JP2009003742A - 業務遅延予測システム - Google Patents

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朗 佐々木
Yoshiyuki Hirakawa
喜之 平川
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Abstract

【課題】逐次実行される業務プログラムが周期的に実行されることに着目して、日々業務の稼働状態を収集して、過去の稼働傾向から今日までの稼働傾向の増加傾向を比較することで、今後リソースが枯渇(閾値を超える)する時期を予測して、業務の遅延を防止するための事前対処が可能となるシステムを提供する。
【解決手段】監視対象のリソース10から業務の稼働データを収集して蓄積する稼動データ収集手段21と、稼動データ収集手段21が収集した1日単位の業務の稼働データから、稼動基準値を超える連続的な時間のデータを1ブロックとして切り出し、稼動パターンを作成し格納する稼動パターン作成格納手段31、32と、過去の稼動パターンを時系列に並べて業務の稼動データの変化推移量を算出し、最新の稼動パターンと変化推移量を基にリソースにおける業務の遅延を予測する遅延予測手段37とを備える業務遅延予測支援システム1。
【選択図】図1

Description

本発明は、業務遅延予測支援システムに関し、特にリソースが枯渇する時期を予想し、業務の遅延を防止することを支援する、コンピュータリソースの枯渇時期および業務遅延予測システムに関する。
リソースを利用する業務を監視することが行われており、現行の監視システムなどでの監視作業では、例えばサーバのメモリやCPU(中央処理装置)などのシステムリソースの枯渇(利用率が閾値を超えて、通常運用に耐えられなくなること)を検出すると、リソースの増強などの対処を実施することでシステムの運用ができるように対応を実施している。
しかし、このような従来のリソースの枯渇の対処方法においては、システムリソースの閾値のオーバーの異常を検知した後では、先の現象から業務の遅延などが既に発生してしまっており、システムの運用に少なからず影響を与えてしまう。
これに対して、リソースの稼動傾向から異常に至る予測をする技術が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2005−182697号公報
上記従来の技術では、業務が稼動しているある時点からの稼動状況の変化から将来の稼動率を予測して、リソースの枯渇時期を求めている。このため、上記従来の技術では、以下の課題がある。
(1)将来の稼動率は、ある一時期からの稼動状況の変化傾向のみから予測するために、実際には、そのある一時期からの稼動状況の変化傾向が継続するという確立が低いので、リソースの枯渇時期が正確に得られないおそれがある。
(2)上記(1)に示す将来の稼動率の予測からでは、リソースの利用状況による遅延などの稼動時間を予測することができない。
そこで、上記課題を解消するために、本発明は、本発明者らは逐次実行される業務プログラムが周期的に実行されることに着目して、日々業務の稼動状態を収集して、過去の稼動傾向から今日までの稼動傾向の増加傾向を比較することで、今後リソースが枯渇(閾値を超える)する時期を予測して、この予測したリソースが枯渇する時期から業務の遅延を防止するための事前対処が可能となる業務遅延予測支援システムを提供することを目的とする。
上記課題を解消するために、本発明は、監視対象のリソースから業務の稼動データを収集する稼動データ収集手段と、前記稼動データ収集手段が収集した1日単位の業務の稼動データから、所定の稼動基準値を超える連続的な時間のデータを、1ブロックとして切り出し、稼動パターンを作成し格納する稼動パターン作成格納手段と、最新の稼動パターンについて、前記稼動パターン作成格納手段が格納する過去の稼動パターンの中からパターンマッチングするものを検索し、パターンマッチングした過去の稼動パターンを時系列に並べて業務の稼動データの変化推移量を算出し、前記最新の稼動パターンと前記業務の稼動データの変化推移量を基に前記リソースにおける業務の遅延を予測する遅延予測手段と、を備える業務遅延予測支援システムである。
また、本発明は、前記遅延予測手段は、前記稼動パターン作成格納手段が格納する過去の稼動パターンを前記最新の稼動パターンと比較し、前記過去の稼動パターンの稼動開始時間と稼動終了時間が許容範囲内に収まっているときパターンマッチングするものと判断し、パターンマッチングした過去の稼動パターンと前記最新の稼動パターンとを比較して、前記リソースの利用率又はプロセス数の増加傾向を求め、通常運用に耐えられなくなる前記リソースの枯渇時期と、業務の遅延傾向を求める業務遅延予測支援システムである。
そして、本発明は、前記遅延予測手段は、前記リソースの枯渇時期を予測する際に、1日の中で複数の前記ブロックがある場合に、前記ブロック毎に同様のブロックを抽出して比較対象とする業務遅延予測支援システムである。
更に、本発明は、前記リソースの枯渇時期の予測および前記業務の遅延予測の分析結果を表示するための端末を備える業務遅延予測支援システムである。
本発明によれば、逐次実行される業務プログラムが周期的に実行されることに着目し、日々業務の稼動状態を収集し、過去の稼動傾向から今日までの稼動傾向の増加傾向を比較することで、今後リソースが枯渇(閾値を超える)する時期を予測し、この予測したリソースが枯渇する時期から業務の遅延を防止するための事前対処が可能となる。
本発明を実施するための最良の形態を、図面を参照して説明する。
本発明の業務遅延予測支援システムの実施例について、図面を用いて説明する。
実施例を説明する。本実施例の業務遅延予測支援システムのシステム構成図を、図1に示す。本実施例の業務遅延予測支援システム1は、監視対象である顧客(お客様)コンピュータ10に対して接続され、情報収集コンピュータ20と、予測コンピュータ30と、運用管理者の操作用の端末44を備える。
お客様コンピュータ10は、リソースとしてのCPU(中央処理装置)、メモリ、その他にDISK、プロセス(図示せず)などを備えている。業務が稼動しているお客様コンピュータ10では、CPUの稼動状況が、稼動データCPUとして、データベース(DB)11に、日々記録される。同様に、メモリの稼動状況が、稼動データメモリとして、データベース(DB)12に、日々記録される。このように、お客様コンピュータ10は、各リソースに対応した稼動状況を記録するDB11、12を備えている。
情報収集コンピュータ20は、情報収集部21と稼動データベース(DB)22を有している。情報収集部21は、例えばお客様コンピュータ10のDB11に記録されたCPUの稼動状況と、DB12に記録されたメモリの稼動状況を収集し、稼動データとして稼動DB22に格納するようになっている。
予測コンピュータ30は、移動パターン作成部31と、業務実行状況抽出部32と、稼動パターンデータベース(DB)33と、業務実行状況データベース(DB)34と、変化推移データベース(DB)35と、基準値データベース(DB)36と、予測部37を備える。
移動パターン作成部31と業務実行状況抽出部32は、稼動DB22に接続されている。稼動パターン作成部31は、情報収集コンピュータ20の稼動DB22に蓄積されている1日分の稼動データから稼動基準WLの値を超える連続的な時間のデータを稼動パターンである1ブロックとして切り出して、予測コンピュータ30の稼動パターンDB33に格納する。予測コンピュータ30では、本処理を繰り返すことにより、過去(古い日)から最新日までの複数日の稼動パターンが作成される。
業務実行状況抽出部32は、稼動DB22からの稼動データに基づいて業務実行状況を抽出し、業務実行状況を業務実行状況DB34に格納する。業務実行状況抽出部32は、予測コンピュータ30の稼動パターンDB33に格納された1ブロックの稼動開始時間から稼動終了時刻までの業務プロセス数を、情報収集コンピュータ20の稼動データDB22から抽出し、抽出した業務プロセス数は、予測コンピュータ30の業務実行状況DB34に記録される。
予測部37は、予測コンピュータ30の稼動パターンDB33から、古い日から最新日までの稼動時間帯が同様なブロック同士(開始、終了時間が許容範囲内に収まっているもの)を時系列に並べて比較し、その山の高さ(利用率)の変移、山の幅(時間)の変化推移量を算出し、予測コンピュータ30の変化推移DB35に記録する。
基準値DB36に格納されている基準値は、予測部37に供給される。予測部37がこの変化推移を分析する際に最新の稼動パターンと過去の稼動パターンを比較する場合に、この基準値が用いられる。
予測部37は、上述したように求めた稼動時間帯が同様なブロックの稼動状況を、運用管理者の端末44のディスプレイ40にグラフで表示させる。予測部37は、上述したように求めた変化推移量と最新の稼動パターンを基に、リソースが枯渇する時期(利用率が閾値を超えて、通常運用に耐えられなくなる日、すなわち閾値をオーバーする日)を求め、そのリソースの枯渇する時期の推定稼動状況を変化推移DB35の変化推移から計算して、グラフ化してディスプレイ40にグラフ表示させる。
予測部37は、上述したのと同様に比較したブロックの業務プロセス数の状況を、業務実行状況DB34から取り出して、運用管理者の端末のディスプレイ40にグラフ表示する。
予測部37は、ディスプレイ40に表示されたリソースの枯渇する時期の業務プロセス数の状況を、業務実行状況DB34から計算して、運用管理者の端末44のディスプレイ40にグラフ表示させる。
従って、運用管理者は、上述したようにディスプレイ40に表示されたディスプレイ40の表示内容を基にして、リソースの増強、業務スケジュールの変更などを事前対処することで、リソースの枯渇などの問題を未然に防ぐことができる。
次に、図2を参照して、基準値DB36における基準値の設定手順を説明する。図2は基準値の設定フローの一例を示している。図2において実線で示すステップは、本実施例の改善支援装置の処理であり、破線で示すステップは運用管理者の作業である。[x−n]は、具体例と対応した番号である。
ステップS1では、運用管理者は、各リソース11,12の基準値の設定を行う。この基準値とは、後で使用する図7に例示している稼動基準WLと、閾値SLである。ステップS2では、基準値DB36に基準値情報を登録する。
次に、図3と図4と図5と図6を参照して、稼動パターン作成と、業務実行状況の抽出を説明する。図3は、稼動パターン作成を具体的に示しており、図4は、変化推移の分析例を示している。図5は、稼動パターン作成と、業務実行状況の抽出フローの一例を示している。図6は、稼動パターンの作成フローの一例を示している。
なお、図5と図6においては、実線で示すステップは本発明の実施例の図1に示す改善支援装置の処理であり、破線で示すステップは運用管理者の作業である。[x−n]は、具体例と対応した番号である。図5と図6のフローは、ステップS10〜ステップS17を有しているが、図5と図6に示す作業は、逐次実行される業務プログラムが周期的に実行されることに着目して、1日に1回定期的に実行する。
まず、図3と図5に示すように、稼動パターンの作成、すなわち稼動しているブロックの抽出を行う。図5のステップS10では、図3の[A−1]に示すように、稼動DB13,14から、前日1日分の稼動データ100を求める。ステップS11では、図3の[A−2]に示すように、基準値DB36から、リソース特定と稼動基準値101を求める。リソースの例としては、サーバのCPU11やメモリ12であり、稼動基準値101としては、稼動基準値、稼動継続基準、閾値、開始許容時間、終了許容時間である。
ステップS12では、1日分のリソースの処理が終了したら、ステップS13に移り、図3の[A−1]に示す稼動DB13,14から1日分の業務プロセス数を抽出して、図3の[A−4]に示すように業務実行状況DB34に1日分の業務プロセス数を記録して終了する。すなわち、業務実行状況の抽出では、ブロック毎にプロセス数の状況を抽出して業務実行状況DB34に1日分の業務プロセス数を記録する。
これに対して、ステップS12において1日分のリソースの処理が終了していない場合には、ステップS14において図3の[A−2]に示す稼動状況が稼動基準値を超えているかどうかをみて、超えている場合には、図3の[A−2]に示す稼動継続基準を超えているかをみる。
ステップS15において稼動継続基準を超えていない場合には、ステップS12に戻るが、ステップS15において稼動継続基準を超えている場合には、稼動パターン作成処理(図6に示す稼動パターン作成フローによる処理)を行い、ステップS12に戻る。
ステップS14において図3の[A−2]に示す稼動状況が稼動基準値を超えていない場合には、ステップS17に移り、稼動していない状態として、稼動開始時刻をクリア処理して、ステップS12に戻る。
ここで、図3と図6を参照して、稼動パターン作成処理を説明する。図6は、稼動パターン作成フローを示しており、ステップS30〜ステップS36を有している。
ステップS30では、図3の[A−3]に示す稼動パターンDB33に対して稼動開始日時を記録する。ステップS31では、図3の[A−1]に示す稼動DB13,14から稼動開始〜現在までの稼動状況を抽出して、図3の[A−3]に示す稼動パターンDB33に記録する。
ステップS32では、図3の[A−1]に示す稼動DB13,14から次の稼動状況を抽出する。ステップS33では、1日分のリソースの処理終了かどうかをみて、処理が終了であればステップS34に移り、図3の[A−3]に示す稼動パターンDB33に稼動終了日時を記録する。
そうでなく、ステップS33において、1日分のリソースの処理が終了していなければ、ステップS34に移る。ステップS34では稼動状況が図3の[A−2]に示す稼動基準値を超えている場合には、ステップS36に移り、図3の[A−1]に示す稼動DB13,14から1レコード分の稼動状況を、図3の[A−3]に示す稼動パターンDB33に記録する。ステップS34において、稼動状況が図3の[A−2]に示す稼動基準値を超えていない場合には、ステップS35に移り、図3の[A−3]に示す稼動パターンDB33に稼動終了日時を記録する。
このように、図3の[A−3]に示す1日分の各1つの稼動ブロック150の稼動パターンは、稼動開始日時と稼動終了日時を記録している。各ブロック150は、稼動データ100において稼動基準値を連続して超えている稼動データを1ブロックとして抽出することで得られる。図3に示すように、1つのブロック150の抽出イメージとしては、例えば図3に例示する通りである。
図3に例示するようにブロック抽出イメージのグラフ170は、縦軸を利用率として、横軸を時間としている。このグラフ170には、閾値SLと稼動基準WLが記載されており、このグラフには利用率変化曲線200が示されている。この利用率変化曲線200が稼動基準WLを越えている部分201,202,203,204は、デジタル化されて1つの稼動ブロック301,302,303,304として抽出される。この稼動ブロック301,302,303,304は、例えば2007年3月10日の分である。
図4は、稼動パターンの変化推移の分析例を示している。図4では、最新日の稼動パターン120と過去の稼動パターン130とのパターンマッチングの例を示している。デジタル化されている最新日の稼動パターン120とデジタル化されている過去の稼動パターン130のパターンマッチングの対象となるのは、開始時間と終了時間が許容範囲内に収まっているブロックである。最新日の稼動パターン120と過去の稼動パターン130は、例えば10:00ではなく、10:05の開始時間に合わせ、そして10:50ではなく10:45の終了時間に合わせてマッチングを取る。そして、最新日の稼動パターン120と過去の稼動パターン130とのデジタル値の差から、増加推移(増加傾向)250を求めることができる。この増加推移250は、2007年3月9日から2007年3月10日の増加推移であり、増加推移250は変化推移DB35において変化推移251として格納される。
次に、図3、図4、図7および図8を参照して、リソース枯渇予測と、業務遅延予測について説明する。図7は、リソースの枯渇予測および業務遅延の支援の例を示しており、ディスプレイ40には、リソース枯渇、業務遅延予測表示、およびプロセス数の傾向表示用の画面400が表示されている。図7に示す画面400では、リソースの枯渇予測および業務遅延の支援を示すグラフ500と、プロセス数の傾向を示すグラフ600を表示している。
グラフ500では、縦軸が利用率Rで、横軸が時間であり、閾値SLと稼動基準WLを示している。グラフ500には、3月8日の利用率変化曲線501と、3月9日の利用率変化線502と、3月10日の利用率変化曲線503と、そして3月15日の利用率の予測線を表示している。これにより、3月15日には、利用率Rが閾値SLを越えてしまい、遅延時間としては10分間生じることが予測できる。
グラフ600では、縦軸がプロセス数Pで、横軸が時間である。グラフ600には、3月8日のプロセス数変化曲線601と、3月9日のプロセス数変化線602と、3月10日のプロセス数変化曲603と、そして3月15日のプロセス数の予測線を表示している。これにより、3月15日には、プロセス数が増加して、遅延時間としては10分間生じることが予測できる。
図8は、リソース枯渇予測と、常務遅延予測を示すフローであり、ステップS40〜ステップS48を有している。実線で示すステップは本発明の実施例の図1に示す改善支援装置の処理であり、破線で示すステップは運用管理者の作業である。[x−n]は、具体例と対応した番号である。
ステップS40では、図3の[A−3]に示す稼動パターンDB33から最新日の稼動パターンを取り出す。ステップS41では、1日分の稼動パターン予測が終了すれば処理が終わる。そうでなく、ステップS41において1日分の稼動パターン予測が終了していなければ、ステップS42に移り、図3の[A−3]に示す稼動パターンDB33から過去の稼動パターンを取り出す。図4に示す例では、最新日の稼動パターン120は、2007年3月10日のものであり、過去の稼動パターン130は、2007年3月9日のものである。
ステップ43では、図4の[A−3]に示す稼動パターンDB13,14と図4の[A−2]に示す基準値DB36から、最新日の稼動パターン120と過去の稼動パターン130が同一かどうか、すなわち稼動期間が許容範囲かを判断して、稼動期間が許容範囲でなければステップS42に戻る。そうでなく、ステップS43における稼動期間が許容範囲であればステップS44に移り、比較対象が10日分揃ったか、もしくは過去の稼動データの終了でなければステップS42に戻るが、比較対象が10日分揃ったか、もしくは過去の稼動データの終了であれば、ステップS45に移る。
ステップS45では、図7の[A−6]に示すように、稼動パターンが同一の稼動パターンをグラフ500を表示する。ステップS46では、図4の[A−5]に示す変化推移DB35の変化量の推移から、閾値を超える日を予測して、図7の[A−6]に示すように、その日の稼動パターンをグラフ500において、例えば2007年3月15日の予測線501を表示する。
ステップS47では、稼動パターンが同一の稼動パターンの開始から終了までのプロセス数を、図3の[A−4]に示す業務実行状況DB34から取り出して、図7の[A−6]に示すように、グラフ600を表示する。
ステップS48では、稼動パターンの稼動期間の推移から許容範囲を超える日を予測し、図7の[A−6]に示すように、その日のプロセス数の変化傾向をグラフ600には、例えば2007年3月15日の予測線601を表示して、ステップS40に戻る。
このようにして、リソース枯渇予測と遅延予測では、1ブロックの稼動パターンをグラフ化して、1ブロックの稼動パターンが閾値をオーバーする日を変化推移DB35から求めて、図7の[A−6]に示すように、グラフ表示する。稼動時間帯の変化推移から遅延予測を行って、図7の[A−6]に示すように、グラフ500に予測線501として表示することで反映する。
また、プロセス数の変化予測では、稼動パターンの時間帯でのプロセス数の推移を業務実行状況DB34から取り出して、図7の[A−6]に示すように、グラフ600に予測線601として表示することで反映する。リソース枯渇予測日のプロセス数を予測して、過去からの変化推移から予測して、図7の[A−6]に示すように、グラフに表示する。
これにより、図7に示すように、利用率Rが、予め設定してある閾値SLに到達する日を予測することで、図1の運用管理者は事前にリソースの増強などの対処を事前に行うことができる。また、図7に示すように、同様に稼動パターンの変化推移、すなわち稼動パターンの時間幅の広がりから、業務の遅延傾向を求め、遅延の許容値を超える時期も予想可能である。従って、リソースの枯渇予測、業務遅延予測により、リソースの支援システムや業務に異常が発生する前に対処が可能になる。
以上実施例で説明したが、本発明の業務遅延予測支援システムによれば、逐次実行される業務プログラムが周期的に実行されることに着目しており、日々のリソースの稼動状況から1日の稼動傾向を稼動パターンとしてパターン化して、過去から現在までのいつもの稼動傾向を求める。そして、過去の稼動パターンから現在の稼動パターンを積み重ねることにより、1日毎の変化量の変化推移からリソースの枯渇時期を予測する。
また、本発明のリソースの支援システムは、監視対象としてのお客様コンピュータ10のリソース11,12についての業務の稼動データを、監視対象から収集して蓄積する情報収集コンピュータ20と、情報収集コンピュータ20からの稼動データから、稼動基準値を超える連続的な時間を1ブロック150として切り出して格納して、複数日の1日毎の稼動パターンを作成し、過去の稼動パターンと最新の稼動パターンを比較して差を取ることで過去の稼動パターンから最新の前記稼動パターンまでの増加傾向を得て、通常運用に耐えられなくなる日を予測する予測コンピュータ30と、を備える。これにより、逐次実行される業務プログラムが周期的に実行されることに着目して、日々業務の稼動状態を収集して、過去の稼動傾向から今日までの稼動傾向の増加傾向を比較することで、今後リソースが枯渇(閾値を超える)する時期を予測して、この予測したリソースが枯渇する時期から業務の遅延を防止するための事前対処が可能となる。過去からの稼動パターンの変化推移から、リソースが枯渇する時期が予測可能である。同様に、過去からの稼動パターンの変化推移から、業務遅延の許容値を超える時期が予測可能である。リソースの枯渇予測、業務遅延予測により、運用管理者はシステムや業務に異常が発生する前に対処が可能になる。
また、予測コンピュータ30は、過去の稼動パターンから最新の稼動パターンを比較する際に、1ブロックの稼動開始時間と稼動終了時間が許容範囲内に収まっている場合に同様なブロックと判断して、過去のブロック130から最新のブロック120同士を比較して、リソースの利用率およびリソースのプロセス数の増減傾向から、通常運用に耐えられなくなるリソースの枯渇時期と、業務の遅延傾向を求める予測部37を、有する。これにより、過去の稼動パターンから最新の稼動パターンを比較する際に、1ブロックの稼動開始時間と稼動終了時間が許容範囲内に収まっている場合に同様なブロックと判断するので、過去のブロックと最新のブロックにおける比較精度を上げることができる。
予測コンピュータ30は、リソースの枯渇時期を予測する際に、1日の中で複数のブロックがある場合には、ブロック毎に同様のブロックを抽出して比較対象とする。これにより、1日の中で複数のブロックがあっても、ブロックごとに同様のブロックを抽出できるので、過去のブロックと最新のブロックの比較がより確実にできる。
リソースの枯渇時期の予測および業務の遅延予測の分析結果を表示するための端末44を備える。これにより、運用管理者は端末44の画面を見ることでリソースの枯渇時期の予測および業務の遅延予測の分析結果を視覚的に把握できる。
ところで、本発明は上記実施例に限定されず、例えば、本発明の業務遅延予測支援システムは、例えばマネージメントにおける予兆、予測のために適用できる。また、図1に示す例では、監視対象であるお客様コンピュータが1台示されているが、これに限らず、複数台のお客様コンピュータの日々業務の稼動状態を収集して、過去の稼動傾向から今日までの稼動傾向の増加傾向を比較することで、今後リソースが枯渇(閾値を超える)する時期を予測して、この予測したリソースが枯渇する時期から業務の遅延を防止するための事前対処ができるようにしても良い。
実施例の業務遅延予測支援システムのシステム構成の説明図。 実施例における基準値の設定フローを示しているフローの一例の説明図。 実施例における稼動パターン作成の一例の説明図。 実施例における変化推移の分析例の説明図。 実施例における稼動パターン作成と、業務実行状況の抽出フローの一例の説明図。 実施例における稼動パターン作成フローの一例の説明図。 実施例におけるリソース枯渇、業務遅延予測表示およびプロセス数の傾向表示用の画面の一例の説明図。 実施例におけるリソース枯渇予測と、常時遅延予測を示すフローの一例の説明図。
符号の説明
1 業務遅延予測支援システム
10 お客様コンピュータ(監視対象)
11,12 データベース
20 情報収集コンピュータ(情報収集手段)
30 予測コンピュータ(予測手段)
33 稼動パターンデータベース
34 業務実行状況データベース
35 変化推移データベース
36 基準値データベース
40 端末のディスプレイ
44 端末
120 最新日のブロック
130 過去のブロック
400 表示画面
500 利用率と時間の関係を示すグラフ
600 プロセス数と時間の関係を示すグラフ

Claims (4)

  1. 監視対象のリソースから業務の稼動データを収集する稼動データ収集手段と、
    前記稼動データ収集手段が収集した1日単位の業務の稼動データから、所定の稼動基準値を超える連続的な時間のデータを、1ブロックとして切り出し、稼動パターンを作成し格納する稼動パターン作成格納手段と、
    最新の稼動パターンについて、前記稼動パターン作成格納手段が格納する過去の稼動パターンの中からパターンマッチングするものを検索し、パターンマッチングした過去の稼動パターンを時系列に並べて業務の稼動データの変化推移量を算出し、前記最新の稼動パターンと前記業務の稼動データの変化推移量を基に前記リソースにおける業務の遅延を予測する遅延予測手段と、
    を備えることを特徴とする業務遅延予測支援システム。
  2. 前記遅延予測手段は、前記稼動パターン作成格納手段が格納する過去の稼動パターンを前記最新の稼動パターンと比較し、前記過去の稼動パターンの稼動開始時間と稼動終了時間が許容範囲内に収まっているときパターンマッチングするものと判断し、パターンマッチングした過去の稼動パターンと前記最新の稼動パターンとを比較して、前記リソースの利用率又はプロセス数の増加傾向を求め、通常運用に耐えられなくなる前記リソースの枯渇時期と、業務の遅延傾向を求める請求項1に記載の業務遅延予測支援システム。
  3. 前記遅延予測手段は、前記リソースの枯渇時期を予測する際に、1日の中で複数の前記ブロックがある場合に、前記ブロック毎に同様のブロックを抽出して比較対象とする請求項2に記載の業務遅延予測支援システム。
  4. 前記リソースの枯渇時期の予測および前記業務の遅延予測の分析結果を表示するための端末を備える請求項3に記載の業務遅延予測支援システム。
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