JP2009027855A - Component fitting structure - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、可撓性を有する長尺部品を取付部に沿って配置するとともに、長尺部品を、この配置状態で取付部に固定した保持具に保持させて取付部に取り付ける部品取付構造に関する。 The present invention relates to a part mounting structure in which a long part having flexibility is arranged along an attachment part, and the long part is held by a holder fixed to the attachment part in this arrangement state and attached to the attachment part. .
一般に、自動車の車体各部に配索されるワイヤハーネスは、車体構成部品の所定部位に嵌合固定するクリップに保持させることで車体に固定している。このようなクリップなどの保持具としては、例えば下記特許文献1に記載されたものがある。これは、取付部である基板に設けた嵌合孔にクリップの先端部を挿入し、この先端部に設けた弾性係止片が挿入後に広がって嵌合孔の周縁に引っ掛かることで、クリップが取付部に嵌合固定され、一方クリップを取り外す際には、弾性係止片が嵌合孔に対して係止不能な位置となるようクリップを90度回転させる。
ところで、近年では、製品の廃材を再利用することで限りある資源を有効利用する傾向にあり、自動車にあっても例外ではなく、上記したようなワイヤハーネスを車体から回収することが行われている。 By the way, in recent years, there is a tendency to effectively use limited resources by reusing waste products, and even in automobiles, it is no exception, and the above-described wire harness is collected from the car body. Yes.
ところが、ワイヤハーネスは、車体フロア上のシート下など作業者が直接アクセスできないような狭い位置に配索されている場合が多く、このような場合には、上記した従来技術のようにクリップを回転させて引き抜くような作業は困難であり、シートを取り外してから行う必要が生じ、その分回収時間が余計にかかり、作業コストが高くなる。 However, in many cases, the wire harness is routed in a narrow position that is not directly accessible to the operator, such as under the seat on the vehicle body floor. In such a case, the clip is rotated as in the prior art described above. Therefore, it is difficult to perform the work of pulling out the sheet, and it is necessary to perform the work after removing the sheet. This takes extra collection time and increases the work cost.
また、作業者が直接アクセスできる位置にあるクリップを回転させて取り外す場合でも、クリップ近傍のワイヤハーネスを切断する必要があり、回収作業が煩雑なものとなる。 Further, even when the clip located at a position that can be directly accessed by the operator is rotated and removed, it is necessary to cut the wire harness in the vicinity of the clip, and the collection work becomes complicated.
そこで、本発明は、可撓性を有する長尺部品の取付部からの取り外し作業を容易にすることを目的としている。 Then, this invention aims at making easy the removal operation | work from the attachment part of the elongate components which have flexibility.
本発明は、可撓性を有する長尺部品を取付部に沿って配置するとともに、前記長尺部品を、この配置状態で前記取付部に嵌合固定した保持具に保持させて前記取付部に取り付ける部品取付構造であって、前記取付部に、前記長尺部品の配置方向に対して傾斜する傾斜部を設け、この傾斜部に前記保持具を嵌合固定したことを最も主要な特徴とする。 According to the present invention, a flexible long part is arranged along the attachment part, and the long part is held by the holder fitted and fixed to the attachment part in this arrangement state. The component mounting structure to be attached is characterized in that the mounting portion is provided with an inclined portion that is inclined with respect to the arrangement direction of the long component, and the holder is fitted and fixed to the inclined portion. .
本発明によれば、取付部に沿って配置した長尺部品を取り外す際に、この長尺部品の長尺方向に沿って引っ張ることで、傾斜部に嵌合固定した保持具は、嵌合方向に対して90度未満の、嵌合方向により近い角度で引っ張られることになり、嵌合方向に対して直角な方向に引っ張るよりも保持具の取付部から離脱が容易となり、保持具の設定位置が作業者が直接アクセスできないような場合であっても、長尺部品を引っ張ることで容易に取り外すことができる。 According to the present invention, when removing the long part arranged along the attachment part, the holder fitted and fixed to the inclined part by pulling along the long direction of the long part is fitted in the fitting direction. Will be pulled at an angle closer to the fitting direction, less than 90 degrees with respect to the fitting direction. However, even if the operator cannot directly access, it can be easily removed by pulling the long component.
以下、本発明の実施の形態を図面に基づき説明する。 Hereinafter, embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings.
図1(a)は、本発明の一実施形態に係わる部品取付構造を備える、図2における自動車の車体フロア1の一部を示す平面図である。図2の車体フロア1は、フロアパネル3の車幅方向中央に、車体前後方向に延びるセンタトンネル部5を備え、車幅方向両側部には、車体前後方向に延びるサイドシル7を備えている。なお、図1(a)および図2中で矢印FRで示す方向が車体前方である。
Fig.1 (a) is a top view which shows a part of
また、車体前後方向ほぼ中央には、センタトンネル部5の左右両側にて車幅方向に延びるセカンドクロスメンバ9が、その一端部をセンタトンネル部5に、他端部をサイドシル7にそれぞれ接合した状態で設けられている。
Further, a
そして、このような車体フロア1上の所定の各部位には、可撓性を有する長尺部品であるワイヤハーネス11を配索している。例えば、図1(a)に示すワイヤハーネス11は、セカンドクロスメンバ9の車体後方側の側面9aに沿って配索されている。
And the
ここで、これら各所に配索したワイヤハーネス11は、フロアパネル3上に敷き詰められる図示しないフロアカーペットにより覆われており、また、図2に示すようにセカンドクロスメンバ9を車体前後方向に跨るようにして車体前後方向に延びるシートレール15が設置され、このシートレール15上には、図示しないシートが装着されることになる。したがって、図1(a)に示すセカンドクロスメンバ9の側面9aのワイヤハーネス11は、シート下でかつフロアカーペットにより覆われた状態となる。
Here, the
上記したワイヤハーネス11を配索しているセカンドクロスメンバ9の取付部となる側面9aには、図1(a)中で上方に相当する車体後方に向けて突出するエンボス部15を、セカンドクロスメンバ9の長手方向に沿ってほぼ等間隔に設けている。
An embossed
図1(b)は、このエンボス部15の斜視図で、該エンボス部15は、車体外側のサイドシル7側に位置する傾斜部としてのクリップ取付傾斜面15aと、これと反対側の車体内側のセンタトンネル部5側に位置する内側傾斜面15bと、車体上下方向下部側に位置する下側傾斜面15cと、車体上下方向上部側に位置する上側傾斜面15dとを備え、これら4つの傾斜面15a〜15dによって山状のエンボス部15を形成している。
FIG. 1B is a perspective view of the embossed
上記したクリップ取付傾斜面15aと内側傾斜面15bは台形状であり、下側傾斜面15cと上側傾斜面15dは、三角形状としている。これら2つの台形状の傾斜面15a,15bと、2つの三角形状の傾斜面15c,15dの四つの下辺15a1,15b1,15c1,15d1によって長方形を形成し、2つの台形状の傾斜面15a,15bの上辺が共通の稜線15eを形成している。
The clip mounting
そして、クリップ取付傾斜面15aには、嵌合孔としてのクリップ嵌合孔15fを設けてあり、このクリップ嵌合孔15fには図1に示すように簡略化して示すクリップ17を嵌合固定し、該クリップ17には前記したワイヤハーネス11を保持させている。したがって、このクリップ17に保持させたワイヤハーネス11は、上記したエンボス部15の山状に沿って配索された状態となる。
The clip mounting
図3(a)は、クリップ17のクリップ取付傾斜面15aへの嵌合固定状態の詳細構造を示すもので、クリップ17は、軸部17aと、軸部17aの基端側に位置してワイヤハーネス11を保持するハーネス保持部17bと、軸部17aの先端部の両側からハーネス保持部17b側に向けて外側に広がる一対の弾性係止片17cと、この弾性係止片17cの先端17dとの間でエンボス部15のクリップ取付傾斜面15aを挟持固定するフランジ部17eとを、それぞれ備えている。
FIG. 3A shows the detailed structure of the
ここで、クリップ17を取付部から離脱させる際の引き抜き方向による離脱例を図4,図5に示す。図4は取付部19に対して矢印Aで示す垂直方向(クリップ17の嵌合方向と同方向)に引き抜いた場合であり、弾性係止片17cが同図(a)の取付状態から同図(b)のように左右に徐々に広がり、その先端17dが同図(c)のようにフランジ部17eと反対側となるよう変形する。図4(c)の状態からさらに引き抜くことで、クリップ17は比較的容易に取付部19から離脱させることができる。
Here, FIGS. 4 and 5 show examples of detachment in the pulling direction when the
一方、図5に示すように、クリップ17を取付部19に対して矢印Bで示す平行な方向(クリップ17の嵌合方向に垂直な方向)に引き抜いた場合には、弾性係止片17cが同図(a)の取付状態から同図(b)のように左右に徐々に広がり変形する点は図4の場合とほぼ同様であるが、この際軸部17aが引き抜き方向に屈曲してせん断力が発生するので容易に引き抜くことができず、ついには同図(c)のように軸部17aが破断するに至る。
On the other hand, as shown in FIG. 5, when the
このように、クリップ17を取付部19から離脱させる際には、図4のように取付部19に対して矢印Aで示す垂直方向に引き抜いた方が、図5のように取付部19に対して平行に引き抜くよりも引き抜き力が小さくて済み、クリップ17の取付部19からの離脱が容易になると言える。
As described above, when the
ここで、上記したようにセカンドクロスメンバ9の側面9aに沿って配索されたワイヤハーネス11のクリップ17による取付位置は、シート下でかつフロアカーペットに隠れた状態にあり、サイドシル7の外側からワイヤハーネス11の回収作業を行う際に、特にセンタトンネル部5に近い位置にあるクリップ17については直接アクセスできない状態となっている。
Here, as described above, the mounting position of the
そこで、本実施形態ではセカンドクロスメンバ9の側面9aに沿って配索されたワイヤハーネス11を回収する際には、該ワイヤハーネス11を図1(a)中のサイドシル7の外側つまり車体外側から矢印Cの方向に引っ張る作業を行う。この際、本実施形態では、クリップ17がエンボス部15のクリップ取付傾斜面15aに取り付けられており、このクリップ取付傾斜面15aは、引き抜き方向Cに対して図4のように垂直ではないが、引き抜き方向Cに対して図5のように平行でもない。
Therefore, in the present embodiment, when the
すなわち、この場合のクリップ17の取付部であるクリップ取付傾斜面15aからの離脱形態は、図3(a)の状態から矢印C方向に引っ張ると、同図(b)のように弾性係止片17cが同図(a)の取付状態から左右に徐々に広がり、さらに引き抜くことで同図(c)のように、軸部17aが多少屈曲するもののこの屈曲状態で弾性係止片17cの先端17dがフランジ部17eと反対側となるよう変形する。この状態からさらに引き抜くことで、クリップ17は破断することなく比較的容易にクリップ取付傾斜面15aから離脱させることができる。
That is, in this case, when the
図6は、ワイヤハーネス11を図3のようにセカンドクロスメンバ9の側面9aと平行な水平方向に引っ張った場合のワイヤハーネス11の状態をクリップ17とともに示している。ここで、図6の(a),(b),(c)は前記図3の(a),(b),(c)にそれぞれ対応している。
FIG. 6 shows the state of the
この場合、図6(b)のように図3(b)と同様にしてクリップ17が変形したときに、ワイヤハーネス11は、エンボス部15から離れるようにしてクリップ17近傍が引っ張り方向に延びるとともに、軸部17aの屈曲に伴ってハーネス保持部17bが引っ張り方向と反対側に変位するので、クリップ17の上記引っ張り方向と反対側においてワイヤハーネス11の弛み11aが発生する。その後、この弛んだ状態でワイヤハーネス11をさらに引っ張ることで、図6(c)のようにクリップ17がほぼ離脱した状態となる。
In this case, when the
上記図6(b)の状態では、ワイヤハーネス11の引っ張り力Fが、クリップ17のエンボス部15への嵌合固定部に反力f1として作用し、この反力f1にクリップ17が耐え切れなくなったときに、同図(c)のようにクリップ17が離脱することとなる。
In the state of FIG. 6B, the pulling force F of the
ここで、本実施形態では、図7(a)に示すようにエンボス部15を3箇所に設けている。この場合、クリップ17の離脱は、ワイヤハーネス11を引っ張る側に最も近い側のクリップ17がまず図6のようにして離脱するが、この際、前記図6(b)で示したようにワイヤハーネス11に弛み11aが発生しているので、図6(b)の状態での引っ張りF力は、その奥に位置する2番目のクリップ17の嵌合固定部には影響されず、該2番目のクリップ17の嵌合固定力が引っ張り力に加算させることはなく、同図(c)のように離脱させるまでは一つのクリップ17を離脱させる力で済む。
Here, in this embodiment, as shown in FIG. 7A, the
図6(c)の状態からさらにワイヤハーネス11を引っ張る作業を継続すると、1番目のクリップ17はエンボス部15から完全に離脱し、その状態ではワイヤハーネス11の弛み11aがなくなった状態となり、この状態でさらにワイヤハーネス11を引っ張ることで、2番目のクリップ17を前記した1番目のクリップ17と同様にして離脱させることができる。すなわち、この2番目のクリップ17を離脱させる場合にも、ワイヤハーネス11に弛みが発生するので、一番奥の3番目のクリップ17の嵌合固定力に影響されることがなく、一つの(2番目の)クリップ17を離脱させる力での離脱作業が可能となる。
When the operation of further pulling the
一番奥の3番目のクリップ17を離脱させる際にも、当然一つの(3番目の)クリップ17を離脱させる力での離脱作業となる。
Even when the innermost
このように、本実施形態では、ワイヤハーネス11の延長方向に沿って複数のクリップ17によって配索されていても、クリップ取付傾斜面15aを、図1(a)のように引っ張り方向C側と対向するよう傾斜させ、かつ複数あるクリップ取付傾斜面15aをすべて同方向に傾斜させることで、各クリップ17のエンボス部15からの離脱作業を、それぞれ一つのクリップ17に対する引っ張り力で達成でき、ワイヤハーネス11の回収作業を、シートやフロアカーペットを取り外すことなく、短時間で容易に行うことができる。
Thus, in this embodiment, even if it is routed by the plurality of
これに対して図7(b)は、エンボス部15を設定していない例を示しており、この場合には、ワイヤハーネス11を取付部19に対して平行な方向に引っ張ると、そのときの引っ張り力Fは、三つのクリップ17相互間のワイヤハーネス11には通常弛みがなく、したがって三つのクリップ17の嵌合固定力が加算されたものとなり(F=f1+f2+f3)、三つのクリップ17を同時に離脱させるだけの引っ張り力が必要となって、ワイヤハーネス11の回収作業が極めて困難となる。
On the other hand, FIG. 7B shows an example in which the embossed
図8は、ワイヤハーネス11の回収時での引っ張り量(変位量)に対する引っ張りに必要な荷重F(N)を示しており、(a)は本実施形態、(b)はエンボス部15を設定していない例にそれぞれ対応している。
FIG. 8 shows the load F (N) necessary for pulling with respect to the pulling amount (displacement amount) at the time of recovery of the
図8(a)のように、本実施形態では、三つのクリップ17の嵌合固定力が破線で示すように互いに重ならないので、三つのクリップ17が順次離脱する変位量L1,L2,L3の時点で荷重Fがすべてほぼ同等の200N程度となっている。一方図8(b)では、三つのクリップ17の嵌合固定力が破線で示すように互いに重なってしまうので、1番目のクリップ17が離脱する変位量M1での荷重Fは400N以上とかなり高く、その後2番目のクリップ17が離脱する変位量M2および、3番目のクリップ17が離脱する変位量M3に移行するにしたがって荷重Fが徐々に低くなるものの、いずれも300N以上あり、ワイヤハーネス11の回収作業としては困難を要する。
As shown in FIG. 8 (a), in this embodiment, the fitting and fixing forces of the three
図9は、前記図6(a)のエンボス部15におけるクリップ取付傾斜面15aの傾斜角度θ°を、0°〜90°まで変化させた場合のクリップ17のクリップ取付傾斜面15aに対する保持力(嵌合固定力:N)の変化を示している。なお、この保持力は、図8の荷重Fに相当する。
FIG. 9 shows the holding force (with respect to the clip mounting
ここで、θ=0°はエンボス部15を設定せず取付部を平面とした場合で、この平面に対して平行にワイヤハーネス11を引き抜くものとし(図5に相当)、θ=90°はクリップ取付傾斜面15aを取付部の一般部に対して直角に立ち上げた状態であり、取付部に対する引っ張り方向は図4に相当するものとなる。
Here, θ = 0 ° is a case where the embossed
したがって、図6(a)に示すθを0°から90°までを徐々に大きくしていくことで、保持力(嵌合固定力)Fは逆に徐々に小さくなり、θ=90°で最小となる。本実施形態では、θ=30°としており、この場合の保持力Fは、θ=90°に比較して当然大きくなるものの、θ=0°の場合に比較してかなり小さくなっており、したがってワイヤハーネス11の回収作業が容易であると言える。
Therefore, when θ shown in FIG. 6A is gradually increased from 0 ° to 90 °, the holding force (fitting fixing force) F is gradually decreased, and is minimum at θ = 90 °. It becomes. In this embodiment, θ = 30 °, and the holding force F in this case is naturally larger than that of θ = 90 °, but is considerably smaller than that of θ = 0 °. It can be said that the collection work of the
図10は、前記図7(a)に対し、ワイヤハーネス11の引っ張り側に対して最も奥に位置するクリップ17の嵌合固定部位にエンボス部15を設定していない例を示す。他の2箇所のクリップ17の嵌合固定部位には図7(a)と同様なエンボス部15を設けている。
FIG. 10 shows an example in which the embossed
この場合には、1番目および2番目のクリップ17をそれぞれ離脱させる際には、図7(a)と同様にワイヤハーネス11に弛みが発生するので、1番目および2番目の各クリップ17のエンボス部15からの離脱作業を、それぞれ一つのクリップ17に対する引き抜き力で達成することができる。
In this case, when the first and
3番目のクリップ17については、それより奥にはクリップ17が存在しないので、該3番目のクリップ17を離脱させるには、エンボス部15を設けていないものの、一つのクリップ17に対する引っ張り力で離脱させることができ、しかも引っ張り作業を行っている位置から3番目のクリップ17までのワイヤハーネス11の長さが比較的長くなっているので、その分横方向に向けて引っ張るなど工夫することが可能であって作業がしやすくなり、よってワイヤハーネス11の回収作業を短時間で容易に行うことができる。
As for the
図11は、前記図1(b)に示したエンボス部15に切欠となるスリット21を設けることで、弾性変形部23を形成している。スリット21は、稜線15e近傍の内側傾斜面15bにて稜線15eと平行に延びる横スリット21aと、横スリット21aの両端から横スリット21aに対して直角をなしかつ内側傾斜面15bから稜線15eを超えクリップ取付傾斜面15aのクリップ嵌合孔15fより前方の中央付近まで延びる左右一対の縦スリット21bとを備える。
In FIG. 11, an elastically
したがって弾性変形部23は、全体が稜線15eの位置で屈曲した形状であり、内側傾斜面15b側の先端部23aと、クリップ取付傾斜面15aに繋がるクリップ取付傾斜面15a側の基端部23bとを備え、この基端部23bに設けることになるクリップ嵌合孔15fにクリップ17が嵌合固定されることになる。
Therefore, the
図12は、上記図11のような弾性変形部23を設けた場合の、前記図6と同様な動作説明図で、この場合には、図12(b)に示すように、弾性変形部23が下部に沈み込むようにして変形するので、ワイヤハーネス11が図6の例に比較してより多く弛み、離脱を行っているクリップ17の一つ奥のクリップ17の嵌合固定力が、離脱を行っているクリップの引っ張り力に影響を及ぼすことを確実に防止することができる。
FIG. 12 is an operation explanatory view similar to FIG. 6 when the
また、弾性変形部23は、エンボス部15のクリップ取付傾斜面15aに対し単にスリット21を形成するだけで、容易に設定することができる。さらに、エンボス部15は、車体の構成部品であるセカンドクロスメンバ9の一部位を突出させることで形成しており、他の部品を別途取り付けるわけではないので、部品点数の増加を伴うことなく、ワイヤハーネス11の回収を容易なものとすることができる
なお、可撓性の長尺部品として前記した実施形態ではワイヤハーネス11を例にとって説明したが、他の例えば可撓性のある配管類に対しても同様に適用することができる。
Further, the elastically
9 セカンドクロスメンバ(車体の構成部品)
9a セカンドクロスメンバの側面(長尺部品の取付部)
11 ワイヤハーネス(可撓性を有する長尺部品)
17 クリップ(保持具)
15a エンボス部のクリップ取付傾斜面(傾斜部)
15f クリップ嵌合孔(嵌合孔)
21 スリット(切欠)
23 エンボス部の弾性変形部
9 Second cross member (component of vehicle body)
9a Side of second cross member (mounting part for long parts)
11 Wire harness (long parts with flexibility)
17 clip (holding tool)
15a Clip mounting inclined surface of embossed part (inclined part)
15f Clip fitting hole (fitting hole)
21 Slit (Notch)
23 Elastic deformation part of embossed part
Claims (8)
Priority Applications (1)
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JP2007189554A JP2009027855A (en) | 2007-07-20 | 2007-07-20 | Component fitting structure |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2007189554A JP2009027855A (en) | 2007-07-20 | 2007-07-20 | Component fitting structure |
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