JP2009005589A - Uvによるc型肝炎ウイルスの不活化方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】本発明の目的は、C型肝炎ウイルスのワクチン作製に必須である、C型肝炎ウイルス粒子の不活化の方法を開発することにある。
【解決手段】本発明によれば、C型肝炎ウイルス粒子を含んだ溶液にUV−Cを照射することで、C型肝炎ウイルスのRNAを分解することにより、ウイルスの粒子構造への影響を抑えながらC型肝炎ウイルスの感染性を失わせることができる。よって、本発明は、C型肝炎ウイルスのワクチン製造において有用である。
【選択図】なし
【解決手段】本発明によれば、C型肝炎ウイルス粒子を含んだ溶液にUV−Cを照射することで、C型肝炎ウイルスのRNAを分解することにより、ウイルスの粒子構造への影響を抑えながらC型肝炎ウイルスの感染性を失わせることができる。よって、本発明は、C型肝炎ウイルスのワクチン製造において有用である。
【選択図】なし
Description
本発明は、C型肝炎ウイルスを不活化する技術に関する。さらに詳しくは、UVを用いてC型肝炎ウイルスを迅速かつ簡便に不活化する方法に関する。
従来C型肝炎ウイルスは培養細胞中で複製させることができなかったが、近年C型肝炎ウイルス粒子を培養細胞により作製することが技術的に可能となった。さらにそのウイルスを精製することによりある一定の純度をもったC型肝炎ウイルスを得ることが可能となった(特許文献1)。したがって、培養細胞によって作製され、精製されたC型肝炎ウイルスをワクチンとして用いることにより、インフルエンザウイルスなどと同様に、C型肝炎ウイルス感染を阻害することができる可能性がある。
現在細胞培養により作製できるC型肝炎ウイルス粒子は遺伝子組換え技術により弱毒化・無毒化(以下、これらを総称して不活化という)してあるウイルスではなく、ヒト肝癌由来細胞であるHuh7への感染性を有する生ウイルスである(特許文献1)。このようなウイルスを用いてヒトにワクチン接種を行うと、ワクチンによりC型肝炎に感染するということになってしまう。そのため、ウイルスを不活化する方法が、ワクチン開発には必須である。
ワクチン作製に用いられているウイルスの不活化方法としては、インフルエンザウイルスに用いられているホルマリンによる化学的な処理といった方法がある(非特許文献1)。
また、紫外線(UV)照射によりC型肝炎ウイルスの感染性を低下させるとの報告(非特許文献2)はあるが、その条件などについての報告は全くない。また、UVによる病原体滅菌方法に関する発明がある(特許文献2)。また、ポリオウイルスについてのUVによる不活化の報告がある(非特許文献3)が、当該特許にはC型肝炎ウイルスについての記載は全くない。
本発明が解決しようとする課題は、C型肝炎ウイルスによるワクチン作製に必須である、不活化の方法を開発することにある。
本発明者らは、C型肝炎ウイルスの不活化を検討した結果、近年開発された細胞培養により作製・精製されたC型肝炎ウイルスを、UVを発する殺菌灯を用いて感染能力を失わせることに成功し、本発明に到達した。
すなわち本発明は、
(1)UV−Cを照射することによるC型肝炎ウイルスの不活化方法、
(2)UVの強度が20mW/cm2である前記(1)に記載の方法、
(3)UVの照射時間が1分以上である前記(1)または(2)に記載の方法、
に関する。
(1)UV−Cを照射することによるC型肝炎ウイルスの不活化方法、
(2)UVの強度が20mW/cm2である前記(1)に記載の方法、
(3)UVの照射時間が1分以上である前記(1)または(2)に記載の方法、
に関する。
本発明により、C型肝炎ウイルスの不活化を迅速かつ簡便に行うことができる。また、本発明においては短時間の光学的な処理を行うのみのため、ウイルス粒子構造への影響をほとんど与えずに、不活化したC型肝炎ウイルスを得ることができるものと考えられる。
以下に本発明について詳細に記載する。
本発明において、C型肝炎ウイルスをUV照射することによりウイルスの感染性を失わせ、迅速に不活化することができる。そのため、ウイルスを構成するタンパク質などへの影響を少なく、ウイルスの不活化を行うことができる。
本発明において、C型肝炎ウイルスをUV照射することによりウイルスの感染性を失わせ、迅速に不活化することができる。そのため、ウイルスを構成するタンパク質などへの影響を少なく、ウイルスの不活化を行うことができる。
本発明において使用されるUVは、その波長によってUV−A、UV−BまたはUV−Cに区別され、それらのいずれかまたはそれらを組み合わせて使用することができるが、好ましくはUV−Cが使用される。
本発明において、用いるUVの線源としては一般に市販されている殺菌灯、特に15W殺菌灯を用いて行うことができるが、それに限るものではない。
後述の実施例においてC型肝炎ウイルスは前記特許文献1(国際公開第06/022422号パンフレット)に記載されている方法により精製したものを用いているが、本発明においてウイルスの精製・未精製などの状態により限られるものではない。また、本発明の対象となるC型肝炎ウイルス株として、JFH−1やJFH−1遺伝子を含んだキメラウイルスのほか、HCV−1、HCV−H、HC−J1、HCT−18、H77、DK−7、US11、S14、HCT23、HCV−Th、DR1、DR4、HCT27、S18、SW1、DK9、H90、TD−6E1、S9、HCV−BK、T10、DK1、HC−J4、HCV−J、HK3、HK8、HK5、HCV−G3、IND5、IND8、P10、D1、D3、SW2、T3、S45、SA10、US6、HCV−JK1、HCV−JK4、HCV−JK3、HCV−JK2、HCV−JT、HC−J2、HCV−T、HK4、HC−G9、Z1、Bi,S.I.、Cho,J.M、HCV−J6、T4、T9、US10、HC−J5、T2、HC−J7、DK11、SW3、DK8、T8、HC−J8、S83、HK2、HC−J6、HC−J8、BEBE1、HCV−J6、HCV−J8、HD10−2、BR36−9、S52、S54、S2、BR33−1、HK10、DK12、HCV−TR、BA−1、BA−2、DK13、Z1、Z4、Z6、Z7、HK2、SA1、SA4、SA5、SA7、SA13、SA6、NZL1、SA30、EG−13、HCV−K3a/650、ED43、EUH1480、EUHK2、Th580、VN235、VN405、VN004、JK049、JK046、JFH−1、JCH−1、JCH−2、JCH−3、JCH−4、JCH−5、JCH−6、J6CF、Con1等のC型肝炎ウイルス株があげられるがこれらに限定されるものではない。
本発明のC型肝炎ウイルスの不活化の際のUVの強度については特に限定されないが、好ましくは20mW/cm2である。ここでいうUV強度は紫外線強度計を用いることによって測定され、UV線源との距離を変化させることで調節される。
C型肝炎ウイルスのUV照射時間は特に限定されないが、1分以上であることが好ましい。UV照射時間が1分未満の場合、C型肝炎ウイルスの不活化が不十分な場合がある。UV照射時間の上限には特に限りはないが、C型肝炎ウイルス粒子の安定性および作業の効率を考慮した場合、好ましくは24時間以内である。より好ましいUV照射時間としては1〜15分以内、さらに好ましくは5〜15分である。なお、C型肝炎ウイルスにUVを照射する際は、室温(18℃〜25℃の範囲)であることが好ましい。
本発明における、C型肝炎ウイルスの不活化の評価は、C型肝炎ウイルスのHuh−7細胞への感染力価により行うことができる。たとえば感染力価の測定方法はJin Zhong, etal., Proc Natl Acad Sci U S A. (2005) 102 p9294−9299に記載の方法に準じて行うことができるが、それに限るものではない。
以下の実施例は、本発明を例示するために提供されるが、本発明を限定するものではない。
実施例1
C型肝炎ウイルスの不活化の方法としてホルマリンとUV−C照射を検討した。WO06022422A1に記載の方法に準じて精製した、感染力価1x106ffu/mlのC型肝炎ウイルス(JFH−1株)を用いて検討をおこなった。UV−Cの線源としては東芝社製GL−15を使用した。ウイルス不活化の検討条件は以下の通りとした。
C型肝炎ウイルスの不活化の方法としてホルマリンとUV−C照射を検討した。WO06022422A1に記載の方法に準じて精製した、感染力価1x106ffu/mlのC型肝炎ウイルス(JFH−1株)を用いて検討をおこなった。UV−Cの線源としては東芝社製GL−15を使用した。ウイルス不活化の検討条件は以下の通りとした。
UV−C照射では、シリコンコーティングされたポリエチレン製エッペンチューブ(アシスト社製)にC型肝炎ウイルス粒子含有溶液を入れ、UVの照射強度が20mW/cm2となるような距離に置き、下記の条件1〜4のいずれかに従い、5分間または15分間UVの照射を行った。ホルマリン処理では和光純薬製37%ホルマリン水溶液を用い、シリコンコーティングされたポリエチレン製エッペンチューブ(アシスト社製)にC型肝炎ウイルス粒子含有溶液に加え希釈して、冷蔵庫中に一晩静置した。
条件1.UV−C照射 20mW/cm2 5分間 室温
条件2.UV−C照射 20mW/cm2 15分間 室温
条件3.0.2% ホルマリン添加 一晩 4℃
条件4.0.1% ホルマリン添加 一晩 4℃
条件2.UV−C照射 20mW/cm2 15分間 室温
条件3.0.2% ホルマリン添加 一晩 4℃
条件4.0.1% ホルマリン添加 一晩 4℃
上記の処置を行った後に、ダルベッコ変法イーグル培地(DMEM)に50倍、250倍、1250倍、6250倍、31250倍、156250倍、781250倍で段階希釈した。
前日に96 well poly−L−lysine coated plate(コーニング社製・Corning 96 well Clear Flat Bottom poly−D−Lysine Coated Microplate,)にHuh−7細胞を1x104cell/wellで播いておき、段階希釈したウイルスを播種して37℃で72時間培養をおこなった。
培養上清を取り除いた後に、氷冷したメタノール中にプレートを入れ細胞を固定した。その後、メタノールを風乾により除き、0.3% Triton(登録商標)−X 100(GEヘルスケア社)を含んだブロックエース(登録商標)(大日本製薬社)で細胞の可溶化処置をした。そして、clone 2H9抗HCV−core抗体(Nat Med.(2005) 11:p791−6.参照)及びgoat anti−mouse IgG−Alexa488(モレキュラープローブ社)を用いてC型肝炎ウイルス感染細胞を蛍光顕微鏡(オリンパス社製IX−70)下で計数した。
その結果、それぞれの処置をしたC型肝炎ウイルスの感染力価は以下の表1のようになった。
ホルマリン処理(条件3および4)によって処理前の数分の1から数十分の1まで感染力価を低減させることはできたが、感染をなくすことはできなかった。一方、5分(条件1)、15分(条件2)のUV−C 20mW/cm2照射によりC型肝炎ウイルスの感染性は完全に消失した。
実施例2
さらに、C型肝炎ウイルス粒子の粒子構造がUVによる不活化で破壊されていないか検討を行った。スクリューキャップチューブへ精製C型肝炎ウイルス(JFH−1株、2.54.x104ffu/mL,1.07x106fmol/L) 1.2mLを入れ、それぞれ0(処理なし、control)、0.5分間、1分間、5分間、15分間および24時間 UV−C 20mW/cm2を室温で照射した、もしくは37℃で24時間静置したC型肝炎ウイルスの感染性および粒子のプロファイルを検討した。
さらに、C型肝炎ウイルス粒子の粒子構造がUVによる不活化で破壊されていないか検討を行った。スクリューキャップチューブへ精製C型肝炎ウイルス(JFH−1株、2.54.x104ffu/mL,1.07x106fmol/L) 1.2mLを入れ、それぞれ0(処理なし、control)、0.5分間、1分間、5分間、15分間および24時間 UV−C 20mW/cm2を室温で照射した、もしくは37℃で24時間静置したC型肝炎ウイルスの感染性および粒子のプロファイルを検討した。
感染性の評価は、実施例1と同様の方法で行った。その結果は表2のようになった。
さらに、処理したサンプルのうち、0(処理なし)または5分、もしくは24時間UV照射したサンプル及び37℃で一晩静置したサンプルを、ショ糖密度勾配遠心により分画し、そのHCVタンパク質とRNAの分布の乖離が起こっているか確認することにより粒子構造の保持を検討した。
ショ糖密度勾配遠心は、60%〜10%の範囲のショ糖溶液を用いて検討した。遠心条件は、200,000 x g、16時間で行った。各フラクションの密度は図1のようになった。C型肝炎ウイルスRNAコピー数は図2のようになった。RNAコピー数の測定方法はTakeuchiらの方法(Gastroenterology(1999)116:p636−42.)に準じて行った。C型肝炎ウイルスのコアタンパク質量は図3のようになった。コアタンパク質の量はオーソ HCV抗原ELISAテスト(オーソ・クリニカル・ダイアグノスティックス社)を用いて測定した。総タンパク質量は図4のようになった。総タンパク質量は、バイオラド社のプロテインアッセイシステム(Cat.No.500−0001)を用いて測定をした。
UV5分間処理ではウイルスのRNAが分解されているが、C型肝炎ウイルスのコア及びRNAの分布はほぼ変化が見られていない。しかし、37℃ 一晩静置した場合はコア量RNA量ともに減少しているが、RNAの分布が変化しておりウイルス粒子が壊れていることが考えられる。
図1〜図4において、黒丸は処理なし、黒四角はUV5分照射、白丸はUV24時間照射、白四角は37℃24時間静置したサンプルの値を示している。
Claims (3)
- UV−Cを照射することによるC型肝炎ウイルスの不活化方法。
- UVの強度が20mW/cm2である請求項1に記載の方法。
- UVの照射時間が1分以上である請求項1または2に記載の方法。
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JP2007167916A JP2009005589A (ja) | 2007-06-26 | 2007-06-26 | Uvによるc型肝炎ウイルスの不活化方法 |
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WO2022137733A1 (ja) | 2020-12-24 | 2022-06-30 | 国立大学法人神戸大学 | 紫外線照射を用いたウイルス不活化方法 |
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2007
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