーダ情報、1402は未割当てオーダEを配送車両1009に仮割当てする前のルート結果、1403は未割当てオーダEを配送車両1009に仮割当てた後のルート結果を示す。以下、割当て対象であるオーダEを車両1009の割当て位置(2)に仮割当てした場合について説明する。
図13に示すように、先ず、図5の制約条件マスタ505を参照し、未判定の制約条件があるか否かを判定する(ステップS1301)。未判定の制約条件がない場合は、全ての制約条件を判定済であるので、必須制約条件を「充足」とし(ステップS1302)、本処理を終了する。未判定の制約条件がある場合は、当該制約条件に対して制約条件判定を行う(ステップS1303)。例えば、判定対象の制約条件が、制約条件マスタ505におけるNo.2の「着時間指定」の場合、未割当てオーダEの着時間指定は9−12時時であるところ(図14の1401))、割当て前ルート結果1402における割当て位置(2)に未割当てオーダEを仮割当てすると(図14の1402)、オーダEの到着時刻は8時に設定されるため、制約違反となる。その後、未割当てオーダEが当該制約条件を充足するか否かを判定し(ステップS1304)、未割当てオーダEが制約条件を充足する場合は、ステップS1301に戻り、未判定の他の制約条件に対して判定を行う。未割当てオーダEが制約条件を充足しない場合、すなわち制約違反である場合は、図5における制約条件マスタ505の「緩和可否」を参照し、「緩和可否」が「○」であるか否かを判定する(ステップS1305)。「緩和可否」が「×」である場合は、制約条件を緩和することが不可能であるため、必須制約条件を「違反」とし(ステップS1309)、本処理を終了する。「緩和可否」が「○」である場合は、図5における制約条件マスタ505における「違反度係数」を用いて制約条件違反度を算出し、該算出される制約条件違反度の値が、制約条件マスタ505における「緩和上限」の値以下であるか否かを判定する(ステップS1306)。制約条件違反度の値が「緩和上限」の値以下である場合は、ステップS1301に戻る。制約条件違反度の値が「緩和上限」の値より大きい場合は、必須制約条件を「違反」とし(ステップS1307)、本処理を終了する。
例えば、図5の制約条件マスタ505におけるNo.2の条件は緩和上限180分である(荷データの緩和条件)。つまり、未割当てオーダEを処理する場合、着時間指定9−12時、緩和可能である緩和上限180分をもって仮割当てを行う。より詳細には、未割当てオーダE(図14(1401))を図14(1402)の割当て位置(2)に仮割当てすると、着時間指定では9時であるが、緩和時間が180分であるので、8時であれば、緩和上限180分以内となり、割当て可能と判断される。また、未割当てオーダE(図14(1401))を図14(1402)の割当て位置(6)に仮割当てすると(図141402)、オーダEの到着時刻が16時に設定される。このとき、オーダEの制約条件違反度の値は、着時間指定9−12時のうちの最も遅い時刻である「12時」を用いて、(16−12)[h]×60[分/h]=240[分]と算出される。制約条件違反度の値が緩和上限180分を超えている(オーダEの着時間が緩和上限180分を超えている)ので、オーダEの必須制約条件が「違反」となり、オーダEを割当てる位置として図14(1402)の(6)は不適当となる。
この様に、割当て位置(1)〜(6)に対して、オーダEの仮割当てを行い、必須制約条件を違反しない形で最適な割当て位置を決定する。この決定された位置(図14(1402)の(2))にオーダEが割当てられた結果を、図14の1403のように表示する。
尚、未割当てオーダを割当てることにより、既存の割当て済のオーダが制約違反になる場合もある。したがって、未割当てオーダを割当てた後は、当該配送車両に割当てられた既存の全てのオーダに対して、ステップS1305,S1306の判定を行う。
さらに、未割当てのオーダを割当てることにより車両が制約違反になる場合もある。例えば、制約条件マスタ505のNo.7の帰庫時刻の緩和上限が120分であるので、未割当てのオーダを車両に割当てた際に、予め車両に設定されている帰庫時刻を越えてしまっていても、120分以内であれば割当て可能となり、120分を超えてしまうとオーダが割当てられない(制約違反)となる。
図15は、図4のステップS406及びステップS410で実行される割当て評価値算出処理を示すフローチャートである。
図15において、先ず、所定のパラメータを用いてルート評価値を算出する(ステップ1501)。上記ルート評価値は、例えば、配送車両が車庫を出発してから全てのオーダを配送して車庫に戻るまでの走行距離や所要時間等のパラメータを用いて算出される。
次に、ルート内における各オーダの全制約条件に対して、制約条件違反度を算出する(ステップS1502)。このとき、必須制約条件が「充足」である場合は、制約条件違反度は、図13の1306で制約条件判定が行われた際に算出された値を使用する。また、必須制約条件が「違反」である場合は、算出を行わず、 評価値を最小値 (例えば、−9999)とみなす。
その後、ステップS1501で算出されたルート評価値、ステップS1502で算出された制約条件違反度及び図5の制約条件マスタ505における違反度係数を用いて、評価値を計算する(ステップS1503)。この評価値は、ルート評価値と制約条件違反度及び違反度係数の積との総和に対して正負を反転させた値である。正負の反転は、値が大きいほど(値が0に近い値ほど)評価値が高いと判断するための処理である。違反度係数は、図5の制約条件マスタ505に示すように、制約条件ごとに付与される係数である。この評価値の算出式における右辺の1番目のΣは全制約条件に対する和を表し、2番目のΣはルート内の全オーダに対する和を表す。尚、制約条件マスタ505において「緩和可否」が「×」である制約条件に対して違反度係数が与えられていないのは、必須制約条件に違反している場合は、制約条件違反度が最大値、すなわち評価度が最低値となるため、違反度係数を用いる必要がないためである。
図16は、図4のステップS407で実行される結果表示処理を示すフローチャートである。
図16において、先ず、複数の配送車両を、図9のステップS907で算出された評価値の降順にソートする(ステップS1601)。次に、配送車両ごとに、仮割当て前と仮割当て後のルート結果をディスプレイ210に表示する(ステップS1602)。このとき、仮割当て後のルート結果に対しては評価値も表示する。ステップS1602の処理により表示される表示画面の一例を図17に示す。図17の表示画面1700において、「状態」欄の「前」が各配送車両の仮割当て前のルート(第1の配送ルート)を、「後」が仮割当て後のルート(第2の配送ルート)を対(一対)にして夫々示している。次に、各配送車両の制約違反部分を色付き(例えば、赤色)で表示して(ステップ1603)、本処理を終了する。例えば、車両1009に未割当てオーダEを仮割当てした場合において、オーダCの卸作業の時間帯を示す「卸(C)」の手前の位置にオーダEを割当てたときのルートが最高評価であるときは、当該位置での評価値が配送車両1009の評価値として表示される(ここでは、「−340」)。また、オーダEは時間指定違反であるため、オーダEの卸作業の時間帯を示すボックス「卸(E)」が赤色で表示されると共に、ボックス「卸(E)」の上部近傍に制約違反の内容を示す「時間指定違反」が表示される(図17)。配送車両3322に未割当てオーダEを割当てた場合は、必須制約条件の「車種指定(オーダ)」に違反しているため、割当て後のルートの表示が禁止され、配送車両3322を表示する行全体が赤色で表示されると共に、制約違反の内容を示す「車種指定(オーダ)違反」が表示される。
図18は、図4のステップS411で実行される結果表示処理を示すフローチャートである。
図18において、先ず、複数の未割当てオーダを、図11のステップS1107で算出された評価値の降順にソートする(ステップS1801)。次に、未割当てオーダごとに、仮割当て前と仮割当て後のルート結果をディスプレイ210に表示する(ステップS1802)。このとき、仮割当て後のルート結果に対しては評価値も表示する。ステップS1802の処理により表示される表示画面の一例を図19に示す。図19の表示画面1900において、「状態」欄の「前」が配送車両1009の仮割当て前のルートを、「後」が仮割当て後のルートを夫々示している。次に、各オーダの制約違反部分を色付き(例えば赤色)で表示し、且つ制約違反の内容を表示して(ステップ1803)、本処理を終了する。例えば、配送車両1009に未割当てオーダEを仮割当てした場合において、オーダCの卸作業の時間帯を示す「卸(C)」の手前の位置にオーダEを割当てたときのルートが最高評価であるときは、当該位置での評価値が配送車両1009の評価値として表示される(−340)。また、オーダEは時間指定違反であるため、オーダEの卸作業の時間帯を示すボックス「卸(E)」が赤色で表示されると共に、ボックス「卸(E)」の上部近傍に制約違反の内容を示す「重量違反」が表示される(図19)。配送車両1009に未割当てオーダFを割当てた場合は、必須制約条件の「車種指定(オーダ)」に違反しているため、割当て後のルートの表示が禁止され、オーダFを表示する行全体が赤色で表示されると共に、制約違反の内容を示す「車種指定(オーダ)違反」が表示される。また、未割当てオーダ一覧では、オーダEの「時間指定」のセル「9−12」が赤色で表示され、オーダFの「重量」のセル「5500」が赤色で表示される。
本実施の形態によれば、オーダ情報及び配送車両情報がサーバ101から取得されると共に、配送車両に関する制約条件及び制約条件緩和情報とオーダに関する制約条件及び制約条件緩和情報とがサーバ101から取得される(ステップS401)。オーダ情報を構成するオーダを割当てる車両情報を構成する配送車両と、当該オーダの配送時間とが自動的に決定されると共に(ステップS402)、未割当てとなるオーダが決定される(ステップS403でYES)。また、取得された制約条件緩和情報に従って、配送車両に関する制約条件及びオーダに関する制約条件が緩和され、未割当てとなっているオーダの配送車両に対する最適な割当て位置が特定される(ステップS406,S410)。該特定された最適な割当て位置に対して、未割当てとなっているオーダに対する配送車両及び配送時間が決定され、該決定されたオーダに対する配送車両及び配送時間を表したルート結果が、最適な割当て位置の特定に用いられた制約条件緩和情報と共にディスプレイ210に表示される(ステップS407,S411)。これにより、配送に関する制約条件に一致しなかったオーダに対して制約条件を緩和して当該オーダを効率的に配送車両に割当てると共に、緩和された制約条件を識別することができる。
本実施の形態では、配送車両に関する制約条件及び制約条件緩和情報とオーダに関する制約条件及び制約条件緩和情報とがサーバ101から取得されるが、これに限るものではなく、配送車両に関する制約条件及び制約条件緩和情報と、オーダに関する制約条件及び制約条件緩和情報との少なくとも一方がサーバ101から取得されてもよい。
また、本実施の形態では、配送車両に関する制約条件及びオーダに関する制約条件が緩和され、未割当てとなっているオーダの割当て位置が特定されるが、これに限るものではなく、配送車両に関する制約条件及びオーダに関する制約条件の少なくとも一方が緩和され、未割当てとなっているオーダの割当て位置が特定されてもよい。
本実施の形態では、未割当てのオーダに対する配送車両及び配送時間を表したルート結果が、割当て位置の特定に用いられた制約条件緩和情報と共にディスプレイ210に表示されるが、これに限るものではなく、未割当てのオーダに対する配送車両及び配送時間を表したルート結果をディスプレイ210に表示し、割当て位置の特定に用いられた制約条件緩和情報を音声によりユーザに通知するものであってもよい。
また、本発明の目的は、上記実施の形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムを記憶した記憶媒体を情報処理装置又はサーバに供給し、その情報処理装置又はサーバのコンピュータ(又はCPUやMPU等)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読出して実行することによっても、達成される。
この場合、記憶媒体から読出されたプログラムコード自体が上記実施の形態の機能を実現することとなり、そのプログラムコード及び該プログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成する。
また、プログラムコードを供給するための記憶媒体としては、例えば、フロッピー(登録商標)ディスク、ハードディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R、CD−RW、DVD−ROM、DVD−RAM、DVD−RW、DVD+RW等の光ディスク、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM等を用いることができる。または、プログラムコードをネットワークを介してダウンロードしてもよい。
コンピュータから読出されたプログラムコードを実行することにより、上記実施の形態の機能が実現されだけでなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼動するOS(オペレーティングシステム)等が実際の処理の一部又は全部を行い、その処理によって上記実施の形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
さらに、記憶媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部又は全部を行い、その処理によって上記実施の形態の機能が実現される場合も含まれる。
本実施の形態に係る情報処理装置を備える情報処理システムの構成を概略的に示すブロック図である。 図1におけるクライアント端末のハードウェア構成を概略的に示すブロック図である。 図1におけるクライアント端末及びサーバ1の機能の一部を概略的に示すブロック図である。 図3のクライアント端末で実行される割当て決定処理を示すフローチャートである。 図4のステップS401で取得されるオーダ情報、配送車両情報及び各種マスタ情報の一例を示す図である。 図4のステップS402で実行される自動配車計画処理を示すフローチャートである。 図6の配車計画処理により作成された配車計画結果の一例を示す図であり、(a)は、図6の配車計画処理により車両に割当てられたオーダがどのような順番で配送されるかを示した、車両ごとの配送ルート結果であり、(b)は、図6の配車計画処理により決定された未割当オーダの一覧を示した未割当オーダ一覧表である。 ステップS402で作成された配車計画表及び未割当オーダ一覧表に基づいてディスプレイに表示される表示画面の一例を示す図である。 図4のステップS406で実行されるオーダ選択時評価値算出処理を示すフローチャートである。 図9のオーダ選択時評価値算出処理の実行結果の一例を示す図である。 図4のステップS410で実行される車両選択時評価値算出処理を示すフローチャートである。 図11の車両選択時評価値算出処理の実行結果を示す図であり、(a)はルート結果を示し、(b)は本処理の実行結果の一例を示す図である。 図9のステップS905及び図11のステップS1105で実行される必須制約条件判定処理を示すフローチャートである。 図13の必須制約条件判定処理を説明するために用いられる図である。 図4のステップS406及びステップS410で実行される割当て評価値算出処理を示すフローチャートである。 図4のステップS407で実行される結果表示処理を示すフローチャートである。 図16のステップS1602の処理により表示される表示画面の一例を示す図である。 図4のステップS411で実行される結果表示処理を示すフローチャートである。 図18のステップS1802の処理により表示される表示画面の一例を示す図である。
符号の説明
101 サーバ
102,103 クライアント端末
201 CPU
210 ディスプレイ
301 データ取得部
302 配車計画決定部
303 未割当オーダ選択部
304 割当先車両選択部
305 割当て評価値算出部
306 算出結果表示部
307 割当て決定部
308 データ保存部
311 データ抽出部
312 データ保存部

Claims (11)

  1. 車両情報及び前記車両情報に割当てるための荷情報を記憶するサーバと通信可能に接続され、前記車両情報及び荷情報に従って配車計画を作成する情報処理装置において、
    前記荷情報を構成する荷データを割当てる前記車両情報を構成する車両データと、当該荷データの配送時間とを決定すると共に、未割当てとなる荷データを決定する第1の決定手段と、
    前記車両情報に関する制約条件及び当該制約条件を緩和する制約条件緩和情報と、前記荷情報に関する制約条件及び当該制約条件を緩和する制約条件緩和情報との少なくとも一方を、前記サーバから取得する取得手段と、
    前記取得手段により取得された制約条件緩和情報に従って、前記車両情報に関する制約条件及び前記荷情報に関する制約条件の少なくとも一方を緩和して、前記第1の決定手段で未割当てとなっている荷データの前記車両データに対する割当て位置を特定する特定手段と、
    前記特定手段で特定された割当て位置に対して、前記未割当てとなっている荷データに対する車両データ及び配送時間を決定する第2の決定手段と、
    前記第2の決定手段で決定された荷データに対する車両データ及び配送時間を表した配送ルートを、前記割当て位置の特定に用いられた前記制約条件緩和情報と共に表示する表示制御手段と、を備えることを特徴とする情報処理装置。
  2. 前記表示制御手段は、前記第2の決定手段で決定された荷データを前記車両データに対応させて表示することを特徴とする請求項1の情報処理装置。
  3. 前記表示制御手段は、前記第1の決定手段で決定された荷データに対する車両データ及び配送時間を表した第1の配送ルートと、第2の決定手段で決定された荷データに対する車両データ及び配送時間を表した第2の配送ルートとを一対で表示することを特徴とする請求項1又は2記載の情報処理装置。
  4. 前記表示制御手段は、前記第2の決定手段で決定された荷データを前記第2の配送ルートに表示すると共に、前記特定手段より緩和された制約条件を示す制約条件緩和情報を前記第2の配送ルートに表示することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  5. ユーザの入力指示に応じて前記未割当ての荷データを選択する荷データ選択手段と、前記選択された未割当ての荷データを割当てるための車両データを取得する車両データ取得手段とを更に備え、
    前記特定手段は、前記車両データ取得手段で取得された車両データごとに、前記選択された荷データの割当て位置を特定することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  6. 前記第2の決定手段は、前記選択された未割当の荷データを前記取得された車両データごとに割当てた場合の配送ルートの評価値を算出する第1の評価値算出手段を有し、
    前記表示制御手段は、前記評価値算出手段により算出された評価値の高い順に前記配送ルートを表示することを特徴とする請求項5記載の情報処理装置。
  7. ユーザの入力指示に応じて前記車両データを選択する車両データ選択手段と、前記選択された車両データに割当てるための未割当ての荷データを取得する荷データ取得手段とを備え、
    前記特定手段は、前記未割当の荷データごとに、前記選択された車両データに対する前記未割当ての荷データの割り当て位置を特定することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  8. 前記第2の決定手段は、前記選択された車両データに対して前記未割当ての荷データを割当てた場合の配送ルートの評価値を算出する第2の評価値算出手段を有し、
    前記表示制御手段は、前記取得した荷データを前記選択された車両データに割当てた場合の評価値を算出し、前記第2の評価値算出手段により算出された評価値の高い順に前記配送ルートを表示することを特徴とする請求項7記載の情報処理装置。
  9. 前記表示制御手段は、前記特定手段によって緩和することのできない制約条件に違反する配送ルートが存在する場合は、前記配送ルートの表示を禁止することを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  10. 車両情報及び前記車両情報に割当てるための荷情報を記憶するサーバと通信し、前記車両情報及び荷情報に従って配車計画を作成する情報処理方法であって、
    前記荷情報を構成する荷データを割当てる前記車両情報を構成する車両データと、当該にデータの配送時間とを決定すると共に、未割当てとなる荷データを決定する第1の決定ステップと、
    前記車両情報に関する制約条件及び当該制約条件を緩和する制約条件緩和情報と、前記荷情報に関する制約条件及び当該制約条件を緩和する制約条件緩和情報との少なくとも一方を、前記サーバから取得する取得ステップと、
    前記取得ステップにより取得された制約条件緩和情報に従って、前記車両情報に関する制約条件及び前記荷情報に関する制約条件の少なくとも一方を緩和して、前記第1の決定ステップで未割当てとなっている荷データの前記車両データに対する割当て位置を特定する特定ステップと、
    前記特定ステップで特定された割当て位置に対して、前記未割当てとなっている荷データに対する車両データ及び配送時間を決定する第2の決定ステップと、
    前記第2の決定ステップで決定された荷データに対する車両データ及び配送時間を表した配送ルートを、前記割当て位置の特定に用いられた前記制約条件緩和情報と共に表示する表示制御ステップと、を有することを特徴とする情報処理方法。
  11. 車両情報及び前記車両情報に割当てるための荷情報を記憶するサーバと通信し、前記車両情報及び荷情報に従って配車計画を作成する情報処理方法をコンピュータに実行させるためのプログラムであって、前記情報処理方法は、
    前記荷情報を構成する荷データを割当てる前記車両情報を構成する車両データと、当該荷データの配送時間とを決定すると共に、未割当てとなる荷データを決定する第1の決定ステップと、
    前記車両情報に関する制約条件及び当該制約条件を緩和する制約条件緩和情報と、前記荷情報に関する制約条件及び当該制約条件を緩和する制約条件緩和情報との少なくとも一方を、前記サーバから取得する取得ステップと、
    前記取得ステップにより取得された制約条件緩和情報に従って、前記車両情報に関する制約条件及び前記荷情報に関する制約条件の少なくとも一方を緩和して、前記第1の決定ステップで未割当てとなっている荷データの前記車両データに対する割当て位置を特定する特定ステップと、
    前記特定ステップで特定された割当て位置に対して、前記未割当てとなっている荷データに対する車両データ及び配送時間を決定する第2の決定ステップと、
    前記第2の決定ステップで決定された荷データに対する車両データ及び配送時間を表した配送ルートを、前記割当て位置の特定に用いられた制約条件緩和情報と共に表示する表示制御ステップと、を有することを特徴とするプログラム。
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