JP2009064741A - 電池パックおよびコネクタ、並びに、接続状態検出方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】電子機器との物理的な接続状態を確実に検出する。
【解決手段】電池パック1と電子機器50とが接続された場合には、クロック端子16および状態検出端子18がクロック端子53によって接続され、クロック端子16からの信号が状態検出端子18に入力されるため、2つの信号が一致する。一方、電池パック1と電子機器50とが接続されていない場合、状態検出端子18は、オープン状態であるため、状態検出端子18は、「不定」の状態となる。すなわち、クロック端子16からの信号が状態検出端子18に入力されないため、2つの信号は、必ずしも一致しない。したがって、状態検出端子18およびクロック端子16の信号が一致した場合には、電池パック1および電子機器50が物理的に接続されていると判断し、2つの信号が一致しない場合には、電池パック1および電子機器50が物理的に接続されていないと判断する。
【選択図】図3
【解決手段】電池パック1と電子機器50とが接続された場合には、クロック端子16および状態検出端子18がクロック端子53によって接続され、クロック端子16からの信号が状態検出端子18に入力されるため、2つの信号が一致する。一方、電池パック1と電子機器50とが接続されていない場合、状態検出端子18は、オープン状態であるため、状態検出端子18は、「不定」の状態となる。すなわち、クロック端子16からの信号が状態検出端子18に入力されないため、2つの信号は、必ずしも一致しない。したがって、状態検出端子18およびクロック端子16の信号が一致した場合には、電池パック1および電子機器50が物理的に接続されていると判断し、2つの信号が一致しない場合には、電池パック1および電子機器50が物理的に接続されていないと判断する。
【選択図】図3
Description
この発明は、二次電池の電池パックおよび電池パックと外部の電子機器とを接続するコネクタ、並びに、電子機器との接続状態検出方法に関する。
近年、ノート型PC(Personal Computer)や携帯電話、PDA(Personal Digital Assistant)などの携帯型電子機器では、その電源としてリチウムイオン二次電池などを用いた電池パックが広く使用されている。このような電池パックは、通常、通信端子を有し、電子機器に接続された際に、電子機器に対して二次電池の残容量などの各種情報を通信端子を用いて送信するようにしている。
最近では、安全性の観点から、電子機器に接続された際に通信を行う電池パックにおいて、電子機器との接続状態を判断し、各種制御を行うことが提案されている。例えば、電池パックは、電子機器との接続状態を判断し、電池パックが電子機器から取り外されていると判断した場合には、電池パック内部の電池セルとコネクタ端子の間に設けられた放電スイッチをOFFとし、放電を禁止する。
こうすることにより、電池パックが電子機器から取り外されている状態で、電池パックの正極端子および負極端子が誤って短絡された場合に、電池セルが短絡してしまうのを防止することができるようになっている。
電池パックおよび電子機器の接続状態を判断する方法としては、例えば、電池パックおよび電子機器の間の通信状態に基づき接続状態を判断する方法が提案されている。下記の特許文献1には、電池パックが電子機器との接続状態を通信の有無で判断し、その結果に応じて電池パックの充放電スイッチである充放電FETを制御する技術が記載されている。
従来の電池パック101は、図7に示すように、複数の電池セルを直列および/または並列接続、例えば2個の電池セル111aおよび111bが直列に接続された組電池102、MPU(Micro Processing Unit)103、スイッチ回路105、電流検出抵抗106およびコネクタ107を備える。電池パック101は、コネクタ107を電子機器150のコネクタ155と接続することにより、正極端子114および負極端子115がそれぞれ外部の電子機器150の正極端子151および負極端子152に接続され、組電池102に対する充放電が行われる。
MPU103は、電池セル111aおよび111bの電圧を所定時間毎に測定するとともに、電流検出抵抗104を流れる電流の大きさおよび向きを所定時間毎に測定し、測定した電圧値および電流値に基づきスイッチ回路105を制御する。いずれかの電池セルの電圧が過充電検出電圧になったときや、いずれかの電池セルの電圧が過放電検出電圧以下になったときに、スイッチ回路105に設けられた充放電FET(Field Effect Transistor)をOFFすることにより過充電や過放電を防止する。
また、MPU103は、クロック端子116およびデータ端子117を備え、それぞれの端子がコネクタ107に接続されている。電池パック101のコネクタ107と電子機器150のコネクタ155とが接続されると、クロック端子116が電子機器150のクロック端子153と接続され、データ端子117が電子機器150のデータ端子154と接続され、電子機器150との通信を行うことができるようになっている。
電池パック101のコネクタ107は、図8に示すように、例えばメス型コネクタであり、正極端子114、負極端子115、クロック端子116およびデータ端子117が設けられている。また、電子機器150のコネクタ155は、例えばオス型コネクタであり、正極端子151、負極端子152、クロック端子153およびデータ端子154が設けられている。
コネクタ107およびコネクタ155は、電池パック101および電子機器150が接続された際に、互いに嵌合することにより、コネクタ107側の正極端子114、負極端子115、クロック端子116およびデータ端子117が、コネクタ155側の正極端子151、負極端子152、クロック端子153およびデータ端子154とそれぞれ接続される。
従来の電池パック101における接続状態検出処理の流れの一例について、図9に示すフローチャートを参照して、概略的に説明する。なお、特別な記載がない限り、以下の処理は、MPU103の制御の下で行われるものとする。
ステップS101において、クロック端子116およびデータ端子117を用いて、電子機器150との通信が行われ、ステップS102において、電子機器150との通信が行われているか否かが判断される。電子機器150との通信が行われていないと判断された場合には、処理がステップS103に移行する。
ステップS103では、所定時間経過したか否かが判断される。所定時間経過したと判断された場合には、処理がステップS104に移行する。一方、所定時間経過していないと判断された場合には、処理がステップS101に戻る。
ステップS104では、電池パック101と電子機器150とが接続されていないと判断し、一連の処理が終了する。このとき、例えばスイッチ回路105を制御して充放電FETをOFFとすることにより、充放電を禁止するようにしてもよい。
一方、ステップS102において、電子機器150との通信が行われていると判断された場合には、処理がステップS105に移行し、ステップS105において、電池パック101と電子機器150とが接続されていると判断し、一連の処理が終了する。
このように、従来の電池パックでは、電子機器との通信状態に基づき電子機器と接続されているか否かを検出するようにしている。
また、接続状態を検出する別の方法として、例えば下記の特許文献2に示すように、電子機器がコネクタの端子間のオープン・ショート状態を検出することにより、コネクタに対するケーブルの接続状態および接続された機器の種別を判定する方法が提案されている。
上述の特許文献1では、電池パックと電子機器との接続状態を通信状態のみで判断するようにしている。しかしながら、例えば、電池パックが接続された状態で電子機器の電源がOFFとなっている場合、電池パックは、電子機器との通信を行うことができない。そのため、電池パックは、電子機器と分離されていると判断してしまう。したがって、このような場合、実際に電池パックと電子機器とが物理的に分離されているか否かを判断することができないという問題点があった。
このような問題を解決する方法としては、例えば、物理的に放電禁止とするためのスイッチを電池パックに設ける方法や、接続状態を確認するための端子を電子機器側と電池パック側にそれぞれ設けることによって接続状態を検出する方法が考えられる。
例えば、接続状態を確認するための端子を電池パックおよび電子機器に新たに設ける場合は、図10に示すように、電池パック101´に状態検出端子118を設け、電子機器150´に接地端子156を設ける。また、状態検出端子118には、プルアップ抵抗119が接続されている。
電池パック101´および電子機器150´が接続された場合には、電池パック101´のコネクタ107´および電子機器150´のコネクタ155´が接続され、状態検出端子118および接地端子156が接続される。この場合において、状態検出端子118は、接地端子156により接地されるため、状態検出端子118には、“L(ロー)”である信号が入力されることになる。
一方、電池パック101´および電子機器150´が接続されていない場合には、状態検出端子118は、オープン状態となるが、プルアップ抵抗119を用いてプルアップされている。そのため、状態検出端子118には、“H(ハイ)”である信号が入力される。
したがって、状態検出端子118に入力された信号が“L”である信号の場合には、電池パック101´および電子機器150´が物理的に接続されていると判断し、状態検出端子118に入力された信号が“H”である信号の場合には、電池パック101´および電子機器150´が物理的に接続されていないと判断することができる。
しかしながら、上述のように接続状態を確認するための端子を電池パックおよび電子機器にそれぞれ設ける方法や、新たにスイッチ機構を設ける方法では、従来の電池パックに対して新たに回路を追加する必要がある。そのため、コストが増加してしまうという問題や、電池パックおよび電子機器を小型化することが困難であるという問題点がある。
また、この場合には、電池パックおよび電子機器に対して新たに端子を設ける必要があるため、従来の電池パックおよび電子機器との互換性が失われてしまう。
一方、特許文献2に記載の技術を電池パックに適用した場合、電池パックおよび電子機器の電極端子間の状態を検出し、電極端子間がオープン状態となった際に、電池パックが電子機器と分離されたと判断し、充放電禁止とする。しかしながら、電極端子間がオープン状態となった場合、電池パックが電子機器から取り外されたことによってオープン状態となっているのか、または、電池パックが電子機器に接続されているが電子機器に対して電力供給が行われていないためにオープン状態になっているのかを判断することができないという問題点があった。
したがって、この発明の目的は、電子機器との物理的な接続状態を確実に検出することができる電池パックおよび電子機器と接続するコネクタ、並びに、電子機器との接続状態検出方法を提供することにある。
上述した課題を解決するために、第1の発明は、外部の電子機器と接続され、二次電池の充放電を行う電池パックにおいて、
外部の電子機器と通信を行うための通信端子と、外部の電子機器との接続状態を検出するための状態検出端子とを有し、通信端子および状態検出端子の信号に基づき外部の電子機器との接続状態を検出する制御部と、
通信端子および状態検出端子が接続され、外部の電子機器が接続された場合に、通信端子および状態検出端子が外部の電子機器に設けられた通信端子と接触することによって導通するコネクタと
を備え、
制御部は、
通信端子から出力された信号と状態検出端子に入力された信号とが一致した場合には、外部の電子機器が接続されていると判断し、
通信端子から出力された信号と状態検出端子に入力された信号とが一致しない場合には、外部の電子機器が接続されていないと判断する
ことを特徴とする電池パックである。
外部の電子機器と通信を行うための通信端子と、外部の電子機器との接続状態を検出するための状態検出端子とを有し、通信端子および状態検出端子の信号に基づき外部の電子機器との接続状態を検出する制御部と、
通信端子および状態検出端子が接続され、外部の電子機器が接続された場合に、通信端子および状態検出端子が外部の電子機器に設けられた通信端子と接触することによって導通するコネクタと
を備え、
制御部は、
通信端子から出力された信号と状態検出端子に入力された信号とが一致した場合には、外部の電子機器が接続されていると判断し、
通信端子から出力された信号と状態検出端子に入力された信号とが一致しない場合には、外部の電子機器が接続されていないと判断する
ことを特徴とする電池パックである。
また、第2の発明は、外部の電子機器と接続され、充放電を行う二次電池の電池パックにおいて、
プルアップ抵抗によりプルアップされ、外部の電子機器との接続状態を検出するための状態検出端子を有し、状態検出端子の信号に基づき外部の電子機器との接続状態を検出する制御部と、
電池パックの負極端子および状態検出端子が接続され、外部の電子機器が接続された場合に、負極端子および状態検出端子が外部の電子機器に設けられた負極端子と接触することによって導通するコネクタと
を備え、
制御部は、
状態検出端子に入力された信号がローの信号である場合には、外部の電子機器が接続されていると判断し、
状態検出端子に入力された信号がハイの信号である場合には、外部の電子機器が接続されていないと判断する
ことを特徴とする電池パックである。
プルアップ抵抗によりプルアップされ、外部の電子機器との接続状態を検出するための状態検出端子を有し、状態検出端子の信号に基づき外部の電子機器との接続状態を検出する制御部と、
電池パックの負極端子および状態検出端子が接続され、外部の電子機器が接続された場合に、負極端子および状態検出端子が外部の電子機器に設けられた負極端子と接触することによって導通するコネクタと
を備え、
制御部は、
状態検出端子に入力された信号がローの信号である場合には、外部の電子機器が接続されていると判断し、
状態検出端子に入力された信号がハイの信号である場合には、外部の電子機器が接続されていないと判断する
ことを特徴とする電池パックである。
また、第3の発明は、複数の端子を備え、外部の電子機器と接続されるコネクタにおいて、
外部の電子機器が接続された場合に、複数の端子のうち少なくとも2つの端子が外部の電子機器に設けられた端子と接触することによって導通する
ことを特徴とするコネクタである。
外部の電子機器が接続された場合に、複数の端子のうち少なくとも2つの端子が外部の電子機器に設けられた端子と接触することによって導通する
ことを特徴とするコネクタである。
また、第4の発明は、複数の端子を備え、外部の電子機器が接続された場合に、複数の端子のうち少なくとも2つの端子が外部の電子機器に設けられた端子と接触することによって導通するコネクタに、外部の電子機器と通信を行うための通信端子と、外部の電子機器との接続状態を検出するための状態検出端子とが接続され、
通信端子および状態検出端子の信号に基づき外部の電子機器が接続されているか否かを検出し、通信端子から出力された信号と状態検出端子に入力された信号とが一致した場合には、外部の電子機器が接続されていると判断し、通信端子から出力された信号と状態検出端子に入力された信号とが一致しない場合には、外部の電子機器が接続されていないと判断する
ことを特徴とする接続状態検出方法である。
通信端子および状態検出端子の信号に基づき外部の電子機器が接続されているか否かを検出し、通信端子から出力された信号と状態検出端子に入力された信号とが一致した場合には、外部の電子機器が接続されていると判断し、通信端子から出力された信号と状態検出端子に入力された信号とが一致しない場合には、外部の電子機器が接続されていないと判断する
ことを特徴とする接続状態検出方法である。
また、第5の発明は、複数の端子を備え、外部の電子機器が接続された場合に、複数の端子のうち少なくとも2つの端子が外部の電子機器に設けられた端子と接触することによって導通するコネクタに、電池パックの負極端子と、プルアップ抵抗によりプルアップされ外部の電子機器との接続状態を検出するための状態検出端子とが接続され、
状態検出端子の信号に基づき外部の電子機器が接続されているか否かを検出し、状態検出端子に入力された信号がローの信号である場合には、外部の電子機器が接続されていると判断し、状態検出端子に入力された信号がハイの信号である場合には、外部の電子機器が接続されていないと判断する
ことを特徴とする接続状態検出方法である。
状態検出端子の信号に基づき外部の電子機器が接続されているか否かを検出し、状態検出端子に入力された信号がローの信号である場合には、外部の電子機器が接続されていると判断し、状態検出端子に入力された信号がハイの信号である場合には、外部の電子機器が接続されていないと判断する
ことを特徴とする接続状態検出方法である。
上述したように、第1および第4の発明では、複数の端子を備え、外部の電子機器が接続された場合に、複数の端子のうち少なくとも2つの端子が外部の電子機器に設けられた端子と接触することによって導通するコネクタに、外部の電子機器と通信を行うための通信端子と、外部の電子機器との接続状態を検出するための状態検出端子とが接続され、通信端子および状態検出端子の信号に基づき外部の電子機器が接続されているか否かを検出するようにしているため、外部の電子機器との物理的な接続状態を確実に検出することができる。
また、第2および第5の発明では、複数の端子を備え、外部の電子機器が接続された場合に、複数の端子のうち少なくとも2つの端子が外部の電子機器に設けられた端子と接触することによって導通するコネクタに、二次電池の負極端子と、プルアップ抵抗によりプルアップされ外部の電子機器との接続状態を検出するための状態検出端子とが接続され、状態検出端子の信号に基づき外部の電子機器が接続されているか否かを検出するようにしているため、外部の電子機器との物理的な接続状態を確実に検出することができる。
また、第3の発明では、複数の端子を備え、外部の電子機器と接続されるコネクタにおいて、外部の電子機器が接続された場合に、複数の端子のうち少なくとも2つの端子が外部の電子機器に設けられた端子と接触することによって導通するようにしているため、2つの端子の信号に基づき、電子機器が接続されているか否かを判断することができる。
この発明は、外部の電子機器が接続された際に、通信端子および状態検出端子が導通するため、通信端子および状態検出端子の信号に基づいて電子機器と物理的に接続されているか否かを確実に判断することができるという効果がある。
また、この発明は、外部の電子機器が接続された際に、負極端子、およびプルアップされた状態検出端子とが導通するため、状態検出端子の信号に基づいて電子機器と物理的に接続されているか否かを確実に判断することができるという効果がある。
以下、この発明の実施の一形態について、図面を参照して説明する。この発明の実施の一形態による電池パック1は、図1に示すように、組電池2、制御部としてのMPU(Micro Processing Unit)3、電流検出抵抗4、スイッチ回路5、レギュレータ6およびコネクタ7を備える。電池パック1は、コネクタ7を電子機器50のコネクタ55と接続することにより、正極端子14および負極端子15がそれぞれ外部の電子機器50の正極端子51および負極端子52に接続され、組電池2に対する充放電が行われる。
組電池2は、リチウムイオン二次電池等の二次電池であり、複数の電池セルを直列および/または並列接続した組電池である。この例では、2個の電池セル11aおよび11b(以下、特に区別する必要がない場合には、単に電池セル11と適宜称する)が直列に接続された場合について説明する。
MPU3は、図示しないROM(Read Only Memory)に予め格納されたプログラムに従い、図示しないRAM(Random Access Memory)をワークメモリとして各部を制御する。MPU3は、電池セル11aおよび11bの電圧を所定時間毎に測定するとともに、電流検出抵抗4を流れる電流の大きさおよび向きを所定時間毎に測定する。
そして、MPU3は、測定した電圧値および電流値に基づきスイッチ回路5を制御する。いずれかの電池セルの電圧が過充電検出電圧になったときや、いずれかの電池セルの電圧が過放電検出電圧以下になったときに、スイッチ回路5をOFFすることにより過充電や過放電を防止する。ここで、リチウムイオン電池の場合、電池セル1個につき過充電検出電圧が例えば4.25V±0.05Vと定められ、過放電検出電圧が2.5V±0.1Vと定められる。なお、スイッチ回路5の詳細については後述する。
また、MPU3は、通信端子としてのクロック端子16およびデータ端子17と、状態検出端子18とを備え、それぞれの端子がコネクタ7に接続されている。電池パック1のコネクタ7と電子機器50のコネクタ55とが接続されると、クロック端子16およびデータ端子17がそれぞれ電子機器50のクロック端子53およびデータ端子54と接続され、電子機器50との通信を行うことができるようになっている。電池パック1と電子機器50との通信の際に用いられる通信方式としては、例えばSMBus(System Management Bus)を用いることができる。
状態検出端子18は、電池パック1のコネクタ7と電子機器50のコネクタ55とが接続された際に、電子機器50のクロック端子53と接続され、電子機器50のクロック端子53を介してクロック端子16と接続される。そして、状態検出端子18には、クロック端子16から出力された信号が電子機器50のクロック端子53を介して入力される。
MPU3は、クロック端子16から出力された信号と、状態検出端子18に入力された信号とが一致した場合に、電池パック1が電子機器50に接続されていると判断するようになっている。なお、電子機器50との接続状態検出方法の詳細については、後述する。
レギュレータ6は、組電池2から供給される電圧を所定の電圧に変換することによってMPU3の電源電圧を生成し、MPU3に供給する。
スイッチ回路5は、充電制御FET(Field Effect Transistor)12a、放電制御FET12b、寄生ダイオード13aおよび13bを備え、MPU3によって制御される。充電制御FET12aは、電池電圧が過充電検出電圧となった場合にOFFとなり、組電池2の電流経路に充電電流が流れないように、MPU3によって制御される。なお、充電制御FET12aのOFF後は、寄生ダイオード13aを介することによって放電のみが可能となる。放電制御FET12bは、電池電圧が過放電検出電圧となった場合にOFFとなり、組電池2の電流経路に放電電流が流れないように、MPU3によって制御される。なお、放電制御FET12bのOFF後は、寄生ダイオード13bを介することによって充電のみが可能となる。
電池パック1のコネクタ7は、図2Aに示すように、例えばメス型コネクタであり、正極端子14、負極端子15、クロック端子16、データ端子17および状態検出端子18が設けられている。それぞれの端子は、例えば、金属などの導電性部材が折り曲げられるようにして接触部が形成されている。また、クロック端子16および状態検出端子18は、互いに接触しないように、対向する位置に設けられている。電子機器50のコネクタ55は、例えばオス型コネクタであり、正極端子51、負極端子52、クロック端子53およびデータ端子54が設けられている。
コネクタ7およびコネクタ55は、図2Bに示すように、電池パック1および電子機器50が接続された際に、互いに嵌合することにより、コネクタ7側の正極端子14、負極端子15およびデータ端子17が、コネクタ55側の正極端子51、負極端子52およびデータ端子54とそれぞれ接触するとともに、コネクタ7側のクロック端子16および状態検出端子18がコネクタ55側のクロック端子53と接触し、電気的に接続される。
コネクタ7側のクロック端子16および状態検出端子18は、コネクタ55側のクロック端子53と接触することにより、コネクタ7側のクロック端子16および状態検出端子18がコネクタ55側のクロック端子53を介して電気的に接続され、クロック端子16から出力された信号が状態検出端子18に入力されることになる。
コネクタ7およびコネクタ55が接続された際には、コネクタ7のそれぞれの端子に使用されている導電性部材の弾性によるバネ効果により、コネクタ55側の端子がコネクタ7側の端子の接触部と外装部材とによって挟み込まれるようになる。このようにして、コネクタ7の端子とコネクタ55の端子とを確実に接触させることができる。
クロック端子16および状態検出端子18は、コネクタ7およびコネクタ55が接続された際に、コネクタ55側のクロック端子53がクロック端子16および状態検出端子18の接触部によって挟み込まれるようになる。このようにして、クロック端子16および状態検出端子18とクロック端子53とを確実に接触させることができる。
コネクタ7およびコネクタ55が接続されていない場合に、クロック端子16および状態検出端子18が絶縁され、コネクタ7およびコネクタ55が接続されている場合に、クロック端子16および状態検出端子18がクロック端子53によって接続されるようにするためには、例えば、図2Cに示すように、互いに対向するクロック端子16および状態検出端子18の接触部分の寸法aが、コネクタ55側のクロック端子53の幅の寸法bよりも小さくなるようにする。また、クロック端子53の幅の寸法bが互いに対向するクロック端子16および状態検出端子18の部材間の寸法cよりも小さくなるようにする。すなわち、それぞれの寸法の関係が「a<b<c」となるようにする。
なお、コネクタ7およびコネクタ55に用いられる端子の形状は、一例であって、これはこの例に限られない。コネクタ7およびコネクタ55を嵌合させた際に、それぞれの端子が確実に接触するような形状であれば、どのような形状でもよい。
次に、電池パック1および電子機器50の接続状態検出方法について説明する。この発明の実施の一形態では、コネクタ7に設けられたクロック端子16から出力された信号と、状態検出端子18に入力された信号とを比較することにより、電池パック1および電子機器50が物理的に接続されているか否かを判断するようにしている。
電池パック1および電子機器50が接続された場合には、電池パック1のコネクタ7および電子機器50のコネクタ55が接続され、電池パック1のクロック端子16および状態検出端子18が電子機器50のクロック端子53によって電気的に接続される。
このとき、例えば、クロック端子16から“H(ハイ)”である信号が出力されると、クロック端子16と状態検出端子18とが接続されているため、状態検出端子18には、“H”である信号が入力される。また、クロック端子16から“L(ロー)”である信号が出力されると、状態検出端子18には、“L”である信号が入力される。
すなわち、電池パック1および電子機器50が接続されている場合には、クロック端子16から出力された信号が状態検出端子18にそのまま入力されるため、クロック端子16から出力された信号と状態検出端子18に入力された信号とが一致する。
一方、電池パック1および電子機器50が接続されていない場合には、クロック端子16と状態検出端子18とが接続されておらず、状態検出端子18は、オープン状態となっている。そのため、クロック端子16から出力される信号にかかわらず、状態検出端子18は、「不定」の状態であり、“H”または“L”のいずれかの状態となっている。
例えば、状態検出端子18の状態が“L”であるときで、クロック端子16から“H”である信号が出力された場合には、クロック端子16から出力された信号と状態検出端子18に入力された信号とが一致しないが、クロック端子16から“L”である信号が出力された場合には、クロック端子16から出力された信号と状態検出端子18に入力された信号とが一致する。
また、状態検出端子18の状態が“H”であるときで、クロック端子16から“H”である信号が出力された場合には、クロック端子16から出力された信号と状態検出端子18に入力された信号とが一致するが、クロック端子16から“L”である信号が出力された場合には、クロック端子16から出力された信号と状態検出端子18に入力された信号とが一致しない。
このように、電池パック1および電子機器50が接続されていない場合には、クロック端子16から出力された信号と状態検出端子18に入力された信号とが必ずしも一致しない。そのため、この場合には、クロック端子16から“H”である信号と“L”である信号とを順に出力して、クロック端子16から出力された信号と状態検出端子18に入力される信号が一致するか否かを判断する必要がある。
したがって、この発明の実施の一形態では、クロック端子16から“H”である信号と“L”である信号とを順に出力し、状態検出端子18に入力された信号がクロック端子16から出力された信号と一致した場合には、電池パック1および電子機器50が物理的に接続されていると判断し、状態検出端子18に入力された信号がクロック端子16から出力された信号と一致しない場合には、電池パック1および電子機器50が物理的に接続されていないと判断することができる。
この発明の実施の一形態による電池パック1における接続状態検出処理の流れの一例について、図3に示すフローチャートを参照して説明する。なお、特別な記載がない限り、以下の処理は、MPU3の制御の下で行われるものとし、所定周期毎、例えば1秒周期で巡回的に行われるものとする。
ステップS1において、クロック端子16およびデータ端子17を用いて、電池パック1および電子機器50の間で通信が行われる。ステップS2では、電子機器50との通信が行われているか否かが判断される。電子機器50との通信が行われていないと判断された場合には、処理がステップS3に移行する。
ステップS3では、所定時間経過したか否かが判断される。SMBus通信の場合、例えば2秒間通信が行われない場合には、タイムアウトとなり、通信が行われていないと判断する。所定時間経過したと判断された場合には、処理がステップS4に移行する。一方、ステップS3において、所定時間経過していないと判断された場合には、処理がステップS1に戻る。
ステップS4では、クロック端子16から“H”である信号が出力される。ステップS5では、状態検出端子18に入力された信号が“H”であるか否かが判断される。状態検出端子18に入力された信号が“H”であると判断された場合には、処理がステップS6に移行する。
ステップS6では、クロック端子16から“L”である信号が出力される。ステップS7では、状態検出端子18に入力された信号が“L”であるか否かが判断される。状態検出端子18に入力された信号が“L”でないと判断された場合には、処理がステップS8に移行する。
一方、ステップS5において、状態検出端子18に入力された信号が“H”でないと判断された場合には、処理がステップS8に移行する。ステップS8では、電池パック1と電子機器50とが接続されていないと判断し、一連の処理が終了する。なお、このとき、例えば、スイッチ回路5を制御して充放電FETをOFFとすることにより充放電を禁止するようにしてもよいし、充電FETのみをOFFとして充電を禁止するようにしてもよい。
また、ステップS2において電子機器50との通信が行われていると判断された場合、および、ステップS7において状態検出端子18に入力された信号が“L”であると判断された場合には、処理がステップS9に移行する。ステップS9では、電池パック1と電子機器50とが接続されていると判断し、一連の処理が終了する。
このように、この発明の実施の一形態では、クロック端子16から出力された信号と、状態検出端子18に入力された信号とを比較することにより、電池パック1および電子機器50の物理的な接続状態を検出するようにしているため、接続状態を確実に検出することができる。
また、この発明の実施の一形態では、電池パック1および電子機器50が物理的に接続されているか否かを検出するようにしているため、電極端子間がオープン状態となった場合であっても、電池パック1が電子機器50から取り外されたためにオープン状態となっているのか、または、電池パック1が電子機器50に接続されているが電源の供給がないためにオープン状態になっているのかを確実に判断することができる。
さらに、この発明の実施の一形態では、電池パック1に対して物理的に放電禁止とするためのスイッチ回路などを新たに追加することなく、電池パック1側の端子の構成のみを変更することによって接続状態を確実に検出するようにしているため、電子機器50側の構成を変更する必要がなく、従来の電池パックおよび電子機器との互換性を保つことができる。
なお、ステップS4およびステップS6の処理の順序を入れ替え、ステップS4において、クロック端子16から“L”が出力され、ステップS6において、クロック端子16から“H”が出力されるようにしてもよい。そして、ステップS5において、状態検出端子18に入力された信号が“L”であるか否かを判断し、ステップS7において、状態検出端子18に入力された信号が“H”であるか否かを判断するようにしてもよい。
次に、この発明の実施の一形態の変形例について説明する。この発明の実施の一形態の変形例では、電池パックおよび電子機器を接続した際に、状態検出端子が負極端子と接続されるようにした。そして、状態検出端子に入力された信号の状態に基づき、電池パックおよび電子機器が物理的に接続されているか否かを判断するようにしている。
図4は、この発明の実施の一形態の変形例による電池パック21の一例の構成を示す。なお、電池パック21において、上述の実施の一形態と同様の部分については同一の符号を付し、説明を省略する。
コネクタ27には、状態検出端子28が設けられ、MPU3に接続されている。状態検出端子28には、プルアップ抵抗22が接続され、“H”である信号が入力されるようになっている。状態検出端子28は、電池パック21のコネクタ27と電子機器50のコネクタ55とが接続された際に電子機器50の負極端子52と接続され、電子機器50の負極端子52を介して負極端子15に接続される。
電池パック21のコネクタ27は、図5Aに示すように、例えばメス型コネクタであり、正極端子14、負極端子15、クロック端子16、データ端子17および状態検出端子28が設けられている。それぞれの端子には、上述の実施の一形態と同様に、導電性部材が折り曲げられるようにして接触部が形成されている。また、負極端子15および状態検出端子18は、互いに接触しないように、対向する位置に設けられている。電子機器50のコネクタ55は、例えばオス型コネクタであり、正極端子51、負極端子52、クロック端子53およびデータ端子54が設けられている。
コネクタ27およびコネクタ55は、図5Bに示すように、電池パック21および電子機器50が接続された際に、互いに嵌合することにより、コネクタ27側の正極端子14、クロック端子16およびデータ端子17が、コネクタ55側の正極端子51、クロック端子53およびデータ端子54とそれぞれ接続されるとともに、コネクタ27側の負極端子15および状態検出端子18がコネクタ55側の負極端子52と接続される。
コネクタ27側の負極端子15および状態検出端子18は、コネクタ55側の負極端子52と接続されることにより、コネクタ27側の負極端子15および状態検出端子18がコネクタ55側の負極端子52を介して電気的に接続され、負極端子15から出力された信号が状態検出端子18に入力されることになる。
コネクタ27およびコネクタ55が接続された際には、上述の実施の一形態と同様にして、コネクタ55側の端子がコネクタ27側の端子の接触部と外装部材とによって挟み込まれるようになる。このようにして、コネクタ27の端子とコネクタ55の端子とを確実に接触させることができる。
負極端子15および状態検出端子18は、コネクタ27およびコネクタ55が接続された際に、コネクタ55側の負極端子52が負極端子15および状態検出端子18の接触部によって挟み込まれるようになる。このようにして、負極端子15および状態検出端子18と負極端子52とを確実に接触させることができる。
次に、電池パック21および電子機器50の接続状態検出方法について説明する。この発明の実施の一形態の変形例では、コネクタ27に設けられた状態検出端子28に入力された信号に基づき、電池パック1および電子機器50が物理的に接続されているか否かを判断するようにしている。
電池パック21および電子機器50が接続された場合には、電池パック21のコネクタ27および電子機器50のコネクタ55が接続され、電池パック21の状態検出端子28および負極端子15が電子機器50の負極端子52によって電気的に接続される。この場合、状態検出端子28は、プルアップ抵抗22を用いてプルアップされているが、負極端子15に接続されることによって接地される。そのため、状態検出端子28には、“L”である信号が入力されることになる。
一方、電池パック21および電子機器50が接続されていない場合、状態検出端子28は、オープン状態となるが、プルアップ抵抗22を用いてプルアップされている。そのため、状態検出端子28には、“H”である信号が入力される。
したがって、この発明の実施の一形態の変形例では、状態検出端子28に入力された信号が“L”である信号の場合には、電池パック21および電子機器50が物理的に接続されていると判断し、状態検出端子28に入力された信号が“H”である信号の場合には、電池パック21および電子機器50が物理的に接続されていないと判断することができる。
この発明の実施の一形態の変形例による電池パック21における接続状態検出処理の流れの一例について、図6に示すフローチャートを参照して説明する。なお、特別な記載がない限り、以下の処理は、MPU3の制御の下で行われるものとし、所定周期毎、例えば1秒周期で巡回的に行われるものとする。
ステップS11では、状態検出端子28に入力された信号が“H”であるか否かが判断される。状態検出端子28に入力された信号が“H”であると判断された場合には、処理がステップS12に移行し、ステップS12において、電池パック21と電子機器50とが接続されていないと判断する。そして、例えば、スイッチ回路5を制御して充放電FETをOFFとすることにより充放電を禁止して一連の処理が終了する。
一方、ステップS11において、状態検出端子28に入力された信号が“H”でないと判断された場合には、処理がステップS13に移行し、ステップS13において、電池パック21と電子機器50とが接続されていると判断する。そして、一連の処理が終了する。
このように、この発明の実施の一形態の変形例では、状態検出端子28に入力された信号の状態に応じて電池パック21および電子機器50の物理的な接続状態を検出するようにしているため、接続状態を確実に検出することができる。
また、この発明の実施の一形態の変形例では、電池パック21および電子機器50が物理的に接続されているか否かを検出するようにしているため、電極端子間がオープン状態となった場合であっても、電池パック21が電子機器50から取り外されたためにオープン状態となっているのか、または、電池パック21が電子機器50に接続されているが電源の供給がないためにオープン状態になっているのかを確実に判断することができる。
さらに、この発明の実施の一形態の変形例では、電池パック21に対して物理的に放電禁止とするためのスイッチ回路などを新たに追加することなく、電池パック21側の端子の構成のみを変更することによって接続状態を確実に検出するようにしているため、電子機器50側の構成を変更する必要がなく、従来の電池パックおよび電子機器との互換性を保つことができる。
なお、電池パック21および電子機器50を接続した際に、負極端子52の替わりに電子機器50の正極端子51を介して状態検出端子28および正極端子14が接続されるようにすることもできるが、この場合、状態検出端子28に入力される信号の電圧が組電池2の電池電圧となり、状態検出端子28の耐圧を超える電圧が印加されてしまうおそれがあるため、好ましくない。
状態検出端子28および正極端子15が接続されるようにした場合には、例えば、新たにレギュレータを設け、状態検出端子28に入力される信号の電圧を適正な電圧に変換することで、電池パック21および電子機器50の接続状態の検出を行うことができるが、コストが増加してしまうとともに、レギュレータを配置するためのスペースが必要となってしまう。
また、組電池2の電池電圧の変動や、充電FETがOFFとなった際の寄生ダイオードによる電圧降下などにより、状態検出端子28に入力される信号の電圧が変動し、安定した電圧を取得することが困難であるため、電池パック21および電子機器50の接続状態の検出精度が低下してしまうおそれがある。
したがって、この発明の実施の一形態の変形例では、状態検出端子28と負極端子15とを接続して、電池パック21および電子機器50の接続状態を検出すると好ましい。
以上、この発明の実施の一形態および実施の一形態の変形例について説明したが、この発明は、上述したこの発明の実施の一形態および実施の一形態の変形例に限定されるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲内で様々な変形や応用が可能である。
例えば、この発明の実施の一形態では、電池パック1および電子機器50を接続した際に、クロック端子16と状態検出端子18とが電子機器50のクロック端子53を介して接続する構成としたが、これに限られず、電池パック1および電子機器50を接続した際に、データ端子17と状態検出端子18とが電子機器50のデータ端子54を介して接続する構成としてもよい。
このように、データ端子17から出力された信号と状態検出端子18に入力された信号とを比較することにより、クロック端子16から出力された信号と状態検出端子18に入力された信号とを比較する場合と同様に、電池パック1および電子機器50が物理的に接続されているか否かを検出することができる。
1、21 電池パック
2 組電池
3 MPU
5 スイッチ回路
7、27 コネクタ
11a、11b 電池セル
14 正極端子
15 負極端子
16 クロック端子
17 データ端子
18、28 状態検出端子
22 プルアップ抵抗
50 電子機器
51 正極端子
52 負極端子
53 クロック端子
54 データ端子
55 コネクタ
2 組電池
3 MPU
5 スイッチ回路
7、27 コネクタ
11a、11b 電池セル
14 正極端子
15 負極端子
16 クロック端子
17 データ端子
18、28 状態検出端子
22 プルアップ抵抗
50 電子機器
51 正極端子
52 負極端子
53 クロック端子
54 データ端子
55 コネクタ
Claims (6)
- 外部の電子機器と接続され、二次電池の充放電を行う電池パックにおいて、
上記外部の電子機器と通信を行うための通信端子と、上記外部の電子機器との接続状態を検出するための状態検出端子とを有し、上記通信端子および上記状態検出端子の信号に基づき上記外部の電子機器との接続状態を検出する制御部と、
上記通信端子および上記状態検出端子が接続され、上記外部の電子機器が接続された場合に、上記通信端子および上記状態検出端子が上記外部の電子機器に設けられた通信端子と接触することによって導通するコネクタと
を備え、
上記制御部は、
上記通信端子から出力された信号と上記状態検出端子に入力された信号とが一致した場合には、上記外部の電子機器が接続されていると判断し、
上記通信端子から出力された信号と上記状態検出端子に入力された信号とが一致しない場合には、上記外部の電子機器が接続されていないと判断する
ことを特徴とする電池パック。 - 外部の電子機器と接続され、充放電を行う二次電池の電池パックにおいて、
プルアップ抵抗によりプルアップされ、上記外部の電子機器との接続状態を検出するための状態検出端子を有し、該状態検出端子の信号に基づき上記外部の電子機器との接続状態を検出する制御部と、
上記二次電池の負極端子および上記状態検出端子が接続され、上記外部の電子機器が接続された場合に、上記負極端子および上記状態検出端子が上記外部の電子機器に設けられた負極端子と接触することによって導通するコネクタと
を備え、
上記制御部は、
上記状態検出端子に入力された信号がローの信号である場合には、上記外部の電子機器が接続されていると判断し、
上記状態検出端子に入力された信号がハイの信号である場合には、上記外部の電子機器が接続されていないと判断する
ことを特徴とする電池パック。 - 請求項1または2に記載の電池パックにおいて、
上記二次電池に対する充放電電流を制御する充放電制御スイッチをさらに備え、
上記制御部は、
上記外部の電子機器が接続されていないと判断した場合に、上記充放電制御スイッチをOFFにするように制御する
ことを特徴とする電池パック。 - 複数の端子を備え、外部の電子機器と接続されるコネクタにおいて、
上記外部の電子機器が接続された場合に、上記複数の端子のうち少なくとも2つの端子が上記外部の電子機器に設けられた端子と接触することによって導通する
ことを特徴とするコネクタ。 - 複数の端子を備え、外部の電子機器が接続された場合に、上記複数の端子のうち少なくとも2つの端子が上記外部の電子機器に設けられた端子と接触することによって導通するコネクタに、上記外部の電子機器と通信を行うための通信端子と、上記外部の電子機器との接続状態を検出するための状態検出端子とが接続され、
上記通信端子および上記状態検出端子の信号に基づき上記外部の電子機器が接続されているか否かを検出し、上記通信端子から出力された信号と上記状態検出端子に入力された信号とが一致した場合には、上記外部の電子機器が接続されていると判断し、上記通信端子から出力された信号と上記状態検出端子に入力された信号とが一致しない場合には、上記外部の電子機器が接続されていないと判断する
ことを特徴とする接続状態検出方法。 - 複数の端子を備え、外部の電子機器が接続された場合に、上記複数の端子のうち少なくとも2つの端子が上記外部の電子機器に設けられた端子と接触することによって導通するコネクタに、二次電池の負極端子と、プルアップ抵抗によりプルアップされ上記外部の電子機器との接続状態を検出するための状態検出端子とが接続され、
上記状態検出端子の信号に基づき上記外部の電子機器が接続されているか否かを検出し、上記状態検出端子に入力された信号がローの信号である場合には、上記外部の電子機器が接続されていると判断し、上記状態検出端子に入力された信号がハイの信号である場合には、上記外部の電子機器が接続されていないと判断する
ことを特徴とする接続状態検出方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007233586A JP2009064741A (ja) | 2007-09-10 | 2007-09-10 | 電池パックおよびコネクタ、並びに、接続状態検出方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2007233586A JP2009064741A (ja) | 2007-09-10 | 2007-09-10 | 電池パックおよびコネクタ、並びに、接続状態検出方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2009064741A true JP2009064741A (ja) | 2009-03-26 |
Family
ID=40559134
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2007233586A Pending JP2009064741A (ja) | 2007-09-10 | 2007-09-10 | 電池パックおよびコネクタ、並びに、接続状態検出方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2009064741A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN106992567A (zh) * | 2017-04-25 | 2017-07-28 | 浙江亚特电器有限公司 | 一种电动工具的多功能充电器及其充电控制方法 |
CN111162331A (zh) * | 2019-08-12 | 2020-05-15 | 上海钧正网络科技有限公司 | 放电系统及放电方法 |
CN111342071A (zh) * | 2018-12-18 | 2020-06-26 | 东莞新能德科技有限公司 | 电池组件、电子设备及电池检测系统 |
-
2007
- 2007-09-10 JP JP2007233586A patent/JP2009064741A/ja active Pending
Cited By (6)
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---|---|---|---|---|
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CN111342071B (zh) * | 2018-12-18 | 2021-12-21 | 东莞新能德科技有限公司 | 电池组件、电子设备及电池检测系统 |
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