JP2009004180A - 燃料電池システム - Google Patents
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Abstract
【課題】アノード系から排出されるガスの水素濃度を低減する。
【解決手段】アノード出口制御弁9は、アノード3から排出されるアノードオフガスの排出流量を可変とする開度可変の弁である。制御回路23は、電流計21が計測した燃料電池2の出力電流値に基づいて燃料電池2の水素消費流量を計算すると共に、流量計8が検出した水素流量に基づいて燃料電池2へ供給する水素供給流量を計算し、水素消費流量と水素供給流量が等しくなるようにアノード出口制御弁9の開度を制御する。
【選択図】図1
【解決手段】アノード出口制御弁9は、アノード3から排出されるアノードオフガスの排出流量を可変とする開度可変の弁である。制御回路23は、電流計21が計測した燃料電池2の出力電流値に基づいて燃料電池2の水素消費流量を計算すると共に、流量計8が検出した水素流量に基づいて燃料電池2へ供給する水素供給流量を計算し、水素消費流量と水素供給流量が等しくなるようにアノード出口制御弁9の開度を制御する。
【選択図】図1
Description
本発明は、燃料電池システムに係り、特に燃料ガス循環系を備えない燃料電池システムに関する。
従来の燃料電池システムは、燃料電池に供給される燃料ガス流量を、制御回路によって制御される流量制御弁によって調整していた。具体的には、制御回路は、必要流量(消費流量)よりも多くの供給流量の燃料ガスが、燃料電池に対して供給されるように流量制御弁を制御していた(例えば、特許文献1)。
特開2005−243476号公報(第6頁、図1)
しかしながら、従来の燃料電池システムでは、アノード系を閉じきりにすると、アノード系内の不純物分圧が増加するため、定期的にアノード系内のガスをパージして不純物濃度を下げる必要があった。このため、パージにより排出されるガスの水素濃度が濃い可能性があった。
上記問題点を解決するために、本発明は、アノードに供給された燃料ガスとカソードに供給された酸化剤ガスとの電気化学反応により発電する燃料電池と、アノードに水素ガスを含む燃料ガスを供給する燃料ガス供給手段と、カソードに酸素ガスを含む酸化剤ガスを供給する酸化剤ガス供給手段と、アノードの出口を開閉する開度可変のアノード出口制御弁と、前記燃料ガス供給手段がアノードに供給する水素供給流量を検出する水素供給流量検出手段と、前記燃料電池の水素消費流量を検出する水素消費流量検出手段と、前記水素消費流量と前記水素供給流量が等しくなるように前記アノード出口制御弁を制御する制御手段と、を備えたことを要旨とする燃料電池システムである。
本発明によれば、水素の消費流量と供給される水素量が等しくなるように、アノード出口制御弁を制御するので、アノード出口制御弁を経て排出されるガスに含まれる水素濃度を低くできるという効果がある。
一般に燃料電池システムでは水素の利用率を上げるために、アノードは系として閉じ切りになっている。系としてというのは、アノードの系としての出口がないだけであって、ポンプなどによってアノード出口ガスを、供給水素と混合してアノード入口に戻す場合(循環)には、アノードに出口はある状態も含む。
ここで、一定圧力制御を行うと供給される燃料ガスに含まれる不純物や、燃料電池を構成する膜電極接合体(MEA)をカソードからアノードへ透過してくる不純物によって、アノードの系に供給される水素量=消費水素量−不純物増加量となり、アノードの系を閉じ切りにしてしまうと、僅かながら時間ともに、アノード内の水素濃度は低下していく。このため、定期的に、堆積した不純物をパージによって、排出する必要があった。なお、このパージにより排出されるガスの水素濃度は、一定流量制御を行った場合と同様に濃い可能性がある。
次に、本発明に係る燃料電池システムの実施例1を図面を参照して詳細に説明する。図1は、実施例1の燃料電池システムの構成を示すシステム構成図である。同図において、燃料電池システム1は、例えば固体高分子型の燃料電池2を備えている。燃料電池2は、燃料ガスが供給されるアノード3と酸化剤ガスが供給されるカソード4を備えている。
水素タンク5は、燃料ガスとしての水素ガスを高圧で貯蔵する。水素圧力調整弁6は、水素タンク5から供給される水素ガスの圧力を調整して、アノード3へ供給する。水素圧力調整弁6に開度は、制御回路23により制御される。また、水素圧力調整弁6からアノード3へ供給される水素ガスの圧力は、圧力センサ7で、流量は流量計8で測定される。アノード3の出口には、アノード出口制御弁9が設けられ、制御回路23によりアノード出口制御弁9の開閉及び開度が制御される。
コンプレッサ11は、燃料電池2のカソード4に酸化剤としての空気を圧送する。コンプレッサ11の吸入空気量は流量計10によって測定され、制御回路23へ送られる。カソード4の出口には、空気圧力制御弁12が設けられている。制御回路23は、コンプレッサ11の駆動力と空気圧調整弁12の開度を制御することにより、カソード4に供給される空気の流量と圧力を制御する。
燃料電池2の出力は負荷装置20に接続され、電流計21、電圧計22によって、燃料電池の出力電流と出力電圧が計測され、これらの計測値は、制御回路23へ送られる。
制御回路23は、電流計21が計測した燃料電池2の出力電流値に基づいて燃料電池2の水素消費流量を計算すると共に、流量計8が検出した水素流量に基づいて燃料電池2へ供給する水素供給流量を計算し、水素消費流量と水素供給流量が等しくなるようにアノード出口制御弁の開度を制御する制御手段である。
また、制御回路23は、燃料電池システム1全体を制御する。特に限定されないが本実施例では、制御回路23は、CPUと、プログラムROMと、作業用RAMと、入出力インタフェースとを備えたマイクロプロセッサで構成されている。そして、制御回路23の制御内容は、CPUがプログラムROMに格納された制御プログラムを実行することにより実現されている。
なお、燃料電池2には、冷却が必要であるが、冷却系統は図示していない。また、燃料電池2に使用される電解質が、ガスの相対湿度を要求するものであれば、加湿器が必要になるが、加湿に関する装置は図示していない。
次に、図2の制御フローチャートを参照して、実施例1における制御回路23の動作を説明する。最初に、ステップ(以下、ステップをSと略す)10において、制御回路23は、電流計21によって燃料電池2が負荷装置20へ出力する電流値Isを計測する。次いでS12で、制御回路23は、電流値Isと燃料電池2のセル数nから、アノード3で消費される水素消費流量Qcを式(1)で算出する。
ここで、燃料電池の電気化学反応式を(化1)、(化2)とし、ファラデー定数をF(ファラデー定数=アボガドロ定数×素電荷)とすれば、水素消費流量Qcは、式(1)となる。
[アノード]:2H2 → 4H+ + 4e- …(化1)
[カソード]:O2 +4H+ +4e- → 2H2O …(化2)
Qc[mol/s]=(1/2)×(Is×n)/F …(1)
次いでS14で、制御回路23は、流量計8によって、アノード3に流れ込む水素供給流量Qfを計測する。次いでS16において、制御回路23は、水素消費流量Qcと水素供給流量Qfとの差異の絶対値(|Qc−Qf|)が所定値εより小さいか否かを判定する。この判定に先立って、流量計8の計測値である水素供給流量と水素消費流量とを比較するために、両者の単位を揃える計算を行うことは言うまでもない。
[カソード]:O2 +4H+ +4e- → 2H2O …(化2)
Qc[mol/s]=(1/2)×(Is×n)/F …(1)
次いでS14で、制御回路23は、流量計8によって、アノード3に流れ込む水素供給流量Qfを計測する。次いでS16において、制御回路23は、水素消費流量Qcと水素供給流量Qfとの差異の絶対値(|Qc−Qf|)が所定値εより小さいか否かを判定する。この判定に先立って、流量計8の計測値である水素供給流量と水素消費流量とを比較するために、両者の単位を揃える計算を行うことは言うまでもない。
また、S16の判定に用いる所定値εは、アノード出口制御弁9の開度制御ステップの大きさ、アノード出口制御弁9の制御精度、流量計8の流量検出精度、電流計21の電流検出精度等を総合的に考慮して、アノード出口制御弁9の開度増減の制御がハンチング等の不都合を生じない範囲で極力小さい値に設定するものとする。
S16の判定の結果、|Qc−Qf|が所定値εより小さければ、制御回路23は、アノード出口制御弁9の開度を維持して、リターンする。S16の判定の結果、|Qc−Qf|が所定値ε以上であれば、S18へ移る。S18では、制御回路23は、QcがQfを超えているか否かを判定する。S18の判定で、QcがQfを超えてれば、水素供給流量Qfが不足していることになるので、S22へ進む。S22では、制御回路23はアノード出口制御弁9の開度を一段開き、再度水素供給流量Qfを測定するために、S14へ戻る。
また、S18の判定で、QcがQfを超えていなければ、水素供給流量Qfが過剰であることになるので、S20へ進む。S20では、制御回路23はアノード出口制御弁9の開度を一段絞り、再度水素供給流量Qfを測定するために、S14へ戻る。
このような制御を行うことにより、カソード4からアノード3に透過した不純物(窒素や水蒸気)を非常に高い濃度でアノード出口制御弁9から排出することができる。逆にアノード出口制御弁9から排出されるガスの水素濃度は極めて低いため、水素の後処理が不要となるとともに、無駄に排出される水素量が減少するために燃料電池システムの燃費効率が向上するという効果がある。
次に、本発明に係る燃料電池システムの実施例2を図面を参照して説明する。実施例2の燃料電池システムの構成は、図1に示した実施例1と同様である。図3に実施例2の制御の流れをフローチャートで示す。実施例1との違いは、実施例1のS14に代えて、実施例2では、S15が用いられていることである。その他のステップは、実施例1と同様であるので説明を省略する。
S15では、制御回路23は、流量計8の計測値を水素タンク中の水素濃度で補正して、水素供給流量Qfを計算している。アノード3に供給する水素流量を計測する流量計8に、熱式流量計などの質量流量計を用いた場合、流量計8の測定値は、水素タンク5が貯蔵するガスの水素濃度(或いは不純物濃度)によって補正することによって、水素供給流量の精度を向上することができる。
水素ガスは最も軽い気体であり、化学工業による副生水素ガスは不純物を含むことが多い。例えば、水素タンク5に充填された水素ガスに不純物として1%の二酸化炭素が混入している場合、流量計8の計測値をQf’、水素の分子量を2、二酸化炭素の分子量を44とすれば、補正後の水素流量Qfは、次の式(2)により計算することができる。
Qf=Qf’×(0.99×2/(0.99×2+0.01×44) …(2)
実施例2によれば、水素タンクから供給される水素の濃度で流量計を流れる水素流量を補正するので、より正確に水素供給流量を制御できるという効果がある。
実施例2によれば、水素タンクから供給される水素の濃度で流量計を流れる水素流量を補正するので、より正確に水素供給流量を制御できるという効果がある。
次に、本発明に係る燃料電池システムの実施例3を図面を参照して説明する。実施例3の燃料電池システムの構成は、図1に示した実施例1と同様である。図4に実施例3の制御の流れをフローチャートで示す。実施例1との違いは、実施例1のS12に代えて、実施例3では、S13が用いられていることである。その他のステップは、実施例1と同様であるので説明を省略する。
S13では、制御回路23は、電流計21による電流値Isに加えて、電解質に流れる漏洩電流(リークカレント)Irを考慮して水素消費流量Qcを計算していることである。燃料電池2による水素消費は、負荷装置20を流れる電流によって消費されるだけでなく、燃料電池2の電解質をリークして流れる漏洩電流によっても消費される。また、漏洩電流の大きさは電解質によって固有である。実施例3の制御回路23は、燃料電池2の電解質に固有な漏洩電流値を記憶しており、電流計21で計測した負荷装置20を流れる電流値Isに、漏洩電流値Irを加えた電流値(Is+Ir)で、水素消費流量Qcを演算することにより、水素消費流量Qcの精度を向上させることができるという効果がある。
次に、本発明に係る燃料電池システムの実施例4を図面を参照して説明する。実施例4の燃料電池システムの構成は、図1に示した実施例1と同様である。図5に実施例4の制御の流れをフローチャートで示す。実施例1との違いは、実施例1のS18とS22との間に、S21が加えられていることである。その他のステップは、実施例1と同様であるので説明を省略する。
実施例1は、アノード3へ供給する水素供給流量と、アノード3が消費する水素消費流量とが一致するように、アノード出口制御弁9を制御していた。これは、言い換えれば、アノード出口制御弁9から流れ出るガスの流量が、燃料電池2のカソード4からアノード3への不純物の透過流量と水素タンク5から供給される不純物流量との和に等しくなるように制御することである。よって、本実施例では、燃料電池2に固有な不純物透過流量と水素タンク5の不純物濃度を制御回路23が記憶することにより、アノード出口制御弁9の開度の上限である上限開度を設定できる。この上限開度は、水素タンク5からアノードへ供給される水素ガスの不純物濃度と流量計8が検出した流量から計算される不純物供給流量に、カソード4からアノード3へ透過する不純物透過流量を加えた合計の不純物流量がアノード出口制御弁から排出できる開度とする。
実施例4では、S18の判定がYesのとき、S21へ進んで、制御回路23は、アノード出口制御弁9の開度が上限開度より小さいか否かを判定する。S21の判定で開度が上限開度より小さければ、アノード出口制御弁9の開度を一段階開くためにS22へ進む。S21の判定で開度が上限開度以上であれば、これ以上開度を増加させずに、リターンする。
本実施例によれば、アノード出口制御弁9の開度制御において、アノード出口制御弁9の開度を水素タンク内の不純物濃度と膜電極接合体(MEA)の不純物透過流量に応じたアノード出口制御弁の上限開度に制限しているので、アノード出口制御弁の開きすぎによる水素濃度の高いガスの排出を防ぐことができるという効果がある。
次に、本発明に係る燃料電池システムの実施例5を図面を参照して説明する。実施例5の燃料電池システムの構成は、図1に示した実施例1と同様である。図6に実施例5の制御の流れをフローチャートで示す。実施例5は起動直後など、アノード3内が水素以外のガスに置換された状態から、水素ガスをアノード3に導入して、実施例1の制御に移るまでの制御を示すものである。説明を分かりやすくするために、アノードのガス系路を示す図7を用いる。
まず、図7(a)に示すように、水素圧力調整弁6の下流からアノード3の入口までのガス系路の容積を上流容積、アノード3の入口からアノード3の出口までの発電部のガス系路の容積を発電部容積、アノード3の出口からアノード出口制御弁9までのガス系路の容積を下流容積と定義する。
次に、図6のフローチャートと図7を参照して、制御の流れを説明する。例えば、燃料電池システム1の運転停止から長時間経過した状態では、図7(b)に示すように、上流容積、発電部容積、下流容積の全てが空気で満たされている。
図6のフローチャートが呼び出されると、最初に、S30で、制御回路23は、アノード出口制御弁9を開く。次いでS32で、制御回路23は、水素供給累積値Vを0にリセットする。次いでS34で、制御回路23は、流量計8により水素供給流量Qfを計測する。次いでS36で、制御回路23は、水素供給累積値Vに、水素供給流量Qfと水素供給流量の計測間隔Δtとの積を加算して、水素供給累積値Vを更新する。
次いでS38で制御回路32は、水素供給累積値Vが上流容積、発電部容積、下流容積の合計に達したかどうかを判断する。達していない場合は、達するまで、アノード出口制御弁9は開いたまま、水素供給を続ける。S38の判定で達した場合は、制御回路23は、S40へ進み、アノード出口制御弁9を閉じる。次いでS42で、水素供給累積値Vを0にリセットする。この時点では、図7(c)の状態になっている。
次いで、S44で、制御装置23は、アノード出口制御弁9を閉じたまま、燃料電池2から負荷装置20への電流取り出しを開始させ、燃料電池2の出力電流を電流計21で計測する。次いでS46で、制御回路23は、電流値に基づいて水素消費流量Qcを演算する。この演算は、実施例1のS12と同様である。
次いでS48で、制御回路23は、流量計8で水素供給流量Qfを計測する。次いでS50で制御回路23は、水素供給流量Qfと水素消費流量Qcとの差分に計測間隔Δtを乗じた値を水素供給累積値Vに加算して、水素供給累積値Vを更新する。次いでS52で、制御回路23は、水素供給累積値Vが下流容積より小さいか否かを判定する。S52の判定で、水素供給累積値Vが下流容積より小さいうちは、S44へ戻って、アノード出口制御弁9は閉じ切りとし、水素ガス供給を続ける。
S52の判定で、水素供給累積値Vが下流容積以上となったときに、本フローチャートを終了して、実施例1の制御を行うために、図2の制御へ移る。ここで、水素供給累積値Vが下流容積以上となったときには、図7(d)に示すように、下流容積が不純物の窒素で満たされた状態になっており、アノード出口制御弁9を開く制御を始めても、水素濃度の高いガスが排出される虞がない。
実施例5によれば、起動時にアノード系内の水素以外のガスを水素ガスに置換した後に、一旦アノード出口制御弁を閉じきり、発電部の下流容積に含まれる水素濃度が低くなった後に、アノード出口制御弁の開度を制御するので、置換直後に下流容積の水素濃度が高いガスの排出を防止できるという効果がある。
次に、本発明に係る燃料電池システムの実施例6を図面を参照して説明する。図8は、実施例6の燃料電池システムの構成を示すシステム構成図である。図1に示した実施例1との違いは、燃料電池2のアノード3の下流かつアノード出口制御弁9の上流に、言い換えれば図7(a)の下流容積に、水素濃度センサ24が追加されたことである。その他の構成は、実施例1と同様である。
次に、図9のフローチャートを参照して、実施例6における制御の流を説明する。実施例6の制御は、S30からS40のアノード出口制御弁9を閉じきるまでのフローは、図6に示した実施例5と同様であるので、同じ制御ステップには、同じステップ番号を付与して説明を省略する。S40におけるアノード出口制御弁9を閉じきる状態では、図7(c)になる最も初期の状態になっている点は実施例5と同じであるが、図7(d)の状態への移行の判定に、水素濃度センサ24の測定値で判断する点に本実施例の特徴がある。
図9において、制御回路23は、S40のアノード出口制御弁を閉じた後、S72へ移る。S72では、制御回路23は、水素濃度センサ24により下流容積の水素濃度Cを測定する。次いでS74で、制御回路23は、水素濃度Cが所定濃度を超えているか否かを判定する。S74の判定で、水素濃度Cが所定濃度を超えていれば、アノード出口制御弁9は閉じ切りとし、水素ガス供給を続け、水素濃度Cの測定を繰り返すために、S72へ戻る。S74の判定で、水素濃度Cが所定濃度を超えていなければ、本フローチャートを終了して、実施例1の制御を行うために、図2の制御へ移る。
実施例6によれば、起動時にアノード系内の水素以外のガスを水素ガスに置換した後に、一旦アノード出口制御弁を閉じきり、発電部の下流容積に含まれる水素濃度が低くなったことを水素濃度センサによって確認した後に、アノード出口制御弁の開度を制御するので、置換直後の下流容積の水素濃度が高いガスの排出を防止できるという効果がある。
次に、本発明に係る燃料電池システムの実施例7を図面を参照して説明する。実施例7の燃料電池システムの構成は、図8に示した実施例6と同様である。図10に実施例7の制御の流れをフローチャートで示す。図10のS80において、制御回路23は、図7(b)の状態から、アノード出口制御弁9を開放する。次いでS82で、制御回路23は、水素濃度センサ24により下流容積の水素濃度Cを測定する。次いでS84で、制御回路23は、水素濃度Cが所定濃度を超えているか否かを判定する。
S84の判定で、水素濃度Cが所定濃度を超えていなければ、S82へ戻る。即ち、水素濃度センサ24が水素を感知するまでは、アノード出口制御弁9は開いたままとする。S74の判定で、水素濃度Cが所定濃度を超えた時には、図7(c)の状態になっているので、本フローチャートを終了して、実施例1の制御を行うために、図2の制御へ移る。
実施例7によれば、起動時にアノード内に存在する空気を供給水素ガスで押し出す際に、水素濃度センサで発電部の下流容積の水素濃度を検出することによって、発電部の下流容積すべてを水素に置換することなく、アノード出口制御弁の開度制御を開始できるので、アノード系内のガス置換から制御開始までの時間を短縮できるという効果がある。
次に、本発明に係る燃料電池システムの実施例8を図面を参照して説明する。実施例8の燃料電池システムの構成は、図8に示した実施例6と同様である。図11に実施例8の制御の流れをフローチャートで示す。この制御は、実施例1の制御の割り込みとして行う。水素濃度センサ24が所定の濃度以下であれば、実施例1の制御には割り込まないが、所定の濃度以上であれば、アノード出口制御弁9を閉じ切る割り込みを行う。このことによって濃度の高い水素を含むガスの排出を防止できる。
図11において、まずS90で、制御回路23は、水素濃度センサ24により、下流容積の水素濃度Cを測定する。次いでS92で、制御回路23は、水素濃度Cが所定濃度を超えているか否かを判定する。S92の判定で、水素濃度Cが所定濃度を超えていれば、S94へ移る。S94では制御回路23は、アノード出口制御弁9を閉じきる操作をおこなって、S90へ戻る。S92の判定で、水素濃度Cが所定濃度を超えていなければ、本ルーチンを終了する。
実施例8によれば、発電部の下流の水素濃度が高い場合には、制御弁を閉じ切りとするので、水素濃度が高い状態のガスの排出を防止できるという効果がある。
次に、本発明に係る燃料電池システムの実施例9を図面を参照して説明する。実施例9の燃料電池システムの構成は、図1に示した実施例1と同様である。図12に実施例9の制御の流れをフローチャートで示す。この制御は、実施例1の制御の割り込みとして行う。燃料電池2の運転圧力を低下させる場合は、アノード出口制御弁9を閉じ切り、無駄時間をカウントする割り込みを行い、実施例1の図2の制御に戻る。
図12において、まずS100で、制御回路23は、燃料電池2の運転圧力減少か否かを判定する。運転圧力減少でなければ、何もせずにリターンする。S100の判定で、運転圧力減少であれば、S102へ進む。S102では、制御回路23は、アノード出口制御弁9を閉じきる。次いでS104で、制御回路23は、所定時間が経過するのを待ち、所定時間経過後に、リターンする。ここで、所定時間は、運転圧力減少のために、必要な無駄時間を実験的に求めて、制御回路23に設定しておくものとする。
実施例9によれば、アノード圧力を低下させる際に、アノード圧力が所定の圧力までに下がるまでは、アノード出口制御弁を閉じ切りにするので、アノード圧力低下時に水素圧力調整弁を絞って、水素供給流量の測定値が0となることがあっても、アノード出口制御弁が開放側に動作して水素濃度の高いガスが排出されることを防止できるという効果がある。
次に、本発明に係る燃料電池システムの実施例10を図面を参照して説明する。実施例10の燃料電池システムの構成は、図1に示した実施例1と同様である。図13に実施例9の制御の流れをフローチャートで示す。この制御は、実施例1の制御の割り込みとして行う。電流計21の測定値が増加したときには、アノード出口制御弁9を閉じ切り、無駄時間をカウントする割り込みを行い、実施例1の制御に戻る。
図13において、まずS110で、制御回路23は、燃料電池2の電流増加か否かを判定する。電流増加減少でなければ、何もせずにリターンする。S110の判定で、電流増加であれば、S112へ進む。S112では、制御回路23は、アノード出口制御弁9を閉じきる。次いでS114で、制御回路23は、所定時間が経過するのを待ち、所定時間経過後に、リターンする。ここで、所定時間は、電流増加のために、必要な無駄時間を実験的に求めて、制御回路23に設定しておくものとする。
実施例10によれば、電流を増加させる時にアノード内の圧力が所定の圧力までに下がるまでは、アノード出口制御弁を閉じ切りにするので、供給水素の流量計の読み取り値が水素消費量相当より小さくなって、アノード出口制御弁が開放側に動作し水素濃度の高いガスが排出することを防止できるという効果がある。
次に、本発明に係る燃料電池システムの実施例11を図面を参照して説明する。図14は、実施例11の燃料電池システムの構成を示すシステム構成図である。図1に示した実施例1の構成との違いは、圧力センサ7の位置がアノード入口からアノード出口に変わったことである。その他の構成は、実施例1と同様である。
図15に実施例11の制御の流れをフローチャートで示す。制御の概要は、水素消費流量Qcと水素供給流量Qfとの差は、アノード出口制御弁9で制御し、出口圧力の実測値と出口圧力の差は、水素圧力調整弁6で制御する。アノード出口制御弁9は出口圧力に影響するし、水素圧力調整弁6は水素供給流量に影響するため、両制御が影響しないことをフラグP、Qで判定する。
図15において、まずS120で、制御回路23は、電流計21によって燃料電池2が負荷装置20へ出力する電流値を計測する。次いでS122で、制御回路23は、電流値に基づいてアノード3で消費される水素消費流量Qcを算出する。この計算の詳細は、実施例1と同様である。次いでS124で、制御回路23は、制御フラグP及びQをそれぞれ1にセットする。次いでS126で、制御回路23は、流量計8によって、アノード3に流れ込む水素供給流量Qfを計測する。次いでS128において、制御回路23は、水素消費流量Qcと水素供給流量Qfとの差異(Qc−Qf)が所定値−εQ より小さいか否かを判定する。この判定に先立って、流量計8の計測値である水素供給流量と水素消費流量とを比較するために、両者の単位を揃える計算を行うことは言うまでもない。
S128の判定で、Qc−Qfが所定値−εQ より小さければ、S130へ進む。S130では、制御回路23は、アノード出口制御弁9の開度を一段階絞り、S136へ進む。S128の判定で、Qc−Qfが所定値−εQ 以上であれば、S132へ進む。
S132では、制御回路23は、Qc−Qfが所定値εQ より大きいか否かを判定する。S132の判定で、Qc−Qfが所定値εQ より大きければ、S134へ進む。S134では、制御回路23は、アノード出口制御弁9の開度を一段階開き、S136へ進む。S132の判定で、Qc−Qfが所定値εQ 以下であれば、S138へ進む。
ここで、S128,S132の判定に用いる所定値εQ は、アノード出口制御弁9の開度制御ステップの大きさ、アノード出口制御弁9の制御精度、水素圧力調整弁6の開度制御ステップの大きさ、水素圧力調整弁6の制御精度、流量計8の流量検出精度、圧力センサ7の圧力検出精度、電流計21の電流検出精度等を総合的に考慮して、アノード出口制御弁9の開度増減の制御、及び水素圧力調整弁6の開度制御がハンチング等の不都合を生じない値に設定するものとする。
S136では、制御回路23は、制御フラグPに0をセットして、S126へ戻る。S138では、制御回路23は、圧力センサ7によって、アノード3の出口におけるガス圧力Pを計測する。次いでS140で、制御回路23は、目標圧力Ptと測定圧力Pとの差異(Pt−P)が所定値−εp より小さいか否かを判定する。
S140の判定で、Pt−Pが所定値−εp より小さければ、S142へ進む。S142では、制御回路23は、水素圧力調整弁6の開度を一段階開き、S150へ進む。S140の判定で、Pt−Pが所定値−εp 以上であれば、S144へ進む。S144では、制御回路23は、Pt−Pが所定値εp より大きいか否かを判定する。S144の判定で、Pt−Pが所定値εp より大きければ、S146へ進む。S146では、制御回路23は、水素圧力調整弁6の開度を一段階絞り、S150へ進む。S144の判定で、Pt−Pが所定値εp 以下であれば、S148へ進む。
ここで、S140,S144の判定に用いる所定値εp は、アノード出口制御弁9の開度制御ステップの大きさ、アノード出口制御弁9の制御精度、水素圧力調整弁6の開度制御ステップの大きさ、水素圧力調整弁6の制御精度、流量計8の流量検出精度、圧力センサ7の圧力検出精度、電流計21の電流検出精度等を総合的に考慮して、アノード出口制御弁9の開度増減の制御、及び水素圧力調整弁6の開度制御がハンチング等の不都合を生じない値に設定するものとする。
S148では、制御回路23は、制御フラグP、Qが共に1であるか否かを判定する。S148の判定で、制御フラグP、Qが共に1であれば、流量及び圧力の制御誤差が所定以内となったので、リターンする。S148の判定で、制御フラグP、Qの少なくとも一方が0であれば、アノード出口制御弁9または水素圧力調整弁6による制御の一方、または双方の制御を継続するために、S124へ戻る。S150では、制御フラグPに0をセットして、S138へ移る。
実施例11によれば、アノード出口圧力を制御目標値として持つことができるので、水素の必要流量を確保しつつアノード出口の水素圧力を確保でき、水素濃度低下による拡散分極を小さくできるという効果がある。
以上の実施例で、制御方法は、制御目標値と計測値の差分による比例制御的な記述としたが、これは制御方法を限定するものではない。
1 燃料電池システム
2 燃料電池
3 アノード
4 カソード
5 水素タンク
6 水素圧力調整弁
7 圧力センサ
8 流量計
9 アノード出口制御弁
10 流量計
11 コンプレッサ
12 空気圧力制御弁
20 負荷装置
21 電流計
22 電圧計
23 制御回路
24 水素濃度センサ
2 燃料電池
3 アノード
4 カソード
5 水素タンク
6 水素圧力調整弁
7 圧力センサ
8 流量計
9 アノード出口制御弁
10 流量計
11 コンプレッサ
12 空気圧力制御弁
20 負荷装置
21 電流計
22 電圧計
23 制御回路
24 水素濃度センサ
Claims (12)
- アノードに供給された燃料ガスとカソードに供給された酸化剤ガスとの電気化学反応により発電する燃料電池と、
アノードに水素ガスを含む燃料ガスを供給する燃料ガス供給手段と、
カソードに酸素ガスを含む酸化剤ガスを供給する酸化剤ガス供給手段と、
アノードの出口を開閉する開度可変のアノード出口制御弁と、
前記燃料ガス供給手段がアノードに供給する水素供給流量を検出する水素供給流量検出手段と、
前記燃料電池の水素消費流量を検出する水素消費流量検出手段と、
前記水素消費流量と前記水素供給流量が等しくなるように前記アノード出口制御弁を制御する制御手段と、
を備えたことを特徴とする燃料電池システム。 - 前記水素消費流量検出手段は、燃料電池の出力電流値に基づいて、燃料電池の水素消費流量を検出することを特徴とする請求項1に記載の燃料電池システム。
- 前記水素供給流量検出手段は、前記燃料ガス供給手段が供給する燃料ガス流量を燃料ガス中の水素濃度で補正して水素供給流量とすることを特徴とする請求項1に記載の燃料電池システム。
- 前記水素消費流量検出手段は、燃料電池の出力電流値に燃料電池内部の漏洩電流を加えて、水素消費流量を演算することを特徴とする請求項2に記載の燃料電池システム。
- 前記制御手段は、アノードに供給する燃料ガス中の不純物濃度と膜電極接合体の不純物透過速度から演算される流量になる前記アノード出口制御弁の開度を求め、この開度を上限開度とする請求項1に記載の燃料電池システム。
- 前記制御手段は、燃料ガス供給手段が供給する燃料ガスの体積が、前記燃料ガス供給手段の供給圧力調整部からアノード入口までの上流容積、アノード入口からアノード出口までの発電部容積、アノード出口から前記アノード出口制御弁までの下流容積の各容積の合計になるまで、前記アノード出口制御弁を開放した後に、前記アノード出口制御弁を閉じきり、水素供給流量と水素消費流量との差の積算値が前記下流容積になった後に、前記水素消費流量と前記水素供給流量が等しくなるように前記アノード出口制御弁を制御することを特徴とする請求項1に記載の燃料電池システム。
- 前記下流容積中のガスの水素濃度を検出する水素濃度センサを備え、
前記制御手段は、燃料ガス供給手段が供給する燃料ガスの体積が、前記燃料ガス供給手段の供給圧力調整部からアノード入口までの上流容積、アノード入口からアノード出口までの発電部容積、アノード出口から前記制御弁までの下流容積の各容積の合計になるまで、前記アノード出口制御弁を開放した後に、前記アノード出口制御弁を閉じきり、前記下流容積の水素濃度を検出する水素センサが検出した水素濃度が第1の所定値よりも低くなった後に、前記水素消費流量と前記水素供給流量が等しくなるように前記アノード出口制御弁を制御することを特徴とする請求項1に記載の燃料電池システム。 - 前記下流容積中のガスの水素濃度を検出する水素濃度センサを備え、
前記制御手段は、前記燃料ガス供給手段からアノードへ燃料ガスを導入後、前記水素濃度センサが検出した水素濃度が第2の所定値に達するまで、前記アノード出口制御弁を開放し、前記水素濃度が第2の所定値に達した後に、前記水素消費流量と前記水素供給流量が等しくなるように前記アノード出口制御弁を制御することを特徴とする請求項1に記載の燃料電池システム。 - 前記下流容積中のガスの水素濃度を検出する水素濃度センサを備え、
前記制御手段は、前記水素濃度センサの検出値が第1の所定値以上を示す場合は、制御弁は閉じきりとし、前記水素濃度センサの検出値が第1の所定値未満となった後に、前記水素消費流量と前記水素供給流量が等しくなるように前記アノード出口制御弁を制御することを特徴とする請求項1に記載の燃料電池システム。 - 前記制御手段は、アノード内の圧力を低下させる過渡時には、前記水素消費流量と前記水素供給流量が等しくなるように前記アノード出口制御弁を制御することを中断して、アノード出口制御弁を閉じ切りとし、ある遅れ時間の後に、前記水素消費流量と前記水素供給流量が等しくなるように前記アノード出口制御弁の制御を再開することを特徴とする請求項1に記載の燃料電池システム。
- 前記制御手段は、燃料電池から取り出す電流を増加する過渡時には、前記水素消費流量と前記水素供給流量が等しくなるように前記アノード出口制御弁を制御することを中断して、前記アノード出口制御弁を閉じ切りとし、ある遅れ時間の後に、前記水素消費流量と前記水素供給流量が等しくなるように前記アノード出口制御弁の制御を再開することを特徴とする請求項1に記載の燃料電池システム。
- アノード入口の圧力を制御する水素圧力調整弁を備え、
前記制御手段は、アノードの出口圧力が所定圧力になるように、前記水素圧力調整弁を調整することことを特徴とする請求項1に記載の燃料電池システム。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2007162915A JP2009004180A (ja) | 2007-06-20 | 2007-06-20 | 燃料電池システム |
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JP2007162915A JP2009004180A (ja) | 2007-06-20 | 2007-06-20 | 燃料電池システム |
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JP2009004180A true JP2009004180A (ja) | 2009-01-08 |
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JP2007162915A Pending JP2009004180A (ja) | 2007-06-20 | 2007-06-20 | 燃料電池システム |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009123612A (ja) * | 2007-11-16 | 2009-06-04 | Nissan Motor Co Ltd | 燃料電池システムおよび燃料電池システムの制御方法 |
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-
2007
- 2007-06-20 JP JP2007162915A patent/JP2009004180A/ja active Pending
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