JP2009130740A - 基地局及び基地局の送信電力制御方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】基地局の動作を停止するに際して、当該基地局が形成するセルに接続している移動局の他セルへのハンドオーバを短時間で高い確実性を持って行なわせる。
【解決手段】フェムト基地局11は、ダウンリンク信号を送信する無線送信部112と、移動局から送信されるアップリンク信号を受信する無線受信部115と、フェムト基地局11の動作を停止するに際して、ダウンリンク信号の送信電力を漸次低減させる送信電力低減部117とを備える。さらに、送信電力低減部117は、ダウンリンク信号の送信電力の低減途中の時点において、送信電力の低下速度を、低減途中の時点以前の送信電力の低下速度に比べて小さくなるように変更する。
【選択図】図2
【解決手段】フェムト基地局11は、ダウンリンク信号を送信する無線送信部112と、移動局から送信されるアップリンク信号を受信する無線受信部115と、フェムト基地局11の動作を停止するに際して、ダウンリンク信号の送信電力を漸次低減させる送信電力低減部117とを備える。さらに、送信電力低減部117は、ダウンリンク信号の送信電力の低減途中の時点において、送信電力の低下速度を、低減途中の時点以前の送信電力の低下速度に比べて小さくなるように変更する。
【選択図】図2
Description
本発明は、基地局に関し、特に、基地局の動作を停止する際における基地局の送信電力の制御技術に関する。
無線通信システムで使用される基地局として、カバーエリア(セル半径)が数十メートル程度とされる極めて小規模な基地局が提案されている。このような小規模な基地局によって形成されるセルは、「フェムトセル」と呼ばれている。フェムトセルのセル半径は、一般に「マクロセル」と呼ばれているセル半径が数km〜10km程度のセルや、「マイクロセル」と呼ばれているセル半径が数百m〜1km程度のセルと比べて極めて小さい。フェムト基地局は、ADSL(Asymmetric Digital Subscriber Line)、光ファイバ、同軸ケーブル等の固定通信回線に接続して使用することが想定されている。つまり、フェムト基地局は、固定通信回線を提供するブロードバンド通信事業者のIP(Internet Protocol)通信網やインターネット等を経由してセルラ通信事業者のネットワークに接続される場合もある。
なお、以下では、フェムトセルを形成する小規模な基地局を「フェムト基地局」と呼ぶ。また、フェムト基地局は、マクロセル又はマイクロセル等の大規模なセルの中に階層化されて配置されることが多い。以下では、フェムトセルが階層化されているマクロセル又はマイクロセル等の上位階層の大規模セルを総称して「上位セル」と呼ぶ。また、マクロセルを形成する基地局を「マクロ基地局」、マイクロセルを形成する基地局を「マイクロ基地局」と呼ぶ。
ところで、特許文献1は、基地局の動作を停止する際に、パイロット信号の送信電力を徐々に下げる技術を開示している。これにより、移動局に対して他のセルへのハンドオーバを促すことができ、基地局の動作停止による移動局の通信断絶の発生を抑えることができる。
また、特許文献2は、トラフィック量に応じて、基地局のパイロット信号の送信電力を増減し、セルサイズを変更する技術を開示している。具体的には、あるセルのトラフィック量が増大した場合に、トラフィック量が増大したセルを形成している基地局のパイロット信号送信電力を低下させてセルサイズを縮小し、これに隣接するセルを形成する基地局のパイロット信号送信電力を増大させてセルサイズを拡大する技術が開示されている。
特開2006−101442号公報
特開2001−160984号公報
本願の発明者等は、売店や飲食店等の商業施設内、屋外の券売機の周辺などにフェムト基地局を設置し、フェムトセルに接続している携帯端末又はこれを所持する利用者に対して特定のサービスを提供することを検討している。このとき、フェムト基地局を24時間動作させたのでは電力の消費量が大きくなる。つまり、商業施設の営業時間終了後などのサービス提供の必要性がない時間帯には、少なくとも無線信号の出力を含むフェムト基地局の動作を停止させることが、省電力の観点からみて望ましい。しかしながら、例えば、商業施設の営業時間終了時に直ぐにフェムト基地局の信号出力を停止したのでは、通信中の移動局の通信が切断されてしまうため好ましくない。
なお、上述したように、特許文献1は、基地局の動作を停止させるに際して、パイロット信号の送信電力を徐々に低下させることで、移動局に対して周囲の他セルへのハンドオーバを促すことを開示する。しかしながら、例えば、フェムト基地局の動作を停止させてサービス提供を終了する際に、フェムト基地局のパイロット信号の送信電力の低下に長時間を要してしまうと、基地局の動作を速やかに停止させることができない。特許文献1は、基地局のパイロット信号送信電力を低下させる具体的な動作については何ら開示していない。特許文献2も同様である。
本発明は、上述した知見に基づいてなされたものであって、基地局の動作を停止するに際して、当該基地局が形成するセルに接続している移動局の他セルへのハンドオーバを短時間で高い確実性を持って行なわせることが可能な基地局、及び基地局の送信電力低減方法の提供を目的とする。
本発明の第1の態様にかかる基地局は、無線通信システムで使用される基地局であって、ダウンリンク信号を送信する無線送信部と、移動局から送信されるアップリンク信号を受信する無線受信部と、当該基地局の動作を停止するに際して、前記ダウンリンク信号の送信電力を漸次低減させる送信電力低減部とを備える。さらに、前記送信電力低減部は、前記送信電力の低減途中の時点において、前記送信電力の低下速度を、前記低減途中の時点以前の前記送信電力の低下速度に比べて小さくなるように変更することを特徴とする。
また、本発明の第2の態様は、基地局の動作を停止するに際して、当該基地局から移動局に対して無線送信されるダウンリンク信号の送信電力を漸次低減する送信電力低減方法であって、前記送信電力の低減途中の時点において、前記送信電力の低下速度を、前記低減途中の時点以前の前記送信電力の低下速度に比べて小さくなるように変更することを特徴とする。
上述した通り、本発明の第1の態様にかかる基地局及び第2の態様にかかる送信電力低減方法は、基地局の動作を停止するに際して、ダウンリンク信号の送信電力を低減させるとともに、ダウンリンク信号の送信電力の低減途中の時点において、前記送信電力の低下速度を、前記低減途中の時点以前の前記送信電力の低下速度に比べて小さくなるように変更する。これにより、例えば、ダウンリンク信号の電力低減の開始当初は相対的に大きな低下速度により速やかに送信電力を低減することができる。その後、例えば、当該基地局によって形成されるセルに接続している移動局の他セルへのハンドオーバが発生するレベルまでダウンリンク信号の送信電力が低下した場合には、相対的に小さな低下速度に変更することにより、移動局のハンドオーバが完了する前の急激な送信電力低下によって移動局の通信が切断されてしまうことを防止し、移動局の確実なハンドオーバを促進することができる。つまり、本発明の第1の態様にかかる基地局及び第2の態様にかかる送信電力低減方法によれば、当該基地局が形成するセルに接続している移動局の他セルへのハンドオーバを短時間で高い確実性を持って行なわせることができる。
本発明により、基地局の動作を停止するに際して、当該基地局が形成するセルに接続している移動局の他セルへのハンドオーバを短時間で高い確実性を持って行なわせることが可能な基地局、及び基地局の送信電力低減方法を提供できる。
以下では、本発明を適用した具体的な実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。各図面において、同一要素には同一の符号が付されており、説明の明確化のため、必要に応じて重複説明は省略される。
<発明の実施の形態1>
本実施の形態にかかる基地局11は、W−CDMA方式の移動体通信システムに使用されるフェムト基地局である。図1は、フェムト基地局11を含む無線通信システムを示す概念図である。以下、本実施の形態では、図1のシステム構成を例にとって、フェムト基地局11の構成及び動作等について説明する。
本実施の形態にかかる基地局11は、W−CDMA方式の移動体通信システムに使用されるフェムト基地局である。図1は、フェムト基地局11を含む無線通信システムを示す概念図である。以下、本実施の形態では、図1のシステム構成を例にとって、フェムト基地局11の構成及び動作等について説明する。
図1において、フェムトセル10は、フェムト基地局11によって形成されるセルである。フェムトセル10のセルサイズは、フェムト基地局11から送信されるダウンリンク信号、具体的には、ダウンリンク方向の共通パイロットチャネル(DL−CPICH:Downlink Common Pilot Channel)の受信可能範囲によって規定される。また、フェムトセル10の上位セルであるマクロセル20は、マクロ基地局21によって形成される。
図1に示す3台の移動局31〜33のうち、移動局32及び33は、フェムトセル10内に位置しておらず、マクロセル20に接続している。一方、フェムトセル10内に位置する移動局31は、フェムト基地局11及びマクロ基地局21から送信されるダウンリンク信号の受信品質、例えば、CPICHの受信電力又は受信SIR(signal-to-Interference Ratio)を測定し、受信品質の測定結果に基づいて接続先セルを選択する。ここで、接続先セルとは、ハンドオーバが行なわれない状態で移動局31が個別物理チャネル(DPCH:Dedicated Physical Channel)を接続しているセルを意味する。なお、W−CDMAシステムでは、ソフトハンドオーバが行なわれるため、移動局31は、接続先セルであるフェムトセル10のダウンリンクCPICHの受信電力と隣接セルつまりマクロセル20のダウンリンクCPICHの受信電力との差が予め定められた範囲(以下、ハンドオーバマージン範囲と呼ぶ)内に入ると複数のセル(フェムトセル10及びマクロセル20)と個別物理チャネル(DPCH:Dedicated Physical Channel)を接続する。
また、W−CDMAシステムでは、所望の受信品質を得られる最小限の送信電力に調整することで通信システム容量の増大を図るために、ダウンリンク方向及びアップリンク方向の各DPCHに対する送信電力制御(TPC:Transmit Power Control)が行なわれる。例えば、移動局31は、ダウンリンクDPCHの受信SIRを1スロット毎に測定し、得られた受信SIRの測定値を目標SIR値と比較する。そして、移動局31は、受信SIRの測定値が目標SIR値に近づくようにフェムト基地局11によるダウンリンクDPCHの送信電力の増加又は減少を指示する2値のTPCビットを生成し、生成したTPCビットをアップリンク信号、具体的にはアップリンクDPCCH(Dedicated Physical Control Channel)を用いて基地局に送信する。
より詳しく述べると、例えば、移動局31は、ダウンリンクDPCHの受信SIRの測定値が目標SIR値に比べて大きい場合、基地局の送信電力の減少を指示するTPCビットを送信する。一方、受信SIRの測定値が目標SIR値に比べて小さい場合、移動局31は、フェムト基地局11に対してダウンリンクDPCHの送信電力の増加を指示するTPCビットを送信する。移動局31は、無線フレームの1スロット毎に、つまり1秒間に1500回の割合でTPCビットを送信しており、TPCビットの値(増加指示又は減少指示)は、移動局31の移動、ダウンリンク信号のフェージングの時間変動等によって刻々と変化するものである。しかしながら、フェムト基地局11と移動局31との間で送信電力の最適化が達成されている場合、移動局が送信するTPCビットの長時間平均を算出すると、減少指示と増加指示の割合は概ね1対1に収束すると考えられる。
フェムト基地局11は、自身の動作を停止するに際して、ダウンリンク信号の送信電力を徐々に低下させる機能を有する。なお、停止されるフェムト基地局11の動作は、少なくとも移動局に対する信号送信の停止を含み、より詳しくは、フェムトセル10の範囲を規定するダウンリンク方向のパイロット信号(ダウンリンクCPICH)の送信停止を含む。以下では、フェムト基地局11の構成及び動作について詳しく説明する。
図2は、フェムト基地局11の構成を示すブロック図である。図2において、符号化部111は、移動局に向けて送信される送信データを入力し、チャネル符号化(誤り訂正符号化)、レートマッチング、インタリービング等を行なってトランスポートチャネルを生成し無線送信部112に供給する。
無線送信部112は、符号化部111から供給されるトランスポートチャネルのデータ系列に上述したTPCビット等の制御情報を付加して物理チャネルの無線フレームを生成するとともに、QPSK信号点へのマッピング、拡散変調、D/A変換、直交変調、無線周波数帯への周波数変換、信号増幅等の各処理を行う。さらに、無線送信部112は、これらの処理によって生成されたダウンリンク信号を、デュプレクサ113を介してアンテナ114に出力する。
デュプレクサ113は、アンテナ114を送信及び受信で共用するために設けられている。具体的には、デュプレクサ113は、無線送信部112側から入力されるダウンリンク信号をアンテナ114に出力する。また、デュプレクサ113は、アンテナ114によって受信されたアップリンク信号を無線受信部115側へ分配する。
無線受信部115は、アンテナ114によって受信されたアップリンク信号を入力し、信号増幅、周波数変換、直交復調、A/D変換、逆拡散、QPSK復調等の各処理を行い、得られたデータ系列を復号化部116に供給する。また、無線受信部115は、アップリンク信号、具体的にはアップリンクDPCCHに含まれるTPCビットを抽出し、これを送信電力低減部117に供給する。
復号化部116は、受信データ系列に対して、デインタリービング、チャネル復号化、エラー訂正等の処理を行い、復元されたデータを出力する。
送信電力低減部117は、フェムト基地局11の動作を停止させる際に、無線送信部112より出力されるダウンリンク信号の送信電力を漸次低減させる。また、送信電力低減部117は、ダウンリンク信号の送信電力の低減途中の時点において、送信電力の低下速度をそれ以前の低下速度に比べて小さくなるように変更する。
より具体的に述べると、送信電力低減部117は、少なくともダウンリンクCPICH及びダウンリンクDPCHの送信電力を漸次低減させるとよい。また、送信電力低減部117は、移動局31から送信されるアップリンク信号に含まれるTPCビットを参照するとともに、TPCビットによるダウンリンクDPCHの送信電力の増減指示に基づいて、ダウンリンク信号の送信電力の低下速度の変更を決定するとよい。
続いて以下では、送信電力低減部117による送信電力低減の制御手順の具体例について、図3のフローチャートを参照して説明する。なお、移動局31からフェムト基地局11に対して送信されるTPCビットは、送信電力の増加指示を示す値が"1"であり、送信電力の減少指示を示す値が"0"であるとする。
ステップS11では、単位時間当たりの送信電力の低減ステップサイズをΔP1に設定する。ステップS12では、ダウンリンクCPICH(DL−CPICH)及びダウンリンクDPCH(DL−DPCH)の送信電力をΔP1だけ低減する。なお、ステップS12では、ダウンリンクCPICH及びダウンリンクDPCHを含むダウンリンク信号全体の送信電力を低減させてもよい。
ステップS13では、移動局31から受信したTPCビットをカウントする。TPCビットのカウントは、予め定められた計測時間にわたって行えばよい。
ステップS14では、計測されたTPCビットのカウント数が上限閾値THより大きいか否かを判定する。ここで、上限閾値THは、フェムト基地局11に対して送信電力の増加を指示するTPCビットが支配的であるとみなすことができる値に設定される。つまり、TPCビットのカウント数が上限閾値THより大きいことは、移動局31によって受信されているダウンリンクDPCHの受信SIRが小さいことを意味する。また、ダウンリンクCPICH及びダウンリンクDPCHの送信電力を共に連動させて低減することによって、TPCビットのカウント数が上限閾値THより大きいことは、移動局31のハンドオーバが開始される状況であると推定できる。一方、TPCビットのカウント数が上限閾値THより小さい場合には、移動局31のハンドオーバが開始されるほど、移動局31の受信品質が低下していないと推定できる。
このため、送信電力低減部117は、TPCビットのカウント数が上限閾値THより小さい場合には、ステップS12に戻ってΔP1によるダウンリンクCPICH及びダウンリンクDPCHの送信電力の低減を行なう。また、送信電力低減部117は、TPCビットのカウント数が上限閾値THより大きい場合には、送信電力の低減ステップサイズをΔP1より小さいΔP2に変更する(ステップS15)。
ステップS16では、ダウンリンクCPICH及びダウンリンクDPCHの送信電力をΔP2だけ低減する。なお、ステップS16では、ダウンリンクCPICH及びダウンリンクDPCHを含むダウンリンク信号全体の送信電力を低減させてもよい。
ステップS17では、ダウンリンクCPICH及びダウンリンクDPCHの送信電力が予め定められた停止レベルPSまで低下したか否かを判定する。送信電力が停止レベルPSまで低下していなければ、ステップS16に戻ってΔP2によるダウンリンクCPICH及びダウンリンクDPCHの送信電力の低減を行なう。
一方、送信電力が停止レベルPSまで低下していると判定された場合、送信電力低減部117は、ダウンリンク信号の送信電力の低減処理を終了する。この後は、無線送信部112の出力を自動的に停止させてもよいし、LED点灯・消灯、操作端末(不図示)への画面出力、音声出力等の方法によって、操作者に対してフェムト基地局11への給電を停止させてもよいことを通知してもよい。
なお、図3のフローチャートでは、送信電力の低減ステップサイズの変更によって送信電力の低下速度を制御する例を示したが、このような手順が一例に過ぎないことはもちろんである。つまり、TPCビットを用いた判定の前後において、ダウンリンク信号の送信電力の低下速度を変更可能であればよい。また、ステップS17における終了判定は、例えば、送信電力の低減処理を開始してから所定の時間が経過したか否か、又は送信電力の低下速度の変更が行われてから所定の時間が経過したか否かによって行なってもよい。
図4は、フェムト基地局11によるダウンリンク信号の送信電力低減制御が行われた場合に、フェムト基地局11から送信されるダウンリンク信号の移動局31における受信電力の時間変化を示すグラフである。
送信電力低減の開始直後から時刻T11までの期間は、低減ステップサイズがΔP1とされた期間を示しており、ダウンリンク信号の受信電力が急速に低下する。
図4の時刻T11からT12までの期間は、低減ステップサイズがΔP2に変更された期間を示している。この期間では、移動局31におけるフェムト基地局11のダウンリンク信号の受信電力とマクロ基地局21のダウンリンク信号の受信電力の差が小さくなる。そして、その差がハンドオーバマージン範囲内となれば、移動局31のソフトハンドオーバが行われる。
図4の時刻T12は、上述した図3のステップS17の判定において、ダウンリンク信号の送信電力が停止レベルPSまで低下した時点を示している。T12以降では、自動的又は利用者の操作に応じてフェムト基地局11の信号送信が停止される。なお、図4では、T12以降において、それ以前に比べて急激にダウンリンク信号の送信電力を低下させる例を示しているが、T12以降もT12以前と同等の低下速度でダウンリンク信号の送信電力を低下させてもよい。
上述したように、本実施の形態にかかるフェムト基地局11は、移動局31から送信されるTPCビットを参照することによって、移動局31の通信切断(DPCH切断)のおそれが小さいときは、ダウンリンク信号の送信電力を相対的に急激に低下させる。これにより、速やかにダウンリンク信号の送信電力を低減することができる。
さらに、フェムト基地局11は、移動局31の通信切断(DPCH切断)のおそれが大きくなったことをTPCビットにより判定し、その後は、移動局31のマクロセル20へのハンドオーバを確実に行なわせるために、ダウンリンク信号の送信電力の低下速度を緩和する。つまり、移動局のハンドオーバが完了する前の急激な送信電力低下によって移動局31の通信が切断されてしまうことを防止し、移動局31の確実なハンドオーバを促進することができる。つまり、フェムト基地局11は、フェムト基地局11の動作を停止するに際して、フェムトセル10に接続している移動局の他セルへのハンドオーバを短時間で高い確実性を持って行なわせることができる。
なお、上述した説明では、ダウンリンクDPCHとダウンリンクCPICHの送信電力を共に低下させる例を示した。しかしながら、移動局31のハンドオーバの実施判定に使用されるパイロット信号、つまりダウンリンクCPICHに対してTPCが行なわれるならば、ダウンリンクDPCHの送信電力低減は必ずしも行わなくても良い。
<発明の実施の形態2>
上述したフェムト基地局11は、移動局31から送信されるTPCビットに基づいて、ダウンリンク信号の送信電力の低下速度の変更を判定する構成であった。これに対して、本実施の形態にかかるフェムト基地局41は、他のセルから送信されるダウンリンク信号の受信レベルを測定し、当該測定結果を利用して、自身のダウンリンク信号の送信電力の低下速度の変更を判定するよう構成されている。
上述したフェムト基地局11は、移動局31から送信されるTPCビットに基づいて、ダウンリンク信号の送信電力の低下速度の変更を判定する構成であった。これに対して、本実施の形態にかかるフェムト基地局41は、他のセルから送信されるダウンリンク信号の受信レベルを測定し、当該測定結果を利用して、自身のダウンリンク信号の送信電力の低下速度の変更を判定するよう構成されている。
本実施の形態にかかるフェムト基地局41の構成を図5に示す。図5において、無線受信部415は、他の基地局から送信されるパイロット信号、具体的にはダウンリンクCPICHを受信する。パイロット信号受信レベル測定部416は、無線受信部415により受信されたダウンリンクCPICHの受信レベルを測定する。
送信電力低減部417は、フェムト基地局41の動作を停止するに際して、ダウンリンク信号の送信電力を低下させるとともに、ダウンリンク信号の送信電力の低下速度を、他の基地局から送信されるダウンリンクCPICHの受信レベルに応じて変更する。
なお、図5に示された無線受信部415、パイロット信号受信レベル測定部416及び送信電力低減部417を除く他の構成要素は、図2に示したフェムト基地局11が有するものと同様であるため、図2の同一の符号を付して詳細な説明を省略する。
送信電力低減部417による送信電力低減の制御手順の具体例について、図6のフローチャートを参照して説明する。なお、以下の説明では、図1に示した通信システム、ただしフェムト基地局11をフェムト基地局41と置換した通信システムを具体例として説明する。
ステップS21では、無線受信部415及びパイロット信号受信レベル測定部416に、上位セル(マクロセル20)より送信されるダウンリンクCPICHの受信レベルPmacroを測定させる。なお、この測定は、フェムト基地局41の起動時、移動局31との通信が行われていないアイドル時間等に行えばよい。
なお、フェムト基地局41自身から送信されるダウンリンク信号が妨害波となることを防止するため、図7に示すように、所定の測定期間TMの間、フェムト基地局41の信号送信を停止したうえで、Pmacroを測定してもよい。また、図8に示すように、フェムト基地局41の信号送信を停止せずに、これを徐々に低減させながら、Pmacroを測定してもよい。逆拡散後のマクロ基地局21からのダウンリンクCPICHの受信SIRが測定に十分な大きさとなれば、Pmacroの測定は可能であるから、図7に示したような送信停止は必ずしも必要ない。
ステップS22では、その後の判定で送信電力レベルと比較される上限レベルPU及び下限レベルPLを算出する。PU及びPLは、例えば、Pmacroを中心としてハンドオーバマージン範囲を考慮して決定すればよい。具体的は、Pmacroにハンドオーバマージンの2分の1を加えた値をPUとし、Pmacroからハンドオーバマージンの2分の1を引いた値をPLとすればよい。
ステップS23では、単位時間当たりの送信電力の低減ステップサイズをΔP1に設定する。ステップS24では、ダウンリンクCPICHの送信電力をΔP1だけ低減する。なお、ステップS24では、ダウンリンクCPICHを含むダウンリンク信号全体の送信電力を低減させてもよい。
ステップS25では、ダウンリンクCPICHの送信電力が、上限レベルPUより小さくなったか否かを判定する。送信電力低減部417はダウンリンクCPICHの送信電力が上限レベルPUより大きい場合には、ステップS24に戻ってΔP1によるダウンリンクCPICHの送信電力の低減を行なう。一方、ダウンリンクCPICHの送信電力が上限レベルPUより小さい場合、送信電力低減部417は、送信電力の低減ステップサイズをΔP1より小さいΔP2に変更する(ステップS26)。
ステップS27では、ダウンリンクCPICHの送信電力をΔP2だけ低減する。なお、ステップS27では、ダウンリンクCPICHを含むダウンリンク信号全体の送信電力を低減させてもよい。
ステップS28では、ダウンリンクCPICHの送信電力が下限レベルPLまで低下したか否かを判定する。送信電力が下限レベルPLまで低下していなければ、ステップS27に戻ってΔP2によるダウンリンクCPICHの送信電力の低減を行なう。
一方、送信電力が下限レベルPLまで低下していると判定された場合、送信電力低減部417は、ダウンリンク信号の送信電力の低減処理を終了する。この後は、無線送信部112の出力を自動的に停止させてもよいし、LED点灯・消灯、操作端末(不図示)への画面出力、音声出力等の方法によって、操作者に対してフェムト基地局41への給電を停止させてもよいことを通知してもよい。
図9は、フェムト基地局41によるダウンリンク信号の送信電力低減制御が行われた場合に、フェムト基地局41から送信されるダウンリンク信号の移動局31における受信電力の時間変化を示すグラフである。
送信電力低減の開始直後から時刻T21までの期間では、低減ステップサイズをΔP1とすることで、ダウンリンク信号の受信電力が急速に低下する。
図9の時刻T21からT22までの期間は、低減ステップサイズがΔP2に変更された期間を示している。この期間では、移動局31におけるフェムト基地局11のダウンリンク信号の受信電力とマクロ基地局21のダウンリンク信号の受信電力の差が小さくなり、その差がハンドオーバマージン範囲内となるため、移動局31のソフトハンドオーバが行われる。
図9の時刻T22は、上述した図6のステップS28の判定において、ダウンリンク信号の送信電力が下限レベルPLまで低下した時点を示している。T22以降では、自動的又は利用者の操作に応じてフェムト基地局41の信号送信が停止される。なお、図9では、T22以降において、それ以前に比べて急激にダウンリンク信号の送信電力を低下させる例を示しているが、T22以降もT22以前と同等の低下速度でダウンリンク信号の送信電力を低下させてもよい。
上述したように、本実施の形態にかかるフェムト基地局41は、周囲の他の基地局から送信されるダウンリンク信号の受信レベルを参照することによって、移動局31によるハンドオーバの実行が開始されるレベルまでは、ダウンリンク信号の送信電力を相対的に急激に低下させる。これにより、速やかにダウンリンク信号の送信電力を低減することができる。
さらに、フェムト基地局41は、移動局31のハンドオーバが開始されるレベルまで自身のダウンリンク信号の送信電力が低下したことを、周囲の他の基地局から送信されるダウンリンク信号の受信レベルに基づいて判定し、その後は、移動局31のマクロセル20へのハンドオーバを確実に行なわせるために、ダウンリンク信号の送信電力の低下速度を緩和する。これにより、フェムト基地局41は、上述したフェムト基地局11と同様に、移動局31のハンドオーバが完了する前の急激な送信電力低下によって移動局31の通信が切断されてしまうことを防止し、移動局の確実なハンドオーバを促進することができる。
<その他の実施の形態>
上述したフェムト基地局11及び41は、W−CDMA方式の無線通信システムにおいて使用されるものとして説明したが、cdma2000方式などの他のDS−CDMA方式にも適用可能であることは勿論である。また、相手局から受信した制御コマンドに応じて自局の送信電力を制御するクローズドループ型の送信電力制御を行う無線通信システムは、DS−CDMA方式に限られない。つまり、発明の実施の形態1にかかるフェムト基地局11は、DS−CDMA方式に限らず、ダウンリンク信号若しくはアップリンク信号又はこれら両信号の送信電力をクローズドループ型の送信電力制御によって制御する他の無線通信システム、例えばWiMAX又はモバイルWiMAX(IEEE802.16e-2005)に準拠した無線通信システムにも適用可能である。
上述したフェムト基地局11及び41は、W−CDMA方式の無線通信システムにおいて使用されるものとして説明したが、cdma2000方式などの他のDS−CDMA方式にも適用可能であることは勿論である。また、相手局から受信した制御コマンドに応じて自局の送信電力を制御するクローズドループ型の送信電力制御を行う無線通信システムは、DS−CDMA方式に限られない。つまり、発明の実施の形態1にかかるフェムト基地局11は、DS−CDMA方式に限らず、ダウンリンク信号若しくはアップリンク信号又はこれら両信号の送信電力をクローズドループ型の送信電力制御によって制御する他の無線通信システム、例えばWiMAX又はモバイルWiMAX(IEEE802.16e-2005)に準拠した無線通信システムにも適用可能である。
また、上述した発明の実施の形態では、本発明をフェムト基地局に適用した例を説明した。しかしながら、本発明は、フェムト基地局に限らず、例えば、マクロ基地局及びマイクロ基地局等の他の基地局の動作を停止させる際にも適用可能である。
また、上述した発明の実施の形態では、ダウンリンク信号の送信電力の低減開始時から低下速度の減少を行なうまでの間、一定の低下速度とする例を示したが、この間で低下速度を変化させてもよい。例えば、送信電力の低減開始時から低下速度の減少を行なうまでの間は、徐々に低下速度を増大させてもよい。図4のT11〜T12の期間及び図9のT21〜T22の期間も、必ずしも一定の低下速度でなくてもよい。つまり、低下速度を徐々に減少させたり、徐々に増加させたりしてもよい。
さらに、本発明は上述した実施の形態のみに限定されるものではなく、既に述べた本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々の変更が可能であることは勿論である。
10 フェムトセル
11、41 フェムト基地局
20 上位セル(マクロセル)
21 上位基地局(マクロ基地局)
31〜33 移動局
111 符号化部
112 無線送信部
113 デュプレクサ
114 アンテナ
115 無線受信部
116 復号化部
117 送信電力低減部
415 無線受信部
416 パイロット信号受信レベル測定部
417 送信電力低減部
11、41 フェムト基地局
20 上位セル(マクロセル)
21 上位基地局(マクロ基地局)
31〜33 移動局
111 符号化部
112 無線送信部
113 デュプレクサ
114 アンテナ
115 無線受信部
116 復号化部
117 送信電力低減部
415 無線受信部
416 パイロット信号受信レベル測定部
417 送信電力低減部
Claims (17)
- 無線通信システムで使用される基地局であって、
ダウンリンク信号を送信する無線送信部と、
移動局から送信されるアップリンク信号を受信する無線受信部と、
当該基地局の動作を停止するに際して、前記ダウンリンク信号の送信電力を漸次低減させる送信電力低減部とを備え、
前記送信電力低減部は、前記送信電力の低減途中の時点において、前記送信電力の低下速度を、前記低減途中の時点以前の前記送信電力の低下速度に比べて小さくなるように変更することを特徴とする基地局。 - 前記送信電力低減部は、前記低減途中の時点において、前記送信電力の低下速度を、前記送信電力の低減開始から前記低減途中の時点までの前記送信電力の平均低下速度に比べて小さくなるように変更する請求項1に記載の基地局。
- 前記送信電力低減部は、当該基地局によって形成されるセルに接続している前記移動局の他セルへのハンドオーバが発生するレベルまで前記送信電力が低下したことに応じて、前記低下速度の変更を決定する請求項1又は2に記載の基地局。
- 前記送信電力低減部は、当該基地局の送信電力を制御するために前記アップリンク信号に含まれる電力制御コマンドに基づいて、前記低下速度の変更を決定する請求項1乃至3のいずれか1項に記載の基地局。
- 前記送信電力低減部は、送信電力の増大を指示する前記電力制御コマンドの受信回数又は受信割合に基づいて、前記低下速度の変更を決定する請求項4に記載の基地局。
- 前記送信電力低減部は、当該基地局が形成するセルのセル半径を規定するパイロット信号及び前記電力制御コマンドによる送信電力制御の対象信号のうち、少なくとも一方の送信電力を低減させる請求項4又は5に記載の基地局。
- 前記送信電力低減部は、周囲の他の基地局から送信されるパイロット信号の受信レベルに基づいて、前記低下速度の変更を決定する請求項1乃至3のいずれか1項に記載の基地局。
- 前記送信電力低減部は、周囲の他の基地局から送信されるパイロット信号の受信レベルから推定される前記移動局のハンドオーバマージン範囲と、前記ダウンリンク信号の送信電力とに基づいて、前記低下速度の変更を決定する1乃至3のいずれか1項に記載の基地局。
- 前記送信電力低減部は、前記ダウンリンク信号の送信電力が、前記他の基地局から送信されるパイロット信号の受信レベルを含むハンドオーバマージン範囲まで低減したことに応じて、前記低下速度の変更を決定する請求項7又は8に記載の基地局。
- 基地局の動作を停止するに際して、当該基地局から移動局に対して無線送信されるダウンリンク信号の送信電力を漸次低減する送信電力低減方法であって、
前記送信電力の低減途中の時点において、前記送信電力の低下速度を、前記低減途中の時点以前の前記送信電力の低下速度に比べて小さくなるように変更することを特徴とする送信電力低減方法。 - 前記送信電力の低減開始から前記低減途中の時点までは、第1の平均低下速度に従って前記送信電力を低減し、
前記低減途中の時点以降は、前記第1の平均低下速度より小さい第2の平均低下速度に従って前記送信電力を低減する請求項10に記載の送信電力低減方法。 - 当該基地局によって形成されるセルに接続している前記移動局の他セルへのハンドオーバが発生するレベルまで前記送信電力が低下したことに応じて、前記低下速度の変更を決定する請求項10又は11に記載の送信電力低減方法。
- 当該基地局の送信電力を制御するために前記移動局から送信されるアップリンク信号に含まれる電力制御コマンドに基づいて、前記低下速度の変更を決定する請求項10乃至12のいずれか1項に記載の送信電力低減方法。
- 前記ダウンリンク信号は、当該基地局が形成するセルのセル半径を規定するパイロット信号及び前記電力制御コマンドによる送信電力制御の対象信号のうち少なくとも一方を含む請求項13に記載の送信電力低減方法。
- 周囲の他の基地局から送信されるパイロット信号の受信レベルに基づいて、前記低下速度の変更を決定する請求項10乃至12のいずれか1項に記載の送信電力低減方法。
- 周囲の他の基地局から送信されるパイロット信号の受信レベルから推定される前記移動局のハンドオーバマージン範囲と、前記ダウンリンク信号の送信電力とに基づいて、前記低下速度の変更を決定する10乃至12のいずれか1項に記載の送信電力低減方法。
- 前記ダウンリンク信号の送信電力が、前記他の基地局から送信されるパイロット信号の受信レベルを含むハンドオーバマージン範囲まで低減したことに応じて、前記低下速度の変更を決定する請求項15又は16に記載の送信電力低減方法。
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---|---|---|---|
JP2007305019A JP2009130740A (ja) | 2007-11-26 | 2007-11-26 | 基地局及び基地局の送信電力制御方法 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2007305019A Withdrawn JP2009130740A (ja) | 2007-11-26 | 2007-11-26 | 基地局及び基地局の送信電力制御方法 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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-
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- 2007-11-26 JP JP2007305019A patent/JP2009130740A/ja not_active Withdrawn
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