JP2009150056A - Gondola moving apparatus - Google Patents
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Abstract
Description
この発明は、高所作業を行うためのゴンドラ移動装置に関し、とくにゴンドラを三次元の任意の位置に容易に移動させることが可能なゴンドラ移動装置に関する。 The present invention relates to a gondola moving apparatus for performing work at a high place, and more particularly to a gondola moving apparatus capable of easily moving a gondola to an arbitrary three-dimensional position.
火力発電所では、定期的にボイラ内の点検が行われており、この定期点検においては目視による蒸発管の異常の有無がチェックされる。火力発電所のボイラはテニスコートが複数入る程の非常に大型のものであり、蒸発管の点検のためには巨大な足場が必要となり、足場組立には多大な時間と巨額の費用を必要としていた。 At the thermal power plant, the inside of the boiler is regularly inspected, and in this periodic inspection, the presence or absence of an abnormality in the evaporation pipe is visually checked. The boiler of the thermal power plant is very large enough to contain multiple tennis courts, and a huge scaffold is required for inspection of the evaporation pipe, and the assembly of the scaffold requires a lot of time and huge expenses. It was.
高所作業を効率的に行うための装置として、たとえば特許文献1および特許文献2が知られている。特許文献1および特許文献2の装置では、建物の屋上からワイヤーロープを介してゴンドラが吊下げられており、ワイヤーロープの繰り出し長さを調整することによりゴンドラを建物の外壁に沿って移動させるようにしている。
しかし、上記特許文献1および特許文献2の装置のゴンドラは、平面的な動きしかできないので、この装置を利用して火力発電所のボイラの点検を行うことは難しい。すなわち、火力発電所のボイラの蒸発管は、ボイラ内壁の四面に配置されているので、蒸発管の点検においてはゴンドラを三次元的に移動させる必要がある。また、特許文献1および特許文献2の装置では、ゴンドラは左右方向のみから吊下げられているので、ゴンドラが前後方向に揺れ易いという問題がある。
However, since the gondola of the devices of
そこでこの発明は、ゴンドラを三次元の任意の位置に容易に移動させることができ、しかもゴンドラの前後方向および左右方向の揺れを抑制することが可能なゴンドラ移動装置を提供することを目的とする。 Accordingly, an object of the present invention is to provide a gondola moving device that can easily move the gondola to an arbitrary three-dimensional position and can suppress the back-and-forth and left-right shaking of the gondola. .
上記目的を達成するために請求項1に記載の発明は、作業者が搭乗可能なゴンドラと、前記ゴンドラの上側四隅に連結され該ゴンドラを吊下げる複数の上側ロープと、前記ゴンドラが移動する空間を形成する構造物の上側四隅に配設可能で前記上側ロープの巻き取りおよび巻き出しを行う上側ロープ駆動手段と、前記ゴンドラの移動方向を含む移動指令を入力する入力手段と、前記ゴンドラが前記移動指令の方向に移動するように前記各上側ロープ駆動手段を制御する移動制御手段と、を備えたことを特徴とするゴンドラ移動装置である。
(作用)
ゴンドラの上側四隅に連結されたロープによりゴンドラは四方から吊下げられるので、ゴンドラの前後方向および左右方向の揺れが抑制される。移動制御手段は、入力手段から入力された移動指令に基づき上側ロープ駆動手段を移動指令の方向に移動するように制御するので、ゴンドラの上側四隅に連結された各ロープの吊下げ長さが調整され、ゴンドラは入力された所定の位置に移動する。
In order to achieve the above object, the invention according to
(Function)
Since the gondola is suspended from four directions by the ropes connected to the upper four corners of the gondola, the gondola is restrained from swinging in the front-rear direction and the left-right direction. Since the movement control means controls the upper rope drive means to move in the direction of the movement command based on the movement command input from the input means, the suspension length of each rope connected to the upper four corners of the gondola is adjusted. The gondola moves to the input predetermined position.
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のゴンドラ移動装置において、前記ゴンドラの下側四隅に連結された複数の下側ロープと、前記構造物の下側四隅に配設可能で、下側ロープの巻き取りおよび巻き出しを行う下側ロープ駆動手段と、を備え、前記移動制御手段によって、前記ゴンドラの揺れを抑制するように前記下側ロープ駆動手段を制御することを特徴としている。
The invention according to claim 2 is the gondola movement device according to
請求項3に記載の発明は、請求項1または請求項2に記載のゴンドラ移動装置において、前記各ロープには、該ロープに作用する張力を検出する張力センサが設けられ、前記張力センサからの信号に基づいて前記各ロープに作用する張力を一定に保つ張力制御手段を備えることを特徴としている。 According to a third aspect of the present invention, in the gondola movement device according to the first or second aspect, each rope is provided with a tension sensor that detects a tension acting on the rope, and the tension sensor Tension control means for keeping constant the tension acting on each rope based on the signal is provided.
請求項4に記載の発明は、請求項1ないし請求項3のいずれかに記載のゴンドラ移動装置において、前記ゴンドラの姿勢を検出する姿勢検出手段を備え、前記姿勢検出手段によって検出された前記ゴンドラの姿勢に基づいて、前記ゴンドラが所定の姿勢になるように、前記移動制御手段は前記各上側ロープ駆動手段を制御することを特徴としている。 According to a fourth aspect of the present invention, in the gondola movement device according to any one of the first to third aspects, the gondola is provided with a posture detection means for detecting the posture of the gondola, and the gondola detected by the posture detection means. The movement control means controls each of the upper rope drive means so that the gondola is in a predetermined attitude based on the attitude.
請求項1に記載の発明によれば、ゴンドラは四方から吊下げられるので、ゴンドラの前後方向および左右方向の揺れを抑制することができ、ゴンドラによる高所作業の安全性を高めることができる。また、ゴンドラは入力手段からの指令により構造物の空間の任意の位置に容易に移動することが可能となるので、高所作業の能率を著しく高めることができる。また、構造物の点検作業の度に巨大な足場を組み立てる必要がないので、足場組立のための多大な時間と巨額の費用も不要となる。 According to the first aspect of the present invention, since the gondola is suspended from four directions, the gondola can be prevented from swinging in the front-rear direction and the left-right direction, and the safety of work at a high place by the gondola can be improved. Further, since the gondola can be easily moved to an arbitrary position in the space of the structure by a command from the input means, the efficiency of work at a high place can be remarkably improved. Further, since it is not necessary to assemble a huge scaffold each time a structure is inspected, a great amount of time and huge costs for assembling the scaffold become unnecessary.
請求項2に記載の発明によれば、ゴンドラの下側四隅に連結された下側ロープの巻き取りおよび巻き出しを行う下側ロープ駆動手段を設けたので、ゴンドラを下方に引っ張ることができ、ゴンドラの前後方向および左右方向の揺れをさらに抑制することができる。 According to the invention described in claim 2, since the lower rope driving means for winding and unwinding the lower rope connected to the lower four corners of the gondola is provided, the gondola can be pulled downward, The gondola can be further prevented from shaking in the front-rear direction and the left-right direction.
請求項3に記載の発明によれば、張力センサにより各ロープに作用する張力を検出し、張力制御手段により各ロープに作用する張力を一定に保つようにしているので、各ロープによってゴンドラを適度な張力で引っ張ることが可能となる。したがって、ロープに過度な張力が作用することはなく、装置の信頼性を高めることができる。 According to the third aspect of the present invention, the tension acting on each rope is detected by the tension sensor, and the tension acting on each rope is kept constant by the tension control means. It can be pulled with a proper tension. Therefore, excessive tension does not act on the rope, and the reliability of the apparatus can be improved.
請求項4に記載の発明によれば、姿勢検出手段によって検出されたゴンドラの姿勢に基づき移動制御手段が各上側ロープ駆動手段を制御するので、ゴンドラを常時安定した姿勢に保つことができ、高所作業の安全性を高めることができる。 According to the invention described in claim 4, since the movement control means controls each upper rope drive means based on the attitude of the gondola detected by the attitude detection means, the gondola can be kept in a stable attitude at all times. Can improve the safety of work.
つぎに、この発明の実施の形態について図面を用いて詳しく説明する。 Next, embodiments of the present invention will be described in detail with reference to the drawings.
(実施の形態1)
図1ないし図8は、この発明の実施の形態1を示している。図8は、構造物としての火力発電所におけるボイラ1を示している。ボイラ1は、下方に燃焼室2を有しており、燃焼室2の外周には複数のバーナ3が設けられている。燃焼室2の内壁には、多数の蒸発管4が取付けられている。燃焼室2の上方には、過熱器5が配置されている。ボイラ1内には、燃焼室2内を点検するためのゴンドラ10を有するゴンドラ移動装置8が配設されている。
(Embodiment 1)
1 to 8
図1に示すように、ゴンドラ移動装置8は、作業者が搭乗可能なゴンドラ10を有している。ゴンドラ10は、作業者による点検作業を可能にするため上部が開口した箱形構造をしている。ここで、ゴンドラ10とは、複数の作業者が搭乗可能で点検作業に適した箱形の足場を意味し、気球のゴンドラのように網状部材から構成されたものでもよいし、板状の金属部材などから構成されたものでもよい。ゴンドラ10の上側四隅には、ゴンドラ10を吊下げるための上側ロープ20a、20b、20c、20dが連結されている。この実施の形態1においては、各上側ロープ20a、20b、20c、20dは、図2に示すように、張力センサ22a、22b、22c、22dを介してゴンドラ10に連結されている。張力センサ22a、22b、22c、22dは、上側ロープ20a、20b、20c、20dに作用する張力を検出する機能を有しており、たとえば張力を電気信号に変換するロードセルから構成されている。
As shown in FIG. 1, the
図1に示すように、上側ロープ20aは、ゴンドラ10の南西方向の上部コーナーから斜め上方に延びており、上側ロープ20bは、ゴンドラ10の南東方向の上部コーナーから斜め上方に延びている。また、上側ロープ20cは、ゴンドラ10の北東方向の上部コーナーから斜め上方に延びており、上側ロープ20dは、ゴンドラ10の北西方向の上部コーナーから斜め上方に延びている。各上側ロープ20a、20b、20c、20dは、たとえば引張り強度の高いワイヤーロープから構成されているが、引っ張り強度が高ければ鋼鉄以外の素材から構成されるロープであってもよい。
As shown in FIG. 1, the
上側ロープ20aは、構造物としてのボイラ1の南西方向上部に配設された上側ロープ駆動手段30aにより、巻き取りおよび巻き出しが可能となっている。上側ロープ20bは、ボイラ1の南東方向上部に配設された上側ロープ駆動手段30bにより、巻き取りおよび巻き出しが可能となっている。上側ロープ20cは、ボイラ1の北東方向上部に配設された上側ロープ駆動手段30cにより、巻き取りおよび巻き出しが可能となっている。上側ロープ20dは、ボイラ1の北西方向上部に配設された上側ロープ駆動手段30dにより、巻き取りおよび巻き出しが可能となっている。
The
図3は、上側ロープ駆動手段30aの詳細構造を示している。他の上側ロープ駆動手段30b、30c、30dの構造も上側ロープ駆動手段30aと同一であるので、ここでは上側ロープ駆動手段30aの構造のみを説明する。図3において、フレーム31には、上下方向に延びる一対の支持板32が水平方向に所定の間隔をおいて取付けられている。一対の支持板32には、ドラム33が回転可能に支持されている。ドラム33には、上側ロープ20aが巻きつけられている。ドラム33の回転軸は、フレーム31に固定された減速機34の出力軸に連結されている。減速機34の入力軸は、カップリング38を介してフレーム31に固定された電磁ブレーキ35の出力軸に連結されている。電磁ブレーキ35の入力軸は、カップリング39を介してフレーム31に固定された張力制御手段としての張力調整器36の出力軸に連結されている。張力調整器36の入力軸は、カップリング40を介してフレーム31に固定されたモータ37の出力軸に連結されている。モータ37は、回転速度を制御することができる可変速モータから構成されている。一方の支持板32には、ドラム33に連結され上側ロープ20aの巻き量を検出する巻き量検出器41aが連結されている。
FIG. 3 shows the detailed structure of the upper rope drive means 30a. Since the other upper rope drive means 30b, 30c, and 30d have the same structure as the upper rope drive means 30a, only the structure of the upper rope drive means 30a will be described here. In FIG. 3, a pair of
図4は、張力調整器36の構造の概要を示している。張力調整器36は、第一のロータ36aと、第二のロータ36bと、電磁石36cを有している。第一のロータ36aは、ドラム状に形成されており、モータ37の出力軸と連結されている。第二のロータ36bは同様にドラム状に形成されており、第一のロータ36aの内側に配置されている。第二のロータ36bは、電磁ブレーキ35の入力軸に連結されている。電磁石36cは、第二のロータ36bの内側に位置しており、直流モータの固定子と同様にリング状に形成されている。第一のロータ36aと第二のロータ36bは、電磁石36cからの磁束により機械的に結合し、第一のロータ36aの回転力が第二のロータ36bに伝達可能となっている。張力調整器36は、電磁石36cに流れる電流(信号S2a)が制御されることにより、モータ37から電磁ブレーキ35の入力軸に伝達される回転力を制御し、ドラム33による上側ロープ20aの巻き取り時における上側ロープ20aの張力を調整する機能を有する。
FIG. 4 shows an outline of the structure of the
電磁ブレーキ35は、ドラム33による上側ロープ20aの巻き取り時には電磁コイル(図示略)が通電により制動が解除され、電磁コイルへの通電がオフになったときに適度な制動が働くようになっている。電磁ブレーキ35の制動力は、ドラム33の回転方向の動きを完全にロックするものではなく、ゴンドラ10の移動のために上側ロープ20aに所定の張力が作用した場合は、ドラム33の巻き出し方向の回転を許容するようになっている。このように、電磁ブレーキ35は、ゴンドラ10の停止時にゴンドラ10が自重によって下降するのを阻止するとともに、上側ロープ20aがゴンドラ10の移動のために巻き出し方向に引っ張られた際は、ドラム33の回転を許容し上側ロープ20aの巻き出しを可能にしている。
In the
図2は、ゴンドラ移動装置8の電気制御系統を示している。ゴンドラ10には、ゴンドラ10の移動方向を含む移動指令を入力する入力手段11が搭載されている。入力手段11は、無線通信器14に接続されており、入力手段11からの入力信号S1は、無線通信器14からボイラ1の外側に設けられた移動制御手段25に入力されるようになっている。また、ゴンドラ10には、ゴンドラ10の姿勢を検出する姿勢検出手段としてのジャイロスコープ12が取付けられている。ジャイロスコープ12は、ゴンドラ10が点検作業に支障のないようにほぼ水平な姿勢に保たれているかを検出する機能を有する。ジャイロスコープ12からの電気信号は、無線通信器14を介して移動制御手段25に入力されるようになっている。ゴンドラ10に連結された張力センサ22a、22b、22c、22dは、接続箱13を介して無線通信器14と電気的に接続されている。張力センサ22a、22b、22c、22dからの電気信号は、無線通信器14を介して移動制御手段25に入力されるようになっている。
FIG. 2 shows an electric control system of the
図2に示すように、各上側ロープ駆動手段30a、30b、30c、30dは、移動制御手段25と電気的に接続されており、移動制御手段25からの出力信号により各上側ロープ駆動手段30a、30b、30c、30dは動作するようになっている。たとえば、上側ロープ駆動手段30aでは、移動制御手段25からの出力信号S2に基づき、モータ37と張力調整器36と電磁ブレーキ35とがそれぞれ制御される。各上側ロープ駆動手段30a、30b、30c、30dにおける上側ロープ20a、20b、20c、20dの巻き量は、巻き量検出器41a、41b、41c、41dにより検出されており、各巻き量検出器41a、41b、41c、41dからの電気信号は、移動制御手段25に入力されるようになっている。たとえば、巻き量検出器41aからは上側ロープ20aの巻き量に対応する電気信号S3が移動制御手段25に入力されるようになっている。
As shown in FIG. 2, each upper rope drive means 30a, 30b, 30c, 30d is electrically connected to the movement control means 25, and each upper rope drive means 30a, 30b, 30c, and 30d operate. For example, in the upper rope drive means 30a, the
ゴンドラ10を各方向に移動させるためには、各上側ロープ駆動手段30a、30b、30c、30dを下記のように操作する必要があり、移動制御手段25には予めこれらの操作プログラムが入力されている。図1において、ゴンドラ10の上(U)方向への移動は、全ての上側ロープ駆動手段30a、30b、30c、30dにおいてモータ37を正回転方向に駆動させ、上側ロープ20a、20b、20c、20dを巻き取ることにより行われる。ゴンドラ10の下(D)方向への移動は、全ての上側ロープ駆動手段30a、30b、30c、30dにおいてモータ37を逆回転方向に駆動させ、上側ロープ20a、20b、20c、20dの巻き出しにより行われる。
In order to move the
ゴンドラ10の南(S)方向への移動は、上側ロープ駆動手段30a、30bの各モータ37を正方向に回転駆動させることによる上側ロープ20a、20bの巻き取りと、上側ロープ駆動手段30c、30dの各モータ37を駆動させない状態でのゴンドラ10の引っ張り力による上側ロープ20c、20dの巻き出しとにより行われる。ゴンドラ10の東(E)方向への移動は、上側ロープ駆動手段30b、30cの各モータ37を正方向に回転駆動させることによる上側ロープ20b、20cの巻き取りと、上側ロープ駆動手段30a、30dの各モータ37を駆動させない状態でのゴンドラ10の引っ張り力による上側ロープ20a、20dの巻き出しとにより行われる。同様に、ゴンドラ10の北(N)方向への移動は、上側ロープ駆動手段30c、30dの各モータ37を正方向に回転駆動させることによる上側ロープ20c、20dの巻き取りと、上側ロープ駆動手段30a、30bの各モータ37を駆動させない状態でのゴンドラ10の引っ張り力による上側ロープ20a、20bの巻き出しとにより行われる。ゴンドラ10の西(W)方向への移動は、上側ロープ駆動手段30a、30dの各モータ37を正方向に回転駆動させることによる上側ロープ20a、20dの巻き取りと、上側ロープ駆動手段30b、30cの各モータ37を駆動させない状態でのゴンドラ10の引っ張り力による上側ロープ20b、20cの巻き出しとにより行われる。
The
つぎに、ゴンドラ移動装置8の作用について説明する。図5および図6は、ゴンドラ10を所定の位置に移動させる手順を示しており、とくに上側ロープ駆動手段30aの制御手順を例にとって説明する。図5のステップ101では、ゴンドラ10に搭乗している作業者により入力手段11が操作され、所定の位置へ移動するための移動指令情報が移動制御手段25へ入力される。入力手段11は、たとえば天井クレーンを操作するためのスイッチと同じ機能を有しており、作業者が望む方向のスイッチを操作することにより、移動制御手段25に移動指令情報が入力される。ステップ102においては、入力手段11からの指令情報に基づき移動制御手段25は、上側ロープ駆動手段30aが上側ロープ20aの巻き取りまたは巻き出しのいずれかを行うかを判断する。すなわち、ここでは移動制御手段25は、ゴンドラ10の移動指令方向が西(W)方向であれば、上側ロープ駆動手段30aにより上側ロープ20aを巻き取るかまたは巻き出しするかを判断する。これと同様の判断は、移動制御手段25によって他の上側ロープ駆動手段30b、30c、30dについても行われる。図1に示すように、ゴンドラ10の移動指令方向が西(W)方向であれば、上側ロープ駆動手段30a、30dでは巻き取りが必要となり、上側ロープ駆動手段30b、30cでは巻き出しが必要となる。
Next, the operation of the
ステップ102において、上側ロープ20aの巻き取りが必要であると判断された場合は、ステップ103に進み、上側ロープ駆動手段30aの電磁ブレーキ35の制動が解除される。電磁ブレーキ35の制動解除が確認されると、ステップ104に進み、モータ104が駆動されドラム33の回転による上側ロープ20aの巻き取りが開始される。ステップ102において、巻き出しが必要と判断された上側ロープ駆動手段30b、30cでは、電磁ブレーキ35は適度な制動動作を維持し、ステップ109でモータ37は停止したままとなる。この状態では、ゴンドラ10が上側ロープ20a、20dの巻取りによって西(W)方向に移動するので、上側ロープ20b、20cが西(W)に引っ張られることになる。これにより、上側ロープ駆動手段30b、30cでは、ドラム33が巻き取り方向と逆方向に回転し、上側ロープ20b、20cの巻き出しが開始される。
If it is determined in
ゴンドラ10の西(W)方向の移動が開始されると、ステップ105に進み、各張力センサ22a、22b、22c、22dによって各上側ロープ20a、20b、20c、20dに作用する張力が検出される。つぎに、ステップ106に進み、各上側ロープ20a、20b、20c、20dに作用する張力が所定範囲内か否か移動制御手段25によって判断される。ステップ106において、たとえば上側ロープ20aの張力が所定範囲を外れていると判断された場合は、ステップ107に進み、張力調整器36による張力調整が行われる。すなわち、上側ロープ20aの張力が所定範囲を外れている場合は、移動制御手段25からの信号により張力調整器36の電磁石36cに流れる電流(信号S2a)が制御され、第一のロータ36aの回転に対して第二のロータ36bがスリップすることになる。これにより、第一のロータ36aの回転速度に対して第二のロータ36bの回転速度が遅くなり、ドラム33による上側ロープ20aの巻き取り速度が低下して上側ロープ20aの張力は所定値内に調整される。
When the
図6のステップ111に示すように、ゴンドラ10の移動中には、巻き量検出器41a、41b、41c、41dによって上側ロープ20a、20b、20c、20dの巻き量が検出される。つぎに、ステップ112に進み、上側ロープ20a、20b、20c、20dの巻き量が限界か否か移動制御手段25によって判断される。ここで、特定のロープの巻き量が限界であると判断された場合は、ステップ114に進み、その巻き取り限界に達した上側ロープに対応する上側ロープ駆動手段のモータ37が停止される。すなわち、上側ロープ20aの巻き取り量が限界に達している場合は、巻き量検出器41aからの信号に基づき上側ロープ駆動手段30aのモータ37が停止し、上側ロープ20aの巻き取りが停止する。ステップ112において、いずれの上側ロープ20a、20b、20c、20dの巻き量が限界に達していないと判断された場合は、ステップ113に進み、移動制御手段25によってゴンドラ10の西(W)方向の移動が完了したか否かが判断される。すなわち、ステップ113では、ゴンドラ10が所定の位置に到達したか否かが判断される。ステップ113において、ゴンドラ10の移動が完了していないと判断された場合は、ステップ105に戻り、ロープの張力を検出しながら上側ロープ駆動手段30a、30dによる上側ロープ20a、20dの巻き取りが続行され、ゴンドラ10は西(W)に向かって移動し続ける。
As shown in
ステップ113において、ゴンドラ10の移動が完了したと移動制御手段25によって判断された場合は、ステップ114に進み、上側ロープ駆動手段30a、30bのモータ37が停止する。つぎに、ステップ115に進み、上側ロープ駆動手段30a、30bの電磁ブレーキ35によるドラム33の制動が行われる。これにより、ゴンドラ10は所定位置に位置決めされ、作業者によるボイラ1内の蒸発管4の点検が開始される。
If the movement control means 25 determines in
ゴンドラ10の移動中には、姿勢検出手段としてのジャイロスコープ12からの信号に基づき、ゴンドラ10の姿勢制御が行われる。図7は、ゴンドラ10の姿勢制御の手順を示している。図7のステップ120において、ジャイロスコープ12によるゴンドラ10の姿勢が検出される。つぎに、ステップ121に進み、ゴンドラ10の姿勢が正常であるか否かが移動制御手段25によって判断される。ステップ121において、ゴンドラ10の姿勢が正常であると判断された場合は、ステップ123に進み、姿勢制御は行われない。ステップ121において、ゴンドラ10の姿勢が正常でないと判断された場合は、移動制御手段25はゴンドラ10が所定の姿勢になるように各上側ロープ駆動手段30a、30b、30c、30dのモータ37の回転速度を制御する。これにより、上側ロープ20a、20b、20c、20dの吊下げ長さが調整され、ゴンドラ10はほぼ水平を保ちながら指令方向へ移動することが可能となる。
While the
このように、ゴンドラ移動装置8においては、ゴンドラ10は上側ロープ20a、20b、20c、20dによって四方から吊下げられるので、ゴンドラ10の前後方向および左右方向の揺れを抑制することができ、ゴンドラ10による高所作業の安全性を高めることができる。また、ゴンドラ10を火力発電所の巨大なボイラ1内の空間の任意の位置に容易に移動させることができるので、蒸発管4の点検作業の能率を著しく高めることができる。さらに、定期点検のための巨大な足場の組立が不要となることから、足場組立のための多くの時間と巨額な費用も不要となる。
As described above, in the
ボイラ1の点検終了後は、ゴンドラ10は各上側ロープ20a、20b、20c、20dと切り離され、ボイラ1の外部に搬出される。また、各上側ロープ20a、20b、20c、20dおよび各上側ロープ駆動手段30a、30b、30c、30dは、ボイラ1の点検終了後は耐熱壁(図示略)などによりボイラ1内と遮断された状態となる。したがって、ゴンドラ移動装置8は、点検時以外はボイラ1の熱から保護されることになり、ボイラ1の定期点検毎に繰り返して使用することが可能となる。
After the inspection of the
(実施の形態2)
図9および図10は、この発明の実施の形態2を示している。実施の形態2が実施の形態1と異なるところは、ゴンドラ10を下方から引っ張る構造のみであり、その他の部分は実施の形態1に準ずるので、準ずる部分に実施の形態1と同一の符号を付すことにより、準ずる部分の説明を省略する。
(Embodiment 2)
9 and 10 show a second embodiment of the present invention. The difference between the second embodiment and the first embodiment is only the structure in which the
図9において、ゴンドラ10の下側四隅には、ゴンドラ10を支持するための下側ロープ20e、20f、20g、20hが連結されている。各下側ロープ20e、20f、20g、20hは、図10に示すように、張力センサ22e、22f、22g、22hを介してゴンドラ10に連結されている。張力センサ22e、22f、22g、22hは、下側ロープ20e、20f、20g、20hに作用する張力を検出する機能を有しており、たとえば張力を電気信号に変換するロードセルから構成されている。張力センサ22e、22f、22g、22hは、接続箱13a、13bを介して無線通信器14と電気的に接続されている。張力センサ22e、22f、22g、22hからの電気信号は、無線通信器14を介して移動制御手段25に入力されるようになっている。
In FIG. 9,
図9に示すように、下側ロープ20eは、ゴンドラ10の南西方向の下部コーナーから斜め下方に延びており、下側ロープ20fは、ゴンドラ10の南東方向の下部コーナーから斜め下方に延びている。また、下側ロープ20gは、ゴンドラ10の北東方向の下部コーナーから斜め下方に延びており、下側ロープ20hは、ゴンドラ10の北西方向の下部コーナーから斜め下方に延びている。下側ロープ20e、20f、20g、20hは、実施の態様1と同様に引張り強度の高いワイヤーロープから構成されているが、引っ張り強度が高ければ鋼鉄以外の素材から構成されるロープであってもよい。
As shown in FIG. 9, the
下側ロープ20eは、構造物としてのボイラ1の南西方向下部に配設された下側ロープ駆動手段30eにより、巻き取りおよび巻き出しが可能となっている。下側ロープ20fは、ボイラ1の南東方向下部に配設された下側ロープ駆動手段30fにより、巻き取りおよび巻き出しが可能となっている。下側ロープ20gは、ボイラ1の北東方向下部に配設された下側ロープ駆動手段30gにより、巻き取りおよび巻き出しが可能となっている。下側ロープ20hは、ボイラ1の北西方向下部に配設された下側ロープ駆動手段30hにより、巻き取りおよび巻き出しが可能となっている。下側ロープ駆動手段30e、30f、30g、30hは、図3の上側ロープ駆動手段30aと同一の構造を有している。
The
図10に示すように、各下側ロープ駆動手段30e、30f、30g、30hは、移動制御手段25と電気的に接続されており、移動制御手段25からの出力信号により動作するようになっている。各下側ロープ駆動手段30e、30f、30g、30hにおける下側ロープ20e、20f、20g、20hの巻き量は、巻き量検出器41e、41f、41g、41hにより検出されており、各巻き量検出器41e、41f、41g、41hからの電気信号は、移動制御手段25に入力されるようになっている。
As shown in FIG. 10, each lower rope drive means 30e, 30f, 30g, 30h is electrically connected to the movement control means 25, and operates according to an output signal from the movement control means 25. Yes. The winding amount of the
ゴンドラ10を各方向に移動させるためには、各上側ロープ駆動手段30a、30b、30c、30d、および下側ロープ駆動手段30e、30f、30g、30hを下記のように操作する必要があり、移動制御手段25には予めこれらの操作プログラムが入力されている。図9において、たとえばゴンドラ10の上(U)方向への移動は、全ての上側ロープ駆動手段30a、30b、30c、30dにおいてモータ37を正回転方向に駆動させ、上側ロープ20a、20b、20c、20dを巻き取ることにより行われる。この状態では、全ての下側ロープ駆動手段30e、30f、30g、30hのモータ37は停止したままであり、下側ロープ20e、20f、20g、20hの巻き出しが行われる。また、ゴンドラ10の下(D)方向への移動は、全ての下側ロープ駆動手段30e、30f、30g、30hにおいてモータ37を正回転方向に駆動させ、下側ロープ20e、20f、20g、20hを巻き取ることにより行われる。この状態では、全ての上側ロープ駆動手段30a、30b、30c、30dのモータ37は停止したままであり、上側ロープ20a、20b、20c、20dの巻き出しが行われる。このように、ゴンドラ10を上下方向および東西南北方向に移動させる際には、移動制御手段25に入力されている操作プログラムに基づき、上側ロープ駆動手段30a、30b、30c、30d、および下側ロープ駆動手段30e、30f、30g、30hの巻き取り制御または巻き出し制御が行われる。
In order to move the
このように構成された実施の形態2においては、ゴンドラ10の上側は、上側ロープ20a、20b、20c、20dによって四方から吊下げられ、ゴンドラ10の下側は、下側ロープ20e、20f、20g、20hによって四方から支持されるので、実施の形態1の場合よりも、ゴンドラ10の前後方向および左右方向の揺れをさらに抑制することができ、ゴンドラ10による高所作業の安全性をさらに高めることができる。また、実施の形態1のように四本吊りの場合は、蒸発管4の点検のためにゴンドラ10を燃焼室2の内壁面にできるだけ近づけるには、ゴンドラ10の燃焼室2の内壁面に向かう力を高めるためにゴンドラ10の重量を大にする必要があるが、実施の形態2においては、ゴンドラ10を各下側ロープ駆動手段30e、30f、30g、30hによって下方に引っ張ることが可能となるので、ゴンドラ10の重量を増加させることなく、ゴンドラ10を燃焼室2の内壁面に近づけることが可能となる。
In the second embodiment configured as described above, the upper side of the
(実施の態様3)
図11および図12は、この発明の実施の形態3を示しており、実施の形態1における張力制御手段の変形例を示している。実施の形態1においては、張力制御手段としての張力調整器36は上側ロープ駆動手段30aに備えられていたが、実施の態様3においては、張力制御手段は移動制御手段25に備えてられている。
(Embodiment 3)
11 and 12 show the third embodiment of the present invention, and show a modification of the tension control means in the first embodiment. In the first embodiment, the
図11は、上側ロープ駆動手段30a´の詳細構造を示している。上側ロープ駆動手段30a´は、実施の態様1の上側ロープ駆動手段30aの構成から張力調整器36が除かれており、モータ37の出力軸は電磁ブレーキ35の入力軸と直結されている。これは、ロープ張力制御をモータ37の回転速度制御により行うためであり、移動制御手段25には、ロープ張力制御のためのプログラムが入力されている。
FIG. 11 shows the detailed structure of the upper rope drive means 30a ′. In the upper rope drive means 30a ′, the
図12は、ゴンドラを所定位置に移動させる手順を示しており、ステップ107aはロープ張力制御のためのステップを示している。このステップ107aは、実施の形態1における図5のステップ107に相当するものである。この実施の態様3におけるゴンドラ10を所定の位置に移動させる手順は、ステップ107aを除き、図5および図6と同じである。したがって、ここではステップ107aに関する制御についてのみを説明する。図12のステップ106において、各上側ロープ20a、20b、20c、20dに作用する張力が所定範囲内か否か移動制御手段25によって判断される。ステップ106において、たとえば上側ロープ20aの張力が所定範囲を外れていると判断された場合は、ステップ107aに進み、移動制御手段25による上側ロープ20aの張力制御が行われる。移動制御手段25は、上側ロープ20aの張力が所定範囲を外れていると判断した場合は、可変速モータであるモータ37の回転速度を低下させ、ドラム33による上側ロープ20aの巻き取り速度を低下させる。これにより、上側ロープ20aの張力は所定範囲内に修正され、上側ロープ20aの張力は適正な値に保たれる。
FIG. 12 shows a procedure for moving the gondola to a predetermined position, and
このように実施の態様3においては、上側ロープ20aの張力制御は移動制御手段25に予め入力されたプログラムにより行うようにしているので、実施の態様1における図4の張力調整器36を用いることなく、上側ロープ20aの張力制御が可能となり、装置の構成を簡素化することができる。
As described above, in the third embodiment, the tension control of the
以上、この発明の実施の形態を詳述してきたが、具体的な構成はこれらの実施の形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更等があっても、この発明に含まれる。たとえば、各実施の態様においては、ゴンドラ10は火力発電所におけるボイラ1の点検作業のために用いられているが、三次元の移動を必要とする作業であればこれに限定されない。また、入力手段11はゴンドラ10に搭載するようにしているが、入力手段11を地上側に配置し、地上側から移動指令を発してゴンドラ10を操作する構成としてもよい。さらに、姿勢検出手段としてジャイロスコープ12を用いたが、ゴンドラ10の姿勢を検出できるものであれば、ジャイロスコープ12に限定されない。
As described above, the embodiments of the present invention have been described in detail, but the specific configuration is not limited to these embodiments, and even if there is a design change or the like without departing from the gist of the present invention, It is included in this invention. For example, in each embodiment, the
1 ボイラ(構造物)
8 ゴンドラ移動装置
10 ゴンドラ
11 入力手段
12 ジャイロスコープ(姿勢検出手段)
20a 上側ロープ
20b 上側ロープ
20c 上側ロープ
20d 上側ロープ
22a 張力センサ
22b 張力センサ
22c 張力センサ
22d 張力センサ
25 移動制御手段
30a 上側ロープ駆動手段
30b 上側ロープ駆動手段
30c 上側ロープ駆動手段
30d 上側ロープ駆動手段
36 張力調整器(張力制御手段)
41a 巻き量検出器
41b 巻き量検出器
41c 巻き量検出器
41d 巻き量検出器
1 Boiler (structure)
8
20a
41a
Claims (4)
前記ゴンドラの上側四隅に連結され該ゴンドラを吊下げる複数の上側ロープと、
前記ゴンドラが移動する空間を形成する構造物の上側四隅に配設可能で前記上側ロープの巻き取りおよび巻き出しを行う上側ロープ駆動手段と、
前記ゴンドラの移動方向を含む移動指令を入力する入力手段と、
前記ゴンドラが前記移動指令の方向に移動するように前記各上側ロープ駆動手段を制御する移動制御手段と、を備えたことを特徴とするゴンドラ移動装置。 A gondola that workers can board,
A plurality of upper ropes connected to the upper four corners of the gondola and hanging the gondola;
Upper rope drive means that can be disposed at the upper four corners of a structure that forms a space in which the gondola moves, and that winds and unwinds the upper rope;
Input means for inputting a movement command including a moving direction of the gondola;
A gondola movement device comprising: movement control means for controlling each upper rope drive means so that the gondola moves in the direction of the movement command.
前記構造物の下側四隅に配設可能で、下側ロープの巻き取りおよび巻き出しを行う下側ロープ駆動手段と、を備え、
前記移動制御手段によって、前記ゴンドラの揺れを抑制するように前記下側ロープ駆動手段を制御することを特徴とする請求項1に記載のゴンドラ移動装置。 A plurality of lower ropes connected to the lower four corners of the gondola;
A lower rope driving means that can be disposed at the lower four corners of the structure and winds and unwinds the lower rope;
2. The gondola moving apparatus according to claim 1, wherein the lower rope driving means is controlled by the movement control means so as to suppress shaking of the gondola.
前記張力センサからの信号に基づいて前記各ロープに作用する張力を一定に保つ張力制御手段を備えることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のゴンドラ移動装置。 Each rope is provided with a tension sensor that detects the tension acting on the rope,
The gondola movement device according to claim 1 or 2, further comprising tension control means for maintaining a constant tension acting on each rope based on a signal from the tension sensor.
前記姿勢検出手段によって検出された前記ゴンドラの姿勢に基づいて、前記ゴンドラが所定の姿勢になるように、前記移動制御手段は前記各上側ロープ駆動手段を制御することを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれかに記載のゴンドラ移動装置。 A posture detecting means for detecting the posture of the gondola;
2. The movement control means controls each upper rope drive means so that the gondola assumes a predetermined attitude based on the attitude of the gondola detected by the attitude detection means. The gondola movement apparatus in any one of Claim 3.
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