JP2009141946A - エントロピーに基づく(自己組織化)安定度管理 - Google Patents

エントロピーに基づく(自己組織化)安定度管理 Download PDF

Info

Publication number
JP2009141946A
JP2009141946A JP2008246561A JP2008246561A JP2009141946A JP 2009141946 A JP2009141946 A JP 2009141946A JP 2008246561 A JP2008246561 A JP 2008246561A JP 2008246561 A JP2008246561 A JP 2008246561A JP 2009141946 A JP2009141946 A JP 2009141946A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cluster
stability
network
node
nodes
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2008246561A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4807650B2 (ja
Inventor
John B Vicente
ビー. ビセンテ、ジョン
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Intel Corp
Original Assignee
Intel Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Intel Corp filed Critical Intel Corp
Publication of JP2009141946A publication Critical patent/JP2009141946A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4807650B2 publication Critical patent/JP4807650B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L41/00Arrangements for maintenance, administration or management of data switching networks, e.g. of packet switching networks
    • H04L41/14Network analysis or design
    • H04L41/142Network analysis or design using statistical or mathematical methods
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F9/00Arrangements for program control, e.g. control units
    • G06F9/06Arrangements for program control, e.g. control units using stored programs, i.e. using an internal store of processing equipment to receive or retain programs
    • G06F9/44Arrangements for executing specific programs
    • G06F9/455Emulation; Interpretation; Software simulation, e.g. virtualisation or emulation of application or operating system execution engines
    • G06F9/45533Hypervisors; Virtual machine monitors
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L41/00Arrangements for maintenance, administration or management of data switching networks, e.g. of packet switching networks
    • H04L41/04Network management architectures or arrangements
    • H04L41/046Network management architectures or arrangements comprising network management agents or mobile agents therefor
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L41/00Arrangements for maintenance, administration or management of data switching networks, e.g. of packet switching networks
    • H04L41/06Management of faults, events, alarms or notifications
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L41/00Arrangements for maintenance, administration or management of data switching networks, e.g. of packet switching networks
    • H04L41/40Arrangements for maintenance, administration or management of data switching networks, e.g. of packet switching networks using virtualisation of network functions or resources, e.g. SDN or NFV entities

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Software Systems (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Mathematical Optimization (AREA)
  • Pure & Applied Mathematics (AREA)
  • Probability & Statistics with Applications (AREA)
  • Mathematical Physics (AREA)
  • Mathematical Analysis (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Algebra (AREA)
  • Data Exchanges In Wide-Area Networks (AREA)
  • Computer And Data Communications (AREA)

Abstract

【課題】ネットワークの制御・管理のためにネットワーク内で、ノードをクラスタに自己組織させる。
【解決手段】いくつかの実施形態において、新種のネットワーク制御(ポリシー)および(状態)管理サービスを構築することにより、フレームワーク内で用いられるべきエントロピーに基づく安定度値を計算することを含む。フレームワークは、分散(メッシュ)ネットワークをサポートする多数の自己管理サービスを構築するよう用いられる。
【選択図】図1

Description

本発明の一実施形態は、概して複雑なコンピュータネットワークに関し、より詳しくは、ネットワークの制御・管理のためにネットワーク内で、ノードをクラスタに自己組織させることに関する。
複雑なネットワークを管理するためのさまざまなメカニズムが存在する。ネットワークの管理・制御のために広く用いられている2つの技術は、集中管理メカニズム、および、分散管理メカニズムである。複雑なネットワークの制御・管理の問題に注目すると、制御は、状態の評価または状態の特徴付けに付随するポリシーまたは設定管理としばしば関連付けられる。今日、多くのネットワーク管理ツールが存在し、さまざまな複雑なネットワークで用いられている。多くのツールは、一般的に集中化した権限および管理者が存在する中央集権化システムの概念に基づく。クライアントは、集中化した権限による状態またはポリシー決定に従う中央システムに入ってくる。
例えば、ピア・ツー・ピアモデルなどには分散ネットワークも用いられるが、ほとんどのネットワーク管理システムは、集中化モデルに基づいている。ネットワークの管理・制御には2つの面がある。自動的なシステムとは、多くの場合、システムの一方の側で、システムの状態が決定され、他方の側で、何らかのポリシーまたは設定を通じてシステムが制御される制御システムモデルのことを指す。システムが自動である場合、ある意味ではループは閉じている。したがって、状態側と制御側とが存在する。一般的には、ネットワーク管理システムは、集中型または分散型である。
今日実装されるような集中および分散モデルのネットワークは、いずれも問題を抱えている。例えば、集中モデルは、非常に大規模な複雑なシステムに合わせて規模を拡大することができない。例えば、分散ネットワークでは、ピア・ツー・ピアおよびメッシュネットワーク、ノード、または、クライアントシステムは、インフラサーバまたはインフラルータとは別個に動作しうる。制御・管理に関して、かなり複雑な環境が生じる。
大規模なシステムの管理における他の問題は、安定度、性能効率、堅固性、および、システムの他の動作上の測定尺度を定義する基準を特定することに関する。システムの動作特性が収集されて分析されることにより、設計者または管理者は、最適な性能および効率のためにシステムを再編成することができる。
本発明の特徴および利点は、以下の本発明の詳細な説明から明らかになるであろう。
本発明の一実施形態における、複数レベルの論理階層で形成されかつ集合したクラスタを示すブロック図である。
本発明の一実施形態における、階層ネットワークの代用表現を示すブロック図である。
本発明の一実施形態における、典型的なノードアーキテクチャのブロック図である。
本発明の一実施形態における、仮想化技術(VT)アーキテクチャを有する典型的なノードのブロック図である。
本発明の一実施形態における、プラットフォームリソース層(PRL)、または、組み込みパーティションアーキテクチャを有する典型的なノードのブロック図である。
仮想マシンモニタ内に昇格エージェントが存在する典型的な仮想化プラットフォームのブロック図である。
本発明の実施形態における、クラスタのサブネットワークの位相構造が外部の影響を受けないクラスタ階層の図である。
本発明の実施形態における、OverMeshノードが環境に出入りするクラスタ階層を示す。
本発明の実施形態における、ノードでの相対的依存のサンプルを示す。
本発明の実施形態における、ノードの信頼度の関係を示す。
メッシュネットワークでは、ローカル(OverMesh)ノード、または、ネットワーク規模レベルで際限なく起きる変化によって状態は変動しうる。トポロジー、トラフィック制御またはネットワークノードがより集中化した構成または静的機能構造を有する従来の階層ネットワークとは異なり、メッシュネットワークにおけるこれら同じ概念の表現は、はるかにダイナミックでルーズに構築されかつ分散されるので、ネットワーク管理・制御の環境は混乱してしまう。本発明の複数の実施形態は、「VIRTUAL CLUSTERING FOR SCALABLE NETWORK CONTROL AND MANAGEMENT」と題された、ジョン・ヴィセンテによって本出願と同時に出願された関連出願シリアルナンバー11/---,---(代理人明細書P25666)に開示されるような自己組織化ネットワークを目的とする。
自己組織化のアプローチでは、人に頼らずに上記問題に対処し、組織化されたクラスタリングフレームワークによって複雑さに対処し、さらに、学習および分散知識を強化した統計学的計算方法によって不確実性を管理しなければならない。
不確実性の1つの重要な側面は、ネットワークの安定度の概念である。したがって、メッシュネットワークシステムにおける安定度または不安定度のレベルを認識しかつ把握できるようにすることが重要である。ゆえに、自己組織ネットワークの一側面は、安定度を評価すべく、ネットワークの可用性または信頼性を継続的に管理するクラスタに基づく能力の開発である。本願明細書中に開示される本発明の実施形態は、他の対象領域におけるいくつかの作業で用いられるエントロピーの公式化の適用に基づく。本発明の実施形態では、エントロピーの公式化は、メッシュネットワーク環境におけるそれぞれのクラスタにより示される不確実性または多様性のレベルを特徴付けるために用いられる。より詳しくは、自己組織化プロセスがクラスタ階層、または、より広いネットワークを進行していくにつれて各クラスタが集合する間に、それと同時にエントロピー評価が実行される。したがって、安定度の水準をクリアしているネットワークの領域は高いエントロピーを有することであろうから、より信頼性の高いサービスの配信またはネットワーク制御を実現できる。
本発明の一実施形態は、複雑なシステムにおけるエントロピーに基づく自己組織化安定度管理の適用に関するシステムおよび方法である。計算される安定度の測定尺度は、例えば、制御・管理のための仮想クラスタなどの自己組織ネットワークにおける自己昇格および降格動作に用いられ、また、他のさまざまな用途にも用いられうる。
明細書中の本発明の「1つの実施形態」または「一実施形態」への言及は、特定の実施形態に関連して記載される特定の特長、構造、または、特性が本発明の少なくとも1つの実施形態に含まれることを意味する。したがって、明細書を通じて随所に見られる「一実施形態における」という言い回しは、必ずしも同じ実施形態を指しているわけではない。
本発明の完全なる理解をもたらすべく、説明の目的で特定の構成および詳細が記載される。しかしながら、本発明における実施形態は、本願明細書中に示される特定の詳細がなくても実施できることは当業者にとって明らかであろう。さらに、本発明をあいまいにすることを避けるべく、よく知られた特徴は省略するかまたは簡略化する場合がある。本説明を通じてさまざまな例が挙げられるが、これらは本発明の特定の実施形態の説明に過ぎない。本発明の範囲は、与えられた例に限定されない。
本発明の実施形態は、メッシュネットワーク、または、ピア・ツー・ピアネットワークなどの分散ネットワークに適用されうる。これらのタイプのネットワークは複雑なので、制御・管理のための新たなアプローチが要求される。本発明の実施形態は、集中および分散モデルの両方の測定尺度を利用することにより、既存の大規模な分散ネットワークを管理する上でのいくつかの問題を解消する。自己組織ネットワークについて以下に説明することにより、本発明の実施形態の状況への理解が深まるであろう。エントロピーに基づく安定度管理の実施形態は、他の用途でも同様に用いられうることに留意されたい。
クラスタの概念は、ピア・ツー・ピア、センサ、および、無線メッシュネットワークにおいて以前から用いられてきた。センサネットワークは、例えば、ボディセンサ、環境センサ、設備用センサなどの小型デバイスを用いることにより、情報を収集し、分析のための集中化された場所にその情報を提供する。無線メッシュネットワークは、一般的に、通信用インフラを使用しない。無線メッシュネットワークでは、さまざまなクライアントデバイスが互いに同等な立場でそれぞれと通信している。したがって、1つのデバイスがネットワークから離れても、ネットワーク内の他のデバイスは互いに通信しうる。ピア・ツー・ピアネットワークは、通信の対等性ではなく、コンピュータの対等性に基づく。しかしながら、本発明の実施形態は、集中状態管理および分散状態管理と共に集中制御および分散制御の両方を用いることにより、集中フレームワークと分散フレームワークとの両側面を融合させるこれらのモデルを改良する。複数の実施形態では、自己昇格および自動昇格と、クラスタ階層の再編成とが利用される。
本発明の実施形態は、従来のネットワーク制御・管理への仮想クラスタ化のアプローチと併せて安定度管理を用いる。これは、集中管理・制御と分散管理・制御とのハイブリッドモデルである。クラスタは、図1に示されるような論理階層の複数の段階で形成されかつ集合しうる。図示するように、物理的なネットワークノード110は、階層の一番下にあり、このクラスタの概略図には(物理レベルでは)は入らない。物理ネットワーク層110におけるノードは、分散したノードとして見える。この層110では、ノードは、集中化したシステムまたは制御下にはなく、対等の関係にある。
右の矢印101は、状態またはネットワーク管理状態を表す。ネットワーク内で動作が生じ、ノードの階層が上がり、ノードのクラスタとして集まる。左の矢103は、ポリシーを表す。例えば、システムが効率的に稼動しない場合、ポリシーは、より上のレベルのクラスタヘッドからノードを強制的に降下させることにより、システムをより効率的に動作させる。自動システムは、例えば状態および制御といった図示されたような表現をしばしば用いる。実際には、検知側101および駆動側103が存在する。
ネットワークプロバイダは、階層システムを構築するが、これらのシステムの構築する階層は、物理的な階層である。したがって、一旦システムが構築されて静的に定められると、人間が、例えばノードあるいはデバイスを追加するなどしてネットワークに物理的な変更を加えるまでは、システムは現状を維持する。通信システムおよびコンピュータシステムは、多くの場合、物理的階層フレームワークに構築されて、物理的に配向される。分散システムでは、しばしばフラックスが存在するが、制御あるいは権威は存在しない。さらに、今日用いられるクラスタは、ネットワーク階層の制御・管理よりむしろ、データの輸送を目的とされているように見受けられる。
システム内の構造は、物理的モデルよりは仮想モデル、特に、仮想クラスタを用いて形成されうる。仮想クラスタは、さまざまな方法で実現する。本発明の複数の実施形態は、オーバーレイまたは分散仮想マシン(DVM)を用いて仮想クラスタを実装しうる。クラスタ化は、分散管理組織戦略のメリットと、完全なる集中組織戦略のメリットとの間でバランスを取るために用いられうる。クラスタの階層における状態管理・制御ポリシーを編成することにより、クラスタの150の階層ツリーのルートに向かって進行する過程でピア・ツー・ピア力学、および、より集中化した力学のメリットを得ることができる。
図1を再び参照すると、ネットワークの典型的な階層が5つのクラスタレベルで示されている。5つのクラスタレベルは、クラスタレベル0(ルートレベル)150、クラスタレベル1(140a−b)、クラスタレベル2(130a−c)、クラスタレベル3(120a−c)、および、物理ネットワーク層、クラスタレベルn=4 110である。各クラスタレベルは、クラスタヘッドを有する。クラスタ内の各ノードは、昇格した場合、下のクラスタにも論理的に属している。ノードが上の階層のクラスタに昇格している場合であっても、クラスタ内の職務的責任は、その下のものである。例えば、クラスタ140aは、1つのリーダ(クラスタヘッド141)、および、例えば131および133などの下のクラスタからのリーダを含むだろう。クラスタヘッド141は、その下の階層にあるクラスタ130a、および、他のそれより低いレベルのクラスタ(図示せず)のクラスタヘッドでもある。この例では、クラスタ140aは、130a、130b、および、130c(それぞれ141、131、および、133)からのリーダを含む。ルートクラスタのリーダに昇格したノードは、ネットワーク内で動作する上で最も回復力のあるノードであろう。各クラスタは、分散システム110においてノードのサブセットを含むので、クラスタはより簡単に制御されかつ最適化され、混乱を防ぐことができる。これらの概念は、以下でより完全に説明される。
クラスタノードに関連する独立したプロパティ(発生)が存在することに注目されたい。その場合、各クラスタレベルおよびクラスタ(楕円)は、自律的であり、直接のピア、親、および、子クラスタは動作を認識できるが、多数のレベルに昇格したノードでない限りは、多階層のコンテキストを有しない。例えば、クラスタヘッド141は、クラスタ140aおよび130aにおけるノードと通信しうるが、クラスタ140bの直接的な知識および制御は持たない。また、クラスタヘッド141は、ルートクラスタ150へ昇格しない限り、ルートクラスタ150内を見ることができない。ノード141は、クラスタ130aおよび140a両方のクラスタヘッドであると見ることもできる。ノード131および133は、より高いレベルにおいて、クラスタ140bにおけるピアノードによってのみクラスタ130bおよび130cそれぞれのクラスタヘッドであって、ノード141に従属する。
クラスタは、昇格したクラスタヘッドにより代理され、なお、クラスタヘッドは、クラスタの代表として働く。クラスタヘッドは、特定のクラスタを導き、深さ(ツリー)、幅(レベル)および、それらが導いている特定のクラスタに加入している。このことにより、クラスタ外の通信の制御・管理に関与する必要があるのはクラスタヘッドだけになるので、ノード通信における複雑さのレベルは低下する。クラスタヘッドは、あたかも単一のノードであるかのようにクラスタをそのクラスタを表す。
ピア、親(グローバル)、および、子(ローカル)クラスタからのポリシーおよび状態の影響を受けるにも関わらず、状態管理・制御ポリシーをこのように分けることにより、階層の各レベルで自己組織化の特性が導入され、そのような特性は、それぞれのクラスタに対して強化されうる。多数の論理レベルまたはクラスタ化のオーバーレイが存在するので、高位のクラスタおよびクラスタヘッドは、物理的なノードでなく、下位のクラスタヘッドにより形成されるだろう。ルートレベル、および、すべての下位のレベルにおけるクラスタヘッドは、特定の物理的ノードとは関係ないことに留意されたい。動作効率が検知されることにより、システム内のノードの昇格と降格、および、その変動が誘発される。階層内ではより回復力のあるノードが昇格し、回復力の弱いノードは降格する。
収集された状態に基づき変化を起こすために必要な情報は、1つの中央サーバの制御下にある単一のデータベース内に存在するよりむしろクラスタにおけるノード間に分散される。すべてのノードが情報のすべてを有するわけではない。ノードは、関係情報を受信する。ノードnがクラスタCに所属する場合、ノードnは、クラスタCに関する情報を有するようになる。
クラスタマネージャ(CM)は、分散オーバーレイ、または、分散仮想マシン(DVM)であり、クラスタ階層の奥行きおよび幅を管理する役目を果たす。CMは、ノードのサブセットに分散されうるが、所属する資格はすべてのノードに与えられる。一般的には、信用および真実性は予想されるが、CMの場合、動作における決定は、全体の一致によってではなく、グローバル状態の同期によって1つのエンティティとして扱われる。クラスタアドレス指定の特定の機能、クラスタ化動作、および、クラスタヘッド選択は、CMを介して管理される。CMは、ネットワークノードの物理ドメインをサポートする論理的クラスタ化階層の全体のライフサイクルを円滑にする軽いサービス機能である。このライフサイクルは、必要に応じて、クラスタアドレス指定の促進、クラスタ内のノードの移動、または、クラスタの生成および破壊によってネットワークノードの編成または再編成を調整することを含む。しかしながら、一般的なインターネットサービス(例えばDNS)と同様に、CMは、クラスタ動作および管理の階層編成を主に調整する制御管理機能を提供する。
クラスタヘッドの選択:動作における優位性
クラスタヘッドの選択は、動作における優位性または階級に基づいてよい。軍隊または企業における階級と同様に、階級の高いクラスタヘッドノードの基準は、高度にネットワーク化され、信頼度が高く、安定したノードの能力と、優れた執行者とにより決定される。換言すると、より高い(a)到達可能性、(b)安定度、および、(c)性能効率を示すノードがクラスタヘッドに昇格する。この自己組織化された配置は、従来の階層的な電気通信網におけるネットワークノードでの人間の組織と変わりなく、ここでのネットワークのコアにおけるノードは、高い可用性(例えば99.999%の信頼度を保証)を示し、高い到達可能性および極めて低いレーテンシを実証しなければならない。したがって、i)到達可能性の状態、ii)安定度の状態、および、iii)性能効率の状態は、動作における階級および優位性を決定するための定量的順位付け基準となるだろう。
本発明の実施形態は、ノードおよびシステムにおける安定度のレベルを評価するエントロピーに基づく自己組織化安定度管理エンジンを利用する。このエントロピーに基づく安定度管理を用いることにより、その後昇格および降格の決定に用いられうる有益なノード安定度の測定値を提供する。そのような安定度測定値は、以下にさらに詳しく説明する。
一実施形態では、ネットワークは、まず初めに、最も高い階級となる最高アドレスなどの他の何らかの人工的な基準を用いて仮想クラスタにより形成されうる。昇格および降格を決定する到達可能性、安定度、および、性能効率を自然に使い進めていくことにより、最終的には、少なくともこれらの基準に対して最適化されたネットワークになる。他の基準が用いられてもよく、または、異なるネットワークに対し異なって重み付けされてもよい。
いくつかの実施形態では、システムは、ノードの真実性に依存する。例えば、ノードが自分は優れていると宣言した場合、他のノードは同意するだろう。他の実施形態では、システムは、クラスタにおける他のノードのパフォーマンスを監視しているノードに依存する。この場合、1つのノードが他のノードによってランク付けされうる。ノードは他のノードの到達可能性をランク付けすることができる。
クラスタ階層を1つ昇格すると、時間および空間状態の集合が起き、より高いレベルのクラスタヘッドの選択を変更し、動作における耐用寿命、および、より抽象的な状態管理およびポリシー制御を用いてノードを区別する。 企業または軍隊に例えると、経験豊かな、または、「大物である」人材は、昇格してリーダシップのより高い階級で働き、組織内の影響力を変化させることが多い。
さらに、1000のノードが各々1つのノードを有する1000のレベルのクラスタに自己昇格することに対し何の禁止も規則もない。しかしながら、本発明の実施形態では、そんなことは起きないはずである。安定したシステムは、多くのレベルを有し、非対称でありうる。ネットワークで解消されるように設定される問題に応じて、さまざまな階層または異なるレベルが発生する可能性のあることが考えられる。例えば、故障管理を実行するシステムでは、レベルが低いほど効率がいい場合もある。異なる管理・制御システムには異なる戦略が用いられうる。アップタイムでは99.999%の信頼度を保証することを要求する大きいデータセンターでは、昇格のための安安定度の基準でより重み付けされることが望ましい。DNSサーバシステムでは、到達可能性は、おそらく、昇格のためにより重み付けされるだろう。変数の重み付けにかかわらず、クラスタ化は自然に起きることも考えられる。このタイプのクラスタ化が自然であることは統計体系で示されている。
クラスタ識別:
一実施形態では、クラスタ階層全体で単一のクラスタアドレス指定スキームが存在する。最低レベルの階層(図1の110)では、物理ネットワークは、クラスタレベルn、クラスタC(n、0)とされる。ただし、0<=n<yであり、yは、現れる階層のレベル数である。ここでの説明のために、ツリーの最低レベルは、クラスタ化管理動作に関与するが、完全性を期すべく、このネットワークのアドレス指定は維持され、例えば、物理ネットワークサービスを広める目的で用いられうる。ネットワーク化されたノードが仮想的に分割されてクラスタレベルnに集まった場合、次のレベル(上の)は、クラスタレベルn−1になり、レベルn−1でのクラスタ数に応じて、n−1レベルのクラスタは、m(0<=m<y、(yはこの階層レベルでのクラスタ数に等しい)であるクラスタドメインを割り当てられる。図1に示された例では、このレベルに3つのクラスタが示されているので、n=4であり、クラスタレベル2(130a−c)では、m=3である。したがって、階層のいかなるクラスタもC(n、m)とされる。これに沿って進めていくと、最終的な最高またはルートクラスタには、C(0、0)が割り当てられる。クラスタレベルのパーティショニング(およびアドレス指定)の継続的な分離は、必ずしも対照的なツリー階層に従わなくてもまたは反映しなくてもよい。すなわち、各クラスタレベルは、環境のシステム力学に従い、そのレベルの下のクラスタ数より少ないクラスタ数に収束しうる。さらに、特定のクラスタに割り当てられたネットワークノード(最低レベルn)またはクラスタヘッド(レベル<n)は、C(n、m)を用いてこの特定のクラスタ内のノード(またはクラスタヘッド)、または、特に、C(n、m)を管理するために割り当てられたクラスタヘッドと通信する。
親クラスタに関連するクラスタノードまたはクラスタヘッドは、ランクを下げてクラスタ動作における通信に応答するためのクラスタアドレスを用いることができるが、グローバルクラスタヘッドだけは、動作における通信を提供するか、または、制御もしくは管理をクラスタ化するクラスタアドレスを利用しうる。要するに、グローバルクラスタヘッドだけがクラスタ間およびクラスタ内通信に参加でき、かつ、クラスタ、ピア、または、子クラスタのグローバルな動作に直接影響を与えうる。(このグローバルクラスタに関連する)他のノードまたはクラスタヘッドは、グローバルクラスタのメンバとしてそれらのクラスタ内(ローカル)に所属することによってのみ間接的に影響を与えうる。
アドレッシング法は、クラスタヘッド全体のマルチキャスティングをサポートする。この場合、C(n、−)はレベルnのすべてのピアクラスタヘッドと通信する。さらに、クラスタヘッドは、クラスタ内における、階層のリネージュを知っているノードだけなので、それらのリネージュおよびピアクラスタヘッドを介し通信する。したがって、クラスタヘッドは、それらのレベルおよびリネージュ外のより広いクラスタのことはわからない。または、ルートクラスタC(0、0)に至るまでの、そして、ルートクラスタC(0、0)を割り当てられた新たに発生した階層内で動作上支配し続けるクラスタヘッドは、通信能力を有し、かつ、階層内のすべてのクラスタの状態またはポリシーにアクセスしうる。したがって、ノードにとって、動作上の優位性を得ようと努めるだけでなく、ピアおよび従属者と共にそれらの真実性を実証することにより生涯を通じて自身の地位を高めるための明らかな利益および誘因が存在する。
クラスタ間およびクラスタ内通信(すなわち、クラスタに特有の制御・管理メッセージの送信)は、上述のごとくクラスタヘッドに割り当てられた特定のアドレスに従い発生する。本開示に目を通した後の当業者には、クラスタ仮想ネットワーク化を実現するオーバーレイ構造は、多くの方式に基づきうることが理解できよう。一般的には、メッセージ送信は、ピア・ツー・ピア型オーバーレイのように見える。しかしながら、論理的には、動作上のメッセージ送信は、状態およびポリシーに基づく通信をサポートし、クラスタ構造に基づく階層またはピア形式でクラスタ内、クラスタ間に生じるだろう。制御(ポリシー)および管理(管理)メッセージは、非同期であり、次節で説明するような協同、集合、および、ピアリングアルゴリムをサポートするだろう。
クラスタ動作
上述のごとく、クラスタの目的は、ピア・ツー・ピアーピアおよび階層的組織制御のバランスによってネットワーク制御・管理を容易にすることである。状態管理機能は、例えば、安定度、最適化、および、接続性の状態管理を含みうる。クラスタヘッドノードは、クラスタ状態を受信してそれぞれのクラスタまたはクラスタノード(例えばレベルn以上のクラスタヘッド)内で集合および相関を実行する。クラスタヘッドは、統計的な計算技術によってクラスタ状態分析を実行し、ピアクラスタとの状態レベル同化のためのクラスタ知識を保持する。クラスタ状態は、ローカルクラスタの動作を制御するか、または、ローカルクラスタの動作に影響を及ぼすポリシーに基づいた強化がなされることにより、ローカルおよびグローバルなポリシーの統合を通じて上のレベルのグローバルクラスタヘッドへと伝わるか、または、作用する。
クラスタ化した階層の各レベルでは、時間的かつ空間的な(状態、ポリシー)集合が起きることによって、制御・管理動作の新規性がクラスタレベル間で個別に表される。空間的な集合は、グローバルクラスタに所属する多数のローカルクラスタを表すかまたは当該多数のローカルクラスタからなり、時間的な集合は、ローカルクラスタが続く繰り返し期間からなる。したがって、クラスタ集合が起きると、クラスタ内のクラスタ階層が高くなるほど状態の変化が遅くなる効果が見られ、階層組織における人間の知識または意思決定の経験を通じて普通に見られる動作によく似ている。
情報技術(IT)ネットワークの制御・管理コミュニティにおける長年にわたる設計の選択は、ネットワーク管理またはポリシーに基づく管理ツールに設計されうる集中または分散制御または管理のレベルである。どちらの設計上の選択にも一長一短があるが、本発明の実施形態は、ピア・ツー・ピアおよびセンサネットワーク化システムに予め適用される「仮想クラスタ化方法論に基づく全く新しいアプローチが要求される。したがって、状態管理およびポリシーに基づく管理の両方に対し、分散組織戦略のメリットと、純粋な集中組織戦略のメリットとの間のバランスを取るために、設計上の選択としてクラスタ化が用いられる(図1を参照のこと)。階層が低い部分での分散力学、および、より集中化した力学のクラスタの階層全体での状態管理・制御ポリシーを編成する一方で、ツリーのルートに向かって進むことにより、ハイブリッドネットワークのメリットを得ることができる。さらに、この階層および分離を通じて、親から子へのクラスタ分離特性が階層の各レベルで生成され、ピア、親、または、子クラスタからのポリシーおよび状態の影響を受けながらも、それぞれのクラスタに対し自己組織化動作が強化される。さらに、分散管理・制御の諸経費は、グローバルな分散制御・管理の恩恵を損なうことなくローカライズされる。クラスタヘッドは、それぞれのクラスタ内の中央管理を容易にする中心機能としての役割を果たすだろう。
図2を参照すると、階層ネットワークの他の表現が示されている。この典型的なシステムは、0乃至3の4つのクラスタレベルによって示され、レベル3のクラスタは、メッシュネットワークである。クラスタレベル0におけるノードのクラスタは、2つのドットがはさまっている破線201で囲まれている。クラスタレベル1は、点線203で表される。クラスタレベル2は、グレーの点線205で表され、メッシュレベル3は、稲妻207で表されている。クラスタヘッド、または、リーダが示されている。クラスタ0のリーダ210は、クラスタ1(220を伴う)および、クラスタ2(230a、220、および、230bを伴う)のリーダでもある。
別の実施形態では、ネットワーク設計者は、自己昇格を成し遂げるための到達可能性、安定度、および、性能効率、または、それらのサブセットなどに加えて、より多くの基準を用いるよう選択しうる。要因の他の組合せは、いくつかのネットワークにとって最適であってもよいし、コストまたはメンテナンスの理由から好まれるかもしれない。
図3は、典型的なノードアーキテクチャ300のブロック図である。プロセッサ310は、フロントサイドバス301を介し、ノースブリッジとしても知られるメモリコントローラハブ(MCH)314と通信する。MCH314は、メモリバス303を介しシステムメモリ312と通信する。MCH314は、グラフィックバス305を介しAGP(advanced graphics port)316とも通信する。MCH314は、PCI(Peripheral Component Interconnect)バス307を介し、サウスブリッジとしても知られるI/Oコントローラハブ(ICH)320と通信する。ICH320は、ローピンカウント(LPC)バス356を介し、PCIハードドライブなどの1つ以上の構成要素(図示せず)、IDE322、USB324、LAN326、および、オーディオ328のようなレガシー構成要素、および、スーパーI/O(SIO)コントローラ356に結合されうる。
プロセッサ310は、マイクロプロセッサ、デジタルシグナルプロセッサ、マイクロコントローラなどのソフトウェアを実行することができるいかなるタイプのプロセッサであってもよい。図3は、1つのプロセッサ310しか示していないが、プラットフォームハードウェア300には1つ以上のプロセッサが存在してよく、1つ以上のプロセッサは、多数のスレッド、または、多数のコアなどを含みうる。
メモリ312は、ハードディスク、フロッピーディスク、ランダムアクセスメモリ(RAM)、リードオンリーメモリ(ROM)、フラッシュメモリ、または、プロセッサ310により読み取られることができる他のいかなるタイプの媒体であってよい。メモリ312は、本発明の方法実施形態を実行する命令を格納しうる。
フラッシュメモリ352などの不揮発性メモリは、ローピンカウント(LPC)バス309を介してIOコントローラに結合されうる。BIOSファームウェア354は、通常はフラッシュメモリ352内にあり、ブートアップによってフラッシュまたはファームウェアからの命令を実行する。
いくつかの実施形態では、プラットフォーム300は、サーバ管理タスクを有効にするサーバである。このプラットフォームの実施形態は、LPC309を介しICH320に結合されたベースボードマネジメントコントローラ(BMC)350を有しうる。他の実施形態では、プラットフォーム300は、ICH320に結合されたマイクロプロセッサ、または、ME(Manageability Engine)コントローラ330を有しうる。このMEコントローラ330は、インテル(登録商標)アクティブマネジメントテクノロジー(iAMT)アーキテクチャでありうる。いくつかの実施形態では、BMC350またはiAMT330は、ネットワークサービスを実行することにより、そのノードはクラスタヘッドに昇格するべきかどうか、そして、どのくらい高い階層まで昇進するのかを識別する助けとなるべく、プラットフォーム300の(a)到達可能性、(b)安定度、(c)性能効率を決定する。階層の各レベルは、より高いレベルに対し個別に動作するが、上のレベルのことは見えないまたはわからないようになっていることに留意されたい。したがって、昇格は、レベルごとに特有である。
図4は、本発明の一実施形態における、仮想化技術(VT)アーキテクチャを有する典型的なノードのブロック図である。図4は、従来のハイパーバイザ仮想マシンモニタ(VMM)アーキテクチャプラットフォーム400を示すブロック図である。多数のゲスト仮想マシン(VM)401、403、405、および、407は、プラットフォーム400で同時に動作しうる。VMN410は、プロセッサ/プラットフォーム仮想化層411を介してハードウェア420へのゲストVMのアクセスを制御する。VMM410内には多数の仮想デバイスモデル413および415が存在しうる。VMM410は、最高特権レベルで動作しうる。VMM410は、以下にさらに詳しく説明するように、ファイルシステム417、メモリ、および、すべてのデバイスへのアクセスを制御する。VMM410は、通常、プラットフォームにおけるハードウェアデバイスごとにデバイスドライバ419を有する。
VMM410、および、VM401、403、405、407は、プラットフォームハードウェア420で実行される。プラットフォームハードウェア420は、プロセッサ422、メモリ424、および、1つ以上のI/Oデバイス426および428を含みうる。プラットフォームハードウェア420は、パソコン(PC)、メインフレーム、ハンドヘルドデバイス、ポータブルコンピュータ、セットトップボックス、または、他のいかなるコンピュータシステムでありうる。
プロセッサ422は、マイクロプロセッサ、デジタルシグナルプロセッサ、マイクロコントローラなどのソフトウェアを実行することができるいかなるタイプのプロセッサであってよい。図4は、1つのプロセッサ422しか示していないが、プラットフォームハードウェア420には1つ以上のプロセッサが存在してよく、1つ以上のプロセッサは、多数のスレッド、または、多数のコアなどを含みうる。
メモリ424は、ハードディスク、フロッピーディスク、ランダムアクセスメモリ(RAM)、リードオンリーメモリ(ROM)、フラッシュメモリ、または、プロセッサ422により読み取られることができる他のいかなるタイプの媒体であってよい。メモリ424は、本発明の方法実施形態を実行する命令を格納しうる。
1つ以上のI/Oデバイス426および428は、例えば、ネットワークインターフェースカード、通信ポート、ビデオコントローラ、システムバス(例えばPCI(Peripheral Component Interconnect)、ISA(Industry Standard Architecture)、AGP(Advanced Graphics Port)など)上のディスクコントローラ、チップセットロジックまたはプロセッサに集積されたデバイス(例えば、リアルタイムクロック、プログラマブルタイマ、パフォーマンスカウンタなど)、または、プラットフォームハードウェア420における他のいかなるデバイスであってもよい。1つ以上のI/Oデバイス426および428は、I/O命令、または、メモリマップI/Oを介してアクセスされるか、あるいは、従来技術で知られている他のいかなる手段によってもアクセスされうる。
本発明の一実施形態では、プラットフォーム400における仮想マシン(VM)は、ネットワークサービスを実行することにより、そのノードはクラスタヘッドに昇格するべきかどうか、そして、どのくらい高い階層まで昇進するのかを識別する助けとなるべく、プラットフォームの400の(a)到達可能性、(b)安定度、(c)性能効率を決定する。いくつかの実施形態では、このVMは、安全性の高いレベルで動作する仮想機器であってよく、他の実施形態では、単にゲストVMで動作するものであってよい。
図5は、本発明の一実施形態における、プラットフォームリソース層(PRL)、または、組み込みパーティション、アーキテクチャを有する典型的なノードのブロック図である。プラットフォームリソース層(PRL)アーキテクチャ、または、組み込みパーティションアーキテクチャ、および、プラットフォームのさまざまな構成要素は、プロセッサ、メモリ、および、他のリソースのパーティションを可能にするよう改良される。図5を参照すると、本発明の複数の実施形態におけるPRLアーキテクチャの典型的なブロック図が示されている。パーティショニングをよりわかりやすく図示すべく、メインパーティション510が利用可能な構成要素は、固体ブロックで描かれている。組み込みまたはシステムパーティション520が利用可能な構成要素は、太線の固体ブロックで描かれている。両方のパーティションが利用可能なブロックは、点線と破線を交互に組み合わせたブロックで描かれている。
この典型的な例では、プラットフォームまたはノードは、ソケット0−3(531−534)における4つのマルチコアプロセッサを有する。この例は、4つのプロセッサソケットしか示していないが、本発明の実施形態は、プロセッサおよびコアのさまざまな構成を用いて実施できることが当業者には明らかであろう。例えば、ソケット0(531)は、4つの処理コア535a−dを有しうる。本質的には、この例では、図示された実施形態は、プラットフォーム上に16の有効なプロセッサを有する(例えば、4つのソケットがそれぞれ4つのコアを有する)。この例では、ソケット0−2(531−533)は、メインパーティション510だけに利用されうる。。ソケット3(534)は、メインパーティション510および組み込みパーティション520の両方に利用されうる。ソケット3(534)内では、コア0は、メインパーティション510だけに利用され、コア1−3は、組み込みパーティション520だけに利用されうる。組み込みパーティション520は、上述するように、そして、以下にさらに詳しく説明するように、昇格エージェント、または、クラスタ化マネージャ521を有しうる。一実施形態では、組み込みパーティションは、例えば、到達可能性(図示せず)、安定度522、および、性能効率(図示せず)を決定するための他のエージェントまたはサービスも含みうる。これらのサービスは、同じ組み込みパーティションの一部であるか、または、1つ以上の別々のパーティションに分割されてもよい。メンバ、または、クラスタヘッドもしくは多数の仮想クラスタであるノードについては、メンバであるノードを有するクラスタごとに動作する昇格エージェント、または、他のサービスなどの多数の例(図示せず)が存在する。
この実施形態では、プラットフォームは、メモリ502に結合されたメモリコントローラハブ(MCH)501(ノースブリッジとしても知られる)を有する。メモリ502は、2つのパーティションMEM1(503)およびMEM2(505)を有しうる。メモリパーティションMEM1(503)は、組み込みパーティションだけに利用され、メモリパーティションMEM2(505)は、メインパーティションだけに利用されうる。MCHを含むチップセットは、ソフトウェア構成を用いるVMMのやり方とは対照的に、ハードウェア構成を用いてメモリを分割する。メモリ502は、ハードディスク、フロッピーディスク、ランダムアクセスメモリ(RAM)、リードオンリーメモリ(ROM)、フラッシュメモリ、または、プロセッサにより読み取られることができる他のいかなるタイプの媒体であってよいと理解できよう。メモリ502は、本発明の方法実施形態を実行する命令を格納しうる。この例では2つのパーティションしか示していないが、各自のパーティション内で動作する複数のゲストOSが存在することが理解できよう。
MCH501は、PCI(Peripheral Component Interconnect)バスを介し、サウスブリッジとしても知られるI/Oコントローラハブ(ICH)507と通信する。ICH507は、ローピンカウント(LPC)バス(図示せず)を介し、PCIハードドライブなどの1つ以上の構成要素、IDE、USB、LAN、および、オーディオのようなレガシー構成要素、および、スーパーI/O(SIO)に結合されうる。この例では、ICH507は、ハードディスクドライブ509と、ネットワークインターフェースコントローラ(NIC)511とに結合されているように示されている。
MCH501は、メモリへのアクセスを制御し、ICH507は、I/Oアクセスを制御する。組み込みパーティションアーキテクチャでは、チップセットは、ファームウェアにより構成され、ブート時にプラットフォームのさまざまなリソースを分割する。いくつかのケースでは、1つだけ存在するパーティションは、あらゆる点でレガシープラットフォームのように動作する。本例では、メインパーティション510、および、組み込みパーティション520の2つのパーティションが存在する。指定された各パーティションには、固有のパーティション識別子(ID)が与えられる。
組み込みパーティションの構成では、デバイスがアラートを送信すると、この情報がブート時にエンコードされるので、チップセットは、アラートを適切なパーティションに正確に転送することができる。VMM組み込みシステムでは、ハードウェアはデバイスのアラートをVMM(仮想デバイス)に送り、ソフトウェアがその情報を正確にさまざまな仮想マシンに転送する。組み込みパーティションは、ハードウェアによる仮想化として機能しうる。
一実施形態では、昇格エージェントは、プラットフォーム上で動作するすべてのゲスト仮想マシン(VM)およびゲストオペレーティングシステム(OS)を制御するVMM内に組み込まれうる。他の実施形態では、昇格エージェントは、個別のOSの入出力要求を制御する特権的なパーティション、プロセス、または、ハイパーバイザに組み込まれる。すべての場合において、昇格エージェントは、アクティビティおよびパフォーマンスデータを測定することにより、プラットフォーム500の(a)到達可能性、(b)安定度、および、(c)性能効率を決定する。この決定により、ノード500は、自己昇格できるか、または、他のノード、おそらくクラスタヘッドのその測定尺度に少なくとも合格でき、それによって、ノード500がより高いクラスタレベルに昇格するかどうかが決定される。
図6を参照すると、VMM内に昇格エージェント621が存在する典型的な仮想化プラットフォームが示されている。この典型的な実施形態では、仮想マシン(VM)610は、ゲストOS611を有する。さまざまなユーザアプリケーション613がゲストOS611下で稼動している。OSは、VMM620内で仮想化されうるデバイスドライバ615を有する。プラットフォームハードウェア630にアクセスするには、VMMを使用する必要がある。上述したようなクラスタ環境における階層昇格の場合、VMM内の昇格エージェント621は、アクティビティおよびパフォーマンスデータを測定することにより、プラットフォーム600の(a)到達可能性、(b)安定度、および、(c)性能効率を測定しうる。この決定により、ノード600は、自己昇格できるか、または、他のノード、おそらくクラスタヘッドのその測定尺度に少なくとも合格でき、それによって、ノード600がより高いクラスタレベルに昇格するかどうかが決定される。
同様に、プラットフォームパーティション、または、自分のOS641を有するより特権的なパーティション640、ユーザアプリケーション643、および、デバイスドライバ645が示されている。このプラットフォームパーティションは、VMM620により仮想化されたデバイスも有しうる。
図示された実施形態では、VMMは昇格エージェントを含んでいるように示されている。他の実施形態では、昇格エージェントは、プラットフォームにおけるVM内で実行されうる。VMMまたは個別のVMSは、たとえば、到達可能性、安定度、および、性能効率を決定するための他のエージェントまたはサービスを含みうる。これらのサービスは、同じVMの一部であるか、または、1つ以上の別々のVMに分離されてよい。メンバ、または、クラスタヘッドもしくは多数の仮想クラスタであるノードについては、メンバであるノードを有するクラスタごとに動作する昇格エージェント、または、他のサービスなどの多数の例が存在しうる。
一実施形態では、到達可能性、安定度、および、性能効率サービスは、昇格エージェントの一部であってよく、あるいは、さまざまな管理目的のために用いられる別々のサービスであってもよい。図4を参照すると、例えば、VMMの一実施形態400では、ノードは、クラスタレベル0およびクラスタレベル1の両方におけるクラスタの一部でありえる。別の例では、クラスタレベル451および453ごとに昇格エージェントが存在する。いくつかの実施形態では、これらの昇格エージェントは、異なるVM、または、パーティション405および407で動作しうる。他の実施形態では、複数の昇格エージェントが同じVM、パーティション、またはVMMで動作しうる。昇格エージェントは、到達可能性455、安定度457、および、性能効率459のデータを提供するために特定のサービスまたはエージェントを使用する必要がありうる。これらのエージェントは、同じパーティション、または、VMで動作しうる。いくつかの実施形態では、サービスは、昇格エージェント、または、それらのサービスを必要とする他の構成要素内に組み込まれうる。
図4に示すように、到達可能性エージェント455、安定度エージェント457、および、性能効率エージェント459は、同じVM403内で動作する別々のエージェントとして示されている。本願明細書における記載を検討した後には、開示される発明の範囲内でさまざまな入替えおよび実施形態が実装可能であることが当業者には理解できよう。一実施形態では、仮想化プラットフォームは、仮想機器、または、安全なVM、または、サービスオペレーションシステム(SOS)、および、1つ以上の能力オペレーティングシステム(COS)またはユーザ環境を有しうる。これらの実施形態では、エージェントは、同じ仮想機器またはSOS内ですべて動作する。
上述のようなクラスタ化フレームワークのコンテキスト内では、安定度は、2つの方法によって実現しうる。1つには、1つ以上の測定サイクルにおいてクラスタ全体の静的な位相構成および動作上の均等性を維持することによって、同じクラスタ内の他のノードまたはクラスタヘッドとの動作上の不一致を比較的均等なレベルにすることで、各クラスタは、個別に、安定度のレベルをネットワークのより広い部分まで行き渡らせることができる。あるいは、外部のノード力学は、同じクラスタ内の他のノードまたはクラスタヘッドに関し、安定していないノードを減らすか(出発)またはより安定したノードを増やす(到着)かのいずれかによって不安定度のレベルを下げることができる。したがって、エントロピーの公式化は、熱力学系における孤立した(クラスタ内)システムおよびオープンシステム(クラスタ間)それぞれの均等化および散逸動作をそれぞれ模倣する力学をいずれも考慮することが重要である。図7および8は、これらの影響を示す。
図7を参照すると、クラスタのサブネットワークがその位相構成に外部の影響を受けないクラスタ階層が示されている。この実施形態では、ノード703は、クラスタ内のクラスタヘッドであり、ノード701a−gは、従属ノードである。このクラスタは、かなり静的であり、クラスタ内外でのノードの移動はない。図8は、OverMeshノードが交差線で網掛けされたノードにより示された環境(801、803、805、807)に入り、斜め平行線で網掛けされたノードにより示される環境(811、813)に向かうクラスタ階層を示している。どちらの場合も、クラスタの集合体エントロピーは、ノード間の統計的な可用性または信頼性の相対的な尺度に基づき平衡状態のレベルおよび平衡状態にあるノードを反映しうる。
クラスタの安定度またはエントロピーを特徴付けるべく、対象のキーとなる尺度がクラスタノード間の相対的可用性または信頼性となる。それを説明するために以下の説明では一般用語である「信頼度」を用いる。クラスタノード間の相対的な信頼度、または、ノード対ノードのサービスの信頼度を表すためにいくつかの尺度が別々に、または、組み合わせて用いられる。
表1 サービスの信頼度
表1に示すように、サービスの信頼度は、ローカルノードおよびリンクの影響による複数の安定度または環境的制約を有するが、適用およびネットワークサービスにより重要なのは、複数のOverMeshノードを横断するということである。自己組織化クラスタの見地からすれば、このような制約がある場合、クラスタ全体の力学または安定度のレベルを特徴付けることが重要である。したがって、測定尺度を組み合わせて用いることにより、ノード間のサービスの信頼度の度合いを特徴づけるか、または、クラスタの安定度またはエントロピーの特徴づけにおいて最も重要な制約(例えばノードの可用性)を選ぶようにできる。
表1は、重要な制約の一例であって、これに限定されない。例えば、安定度の制約は、高いフェーディング条件でありうる。この条件の尺度は損失率であるが、他のものでもよい。過重負担または輻輳の尺度が用いられうるが、他の尺度を用いてもよい。
クラスタエントロピーの公式化においてΔTのt1およびt2と、Dm、n(ΔT)との間の期間は、時間tにおけるノードnに関するノードmの平均相対信頼度としてエントロピー期間に定義される。mおよびnは、いずれも同じクラスタCi、jのメンバであり、ノードは、エントロピー期間ΔTの複数のΔτ間隔において相対的な信頼度のサンプルdm、n(Δτ)を交換する。ノード間の相対的な信頼度の差のみが重要なのであって、実際の信頼度の測定尺度および測定単位は、重要でないことに留意されたい。より詳しくは、両方の尺度は、クラスタCi,jのエントロピー公式化を最終的に定義することを目的として以下に定められる。
間隔Δtにおけるノードnに関するノードmにおけるサンプルの相対信頼度は、方程式1:
として定義される。
図9にノード変化が示されている。変化デルタτは、変化の間隔を反映し、サービスの信頼度における相対的な変化は、その間隔におけるノードmおよびノードnの両方に反映される。
期間ΔTにおいて平均化されたノードmとノードnとの間の絶対相対信頼度は、方程式2:
として定義される。Nは、ΔTにおけるサンプル数に等しく、tは、各サンプルΔτの端での離散時間である。
図10にもノード変化が示されている。対象のn(1001)の特定のノードがハイライトされてエントロピー評価の期間の単一のノード対ノードだけの信頼度の関係を示している。しかしながら、クラスタCijに属する他のノードの同じ尺度も交換し、ノードmi(1003)に関して評価される。Cijにおける他のノードの完全な(絶対相対)信頼度は、ノードmiのまわりのイベント空間で表現されるはずである。
安定度を特徴付けるべく、イベント空間に適用されるシャノンの統計エントロピーの一般式が用いられうる。特に、方程式3:
であり、piは、イベント空間Eにおけるイベントeiの確率である。シャノンの情報理論に関するより詳しい情報は、インターネット上のURL、en*wikipedia*org/wiki/Information_theoryを含むさまざまなソースから知ることができる。偶然のハイパーリンクを避けるべく、本願明細書ではURLのピリオドはアスタリスクに変えて表示している。この概念をノードmの信頼度イベント空間に適用することにより、方程式4:
を設定する。xは、クラスタCijにおけるノードmのすべてのピアノードで評価される。したがって、方程式5:
となり、C(Cij)は、クラスタの基数である。
一般的には、H(t、ΔT)は、[0、1]の間で正規化されたクラスタCijにおけるエントロピー測定値ΔTの特定の期間にノードmのエントロピーとして計算される。エントロピーのこの表現は、安定度状態評価の期間ΔTにおける絶対相対信頼度の観点からの、ノードmに対する安定度の所望の尺度である。より高いエントロピー値は、より高い相対的安定度を示すであろうが、定義されたように、相対信頼度における変化がより高い摂動を示す場合、エントロピーは小さくなる。
最終的に、クラスタ内の単一のノードに対してエントロピーが計算された場合、クラスタCijにおける他のノードのエントロピー項も同様に評価される。クラスタの総合安定度の測定値を評価すべく、Cijに関連したクラスタヘッドにより項ガンマγが定義されて得られる。方程式6:
CHは、Cijのクラスタヘッドであり、iは、(Cij/CHにおけるすべてのノードである。)(/はバックスラッシュ)
上述の式/方程式は、典型的な実施形態に対応するものであって、限定としてとられるべきでないことに留意されたい。同様のまたは関連するエントロピー式も開示されかつ図示された原理にのっとり他の実施形態に適用されうる。
現在のネットワーク管理システムは、ユーザ管理および人間による制御に負うところが大きい。ダイナミックメッシュネットワークでは、今日、自己組織化システムの商業的入手性はほとんどなく、自己組織化システムは、安定度の状態を管理するためにエントロピーに基づく技術を適用することももちろんない。さらに、新興国の多くでは、情報技術(IT)のツールおよび活動が不足しているので、人間による制御・管理を求めても無駄である。したがって、自動的なエントロピーに基づく安定度管理エンジンを利用する自己組織化ネットワークを用いることが有益である。
上述のような安定度測定値を提供するサービスは、ルーティング用途をサポートするためにも用いられうる。クラスタ間のこの安定度は、既存のシステムでは不可能な最適化レベルを実現するためにも用いられうる。この安定度サービスは、いかなる数の管理機能をサポートするためにも用いられうる。位相的視野からネットワークを見て、混乱の激しい場所を決定できるようにすれば、ネットワークの混乱した領域(不安定な領域)が生じないように管理することができる。そして、システムは、より安定したノードを介しルート選択されるトラフィックを混乱させることにより、よりバランスをとるか、または、パフォーマンスの目的を達成しうる。
他の実施形態では、サービスまたはオペレーションエージェントは、安定度測定値を用いて、故障管理システム、セキュリティシステム、ネットワーク規模の管理および制御機能、および、複雑なシステムまたはネットワークの他のオペレーションおよび組織的特長をサポートする。本願明細書中に記載された開示を読んだ後の当業者は、安定度サービスまたはエージェント以外のサービスの多くは、安定係数と共に用いられることにより、管理・制御機能を提供することが理解できよう。例えば、上述のネットワーク階層において、到達可能性および性能値を提供するための別々のサービスが存在しうる。
表2 さまざまなネットワークおよび動作の最適化におけるサービスの使用
表2は、ネットワーク管理・制御で用いられる到達可能性、安定度、および、パフォーマンスサービスの使用を示す。安定度、到達可能性、および、性能などの複数の尺度の1つ以上の組合せを用いることにより、分散型ネットワークを最適化しうる。例えば、最も有効なサービス処理は、安定度および性能評価尺度、すなわち、ノードはどれくらい信頼がおけるか(安定度)、また、ノードがどれくらい速く(性能)サービスの要求を処理するかに依存しかつそれによって最適化される。表2の一番目の列は、ネットワークの一般的用途および目的である。次の3つの列は、どの係数が目的に応じてネットワークを最適化するために用いられうるか、または、どの係数が妥当かを示す。最終列は、各用途における安定度の測定値を示す。換言すると、最終列は、「測定」されうる無線メッシュネットワークの特徴に特有であり、上述のように安定度を評価すべく、「エントロピー」フレームワークと共に利用される。例えば、ルーティング用途のいくつかの実施形態では、到達可能性および安定度の測定値のみがネットワークの最適化に用いられ、性能サービスの測定値は用いられない。
本願明細書中に記載される技術は、いかなる特定のハードウェアまたはソフトウェア構成にも限定されず、いかなるコンピュータ、一般電子機器、または、処理環境においても適用可能性を見出しうる。技術は、ハードウェア、ソフトウェア、または、それら2つの組合せに実装されうる。
シミュレーションでは、プログラムコードは、設計されたハードウェアが実行すると予想される方法のモデルを本質的に提供するハードウェア記述言語、または、他の関数的記述言語を用いてハードウェアを表しうる。プログラムコードは、アセンブリもしくは機械言語、または、コンパイルおよび/または翻訳されうるデータでありうる。さらに、ソフトウェアの従来技術では、プログラムコードは、動作を起こすまたは結果を生じるような1つまたは他の形式に共通する。このような表現は、プロセッサに動作を実行させるか、または、結果を生じさせる処理システムによりプログラムコードの実行を開始させる簡便なやり方に過ぎない。
各プログラムは、高水準手続きまたはオブジェクト指向プログラミング言語に実装されることにより、処理システムと通信しうる。しかしながら、プログラムは、必要に応じてアセンブリまたは機械言語に実装されうる。いずれの場合も、言語はコンパイルまたは翻訳されうる。
プログラム命令は、当該命令によりプログラムされる多目的または特殊目的処理システムに本願明細書中に記載される動作を実行させるために用いられうる。あるいは、動作は、動作を実行するハードワイヤードロジックを含む特定のハードウェアコンポーネントにより、または、プログラムされたコンピュータコンポーネントおよびカスタムハードウェアコンポーネントにより実行されうる。本願明細書中に記載される方法は、当該方法を実行する処理システムまたは他の電子デバイスをプログラムするために用いられることができる命令を格納した機械アクセス可能な媒体を含みうるコンピュータプログラム製品として提供されうる。
プログラムコード、または、命令は、例えば、記憶装置などの揮発性および/または不揮発性メモリ、および/または、固体メモリ、ハードドライブ、フロッピーディスク、光記憶装置、テープ、フラッシュメモリ、メモリスティック、デジタルビデオディスク、デジタル多用途ディスク(DVD)などに加えて、機械アクセス可能な生物学的状態を保存する記憶装置などのより珍しい媒体を含む、関連する機械可読または機械アクセス可能な媒体に格納されうる。機械可読媒体は、情報を機械で読み取り可能な形式で格納、送信、または、受信するためのあらゆるメカニズムを含み、さらに、媒体は、プログラムコードをエンコードするアンテナ、光ファイバ、通信インターフェースなど、電気、光、アコースティック、または、他の形式の伝播信号または搬送波が通過しうる有形の媒体を含みうる。プログラムコードは、パケット、シリアルデータ、パラレルデータ、伝播信号などの形式で伝送され、圧縮または暗号化されたフォーマットで用いられうる。
移動式または固定のコンピュータ、パーソナル携帯情報機器、セットトップボックス、携帯電話およびポケットベル、(DVDプレーヤ、パーソナルビデオレコーダ、パーソナルビデオプレーヤ、衛星受信機、ステレオ受信機、ケーブルテレビ受信機を含む)一般電子機器、および、プロセッサ、プロセッサにより読み取られることができる揮発性および/または不揮発性メモリ、少なくとも1つの入力デバイスおよび/または1つ以上の出力デバイスをそれぞれ含む他の電子デバイスなどのプログラム可能な機械で実行されるプログラムに実装されうる。プログラムコードは、入力デバイスを用いて入力されるデータに適用されることにより、所望の実施形態を実行し、かつ、出力情報を生成しうる。出力情報は、1つ以上の出力デバイスに適用されうる。当業者であれば、開示された内容の実施形態は、マルチプロセッサまたはマルチコアプロセッサシステム、ミニコンピュータ、メインフレームコンピュータに加えて、あらゆるデバイスに実質的に組み込まれうる普及しているかまたは小型のコンピュータまたはプロセッサを含むさまざまなコンピュータシステム構成により実施されうることを理解できよう。開示された内容の実施形態は、分散コンピューティング環境で実施されることもでき、その場合、そのタスクまたは一部は、通信ネットワークを介しリンクされる遠隔処理デバイスにより実行されうる。
動作はシーケンシャルプロセスとして説明されうるが、動作のいくつかは、実際には並列に、同時に、および/または、分散環境で、信号またはマルチプロセッサマシンによるアクセスのためにローカルにおよび/またはリモートに格納されたプログラムコードにより実行されてよい。また、いくつかの実施形態では、動作の順序は開示内容の趣旨に逸脱せずに並べ変えられてよい。プログラムコードは、組み込みコントローラにより、または、組み込みコントローラと共に用いられうる。
これまで例示的実施形態と関連して本発明を説明してきたが、この説明は、限定的な意味合いで解釈されることを意図しない。本発明に関係のある当業者であれば、本発明の例示的実施形態および他の実施形態のさまざまな変形例が本発明の趣旨および範囲内にあると考えることは明らかであろう。

Claims (25)

  1. エントロピーに基づく安定度管理のためのシステムであって、
    安定度エージェントを実行するネットワークにおけるプロセッサと、
    前記ネットワーク上の少なくとも1つのノードで動作するオペレーションエージェントと、
    を備え、
    前記安定度エージェントは、前記ネットワーク上の複数のノードから安定度情報を収集し、前記複数のノード間の相対信頼度を決定し、前記複数のノードのそれぞれ、および、前記ネットワークの安定度のレベルを計算し、前記安定度のレベルは、エントロピーに基づく統計的方法を用いて計算され、
    前記オペレーションエージェントは、前記安定度エージェントから前記安定度情報を受信し、前記安定度情報に基づき、前記ネットワークの少なくとも1つの側面に対して管理・制御動作を提供する、
    システム。
  2. 前記エントロピーに基づく統計学的方法は、統計学的エントロピー方程式のシャノンの法則から導かれる、請求項1に記載のシステム。
  3. 前記統計学的エントロピー方程式のシャノンの法則は、前記ネットワーク上のノードのクラスタにおける各ノードに適用され、[0、1]の間で正規化されたクラスタCijにおけるエントロピー測定の特定の期間ΔTにおけるノードmのエントロピーを一部用いて、安定度状態評価の期間における絶対的な相対信頼度の点から、ノードmに関する安定度の所望の尺度が結果として得られ、前記クラスタの総合安定度γの測定値は、Cijに関連するクラスタヘッドにより、
    として定義されかつ得られ、ただし、CHは、前記Cijのクラスタヘッドであり、iは、(Cij/CHにおけるすべてのノードである)(/はバックスラッシュ)、
    請求項2に記載のシステム。
  4. 前記オペレーションエージェントは、仮想クラスタの自己管理ネットワークの管理・制御を提供し、前記安定度情報は、前記ネットワークにおけるノードの到達可能性および性能効率因子と共に用いられることにより、前記ネットワークにおけるノードの昇格および降格を決定することを可能にする、請求項1に記載のシステム。
  5. 前記管理・制御動作は、ルーティング制御、セキュリティ管理、および、故障管理の1つ以上を含む、請求項1に記載のシステム。
  6. 前記ネットワーク内における複数のコンピュータノードをさらに備え、各ノードは、
    前記ネットワークにおける自主的な自己昇格および降格のためのオペレーションエージェントを含むロジックであって、昇格したノードは、前のクラスタレベルの仮想クラスタに属したまま前記前のクラスタレベルより上のクラスタレベルに上がって前記上のレベルの仮想クラスタの一部となり、降格したノードは、前記前のクラスタレベルより下のクラスタレベルに下がり、それより上のレベルの前記仮想クラスタにはもはや残らないロジックと、
    クラスタkのクラスタヘッドに昇格したノードにおけるクラスタkのピアノードに管理・制御サービス機能を提供するロジックと、
    前記昇格したノードの昇格前のクラスタレベルより下のクラスタレベルの他のノードに管理・制御サービス機能を提供するロジックと、を含み、
    前記ネットワークにおける自主的な自己昇格および降格のための前記オペレーションエージェントは、(a)到達可能性、(b)安定度、および、(c)性能効率に関するノード動作に基づく情報を用い、前記安定度に関する動作は、前記安定度エージェントにより行われる、
    請求項1に記載のシステム。
  7. 前記安定度エージェントは、前記プロセッサにおける組み込みパーティション、仮想マシンモニタ、仮想機器、仮想マシンの1つで実行される、請求項6に記載のシステム。
  8. 到達可能性に関する動作情報を提供する到達可能性エージェントは、前記ネットワーク上の前記コンピュータノードの少なくとも1つにおける組み込みパーティション、仮想マシンモニタ、仮想機器、仮想マシンの1つ以上で実行され、性能効率に関する動作情報を提供する性能効率エージェントは、前記ネットワーク上の前記コンピュータノードの少なくとも1つにおける組み込みパーティション、仮想マシンモニタ、仮想機器、仮想マシンの1つ以上で実行され、前記到達可能性エージェント、性能効率エージェント、および、安定度エージェントは、前記ネットワーク上の同じもしくは異なるノード、または、それらの組合せにおいて動作する、請求項7に記載のシステム。
  9. 複数のノードを有するネットワークにおけるエントロピーに基づく安定度管理方法であって、
    ネットワーク上の複数のノードからの安定度情報を安定度エージェントにより収集することと、
    前記収集された安定度情報に基づき、前記ネットワーク上の前記複数のノード間の相対信頼度を前記安定度エージェントにより決定することと、
    前記ネットワーク上の前記複数のノードのそれぞれの安定度のレベルを前記安定度エージェントにより計算することと、
    前記安定度エージェントにより、前記安定度のレベルの情報を、管理・制御動作のためのオペレーションエージェントに提供することと、を含み、
    前記安定度のレベルは、エントロピーに基づく統計的方法を用いて計算され、
    前記オペレーションエージェントは、前記ネットワーク上のノードで動作する、
    方法。
  10. 前記エントロピーに基づく統計的方法は、統計学的エントロピー方程式のシャノンの法則から導かれる、請求項9に記載の方法。
  11. 前記統計学的エントロピー方程式のシャノンの法則は、前記ネットワーク上のノードのクラスタにおける各ノードに適用され、[0、1]の間で正規化されたクラスタCijにおけるエントロピー測定の特定の期間ΔTにおけるノードmのエントロピーを一部用いて、安定度状態評価の期間における絶対的な相対信頼度の点から、ノードmに関する安定度の所望の尺度が結果として得られ、前記クラスタの総合安定度γの測定値は、Cijに関連するクラスタヘッドにより、
    として定義されかつ得られ、ただし、CHは、前記Cijのクラスタヘッドであり、iは、(Cij/CHにおけるすべてのノードである)(/はバックスラッシュ)、
    請求項10に記載の方法。
  12. 前記オペレーションエージェントにより、仮想クラスタの自己管理ネットワークの管理・制御を提供することをさらに含み、前記安定度情報は、前記ネットワークにおけるノードの到達可能性および性能効率因子と共に用いられることにより、前記ネットワークにおけるノードの昇格および降格を決定することを可能にする、請求項9に記載の方法。
  13. 前記管理・制御動作は、ルーティング制御、セキュリティ管理、および、故障管理の1つ以上を含む、請求項9に記載のシステム。
  14. 前記ネットワーク上のノードで実行される前記オペレーションエージェントにより、前記ノードを昇格させるか、降格させるか、または、同じレベルに留まらせるかを決定することと、
    前記決定することの結果に基づき、昇格/降格/現状維持動作を実行することと、をさらに含み、
    昇格したノードは、前のクラスタレベルの仮想クラスタに属したまま前記前のクラスタレベルより上のクラスタレベルに上がって前記上のレベルの仮想クラスタの一部となり、降格したノードは、前記前のクラスタレベルより下のクラスタレベルに下がり、それより上のレベルの前記仮想クラスタにはもはや残らない、
    請求項9に記載の方法。
  15. クラスタkのクラスタヘッドに昇格したノードにおける前記クラスタkのピアノードに管理・制御サービス機能を提供することと、
    前記昇格したノードの昇格前のクラスタレベルより下のクラスタレベルの他のノードに管理・制御サービス機能を提供することと、
    をさらに含み、
    前記オペレーションエージェントは、(a)到達可能性、(b)安定度、および、(c)性能効率に関するノード動作に基づく情報を用い、前記安定度に関する動作は、前記安定度情報のレベルを提供することにおいて提供される、
    請求項14に記載の方法。
  16. 前記安定度エージェントは、前記ネットワーク上のノードにおける組み込みパーティション、仮想マシンモニタ、仮想機器、または、仮想マシンの1つで実行される、請求項9に記載の方法。
  17. 前記ネットワーク上の前記ノードの少なくとも1つにおける組み込みパーティション、仮想マシンモニタ、仮想機器、または、仮想マシンの1つ以上で実行される到達可能性エージェントにより、到達可能性に関する動作情報を提供することと、
    前記ネットワーク上の前記ノードの少なくとも1つにおける組み込みパーティション、仮想マシンモニタ、仮想機器、または、仮想マシンの1つ以上で実行される性能効率エージェントにより、性能効率に関する動作情報を提供することと、をさらに含み、
    前記到達可能性エージェント、性能効率エージェント、および、安定度エージェントは、前記ネットワーク上の同じもしくは異なるノード、または、それらの組合せにおいて動作する、請求項16に記載の方法。
  18. 複数のノードを有するネットワークにおけるエントロピーに基づく安定度管理のための、命令を有する機械可読記憶媒体であって、前記機械可読記憶媒体に格納された前記命令は、機械において実行されると、前記機械に、
    安定度エージェントにより、ネットワーク上の複数のノードから安定度情報を収集することと、
    前記収集された安定度情報に基づき、前記ネットワーク上の前記複数のノード間の相対信頼度を前記安定度エージェントにより決定することと、
    前記安定度エージェントにより、前記ネットワーク上の前記複数のノードのそれぞれの安定度レベルを計算することと、
    前記安定度エージェントにより、前記安定度レベルの情報を前記ネットワーク上のノードで動作する、管理・制御動作用のオペレーションエージェントに提供することと、
    を実行させ、
    前記安定度レベルは、エントロピーに基づく統計的方法により計算される、
    機械可読記憶媒体。
  19. 前記エントロピーに基づく統計学的方法は、統計学的エントロピー方程式のシャノンの法則から導かれる、請求項18に記載の媒体。
  20. 前記統計学的エントロピー方程式のシャノンの法則は、前記ネットワーク上のノードのクラスタにおける各ノードに適用され、[0、1]の間で正規化されたクラスタCijにおけるエントロピー測定の特定の期間ΔTにおけるノードmのエントロピーを一部用いて、安定度状態評価の期間における絶対的な相対信頼度の点から、ノードmに関する安定度の所望の尺度が結果として得られ、前記クラスタの総合安定度γの測定値は、Cijに関連するクラスタヘッドにより、
    として定義されかつ得られ、ただし、CHは、前記Cijのクラスタヘッドであり、iは、(Cij/CHにおけるすべてのノードである)(/はバックスラッシュ)、
    請求項19に記載の媒体。
  21. 前記オペレーションエージェントに、仮想クラスタの自己管理ネットワークの管理・制御を提供することを実行させる命令をさらに含み、
    前記安定度情報は、前記ネットワークにおけるノードの到達可能性および性能効率因子と共に用いられることにより、前記ネットワークにおけるノードの昇格および降格を決定することを可能にする、請求項18に記載の媒体。
  22. 前記管理・制御動作は、ルーティング制御、セキュリティ管理、および、故障管理の1つ以上を含む、請求項18に記載の媒体。
  23. 前記ネットワーク上のノードで実行される前記オペレーションエージェントに、前記ノードを昇格させるか、降格させるか、または、同じレベルに留めるかどうかを決定することと、
    前記決定することの結果に基づき、昇格/降格/現状維持動作を実行することと、を実行させる命令をさらに含み、
    昇格したノードは、前のクラスタレベルの仮想クラスタに属したまま前記前のクラスタレベルより上のクラスタレベルに上がって前記上のレベルの仮想クラスタの一部となり、降格したノードは、前記前のクラスタレベルより下のクラスタレベルに下がり、それより上のレベルの前記仮想クラスタにはもはや残らない、
    請求項18に記載の媒体。
  24. クラスタkのクラスタヘッドに昇格したノードにおける前記クラスタkのピアノードに管理・制御サービス機能を提供することと、
    前記昇格したノードの昇格前のクラスタレベルより下のクラスタレベルの他のノードに管理・制御サービス機能を提供することと、と、
    を実行する命令をさらに含み、
    前記オペレーションエージェントは、(a)到達可能性、(b)安定度、および、(c)性能効率に関するノード動作に基づく情報を用い、前記安定度に関する動作は、前記安定度情報のレベルを提供することにおいて提供される、
    請求項23に記載の媒体。
  25. 前記安定度エージェントは、前記ネットワーク上のノードにおける組み込みパーティション、仮想マシンモニタ、仮想機器、または、仮想マシンの1つで実行される、請求項18に記載の媒体。
JP2008246561A 2007-09-28 2008-09-25 エントロピーに基づく(自己組織化)安定度管理 Expired - Fee Related JP4807650B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US11/864,797 US8954562B2 (en) 2007-09-28 2007-09-28 Entropy-based (self-organizing) stability management
US11/864,797 2007-09-28

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009141946A true JP2009141946A (ja) 2009-06-25
JP4807650B2 JP4807650B2 (ja) 2011-11-02

Family

ID=40427373

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008246561A Expired - Fee Related JP4807650B2 (ja) 2007-09-28 2008-09-25 エントロピーに基づく(自己組織化)安定度管理

Country Status (5)

Country Link
US (1) US8954562B2 (ja)
EP (2) EP2053787B1 (ja)
JP (1) JP4807650B2 (ja)
CN (2) CN103269283B (ja)
AT (1) ATE523000T1 (ja)

Families Citing this family (36)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8782654B2 (en) 2004-03-13 2014-07-15 Adaptive Computing Enterprises, Inc. Co-allocating a reservation spanning different compute resources types
WO2005091136A1 (en) 2004-03-13 2005-09-29 Cluster Resources, Inc. System and method for a self-optimizing reservation in time of compute resources
US20070266388A1 (en) 2004-06-18 2007-11-15 Cluster Resources, Inc. System and method for providing advanced reservations in a compute environment
US8176490B1 (en) 2004-08-20 2012-05-08 Adaptive Computing Enterprises, Inc. System and method of interfacing a workload manager and scheduler with an identity manager
CA2586763C (en) 2004-11-08 2013-12-17 Cluster Resources, Inc. System and method of providing system jobs within a compute environment
US8863143B2 (en) 2006-03-16 2014-10-14 Adaptive Computing Enterprises, Inc. System and method for managing a hybrid compute environment
US9231886B2 (en) 2005-03-16 2016-01-05 Adaptive Computing Enterprises, Inc. Simple integration of an on-demand compute environment
WO2006108187A2 (en) 2005-04-07 2006-10-12 Cluster Resources, Inc. On-demand access to compute resources
US9418040B2 (en) * 2005-07-07 2016-08-16 Sciencelogic, Inc. Dynamically deployable self configuring distributed network management system
US8041773B2 (en) 2007-09-24 2011-10-18 The Research Foundation Of State University Of New York Automatic clustering for self-organizing grids
EP2255562B1 (en) * 2008-02-27 2020-09-30 Fisher-Rosemount Systems, Inc. System for visualizing design and organization of wireless mesh networks in physical space
US7872990B2 (en) * 2008-04-30 2011-01-18 Microsoft Corporation Multi-level interconnection network
US8997205B1 (en) * 2008-06-27 2015-03-31 Symantec Corporation Method and apparatus for providing secure web transactions using a secure DNS server
US8868675B2 (en) * 2008-12-04 2014-10-21 Cisco Technology, Inc. Network optimization using distributed virtual resources
US8850067B2 (en) * 2009-10-22 2014-09-30 Verizon Patent And Licensing Inc. Internet protocol (IP) address pool management and allocation
US11720290B2 (en) 2009-10-30 2023-08-08 Iii Holdings 2, Llc Memcached server functionality in a cluster of data processing nodes
US10877695B2 (en) 2009-10-30 2020-12-29 Iii Holdings 2, Llc Memcached server functionality in a cluster of data processing nodes
US8578375B2 (en) * 2009-12-23 2013-11-05 International Business Machines Corporation Virtual machine administration for data center resource managers
JP5740652B2 (ja) * 2012-03-28 2015-06-24 株式会社日立製作所 計算機システム及びサブシステム管理方法
WO2013180182A1 (ja) * 2012-05-31 2013-12-05 株式会社ニコン 移動電子機器およびプログラム
US9665630B1 (en) * 2012-06-18 2017-05-30 EMC IP Holding Company LLC Techniques for providing storage hints for use in connection with data movement optimizations
CN103781194B (zh) * 2012-10-18 2017-09-26 同济大学 一种基于耗散结构的车联网大规模网络动态演化方法
EP2797247A1 (en) 2013-04-24 2014-10-29 British Telecommunications Public Limited Company Optical data transmission
US9654248B2 (en) * 2013-10-11 2017-05-16 British Telecommunications Public Limited Company Optical data transmission method and apparatus
US10103959B2 (en) * 2014-01-07 2018-10-16 International Business Machines Corporation Scalable software monitoring infrastructure, using parallel task queuing, to operate in elastic cloud environments
US9961011B2 (en) 2014-01-21 2018-05-01 Oracle International Corporation System and method for supporting multi-tenancy in an application server, cloud, or other environment
US10055240B2 (en) 2014-09-23 2018-08-21 At&T Intellectual Property I, L.P. Service creation and management
US9940342B2 (en) 2014-09-25 2018-04-10 Red Hat, Inc. Stability measurement for federation engine
US11057272B2 (en) * 2014-09-26 2021-07-06 Oracle International Corporation System and method for transactions in a multitenant application server environment
US9798567B2 (en) 2014-11-25 2017-10-24 The Research Foundation For The State University Of New York Multi-hypervisor virtual machines
WO2016133766A1 (en) * 2015-02-22 2016-08-25 Flex Logix Technologies, Inc. Mixed-radix and/or mixed-mode switch matrix architecture and integrated circuit, and method of operating same
US10291648B2 (en) 2015-12-22 2019-05-14 At&T Intellectual Property I, L.P. System for distributing virtual entity behavior profiling in cloud deployments
US10257270B2 (en) 2016-04-26 2019-04-09 International Business Machines Corporation Autonomous decentralized peer-to-peer telemetry
US9836183B1 (en) * 2016-09-14 2017-12-05 Quid, Inc. Summarized network graph for semantic similarity graphs of large corpora
ES2944555T3 (es) * 2017-06-02 2023-06-22 Siemens Schweiz Ag Agrupación de actores en un sistema de automatización de edificios
US11016798B2 (en) 2018-06-01 2021-05-25 The Research Foundation for the State University Multi-hypervisor virtual machines that run on multiple co-located hypervisors

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003230167A (ja) * 2002-02-04 2003-08-15 Ntt Docomo Inc アドホックネットワークに接続可能な移動通信端末および接続方法
GB2386287A (en) * 2002-03-06 2003-09-10 Lucent Technologies Inc A method of monitoring state of a telecommunications network
JP2006101277A (ja) * 2004-09-30 2006-04-13 Brother Ind Ltd 情報通信システム、ノード装置、及びオーバーレイネットワーク形成方法等
JP2007074202A (ja) * 2005-09-06 2007-03-22 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 品質測定方法およびノード装置

Family Cites Families (46)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5664106A (en) * 1993-06-04 1997-09-02 Digital Equipment Corporation Phase-space surface representation of server computer performance in a computer network
US5727051A (en) * 1995-07-14 1998-03-10 Telefonaktiebolaget Lm Ericsson (Publ.) System and method for adaptive routing on a virtual path broadband network
WO1997018659A1 (en) * 1995-11-16 1997-05-22 Loran Network Systems, Llc Method of determining the topology of a network of objects
US5850592A (en) * 1996-01-11 1998-12-15 Gte Internetworking Incorporated Method for self-organizing mobile wireless station network
US6266694B1 (en) * 1997-06-19 2001-07-24 Nortel Networks Limited Architecture for network manager
US6519660B1 (en) * 1999-09-28 2003-02-11 International Business Machines Corporation Method, system and program products for determining I/O configuration entropy
US6986137B1 (en) * 1999-09-28 2006-01-10 International Business Machines Corporation Method, system and program products for managing logical processors of a computing environment
US6711409B1 (en) * 1999-12-15 2004-03-23 Bbnt Solutions Llc Node belonging to multiple clusters in an ad hoc wireless network
US6829222B2 (en) 2000-04-25 2004-12-07 Board Of Regents The University Of Texas System Clusterhead selection in wireless ad hoc networks
AU2001259402A1 (en) * 2000-05-02 2001-11-12 Sun Microsystems, Inc. Cluster membership monitor
US6493759B1 (en) * 2000-07-24 2002-12-10 Bbnt Solutions Llc Cluster head resignation to improve routing in mobile communication systems
US7733818B2 (en) 2000-12-22 2010-06-08 Terahop Networks, Inc. Intelligent node communication using network formation messages in a mobile Ad hoc network
WO2002087172A1 (en) * 2001-04-20 2002-10-31 Motorola, Inc. Protocol and structure for self-organizing network
US7203729B2 (en) * 2001-04-20 2007-04-10 Motorola Inc. Method and apparatus for a communication network with nodes capable of selective cluster head operation
US6877107B2 (en) * 2001-07-05 2005-04-05 Softwired Ag Method for ensuring operation during node failures and network partitions in a clustered message passing server
US6744740B2 (en) 2001-12-21 2004-06-01 Motorola, Inc. Network protocol for wireless devices utilizing location information
US7346056B2 (en) * 2002-02-01 2008-03-18 Fujitsu Limited Optimizing path selection for multiple service classes in a network
US7904556B2 (en) * 2002-03-05 2011-03-08 Computer Associates Think, Inc. Method and apparatus for role grouping by shared resource utilization
US7277400B2 (en) * 2002-03-06 2007-10-02 Lucent Technologies Inc. Method of monitoring state of a telecommunications network comprising a plurality of nodes, and a corresponding telecommunications network
DE10214629A1 (de) 2002-04-02 2003-10-16 Philips Intellectual Property Verfahren zum Organisieren der Topologie eines Netzwerkes mit einer Vielzahl von Stationen, die in Cluster gruppiert sind
US7764617B2 (en) 2002-04-29 2010-07-27 Harris Corporation Mobile ad-hoc network and methods for performing functions therein based upon weighted quality of service metrics
US6788650B2 (en) 2002-06-06 2004-09-07 Motorola, Inc. Network architecture, addressing and routing
US20050152305A1 (en) 2002-11-25 2005-07-14 Fujitsu Limited Apparatus, method, and medium for self-organizing multi-hop wireless access networks
US20040100917A1 (en) 2002-11-26 2004-05-27 Perkins Matthew R. Coordinator device election process for wireless sensor networks
US20040156370A1 (en) * 2003-02-07 2004-08-12 Lockheed Martin Corporation System for evolutionary adaptation
US7962914B2 (en) * 2003-11-25 2011-06-14 Emc Corporation Method and apparatus for load balancing of distributed processing units based on performance metrics
US7975035B2 (en) * 2003-12-01 2011-07-05 International Business Machines Corporation Method and apparatus to support application and network awareness of collaborative applications using multi-attribute clustering
US7698403B2 (en) * 2004-06-30 2010-04-13 Intel Corporation Automated management system generating network policies based on correlated knowledge to modify operation of a computer network
US7461130B1 (en) * 2004-11-24 2008-12-02 Sun Microsystems, Inc. Method and apparatus for self-organizing node groups on a network
FI118291B (fi) 2004-12-22 2007-09-14 Timo D Haemaelaeinen Energiatehokas langaton anturiverkko, solmulaitteita sitä varten sekä menetelmä tietoliikenteen järjestämiseksi langattomassa anturiverkossa
EP1705799A1 (en) * 2005-03-22 2006-09-27 Fondazione Torino Wireless A method and system for information processing
US7440436B2 (en) 2005-05-13 2008-10-21 Natural Lighting Systems, Inc. Self-organizing multi-channel mesh network
CA2613793A1 (en) * 2005-06-29 2007-01-04 Trustees Of Boston University Method and apparatus for whole-network anomaly diagnosis and methods to detect and classify network anomalies using traffic feature distributions
CN1731763A (zh) * 2005-08-22 2006-02-08 武汉理工大学 Ad Hoc网络中基于信息熵的分布式Qos多播路由方法
WO2008051258A2 (en) * 2005-12-21 2008-05-02 University Of South Carolina Methods and systems for determining entropy metrics for networks
US8566447B2 (en) * 2006-04-10 2013-10-22 Bank Of America Corporation Virtual service switch
CN100396049C (zh) * 2006-05-26 2008-06-18 北京交通大学 一种应用于ad hoc网络的基于节点类型的群首选举方法
US20070298821A1 (en) * 2006-06-21 2007-12-27 Lockheed Martin Corporation System for boolean network configuration of a wireless network
US7792137B2 (en) 2006-07-05 2010-09-07 Abidanet, Llc Self-organized and self-managed ad hoc communications network
US20080059631A1 (en) * 2006-07-07 2008-03-06 Voddler, Inc. Push-Pull Based Content Delivery System
US20080028472A1 (en) 2006-07-25 2008-01-31 International Business Machines Corporation Heterogeneous evolutionary self-formatting Internet protocols
US7894926B2 (en) * 2006-09-22 2011-02-22 Pdf Solutions, Inc. Global predictive monitoring system for a manufacturing facility
US7990927B2 (en) 2006-10-31 2011-08-02 Infineon Technologies Ag Method and apparatus for transmitting data in a communication system
CN101617499A (zh) * 2006-12-21 2009-12-30 艾利森电话股份有限公司 自形成网络管理拓扑
US8892625B2 (en) * 2007-03-20 2014-11-18 Thomson Licensing Hierarchically clustered P2P streaming system
US8041773B2 (en) * 2007-09-24 2011-10-18 The Research Foundation Of State University Of New York Automatic clustering for self-organizing grids

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003230167A (ja) * 2002-02-04 2003-08-15 Ntt Docomo Inc アドホックネットワークに接続可能な移動通信端末および接続方法
GB2386287A (en) * 2002-03-06 2003-09-10 Lucent Technologies Inc A method of monitoring state of a telecommunications network
JP2006101277A (ja) * 2004-09-30 2006-04-13 Brother Ind Ltd 情報通信システム、ノード装置、及びオーバーレイネットワーク形成方法等
JP2007074202A (ja) * 2005-09-06 2007-03-22 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 品質測定方法およびノード装置

Also Published As

Publication number Publication date
CN101447903A (zh) 2009-06-03
EP2393240B1 (en) 2013-08-21
EP2053787A1 (en) 2009-04-29
ATE523000T1 (de) 2011-09-15
EP2393240A1 (en) 2011-12-07
CN103269283A (zh) 2013-08-28
JP4807650B2 (ja) 2011-11-02
EP2053787B1 (en) 2011-08-31
CN103269283B (zh) 2016-12-28
US20090089410A1 (en) 2009-04-02
CN101447903B (zh) 2013-06-12
US8954562B2 (en) 2015-02-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4807650B2 (ja) エントロピーに基づく(自己組織化)安定度管理
JP4981009B2 (ja) スケーラブルネットワーク制御及び管理のためのバーチャルクラスタリング
Zhou et al. A load balancing strategy of sdn controller based on distributed decision
Chen et al. The handbook of engineering self-aware and self-expressive systems
Mikkilineni et al. The Turing O-Machine and the DIME Network Architecture: Injecting the Architectural Resiliency into Distributed Computing.
US8892728B2 (en) Automatic zone-based management of a data center
Liu et al. DCNSim: A data center network simulator
Balis et al. A development and execution environment for early warning systems for natural disasters
Bellavista et al. GAMESH: a grid architecture for scalable monitoring and enhanced dependable job scheduling
Liu et al. Towards a community cloud storage
Kumar et al. Loosely coupled coordinated management in virtualized data centers
Petri et al. In-transit data analysis and distribution in a multi-cloud environment using cometcloud
Bellavista et al. A simulation framework for virtualized resources in cloud data center networks
Jumnal et al. Cluster-based optimal VM placement using crow search algorithm for cloud data centres
Chenaru et al. Sensor Virtualization for Enabling Novel Services
Liu et al. A stratified monitoring model for hybrid cloud
Gonçalves Dynamic Reconfiguration of the Data Aggregation Topology at the Edge
Palle Fog Computing Based IoT Applications and Their Performance
Graubner Energy-efficient Transitional Near-* Computing
Tunc Autonomic cloud resource management
Ramprasad An Adaptive Architecture for Internet of Things Applications
Alaluna Secure and Dependable Multi-Cloud Network Virtualization
Çavdar A utilization based genetic algorithm for virtual machine placement in cloud computing systems
Weidlich Energy efficient resource sharing for networked homes
Champrasert et al. Symbioticsphere: A biologically-inspired autonomic architecture for self-managing network systems

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20101101

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20101116

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110112

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110419

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110620

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110719

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110805

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140826

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4807650

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees