JP2008539880A - 単一ストローク配設を提供する組織固定アセンブリ - Google Patents

単一ストローク配設を提供する組織固定アセンブリ Download PDF

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Abstract

ほ乳類の複数の体組織層を共に結合するために組織穿刺配設ワイヤに担持される組織ファスナーは、第1の部材、第2の部材および第1および第2の部材間に伸長する連結部材を含む。前記第1および第2の部材の一方は、前記配設ワイヤの配設後に前記組織に過度の外傷を引き起こすことなく前記配設ワイヤから前記ファスナーの解放を可能とすべく、前記配設ワイヤに応じて変更可能な形状を有する。
【選択図】図5

Description

本発明は、例えば胃食道逆流疾患を治療するために使うことができる一般的な組織固定装置およびファスナーアセンブリに関する。本発明は、より具体的には、ファスナーとスタイレットの1回の並進運動の運動で、組織固定のためのファスナーの配設を可能とするような組織固定アセンブリに関する。
本願は、2005年5月3日に出願され参照に組み込まれた、名称「連続配設が可能な複数のファスナーを有する組織固定アセンブリ」米国特許出願番号第11/121,697号(代理人書類番号第2234−13−3)に関する。
胃食道逆流症(GERD)は、胃の内容物が食道内に流入することを防止するために胃食道結合部に位置する抗逆流バリヤーの不全を原因とする慢性疾患である。前記流入は、胃食道逆流として知られている。胃酸は、肉を消化するようにできているので、食道内に持続的に流入すると食道組織を消化する。
GERDに伴う逆流の主な理由は、胃内の高圧に抗して閉鎖密封する胃食道フラップが劣化する機械的不全である。生活スタイルを含む理由のために、グレードIの正常な胃食道フラップが、機能異常のグレードIIIまたは弁がないグレードIV胃食道フラップに陥ることがある。劣化した胃食道フラップでは、胃の内容物が逆流して、より食道、口そして肺にさえ入ることが起こりやすい。逆流は「胸やけ」と呼ばれるが、その理由は、最もありふれた徴候が胸骨の下の胸が焼けるような不快感だからである。胸の焼けるような不快感と酸っぱい味の胃液の口への逆流(げっぷ)とは、胃食道逆流症(GERD)の典型的な徴候である。胃酸が食道に逆流するとき、食道の収縮によって迅速に除去されるのが通常である。胸やけ(胃酸および胆汁の食道への逆流)は、胃酸が頻繁に食道に逆流して食道壁が炎症を起こすときに、起こる。
GERD患者の一部では合併症が発症する。侵食および潰瘍形成(食道上皮(lining)の破損)を伴う食道炎(食道の炎症)が反復持続的な酸への暴露のために発生することがある。これらの破損が深い場合、狭窄の形成(食道が狭くなること)を伴う食道の出血または瘢痕が発生することがある。食道が著しく狭くなる場合には、食物が食道に詰まるので、徴候は嚥下困難として知られている。GERDは、食道の腺癌発症の最重要なリスク要因の1つであることが明らかにされている。重症GERD患者の一部では、酸への暴露が継続する場合、傷ついた扁平上皮は、癌の食道の腺癌が発症することができる前癌状態の上皮(いわゆるバレット(Barrett's)食道)に置き換わるが、バレット食道では癌性の食道腺癌が発生することがある。
GERDの他の合併症は、食道疾患とはまったく関係がないように見える場合がある。GERD患者の一部は、酸が、食道と、さらに上部食道括約筋を経て肺の内部とへ逆流するために、再発性肺炎(肺の感染症)、喘息(喘鳴)または慢性の咳を発症することがある。多くの場合、これは人が、仰臥位で眠っている夜間に起こる。ときどき重症のGERD患者は、窒息感で目覚めることがある。酸が生体に達して慢性の炎症または損傷を起こすために、嗄声になることもある。
GERDは治療的介入なしには決して改善しない。内科的(medical)および外科的治療の両方の治療と組み合わせた生活スタイルの変更がGERDの治療法として存在する。内科的療法は、制酸剤およびプロトンポンプ阻害剤を含む。しかし、内科的療法は逆流を隠蔽するだけである。患者はなおも逆流を起こし、肺に逆流した粒子のためにおそらく肺気腫を起こす。バレット食道はGERD症例の約10%で起こる。食道上皮は、服薬にもかかわらず、反復的な酸の流入のために癌性になる傾向のある組織に変化する。
複数の開腹手術および腹腔鏡の外科的手法が、GERD治療に利用可能である。1つの外科的アプローチは、Nissen胃底ヒダ形成術である。Nissen法は、一般に胃食道結合部のまわりを胃底で360度覆うことを含む。本手法は術後合併症を高率で起こす。Nissen法は、固定部分なしの360度可動なフラップを形成する。そのため、Nissen法は正常な可能フラップを修復するのではない。胃底が修復に用いられたため、患者はげっぷができず、頻繁に嚥下困難を経験する場合がある。GERD治療の別の外科的アプローチは、Belsey Mark IV(Belsey)胃底ヒダ形成術である。Belsey法は、胃の一部を食道前部表面に縫合することによって弁を形成することを含む。本法はNissen胃底ヒダ形成術で経験する術後合併症の一部を低減するが、やはり、正常な可動フラップを修復するわけではない。これらの手法は、いずれも正常な解剖学的形態を完全に修復するわけではなく、正常に機能する胃食道結合部を形成するわけでもない。別の外科的アプローチは、Hill修復法である。Hill修復法では、胃食道結合部は腹部後方領域に繋止され、縫合システムによって180度の弁が形成される。Hill法は、可動のフラップ、噴門切痕およびHis角を修復する。しかし、これらの外科的手法は、腹腔鏡手術か開腹手術かにかかわらず、すべてが非常に侵略的である。
より外科的侵略性の低い、GERD治療の新たなアプローチは、経口内視鏡的手法を含む。1つの手法は、経口的に胃の中に挿入されるあるロボットアームを有する機械器具を意図する。内視鏡操作者は、内視鏡を通して観察しながら、前記機械を胃の内部に案内して、胃底の一部を1本のアーム上のコルクスクリュー状装置で係合する。前記アームは、胃食道結合部の組織の褶曲部の形成または放射状ヒダ形成を行うために、係合された部分を引く。前記機械の別のアームは、余剰組織を一緒につまんで該余剰組織を1個の予め結び目の付いた(pre-tied)インプラントで縛る。本手法は正常の解剖学的形態を修復するのではない。形成された褶曲部は弁との共通点が全くない。実際、前記放射状の褶曲部の向きは、該褶曲部またはヒダが弁のフラップとして作用することを妨げる。
別の経口的手法は、劣化した胃食道フラップの近傍に胃底組織の褶曲部を形成して、下部食道括約筋(LES)を再形成することを意図する。本手法は、胃底のまわりに、該胃底の形状および位置を保持すべく、複数のU字状組織クリップを配置する必要がある。
本手法および上述の手法は、両方とも内視鏡操作者の技量、経験、積極性および度胸に大きく依存する。さらに、これらおよび他の手法は修復に食道組織が関与する場合がある。食道は、筋肉を覆い安定させている筋膜と同様な、すべての腹腔組織を覆って安静させる非常に薄いが非常に頑丈な組織の層である漿膜には覆われてはいないという一事実により、食道組織は壊れ易く弱い。胃食道組織フラップ弁の修復に、食道組織が関与することは、食道および胃の間のフィステル(fistulas)のリスク増加などの不要なリスクを患者に負わせる。
胃食道フラップ弁を修復するための新規で改良された装置および方法は、本発明の承継人に承継された2004年9月14日に発行された米国特許第6,790,214号明細書(特許文献1)にすべてが開示されており、ここに引用によって本明細書に取り込まれる。前記装置および方法は、経口内視鏡的胃食道のフラップ弁修復を提供する。胃中への経口的配設用に配列された長軸部材は、胃組織を非侵略的に掴んで整形する組織シェーパ(shaper)を搬送する。その後、組織固定装置が整形された胃の組織を胃食道フラップに近似する形状に保持するために配設される。
米国特許第6,790,214号明細書
組織が、例えば直前で述べた改良アセンブリを用いて実施されるように、一定形状に保持されるときはいつでも、少なくとも2層の組織を一緒に締める必要がある。胃食道フラップ弁の修復のような用途では、ファスナー(fastener)配設装置を操作する空間が非常に限られている。例えば、本用途およびその他の医学的締着用途は、狭い作業チャネルおよび空間を提供し、前記ファスナーが配設されるべき場所まで視認その他の小内腔案内カテーテルを配置することを可能とするために、しばしば内視鏡を通して供給されなければならない。問題をさらに悪化することには、複数のファスナーを必要とすることがある。したがって、従来のファスナーおよび配設配置方法をもってしては、単一のファスナーをその目的の場所に導くことは困難なことがしばしばであり、まして複数のかかるファスナーを導くことは困難である。
いったん締め付ける部位が位置決めされると、配設されたファスナーは、前記組織を本当にしっかりと保持できなければならない。よりさらには、ファスナーは容易に配設可能でなければならない。また、前記ファスナーは、過度に前記組織に損傷を与えないやり方で該組織に配設可能であることが好ましいことは極めて明白である。
同様な配設のための改良されたファスナーおよびシステムは、2005年1月25日に出願された同時係属出願中の名称「スリットが入った組織の固定装置およびその配設のためのアセンブリ」の米国特許出願第11/043,903号明細書にすべてが開示されており、ここに引用によって本名細書に取り込まれる。前記アセンブリは、第1の部材および第2の部材を備えるファスナーを含む。第1および第2の部材は、第1および第2の端を有する。前記ファスナーは、さらに、第1および第2の部材のそれぞれに第1の端および第2の端の中間で固定されかつ第1および第2の両部材間に伸びて該両部材を隔てる連結部材を含む。第1の部材は、長軸と、該長軸に沿って貫通するチャネルと、第1および第2の端間に伸び前記貫通チャンネルに連通するスリットとを有する。配設ワイヤすなわちスタイレットは、第1の部材の前記貫通チャネルに滑動可能に受け入れられて配置され、組織を突き刺す先端を有する。従って、第1の部材がスタイレット上で組織に押し付けると、該スタイレットは締め付け位置にファスナーを導く。第1の部材がプッシャによって組織に押し込まれると、第2の部材が組織に係合する。これは、ファスナーのさらなる運動に対する抵抗を提供する。ファスナーが続いて押し付けられると、第1の部材はスタイレットによって変形させられる。第1の部材が連結部材を支点に回転すると、スタイレットは、第1の部材のスリット、第1の部材の変形またはこれらの要因の組み合わせを通過することにより、第1の部材から追い出される。
したがって、理解されるようにファスナーの配設にはプッシャおよびスタイレットの両方の同時操作を必要とする。ファスナー配設に同時操作の必要性をなくすことによって、より容易になすことができたならば、それは望ましい。本発明は、この点および後に述べる他の問題に対処することにある。
本発明は、ほ乳類の体内で使用するためのファスナーアセンブリを提供する。前記アセンブリは、組織を固定するファスナーと、前記組織を貫通する被駆動部材を含むファスナーと、前記組織内に前記被駆動部材を案内するスタイレットとを含む。前記スタイレットは、前記被駆動部材に係合し該被駆動部材を前記組織に押し込む並進力を前記被駆動部材に与える係合構造を含む。
前記スタイレットは、前記被駆動部材が組織に係合する前に、該組織を貫通する組織穿刺先端を含むことができる。前記被駆動部材は、前記組織に押し込まれた後に前記係合構造によって前記スタイレットから解放されるように配置することができる。
前記被駆動部材は、内のり寸法を有するチャンネルを含み、前記スタイレットは、該スタイレットが前記チャネルで受け入れられることを可能にすべく前記内のり寸法より小さな第1の外のり寸法を有する部分を含むことができる。前記係合構造は、該係合構造が前記被駆動部材の係合を許す前記チャネルの内のり寸法より大きい第2の外のり寸法を有する前記スタイレットの拡大部を含むことができる。前記係合構造は、ばね負荷を受けることができ、またラッチの形態をとることができる。
前記被駆動部材は、組織に押し込まれた後、前記係合構造によって前記スタイレットから解放されるように配置される。前記被駆動部材は前記チャネルに連通するスリットを含むことができ、前記被駆動部材は前記スリットを通る前記スタイレットによって該スタイレットから解放可能とすることができる。前記ファスナーは、さらに、前記被駆動部材が組織に押し込まれた後、組織に係合する引きずり部材を含むことができる。前記係合構造が前記スタイレットを前記スリットに沿わせている間、前記被駆動部材を保持することができる。前記係合構造の第2の外のり寸法は、前記スタイレットからの前記被駆動部材の解放を容易にすべく前記スリットを広げることによって前記被駆動部材を開くために、漸増させることができる。前記ファスナーは、さらに、前記被駆動部材および前記引きずり部材を共に連結する連結部材を含むことができる。前記被駆動部材および前記引きずり部材は、第1の端および第2の端をそれぞれ含み、前記連結部材は、前記被駆動部材および前記引きずり部材のそれぞれに、第1の端と第2の端の中間で連結することができる。
本発明は、さらに、ほ乳類の体内で使用するためのファスナーアセンブリを提供する。前記アセンブリは、被駆動部材および引きずり部材を含むファスナーを含む。前記被駆動部材および引きずり部材は、第1および第2の端を有する。前記ファスナーは、さらに、前記被駆動部材および引きずり部材のそれぞれに第1および第2の端の中間で固定され、前記第1および第2の両部材間に伸長する。前記被駆動部材および引きずり部材は、前記連結部材で隔てられている。前記被駆動部材は、長軸、該長軸に沿った貫通チャネルおよび第1および第2の端間に伸び、前記貫通チャネルに連通するスリットを備える。前記アセンブリは、さらに末端を有するスタイレットを含み、前記組織に前記スタイレットを貫通させ、また前記スタイレットの単一の前記末端方向への運動によって前記スリットを通して前記被駆動部材から解放させるべく、前記末端の近傍の前記貫通チャネルに前記スタイレットが干渉嵌め(interference fit)で配置されている。
前記被駆動部材は、前記スリットを横切って拡張しているウェブ(web)を含むことができる。前記ウェブは、該ウェブに前記スタイレットから与えられる所定の力によって破壊可能である。
新規であると信じる本発明の特徴は、ここに添付する特許請求の範囲に詳細に列挙されている。本発明は、さらなる目的および利点とともに、添付する図面を参照しての以下の説明により、最もよく理解することができるであろう。また、いくつかの前記図面では、同様な参照番号が同様な要素を表す。
図1は、食道41の下部から十二指腸42まで食道−胃−小腸管40の正中断面図である。胃43は、解剖学的な左側の大彎44と解剖的な右側の小彎45とによって特徴付けられている。これらの彎部の外表組織は、当業者に漿膜組織と呼ばれている。以下に示されるとおり、前記漿膜組織の性質が、同様の漿膜組織に結合する能力について有利なように利用される。大彎44の胃体部46は、胃43の上部を成形し、げっぷを生じるガスおよび気泡を捕捉する。食道41は、胃体部46の上部の下の噴門口で胃43に入り、噴門切痕47と、胃体部46に対してヒス角57として知られる鋭角とを形成する。下部食道括約部(LES)48は、逆流ガス、液体および固体の間を区別することができる分別括約筋であり、げっぷするために、胃体部46と連携して働く。胃食道フラップ弁(gastroesophageal flap valve、GEFV)49は、可動部分と、これに相対する静止的な部分とを含む。GEFV49の前記可動部分は、食道41と胃43との間の交差部の組織を形成する約180度のほぼ環状の胃食道フラップ50(あるいは「正常可動フラップ」または「可動フラップ」と称される。)である。GEFV49の相対する前記静止的部分は、食道41との接合部に隣接する胃43の小彎45の一部を含む。GEFV49の胃食道フラップ50は、主に、胃43の胃体部46に隣接する組織でできており、最長部分で約4から5cmの長さ(51)であり、その長さは前端および後端では先細りになることがある。胃食道フラップ50は、胃43と胸部との間の圧力差により、そして、部分的にはGEFV49の弾力性および解剖学的構造により、胃43の小彎45の部分に部分的に押し付けられるので、弁機能を提供する。GEFV49は、一方弁(flutter valve)と類似し、胃食道フラップ50は、可撓性があり、他のより静止的な側に対し閉鎖することができる。
食道は、嚥下のために首の口近傍の上部食道括約部(UES)で制御され、また胃ではLES48とGEFV49とによって制御される。正常な抗逆流バリヤーは、食物および液体を胃に入れ、胃食道組織接合部52を越えて胃の内容物が食道41に逆流することにかなり抵抗するように協動するLES48およびGEFV49によって主に形成される。胃食道接合部52の口と反対側の組織は、該組織が自らの保護機構によって胃酸から保護されるために、胃の一部であると一般に考えられている。胃食道接合部52で口の側の組織は、食道の一部と一般に考えられており、胃酸の長期暴露による傷害から保護されない。胃食道組織接合部52では、胃と食道の組織の接合がジグザグの線を形成し、それは時として「Zライン」と称されている。特許請求の範囲を含み、本明細書の目的のためには、「胃」とは、胃食道接合部52の口と反対側の組織を指す。
図2は、GEFV49(破線で示される)のグレードIの正常な外見の可動フラップ50と、GEFV49(実線で示される)のグレードIIIの悪化した胃食道フラップ55を示す食道−胃−腸管の正中断面図である。上述のとおり、GERDに伴う逆流の主な原因は、GEFV49の悪化した(逆流の外見がある)胃食道フラップ55が胃の内部の高い圧力に抗して閉鎖し、密封することができない機械的な不全である。生活スタイルを含む諸原因のため、GEFV49のグレードIの正常な胃食道フラップ50がグレードIIIの悪化した胃食道フラップ55に悪化することがある。悪化の解剖学的結果は、胃食道接合部52およびLES48を含む食道41の一部が口に向かって移動すること、噴門切痕47がまっすぐになること、およびヒス角57が増大することを含む。これは、胃食道接合部52の口と反対側の解剖学的形態を変形させ、平坦な胃体部56を形成するのに効果的である。悪化した胃食道フラップ55は、著しく退化した胃食道フラップ弁49および噴門切痕47を示す。Hill博士と共同研究者たちは、GEFVの外見と、患者が慢性胃酸逆流を発症する可能性とを記載する等級付けシステムを開発した(L.D. Hillら、The gastroesophageal flap valve: in vitro and in vivo observations, Gastrointestinal Endoscopy 1996:44:541-547)。Hill博士の等級付けシステムの下では、GEFV49の正常な可動フラップ50は、逆流を発症する可能性が最も低いグレードIのフラップ弁を示す。GEFV49の悪化した胃食道フラップ55は、グレードIII(ほとんどグレードIV)のフラップ弁を示す。グレードIVのフラップ弁は、逆流を発症する可能性が最も高い。グレードIIおよびIIIは、悪化の中間グレードを反映し、グレードIIIの場合には、逆流を発症する可能性が高い。悪化したGEFVは、悪化した胃食道フラップ55および下に移動した胃体部46によって表され、胃の内容物は、漏斗状の開口から食道41に導かれ、逆流を発症する可能性が最も高い。以下に開示されるのは、正常な胃食道フラップ弁の解剖学的形態を修復するのに有利に使用することができるファスナーおよびアセンブリである。
図3は本発明を具体的に示すファスナー100の透視図である。ファスナー100は、一般的に、第1の部材102、第2の部材104および連結部材106を含む。図3に示されているとおり、第1の部材102および第2の部材104は、実質的に相互に平行で、かつ連結部材106と実質的に直交し、連結部材106は第1の部材102と第2の部材104とを連結する。
第1の部材102は、ほぼ円筒形であるが、他のどのような形態を有していても良い。第1の部材102は、長軸108と、該長軸に沿った貫通チャネル112とを有する。
第1の部材102は、また第1の端116および第2の端118を含む。同様に、第2の部材104は、第1の端120および第2の端122を含む。部材102の第1の端116は、尖鋭な拡張先端124を形成する。拡張先端124は円錐形、より具体的には、円錐台状の形状を有する。また、前記先端は、組織による抵抗を減らすために、刃先を持つように形成することができる。
第1および第2の部材102、104および連結部材106は、異なる材料で形成することができ、また異なるテクスチャーを有することができる。これらの材料は、例えば、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリグリコール酸、ポリウレタンまたは熱可塑性エラストマーなどのプラスチック材料を含むことができる。前記プラスチック材料は、ファスナーの配設の間に、該ファスナーのより良い視認を可能とするために、体組織色と対照的な色素を含むことができる。代替的に、前記ファスナーは、ニチノールのような可鍛性の形状記憶金属で形成することができる。
さらに、図3に示されているように、連結部材106は、垂直寸法128および水平寸法130を有する。前記水平寸法は、連結部材106を水平面内で容易に曲げられるようにするため、前記垂直寸法より実質的に小さい。前記連結部材は、ファスナー100を形成する材料の性質により、さらに曲げ易くすることができる。前記連結部材は、弾性のあるプラスチックおよび恒久的に変形可能なプラスチックのいずれかから形成することができる。弾性のある材料は、一部の用途では圧迫壊死を予防する。
図3には、第1の部材102が第1および第2の両端116、118間に縦方向に連続して伸びるスリット125を有することが示されている。スリット125は、第1の端116から第2の端118まで連続する。スリット125は、後述するように、前記部材102の可撓性と相まってファスナー100の配設スタイレットからの解放を可能にする横方向寸法を有する。より具体的には、前記ファスナー部材102が柔軟な材料から形成されるので、スリット125は、後に示されるように、前記配設スタイレットがファスナー100からスリット125を通して解放されることを可能にするために、開いてより大きくなることができる。スリット125は、また、前記ファスナーがその配設の前に前記スタイレットにスナップ式に取付けられることを可能とする。スリット125は、実質的に、貫通チャネル112および第1の部材102の中心軸108に平行に伸びる。スリット125は、貫通チャネル112の直径より少ないすなわち小さな幅寸法を有することが理解できよう。これは、ファスナー100が組織に向けて押し付けられ、中に押し込まれるとき、後で示されるように、組織を突き刺して配設される前記スタイレットにファスナー100が保持されることを保証する。
次に図4を参照すると、該図はファスナー100を配設するための本発明を具体化したファスナーアセンブリ200の一部を破断して示す透視図である。ファスナー100より上の組織層部分は、配設の手順がより明確にわかるように、図4から5では切り取られて示されている。アセンブリ200は、一般に、ファスナー100、配設スタイレット164および案内チューブ168を含む。
ファスナー100の第1の部材102は、配設スタイレット164の端部上に滑動可能に受けいれられる。配設スタイレット164は、一緒に固定されるために、組織層180および182を突き刺して一緒に固定するための先端178を有する。スタイレット164は、先端178の近傍に拡大係合構造166を備え、該係合構造は、貫通チャネル112との干渉嵌めを作るために、該チャネルの横断面より大きい横断面の寸法を少なくとも一部に有する。これは、スタイレット164がファスナー部材102に係合して該部材102を組織層180および182を押し込むことを可能とする。それは、また、配設の終わりで前記スタイレットを前記部材102から解放するために、後でスリット125を引き離す、すなわち広げるように作用する。組織穿刺スタイレット164およびファスナー100は、共に案内チューブ168中にある。案内チューブ168は、例えば、先に述べたカテーテル、またはブロック材料に形成される案内溝の形態をとることができる。
さらに図4に示されるとおり、第2の部材104は、第1の部材102の側に沿って配置される。これは、連結部材106の可撓性によって可能になる。
ファスナー100の第1の部材102が組織穿刺スタイレット164に受け入れられ、そして係合構造166が第1の部材102に係合している状態で、組織穿刺スタイレット164の先端178が組織層180および182を突き通すように、前記スタイレットをその先端方向へ前記組織に向けて移動させることができる。組織穿刺スタイレット164およびファスナー100は、案内チューブ168により、組織層180および182に導かれる。
図6に示されているように、組織穿刺スタイレット164の先端178は、組織層180および182を貫通し、引き続くスタイレット164の前進はファスナー100の第1の部材102を組織層180および182に押し通す。これは、スタイレット164の滑らかな連続する単一ストロークで遂行することができる。さらに、図6に示されているように、スタイレット164の引き続く前進により、前記部材102は、組織層180および182を完全に通り抜ける。係合構造166は、また、前記組織を貫通し、第2の部材104は組織層180に係合する。
さらに、図6に示されているように、係合構造166は円錐面167を有し、これにより、係合構造166は基端へ向けて寸法を増大する。円錐面167は、係合部分166がスリット125を徐々に広げることを可能とする。
最終的に、スタイレット164の引き続く前進によって、スリット125は、スタイレット164が拡大したスリット125を通して前記部材102から解放される、より具体的には、貫通チャネル112から解放されることを許すに十分に広くなる。図7は、前記スタイレット164が前記部材102からほぼすっかり解放された状態のアセンブリ200を示す。第2の部材104の組織層180との係合は、ファスナー100の大幅な前進運動を拘束することにより、この作用を補助する。
図8は、完全に配設された姿勢にあるファスナー100を示す。前記ファスナーが元の形に戻ったことが理解できるであろう。組織層180および182は、ファスナー100の第1の部材102とファスナー100の第2の部材104との間で一緒に締め付けられる。連結部材106は、組織層180および182を貫通して伸びている。
ファスナー100の配設および前記スタイレット164からの解放は、該スタイレットの単一の前進ストロークのみで可能となる。これは、ファスナー100の配設の間に操作されあるいは制御する必要のある要素の数を最小化する。
図9および10は、さらに、本発明のさらなる実施例に従って使用することができるファスナー300および400を示す。これらの側面図で、各ファスナーは、図3の第2の部材104および連結部材106に類似の第2の部材および連結部材を含むことを意図して、それぞれ第1の部材302および402のみが示されている。
図9には、第2の部材302は、スリット325を横切って架橋する材料からなるウェブ308を含む。ウェブ308は、前記スタイレットによって破壊可能であり、これによりファスナー配設後および前記スタイレットが前記部材302から解放されるように前へ押し込まれるとき、スリット325の拡大に対する抵抗を与える。ウェブ308の厚さは、ファスナーの解放を引き起こすべく前記ウェブを壊すに必要な予め選択されまた統制された力が必要となるように、選択可能である。
図10はファスナー400を示し、該ファスナーでは、その第1の部材402は前記ファスナーの先端方向へ幅を漸増するスリット425を備える。このスリット寸法の増加は、ファスナーの解放のために必要とされる力を低減するのに役立つ。
図11および12は、前記ファスナー100を配設する本発明のさらなる実施例に係る他のファスナーアセンブリ500をその一部を破断して示す透視図である。ファスナー100より上の組織層部分は、配設の手順がより明確にわかるように、図11および12では切り取られて示されている。前記アセンブリ500は、一般にファスナー100、配設スタイレット564および案内チューブ568を含む。前記アセンブリ500は、図11および12に示されているように、追加のファスナー100Aおよび図12に見られる追加のファスナー100Bおよび100Cを含み、当該追加のファスナーは前記スタイレット564上に滑動可能に受け入れられている。
前記ファスナー100の第1の部材102は、配設スタイレット564上で滑動可能に受け入れられている。前記スタイレット564の先端578は組織層180および182を突き刺している。前記スタイレット564は、先端578の近傍に係合構造を備える。この係合構造は、ばね負荷を受けるラッチ570の形態および機能を備え、該ラッチは、ばね負荷を受けるウイング572および574を有する。ウイング572および574は、前記スタイレット564に内蔵されたバネ(図示せず)によって外方へ向けられているとき、ファスナー100の貫通チャネル112(図3)との間で干渉嵌めを形成するために、該貫通チャンネルの横断面よりも大きな横断面の寸法を示す。これは、前記スタイレット564が前記ファスナーの部材102に係合して、前記ファスナー部材102が組織層180および182を通るように、当該ファスナー部材102を押すことを可能にする。それは、また、前記したように配設の終わりで前記部材102から前記スタイレットを解放するために、後でスリット125を引き離す、すなわち広げる作用に役立つ。組織穿刺スタイレット564およびファスナー100は、案内チューブ568によって導かれる。案内チューブ568は、例えば、先に述べたようなカテーテル、またはブロック材料に形成される案内溝の形態をとることができる。さらに、図11に示されているように、第2の部材104は、また、第1の部材102の側に沿って配置される。
図4から8の実施例に関して先に述べたとおり、ラッチ570が第1の部材102に係合している状態で、前記スタイレットは、先端578が組織層180および182を突き通すように、先端方向へ前記組織に向けて移動させることができる。引き続く前記スタイレット564の前進は、前記スタイレット564の滑らかな単一のストロークで、ファスナー100の第1の部材102を組織層180および182に押し通す。前記スタイレット564の引き続く前進により、前記部材102は完全に組織層180および182を通り抜け、第2の部材104は組織層180に係合し、そしてラッチ570は、スリット125がスタイレット564を前記部材102から解放するに十分な広さになるまで、スリット125を徐々に広げる。図12は、前記スタイレット564が前記部材102から完全に解放された状態のアセンブリ500を示す。先と同様に、第2の部材104の組織層180との係合は、前記ラッチ570が前記スタイレット564の解放のために前記スリット125を開くとき、前進前記ファスナーを拘束することによりこの作用を補助する。
ファスナー100が元の形に戻ったことが理解できるであろう。組織層180および182は、ファスナー100の第1および第2の部材102および104間で一緒に締め付けられる。
ファスナー100の配設および前記スタイレット164からの解放は、前記スタイレットの単一の前進ストロークのみで可能となる。次のファスナー100Aは、今や前記ばね負荷を受ける前記ラッチを越えて該ラッチに係合する充填位置に前進する。ファスナー100Aがラッチ570を越えるとき、前記ウイング572および574は、ばね力に抗して前記スタイレット内に引っ込む。前記ファスナーがその充填位置に達すると、前記ウイング572および574が前記ファスナーとの係合のために飛び出す。すると、ファスナー100Aは、配設の準備が整う。
当業者が理解できるように、ばね負荷を受けるラッチのウイング572および574は、これに代えて、弾性線で形成するができる。前記弾性線の基端は前記スタイレットに溶接することができる。前記弾性線は、応力が導入されていないときの形状がウイング572および574の形に一致するように形成することができる。これは、前記スタイレットの本体内への1つ或いは複数のバネを設ける必要性を無くする。
ばね負荷を受けるラッチを有するスタイレットのさらなる実施例が図13に示されている。図13のスタイレット664は、先に説明したと同様な先端678と、ばね負荷を受ける一体的なラッチ670を含む。ラッチ670はスプリングアーム672を含み、該スプリングアームは、ファスナーが装填のために当該アーム上を滑り通ることを許す。前記ファスナーが前記ラッチ上を滑るとき、スプリングアーム672は、該スプリングアームの形成で生じる切痕676に押し込まれる。スプリングアーム672が切痕676内にあると、前記ファスナーはラッチ670から離れる滑りは自在である。前記ファスナーが前記ラッチを通り過ぎると、スプリングアーム672は図示の形状に跳ね戻る。これにより、先に説明したように、前記アームは、装填された前記ファスナーに係合し、該ファスナーを前記組織に打ち込み、前記したと同様な手法による前記スタイレットの単一ストロークで前記ファスナーを前記スタイレットから分離する準備を整える。
本発明は、その特定の実施例および応用について説明されたが、本発明の精神および範囲から逸脱することなく、当業者にとって種々の改良や変形が可能であることを理解することができよう。それ故、特許請求の範囲内で本発明をここに開示したと同様にそれと違った形で実施できることが理解できるであろう。
食道−胃−腸管の食道下部から十二指腸までの正中断面図である。 グレードIの正常な外見の胃食道フラップ弁(破線)と、グレードIIIの逆流症の外見の胃食道フラップ弁(実線)とを示す、食道−胃−腸管の食道下部から十二指腸までの正中断面図である。 本発明を具体的に示すファスナーの透視図法である。 図3のファスナー配設の初期段階での本発明の実施例に係るファスナーアセンブリの一部を破断して示す透視図である。 結合されるべき組織層に押し込まれたファスナーと共に示す図4のファスナーアセンブリの透視図である。 配設の中間期段階でのファスナーと共に示す図4のアセンブリの透視図である。 ほとんど完全に配設されたファスナーと共に示された図4のアセンブリの透視図である。 完全に配設され、一対の組織層を確実に一緒に締め付けている図4のアセンブリのファスナーを示す透視図である。 本発明のさらなる実施例に係るファスナーの側面図である。 本発明の別の実施例に係る別のファスナーの側面図である。 発明の別の実施例に係るファスナーアセンブリの一部を破断して示す透視図である。 ファスナーを配設した後の図11のアセンブリの透視図である。 本発明の別の実施例に係る一体的なスプリングの負荷を受けたラッチを有するスタイレットの部分的な透視図である。
符号の説明
100、100A、100B、100C、300、400 ファスナー
102、302、402 第1の部材(被駆動部材)
104 第2の部材(引きずり部材)
106 連結部材
108 長軸(中心軸)
112 貫通チャネル
116 第1の端(先端)
118 第2の端(基端)
125、325、425 スリット
164、564 スタイレット(組織穿刺配設ワイヤ)
166 係合構造
178、578 スタイレットの先端
180、182 組織層
200、500 ファスナーアセンブリ
308 ウェブ
570 ラッチ
572、574 ウイング

Claims (27)

  1. ほ乳類の体内で使用するためのファスナーアセンブリであって、
    組織を固定するファスナーであって組織を貫く被駆動部材を含むファスナーと、
    前記組織に前記被駆動部材を案内するスタイレットであって前記被駆動部材に係合し該被駆動部材を前記組織に押し込む並進力を前記被駆動部材に与える係合構造を含むスタイレットとを含む、ファスナーアセンブリ。
  2. 前記被駆動部材は前記スタイレットで担持されている、請求項1に記載のアセンブリ。
  3. さらに複数の前記ファスナーを含み、当該複数のファスナーは1つの前記スタイレットにより運ばれる、請求項1に記載のアセンブリ。
  4. 前記スタイレットは、前記被駆動部材が前記組織に係合する前に、前記組織を貫く組織穿刺先端を含む、請求項1に記載のアセンブリ。
  5. 前記被駆動部材は、前記組織へ押し込まれた後に、前記係合構造によって前記スタイレットから解放されるように配置される、請求項1に記載のアセンブリ。
  6. 前記被駆動部材は内のり寸法を有するチャンネルを含み、前記スタイレットは、該スタイレットが前記チャンネルにより受け入れられように前記内のり寸法より小さな第1の外のり寸法を有する部分を含み、前記係合構造は、該係合構造が前記被駆動部材の係合を許す前記チャンネルの内のり寸法より大きい第2の外のり寸法を有する前記スタイレットの拡大部を含む、請求項1に記載のアセンブリ。
  7. 前記被駆動部材は、前記組織へ押し込まれた後に、前記係合構造によって前記スタイレットから解放されるように配置される、請求項6に記載のアセンブリ。
  8. 前記被駆動部材は前記チャンネルに連通するスリットを含み、前記被駆動部材は、前記スタイレットが前記スリットを通り抜けることによって前記スタイレットから解放可能である、請求項7に記載のアセンブリ。
  9. 前記ファスナーは、さらに、前記被駆動部材が前記組織へ押し込まれた後に、前記組織に係合する引きずり部材を含み、前記組織に係合する前記引きずり部材は、前記係合構造が前記スタイレットを前記スリットに沿わせている間、前記被駆動部材を保持する、請求項8に記載のアセンブリ。
  10. 前記被駆動部材の前記スタイレットからの解放を容易にすべく、前記スリットを広げることによって前記被駆動部材を開くために、前記係合構造の前記第2の外のり寸法は徐々に増大する、請求項9に記載のアセンブリ。
  11. 前記ファスナーはさらに、前記被駆動部材および引きずり部材を共に連結する連結部材を含み、前記被駆動部材および引きずり部材のそれぞれは、第1および第2の端を含み、前記連結部材は、前記被駆動部材および引きずり部材のそれぞれに第1および第2の端の中間で連結されている、請求項9に記載のアセンブリ。
  12. 前記係合構造はばね負荷を受ける、請求項1に記載のアセンブリ。
  13. 前記係合構造は、ばね負荷を受けるラッチである、請求項1に記載のアセンブリ。
  14. 前記ばね負荷を受けるラッチは、一対のばね負荷を受けるウイングを含む、請求項13に記載のアセンブリ。
  15. ほ乳類の体内で使用するためのファスナーアセンブリであって、
    ファスナーと、スタイレットとを含み、
    前記ファスナーは、第1および第2の端をそれぞれ有する被駆動部材および引きずり部材と、前記第1および第2の部材間に伸び、前記第1および第2の端の中間で前記被駆動部材および前記引きずり部材に固定される連結部材とを含み、前記被駆動部材および引きずり部材は前記連結部材で隔てられており、前記被駆動部材は長軸、該長軸に沿った貫通チャンネルおよび前記第1および第2の端間に伸び、前記貫通チャンネルに連通するスリットを備え、
    前記スタイレットは、末端を有し、前記組織に前記スタイレットを貫通させ、前記被駆動部材を前記組織に貫通させ、また前記スタイレットの末端方向への単一の運動によって前記スリットを通して前記被駆動部材から解放されるように、前記末端の近傍で前記貫通チャンネルに干渉嵌めで配置されている、ファスナーアセンブリ。
  16. 前記スタイレットは、前記被駆動部材が前記組織に係合する前に、前記組織を貫く組織穿刺先端を含む、請求項15に記載のアセンブリ。
  17. 前記引きずり部材は、前記被駆動部材が前記組織内に押し込まれた後、前記スタイレットが前記スリットから解放されている間、前記被駆動部材を保持すべく、前記組織に係合する、請求項15に記載のアセンブリ。
  18. 前記スタイレットの前記被駆動部材からの解放を容易にすべく、前記スタイレットは、前記スリットを広げることによって前記被駆動部材を開く、請求項15に記載のアセンブリ。
  19. 前記スタイレットは、干渉嵌めを形成すべく拡大した部分を含む、請求項15に記載のアセンブリ。
  20. 前記スタイレットの前記拡大した部分は、前記被駆動部材の近接端に係合する、請求項19に記載のアセンブリ。
  21. 前記拡大した部分は、基端に向けて、寸法を漸増する、請求項20に記載のアセンブリ。
  22. 前記被駆動部材は前記スリットを横切って伸びるウェブであって前記スタイレットによって前記ウェブに与えられた所定の力によって破壊されるウェブを含む、請求項15に記載のアセンブリ。
  23. 前記スリットは、前記ファスナーに沿って寸法を増大する幅を有する、請求項15に記載のアセンブリ。
  24. 前記スタイレットは、前記干渉嵌めを形成するために、ばね負荷を受けるラッチを含む、請求項15に記載のアセンブリ。
  25. 前記ばね負荷を受けるラッチは、一対のばね負荷を受けるウイングを含む、請求項24に記載のアセンブリ。
  26. 前記ばね負荷を受けるラッチは、一体的なスプリングアームを含む、請求項24に記載のアセンブリ。
  27. さらに前記スタイレット上に前記干渉嵌めから離れる側で担持されている多数のファスナーを含む、請求項15に記載のアセンブリ。
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