JP2008536583A - 身体の位置間の寸法を確定するシステムおよび関連方法 - Google Patents

身体の位置間の寸法を確定するシステムおよび関連方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2008536583A
JP2008536583A JP2008506814A JP2008506814A JP2008536583A JP 2008536583 A JP2008536583 A JP 2008536583A JP 2008506814 A JP2008506814 A JP 2008506814A JP 2008506814 A JP2008506814 A JP 2008506814A JP 2008536583 A JP2008536583 A JP 2008536583A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
distance
transmitter
coupled
receivers
data
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2008506814A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2008536583A5 (ja
Inventor
ジルバーマン,イツハク
Original Assignee
バイオネス ディベロップメント,エルエルシー
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by バイオネス ディベロップメント,エルエルシー filed Critical バイオネス ディベロップメント,エルエルシー
Publication of JP2008536583A publication Critical patent/JP2008536583A/ja
Publication of JP2008536583A5 publication Critical patent/JP2008536583A5/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B5/00Measuring for diagnostic purposes; Identification of persons
    • A61B5/103Detecting, measuring or recording devices for testing the shape, pattern, colour, size or movement of the body or parts thereof, for diagnostic purposes
    • A61B5/11Measuring movement of the entire body or parts thereof, e.g. head or hand tremor, mobility of a limb
    • A61B5/1126Measuring movement of the entire body or parts thereof, e.g. head or hand tremor, mobility of a limb using a particular sensing technique
    • A61B5/1127Measuring movement of the entire body or parts thereof, e.g. head or hand tremor, mobility of a limb using a particular sensing technique using markers
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B5/00Measuring for diagnostic purposes; Identification of persons
    • A61B5/0002Remote monitoring of patients using telemetry, e.g. transmission of vital signals via a communication network
    • A61B5/0031Implanted circuitry
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B5/00Measuring for diagnostic purposes; Identification of persons
    • A61B5/103Detecting, measuring or recording devices for testing the shape, pattern, colour, size or movement of the body or parts thereof, for diagnostic purposes
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B5/00Measuring for diagnostic purposes; Identification of persons
    • A61B5/103Detecting, measuring or recording devices for testing the shape, pattern, colour, size or movement of the body or parts thereof, for diagnostic purposes
    • A61B5/107Measuring physical dimensions, e.g. size of the entire body or parts thereof
    • A61B5/1071Measuring physical dimensions, e.g. size of the entire body or parts thereof measuring angles, e.g. using goniometers
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B5/00Measuring for diagnostic purposes; Identification of persons
    • A61B5/68Arrangements of detecting, measuring or recording means, e.g. sensors, in relation to patient
    • A61B5/6801Arrangements of detecting, measuring or recording means, e.g. sensors, in relation to patient specially adapted to be attached to or worn on the body surface
    • A61B5/6813Specially adapted to be attached to a specific body part
    • A61B5/6823Trunk, e.g., chest, back, abdomen, hip
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B5/00Measuring for diagnostic purposes; Identification of persons
    • A61B5/68Arrangements of detecting, measuring or recording means, e.g. sensors, in relation to patient
    • A61B5/6801Arrangements of detecting, measuring or recording means, e.g. sensors, in relation to patient specially adapted to be attached to or worn on the body surface
    • A61B5/6813Specially adapted to be attached to a specific body part
    • A61B5/6824Arm or wrist
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B5/00Measuring for diagnostic purposes; Identification of persons
    • A61B5/68Arrangements of detecting, measuring or recording means, e.g. sensors, in relation to patient
    • A61B5/6801Arrangements of detecting, measuring or recording means, e.g. sensors, in relation to patient specially adapted to be attached to or worn on the body surface
    • A61B5/683Means for maintaining contact with the body
    • A61B5/6831Straps, bands or harnesses

Landscapes

  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Medical Informatics (AREA)
  • Surgery (AREA)
  • Biophysics (AREA)
  • Pathology (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
  • Biomedical Technology (AREA)
  • Heart & Thoracic Surgery (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Molecular Biology (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Animal Behavior & Ethology (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Dentistry (AREA)
  • Oral & Maxillofacial Surgery (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Physiology (AREA)
  • Measurement Of The Respiration, Hearing Ability, Form, And Blood Characteristics Of Living Organisms (AREA)
  • Rehabilitation Tools (AREA)

Abstract

身体に対するリハビリテーション治療の効果を特徴付けるシステムおよび関連方法である。本装置は、身体の第1位置に結合されるように構成される第1デバイスと、第1位置からある距離で離れている身体の第2位置に結合されるように構成される第2デバイスと、を含む。第1デバイスは、無線信号を生成するように構成される。第2デバイスは、無線信号を検出し、該検出された無線信号に基づいて、距離を計算するために使用されるように構成されるデータを生成するように構成される。距離は、身体に対するリハビリテーション治療の効果を特徴づけるために使用される。

Description

発明の背景
発明の分野
本発明は、包括的には身体の位置間の寸法を確定するために使用されるシステムの分野に関する。より詳細には、本発明は、身体の位置間の距離および/または方向を測定し、その測定値に基づいて身体に対するリハビリテーション治療の効果を特徴付けるシステムおよび関連方法に関する。
関連技術の説明
脳卒中は、永久的な機能障害及び身体障害の主な原因である。たとえば、全脳卒中生存者のおよそ70%に、四肢、たとえば腕または手の麻痺が残る。リハビリテーション治療を受ける脳卒中犠牲者は、脳卒中の直後、通常は脳卒中後の最初の3ヶ月以内、障害のある四肢の元の可動性の幾分かを回復する可能性がある。脳卒中犠牲者のためのリハビリテーション過程をより効率的にするのを助けるために、かつ患者の経過の評価を支援するために、いくつかの技法が開発されてきた。これら技法のうちのいくつかには、単純なリハビリ器具を使用して療法士によって行われる人力によるリハビリテーションが含まれる。療法士は、リハビリテーション過程の間に、たとえば、当業者には既知である、ボックスアンドブロックテスト(Box and Block Test)、バランススケール(Balance Scale)およびバーセルインデックス(Barthel Index)におけるスコアを結合する脳卒中リハビリテーション運動評価(Stroke Rehabilitation Assessment of Movement)(「STREAM」)を含む種々の方法を使用して、患者の経過を評価することができる。
患者は、ボックスを使用し、ボックスアンドブロックテストを行う。このボックスは、そのボックスを2つの等しい区画に分割する仕切りを含む。ボックスの区画のうちの1つに複数の小さい木製ブロックが配置される。テストの間、患者は、患肢、たとえば脳卒中によって障害の残った腕および手を使用して、60秒間にボックスの区画のうちの一方から他方の区画に可能な限り多くのブロックを移動させることを要求される。患者は、一度に1つのブロックを掴握し、そのブロックを、区画を超えて運び、そのブロックを他方の区画内で離すことによってのみ、ブロックを移動させることができる。テストが完了すると、一方の区画から他方の区画に運ばれたブロックの数がカウントされる。痙性の評価のために使用される他の装置には、たとえば、ニューヨーク州シャーリーのバイオデックス・メディカル・システム(Biodex Medical System(Shirley,New York))から入手可能なバイオデックス・マルチ・ジョイント・システム(BIODEX MULTI−JOINT SYSTEM)II等運動性筋力計、およびカナダ、エドモントンのプロハースカ(Prochazka(Edmonton,Canada))による剛性分析器(RIGIDITY ANALYZER)がある。
療法士に、脳卒中犠牲者に対するリハビリテーション治療を人力によって行わせることの代替方法は、ロボット式リハビリテーション装置を使用することである。ロボット式リハビリテーション装置は、同じ装置において訓練機能と評価機能との両方を結合することができる。たとえば、ロボットは、患者に対し、好ましい軌道に従って患者の障害のある四肢を動かさせるか、または障害のある四肢で画面上のカーソルを自発的に追跡する際の患者の経過にアクセスさせることができる。市場で販売されているロボットのいくつかは、マサチューセッツ州ケンブリッジのインタラクティブ・モーション・テクノロジーズ社(Interactive Motion Technologies,Inc.(「IMT」)(Cambridge,Massachusetts))と、英国スタッフォードシアのスタッフォードシア大学のリハブ・ロボティックス・リミテッド(Rehab Robotics Limited、Staffordshire University(Staffordshire,United Kingdom))によって提案されている。
近年、患者の障害のある四肢の可動性を測定するために使用されてきた装置の例は、ゴニオメータ(goniometer)と呼ばれる角度測定装置である。本技術分野において、いくつかのタイプのゴニオメータが知られている。例としてのゴニオメータは、管が曲がる際の管内の流体の抵抗の変化、光ファイバが曲がる際の光ファイバの光学特性の変化、車輪の回転、および/またはケーブルの伸長に基づいて、角度測定値を確定することができる。しかしながら、これらゴニオメータは、通常、角度測定中に比較されるべき患者の身体の局部間に、たとえば管、ファイバ、ワイヤ、および/またはケーブルを介した物理的相互接続が必要である。ゴニオメータの一例は、オーストラリア、ニュー・サウス・ウェールズのパワーラブ(PowerLab(New South Wales,Australia))製のMLTS700ジョイント・アングル・センサ(JOINT ANGLE SENSOR)である。ゴニオメータのさらなる例は、クラメール(Kramer)他による米国特許出願公開第2003/0083596号明細書およびマクゴーリ(McGorry)他による米国特許第6,651,352号明細書において論じられている。
近年、仮想現実アプリケーションによって、たとえばカリフォルニア州サンノゼのイマージョン・コーポレイション(Immersion Corporation(San Jose,California))によるサイバーグローブ(CYBERGLOVE)のような、手首および指のための種々のタイプの3D追跡および位置決め装置が増加してきた。サイバーグローブ(CYBERGLOVE)は、18センサモデルが入手可能であり、それは、各指に2つの曲げセンサと、4つの外転センサと、親指交差、掌弓、手首屈曲および手首外転を測定するセンサと、を特徴とする。サイバーグローブ(CYBERGLOVE)はまた、22センサモデルでも入手可能であり、それは、屈曲および手首外転を測定するために使用される追加のセンサを含む。
上述した装置と、リハビリテーション治療中に患者の四肢の可動性および患者の経過を評価するために使用される目下入手可能な器具は、障害のある四肢の日常使用には不十分な代用品であると考えられる。また、目下入手可能な器具の多くは、評価手続き中に積極的な役割を果たす療法士が必要である。したがって、患者の四肢の日常使用と理学療法とを含むことができる、リハビリテーション治療中に脳卒中患者の障害のある四肢の可動性を評価するように構成されるシステムが必要である。本発明は、後述するような他の必要とともにこの必要を満足させる。
発明の概要
本発明は、日常使用を含む、リハビリテーション治療中に脳卒中患者の障害のある四肢の可動性を評価するシステムおよび関連方法に関する。本発明の例示的な実施形態は、身体に対するリハビリテーション治療の効果を特徴付けるように構成されるシステムである。本システムは、身体の第1位置に結合されるように構成される第1デバイスと、第1位置から第1距離だけ離れている身体の第2位置に結合されるように構成される第2デバイスと、を含む。第1デバイスは、第1無線信号を生成するように構成される。第2デバイスは、第1無線信号を検出し、該検出された第1無線信号に基づいて、第1距離を計算するために使用されるように構成されるデータを生成するように構成される。第1距離は、身体に対するリハビリテーション治療の効果を特徴づけるために使用される。
本発明の他のより詳細な特徴では、本システムは、第2位置から第2距離だけ離れている身体の第3位置に結合されるように構成される第3デバイスをさらに含む。第1デバイスは、第1周波数で第1無線信号を生成するように構成される。第3デバイスは、第2周波数で第2無線信号を生成するように構成される。第2デバイスは、第2無線信号を検出し、該検出された第2無線信号に基づいて追加のデータを生成するように構成される。追加のデータは、第2距離を計算するために使用されるように構成され、それを使用して、身体に対するリハビリテーション治療の効果が特徴付けられる。また、第3デバイスを、第1デバイスが第1無線信号を生成するように構成されるのと同時に、第2無線信号を生成するように構成してもよい。さらに、第2デバイスを、第1無線信号または第2無線信号を選択可能な方法で(in a selectable manner)検出するように構成してもよい。
本発明の他のより詳細な特徴では、本装置は、外部デバイスをさらに含み、それは、第2デバイスと通信するように構成される。第2デバイスは、外部デバイスにデータを通信するように構成される。外部デバイスは、データに基づいて第1距離を計算するように構成される。また、外部デバイスを、データに基づいて第2デバイスと第1デバイスとの間の方向角を計算するように構成してもよい。さらに、外部デバイスを、無線周波数経路、身体を通る電流経路、変調音波の通信のために構成される経路(a path configured for the communication of modulated sonic waves)、変調超音波の通信のために構成される経路、および/または光通信経路を介して、第2デバイスと通信するように構成してもよい。
本発明の他のより詳細な特徴では、外部デバイスは、以下の値のうちの1つまたは複数を計算するように構成される。すなわち、或る期間に亙る第1距離の平均と、或る期間に亙る第1距離の標準偏差と、或る期間に亙る第1距離に基づく第2デバイスが第1デバイスに対して移動する回数と、第1距離に基づく第1デバイスに対する第2デバイスの速度と、或る期間に亙る第1距離に基づく第1デバイスに対する第2デバイスの平均速度と、第1距離に基づく第1デバイスに対する第2デバイスの加速度と、或る期間に亙る第1距離に基づく第1デバイスに対する第2デバイスの平均加速度と、である。
本発明の他のより詳細な特徴では、第1デバイスおよび/または第2デバイスは、身体内に埋め込まれるか、または接着剤、衣服片、ストラップ、ベルト、クリップおよび/または時計を使用して身体に取り付けられるように構成される。また、第1デバイスを身体の胴に結合してもよく、第2デバイスを、身体の手または腕に結合してもよい。さらに、無線信号は、磁界、低周波数磁界、音波または超音波であってもよい。
本発明の他のより詳細な特徴では、第1デバイスおよび/または第2デバイスは、電池、コイル、直交コイル、発電器、電圧測定回路、トランスデューサ、処理回路、送信機、受信機および/または送受信機である構成要素を含む。また、第1デバイスおよび/または第2デバイスは、小型スティミュレータであってもよい。さらに、第1デバイスおよび/または第2デバイスは送信機および受信機を含んでもよい。
本発明の別の例示的な実施形態は、身体に対するリハビリテーション治療の効果を特徴付けるように構成されるシステムである。本システムは、送信機と、複数の受信機と、外部デバイスと、を含む。送信機は、身体の第1位置に結合されるように構成され、複数の受信機の各々は、複数の距離のうちの1つの距離で(by one of a plurality of distances)送信機から離れている身体の異なる位置に結合されるように構成される。外部デバイスは、複数の受信機と通信するように構成される。送信機は、無線信号を送信するように構成される。複数の受信機の各々は、無線信号を検出し、該検出された無線信号に基づいてデータを生成し、データを外部デバイスに通信するように構成される。外部デバイスは、データに基づいて複数の受信機と送信機との間の複数の距離を計算するように構成される。複数の距離は、身体に対するリハビリテーション治療の効果を特徴付けるために使用される。
本発明の他のより詳細な特徴では、無線信号は超音波であり、外部デバイスは、複数の受信機の各々によって検出される超音波の振幅、複数の受信機の各々によって検出される超音波の位相および/または複数の受信機の各々によって検出される超音波の伝播時間に基づいて、複数の距離を計算するように構成される。
本発明の他のより詳細な特徴では、外部デバイスは、データに基づいて複数の受信機と送信機との間の複数の方向角を計算するように構成される。また、本システムは、外部デバイスに結合され、かつ複数の距離および複数の方向角の計算を支援するように構成される追加のデバイスをさらに含んでもよい。追加のデバイスは、距離センサ、角度センサ、加速度センサ、振動センサおよび/またはビデオカメラであってもよい。さらに、外部デバイスを、データに基づいて、複数の受信機の各々の送信機に対する速度および/または複数の受信機の各々の送信機に対する加速度を計算するように構成してもよい。
本発明の他のより詳細な特徴では、身体は、健康な四肢と、対応する障害のある四肢とを含む。複数の受信機のうちの1つは、健康な四肢に結合されるように構成され、複数の受信機のうちの別のものは、障害のある四肢に結合されるように構成される。外部デバイスは、複数の受信機のうちの1つと送信機との間の距離を、複数の受信機のうちの別のものと送信機との間の距離と比較するように構成される。
本発明による例示的な方法は、身体に対するリハビリテーション治療の効果を特徴付ける方法である。本方法は、身体の第1位置に結合されるように構成され、無線信号を送信するように構成される第1デバイスを提供するステップと、身体の第2位置に結合されるように構成され、無線信号を検出するように構成される第2デバイスを提供するステップと、第1デバイスを使用して無線信号を送信するステップと、第2デバイスを使用して無線信号を検出するステップと、第2デバイスによって検出される無線信号に基づいて第1デバイスと第2デバイスとの間の距離を計算するステップと、距離を使用して身体に対するリハビリテーション治療の効果を特徴づけるステップと、を含む。
本発明の他の特徴は、本発明の原理を例として示す添付図面とともに好ましい実施形態の以下の説明から明らかとなるはずである。
好ましい実施形態の詳細な説明
本発明の実施形態は、日常の活動を含むリハビリテーション治療中に患者の四肢の可動性を評価する比較的安価でありかつ携帯性の手法を提供する。図1Aおよび図1Bを参照すると、本発明の実施形態は、互いに無線で通信するように構成される小型デバイス12を含むシステム10である。システム10は、デバイス間にいかなる物理的相互接続も必要としない。。本発明の実施形態は、これら小型デバイスを利用して、患者の身体14の部位に対し静的パラメータおよび動きパラメータを測定する。
特定の実施形態では、デバイス12は、以下のものを測定するために使用される。すなわち、患者の手16、前腕18および/または上腕20と患者の身体14の所定位置22、たとえば患者の胴24との間の距離および/または角度と、患者の手と前腕との間の角度と、患者の手および腕の前記所定位置に対する速度および/または加速度と、である。患者の身体の2つ以上の位置の間の距離、角度および/または動きのパラメータを測定することにより、身体の部位、たとえば手および腕の可動性およびリハビリテーション状態を評価し追跡することができる。
患者の身体の位置の間の距離を追跡することにより、日常の活動の間に患者の身体14の部位16〜20の変位の最大値および通常値を計算することができる。これら変位値を使用して、患者の身体に対する、日常使用を含むリハビリテーション治療の有効性を評価することができる。極度の障害の場合、障害のある四肢、たとえば患者の腕26は、患者の胴24に近接してかつ移動の量および範囲が制限されて維持されることになる。リハビリテーション過程の結果として、障害のある四肢の移動の量および範囲が時間の経過によって増大することが期待される。
図1Aおよび図1Bにおいて、小型デバイス12、すなわち第1デバイス28および第2デバイス30は、それぞれ患者の前腕18および胴24に結合される。デバイスのうちの一方または両方を、接着剤および/またはストラップ32を使用して患者に取り付けることにより、または患者の前腕および/または胴内に埋め込むことにより、患者の身体14に結合することができる。図1Aは、患者34が、第1デバイスおよび第2デバイスが互いに近い状態となるように、自身の腕26を自身の胴に近接して保持している状態を示す。このため、図1Aでは、第1デバイスと第2デバイスとの間の距離D1は比較的短い。図1Bに示す構成では、患者の腕は自身の胴から離れて配置されており、第1デバイスと第2デバイスとの間の距離D2はD1より大きい。
異なる時点で第1デバイス28と第2デバイス30との間の距離を測定することにより、患者34による腕の移動の範囲を測定することができる。距離測定データをデバイスのメモリ(図示せず)に格納し、後にデータの分析のために外部デバイス(後述する)に送信することができる。図1Aおよび図1Bの実施形態では、第1デバイスは無線信号の送信機であってもよく、第2デバイスは無線信号を検出するように構成される受信機であってもよく、その逆であってもよい。無線信号は、空間における2つの地点間を、電線を使用することなく伝播される、検出可能な物理量、たとえば場、たとえば電界または磁界、もしくは波、たとえば音波または超音波である。第1デバイスの第2デバイスに対する距離および/または方向を測定することにより、患者の腕26の自身の胴24に対する位置および方向を計算することが可能である。
小型デバイス12の2つ以上の対を患者34に取り付けかつ/または埋め込むことができる。2つ以上の対のデバイスを含むシステム36の一実施形態例を図2Aおよび図2Bに示す。そこでは、患者は、自身の身体14に結合されている(たとえば取り付けられかつ/または埋め込まれている)複数のデバイス、特に4つのデバイス38〜44を有している。この文書で使用する「複数」という用語は2つ以上を意味してもよい。
図2Aおよび図2Bにおいて、第1デバイス38は患者の前腕18に結合されており、第2デバイス40は患者の上腕20に結合されており、第3デバイス42は患者の手16に結合されており、第4デバイス44は患者の胴24に結合されている。図2Aおよび図2Bに示す実施形態では、第4デバイスは送信機であってもよく、第1デバイス、第2デバイスおよび第3デバイスは受信機であってもよい。受信機の各々の送信機に対する距離および方向を測定することにより、システム36を使用して、患者の胴に対する患者の手、前腕および上腕の位置、方向および移動を計算することが可能である。
別の実施形態では、第1デバイス38、第2デバイス40および第3デバイス42は送信機であり、第4デバイス44は受信機である。この実施形態では、第1デバイス、第2デバイスおよび第3デバイスの各々は、無線信号を一意の周波数で送信する。このため、第1デバイスから出力される無線信号は、第2デバイスおよび第3デバイスから出力される無線信号の周波数とは異なる周波数を有する。第1デバイス、第2デバイスおよび第3デバイスのうちの2つ以上が、それら夫々の無線信号を同時に送信してもよく、または無線信号は異なる時点で送信されてもよい。第4デバイスは、第1デバイス、第2デバイスおよび第3デバイスから出力される無線信号を選択可能な方法で受信するように構成される。このため、第4デバイスを、3つの無線信号のうちの1つのみを受信するように同調させることができる。第1デバイス、第2デバイスおよび第3デバイスのうちの1つから出力される無線信号の周波数に同調させることにより、第4デバイスは、そのデバイスから無線信号を受信することができ、その受信した無線信号を使用して、そのデバイスの第4デバイスに対する位置、方向および/または移動を計算するために使用されるデータを生成することができる。
図2Aおよび図2Bの実施形態では、システム36は、3つの受信機および1つの送信機、または3つの送信機および1つの受信機として構成される4つのデバイス12を含むが、さらなる実施形態では、システムは、複数の送信機および複数の受信機を含むことができる、ということが理解されるべきである。他の実施形態では、システムは、送信機および受信機の両方を有するデバイスを含んでもよく、そのため、デバイスはいずれの役割で機能してもよい。
図2Aおよび図2Bでは、複数の距離D11〜D23が示されており、すなわち図2Aには3つの距離D11〜D13が示されており、図2Bには3つの距離D21〜D23が示されている。図2Aは、患者の腕26が自身の胴24に近接して配置されているように示されているという点で図1Aに類似している。図2Aでは、第1デバイス38と第4デバイス44との間の距離D11と、第2デイバス40と第4デバイスとの間の距離D12と、第3デバイス42と第4デバイスとの間の距離D13は、患者の腕が自身の胴から離れる方向に伸ばされている図2Bにおける夫々の距離D21、D22およびD23に比較して、相対的に短い。四肢に対する動きの距離を測定するためにデバイス12を使用することに加えて、他の実施形態では、デバイス間の角度の測定を行うことができる。このため、図2Aおよび図2Bに示すシステム36はまた、患者の手首46、肘48および肩50に対する方向測定および動き測定も可能である。
さらに図3を参照すると、小型デバイス12の各々は、小型の埋込み可能な電池式スティミュレータ、たとえば小型の充填式電池54を含むカリフォルニア州サンタ・クラリータのアドバンスド・バイオニクス社(Advanced Bionics Inc.(Santa Clarita,California))製である電池式バイオン(Battery Powered BION)(「BPB」)52であってもよい。各BPBは、概して形状が円柱状であり、径dがおよそ3mmであり高さhがおよそ25mmである。上述したように、これらデバイスを、患者の身体14に埋め込むか、もしくはストラップ32または接着剤、たとえば接着バンドを使用して患者の皮膚56に外部から取り付けることができる(図1Aおよび図2A参照)。また、デバイスを、たとえば時計62、ベルト64またはクリップ65などの、ホルダまたは結合器具60を使用して患者の皮膚上にまたは患者の皮膚の近くに配置される消費者装置58に、埋め込むことも可能である。また、患者の衣服片66が、患者の身体の部位16、18および20の動きに従うように十分身体に対して密着している場合、その衣服片66に取り付けることも可能である。
BPB52の各々を、送信機または受信機として動作するようにプログラムすることができる。特に、各BPBは、以下を行う能力を有することができる。すなわち、電気刺激を伝達することと、超音波信号を生成することと、生体電位を測定することと、低周波数磁界を送受信することと、外部デバイスとの間で双方向無線周波数(「RF」)テレメトリを送受信すること(後述する)と、である。BPBの実施形態例は、参照により本明細書に援用される、シュルマン(Schulman)J.他著、「電池式バイオンFESネットワーク(Battery Powered BION FES Network」(2005−電子工学、IEEE−EMBS、第26回IEEE EMBC会議の議事録、第418頁、2004年9月(Electronics,IEEE−EMBS,Transaction of 26th IEEE EMBC Meeting,p.418,September,2004)において論じられている。
図1Aおよび図1Bの実施形態では、第2デバイス30が送信機であり、第1デバイス28が受信機である可能性があり、図2Aおよび図2Bでは、第4デバイス44が送信機であり、第1デバイス38、第2デバイス40および第3デバイス42が夫々受信機である可能性がある。それは、通常、送信機は手16または腕26の上または中ではなく胴24の上または中に配置されるためである。理由は、送信機は通常、低周波数磁界を生成するために使用することができる、受信機より大きい部品および大きい電池54を含むため、受信機より大きいからである(より詳細に後述する)。
図4は、複数のBPB52、たとえばBPB1 68、BPB2 70、BPB3 72およびBPB4 74を含む、本発明の一実施形態によるシステム67のブロック図である。BPBはすべて、患者の身体14の異なる位置に結合される(たとえば取り付けられかつ/または埋め込まれる)。外部デバイス76、たとえばマスタ制御ユニット(「MCU」)は、埋め込まれたBPBの各々と無線通信、たとえば無線周波数(「RF」)通信78を維持するように構成される。MCUとBPBとの間の通信のために、UHF帯域を含むさまざまなRF帯域を使用することができる。
使用中、MCU76は、たとえば刺激を開始または停止するためかつ/または刺激パラメータを変更するために、BPB52にコマンドおよびデータを送信するように構成される。BPBは、MCUにデータ、たとえば状態情報および測定データを返信するように構成される。一実施形態では、図4に示すように、BPB1 68は、BPB2 70によって検出されかつ測定される、無線信号、たとえば低周波数磁界を生成するように構成される。信号を処理した後、BPB2は、その測定の結果をMCUに通信する。MCUは、BPB2から通信されるデータに基づいてBPB2とBPB1との間の距離を計算するように構成される。
さらに図5を参照すると、さらなる実施形態例のシステムでは、BPB52は、RF通信経路以外の通信経路81を使用してMCU76と通信するように構成される。たとえば、BPBを包囲する身体の組織を通信経路として使用することができる。この実施形態例では、BPBは、RFテレメトリを送信する代りに、またはRFテレメトリを送信することに加えて、身体内に変調された低振幅電流を送信することができる送信機として動作している。この例では、MCUは、患者の身体を通して送信された電流を検出し復調するように構成される。MCUを、送信電気信号の受信を容易にするように身体に結合することができる。さらなる実施形態例では、BPBは、変調音波、変調超音波、および/または光信号(たとえば赤外線信号)の通信のために構成される経路81を使用してMCUと通信するように構成される。
図1Aおよび図1Bならびに図2Aおよび図2Bの実施形態の場合と同様に、デバイス12とデバイス52との間の距離を計算することにより、デバイス間の動きの量および範囲を確定することができる。図4および図5に示すシステム67および80では、デバイス間の計算された距離を、後に分析するためにMCU76に格納することができる。
低周波数磁界測定値から確定される距離および方向
本発明の実施形態では、デバイス12のうちの1つ(たとえば送信機)によって生成され、かつ別のデバイス(たとえば受信機)によって検出される磁界に基づいて、距離および/または方向測定値が確定される。磁界は、たとえば、低周波数磁界、すなわちおよそ10KHz未満から数百KHzまでの周波数を有する磁界であってもよい。直交低周波数磁界が利用される場合、送信機に対する受信機の距離および方向を計算することができる。この手法には、通常、送信機と受信機との両方において3つの小型直交コイルを使用する必要がある。
送信機および受信機に3つの直交コイルを含むシステムの例は、カテーテルの身体内ナビゲーションのために使用されるイスラエルのメディカル・ガイダンス・システムズ(Medical Guidance Systems(「Mediguide」)(Israel))製のメディカル・ポジショニング・システム(MEDICAL POSITIONING SYSTEMSである(ストロッマー(Strommer)およびエイクラー(Eichler)による米国特許第6,233,476号明細書を参照)。メディカル・ポジショニング・システム(MEDICAL POSITIONING SYSTEMS)では、患者34が載るベッドに送信コイルが配置され、患者に挿入されるカテーテルの先端に小型受信コイルが埋め込まれる。カテーテルの挿入中、受信コイルを使用して、ベッドの送信コイルに対するカテーテルの位置および方向が検出される。
図6は、本発明の一実施形態による、2つのデバイス83、すなわち送信機84および受信機86を含むシステム82の図である。図6を、低周波数磁界を使用して距離および方向角を確定する場合の、本発明の実施形態の動作原理に関する以下の論考において参照する。本発明の実施形態で使用するデバイスは3つの直交コイルを含むことができるが、簡単のために、図6は、2D空間に限定し、そのため、送信機のための3つの直交コイルのうちの2つ88および90、受信機のための3つの直交コイルのうちの2つ92および94のみを示す。
送信機84は、発電器G1 96に結合され、それによって駆動される送信コイルLt1 88を含む。Lt1は、G1の出力に比例する磁界M1 98を生成する。図6において、M1の磁界の線を曲線状の破線100として示す。Lt1によって出力され、受信機86によって検出される磁界の値は、Lt1と受信機との間の距離Dと、Lt1の軸104に対する垂線102と受信機の位置106との間の角度θと、によって決まる。このため、受信機によって検出されるM1の値はDおよびθの関数である。
磁界98を検出するように構成される受信機86は、第1受信コイルLr1 92を含む。磁界は、Lr1において電圧Vr1 108を誘導する。Vr1の値は以下のものによって決まる。すなわち、Lr1のコイル形状(たとえばコイルの長さ、コイルの寸法、コイルの回転数)と、M1の強度と、Lt1の軸104とLr1の軸110との間の角度φと、である。以下は、Vr11と示す、G1の関数としてのVr1の数学的表現である。
Vr11=f11(G1、D、θ、φ)ここで、D、θおよびφは未知である。
追加のコイル90および94を挿入することにより、未知の値を計算することができる。たとえば、送信機84は、Lt1 88に直交する別の送信コイルLt2 90を含むことができる。また、受信機86は、Lr1 92に直交する別の受信コイルLt2 94を含むことができる。直交コイルLt1およびLt2の対ならびにLr1およびLr2の対が小型でありかつ互いに近接して配置されるものとすると、計算のすべてにおいて同じ距離Dおよび同じ角度θを使用することができるものと想定することができる。
使用中、送信コイルLt1 88およびLt2 90を、交代で動作させるかまたは異なる周波数で動作させることにより、Lr1 92およびLr2 94において誘導される電圧を識別することができる。以下は、G2 112によって生成される磁界(図示せず)の関数として受信コイルLr1において誘導される電圧Vr12と、G1 96によって生成される磁界98の関数として受信コイルLr2において誘導される電圧V21と、G2によって生成される磁界の関数として受信コイルLr2において誘導される電圧V22と、に対する対応する式である。
Vr12=f12(G2、D、θ、φ)
Vr21=f21(G1、D、θ、φ)
Vr22=f22(G2、D、θ、φ)
3つの未知の値D、θ、φを、V11、V12、V21およびV22に対する上記式を使用して計算することができ、それによりLt1およびLt2に対するLr1およびLr2の相対的な距離および角度がもたらされる。送信機84および複数の受信機86を含むシステムに対して同様の計算を適用することができ、それにより、複数の距離Dおよび複数の方向角φがもたらされる。
当業者は、3Dシナリオにおいて、送信機84が第3送信コイルLt3(図示せず)と発電器G3(図示せず)とを含み、受信機86が第3受信コイルLr3(図示せず)と誘導電圧Vr3とを含むことを理解するはずである。3Dシナリオにおけるコイル88〜94のすべての距離および方向角は、2Dシナリオに対して上述したものと同様に確定される。
低周波数磁界測定値から確定される距離
患者の身体14の部位16〜20および26、たとえば患者の手16または腕26の可動性を追跡する場合、移動の距離のみではなく方向も測定する必要のある場合がある。このような場合、図7を参照すると、2つのデバイス114、すなわち送信コイル118を有する送信機116と受信コイル122を有する受信機120との間の距離を測定することにより、患者の身体の部位が移動する距離を測定することが可能である。これは、磁界126、たとえば送信コイルによって生成される低周波数磁界によって受信コイルに誘導される電圧124を測定することによって行うことができる。
図7は、低周波数磁界126を使用して距離を測定するシステム128を示す。本システムは、送信機116と、第1受信機120および第2受信機132を含む複数の受信機130と、を含む。第1受信機および第2受信機を、患者の身体14の異なる位置に結合することができる。送信機は、送信コイルLt 118に電流を供給する低周波数発電器G134を含む。Ltは、3次元空間内に広がる磁界を生成する。図7において、磁界の線を曲線状の破線136として示す。磁界の大きさは、通常、Ltから距離の3乗にしたがって低減する。
第1受信機120は、送信機116によって生成される磁界126を検出するように構成され、L1において電圧V1 124を誘導する第1受信コイルL1 122を含む。V1は、L1の位置138における磁界の大きさと、L1の物理パラメータ(たとえばL1の長さ、L1の径、L1の回転数)と、によって決まる。同様に、第2受信機132は、送信機によって生成される磁界を検出するように構成される第2受信コイルL2 140を含み、L2の位置142における検出磁界は、L2において電圧V2 144を誘導する。
L1およびL2の物理パラメータのすべてを同じに維持することにより、V1 124およびV2 144の値は、L1 122とLt 118との間の距離D1と、L2 140とLtとの間の距離D2と、によって夫々決まることになる。V1をD1に相関させかつV2をD2に相関させることが可能であり、結果として得られた相関を、較正テーブル(calibration table)(図示せず)に形式化する(be formalized)ことができる。V1とD1との相関およびV2とD2との相関は、受信コイルの位置、たとえばL1の位置138またはL2の位置142夫々の、Ltの軸148の垂線146に対する角度である角度θとは略完全に無関係である。
したがって、Lt 118とL1 122との間およびLtとL2 140との間の複数の距離D1およびD2夫々を、夫々V1 124およびV2 144を測定することによって計算することができる。測定電圧、たとえばV1およびV2が角度θと無関係であることに関する想定は、図7においてノッチとして識別される角度150の狭い範囲に対しては有効ではない、ということが留意されるべきである。図7ではノッチはLtの一端152のみに示すが、当業者は、Ltの反対端154にもノッチの鏡像が存在することを理解するはずである。試験的に、この技法を使用することにより、127KHz磁界を使用して20cmまでの距離を測定することができるということが実証された。G134の送信電力を増大させることにより、より長い距離を測定することができる。
音波測定値または超音波測定値から確定される距離
他の実施形態では、デバイス12間の距離を、音波、すなわちおよそ20Hzからおよそ20KHzまでの周波数を有する波、または超音波、すなわちおよそ20KHzからおよそ10MHzまでの周波数を有する波の、振幅、位相および/または伝播時間に基づいて測定することができる。再び図1Aを参照すると、音波および超音波は、送信機30から受信機28に送信することができるタイプの無線信号である。超音波距離測定デバイスは、バーモント州、ストリート・ブリストルのセニックス・コーポレイション(Senix Corporation(St.Bristol,Vermont))から販売されている。
図8は、夫々送信機158と複数の受信機160との間の複数の距離D1およびD2が、音波または超音波162に基づいて計算される一実施形態のシステム156を示すブロック図である。送信機は、超音波を発生するように構成され、複数の受信機は、超音波を検出するように構成される。送信機は、発電器G164と、Gに結合される超音波トランスデューサT166と、を含む。Gは、超音波を生成するTを駆動する。図8では、超音波の波面を曲線状の破線168として示す。
図8の実施形態例では、第1受信機170はT166から距離D1に配置される。第1受信機は、超音波トランスデューサR1 172と、前置増幅器(図示せず)と、緩衝器(図示せず)と、R1に結合される、電圧測定回路174と、処理回路176と、を含む。第1受信機において検知される超音波からもたらされる測定電圧V1を使用してD1を計算することができる。第2超音波トランスデューサR2 180と、増幅器(図示せず)と、緩衝器(図示せず)と、電圧測定回路182と、処理回路184と、を含む追加の受信機、たとえば第2受信機178を、第1受信機の位置188とは異なる位置186に配置することができる。図8に示すように、R2はTから距離D2離れて配置される。
超音波162の送受信に基づく距離計算を、超音波トランスデューサ172および180によって検出される超音波の振幅、位相および/または遅延の測定値から確定することができる。図9A乃至図9Cに、超音波または超可聴音(「US」)信号を使用して可能な異なる距離測定を示す(Thease different distance measurement possibilities using ultrasonic, or ultrasound, ("US") signals are shown)。図9Aは、US送信機158とUS受信機160との間の距離192の関数としてのUS信号の振幅190における減少を示す。US信号の振幅は、送信機と受信機との間の距離に反比例する。US信号の振幅を測定し、測定した振幅を較正曲線(図示せず)の値と比較することにより、US送信機とUS受信機との間の距離を計算することが可能である。
図9Bは、US送信機158とUS受信機160との間に存在する可能性のある位相差△θを示す。△θおよびUS信号162の波長を知ることにより、US送信機とUS受信機との間の距離を計算することが可能である。本発明の実施形態では、初期位相情報、たとえば同期信号194を、US送信機により無線周波数(「RF」)チャネル78を介してUS受信機に送信することができる。RF信号は通常超音波信号より10倍高速に伝播するため、RF信号は、遅延なくUS受信機に到達し、そのため、US送信機とUS受信機との間の同期を提供することができる、ということを想定することができる。
図9Cは、US送信機158から出力されるUS信号196とUS受信機160によって受信される同じUS信号198との間の時間の差を示す。図9Cでは、△TはUS送信機によるUS信号の送信時刻とUS受信機におけるUS信号の到達時刻との時間差である。△TとUS信号の伝播速度とを知ることにより、US送信機とUS受信機との間の距離を計算することが可能である。US送信機とUS受信機との間の同期を、位相測定技法のための上述した同期方法に類似する方法で行うことができる。
データ取得
図10は、本発明の一実施形態によるデータ取得システム200の概略図である。図10において、電池式距離送信機TX202は、信号、たとえば低周波数磁界を生成する。TXによって生成される磁界は、複数の電池式距離受信機RX1 204およびRX2 206によって検出され、処理されてデータ化される(processed into data)。複数の電池式距離受信機RX1 204およびRX2 206は、夫々データ送信機TX1 208およびTX2 210に結合され、夫々異なる位置212および214に配置される。
RX1 204およびRX2 206におけるデータは、夫々TX1 208およびTX2 210を通して、夫々無線RFリンクまたは経路216および218を介して外部デバイス220に送信される。外部デバイスは、コンピュータに結合されるデータ受信機Data RX222を含む。TX1、TX2およびData RXは、既製送受信機(off-the-shelf transceivers)、たとえばnRF2401A(2.4GHz超低出力送受信機)またはnRF905(433MHz、868MHzまたは915MHzで動作可能なマルチバンド送受信機)であってもよく、それらはともにノルウェーのノルディック・セミコンダクター(Nordic Semiconductor(Norway))から提供されている。
データは、Data RX222において受信された後、コンピュータ224に通信され、そこでさらなる処理および/または較正が行われる。また、コンピュータは、データに基づいて、RX1 204とTX202との間の距離D1と、RX2 206とTXとの間の距離D2と、を計算するように構成される。さらに、コンピュータは、結果として得られたデータを表示し、データ処理および/または較正を制御し、かつ/またはシステム200の他の構成要素、たとえばTX、RX1、RX2、TX1 208、TX2 210およびData RXを制御するように構成される。
アルゴリズム
図11に、実施形態のシステム10、36、67、80、82、128、156および200によってとられるステップを表す例示的なアルゴリズム226を示す。アルゴリズムの開始(228)後、次のステップ230において、身体14の第1位置22に結合されるように構成され、無線信号98、126および162(図6乃至図8参照)を送信するように構成される、第1デバイス30を提供する。次に、ステップ232において、身体の第2位置234(図1A参照)に結合されるように構成され、無線信号を検出するように構成される第2デバイス28を提供する。
ステップ236において、第1デバイスを使用して無線信号を送信する。次に、ステップ238において、第2デバイスを使用して無線信号を検出する。ステップ240において、第2デバイスによって検出される無線信号に基づいて、第1デバイスと第2デバイスとの間の距離D1を計算する。ステップ241において、第1デバイスと第2デバイスとの間の距離を使用して、身体に対するリハビリテーション治療の効果を特徴付ける。
次に、ステップ242において、第2デバイス28と通信するように構成される外部デバイス76、220(図4および図10参照)を提供する。ステップ244において、第2デバイスを使用して、検出された無線信号98、126および162に基づいてデータを生成する。次に、ステップ246において、第2デバイスを使用して外部デバイスに該データを通信する。ステップ248において、外部デバイスを使用して、該データに基づいて距離D1を計算する。次に、ステップ250において、外部デバイスを使用して、該データに基づいて、第1デバイス30と第2デバイスとの間の方向角φ(図6参照)を計算する。ステップ252において、外部デバイスを使用して、データに基づいて、第1デバイスに対する第2デバイスの速度および/または加速度を計算する。ステップ254においてアルゴリズムは終了する。
データ処理
患者の活動の期間中に蓄積される距離および/または方向データを、外部デバイス76、220(たとえばコンピュータ224)によってリアルタイムにまたはオフラインで分析することができる。データを処理する種々のアルゴリズムが入手可能である。たとえば、図12に示すように、患者の手16と身体14、すなわち胴24との間の平均距離を計算し提示することができる。図12は、患者34が脳卒中になった後の或る期間258に亙る患者の胴に対する手の平均移動距離256の変化を示す。特に、図12は、患者の健康な手に対する平均移動距離の第1トレース260と、患者の障害のある手に対する平均移動距離の第2トレース262と、を含む。さらに図7、図8および図10を参照すると、健康な手に結合される第1受信機120、170、204と、障害のある手に結合される第2受信機132、178、206と、からのデータに基づいて、第1トレースおよび第2トレースを外部デバイスによって計算することができる。さらに図1Aおよび図1Bならびに図2Aおよび図2Bを参照すると、図1Aおよび図1Bならびに図2Aおよび図2Bの実施形態は、患者の腕26のうちの1つと患者の胴とに結合されるデバイス12のみを示すが、当業者は、本発明の実施形態が、患者の腕の両方と患者の胴とに結合されるデバイス群を含むことができる、ということを理解するはずである。
図12において、第1トレース260は以下の3つの領域を含む。すなわち、健康な手16の患者の胴24からの平均初期脳卒中後距離(average initial post-stroke distance)256であるDihと、リハビリテーション過程中の患者の健康な手の患者の胴からの平均日常距離であるDhと、リハビリテーション過程の終了時における患者の健康な手の患者の胴からの平均距離であるDrhと、である。同様に、第2トレース262は、以下の3つの領域を含む。すなわち、患者の脳卒中によって影響を受けた手の患者の胴からの平均初期脳卒中後距離であるDisと、リハビリテーション過程中の患者の脳卒中によって影響を受けた手の患者の胴からの平均距離であるDsと、リハビリテーション過程の終了時における患者の脳卒中によって影響を受けた手と胴との間の距離であるDrsと、である。
したがって、図12は、健康な手と比較して脳卒中によって影響を受けた手16に対する脳卒中後回復を示す。最初に、第1トレース260のDih領域では、健康な手は障害のある手の障害を補償するように示される。すなわち、健康な手は、リハビリテーション治療中またはその完了時より高い平均距離256を有する。リハビリテーション治療中、健康な手の患者の胴24からの活動(平均距離)は、第1トレースのDh領域およびDrh領域に示すように低減する。日常活動が、両手の患者の胴からの平均距離に影響を与える可能性がある。たとえば、歩行または物理的な作業が、手の胴からの平均距離を増大させる可能性があり、日常作業が低いほど、両手の胴からの平均距離が低減する。
図12において、比Ds/Disを、脳卒中によって影響を受けた手16の可動性(たとえば平均距離256)についての初期脳卒中状態と比較した場合の向上を示すリハビリテーション指標として使用することができる。使用することができる別の基準は比Ds/Dhであり、それは、リハビリテーション治療中の脳卒中によって影響を受けた手と健康な手との可動性の比である。リハビリテーションが完了するほど、Ds/Dhは高くなり1に近づくようになる。健康な被験者34であっても、左手と右手との差があるため、Ds/Dhは決して1にならない可能性が高い。また、比Dh/Dihは、患者の健康な手に対するリハビリテーションの影響を示すことができるため、リハビリテーション指標として考慮することも可能である。最後に、上述した比の組合せを、リハビリテーション指標として使用することができる。
計算されたリハビリテーション指標は、手16の位置に影響を与える可能性があるがリハビリテーションには関連しない患者の日常活動、たとえば歩行および物理的作業の実行を補償するための正規化が必要な場合がある。この補償を、たとえば患者の身体14に加速度計または万歩計を取り付けることにより、患者の一般的な身体活動を測定することによって行うことができる。そして、計算された身体活動を使用して、結果として得られるリハビリテーション指標値が変更される。
以下は、四肢の可動性、たとえば以下の論考では手の可動性を特徴付けるために使用することができるパラメータの追加の例である。すなわち、必ずしも24時間サイクルでなくてもよい任意の期間に計算することができる手16と胴24との間の距離256の平均と、実際の手の移動を示しかつ任意の静的な手の変位(static hand displacement)を補償する、手と胴との間の平均距離の標準偏差と、距離または角度の事前定義された閾値を超える、胴から離れる方への手の移動の回数(the number of movements of the hand away from the torso)と、分、時または日毎の手の移動の回数と、たとえば平均速度パラメータおよび速度パラメータの標準偏差を含む、手の移動に関する速度パラメータと、たとえば平均加速度パラメータおよび加速度パラメータの標準偏差を含む、手の移動に関する加速度パラメータと、他の運動学的パラメータおよび静的パラメータと、である。
再び図4を参照すると、さまざまな追加のデバイス264を使用して、四肢16〜20および26の移動に関するパラメータを取得することができる、ということが留意されるべきである。デバイス例には以下がある。距離センサ(たとえば磁気センサ、超音波センサ)と、角度センサ(たとえばゴニオメータ)と、加速度センサおよび/または振動センサ(たとえばマサチューセッツ州ノーウッドのアナログ・デバイセズ(Analog Devices(Norwood,Massachusetts))による微小電子機械システム(「MEMS」)加速度センサADXL103、または同様にアナログ・デバイセズ(Analog Devices)によるMESMジャイロスコープADIS16100と、たとえばコンピュータ認識アルゴリズムを容易にするために、四肢または特別な色付き衣服に特別なマーカを取り付けることによる、ビデオカメラおよび後の画像処理を使用する四肢および他の身体の位置の計算と、である。リハビリテーション指標は、上述したパラメータまたはそれらの組合せのうちのいくつかと、追加の運動学的/静的パラメータと、に基づいてもよい。
本発明の上述した説明は、例示の目的のために提供されたものであり、網羅的であるようにもまたは発明を開示した特定の実施形態に限定するようにも意図されていない。実施形態は、本発明の重要な特徴を実現するために使用される構成に応じて、異なる能力および利益を提供することができる。特に、本発明の実施形態において、種々のタイプの距離、角度、位置および加速度測定装置、データチャネルおよびデータ処理を使用することができる。また、再び図1A、図2A、図4乃至図8および図10を参照すると、実施形態において使用されるデバイス12、たとえば送信機30、44、68、84、116、158および202、ならびに受信機28、38〜42、70〜74、86、120、132、170、178、204および206を、手16、前腕18、上腕20および胴24以外の身体の種々の部位に取り付けかつ/または埋め込むことができる。このため、本発明の範囲は、腕/手のリハビリテーション評価には限定されず、身体の他の部位に、かつリハビリテーション用途以外の他の用途まで拡張することができる。さらに、上記論考は、さまざまな人間の身体の部位の距離および方向を測定するために本発明を使用することに焦点を当てたが、本発明を、人間以外の身体、たとえば人間以外の動物の部位の距離および方向を測定するために使用することができる。したがって、本発明の範囲は特許請求の範囲によってのみ定義される。
図面の簡単な説明
患者の胴に対する患者の腕および手の移動の範囲をモニタするように構成される、本発明の一実施形態によるシステムの図である。 患者の胴に対する患者の腕および手の移動の範囲をモニタするように構成される、本発明の一実施形態によるシステムの図である。 患者の胴に対する患者の腕および手の移動の範囲をモニタするように構成される、本発明の一実施形態による別のシステムの図である。 患者の胴に対する患者の腕および手の移動の範囲をモニタするように構成される、本発明の一実施形態による別のシステムの図である。 電池式小型スティミュレータの斜視図である。 電池式小型スティミュレータを含む本発明の一実施形態によるシステムのブロック図である。 電池式小型スティミュレータを含む本発明の一実施形態による別のシステムのブロック図である。 送信機と受信機との間の距離および方向を測定するように構成される、本発明の一実施形態によるシステムの図である。 送信機と受信機との間の距離を測定するように構成される、本発明の一実施形態によるシステムの図である。 超音波送信機と超音波受信機との間の距離を測定するように構成される、本発明の一実施形態によるシステムの図である。 超音波信号に対する信号振幅を含む信号特性の図である。 超音波信号に対する位相差を含む信号特性の図である。 超音波信号に対する到達時間差を含む信号特性の図である。 本発明の一実施形態によるデータ取得システムの概略図である。 本発明による例示的なアルゴリズムのフローチャートである。 時間の関数としての患者の健康な手と患者の胴との間の日常平均距離と、時間の関数としての患者の脳卒中によって影響を受けた手と患者の胴との間の日常平均距離と、のグラフである。

Claims (26)

  1. 身体に対するリハビリテーション治療の効果を特徴付けるように構成されるシステムであって、
    a.該身体の第1位置に結合されるように構成される第1デバイスと、
    b.該第1位置から第1距離で離れている該身体の第2位置に結合されるように構成される第2デバイスと、
    を具備し、
    c.
    i.該第1デバイスが、第1無線信号を生成するように構成され、
    ii.該第2デバイスが、該第1無線信号を検出し、該検出された第1無線信号に基づいて、該第1距離を計算するために使用されるように構成されるデータを生成し、
    iii.該第1距離が、該身体に対する該リハビリテーション治療の該効果を特徴づけるために使用される、システム。
  2. 前記第2位置から第2距離で離れている前記身体の第3位置に結合されるように構成される第3デバイスをさらに具備し、
    a.前記第1デバイスが、第1周波数で前記第1無線信号を生成するように構成され、
    b.該第3デバイスが、第2周波数で第2無線信号を生成するように構成され、
    c.前記第2デバイスが、該第2無線信号を検出し、該検出された第2無線信号に基づいて、該第2距離を計算するために使用されるように構成される追加のデータを生成するように構成され、
    d.該第2距離が、該身体に対する前記リハビリテーション治療の前記効果を特徴付けるために使用される、請求項1に記載のシステム。
  3. 前記第3デバイスが、前記第1デバイスが前記第1無線信号を生成するように構成されるのと同時に、前記第2無線信号を生成するように構成される、請求項2に記載のシステム。
  4. 前記第2デバイスが、前記第1無線信号と前記第2無線信号とからなる群から選択される信号を選択可能な方法で検出するように構成される、請求項3に記載のシステム。
  5. 外部デバイスをさらに具備し、
    a.該外部デバイスが、前記第2デバイスと通信するように構成され、
    b.該第2デバイスが、該外部デバイスに前記データを通信するように構成され、
    c.該外部デバイスが、該データに基づいて前記第1距離を計算するように構成される、請求項1に記載のシステム。
  6. 前記外部デバイスが、前記データに基づいて前記第2デバイスと前記第1デバイスとの間の方向角を計算するように構成される、請求項5に記載のシステム。
  7. 前記外部デバイスが、無線周波数経路と、身体を通る電流経路と、変調音波の通信のために構成される経路と、変調超音波の通信のために構成される経路と、光通信経路と、からなる群から選択される無線通信経路を介して前記第2デバイスと通信するように構成される、請求項5に記載のシステム。
  8. 前記外部デバイスが、或る期間に亙る前記第1距離の平均と、或る期間に亙る該第1距離の標準偏差と、或る期間に亙る該第1距離に基づく前記第2デバイスが前記第1デバイスに対して移動する回数と、該第1距離に基づく該第1デバイスに対する該第2デバイスの速度と、或る期間に亙る該第1距離に基づく該第1デバイスに対する該第2デバイスの平均速度と、該第1距離に基づく該第1デバイスに対する該第2デバイスの加速度と、或る期間に亙る該第1距離に基づく該第1デバイスに対する該第2デバイスの平均加速度と、からなる群から選択される値を計算するように構成される、請求項5に記載のシステム。
  9. 前記第1デバイスおよび前記第2デバイスのうちの少なくとも1つのデバイスが、
    a.該少なくとも1つのデバイスを前記身体内に埋め込むことと、
    b.該少なくとも1つのデバイスを、接着剤、衣服片、ストラップ、ベルト、クリップおよび時計からなる群から選択される結合器具を使用して該身体に取り付けることと、
    からなる群から選択される方法を介して、該身体に結合されるように構成される、請求項1に記載のシステム。
  10. a.前記身体が、胴と、手および腕からなる群から選択される別の部位と、を含み、
    b.前記第1デバイスが、該胴に結合されるように構成され、
    c.前記第2デバイスが、該別の部位に結合されるように構成される、請求項1に記載のシステム。
  11. 前記無線信号が、磁界、低周波数磁界、音波および超音波からなる群から選択される、請求項1に記載のシステム。
  12. 前記第1デバイスおよび前記第2デバイスのうちの少なくとも一方が、電池、コイル、直交コイル、発電器、電圧測定回路、トランスデューサ、処理回路、送信機、受信機および送受信機からなる群から選択される構成要素を含む、請求項1に記載のシステム。
  13. 前記第1デバイスおよび前記第2デバイスのうちの少なくとも一方が小型スティミュレータである、請求項1に記載のシステム。
  14. 前記第1デバイスおよび前記第2デバイスのうちの少なくとも一方が送信機および受信機を含む、請求項1に記載のシステム。
  15. 身体に対するリハビリテーション治療の効果を特徴付けるように構成されるシステムであって、
    a.身体の第1位置に結合されるように構成される送信機と、
    b.該身体に結合されるように構成される複数の受信機であって、該複数の受信機の各々が、複数の距離のうちの1つの距離で該送信機から離れている該身体の異なる位置に結合されるように構成される、複数の受信機と、
    c.該複数の受信機と通信するように構成される外部デバイスと、
    を具備し、
    d.
    i.該送信機が、無線信号を送信するように構成され、
    ii.該複数の受信機の各々が、該無線信号を検出し、該検出された無線信号に基づいてデータを生成し、該データを該外部デバイスに通信するように構成され、
    iii.該外部デバイスが、該データに基づいて該複数の受信機と該送信機との間の該複数の距離を計算するように構成され、
    iv.該複数の距離が、該身体に対する該リハビリテーション治療の該効果を特徴付けるために使用される、システム。
  16. 前記送信機と前記複数の受信機のうちの少なくとも1つのデバイスが、
    a.該少なくとも1つのデバイスを前記身体内に埋め込むことと、
    b.該少なくとも1つのデバイスを、接着剤、衣服片、ストラップ、ベルト、クリップおよび時計からなる群から選択される結合器具を使用して該身体に取り付けることと、
    からなる群から選択される方法を介して、該身体に結合されるように構成される、請求項15に記載のシステム。
  17. 前記無線信号が、磁界、低周波数磁界、音波および超音波からなる群から選択される、請求項15に記載のシステム。
  18. a.前記無線信号が超音波であり、
    b.前記外部デバイスが、該超音波の振幅と、該超音波の位相と、該超音波の伝播時間と、からなる群から選択される、前記複数の受信機によって検出される該超音波の特徴に基づいて、前記複数の距離を計算するように構成される、請求項15に記載のシステム。
  19. 前記外部デバイスが、前記データに基づいて前記複数の受信機と前記送信機との間の複数の方向角を計算するように構成される、請求項15に記載のシステム。
  20. 距離センサ、角度センサ、加速度センサ、振動センサおよびビデオカメラからなる群から選択される追加のデバイスをさらに具備し、該追加のデバイスが、前記外部デバイスに結合され、前記複数の距離および前記複数の方向角の前記計算を支援するように構成される、請求項19に記載のシステム。
  21. 前記外部デバイスが、前記データに基づいて、前記複数の受信機の各々の前記送信機に対する速度と、該複数の受信機の各々の該送信機に対する加速度と、からなる群から選択されるパラメータを計算するように構成される、請求項15に記載のシステム。
  22. a.前記身体が、健康な四肢と、対応する障害のある四肢とを含み、
    b.前記複数の受信機のうちの1つが、該健康な四肢に結合されるように構成され、
    c.該複数の受信機のうちの別のものが、該障害のある四肢に結合されるように構成され、
    d.前記外部デバイスが、該複数の受信機のうちの該1つと前記送信機と間の距離を、該複数の受信機のうちの該別のものと該送信機との間の距離と比較するように構成される、請求項15に記載のシステム。
  23. 身体に対するリハビリテーション治療の効果を特徴付ける方法であって、
    a.該身体の第1位置に結合されるように構成され、無線信号を送信するように構成される第1デバイスを提供するステップと、
    b.該身体の第2位置に結合されるように構成され、該無線信号を検出するように構成される第2デバイスを提供するステップと、
    c.該第1デバイスを使用して該無線信号を送信するステップと、
    d.該第2デバイスを使用して該無線信号を検出するステップと、
    e.該第2デバイスによって検出される該無線信号に基づいて該第1デバイスと該第2デバイスとの間の距離を計算するステップと、
    f.該距離を使用して該身体に対する該リハビリテーション治療の該効果を特徴づけるステップと、
    を含む、方法。
  24. a.前記第2デバイスと通信するように構成される外部デバイスを提供するステップと、
    b.前記第2デバイスを使用して前記検出された無線信号に基づいてデータを生成するステップと、
    c.前記第2デバイスを使用して該外部デバイスに該データを通信するステップと、
    d.該外部デバイスを使用して該データに基づいて前記距離を計算するステップと、
    を含む、請求項23に記載の方法。
  25. 前記外部デバイスを使用して、前記データに基づいて前記第1デバイスと前記第2デバイスとの間の方向角を計算するステップをさらに含む、請求項24に記載の方法。
  26. 前記外部デバイスを使用して、前記データに基づいて、前記第1デバイスに対する前記第2デバイスの速度と、該第1デバイスに対する該第2デバイスの加速度と、からなる群から選択されるパラメータを計算するステップをさらに含む、請求項24に記載の方法。
JP2008506814A 2005-04-18 2006-04-17 身体の位置間の寸法を確定するシステムおよび関連方法 Pending JP2008536583A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US67291505P 2005-04-18 2005-04-18
PCT/US2006/014455 WO2006113654A1 (en) 2005-04-18 2006-04-17 System and related method for determining a measurement between locations on a body

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2008536583A true JP2008536583A (ja) 2008-09-11
JP2008536583A5 JP2008536583A5 (ja) 2009-01-22

Family

ID=36678628

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008506814A Pending JP2008536583A (ja) 2005-04-18 2006-04-17 身体の位置間の寸法を確定するシステムおよび関連方法

Country Status (7)

Country Link
US (1) US20080319349A1 (ja)
EP (1) EP1871228A1 (ja)
JP (1) JP2008536583A (ja)
AU (1) AU2006236428A1 (ja)
CA (1) CA2605016A1 (ja)
MX (1) MX2007013000A (ja)
WO (1) WO2006113654A1 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017505908A (ja) * 2013-10-20 2017-02-23 オアフ グループ,リミティド ライアビリティ カンパニー 物体の動作判定方法及びシステム

Families Citing this family (31)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1706178B1 (en) 2004-01-22 2013-04-24 Rehabtronics Inc. System for routing electrical current to bodily tissues via implanted passive conductors
CA2608397A1 (en) 2005-06-28 2007-01-04 Bioness Development, Llc Improvements to an implant, system and method using implanted passive conductors for routing electrical current
US7632239B2 (en) * 2005-11-16 2009-12-15 Bioness Neuromodulation Ltd. Sensor device for gait enhancement
US7899556B2 (en) 2005-11-16 2011-03-01 Bioness Neuromodulation Ltd. Orthosis for a gait modulation system
US8972017B2 (en) 2005-11-16 2015-03-03 Bioness Neuromodulation Ltd. Gait modulation system and method
US8209022B2 (en) 2005-11-16 2012-06-26 Bioness Neuromodulation Ltd. Gait modulation system and method
JP5324438B2 (ja) 2006-05-01 2013-10-23 バイオネス ニューロモジュレイション リミテッド 改良型機能的電気刺激システム
US8483820B2 (en) 2006-10-05 2013-07-09 Bioness Inc. System and method for percutaneous delivery of electrical stimulation to a target body tissue
US11136234B2 (en) 2007-08-15 2021-10-05 Bright Cloud International Corporation Rehabilitation systems and methods
US20090131225A1 (en) * 2007-08-15 2009-05-21 Burdea Grigore C Rehabilitation systems and methods
US9757554B2 (en) 2007-08-23 2017-09-12 Bioness Inc. System for transmitting electrical current to a bodily tissue
EP2180918B1 (en) 2007-08-23 2017-07-12 Bioness Inc. Electrodes with a power source and with connectors for coupling to an external stimulator
US8738137B2 (en) 2007-08-23 2014-05-27 Bioness Inc. System for transmitting electrical current to a bodily tissue
US20090326602A1 (en) * 2008-06-27 2009-12-31 Arkady Glukhovsky Treatment of indications using electrical stimulation
US20120116252A1 (en) * 2010-10-13 2012-05-10 The Regents Of The University Of Colorado, A Body Corporate Systems and methods for detecting body orientation or posture
US9381364B2 (en) * 2010-10-18 2016-07-05 Boston Scientific Neuromodulation Corporation Telemetry optimization in an implantable medical device system to achieve equal and maximal distances in bidirectional communications
US9025824B2 (en) 2010-12-07 2015-05-05 Movement Training Systems Llc Systems and methods for evaluating physical performance
CN104395951B (zh) * 2012-05-16 2017-11-07 皇家飞利浦有限公司 用于罹患上肢机能障碍的人员的训练服装
BR112014028389A2 (pt) * 2012-05-16 2017-06-27 Koninklijke Philips Nv vestimenta de treinamento para rastrear movimentos em treinamento de reabilitação para pessoas que sofrem de distúrbios dos membros superiores
US9214077B2 (en) * 2012-10-08 2015-12-15 Location Labs, Inc. Bio-powered locator device
GB2527460B (en) * 2013-03-15 2018-02-14 Movement Training Systems Llc Systems and methods for evaluating physical performance
DK178061B1 (en) * 2013-10-07 2015-04-20 Bang & Olufsen As A multimedia controller
US9867985B2 (en) 2014-03-24 2018-01-16 Bioness Inc. Systems and apparatus for gait modulation and methods of use
CN107847187B (zh) * 2015-07-07 2021-08-17 皇家飞利浦有限公司 用于对肢体的至少部分进行运动跟踪的装置和方法
AU2017206723B2 (en) 2016-01-11 2021-11-25 Bioness Inc. Systems and apparatus for gait modulation and methods of use
CN108089699B (zh) * 2016-11-21 2020-10-30 宏达国际电子股份有限公司 人体姿势侦测系统、服装以及方法
TWI613621B (zh) * 2016-12-08 2018-02-01 財團法人工業技術研究院 姿勢感測裝置及其方法
CN107741196B (zh) * 2017-12-04 2019-11-12 成都思悟革科技有限公司 一种人体姿态获得方法及系统
EP3664526A1 (en) 2018-12-05 2020-06-10 Koninklijke Philips N.V. A method for device synchronization
US11273288B2 (en) * 2019-04-08 2022-03-15 Avent, Inc. System and method for medical device position guidance
US20200397345A1 (en) * 2019-06-19 2020-12-24 University Of Southern California Human activity recognition using magnetic induction-based motion signals and deep recurrent neural networks

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11192214A (ja) * 1998-01-05 1999-07-21 Sony Corp 脊椎動物若しくはこれを模倣したロボットに関する数値モデルの作成方法
JP2001513679A (ja) * 1997-02-26 2001-09-04 アルフレッド イー マン ファウンデーション フォア サイエンティフィック リサーチ バッテリ給電式の患者の皮下挿入器具

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6164284A (en) * 1997-02-26 2000-12-26 Schulman; Joseph H. System of implantable devices for monitoring and/or affecting body parameters
AU7161598A (en) * 1997-04-21 1998-11-13 Virtual Technologies, Inc. Goniometer-based body-tracking device and method
DE19830359A1 (de) * 1998-07-07 2000-01-20 Helge Zwosta Räumliche Lage- und Bewegungsbestimmung von Körperteilen und Körpern, mittels einer Kombination von inertialen Orientierungs-Meßaufnehmern und Positionserfassungssensoriken
AU3206900A (en) * 1998-12-31 2000-07-31 Ball Semiconductor Inc. Position sensing system
US6233476B1 (en) * 1999-05-18 2001-05-15 Mediguide Ltd. Medical positioning system
US6651352B2 (en) * 2002-01-04 2003-11-25 Liberty Mutual Wrist motion measurement device
EP2064992A2 (en) * 2003-08-22 2009-06-03 Alfred E. Mann Foundation for Scientific Research A system for determining relative distance(s) and/or angle(s) between at least two points

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001513679A (ja) * 1997-02-26 2001-09-04 アルフレッド イー マン ファウンデーション フォア サイエンティフィック リサーチ バッテリ給電式の患者の皮下挿入器具
JPH11192214A (ja) * 1998-01-05 1999-07-21 Sony Corp 脊椎動物若しくはこれを模倣したロボットに関する数値モデルの作成方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017505908A (ja) * 2013-10-20 2017-02-23 オアフ グループ,リミティド ライアビリティ カンパニー 物体の動作判定方法及びシステム

Also Published As

Publication number Publication date
MX2007013000A (es) 2008-03-18
EP1871228A1 (en) 2008-01-02
AU2006236428A1 (en) 2006-10-26
WO2006113654A1 (en) 2006-10-26
CA2605016A1 (en) 2006-10-26
US20080319349A1 (en) 2008-12-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2008536583A (ja) 身体の位置間の寸法を確定するシステムおよび関連方法
Roetenberg et al. Ambulatory position and orientation tracking fusing magnetic and inertial sensing
US6866643B2 (en) Determination of finger position
CN102567638B (zh) 一种基于微型传感器的交互式上肢康复系统
EP3324204B1 (en) Body posture detection system, suit and method
CN101028188B (zh) 定位跟踪的方法和系统
JP7391054B2 (ja) オンボディセンサシステムおよび方法
US5433201A (en) Method and apparatus for stimulation of posture
CN107115114A (zh) 人体运动能力评价方法、装置及系统
EP1970005A1 (en) A system and a method for motion tracking using a calibration unit
CN106527738A (zh) 一种用于虚拟现实系统的多信息体感交互手套系统及方法
EP3270781A1 (en) Method and device for anatomical angle measurement
WO2016029138A1 (en) Systems and methods for joint activity monitoring
KR20170058208A (ko) 상지 재활훈련 장치 및 방법
AU2020233670B2 (en) Intraoperative magnetometry monitoring system
EP0865262B1 (en) Device for control of prostheses and other assistance devices
CN116108873B (zh) 基于rfid/imu融合的运动姿势评估系统
CN101568303A (zh) 用于家庭康复的传感器装置
EP3395246A1 (en) Systems and methods for determining magnetic location of wireless tools
Dalvi et al. Posture Monitoring Apparatus For Physiotherapy
CN206534641U (zh) 外骨骼服和躯体仿真系统
US11832934B1 (en) Joint monitoring
Cognolato Experimental validation of Xsens inertial sensors during clinical and sport motion capture applications
JP2022544273A (ja) 位置の測定および遠隔支援によって歩行を支援する装置
Moiz Design and validation of wearable wireless sensors

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20081127

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20081127

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20090326

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20090326

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110422

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20110927