JP2008521648A - 半透過性膜による真空注入 - Google Patents

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Abstract

上記繊維材料が液体ポリマーで含漬されるような、真空注入により繊維複合材料で作った横長のシェル部材を製造する方法。第1の横方向面(1)及び第2の横方向面(2)を備えた繊維インサート(3)をその中に配置するモールド空洞を有するモールドが適用され、繊維インサートは複数の繊維層と分配層(4)とを有し、分配層は繊維層よりも大きな液体ポリマーの流速を許容する。半透過性の膜(5)は繊維インサートの第1の横方向面(1)に対向して配置され、半透過性の膜はガスに対して実質上透過性で、液体ポリマーに対して実質上不透過性であり、更に真空源に連通する。分配層(4)は繊維インサート(3)の内部に配置されてその両側に繊維層を備え、半透過性の膜(5)対向した区域(6)により中断される。液体ポリマーは入口チャンネル(7、8)を介して分配層(4)へ導かれ、それによって、分配層(4)と第2の横方向面(2)との間に流れ最前線(9、10)を生じさせ、流れ最前線は上記区域(6)を通って半透過性の膜(5)の方へ移動する。

Description

本発明は請求項1の前段部分に係る方法に関する。
従って、本発明は、繊維材料のインサートを予めその中に配置したモールド空洞内に樹脂とも呼ばれる液体ポリマーが満たされ、真空がモールド空洞内で発生し、それによってポリマー内に引き込まれるような、VARTM(真空アシスト樹脂移送モールド成形)により繊維複合モールド成形物を製造する方法に関する。ポリマーは熱硬化性又は熱可塑性とすることができる。
真空注入は繊維複合モールド成形物をモールド成形するために使用されるプロセスであり、この場合、均一に分布した繊維はモールド部品の1つに層状化即ち積層され、これらの繊維は粗紡即ち繊維バンドの束、粗紡のバンド又はマットであり、マットは単一の繊維で作ったフェルトマット又は繊維粗紡で作った織ったマットである。続いて、しばしば弾性の真空バッグで作られる第2のモールド部品が繊維材料の頂部に配置される。モールド部品の内側と真空バッグとの間でモールド空洞内に真空(典型的には全真空の80ないし90%)を発生させることにより、液体ポリマーはその中に繊維材料を収容したモールド空洞内へ引き込まれ、モールド空洞を満たすことができる。入口チャンネルとも呼ばれるいわゆる分配層及び分配チャンネルは、ポリマーの分布をできる限り適切かつ有効に得るために、真空バッグと繊維材料との間で使用される。大半の場合、適用されるポリマーはポリエステル又はエポキシであり、繊維補強体は最もしばしばガラス繊維又は炭素繊維に基づく。
モールド充填プロセス中、真空チャンネルによりモールド空洞内で真空が発生し、この状態での真空は負圧として理解され、それによって、液体ポリマーはモールド空洞を満たすために入口チャンネルを介してモールド空洞内に引き込まれる。入口チャンネルから、流れの最前線が真空チャンネルの方へ移動するにつれて、ポリマーはモールド空洞内で発散する。従って、モールド空洞の完全な充填を得るためには、入口チャンネル及び真空チャンネルを最適に位置決めすることが重要である。しかし、全体のモールド空洞内でのポリマーの完全な分布を保証することはしばしば困難であり、従って、これはしばしばいわゆるドライスポット、即ち、繊維材料が樹脂により十分に含漬されないような領域を発生させる。従って、ドライスポットは、繊維材料が含漬されず、入口側での真空圧そして多分過度の圧力の制御によっては除去することが困難なエアポケットを生じさせることのあるような領域である。中実のモールド部品及び真空バッグの形をした弾性モールド部品を使用する真空注入に関して、ドライスポットは、モールド充填プロセスの後に、例えば、それぞれの位置で布を穿孔し、注射針によって空気を吸い出すことにより、修繕することができる。液体ポリマーは関連する位置で随意に注入することができ、これは、例えば、同様に注射針により行うことができる。これは時間を浪費し、退屈なプロセスである。大きなモールド成形物の場合、作業員は真空バッグ上に立たねばならず、特にポリマーが硬化していない場合は、これは望ましくない。その理由は、挿入された繊維材料を変形させることがあり、構造体を局部的に弱化させることがあるからである。
特許文献は真空圧力を分布させ、従って上述の問題を減少させるために半透過性の膜を使用する例を開示している。この関係において、半透過性の膜という用語は、ガスに対しては透過性であるが液体ポリマーに対しては不透過性である膜として理解されたい。従って、半透過性の膜が繊維インサート上に配置された場合、エアポケットを容易に除去することができる。
US2003/0011094A1号明細書は、そこを通して液体ポリマーが繊維インサートの片側で迅速に分散できるような分配層と、繊維インサートの反対側の半透過性の膜とを配置する方法を開示している。この方法の1つの欠点は、仕上がった本体がいかなる繊維をも伴わないか又はほんの少量の繊維を伴った外側の分配層を有し、従って、本体の曲げ剛性に対してかなりの程度まで貢献しないことである。
US2003/0011094A1号明細書 真空注入による比較的厚い繊維複合モールド成形物の製造に関しては、繊維インサートの内部に中間の分配層又は流れ層を配置することが知られており、それによって、液体ポリマーは分配層又は流れ層を通って繊維インサート内へ流入することができ、繊維材料内へ垂直に拡散できる。しかし、この方法は、エアポケットを包囲することのある複数の収斂する流れ最前線を生じさせることがあるので、ドライスポットに関して問題を生じさせることがある。
本発明の目的は、モールドを充填する時間及びドライスポットの危険性を減少させることのできる、真空注入により繊維複合材料の横長のシェル部材を製造する新規で改善された方法を提供することである。
本発明によれば、この目的は繊維インサートの内部に配置されてその両側に繊維層を備え、かつ区域を境界決めする分配層により達成され、この場合、区域はシェル部材の長手方向に延び、かつ半透過性の膜対向して位置し、液体ポリマーは入口チャンネルを通して分配層へ導かれ、それによって、分配層と第2の横方向面との間に流れ最前線を形成し、流れ最前線は区域を通って半透過性の膜の方へ移動する。初期には、液体ポリマーは分配層から垂直に移動する。分配層と半透過性の膜との間では、流れ最前線は膜に実質上直接向かって移動し、一方、半透過性の膜とは反対側の分配層の側部においては、流れ最前線は区域の方へ移動し、区域を通って半透過性の膜の方へ移動する。従って、区域は含漬されていない繊維材料を通る流れ最前線のための直接のアクセスを保証し、それによって、ドライスポットの危険性を大幅に減少させる。分配層を繊維インサート内に配置することにより、強靭な構造体を得ることができる。大きな曲げ剛性を備えた部材を得るために、繊維で補強された材料は重心軸線からできる限り離れて位置させるべきである。高透過性を有する分配層は曲げ剛性に対して大きくは貢献せず、従って、この材料を最外方に配置することは不利益となる。しかし、分配層を最外側に配置し、更に、分配層を繊維材料の内部に配置することは、モールド充填プロセスを一層更に改善するために望ましいことがある。しかし、分配層を繊維インサートの内部に配置した場合、付加的な分配層を極めて肉厚にする必要はない。半透過性の膜は、エアポケットの形成を回避しながら、空気の有効な排出を保証する。
好ましい実施の形態によれば、区域は分配層を2つの分配層領域に分割する中央区域であり、この場合、液体ポリマーは入口チャンネルを介して分配層領域へ導かれ、それによって、分配層と第2の横方向面との間に2つの流れ最前線を生じさせ、2つの流れ最前線は繊維インサートにおいて共通の流れ最前線として収斂し、この共通の流れ最前線は中央区域を通って半透過性の膜の方へ移動する。初期においては、液体ポリマーは2つの分配層領域から垂直に移動する。分配層と半透過性の膜との間では、流れ最前線は膜に実質上直接向かって移動し、一方、半透過性の膜とは反対側の分配層の側部においては、流れ最前線は第2の横方向面の方へ移動し、次いで中央区域の方へ内側に移動し、2つの分配層からの流れ最前線は遭遇し、中央区域を通って半透過性の膜の方へ上方に移動する。従って、中央区域は含漬されていない繊維材料を通る流れ最前線(単数又は複数)のための直接のアクセスを保証し、それによって、ドライスポットの危険性を大幅に減少させる。
分配層は、例えば、表面内にくぼみのように形成され、ブレードの長手方向に垂直に分配層の面に沿って延びるチャンネルを備えたバルサ材のような多孔性のコア材料で作ることができる。代わりに、分配層は高透過性を有するネット又は繊維マットで作ることができる。
本発明によれば、付加的な分配層は繊維インサートの第2の横方向面に配置することができる。これにより、2つの分配層からの流れ最前線がドライスポットを形成することなく収斂することを更に保証することができる。付加的な分配層は2つの分配層領域に分割される分配層よりも実質上一層薄くすることができる。
1つの実施の形態によれば、繊維インサートは風力タービンのブレードのためのブレードシェル半部分における長手方向の補強区分である主要な積層体で作ることができる。このような主要な積層体は風力タービンのブレードを剛直にし、風力タービンの作動中に大きな応力負荷を吸収する。風力タービンのブレード内の主要な積層体が大半の負荷を受けるので、ドライスポットの回避が望ましい。主要な積層体が大きな剛性を有するブレードを提供するので、含漬された繊維材料はブレードの中央軸線から更に離れ、繊維インサートの外側からある距離に位置する分配層が望ましい。
1つの実施の形態によれば、主要な積層体は10ないし100mm、20ないし80mm又は30ないし50mmの厚さを有し、30ないし200cm、40ないし150cm又は50ないし120cmの幅を有する。
有利な実施の形態によれば、半透過性の膜は、最大で、主要な積層体の幅と同じ厚さを有し、不透過性の真空バッグは半透過性の膜の各側部においてブレードシェル半部分の縁部へ延びる。随意には、真空バッグはブレードシェル半部分の一縁から半透過性の膜を横切ってブレードシェル半部分の第2の縁部へ延びる。
有利な実施の形態によれば、中央区域は100ないし200mm、120ないし180mm又は130ないし170mmの幅を有する。このような幅は可能な最大程度までの意図する効果を達成することを保証することが分かった。
真空チャンネルはブレードシェル半部分の縁部に沿って設けることができる。これにより、主要な積層体の各側部におけるブレードシェル半部分の部分は液体ポリマーで有効に 射出される。
好ましい実施の形態によれば、入口チャンネルは半透過性の膜の長手方向の縁部に沿って設けられる。これにより、液体ポリマーは分配層へ容易に流れることができ、主要な積層体内へ続くことができる。
特に有利な実施の形態によれば、前部、後部、中央の真空チャンネル及び2つの入口チャンネルを備えた横長の膜バッグが適用され、2つの入口チャンネルは真空チャンネルのそのそれぞれの側部で延び、真空チャンネルと対向する前部は半透過性の膜により形成され、入口チャンネルと対向する前部は液体ポリマーに対して透過性である。その結果、モールド充填プロセスを準備する時間を短縮することができる。その理由は、半透過性の膜及び入口チャンネルが1つの同じ仕事の流れにおいて互いに関して正確に配置できるからである。
特に有利な実施の形態によれば、膜バッグは、長手方向の真空チャンネルと長手方向の真空チャンネルの各側部において入口チャンネルを形成するように、例えば溶接により長手方向で結合された、半透過性の膜材料及び不透過性の布を有し、入口チャンネルの領域における半透過性の膜材料は液体ポリマーに対して透過性となるように穿孔される。このような膜バッグは製造が簡単である。真空チャンネルは離間層で満たすことができ、真空チャンネルが真空源との連通時に潰れないことを保証する。注入の完了時に、入口チャンネルが折り畳まれるので、入口チャンネル内の液体ポリマーは完全に引き出される。従って、液体ポリマーの浪費は可能な最大程度まで回避される。同時に、短時間で多量の液体ポリマーを注入することができる。
以下、図面に示す実施の形態を参照して、本発明を詳細に説明する。
真空注入により風力タービンのブレードのためのブレードシェル半部分を製造するモールドを通る図1の断面図は、完成したブレードシェル半部分の外部側に適合する頂部側を備えた中実のモールド部品18を示す。第1に、いわゆるゲルコートがモールド部品18の内側に配置され、このゲルコートは後で完成したブレードシェル半部分の外側を形成する。繊維材料3、22及びバルサ材12はゲルコートの頂部に配置される。ブレードの主要な積層体を形成する繊維インサート3はモールドの下方部分に配置され、上方に向いた第1の横方向の面1と、下方に向いた第2の横方向の面2とを有する。主要な積層体の第1の横方向の面1の頂部には、図3に一層詳細に示す膜バッグ23が配置され、この膜バッグは主要な積層体3に向かう半透過性の膜5を備えた真空チャンネル15と、2つの入口チャンネル7、8とを有する。穿孔チューブ16の形をした真空チャンネルはモールドのフランジに配置される。気密真空バッグ19は最も頂部に置かれ、中実のモールド部品18と共働してモールド空洞を画定する。真空バッグ19に最も近い繊維材料22と真空バッグ19との間で、いわゆる引き裂き層(図示せず)及び分配層(図示せず)を配置することができ、これらの層は全体のブレードシェル半部分の内表面に対する液体ポリマーの分布を保証する。半透過性の膜5の下方の領域においては、分配層は省略されている。モールド充填プロセス中、真空チャンネル15、16は真空源に連通し、入口チャンネル7、8は液体ポリマーを備えたポリマー源に連通する。真空チャンネル2内の真空は中実のモールド部品1と真空バッグ19との間でモールド空洞内に真空を発生させる。その結果、ポリマーは入口チャンネル7、8を通ってモールド空洞内へ引き込まれる。それによって、ポリマーは繊維材料3、22内へ拡散し、その材料を含漬する。硬化が完了したとき、真空バッグ19及び膜バッグ23並びに分配層及び引き裂き層(図示せず)が除去される。
繊維材料で作った縁補強体20、21は図1の左手側に示すブレードシェル半部分の前縁即ち前端縁部及び図1の右手側に示すブレードシェル半部分の後縁即ち後端縁部に配置される。図1から明らかなように、モールド空洞の一部は、主要な積層体3と縁補強体20、21との間の領域において、プレート状のバルサ材12により満たされる。バルサ材料のこの平坦な部片は多孔性であり、従って、液体ポリマーに対して透過性である。バルサ材の分配層4は主要な積層体3の内部に配置され、2つの分配層領域4a、4bを有し、これらの領域はブレードシェル半部分の長手方向に延びる中央区域6により分割される。図からは明らかではないが、バルサ材の分配層領域4a、4bは、表面内でくぼみのように形成され、かつブレードシェル半部分の長手方向に対して垂直に及びその長手方向に分配層の面内で延びるチャンネルを具備する。これらのチャンネルは、液体ポリマーが分配層の面において迅速に流れることができるのを保証する。
モールド空洞内の真空のため、モールド充填プロセス中、液体ポリマーは入口チャンネル7、8からモールド空洞内へ流れる。真空チャンネル16は液体ポリマーをブレードシェル半部分の前縁及び後縁の方へ引き込み、真空チャンネル15は液体ポリマーを主要な積層体の繊維インサート3内へ引き込む。
図2a−2fは、モールド充填プロセス中に、主要な積層体の繊維材料3が液体ポリマーによりどのように含漬されるかを示す。分配層領域4a、4bは主要な積層体の脇でバルサ材領域と一体的に形成されるか又はこれらの領域に接続され、主要な積層体の中央においては、これらの層領域はいかなる分配材料をも含まない中央の長手方向区域6により分割される。従って、この区域6は、分配層4とは反対側でその下方の領域と同じ繊維材料で満たされる。半透過性の膜5とは反対側の主要な積層体3の繊維挿入側は高透過性のガラス繊維層の形をした付加的な分配層11を具備し、これは、液体ポリマーがこの層11を通って繊維材料3よりも一層迅速に流れることができることを意味する。この付加的な分配層11はゲルコートに直接当接できるか又は繊維材料の薄い層の頂部に位置することができる。
図2bはモールドを充填するプロセスの開始を示す概略図であり、この場合、入口チャンネル7、8は暗い色で示す液体ポリマー17で満たされる。図2cにおいては、バルサ材12及び分配層領域4a、4bは液体ポリマー17で浸されている。図2dでは、ポリマーの流れ最前線9、10は繊維材料3内へ移動してしまっている。図2eにおいては、流れ最前線9、10は共通の流れ最前線に収斂し、これは、図2fと比較した場合、半透過性の膜5の方へ上方に移動する。半透過性の膜5は、分配層4の頂部上の流れ最前線9、10が中央区域6の領域において互いに接触せずに膜の方へ実質上垂直に移動するのを保証する。分配層4の下方においては、流れ最前線9、10は分配層4に平行に移動し、中央区域6の下方で互いに結合する。続いて、収斂する流れ最前線は中央区域6を通って膜5の方へ上方に移動する。従って、いかなる分配層をも有しない中央区域6は、ドライスポット又はエアポケットが繊維インサート3内で生じないことを意図する。
付加的な流れ層は、エアポケット又はドライスポットが区域6の下方の領域において生じるように流れ最前線9、10が収斂しないことを保証するのを助ける。
図1、2においては、分配層4はバルサ材で作られるが、例えば高透過性及び大容量を備えた緩く織ったガラス繊維マット又は同様のネット構造体のような、正常な流れ特性を有する任意の他の材料で同様に作ることができる。
含漬プロセスに関しては、エアポケットが主要な積層体3の内部に生じないことを保証することが極めて重要であり、特に、重要な方策は、樹脂が入口チャンネル7、8から分配層4すなわち2つの分配層領域4a、4bまで迅速に導かれることである。例えば、これは、適当な流れ特性を保証する材料を使用することにより、保証される。例えば、繊維材料は典型的には、繊維材料の面を横切る樹脂の流れ時間をその面に沿った樹脂の流れ時間よりも速くさせる構造を有する。従って、樹脂は入口チャンネル7、8から最上方の繊維材料22を通ってバルサ材12へ下方に向かって一層迅速に(又は比較的迅速に)導かれ、長い時間にわたって真空チャンネル15の方へ導かれる。これは更に、比較的薄い繊維材料22により保証される。異なる方向において高透過性を備えた材料を使用することにより及びこのような材料を適正に位置決めすることにより、異なる方向において正しい流れ特性が保証される。
バルサ材12は多孔性であり、更に、バルサ材は典型的には2つの繊維材料層22間でブレードシェル半部分の長手方向に及びその横断方向に延びるチャンネルを有するように形状づけられる。チャンネルは例えば透過性の布又はネット上にバルサ材ブロックを配置することにより形成できる。このようなバルサ材ブロックは例えば、異なるチャンネルが互いに25mmの間隔で位置するように、配置することができる。従って、バルサ材層12は適切な流れ特性を保証し、樹脂は入口チャンネル7、8から分配層領域4a、4bへ迅速に導かれる。
また、入口チャンネル7、8から分配層領域4a、4bへ樹脂を迅速に導くための上述のバルサ材層の代わりに、別の分配層又は他の分配手段を使用することができる。この関係において、分配層又は分配手段が適切な流れ特性を保証することが重要である。したがって、入口チャンネル7、8が例えばチャンネル又は穴により分配層領域4a、4bに直接連通するような実施の形態も可能である。
含漬プロセス中にエアポケットが生じないことを保証するためには、主要な積層体3の厚さ及び区域6の幅が互いに関して適切に寸法決めされることが更に重要である。したがって、区域6の幅は、分配層領域4a、4bと主要な積層体3の第2の横方向の面2との間の主要な積層体3の部片の厚さよりも、大きく、例えば2ないし3倍大きく、典型的にはほぼ5倍大きくしなければならない。繊維インサートを有する主要な積層体3は、樹脂が、第1及び第2の横方向の面1、2間の方向において、これらの2つの横方向の面1、2に平行な方向におけるよりも一層速く流れることを保証する。これにより、樹脂は、分配層領域4a、4bから、分配層領域4a、4bと主要な積層体3の第1の横方向の面1との間及び分配層領域4a、4bと主要な積層体3の第2の横方向の面2との間にそれぞれ位置する主要な積層体3の領域を通って比較的迅速に導かれ、一方、流れ最前線9、10は中央区域6に向かって比較的ゆっくり導かれる。従って、最終的には、流れ最前線は中央区域6を通って膜の方へ上方に移動する収斂する流れ最前線を形成する。
図3は膜バッグ23を通る一層詳細な概略断面図を示す。膜バッグは4つの長手方向の溶接シームに沿ってガス不透過性の布24と一緒に溶接された半透過性の膜5を有する。従って、長手方向中央の真空チャンネル15及びこの中央の真空チャンネルの側部に沿って長手方向に延びる2つの入口チャンネル7、8が形成されている。入口チャンネル7、8を備えた領域においては、半透過性の膜5は液体ポリマーに対してこれを透過性にする孔14を具備する。その間に真空が真空チャンネル15内で発生するようなモールド充填プロセス中に膜15及び布14が潰れないことを保証するために、三次元ネット等の形をした離間材料を真空チャンネル15内に配置することができる。入口チャンネル7、8はそこを通しての大量の液体ポリマーの通過を許容するように寸法決めすることができる。モールド充填プロセスの完了時に、ポリマー源は真空源の閉鎖前に閉じられ、その結果、入口チャンネル7、8から液体ポリマーを容易に空にすることができる。これはポリマーの浪費を減少させる。この真空バッグは、真空バッグが全体の繊維インサートの頂部上に配置される前に、主要な積層体の頂部上に迅速かつ容易に配置することができる。
ここに示す実施の形態によれば、半透過性の膜5の幅は主要な積層体3の幅と全く一致する。しかし、半透過性の膜5の幅はまた主要な積層体よりも小さくできるが、最小としては、この幅は、エアポケットが発生しないことを保証するために、長手方向の区域6の幅に対応しなければならない。理論的には、真空膜の代わりに、幅広い真空チャンネルを中央の長手方向区域6の反対側に配置することができるが、この場合、収斂する流れ最前線が真空チャンネルに「当たらない」場合は、エアポケットの形成の危険性が増大する。
ここに示す実施の形態では、入口チャンネルは膜バッグ内に含まれる。代わりに、それ自体既知のΩ形状のプロフィール本体又は穿孔チューブを適用することができる。真空チャンネル16もまたΩ形状のプロフィール本体又は穿孔チューブのように形成することができる。穿孔真空チューブを使用する場合、チューブは随意には、チューブの内部を延びて真空によるチューブの潰れを阻止する螺旋状の剛性体により補強することができる。
この説明から、当業者なら、いかなる分配層をも伴わずに区域により中断された中間の分配層が本発明の主要な目的であることは明白である。この区域の幅は任意のモールド成形について試験により決定することができる。ここに示す実施の形態によれば、分配層4は中央区域6により分割された2つの分配層領域4a、4bを含む。しかし、分配層4はまた1つの分配層領域のみを有することができ、このとき、区域6がこの分配層と繊維インサートの一端との間に配置される。
符号のリスト
1 主要な積層体の第1の横方向面
2 主要な積層体の第2の横方向面
3 繊維インサート/主要な積層体
4 分配層
4a 第1の分配層領域
4b 第2の分配層領域
5 半透過性の膜
6 中央区域
・ 入口チャンネル
9、10 流れ最前線
11 付加的な分配層
12 バルサ材
13 溶接シーム
14 孔
15 真空チャンネル
16 付加的な真空チャンネル
17 液体ポリマー
18 中実のモールド部品
19 真空バッグ
20 前縁の補強体
21 後縁の補強体
22 繊維材料
23 膜バッグ
24 ガス不透過性の布
本発明に係る方法を実行するための構成の概略断面図である。 図2a−2fは本発明に係る方法を実行することにより、繊維インサート内で液体ポリマーがどのように拡散するかを示す概略断面図である。 本発明に係る方法を実行するための膜バッグを示す図である。

Claims (15)

  1. 真空注入により繊維複合材料で作った横長のシェル部材を製造する方法であって、上記繊維材料が液体ポリマーで含漬され、第1の横方向面(1)及び第2の横方向面(2)を備えた繊維インサート(3)をその中に配置するモールド空洞を有するモールドが適用され、上記繊維インサートが更に複数の繊維層と分配層(4)とを有し、同分配層が上記繊維層よりも大きな上記液体ポリマーの流速を許容し、半透過性の膜(5)が当該繊維インサートの上記第1の横方向面(1)に対向して配置され、同半透過性の膜がガスに対して実質上透過性で、液体ポリマーに対して実質上不透過性であり、更に真空源に連通するような方法において、
    上記分配層(4)が上記繊維インサート(3)の内部に配置されてその両側に繊維層を有し、かつ区域(6)により中断され、同区域が上記シェル部材の長手方向に延び、上記半透過性の膜(5)に対向して位置決めされ、液体ポリマーが入口チャンネル(7、8)を介して当該分配層(4)へ導かれ、それによって、該分配層(4)と上記第2の横方向面(8)との間に流れ最前線(9、10)を生じさせ、同流れ最前線が上記区域(6)を通って当該半透過性の膜(5)の方へ移動することを特徴とする方法。
  2. 液体ポリマーが上記分配層(4)と上記入口チャンネル(7、8)との間に位置する中間の分配層(12)を介して当該入口チャンネル(7、8)から当該分配層(4)へ導かれることを特徴とする請求項1に記載の方法。
  3. 上記入口チャンネル(7、8)と上記分配層(4)との間での上記繊維インサート(3)の繊維材料(22)の厚さは、液体ポリマーが上記繊維材料(22)を優先的に通って上記区域(6)の方へ流れる前に、液体ポリマーが当該分配層(4)へ導かれるように、制限されることを特徴とする請求項1又は2に記載の方法。
  4. 上記入口チャンネル(7、8)と上記分配層(4)との間の1又はそれ以上のチャンネルのような直接接続を介して、液体ポリマーが当該入口チャンネル(7、8)から当該分配層(4)へ導かれることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の方法。
  5. 上記区域(6)が上記分配層(4)を2つの分配層領域(4a、4b)に分割する中央区域(6)であり、液体ポリマーが上記入口チャンネル(7、8)を介して上記2つの分配層領域(4a、4b)へ導かれ、それによって、当該分配層(4)と上記第2の横方向面(2)との間に2つの流れ最前線(9、10)を生じさせ、同流れ最前線が、上記中央区域(6)を通って上記半透過性の膜(5)の方へ移動する共通の流れ最前線(9、10)へ、上記繊維インサート(3)内で収斂することを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載の方法。
  6. 付加的な分配層(11)が上記繊維インサート(3)の上記第2の横方向面(2)に配置されることを特徴とする請求項1ないし5のいずれかに記載の方法。
  7. 上記中間の分配層(12)が更に実質上上記付加的な分配層(11)まで延びることを特徴とする請求項6に記載の方法。
  8. 上記繊維インサート(3)が風力タービンのブレードのためのブレードシェル半部分内における長手方向の補強区分である主要な積層体を形成することを特徴とする請求項1ないし7のいずれかに記載の方法。
  9. 上記主要な積層体(3)が10ないし100mm、20ないし80mm又は30ないし50mmの厚さを有し、30ないし200cm、40ないし150cm又は50ないし120cmの幅を有することを特徴とする請求項8に記載の方法。
  10. 上記半透過性の膜(5)が、最大で、上記主要な積層体の幅と同じ厚さを有し、不透過性の真空バッグ(19)が当該半透過性の膜(5)の各側部において上記ブレードシェル半部分の縁部へ延びることを特徴とする請求項9に記載の方法。
  11. 上記区域(6)が100ないし200mm、120ないし180mm又は130ないし170mmの幅を有することを特徴とする請求項10に記載の方法。
  12. 真空チャンネル(16)が上記ブレードシェル半部分の縁部に沿って設けられることを特徴とする請求項8ないし11のいずれかに記載の方法。
  13. 入口チャンネル(7、8)が上記半透過性の膜(5)の長手方向の縁部に沿って設けられることを特徴とする請求項8ないし12のいずれかに記載の方法。
  14. 前部、後部、中央の真空チャンネル(15)及び2つの入口チャンネル(7、8)を備えた横長の膜バッグが適用され、上記2つの入口チャンネルが上記真空チャンネル(15)のそのそれぞれの側部で延び、当該真空チャンネル(15)と対向する上記前部が上記半透過性の膜(5)により形成され、当該入口チャンネル(7、8)と対向する上記前部が液体ポリマーに対して透過性であることを特徴とする請求項13に記載の方法。
  15. 上記膜バッグ(23)が、上記長手方向の真空チャンネル及び当該長手方向の真空チャンネル(15)の各側部において上記入口チャンネル(7、8)を形成するように例えば溶接により長手方向で結合された、半透過性の膜材料(5)及び不透過性の布(24)を有し、上記入口チャンネル(7、8)の領域における上記半透過性の膜材料が液体ポリマーに対して透過性となるように穿孔されることを特徴とする請求項14に記載の方法。
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