JP2009036385A - Ceiling-embedded air conditioning device - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、空調後の空気を除菌することができる天井埋込型空気調和装置に関する。 The present invention relates to a ceiling-embedded air conditioner that can sterilize air after air conditioning.
従来、加湿器又は空気除菌装置を室内ユニットにオプションとして装着可能な天井埋込型空気調和装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。例えば、4つの吹出口が化粧パネルの4辺に沿って設けられた、いわゆる4方向カセット型の場合、室内ユニットの中央に位置する送風機から4つの吹出口に至る4つの風路を有している。この4つのうちの1つの風路には、空気除菌装置の除菌部が配置されている。そして、空調運転時には、4つの吹出口から空調後の空気が吹出されるが、除菌部を配置した風路に対応する吹出口からは、空調された除菌後の空気が吹出されるようになっている。
しかしながら、上述の室内ユニットでは、4つの吹出口のうち1つの吹出口からしか除菌された空気が吹出されないため、室内全体の空気が除菌されるために長い時間を要する。これに対し、各風路に空気除菌装置をそれぞれ設け、より短時間で除菌することも考えられるが、空気除菌装置が複数必要となり、コストの面で得策ではない。 However, in the indoor unit described above, air sterilized only from one of the four air outlets is blown out, and thus it takes a long time to sterilize the air in the entire room. On the other hand, although it is conceivable to provide an air sterilization device in each air passage and sterilize in a shorter time, a plurality of air sterilization devices are required, which is not a good solution in terms of cost.
そこで、本発明の目的は、空気除菌装置の個数を増やすことなく、より短時間で室内の除菌を行うことができる空気調和装置を提供することにある。 Therefore, an object of the present invention is to provide an air conditioning apparatus that can perform indoor sterilization in a shorter time without increasing the number of air sterilization apparatuses.
上述した課題を解決するため、本発明は、室内熱交換器及び送風機を収容する筐体と、この筐体が取り付けられる天井開口部を覆い、複数の吹出口を有し、これら吹出口を個々に開閉可能な開閉部材を有する化粧パネルとを備えた天井埋込型空気調和装置において、前記送風機からそれぞれの吹出口に至る複数の風路のうちの少なくとも1つに、水を電気分解して生成される電解水が浸潤される気液接触部材を配置し、この気液接触部材が配置されていない風路に対応する吹出口を前記開閉部材によって閉じる一方、前記気液接触部材が配置されている風路に対応する吹出口を前記開閉部材によって開く除菌運転モードを備えたことを特徴とする。
この構成によれば、除菌モードで運転することによって、送風機から送風されるほぼ全ての空気を気液接触部材を通過させて除菌して室内に供給することができる。
In order to solve the above-described problems, the present invention covers a housing that houses an indoor heat exchanger and a blower, and a ceiling opening to which the housing is attached, and has a plurality of air outlets. In a ceiling-embedded air conditioner including a decorative panel having an opening / closing member that can be opened and closed, water is electrolyzed into at least one of a plurality of air paths from the blower to each outlet. The gas-liquid contact member into which the generated electrolyzed water is infiltrated is disposed, and the air-liquid contact member is disposed while the air outlet corresponding to the air passage where the gas-liquid contact member is not disposed is closed by the opening / closing member. It has a sterilization operation mode in which the air outlet corresponding to the air path is opened by the opening / closing member.
According to this configuration, by operating in the sterilization mode, almost all the air blown from the blower can be sterilized by passing through the gas-liquid contact member and supplied to the room.
また、前記除菌運転モードを空調運転開始から設定時間が経過するまで行うようにしてもよい。
この構成によれば、運転開始時の被調和室内の空気を短時間で除菌することができる。
The sterilization operation mode may be performed until a set time elapses from the start of the air conditioning operation.
According to this configuration, the air in the conditioned room at the start of operation can be sterilized in a short time.
さらに、前記除菌運転モードをサーモオフ時に行うようにしてもよい。
この構成によれば、空調運転を休止している間に、効果的に被調和室内の空気を除菌することができる。
Furthermore, the sterilization operation mode may be performed when the thermostat is off.
According to this configuration, the air in the conditioned room can be effectively sterilized while the air conditioning operation is suspended.
本発明は、前記送風機からそれぞれの吹出口に至る複数の風路のうちの少なくとも1つに、水を電気分解して生成される電解水が浸潤される気液接触部材を配置し、この気液接触部材が配置されていない風路に対応する吹出口を前記開閉部材によって閉じる一方、前記気液接触部材が配置されている風路に対応する吹出口を前記開閉部材によって開く除菌運転モードを備えているので、除菌モードで運転することによって、送風機から送風されるほぼ全ての空気を気液接触部材を通過させて除菌して室内に供給することができる。そのため、全部の吹出口から空気を吹出させる通常運転時と比較して、短時間で室内の空気を除菌することができる。 In the present invention, a gas-liquid contact member into which electrolyzed water generated by electrolyzing water is infiltrated is disposed in at least one of a plurality of air passages from the blower to each outlet. The sterilization operation mode in which the air outlet corresponding to the air passage where the liquid contact member is not disposed is closed by the opening and closing member, while the air outlet corresponding to the air passage where the gas-liquid contact member is disposed is opened by the opening and closing member. Therefore, by operating in the sterilization mode, almost all the air blown from the blower can be sterilized through the gas-liquid contact member and supplied to the room. Therefore, indoor air can be sterilized in a short time compared to the normal operation in which air is blown from all the outlets.
以下、本発明の実施形態に係る空気調和装置について、図面を参照しながら説明する。本実施形態では、本発明を適用した空気調和装置の一例として、四方向吹き出し型の天井埋込型空気調和装置について説明するが、吹出口を複数有するものであれば、二方向吹き出し型の空気調和装置にも適用することができる。
図1に本実施形態における空気調和装置100の概略構成を示す。図1に示す空気調和装置100は、被調和室の外に設置される室外ユニット1と、被調和室内に設置される室内ユニット2とを備えた分離型のヒートポンプ式空気調和装置であり、被調和室を冷房及び暖房する。
室外ユニット1の室外冷媒配管10と室内ユニット2の室内冷媒配管34とは連結配管35を介して連結されており、これら室外ユニット1および室内ユニット2は、室内ユニット2に内蔵される制御装置8の制御の下に運転される。
Hereinafter, an air conditioner according to an embodiment of the present invention will be described with reference to the drawings. In the present embodiment, a four-way blow-out type ceiling-embedded air conditioner will be described as an example of an air-conditioning apparatus to which the present invention is applied. It can also be applied to a harmony device.
FIG. 1 shows a schematic configuration of an
The
室外ユニット1は、図1に示すように、圧縮機11の吸込側にアキュムレータ12が接続され、圧縮機11の吐出側に四方弁13と室外熱交換器14と電動膨張弁15とが順に接続された構成を有し、圧縮機11には室内ユニット2へ延びる室外冷媒配管10が連結されている。また、室外ユニット1には、室外熱交換器14へ向けて送風する室外ファン16が配設されている。
As shown in FIG. 1, the
室内ユニット2は、図1に示すように、空気の吸込口31および吹出口32を備え、筐体20内に室内熱交換器21と、空気の吸込口31から吹出口32に向けて筐体20内に空気を導通させる送風機22とを備えて構成される。
また、筐体20内において吸込口31から吹出口32に至る風路(空気導通経路)には、室内熱交換器21の下流側、すなわち吹出口32側に、室内熱交換器21により熱交換された空気が通過する空気除菌部4が配設されている。この空気除菌部4は、後述するように活性酸素種を含む電解水に浸潤されるエレメント41(気液接触部材、図5(A)参照)において、熱交換された空気に電解水を接触させることにより、この空気を除菌するものである。
As shown in FIG. 1, the
Further, heat exchange is performed by the
また、室内ユニット2の内部には、室外ユニット1の制御装置8と通信により信号を送受信する制御装置9が設けられている。この制御装置9は、図示しないCPUと、このCPUにより実行される制御プログラムが格納されたROM等を備えており、このCPUからの信号により、後述するルーバー36(開閉部材)による吹出口の開閉及びルーバー36の回動角度等が制御されている。
In addition, a
一方、室外ユニット1の制御装置8は、図示しないCPUと、CPUにより実行される制御プログラム、及び、この制御プログラムに係る制御用データ等を格納したROMと、CPUにより処理されるプログラムや各種データを一時的に記憶するRAMとを備える。さらに、制御装置8は、室内ユニット2の装置外のリモコン装置(図示略)から送信される赤外線信号を受信する赤外線受信部を備える。CPUは、赤外線受信部により受信した赤外線信号に基づき、上記リモコン装置による指示を受け、この指示に従ってROM内に格納した制御プログラムを読み出し、RAMに展開して実行することにより、空気調和装置100全体の制御を行う。
On the other hand, the
上記空気調和装置100では、四方弁13を切り換えることにより冷媒回路100aを流れる冷媒の流れを切り換えて冷房運転と暖房運転とを切り換えるよう構成されている。冷房運転時には図中に示す実線矢印の方向に冷媒が流れ、暖房運転時には破線矢印の方向に冷媒が流れる。
すなわち、冷房運転時には、圧縮機11から吐出された高圧の冷媒がアキュムレータ12を経て室外熱交換器14に達し、室外熱交換器14において凝縮されて電動膨張弁15に送られる。この高圧の冷媒は電動膨張弁15を通過して膨張し、室内熱交換器21において気化された後に圧縮機11の吸込側に戻る。一方、暖房運転時には、圧縮機11から吐出された高圧の冷媒が室外冷媒配管10を経て室内熱交換器21に送られ、室内熱交換器21において凝縮し、電動膨張弁15に送られる。この冷媒は電動膨張弁15において膨張して室外熱交換器14に送られ、室外熱交換器14で気化して、四方弁13を介してアキュムレータ12に送られ、圧縮機11の吸込側に戻る。
The
That is, during the cooling operation, the high-pressure refrigerant discharged from the
図2は、本発明の実施の形態に係る空気調和装置に使用される室内ユニットを斜め下側から見た斜視図である。また、図3は、室内ユニットが天井に埋め込まれた状態を示す側断面図である。さらに、図4は、図3に示す室内ユニット2の上下方向を逆にして分解した状態を示す分解斜視図である。
FIG. 2 is a perspective view of an indoor unit used in the air-conditioning apparatus according to the embodiment of the present invention as seen obliquely from below. FIG. 3 is a side sectional view showing a state in which the indoor unit is embedded in the ceiling. Further, FIG. 4 is an exploded perspective view showing a state in which the
室内ユニット2は、図2及び図3に示すように、室内熱交換器21や制御装置8などを内包する筐体20を備え、この筐体20の被調和室内側には化粧パネル30が取り付けられる。図3のように室内ユニット2が天井空間に取り付けられた状態では、化粧パネル30は筐体20の下側に位置する。
As shown in FIGS. 2 and 3, the
筐体20は、被調和室側の面(図3では下側の面、図4では上側の面)が開口した略四角形の箱形に形成されている。
筐体20の側面は、略長方形の3枚の側板20aと、同じく略長方形の1枚の側板20eとを接合して構成される。各側板の接合部には別の平板が介在されており、これら側板は、全体として略八角形の枠を構成する。
側板20aにはノックアウトホール部20cが形成されている。ノックアウトホール部20cは、側板20aを構成する一枚の板により塞がれた略長方形の孔であり、必要に応じて押し込むことにより上記孔を塞ぐ板が脱落して、開口する。ノックアウトホール部20cを押し込んで形成される開口を、開口部20dとする。
また、側板20eの一端側には、室内ユニット2内の室内熱交換器21に繋がる室内冷媒配管34等を導くための切り欠き部20fが形成されている。
The
The side surface of the
A
Further, a
化粧パネル30は、平面視において略四角形、より具体的には略正方形に形成されており、この化粧パネルによって筐体20の開口面および天井開口部102が覆われている。この化粧パネル30には、平面視における略中央部に位置する吸込口31と、化粧パネル30の四辺の近傍に、それぞれの辺に沿って長尺に形成された吹出口32とが形成されている。吹出口32は、上述した側板20a、20eにほぼ平行に延びており、後述する室内熱交換器21を通過した空気が効率よく排出される構成となっている。また、筐体20の内部は、熱交換された空気がこの吹出口32以外からは吹き出されないように、被調和室側と閉じられた空間を形成している。
The
また、吸込口31の内側、すなわち天井101の裏側にあたる位置には、フィルタ33が装着されている。これにより、室内ユニット2は、この吸込口31から被調和室内の空気を筐体20の内部へ吸い込み、筐体20内で空気の熱交換を行った後、四つの吹出口32から被調和室内に向けて空気を四方向に吹き出すようになっている。
Further, a
四つの吹出口32には、図2に示すように、これらの吹出口32を開閉可能であり、かつ、開時には吹出方向を調節可能なルーバー36がそれぞれに設けられている。このルーバー36には、長手方向の両端に図示しない回動軸がそれぞれ設けられており、この回動軸を中心に回動可能に構成されている。また、一方の回動軸には、図示しないステッピングモータがそれぞれ連結されている。このステッピングモータは、上述した制御装置8と配線によって接続されている。これにより、それぞれのルーバー36は、制御装置8からの制御信号に基づいて、他のルーバー36の動作とは別個独立して回動動作することができるようになっている。
As shown in FIG. 2, each of the four
筐体20の四隅には、吊り金具103が取り付けられている。室内ユニット2は、図3に示すように、室外ユニット1が設置される建屋の天井101に略四角形に形成された天井孔102に、被調和室側から天井101の裏側に埋め込まれ、天井裏から垂下する吊りボルト104に吊り金具103が止着されることにより、天井空間に吊り下げられるようになっている。
Hanging
次に、筐体20の内部構成について、図1〜図4を用いて説明する。筐体20の側板20aの内面には、図3に示すように、発泡スチロール製の断熱体23が設けられている。また、符号20bで示す筐体20の天板の内側には、モータ22aが固定され、このモータ22aのシャフトには羽根車22bが取り付けられており、これらが送風機22を構成している。この送風機22は、下側に位置する吸込口31から上方に向けて被調和室内の空気を吸い込み、送風機22の側方へ向けて吸い込んだ空気を送風するようになっている。送風機22の側方には、この送風機22を取り囲むように、筐体20の側板20a、20eに沿って略四角形状に曲げられた室内熱交換器21が上記発泡スチロール製の断熱体23の内側に配置されている(図4参照)。この室内熱交換器21には送風機22により吸込口31から吸い込まれた空気が供給され、室内熱交換器21により熱交換された空気が各吹出口32から吹き出されるように構成されている。すなわち、送風機22から4つの吹出口32までには、4つの風路(空気導通経路)が発生することになる。
Next, the internal configuration of the
上述のように、筐体20内に配置される室内熱交換器21は、上記側板により構成される略八角形の枠に沿った形状を有し、側板20a、20eに正対する面は平らである。そして、この室内熱交換器21の端から所定の距離をおいて、発泡スチロール製のドレンパン24が配設される。ドレンパン24の外周は筐体20の内面にほぼ接する。ドレンパン24は、図3に示す室内ユニット2の設置状態において室内熱交換器21の下方に位置し、主に冷房運転時に室内熱交換器21から流下する結露水(ドレン水)を受けて貯留する。ドレンパン24には、室内熱交換器21の一隅に相当する位置にドレンポンプ27が配設され、ドレンパン24に貯留したドレン水はドレンポンプ27により汲み上げられる。ドレンポンプ27により汲み上げられたドレン水は、切り欠き20fを通って筐体20の外に延びるドレン管27aにより、室内ユニット2の外部に排出される。
また、切り欠き部27fには、室内熱交換器21から延びる連結配管(冷媒配管)35(図1)が通っている。
As described above, the
Further, a connection pipe (refrigerant pipe) 35 (FIG. 1) extending from the
ドレンパン24には、化粧パネル30の吸込口31および吹出口32に対応する位置に吸込開口25及び吹出開口26が設けられている。吸込開口25は図4に示すように、略矩形に形成されたドレンパン24の中央に平面視略円形に形成されている。また、吹出開口26はドレンパン24の4辺に沿ってそれぞれ形成されている。ドレンパン24の吹出開口26は、室内熱交換器21の平らな部分に対応する位置にあり、この吹出開口26から上述した吹出口32を通って、被調和室内に向けて空気が吹き出される。
The
さらに、ノックアウトホール部20cに形成された開口部20dには、空気除菌部4等が取り付けられた除菌ユニット3が外側から差し込まれる。本実施形態に係る空気調和装置100では、室内ユニット2の筐体20を構成する3枚の側板20aのうち、ドレンポンプ27が配設される一隅に近接する1枚の側板20aにおいて、ノックアウトホール部20cを開口させ、除菌ユニット3を配設した例について説明する。
Furthermore, the
除菌ユニット3は開口部20dを閉鎖するベース板(板状部材)3aを備えており、開口部20dに除菌ユニット3を差し込み、ベース板3aと側板20aとを固定することで、開口部20dが閉鎖される。
ベース板3aには、筐体20内に入る側に、空気除菌部4が取り付けられている。空気除菌部4は、取付金具61によって、ベース板3aとの間に所定の間隔を空けた位置で支持されており、このベース板3aと空気除菌部4との間には、発泡スチロール製の断熱体が設けられている。
The
An
また、ベース板3aには、筐体20の外に出る側に、後述する電解ユニット5、水道水制御弁46、逆止弁47、循環ポンプ49、電装基板40等が取り付けられている。
除菌ユニット3は、筐体20の外側から被さる略箱型の外装80を有する。この外装80は筐体20の外側に連結され、上記電解ユニット5、水道水制御弁46、逆止弁47、循環ポンプ49、及び電装基板40を含む除菌ユニット3の各部を収容する。
The
The
除菌ユニット3を開口部20dに差し込んで固定した状態では、空気除菌部4が室内熱交換器21に隣り合うように位置する。空気除菌部4は、室内熱交換器21の外側に位置するので、送風機22によって送風され、室内熱交換器21を通過した空気が、空気除菌部4に吹き付ける。この空気は、空気除菌部4を通ることにより除菌され、空気除菌部4とベース板3aとの間を下方に流れて、化粧パネル30に形成された吹出口32から、被調和室に吹き出される。上述のように、ベース板3aには断熱体が配設されており、空気除菌部4を通った空気は断熱体と空気除菌部4との間を下方に流れるので、除菌ユニット3における空気の温度変化は最小限に抑えられる。
In a state where the
図5は、除菌ユニット3の要部構成を示す図であり、(A)は空気除菌部4の構成を示す斜視図であり、(B)は電解ユニット5の構成図である。
また、図6は、除菌ユニット3の構成を示す図である。この図6には、理解の便宜を図るため、室内熱交換器21、ドレンパン24及びドレンポンプ27を図示するとともに、除菌ユニット3の一部を模式化して示す。また、図6では、矢印Gが示す方向を下方向とする。
FIG. 5 is a diagram showing the configuration of the main part of the
FIG. 6 is a diagram showing the configuration of the
図5(A)に示すように、空気除菌部4は、保水性の高いエレメント(気液接触部材)41と、室内ユニット2の設置状態(図3)においてエレメント41の上に配置される分散皿42とを備える。エレメント41は、例えばアクリル繊維やポリエステル繊維等で作製された不織布で構成される。エレメント41の素材としては、電解水に対する反応性の少ない素材が好ましく、上記のアクリル繊維、ポリエステル繊維の他、ポリオレフィン系樹脂(ポリエチレン樹脂、ポリプロピレン樹脂等)、塩化ビニル樹脂、フッ素系樹脂(PTFE、PFA、ETFE等)、セルロース系材料またはセラミックス系材料等を用いることができる。
As shown in FIG. 5A, the
本実施形態では、エレメント41に親水処理を施すことなどにより、電解水に対する親和性を高めている。これにより、エレメント41における保水性・湿潤性が保たれ、エレメント41に導入された空気が確実に電解水に接触する。
In the present embodiment, the affinity for the electrolyzed water is increased by subjecting the
分散皿42は、後述する電解ユニット5から電解水注入チューブ51を介して供給される電解水を、エレメント41に滴下させる。分散皿42の側面には電解水注入チューブ51が接続される接続口42aが形成されている。また、分散皿42の底面には、電解水をエレメント41に滴下し、エレメント41に分散・浸潤させるための孔(図示略)が、多数形成されている。この分散皿42からエレメント41に電解水を滴下することで、エレメント41全体に均一に電解水が供給される。
電解水注入チューブ51は、電解ユニット5において生成された電解水を分散皿42に導く管である。
The
The electrolyzed
電解ユニット5は、図5(B)に示すように、水道水等の水が供給される電解槽52を有する。この電解槽52の内部には、少なくとも一対の電極53a、53bが配設され、これら電極53a、53b間に電圧を印加することにより、水を電気分解して活性酸素種を含む電解水を生成させる。
As shown in FIG. 5B, the
ここで、活性酸素種とは、通常の酸素よりも高い酸化活性を持つ酸素分子と、その関連物質のことであり、スーパーオキシドアニオン、一重項酸素、ヒドロキシルラジカル、或いは過酸化水素といった、いわゆる狭義の活性酸素に、オゾン、次亜ハロゲン酸等といった、いわゆる広義の活性酸素を含めたものとする。
上述のように、電解槽52はベース板3aの一面に固定され、ベース板3aの反対側の面に配設されたエレメント41に近接しているので、電解水注入チューブ51を介して活性酸素種を含む電解水をただちにエレメント41に供給できる。
Here, the reactive oxygen species are oxygen molecules having an oxidation activity higher than that of normal oxygen and related substances, and so-called narrow definition such as superoxide anion, singlet oxygen, hydroxyl radical, or hydrogen peroxide. These active oxygens include so-called broad active oxygens such as ozone and hypohalous acid.
As described above, the
電極53a、53bは、例えば、ベースがチタン(Ti)で皮膜層がイリジウム(Ir)、白金(Pt)から構成された2枚の電極板である。
The
上記電極53a、53b間に電圧を印加すると、カソード電極では、水中の水素イオン(H+)と水酸化物イオン(OH-)とが下記式(1)に示すように反応する。
4H++4e-+(4OH-)→2H2+(4OH-) ・・・(1)
When a voltage is applied between the
4H + + 4e − + (4OH − ) → 2H 2 + (4OH − ) (1)
一方、アノード電極(陽極)では、下記式(2)に示すように水が電気分解される。
2H2O→4H++O2+4e- ・・・(2)
とともに、アノード電極においては、水に含まれる塩素イオン(塩化物イオン:Cl-)が下記式(3)に示すように反応し、塩素(Cl2)が発生する。
2Cl-→Cl2+2e- ・・・(3)
さらに、この塩素は下記式(4)に示すように水と反応し、次亜塩素酸(HClO)と塩化水素(HCl)が発生する。
Cl2+H2O→HClO+HCl ・・・(4)
On the other hand, in the anode electrode (anode), water is electrolyzed as shown in the following formula (2).
2H 2 O → 4H + + O 2 + 4e − (2)
At the same time, in the anode electrode, chlorine ions (chloride ions: Cl − ) contained in water react as shown in the following formula (3) to generate chlorine (Cl 2 ).
2Cl − → Cl 2 + 2e − (3)
Further, this chlorine reacts with water as shown in the following formula (4) to generate hypochlorous acid (HClO) and hydrogen chloride (HCl).
Cl 2 + H 2 O → HClO + HCl (4)
この構成では、電極53a、53b間に通電することで、殺菌力の大きい次亜塩素酸(HClO)等の活性酸素種が発生し、この活性酸素種を含んだ電解水がエレメント41に供給される。この状態で、エレメント41に空気を通過させることにより、当該エレメント41を通過する空気中に浮遊するウィルス等を不活化させて、空気を除菌することができ、さらにエレメント41自体における雑菌の繁殖を防止できる。
また、空気中の臭気等の原因物質であるガス状物質も、エレメント41を通過する際に、電解水に溶解したり、電解水に含まれる次亜塩素酸等の活性酸素種と反応したりして、空気中から除去されるので、エレメント41によって脱臭が可能である。
In this configuration, when the
In addition, gaseous substances that are causative substances such as odors in the air also dissolve in the electrolyzed water or react with active oxygen species such as hypochlorous acid contained in the electrolyzed water when passing through the
さらに、電極53a、53b間に所定の電流密度の電流(例えば、20mA/cm2等)を通電すると、水の電気分解によって所定の濃度の活性酸素種(例えば、遊離残留塩素濃度1mg/l等)を含む電解水を生成することができる。また、この電流値を変更することにより、電解水中の活性酸素種の濃度を変化させることが可能であり、具体的な例としては、電流値を小さくした場合には電解水の次亜塩素酸の濃度を低くすることができ、電流値を大きくした場合には電解水の次亜塩素酸の濃度を高くすることができる。
Further, when a current having a predetermined current density (for example, 20 mA / cm 2 or the like) is passed between the
また、電解ユニット5の上流側には、図6に示すように、接続管50、水道水制御弁46及び逆止弁47を備えた水道水調整部6が接続される。
逆止弁47は、図示しない上水道管等の水源に接続された水道水注入配管(水供給管)48に、コネクタ59を介して接続される。逆止弁47の下流側には水道水制御弁46が配設される。水道水制御弁46は、後述する電装基板40の制御により開閉及び開度が調整される弁である。水道水制御弁46に連通する接続管50は電解ユニット5に達しており、水道水制御弁46の開度に応じた量の水が、電解ユニット5に供給される。
そして、水道水注入配管48は、切り欠き部20fを通る連結配管35及びドレン管27aに沿って、筐体20の近傍まで延び、電解ユニット5に連結されている。このため、天井内に室内ユニット2を埋め込み設置する際に、水道水注入配管48、連結配管35、ドレン管27a等の接続作業をまとめて行うことができ、設置に係る労力を軽減できる。
Further, as shown in FIG. 6, a tap
The
The tap
ここで、水道水注入配管48の上流側に位置して水を供給する水源は、市水(水道水)或いは給水槽等に貯留された水等のいずれであってもよい。また、給水槽等に貯留される水とは、水道水等のように塩化物イオン等のイオン種が予め含有されている水であってもよいし、井戸水等のイオン種濃度の希薄な水であってもよい。本実施形態では、これらを総称して水という。
Here, the water source that is located upstream of the tap
図6に示すように、エレメント41の下方には電解水トレー(電解水受け)43が配置されている。電解水トレー43は、分散皿42からエレメント41に供給された電解水がエレメント41から流下した場合に、この電解水を受けて貯留するトレーであり、その底面には、電解水をドレンパン24に導くドレン管44が接続されている。電解水トレー43の両端は、図3に示すように取付金具61によってベース板3aに支持固定される。また、図示はしないが、エレメント41はステー(図示略)等により電解水トレー43に連結され、ベース板3aによって支持される。
As shown in FIG. 6, an electrolyzed water tray (electrolyzed water receiver) 43 is disposed below the
電解ユニット5から空気除菌部4に供給された電解水は、電解水トレー43に貯留される。電解水トレー43には、循環ポンプ49の吸込ノズル49Aが配置されており、この吸込ノズル49Aを介して、電解水トレー43に貯留された電解水が循環ポンプ49によって吸い上げられ、接続管50を介して電解ユニット5に供給される。
The electrolyzed water supplied from the
また、電解水トレー43の下部に接続されたドレン管44は、電磁弁である流量制御弁45を備えている。流量制御弁45は、後述する電装基板40の制御に従って開閉或いは開度調整され、この流量制御弁45の開度に応じて、電解水トレー43に貯留された電解水が、ドレン管44に流出する。ドレン管44はドレンパン24の上方において開口し、ドレン管44に流出した電解水はドレンパン24に流下する。従って、流量制御弁45の開度に応じて、電解水トレー43に貯留された電解水が排出される。
The
さらに、電解水トレー43には、貯留された電解水の水位を検知するフロートスイッチ54が設けられている。このフロートスイッチ54は、電装基板40に接続されている。電装基板40は、フロートスイッチ54によって低水位が検出された場合、すなわち、電解水を循環させるのに必要な水位を下回った場合に、水道水制御弁46を開き、水道水等を電解ユニット5に供給させる。
Furthermore, the electrolyzed
電装基板40は、図示しないCPUと、CPUにより実行される制御プログラム、及び、この制御プログラムに係る制御用データ等を格納したROMと、CPUにより処理されるプログラムや各種データを一時的に記憶するRAMとを備える。CPUは、ROM内の制御プログラムに従って、電解ユニット5内の電極53a、53bに対する通電制御、流量制御弁45の開度制御、水道水制御弁46の開度制御、循環ポンプ49の駆動制御等の各種制御を行う。例えば、CPUは、電解ユニット5において所定の濃度の電解水を生成させるため、この濃度に対応する電流密度で電極53a、53bに電流を流す。また、例えば、CPUは、電解ユニット5に対して水道水注入配管48から水を供給するため、水道水制御弁46の開度を調整し、電解水トレー43に貯留された電解水を排出すべく流量制御弁45の開度を調整する。また、例えばCPUは、電解ユニット5及び空気除菌部4において電解水を循環させるべく、循環ポンプ49を駆動させる。
The
また、電装基板40のCPUは制御装置8及び9のCPUに通信回線等(図示略)を介して接続されており、制御装置8及び9から入力される指示、例えば上記リモコン装置において入力された指示に従って、上記制御を実行する。これにより、例えば、室外ユニット1の冷房・暖房運転に連動して、或いは独立して空気除菌部4に電解水を供給させることが可能となる。
Further, the CPU of the
さらに、電装基板40は、水道水制御弁46を閉じて水道水注入配管48からの水の供給を停止した場合であっても、循環ポンプ49を駆動することによって、電解水トレー43に貯留された電解水を電解ユニット5に供給させる。これにより、電解ユニット5が停止していても、空気除菌部4に電解水が供給されるほか、水を効率よく利用して、使用水量を節約できる。また、蒸発等により循環する電解水の量が減少した場合、フロートスイッチ54により低水位が検知されるので、電装基板40の制御によって水道水制御弁46が開かれ、新たな水が電解ユニット5に供給される。
Furthermore, the
また、電解水トレー43に貯留された電解水は、電装基板40の制御により流量制御弁45が開くことで、ドレン管44を通ってドレンパン24に流下する。ここで、電装基板40は、ユーザが選択して設定することにより、電解水トレー43に貯留された電解水を、間欠的(例えば、1時間毎等)にドレンパン24に流下させたり、ドレンパン24に常時流下させたりすることができる。ドレンパン24に流下した電解水は、ドレンパン24に貯留されたドレン水とともに、ドレンポンプ27によって外部に排水される。
これにより、空気除菌部4及び電解ユニット5を循環する電解水が定期的に新鮮な電解水に置き換えられ、例えば電解ユニット5の電極53a、53bに蓄積するスケールを排出することができる。とともに、ドレンパン24においては、殺菌力を有する活性酸素種を含む電解水が流れることで、ドレンパン24における雑菌の繁殖が効果的に抑制され、清浄性を保持できる。
Further, the electrolyzed water stored in the electrolyzed
Thereby, the electrolyzed water circulating through the
他方、室内ユニット2の制御装置9に設けられたROMには、除菌運転モードを実行する制御プログラムが格納されている。この除菌運転モードとは、筐体20のほぼ中央部に位置する送風機22からそれぞれの4つの吹出口32に至る4つの風路のうち、空気除菌部4のエレメント41を配置していない風路に対応する吹出口32のルーバー36を閉じ、エレメント41を配置している風路に対応する吹出口32のルーバー36を開くことにより、ルーバー36が開かれた吹出口32から除菌された空気のみを被調和室側に吹き出させる運転モードをいう。この除菌運転モードによれば、本実施例における通常運転時には、4つの吹出口32のうちの1つから除菌後の空気を吹き出しているので、送風機22の送風量の約1/4だけしか除菌後の空気を吹き出させることができなかったが、除菌運転モード時には、3つの吹出口32を閉じていることによって、送風機22の送風量のほぼ全ての空気をエレメント41を通過させて1つの吹出口32から吹き出させることができる。
On the other hand, the ROM provided in the
この除菌運転モードで運転を行う場合、例えば、送風機22のファンの回転を弱め、吹出口32からの吹出音を小さくするように制御することもできる。また、除菌運転モードで運転を行う場合、エレメント41に供給する電解水の量を増加或いは減少させるようにすることもできる。これらの制御は、制御装置8、9からの信号に基づいて行われる。
When the operation is performed in the sterilization operation mode, for example, the
次に、本実施形態の空気調和装置100の動作を説明する。図7は、本発明の実施の形態に係る空気調和装置の運転制御を示すフローチャートである。
ユーザによって、リモコン装置(図示略)において運転開始の指示が入力されると、図1に示すように、制御装置8は指示された運転モード(冷房運転モード/暖房運転モード)の動作を実行し、室外ユニット1の四方弁13を冷房側又は暖房側に切り換えて冷房運転又は暖房運転等の所定の空調運転を行う(S200)。
Next, operation | movement of the
When an instruction to start operation is input by a user on a remote control device (not shown), the
冷房運転を行う場合には、制御装置8は四方弁13を冷房側に切り換えることにより、図1に示す破線矢印の様に、冷媒回路100a中に冷媒を流して、室外熱交換器14を凝縮器として機能させ、室内熱交換器21を蒸発器として機能させる。そして送風機22を動作させて、室内ユニット2において吸込口31から被調和室内の空気を吸い込ませて室内熱交換器21により熱交換を行わせる。
When performing the cooling operation, the
一方、暖房運転を行う場合には、制御装置8は四方弁13を暖房側に切り換えることにより、図1に示す実線矢印の様に、冷媒回路100a中に冷媒を流して、室外熱交換器14を蒸発器として機能させ、室内熱交換器21を凝縮器として機能させる。そして、送風機22を動作させて、室内ユニット2において吸込口31から被調和室内の空気を吸い込ませて室内熱交換器21により熱交換を行わせる。
On the other hand, when performing the heating operation, the
また、上記のように空調運転が行われると同時に、制御装置8は電装基板40に対して指示を出力し、電装基板40の制御により、除菌運転が行われる。すなわち、電装基板40は、水道水制御弁46を開いて水を電解ユニット5に供給し、電解ユニット5において水の電気分解を行わせ、次亜塩素酸等の活性酸素種を含む電解水を生成させて、空気除菌部4に電解水を供給させる。また、電装基板40は、循環ポンプ49を駆動させて、空気除菌部4において電解水を循環供給させる。これにより、室内熱交換器21を通った空気がエレメント41上で活性酸素種を含む電解水に接触し、除菌されることになる。
At the same time as the air conditioning operation is performed as described above, the
次に、制御装置9は、4つの吹出口32のルーバー36を制御して、除菌運転モードを実行する。すなわち、空気除菌部4のエレメント41を配置していない風路に対応する吹出口32のルーバー36を閉じ、エレメント41を配置している風路に対応する吹出口32のルーバー36を開く(S201)。これにより、冷房或いは暖房した空気は、空気除菌部4のエレメント41を通過した後に1つの吹出口32から被調和室内に向けて吹き出される。このとき、送風機22の送風量は同じであるため、1つの吹出口32から吹き出される空気量は4つの吹出口32から吹き出させる空気量とほぼ等しい。そのため、4方向から吹き出す場合と比較して、約4倍の除菌後の空気を被調和室に向けて吹き出すことができる。なお、この除菌運転モードを実行する際に、制御装置8、9からの信号に基づいて、送風機22のファンの回転数を少なくしたり、エレメント41に供給する電解水の量を増加或いは減少させる制御を適宜行うこともできる。
Next, the
制御装置9のROMに設定された所定時間が経過していない場合には除菌運転モードを継続する(S202)。この所定時間は、約30分であり、空調運転を開始してから被調和室の内部の空気がほぼ全体に亘って除菌されるまでに必要な時間となっている。当然に、被調和室の大きさや外部空気が入り込む量の多少によって、この設定時間を任意に変更することもできる。一方、所定時間を経過している場合には(S202)、空調運転がサーモON運転を行っているかサーモOFF運転を行っているかを確認する(S203)。
If the predetermined time set in the ROM of the
サーモON運転の場合には、上述の除菌運転モードによって被調和室内の空気は既に除菌されているので、通常運転(4つの吹出口32から空調後の空気を吹き出させる運転)を行う(S204)。一方、サーモOFF運転の場合には、被調和室内の室温は設定温度に到達しているため、引き続き除菌運転モードを継続する(S205)。 In the case of the thermo-ON operation, since the air in the conditioned room has already been sterilized by the above-described sterilization operation mode, normal operation (operation in which air after air conditioning is blown out from the four outlets 32) is performed ( S204). On the other hand, in the case of the thermo OFF operation, since the room temperature in the conditioned room has reached the set temperature, the sterilization operation mode is continued (S205).
このサーモON運転又はサーモOFF運転であるかの判断は、利用者からの運転終了の信号を受信するまで行われ(S206)、サーモOFF運転時には、常に除菌運転モードを行うようにしている。 The determination as to whether the thermo-ON operation or the thermo-OFF operation is performed is performed until an operation end signal is received from the user (S206), and the sterilization operation mode is always performed during the thermo-OFF operation.
本発明の実施の形態に係る天井埋込型空気調和装置によれば、送風機22からそれぞれの吹出口32に至る複数の風路のうちの1つに、水を電気分解して生成される電解水が浸潤されるエレメント41を配置し、このエレメント41が配置されていない風路に対応する吹出口32をルーバー36によって閉じる一方、エレメント41が配置されている風路に対応する吹出口32をルーバー36によって開く除菌運転モードを備えているので、送風機22から送風される空気のほぼ全体を除菌して吹出口から吹き出させ、被調和室内の空気を速やかに除菌することができる。また、この除菌運転モードを行う場合であっても、冷房又は暖房運転を行い得る。そのため、各吹出口32に対応する風路に除菌ユニットを設ける必要がなく、空気調和装置全体としてのコストを削減することができる。
According to the ceiling-embedded air conditioner according to the embodiment of the present invention, electrolysis generated by electrolyzing water into one of a plurality of air passages from the
また、除菌運転モードを空調運転開始から設定時間(30分)が経過するまで行うようにしているので、運転開始前に被調和室内で滞留していた空気をより速やかに除菌することができる。また、自動的に除菌運転モードを実施するようにしているので、利用者がリモコン等で操作する煩わしさがない。 In addition, since the sterilization operation mode is performed until the set time (30 minutes) elapses from the start of the air conditioning operation, the air staying in the conditioned room before the operation can be sterilized more quickly. it can. In addition, since the sterilization operation mode is automatically performed, there is no trouble for the user to operate with the remote controller or the like.
さらに、前記除菌運転モードをサーモオフ時に行うようにしているので、空調運転を休止している間に、効果的に室内空気を除菌することができる。そのため、従来行っていた空調運転の妨げとならずに、速やかに除菌運転を行うことができる。 Furthermore, since the sterilization operation mode is performed when the thermostat is off, the indoor air can be sterilized effectively while the air conditioning operation is suspended. Therefore, the sterilization operation can be performed quickly without hindering the air conditioning operation that has been performed conventionally.
以上、本発明を実施するための最良の形態について述べたが、本発明は既述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の技術思想に基づいて各種の変形および変更が可能である。
本実施形態では、室内ユニット2に1個の除菌ユニット3を取り付けた構成について説明したが、筐体20を構成する3枚の側板20aは、それぞれノックアウトホール部20cを有するものであり、これら3カ所のノックアウトホール部20cの全てに除菌ユニット3を設けることが可能である。そのため、除菌運転モードを行う際に開く吹出口32の数は1つに限定されず、除菌ユニット3を取り付けた風路に対応する吹出口の全て(除菌ユニット3を3箇所設置した場合には、対応する3つの吹出口32)を開いて除菌後の空気を吹き出させることもできる。この方法によっても、吹出口32から吹き出される空気のほぼ全部が除菌後の空気であるため、被調和室内の空気の除菌を速やかに行うことができる。
The best mode for carrying out the present invention has been described above. However, the present invention is not limited to the above-described embodiment, and various modifications and changes can be made based on the technical idea of the present invention. .
In the present embodiment, the configuration in which one
また、本実施形態では、吹出口32の開閉をルーバー36で行っているが、風向変更用のルーバー36と、吹出口32の開閉用の開閉部材を別々に設けることもできる。この場合、開閉部材は、制御装置8、9からの信号に基づいて、対応する吹出口32を開閉するように構成する。これにより、吹出口32の様々な形状、構造に対応させて、吹出口32を開閉することができる。
In the present embodiment, the
さらに、除菌運転モードを行うタイミングは、運転開始時又はサーモOFF時に限られない。例えば、リモコンに除菌運転モードを開始するための開始ボタンを設け、利用者が除菌運転モードを希望するときに行えるようにしてもよい。これによれば、例えば、人の出入りが頻繁にある被調和室などで、利用者が空気の除菌を行いたい場合に速やかに除菌運転を行うことができる。 Furthermore, the timing for performing the sterilization operation mode is not limited to when the operation is started or when the thermo is OFF. For example, a start button for starting the sterilization operation mode may be provided on the remote controller so that it can be performed when the user desires the sterilization operation mode. According to this, for example, when a user wants to sterilize air in a conditioned room where people frequently go in and out, sterilization operation can be performed quickly.
1 室外ユニット
2 室内ユニット
3 除菌ユニット
4 空気除菌部
5 電解ユニット
6 水道水調整部
8、9 制御装置
13 四方弁
20 筐体
20a 側板
20c ノックアウトホール部
20d 開口部
20e 側板
20f、27f 切り欠き部
21 室内熱交換器
22 送風ファン
23 断熱体
24 ドレンパン
25 吸込開口
26 吹出開口
27 ドレンポンプ
27a ドレン管
30 化粧パネル
31 吸込口
32 吹出口
33 フィルタ
34 室内冷媒配管
35 連結配管
36 ルーバー(開閉部材)
40 電装基板
41 エレメント(気液接触部材)
42 分散皿
43 電解水トレー
44 ドレン管
45 流量制御弁
46 水道水制御弁
47 逆止弁
48 水道水注入配管
49 循環ポンプ
50 接続管
51 電解水注入チューブ
52 電解槽
54 フロートスイッチ
59 コネクタ
61 取付金具
80 外装
100 空気調和装置
DESCRIPTION OF
40
42
Claims (3)
前記送風機からそれぞれの吹出口に至る複数の風路のうちの少なくとも1つに、水を電気分解して生成される電解水が浸潤される気液接触部材を配置し、この気液接触部材が配置されていない風路に対応する吹出口を前記開閉部材によって閉じる一方、前記気液接触部材が配置されている風路に対応する吹出口を前記開閉部材によって開く除菌運転モードを備えたことを特徴とする天井埋込型空気調和装置。 A housing that houses the indoor heat exchanger and the blower, and a decorative panel that covers a ceiling opening to which the housing is attached, has a plurality of air outlets, and has an opening and closing member that can individually open and close these air outlets. In the ceiling-embedded air conditioner provided,
A gas-liquid contact member that is infiltrated with electrolyzed water generated by electrolyzing water is disposed in at least one of a plurality of air passages extending from the blower to each of the air outlets. A disinfection operation mode is provided in which the air outlet corresponding to the air passage not arranged is closed by the opening and closing member while the air outlet corresponding to the air passage where the gas-liquid contact member is arranged is opened by the opening and closing member. A ceiling-embedded air conditioner characterized by
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2007198417A JP2009036385A (en) | 2007-07-31 | 2007-07-31 | Ceiling-embedded air conditioning device |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2022003300A (en) * | 2015-01-23 | 2022-01-11 | ヨンヒ ファン | Air conditioner including variable air volume device |
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2007
- 2007-07-31 JP JP2007198417A patent/JP2009036385A/en active Pending
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