JP2009082118A - シーソー式ネズミ捕り器 - Google Patents

Abstract

【課題】バネ類を使用しないことで扱い易く構造が簡素な、生け捕りにするネズミ捕り器を提供する。
【解決手段】▲１▼容器の中心近くに支軸を設ける。これは、容器をシーソーのように作動させるためのものである。
▲２▼容器に入ったネズミの自重によって容器が傾き、出口が閉ざされる。その状態を固定させるストッパーとなる磁石を設ける。
これら▲１▼、▲２▼を特徴とする、生け捕り用ネズミ捕り器である。
【選択図】図２

Description

ネズミを生け捕りにすることを目的とするネズミ捕り器に関するものである。

従来市販の生け捕り用のネズミ捕り器は、金網の容器に閉じ込めるものやネズミを挟んで捕らえるものであり、何れも様々なバネを作動させる構造のものである。

従来の市販品は、金網容器に閉じ込めるものや、またネズミを挟むものについては、ネズミが死んで生け捕りにならないものもあった。何れも餌に連動した留め金を少しの力で作動させようとする金属バネや合成樹脂の弾性を利用したバネ式の構造のため、留め金とそれに引っ掛ける餌のセットが微妙で難しいものであった。
バネ類を使用せずに、餌のセットが簡単で確実に生け捕るための課題として
▲１▼出口を閉ざす動力をバネ類に替わって、ネズミの自重を利用する。
▲２▼餌は、他と連動させる事なく単独で簡単にセットできるものとする。
当発明は、これらの課題を解決するためになされたものである。

問題を解決するための手段

（イ）前後を開放した筒状の容器（１）をシーソーのように作動させるため、ほぼ中心部に支軸（４）を設け、餌を置くための餌台（３）を設ける。
（ロ）外枠（５）にそれぞれネズミの入口（６）と反対側に餌セット口（７）を設ける。
（ハ）傾いた容器を固定させるため、鉄板（９）と磁石（１０）を設ける。
（ニ）容器（１）が傾き、磁石（１０）で固定された状態で前後の開放口（２）を閉ざすため外枠（５）に壁（１２）を前後にそれぞれ設ける。

発明の効果

餌（１３）は、ただ置くだけでセットでき、入ったネズミ（１１）の自重で容器（１）が傾き、鉄板（９）と磁石（１０）により固定され、入口（６）が壁（１２）によって閉ざされる。バネを使わないことで構造がシンプルとなり、使用方法も簡単になり確実にネズミを生け捕ることができる。

（イ）容器（１）の形状は、筒状の前後が開放口（２）となっているもので片側をネズミの入口（６）とし、反対側に餌台（３）を設ける。支軸（４）は、常に入口（６）側に傾くようにわずかに重心ずらして設ける。［図１］
（ロ）外枠（５）に持ち運びのための持手（８）を設け、外枠（５）の前後にネズミの入口（６）とネズミを誘き寄せる餌（１３）をセットするための、餌セット口（７）を設ける。［図１］
（ハ）容器（１）が餌台（３）側に傾いた時、その状態を固定するために容器（１）の底部に鉄板（９）とそれに対応する磁石（１０）を外枠（５）に設ける。［図２］
（ニ）外枠（５）、容器（１）の材質は、中が見える透明で丈夫な合成樹脂や金属製でネズミの刃が立たないものが望ましい。
本発明は、以上のような構造で、使用方法は、以下の順序となる。
（ホ）磁石（１０）を解放して入口（６）を開け、餌セット口（７）から餌（１３）を餌台（３）に乗せる。［図１］
（ヘ）ネズミ（１１）の通ると思われる所にセットする。
（ト）ネズミ（１１）が餌（１３）のところに来て容器（１）が傾くとその状態が磁石（１０）によって固定され、入口（６）及び餌セット口（７）が壁（１２）によって閉ざされ捕獲される。［図２］磁石（１０）を解放させてネズミ（１１）を出す。
（チ）以上（ホ）〜（ト）を繰り返して使用する。

見取り図。 ネズミが入ることで容器がシーソーのように動作する説明図。

符号の説明

１容器
２開放口
３餌台
４支軸
５外枠
６入口
７餌セット口
８持手
９鉄板
１０磁石
１１ネズミ
１２壁
１３餌

Claims (1)

1. 容器をシーソーのように可動させるための支軸を設け、入ったネズミの自重を利用して容器が傾くことで出口を閉ざし捕獲することを特徴とした、シーソー式ネズミ捕り器である。

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