JP2009156990A - ミラーシステム - Google Patents

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Hideyasu Akihara
秀育 穐原
Yuriko Kamigaki
百合子 上垣
Itsuhito Matsuda
逸人 松田
Rie Okai
理恵 岡井
Shingo Yuasa
信吾 湯浅
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Abstract

【課題】使用者Pが映像を見やすいように、使用者Pの目線に合わせて映像を表示する。
【解決手段】ミラーシステム1Aは、使用者の目線高さILを検出する目線高さ検出手段と、目線高さ検出手段が検出した目線高さILに合わせて映像を表示する映像表示手段とを備える。目線高さ検出手段は、使用者Pの頭上に設けられた距離センサ11aである。映像表示手段は、映像を投影するプロジェクタ21と、プロジェクタ21から投影された映像が反射されるミラー22と、ミラー22により反射された映像を透過させるハーフミラー23とを有する。ミラー22及び/又はプロジェクタ21をハーフミラー23に対して目線高さ方向に移動させることにより、目線高さILに合わせて映像をハーフミラー23に表示する。
【選択図】図1

Description

本発明は、映像を投影するプロジェクタとこの映像を透過させるハーフミラーとを備えるミラーシステムに関する。
従来から、反射像を映すだけでなく、鏡面に様々な情報を映すミラーシステムが種々提案されている(例えば、特許文献1参照)。
上記特許文献1には、拡散層とハーフミラーが重ねられた表示部と、その表示部にプロジェクタから映像を投影し、センサ、カメラ、マイク、ICカードリーダーなどからユーザの動作、状態を検出する手段と、検出した情報に基づいて映像を表示部に表示する手段と、を有する情報表示装置が記載されている。ここで、センサやカメラによりユーザのミラーに対する動きを検出し、検出されたユーザの動きに従って映像が表示部内を移動するように映像表示装置を構成することができる。
特開2006−330011号公報
ところで、ユーザに映像を見やすくさせるためには、ユーザの目線に合った位置に映像を表示することが望ましい。
しかし、上述したように、上記特許文献1に記載の映像表示装置では、ユーザの動きを検出し、検出されたユーザの動きに従って映像が表示部内を移動するように構成することができるものの、ユーザの目線を検出することができないため、ユーザの目線に合わせて映像を表示することができず、ユーザが映像を見にくくなってしまう虞がある。
本発明は、上記問題に鑑みてなしたものであり、使用者が映像を見やすいように、使用者の目線に合わせて映像を表示することができるミラーシステムを提供することを目的とする。
本発明の第1の特徴は、使用者の目線高さを検出する目線高さ検出手段と、目線高さ検出手段が検出した目線高さに合わせて映像を表示する映像表示手段とを備えるミラーシステムであることを要旨とする。
本発明の第1の特徴によれば、目線高さ検出手段が検出した目線高さに合わせて映像表示手段が映像を表示することにより、ユーザが見やすい位置に映像を表示することができる。
本発明の第1の特徴において、目線高さ検出手段は、使用者の頭上に設けられた距離検出手段であってもよい。使用者の頭上に配置された距離検出手段を用いることにより、例えば同じ使用者であっても椅子に座っている時と立っている時とで異なる目線高さを算出することができる。
或いは、目線高さ検出手段は、各使用者の目線高さのデータを記憶する目線高さ記憶手段と、使用者を認証するためのデータを記憶する認証データ記憶手段と、認証データ記憶手段に記憶されたデータに基づいて使用者を認証する使用者認証手段とを有し、使用者認証手段が認証した使用者の目線高さを目線高さ記憶手段から読み出しても構わない。これにより、予め登録された使用者であれば、使用者を認証することにより使用者の目線高さを求めることができるので、ミラーシステムを使用する度にセンサなどを用いて目線高さを測定する必要がなくなる。
また或いは、目線高さ検出手段は、使用者との位置関係を検出するカメラであっても構わない。
本発明の第1の特徴において、映像表示手段は、映像を投影するプロジェクタと、プロジェクタから投影された映像が反射されるミラーと、当該ミラーにより反射された映像を透過させるハーフミラーとを有していてもよい。この場合、映像表示手段は、以下の第1〜第5の映像調整方法のいずれかによって、目線高さ検出手段が検出した目線高さに合わせて映像を表示することができる。
第1の映像調整方法では、ミラー及びプロジェクタをハーフミラーに対して同時に目線高さ方向に移動させる。
第2の映像調整方法では、ミラーがハーフミラーに対して目線高さ方向に移動し、プロジェクタがハーフミラーに対して固定され、映像の投影面積及び焦点距離を制御する。
第3の映像調整方法では、ミラーがハーフミラーに対して固定され、プロジェクタがミラーの反射面に対する映像の投影角度を制御する。
第4の映像調整方法では、ミラーがハーフミラーに対して固定され、プロジェクタがミラーの反射面に対する映像の投影角度を一定に保ちながら映像の投影方向に垂直な方向に移動する。
第5の映像調整方法では、ミラー及びプロジェクタがハーフミラーに対して固定され、映像がプロジェクタの投影可能範囲の一部分のみに投影され、プロジェクタが前記した投影可能範囲における映像の目線高さ方向の位置を制御する。
本発明の第1の特徴において、ミラーは回転することによりプロジェクタから投射された映像を第1の空間又は第2の空間に向けて反射させ、ハーフミラーはミラーにより反射された映像を第1の空間に向けて透過させ、映像表示手段は、ミラーにより反射された光線を第2の空間に向けて透過させる第2のハーフミラーを更に備えていてもよい。
ミラーが回転することによりプロジェクタから投影された映像を第1の空間又は第2の空間に向けて反射させ、ハーフミラーはミラーにより反射された映像を第1の空間に向けて透過させ、第2のハーフミラーはミラーにより反射された映像を第2の空間に向けて透過させる。これによって、ミラーシステムは、一つの部屋であっても、これらの領域を仕切るとともに、仕切りにおけるそれぞれの領域側の面にそれぞれの用途に合った映像を表示させることができる。また、仕切りの面をハーフミラーとすることによって、使用者は鏡としても使用することができるので、ミラーシステムを部屋に設置しても部屋が狭くなったような圧迫感を使用者が感じることが少ない。よって、映像を表示していないときに部屋を広く見せることができる。
本発明によれば、使用者が映像を見やすいように、使用者の目線に合わせて映像を表示するミラーシステムを提供することができる。
以下図面を参照して、本発明の実施の形態を説明する。図面の記載において同一部分には同一符号を付している。
(第1の実施の形態)
図2を参照して、本発明の第1の実施の形態に係わるミラーシステム1Aの外観構成を説明する。本発明の第1の実施の形態に係わるミラーシステム1Aは、筐体33の一方の側面に設けられたハーフミラー23と、ハーフミラー23の下端から突出した甲板31とを備える。ミラーシステム1Aの使用者は、ハーフミラー23を鏡として用いる場合、例えば甲板31を洗面台や化粧台として利用することができる。
図1を参照して、本発明の第1の実施の形態に係わるミラーシステム1Aの具体的な構成を説明する。ミラーシステム1Aは、使用者Pの頭上に配置された距離検出手段の一例としての距離センサ11aと、映像を投影するプロジェクタ21と、プロジェクタ21から投影された映像が反射されるミラー22と、ミラー22により反射された映像を透過させるハーフミラー23とを備える。
使用者Pの頭上に配置された距離検出手段は、使用者Pの目線高さILを検出する目線高さ検出手段の一例である。距離センサ11aは、例えば、天井TFに設置され、超音波やレーザによって天井TFから使用者Pの頭頂部までの距離を測定し、測定した当該距離から使用者Pの目線高さILを算出する。なお、使用者Pの頭上に配置された距離検出手段として、距離センサ11aの代わりにCCDイメージセンサやCMOSイメージセンサ等のカメラを使用者Pの頭上に配置しても構わない。使用者Pの頭上に配置された距離検出手段を用いることにより、同じ使用者Pであっても椅子32に座っている時と立っている時とで異なる目線高さILを算出することができる。また或いは、使用者Pの目線高さILを検出する目線高さ検出手段として、使用者Pとハーフミラー23との位置関係を検出するカメラを用いてもよい。この場合、カメラは、例えば、筐体33の内部であって、プロジェクタ21の投射光を遮らない位置に設置される。
プロジェクタ21及びミラー22は筐体33の内部に設けられ、ハーフミラー23は筐体33の一方の側面に固定されている。プロジェクタ21は所定の映像を構成する光線を投射する。ミラー22は、プロジェクタ21から投射された光線をハーフミラー23に向けて反射する。ハーフミラー23は、ミラー22により反射された光線を透過させる。例えば、ハーフミラー23のミラー22側の表面に、入射する光線を拡散する拡散層を形成することにより、光線はハーフミラー23を透過する際に拡散される。よって、ハーフミラー23には、プロジェクタ21が投射する光線により構成される所定の映像が表示される。
プロジェクタ21、ミラー22及びハーフミラー23は、距離センサ11aが検出した目線高さILに合わせて映像を表示する映像表示手段の一例である。図3(a)〜図3(e)を参照して、距離センサ11aが検出した目線高さILに応じて映像の表示高さを調整する方法(第1〜第5の映像調整方法)を説明する。
第1の映像調整方法では、図3(a)に示すように、ミラー22及びプロジェクタ21を、ハーフミラー23に対して同時に目線高さ方向に移動させることにより、距離センサ11aが検出した目線高さILに合わせてハーフミラー23に映像を表示する。具体的に、ミラー22a及びプロジェクタ21aの状態からミラー22b及びプロジェクタ21bの状態へ同時に目線高さ方向に移動させる。ミラー22及びプロジェクタ21は回転させること無く平行に移動させる。これにより、ミラー22b及びプロジェクタ21bの状態でハーフミラー23に投影される映像の高さは、ミラー22a及びプロジェクタ21aの状態でハーフミラー23に投影される映像の高さよりも高くなる。また、ハーフミラー23に投影される映像の倍率等に変化は生じない。
第2の映像調整方法では、図3(b)に示すように、ミラー22をハーフミラー23に対して目線高さ方向に移動させる。プロジェクタ21はハーフミラー23に対して固定する。そして、プロジェクタ21は、ミラー22の移動に併せて映像の投影面積及び焦点距離を制御する。具体的に、ミラー22aの状態からミラー22bの状態へ天井の方向(上方)に移動させる。ミラー22は回転させること無く平行に移動させる。ミラー22の移動に併せて、プロジェクタ21は、映像の投影面積を縮小し、且つ焦点距離を長くする。これにより、ミラー22bの状態でハーフミラー23に投影される映像の高さは、ミラー22aの状態でハーフミラー23に投影される映像の高さよりも高くなる。また、ハーフミラー23に投影される映像の倍率等に変化は生じない。なお、ミラー22が上記とは逆に下方に移動する場合、プロジェクタ21は、映像の投影面積を拡大し、且つ焦点距離を短くする。
第3の映像調整方法では、図3(c)に示すように、ミラー22をハーフミラー23に対して固定し、ミラー22の反射面に対するプロジェクタ21の映像の投影角度θを制御する。具体的に、プロジェクタ21cの状態からプロジェクタ21dの状態へ移動させることにより、投影角度θがθcからθdへ変化する。投影角度θdは投影角度θcよりも小さいので、プロジェクタ21dの状態でハーフミラー23に投影される映像の高さは、プロジェクタ21cの状態でハーフミラー23に投影される映像の高さよりも高くなる。なお、ミラー22の反射面に対するプロジェクタ21の映像の投影角度θを変化させることにより、ハーフミラー23に投影される映像が台形に変形する場合がある。この場合、プロジェクタ制御部やプロジェクタ21が投影する映像を制御するコンピュータが、台形に変形した映像を方形状に補正すればよい。
第4の映像調整方法では、図3(d)に示すように、ミラー22をハーフミラー23に対して固定し、ミラー22の反射面に対する映像の投影角度を一定に保ちながらプロジェクタ21を映像の投影方向に垂直な方向に移動させる。図3(c)では映像の投影角度θを変化させるためにプロジェクタ21を回転させたのに対して、図3(d)ではプロジェクタ21を回転させること無く平行に移動させる。具体的に、プロジェクタ21eの状態からプロジェクタ21fの状態へ移動させる。ミラー22の反射面に対するプロジェクタ21eの映像の投影角度θeは、ミラー22の反射面に対するプロジェクタ21fの映像の投影角度θfに等しい。これにより、映像を反射するミラー22の位置が上方に移動するため、プロジェクタ21fの状態でハーフミラー23に投影される映像の高さは、プロジェクタ21eの状態でハーフミラー23に投影される映像の高さよりも高くなる。また、ハーフミラー23に投影される映像の倍率等に変化は生じない場合があるが、必要に応じて、プロジェクタ21は、プロジェクタ21の移動に併せて映像の投影面積及び焦点距離を制御してもよい。
第5の映像調整方法では、図3(e)に示すように、映像GS1、GS2をプロジェクタ21の投影可能範囲FSの一部分のみに投影し、プロジェクタ21は投影可能範囲FSにおける映像の目線高さ方向の位置を制御する。ミラー22及びプロジェクタ21はハーフミラー23に対して固定する。よって、ハーフミラー23の表示面における投影可能範囲FSも固定される。なお、図3(e)はハーフミラー23の表示面における投影可能範囲FS及び映像GS1、GS2を示す平面図である。具体的に、プロジェクタ21は、投影可能範囲FS内で映像の目線高さ方向の位置を映像GS1の位置から映像GS2の位置へ移動させる。これにより、ハーフミラー23に投影される映像GS2の目線高さは、ハーフミラー23に投影される映像GS1の目線高さよりも高くなる。
(変形例)
第1の実施の形態では、使用者Pの目線高さILを検出する目線高さ検出手段として、使用者Pの頭上に配置された距離検出手段(距離センサ11aやイメージセンサなど)を例示して説明した。変形例では、使用者Pの目線高さILを検出する目線高さ検出手段の他の例として、予め各使用者の目線高さの情報を登録し、ミラーシステム1Aに使用者を認証する機能を設けることにより使用者の目線高さを求める場合について説明する。
図4に示すように、変形例において、目線高さ検出部10b(目線高さ検出手段)は、各使用者の目線高さのデータを記憶する目線高さデータベース13(目線高さ記憶手段)と、使用者を認証するためのデータを記憶する認証データベース14(認証データ記憶手段)と、認証データベース14に記憶されたデータに基づいて使用者を認証する使用者認証部15(使用者認証手段)とを有する。そして、目線高さ検出部10bは、使用者認証部15が認証した使用者の目線高さを目線高さデータベース13から読み出す。目線高さ検出部10bによれば、予め登録された使用者であれば、使用者を認証することにより使用者の目線高さを求めることができるので、ミラーシステム1Aを使用する度にセンサなどを用いて目線高さを測定する必要がなくなる。
使用者認証部15が認証に用いる情報、すなわち認証データベース14に記憶されているデータとしては、生体認証に用いる生体情報や、パスワードや物(鍵、IDカード)等がある。生体情報には、使用者の顔、指紋又は指や掌の静脈の形状や発話音声等の身体的特徴と、例えば甲板31上の物を取ったり置いたりする動作、化粧をする動作、髪をとかす動作などの行動的特徴(癖)とが含まれる。
使用者認証部15が使用者の顔による生体認証を行う場合、例えば、図5に示すように、筐体33内にCCDイメージセンサやCMOSイメージセンサなどのカメラ11bを設置し、カメラ11bを用いてハーフミラー23を通して使用者Pの顔を撮影する。撮影された使用者Pの顔の映像データと認証データベース14に予め登録されている各使用者の顔映像のデータとを照合することにより使用者を認証する。
(第2の実施の形態)
図6は、第2の実施の形態に係わるミラーシステム1Bの構成を示す断面図であり、図6(a)は、ミラー22が第1の空間ASに向けてプロジェクタ21から投影された映像を反射している状態を示し、図6(b)は、ミラー22が第2の空間BSに向けてプロジェクタ21から投影された映像を反射している状態を示す。
ミラーシステム1Bは、映像を投影するプロジェクタ21と、自らが回転することによりプロジェクタ21から投影された映像を第1の空間AS又は第2の空間BSに向けて反射させるミラー22と、ミラー22により反射された映像を第1の空間ASに向けて透過させるハーフミラー23と、ミラー22により反射された映像を第2の空間BSに向けて透過させる第2のハーフミラー24とを備える。
プロジェクタ21は所定の映像を構成する光線を投射する。ミラー22はプロジェクタ21から投射された光線を第1の空間AS又は第2の空間BSに向けて反射させる。図6(a)の状態において、ミラー22はプロジェクタ21から投射された光線を第1の空間ASに向けて反射し、図6(b)の状態において、ミラー22はプロジェクタ21から投射された光線を第2の空間BSに向けて反射する。第1の空間ASは、甲板31が設置されている側の空間である。
反射方向の切り替えはミラー22が自ら回転することにより行われる。ミラー22の回転の仕方は、ミラー22の反射面RSが片面のみに形成されているか或いは両面に形成されているかにより異なる。ミラー22の反射面RSが片面のみの場合、図6(a)の状態から図6(b)の状態まで逆時計回り方向に回転すればよい。ミラー22の反射面RSが両面である場合、図6(a)の状態から図6(b)の状態まで、時計回り方向又は逆時計回り方向に回転すればよい。
ハーフミラー23は、第1の空間ASに臨み、図6(a)の状態においてミラー22により反射された光線を第1の空間ASに向けて透過させる。例えば、ハーフミラー23のミラー22側の表面に、入射する光線を拡散する拡散層を形成することにより、光線はハーフミラー23を透過する際に拡散される。よって、ハーフミラー23には、プロジェクタ21が投射する光線により構成される所定の映像が表示される。
第2のハーフミラー24は、ハーフミラー23に対向して設けられ、且つ第2の空間BSに臨んでいる。また、第2のハーフミラー24は、図6(b)の状態においてミラー22により反射された光線を第2の空間BSに向けて透過させる。更に、第2のハーフミラー24は、ハーフミラー23と同様な上記構成を備え、プロジェクタ21が投射する光線により構成される所定の映像を表示する。
ミラー22及びプロジェクタ21は、ハーフミラー23と第2のハーフミラー24の間の第3の空間に設けられている。すなわち、ハーフミラー23と第2のハーフミラー24は、筐体の両側面に設けられ、ミラー22及びプロジェクタ21は筐体の内部に設けられている。
図示は省略したが、第2の実施の形態に係わるミラーシステム1Bは、第1の実施の形態と同様に、使用者の頭上に設けられた距離検出手段(図1の距離センサ11a)又は図4の目線高さ検出部10b等の使用者Pの目線高さILを検出する目線高さ検出手段を備える。
また、第2の実施の形態において、プロジェクタ21、ミラー22、ハーフミラー23及び第2のハーフミラー24が、距離センサ11aが検出した目線高さILに合わせて映像を表示する映像表示手段の他の例を構成し、図3を参照して説明した第1〜第5の映像調整方法と同様な方法によって、距離センサ11aが検出した目線高さILに応じて映像の表示高さを調整する。
なお、プロジェクタ21は、床面側から天井側(上方)に向けて映像を投影し、この映像を反射するミラー22の反射面は斜め下方を向いているが、これ以外にも、プロジェクタ21は、下方、左方又は右方に向けて映像を投影し、ミラー22の反射面は斜め上方、右方又は左方を向いていてもよい。
また、ミラー22の回転は、ミラー回転装置を用いて行ってもよいし、ミラー22に対して固定されたレバーを筐体の両側面から突出させて、使用者によるレバー操作によって行っても構わない。
本発明の第2の実施の形態によれば、ミラー22が回転することによりプロジェクタ21から投影された映像を第1の空間AS又は第2の空間BSに向けて反射させ、ハーフミラー23はミラー22により反射された映像を第1の空間ASに向けて透過させ、第2のハーフミラー24はミラー22により反射された映像を第2の空間BSに向けて透過させる。これによって、ミラーシステム1Bは、一つの部屋であっても、これらの領域を仕切るとともに、仕切りにおけるそれぞれの領域側の面にそれぞれの用途に合った映像を表示させることができる。また、仕切りの面をハーフミラー23、24とすることによって、使用者は鏡としても使用することができるので、ミラーシステム1Bを部屋に設置しても部屋が狭くなったような圧迫感を使用者が感じることが少ない。よって、映像を表示していないときに部屋を広く見せることができる。
ミラー22をハーフミラー23と第2のハーフミラー24の間の第3の空間に設けることにより、ミラー22を設置する為の床面積が不要となる。
また、第3の空間にプロジェクタ21を設けることにより、プロジェクタ21を設置する為の床面積が不要となり、プロジェクタ21を接続する配線によって床が乱雑になることも無くなる。
更に、第3の空間にプロジェクタ21及びミラー22を設けることにより、プロジェクタ21から投影された映像光はミラー22により折り返されてハーフミラー23、24を透過するので、ハーフミラー23と第2のハーフミラー24の距離を短くすることができる。
なお、プロジェクタ21は、映像を180度回転させる映像回転部を備えていてもよい。これにより、ハーフミラー23を透過する映像と第2のハーフミラー24を透過する映像を同じ向きに表示することができる。
上記のように、本発明は、2つの実施の形態及びその変形例によって記載したが、この開示の一部をなす論述及び図面はこの発明を限定するものであると理解すべきではない。この開示から当業者には様々な代替実施の形態、実施例及び運用技術が明らかとなろう。
本発明の実施の形態に係わるミラーシステム1A、1Bにおいて、ミラー22は、入射する光のほぼ総てを反射又は吸収し、入射する光を透過させない通常のミラーであってよいが、これに限らず、入射する光の一部を反射し、他の一部を透過する機能を備えるハーフミラーであっても構わない。ミラー22がハーフミラーである場合、ミラー22を透過する光を図2の筐体33の上面から筐体33の外へ取り出すことにより、部屋全体を間接的に照らす間接照明等としてミラー22を透過する光を用いることができる。
このように、本発明はここでは記載していない様々な実施の形態等を包含するということを理解すべきである。したがって、本発明はこの開示から妥当な特許請求の範囲に係る発明特定事項によってのみ限定されるものである。
本発明の第1の実施の形態に係わるミラーシステム1Aの具体的な構成を示す断面図である。 本発明の第1の実施の形態に係わるミラーシステム1Aの外観構成を示す斜視図である。 図3(a)〜図3(e)は、距離センサ11aが検出した目線高さILに応じて映像の表示高さを調整する方法(第1乃至第5の映像調整方法)を示す断面図である。 変形例における目線高さ検出部10bの構成を示すブロック図である。 使用者認証部15が使用者の顔による生体認証を行う場合の変形例に係わるミラーシステム1Aの構成例を示す断面図である。 第2の実施の形態に係わるミラーシステム1Bの構成を示す断面図であり、図6(a)は、ミラー22が第1の空間ASに向けてプロジェクタ21から投影された映像を反射している状態を示し、図6(b)は、ミラー22が第2の空間BSに向けてプロジェクタ21から投影された映像を反射している状態を示す。
符号の説明
1A、1B…ミラーシステム
10b…目線高さ検出部(目線高さ検出手段)
11a…距離センサ(目線高さ検出手段)
11b…カメラ
13…目線高さデータベース(目線高さ記憶手段)
14…認証データベース(認証データ記憶手段)
15…使用者認証部(使用者認証手段)
21、21a、21b、21c、21d、21e、21f…プロジェクタ
22、22a、22b…ミラー
23…第1のハーフミラー
24…第2のハーフミラー
31…甲板
32…椅子
33…筐体
θ、θc、θd、θe、θf…投影角度
AS…第1の空間
BS…第2の空間
BF…床面
FS…投影可能範囲
GS1、GS2…映像
P…使用者
RS…反射面
TF…天井

Claims (10)

  1. 使用者の目線高さを検出する目線高さ検出手段と、
    前記目線高さ検出手段が検出した目線高さに合わせて映像を表示する映像表示手段と
    を備えることを特徴とするミラーシステム。
  2. 前記目線高さ検出手段は、使用者の頭上に設けられた距離検出手段であることを特徴とする請求項1記載のミラーシステム。
  3. 前記目線高さ検出手段は、各使用者の目線高さのデータを記憶する目線高さ記憶手段と、使用者を認証するためのデータを記憶する認証データ記憶手段と、前記認証データ記憶手段に記憶されたデータに基づいて使用者を認証する使用者認証手段とを有し、前記使用者認証手段が認証した使用者の目線高さを前記目線高さ記憶手段から読み出すことを特徴とする請求項1記載のミラーシステム。
  4. 前記目線高さ検出手段は、使用者との位置関係を検出するカメラであることを特徴とする請求項1に記載のミラーシステム。
  5. 前記映像表示手段は、映像を投影するプロジェクタと、前記プロジェクタから投影された映像が反射されるミラーと、当該ミラーにより反射された映像を透過させるハーフミラーとを有し、
    前記ミラー及びプロジェクタは前記ハーフミラーに対して同時に目線高さ方向に移動する
    ことを特徴とする請求項1から4いずれか一項に記載のミラーシステム。
  6. 前記映像表示手段は、映像を投影するプロジェクタと、前記プロジェクタから投影された映像が反射されるミラーと、当該ミラーにより反射された映像を透過させるハーフミラーとを有し、
    前記ミラーは前記ハーフミラーに対して目線高さ方向に移動し、前記プロジェクタは前記ハーフミラーに対して固定され、映像の投影面積及び焦点距離を制御する
    ことを特徴とする請求項1から4いずれか一項に記載のミラーシステム。
  7. 前記映像表示手段は、映像を投影するプロジェクタと、前記プロジェクタから投影された映像が反射されるミラーと、当該ミラーにより反射された映像を透過させるハーフミラーとを有し、
    前記ミラーは前記ハーフミラーに対して固定され、前記プロジェクタは前記ミラーの反射面に対する映像の投影角度を制御する
    ことを特徴とする請求項1から4いずれか一項に記載のミラーシステム。
  8. 前記映像表示手段は、映像を投影するプロジェクタと、前記プロジェクタから投影された映像が反射されるミラーと、当該ミラーにより反射された映像を透過させるハーフミラーとを有し、
    前記ミラーは前記ハーフミラーに対して固定され、前記プロジェクタは前記ミラーの反射面に対する映像の投影角度を一定に保ちながら映像の投影方向に垂直な方向に移動する
    ことを特徴とする請求項1から4いずれか一項に記載のミラーシステム。
  9. 前記映像表示手段は、映像を投影するプロジェクタと、前記プロジェクタから投影された映像が反射されるミラーと、当該ミラーにより反射された映像を透過させるハーフミラーとを有し、
    前記ミラー及び前記プロジェクタは前記ハーフミラーに対して固定され、映像は前記プロジェクタの投影可能範囲の一部分のみに投影され、前記プロジェクタは前記投影可能範囲における映像の目線高さ方向の位置を制御する
    ことを特徴とする請求項1から4いずれか一項に記載のミラーシステム。
  10. 前記ミラーは、回転することにより前記プロジェクタから投射された映像を第1の空間又は第2の空間に向けて反射させ、
    前記ハーフミラーは、前記ミラーにより反射された映像を第1の空間に向けて透過させ、
    前記映像表示手段は、前記ミラーにより反射された光線を第2の空間に向けて透過させる第2のハーフミラーを更に備える
    ことを特徴とする請求項1から9いずれか一項に記載のミラーシステム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2013108363A1 (ja) * 2012-01-17 2013-07-25 チームラボ株式会社 ミラー装置、ミラー装置の制御方法及び制御プログラム
US9513478B2 (en) 2012-04-25 2016-12-06 Canon Kabushiki Kaisha Mirror system and control method therefor
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