JP2009144514A - 補助電力併用型循環式水力発電装置 - Google Patents

補助電力併用型循環式水力発電装置 Download PDF

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Abstract

【課題】揚水式の水力発電機や循環式の水力発電機には、高圧水流式、揚水落差式と、考案されているが、それぞれ性能不足や製作コスト高との課題があった。本願発明は、これを大幅に改善し、高効率の低コスト型の水力発電機を提供する。
【解決手段】本発明は、前もって水を満たした貯水式大型水槽の下部底面に適宜量の放水口を設け、その放水口の下に水車と発電機を取り付け、この水槽の放流水で回転し発電する水力発電システム〔1〕、その水力発電システム〔1〕の下部の放流水の直下に、水力発電システム〔1〕と同じ、水を満たしたシステム〔2〕を置き、上と下の貯水槽の下の放水ノズルを同時に開き、中の水を放水して水力発電システム〔1〕と同システム〔2〕で同時に発電、上部の水力発電システム〔1〕の貯水槽1にパイプを介して揚水、この水が同システム〔2〕へも落水し、循環し発電するシステムの補助電力併用型循環式水力発電装置が完成した。
【選択図】図1

Description

本発明は、前もって水を満たした貯水式大型水槽の下部底面に適宜量の放水口を設け、その放水口の下に水車と発電機を取り付け、この水槽の放流水で回転し発電する水力発電システム〔1〕、その水力発電システム〔1〕の下部の放流水の直下に、水力発電システム〔1〕と同じ、水を満たしたシステム〔2〕を置き、上と下の貯水槽の下の放水ノズルを同時に開き、中の水を放水して水力発電システム〔1〕と同システム〔2〕で同時に発電、この時装置の摩擦ロス等で電力が不足する為、このシステム〔2〕の発電量と、これに加えて一部、外部から少量の補助電力を取り入れ加算、この合算電力で揚水ポンプを回転利用、上部の水力発電システム〔1〕の貯水槽1にパイプを介して揚水、この水が同システム〔2〕へも落水し、循環し発電するシステムで、特別の高層落差式や特殊大型装置を使用することなく限られた水量と補助電力で高効率の発電ができる構造を特徴とする補助電力併用型循環式水力発電装置に関するものである。
従来から水力発電機としては、ダムや急流を利用した大型水車発電が主流で、更に近年は原子力発電に注目され、大型の水力発電設備は建設されなくなり、水力発電の役割は十分であった。
しかし、原子力発電機の事故で、環境破壊と使用済後のコスト高が近時急速に問題視され、再度、風力と水力の発電が見直されてきたが、これらの自然エネルギーの設置にも、大型化での設置は更なる環境破壊元になるとして、新設には困難な面が多く特に風力発電機は風量が一定でなく、発電量も不安定で、小型化の実用化にはいたっていない。近時は、地球温暖化のスピードが早く、再度原子力発電機の設置が増加しているが、安全性と使用後の処理費用は解決されておらず問題が多い。
特に、環境改善には水力発電も小型化して、大型ダムを必要とせず、送電線の必要がない電力の消費地に近い場所での、1基数キロワットから数百キロワットの商用発電が可能な小型水力発電装置の開発が急務である。
特に水力発電機で、水量の少ない山間部の渓流地や河川で使用できる小型の水力発電機の開発が必要であるが、渓流地や河川、海には、国、県、市、町、村の許可と地域の農業、漁業の使用権者間との話し合いもあって、個人の河川使用には限界があり、これらの自然地への設置が必要ない、構造をした水力発電機の開発が必要である。
この改善策として、河川や海を使用しない、又、水利権の必要がない、構造物の貯水式や回転流水式、ビル排水型の小型水力発電機が考案されているが、完全実用化には至っていない。
落差式水力発電機には、揚水型が一般的に知られているが、ダム貯水式で、機械装置式はほとんどなく、従来から言われている「エネルギー不滅の方式」があり、自己発電の電力を利用し、自己発電量より上回る電力は得る事が困難であるが、近年は新素材や、従来には考えられない高効率の発電機も開発されており、初期投下電力量を上回る発電装置の発明が望まれる。
最近では、水流循環式と高圧揚水式が考案されており、一定量の水を貯水しておき、この水を繰り返し利用する事で、外部からの水を必要最小限とし、水力発電をするもので、水力発電としては、ムダのない発電システムで参考文献は次の通りである。
特開2005−299434 特開2004−251259 特開2000−110702 特開平11−070896 特開平09−144646 平成18年9月に日刊工業新聞で公表された、ファロス社(那覇 市、小松秋男社長)
その他には、「非特許文献1」の開発は多槽式水循型発電装置が考案されているが、この方式は、70mの高さに水を圧送する方法で、水を落下させるシステムである。
この方法は、水を高所より落下させるものであり、70mと水をポンプ圧送する事で、25mのポンプ圧送よりパイプの管内壁と流水との間に摩擦が生じ、数倍の電力を要し、大型のモーターを必要とする欠点があり、電力損失が過大である。
本願発明の補助電力併用貯水式自動循環型水力発電装置との相違点は、規模にもよるが、低い位置への水のポンプ圧送を大型貯水槽へ送り、当初から水は満杯にしておく方法により、低位置でも水圧を利用する事で、水流の圧力を十分得る事ができ、その上水力による自己発電量をカバーする為、自己発電の他、外部から少量の電力を供給し、ポンプ圧送の水量の調整幅をアップする効果がある。
この違いは、貯水槽の大小により必要な水流を自由にコントロールできる利点と、大量の水を圧送しても消費電力は少なく、水力発電に必要な水量と水圧が容易に得られ、更に全体の設備投下の規模が小さくでき、資金も少なくコスト低下にも役立ち、利点が大きい。
解決しようとする問題点は、
日本は山間地や渓流地が多く、水流は早いため水量の少ない小型水力発電が出来ないか、又その方法はどうすれば良いか
大型ダムを必要としない、自然の山や海を使用せず、環境破壊の全く心配のない水力発電機は作れないか
大型工事も必要としない、送電線もいらず、大都市型の電力消費地内に安定した水力発電は出来ないか
又、少量の電力を供給しても同じ水を循環させ、自立型の小型発電から大型の水力発電機で商用電源用として、可能な装置で低コストでできないか
本発明は、これらの欠点や課題を解決する為になされたものである。
請求項1の発明は、前もって水を満たした貯水式大型水槽の下部底面に適宜量の放水口を設け、その放水口の下に水車と発電機を取り付け、この水槽の放流水で回転し発電する水力発電システム〔1〕、その水力発電システム〔1〕の下部の放流水の直下に、水力発電システム〔1〕と同じ、水を満たしたシステム〔2〕を置き、上と下の貯水槽の下の放水ノズルを同時に開き、中の水を放水して水力発電システム〔1〕と同システム〔2〕で同時に発電、この時装置の摩擦ロス等で電力が不足する為、このシステム〔2〕の発電量と、これに加えて一部、外部から少量の補助電力を取り入れ加算、この合算電力で揚水ポンプを回転利用、上部の水力発電システム〔1〕の貯水槽1にパイプを介して揚水、この水が同システム〔2〕へも落水し、循環し発電するシステムで、特別の高層落差式や特殊大型装置を使用することなく限られた水量と補助電力で高効率の発電ができる構造を特徴とする補助電力併用型循環式水力発電装置を提供するものである。
請求項2の発明は、貯水式大型水槽の数や形状、サイズ、材質は限定せず、強度を要する作りで、使用する水車も大型用、小型用とでプロペラ水車、ペルトン水車、クロスフロー水車、フランシス水車の中から、目的別の製作形状にあった水車を選定して、効率を上げる作りで、放水ノズルは大型水車用はダブルジェットノズル、小型水車にはシングル穴のノズルを使用、補助電力を使用しない作りの水力発電機もあるが、主力は補助電力使用型で、補助電力には商用電力か、又は山間部や離島用には、完全自立型用で、自然エネルギーの風力発電、太陽光発電を主に利用、特別複雑な装置を必要とせず、発電の数、規模、設置場所も自由で製作も容易な構造を特徴とする請求項1に記載する補助電力併用型循環式水力発電装置を提供するものである。
本発明には次の効果がある。
(イ)1台の装置として、数キロワットから数百キロワットの水力発電装置ができる。
(ロ)少量の補助電力供給量で高水圧の水力発電機システム2基以上が稼働できる。
(ハ)複雑な機構や特殊な化学物質を必要とせず、安全性も高く、メンテナンスがしや すい。
(ニ)風力や太陽光発電の自然エネルギーの電力を補助電力に使用することで、完全な 自立型水力発電が可能。
従って、効率もよく環境改善にも役立つ水力発電が出来るため、地球温暖化防止には相当の実用効果が得られる。
本願発明の補助電力併用型循環式水力発電装置の立面姿図は図1に示す通りで、機械装置として単体で製作でき、基本は大型貯水槽及水力発電システム〔1〕を上に置き、更に同じシステム〔1〕を下部にも同じシステム〔2〕として置いた構造で、全体の水力発電機の能力としては、数キロワットから数百キロワットの製作が可能。
大型貯水タンク(貯水槽と同じ意味で、タンクと以下表示する)の形状には指定はないが、一応円筒形が最良の形態で、全体がコンパクトで仕上がり、大型ダム、河川、海などの開発行為が不要で、送電線の必要がなく、設置が容易である。
本願発明を分かりやすく説明する為に大型貯水槽及水力発電システム〔1〕セットで1kwを発電するシステムとして、風力発電と太陽光発電を併用して説明すれば次の通りである。
大型貯水槽及水力発電システム〔1〕を発電システム〔1〕同システム〔2〕と以下表示して記述する。
図2は立面斜視図で一部内部を図解して説明すれば、貯水タンク1を含む全体が上部にあって、発電システム〔1〕と表し、内部はタンク1の中に貯水7が満タンしてあって、常時水圧が全体にかかり、特に水の重量として、下部方向に特に高水圧がかかり、この水を放水し水車を回し発電するシステムである。
この貯水7の高水圧は、5の1の放水バルブキーを開く事で、水は3の1のダブルジェットノズルを回して、4の1のクロスフロー水車に高圧水として噴射され、水車に取り付けられているプーリー(Vベルト用車輪)〔大〕13が、Vベルト6を通じ、プーリー(小)付発電機、9の1に連結され、回転数は必要に応じて増速され発電するもので、この一連のセットが水力発電システム〔1〕である。
この水力発電システム〔1〕と同じシステムを同システム〔1〕の直下に置き、発電システム〔1〕の貯水タンク1の水7を3の1のダブルジェットノズルから放水し、その水が拡散しない様アクリルカバー8により誘導され、落下水路20の穴を通って、システム〔2〕の貯水タンク2に入り、発電システム〔1〕と全く同じ貯水の水圧で発電するシステム〔2〕を構成している。
この時発電システム〔1〕と同システム〔2〕のタンク内には、それぞれ貯水7が前もって満タンに貯水されており、発電システム〔1〕と同システム〔2〕の放水バルブは同時に開ける事で、発電システム〔1〕と同システム〔2〕のタンク1、2の中の水は減る事はなく、従って水圧も不変で、水が下へ落下した水量分は22の揚水ポンプで発電システム〔1〕の貯水タンクに揚水パイプ10を通じて給水されるため、流水量及貯水タンク内の水圧も全く変わる事はなく、循環維持される。
発電システム〔2〕で、3の2のダブルジェットノズルから4の2のクロスフロー水車を回転し、落下した水は8の防水アクリケースに誘導され、その防水アクリケース8の底穴から16の調整タンク(調整槽とも言う)に落水し、21のポンプ吸水口を通じ22の揚水ポンブで10の揚水パイプを経由して、発電システム〔1〕の大型貯水タンク1に給水され、19は揚水パイプ用調整バルブで水量を調整するが、自動的にはタンク内の貯水7の上にある18の浮式水量調整器が作動して、タンク内の水位で水量をコントロールする。
前述の通り、システムの構成を分かりやすくするため、発電量で説明すれば、発電システム〔1〕で仮に1kwが発電し、発電システム〔2〕で1kwの発電とし、合計2kwが発電するが、水を揚水する為には、発電機、揚水ポンプ、揚水パイプなどの回転や、摩擦ロスで全体に電力が不足するため、これを図2の上部に設置してある風力発電機11から100w、12の太陽光発電から200wの電力を供給すれば、合計2.3kwの電力となる。
この風力、太陽光発電の自然エネルギーは、図2の14のダイオードや整流機、バッテリー利用で電力変換ロスがある為、風力と太陽光の発電量300wからロス分を50w差し引き250wを使用できる電力として計算する。
その為、発電システム〔1〕と同システム〔2〕で2kwの発電力と自然エネルギーのロス分を除いた250wを合計して2.25kwとなる。
この水力発電システムで1kwを発電する為には、貯水タンク7の水圧を加味して、タンク7の水量は1,000L(重量約1トン)が必要で、発電システム〔1〕のタンク1に1,000L、同システム〔2〕のタンク2に1,000Lの水が、前もって貯水して置く必要がある。
この貯水1,000Lの水圧で、ダブルジェットノズル3の1の発電システム〔1〕で1kwの発電には、ダブルジェットノズルの口径は、18mmの穴が2ヶ付で1分間に350Lの水量が必要である。
揚水ポンプは、3.8mを揚水するのに消費電力800wで500Lを揚水でき、揚水ポンプの初期回転電力は、40%増が必要で、1,180w(1.18kw)となる。
図2の全体図で説明すれば、前述の通り発電システム〔1〕で、1kwが発電し、同発電システム〔2〕で1kwが発電するもので、自然エネルギーの変換ロスを除き250wの供給電力で合計1,250wで、発電システム〔1〕の貯水タンクに500L/分の水を揚水し、発電システム〔1〕の発電する1kwの電力は、自由に使用できる循環式水力発電装置である。
図3は右から見た右側面図で、全体的姿図では大型に見えるが、コンパクトな作りで、23は全体装置の架台枠である。1、2、9の1、9の2、10、11、12、16、17は、図2の通りである。
図4は平面図で、24は空気口で空気の取入口になり、25はメンテナンス点検口である。11、12、19、23は、図2、図3の通りである。
図5はダブルジェットノズル及貯水タンク断面図で、1の貯水タンクの貯水7は、26の円形放水バルブを5の1の放水バルブキーで開閉され、3の1のダブルジェットノズルで圧水で放流され、4の1のクロスフロー水車に当り回転し、水はそのまま20の落水路を通り、貯水タンク2に落水する。8は防水アクリケースである。
図6は、貯水タンク内の貯水7の上に18の浮式水量調整器(又はフロート器)、27はフロート弁で、タンク内の流入量を調整する役目ができる。10、23、24の数字は、図3、5の通りである。
図7は補助電力及発電系統図である。図2の通り、説明が分かりやすい為、水力発電システム〔1〕の発電量を1kwとして説明すれば、図7の中心に記載の通り、貯水タンク(貯水槽と同じ意味)1の水力発電機9の1で1kw、これでシステム〔1〕となり、その直下に貯水タンク2があって、その下で水力発電機9の2があって、ここでも1kwの発電となり、これがシステム〔2〕である。
ここで電力は下のコントローラー28に集められ、水は調整タンク16を経由して、22の揚水ポンプにより揚水パイプ10を経由して、貯水タンク1に揚水され循環するシステムで、コントローラーに集めた電力は水力発電分が2kwである。
これに系統図左上の自然エネルギー補助電力ーAで、11の風力発電が100wで、太陽光発電が200wで、これを14の整流機(電流の流れをスムーズにするもの)や逆流防止のダイオードボックスを経由して、合計で300wの電流をバッテリー17に充電される。
それから交流電力に変換され、300wが変換ロスで250wに減少するが、コントローラー28でシステム〔2〕の水力発電機の1kwと合計1,250wの内、800wで揚水ポンプを稼働させ、1分間に500Lの水を10の揚水パイプを経由して、貯水タンク1に揚水するシステム図で、電力的には450wの余裕があり、ダブルジェットノズルで1分間に360Lの水流は十分、水量にも余力がある。
自然エネルギー補助電力が風力や太陽光がフル稼働して電力が余れば、制限コントロールを介して負荷コンセント29の2で電力を使用できる。
システム〔2〕の水力発電の1kwは、コントローラー28で、自然エネルギーの250wと合計され、1,250wで揚水ポンプ稼働用に消費される。
システム〔1〕の水力発電の1kwは、負荷コンセント29の1で、30の照明や冷暖房等に消費できる。
系統図の右下で補助電力ーBは、自然エネルギーを使用しない一般の商用電力を一部補助電力に利用した場合の連系図で、32の商用電源及メーターセットを介し250wを導入し、システム〔2〕の水力発電1kwと合計し1,250wで揚水ポンプを稼働させる。
従って、自然エネルギーか一般の商用電源かは区別なく、系統図でわかる点は、250w〜300wの補助電力を供給する事でシステム〔2〕の1kwは揚水ポンプに消費するが、システム〔1〕の水力発電1kwは、電力源として利用でき、補助電力の3〜4倍の電力を生む事ができ、使用する水も同じ水で自動循環する為、ほとんど補給する必要はない。
現在電気エネルギーを生む方法としては、原子力発電、火力発電で70%以上であるが、資源の枯渇、環境問題、地球温暖化と問題が山積している。これに反して、水力、風力、太陽光などの自然エネルギーにおいても、開発、騒音、コスト高と、全世界において普及できるものではない。
これに対して、本願発明の補助電力併用型循環式水力発電装置は、当初の設備投資は必要であるが、若干の補助電力を利用、一定量の水があれば自己発電の電力を併用して、循環自立型発電機の製作設置ができ、又、電力消費地で利用でき送電線も不要で、安全性と環境にも勝れ、発電量も1基1kwの小型用から、数百キロワットと商用発電もでき、場所も限定せず、施工上においても自由な設計と施工が容易であり、地球温暖化効果防止上からも画期的な発明で産業上においても実用効果は大きい。
補助電力併用型循環式水力発電装置の立面姿図 立面斜視図 右側面図 平面図 ダブルノズル及貯水タンク断面図 水流調整フロート図 補助電力及発電系統図
符号の説明
1.大型貯水槽1(又は貯水タンク)セットで水力発電システム〔1〕
2. 〃 2( 〃 ) 〃 〔2〕
3の1.3の2.ダブルジェットノズル(放水弁とも言う)
4の1.4の2.クロスフロー水車
5の1.5の2.放水バルブキー
6.Vベルト
7.貯水
8.防水アクリケース
9の1.9の2.プーリー(小)付発電機
10.揚水パイプ
11.風力発電機
12.太陽光発電器
13.プーリー(Vベルト用車輪)〔大〕
14.ダイオード整流機
15.コントローラー(インバーター、整流機、ブレーカー)
16.調整タンク(調整槽とも言う)
17.バッテリー
18.浮式水量調整器(又はフロート器)
19.揚水パイプ用調整バルブ
20.落下水路
21.ポンプ吸水口
22.揚水ポンプ
23.架台枠
24.空気口
25.メンテナンス点検口
26.円形放水バルブ
27.フロート弁
28.コントローラー
29の1.29の2.負荷コンセント
30.照明、冷暖房
31.制限コントローラー
32.商用電源(メーター付)

Claims (2)

  1. 水力発電に関するもので、前もって水を満たした貯水式大型水槽の下部底面に適宜量の放水口を設け、その放水口の下に水車と発電機を取り付け、この水槽の放流水で回転し発電する水力発電システム〔1〕、その水力発電システム〔1〕の下部の放流水の直下に、水力発電システム〔1〕と同じ、水を満たしたシステム〔2〕を置き、上と下の貯水槽の下の放水ノズルを同時に開き、中の水を放水して水力発電システム〔1〕と同システム〔2〕で同時に発電、この時装置の摩擦ロス等で電力が不足する為、このシステム〔2〕の発電量と、これに加えて一部、外部から少量の補助電力を取り入れ加算、この合算電力で揚水ポンプを回転利用、上部の水力発電システム〔1〕の貯水槽1にパイプを介して揚水、この水が同システム〔2〕へも落水し、循環し発電するシステムで、特別の高層落差式や特殊大型装置を使用することなく限られた水量と補助電力で高効率の発電ができる構造を特徴とする補助電力併用型循環式水力発電装置。
  2. 貯水式大型水槽の数や形状、サイズ、材質は限定せず、強度を要する作りで、使用する水車も大型用、小型用とでプロペラ水車、ペルトン水車、クロスフロー水車、フランシス水車の中から、目的別の製作形状にあった水車を選定して、効率を上げる作りで、放水ノズルは大型水車用はダブルジェットノズル、小型水車にはシングル穴のノズルを使用、補助電力を使用しない作りの水力発電機もあるが、主力は補助電力使用型で、補助電力には商用電力か、又は山間部や離島用には、完全自立型用で、自然エネルギーの風力発電、太陽光発電を主に利用、特別複雑な装置を必要とせず、発電の数、規模、設置場所も自由で製作も容易な構造を特徴とする請求項1に記載する補助電力併用型循環式水力発電装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP4754030B1 (ja) * 2010-10-19 2011-08-24 株式会社ソルテック 発電機及び発電システム
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CN109899216A (zh) * 2017-12-11 2019-06-18 解庆军 循环水发电系统

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