JP2009138629A - Variable capacity compressor - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、斜板の傾斜角によってピストンの吐出容量を可変する可変容量コンプレッサに関する。 The present invention relates to a variable displacement compressor that varies a discharge capacity of a piston according to an inclination angle of a swash plate.
この種の従来の可変容量コンプレッサとしては、特許文献1に開示されたものがある。
A conventional variable displacement compressor of this type is disclosed in
この可変容量コンプレッサ100は、図5に示すように、ハウジング101を有する。ハウジング101は、シリンダブロック101aと、シリンダブロック101aの一端側に配置されたフロントヘッド101bと、シリンダブロック101aの他端側に弁プレート102を介して配置されたリアヘッド101cとが組み付けされることによって主に構成されている。
The
ハウジング101の中心には駆動軸103が配置されている。駆動軸103の両端側は、ラジアル軸受部104とラジアル軸受部105を介してハウジング101に回転自在に支持されている。
A
シリンダブロック101a内には、駆動軸103を中心とする円周上に複数のシリンダボア106が形成されており、この各シリンダボア106内にピストン107がそれぞれ摺動自在に配置されている。フロントヘッド101b内には、複数のシリンダボア106に連通するクランク室108が形成されている。このクランク室108には、駆動軸103の外周に固定されたロータ109と、駆動軸103の外周に軸方向に移動自在に配置されたスリーブ110と、スリーブ110の外周側に配置され、連結リンク111を介してロータ109に連結されたジャーナル112と、ジャーナル112の外周に固定された斜板113とがそれぞれ設けられている。斜板113の外周部に一対のシュー114を介して各ピストン107が係合されている。スリーブ110の両端には、第1及び第2バネS1,S2がそれぞれ配置され、この第1及び第2バネS1,S2のバネ力の均衡によって、運転停止後に斜板113が初期駆動位置に戻される。
In the
駆動軸103が回転すると、ロータ109、斜板113等によって各ピストン107がシリンダボア106内を往復移動し、斜板113の傾斜角によって各ピストン107の往復ストロークが可変される。
When the
リアヘッド101c内には、吸入室120と吐出室121がそれぞれ形成されている。
A
シリンダブロック101aとリアヘッド101cの間に介在された弁プレート102は、複数のシリンダボア106と吸入室120及び吐出室121との間を仕切っている。
A
上記構成において、駆動軸103が回転駆動されると、斜板113が揺動して各ピストン107が往復運動する。各ピストン107の吸入行程では、吸入室120から冷媒がシリンダボア106内に供給され、供給された冷媒がピストン107の圧縮行程で圧縮されて吐出室121に吐出される。吐出された冷媒は、冷凍サイクルを循環して冷房等に供されて再び可変容量コンプレッサ100に戻ってくる。
In the above configuration, when the
このような可変容量コンプレッサ100の駆動時にあって、冷凍サイクルの熱負荷が大きくなると、クランク室108の圧力が低圧側に調整される。すると、各ピストン107の背圧であるクランク室圧及び第1バネS1のバネ力による反時計方向モーメントと、各ピストン107の前面圧及び第2バネS2のバネ力による時計方向モーメントのバランスがくずれ、斜板113とジャーナル112の一体部材に対し第2回転支点部111bを中心として斜板113の傾斜角度を大きくする方向の時計方向モーメントが大きくなり、双方のモーメントがバランスする位置まで連結リンク111が図5のa矢印方向に回転する。この連結リンク111の回転によって斜板113の傾斜角度が大きくなる。斜板113の傾斜角度が大きくなると、各ピストン107の往復ストロークが大きくなり、冷媒の吐出容量が大きくなって、冷房能力等が大きくなる。
When the
又、冷凍サイクルの熱負荷が小さくなると、クランク室108の圧力が高圧側に調整される。すると、各ピストン107の背圧であるクランク室圧及び第1バネS1のバネ力による反時計方向モーメントと、各ピストン107の前面圧及び第2バネS2のバネ力による時計方向モーメントのバランスがくずれ、斜板113とジャーナル112の一体部材に対し第2回転支点部111bを中心として斜板113の傾斜角度を小さくする方向の反時計方向モーメントが大きくなり、双方のモーメントがバランスする位置まで連結リンク111が図5のb矢印方向に回転する。この連結リンク111の回転によって斜板113の傾斜角度が小さくなる。斜板113の傾斜角度が小さくなると、各ピストン107の往復ストロークが小さくなり、冷媒の吐出容量が小さくなって、冷房能力等が小さくなる。可変容量コンプレッサ100は、このような運転によって省動力化が図られる。
Further, when the heat load of the refrigeration cycle is reduced, the pressure in the
又、前記従来の可変容量コンプレッサ100では、図6(a)、(b)にも示すように、ロータ109とジャーナル112間が連結リンク111を介して連結されている。このような連結リンク111を用いた連結構造は、ガイド長孔とこのガイド長孔内を連結ピンが摺動移動する連結構造に較べて、摺動抵抗を小さく抑えることができるという利点がある。
しかしながら、前記従来例の可変容量コンプレッサ100では、ロータ109と連結リンク111が連結する第1回転支点部111aと、ジャーナル112と連結リンク111が連結する第2回転支点部111bは、第1回転支点部111aがロータ109側に、第2回転支点部111bがジャーナル112側に設定されている。そのため、図7に示すように、斜板113の傾斜角度が小さい位置(ピストン107の低吐出容量域)では、ヘッドクリアランスが図4の従来例の特性線に示すような傾向を持ってしまう。そして、最小容量に向かうに従ってヘッドクリアランスが増加方向になり、ストロークは当然小さくなるため、排出容量に対するデッドボリュームの比率が急激に増加してしまい、ある斜板角度で急激にシリンダボア106からの吐出流量が急になくなる現象が発生する。低吐出容量域は、元々吐出流量が少ない不安定領域であるため、このように吐出流量が急激に変化すると斜板113の傾斜角度を安定に維持することができないという問題がある。
However, in the
そこで、本発明は、低吐出容量域にあって吐出流量が急になくなるという現象を極力防止し、斜板の傾斜角度を安定して維持することができる可変容量コンプレッサを提供することを目的とする。 Accordingly, an object of the present invention is to provide a variable displacement compressor that can prevent the phenomenon that the discharge flow rate suddenly disappears in a low discharge capacity region as much as possible, and can stably maintain the inclination angle of the swash plate. To do.
上記目的を達成する請求項1の発明は、ハウジング内に複数のシリンダボアとこれに連通するクランク室とが設けられ、前記ハウジングには前記クランク室を貫通するよう駆動軸が回転自在に設けられ、前記駆動軸にロータが固定され、前記ロータとジャーナルを連結する連結リンクが設けられ、前記ジャーナルの回転によって傾斜角度が可変される斜板が設けられ、前記斜板の揺動によって複数の前記シリンダボア内を往復移動する複数のピストンが設けられ、前記連結リンクが前記ロータを中心として回転し、この回転によって前記斜板の傾斜角度が可変され、前記斜板の傾斜角度に応じて前記各ピストンの往復ストロークが可変される可変容量コンプレッサにおいて、前記連結リンクは、前記ロータに第1回転支点部で、前記ジャーナルに第2回転支点部でそれぞれ連結され、前記ピストンの低吐出容量域では最小容量に向かうに従ってヘッドクリアランスが小さくなるように前記第1回転支点部と前記第2回転支点部の各位置が設定されたことを特徴とする。
The invention of
請求項2の発明は、請求項1記載の可変容量コンプレッサであって、前記連結リンクは、前記ピストンのストロークAに対する前記ピストンの上死点のヘッドクリアランスBとの比をストローク比(B/A)とすると、前記ピストンの低吐出容量域でのストローク比が一定又は容量低下に従い減少するように前記第1回転支点部と前記第2回転支点部の各位置が設定されたことを特徴とする。 According to a second aspect of the present invention, in the variable displacement compressor according to the first aspect of the present invention, the connecting link has a stroke ratio (B / A) as a ratio of a head clearance B at the top dead center of the piston to a stroke A of the piston. ), The positions of the first rotation fulcrum part and the second rotation fulcrum part are set so that the stroke ratio in the low discharge capacity region of the piston is constant or decreases as the capacity decreases. .
請求項3の発明は、請求項1又は請求項2記載の可変容量コンプレッサであって、前記連結リンクは、前記第1回転支点部が前記第2回転支点部よりジャーナル側に、前記第2回転支点部が前記第1回転支点部より前記ロータ側に位置することを特徴とする。 A third aspect of the present invention is the variable capacity compressor according to the first or second aspect, wherein the first rotation fulcrum portion is closer to the journal side than the second rotation fulcrum portion in the connection link. A fulcrum part is located on the rotor side from the first rotation fulcrum part.
請求項1の発明によれば、ピストンの低吐出容量域では、最小容量に向かうに従ってヘッドクリアランスが小さくなるため、低吐出容量域において冷媒の吐出流量が急になくなるという現象を極力防止でき、斜板の傾斜角度を安定して維持することができる。 According to the first aspect of the present invention, since the head clearance becomes smaller toward the minimum capacity in the low discharge capacity area of the piston, the phenomenon that the refrigerant discharge flow rate suddenly disappears in the low discharge capacity area can be prevented as much as possible. The inclination angle of the plate can be maintained stably.
請求項2の発明によれば、ピストンの低吐出容量域でのストローク比が一定又は容量低下に従い減少するため、低吐出容量域において冷媒の吐出流量が急になくなるという現象を確実に防止でき、斜板の傾斜角度を安定して維持することができる。
According to the invention of
請求項3の発明によれば、請求項1の発明と同様に、ピストンの低吐出容量域では、最小容量に向かうに従ってヘッドクリアランスが小さくなるため、低吐出容量域において冷媒の吐出流量が急になくなるという現象を極力防止でき、斜板の傾斜角度を安定して維持することができる。
According to the invention of
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。 Hereinafter, embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings.
図1〜図4は本発明の一実施の形態を示し、図1は可変容量コンプレッサの全体断面図、図2(a)は連結リンクの連結状態を示す概略平面図、図2(b)は連結リンクの連結状態を示す概略側面図、図3はストローク比を説明する図、図4は吐出容量とヘッドクリアランスの関係を示す特性線図である。 1 to 4 show an embodiment of the present invention, FIG. 1 is an overall sectional view of a variable displacement compressor, FIG. 2 (a) is a schematic plan view showing a connection state of connection links, and FIG. FIG. 3 is a schematic side view showing the connection state of the connection links, FIG. 3 is a diagram for explaining the stroke ratio, and FIG. 4 is a characteristic diagram showing the relationship between the discharge capacity and the head clearance.
図1に示すように、可変容量コンプレッサ1は、ハウジング2を有する。このハウジング2は、シリンダブロック2aと、このシリンダブロック2aの一方の側面に配置されたフロントヘッド2bと、シリンダブロック2aの他方の側面に弁体3を介して配置されたリアヘッド2cとが組み付けられることによって構成されている。
As shown in FIG. 1, the
シリンダブロック2aとフロントヘッド2bには、下記するクランク室10を貫通するよう駆動軸4が配置されている。駆動軸4の両端側は、ラジアル軸受部5,6を介してシリンダブロック2aとフロントヘッド2bに回転自在に支持されている。駆動軸4は、その一端側がフロントヘッド2bより外に突出し、この突出した箇所にエンジンの回転を受けるプーリ7が固定されている。駆動軸4は、このように一端側に固定されたプーリ7より駆動力を受けて回転するよう構成されている。
A
シリンダブロック2aには複数のシリンダボア8が形成されている。複数のシリンダボア8は、駆動軸4を中心とする円周上に等間隔に形成されている。各シリンダボア8には、ピストン9が摺動自在に配置されている。
A plurality of cylinder bores 8 are formed in the
フロントヘッド2bには、複数のシリンダボア8に連通するクランク室10が形成されている。クランク室10には、駆動軸4の外周に固定されたロータ11と、駆動軸4の外周に軸方向に移動自在に配置されたスリーブ12と、スリーブ12の外周側に配置されたジャーナル13と、ジャーナル13とロータ11を連結する連結リンク14と、ジャーナル13の外周に固定された斜板15と、この斜板15の外周部に一対のシュー16を介して係合された各ピストン9の後端側とが設けられている。
A
スリーブ12の外周面は略円弧状に形成されており、ジャーナル13がスムーズに傾斜角度を可変するよう案内する。スリーブ12の両端には、第1及び第2バネS1,S2がそれぞれ配置され、この第1及び第2バネS1,S2のバネ力の均衡によって、運転停止後に斜板15が初期駆動位置に戻される。連結リンク14の連結構造については、下記に詳述する。
The outer peripheral surface of the
駆動軸4が回転すると、ロータ11、連結リンク14及びジャーナル13によって斜板15に回転が伝達され、各ピストン9がシリンダボア8内を往復移動する。又、斜板15の傾斜角度によって各ピストン9のストロークが可変され、冷媒の吐出容量が可変される。斜板15の傾斜角度が調整されるメカニズムについては、作用の箇所で説明する。
When the
リアヘッド2cには、冷媒ガスの吸入室20と吐出室21とが形成されている。吸入室20は、冷凍サイクルのエバポレータの出口側に接続されている。吐出室21は、冷凍サイクルの凝縮器の入口側に接続されている。又、吸入室20と吐出室21は、各シリンダボア8に弁体3を介して仕切られている。双方の室を仕切る弁体3の箇所には、吸入弁付きの吸入孔(図示せず)と吐出弁付きの吐出孔22がそれぞれ形成されている。
A refrigerant
また、クランク室10と吸入室20との間には、常時連通する抽気通路(図示せず)が形成されている。クランク室10と吐出室21との間には、給気通路23が形成されている。給気通路23には圧力制御弁24が配置されている。圧力制御弁24の開度を制御することによってクランク室10の圧力を調整できるよう構成されている。
In addition, a bleed passage (not shown) that is in continuous communication is formed between the
次に、連結リンク14の連結構造を説明する。図1及び図2(a)、(b)に示すように、連結リンク14は、ロータ11に第1回転支点部14aで、ジャーナル13に第2回転支点部14bでそれぞれ連結されているが、第1回転支点部14aがジャーナル13側に、第2回転支点部14bがロータ11側に設定されている。つまり、連結リンク14は、従来例に対し、第1回転支点部14aと第2回転支点部14bの位置が逆に連結されている。このような連結構造とすることによって、図4の本発明の特性線で示すように、ピストン9の低吐出容量域(40%以下の容量、斜板傾斜角度8度以下)では、最小容量(最小傾斜角度)に向かうに従ってヘッドクリアランスが小さくなる。
Next, the connection structure of the
この実施の形態では、ヘッドクリアランスの減少の程度は、図3に示すように、ピストン9のストロークAに対するピストン9の上死点のヘッドクリアランスBとの比をストローク比(B/A)とすると、ピストン9の低吐出容量域でのストローク比が一定又は容量低下に従い減少するように、第1回転支点部14aと第2秋点支点部14bの各位置が設定されている。
In this embodiment, as shown in FIG. 3, the degree of reduction in the head clearance is defined as a ratio of the head clearance B at the top dead center of the
上記構成において、駆動軸4が回転すると、この回転力により斜板15が回転し、複数のピストン9がシリンダボア8内を往復動する。そして、ピストン9の吸入行程(上死点から下死点に移動する行程)では、シリンダボア8内の減圧によって吸入孔(図示せず)が開口する。これによって、冷媒ガスが吸入室20よりシリンダボア8に供給される。
In the above configuration, when the
ピストン9の圧縮行程(下死点から上死点に移動する行程)では、吸入孔(図示せず)が閉口し、ピストン9によってシリンダボア8内の冷媒ガスが断熱圧縮される。この圧縮された高温高圧の冷媒ガスが吐出孔22より吐出室21に排出される。吐出室21に吐出された高温高圧の冷媒は、吐出ポート(図示せず)より可変容量コンプレッサ1外に吐出される。吐出された冷媒は、冷凍サイクルを循環して冷房等に供されて再び可変容量コンプレッサ1に戻ってくる。
In the compression stroke of the piston 9 (stroke moving from the bottom dead center to the top dead center), the suction hole (not shown) is closed, and the refrigerant gas in the cylinder bore 8 is adiabatically compressed by the
このような可変容量コンプレッサ1の駆動時にあって、冷凍サイクルの熱負荷が大きくなると、クランク室10の圧力が低圧側に調整される。すると、各ピストン9の背圧であるクランク室圧及び第1バネS1のバネ力による反時計方向モーメントと、各ピストン9の前面圧及び第2バネS2のバネ力による時計方向モーメントのバランスがくずれ、斜板15とジャーナル13の一体部材に対し第2回転支点部14bを中心として斜板15の傾斜角度を大きくする方向の時計方向モーメントが大きくなり、双方のモーメントがバランスする位置まで連結リンク14が図1及び図2のa矢印方向に回転する。この連結リンク14の回転によって斜板15の傾斜角度が大きくなる。斜板15の傾斜角度が大きくなると、各ピストン9の往復ストロークが大きくなり、冷媒の吐出容量が大きくなって、冷房能力等が大きくなる。
When the
又、冷凍サイクルの熱負荷が小さくなると、クランク室10の圧力が高圧側に調整される。すると、各ピストン9の背圧であるクランク室圧及び第1バネS1のバネ力による反時計方向モーメントと、各ピストン9の前面圧及び第2バネS2のバネ力による時計方向モーメントのバランスがくずれ、斜板15とジャーナル13の一体部材に対し第2回転支点部14bを中心として斜板15の傾斜角度を小さくする方向の反時計方向モーメントが大きくなり、双方のモーメントがバランスする位置まで連結リンク14が図1及び図2のb矢印方向に回転する。この連結リンク14の回転によって斜板15の傾斜角度が小さくなる。斜板15の傾斜角度が小さくなると、各ピストン9の往復ストロークが小さくなり、冷媒の吐出容量が小さくなって、冷房能力等が小さくなる。可変容量コンプレッサ1は、このような運転によって省動力化が図られる。
Further, when the heat load of the refrigeration cycle is reduced, the pressure in the
次に、ピストン9の低吐出容量域での動作について説明する。ピストン9の低吐出容量域では、最小容量(最小傾斜角度)に向かうに従ってヘッドクリアランスが小さくなるため、冷媒の吐出流量が急になくなるという現象を確実に防止でき、斜板15の傾斜角度を安定して維持することができる。
Next, the operation of the
この実施の形態では、ピストン9の低吐出容量域でのストローク比が一定又は容量低下に従い減少するように第1回転支点部14aと第2回転支点部14bの各位置が設定されているため、低吐出容量域において冷媒の吐出流量が急になくなるという現象を確実に防止でき、斜板15の傾斜角度を安定して維持することができる。つまり、図3に示すように、ストローク比は、中吐出容量域では、ストロークAの値が大きいためにヘッドクリアランスBが多少大きくてもストローク比に与える影響は小さい。しかし、低吐出容量域では、ストローク比Aが小さいためにヘッドクリアランスBの変化が大きくストローク比に影響する。そのため、低吐出容量域では、ストローク比が大きくなると急に冷媒を吐出しない現象が発生するが、ストローク比が一定以下に設定されているため、急に冷媒が吐出しないという現象を防止できる。
In this embodiment, the respective positions of the first
1 可変容量コンプレッサ
2 ハウジング
4 駆動軸
8 シリンダボア
9 ピストン
10 クランク室
11 ロータ
12 スリーブ
13 ジャーナル
14 連結リンク
14a 第1回転支点部
14b 第2回転支点部
15 斜板
DESCRIPTION OF
Claims (3)
前記連結リンク(14)が前記ロータ(11)を中心として回転し、この回転によって前記斜板(15)の傾斜角度が可変され、前記斜板(15)の傾斜角度に応じて前記各ピストン(9)の往復ストロークが可変される可変容量コンプレッサ(1)において、
前記連結リンク(14)は、前記ロータ(11)に第1回転支点部(14a)で、前記ジャーナル(13)に第2回転支点部(14b)でそれぞれ連結され、前記ピストン(9)の低吐出容量域では最小容量に向かうに従ってヘッドクリアランスが小さくなるように前記第1回転支点部(14a)と前記第2回転支点部(14b)の各位置が設定されたことを特徴とする可変容量コンプレッサ(1)。 A plurality of cylinder bores (8) and a crank chamber (10) communicating with the cylinder bores (8) are provided in the housing (2). A drive shaft (4) is rotatably provided in the housing (2), and the drive shaft ( 4) a rotor (11) is fixed, a connecting link (14) for connecting the rotor (11) and the journal (13) is provided, and a swash plate (the inclination angle of which can be changed by the rotation of the journal (13)). 15), and a plurality of pistons (9) that reciprocate in the plurality of cylinder bores (8) by swinging the swash plate (15),
The connection link (14) rotates about the rotor (11), and the rotation angle changes the inclination angle of the swash plate (15), and the pistons (15) correspond to the inclination angle of the swash plate (15). 9) In the variable capacity compressor (1) in which the reciprocating stroke is variable,
The connection link (14) is connected to the rotor (11) by a first rotation fulcrum (14a) and to the journal (13) by a second rotation fulcrum (14b). A variable displacement compressor characterized in that each position of the first rotation fulcrum portion (14a) and the second rotation fulcrum portion (14b) is set so that the head clearance becomes smaller toward the minimum capacity in the discharge capacity region. (1).
前記連結リンク(14)は、前記ピストンのストロークAに対する前記ピストン(9)の上死点のヘッドクリアランスBとの比をストローク比(B/A)とすると、前記ピストン(9)の低吐出容量域でのストローク比が一定又は容量低下に従い減少するように前記第1回転支点部(14a)と前記第2回転支点部(14b)の各位置が設定されたことを特徴とする可変容量コンプレッサ(1)。 Variable displacement compressor (1) according to claim 1,
The connecting link (14) has a low discharge capacity of the piston (9) when the ratio of the top dead center head clearance B of the piston (9) to the stroke A of the piston is a stroke ratio (B / A). A variable displacement compressor characterized in that each position of the first rotation fulcrum portion (14a) and the second rotation fulcrum portion (14b) is set so that the stroke ratio in the region is constant or decreases as the capacity decreases. 1).
前記連結リンク(14)は、前記第1回転支点部(14a)が前記第2回転支点部(14b)よりジャーナル(13)側に、前記第2回転支点部(14b)が前記第1回転支点部(14a)より前記ロータ(11)側に位置することを特徴とする可変容量コンプレッサ(1)。 A variable displacement compressor (1) according to claim 1 or claim 2,
In the connection link (14), the first rotation fulcrum (14a) is closer to the journal (13) than the second rotation fulcrum (14b), and the second rotation fulcrum (14b) is the first rotation fulcrum. The variable displacement compressor (1) is located on the rotor (11) side from the section (14a).
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