JP2009121851A - 雨量計 - Google Patents

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Abstract

【課題】小径計測筒が大径計測筒内に嵌装される雨量計において、
内側の小径計測筒の貯留水面の視認性を高めて、小径計測筒による雨量測定を容易に且つ的確に行わせる。
【解決手段】 大、小径計測筒1,2のうち少なくとも小径計測筒2内には、その計測筒2内の水面に浮遊して該水面を表示するためのフロートF2が昇降可能に収容される。
【選択図】 図1

Description

本発明は、雨量計、特に鉛直方向に延びる有底筒状に形成される透明な大径計測筒と、この大径計測筒よりも小径の有底筒状に形成されて該大径計測筒内に着脱可能に嵌装される透明な小径計測筒と、雨水を受けて小径計測筒の大径計測筒への嵌装状態では小径計測筒に、非嵌装状態では大径計測筒にそれぞれ雨水を導く雨受け手段とを備え、小径計測筒の周壁には、その小径計測筒内の水面より降雨量を読み取らせるための内側雨量目盛が、また大径計測筒の周壁には、その大径計測筒内の水面より降雨量を読み取らせるための外側雨量目盛がそれぞれ設けられ、小径計測筒の上部には、その小径計測筒の貯溜水を大径計測筒内にオーバフローさせる連通孔が設けられてなる雨量計に関する。
上記雨量計は、下記特許文献1に示されるように従来公知である。
そして、この従来公知のものでは、降雨時に雨水は先ず小径計測筒内に貯溜され、その貯溜量(降雨量)が所定値以上になると小径計測筒内よりオーバフローして大径計測筒内に貯溜されるように構成され、即ち、降り始めから降雨量が所定値を超えるまでの間は、小径計測筒周壁の、目盛間隔が大きい内側雨量目盛に基づいて該小径計測筒内の水面より降り始めの降雨量を精度よく読み取らせ、降雨量が所定値を超え上記オーバフローが始まってからは、大径計測筒周壁の、目盛間隔が小さい外側雨量目盛に基づいて該大径計測筒内の水面より降雨量を大まかに読み取らせるようになっている。また大径計測筒の外側雨量目盛は、大径計測筒内に小径計測筒を嵌装した状態で正規の降雨量を表示するよう設定されていた。
特開平7−229974号公報
上記従来公知の雨量計では、小径計測筒が大径計測筒内に嵌装されて二重管構造となっているため、たとえ大径計測筒自体が透明であっても、その内側の小径計測筒の貯留水面が見づらく、判りにくい問題があった。
また上記従来公知の雨量計では、大径計測筒の外側雨量目盛が、大径計測筒内に小径計測筒を嵌装した状態で正規の降雨量を表示する設定であるため、大径計測筒内に小径計測筒を必ず嵌装させ且つその小径計測筒内が満水状態でなければ大径計測筒での雨量測定を行えず、またその嵌装状態では大径計測筒を通して小径計測筒が透けて見えてしまうため、大径計測筒内の水面も見づらい問題があった。
本発明は斯かる実情に鑑みてなされたもので、従来装置の上記問題を解決できるようにした構造簡単な雨量計を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために請求項1の発明は、鉛直方向に延びる有底筒状に形成される透明な大径計測筒と、この大径計測筒よりも小径の有底筒状に形成されて該大径計測筒内に着脱可能に嵌装される透明な小径計測筒と、雨水を受けて小径計測筒の大径計測筒への嵌装状態では小径計測筒に、非嵌装状態では大径計測筒にそれぞれ雨水を導く雨受け手段とを備え、小径計測筒の周壁には、その小径計測筒内の水面より降雨量を読み取らせるための内側雨量目盛が、また大径計測筒の周壁には、その大径計測筒内の水面より降雨量を読み取らせるための外側雨量目盛がそれぞれ設けられ、小径計測筒の上部には、その小径計測筒の貯溜水を大径計測筒内にオーバフローさせる連通孔が設けられてなる雨量計において、大、小径計測筒のうち少なくとも小径計測筒内には、その計測筒内の水面に浮遊して該水面を表示するためのフロートが昇降可能に収容されることを特徴とする。
また請求項2の発明は、請求項1の特徴に加えて、前記外側雨量目盛が前記非嵌装状態で正規の降雨量を表示するよう設定されることを特徴とする。
以上のように本発明によれば、少なくとも小径計測筒内には、その水面に浮遊して該水面を表示するためのフロートが昇降可能に収容されるので、小径計測筒が大径計測筒内に嵌装されていても、その内側の小径計測筒の貯留水面の視認性がフロートにより大幅に向上し、その小径計測筒による雨量測定を容易に且つ的確に行うことができる。
また特に請求項2の発明によれば、前記外側雨量目盛が小径計測筒の非嵌装状態で正規の降雨量を表示するので、大径計測筒の単独使用が可能となり、その場合には、大径計測筒を通して小径計測筒が透けて見えることもないので、大径計測筒による雨量測定を容易に行うことができる。また特に大径計測筒内に小径計測筒を嵌装した使用状態では、この小径計測筒の、比較的目盛り間隔が大きい内側雨量目盛により、少雨時でも雨量測定を精度よく的確に行うことができ、このとき、小径計測筒の水面付近が大径計測筒内の水面下に在っても前記フロートにより小径計測筒の水面の視認性が頗る良好であるため、その小径計測筒による雨量測定が容易であり、また、小径計測筒が一杯になって水が大径計測筒側へオーバフローすれば、その小径計測筒内の水を大径計測筒内に全部移して小径計測筒を空にした状態で大径計測筒内に再度嵌装(リセット)することにより、その時点からの雨量測定を小径計測筒で精度よく行うことができる。
本発明の実施の形態を、添付図面に例示した本発明の実施例に基づいて以下に具体的に説明する。
添付図面において、図面は本発明の一実施例を示すものであって、図1は、雨量計を支持壁の水平外端面に対しその上側を跨ぐように取付けた状態(第1の取付態様)を示す斜視図、図2は図1の2矢視図、図3は、図2の3−3線拡大断面図、図4は図3の4−4線断面図、図5は、クランプ手段を示す分解斜視図、図6は、ホルダ部を示す拡大平面図、図7は、雨量計を支持壁の鉛直外端面に対しその外側方を跨ぐように取付けた状態(第2の取付態様)を示す斜視図、図8は図7の8矢視図、図9は、図8の9−9線拡大断面図である。
雨量計Uは、支持壁、例えばベランダの壁体S,S′に取付バーBを介して取付けられる。その取付バーBは、雨量計Uを着脱可能に保持するホルダ部10を先部に有して水平に配置され、その取付バーBの基部が前記壁Sに対しクランプ手段Cにより着脱可能にクランプされ、これにより、雨量計Uは、取付バーBを介して壁体S,S′に片持ち状にオーバハングして取付けられる。
以下に、雨量計Uの構造、並びにその雨量計Uの壁体S,S′への取付構造を順次説明する。
雨量計Uは、透明なガラス、プラスチック等の材料で形成されて鉛直方向に延びる有底円筒状の大径計測筒1と、同じく透明なガラス、プラスチック等の材料で大径計測筒1よりも小径の有底円筒状に形成されて該大径計測筒1内に同心状に嵌装される小径計測筒2と、雨水を受けて小径計測筒2の大径計測筒1への嵌装状態では小径計測筒2に、非嵌装状態では大径計測筒1にそれぞれ雨水を導く雨受け手段Iとを備える。
前記雨受け手段Iは、図示例では、大径計測筒1の上端部に一体に連設されてその大径計測筒本体よりも小径の円筒状をなす第1入口筒1uと、小径計測筒2の上端部に一体に連設されてその小径計測筒2よりも大径の円筒状をなす第2入口筒2uとから構成される。その第2入口筒2uは、第1入口筒1uの内周に抜差可能に圧入、嵌合される下側の小径筒部2uaと、第1入口筒1uの上側に隣接する上側の大径筒部2ubとが中間段部2umを介して一体化された段付き円筒状に形成されており、その中間段部2umが第1入口筒1uの上端に係合する。小径計測筒2の上端部は、前記小径筒部2uaを第1入口筒1uに圧入、嵌合した状態で、大径計測筒1の開放上面を塞いでいて、大径計測筒1内に上方から雨水が入らないようになっている。
尚、図示例のような雨受け手段Iに代えて、大、小径計測筒1,2とは別体の雨受け手段、例えば漏斗状部材(図示せず)を用意し、その漏斗状部材中央の下向き小径筒部を大、小径計測筒1,2の開放上端部(第1,第2入口筒1u,2u)に選択的に嵌挿するようにして、その漏斗状部材により、小径計測筒2の大径計測筒1への嵌装状態では小径計測筒2に、非嵌装状態では大径計測筒1にそれぞれ雨水を導くようにしてもよい。
また小径計測筒2の周壁には、その小径計測筒2内の水面より降雨量を読み取らせるための内側雨量目盛Liが、また大径計測筒1の周壁には、その大径計測筒1内の水面より降雨量を読み取らせるための外側雨量目盛Loがそれぞれ設けられており、その外側雨量目盛Loは、小径計測筒2を大径計測筒1内より抜き出した前記非嵌装状態で正規の降雨量を表示するように設定され、従って大径計測筒1の単独使用も可能である。
さらに小径計測筒2の周壁上部には、その小径計測筒2内が一杯になったときに、その貯溜水を大径計測筒1内にオーバフローさせる連通孔2hが設けられる。
また大、小径計測筒1,2内には、それら計測筒1,2内の水面に浮遊して該水面を各々表示するための第1,第2フロートF1,F2が昇降可能に収容され、各計測筒1,2内の水面の視認性を高めている。各フロートF1,F2の構成材としてはは、少なくとも水に浮遊する比重の素材であればよく、図示例では発泡性合成樹脂材で形成され、また第1フロートF1には、小径計測筒2を弛く貫通させるべく中心部に円孔が形成される。
次に前記壁体S,S′に対する、取付バーBによる雨量計Uの取付構造を説明する。
前記取付バーBは、雨量計Uに対するホルダ部10を先端に有して水平に延びる比較的長い第1直線部11と、この第1直線部11の基端に中間屈曲部13を介して連設されて水平に延びる比較的短い第2直線部12とを備えてクランク状に形成され、図示例では錆びにくい金属材料、例えばステンレス棒より構成される。
その取付バーBの基部、即ち第2直線部12を壁体S,S′にクランプするためのクランプ手段Cは、前記第2直線部12に摺動及び回動可能に各々嵌合されて前記壁体S,S′を相互間に挟持可能な前記中間屈曲部13寄りの第1挟み腕21及びその反対側の第2挟み腕22と、前記第2直線部12に螺合されて両挟み腕21,22を前記中間屈曲部13側に押し付けることで壁体S,S′に対する挟持力を両挟み腕21,22に付与し得るナット部材としての蝶ナットNとを備える。
第1,第2挟み腕21,22は、図示例ではコスト節減のために同一構造のものが使用されており、以下に第1挟み腕21の構造だけを説明する。即ち、第1挟み腕21は、錆びにくい金属材料、例えばステンレス製の板材をプレス加工して形成されるものであって、第2直線部12に摺動及び回動可能に嵌合する筒状部30と、この筒状部30の下部に一体に垂設されてその径方向外方(下方)に延びる腕部31とを有する。
第1挟み腕21には、蝶ナットNの締込みによる第1挟み腕21の前記中間屈曲部13への圧着時にその中間屈曲部13と係合して第1挟み腕21を取付バーBに対し第1相対回動位置に固定する第1被係合部301と、前記圧着時にその中間屈曲部13と係合して該第1挟み腕21を取付バーBに対し前記第1の相対回動位置から左右に所定角度(図示例では90°)変位した第2相対回動位置に固定する一対の第2被係合部302とが設けられる。
その第1被係合部301は、図示例では前記筒状部30の一端面にその周方向に間隔をおいて形成されて前記中間屈曲部13に係合可能な第1切欠き状凹部で構成され、またその第2被係合部302,302は、筒状部30の周方向で第1被係合部301の両側にそれぞれ隣接するものであって、第1被係合部301を挟んで左右に90度ずつずれた位置に隣接する一対の切欠き状凹部よりそれぞれ構成される。
前記腕部31には、第2直線部12と直交して壁体S,S′の鉛直な両側面に当接可能な平坦な第1当接面f1を有する押圧部31aが一体に設けられ、また前記筒状部30には、前記第1当接面f1と直交して壁体S,S′の水平外端面Sa又は鉛直外端面Sa′に当接可能な第2当接面f2を有する回り止め部30aが一体に設けられる。
また取付バーBの先部に設けられて雨量計Uを保持するホルダ部10は、図6に示すように雨量計U(図示例では大径計測筒1の上端部)の外周面に形成した環状溝状をなす環状くびれ部1gに嵌合して該雨量計Uを保持し得るよう形成された第1円弧部101と、この第1円弧部101の先端側、即ち自由端側に連なり該第1円弧部101の基端部101eと協働して大径計測筒1(従って雨量計U)を保持し得るよう前記環状くびれ部11gに嵌合可能な、第1円弧部101より短い第2円弧部102とより、概ねC字状に形成される。第1円弧部101の中心角は、該第1円弧部101で雨量計Uを安定よく保持でき且つ該第1円弧部101に対する雨量計Uの脱着が無理なく容易に行えるように、180度よりやや大きな角度に設定される。
次に前記実施例の作用について説明する。雨量計Uを壁体S,S′に取付ける場合には、先ず、第1,第2挟み腕21,22を、その相互間に壁体S,S′を挟むように配置し、その状態で蝶ナットNを締付けることにより、第1,第2挟み腕21,22間に壁体S,S′を強固に挟圧して取付バーBを壁体S,S′に固定する。
このナットNの締付けにより第1挟み腕21が取付バーBの中間屈曲部13側へ圧着されるが、その際に図1〜図4に示すように第1挟み腕21の第1被係合部301を中間屈曲部13に係合させるようにすれば、第1挟み腕21を取付バーBに対し第1相対回動位置に固定する第1の取付態様が得られて、取付バーBが、水平外端面Saを有する壁体Sにその水平外端面Saを上側から跨ぐ形で取付けられる。
また、図7〜図9に示すように第1挟み腕21の何れかの第2被係合部302を中間屈曲部13に係合させるようにすれば、第1挟み腕21を取付バーBに対し第2相対回動位置に固定する第2の取付態様が得られて、取付バーBが、鉛直外端面Sa′を有する壁体S′にその鉛直外端面Sa′を外側方から跨ぐ形で取付けられる。
このように蝶ナットNの締込みにより両挟み腕21,22間に壁体S,S′を挟圧することで取付バーBをクランプするに当たり、第1挟み腕21を取付バーBに対し第1相対回動位置に固定する第1の取付態様と、同挟み腕21を第2相対回動位置に固定する第2の取付態様とを任意に選択できるため、その選択に応じて取付バーBが壁体Sの水平外端面Saを上方から跨ぐ形の取付態様や、壁体S′の鉛直外端面Sa′をその外側方から跨ぐ形の取付態様に各々的確に対応可能となる。その結果、それら取付態様に合わせて専用の取付構造を別々に用意する必要はなくなり、また引っ越し等で雨量計の取付位置が変更になる場合でも容易に低コストで対応可能となる。しかもクランク状をなす取付バーBの中間屈曲部13が、第1挟み腕21の取付バーBに対する回動規制手段に利用されてクランプ手段Cの一部を兼用するため、取付構造の更なる構造簡素化が図られる。
また各挟み腕21,22の腕部30には、第2直線部12と直交して壁体S,S′の両側面に当接可能な第1当接面f1を有する押圧部31aが一体化され、筒状部30には、第1当接面f1と直交して壁体S,S′の水平外端面Sa又は鉛直外端面Sa′に当接可能な第2当接面f2を有する回り止め部30aが一体化されるので、両挟み腕21,22により壁体Sを挟むときに、回り止め部30aにより壁体Sに対し両挟み腕21,22を簡単に回り止めすることができ、クランプ作業を一層容易に行うことができる。
ところで、雨量計Uを着脱可能に保持するホルダ部10は、大径計測筒1の上部外周面に形成した環状くびれ部1gに嵌合して大径計測筒1を保持し得るよう形成された第1円弧部101と、この第1円弧部101の先端側に連なり該第1円弧部101の基端部101eと協働して雨量計Uを保持し得るよう環状溝1gに嵌合可能な短い第2円弧部102とより構成されるので、上記環状くびれ部1gを第1円弧部101で嵌合、保持している雨量計Uの正規の取付状態で、外力等に因り雨量計Uが水平方向(即ち概ねC字状をなすホルダ部10の開放側)にずれ動いて第1円弧部101から万一、外れ掛かった場合でも、第2円弧部102により雨量計Uを一時的に保持でき、従って、雨量計Uの脱落防止に効果的である。また各円弧部101,102は、図6に鎖線で示すように径方向外方(即ち拡開方向)に多少の弾性変形が可能であり、その弾性変形により雨量計Uの脱着操作を無理なく容易に行えるようになっている。
而して、雨量計Uは、長い取付バーBを介して建物のベランダ、フェンス等の壁体S,S′に外方に向かって長くオーバハングして片持ち状に取付けられるので、建物に影響されずに雨量計Uの雨受け手段Iに雨水を的確に集めることができる。
また雨量計Uは、その大径計測筒1内への小径計測筒2の嵌装状態(即ち両計測筒1,2の併用状態)では、雨受け手段Iを経て取り込んだ雨水が全部、小径計測筒2内に溜まって、その小径計測筒2周壁の比較的目盛り間隔が大きい内側雨量目盛Liで降雨量の強さを精度よく測定可能である。一方、大径計測筒1内への小径計測筒2の非嵌装状態(即ち大径計測筒1の単独使用状態)では、雨受け手段Iを経て取り込んだ雨水が全部、大径計測筒1内に溜まって、その大径計測筒1周壁の外側雨量目盛Loで、降り始めからの降雨量を多雨時にも支障なく測定可能である。
そして、大、小径計測筒1,2内には、それら計測筒1,2内の水面にそれぞれ浮遊して該水面を表示するフロートF1,F2が昇降可能に収容されるので、その両水面の視認性が良好であり、特に小径計測筒2は大径計測筒1内に嵌装状態に在っても、その小径計測筒2の内の水面がフロートF2で明確に示され、その視認性が損なわれる虞れはない。一方、大径計測筒1の上記単独使用状態では、その内部に小径計測筒2が嵌装されず、小径計測筒2が透けて見えることはないため、フロートF1の使用効果とも相俟って、大径計測筒1内の水面確認が頗る容易であり、大径計測筒1による雨量測定を的確に行うことができる。
また前記嵌装状態で小径計測筒2内が一杯になると、水が大径計測筒1側へオーバフローして大径計測筒1内に溜まるようになるが、その場合には、小径計測筒2内の水を大径計測筒1内に全部移して小径計測筒2を空にした状態で大径計測筒1内に再嵌装(リセット)すれば、その再嵌装時点からの雨量測定を小径計測筒2で精度よく行うことができる。この場合、小径計測筒2の水面が大径計測筒1内の水面下に没していても、内側のフロートF2により小径計測筒2の水面の視認性が頗る良好であるため、その小径計測筒2による雨量測定を的確に行うことができる。
而して大径計測筒1における外側雨量目盛Loは、小径計測筒2の非嵌装状態で正規の降雨量を表示するので、降雨中に小径計測筒2を一時併用した場合でも、その小径計測筒2を大径計測筒1内より引き出して、その中の水を大径計測筒1内に全部移し替えることで、降り始めからの総雨量を大径計測筒1により支障なく容易に測定可能である。
また図示例では、小径計測筒2の大径計測筒1内への嵌装状態では小径計測筒2の上端部が大径計測筒1の上端部に嵌着されて該大径計測筒1の開放上面を塞ぐことができるので、小径計測筒2の上端部が大径計測筒1への固定手段と、大径計測筒1の開放上面閉塞手段とを兼ねることとなり、構造簡素化が図られる。
以上、本発明の実施例について説明したが、本発明はそれら実施例に限定されることなく、本発明の範囲内で種々の実施例が可能である。
また前記実施例では、大径計測筒1における外側雨量目盛Loは、小径計測筒2の非嵌装状態で正規の降雨量を表示するように設定したが、本発明(特に請求項1)では、従来技術のように小径計測筒2の嵌装状態で正規の降雨量を表示するようにしてもよい。
本発明の一実施例に係る雨量計を支持壁の水平外端面に対しその上側を跨ぐように取付けた状態(第1の取付態様)を示す斜視図 図1の2矢視図 図2の3−3線拡大断面図 図3の4−4線断面図 クランプ手段を示す分解斜視図 ホルダ部を示す拡大平面図 雨量計を支持壁の鉛直外端面に対しその外側方を跨ぐように取付けた状態(第2の取付態様)を示す斜視図 図7の8矢視図 図8の9−9線拡大断面図
符号の説明
F1,F2・・フロート
I・・・・雨受け手段
Li・・・内側雨量目盛
Lo・・・外側雨量目盛
U・・・・雨量計
1・・・・大径計測筒
2・・・・小径計測筒
2h・・・連通孔

Claims (2)

  1. 鉛直方向に延びる有底筒状に形成される透明な大径計測筒(1)と、この大径計測筒(1)よりも小径の有底筒状に形成されて該大径計測筒(1)内に着脱可能に嵌装される透明な小径計測筒(2)と、雨水を受けて小径計測筒(2)の大径計測筒(1)への嵌装状態では小径計測筒(2)に、非嵌装状態では大径計測筒(1)にそれぞれ雨水を導く雨受け手段(I)とを備え、
    小径計測筒(2)の周壁には、その小径計測筒(2)内の水面より降雨量を読み取らせるための内側雨量目盛(Li)が、また大径計測筒(1)の周壁には、その大径計測筒(1)内の水面より降雨量を読み取らせるための外側雨量目盛(Lo)がそれぞれ設けられ、
    小径計測筒(2)の上部には、その小径計測筒(2)の貯溜水を大径計測筒(1)内にオーバフローさせる連通孔(2h)が設けられてなる雨量計において、
    大、小径計測筒(1,2)のうち少なくとも小径計測筒(2)内には、その計測筒(2)内の水面に浮遊して該水面を表示するためのフロート(F2)が昇降可能に収容されることを特徴とする雨量計。
  2. 前記外側雨量目盛(Lo)が前記非嵌装状態で正規の降雨量を表示するよう設定されることを特徴とする、請求項1に記載の雨量計。
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