JP2009101990A - 氷結防止装置用電力分配構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】複数の系統交替ユニット間に副生散逸電力を効果的に配分しながら、装置重量を最小に保つようにした氷結防止装置用電力分配構造を提供する。
【解決手段】氷結防止装置は氷の付着し易い輸送手段の前縁表面に近接して位置決めされる複数の解氷電力分配ユニット116a−116cと、解氷電力分配ユニット116a−116cから離して輸送手段内部に配置される、少なくとも2個の氷結防止電力分配ユニット112a、112bと、輸送手段内部にあってワイヤ重量を最適化する方法で氷結防止装置全域に系統電流を分配するように、電力を独立したフィーダ・ワイヤ束128a、128b、128cを通して各電力分配ユニット112a、112b、116a−116cに供給する、電力分配ユニットから離して配置する電力調整ポイント126とを備える。
【選択図】図3

Description

本発明は数個の交替可能なユニットに副生電力を配分しながら、ワイヤ重量を最小に保持する航空機の氷結防止装置用電力分配構造に関する。
動力飛行方法を採用した時代の早い段階から航空機はある飛行条件のもとで翼およびストラットのような重要な構成要素の表面に付着する氷に悩まされてきた。点検不能の氷の堆積は場合により航空機に余分の重量を負わせ、飛行上受け入れできないような状態に陥るまで各翼の翼断面を変化させる可能性がある。飛行条件のもとで航空機構成要素の表面に付着する氷の堆積に立ち向かうため開発された一般に認められた3つの解決方法がある。これらの解決方法は熱解氷法、化学的解氷法および機械的解氷法を含む。
熱解氷法の場合、翼先端、(すなわち、氷が付着する、航空機装備品の先端は航空機全体に流れる空気と衝突し、この気流が停滞する箇所を有する。)が堆積した氷と構成要素との間の固着力を緩めるため加熱される。一度緩んでしまえば、氷を航空機を通過する気流でその表面から吹き飛ばすことができる。
熱解氷法による解決方法は構成要素の先端域内部に、あるいは構成要素の表層構造に組み込むように加熱要素を配置する必要がある。この加熱要素は、典型的には航空機エンジンで駆動する、1個ないしそれ以上の熱発生源から得る電気エネルギによって暖める。この電気エネルギは氷の形成または堆積を防ぐのに十分な熱を与えるため間欠的または連続して供給する。熱解氷装置用の加熱要素の一例は、ジアマティに発行された米国特許第5,351,918号明細書に説明される。この明細書の開示は参照してここにその全体を取り入れる。
航空機のエンジン吸入口(またはナセル)に適合する、符号10で示す、従来技術による熱解氷装置が本出願の図2に示される。この熱解氷装置10は航空機胴体14に配置したコントローラ12を備える。このコントローラ12は2本の通信チャネル(チャネルAおよびチャネルB)を有し、それぞれの通信線20a、20bを介してエンジン・ナセル18内部に置かれた複数の電力分配ユニット16a−16cと交信することができる。特に、コントローラ12は氷を取り除くため電力分配ユニット16a−16cからエンジン・ナセル18の周縁または先端24に埋め込まれた加熱セグメント22a−22cに送るエネルギの供給を制御するように構成され、適応される。
電力分配ユニット16a−16cは航空機胴体14内部に配置した調整ポイント26から電力を受け取る。特に、3相交流が調整ポイント26から1本の主電力ケーブル28を介して電力分配ユニット16a−16cに分配される。この例では、主電力ケーブル28は調整ポイント26から胴体14、航空機翼30およびパイロン32を経てエンジン・ナセル18内部またはその近くに置かれた連結ボックス34まで約24.38m(80ft)延びている。補助電力ケーブル38a−38c(この例では、平均長さ約2.34m(7.67ft))は連結ボックス34から電力分配ユニット16a−16cまで延びる。
主電力ケーブル28は3相交流を運ぶため、3本の電力輸送ワイヤおよび1本の中立ワイヤを有する、各線が分離した4線式ワイヤを備える。これらのワイヤの重量は熱解氷装置10の全重量を支配する主な要因で、この種の装置を設計し、最適化する際には考慮すべき重要な要因である。
ワイヤ重量は規格MIL−W−5088Lを用いて確定する。特に、図2に示す典型的な氷結防止装置では、3相の系統電流は67アンペアである。温度25°C、高度7620m(25,000ft)で航行する場合、MIL−W−5088Lに従ってワイヤ重量を軽減するとき、さらには75%利用(主電力ケーブル28の4本のワイヤのうち、3本だけが電力を運ぶ。)状態で供給する電力供給装置はAW8ワイヤの条件に結論を譲る。本例では、主電力ケーブル28は約8.34kg(18.4lb)の重さのある、長さ24.38m(80ft)の3相AWG8ワイヤを備える。これは従来技術の装置のワイヤ重量の95%を占めており、重要である。
図2に示されるような熱解氷装置の設計上の配慮として追加すべきことは系統交替ユニットである、電力分配ユニットの重量と、電力分配ユニットからの副生電力散逸とがある。この過大な重量および副生電力散逸の双方は典型的な熱解氷装置が持つ望ましくない特性である。この副生電力の散逸では電力分配ユニットが余分に重量を負担しなければならない、大きいヒートシンクを必要とする。さらに、ヒートシンクはより高度の高い航行では著しく効果を損なう。図2に示す典型的な従来技術の熱解氷装置における系統交替ユニット(すなわち、2チャネル・コントローラ12a−12cおよび電力分配ユニット16a−16c)は合わせて約35.83kg(79lb)の重さがある。この例のエンジン・ナセルに付属させる各電力分配ユニットに合わせて算定した場合、散逸すべき副生電力は約56ワットになる。
図2に例示した従来技術の熱解氷装置に設計の不備がある場合には、電力を送る主電力ケーブルのワイヤ重量を最小に保ち、系統交替ユニットの温度上昇を最小に保つ方法で副生散逸電力を系統交替ユニットに効果的に配分するように、航空機用熱解氷装置を設計することが有益である。
本発明は従来技術の熱解氷装置の不備を克服するに当たり、幾つかの系統交替ユニット間に副生散逸電力を効果的に配分しながら、装置重量(ワイヤ重量および系統交替ユニット重量)を最小に保つようにした氷結防止装置用電力分配構造を提供する。さらに、航空機胴体内部に氷結防止電力分配機能を配置する、本発明の新規な電力分配構造を利用することで、エンジン・ナセルに付属させる電力分配ユニットと比べて副生電力散逸を減少し、氷結防止装置での大量の無駄な電力散逸をスペースが制限され、空気がより希薄である、エンジン・ナセルから、環境が副生電力散逸を生じるように、より伝導性のある航空機胴体内部に移動する。
本発明は氷結防止用電子機器に副生散逸電力を効果的に配分しながら、氷結防止装置、特に装置重量(すなわち、ワイヤおよび電子機器重量)を最小に保持する、航空機のような輸送手段用氷結防止装置と共に使用する、新規で、かつ、有用な電力分配構造に関する。
本発明の一実施例では、氷結防止装置は氷の付着し易い前縁表面に近接して位置決めされる複数の解氷電力分配ユニットを備える。このような表面は、たとえばエンジン吸入口、翼、ストラット、スタビライザ、ロータおよびプロペラを含む。この氷結防止装置はさらに解氷電力分配ユニットから離して輸送手段内部に配置する、少なくとも2個の氷結防止電力分配ユニットを備える。これらの系統交替ユニットは統合コントローラを有し、ユニット故障の発生では、冗長性を与える。
副生電力散逸は氷の付着し易い前縁表面に近接して配置するよりも輸送手段内部に氷結防止電力分配機能を配置することで、最適化される。さらに、非空調環境内に置く電力分配ユニット/系統交替ユニットから空調環境内に置く系統交替ユニットへと氷結防止電力分配機能を移動することで、副生電力がより効果的に散逸する。
本発明の氷結防止装置は、さらに電力分配ユニットから離して輸送手段内部に配置する電力調整ポイントを備える。電力は、この電力調整ポイントから、独立したフィーダ・ワイヤ束を通して電力分配ユニットまたは系統交替ユニットに供給される。系統電流は5本の電力供給ワイヤを独立した3本のフィーダ・ワイヤ束に分ける、ワイヤ重量を最適化する方法で氷結防止装置全域に分配される。
本発明の好ましい実施例では、氷結防止装置は航空機内部で使用するのに特に適しており、航空機のエンジン・ナセル内部に配置する、複数の解氷電力分配ユニットを備える。氷結防止装置は、さらにエンジン・ナセルから離して配置する統合コントローラを有する、少なくとも2個の氷結防止電力分配ユニットと、電力を各電力分配ユニットに供給する、電力分配ユニットから離して航空機の胴体内部に配置する電力調整ポイントとを備える。
この電力分配ユニットはエンジン・ナセルと組み合わせる加熱装置と動作可能に接続する。特に、解氷電力分配ユニットはエンジン・ナセルの解氷域に組み合わせ、氷結防止電力分配ユニットはエンジン・ナセルの氷結防止域に組み合わせる。
ワイヤ重量を最適化する方法で氷結防止装置全域に対して系統電流を分配するように、電力調整ポイントから、独立した3本のフィーダ・ワイヤ束を通して電力分配ユニットまたは系統交替ユニットに3相交流電力が供給される。これらの手段は2個の氷結防止電力分配ユニットのうちの1個に割り当てる結ぶ第1のフィーダ・ワイヤ束と、2個の氷結防止電力分配ユニットのうちの他の1個に割り当てる第2のフィーダ・ワイヤ束と、複数の解氷電力分配ユニットに割り当てる第3のフィーダ・ワイヤ束とを備える。
本発明は、また航空機の氷結防止装置に対して電力を分配する、新規で、かつ、有用な方法に関する。この方法は航空機の胴体内にある電力調整ポイントを使用可能にし、電力調整ポイントから、第1のフィーダ・ワイヤ束を通して氷の付着し易い航空機の前縁表面に近接して配置する、複数の解氷電力分配ユニットにかけて電力を供給し、電力調整ポイントから、独立したそれぞれのフィーダ・ワイヤ束を通して解氷電力分配ユニットから離して航空機の胴体内に配置する、少なくとも2個の氷結防止電力分配ユニットにかけて電力を供給する過程を含む。
本発明の氷結防止装置のこれらの、そして他の特徴および利点ならびにそれを使用する方法は幾つかの図面と共に採り上げる本発明の好ましい実施例の実施可能な以下の説明から当業者に容易に明らかになる。
同様な符号が図示の主題の類似する構造的特徴ないし態様を表わす図面を参照すると、図1に符号100で示す、本発明の好ましい実施例に従って構成される氷結防止装置用電力分配構造が示される。本発明の電力分配構造100は、図1に示されるように、航空機50のエンジン・ナセル18の前縁と組み合わせる氷結防止装置に特に適する。しかしながら、この構造は、これに限られないが、翼、ストラット、スタビライザ、ロータおよびプロペラを含む、他の航空機構成要素表面の氷結防止のために使用してもよい。この装置がある条件のもとで氷の付着し易い重要な要素表面を有する船舶と組み合わせる氷結防止装置でも使用できることは予め見通す。
図3を参照すると、氷結防止装置100の電力分配構造は図2に示される基準氷結防止装置のものと次の点で異なる。これは氷結防止電力分配機能を非空調環境から空調環境に移動する方法で幾つかの系統交替ユニット間に副生散逸電力を効果的に配分させながら、装置重量(すなわち、ワイヤおよび系統交替ユニット重量)を最適化できる点である。特に、氷結防止装置100は3個の解氷電力分配ユニット116a−116cと、2個の氷結防止電力分配ユニット112a、112bとを有する5個の系統交替ユニットを備える。
解氷電力分配ユニット116a−116cはエンジン・ナセル18の前縁24に近接してエンジン・ナセルと組み合わせ、あるいは内部に配置される。2個の氷結防止電力分配ユニット112a、112bはエンジン・ナセル18から離して航空機50の胴体14内部に配置される。この解氷電力分配ユニット116a−116cと氷結防止電力分配ユニット112a、112bとはエンジン・ナセルの外周に周方向に間隔をおいて並ぶ3個の加熱セグメント122a−122cと動作可能に接続している。
好ましくは、加熱セグメント122a−122cはエンジン・ナセル18の周縁の内部に埋め込む加熱パッドまたはマットの形態である。3個の加熱セグメント122a−122cは、好ましくは複数の区域に分割する。たとえば、各セグメントは同じセグメント内に最初の2区域を氷結防止用の複数の加熱要素に割り当て、残りの3区域を解氷用の複数の加熱要素に割り当て、合わせて5区域を備えるようにする。好ましくは、各区域は3個の加熱要素を備える。
当業者は加熱要素の数、形状、大きさおよび位置がエンジンの構成に応じて変えることができることを容易に理解する。代表的な解氷加熱要素は米国特許第5,351,918号明細書に開示される。この明細書の開示は参照してここに取り入れる。
氷結防止装置100の氷結防止電力分配ユニット112a、112bはエンジン・ナセル18の前縁表面24の氷結防止区域にある加熱要素と組み合わせ、一方、解氷電力分配ユニット116a−116cは氷結防止区域よりも下流のエンジン・ナセル18の前縁表面24の解氷区域にある加熱要素と組み合わせる。当業者は氷結防止区域が解氷区域よりも電力消費の高い領域であることを容易に理解する。すなわち、氷結防止区域では、加熱要素がその区域のエンジン構成要素表面に堆積する氷の付着を防ぐのに役立つ。一方、解氷区域では、それらの区域のエンジン構成要素表面に付着した氷がエンジン・ナセル全体に流れる空気によってその表面から剥がれるので、加熱要素で消費する電力が少ない。
好ましくは、電力および副生電力散逸を装置全域に均一に分配する努力の中で各セグメント内の1区域だけある指定時間に限り導通する。しかしながら、不必要な実験を行うまでもなく、氷結防止装置は1個のセグメント内で1区域よりも多くの区域を導通させ、効率よく運転するように構成できることは予め見通す。さらに、不必要な実験を行うまでもなく、氷結防止装置は1個のセグメント内で1区域あるいは2区域のどちらかを導通させ、効率よく運転するように構成することも可能である。
各氷結防止電力分配ユニット112a、112bは統合コントローラとヒートシンクとを備える。氷結防止電力分配ユニット112a、112bの統合コントローラは5個の電力分配ユニットからエンジン・ナセルの外周縁に埋め込まれた加熱セグメント122a−122cへのエネルギ供給を制御するように構成される。解氷電力分配ユニットの制御は通信線120a、120bによって達成される。氷結防止電力分配ユニットのヒートシンクは航空機50の胴体14内部の副生電力散逸に応じて構成される。
氷結防止装置100の電力分配構造は、さらに5個の系統交替ユニットに電力を供給する、航空機50の胴体14内部に配置した電力調整ポイント126を備える。特に、電力調整ポイント126から5個の系統交替ユニットに対して3相交流電力を3本の独立した4線式フィーダ・ワイヤ束128a、128b、128cを通して供給する。フィーダ・ワイヤ束128a、128b、128cが3相交流電力を運ぶので、それぞれ1本の束は4線式ワイヤで構成している。これらは、たとえば、図4に示されるように、3本の電力供給ワイヤ130a、130b、130cと、1本の中立ワイヤ130dとを備える。当業者は、ここに説明される各区域が3要素を有する、セグメント毎に分けた加熱要素の配置では、同じ区域内の各加熱要素が異なる電力相で駆動されると理解すべきである。
当業者は4線式フィーダ・ワイヤ束の幾何学的形態(たとえば、Y字またはデルタ形)が装置の設計条件に応じて変更できることを容易に理解する。しかしながら、Y字形は航空機用途ではデルタ形よりもより好ましい。
図2に示される従来技術の熱解氷装置10で使用される単一の主電力ケーブル28と比べてワイヤ重量軽減値(MIL−W−5088L)は5個の系統交替ユニットの電力供給ワイヤを3本の独立した4線式ワイヤ束128a、128b、128cに分けることで、著しく小さくなり、図3の氷結防止装置用のワイヤ重量を減少させることができる。この従来技術に優る利点は、これに限られない具体例によって下記に詳しく説明される。さらに、下記に述べる具体例での寸法はいずれにしても本開示の範囲を限定するように受け止めるべきでない。
図3を参照すると、4線式フィーダ・ワイヤ束128a(長さ約21.33m(70ft))は3相交流電力を電力調整ポイント126から氷結防止電力分配ユニット112aに供給し、4線式フィーダ・ワイヤ束128b(長さ約21.33m(70ft))は3相交流電力を電力調整ポイント126から第2の氷結防止電力分配ユニット112bに供給し、4線式フィーダ・ワイヤ束128c(長さ約24.83m(80ft))は3相交流電力を電力調整ポイント126から複数の解氷電力分配ユニット116a−116cに供給する。
特に、フィーダ・ワイヤ束128cはエンジン・ナセル18に組み合わせた連結ボックス134にかけて引く。個別の2次フィーダ・ワイヤ束138a−138c(平均長さ約2.34m(7.67ft))は連結ボックス134から3個の解氷電力分配ユニット116a−116cに延びる。これに類似した方法で3本の4線式の束(長さ約3.05m(10ft)を導く管148は氷結防止電力分配ユニット112aからエンジン・ナセル18内部の加熱セグメント122a−122cに延びており、一方、3本の4線式の束(長さ約3.05m(10ft))を導く管158は氷結防止電力分配ユニット112bからエンジン・ナセル18内部の加熱セグメント122a−122cに延びる。
上述したように、熱解氷装置10の単一の主電力ケーブル28と比べて電力供給ワイヤを3本の独立した4線式ワイヤ束128a−128cに分ける方法で重量を軽減することができる。この重量の軽減は、以下に説明するように、供給ワイヤのワイヤ標準寸法を変える(すなわち、大きい直径のワイヤからより小さい直径のワイヤに変更する)ことにより生じる。さらに、とりわけ3相交流電力供給ワイヤ束128a−128cの全導体数が依然として4本(3本の電流輸送ワイヤおよび1本の中立ワイヤ)であるので、氷結防止装置100内の各供給ワイヤ束の電流容量は従来技術の氷結防止装置10で使用した単一の主電力ケーブル28の電流容量の約1/3になる。
氷結防止装置100の2個の氷結防止電力分配ユニットが、それぞれ総装置電力の約1/3を供給し、氷結防止装置100の全ての解氷電力分配ユニットが総装置電力の約1/3を集合して供給するので、主要な3本の4線式ワイヤ束128a−128cに67アンペアの系統電流を割り当てることができる。この電流容量の変化によりワイヤ標準寸法を変更することで、装置の全ワイヤ重量を減少する機会を設計者に与えることが可能になる。さらに、本出願の発明者は供給ワイヤ束128a−128cのいずれか1本で+6ないしそれ以上のAWGワイヤ標準寸法の変更が可能で、ワイヤ重量の軽減で装置をより軽くできると認識している。
特に、仮に、3本の供給ワイヤ束に流れる電流が20アンペア、22アンペアおよび25アンペアであるとすれば、AWG+6の変更により氷結防止電力分配ユニットまたは解氷電力分配ユニットの少なくとも1個と組む電力供給ワイヤに適切な値を得ることができる。さらに、温度25°C、高度7620m(25,000ft)で航行する場合、MIL−W−5088Lに従って75%利用の電力供給装置において電力供給ワイヤ重量の軽減を図るとすれば、次の代表的な供給ワイヤ条件に結論を譲る。すなわち、フィーダ・ワイヤ束128aに割り当てるAWG12ワイヤは電力調整ポイント126から氷結防止電力分配ユニット112aまで引く。フィーダ・ワイヤ束128bに割り当てるAWG14ワイヤは電力調整ポイント126から氷結防止電力分配ユニット112bまで引く。フィーダ・ワイヤ束128cに割り当てるAWG12ワイヤは電力調整ポイント126から解氷電力分配ユニット116a−116c用の連結ボックス134まで引く。
2個の氷結防止電力分配ユニット(112a、112b)および3個の解氷電力分配ユニット(116a−116c)は全部を合わせて29.94kg(66lb)の重さがある。したがって、この氷結防止装置100の総重量(ワイヤおよび電子機器)は図2に示される基準装置構造の場合の43.99kg(97lb)よりも軽い、約37.65kg(83lb)である。これは従来技術の熱解氷装置に優る重さで14%の減少をもたらす。
この2個の系統交替ユニットの追加(氷結防止電力分配ユニット112a、112b)は図2に示される従来技術の熱解氷装置の4個の系統交替ユニットと対照的に5個の系統交替ユニット間に広く配分する電力散逸にも配慮する。また、多量の熱発生回路(たとえば、氷結防止電力配分機能と組み合わせる回路)はエンジン・ナセルの非空調環境から胴体内部の空調環境に移動し、熱を逃がすためにより余裕があり、より伝導性のある環境を生じる。本発明の氷結防止装置100では、2個の氷結防止電力分配ユニットおよび解氷電力分配ユニットは、それぞれ62ワットおよび15ワットの副生電力を散逸しなければならない。これは図2の分配構造で散逸する場合に電力分配ユニット毎に散逸しなければならない、56ワットの副生電力と同等である。したがって、本発明の電力分配構造を用いることで、エンジン・ナセルに付属させる電力分配ユニット毎の電力散逸を76%だけ減少することができ、大量の無駄な電力散逸をスペースが制限され、空気が希薄であるエンジン・ナセルから、環境が副生電力散逸を生じるように、より伝導性のある航空機の胴体内部に移動する。
本発明は供給ワイヤおよびワイヤ束が特定の長さを有する、特定の引き回し手段を参照して説明したが、当業者は、この引き回し手段が本発明の代表的な実施例に過ぎないことを容易に認め、理解すべきであり、いかなる方法でも本開示の範囲を限定するように決して解釈すべきではない。
さらに、本発明の氷結防止装置が図示され、好ましい実施例を参照して説明されたが、当業者は添付の請求の範囲によって定義される本発明の本質と範囲とから離れることなく、変更および変形をなし得ることを容易に理解する。たとえば、本発明の電力分配構造はエンジン・ナセル用の氷結防止装置について説明されたが、当業者は同一の構造が、これに限られないが、翼、ストラット、スタビライザ、ロータおよびプロペラを含む、多様な航空機構成要素表面と組み合わせて利用する、氷結防止装置のワイヤ重量を最適化し、副生熱散逸を激しくするために利用できることを容易に理解すべきである。
図1は本発明の氷結防止装置が組み込まれる氷の付着し易い航空機の構成要素を示す、航空機の斜視図である。 図2は図1の航空機内の従来技術によるエンジン・ナセル解氷装置用の基準氷結防止装置の電力分配構造を示す模式図である。 図3は氷結防止装置用電子機器全域に副生電力を効果的に配分しながら、装置を最適化するように設計される、エンジン・ナセル内で使用する、本発明の好ましい実施例に従って構成される氷結防止装置の電力分配構造の模式図である。 図4は4線式フィーダ・ワイヤ束の断面図である。
符号の説明
18… エンジン・ナセル
24… 前縁表面
112a、112b… 氷結防止電力分配ユニット
116a−116c… 解氷電力分配ユニット
122a−122c… 加熱セグメント
126… 電力調整ポイント
128a、128b、128c… フィーダ・ワイヤ束
134… 連結ボックス

Claims (18)

  1. a)氷の付着し易い輸送手段の前縁表面に近接して位置決めされる複数の解氷電力分配ユニットと、
    b)前記解氷電力分配ユニットから離して設けられ、前記輸送手段内に配置される少なくとも2個の氷結防止電力分配ユニットと、
    c)前記輸送手段内部にあってワイヤ重量を最適化する方法で氷結防止装置全域に系統電流を分配するように、電力を独立したフィーダ・ワイヤ束を通して前記各電力分配ユニットに供給する、前記電力分配ユニットから離して設けられた電力調整ポイントと、
    を備える輸送手段用氷結防止装置。
  2. 前記電力分配ユニットが、氷の付着し易い輸送手段の前縁表面と組み合わせる加熱装置に動作可能に接続される請求項1に記載の氷結防止装置。
  3. 前記各氷結防止電力分配ユニットが、統合コントローラを備える請求項1に記載の氷結防止装置。
  4. 前記各氷結防止電力分配ユニットが、前記輸送手段内の副生電力散逸に適応した請求項1に記載の氷結防止装置。
  5. 独立した前記フィーダ・ワイヤ束が、複数の解氷電力分配ユニットに割り当てる第1のフィーダ・ワイヤ束と、2個の氷結電力分配ユニットのうちの一の氷結電力分配ユニットに割り当てる第2のフィーダ・ワイヤ束と、2個の氷結電力分配ユニットのうちの他の氷結防止電力分配ユニットに割り当てる第3のフィーダ・ワイヤ束とを備える請求項1に記載の氷結防止装置。
  6. a)航空機のエンジン・ナセル内部に位置決めされる複数の解氷電力分配ユニットと、
    b)前記エンジン・ナセルから離して設けられる少なくとも2個の氷結防止電力分配ユニットと、
    c)前記航空機の胴体内部にあって電力を前記電力分配ユニットに供給する、前記電力分配ユニットから離して設けられた電力調整ポイントと、
    を備える航空機用氷結防止装置。
  7. 前記電力分配ユニットが、前記エンジン・ナセルと組み合わされる加熱装置に動作可能に接続される請求項6に記載の氷結防止装置。
  8. 前記解氷電力分配ユニットが、前記エンジン・ナセルの解氷域に組み合わされる請求項7に記載の氷結防止装置。
  9. 前記氷結防止電力分配ユニットが、前記エンジン・ナセルの氷結防止域に組み合わされる請求項7に記載の氷結防止装置。
  10. 前記氷結防止電力分配ユニットが、前記電力調整ポイントから離して前記航空機内部に位置決めされる請求項6に記載の氷結防止装置。
  11. 前記各氷結防止電力分配ユニットが、統合コントローラを備える請求項6に記載の氷結防止装置。
  12. 前記各氷結防止電力分配ユニットが、前記航空機の胴体内の副生電力散逸に適応した請求項6に記載の氷結防止装置。
  13. ワイヤ重量を最適化する方法で氷結防止装置全域に系統電流を分配するように、3相交流電力を前記電力調整ポイントから、独立した4線式フィーダ・ワイヤ束を通して前記電力分配ユニットに供給する請求項11に記載の氷結防止装置。
  14. 独立した前記4線式フィーダ・ワイヤ束が、複数の解氷電力分配ユニットに割り当てる第1のフィーダ・ワイヤ束と、2個の氷結電力分配ユニットのうちの一の氷結防止電力分配ユニットに割り当てる第2のフィーダ・ワイヤ束と、2個の氷結電力分配ユニットのうちの他の氷結防止電力分配ユニットに割り当てる第3のフィーダ・ワイヤ束とを備える請求項13に記載の氷結防止装置。
  15. 前記第1のフィーダ・ワイヤ束が、電力を前記複数の解氷電力分配ユニットに分配する連結ボックスに供給する請求項14に記載の氷結防止装置。
  16. ワイヤ重量を最適化する方法で航空機の氷結防止装置に対して電力を分配する方法であって、
    a)前記航空機の胴体内にある電力調整ポイントを使用可能にし、
    b)前記電力調整ポイントから第1のフィーダ・ワイヤ束を通して氷の付着し易い前記航空機の前縁表面に近接して配置する、複数の解氷電力分配ユニットにかけて電力を供給し、
    c)前記電力調整ポイントから、独立したそれぞれのフィーダ・ワイヤ束を通して前記解氷電力分配ユニットから離して前記航空機の胴体内に配置する、少なくとも2個の氷結防止電力分配ユニットにかけて電力を供給する、
    過程を含む電力分配方法。
  17. さらに、前記航空機の胴体内の前記氷結防止電力分配ユニットから副生電力を散逸させる過程を含む請求項16に記載の方法。
  18. 前記第1のフィーダ・ワイヤ束を前記複数の解氷電力分配ユニットに電力を分配する、連結ボックスに対して方向づける過程を含む請求項16に記載の方法。
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