JP2009108564A - ドリフトピン打ち込み装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】寸法や取り付ける金物の種類などが異なる横架材に対してもドリフトピンを打ち込むことができ、しかも、そのための動作を精度良く実現する。
【解決手段】ドリフトピン打ち込み装置1は、上流側に取込コンベア2が配置され、下流側に取り出しコンベア3が設置される。ドリフトピン打ち込み装置1は、加工材搬送・保持手段100と、長手方向ピン孔位置決め手段200と、ドリフトピン準備・選出手段300と、ドリフトピン挿入部昇降位置決め手段400と、ドリフトピン装填手段500とを備え、装填部505aをV溝とし、ピン孔の中心が切れ目の中心と一致し、打ち込み側の側面が定規に押し当てられた状態で横架材Wを保持・固定し、ピン打ち込みの際の長手方向位置及び打ち込み開始位置までの距離を一定とした。また、複数のピンホッパを備えた。
【選択図】 図2

Description

本発明は、金物工法用住宅構造部材としてプレカット加工された木材に対して、金物工法での組立の際の位置決め等のために取り付けるドリフトピンを、プレカット加工終了時に予め打ち込んでおくための装置に関する。
近年、図15に示す様に、木造住宅の継手構造部分に金物を用いる工法(いらゆる金物工法)も採用される様になってきた(例えば、特許文献1)。
ここで、図15(B)に示す様にドリフトピンを金物の取付孔に打ち込む場合は、現場での作業に頼るしかないが、図15(C)に示す様にドリフトピンを金物のスリットに嵌合させる場合は、予め横架材の接合用スリットの部分に打ち込んでおき、建築現場での位置決めと落下防止がなされている。
そこで、プレカット加工による木口加工の後、スリットを横断するドリフトピンを通すための穴にドリフトピンを自動的に打ち込むことができる装置が提案されている(特許文献2,特許文献3)。
特許文献2は、インプットされた加工情報に基づいて、横架材2の木口に接続金具3を通すためのスリットSと、このスリットSを横断する打込ピン5を通すための穴Hとを加工する木口加工手段と、この木口加工手段により加工された横架材2を搬送する横架材搬送手段6と、この横架材搬送手段6により搬送される横架材2を所定位置に保持する保持手段7と、この保持手段7により保持された横架材2の側方に位置し、穴Hに打込ピン5を打ち込む打込ピン手段8と、この打込ピン手段8を水平方向と、この水平方向と直交する垂直方向と、この垂直方向に直交し横架材2に対して進退するように水平方向に移動させる移動手段9と、この移動手段9を前記加工情報に基づいて移動させる移動制御手段10とを備えた木口加工装置1を提案している(図16参照)。
特許文献2が提案する木口加工装置1は、ピンをランダムに収納したホッパー200からZ方向に送り出されたドリフトピン5を、打込ピン搬送手段8が、そのツメ31,31で保持して収納部81へと供給する構成となっている。この収納部81は、上下方向に複数本のピン5を積層して収納することができ、最上部に押し上げられたものを横架材2に対して打ち込む様に構成されている。また、横架材2は、昇降自在なストッパ−部材71に当接され、側面のバイス72,72と上面の押え部材73で保持して位置決めされる様になっている。
特許文献3は、加工材の穴あけ加工用の位置データに基づいて相対的に移動して、加工材に形成された穴にドリフトピンを自動的に挿入するようにしたドリフトピン挿入装置を提案している(図17,図18参照)。
特許文献3が提案するドリフトピン挿入装置は、搬送路13,14に上クランプ15a,15bと、横クランプ16a,16bとを備え、横クランプ16a,16bの可動部16c,16dがストッパS1,S2の機能も兼ねる様に動作される。ドリフトピン9は、基台12の側方に設置されたドリフトピンホッパ25からスロープ状のカートリッジ26へと送り出され、シャッタ32及び押さえ33によって、1本ずつガイド溝27へと供給される。このガイド溝27内のドリフトピン9は、押出し機構35により溝に沿って押し出され、ドリフトピン装填装置28に装填され、板バネ24a又はマグネット24mで保持される。このように装填が完了すると、加工材Wの挿入穴8の加工位置データに基づいて自動的にドリフトピン保持部23が移動台22によって移動して位置決め制御され、ドリフトピン挿入機構24によってドリフトピン9を、固定されている横架材Wのドリフトピン穴8に挿入するようになっている。
特開2000−213060号公報(図1,4,8) 特開2003−236803号公報(図1〜3,5,7,10) 特開2006−90084号公報(図2〜10)
これら特許文献2,3によれば、プレカット工場において打ち込み可能なドリフトピンを予め横架材に打ち込んでおくことができるので、建築現場での位置決めと落下防止が可能な様にドリフトピンを打ち込んだ状態でプレカット工場から出荷することができる。
特許文献2の提案は、横架材を求心クランプして固定するため、ドリフトピンの打ち込み開始距離が横架材の幅寸法によって変動する。このため、幅寸法の異なる横架材に対して、打ち込み機のストローク(打ち込み開始距離/打ち込み終了距離)を材幅に応じて変更する機構が必要になるという問題がある。逆に、この様な機構を備えない場合は、特定の幅の横架材に対してしかドリフトピンを打ち込むことしかできない。
特許文献3の提案は、横架材を片面押し付けタイプで固定することから、上述の様な幅寸法による打ち込み開始距離の変動は回避することができる。しかし、ストッパの位置が固定であることから、横架材の端部位置が一定になる。そして、端部を一定位置として固定された横架材に対して、ドリフトピン挿入装置側を長手方向及び上下方向に移動させて打ち込み位置へ移動しているため、横架材固定用の上押さえクランプや定規の位置とピン挿入孔の長手方向位置との関係における自由度が制限される。このため、特許文献3の提案もまた、特定の寸法の横架材に対して特定の金物に対応するドリフトピンの打ち込みしかできない。
そこで、本発明は、かかる従来技術の問題点に着目し、寸法や取り付ける金物の種類などが異なる横架材に対してもドリフトピンを打ち込むことができ、しかも、そのための動作を精度良く実現することを目的としてなされた。
上記目的を達成するためになされた本発明のドリフトピン打ち込み装置は、プレカット加工によって接続金物のプレート部分を挿入するスリット加工と、該接続金物を固定するための孔加工とが施されたプレカット材に対して、ドリフトピンを打ち込むための装置であって、以下の構成を備えていることを特徴とする。
(1)前記プレカット材を長手方向に搬送する搬送装置と、該搬送装置の搬送路内に出没して前記プレカット材の先端を衝止するストッパと、該ストッパによって衝止されたプレカット材を固定する固定装置と、該固定装置によって固定されたプレカット材に形成されたピン孔に対してドリフトピンを打ち込む打ち込み機と、該打ち込み機に対してドリフトピンを供給するピン供給装置とを備えていること。
(2)前記固定装置として、前記搬送装置の一方の側面に固定した左右の定規と、該定規に向かって出没する左右の側面クランパとを備え、左右の定規間は開放された切れ目となっていること。
(3)前記ストッパとして、前記切れ目の左側及び右側のそれぞれに出没することができると共に、前記搬送装置の長手方向における衝止位置を変更可能な移動機構を備えさせたこと。
(4)前記ピン供給装置として、ピンホッパと、該ピンホッパの底部開口を開放してドリフトピンを1本ずつ取り出すシャッタ機構と、該シャッタ機構によって取り出されたドリフトピンを転がり落として下端で停止させる留まり部を備えたスロープと、該スロープの後方から前記留まり部内を該留まり部に沿って前後動するピン押し出し機構と、該ピン押し出し機構によって前方へ押し出されたドリフトピンを受け止めて下端のV溝へと転がり落とすV字状スロープとを備えたものを、前記搬送装置の定規側に配置したこと。
(5)前記打ち込み機として、前記V字状スロープの後方から、前記V溝内を該V溝に沿って前後動するピン挿入ロッドを、前記搬送装置の定規側に配置したこと。
(6)前記ピン挿入ロッド及び前記V字状スロープを、前記定規の切れ目に臨む位置で上下動させる昇降機構を備えさせたこと。
本発明のドリフトピン打ち込み装置によれば、プレカット加工によってスリット加工と孔加工とが施されたプレカット材を、搬送装置上でピン孔が定規の切れ目に位置する様にストッパの衝止位置を決定し、突出させる。これにより、プレカット材はピン孔が切れ目に臨む様に衝止される。この状態で側面クランパを駆動してプレカット材を定規に押し当てる様に固定する。これにより、プレカット材の側面が打ち込み機に対して一定の距離の位置に固定される。一方、シャッタ機構を駆動してピンホッパから1本のドリフトピンを取り出し、スロープに沿って留まり部へと転がり落としておく。そして、ピン押し出し機構を前進させて留まり部からドリフトピンを押し出し、V字状スロープへと受け渡す。これにより、V字状スロープの下端のV溝にドリフトピンが支持された状態で停止する。V溝であるから、ドリフトピンの直径が変化したとしても、その中心はV溝の中心に一致する。従って、本発明のドリフトピン打ち込み装置は、直径の異なるドリフトピンであっても、中心が一定位置となる様に準備することができる。
こうしてプレカット材が位置決めされ、ドリフトピンが準備されたら、昇降機構を作動させてV溝をプレカット材のピン孔の高さへと移動する。このとき、ピン挿入ロッドも同じく昇降機構によって移動される。そして、ピン孔の高さ位置でピン挿入ロッドを前進させることにより、プレカット材のピン孔にドリフトピンを打ち込むことができる。このとき、プレカット材は定規に側面を押し当てられる様にして固定されているので、打ち込み開始位置は一定となる。従って、ピン挿入ロッドのストローク設定等が容易となり、長さの異なるドリフトピンであっても確実に打ち込み切ることができる。
なお、ここで、昇降機構による昇降距離は、加工データから得られるドリフトピンの直径を考慮して制御する様にするとよい。
また、V溝の中心と切れ目の中心が一致する様に機器を配置しておき、ストッパによるプレカット材の衝止位置を、ピン孔の中心線が切れ目の中心線に一致する様に制御するとよい。
ここで、本発明のドリフトピン打ち込み装置は、この様な動作を自動的に実行するために、さらに、以下の構成をも備えるとよい。
(7)前記プレカット材をプレカット加工するための加工データに基づいて、前記ストッパの前記搬送装置の長手方向における衝止位置、前記昇降機構の昇降位置を制御する位置制御装置を備えていること。
また、本発明のドリフトピン打ち込み装置は、さらに、以下の構成をも備えるとよい。
(8)前記ピンホッパとして複数のピンホッパを前記V溝を中心として左右に振り分ける様に並べて設置したこと。
(9)前記スロープとして、前記V溝よりも左方のピンホッパから取り出されたドリフトピンを受け止める右下がりの左スロープと、前記V溝よりも右方のピンホッパから取り出されたドリフトピンを受け止める左下がりの右スロープとを備えていること。
(10)前記ピン押し出し機構として、前記左スロープの下端の留まり部及び前記右スロープの下端の留まり部の両方に対して同時に前後動する二股状のロッドを備えさせたこと。
(11)前記シャッタ機構として、前記複数のピンホッパのそれぞれに対して設置されたシャッタの内のいずれかを選択して駆動する選択駆動装置を備えていること。
かかる構成を採用することにより、複数のピンホッパのそれぞれに種類(直径・長さ・形状等)の異なるドリフトピンを準備しておき、プレカット材の幅や装着される金物の種類、孔の径等に対応するものを選択して打ち込む様にすることができる。かかる作用・効果は、本発明のドリフトピン打ち込み装置が(1)〜(6)の構成を採用し、プレカット材の衝止位置を変更可能にしたこと、プレカット材へのピンの打ち込み開始位置を一定距離からとしたこと、ピンを打ち込む位置を定規の切れ目位置としたこと等があるからこそ発揮されるものである。
複数のピンホッパを備える効果として、種類の異なるドリフトピンを打ち込み可能にする点について上述したが、複数のピンホッパに、同一種類のドリフトピンを収納しても構わない。この場合、ピンの収容量を大きくするために大型のピンホッパを備えなくてもよいという効果が得られる。
そして、複数のピンホッパを備えた本発明のドリフトピン打ち込み装置は、さらに、以下の構成をも備えるとよい。
(12)前記ピン押し出し機構の二股状のロッドを、前記ピン挿入ロッドの前後動と共に前後動させること。
かかる構成を採用することにより、ピン押し出し機構の動作制御のための駆動シリンダ等を別途設けなくてもよくなる。
また、複数のピンホッパを備えた本発明のドリフトピン打ち込み装置は、さらに、以下の構成をも備えるとよい。
(13)前記各ピンホッパには、ドリフトピンの有無を検知するホッパ内ピン確認センサを備えさせたこと。
かかる構成を採用することにより、上述の様に複数のピンホッパに同一種類のドリフトピンを収容して用いる場合に、一つのピンホッパが空になったら、他のピンホッパへと取り出し対象を切り換え、その間に空になったピンホッパへとドリフトピンを補充することができる。これにより、作業を中断することなく次々とドリフトピンの打ち込みを実行することができる。
また、本発明の各装置は、さらに、以下の構成をも備えるとよい。
(14)前記スロープの留まり部には、ドリフトピンの有無を検知する留まり部内ピン確認センサを備えさせたこと。
(15)前記V溝には、ドリフトピンの有無を検知するV溝内ピン確認センサを備えさせたこと。
留まり部内ピン確認センサやV溝内ピン確認センサを備えることで、ピン挿入ロッド等の動作タイミングを正しく制御することができる。また、ピンホッパ内に確認センサがない場合も、これらのセンサによって、ドリフトピンの補充時期を知ることもできる。
また、本発明の各装置は、さらに、以下の構成をも備えるとよい。
(21)前記ピン挿入ロッドと共に出没動作するスタンプを備えさせたこと。
かかる構成を採用することにより、ピン挿入ロッドがピン打ち込み動作をするときにスタンプも押印動作をする。これにより、ピン打ち込みが完了しているか否かをプレカット材に表示することができる。ドリフトピン自体は、打ち込んでしまうとピン孔なのかピンの頭なのかを直ちに判別できない場合があるからである。また、特殊な継ぎ手の場合は後から手作業でドリフトピンを打ち込む様にするときに、どのプレカット材が手作業でドリフトピンを打ち込むべきものであるかを容易に判別することができる。
本発明によれば、寸法や取り付ける金物の種類などが異なる横架材に対してもドリフトピンを打ち込むことができ、しかも、そのための動作を精度良く実現することができる。その結果、プレカットによる自動化率を向上させ、建築現場における位置決め及び落下防止をすることのできるプレカット材として工場出荷することができる。
本実施形態は、図1(A)に示す様に両端に接合金物挿入用のスリット付き溝Wsa,Wsb、ピン孔Wha1,Whb1,Wha2,Wha3,Whb2,Whb3が、プレカット加工機によって加工された状態の横架材Wに対して、図1(B)に示す様なドリフトピンPa(又はPb又はPc)を打ち込むためのドリフトピン打ち込み装置1に関するものである。
実施形態のドリフトピン打ち込み装置1は、図2(A)に示される様に、プレカット加工ラインにおける木口加工機(図示略)による加工が完了した横架材Wを取り込むための取込コンベア2を上流側に備えている。また、ドリフトピン打ち込み装置1は、下流側(木口加工機と反対側)に取り出しコンベア3を備えている。取り出しコンベア3は、後端側へのドリフトピン打ち込み時には取込コンベア2と同様の役目を果たす。
このドリフトピン打ち込み装置1は、図2(A)〜(C)に示す様に、加工材搬送・保持手段100と、長手方向ピン孔位置決め手段200と、ドリフトピン準備・選出手段300と、ドリフトピン挿入部昇降位置決め手段400と、ドリフトピン装填手段500とを備えている。
加工材搬送・保持手段100は、図3,図4に符号を付して示す様に、テーブルローラ101と、テーブルローラ駆動モータ101mと、定規102と、始端側クランパ103aと、終端側クランパ103bとを備えている。
テーブルローラ駆動モータ101mは、正逆回転方向を切り換えることにより、横架材Wを始端から終端の方向へと正送り状態、または、終端から始端の方向へと逆送りする状態になる様に、テーブルローラ101を正逆回転駆動することができる。
定規102は、クランパ103a,103bに対面する受け側の位置に固定されている。定規102は、ドリフトピン打ち込み時に、いずれかのクランパ103a,103bと共同して横架材Wを側面から保持・固定するためのものである。なお、この定規102は、送材方向の中央で切れている。この切れ目105からドリフトピンを打ち込む。
始端側クランパ103a、終端側クランパ103bは、それぞれ、始端側クランプシリンダ104a、終端側クランプシリンダ104bによってストローク動作する様に構成されている。従って、プレカットラインに組み入れずに単体機として使用する様な場合には、このクランプシリンダ104a,104bのストローク量から、横架材Wの幅を検知することもできる。
長手方向ピン孔位置決め手段200は、図4〜図6に符号を付して示す様に、ストッパ用移動ベース201と、ベース移動ガイド部202と、ベース位置決め制御用モータ203と、移動用ネジ204と、始端側ストッパ211と、終端側ストッパ212と、サブローラ213と、加工材検出用センサ221とを備えている。
ストッパ用移動ベース201は、加工材の送り方向に沿って移動可能にベース移動ガイド部202によってガイドされている。ベース位置決め制御用モータ203は、ストッパ211,212を突出させたときに、横架材Wのピン孔Wha1,Whb1が、定規102,102の切れ目105の中央に位置する様に、ストッパ用移動ベース201を移動させ、位置決めする。
ストッパ211,212は、ストッパ用移動ベース201に対して回動可能に支持され、ストッパ出没用シリンダ211a,212aによって起伏動作される。また、ストッパ211,212には、横架材Wが衝止状態となったことを確認するための衝止確認センサ211b,212bが取り付けられている。さらに、ストッパ用移動ベース201の中央奧には、横架材Wを検出するための加工材検出用センサ221も設置されている。なお、サブローラ213,213は、このストッパ用移動ベース201上の加工材検出用センサ221の左右に取り付けられている。
本実施形態のドリフトピン打ち込み装置1では、前述の様に、定規102,102の間に形成された切れ目105からドリフトピンを打ち込む。従って、この切れ目105の中央に横架材Wのピン孔Wha1,Whb1が位置する様に、衝止センサ211b,212bからの検知信号、加工材検出用センサ221からの検出信号、及びプレカット加工データに基づいて、ストッパ移動用ベース201の位置制御が行われる。
ドリフトピン準備・選出手段300は、図6〜図8に符号を付して示す様に、4個のピンホッパ301a,301b,301c,301dを備えている。各ピンホッパ301a,301b,301c,301dの底には、ピン撹拌ローラ302a,302b,302c,302dが備えられている(図8参照)。これら各ピン撹拌ローラ302a,302b,302c,302dは、ピン撹拌ローラ駆動用モータ303am,303bm,303cm,303dmによって回転駆動される(図7参照)。
また、各ピンホッパ301a,301b,301c,301dの底には、ピン有り確認センサ304a,304b,304c,304dが設置され、ドリフトピンPの有無を検知することができる様になっている(図7,図8参照)。さらに、各ピンホッパ301a,301b,301c,301dの底には、ピン選出シャッタ311a,311b,311c,311dがスライド可能に装着されており、ピン選出シャッタ開閉用シリンダ312a,312b,312c,312dで開閉動作される様に構成されている。
なお、4個のピンホッパ301a〜301dのいずれからピンを取り出すかの選択は、4個のピン選出シャッタ311a,311b,311c,311dの開放動作によって実行される。
開放位置へと移動したシャッタ311a(又は、311b,311c,311d)の装着されているピンホッパ301a(又は、301b,301c,301d)に収納さえているドリフトピンPが全体に下降して各シャッタ311a〜311dの下にある底板313a〜313d上へと1本のドリフトピンPが降下した状態となる。そして、開放状態としたシャッタ311a(又は、311b,311c,311d)を閉鎖位置へと戻すときに、底板313a(又は、313b,313c,313d)の上に降下した1本のドリフトピンPが押し出され、底板313a,313b間に形成されたピン選出穴305a(又は、底板313c,313d間に形成されたピン選出穴305b)から落下する。
こうして1本選出されてピン選出穴305a(又は、305b)から落下したドリフトピンPは、その直下に位置する右下がりのピン用スロープ314a(又は、左下がりのピン用スロープ314b)へと放出され、装置中央に向かって転がり落ちる。そして、ピン用スロープ314a(又は、314b)の下端に形成されている選出ピン留まり部315a(又は、315b)まで転がり落ちて停止する。各選出ピン留まり部315a,315bには、ピンの有無を検出するための留まり部ピン有り確認センサ316a,316bが備えられている。
ドリフトピン挿入部昇降位置決め手段400は、図6,図8,図10に符号を付して示す様に、昇降体401と、昇降ガイド402,402と、昇降用ネジ403と、昇降用モータ403mとから構成されている。昇降用モータ403mを駆動することにより、ネジ送り機構を利用して、昇降ガイド402,402で垂直にガイドされた昇降体401が昇降する。
ドリフトピン装填手段500は、図6,図9,図10に符号を付して示す様に、昇降体401に取り付けられ、ピン挿入ロッド501と、挿入ロッド前後動ガイド部502と、挿入ロッド前後動用シリンダ503と、ピン押し出し部504と、ピン装填用スロープ505とから構成されている。ピン押し出し部504は、ピン挿入ロッド501と一体に構成され、選出ピン留まり部315a,315bの真後ろに位置している。ピン挿入ロッド501が前進することにより、ピン押し出し部504も前進し、ピン留まり部315a,315bに載置されているドリフトピンPを押し出す。
ピン留まり部315a,315bから押し出されたドリフトピンPは、ピン装填用スロープ505へと落下する。このピン装填用スロープ505は、選出ピン留まり部315a,315bが形成されたピン用スロープ314a,314bの前方下方に位置しており、中央を下端とするV字状のスロープによって構成されている。このピン装填用スロープ505の下端を、本実施形態ではピン装填部505a(又はV溝505a)と称する。ピン装填用スロープ505へと押し出されたドリフトピンPは、このピン装填部505aに位置決めされた状態で載置される。
ピン装填部505aには、装填用のドリフトピンの有無を検知する装填部ピン有り確認センサ511が備えられている。なお、左右のピン押し出し部504,504を一体に連結する連結部504aの前面には、スタンプ521が取り付けられている。このスタンプ521は、ピン打ち込み済の視認用の印を横架材Wに押印するためのものであって、ピン挿入ロッド501と一体で前後進する。そして、前進端位置において横架材Wの側面に当接する様に設計されている。
次に、制御系統について説明する。本実施形態のドリフトピン打ち込み装置1は、図11に示す様に構成された制御系統によって動作制御される。シーケンサ600には、プレカット制御装置700からプレカット加工データが入力される。この加工データは、シーケンサ600の記憶装置601に記憶される。また、シーケンサ600には、各ストッパに備えられている衝止確認センサ211b,212b、移動ベースに備えられている加工材検出用センサ221、各ピンホッパに備えられているピン有り確認センサ304a,304b,304c,304d、各留まり部に備えられているピン有り確認センサ316a,316b、装填部に備えられているピン有り確認センサ511からの検知信号が入力される。そして、シーケンサ600は、入力されたデータや検知信号に基づいて、テーブルローラ駆動モータ101m、始端側及び終端側のクランプシリンダ104a,104b、ベース位置決め制御用モータ203、ストッパ出没用のシリンダ211a,212a、各ピンホッパの撹拌ローラ駆動用モータ303am,303bm,303cm,303dm、ピン選出シャッタ開閉用シリンダ312a,312b,312c,312d、昇降用モータ403m及び挿入ロッド前後動用シリンダ503に対して制御信号を出力する。なお、シーケンサ600には、これら制御対象からの動作確認信号やストローク信号等がフィードバックされている。
次に、シーケンサ600の実行する制御動作について、図12,図13のフローチャートで説明する。シーケンサ600には、プレカット制御装置700から横架材の加工データが入力されると(S10:YES)、これを記憶装置601に記憶する(S20)。そして、加工データに基づき、これから処理すべき横架材Wの端部のピン孔位置を算出する(S30)。続いて、このピン孔位置に基づいて始端側のストッパ211の出没位置を制御するためにベース位置決め制御用モータ203を駆動制御する(S40)。そして、始端側のストッパ出没用シリンダ211aを駆動して始端側ストッパ211を突出させる(S50)。続いて、テーブルローラ駆動モータ101mを駆動してプレカット加工された横架材Wを前進させる(S60)。
衝止確認センサ211bが横架材Wがストッパ211に衝止したことを検出すると(S70:YES)、始端側のクランプシリンダ104aを駆動して横架材Wを定規102に押し当てる様にしてクランプし(S80)、テーブルローラ駆動モータ101mを停止する(S90)。これにより、横架材Wの始端側のピン孔の中心が切れ目105の中心と一致する位置に保持・固定される。
次に、ピンホッパ301a〜301dの中からドリフトピン供給ホッパを選択する(S100)。そして、選択されたホッパのシャッタ開閉用シリンダを後退位置へと動作させた後に再び前進位置へと動作させる(S110,S120)。この動作によって、選択されたホッパからドリフトピンPが1本取り出され、スロープへと送り出される。
次に、留まり部確認センサがドリフトピンPが存在することを検出すると(S130:YES)、挿入ロッド前後動用シリンダ503にピン押し出し動作を実行させる(S140)。これにより、スロープの留まり部からドリフトピンPが前方へ押し出され、V字状スロープ505へと落下し、V溝505aに向かって転がり落ちる。なお、このピン押し出し動作は、後述するピン打ち込み動作と同一のストローク動作としてもよいし、スタンプ521が横架材Wに当接しない様にフルストロークよりも短いストロークで実行する様にしてもよい。
次に、装填部の確認センサ511がドリフトピンPが存在することを検出すると(S150:YES)、昇降用モータ403mを駆動制御して、V溝505aの高さをピン孔の高さに移動させる(S160)。そして、挿入ロッド前後動用シリンダ503にピン打ち込み動作を実行させる(S170)。これにより、V溝505aに支持された状態のドリフトピンPがピン挿入ロッド501によって前方へ押し出され、横架材Wのピン孔へと打ち込まれる。また、同時にスタンプ521による打ち込み済みを意味する押印がなされる。
このときのストロークは、ロッド先端が横架材Wの側面に当接する位置までのフルストローク動作である。横架材Wの打ち込み装置側側面は定規102で規定される一定の位置になっているので、このストローク量は、横架材Wの幅によらず一定とすることができる。従って、打ち込み動作の制御が容易であり、機器の性能や取付位置の設計も容易である。
こうしてピン打ち込み動作が完了すると、挿入ロッド前後動用シリンダ503を後退した状態の初期位置へと復帰させる(S180)。そして、始端側のクランプシリンダ104a及びストッパシリンダ211aを没入位置へと復帰させ(S190,S200)、テーブルローラ駆動モータ101mを前進送りさせる(S210)。
そして、加工材検出用センサ221が横架材Wの後端が通過したことを検知したら(S220)、テーブルローラ駆動モータ101mを停止させる(S230)。そして、後端側のストッパ212の出没位置を制御するためにベース位置決め制御用モータ203を駆動制御する(S240)。続いて、後端側のストッパ出没用シリンダ212aを駆動して後端側ストッパ212を突出させた後(S250)、テーブルローラ駆動モータ101mを逆方向に駆動してプレカット加工された横架材Wを後退させる(S260)。
以下、後端側について、S70〜S200と同様の制御動作を実行する(S270〜S400)。そして、後端側のピン打ち込みが完了したら、テーブルローラ駆動モータ101mを前進方向に駆動して横架材Wを搬出する(S410)。以上の処理を、ドリフトピンPを打ち込むべき横架材Wがなくなるまで繰り返し実行する(S420)。
なお、運転中にピンホッパ内でピンが引っ掛かり、詰まった場合は、ピン有り確認センサー304a〜304cの検知信号がピン無しを検知する。これは、各ホッパの出口の位置に確認センサ304a〜304cを装備したことによる。ピン無しが検知された場合は、ピン撹拌ローラ302a〜302dを適時駆動させて解消する制御も別途実行する様にしておくことができる。
本実施形態によれば、装填部505aがV溝であるから、ドリフトピンPの直径が変化したとしても、その中心はV溝の中心に一致する。従って、直径の異なるドリフトピンであっても、中心が一定位置となる様に準備することができる。また、ピン孔の中心が切れ目の中心と一致し、打ち込み側の側面が定規に押し当てられた状態で横架材Wが保持・固定されるので、ピン打ち込みの際の長手方向位置及び打ち込み開始位置までの距離を一定とすることができる。従って、ピン挿入ロッドは高さだけを合わせればよく、周囲の機器との干渉を容易に避けることができると共に、ストロークの設計も容易となり、長さの異なるドリフトピンであっても確実に打ち込み切ることができる。
また、複数のピンホッパを備えたので、それぞれに種類(直径・長さ・形状等)の異なるドリフトピンを準備しておき、プレカット材の幅や装着される金物の種類、孔の径等に応じて最適なものを選択して打ち込む様にすることができる。なお、複数のピンホッパに同一種類のドリフトピンを収納しても構わない。この場合、ピンの収容量を大きくするために大型のピンホッパを備えなくてもよい。
さらに、ピン挿入ロッド501、ピン押し出し部504及びスタンプ521を一体に前後動する構成としたので、駆動シリンダを共通化でき、部品点数を節約することができる。また、ピンホッパ、留まり部及び装填部にドリフトピンの有無を検知する確認センサを備えさせたので、ピン挿入ロッド等の動作タイミングを正しく制御することができる。また、ピンホッパへのドリフトピンの補充時期や、ピンの詰まり等のトラブル発生状態を知ることもできる。
そして、ピン挿入ロッドがピン打ち込み動作をするときにスタンプも押印動作をするので、現場でのドリフトピンの打ち込み忘れの防止等に効果を発揮することができる。
以上、本発明の実施形態を説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲内で種々の態様として実施することができる。
例えば、ピンホッバは据置きでも可搬式でもよい。ピンの補充及び交換の作業性により適する方式を選べばよい。スタンプ521はなくても構わない。また、ストッパは回動により出没するもの以外にスライドにより出没するものでもよいし、シリンダ駆動方式でなくてもよい。
ドリフトピン用シャッターの動作について、実施形態では、シャッタ常時閉としてピンがシャッタの上にあり、シャッタ開でピンがシャッタの前側に落ち、シャッタを閉じながらピンを押出す方式を採用したが、これに限らない。例えば、シャッター常時開として、ピンがシャッタの前側に落ちている様にしておき、選出時にシャッタを閉じながらピンを押出し、ピン選出穴に落とす様にしてもよい。あるいは、シャッタにピン1本が入る穴を設けておき、ピン1本がシャッタの穴に落ちている状態からシャッタを前進させて穴内のピンを落下させ、後退時に穴内に次のピンが落ち込む様に構成してもよい。
また、例えば、図14に示す様に、ピンホッパ304a〜304dをもうワンセット備えさせ、昇降体401を左右動も可能な構成としておき、ドリフトピンを準備したら切れ目の中心に移動した後に昇降させることとしてもよい。ドリフトピンの打ち込み位置は切れ目中心なので、干渉等が生じることはない。さらに、ピンホッパは、固定式でも可搬式でも構わない。
さらに、本実施形態は上クランプなしの構成であるが、上クランプを備えても構わない。
(A)ドリフトピンを打ち込む横架材を例示する斜視図、(B)は種々のドリフトピンのいくつかを例示する正面図である。 実施形態のドリフトピン打ち込み装置を示し、(A)は平面図、(B)は正面図、(C)は側面図である。 実施形態としてのドリフトピン打ち込み装置の平面図である。 実施形態としてのドリフトピン打ち込み装置の正面図である。 実施形態としてのドリフトピン打ち込み装置の平面図である。 実施形態としてのドリフトピン打ち込み装置の側面図である。 実施形態としてのドリフトピン打ち込み装置の平面図である。 実施形態としてのドリフトピン打ち込み装置のA−A’断面図である。 実施形態としてのドリフトピン打ち込み装置の平面図である。 実施形態としてのドリフトピン打ち込み装置の要部の側面図である。 実施形態における制御系統のブロック図である。 実施形態における制御ルーチンのフローチャートである。 実施形態における制御ルーチンのフローチャートである。 変形態様の説明図である。 特許文献1に関する説明図である。 特許文献2に関する説明図である。 特許文献3に関する説明図である。 特許文献3に関する説明図である。
符号の説明
1・・・ドリフトピン打ち込み装置
2・・・取込コンベア
3・・・取り出しコンベア
100・・・加工材搬送・保持手段
101・・・テーブルローラ
101m・・・テーブルローラ駆動モータ
102・・・定規
103a・・・始端側クランパ
103b・・・終端側クランパ
104a・・・始端側クランプシリンダ
104b・・・終端側クランプシリンダ
105・・・切れ目
200・・・長手方向ピン孔位置決め手段
201・・・ストッパ用移動ベース
202・・・ベース移動ガイド部
203・・・ベース位置決め制御用モータ
204・・・移動用ネジ
211・・・始端側ストッパ
211a・・・ストッパ出没用シリンダ
211b・・・衝止センサ
212・・・終端側ストッパ
212a・・・ストッパ出没用シリンダ
212b・・・衝止センサ
213・・・サブローラ
221・・・加工材検出用センサ
300・・・ドリフトピン準備・選出手段
301a,301b,301c,301d・・・ピンホッパ
302a,302b,302c,302d・・・ピン撹拌ローラ
303am,303bm,303cm,303dm・・・ピン撹拌ローラ駆動用モータ
304a,304b,304c,304d・・・ピン有り確認センサ
305a,305b・・・ピン選出穴
311a,311b,311c,311d・・・ピン選出シャッタ
312a,312b,312c,312d・・・ピン選出シャッタ開閉用シリンダ
313a,313b,313c,313d・・・底板
314a,314b・・・ピン用スロープ
315a,315b・・・選出ピン留まり部
316a,316b・・・留まり部ピン有り確認センサ
400・・・ドリフトピン挿入部昇降位置決め手段
401・・・昇降体
402・・・昇降ガイド
403・・・昇降用ネジ
403m・・・昇降用モータ
500・・・ドリフトピン装填手段
501・・・ピン挿入ロッド
502・・・挿入ロッド前後動ガイド部
503・・・挿入ロッド前後動用シリンダ
504・・・ピン押し出し部
504a・・・連結部
505・・・ピン装填用スロープ
505a・・・ピン装填部
511・・・装填部ピン有り確認センサ
521・・・スタンプ
600・・・シーケンサ
601・・・記憶装置
700・・・プレカット制御装置
P,Pa,Pb,Pc・・・ドリフトピン
Wsa,Wsb・・・スリット付き溝
Wha1,Whb1,Wha2,Wha3,Whb2,Whb3・・・ピン孔
W・・・横架材

Claims (5)

  1. プレカット加工によって接続金物のプレート部分を挿入するスリット加工と、該接続金物を固定するための孔加工とが施されたプレカット材に対して、ドリフトピンを打ち込むための装置であって、以下の構成を備えていることを特徴とするドリフトピン打ち込み装置。
    (1)前記プレカット材を長手方向に搬送する搬送装置と、該搬送装置の搬送路内に出没して前記プレカット材の先端を衝止するストッパと、該ストッパによって衝止されたプレカット材を固定する固定装置と、該固定装置によって固定されたプレカット材に形成されたピン孔に対してドリフトピンを打ち込む打ち込み機と、該打ち込み機に対してドリフトピンを供給するピン供給装置とを備えていること。
    (2)前記固定装置として、前記搬送装置の一方の側面に固定した左右の定規と、該定規に向かって出没する左右の側面クランパとを備え、左右の定規間は開放された切れ目となっていること。
    (3)前記ストッパとして、前記切れ目の左側及び右側のそれぞれに出没することができると共に、前記搬送装置の長手方向における衝止位置を変更可能な移動機構を備えさせたこと。
    (4)前記ピン供給装置として、ピンホッパと、該ピンホッパの底部開口を開放してドリフトピンを1本ずつ取り出すシャッタ機構と、該シャッタ機構によって取り出されたドリフトピンを転がり落として下端で停止させる留まり部を備えたスロープと、該スロープの後方から前記留まり部内を該留まり部に沿って前後動するピン押し出し機構と、該ピン押し出し機構によって前方へ押し出されたドリフトピンを受け止めて下端のV溝へと転がり落とすV字状スロープとを備えたものを、前記搬送装置の定規側に配置したこと。
    (5)前記打ち込み機として、前記V字状スロープの後方から、前記V溝内を該V溝に沿って前後動するピン挿入ロッドを、前記搬送装置の定規側に配置したこと。
    (6)前記ピン挿入ロッド及び前記V字状スロープを、前記定規の切れ目に臨む位置で上下動させる昇降機構を備えさせたこと。
  2. さらに、以下の構成をも備えたことを特徴とする請求項1記載のドリフトピン打ち込み装置。
    (7)前記プレカット材をプレカット加工するための加工データに基づいて、前記ストッパの前記搬送装置の長手方向における衝止位置、前記昇降機構の昇降位置を制御する位置制御装置を備えていること。
  3. さらに、以下の構成をも備えたことを特徴とする請求項1又は2記載のドリフトピン打ち込み装置。
    (8)前記ピンホッパとして複数のピンホッパを前記V溝を中心として左右に振り分ける様に並べて設置したこと。
    (9)前記スロープとして、前記V溝よりも左方のピンホッパから取り出されたドリフトピンを受け止める右下がりの左スロープと、前記V溝よりも右方のピンホッパから取り出されたドリフトピンを受け止める左下がりの右スロープとを備えていること。
    (10)前記ピン押し出し機構として、前記左スロープの下端の留まり部及び前記右スロープの下端の留まり部の両方に対して同時に前後動する二股状のロッドを備えさせたこと。
    (11)前記シャッタ機構として、前記複数のピンホッパのそれぞれに対して設置されたシャッタの内のいずれかを選択して駆動する選択駆動装置を備えていること。
  4. さらに、以下の構成をも備えたことを特徴とする請求項4記載のドリフトピン打ち込み装置。
    (12)前記ピン押し出し機構の二股状のロッドを、前記ピン挿入ロッドの前後動と共に前後動させること。
  5. さらに、以下の構成をも備えたことを特徴とする請求項1〜4のいずれか記載のドリフトピン打ち込み装置。
    (21)前記ピン挿入ロッドと共に出没動作するスタンプを備えさせたこと。
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