JP2009125285A - Liquid container - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、電気ポットや魔法瓶等の液体容器に関するものである。 The present invention relates to a liquid container such as an electric pot or a thermos.
本発明の液体容器に関連する先行技術文献情報としては次のものがある。 Prior art document information relating to the liquid container of the present invention includes the following.
これらの特許文献1,2には、液体を貯留する内容器を内部に配設した本体を備え、前記内容器に液体を加熱するヒータを配設した液体容器である電気ポットが記載されている。この電気ポットは、本体の上端に開閉可能な蓋体が配設され、この蓋体に内容器の上端開口を閉塞するシール部材が配設されている。
These
しかしながら、これらの液体容器は、シール部材が経時的に劣化した場合、転倒すると内部の液体が漏出するという問題がある。特に、各特許文献のように、内容器内の液体をヒータによって加熱するものは、内容器を介した伝熱によりシール部材が昇温されるため、また、高温に沸騰された液体や過熱蒸気がシール部材に付着するため、その劣化が促進される。そして、転倒により高温の液体が漏出する不具合がある。 However, these liquid containers have a problem that when the seal member deteriorates with time, the liquid inside leaks when the seal member falls. In particular, as in each patent document, the liquid in the inner container is heated by the heater, because the temperature of the sealing member is increased by heat transfer through the inner container, and the liquid or superheated steam boiled to a high temperature is also used. Is attached to the seal member, and its deterioration is promoted. And there exists a malfunction which a high temperature liquid leaks by a fall.
本発明は、従来の問題に鑑みてなされたもので、シール部材の劣化による液体漏出を抑制できる液体容器を提供することを課題とするものである。 This invention is made | formed in view of the conventional problem, and makes it a subject to provide the liquid container which can suppress the liquid leakage by deterioration of a sealing member.
前記課題を解決するため、本発明の液体容器は、液体を貯留する内容器を内部に配設した本体と、該本体に開閉可能に取り付けられる蓋体とを備え、前記蓋体に内容器の開口縁との間を閉塞するシール部材を配設した液体容器において、前記蓋体に、前記シール部材の外周部に位置し、前記内容器の上端との間をシールする補助シール部を設けた構成としている。 In order to solve the above-described problems, a liquid container according to the present invention includes a main body in which an inner container for storing a liquid is disposed, and a lid attached to the main body so as to be openable and closable. In the liquid container in which the sealing member that closes the opening edge is disposed, the lid body is provided with an auxiliary sealing portion that is positioned on the outer peripheral portion of the sealing member and seals between the upper end of the inner container. It is configured.
この液体容器によれば、シール部材の外周部に補助シール部を設けているため、シール部材が経時的に劣化した状態で転倒しても、内容器内の液体が外部に漏出することを防止できる。また、補助シール部は、シール部材による一次シールにより過熱蒸気や高温の液体に触れることはないため、物理的接触による劣化を防止できる。そのため、製品寿命の長期化を図ることができる。 According to this liquid container, since the auxiliary seal portion is provided on the outer peripheral portion of the seal member, the liquid in the inner container is prevented from leaking to the outside even if the seal member falls down over time. it can. Further, since the auxiliary seal portion does not come into contact with superheated steam or high-temperature liquid by the primary seal by the seal member, it is possible to prevent deterioration due to physical contact. Therefore, the product life can be extended.
この液体容器では、前記補助シール部は、前記内容器の上端に設けた径方向外向きに突出するフランジ部との間をシールするものであることが好ましい。このようにすれば、製品の大幅な設計変更は不要であるため、安価に実施できる。 In this liquid container, it is preferable that the auxiliary seal portion seals between a flange portion provided at an upper end of the inner container and projecting radially outward. In this way, it is not necessary to change the design of the product significantly, so it can be implemented at a low cost.
また、前記補助シール部は、前記蓋体を構成する樹脂部品の一部を筒状に突出させたものであることが好ましい。このようにすれば、シール部材による弾性的な反発を防止できるため、蓋体の閉塞作業が困難になることはない。 Moreover, it is preferable that the said auxiliary | assistant seal | sticker part is what protruded a part of resin part which comprises the said cover body in the cylinder shape. If it does in this way, since the elastic repulsion by a sealing member can be prevented, the obstruction | occlusion work of a cover body will not become difficult.
本発明の液体容器では、シール部材が経時的に劣化した状態で転倒しても、補助シール部により内容器内の液体が外部に漏出することを防止できる。また、補助シール部は、過熱蒸気や高温の液体との物理的接触による劣化がないため、製品寿命の長期化を図ることができる。 In the liquid container of the present invention, the liquid in the inner container can be prevented from leaking to the outside by the auxiliary seal part even if the seal member falls over while being deteriorated with time. Further, since the auxiliary seal portion is not deteriorated due to physical contact with superheated steam or high-temperature liquid, the product life can be extended.
以下、本発明の実施の形態を図面に従って説明する。 Hereinafter, embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings.
図1は、本発明の第1実施形態に係る液体容器である電気ポットを示す。この電気ポットは、制御手段であるマイコンは勿論、制御基板も搭載しない非マイコン搭載型のものであり、電源供給用のベース10と、該ベース10に着脱可能に載置されるポット11とを備えた電気ケトルである。
FIG. 1 shows an electric pot which is a liquid container according to the first embodiment of the present invention. This electric pot is of a non-microcomputer mounting type not equipped with a control board as well as a microcomputer as a control means, and includes a
前記ベース10には、商用電源に接続する図示しない電源コードが配線され、この電源コードが図示しない電源供給端子に接続されている。
The
前記ポット11は、内部に内容器29を収容するポット本体12と、該ポット本体12に開閉可能に取り付けた蓋体35とを備えている。
The pot 11 includes a pot body 12 that houses the
前記ポット本体12は、上端および下端を開口した筒状の胴体13と、該胴体13の下端開口を閉塞する底体18とを有する外装体を備えている。そして、胴体13には、前記内容器29が固定され、この内容器29に対して、加熱手段であるアルミブレージングヒータ32、ベース10からの電力を受ける接続端子(図示せず)、アルミブレージングヒータ32への通電をオンオフするスイッチ(図示せず)、および、該スイッチの接続状態を切り換えるリンク部材33が配設されている。
The pot body 12 includes an exterior body having a cylindrical body 13 having an upper end and a lower end opened, and a
前記胴体13は、上部に内容器29を固定するための段部14を備えている。また、胴体13の正面側上部には、後述する給水通路44の注口43の下部を覆うように、上側外向きに傾斜して膨出する注部15が設けられている。さらに、この注部15に対して径方向逆側に位置する胴体13の背面側上部には、蓋体35を回転可能に軸着するためのヒンジ接続部16が設けられている。図1および図2に示すように、胴体13の背面部には、ヒンジ接続部16の下部に位置するように、内向きに窪むハンドル配設凹部17が上下方向に延びるように設けられている。
The body 13 includes a
前記底体18は、胴体13の下端に嵌合して固定される受皿形状のものである。この底体18には、中央にベース10の電源供給端子を貫通させる貫通部(図示せず)が設けられている。そして、胴体13への組付状態では、この貫通部上に位置するように内容器29に固定した電源接続端子が位置する。また、底体18の背面部には、胴体13のハンドル配設凹部17に対応するように内部に連通する貫通孔19が設けられている。
The
この胴体13および底体18の背部に配設するハンドル20は、内側部材21と外側部材22とを備えている。そして、これら内側部材21と外側部材22とを組み付けた状態では、把持部23の内部に円弧状をなす収容空間が形成され、その収容空間に電源スイッチ部材24と、該電源スイッチ部材24の操作に連動する連動部材25とが配設されている。
A
そして、このハンドル20は、四角筒状をなす金属製のダクト部材26と、樹脂製の継手部材27とを配設した状態で、胴体13および底体18に組み付けられる。そして、これらダクト部材26および継手部材27は、断面積を略同一とした蒸気通路28を構成する。この蒸気通路28の下端開口は、底体18から内部を臨んだ状態をなす。
The
前記内容器29はステンレス製であり、円筒状をなすように接合した筒状部材と、該筒状部材の下端開口を閉塞する円板部材とを備え、これらを一体的に接合した有底円筒状のものである。この内容器29の上部には、内向きに窪む絞部30が形成され、この絞部30を満水位の水位線として兼用している。また、内容器29の上端には、径方向外向きに突出するフランジ部31が設けられ、このフランジ部31を胴体13の段部14に位置決めして固定する構成としている。
The
前記アルミブレージングヒータ32は、内容器29内の水を加熱して沸騰させるためのもので、内容器29の底面外周部に位置するように、粉末状のアルミニウムをロウ材としてヒータを接合することにより配設されている。
The aluminum brazing
前記リンク部材33は、電源接続端子からアルミブレージングヒータ32への通電をオンオフするスイッチの接点を切り換えるもので、その一端に連動部材25が連結されている。このリンク部材33は、電源スイッチ部材24の上部を押圧操作し、連動部材25を介して押し下げられることにより、スイッチをオン状態とするものである。
The
そして、本実施形態では、リンク部材33の下部には、所定温度に昇温することにより反転し、リンク部材33を上向きに押し上げるバイメタルスイッチ34が配設されている。このバイメタルスイッチ34は、蒸気通路28の開口端近傍に配設され、該蒸気通路28を通して供給される内容器29内で発生した蒸気により昇温される構成としている。なお、バイメタルスイッチ34の反転によりリンク部材33が押し上げられると、連動部材25を介して電源スイッチ部材24がオフ位置に変位される。
In the present embodiment, a
前記蓋体35は、蓋本体36と蓋カバー68とを備え、その下部に内容器29を閉塞する内蓋73を配設したものである。そして、この蓋体35には、ポット本体12に対して係脱可能にロックするロック部材70が配設されている。また、正面側には給水通路44が設けられ、この給水通路44に弁部材45が配設されるとともに、該弁部材45を開閉する操作部材50が配設されている。さらに、背面側には排気通路63が設けられ、この排気通路63がポット本体12に設けた蒸気通路28に分岐接続される。
The lid body 35 includes a
まず、蓋本体36は、図1および図3に示すように、胴体13の上端縁に嵌合する円板状のもので、その背面側外周部には、胴体13のヒンジ接続部16に軸着されるヒンジ受部37が設けられている。このヒンジ受部37には、蒸気通路28に連通させる通路部38が設けられている。
First, as shown in FIGS. 1 and 3, the lid
また、蓋本体36の中央には、上向きに膨出し、後述する内蓋73の膨出部79を収容する収容部39が設けられている。そして、この収容部39の前側には、給水通路44を構成する給水ダクト部40が設けられるとともに、収容部39の後側には、排気通路63を構成する可動閉塞部材配設部51A,51Bが設けられている。
Further, in the center of the lid
前記給水ダクト部40は、収容部39の前側からL字形状をなすように前向きに突出する筒状のものである。この給水ダクト部40は、内容器29の上端開口を臨むように下向きに開口しており、この開口部が給水通路入口41となる。この給水ダクト部40には、先端に胴体13の注部15にかけて水平方向に延びるノズル部材42が装着され、このノズル部材42の先端開口により注口43が構成される。そして、これら給水ダクト部40およびノズル部材42が、内容器内の水を注出する給水通路44を構成する。
The water
前記給水通路入口41を開閉可能に密閉する弁部材45は、楕円形状をなす弁体46を備え、その一端に棒状に突出する操作受部47が設けられている。この弁部材45は、内蓋73とは別体の受部材48を蓋本体36に配設することにより、付勢手段であるスプリング49によって、給水通路入口41を密閉する閉塞方向に付勢した状態で配設される。また、この弁部材45は、操作受部47が蓋本体36を貫通して上方に突出され、その上端を操作部材50によって下向きに押圧することにより、給水通路入口41をスプリング49の付勢力に抗して開放可能としている。
The
前記可動閉塞部材配設部51A,51Bは、収容部39の後側に該収容部39と一体的に突出するように平面視円形状をなす厚肉部52を設け、この厚肉部52の上面から下向きに窪むように設けた逆円錐台形状のものである。これら可動閉塞部材配設部51A,51Bにおいて、収容部39の側に位置する面は開口され、この収容部39と連通する開口部が排気通路入口53となる。
The movable closing member arrangement portions 51A and 51B are provided with a thick portion 52 having a circular shape in plan view so as to protrude integrally with the
図1および図2に示すように、前記可動閉塞部材配設部51A,51Bには、内部にそれぞれ可動閉塞部材54,54が収容され、かつ、上部に排気通路63を構成する接続部材55および排気口部材60が配設されるとともに、これらの内部に邪魔板65が配設される。
As shown in FIGS. 1 and 2, the movable closing member arrangement portions 51A and 51B accommodate
前記可動閉塞部材54,54は、円錐台形状をなす金属製のもので、湯漏れ防止構造を構成する。
The
前記接続部材55は、厚肉部52を閉塞する円板形状のものである。この接続部材55には、可動閉塞部材配設部51Aと対応する位置に、内容器29の内部と機外とを連通させる連通部56が設けられている。この連通部56は、排気容量を十分に確保するために水が通過可能な直径で形成されている。また、可動閉塞部材配設部51Bと対応する位置には、空気抜部57が設けられている。この空気抜部57は、連通部56より小径であり、可動閉塞部材54,54によって連通部56と同時に閉塞された際に、該空気抜部57に吸着した可動閉塞部材54が先に容易に脱落する構成としている。また、本実施形態の接続部材55には、連通部56および空気抜部57の形成位置を含むように、邪魔板65を配設する邪魔板配設凹部58が設けられている。さらに、接続部材55には、下向きに突出する筒状の蒸気通路接続部59が設けられている。
The connecting
前記排気口部材60は、排気通路63の下流側端部を構成するもので、前後方向に延びる長円筒形状のものである。この排気口部材60の上端は閉塞され、その閉塞面に複数のスリットからなる排気口61が設けられている。また、排気口部材60には、接続部材55に嵌合させた状態で蒸気通路接続部59の上端開口部を閉塞するカバー部62が設けられている。
The
これら接続部材55および排気口部材60は、一体的に蓋本体36に組み付けることにより、可動閉塞部材配設部51A,51B、接続部材55および排気口部材60で、内容器29内と機外とを連通させ、内容器内で発生した蒸気を排気する排気通路63を構成する。また、接続部材55および排気口部材60の嵌合により、蒸気通路接続部59がカバー部62で覆われ、1つの分岐接続部64を形成する。そして、この分岐接続部64は、蓋本体36に組み付けられることにより、蓋本体36の通路部38を貫通し、蒸気通路28のダクト部材26に分岐接続される。
The connecting
前記邪魔板65は、接続部材55と排気口部材60の内部に配設し、排気口61からの蒸気の排気量を抑制(調整)するとともに、分岐接続部64を介して蒸気通路28へ流動させる蒸気量を調整するものである。この邪魔板65は、下端を開口した箱形状をなし、その上端の閉塞面65aには、蒸気を通過させる複数の通気孔66が設けられている。また、邪魔板65の外周壁65bには、分岐接続部64へ蒸気を流動させる蒸気分流口67が設けられている。
The
前記蓋カバー68は、図1に示すように、蓋本体36のヒンジ受部37から組み付け状態の胴体13の注部15にかけて上部を覆う外装面を構成するもので、球の一部の如き形状をなす。この蓋カバー68の中央前部には、ロック部材70を露出させる露出孔69が設けられている。このロック部材70は蓋カバー68に回動可能に取り付けられ、前側部を押圧操作することにより、図示しないロック部が胴体13の被ロック部から離脱して、開放を可能とするものである。また、この蓋カバー68の中央頂部には、弁部材45を動作させる操作部材50を露出させる露出孔71が設けられている。さらに、この蓋カバー68の中央後部には、排気通路の排気口部材60を露出させる露出孔72が設けられている。
As shown in FIG. 1, the
前記内蓋73は、内容器29内で加熱した水の過熱蒸気および沸騰時に噴出する高温の水滴から蓋本体36などを保護するためのもので、円形状をなす金属板からなる。この内蓋73には、外周部に内容器29の上端開口を密閉するシール部材74が配設されている。このシール部材74は円環状をなし、図1および図4に示すように、内蓋73の外周部を挟み込んで取り付けるための取付部75を備えている。そして、この取付部75には、先端に向けて外径が小さくなるように湾曲するシール部76が下向きに突設されている。このシール部76は、下端部の外径が内容器29の上端開口の内径より小さく、上端部の外径が内容器29の上端開口の内径より大きいものである。そして、本実施形態では、このシール部76の外周部に、内容器29の上端であるフランジ部31との間をシールする補助シール部77が更に設けられている。この補助シール部77は、シール部76と同様に、先端に向けて外径が小さくなるように湾曲したものである。
The
また、内蓋73には、略中央に位置するように左右方向に延びる長円形状をなす装着孔78が設けられ、この装着孔78に別体の膨出部79が配設されている。この膨出部79の上端は閉塞され、この閉塞面に複数の通気孔80が設けられている。さらに、内蓋73には、蓋本体36に配設した弁部材45に対応する位置に、下向きに窪む凹部81が設けられ、この凹部81に複数の通水孔82が設けられている。
Further, the
そして、本実施形態では、凹部81に網状のフィルタ部材83が配設されている。このフィルタ部材83は、内容器29内に堆積したカルシウムが給水通路44を通して注出されることを防止するもので、凹部81に形成した線状のスリットに、弾性を有する半長円状のワイヤ接続部を挿入することにより、着脱可能としている。
In this embodiment, a net-
前記電気ポットを使用する場合には、蓋体35を開いて内容器29を開放した状態で、内部に所定量の水を収容させる。そして、ベース10上にポット11を載置し、電源スイッチ部材24の操作によりアルミブレージングヒータ32をオンさせると、内容器29内の水が加熱される。
When the electric pot is used, a predetermined amount of water is accommodated in the state where the lid 35 is opened and the
そして、略沸騰した状態になると、内容器29内では蒸気が発生する。そして、この過熱蒸気は、シール部材74のシール部76によって内容器29の開口端から外部に流出することを防止される。その結果、発生した蒸気は、膨出部79を通過した後、該膨出部79の通気孔80より下側に位置する排気通路入口53から排気通路63内に流入する。
And when it will be in the state of substantially boiling, a vapor | steam will generate | occur | produce in the
そうすると、蒸気は、可動閉塞部材配設部51A,51B内から略連通部56を通って邪魔板65内に流入し、この邪魔板65の閉塞面65aにより排気口部材60内への流入が阻害される。これにより、通気孔80を通過する一部と、通過できずに蒸気分流口67から分岐接続部64へ流入する残りとに分流される。
Then, the steam flows into the
通気孔66を通過した一部の蒸気は、排気口部材60内に流入し、上端の排気口61から外部に排気される。また、蒸気分流口67から分岐接続部64へ分流された残りは、蒸気通路28を通って内容器29と底体18との間に供給され、バイメタルスイッチ34に当たった後、底体18に形成した排水孔(図示せず)から外部に排水される。この蒸気の噴射によりバイメタルスイッチ34が昇温すると、前述のようにリンク部材33を押し上げることにより、アルミブレージングヒータ32への通電を遮断する。
A part of the steam that has passed through the
このようにして沸騰させたお湯は、操作部材50を操作して弁部材45によって給水通路入口41を開放した状態で、ハンドル20を把持して径方向逆側に位置する注口43が下向きに傾斜するように傾けることにより、給水通路44を通して注口43から注出することができる。
The hot water boiled in this way is operated with the operation member 50 and the
この際、沸騰された高温のお湯は、シール部材74のシール部76によって内容器29の開口端から外部に流出することを防止される。その結果、お湯は、通水孔82を通過した後、開放された給水通路入口41から給水通路44内に流入し、注口43から注出される。
At this time, the boiling hot water is prevented from flowing out from the opening end of the
このように、本実施形態の電気ポットは、シール部材74によって内容器29内で発生した過熱蒸気および高温のお湯が、内容器29の開口端から外部に流出することを防止できる。しかし、シール部76は、従来と同様に、経時的に劣化する。また、加熱時に内容器29を介した伝熱で昇温されるうえ、高温に沸騰された液体や過熱蒸気が付着するため、劣化が促進される。
Thus, the electric pot of this embodiment can prevent the superheated steam and high-temperature hot water generated in the
しかし、本実施形態では、シール部76の外周部に異なる補助シール部77を設けているため、シール部76が経時的に劣化した状態で転倒しても、この補助シール部77で蒸気やお湯(液体)が流出することを防止できる。そして、補助シール部77は、シール部76による一次シールによって過熱蒸気や高温の液体が常に触れることはないため、劣化を防止できる。そのため、十分に安全性を向上でき、製品寿命の長期化を図ることができる。
However, in the present embodiment, since the different
しかも、本実施形態では、シール部材74に補助シール部77を一体的に設けるとともに、その補助シール部77を内容器29のフランジ部31に圧接してシールする構成としているため、製品の大幅な設計変更は不要であり、安価に実施することができる。
In addition, in the present embodiment, the
図5および図6は第2実施形態の電気ポットを示す。この第2実施形態では、補助シール部84を蓋本体36に設けた点で、第1実施形態と大きく相違している。具体的には、第2実施形態の蓋本体36は、その外径を内容器29のフランジ部31の外径より小さく内径より大きい寸法で形成しており、その下端外周縁から、筒状をなすように補助シール部84を突設している。この補助シール部84は、ポット本体12を蓋体35で閉塞した状態で、シール部となる下端縁とフランジ部31との間に、表面張力の作用により水が通過困難な隙間(約0.5mm)が形成されるように構成されている。
5 and 6 show an electric pot according to the second embodiment. The second embodiment is largely different from the first embodiment in that the
このように構成した電気ポットでは、補助シール部84を蓋本体36に一体的に設けているため、蓋体35の閉塞時に弾性的な反発が生じることを防止できる。また、樹脂製の補助シール部84とフランジ部31との間に所定の隙間が形成されるため、ポット本体12に対する蓋体35の閉塞作業が阻害されることを防止できる。但し、この隙間により、過熱蒸気および高温のお湯の流出は完全には防止することはできないが、あくまで補助的なシールであるため、実際の使用に問題が生じることはなく、第1実施形態と略同様の作用および効果を得ることができる。逆に、ユーザが蓋体35を開放した際に若干の水溜まりが生じるため、シール部材74の劣化をユーザに報知する作用を得ることができる。
In the electric pot configured as described above, the
図7は第3実施形態の電気ポットを示す。この第3実施形態では、第2実施形態と同様に、蓋本体36に補助シール部84を設ける一方、内容器29に補助シール部84に当接する段部85を設けた点で、第2実施形態と相違している。この段部85は、内容器29のフランジ部31から略凸状をなすように突出部86を設け、この突出部86の外周面により構成している。
FIG. 7 shows an electric pot according to the third embodiment. In the third embodiment, as in the second embodiment, the
このように構成した電気ポットでは、図示のように、第2実施形態と比較して補助シール部84の突出量を短くし、フランジ部31との隙間を大きくすることができる。また、補助的なシールは、補助シール部84の内周面と段部14の面とで行われるうえ、屈曲を繰り返す形状により流体抵抗を大きくすることができるため、シール性能を向上できる。しかも、補助シール部84とフランジ部31との隙間を大きくできることに伴い、蓋体35の閉塞作業が阻害されることを確実に防止できる。
In the electric pot configured as described above, as shown in the figure, the protruding amount of the
なお、本発明の液体容器は、前記実施形態の構成に限定されるものではなく、種々の変更が可能である。 The liquid container of the present invention is not limited to the configuration of the above embodiment, and various modifications can be made.
例えば、前記各実施形態では、シール部材74に形成したメイン(一次)のシール部76の外周部に1つの補助シール部77,84を設けたが、2以上の補助シール部77,84を設けてもよい。
For example, in each of the above embodiments, one
また、前記実施形態では、本発明の液体容器として、内容器29内の液体を加熱する電気ポットを一例として説明したが、加湿器や魔法瓶に適用してもよく、内容器29の上端開口を蓋体35によって閉塞する液体容器であれば同様に適用可能である。
Moreover, in the said embodiment, although demonstrated as an example the electric pot which heats the liquid in the
10…ベース
11…ポット(液体容器)
12…ポット本体
29…内容器
31…フランジ部
35…蓋体
36…蓋本体
73…内蓋
74…シール部材
76…シール部
77…補助シール部
84…補助シール部
85…段部
10 ... Base 11 ... Pot (liquid container)
DESCRIPTION OF SYMBOLS 12 ... Pot
Claims (3)
前記蓋体に、前記シール部材の外周部に位置し、前記内容器の上端との間をシールする補助シール部を設けたことを特徴とする液体容器。 A main body in which an inner container for storing liquid is disposed, and a lid attached to the main body so as to be openable and closable are provided, and a sealing member is disposed on the lid so as to close the opening edge of the inner container. In the liquid container,
The liquid container according to claim 1, wherein an auxiliary seal portion is provided on the outer peripheral portion of the sealing member and seals between the upper end of the inner container.
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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