JP2009115603A - シート状試料の反射特性測定装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】シート状試料の試料面を高速に走査することができる反射特性測定装置を提供する。
【解決手段】照明受光系201〜208は、試料保持用ローラ対211によって保持されたシート状試料901の試料面902に照明光を照射するとともに試料面902からの反射光を受光する。また、照明受光系201〜208は、受光した反射光の分光特性を測定する。照明受光系201〜208は、それぞれ、シート状試料901の長手方向に伸びる色サンプル911の1次元配列921〜928の上方に配置され、1次元配列921〜928のそれぞれを搬送方向と反対の−Y方向に走査する。
【選択図】図1

Description

本発明は、シート状試料の反射特性測定装置、特に、印刷機器の印刷色の校正に用いられる複数の色サンプルが印刷されたシート状試料を走査して、2次元配列された色サンプルの反射特性を連続測定する反射特性測定装置に関する。
図13は、カラープリンタ等の印刷機器の印刷色の校正に用いられるシート状試料971の一例を示す模式図である。図13は、シート状試料971の平面図となっている。
図13に示すように、シート状試料971の試料面972には、色調や濃度の異なる多数(典型的には、数100)の色サンプル981が印刷されている。色サンプル981は、典型的には、矩形形状又は正方形形状を有しており、シート状試料971の長手方向及び短手方向の両方向に規則的に配列されている。このようなシート状試料971は、「カラーパッチ型チャート」等とも呼ばれる。
印刷機器の校正にあたっては、まず、校正対象の印刷機器に所定の印刷データを入力し、図13に示す色サンプル981を当該印刷機器に印刷させる。その後に、印刷された色サンプル981の反射特性を測定し、反射特性の測定値と色サンプル981が本来有しているべき反射特性の基準値との差異に基づいて当該印刷機器の印刷色を校正する。
しかし、図13に示すような2次元配列された色サンプル981を特許文献1に示すような手動走査型の反射特性測定装置で測定しようとすると、2次元配列された色サンプル981を手動で走査しなければならず、煩雑である。
そこで、特許文献2に示すように、2次元配列された色サンプル981を自動的に走査する自動走査型の反射特性測定装置も実用化されている。なお、特許文献2の反射特性測定装置は、照明受光系とシート状試料の試料面との距離を測定し、距離の測定値に基づいて色サンプル981の反射特性の測定値を補正している。
特表2003−521700号公報 特開2001−264173号公報
しかし、特許文献2の反射特性測定装置には、色サンプルの走査に長時間を要するという問題がある。また、特許文献2の反射特性測定装置には、照明受光系とシート状試料の試料面との距離の変動による測定誤差を解消するための補正処理が必要になるという問題がある。
本発明は、これらの問題を解決するためになされたもので、シート状試料の試料面を高速に走査することができる反射特性測定装置を提供することを目的とし、さらには、照明受光系とシート状試料の試料面との距離を一定に保ち、補正処理をしなくても、反射特性の測定誤差を減らすことができる反射特性評価装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、請求項1の発明は、シート状試料の反射特性測定装置であって、シート状試料を保持する試料保持手段と、前記試料保持手段によって保持されたシート状試料の試料面に照明光を照射するとともにシート状試料の試料面からの反射光を受光し、受光した反射光を測定する照明受光系群と、前記試料保持手段によって保持されたシート状試料と前記照明受光系群とを相対移動させ、前記照明受光系群にシート状試料の試料面を走査させる走査手段とを備え、前記照明受光系群がシート状試料の試料面を走査する走査方向と非平行な方向に分散して配置されていることを特徴とする。
請求項2の発明は、請求項1に記載のシート状試料の反射特性測定装置であって、前記試料保持手段が、シート状試料の試料面に接触し、シート状試料の試料面との接触箇所の前記照明受光系群に対する相対的な位置が固定された第1の接触部材と、シート状試料の試料面の裏面に接触し、試料面の裏面の側から前記第1の接触部材に向かってシート状試料を押圧する第2の接触部材とを備えることを特徴とする。
請求項3の発明は、請求項2に記載のシート状試料の反射特性測定装置であって、前記第1の接触部材が、回転軸の周りに回転する第1のローラであり、前記第2の接触部材が、シート状試料を挟んで前記第1のローラと正対して回転軸の周りに回転する第2のローラであることを特徴とする。
請求項4の発明は、請求項3に記載のシート状試料の反射特性測定装置であって、前記第1のローラが、前記照明受光系群による測定の対象となる測定域の外側においてシート状試料の試料面と接触する小ローラの集合体であることを特徴とする。
請求項5の発明は、請求項3又は請求項4に記載のシート状試料の反射特性測定装置であって、前記走査手段が、前記第1のローラ及び前記第2のローラの少なくとも一方を回転させることにより前記シート状試料を搬送することを特徴とする。
請求項6の発明は、請求項1ないし請求項5のいずれかに記載のシート状試料の反射特性測定装置であって、前記照明受光系群がシート状試料の試料面を走査する走査方向と平行な方向にも分散して配置されていることを特徴とする。
本発明によれば、色サンプルの複数の1次元配列を並列的に走査することができるので、2次元配列された色サンプルの反射特性を高速に測定することができる。
請求項2の発明によれば、照明受光系とシート状試料の試料面との距離を一定に保つことができるので、反射特性の測定誤差を減らすことができる。
請求項3の発明によれば、照明受光系とシート状試料の試料面との距離を一定に保ったままシート状試料を容易に搬送することができる。
請求項4の発明によれば、第1のローラが測定域と接触しなくなるので、反射特性の測定誤差を減らすことができる。
請求項5の発明によれば、シート状試料がたわみにくくなるので、反射特性の測定誤差を減らすことができる。
請求項6の発明によれば、反射特性の測定タイミングをずらすことができるので、消費電力のピークを抑制することができる。
<1 第1実施形態>
<1−1 反射特性測定装置1の概略>
図1〜図3は、本発明の第1実施形態に係る反射特性測定装置1の主要部の模式図である。図1は、反射特性測定装置1の斜視図、図2は、図1のII−IIに沿う反射特性測定装置1の断面図、図3は、図1のIII−III沿う反射特性測定装置1の断面図となっている。図1〜図3には、説明の便宜上、前後方向が±X方向、左右方向が±Y方向、上下方向が±Z方向となり、シート状試料901の搬送方向が+Y方向となるXYZ直交座標系が定義されている。反射特性測定装置1は、図5に示すシート状試料901の試料面902に2次元配列された色サンプル911の反射特性を連続測定する。
図5は、カラープリンタ等の印刷機器の印刷色の校正に用いられるシート状試料901の一例を示す模式図である。図5は、シート状試料901の平面図となっている。シート状試料901は、矩形シート形状を有している。シート状試料901の試料面902には、色調や濃度の異なる多数(典型的には、数100)の色サンプル911が格子状に印刷されている。色サンプル911は、矩形形状又は正方形形状を有しており、シート状試料901の長手方向及び短手方向の両方向に規則的に配列されている。なお、図5には、長手方向に9個の色サンプル911が配列され、短手方向に8個の色サンプル911が配列されたシート状試料901が示されているが、色サンプル911の長手方向及び短手方向の配列数を増減してもよい。
図1〜図3に戻って説明すると、反射特性測定装置1は、主に、測定部2、給紙部3、排紙部4及び試料ガイド5を備える。反射特性測定装置1は、シート状試料901を+Y方向に搬送しつつ、試料面902に印刷された色サンプル911の反射特性を測定する。シート状試料901は、長手方向に搬送され、搬送途上のシート状試料901の試料面902はXY平面に平行となっている。シート状試料901の搬送途上においては、色サンプル911は±X方向及び±Y方向の両方向に規則的に配列した状態となっている。
<1−2 測定部2>
測定部2は、給紙部3から搬送されてきたシート状試料901をテンションをかけながら保持し搬送するとともに、試料面902に印刷された色サンプル911の反射特性を測定する。測定部2は、照明受光系201〜208、試料保持用ローラ対211、駆動モータ221、フレーム231,232及びバネ241,242を備える。
{照明受光系201〜208}
照明受光系201〜208は、試料保持用ローラ対211によって保持されたシート状試料901の試料面902に照明光を照射するとともに試料面902からの反射光を受光する。また、照明受光系201〜208は、受光した反射光の分光特性を測定する。
照明受光系201〜208は、略直方体形状を有しており、その下面は、照明光を照射し反射光を受光する照明受光面となっている。照明受光系201〜208は、フレーム231に照明受光面を測定の対象となる測定域に向けて固定されている。
照明受光系201〜208は、シート状試料901の搬送方向と垂直であって試料面902と平行な±X方向に1列に配置されている。照明受光系201〜208は、等間隔で配置され、その配置間隔は、色サンプル911の±X方向の配列間隔と一致している。照明受光系201〜208は、それぞれ、シート状試料901の長手方向に伸びる色サンプル911の1次元配列921〜928の上方に配置され、1次元配列921〜928のそれぞれを搬送方向と反対の−Y方向(以下では「走査方向」という)に走査する。このように、複数の照明受光系201〜208を走査方向と非平行な±X方向に分散して配置すれば、色サンプル911の複数の1次元配列921〜928を並列的に走査することができるので、2次元配列された色サンプル911の反射特性を高速に測定することができる。ここで「非平行」というのは、複数の照明受光系201〜208が必ずしも走査方向と「垂直」に配置されていなくてもよいことを意味する。なお、図1〜図3には、8個の照明受光系201〜208を配置した場合が示されているが、照明受光系201〜208の数は、シート状試料901の短手方向に配列された色サンプル911の数に応じて増減される。
照明受光系207は、図3に示すように、照明光を照射する照明系を構成する白色LED(Light Emitting Diode)2071,2072と、反射光を受光する受光系を構成する対物レンズ2073及びポリクロメータ2074とを備える。なお、照明受光系207が、対物レンズ2073以外の光学要素、例えば、白色LED2071,2072の照明光を測定域に導くレンズ等を備えていてもよい。照明受光系207は、照明系及び受光系でいわゆる45/0ジオメトリを構成している。ここで、図3は、照明受光系207の内部構造のみを示しているが、照明受光系201〜206,208の内部構造も照明受光系207の内部構造と同様になっている。
2個の白色LED2071,2072は、試料面902の法線と45°をなす対法線角±45°の方向から試料面902に白色の照明光を照射する。なお、白色LED2071,2072に代えて、測定しようとする反射特性の波長範囲の光を照射することができる他の種類の光源を用いることもできる。
対物レンズ2073は、試料面902の測定域からの反射光をポリクロメータ264に導く。対物レンズ2073の光軸の伸びる方向は、試料面902の法線方向となっている。
ポリクロメータ2074は、試料面902の測定域からの反射光の分光測定を行う。ポリクロメータ2074は、光束を凹面回折格子によって波長ごとに分光し、分光された平面像をセンサーアレイで検出する。これにより、ポリクロメータ2074は、センサーアレイの出力として、波長による強度の変化を示す分光強度データD(λ)を一時に測定することができる。
{試料保持用ローラ対211}
試料保持用ローラ対211は、搬送経路の上方にある位置決めローラ212と搬送経路の下方にある押圧ローラ213とでシート状試料901をニップすることにより、反射特性の測定が行われる位置にシート状試料901を保持する。さらに、試料保持用ローラ対211は、位置決めローラ212及び押圧ローラ213を回転させることにより、シート状試料901をテンションをかけながら+Y方向に搬送する。
位置決めローラ212は、略円板形状を有する小ローラ2121〜2129の集合体である。小ローラ2121〜2129は、等間隔で配置され、その配置間隔は、照明受光系201〜208の配置間隔と一致している。小ローラ2121〜2129の回転軸の両端は、その伸びる方向がシート状試料901の搬送方向と垂直であって試料面902と平行な±X方向となるようにフレーム231に設けられた軸受に保持され、小ローラ2121〜2129は、当該回転軸の周りに回転することができる。小ローラ2121〜2129は、測定域の外側においてシート状試料901の試料面902と接触する。これにより、位置決めローラ212が測定域と接触しなくなるので、反射特性の測定誤差を減らすことができる。
押圧ローラ213は、略円筒形状を有する。押圧ローラ213の回転軸の両端は、その伸びる方向が搬送方向と垂直であって試料面902と平行な±X方向となるようにフレーム232に設けられた軸受に保持され、押圧ローラ213は、当該回転軸の周りに回転することができる。押圧ローラ213は、シート状試料901を挟んで位置決めローラ212と正対して試料面902の裏面903と接触し、シート状試料901を裏面903の側から位置決めローラ212に向かって押圧する。
{駆動モータ221}
駆動モータ221は、押圧ローラ213を回転させる。これにより、駆動モータ221は、押圧ローラ213に接触しているシート状試料901を+Y方向に搬送し、シート状試料901と照明受光系201〜208とを試料面902に平行な方向に相対移動させ、照明受光系201〜208に試料面902を走査させる。なお、図1〜図3には、押圧ローラ213を回転させる駆動モータ221のみを設けた例を示しているが、駆動モータ221に代えて位置決めローラ212を回転させる駆動モータのみを設けてもよいし、駆動モータ221とともに位置決めローラ212を回転させる駆動モータを設けてもよい。このように、押圧ローラ213及び位置決めローラ212の少なくとも一方を回転させてシート状試料901にテンションを与えることにより、シート状試料901がたわみにくくなるので、反射特性の測定誤差を減らすことができる。
駆動モータ221は、典型的には、電磁モータである。駆動モータ221には、ステッピングモータやサーボモータのように回転角度や回転速度を容易に制御することができる電磁モータを採用することが望ましい。
{フレーム231}
フレーム231は、照明受光系201〜208及び位置決めローラ212を保持する。このように、照明受光系201〜208及び位置決めローラ212を同一のフレーム231に保持させると、位置決めローラ212(小ローラ2121〜2129)が試料面902と接触する接触箇所(ニップ箇所)の照明受光系201〜208に対する相対的な位置は、シート状試料901の厚み等にかかわらず一定に保たれる。そして、位置決めされた位置決めローラ212に向かってシート状試料901を押圧し、位置決めローラ212と試料面902とを接触させることにより、照明受光系201〜208と試料面902との距離を一定に保つことができるので、反射特性の測定誤差を減らすことができる。フレーム231は、反射特性測定装置1の筐体に固定され、搬送経路の上方に設置されている。フレーム231は、変形して位置決めローラ212が試料面902と接触する接触箇所の照明受光系201〜208に対する相対的な位置が狂ってしまうことがないように、十分な剛性を有している。もちろん、同一のフレーム231への固定以外の手段によって、照明受光系201〜208と位置決めローラ212との相対的な位置関係を固定してもよい。例えば、照明受光系201〜208と位置決めローラ212とを一体的に構成する等の手段により、照明受光系201〜208と位置決めローラ212との相対的な位置関係を固定してもよい。
{フレーム232}
フレーム232は、押圧ローラ213及び駆動モータ221を保持する。フレーム232は、反射特性測定装置1の筐体10にバネ241,242を介して固定され、搬送経路の下方に設置されている。
{バネ241,242}
バネ241,242は、裏面903に向かってフレーム232を付勢する。もちろん、バネ241,242以外の弾性体によってフレーム232を付勢してもよいし、アクチュエータを用いてフレーム232を付勢してもよい。このようにフレーム232を付勢することより、フレーム232に保持された押圧ローラ213は、裏面903の側からシート状試料901を位置決めローラ212に向かって押圧することができる。
<1−3 給紙部3>
給紙部3は、供給されたシート状試料901を測定部2に給紙する。給紙部3は、給紙用ローラ対311、駆動モータ321及びフレーム331を備える。
{給紙用ローラ対311}
給紙用ローラ対311は、搬送経路の上方にあるローラ312及び搬送経路の下方にあるローラ313でシート状試料901をニップし、ローラ312,313の間隙に挿入されたシート状試料901を+Y方向に搬送する。
ローラ312,313は、略円筒形状を有する。ローラ312,313の回転軸の両端は、その伸びる方向がシート状試料901の搬送方向と垂直であって試料面902と平行な±X方向となるようにフレーム331に設けられた軸受に保持され、ローラ312,313は、当該回転軸の周りに回転することができる。
{駆動モータ321}
駆動モータ321は、ローラ313を回転させることにより、ローラ313に接触しているシート状試料901を+Y方向に搬送する。 もちろん、測定部2の場合と同様に、駆動モータ321に代えてローラ312を回転させる駆動モータのみを設けてもよいし、駆動モータ321とともにローラ312を回転させる駆動モータを設けてもよい。
駆動モータ321も、典型的には、電磁モータである。駆動モータ321には、ステッピングモータやサーボモータのように回転角度や回転速度を容易に制御することができる電磁モータを採用することが望ましい。
{フレーム331}
フレーム331は、ローラ312,313及び駆動モータ321を保持する。
<1−4 排紙部4>
排紙部4は、測定部2から搬送されてきたシート状試料901を排紙する。排紙部4は、給紙部3と同様の排紙用ローラ対411、駆動モータ421及びフレーム431を備えている。
<1−5 試料ガイド5>
試料ガイド5は、搬送経路にあるシート状試料901が搬送方向と垂直な±X方向に移動することを規制し、搬送経路にあるシート状試料901を+Y方向に案内する。
試料ガイド5の固定片511,512は、搬送経路にあるシート状試料901の−X方向の端部と当接し、搬送経路にあるシート状試料901が−X方向に移動することを規制している。一方、試料ガイド5の可動片513,514は、搬送経路にあるシート状試料901の+X方向の端部と当接し、搬送経路にあるシート状試料901が+X方向に移動することを規制している。可動片513,514は、±X方向に移動することができるようになっている。これにより、試料ガイド5は、様々な幅のシート状試料901を+Y方向に案内することができる。
<1−6 制御系統>
図4は、反射特性測定装置1の制御系統を説明するブロック図である。
図4に示すように、反射特性測定装置1は、制御部6を備える。制御部6は、駆動モータ221,321,421、照明受光系201〜208のそれぞれが備える白色LED2011,2012,2021,2022,2031,2032,2041,2042,2051,2052,2061,2062,2071,2072,2081,2082、ポリクロメータ2014,2024,2034,2044,2054,2064,2074,2084その他の反射特性測定装置1の構成要素を制御するとともに、取得したデータを処理する。制御部6は、少なくともCPU601及びメモリ602を備える組み込みコンピュータによって実現されている。
制御部6は、駆動モータ321に駆動信号を供給して駆動モータ321に押圧ローラ213を回転させながら、白色LED2011,2012,2021,2022,2031,2032,2041,2042,2051,2052,2061,2062,2071,2072,2081,2082に電力を供給して点灯させるとともにポリクロメータ2014,2024,2034,2044,2054,2064,2074,2084を制御して分光測定をさせることによりにより、ポリクロメータ2014,2024,2034,2044,2054,2064,2074,2084から分光強度データD(λ)を取得する。さらに、制御部6は、取得した分光強度データD(λ)から、試料の反射特性である分光反射率係数R(λ)を算出する。なお、制御部6が、分光反射率係数R(λ)からさらに色彩値等の色彩に関するデータを算出するようにしてもよい。また、測定結果は、反射特性測定装置1が有する表示部に表示するようにしてもよいし、パーソナルコンピュータ等の外部装置に出力するようにしてもよい。
さらに、制御部6は、測定域に一つの色サンプル911のみが含まれている有効区間においては、白色LED2011,2012,2021,2022,2031,2032,2041,2042,2051,2052,2061,2062,2071,2072,2081,2082に供給する電力を相対的に大きくして照明光の強度を相対的に大きくし、測定域が二つの色サンプル911にまたがり測定域に二つの色サンプル911が含まれている無効区間においては、白色LED2011,2012,2021,2022,2031,2032,2041,2042,2051,2052,2061,2062,2071,2072,2081,2082に供給する電力を相対的に小さくして照明光の強度を相対的に小さくする。これにより、色サンプル911の反射特性を適切に測定することができる有効区間においては、反射特性を適切に測定するために十分な強度を有する照明光を測定域に照射することができるとともに、反射特性を適切に測定することができない無効期間においては、照明受光系201〜208の消費電力を減らすことができる。
測定域が有効区間及び無効区間のいずれに属するのかの判定は、例えば、試料面902に印刷された色サンプル911の1次元配列921〜928のそれぞれの先頭に印刷された基準マーク931〜938を検出した上で、基準マーク931〜938を検出してからのシート状試料901の搬送距離すなわち駆動モータ321の回転角度に基づいて行うことができる。ただし、有効区間及び無効区間のいずれに属するのかの判定を他の方法で行うことも妨げられない。
<1−7 照明受光系201〜208の白色校正>
{白色校正基準板941}
図6及び図7は、照明受光系201〜208の白色校正に用いられる白色校正基準板941の一例を示す模式図である。図6は、白色校正基準板941の平面図、図7は、図6のVII−VIIに沿う白色校正基準板941の断面図となっている。
図6及び図7に示すように、白色校正基準板941は、矩形板形状を有する。白色校正基準板941の表面には、位置検出用のマーク951〜958が形成されている。マーク951〜958は、円形状を有しており、白色校正基準板941の長手方向に規則的に1列に配列されている。マーク951〜958の配列間隔は、照明受光系201〜208の±X方向の配置間隔と一致してる。マーク951〜958が形成された位置から白色校正基準板941の短手方向に距離Lだけ離れた位置は、それぞれ、白色校正の基準となる基準域961〜968となっている。したがって、白色校正基準板941に含まれる基準域961〜968は、長手方向に規則的に1列に配列されており、基準域961〜968の配列間隔は、±X方向の照明受光系201〜208の配置間隔と一致している。なお、図6及び図7には、マーク951〜958及び基準域961〜968の数がそれぞれ8個である場合が示されているが、マーク及び基準域の数は白色校正すべき照明受光系の数に応じて増減される。また、図6及び図7には、マーク951〜958及び基準域961〜968が白色校正基準板941の長手方向に配列される場合が示されているが、マーク及び基準域の数、配列間隔、距離L等によってはマーク及び基準域が白色校正基準板の短手方向に配列されることもありうる。
白色校正基準板941は、4フッ化エチレンに代表される軟質材料の白色プラスチック板942の基準域961の位置に人工オパールやセラミックに代表される硬質材料の白色無機板である校正基準ディスク943を埋め込んで構成されている。白色プラスチック板942の表面と校正基準ディスク943の表面とは、同一平面を構成している。
このような白色校正基準板941を、図8に示すように、長手方向に搬送されるように給紙用ローラ対311に挿入すると、基準域961〜968が照明受光系201の測定域を順次通過し、マーク951〜958が照明受光系202の測定域を順次通過する。一方、このような白色校正基準板941を、図9に示すように、短手方向に搬送されるように給紙用ローラ対311に挿入すると、マーク951〜958が、それぞれ、照明受光系201〜208の測定域を通過した後に、基準域961〜968が、それぞれ、照明受光系201〜208の測定域を通過する。このとき、反射特性測定装置1は、マーク951により、基準域961〜968の位置を特定し、基準域961〜968からの反射光の分光強度データD(λ)を測定する。
{白色校正の手順}
図10は、白色校正の手順を説明するフローチャートである。
図10に示すように、白色校正にあたっては、まず、固定片511と可動片513との間隔、固定片512と可動片514との間隔を白色校正基準板941の短手方向の幅と一致させ、白色校正基準板941を長手方向に搬送されるように給紙用ローラ対311に挿入する(ステップS1)。すると、白色校正基準板941は、長手方向に搬送され、基準域961〜968が照明受光系201の測定域を順次通過し、マーク951〜958が照明受光系202の測定域を順次通過する。
この間、制御部6は、照明受光系201,202を制御して、照明受光系201が測定した分光強度データP1n(λ)と照明受光系202が測定した分光強度データP2n(λ)とを一定の周期で繰り返し取得する(ステップS2)。続いて、制御部6は、照明受光系202の測定域にマーク951〜958が存在していたタイミングT11〜T18を分光強度データP2n(λ)から特定し、タイミングT11〜T18に照明受光系201が測定した分光強度データP1n(λ)を基準域961〜968の分光強度データとして抽出する(ステップS3)。さらに続いて、制御部6は、基準域961〜968の各々について複数個抽出された分光強度データP1n(λ)を基準域961〜968ごとに平均し、基準域961〜968の分光強度データD1(λ)〜D8(λ)を算出する(ステップS4)。
基準域961〜968の分光強度データD1(λ)〜D8(λ)を照明受光系201で測定した後、制御部6は、校正基準ディスク943が埋め込まれた基準域961の分光強度データD1(λ)の測定結果に基づいて、照明受光系201の校正係数K1(λ)を式(1)にしたがって算出する(ステップS5)。
Figure 2009115603
ここで、R1(λ)は、基準域961にあらかじめ値付けされた既知の分光反射率係数である。基準域961に埋め込まれた硬質材料の校正基準ディスク943は、表面に傷がつきにくく、分光反射率係数の経時変化も小さいので、分光反射率係数の基準として適している。したがって、式(1)にしたがって算出された校正係数K1(λ)により、照明受光系201が白色校正され、照明受光系201が測定した分光強度データD(λ)から正確な分光反射率R(λ)を特定することができるようになる。
そこで、制御部6は、校正基準ディスク943が埋め込まれていない基準域962〜968の分光強度データD2(λ)〜D8(λ)の測定結果から基準域962〜968の分光反射率係数R2(λ)〜R8(λ)を式(2)にしたがって特定する(ステップS6)。これにより、白色校正された照明受光系201で基準域962〜968の分光測定を行い、照明受光系201の校正結果を示す校正係数K1(λ)を適用して基準域962〜968の分光反射率係数R2(λ)〜R8(λ)を特定したことになる。
Figure 2009115603
軟質材料の白色プラスチック板942は、表面に傷がつきやすく、分光反射率係数の経時変化も大きいので、そのままでは分光反射率係数の基準としては適切ではないが、このように照明受光系201の測定結果に校正係数K1(λ)を適用して照明受光系201の測定結果を補正することにより、基準域962〜968に基準として用いることができる分光反射率係数R2(λ)〜R8(λ)を値付けすることができる。
次に、固定片511と可動片513との間隔、固定片512と可動片514との間隔を白色校正基準板941の長手方向の幅と一致させ、白色校正基準板941を短手方向に搬送されるように給紙用ローラ対311に挿入する(ステップS7)。すると、白色校正基準板941は、短手方向に搬送され、マーク951〜958が、それぞれ、照明受光系201〜208の測定域を通過した後に、基準域961〜968が、それぞれ、照明受光系201〜208の測定域を通過することになる。
この間、制御部6は、照明受光系201〜208を制御して、照明受光系201〜208がそれぞれ測定した分光強度データQ1n(λ)〜Q8n(λ)を一定の周期で繰り返し取得する(ステップS8)。続いて、制御部6は、照明受光系201〜208の測定域にマーク951〜958が存在していたタイミングT21〜T28を分光強度データQ1n(λ)〜Q8n(λ)から特定し、タイミングT21〜T28から時間L/vが経過したタイミングT31〜T38に照明受光系201〜208が測定した分光強度データQ1n(λ)〜Q8n(λ)を基準域961〜968の分光強度データとして抽出する(ステップS9)。ここで、vは、白色校正基準板941の搬送速度である。さらに続いて、制御部6は、基準域961〜968の各々について複数個抽出された分光強度データを基準域961〜968ごとに平均し、基準域961〜968の分光強度データE1(λ)〜E8(λ)を算出する(ステップS10)。
基準域962〜968の分光強度データE2(λ)〜E8(λ)を照明受光系202〜208で測定した後、制御部6は、照明受光系202〜208の校正係数K2(λ)〜K8(λ)を式(3)にしたがって算出する(ステップS11)。
Figure 2009115603
ステップS5で求められた校正係数K1とステップS11で求められた校正係数K2(λ)〜K8(λ)により、一次元配列921〜928内のj番目の色サンプルの分光強度データE1j(λ)〜E8j(λ)の測定結果に基づいて、一次元配列921〜928内のj番目の色サンプルの分光反射率係数R1j(λ)〜R8j(λ)を式4にしたがって算出することができるようになる。すなわち、ステップS6において特定された基準域962〜968の分光反射率係数R2(λ)〜R8(λ)と、基準域962〜968の分光強度データE2(λ)〜E8(λ)の測定結果とに基づいて、照明受光系202〜208が校正されたことになる。
Figure 2009115603
この白色校正の手順によれば、照明受光系201〜208の全てが基準域961を基準として校正されることになるので、校正のばらつきを減らし、照明受光系201〜208の間の測定ばらつきを減らすことができる。
また、この白色校正の手順によれば、基準域962〜968の反射特性が経時変化によって変動しても照明光学系202〜208を正確に校正することができる。これにより、白色校正基準板941の基準域961以外を反射特性の経時変化を起こしやすい材料で構成することが許容されるようになり、軟質材料と硬質材料とのハイブリッドの白色校正基準板941を採用することができ、搬送が容易な白色校正基準板941を低コストで作製することができる。
なお、照明受光系201〜208が走査方向と非平行な方向に分散して配置されている場合だけでなく、複数の照明受光系を備える反射特性測定装置において複数の照明受光系の各々を校正する必要がある場合にも、この白色校正の手順は上述の2つの効果を奏する。
さらに、この白色校正の手順によれば、白色校正基準板941を搬送方向を変えて2回走査するだけで照明受光系201〜208の白色校正を完了することができるので、白色校正が簡便となる。
なお、白色校正のたびに、ステップS1〜S6からなる第1の工程手順と、ステップS7〜S11からなる第2の校正手順との両方を行う必要はなく、第1回目の白色校正のときには、第1の校正手順及び第2の校正手順の両方を行い、分光反射率係数R1(λ)〜R8(λ)を保存しておき、第2回目以後の白色校正のときには、保存した分光反射率係数R1(λ)〜R8(λ)を用いて、第2の校正手順だけを行うようにしてもよい。
<2 第2実施形態>
図11は、第1実施形態に係る反射特性測定装置1の測定部2に代えて採用することができる、第2実施形態に係る測定部7の主要部の模式図である。図11は、測定部7の斜視図となっている。図11には、説明の便宜上、前後方向が±X方向、左右方向が±Y方向、上下方向が±Z方向となり、シート状試料901の搬送方向が+Y方向となるようなXYZ直交座標系が定義されている。
測定部7は、第1測定部7a及び第2測定部7bを備える。第1測定部7aは、搬送方向の上流側に設置され、第2測定部7bは、搬送方向の下流側に設置されている。
第1測定部7aは、照明受光系701,703,705,707、試料保持用ローラ対711a、駆動モータ721a、フレーム731a,732a及びバネ741a,742aを備え、第2測定部7bは、照明受光系702,704,706,708、試料保持用ローラ対711b、駆動モータ721b、フレーム731b,732b及びバネ741b,742bを備えている。
照明受光系701〜708は、それぞれ、測定部2の照明受光系201〜208と同様のものであり、略直方体形状を有しており、その一面は、照明光を照射し反射光を受光する照明受光面となっている。照明受光系701,703,705,707は、フレーム731aに照明受光面を測定域に向けて固定され、照明受光系702,704,706,708は、フレーム731bに照明受光面を測定域に向けて固定されている。
4個の照明受光系701,703,705,707は、搬送方向に垂直であって試料面902と平行な±X方向に1列に配置されている。照明受光系701,703,705,707は、等間隔で配置され、その配置間隔は、色サンプル911の±X方向の配列間隔の2倍と一致している。したがって、照明受光系701,703,705,707は、それぞれ、色サンプル911の搬送方向に伸びる1次元配列921,923,925,927の上方に配置され、試料面902にある色サンプル911の1次元配列921,923,925,927を搬送方向と反対の走査方向に走査することができる。
一方、4個の照明受光系702,704,706,708は、搬送方向に垂直であって試料面902と平行な±X方向に一列に配置されている。照明受光系702,704,706,708は、等間隔で配置され、その配置間隔は、色サンプル911の±X方向の配列間隔の2倍と一致している。したがって、照明受光系702,704,706,708は、それぞれ、色サンプル911の搬送方向に伸びる1次元配列922,924,926,928の上方に配置され、試料面902にある色サンプル911の1次元配列922,924,926,928を搬送方向と反対の走査方向に走査することができる。
このように、8個の照明受光系701〜708を1列に配置するのではなく2列に分けて配置すると、照明受光系701〜708を走査方向と非平行な方向だけでなく走査方向と平行な方向にも分散して配置することができるので、照明受光系701〜708の測定域が有効区間に属するタイミングを分散させることができる。その結果、照明受光系701〜708のLEDに供給する電力を大きくするタイミングを分散させることができ、反射特性測定装置の消費電力のピークを抑制することができ、電源の負担やコストを下げることができる。さらに、照明受光系701,703,705,707と照明受光系702,704,706,708との走査方向の間隔を、色サンプル911の走査方向の間隔の{n+(1/2)}倍とすれば、反射特性測定装置のピーク消費電流を特に減らすことができる。
また、照明受光系701〜708を走査方向に分散して配置すると、照明受光系701〜708の±X方向の配置間隔を、色サンプル911の±X方向の配列間隔の2倍とすることができるので、照明受光系701〜708の設置スペースに余裕ができ、照明受光系701〜708を無理に小型化する必要がなくなる。このことは、逆の言い方をすれば、照明受光系701〜708の大きさが同じであれば、色サンプル911の配列間隔を小さくして、シート状試料901により多くの色サンプル911を印刷することができるようになるということでもある。
なお、照明受光系701〜708を二列に分けて配列するのではなく、3列以上に分けて配置してもよい。
また、第1測定部7aの試料保持用ローラ対711a、駆動モータ721a、フレーム731a,732a及びバネ741a,742aは、それぞれ、第1実施形態の測定部2の駆動モータ221、フレーム231,232及びバネ241,242と同様の役割を果たしており、第1測定部7aにおいても、位置決めされた位置決めローラ712aに向かってシート状試料901を押し付け、位置決めローラ712aのローラ面のニップ箇所と試料面902とを接触させることにより、照明受光系701,703,705,707と試料面902との距離を一定に保つことができるので、反射特性の測定誤差を減らすことができる。
同様に、第2測定部7bの試料保持用ローラ対711b、駆動モータ721b、フレーム731b,732b及びバネ741b,742bは、それぞれ、第1実施形態の測定部2の駆動モータ221、フレーム231,232及びバネ241,242と同様の役割を果たしており、第2測定部7bにおいても、位置決めされた位置決めローラ712bに向かってシート状試料901を押し付け、位置決めローラ712bのローラ面のニップ箇所と試料面902とを接触させることにより、照明受光系702,704,706,708と試料面902との距離を一定に保つことができるので、反射特性の測定誤差を減らすことができる。
<3 その他>
反射特性測定装置1では、照明受光系201〜208を固定し、シート状試料901を搬送することにより、シート状試料901と照明受光系201〜208とを相対的に移動させ、照明受光系201〜208に試料面902を走査させたが、シート状試料901を固定し、照明受光系201〜208を動かすことにより、シート状試料901と照明受光系201〜208とを相対的に移動させ、照明受光系201〜208に試料面902を走査させてもよい。ただし、照明受光系201〜208を固定し、シート状試料901を搬送することには、重い照明受光系201〜208を走査のために動かす必要がなくなるという利点がある。
また、反射特性測定装置1では、照明受光系201〜208が分光測定を行う例を示したが、照明受光系201〜208が反射光を波長ごとに分解することなく反射特性を測定する場合や単色光に対する反射特性を測定する場合にも本発明を適用することができる。
さらに、照明受光系908と試料面902との距離を一定に保つ方法は上述の方法に限られない。例えば、図12の断面図に示すように、位置決めローラ212に代えて摺動性が良好な接触部材812を設け、固定された接触部材812にシート状試料901を押し付けるようにしてもよい。ここで、接触部材812の摺動性を良好にするためには、例えば、表面にフッ素樹脂膜を形成する等の手段が考えられる。
なお、上記の説明は、すべての局面において例示であって、この発明がそれに限定されるものではない。例示されていない無数の変形例が、この発明の範囲から外れることなく想定され得るものと解される。
第1実施形態に係る反射特性測定装置の斜視図である。 図1のII−IIに沿う反射特性測定装置の断面図である。 図1のIII−IIIに沿う反射特性測定装置の断面図である。 反射特性測定装置の制御系統を説明するブロック図である。 シート状試料の平面図である。 白色校正基準板の平面図である。 白色校正基準板の断面図である。 白色校正基準板の搬送方向を説明する図である。 白色校正基準板の搬送方向を説明する図である。 白色校正の手順を説明するフローチャートである。 第2実施形態に係る測定部の斜視図である。 位置決めローラに代えて接触部材を設ける別例を説明する断面図である。 シート状試料の平面図である。
符号の説明
1 反射特性測定装置
2,7 測定部
201〜208,701〜708 照明受光系
211,711a,711b 試料保持用ローラ対
221,721a,721b 駆動モータ
241,242,741a,742a,741b,742b バネ
901 シート状試料
941 白色校正基準板

Claims (6)

  1. シート状試料を保持する試料保持手段と、
    前記試料保持手段によって保持されたシート状試料の試料面に照明光を照射するとともにシート状試料の試料面からの反射光を受光し、受光した反射光を測定する照明受光系群と、
    前記試料保持手段によって保持されたシート状試料と前記照明受光系群とを相対移動させ、前記照明受光系群にシート状試料の試料面を走査させる走査手段と、
    を備え、
    前記照明受光系群がシート状試料の試料面を走査する走査方向と非平行な方向に分散して配置されているシート状試料の反射特性測定装置。
  2. 前記試料保持手段が、
    シート状試料の試料面に接触し、シート状試料の試料面との接触箇所の前記照明受光系群に対する相対的な位置が固定された第1の接触部材と、
    シート状試料の試料面の裏面に接触し、試料面の裏面の側から前記第1の接触部材に向かってシート状試料を押圧する第2の接触部材と、
    を備える請求項1に記載のシート状試料の反射特性測定装置。
  3. 前記第1の接触部材が、回転軸の周りに回転する第1のローラであり、
    前記第2の接触部材が、シート状試料を挟んで前記第1のローラと正対して回転軸の周りに回転する第2のローラである請求項2に記載のシート状試料の反射特性測定装置。
  4. 前記第1のローラが、前記照明受光系群による測定の対象となる測定域の外側においてシート状試料の試料面と接触する小ローラの集合体である請求項3に記載のシート状試料の反射特性測定装置。
  5. 前記走査手段が、前記第1のローラ及び前記第2のローラの少なくとも一方を回転させることにより前記シート状試料を搬送する請求項3又は請求項4に記載のシート状試料の反射特性測定装置。
  6. 前記照明受光系群がシート状試料の試料面を走査する走査方向と平行な方向にも分散して配置されている請求項1ないし請求項5のいずれかに記載のシート状試料の反射特性測定装置。
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