JP2009005116A - 無線センサ通信システム - Google Patents
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Abstract
【課題】無線信号が遮断された空間の内外において確実に測定データの伝達ができる無線センサ通信システムを実現する。
【解決手段】無線信号が遮断された空間の内外に配置されたセンサに対応する端末をノードとして構成した無線センサ通信システムにおいて、前記空間の内側に配置されたノードと、前記空間の外側に配置されたノードとを接続するケーブルを有することを特徴とする無線センサ通信システム。
【選択図】図1
【解決手段】無線信号が遮断された空間の内外に配置されたセンサに対応する端末をノードとして構成した無線センサ通信システムにおいて、前記空間の内側に配置されたノードと、前記空間の外側に配置されたノードとを接続するケーブルを有することを特徴とする無線センサ通信システム。
【選択図】図1
Description
本発明は、無線信号が遮断された空間の内外に配置されたセンサに対応する端末をノードとして構成した無線センサ通信システムに関するものである。
図3は従来のセンサ通信システムの一例を示す構成図である。図3は米などの穀物を保管する倉庫を例として示したものである。倉庫内は複数の室に区切られており、それぞれの室で穀物(図示せず)が保管される。
各室にはそれぞれ穀温や倉庫内の温湿度などを測定するセンサが多数配置されている。
室101には室内の温湿度を測定する温湿度計131と、穀温を測定する穀温計121a〜121dが配置されている。同様に、室102には温湿度計132および穀温計122a〜122dが配置されている。室103には温湿度計133および穀温計123a〜123dが配置されている。
室101には室内の温湿度を測定する温湿度計131と、穀温を測定する穀温計121a〜121dが配置されている。同様に、室102には温湿度計132および穀温計122a〜122dが配置されている。室103には温湿度計133および穀温計123a〜123dが配置されている。
各センサにはそれぞれ無線通信端末が設けられ、これらの端末をノードとした無線ネットワークが構成されている。これにより、各温湿度計および各穀温計は個々の測定データを他のノードに伝達することが可能である。
倉庫の外には庫外の温湿度を測定する温湿度計124が設けられている。温湿度計124にも無線通信端末が設けられ、ゲートウェイ105と測定データの通信を行う。温湿度計124は倉庫内のノードとも通信を行い、倉庫内の各センサの測定データをゲートウェイ105に伝達する。このように、個々のセンサのデータは、無数のノードをホッピングしてゲートウェイ105に伝達される。ゲートウェイ105はPC106と接続され、PC106で倉庫内外のすべてのセンサの測定データの収集と管理を行う。なお、ゲートウェイ105とPC106でセンサデータ管理部107を構成する。
しかしながら、建物や穀物のコンテナなどに金属製の扉や壁板があると、無線電波が遮断されてしまい、通信することができない。
図3において、壁141〜143が金属板であったような場合には、倉庫内の各センサは壁141〜143に遮られてノード124と通信することができない。そのため、倉庫内の各センサの測定データをPC106で収集、管理することができない。
そこで、ゴムパッキンなどで建物やコンテナなどに大きな隙間を設け、電波を通しやすくするなど、大きな改造が必要とされていた。
本発明は、上記のような従来システムの欠点をなくし、無線信号が遮断された空間の内外において確実に測定データの伝達ができる無線センサ通信システムを実現することを目的としたものである。
上記のような目的を達成するために、本発明の請求項1では、無線信号が遮断された空間の内外に配置されたセンサに対応する端末をノードとして構成した無線センサ通信システムにおいて、
前記空間の内側に配置されたノードと、前記空間の外側に配置されたノードとを接続するケーブルを有することを特徴とする。
前記空間の内側に配置されたノードと、前記空間の外側に配置されたノードとを接続するケーブルを有することを特徴とする。
請求項2では、請求項1に記載の無線センサ通信システムにおいて、前記空間の外側に配置されたノードを経由して前記空間の内外に配置された前記センサのデータを収集管理するセンサデータ管理部が設けられたことを特徴とする。
請求項3では、請求項1または2に記載の無線センサ通信システムにおいて、前記無線信号が遮断された空間は、倉庫であることを特徴とする。
請求項4では、請求項3に記載の無線センサ通信システムにおいて、前記センサは、前記倉庫に保管された穀物の保管温度を測定する穀温計であることを特徴とする。
このように、無線信号が遮断された空間の内外のノードを有線接続することによって、無線信号が遮断された空間の内外において確実に測定データの伝達ができる無線センサ通信システムを実現することができる。
壁やコンテナ等にケーブルが通るだけの細い配線口を設けるだけで済むため、大きな改造を行う必要がなくなる。また、配線口をシールすれば、配線口を通しての空気の流通や熱伝達を回避することができる。
このような無線センサ通信システムは、穀物を貯蔵する倉庫において、穀温や倉庫内の温湿度を管理するシステムに適用することが可能である。
以下、図面を用いて本発明の無線センサ通信システムを説明する。
図1は本発明の無線センサ通信システムの一実施例を示す図である。本実施例では、米などの穀物を保管する倉庫を例として示したものである。
倉庫1の中には穀物(図示せず)が保管されており、穀温や倉庫内の温湿度などを測定するセンサが多数配置されている。
倉庫1には、室内の温湿度を測定する温湿度計31と、穀温を測定する穀温計21a〜21cが配置されている。
温湿度計31および穀温計21a〜21cにはそれぞれ無線通信端末が設けられ、これらの端末をノードとした無線ネットワークが構成されている。これにより、各センサは個々の測定データを他のノードに伝達することが可能である。
倉庫1の内外は、無線電波の遮断効果のある金属板の壁4(斜線部分)により隔てられている。倉庫1の外には庫外の温湿度を測定する温湿度計21dが設けられている。温湿度計21dにも無線通信端末が設けられ、ゲートウェイ5と測定データの通信を行う。
倉庫内のノード21aと倉庫外のノード21dは、壁4を挟んで設置されている。壁4にはケーブル8を通すことができる配線穴4aが設けられ、この配線穴4aにケーブル8を配線してノード21aとノード21dが有線接続される。
倉庫内の各センサの測定データは、ノード21aからケーブル8を経由して倉庫外のノード21dに伝達される。ノード21dは、ケーブル8により伝達された倉庫内の各センサの測定データをゲートウェイ5に伝達する。
ゲートウェイ5はPC6と接続され、PC6で倉庫内外のすべてのセンサの測定データの収集と管理を行う。なお、ゲートウェイ5とPC6でセンサデータ管理部7を構成する。
このように、無線電波が遮断されるノード間を有線接続することにより、金属製の扉や壁板があるような倉庫であっても、倉庫外部から倉庫内の各センサの測定データを無線で自動的に収集、管理することができるようになり、便利である。
なお、配線口4aをシールすれば、配線口4aを通して倉庫内外での空気の流通や熱伝達を回避することができる。
図2は本発明の無線センサ通信システムの他の実施例を示す図である。本実施例では、複数の室からなる倉庫に本発明を適用した例を示したものである。
本実施例の倉庫は室11〜室14があり、各室は無線電波の遮断効果のある金属製の壁41(斜線部分)により分離されている。
室11にはセンサ22aほか複数のセンサが配置されている。同様に、室12にはセンサ22bほか複数のセンサが配置されている。室13にはセンサ22cほか複数のセンサが配置されている。室14にはセンサ22d、22eほか複数のセンサが配置されている。また、倉庫外にはセンサ22fが配置されている。
各センサには無線通信端末が設けられ、これらの端末は無線ネットワークのノードとして機能する。
ノード22a、22b、22c、22dは、壁41を挟んでそれぞれ寄り集まるように近接して配置されている。
ノード22aとノード22dの間の壁41には配線穴41aが設けられ、この配線穴41aに配線されたケーブル81によってノード22aとノード22dが有線接続される。
同様に、ノード22bとノード22dの間の壁41には配線穴41bが設けられ、この配線穴41bに配線されたケーブル82によってノード22bとノード22dが有線接続される。
ノード22cとノード22dの間の壁41には配線穴41cが設けられ、この配線穴41cに配線されたケーブル83によってノード22cとノード22dが有線接続される。
同様に、ノード22bとノード22dの間の壁41には配線穴41bが設けられ、この配線穴41bに配線されたケーブル82によってノード22bとノード22dが有線接続される。
ノード22cとノード22dの間の壁41には配線穴41cが設けられ、この配線穴41cに配線されたケーブル83によってノード22cとノード22dが有線接続される。
また、室14内のノード22eは、壁41を挟んで倉庫外に配置されたノード22fと近接して配置されている。
ノード22eとノード22fの間の壁41には配線穴41dが設けられ、この配線穴41dに配線されたケーブル84によってノード22eとノード22fが有線接続される。
室11内の各センサの測定データは、ノード22aからケーブル81を経由して室14内のノード22dへ伝達される。同様に、室12、13の各センサの測定データは、それぞれノード22b、22cからケーブル82、83を経由してノード22dへ伝達される。
伝達されてきた室11〜13内の各センサの測定データおよび室14内の各センサの測定データは、ノード22eからケーブル84によりノード22fに伝達される。
このように、すべての室のセンサの測定データは、倉庫外のノード22fに伝達可能となる。
このように、すべての室のセンサの測定データは、倉庫外のノード22fに伝達可能となる。
ノード22fは、伝達されてきた倉庫内の各センサの測定データをゲートウェイ5に伝達する。
ゲートウェイ5はPC6に接続され、PC6で倉庫内外のすべてのセンサの測定データの収集と管理を行う。なお、ゲートウェイ5とPC6でセンサデータ管理部7を構成する。
ゲートウェイ5はPC6に接続され、PC6で倉庫内外のすべてのセンサの測定データの収集と管理を行う。なお、ゲートウェイ5とPC6でセンサデータ管理部7を構成する。
このように、無線電波が遮断されるノード間を有線接続することにより、金属製の扉や壁板があるような倉庫であっても、倉庫外部から倉庫内の各センサの測定データを無線で自動的に収集、管理することができるようになり、便利である。
なお、配線口41a〜41cをシールすれば、各室間での空気の流通や熱伝達を回避することができる。また、配線口41dをシールすれば、倉庫内外での空気の流通や熱伝達を回避することができる。
また、上記実施例1および本実施例において、有線接続するノードは壁を挟んで近接して配置したが、必ずしも近接させて配置する必要はない。
また、上記実施例1および本実施例は、本発明を倉庫内外のセンサシステムに適用した例を記載したが、本発明は他の様々な場面に広く適用可能と考えられる。
1 倉庫
21a〜21d 穀温計(ノード)
31 温湿度計
4 壁
4a 配線穴
5 ゲートウェイ
6 PC
7 センサデータ管理部
8 ケーブル
11〜14 室
22a〜22f センサ(ノード)
41 壁
41a〜41d 配線穴
5 ゲートウェイ
6 PC
7 センサデータ管理部
81〜84 ケーブル
21a〜21d 穀温計(ノード)
31 温湿度計
4 壁
4a 配線穴
5 ゲートウェイ
6 PC
7 センサデータ管理部
8 ケーブル
11〜14 室
22a〜22f センサ(ノード)
41 壁
41a〜41d 配線穴
5 ゲートウェイ
6 PC
7 センサデータ管理部
81〜84 ケーブル
Claims (4)
- 無線信号が遮断された空間の内外に配置されたセンサに対応する端末をノードとして構成した無線センサ通信システムにおいて、
前記空間の内側に配置されたノードと、前記空間の外側に配置されたノードとを接続するケーブルを有することを特徴とする無線センサ通信システム。 - 前記空間の外側に配置されたノードを経由して前記空間の内外に配置された前記センサのデータを収集管理するセンサデータ管理部が設けられたことを特徴とする請求項1に記載の無線センサ通信システム。
- 前記無線信号が遮断された空間は、倉庫であることを特徴とする請求項1または2に記載の無線センサ通信システム。
- 前記センサは、前記倉庫に保管された穀物の保管温度を測定する穀温計であることを特徴とする請求項3に記載の無線センサ通信システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007164458A JP2009005116A (ja) | 2007-06-22 | 2007-06-22 | 無線センサ通信システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007164458A JP2009005116A (ja) | 2007-06-22 | 2007-06-22 | 無線センサ通信システム |
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Publication Number | Publication Date |
---|---|
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Family
ID=40321014
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2007164458A Pending JP2009005116A (ja) | 2007-06-22 | 2007-06-22 | 無線センサ通信システム |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2009005116A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102158989A (zh) * | 2011-04-15 | 2011-08-17 | 南京信息工程大学 | 粮库环境监测系统 |
KR101090151B1 (ko) * | 2009-10-21 | 2011-12-06 | 경북대학교 산학협력단 | 유선 통신 및 무선 통신을 지원하는 하이브리드 브릿지 노드를 이용한 센서 네트워크 시스템 |
US20120143394A1 (en) * | 2009-05-25 | 2012-06-07 | Robert Bosch Gmbh | Vehicle sensor, system having a controller for vehicle state determination and at least two vehicle sensors, and method for operation of a system having a controller for vehicle state determination and at least two vehicle sensors |
WO2019151513A1 (ja) * | 2018-02-05 | 2019-08-08 | パナソニック インテレクチュアル プロパティ コーポレーション オブ アメリカ | 通信システム、及び、制御方法 |
-
2007
- 2007-06-22 JP JP2007164458A patent/JP2009005116A/ja active Pending
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