JP2009081632A - 無線通信システム - Google Patents

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Abstract

【課題】 無線通信端末局内部の記憶部の規模を増大させず、複数の無線機部を必要とせず、また、利用者の手を煩わせることもなく、無線通信端末局の無線機部を国際ローミング先の送信スペクトラムマスクに適合させることのできる無線通信システムを得る。
【解決手段】 無線通信基地局が、複数の識別情報及び該識別情報にそれぞれ対応付けたスペクトラムマスク制御情報を記憶するスペクトラムマスクデータベースを有し、受信した端末局識別情報と一致する上記識別情報に対応する上記スペクトラムマスク制御情報を上記スペクトラムマスクデータベースから読み出して送信し、無線通信端末局が、受信した上記スペクトラムマスク制御情報に基づいて端末局側無線送信部を制御するようにした。
【選択図】 図3

Description

この発明は、無線通信端末局が国際ローミングする際に、無線通信端末局の無線機部をローミング先で規定されたスペクトラムマスクに適合させて無線通信する無線通信システムに関する。
無線通信システムでは、各国で規定されている送信スペクトラムマスク以下の送信電力で無線信号を送信する必要があるが、各国毎に送信スペクトラムマスクの規定値が異なるため、無線通信端末局は販売国で規定されている送信スペクトラムマスクに適合する無線機部が搭載されている。
従来技術として、無線通信端末局を送信スペクトラムマスクの規定値が異なる国へ国際ローミングさせる際に、利用者が、無線通信端末局の無線機部を国際ローミング先の送信スペクトラムマスクに適合する無線機部へ交換するという方法があった。
また、無線通信端末局が各国の地域情報及びその地域情報にそれぞれ対応する通信設定情報を予め記憶しておき、無線通信端末局が、ローミング先で取得した地域情報及び記憶している地域情報に基づいてローミング先の無線通信システムに対応する通信設定情報を設定する方法がある(例えば、特許文献1参照)。
特開2004−274723号公報(第8頁)
利用者が無線機部を交換する従来の方法においては、各国の国際ローミング先の送信スペクトラムマスクに適合する無線機部がそれぞれ必要となり、また、無線機部の交換のために利用者の手を煩わせなければならないという問題点があった。
また、特許文献1の無線通信システムにおいては、無線通信端末局内部に各国の地域情報に対応した通信設定情報を全て記憶しておく必要があるので、無線通信端末局内部の記憶部の規模が大きくなってしまうという問題点があった。また、新たな地域情報の追加又は変更等が発生すると、その都度、利用者の所有する無線通信端末局の通信設定情報を追加又は変更しないといけないという問題点があった。
この発明は、上記のような問題点を解消するためになされたもので、無線通信端末局内部の記憶部の規模を増大させず、複数の無線機部を必要とせず、また、利用者の手を煩わせることもなく、無線通信端末局の無線機部を国際ローミング先の送信スペクトラムマスクに適合させることのできる無線通信システムを得ることを目的とするものである。
この発明の請求項1に係る無線通信システムは、無線通信基地局と無線通信端末局とが無線通信する無線通信システムであって、上記無線通信基地局は、複数の識別情報及び該識別情報にそれぞれ対応付けたスペクトラムマスク制御情報を記憶するスペクトラムマスクデータベースと、端末局識別情報を受信する基地局側無線受信部と、この基地局側無線受信部の受信した上記端末局識別情報と一致する上記識別情報に対応する上記スペクトラムマスク制御情報を上記スペクトラムマスクデータベースから読み出す指示部と、この指示部の読み出した上記スペクトラムマスク制御情報を送信する基地局側無線送信部とを備え、上記無線通信端末局は、該無線通信端末局に対応する上記端末局識別情報を記憶する記憶部と、この記憶部に記憶した上記端末局識別情報を送信する端末局側無線送信部と、上記スペクトラムマスク制御情報を受信する端末局側無線受信部と、この端末局側無線受信部の受信した上記スペクトラムマスク制御情報に基づいて上記端末局側無線送信部を制御する制御部とを備えたものである。
この発明の請求項1に係る無線通信システムは、無線通信基地局が、複数の識別情報及び該識別情報にそれぞれ対応付けたスペクトラムマスク制御情報を記憶するスペクトラムマスクデータベースを有し、受信した端末局識別情報と一致する上記識別情報に対応する上記スペクトラムマスク制御情報を上記スペクトラムマスクデータベースから読み出して送信し、無線通信端末局が、受信した上記スペクトラムマスク制御情報に基づいて端末局側無線送信部を制御するようにしたので、無線通信端末局内部の記憶部の規模を増大させることや、複数の無線機部を必要とせず、また、利用者の手を煩わせることもなく、無線通信端末局の送信スペクトラムを国際ローミング先の送信スペクトラムマスクに適合させることができる効果がある。
実施の形態1.
図1は、無線通信端末局1(以下、MS1)がA国の無線通信システム100からB国の無線通信システム101へ国際ローミングする際の無線通信システムの構成図である。
A国においてA国の無線通信基地局2(以下、BS2)Aと無線通信していたMS1が、B国へ移動して国際ローミングすると、ローミング先であるB国のBS2Bと無線通信するようになるが、MS1は、ローミング前後においてそれぞれの国の電波法令にて規定されたスペクトラムマスクに適合させて無線信号を送信しなければならない。
図2は、A国及びB国でそれぞれ規定されたスペクトラムマスクを示す図であり、それぞれ縦軸がMS1の送信電力、横軸が送信周波数の中心周波数からのオフセット値である。送信無線信号に含まれる周波数成分毎に送信電力が規定されており、MS1は送信周波数成分毎に規定された送信電力以下で送信する必要がある。
図において、MS1がA国のスペクトラムマスクに適合している場合、同一の周波数においてB国のスペクトラムマスクとの差異が最も大きいのは中心周波数からのオフセット値Q1〜Q2の間で、A国のスペクトラムマスクがP1、B国のスペクトラムマスクがP2のときである。
A国から移動してきたMS1は、P1及びP2の差分であるP3(以下、ピーク送信電力制御量)だけ送信電力を低く設定することにより、B国の送信スペクトラムマスクに適合することができる。
次に、図3(a)はBS2の構成を示すブロック図、図3(b)はMS1の構成を示すブロック図である。
図3(a)のスペクトラムマスクデータベース3には、BS2の設置されている国以外のスペクトラムマスクパターン及びピーク送信電力制御量を要素として各国毎に設定したテーブルを格納している。
ここで、A国のスペクトラムマスクに適合しているMS1AがA国からB国へ国際ローミングする場合には、MS1の送信電力をB国のスペクトラムマスク以下にする必要があるが、B国のスペクトラムマスクに適合しているMS1BがB国からA国へ国際ローミングする場合には、MS1BのスペクトラムマスクがA国のスペクトラムマスクより低いため、送信電力をP2まで高くしなくてもA国のスペクトラムマスクに適合することができる。
したがって、B国のBS2Bのスペクトラムマスクデータベース3には、A国のスペクトラムマスクパターン及びピーク送信電力制御量を格納する必要があるが、A国のBS2Aのスペクトラムマスクデータベース3には、B国のスペクトラムマスクパターン及びピーク送信電力制御量を格納しなくてもよい。
しかしながら、B国からA国へ国際ローミングする際にも、A国のBS2Aのスペクトラムマスクに合わせて送信電力をP2まで高くすると、より高い送信電力で通信ができるようになるため、MS1Bの通信可能範囲を広くすることができるようになる。
図3(a)において、基地局側無線受信部4がMS1から上り無線信号201を受信すると、受信した上り無線信号201に含まれている識別情報としてのMS1のスペクトラムマスクパターン202を抽出し、指示部としての送信電力指示制御部5へ通知する。
送信電力指示制御部5は基地局側無線受信部4から通知されたスペクトラムマスクパターン202に対応するスペクトラムマスク制御情報としてのピーク送信電力制御量203をスペクトラムマスクデータベース3から読み出し、読み出したピーク送信電力制御量203を基地局側無線送信部6に通知する。
基地局側無線送信部6は通知されたピーク送信電力制御量203、またはBS2Bのスペクトラムマスクパターンを含む下り無線信号204をMS1へ送信する。
図3(b)において、端末局側無線受信部7はBS2Bから送信された下り無線信号204を受信すると、受信した下り無線信号204からピーク送信電力制御量203またはスペクトラムマスクパターン205を抽出し、ピーク送信電力制御量203を送信電力制御部8へ、スペクトラムマスクパターン205をスペクトラムマスクパターン比較部9へ出力する。
スペクトラムマスクパターン比較部9は入力されたスペクトラムマスクパターン205とMS1のスペクトラムマスクパターンとを比較し、一致していない場合にはMS1のスペクトラムマスクパターン202を端末局側無線送信部10へ出力する。
また、送信電力制御部8は、入力されたピーク送信電力制御量203に基づいたピーク送信電力指示206を端末局側無線送信部10へ出力する。
端末局側無線送信部10は、上り無線信号201をBS2Bへ送信する。
次に、MS1AがA国からB国へ国際ローミングし、ローミング先のB国のスペクトラムマスクに適合して通信するまでのBS2BとMS1Aとの間の無線通信制御を図1、図2、図3及び図4のシーケンス図を用いて説明する。
まず、A国のスペクトラムマスクに適合したMS1AがB国に国際ローミングすると、B国のBS2Bは下り無線信号204に含まれるブロードキャストメッセージとしてB国のスペクトラムマスクパターンをMS1Aへ送信する(ST−1)。
MS1Aは下り無線信号204を端末局側無線受信部7にて受信し、下り無線信号204に含まれるスペクトラムマスクパターン205をスペクトラムマスクパターン比較部9に通知する。
スペクトラムマスクパターン205を通知されたスペクトラムマスクパターン比較部9はMS1Aの適合するスペクトラムマスクパターンと比較し、通知されたスペクトラムマスクパターン205がMS1Aの適合するスペクトラムマスクパターンと一致していた場合は処理を終了する。
通知されたスペクトラムマスクパターン205がMS1Aの適合するスペクトラムマスクパターンと一致しなかった場合は、MS1Aの適合するスペクトラムマスクパターン202を端末局側無線送信部10より上り無線信号201にて送信する(ST−2)。ここでの上り無線信号201の送信は、各国においてスペクトラムマスクの適合が問題とならないような低い送信電力もしくは狭い占有周波数帯域での送信とする。
BS2Bは基地局側無線受信部4にて上り無線信号201を受信すると、送信電力指示制御部5は受信した上り無線信号201に含まれるMS1の適合するスペクトラムマスクパターン202に対応するピーク送信電力制御量203をスペクトラムマスクデータベース3から読み出す。
送信電力指示制御部5が読み出したピーク送信電力制御量203を基地局側無線送信部6に通知すると、基地局側無線送信部6はピーク送信電力制御量203を含む下り無線信号204をMS1Aへ送信する(ST−3)。
MS1Aはピーク送信電力制御量203を含む下り無線信号204を端末局側無線受信部7にて受信すると、ピーク送信電力制御量203を送信電力制御部8に通知する。送信電力制御部8はピーク送信電力制御量203に従って端末局側無線送信部10のピーク送信電力を制御し、BS2Bとの無線通信を行う(ST−4)。
このようにMS1Aのピーク送信電力量を制御することによって、利用者の手を煩わせることなく、MS1Aの送信電力を国際ローミング先の送信スペクトラムマスクに適合させることが可能となる。
この実施の形態1では、スペクトラムマスクデータベース3はBS2内に存在しているが、スペクトラムマスクデータベースをBS2より上位のサーバが有し、BS2が上位サーバとの有線通信により必要とするピーク送信電力制御量を取得するようにしてもよい。
上記実施の形態1では、ピーク送信電力制御量は、ローミング前後の両国でそれぞれ規定されたスペクトラムマスクの単純な差異P3としたが、送信電力制御量を1dB低くした場合に中心周波数からのオフセットが3次歪み領域では3dB、5次歪み領域では5dB低くなる事を考慮した係数をかけた後、送信電力差異が最も大きくなる送信電力の差分を送信電力制御量としてもよい。
例えば3次歪み領域でスペクトラムマスクパターンに3dBの差異がある場合、単純な差異であればピーク送信電力を3dB下げることになるのに対し、3次歪み領域の係数を用いるとピーク送信電力を1dB下げるだけでよい。すなわち、3次歪み領域の係数を用いた場合には、単純な差異分だけ送信電力を下げる場合に比べて、より高い送信電力で通信ができるため通信可能範囲を広くすることができるようになる。
また、上記実施の形態1では、B国のBS2Bが下り無線信号204に含まれるブロードキャストメッセージとしてB国のスペクトラムマスクパターンをMS1へ送信し、MS1が受信したスペクトラムマスクパターン205とMS1の適合するスペクトラムマスクパターンとが一致しているか否かを判断し、一致しなかった場合に、MS1の適合するスペクトラムマスクパターン202をBS2Bへ送信することにより、BS2Bでは、一致しなかったスペクトラムマスクパターン202に対してピーク送信電力制御量の送信が必要なもののみピーク送信電力制御量を送信するようにしているが、BS2Bのスペクトラムマスクパターンに関係なく、MS1が、MS1の適合するスペクトラムマスクパターン202をBS2Bへ送信し、BS2Bが、受信したMS1のスペクトラムマスクパターン202とB国のスペクトラムマスクパターンとが一致しているか否かを判断し、一致しなかった場合に、かつ、必要な場合にピーク送信電力制御量をMS1Aへ送信するようにしてもよい。
また、上記実施の形態1では、MS1AがB国に国際ローミングしたときに、B国のBS2Bは下り無線信号204に含まれるブロードキャストメッセージとしてB国のスペクトラムマスクパターン205をMS1へ送信すると、MS1Aは、受信したスペクトラムマスクパターン205とMS1Aのスペクトラムマスクパターンとが一致しているか否かを判断し、一致しなかった場合に、MS1Aのスペクトラムマスクパターン202をBS2Bへ送信するようにしたが、MS1AがBS2Bから送信される位置情報を受信し、その位置情報がMS1Aの属する国に含まれるか否かを判断し、含まれなかった場合に、MS1Aの位置情報又は国情報を識別情報としてBS2Bへ送信し、BS2Bが、受信した位置情報又は国情報に対してピーク送信電力制御量の送信が必要なもののみピーク送信電力制御量をMS1Aへ送信するようにしてもよい。
BS2BがMS1Aから国情報を受信する場合のスペクトラムマスクデータベース3には、BS2Bの設置されている国以外の国情報及びピーク送信電力制御量の要素をセットしたテーブルを格納している。
BS2BがMS1Aから位置情報を受信する場合のスペクトラムマスクデータベース3には、位置情報及び国情報、BS2Bの設置されている国以外の国情報及びピーク送信電力制御量の要素をそれぞれ設定したテーブルを格納しておき、送信電力指示制御部5は、受信した位置情報に基づきスペクトラムマスクデータベース3から国情報を読み出し、読み出した国情報に基づきスペクトラムマスクデータベース3からピーク送信電力制御量を読み出すようにする。
また、ここで、位置情報は、MS1AがBS2Bから受信する位置情報ではなく、GPS機能にて取得した位置情報であってもよく、この場合は、MS1Aに格納されている位置情報と国情報との対応テーブルから識別情報を決定するようにしてもよい。
また、MS1AがB国に国際ローミングしたときに、MS1Aの位置情報をBS2Bへ送信し、BS2Bは、受信したMS1Aの位置情報がB国に含まれるか否かを判断し、含まれなかった場合、かつ、必要な場合にピーク送信電力制御量をMS1Aへ送信するようにしてもよい。
さらに、MS1AがB国に国際ローミングしたときに、MS1Aが、BS2Bから送信されるBS2Bの位置情報又は国情報を受信し、そのBS2Bの位置情報又は国情報がMS1Aの属する国に含まれるか否かを判断し、BS2Bの位置情報又は国情報がMS1Aの属する国に含まれなかった場合に、MS1Aの位置情報又は国情報をBS2Bへ送信するようにし、BS2Bでは、受信した位置情報又は国情報に対応するピーク送信電力制御量をMS1Aへ送信するようにしてもよい。この場合は、MS1AのB国に国際ローミングしたときにのみBS2Bに位置情報又は国情報を送信するので、BS2Bでの処理の負荷を低減することができる。
実施の形態2.
実施の形態1の方法は無線通信方式全般に適用可能なものであるが、実施の形態2では特にOFDMA(Orthogonal Frequency Division Multiple Access)通信方式であるモバイルWiMAX(Worldwide Interoperability for Microwave Access)適用可能な方法について説明する。
OFDMA通信方式では、送信帯域内において複数のサブキャリアが割り当てられ通信が行われるが、モバイルWiMAX通信ではさらに無線通信基地局が無線通信端末局に対して使用するサブキャリアの数及び位置の割り当てを行うことが可能である。
モバイルWiMAX端末局が使用するサブキャリア数を制限し、かつ送信周波数の中心近くに割り当てるようにすると、占有周波数帯域幅を狭くした状態となるので、送信波形の3次歪み、5次歪みの領域がスペクトラムマスクパターンの中心付近に現れるようになり、送信電力を制御することなくスペクトラムマスクに適合させることが可能となる。
以下、モバイルWiMAX端末局が国際ローミングする際に、ローミングの前後それぞれの国の電波法令にて規定されたスペクトラムマスクに適合させる方法について説明する。
図5は、モバイルWiMAX端末局が使用するサブキャリア数を制限する前後での送信スペクトラムを示す図であり、縦軸がMS1の送信電力、横軸が送信周波数である。
図6は、OFDMA通信方式におけるサブキャリア数を制限したときの上りフレームを示す図であり、縦軸がサブキャリア単位の送信周波数、横軸が時間である。
次に、図7(a)はBS2Aの構成を示すブロック図、図7(b)はMS1の構成を示すブロック図である。
図7(a)のスペクトラムマスクデータベース3には、BS2の設置されている国以外のスペクトラムマスクパターン及びMS1の使用サブキャリア数及び位置を要素として各国毎に設定したテーブルを格納している。
図7(a)において、基地局側無線受信部4がMS1から上り無線信号201を受信すると、受信した上り無線信号201に含まれているMS1のスペクトラムマスクパターン202を抽出し、指示部としての割り当てサブキャリア制御部11へ通知する。
割り当てサブキャリア制御部11は基地局側無線受信部4から通知されたスペクトラムマスクパターン202に対応するスペクトラムマスク制御情報としての使用サブキャリア数及び位置207をスペクトラムマスクデータベース3から読み出し、読み出した使用サブキャリア数及び位置207を基地局側無線送信部6に通知する。
基地局側無線送信部6は通知された使用サブキャリア数及び位置207、またはBS2のスペクトラムマスクパターンを含む下り無線信号204をMS1へ送信する。
図7(b)において、端末局側無線受信部7はBS2から送信された下り無線信号204を受信すると、受信した下り無線信号204から使用サブキャリア数及び位置207またはスペクトラムマスクパターン205を抽出し、使用サブキャリア数及び位置207を端末局側無線送信部10へ、スペクトラムマスクパターン205をスペクトラムマスクパターン比較部9へ出力する。
スペクトラムマスクパターン比較部9は入力されたスペクトラムマスクパターン205とMS1のスペクトラムマスクパターンとを比較し、一致していない場合にはMS1のスペクトラムマスクパターン202を端末局側無線送信部10へ出力する。
端末局側無線送信部10は、上り無線信号201をBS2へ送信する。
次に、MS1AがA国からB国へ国際ローミングし、ローミング先のB国のスペクトラムマスクに適合して通信するまでのBS2BとMS1Aとの間の無線通信制御を図1、図5、図6及び図7を用いて説明する。
まず、A国のスペクトラムマスクに適合したMS1AがB国に国際ローミングすると、B国のBS2Bは下り無線信号204に含まれるブロードキャストメッセージとしてB国のスペクトラムマスクパターンをMS1Aへ送信する。
MS1Aは下り無線信号204を端末局側無線受信部7にて受信し、下り無線信号204に含まれるスペクトラムマスクパターン205をスペクトラムマスクパターン比較部9に通知する。
スペクトラムマスクパターン205を通知されたスペクトラムマスクパターン比較部9はMS1Aの適合するスペクトラムマスクパターンと比較し、通知されたスペクトラムマスクパターン205がMS1Aの適合するスペクトラムマスクパターンと一致していた場合は処理を終了する。
通知されたスペクトラムマスクパターン205がMS1Aの適合するスペクトラムマスクパターンと一致しなかった場合は、MS1Aの適合するスペクトラムマスクパターン202を端末局側無線送信部10より上り無線信号201にて送信する。ここでの上り無線信号201の送信は、モバイルWiMAXにおけるレンジング等を用いて各国においてスペクトラムマスクの適合が問題とならないような低い送信電力もしくは狭い占有周波数帯域での送信とする。
BS2Bは基地局側無線受信部4にて上り無線信号201を受信すると、割り当てサブキャリア制御部11は受信した上り無線信号201に含まれるMS1Aの適合するスペクトラムマスクパターン202に対応する使用サブキャリア数及び位置207をスペクトラムマスクデータベース3から読み出す。
割り当てサブキャリア制御部11が読み出した使用サブキャリア数及び位置207を基地局側無線送信部6に通知すると、基地局側無線送信部6はMS1Aに対する使用サブキャリア数及び位置207の割り当て情報であるUL−MAPを含む下り無線信号204をMS1Aへ送信する。
MS1はUL−MAPを含む下り無線信号204を端末局側無線受信部7にて受信すると、端末局側無線受信部7はUL−MAPから使用サブキャリア数及び位置207を抽出し、端末局側無線送信部10に通知する。端末局側無線送信部10は使用サブキャリア数及び位置207に従って周波数の割り当て領域を制御し、BS2Bとの無線通信を行う。
このようにMS1Aの使用サブキャリア数及び位置を制御することによって、利用者の手を煩わせることなく、MS1Aの送信スペクトラムを国際ローミング先の送信スペクトラムマスクに適合させることが可能となる。
上記実施の形態1では、ピーク送信電力を下げてローミング先のスペクトラムマスクに適合させたため送信電力が下がり通信可能なセル半径が狭くなったが、この実施の形態2では、送信電力を低く設定しないので通信可能なセル半径を広く保つことができる。
上記実施の形態2では、A国に属するMS1AがA国からB国へ移動する場合について説明したが、B国に属するMS1BがB国からA国へ移動する場合にも、MS1B及びA国のBS2Aが上記実施の形態2のMS1A及びB国のBS2Bと同様の動作をすることで、上記実施の形態2と同様の効果を得ることができる。
この発明の実施の形態1における無線通信端末局1がA国の無線通信システム100からB国の無線通信システム101へ国際ローミングする際の無線通信システム構成図である。 この発明の実施の形態1におけるA国及びB国でそれぞれ規定されたスペクトラムマスクを示す図である。 この発明の実施の形態1における無線通信端末局1及び無線通信基地局2の構成を示すブロック図である。 この発明の実施の形態1における無線通信端末局1が国際ローミングする際の無線通信端末局1及び無線通信基地局2の動作を示すシーケンス図である。 この発明の実施の形態2におけるモバイルWiMAX端末局が使用するサブキャリア数を制限する前後での送信スペクトラムを示す図である。 この発明の実施の形態2におけるOFDMA通信方式におけるサブキャリア数を制限したときの上りフレームを示す図である。 この発明の実施の形態2における無線通信端末局1及び無線通信基地局2の構成を示すブロック図である。
符号の説明
1 無線通信端末局
2 無線通信基地局
3 スペクトラムマスクデータベース
4 基地局側無線受信部
5 送信電力指示制御部
6 基地局側無線送信部
7 端末局側無線受信部
8 送信電力制御部
9 スペクトラムマスクパターン比較部
10 端末局側無線送信部
11 割り当てサブキャリア制御部
100 A国の電波法令適用エリア
101 B国の電波法令適用エリア
201 上り無線信号
202 無線通信端末局の有するスペクトラムマスクパターン
203 ピーク送信電力制御量
204 下り無線信号
205 無線通信基地局が設置されている地域でのスペクトラムマスクパターン
206 ピーク送信電力指示
207 使用サブキャリア数及び位置

Claims (6)

  1. 無線通信基地局と無線通信端末局とが無線通信する無線通信システムであって、
    上記無線通信基地局は、複数の識別情報及び該識別情報にそれぞれ対応付けたスペクトラムマスク制御情報を記憶するスペクトラムマスクデータベースと、
    端末局識別情報を受信する基地局側無線受信部と、
    この基地局側無線受信部の受信した上記端末局識別情報と一致する上記識別情報に対応する上記スペクトラムマスク制御情報を上記スペクトラムマスクデータベースから読み出す指示部と、
    この指示部の読み出した上記スペクトラムマスク制御情報を送信する基地局側無線送信部とを備え、
    上記無線通信端末局は、該無線通信端末局に対応する上記端末局識別情報を記憶する記憶部と、
    この記憶部に記憶した上記端末局識別情報を送信する端末局側無線送信部と、
    上記スペクトラムマスク制御情報を受信する端末局側無線受信部と、
    この端末局側無線受信部の受信した上記スペクトラムマスク制御情報に基づいて上記端末局側無線送信部を制御する制御部とを備えたことを特徴とする無線通信システム。
  2. 端末局側無線受信部は、無線通信基地局から該無線通信基地局に対応する基地局識別情報を受信し、
    端末局側無線送信部は、端末局識別情報と上記基地局識別情報とが異なる場合のみ、上記端末局識別情報を送信することを特徴とする請求項1記載の無線通信システム。
  3. 識別情報はスペクトラムマスクパターンであることを特徴とする請求項1記載の無線通信システム。
  4. スペクトラムマスク制御情報はピーク送信電力制御量であることを特徴とする請求項1記載の無線通信システム。
  5. 識別情報は、位置情報又は国情報であることを特徴とする請求項1記載の無線通信システム。
  6. スペクトラムマスク制御情報は使用サブキャリア数及び位置であることを特徴とする請求項1記載の無線通信システム。
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