JP2009061035A - 医用画像診断装置 - Google Patents

医用画像診断装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2009061035A
JP2009061035A JP2007230398A JP2007230398A JP2009061035A JP 2009061035 A JP2009061035 A JP 2009061035A JP 2007230398 A JP2007230398 A JP 2007230398A JP 2007230398 A JP2007230398 A JP 2007230398A JP 2009061035 A JP2009061035 A JP 2009061035A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tumor
medical image
range
diagnostic apparatus
image
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2007230398A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5134316B2 (ja
Inventor
Mariko Shibata
真理子 柴田
Kozo Sato
幸三 佐藤
Shigeharu Oyu
重治 大湯
Keisuke Hashimoto
敬介 橋本
Satoshi Ikeda
智 池田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Canon Medical Systems Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Toshiba Medical Systems Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp, Toshiba Medical Systems Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP2007230398A priority Critical patent/JP5134316B2/ja
Publication of JP2009061035A publication Critical patent/JP2009061035A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5134316B2 publication Critical patent/JP5134316B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Apparatus For Radiation Diagnosis (AREA)
  • Magnetic Resonance Imaging Apparatus (AREA)
  • Measuring And Recording Apparatus For Diagnosis (AREA)
  • Ultra Sonic Daignosis Equipment (AREA)

Abstract

【課題】視認不可能な腫瘍に対する手術範囲の決定を支援することができる医用画像診断装置を提供する。
【解決手段】医用画像診断装置1において、被検体の部位を示す医用画像を表示する表示部5と、情報を記憶する記憶部7と、医用画像から部位の腫瘍を囲む腫瘍範囲を腫瘍の周囲の構造体に関連付け、腫瘍範囲の位置を示す位置情報D2を生成する手段と、生成した位置情報D2を記憶部7に保存する手段と、保存した位置情報D2に基づいて腫瘍範囲を再現し、再現した腫瘍範囲を手術用の医用画像と共に表示部5に表示させる手段とを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、医用画像診断装置に関し、特に、手術支援用の医用画像を表示する医用画像診断装置に関する。
医用画像診断装置は、医用画像を撮影する撮影部やその医用画像を処理する医用画像処理部等を備えている。この医用画像診断装置としては、例えば、X線断層撮影装置(CT)、X線透視撮影装置及び磁気共鳴撮影装置(MRI)及び超音波診断装置等が挙げられる。このような医用画像診断装置の発展に伴って、医師が患者の部位を示す医用画像を用いて診察や手術等を行う機会が増加している。例えば、腫瘍を切除する切除手術を行う場合には、術者は手術前に医用画像を参照しながら、腫瘍の位置を示すための複数のマーカを患者の体内に埋め込み、その後、手術時にそれらのマーカを視認して切除範囲を確認しつつ切除手術を進める。なお、そのマーカを患者の体内に埋め込む技術が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
一方、近年、患者のQOL(Quality Of Life)向上のために、臓器の切除範囲をなるべく小さくしようとする動きがある。そこで、悪性腫瘍の切除手術の前に腫瘍細胞を弱らせたり、腫瘍の大きさを縮小させたりする等の目的で、化学療法や放射線療法による治療を行う場合がある。これにより、例えば肝臓の1区域すべてを切除するのではなく、3cm以下の腫瘍だけを切除することも可能になるため、術後の患者の回復が早くなるという利点がある。
特開2000−33089号公報
しかしながら、治療により医用画像上で腫瘍が消えたように見えても、生検等により目に見えない微小な腫瘍細胞が残っていると判断される場合には、その腫瘍があった部分(消失前の腫瘍領域)を全て切除しなければならない。このとき、腫瘍は目に見えなくなっているため、術者が部位(例えば肝臓)に対する切除範囲(手術範囲)を決定することは難しい。すなわち、視認不可能な腫瘍に対する手術範囲を決定することは非常に困難である。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであり、その目的は、視認不可能な腫瘍に対する手術範囲の決定を支援することができる医用画像診断装置を提供することである。
本発明の実施の形態に係る特徴は、医用画像診断装置において、被検体の部位を示す医用画像を表示する表示部と、情報を記憶する記憶部と、医用画像から部位の腫瘍を囲む腫瘍範囲を腫瘍の周囲の構造体に関連付け、腫瘍範囲の位置を示す位置情報を生成する手段と、生成した位置情報を記憶部に保存する手段と、保存した位置情報に基づいて腫瘍範囲を再現し、再現した腫瘍範囲を手術用の医用画像と共に表示部に表示させる手段とを備えることである。
本発明によれば、視認不可能な腫瘍に対する手術範囲の決定を支援することができる医用画像診断装置を提供することができる。
本発明の実施の一形態について図面を参照して説明する。
図1に示すように、本発明の実施の形態に係る医用画像診断装置1は、各部を集中的に制御するCPU(Central Processing Unit)等の制御部2と、ROM(Read Only Memory)やRAM(Random Access Memory)等のメモリ3と、患者等の被検体の部位を示す医用画像を撮影する撮影部4と、医用画像等の画像を表示する表示部5と、術者や助手等の操作者からの入力操作を受け付ける操作部6と、各種プログラムや各種データ等を記憶する記憶部7と、外部装置との通信を行う通信部8と、医用画像等の画像を処理する画像処理部9とを備えている。これらの各部は、バス10により電気的に接続されている。
制御部2は、記憶部7に記憶された各種プログラムや各種データ等に基づいて、各部を制御する。特に、制御部2は、各種のプログラムやデータ等に基づいて、データの計算又は加工等を行う一連のデータ処理及び画像を表示する画像表示処理等を実行する。
メモリ3は、制御部2が実行する起動プログラム等を記憶するメモリであって、制御部2のワークエリアとしても機能するメモリである。なお、起動プログラムは、医用画像診断装置1の起動時に制御部2により読み出されて実行される。
撮影部4は、患者等の被検体に対して医用画像を撮影する撮影動作を行う。この撮影部4としては、例えば、X線を使用する撮影部を用いる。この場合には、撮影部4は、寝台の天板上の被検体に対してX線を照射するX線照射部と、そのX線照射部により照射されたX線を検出するX線検出部とを備えている。この撮影部4は、寝台の天板の周囲を移動可能に設けられており、撮影位置から天板上の被検体の各部位の医用画像を撮影する。
表示部5は、医用画像等の画像をカラー表示可能な表示装置であって、特に、被検体の部位(例えば、肝臓)に対する手術用の医用画像を表示する表示装置である。この表示部5としては、例えば、液晶ディスプレイやCRT(Cathode Ray Tube)ディスプレイ等を用いる。
操作部6は、操作者により入力操作される入力部であって、画像表示の開始や画像の切り替え等の各種の入力操作を受け付ける入力部である。この操作部6としては、例えば、マウスやキーボード等の入力デバイスを用いる。
記憶部7は、各種のプログラムやデータ等を記憶する記憶装置であって、特に、医用画像に関する画像データ(画像情報)D1及び部位の腫瘍に対する切除範囲(手術範囲)の位置を示す位置データ(位置情報)D2を記憶する記憶装置である。この記憶部7としては、例えば、磁気ディスク装置や半導体ディスク装置(フラッシュメモリ)等を用いる。なお、画像データD1は、撮影部4により得られ、バス10を介して記憶部7に格納される。ここで、被検体の部位としては、例えば、肝臓、乳房、肺及び各種消化器等が挙げられる。
通信部8は、LAN(Local Area Network)やインターネット等のネットワークを介して外部装置との通信を行う装置である。この通信部8としては、LANカードやモデム等を用いる。外部装置としては、データベースサーバや他の医用画像診断装置等が挙げられる。
画像処理部9は、撮影した医用画像や記憶した医用画像等の画像に対して様々な画像処理(例えば、画像再構成を含む画像処理等)を行う。ここで、画像処理部9は、画像データから二次元や三次元の医用画像を生成する。詳しくは、画像処理部9は、画像データ(例えばボリュームデータ)に対してボリュームレンダリング処理、MPR(Multi Planer Reconstruction)処理、及びMIP(Maximum Intensity Projection)処理等の画像処理を施し、表示用の画像データを生成する。この画像処理部9はソフトウェア及びハードウェアのどちらか一方又は両方により構成されている。
次に、このような医用画像診断装置1が行う切除範囲決定支援処理(腫瘍範囲保存処理及び手術画像表示処理)について説明する。医用画像診断装置1の制御部2は、治療前に、腫瘍範囲の位置を保存する腫瘍範囲保存処理を実行し、マーカの埋め込み及び切除を行う手術時に、手術用の医用画像を表示する手術画像表示処理を実行する。
通常、医師は、健康診断等により例えば肝臓に腫瘍が見つかった場合、医用画像診断装置1(CTやMRI、超音波診断装置等)による医用画像(臨床画像)を用いて、腫瘍の大きさや個数、種類、原発性か転移性か、切除手術適用か等の診断を行う。その結果、腫瘍が1つで4cm程度の原発性肝がんであった場合、医師は、例えば、化学療法や放射線療法による治療(術前治療)によりその腫瘍を縮小し、その後、手術で切除するという治療計画を立てる。このとき、医師は、治療により腫瘍が見えなくなる可能性があることを考慮し、腫瘍が消失又は縮小する前、すなわち治療前に、医用画像診断装置1により腫瘍の位置、すなわち腫瘍範囲の位置を保存する。その後、医師は手術時に医用画像診断装置1による手術用の医用画像(術中画像)を視認しながら患者の体内に一つ又は複数のマーカ(例えば4個)を埋め込み、それらのマーカを確認しつつ部位の切除範囲部分を切除する。
まず、医師等の操作者が治療前に医用画像診断装置1を用いて腫瘍範囲の位置を保存する場合の腫瘍範囲保存処理について図2及び図3を参照して説明する。
図2に示すように、制御部2は、まず、医用画像G1を撮影する(ステップS1)。すなわち、制御部2は、撮影部4に撮影動作を実行させる。これにより、例えば、図3に示すように、部位として肝臓Tを示す医用画像(三次元画像)G1が得られる。なお、この医用画像G1は画像データD1として記憶部7に保存される。
次いで、制御部2は、撮影した医用画像G1に対して腫瘍範囲(トレースライン)Rの設定を行う(ステップS2)。これにより、図3に示すように、腫瘍範囲Rは、医用画像G1上の腫瘍Taの周囲に設定される。ここで、この腫瘍範囲Rを自動で設定する場合には、例えば、画像処理部9がCAD等の技術により腫瘍Taを認識し、腫瘍Taから切除断端までの距離情報等に基づいてその腫瘍Taの周囲に最適な腫瘍範囲Rが設定される。このときの距離情報等は記憶部7に記憶されている。一方、手動で腫瘍範囲Rを設定する場合には、撮影した医用画像G1が表示部5に表示され、医師や助手等の操作者はその医用画像G1を参照しながら操作部6に対して入力操作を行い、腫瘍Taの周囲にその腫瘍Taを囲む腫瘍範囲Rを設定する。なお、医用画像G1が三次元画像である場合には、腫瘍範囲Rも三次元で設定され、医用画像G1が二次元画像である場合には、腫瘍範囲Rも二次元で設定される。
その後、制御部2は、腫瘍範囲Rを複数の領域Raに分割し(ステップS3)、それらの領域Raを腫瘍Taの周囲の構造体(例えば、肝臓Tの表面及び肋骨Jの表面)に関連付けて位置データD2を生成し(ステップS4)、生成した位置データD2を保存する(ステップS5)。すなわち、制御部2は、画像処理部9を制御し、腫瘍範囲Rを各領域Raに分割し、それらの領域Raを各構造体の各々の面、例えば肝臓Tの表面及び肋骨Jの表面(例えば外面)に関連付けて位置データD2を生成し、その位置データD2を記憶部7に保存する。これにより、図3に示すように、腫瘍範囲Rは各領域Raに分割され、それらの領域Raが肝臓Tの表面及び肋骨Jの表面(各特徴領域)にそれぞれ関連付けられ、それらの関連情報の集合体である位置データD2が生成される。その後、位置データD2は記憶部7に保存される。なお、構造体上の表面の各特徴領域は、例えば、長期間不変である肝臓Tの表面上の血管の形状等の特徴量、さらに、長期間不変である肋骨Jの形状や湾曲の程度等の特徴量によって特定される。
ここで、図3に示すように、ある1つの領域Raの位置を特定する場合には、肝臓Tの表面上の血管の形状で特徴付けられた記録面K1と、肋骨Jの形状及び湾曲率で特徴付けられた記録面K2とが抽出され、それらの記録面K1、K2により1つの領域Raの位置が特定される。これらの記録面K1、K2はそれぞれ特徴領域として機能する。例えば、四角形(例えば正方形)の領域Raの位置は、それらの各角から四角形の記録面K1の各角までの距離と、その記録面K1の各角から四角形の記録面K2の各角までの距離とにより特定される。したがって、1つの領域Raに対して、記録面K1(特徴量情報)、記録面K2(特徴量情報)及び距離情報が1セットの関連情報として取得される。なお、領域Ra、記録面K1及び記録面K2は例えば相似関係である。この処理が、腫瘍範囲Rの全ての領域Raあるいは一定数の領域Raに対して行われ、それらの関連情報の集合体である位置データD2が生成される。
なお、化学療法や放射線療法による治療の過程で、明らかに腫瘍Taの縮小が見られた場合や肝臓Tに治療による変形が見られた場合等には、前述の腫瘍範囲保存処理が再度行われ、位置データD2が書き換えられてもよい。化学療法や放射線療法による治療が終了し、医用画像G1上で腫瘍Taが視認できなくなった場合には、生検等の検査で腫瘍細胞の有無が確認される。結果が陰性であった場合には、ここで治療は終了し、患者は経過観察となる。一方、結果が陽性であった場合、あるいは、腫瘍細胞を弱らせる目的で治療を行い、初めから元の腫瘍部分を切除すると計画されていた場合には、切除のための手術計画を行い、手術用のマーカの埋め込み(留置)を行うことになる。
次に、医師等の操作者が医用画像診断装置1を用いて手術用のマーカの埋め込みを行う場合の手術画像表示処理について図4及び図5を参照して説明する。
図4に示すように、制御部2は、まず、手術用の医用画像G2を撮影する(ステップS11)。すなわち、制御部2は、撮影部4に撮影動作を実行させる。このとき、撮影は、治療前の医用画像G1(図3参照)となるべく同じ体位で行われる。これにより、例えば、図5に示すように、部位として肝臓Tを示す医用画像(三次元画像)G2が得られる。なお、この医用画像G2は画像データD1として記憶部7に保存される。
次いで、制御部2は、位置データD2に基づいて各領域Raからなる腫瘍範囲Rを再現し(ステップS12)、再現した腫瘍範囲Rを手術用の医用画像G2と共に表示する(ステップS13)。すなわち、制御部2は、記憶部7から第2の位置データD2を読み出し、画像処理部9を制御して位置データD2に基づいて手術用の医用画像G2上に各領域Raを各々再現し、腫瘍範囲Rを手術用の医用画像G2上に表示する。これにより、例えば、図5に示すように、腫瘍範囲Rは医用画像G2上に重畳されて表示される。
ここで、画像処理部9は、位置データD2内の各領域Raにそれぞれ対応する記録面K1、記録面K2及び距離情報に基づいて各領域Raを再現する。このとき、記録面K1及び記録面K2の各々の特徴量情報に基づいて、記録面K1及び記録面K2の位置が特定され、それらの記録面K1及び記録面K2に対する距離情報に基づいて、領域Raが再現される。これが全ての領域Raに対して実行される。その後、制御部2は、再現した腫瘍範囲Rを示す画像を手術用の医用画像G2に重畳し、手術用の医用画像G2と共に手術支援用の医用画像として表示部5に表示させる。なお、高速に画像処理を行うことが可能な装置とすることにより、リアルタイムの手術用の医用画像G2上に腫瘍範囲Rを表示することが可能になる。
その後、術者は、図5に示すように、表示された手術用の医用画像G2及び腫瘍範囲Rを参照しながら、針等の挿入部材Hを用いて樹脂ビーズ等の複数のマーカM1〜M4を患者の体内、すなわち腫瘍範囲Rの周縁に挿入する。なお、マーカM1〜M4の挿入数は、腫瘍範囲Rの大きさや体表からの針でのアプローチの可能性等により決まり、単数でも複数でもよい。手術時には、術者はそれらのマーカM1〜M4を目視して腫瘍範囲Rを確認し、切除範囲を決定して切除手術を進めることになる。
前述のように、医用画像G1から腫瘍Taの位置が腫瘍Taの周囲の構造体、例えば肝臓Tの表面及び肋骨Jの表面に関連付けられ、腫瘍Taの位置を示す位置データD2が生成され、この位置データD2は記憶部7に保存される。その後、各マーカM1〜M4の埋め込みを行う手術前等に、必要に応じて、位置データD2に基づいて肝臓Tに対する腫瘍範囲Rが再現され、その腫瘍範囲Rが手術用の医用画像G2と共に表示される(図5参照)。これにより、目に見えない腫瘍Taに対する腫瘍範囲Rが表示されるので、術者はその腫瘍範囲Rを視認することができる。その結果、術者は迷うことなく自信を持って肝臓Tの腫瘍範囲Rの周縁に各マーカM1〜M4を埋め込むことが可能になり、手術時に肝臓Tに対する切除範囲を容易に決定することができる。
このような処理により、化学療法や放射線療法による治療の前に撮影した医用画像G1で腫瘍範囲Rが設定され、治療により腫瘍Taが消失した後に切除手術前の医用画像G2が撮影されて表示される。この医用画像G2には、腫瘍Taが表示されないが、ランドマークとなる構造体の特徴領域(例えば、各記録面K1、K2)の情報を用いて腫瘍範囲Rが再現されるので、視認不可能な腫瘍Taに対する切除範囲の決定を支援することができる。その結果、術者は確信を持って消失前の腫瘍Taの全域をカバーする切除範囲を決定し、腫瘍範囲Rをガイドとし、迷うことなく自信を持って肝臓Tの切除範囲の周縁に各マーカM1〜M4を埋め込むことができる。
以上説明したように、本発明の実施の形態によれば、医用画像G1から肝臓Tの腫瘍Taに対する腫瘍範囲Rの位置をその腫瘍Taの周囲の構造体(例えば、肝臓Tの表面及び肋骨Jの表面)に関連付け、腫瘍範囲Rの位置を示す第1の位置データD2を生成し、その第1の位置データD2を保存し、その後、必要に応じて、記憶した第1の位置データD2に基づいて腫瘍範囲Rを再現し、再現した腫瘍範囲Rを手術用の医用画像G2と共に表示することによって、目に見えない腫瘍Taに対する腫瘍範囲Rが表示され、術者はその腫瘍範囲Rを視認することが可能になる。これにより、視認不可能な腫瘍Taに対する切除範囲の決定を支援することができる。すなわち、術者は迷うことなく自信を持って肝臓Tの腫瘍範囲Rの周縁に各マーカM1〜M4を埋め込むことが可能になり、肝臓Tに対する切除範囲を容易に決定することができる。特に、術者の経験や熟練度等に依存することなく、患者の体内に各マーカM1〜M4を埋め込むことが可能になるので、正確な手術を行うことができる。
加えて、腫瘍範囲Rを複数の領域Raに分割し、分割した各領域Raをそれぞれ肝臓Tの表面及び肝臓Tの周囲に位置する肋骨Jの表面に関連付け、位置データD2を生成することから、精度良く腫瘍Taの位置、すなわち腫瘍範囲Rを再現することが可能になるので、腫瘍範囲Rを正確に示すことができる。
(他の実施の形態)
なお、本発明は、前述の実施の形態に限るものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々変更可能である。
例えば、本実施の形態においては、腫瘍Taの周囲の構造体として、肝臓Tの表面及び肋骨Jの表面を用いているが、これに限るものではなく、例えば、他の構造体を用いるようにしてもよい。また、腫瘍Taの周囲の構造体として、肝臓Tの表面及び肋骨Jの表面の両方を用いているが、これに限るものではなく、例えば、それらのどちらか一方だけを用いるようにしてもよい。ただし、肝臓Tの表面及び肋骨Jの表面の両方を用いた場合の方が、それらの片方だけを用いた場合に比べ、腫瘍範囲Rの位置精度を向上させることができる。
また、前述の実施の形態においては、腫瘍範囲Rとして、肝臓Tの腫瘍Taの領域より大きい範囲を設定しているが、これに限るものではなく、例えば、肝臓Tの腫瘍Taの領域と同じ範囲を設定するようにしてもよい。この場合には、腫瘍範囲Rは、術前治療前の腫瘍Taの領域となる。
さらに、前述の実施の形態においては、三次元CTによる腫瘍範囲Rの設定及び再現を説明しているが、これに限るものではなく、例えば、MRIや超音波診断装置等の他の医用画像診断装置やそれらの組み合わせであってもよい。さらに、三次元画像を用いているが、これに限るものではなく、二次元画像を用いるようにしてもよい。
加えて、前述の実施の形態においては、ソフトウェアであるプログラムに基づいて制御部2により各種の処理を実行しているが、これに限るものではなく、例えば、ソフトウェア及びハードウェアのどちらか一方又は両方により各種の処理を実行するようにしてもよい。
本発明の実施の一形態に係る医用画像診断装置の概略構成を示すブロック図である。 図1に示す医用画像診断装置が行う腫瘍範囲保存処理の流れを示すフローチャートである。 図2に示す腫瘍範囲保存処理による腫瘍範囲の保存を説明するための説明図である。 図1に示す医用画像診断装置が行う手術画像表示処理の流れを示すフローチャートである。 図4に示す手術画像表示処理による画像の表示を説明するための説明図である。
符号の説明
1 医用画像診断装置
4 撮影部
5 表示部
7 記憶部
D2 位置情報(位置データ)
G1 医用画像
G2 手術用の医用画像
R 腫瘍範囲
T 部位(肝臓)
Ta 腫瘍

Claims (3)

  1. 被検体の部位を示す医用画像を表示する表示部と、
    情報を記憶する記憶部と、
    前記医用画像から前記部位の腫瘍を囲む腫瘍範囲を前記腫瘍の周囲の構造体に関連付け、前記腫瘍範囲の位置を示す位置情報を生成する手段と、
    生成した前記位置情報を前記記憶部に保存する手段と、
    保存した前記位置情報に基づいて前記腫瘍範囲を再現し、再現した前記腫瘍範囲を手術用の前記医用画像と共に前記表示部に表示させる手段と、
    を備えることを特徴とする医用画像診断装置。
  2. 前記生成する手段は、前記腫瘍範囲を複数の領域に分割し、分割した前記複数の領域をそれぞれ前記部位の表面及び前記部位の周囲に位置する肋骨の表面のどちらか一方又は両方に関連付け、前記位置情報を生成することを特徴とする請求項1記載の医用画像診断装置。
  3. 前記医用画像を撮影する撮影部を備えることを特徴とする請求項1又は2記載の医用画像診断装置。
JP2007230398A 2007-09-05 2007-09-05 医用画像診断装置 Active JP5134316B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007230398A JP5134316B2 (ja) 2007-09-05 2007-09-05 医用画像診断装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007230398A JP5134316B2 (ja) 2007-09-05 2007-09-05 医用画像診断装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009061035A true JP2009061035A (ja) 2009-03-26
JP5134316B2 JP5134316B2 (ja) 2013-01-30

Family

ID=40556198

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007230398A Active JP5134316B2 (ja) 2007-09-05 2007-09-05 医用画像診断装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5134316B2 (ja)

Cited By (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012100815A (ja) * 2010-11-09 2012-05-31 Ge Medical Systems Global Technology Co Llc 超音波診断装置
JP2012235983A (ja) * 2011-05-13 2012-12-06 Olympus Medical Systems Corp 医療用画像表示システム
WO2014036499A1 (en) * 2012-08-30 2014-03-06 Truevision Systems, Inc. Imaging system and methods displaying a fused multidimensional reconstructed image
US10117721B2 (en) 2008-10-10 2018-11-06 Truevision Systems, Inc. Real-time surgical reference guides and methods for surgical applications
JP2019072324A (ja) * 2017-10-18 2019-05-16 株式会社島津製作所 放射線撮像装置および放射線治療装置
US10299880B2 (en) 2017-04-24 2019-05-28 Truevision Systems, Inc. Stereoscopic visualization camera and platform
US10368948B2 (en) 2009-10-20 2019-08-06 Truevision Systems, Inc. Real-time surgical reference indicium apparatus and methods for astigmatism correction
US10398598B2 (en) 2008-04-04 2019-09-03 Truevision Systems, Inc. Apparatus and methods for performing enhanced visually directed procedures under low ambient light conditions
US10917543B2 (en) 2017-04-24 2021-02-09 Alcon Inc. Stereoscopic visualization camera and integrated robotics platform
US10984906B2 (en) 2015-10-29 2021-04-20 Canon Kabushiki Kaisha Medical image processing apparatus, program installable into medical image processing apparatus, and medical image processing method
US11039901B2 (en) 2009-02-20 2021-06-22 Alcon, Inc. Real-time surgical reference indicium apparatus and methods for intraocular lens implantation
US11051884B2 (en) 2008-10-10 2021-07-06 Alcon, Inc. Real-time surgical reference indicium apparatus and methods for surgical applications
US11083537B2 (en) 2017-04-24 2021-08-10 Alcon Inc. Stereoscopic camera with fluorescence visualization

Citations (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0747079A (ja) * 1993-08-05 1995-02-21 Toshiba Corp 超音波治療装置
JP2004046594A (ja) * 2002-07-12 2004-02-12 Konica Minolta Holdings Inc 画像診断支援装置
JP2004041490A (ja) * 2002-07-12 2004-02-12 Konica Minolta Holdings Inc 画像診断支援装置
JP2004290404A (ja) * 2003-03-27 2004-10-21 Ge Medical Systems Global Technology Co Llc 超音波撮像方法および超音波診断装置
JP2005334298A (ja) * 2004-05-27 2005-12-08 Fuji Photo Film Co Ltd 異常陰影検出方法および装置並びにプログラム
JP2005349003A (ja) * 2004-06-11 2005-12-22 Toshiba Corp 超音波診断装置
WO2005120373A1 (ja) * 2004-06-11 2005-12-22 Hitachi Medical Corporation 超音波治療装置
WO2006126020A2 (en) * 2005-05-24 2006-11-30 Anglia Polytechnic University Higher Education Corporation Medical data signal processing systems
WO2007030161A2 (en) * 2005-06-30 2007-03-15 Saint Barnabas Health Care Systems Method for locating brain lesion
JP4970201B2 (ja) * 2007-09-05 2012-07-04 株式会社東芝 医用画像診断装置

Patent Citations (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0747079A (ja) * 1993-08-05 1995-02-21 Toshiba Corp 超音波治療装置
JP2004046594A (ja) * 2002-07-12 2004-02-12 Konica Minolta Holdings Inc 画像診断支援装置
JP2004041490A (ja) * 2002-07-12 2004-02-12 Konica Minolta Holdings Inc 画像診断支援装置
JP2004290404A (ja) * 2003-03-27 2004-10-21 Ge Medical Systems Global Technology Co Llc 超音波撮像方法および超音波診断装置
JP2005334298A (ja) * 2004-05-27 2005-12-08 Fuji Photo Film Co Ltd 異常陰影検出方法および装置並びにプログラム
JP2005349003A (ja) * 2004-06-11 2005-12-22 Toshiba Corp 超音波診断装置
WO2005120373A1 (ja) * 2004-06-11 2005-12-22 Hitachi Medical Corporation 超音波治療装置
WO2006126020A2 (en) * 2005-05-24 2006-11-30 Anglia Polytechnic University Higher Education Corporation Medical data signal processing systems
WO2007030161A2 (en) * 2005-06-30 2007-03-15 Saint Barnabas Health Care Systems Method for locating brain lesion
JP4970201B2 (ja) * 2007-09-05 2012-07-04 株式会社東芝 医用画像診断装置

Cited By (17)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10398598B2 (en) 2008-04-04 2019-09-03 Truevision Systems, Inc. Apparatus and methods for performing enhanced visually directed procedures under low ambient light conditions
US11051884B2 (en) 2008-10-10 2021-07-06 Alcon, Inc. Real-time surgical reference indicium apparatus and methods for surgical applications
US10117721B2 (en) 2008-10-10 2018-11-06 Truevision Systems, Inc. Real-time surgical reference guides and methods for surgical applications
US11039901B2 (en) 2009-02-20 2021-06-22 Alcon, Inc. Real-time surgical reference indicium apparatus and methods for intraocular lens implantation
US10368948B2 (en) 2009-10-20 2019-08-06 Truevision Systems, Inc. Real-time surgical reference indicium apparatus and methods for astigmatism correction
JP2012100815A (ja) * 2010-11-09 2012-05-31 Ge Medical Systems Global Technology Co Llc 超音波診断装置
JP2012235983A (ja) * 2011-05-13 2012-12-06 Olympus Medical Systems Corp 医療用画像表示システム
US10019819B2 (en) 2012-08-30 2018-07-10 Truevision Systems, Inc. Imaging system and methods displaying a fused multidimensional reconstructed image
US10740933B2 (en) 2012-08-30 2020-08-11 Alcon Inc. Imaging system and methods displaying a fused multidimensional reconstructed image
US9552660B2 (en) 2012-08-30 2017-01-24 Truevision Systems, Inc. Imaging system and methods displaying a fused multidimensional reconstructed image
WO2014036499A1 (en) * 2012-08-30 2014-03-06 Truevision Systems, Inc. Imaging system and methods displaying a fused multidimensional reconstructed image
US10984906B2 (en) 2015-10-29 2021-04-20 Canon Kabushiki Kaisha Medical image processing apparatus, program installable into medical image processing apparatus, and medical image processing method
US10299880B2 (en) 2017-04-24 2019-05-28 Truevision Systems, Inc. Stereoscopic visualization camera and platform
US10917543B2 (en) 2017-04-24 2021-02-09 Alcon Inc. Stereoscopic visualization camera and integrated robotics platform
US11058513B2 (en) 2017-04-24 2021-07-13 Alcon, Inc. Stereoscopic visualization camera and platform
US11083537B2 (en) 2017-04-24 2021-08-10 Alcon Inc. Stereoscopic camera with fluorescence visualization
JP2019072324A (ja) * 2017-10-18 2019-05-16 株式会社島津製作所 放射線撮像装置および放射線治療装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP5134316B2 (ja) 2013-01-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5134316B2 (ja) 医用画像診断装置
CN110741414B (zh) 用于使用实时二维荧光镜检查数据识别、标记和导航到靶标的系统和方法
CN106821498B (zh) 非暂时性计算机可读存储介质
US11712213B2 (en) System and method for pose estimation of an imaging device and for determining the location of a medical device with respect to a target
US10650513B2 (en) Method and system for tomosynthesis imaging
AU2014315356B2 (en) System and method for lung visualization using ultrasound
CN106659373B (zh) 用于在肺内部的工具导航的动态3d肺图谱视图
EP2004071B1 (en) Targeting device, computer readable medium and program element
JP5244319B2 (ja) 画像のマルチモーダルレジストレーションのための装置及び方法
CN108451639B (zh) 用于定位与导航的多数据源集成
CN107871531B (zh) 裂隙评估和外科手术介入性规划
JP6503373B2 (ja) 気管マーキング
US20210235983A1 (en) Marker placement
WO2011058516A1 (en) Systems & methods for planning and performing percutaneous needle procedures
CN107865692B (zh) 外科手术和介入计划中用于检测胸膜受侵的系统和方法
JP2007144162A (ja) 改良型腫瘍アブレーションのシステム及び方法
CN111918698B (zh) 医用图像处理装置、治疗系统及存储介质
JP2019502477A (ja) 医療処置のプランを作成するシステム及び方法
Nicolau et al. A complete augmented reality guidance system for liver punctures: First clinical evaluation
US12064280B2 (en) System and method for identifying and marking a target in a fluoroscopic three-dimensional reconstruction
JP4970201B2 (ja) 医用画像診断装置
CN112566581A (zh) 用于消融可视化的系统
US8358874B2 (en) Method for displaying computed-tomography scans, and a computed-tomography system or computed-tomography system assembly for carrying out this method
KR101525040B1 (ko) 시술 전 영상의 촬영 범위를 결정하기 위한 레퍼런스 영상 생성 방법 및 그 장치
JP7421488B2 (ja) Ct画像からの自動切除アンテナセグメンテーション

Legal Events

Date Code Title Description
RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20100804

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20100811

RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20100908

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20100817

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120228

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120229

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120424

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20121011

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20121109

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20151116

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Ref document number: 5134316

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313117

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350