JP2009108801A - Rush adjuster - Google Patents
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Abstract
Description
この発明は、エンジンの動弁装置に組み込まれるラッシュアジャスタに関する。 The present invention relates to a lash adjuster incorporated in an engine valve gear.
エンジンの吸気ポートまたは排気ポートに設けたバルブを動作させる動弁装置として、一端部を支点として揺動可能に支持されたアームの中央部をカムで押し下げ、そのアームの他端部でバルブステムを押し下げるようにしたもの(スイングアーム式動弁装置)や、中央部を支点として揺動可能に支持されたアームの一端部をカムで押し上げ、そのアームの他端部でバルブステムを押し下げるようにしたもの(ロッカアーム式動弁装置)、上下にスライド可能に支持されたバルブリフタをカムで押し下げ、そのバルブリフタでバルブステムを押し下げるようにしたもの(ダイレクト式動弁装置)などが知られている。 As a valve operating device that operates a valve provided at the intake port or exhaust port of an engine, the central part of the arm supported so as to be swingable with one end as a fulcrum is pushed down by a cam, and the valve stem is moved at the other end of the arm. One end of the arm that is pushed down (swing arm type valve operating device) or the arm supported so as to be able to swing with the center as a fulcrum is pushed up with a cam, and the valve stem is pushed down at the other end of the arm There are known ones (rocker arm type valve operating devices), a valve lifter supported so as to be slidable up and down by a cam, and a valve stem pushed down by the valve lifter (direct type valve operating device).
これらの動弁装置は、エンジン作動中、動弁装置の構成部材間に生じる熱膨張差によって、動弁装置の構成部材間の隙間が変化し、その隙間の変化によって異音や圧縮漏れを生じるおそれがある。また、動弁装置の摺動部が摩耗しても、動弁装置の構成部材間の隙間が変化し、その隙間の変化によって異音を生じるおそれがある。 In these valve operating apparatuses, during engine operation, gaps between the constituent members of the valve operating apparatus change due to thermal expansion differences that occur between the constituent members of the valve operating apparatus, and abnormal noise and compression leakage occur due to changes in the gaps. There is a fear. Further, even if the sliding portion of the valve operating device is worn, the gap between the constituent members of the valve operating device changes, and there is a possibility that abnormal noise is generated due to the change in the gap.
この異音や圧縮漏れを防止するため、動弁装置にラッシュアジャスタを組み込み、そのラッシュアジャスタで動弁装置の構成部材間の隙間の変化を吸収することが多い。 In order to prevent this abnormal noise and compression leakage, a lash adjuster is often incorporated in the valve operating device, and the lash adjuster often absorbs a change in the gap between the components of the valve operating device.
このようなラッシュアジャスタとして、上記スイングアーム式動弁装置においては、シリンダヘッドの上面に開口した収容穴に挿入されるナット部材と、そのナット部材の内周に形成された雌ねじにねじ係合する雄ねじを外周に有するアジャストスクリュと、そのアジャストスクリュを前記ナット部材から上方に突出する方向に付勢するリターンスプリングとを有し、前記アジャストスクリュで動弁装置のアームを揺動可能に支持するものが知られている(特許文献1)。 As such a lash adjuster, in the above swing arm type valve gear, the nut member inserted into the accommodation hole opened on the upper surface of the cylinder head and the female screw formed on the inner periphery of the nut member are screw-engaged. An adjustment screw having a male screw on its outer periphery, and a return spring that urges the adjustment screw in a direction protruding upward from the nut member, and the adjustment screw supports the arm of the valve gear so that it can swing. Is known (Patent Document 1).
また、上記ダイレクト式動弁装置においては、シリンダヘッドに形成されたガイド孔に上下にスライド可能に挿入されるリフタボディと、そのリフタボディに固定されたナット部材と、そのナット部材の内周に形成された雌ねじにねじ係合する雄ねじを外周に有するアジャストスクリュと、そのアジャストスクリュを前記ナット部材から下方に突出する方向に付勢するリターンスプリングとを有し、前記アジャストスクリュで動弁装置のバルブステムを押圧するものが知られている(特許文献2)。 Further, in the direct valve operating apparatus, a lifter body that is slidably inserted into a guide hole formed in the cylinder head, a nut member fixed to the lifter body, and an inner periphery of the nut member. An adjusting screw having a male screw on its outer periphery that engages with the female screw, and a return spring that urges the adjusting screw in a direction protruding downward from the nut member, and the valve stem of the valve operating device with the adjusting screw. Is known (Patent Document 2).
また、上記ロッカアーム式動弁装置においては、カムの回転に応じて揺動するアームの下面に開口した収容穴に挿入されるナット部材と、そのナット部材の内周に形成された雌ねじにねじ係合する雄ねじを外周に有するアジャストスクリュと、そのアジャストスクリュを前記ナット部材から下方に突出する方向に付勢するリターンスプリングとを有し、前記アジャストスクリュで動弁装置のバルブステムを押圧するものが知られている(特許文献3)。
ところで、これらのラッシュアジャスタは、エンジンの組立て時に、動弁装置からカムシャフトやアームを取り外した状態でラッシュアジャスタに振動が加わると、リターンスプリングの付勢力によってアジャストスクリュが突出し、ナット部材から脱落するおそれがあった。アジャストスクリュが脱落すると、ナット部材内に組み込まれた部品(リターンスプリングやスプリングシート等)もアジャストスクリュと一緒に脱落することが多く、これらの部品を収拾して組み立て直すのは煩雑である。 By the way, when the lash adjuster is subjected to vibration when the camshaft or the arm is removed from the valve gear during engine assembly, the lash adjuster protrudes by the urging force of the return spring and falls off the nut member. There was a fear. When the adjusting screw falls off, parts (such as return springs and spring seats) incorporated in the nut member often fall off together with the adjusting screw, and it is complicated to collect and reassemble these parts.
同様に、エンジンのメンテナンス時にも、動弁装置からカムシャフトやアームを取り外したときに、リターンスプリングの付勢力によってアジャストスクリュが突出し、ナット部材から脱落するおそれがあり、また、ラッシュアジャスタの搬送時にも、リターンスプリングの付勢力によってアジャストスクリュが脱落するおそれがあった。 Similarly, during engine maintenance, when the camshaft or arm is removed from the valve gear, the adjustment screw may protrude due to the biasing force of the return spring and fall off the nut member. However, the adjustment screw may fall off due to the urging force of the return spring.
この発明が解決しようとする課題は、ラッシュアジャスタのアジャストスクリュが、リターンスプリングの付勢力によってナット部材から脱落するのを防止することである。 The problem to be solved by the present invention is to prevent the adjustment screw of the lash adjuster from falling off the nut member due to the urging force of the return spring.
上記の課題を解決するため、前記リターンスプリングが自然長に復元するまで前記アジャストスクリュを突出させたときに前記雄ねじと雌ねじとが少なくとも1ピッチ以上の長さでねじ係合するようにした。 In order to solve the above problem, the male screw and the female screw are engaged with each other with a length of at least one pitch when the adjustment screw is projected until the return spring is restored to its natural length.
このラッシュアジャスタは、次の構成を加えることができる。
1)前記雄ねじと雌ねじとが多条ねじである。
2)前記雄ねじと雌ねじは、前記アジャストスクリュをナット部材に押し込む方向の力が作用したときに圧力を受ける圧力側フランクのフランク角が、遊び側フランクのフランク角よりも大きく形成されている。
3)前記リターンスプリングがコイルばねである。
This lash adjuster can have the following configuration.
1) The male screw and the female screw are multi-threaded screws.
2) The male screw and the female screw are formed such that the flank angle of the pressure-side flank that receives pressure when a force in the direction of pushing the adjusting screw into the nut member is larger than the flank angle of the play-side flank.
3) The return spring is a coil spring.
この発明のラッシュアジャスタは、リターンスプリングが自然長に復元するまでアジャストスクリュが突出したときにも、アジャストスクリュの雄ねじとナット部材の雌ねじとが少なくとも1ピッチ以上の長さでねじ係合しているので、リターンスプリングの付勢力によってアジャストスクリュがナット部材から脱落するのを防止することができる。 In the lash adjuster according to the present invention, even when the adjustment screw protrudes until the return spring is restored to the natural length, the male screw of the adjustment screw and the female screw of the nut member are screw-engaged with a length of at least one pitch. Therefore, it is possible to prevent the adjustment screw from falling off the nut member due to the urging force of the return spring.
図1に、この発明の第1実施形態のラッシュアジャスタ1を組み込んだ動弁装置を示す。この動弁装置は、エンジンのシリンダヘッド2の吸気ポート3に設けられたバルブ4と、そのバルブ4に接続されたバルブステム5と、ラッシュアジャスタ1で揺動可能に支持されたアーム6とを有する。
FIG. 1 shows a valve gear incorporating a
バルブステム5は、バルブ4から上方に延び、シリンダヘッド2を摺動可能に貫通している。バルブステム5の上部外周には、環状のスプリングリテーナ7が固定され、スプリングリテーナ7の下面とシリンダヘッド2の上面の間にバルブスプリング8が組み込まれている。バルブスプリング8は、スプリングリテーナ7を上方に付勢し、その付勢力によってバルブ4をバルブシート9に着座させている。
The valve stem 5 extends upward from the valve 4 and slidably penetrates the
アーム6は、一方の端部をラッシュアジャスタ1で揺動可能に支持され、他方の端部がバルブステム5の上端に接触している。アーム6の上方には、カムシャフト10に固定されたカム11が設けられている。カム11は、カムシャフト10が回転すると、ベースサークル11aに対して隆起したカム山部11bが、アーム6の中央部に設けたローラ12を押圧してアーム6を押し下げるようになっている。
One end of the
ラッシュアジャスタ1は、ナット部材13と、アジャストスクリュ14と、リターンスプリング15とを有する。ナット部材13は、シリンダヘッド2の上面に開口した収容穴16に挿入されている。
The
図2に示すように、ナット部材13の内周に形成された2条の雌ねじ17が、アジャストスクリュ14の外周に形成された2条の雄ねじ18とねじ係合している。雄ねじ18と雌ねじ17は、軸線に沿った断面形状が非対称形状の鋸歯状に形成されており、アジャストスクリュ14をナット部材13に押し込む方向の力が作用したときに圧力を受ける圧力側フランク19のフランク角が、遊び側フランク20のフランク角よりも大きくなっている。
As shown in FIG. 2, two
ナット部材13の下端には、底部材21が固定されている。リターンスプリング15は、アジャストスクリュ14と底部材21の間に組み込まれており、スプリングシート22を介して、アジャストスクリュ14をナット部材13から上方に突出する方向に付勢している。リターンスプリング15はコイルばねからなり、その自然長は、図2に示すようにアジャストスクリュ14をナット部材13から突出させてリターンスプリング15が自然長に復元したときに、雄ねじ18と雌ねじ17とが少なくとも1ピッチ以上の長さでねじ係合する長さに設定されている。
A
アジャストスクリュ14は、ナット部材13からの突出端23が半球状に形成されており、突出端23は、図1に示すように、アーム6の下面に形成された凹部24に嵌合してアーム6を揺動可能に支持する。
The adjusting
次に、ラッシュアジャスタ1の動作例を説明する。
Next, an operation example of the
エンジンの作動によりカムシャフト10が回転して、カム11のカム山部11bがアーム6を押し下げると、バルブ4がバルブシート9から離れて、吸気ポート3を開く。このとき、アジャストスクリュ14に押し込み方向の力が作用するが、雄ねじ18の圧力側フランク19が雌ねじ17の圧力側フランク19で受け止められるので、アジャストスクリュ14は軸方向位置が固定される。
When the
さらに、カムシャフト10が回転して、カム山部11bがローラ12の位置を過ぎると、バルブスプリング8の付勢力によってバルブステム5が上昇し、バルブ4がバルブシート9に着座して、吸気ポート3を閉じる。
Further, when the
なお、厳密には、カム11のカム山部11bがアーム6を押し下げるとき、雄ねじ18の圧力側フランク19と雌ねじ17の圧力側フランク19との間で微小な滑りが生じるが、カム山部11bがローラ12の位置を通り過ぎてから再びローラ12の位置に来るまでの間、アジャストスクリュ14に作用する押し込み方向の荷重が解除されるので、リターンスプリング15の付勢力によってアジャストスクリュ14の位置は元に戻る。
Strictly speaking, when the
また、エンジン作動中に、シリンダヘッド2、バルブステム5、アーム6など、動弁装置の構成部材間に熱膨張差が生じ、カム11とアーム6の間の距離が大きくなったときは、リターンスプリング15の付勢力によってアジャストスクリュ14が回転しながら突出方向に移動するので、カム11のベースサークル11aとローラ12の間に隙間が生じない。
Further, when a difference in thermal expansion occurs between the components of the valve operating device such as the
反対に、バルブ4とバルブシート9の接触面が摩耗したときは、カム11のベースサークル11aがローラ12の位置にあるときにも、バルブスプリング8の付勢力がアジャストスクリュ14に押し込み荷重としてかかり続けるため、カム山部11bがローラ12の位置を通過する時に生じる雄ねじ18の圧力側フランク19と雌ねじ17の圧力側フランク19との間で生じる微小な滑りが累積され、アジャストスクリュ14が押し込み方向に徐々に移動する。その結果、バルブステム5が上昇するので、バルブ4とバルブシート9の接触面間に隙間が生じない。
On the contrary, when the contact surface of the valve 4 and the
このラッシュアジャスタ1は、エンジンの組立て時、動弁装置からカムシャフト10を取り外した状態でアジャストスクリュ14に振動が加わると、リターンスプリング15の付勢力によってアジャストスクリュ14が突出するが、このとき、リターンスプリング15が自然長に弾性復元するまで突出しても、雄ねじ18と雌ねじ17のねじ係合が保たれるので、アジャストスクリュ14はナット部材13から脱落しない。
In the
また、エンジンをメンテナンスするため、動弁装置からカムシャフト10とアーム6を取り外したときにも、リターンスプリング15の付勢力によってアジャストスクリュ14が突出する場合があるが、この場合も、雄ねじ18と雌ねじ17のねじ係合が保たれるので、アジャストスクリュ14はナット部材13から脱落しない。同様に、動弁装置に組み付ける前のラッシュアジャスタ1の搬送時にも、アジャストスクリュ14はナット部材13から脱落しない。
Also, when the
図3に、この発明の第2実施形態のラッシュアジャスタ31を組み込んだ動弁装置を示す。この動弁装置は、第1実施形態と同様、シリンダヘッド32の吸気ポート33に設けられたバルブ34と、そのバルブ34に接続されたバルブステム35とを有する。バルブステム35は、バルブ34から上方に延びており、バルブステム35の上部にはスプリングリテーナ36が固定されている。スプリングリテーナ36は、バルブスプリング37によって上方に付勢され、その付勢力によってバルブ34をバルブシート38に着座させている。
FIG. 3 shows a valve gear incorporating a
ラッシュアジャスタ31は、リフタボディ39と、ナット部材40と、アジャストスクリュ41と、リターンスプリング42とを有する。リフタボディ39は、シリンダヘッド32に形成されたガイド孔43に上下にスライド可能に挿入されている。リフタボディ39は、筒部39aと、筒部39aの上端を閉塞する端板39bとからなる。
The
リフタボディ39の上方には、カムシャフト44に固定されたカム45が設けられている。カム45は、カムシャフト44が回転すると、ベースサークル45aに対して隆起したカム山部45bが、端板39bの上面を押圧してリフタボディ39を押し下げるようになっている。
Above the
ナット部材40は、図4に示すように、端板39bの下面に止め輪46で固定されており、ナット部材40の内周に形成された2条の雌ねじ47が、アジャストスクリュ41の外周に形成された2条の雄ねじ48とねじ係合している。雄ねじ48と雌ねじ47は、アジャストスクリュ41をナット部材40に押し込む方向の力が作用したときに圧力を受ける圧力側フランク49のフランク角が、遊び側フランク50のフランク角よりも大きくなっている。
As shown in FIG. 4, the
リターンスプリング42は、アジャストスクリュ41と端板39bの間に組み込まれており、アジャストスクリュ41をナット部材40から下方に突出する方向に付勢している。リターンスプリング42はコイルばねからなり、その自然長は、図4に示すようにアジャストスクリュ41をナット部材40から突出させてリターンスプリング42が自然長に復元したときに、雄ねじ48と雌ねじ47とが少なくとも1ピッチ以上の長さでねじ係合する長さに設定されている。
The
アジャストスクリュ41のナット部材40からの突出端は、図3に示すように、バルブステム35の上端を押圧する。
The protruding end of the
このラッシュアジャスタ31は、第1実施形態と同様、エンジンの組立て時やメンテナンス時に、動弁装置からカムシャフト44を取り外した状態で振動が加わると、リターンスプリング42の付勢力によってアジャストスクリュ41が突出するが、このとき、リターンスプリング42が自然長に弾性復元するまで突出しても、雄ねじ48と雌ねじ47のねじ係合が保たれるので、アジャストスクリュ41はナット部材40から脱落しない。
As in the first embodiment, the
また、ラッシュアジャスタ31をガイド孔43から抜き取ったときにも、リターンスプリング42の付勢力によってアジャストスクリュ41が突出する場合があるが、この場合も、雄ねじ48と雌ねじ47のねじ係合が保たれるので、アジャストスクリュ41はナット部材40から脱落しない。
Further, even when the
図5に、この発明の第3実施形態のラッシュアジャスタ51を組み込んだ動弁装置を示す。この動弁装置は、エンジンのシリンダヘッド52の吸気ポート53に設けられたバルブ54と、そのバルブ54に接続されたバルブステム55と、支点軸56を中心として揺動可能に支持されたアーム57とを有する。
FIG. 5 shows a valve gear incorporating a
バルブステム55は、バルブ54から上方に延びており、バルブステム55の上部にはスプリングリテーナ58が固定されている。スプリングリテーナ58は、バルブスプリング59によって上方に付勢され、その付勢力によってバルブ54をバルブシート60に着座させている。
The valve stem 55 extends upward from the
アーム57は、中央部を支点軸56で揺動可能に支持されている。また、アーム57の一方の端部にはローラ61が取り付けられ、他方の端部にはラッシュアジャスタ51が組み込まれている。アーム57の下方には、カムシャフト62に固定されたカム63が設けられている。カム63は、カムシャフト62が回転すると、ベースサークル63aに対して隆起したカム山部63bが、ローラ61を押圧してアーム57を揺動させるようになっている。
The center of the
図6に示すように、ラッシュアジャスタ51は、ナット部材64と、アジャストスクリュ65と、リターンスプリング66とを有する。ナット部材64は、アーム57を上下に貫通する収容穴67に挿入されており、ナット部材64の内周に形成された2条の雌ねじ68が、アジャストスクリュ65の外周に形成された2条の雄ねじ69とねじ係合している。
As shown in FIG. 6, the
ナット部材64の上端は、アーム57の上面から突出しており、その突出部分に有底筒状のキャップ70が嵌め合わせて固定されている。キャップ70は、収容穴67の上縁に係止して、ナット部材64が収容穴67から下方に脱落するのを防止する。一方、ナット部材64の下端には、アーム57の下面に当接するフランジ71が形成されており、そのフランジ71で、ナット部材64に作用する上向きの力を受け止めるようになっている。
The upper end of the
雄ねじ69と雌ねじ68は、アジャストスクリュ65をナット部材64に押し込む方向の力が作用したときに圧力を受ける圧力側フランク72のフランク角が、遊び側フランク73のフランク角よりも大きくなっている。
In the
リターンスプリング66は、キャップ70とアジャストスクリュ65の間に組み込まれており、アジャストスクリュ65をナット部材64から下方に突出する方向に付勢している。リターンスプリング66はコイルばねからなり、その自然長は、図6に示すようにアジャストスクリュ65をナット部材64から突出させてリターンスプリング66が自然長に復元したときに、雄ねじ69と雌ねじ68とが少なくとも1ピッチ以上の長さでねじ係合する長さに設定されている。
The
アジャストスクリュ65のナット部材64からの突出端は、図5に示すように、バルブステム55の上端を押圧する。
The protruding end of the adjusting
このラッシュアジャスタ51は、第1実施形態と同様、エンジンの組立て時やメンテナンス時に、動弁装置からアーム57を取り外した状態で振動が加わると、リターンスプリング66の付勢力によってアジャストスクリュ65が突出するが、このとき、リターンスプリング66が自然長に弾性復元するまで突出しても、雄ねじ69と雌ねじ68のねじ係合が保たれるので、アジャストスクリュ65はナット部材64から脱落しない。また、動弁装置に組み付ける前のラッシュアジャスタ51の搬送時にも、アジャストスクリュ65はナット部材64から脱落しない。
In the
1 ラッシュアジャスタ
2 シリンダヘッド
6 アーム
13 ナット部材
14 アジャストスクリュ
15 リターンスプリング
16 収容穴
17 雌ねじ
18 雄ねじ
19 圧力側フランク
20 遊び側フランク
31 ラッシュアジャスタ
32 シリンダヘッド
35 バルブステム
39 リフタボディ
40 ナット部材
41 アジャストスクリュ
42 リターンスプリング
43 ガイド孔
47 雌ねじ
48 雄ねじ
49 圧力側フランク
50 遊び側フランク
51 ラッシュアジャスタ
55 バルブステム
57 アーム
63 カム
64 ナット部材
65 アジャストスクリュ
66 リターンスプリング
67 収容穴
68 雌ねじ
69 雄ねじ
72 圧力側フランク
73 遊び側フランク
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Claims (6)
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2010004909A1 (en) * | 2008-07-10 | 2010-01-14 | Ntn株式会社 | Lash adjuster |
KR20140142128A (en) * | 2012-03-16 | 2014-12-11 | 니탄 밸브 가부시키가이샤 | Mechanical lash adjuster |
-
2007
- 2007-10-31 JP JP2007283268A patent/JP2009108801A/en active Pending
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EP2826963A4 (en) * | 2012-03-16 | 2016-01-13 | Nittan Valva | Mechanical lash adjuster |
KR101895984B1 (en) | 2012-03-16 | 2018-09-06 | 니탄 밸브 가부시키가이샤 | Mechanical lash adjuster |
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