JP2009043492A - Fuel cell - Google Patents
Fuel cell Download PDFInfo
- Publication number
- JP2009043492A JP2009043492A JP2007205791A JP2007205791A JP2009043492A JP 2009043492 A JP2009043492 A JP 2009043492A JP 2007205791 A JP2007205791 A JP 2007205791A JP 2007205791 A JP2007205791 A JP 2007205791A JP 2009043492 A JP2009043492 A JP 2009043492A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- fuel cell
- metal separator
- flow path
- oxidant gas
- flow channel
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
Links
Images
Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E60/00—Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
- Y02E60/30—Hydrogen technology
- Y02E60/50—Fuel cells
Landscapes
- Fuel Cell (AREA)
Abstract
Description
本発明は、電解質の両側に一対の電極が設けられる電解質・電極構造体と、シール部材が一体に設けられる金属セパレータとが積層される燃料電池に関する。 The present invention relates to a fuel cell in which an electrolyte / electrode structure provided with a pair of electrodes on both sides of an electrolyte and a metal separator provided integrally with a seal member are laminated.
例えば、固体高分子型燃料電池は、高分子イオン交換膜からなる固体高分子電解質膜(MEA)の両側に、それぞれアノード側電極及びカソード側電極を配設した電解質膜・電極構造体(電解質・電極構造体)を、セパレータによって挟持して構成されている。この種の燃料電池では、車載用として使用する際に、通常、数十〜数百の燃料電池を積層して燃料電池スタックを構成している。 For example, a polymer electrolyte fuel cell includes an electrolyte membrane / electrode structure (electrolyte / electrode structure) in which an anode side electrode and a cathode side electrode are disposed on both sides of a solid polymer electrolyte membrane (MEA) made of a polymer ion exchange membrane. The electrode structure is sandwiched between separators. In this type of fuel cell, when used for in-vehicle use, a fuel cell stack is usually formed by stacking several tens to several hundreds of fuel cells.
この場合、セパレータとしては、カーボンセパレータの他、薄板状の金属プレートにシール部材を一体成形した金属セパレータが使用されている。この種の金属セパレータは、例えば、特許文献1に開示されているシリコーン樹脂−金属複合体の製造方法により製造されている。
In this case, as the separator, in addition to the carbon separator, a metal separator in which a sealing member is integrally formed on a thin metal plate is used. This type of metal separator is manufactured, for example, by a method for manufacturing a silicone resin-metal composite disclosed in
具体的には、図6に示すように、金属薄板1の端部が金型を構成する固定側型板2aと、可動側型板2bとの合わせ面に形成された金型キャビティ内に配置されている。金属薄板1の周縁部には、この金属薄板1の断面部3を介して樹脂流路4が形成されており、固定側型板2aのゲート5から液状シリコーン樹脂が射出されている。この液状シリコーン樹脂は、表面のシリコーン樹脂層6aから金属薄板1の断面部3の樹脂流路4を通って裏面のシリコーン樹脂層6bへ金型キャビティ内に充填されることにより、成形されている。
Specifically, as shown in FIG. 6, the end of the
ところで、金属セパレータでは、小型軽量化を図るために、金属プレートの厚さを減少させて薄肉化を図っている。このため、例えば、燃料電池の積層時に、シール部材、金属プレート又はMEAの製造誤差等によって、金属セパレータの中央領域の発電部と前記発電部の周囲に設けられているシール部とに発生する荷重の差が大きくなる場合がある。これにより、金属プレートの塑性変形による割れや短絡、又はシール不良によるガス漏れ等が惹起するという問題がある。 By the way, in the metal separator, in order to reduce the size and weight, the thickness of the metal plate is reduced to reduce the thickness. For this reason, for example, when a fuel cell is stacked, a load generated in the power generation unit in the central region of the metal separator and the seal unit provided around the power generation unit due to a manufacturing error of the seal member, the metal plate, or the MEA The difference may be large. As a result, there is a problem that a crack or a short circuit due to plastic deformation of the metal plate or a gas leak due to a seal failure is caused.
本発明はこの種の問題を解決するものであり、金属セパレータの発電部とシール部との荷重差を緩和させることができ、金属プレートの割れ等を可及的に阻止し、しかも良好なシール性を保持することが可能な燃料電池を提供することを目的とする。 The present invention solves this type of problem, can reduce the load difference between the power generation part and the seal part of the metal separator, prevents cracks and the like of the metal plate as much as possible, and provides a good seal. An object of the present invention is to provide a fuel cell capable of maintaining the properties.
本発明は、電解質の両側に一対の電極が設けられる電解質・電極構造体と、シール部材が一体に設けられる金属セパレータとが、積層される燃料電池に関するものである。 The present invention relates to a fuel cell in which an electrolyte / electrode structure provided with a pair of electrodes on both sides of an electrolyte and a metal separator provided integrally with a seal member are laminated.
金属セパレータは、電極に対向する発電部と、シール部材により構成され、前記発電部を囲繞するシール部と、前記発電部と前記シール部との間に設けられ、外部荷重が付与される際に他の部位よりも容易に変形可能な変形部とを備えている。 The metal separator is composed of a power generation portion facing the electrode and a seal member, and is provided between the power generation portion and the seal portion, and when an external load is applied. And a deformable portion that can be deformed more easily than other portions.
また、発電部は、反応ガスを電極に沿って流すための反応ガス流路を形成する凹凸形状部を有するとともに、変形部は、前記反応ガス流路側に突出するビード形状部を有することが好ましい。 The power generation unit preferably has a concavo-convex shape portion that forms a reaction gas flow path for flowing the reaction gas along the electrode, and the deformation portion has a bead shape portion that protrudes toward the reaction gas flow channel side. .
さらに、変形部は、他の部位に比べて薄肉形状を有することが好ましい。 Furthermore, it is preferable that a deformation | transformation part has a thin wall shape compared with another site | part.
本発明によれば、例えば、シール部材、金属プレート又はMEAの製造誤差等により、金属セパレータの中央領域の発電部と前記発電部の周囲のシール部とに発生する荷重の差が大きくなっても、変形部が変形することによってこの荷重の差を吸収(緩和)することができる。従って、金属プレートの割れや短絡等を可及的に阻止するとともに、良好なシール性を保持することが可能になる。 According to the present invention, for example, even if a difference in load generated between the power generation unit in the central region of the metal separator and the seal unit around the power generation unit is increased due to a manufacturing error of the seal member, the metal plate, or the MEA. The difference in load can be absorbed (relieved) by the deformation of the deforming portion. Therefore, it is possible to prevent the metal plate from being cracked or short-circuited as much as possible and to maintain a good sealing property.
図1は、本発明の第1の実施形態に係る燃料電池10の要部分解概略斜視図であり、図2は、前記燃料電池10が積層された燃料電池スタック11の、図1中、II−II線断面図である。
FIG. 1 is an exploded schematic perspective view of a main part of a
燃料電池10は、電解質膜・電極構造体12と、前記電解質膜・電極構造体12を挟持する第1金属セパレータ14及び第2金属セパレータ16とを備える。第1金属セパレータ14及び第2金属セパレータ16は、例えば、鋼板、ステンレス鋼板、アルミニウム板、めっき処理鋼板、あるいはその金属表面に防食用の表面処理を施した金属板により構成される。
The
図1に示すように、第1金属セパレータ14及び第2金属セパレータ16は、縦長形状を有するとともに、長辺が重力方向(矢印C方向)に向かい且つ短辺が水平方向(矢印B方向)に向かうように構成される。なお、長辺が水平方向に向かい且つ短辺が重力方向に向かうように構成してもよい。
As shown in FIG. 1, the
燃料電池10の長辺方向の上端両角部近傍には、矢印A方向に互いに連通して、酸化剤ガス、例えば、酸素含有ガスを供給するための酸化剤ガス供給連通孔18aと、燃料ガス、例えば、水素含有ガスを供給するための燃料ガス供給連通孔20aとが設けられる。
Near the upper corners of the long side direction of the
燃料電池10の長辺方向の下端両角部近傍には、矢印A方向に互いに連通して、燃料ガスを排出するための燃料ガス排出連通孔20bと、酸化剤ガスを排出するための酸化剤ガス排出連通孔18bとが設けられる。
In the vicinity of the lower corners of the long side direction of the
燃料電池10の短辺方向(矢印B方向)の一端縁部には、矢印A方向に互いに連通して、冷却媒体を供給するための上下2つ(又は、1つあるいは3つ以上)の冷却媒体供給連通孔22aが設けられるとともに、前記燃料電池10の短辺方向の他端縁部には、前記冷却媒体を排出するための上下2つ(又は、1つあるいは3つ以上)の冷却媒体排出連通孔22bが設けられる。
Two upper and lower (or one or more) coolings for supplying a cooling medium communicate with each other in the arrow A direction at one end edge of the
電解質膜・電極構造体12は、例えば、パーフルオロスルホン酸の薄膜に水が含浸された固体高分子電解質膜24と、前記固体高分子電解質膜24を挟持するカソード側電極26及びアノード側電極28とを備える。
The electrolyte membrane /
カソード側電極26及びアノード側電極28は、カーボンペーパ等からなるガス拡散層(図示せず)と、白金合金が表面に担持された多孔質カーボン粒子が前記ガス拡散層の表面に一様に塗布して形成される電極触媒層(図示せず)とを有する。電極触媒層は、固体高分子電解質膜24の両面に形成される。
The
図1及び図3に示すように、第1金属セパレータ14の電解質膜・電極構造体12に向かう面14aには、酸化剤ガス供給連通孔18aと酸化剤ガス排出連通孔18bとを連通する酸化剤ガス流路(反応ガス流路)30が形成される。酸化剤ガス流路30は、矢印C方向に延在する複数本の波状流路溝(凹凸形状部)30aを有するとともに、前記波状流路溝30aは、第1金属セパレータ14を構成する金属プレートを凹凸状に成形することにより設けられる。
As shown in FIGS. 1 and 3, the
図4に示すように、第2金属セパレータ16の電解質膜・電極構造体12に向かう面16aには、燃料ガス供給連通孔20aと燃料ガス排出連通孔20bとを連通する燃料ガス流路(反応ガス流路)32が形成される。燃料ガス流路32は、矢印C方向に延在する複数本の波状流路溝(凹凸形状部)32aを有するとともに、前記波状流路溝32aは、第2金属セパレータ16を構成する金属プレートを凹凸状に成形することにより設けられる。
As shown in FIG. 4, a fuel gas flow path (reaction) that connects the fuel gas
第2金属セパレータ16の面16bと、第1金属セパレータ14の面14bとの間には、冷却媒体供給連通孔22a、22aと冷却媒体排出連通孔22b、22bとに連通する冷却媒体流路34が形成される(図1参照)。この冷却媒体流路34は、酸化剤ガス流路30の波状流路溝30aと燃料ガス流路32の波状流路溝32aとを重ね合わせることにより、矢印B方向に延在して形成される。
Between the
第1金属セパレータ14の面14a、14bには、この第1金属セパレータ14の外周端縁部を周回して第1シール部材36が一体成形される。第2金属セパレータ16の面16a、16bには、この第2金属セパレータ16の外周端縁部を周回して第2シール部材38が一体成形される。第1及び第2シール部材36、38としては、例えば、EPDM、NBR、フッ素ゴム、シリコーンゴム、フロロシリコーンゴム、ブチルゴム、天然ゴム、スチレンゴム、クロロプレーン又はアクリルゴム等のシール材、クッション材、あるいはパッキン材が用いられる。
A
第1シール部材36は、図3に示すように、面14a側に酸化剤ガス流路30と酸化剤ガス供給連通孔18a及び酸化剤ガス排出連通孔18bとを連通し、且つ発電部である前記酸化剤ガス流路30を囲繞して設けられる流路シール部36aと、燃料ガス供給連通孔20a、燃料ガス排出連通孔20b、冷却媒体供給連通孔22a及び冷却媒体排出連通孔22bをそれぞれ周回する周回シール部36bとを有する。
As shown in FIG. 3, the
第1金属セパレータ14は、酸化剤ガス流路30と流路シール部36aとの間に、外部荷重が付与される際に他の部位よりも容易に変形可能な変形部40を設ける。変形部40は、図2に示すように、酸化剤ガス流路30側に突出するビード形状部42を有するとともに、このビード形状部42は、金属プレートにビード加工を施すことにより形成される。ビード形状部42は、実質的に流路シール部36aの長手方向に沿って延在しており、酸化剤ガス供給連通孔18a及び酸化剤ガス排出連通孔18bと酸化剤ガス流路30との各連通部位において、断続的に構成することが好ましい。なお、ビード形状部42は、第1シール部材36に被覆されていてもよい。
The
図4に示すように、第2シール部材38は、面16a側に燃料ガス流路32と燃料ガス供給連通孔20a及び燃料ガス排出連通孔20bとを囲繞して設けられる流路シール部38aと、酸化剤ガス供給連通孔18a、酸化剤ガス排出連通孔18b、冷却媒体供給連通孔22a及び冷却媒体排出連通孔22bをそれぞれ周回する周回シール部38bとを有する。
As shown in FIG. 4, the
図1に示すように、第2シール部材38は、面16b側に冷却媒体流路34と冷却媒体供給連通孔22a及び冷却媒体排出連通孔22bとを囲繞して設けられる流路シール部38cと、酸化剤ガス供給連通孔18a、酸化剤ガス排出連通孔18b、燃料ガス供給連通孔20a及び燃料ガス排出連通孔20bをそれぞれ周回する周回シール部38dとを有する。
As shown in FIG. 1, the
第2金属セパレータ16は、図4に示すように、燃料ガス流路32と流路シール部38aとの間に、外部荷重が付与される際に他の部位よりも容易に変形可能な変形部44を設ける。変形部44は、図2に示すように、燃料ガス流路32側に突出するビード形状部46を有する。ビード形状部46は、実質的に流路シール部38aの長手方向に沿って延在しており、燃料ガス供給連通孔20a及び燃料ガス排出連通孔20bと燃料ガス流路32との各連通部位において、断続的に構成することが好ましい。
As shown in FIG. 4, the
第1金属セパレータ14及び第2金属セパレータ16により電解質膜・電極構造体12が挟持された状態では、前記第1金属セパレータ14のビード形状部42と、前記第2金属セパレータ16のビード形状部46とは、前記電解質膜・電極構造体12を構成する固体高分子電解質膜24を挟持している(図2参照)。
In a state where the electrolyte membrane /
このように構成される燃料電池10の動作について、以下に説明する。
The operation of the
先ず、燃料電池スタック11では、酸素含有ガス等の酸化剤ガスが供給されるとともに、水素含有ガス等の燃料ガスが供給される。さらに、純水やエチレングリコール等の冷却媒体が供給される。
First, in the
図1に示すように、酸化剤ガスは、各燃料電池10を構成する酸化剤ガス供給連通孔18aから第1金属セパレータ14の酸化剤ガス流路30に導入される。この酸化剤ガスは、電解質膜・電極構造体12のカソード側電極26に沿って鉛直下方向に移動する(図3参照)。
As shown in FIG. 1, the oxidant gas is introduced into the oxidant
一方、燃料ガスは、図4に示すように、各燃料電池10を構成する燃料ガス供給連通孔20aから第2金属セパレータ16の燃料ガス流路32に導入される。この燃料ガスは、電解質膜・電極構造体12のアノード側電極28に沿って鉛直下方向に移動する。
On the other hand, as shown in FIG. 4, the fuel gas is introduced into the fuel
上記のように、各電解質膜・電極構造体12では、カソード側電極26に供給される酸化剤ガスと、アノード側電極28に供給される燃料ガスとが、電極触媒層内で電気化学反応により消費され、発電が行われる。
As described above, in each electrolyte membrane /
次いで、カソード側電極26に供給されて消費された酸化剤ガスは、酸化剤ガス排出連通孔18bから排出される(図1及び図3参照)。同様に、アノード側電極28に供給されて消費された燃料ガスは、燃料ガス排出連通孔20bに排出される(図4参照)。
Next, the oxidant gas consumed by being supplied to the
また、冷却媒体は、図2に示すように、第1及び第2金属セパレータ14、16間の冷却媒体流路34に導入される。冷却媒体は、矢印B方向(水平方向)に沿って流動し、電解質膜・電極構造体12を冷却した後、冷却媒体排出連通孔22bに排出される(図1参照)。
Further, as shown in FIG. 2, the cooling medium is introduced into the cooling
ところで、図2に示すように、燃料電池スタック11は、複数の燃料電池10を矢印A方向に積層するとともに、所定の締め付け荷重を付与している。ここで、第1及び第2シール部材36、38の寸法誤差(製造誤差)や、第1及び第2金属セパレータ14、16の製造誤差や、電解質膜・電極構造体12の製造誤差等が惹起し易い。
By the way, as shown in FIG. 2, the
このため、特に、第1及び第2シール部材36、38は、圧縮率に差が生じて発生する面圧がばらついてしまう。これにより、例えば、第1金属セパレータ14では、発電部である酸化剤ガス流路30と流路シール部36aとの面圧差が、剛体である前記第1金属セパレータ14の金属プレートにせん断力として作用する。
For this reason, in particular, the first and
この場合、第1の実施形態では、図2及び図3に示すように、第1金属セパレータ14は、酸化剤ガス流路30と流路シール部36aとの間に、ビード形状部42を有する変形部40を設けている。これにより、第1金属セパレータ14の中央領域の酸化剤ガス流路30(発電部)と該酸化剤ガス流路30の周囲の流路シール部36aとに発生する荷重の差が大きくなっても、変形部40を構成するビード形状部42が容易に変形することによって、この荷重の差を吸収(緩和)することができる。
In this case, in the first embodiment, as shown in FIGS. 2 and 3, the
従って、第1金属セパレータ14では、剛体である金属プレートの塑性変形による割れ等の他、短絡を可及的に阻止するとともに、酸化剤ガスの漏れを防止して良好なシール性を保持することが可能になるという効果が得られる。
Therefore, the
一方、第2金属セパレータ16においても同様に、図4に示すように、中央領域の発電部である燃料ガス流路32と、この燃料ガス流路32の周囲の流路シール部38aとに発生する荷重の差が大きくなっても、変形部44を構成するビード形状部46が容易に変形することによって、この荷重の差を吸収することができ、上記の第1金属セパレータ14と同様の効果が得られる。
On the other hand, in the
さらに、第1の実施形態では、変形部40、44が第1及び第2金属セパレータ14、16の面内で流路シール部36a、38aの長手方向に沿って延在するビード形状部42、46を備えている。このため、流路シール部36a、38aの長手方向に寸法誤差によるシール線圧の変化が発生しても、第1及び第2金属セパレータ14、16の面にうねりが惹起することがなく、酸化剤ガス及び燃料ガスの漏れを可及的に阻止することが可能になる。
Furthermore, in the first embodiment, the bead-shaped
さらにまた、図2に示すように、ビード形状部42、46は、電解質膜・電極構造体12を構成する固体高分子電解質膜24に摺接し、互いに前記固体高分子電解質膜24を挟持している。従って、酸化剤ガス流路30に供給される酸化剤ガス及び燃料ガス流路32に供給される燃料ガスは、外周部をバイパスして流れることがなく、各波状流路溝30a、32aに沿って確実に流動し、発電効率の向上が図られる。
Furthermore, as shown in FIG. 2, the bead-shaped
なお、第1の実施形態では、各燃料電池10を構成する第1及び第2金属セパレータ14、16に変形部40、44を設けているが、燃料電池スタック11内で、1つ置き又は複数置きに積層されている前記燃料電池10を構成する第1及び第2金属セパレータ14、16のみに変形部40、44を設けてもよい。また、以下に説明する第2の実施形態においても同様である。
In the first embodiment, the
図5は、本発明の第2の実施形態に係る燃料電池60が積層された燃料電池スタック62の一部断面説明図である。なお、第1の実施形態に係る燃料電池10と同一の構成要素には同一の参照符号を付して、その詳細な説明は省略する。
FIG. 5 is a partial cross-sectional explanatory view of a
燃料電池60は、電解質膜・電極構造体12と、前記電解質膜・電極構造体12を挟持する第1金属セパレータ64及び第2金属セパレータ66とを備える。
The
第1金属セパレータ64は、発電部である酸化剤ガス流路30と流路シール部36aとの間に、外部荷重が付与される際に他の部位よりも容易に変形可能な変形部68を設ける。変形部68は、実質的に酸化剤ガス流路30の外周を2重に周回する2つの薄肉部70a、70bを有する。
The
第2金属セパレータ66は、発電部である燃料ガス流路32と流路シール部38aとの間に、外部荷重が付与される際に他の部位よりも容易に変形可能な変形部72を設ける。変形部72は、実質的に燃料ガス流路32の外周を2重に周回する薄肉部74a、74bを有する。
The second metal separator 66 is provided with a
このように構成される第2の実施形態では、燃料電池スタック62に積層方向に締め付け荷重が付与される際、第1及び第2シール部材36、38の製造誤差等によって酸化剤ガス流路30と流路シール部36aとの間、及び、燃料ガス流路32と流路シール部38aとの間に荷重差が発生すると、変形部68、72は、それぞれ薄肉部70a、70b及び74a、74bにより容易に変形し、前記荷重差を緩和することができる。
In the second embodiment configured as described above, when a tightening load is applied to the
これにより、第1及び第2金属セパレータ64、66を構成する金属プレートの塑性変形を防止するとともに、酸化剤ガス及び燃料ガスの漏れを良好に阻止することが可能になる等、第1の実施形態と同様の効果が得られる。
Thereby, while preventing the plastic deformation of the metal plate which comprises the 1st and
なお、第2の実施形態では、変形部68、72がそれぞれ2ヶ所の薄肉部70a、70b及び74a、74bを有しているが、これに限定されるものではない。例えば、薄肉部70a、70b間全体を薄肉部として構成したり、薄肉形状に代えて、リブ形状を採用したりすることも可能である。
In the second embodiment, the
10、60…燃料電池 11、62…燃料電池スタック
12…電解質膜・電極構造体 14、16、64、66…金属セパレータ
18a…酸化剤ガス供給連通孔 18b…酸化剤ガス排出連通孔
20a…燃料ガス供給連通孔 20b…燃料ガス排出連通孔
22a…冷却媒体供給連通孔 22b…冷却媒体排出連通孔
24…固体高分子電解質膜 26…カソード側電極
28…アノード側電極 30…酸化剤ガス流路
30a、32a…波状流路溝 32…燃料ガス流路
34…冷却媒体流路 36、38…シール部材
36a、38a、38c…流路シール部 36b、38b、38d…周回シール部
40、44、68、72…変形部 42、46…ビード形状部
70a、70b、74a、74b…薄肉部
DESCRIPTION OF
Claims (3)
前記金属セパレータは、前記電極に対向する発電部と、
前記シール部材により構成され、前記発電部を囲繞するシール部と、
前記発電部と前記シール部との間に設けられ、外部荷重が付与される際に他の部位よりも容易に変形可能な変形部と、
を備えることを特徴とする燃料電池。 A fuel cell in which an electrolyte / electrode structure in which a pair of electrodes are provided on both sides of an electrolyte and a metal separator in which a seal member is provided integrally are laminated,
The metal separator includes a power generation unit facing the electrode;
A seal part configured by the seal member and surrounding the power generation part;
A deformable portion that is provided between the power generation portion and the seal portion and can be more easily deformed than other portions when an external load is applied;
A fuel cell comprising:
前記変形部は、前記反応ガス流路側に突出するビード形状部を有することを特徴とする燃料電池。 2. The fuel cell according to claim 1, wherein the power generation unit has a concavo-convex shape portion that forms a reaction gas flow path for flowing a reaction gas along the electrode, and
The fuel cell, wherein the deformable portion has a bead-shaped portion protruding toward the reaction gas flow path.
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007205791A JP2009043492A (en) | 2007-08-07 | 2007-08-07 | Fuel cell |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007205791A JP2009043492A (en) | 2007-08-07 | 2007-08-07 | Fuel cell |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2009043492A true JP2009043492A (en) | 2009-02-26 |
Family
ID=40444038
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2007205791A Withdrawn JP2009043492A (en) | 2007-08-07 | 2007-08-07 | Fuel cell |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2009043492A (en) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN103427097A (en) * | 2012-05-25 | 2013-12-04 | 本田技研工业株式会社 | Fuel cell |
JP2014093212A (en) * | 2012-11-05 | 2014-05-19 | Nissan Motor Co Ltd | Fuel cell and fuel cell stack |
-
2007
- 2007-08-07 JP JP2007205791A patent/JP2009043492A/en not_active Withdrawn
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN103427097A (en) * | 2012-05-25 | 2013-12-04 | 本田技研工业株式会社 | Fuel cell |
JP2013246948A (en) * | 2012-05-25 | 2013-12-09 | Honda Motor Co Ltd | Fuel cell |
JP2014093212A (en) * | 2012-11-05 | 2014-05-19 | Nissan Motor Co Ltd | Fuel cell and fuel cell stack |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5236024B2 (en) | Fuel cell | |
JP2015076286A (en) | Resin-framed electrolyte membrane and electrode structure for fuel cell | |
JP2011028939A (en) | Fuel cell stack | |
JP6082362B2 (en) | Fuel cell | |
JP2004207071A (en) | Fuel cell | |
JP6308575B2 (en) | Fuel cell | |
JP6053649B2 (en) | Fuel cell | |
JP6280531B2 (en) | Fuel cell | |
JP5918037B2 (en) | Fuel cell | |
JP6125903B2 (en) | Fuel cell | |
JP5584731B2 (en) | Fuel cell | |
JP5148246B2 (en) | Fuel cell | |
JP2013157093A (en) | Fuel cell | |
JP5756388B2 (en) | Fuel cell | |
JP6170868B2 (en) | Fuel cell | |
JP2009043492A (en) | Fuel cell | |
JP6666665B2 (en) | Electrolyte membrane / electrode structure with resin frame for fuel cells | |
JP6204328B2 (en) | Fuel cell stack | |
JP6194186B2 (en) | Fuel cell | |
JP5604404B2 (en) | Fuel cell | |
JP5734823B2 (en) | Fuel cell stack | |
KR101822246B1 (en) | Fuel cell stack | |
JP6208650B2 (en) | Fuel cell | |
JP2013214358A (en) | Fuel cell | |
JP2010027332A (en) | Fuel cell |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20101102 |