JP2008521350A - Tdd通信システムのためのオープン・ループ・レート制御 - Google Patents

Tdd通信システムのためのオープン・ループ・レート制御 Download PDF

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Abstract

【課題】TDD通信システムのためのオープン・ループ・レート制御。
【解決手段】TDD通信システムにおいてオープン・ループ・レート制御を実行するための技術が記載される。第1のリンクのチャネル品質は、第1のリンクを介して受信された伝送に基づいて推定される。第2のリンクのチャネル品質は、第1のリンクの推定されたチャネル品質及び非対称パラメータに基づいて推定される。第2のリンクを介したデータ伝送のための少なくとも1つのレートは、第2のリンクの推定されたチャネル品質に基づいて選択される。各リンクに対して推定されたチャネル品質は、そのリンク上の伝送チャネルのセットに関するSNR推定値のセットにより与えられることができる。非対称パラメータは、(1)送信局及び受信局の能力(例えば、伝送パワー、受信機ノイズ指数、及びアンテナの数)又は(2)第1のリンク及び第2のリンクに関する受信SNRに基づいて決定されることができる。
【選択図】図3

Description

本特許出願は、米国特許仮出願番号第60/628,785号、名称“TDD通信システムのためのオープン・ループ・レート制御(Open-Loop Rate Control for a TDD Communication System)”、2004年11月16日出願、及び米国特許仮出願番号第60/663,419号、名称“TDD通信システムのためのオープン・ループ・レート制御(Open-Loop Rate Control for a TDD Communication System)”、2005年3月17日出願、に優先権を主張し、両者とも本出願の譲受人に譲渡され、引用によって本明細書中に明白に取り込まれている。
本発明は、一般に通信に係り、そしてより具体的に通信システムのためのレート制御に関する。
無線通信システムにおいて、送信局は、1又はそれより多くのデータ・ストリームに対するトラフィック・データを処理し、1又はそれより多くの変調された信号を発生させ、そして受信局へ無線チャネルを介して(複数の)変調された信号を伝送する。(複数の)変調された信号は、例えば、フェーディング、マルチパス、及び干渉効果のような様々な有害なチャネル状態を経験することがある。受信局は、(複数の)変調された信号を受け取り、そして1又はそれより多くの受信した信号を処理してトラフィック・データを再生する。
レート制御は、受信局へ送信局によって送られた各データ・ストリームに対するレートを制御するための処理を呼ぶ。“レート”は、特定のデータ・レート、特定のコーディング体系又はコード・レート、特定の変調体系、及びデータ・ストリームのために使用するその他のものに関係付けられることができる。レート制御は、チャネル状態に基づいて各データ・ストリームに対する目標パケット・エラー・レート(PER:packet error rate)を満足させつつ、可能な限り高いレートを選択することを試み、その結果、データ・ストリームは、信頼性良く受け取られることができる。
レート制御は、多くの場合クローズド・ループ方式で実行される。クローズド・ループ・レート制御に関して、送信局は、一般的に受信局によってチャネル品質を推定するために使用されるパイロットを伝送する、チャネル品質は、信号−対−ノイズ−及び−干渉比(SNR:signal-to-noise-and-interference ratio)により定量化されることができる。受信局は、それから推定されたチャネル品質に基づいて1又はそれより多くのレートを選択し、そして選択された(複数の)レートを送信局に送り返す。送信局は、選択された(複数の)レートに基づいてトラフィック・データを処理する。
クローズド・ループ・レート制御は、一般に効果的であるが、常に利用可能であるとは限らないことがある。その上、クローズド・ループ・レート制御に伴ういくつかの不都合がある。第一に、送信局は、受信局にパイロットを伝送するためにシステム・リソースを消費する、そして受信局は、選択された(複数の)レートを送り返すためにシステム・リソースを消費する。第二に、さらなる遅延が、パイロットを伝送するために送信局に対して、そして選択された(複数の)レートを送り返すために受信局に対して、一般的にもたらされる。
それゆえ、クローズド・ループ・レート制御が利用可能でない時に、又はより少ないシステム・リソース、例えば、チャネル品質を伝達するための伝送オーバーヘッド、を使用してそしてより少ない遅延で良い出来栄えが望まれる時に、レート制御を実行するための技術に関してこの分野における必要性がある。
[サマリー]
時分割二重化(TDD:time division duplexed)通信システムにおいてオープン・ループ・レート制御を実行するための技術が、本明細書中に記載される。本明細書の実施形態にしたがって、プロセッサ及びコントローラを含む装置が、説明される。プロセッサは、第1の通信リンクを介して受信した伝送(例えば、パイロット伝送)に基づいて該第1の通信リンクのチャネル品質を推定する。コントローラは、該第1のリンクの該推定されたチャネル品質及び該第1のリンクと該第2のリンクとのチャネル品質との差を表す非対称パラメータに基づいて第2の通信リンクのチャネル品質を推定する。
別の1つの実施形態にしたがって、プロセッサ及びコントローラを含む装置が、説明される。プロセッサは、第1のリンクを介して受信した伝送に基づいて該第1のリンク上の第1のセットの伝送チャネルに関する第1のセットのSNR推定値を導出する。コントローラは、該第1のセットのSNR推定値及び非対称パラメータに基づいて第2のリンク上の第2のセットの伝送チャネルに関する第2のセットのSNR推定値を導出する。コントローラは、さらに該第2のセットのSNR推定値に基づいて該第2のセットの伝送チャネルに対して1セットのレートを選択する。
さらに別の1つの実施形態にしたがって、プロセッサ及びコントローラを含む装置が、説明される。プロセッサは、第1のリンクを介して受信した伝送に基づいて該第1のリンクに関する少なくとも1つのSNR推定値を導出する。コントローラは、該第1のリンクに関する該少なくとも1つのSNR推定値に基づいて第2のリンクに関する少なくとも1つのSNR推定値を導出する。コントローラは、さらに該第2のリンクに関する該少なくとも1つのSNR推定値に基づいて該少なくとも1つのデータ・ストリームに対して少なくとも1つのレートを選択し、そして該少なくとも1つのデータ・ストリーム中のパケットに対して受信したフィードバックに基づいて該少なくとも1つのデータ・ストリームの伝送を調節する。
さらに別の1つの実施形態にしたがって、コントローラ並びに第1及び第2のプロセッサを含む装置が、説明される。第1のプロセッサは、第1のリンクを介して受信したパイロット伝送に基づいて該第1のリンク上の第1の伝送チャネルの第1のセットの副帯域に対するSNRを決定する。コントローラは、該第1の伝送チャネルに関する該受信SNRに基づいて第2のリンク上の第2の伝送チャネルの第2のセットの副帯域の中の少なくとも1つの副帯域を選択する。第2のプロセッサは、該第2の伝送チャネルの該少なくとも1つの副帯域上の伝送のためにデータを処理する。
本開示の様々な他の態様及び実施形態が、以下にさらに詳細に記載される。
[詳細な説明]
用語“具体例の”は、“例、事例、又は実例として働くこと”を意味するように本明細書中では使用される。“具体例の“として本明細書中で記載されたいずれの実施形態も、その他の実施形態よりも好ましい又は優位であるとして解釈される必要はない。
本明細書中で記載されるオープン・ループ・レート制御技術は、単一入力単一出力(SISO:single-input single-output)システム、単一入力多元出力(SIMO:single-input multiple-output)システム、多元入力単一出力(MISO:multiple-input single-output)システム、及び多元入力多元出力(MIMO:multiple-input multiple-output)システムに対して使用されることができる。MIMOシステムは、データ伝送のために送信局において複数(T個)の送信アンテナを、受信局において複数(R個)の受信アンテナを採用する。T個の送信アンテナ及びR個の受信アンテナにより形成されるMIMOチャネルは、S個の空間チャネルへと分解されることができる、ここで、S≦min{T,R}である。以下の説明の多くは、MIMOシステムに関してである。
オープン・ループ・レート制御技術は、同様に、単一キャリア・システム及び多重キャリア・システムに対して使用されることができる。複数のキャリアは、直交周波数分割多重化(OFDM:orthogonal frequency division multiplexing)又はある種の別の多重キャリア変調技術を用いて得ることができる。OFDMは、全システム帯域幅を複数(K個)の直交周波数副帯域へと区分し、副帯域は、同様に、トーン、サブキャリア、ビン、又は周波数チャネルとも呼ばれる。OFDMを用いて、各副帯域は、データとともに変調されることがあるそれぞれのサブキャリアに関係付けられる。OFDMを利用するMIMOシステムに関して、それはMIMO−OFDMシステムと呼ばれる、S個の空間チャネルが、K個の副帯域の各々に対して利用可能である。S個の広帯域空間チャネルは、K個の副帯域の空間チャネルを用いて形成されることができる。
明確にするために、以下の説明は、1つのデータ・ストリームが、各伝送チャネル上に送られると想定する。伝送チャネルは、MIMOシステムにおける空間チャネル、固有モードを伝送するMIMOシステムにおける直交空間チャネル(すなわち、固有モード)、MIMO−OFDMシステムにおける広帯域空間チャネル、固有モード上に伝送するMIMO−OFDMシステムにおける広帯域固有モード、及びその他であり得る。伝送チャネルは、しかも、並列チャネル、データ・チャネル、トラフィック・チャネル、物理チャネル、又はある種の他の用語とも呼ばれることがある。
校正されたTDD MIMOシステムに関して、2つの局の間の無線チャネルの応答は、互いに逆であると仮定することができる。そのように、行列が局Aから局Bへのチャネル応答を表す場合に、逆チャネルは、局Bから局Aへのチャネル応答が で与えられことを意味する、ここで、 は、の転置行列を示す。逆チャネルに関して、全体のパス損失、シャドーイング、マルチパス、フェーディング、及びその他の変化は、無線チャネルの2つのリンクに対して同一であると仮定することができる。この相反性は、オープン・ループ・レート制御のために活用されることができる。
局Aから局Bへのリンクは、リンク(A,B)と表示されることができ、そして局Bから局Aへのリンクは、リンク(B,A)と表示されることができる。局Aに関して、リンク(A,B)は、送信リンクであり、そしてリンク(B,A)は、受信リンクである。局Bに関して、リンク(B,A)は、送信リンクであり、そしてリンク(A,B)は、受信リンクである。チャネル状態が関心のある時間インターバルのあいだに変化しないと想定して、局Bからの伝送に対して局Aにおいて観測されるSNRが局Aからの伝送に対して局Bにおいて観測されるSNRと同じである場合に、リンク(A,B)及びリンク(B,A)は、対称的であると考えられる。例えば、送信機ユニットと受信機ユニットの特性がこれらの2つの局に関して同じである場合に、対称リンクは、2つの局A及び局Bに対して実現されることができる。
実際には、対称リンクは、製造の変動、構成部品の許容差、等の様々な要因のために実現することが困難であることがある。その上、異なる局は、異なる能力、例えば、異なる伝送パワー・レベル、受信機ノイズ指数、アレイ配列(array dimension)、等で製造されることがある。その結果、局A及び局Bに対するリンクは、以下に説明されるように、対称でないことがあり得る。
表1は、局A及び局Bに関する具体例の能力を示す。
Figure 2008521350
表1に示された例に関して、局Aが無損失チャネル上に全出力で伝送したときに局Bにおいて観測される受信信号レベル(RSL:received signal level)は、次式のように計算されることができる:
RSL(A→B)=17dBm−10dB+10log10(2)=10dBm
式(1)。
局Aが無損失チャネル上に全出力で伝送したときに局Bにおいて観測されるRSLは、次式のように計算されることができる:
RSL(B→A)=14dBm−6dB+10log10(4)=14dBm
式(2)。
非対称パラメータASYM(t、r)は、(1)局tが既知のチャネル上に既知の出力レベルで伝送するときに局rにおいて観測されるSNRと(2)局rが伝送するときに局tにおいて観測されるSNRとの間の差として定義されることができる。上に説明された例に関して、局A及び局Bに対する非対称パラメータは、次式のように計算されることができる:
ASYM(A,B)=RSL(A→B)−RSL(B→A)=−4dB,そして
式(3)
ASYM(B,A)=RSL(B→A)−RSL(A→B)=4dB
式(4)。
リンクが対称であるときには、非対称パラメータは、次式のように与えられることができる:
ASYM(B,A)=ASYM(A,B)=0dBm 式(5)。
リンクが非対称であるときには、表1に示された例に対するケースであるように、非対称パラメータは、ゼロでなく、そして他の局からの伝送に対して2つの局により観測されるSNRの差によって決定される。ASYM(t,r)パラメータについての正の値は、局rによって観測される局tからのSNRが、局tによって観測される局rからのSNRよりも高いことを示す。逆に、ASYM(t,r)パラメータについての負の値は、局rによって観測される局tからのSNRが、局tによって観測される局rからのSNRよりも低いことを示す。
もし非対称パラメータが既知であるならば、各局は、その局が他の局へデータを伝送するために使用することができるレートをその受信者から直接推測することができる。例えば、もし局Aが局Bへパイロット及び/又はデータを伝送するのであれば、局Bは、局Aから受信されるパイロット及び/又はデータに基づいてリンク(A,B)上の各伝送チャネルに関するSNRを推定できる。局Bは、その後、次式のようにリンク(B,A)上の各伝送チャネルに関するSNRを推定できる:
Figure 2008521350
ここで、γ(A,B)はリンク(A,B)上の伝送チャネルmに関するSNR測定値であり、そして、
γ^(B,A)はリンク(B,A)上の伝送チャネルmに関するSNR推定値である。
局Bは、以下に説明されるように、受信したパイロット及び/又はデータに基づいてリンク(A,B)上の伝送チャネルに関するSNR推定値を導出できる。局Bは、次に、式(6)に示されるように、リンク(A,B)に関するSNR推定値及びASYM(A,B)パラメータに基づいてリンク(B,A)上の伝送チャネルに関するSNR推定値を導出できる。局Bは、次に、リンク(B,A)に関するSNR推定値を使用することができ、局Aにリンク(B,A)上の伝送チャネルを介して送られるデータ・ストリームに対する好適なレートを選択できる。
同様に、もし局Bが局Aへパイロット及び/又はデータを伝送するのであれば、局Aは、局Bから受信されるパイロット及び/又はデータに基づいてリンク(B,A)上の各伝送チャネルに関するSNRを推定できる。局Aは、その後、次式のようにリンク(A,B)上の各伝送チャネルに関するSNRを推定できる:
Figure 2008521350
ここで、γ(B,A)はリンク(B,A)上の伝送チャネルmに関するSNR測定値であり、そして、
γ^(A,B)はリンク(A,B)上の伝送チャネルmに関するSNR推定値である。
局Aは、リンク(A,B)上の各伝送チャネルmに対する好適なレートを選択するためにγ^(A,B)を使用することができる。
ASYMパラメータは、種々の方法で各リンクに対して決定されることができる。1つの実施形態では、局A及び局Bは、シグナリングを介してそれらの能力(例えば、伝送パワー、ノイズ指数、及びアンテナの数)を交換する。各局は、その後、両方の局の能力に基づいてその受信リンクに関するASYMパラメータを計算できる。別の1つの実施形態では、各局は、別の局によって既知の出力レベルで伝送されたパイロットに基づいてその受信リンクに関する受信SNRを測定し、そして別の局に受信SNRを送る。各局は、次に、2つのリンクに関する受信SNR及び2つのリンク上で送られる出力レベルに基づいてASYMパラメータを計算できる。さらに別の1つの実施形態では、ASYMパラメータは、何の初期メッセージ交換なしに受信機フィードバックに基づいて決定される。ASYMパラメータは、ASYM(A,B)=0として初期化されることができる。局Bが局Aに伝送するときに、局Aは、γ^(B,A)=γ(A,B)−ASYM(A,B)としてSNR推定値を計算する、ここで、ASYM(A,B)は、初期にはゼロである。局Aからのフィードバックは、所望のパケット・エラー・レートを達成するためにASYMパラメータを調節するために使用される。局Aからのフィードバックは、MACレイヤによって与えられるACK/NAK又は別のタイプのフィードバック(例えば、リアル・タイム制御プロトコル(RTCP:real time control protocol)フレーム)であり得る。
多くのケースでは、各リンクに関するASYMパラメータは、一定値又は変化のない値である。これらのケースに関して、ASYMパラメータは、各リンクに対して1回決定されることができ、そしてそのリンクを介して送られる引き続く全てのデータ伝送に対して使用されることができる。しかしながら、ASYMパラメータがそこで変化する状況があり得る。例えば、局のダイナミック・レンジは、異なることがあり、そして非直線性は、実際に受信された信号レベルに応じてASYMパラメータの値を変化させることがある。しかも、環境温度は、受信機ノイズ指数に影響することがある。別の1つの例として、送信機チェーン及び受信機チェーンにおける異なる位相ノイズ特性は、同様に、受信SNRの関数としてASYMパラメータに影響を与えることがある。これらのケースでは、ASYMパラメータの変化及び/又はエラーは、以下に説明されるように、外部ループによって考慮されることができる。
図1は、1又はそれより多くの実施形態にしたがってオープン・ループ・レート制御のために送信局によって実行されるプロセス100を示す。最初に、情報は、ASYMパラメータを決定するために受信局と交換されることができる(ブロック112)。上に説明したように、ASYMパラメータが何の初期メッセージの交換なしに決定される場合に、ブロック112は、省略されることもある。その後で、第1の通信リンク上の第1の伝送チャネルのチャネル品質は、第1の通信リンクを介して受信したパイロット伝送及び/又はデータ伝送に基づいて推定される(ブロック114)。第2の通信リンク上の第2の伝送チャネルのチャネル品質は、それから第1の伝送チャネルに対して推定されたチャネル品質及びASYMパラメータに基づいて推定される(ブロック116)。レートは、第2の伝送チャネルに対して推定されたチャネル品質に基づいて第2の伝送チャネルに対して選択される(ブロック118)。レート、ASYMパラメータ、及び/又はレート調節パラメータは、第2の通信リンクを介して送られるデータ伝送の出来栄えに基づいて調節されることができる(ブロック120)。
図2は、1又はそれより多くの実施形態にしたがってTDDシステムにおいてオープン・ループ・レート制御を実行するためのプロセス200を示す。最初に、局A及び局Bは、直接関係する情報を交換する、その結果、各局は、その受信リンクに関するASYMパラメータを決定できる(ブロック210及び212)。ブロック210及び212は、(例えば、システム・アクセス又は登録の間に)1回、定期的に、又は必要なときはいつでも実行されることができる。
その後で、局Aから局Bへのデータ伝送のために、局Bは、リンク(B,A)上でパイロットを伝送する(ブロック214)。局Aは、パイロットを受け取り、そして以下に説明されるように、リンク(B,A)上の伝送チャネルに関するSNR推定値を導出する(ブロック216)。局Aは、次に、リンク(B,A)に関するSNR推定値及びASYMパラメータに基づいてリンク(A,B)上の伝送チャネルに関するSNR推定値を導出する(ブロック218)。局Aは、これらの伝送チャネルに関するSNR推定値に基づいてリンク(A,B)上の伝送チャネルに対するレートを選択する(ブロック220)。局Aは、次に、リンク(A,B)上の伝送チャネルを介して選択されたレートでデータ・ストリームを伝送する(ブロック222)。
局Bは、局Aからのデータ・ストリームを受け取り、そしてこれらのデータ・ストリーム中で送られたパケットを復号する(ブロック224)。局Bは、正しく復号されたパケット(すなわち、良いパケット)に対して肯定的受領通知(ACK:acknowledgment)を及び/又はエラーを含んで復号されたパケット(すなわち、消去された(erased)パケット)に対して否定的受領通知(NAK:negative acknowledgement)を送ることができる(ブロック226)。局Aは、ACK/NAKフィードバックを受け取り、そしてACK/NAKフィードバックに基づいてASYMパラメータ、レート、及び/又はレート調節パラメータを調節する(ブロック228)。局Aは、ブロック228において決定された調節に基づいてデータ・ストリームの伝送を調節する。
図3は、1又はそれより多くの実施形態にしたがった局A310及び局B350のブロック図を示す。ダウンリンク伝送に関して、局Aは、アクセス・ポイントであり、局Bは、ユーザ端末であり、リンク(A,B)は、ダウンリンクすなわち順方向リンクであり、そしてリンク(B,A)は、アップリンクすなわち逆方向リンクである。アップリンク伝送に関して、局Aは、ユーザ端末であり、局Bは、アクセス・ポイントであり、リンク(A,B)は、アップリンクであり、そしてリンク(B,A)は、ダウンリンクである。ピア・ツー・ピア伝送に関して、局A及び局Bは、2つのユーザ端末であり得る。
局Aにおいて、レート・セレクタ/コントローラ334は、局Bに送られようとしているM個のデータ・ストリームの各々に対するレートを選択する、ここで、M≧1である。M個のデータ・ストリームは、そのデータ・ストリームがそこで伝送される方法及び/又はチャネル状態に応じて、同じレートで又は異なるレートで送られることができる。送信(TX)データ・プロセッサ320は、トラフィック・データを受け取り、M個の選択されたレートに基づいてトラフィック・データを処理し(例えば、符号化し、インターリーブし、そしてシンボル・マッピングし)、そしてデータ・シンボルのM個のストリームを発生させる。本明細書中で使用されるように、データ・シンボルは、トラフィック・データに関する変調シンボルであり、パイロット・シンボルは、パイロット(それは送信局及び受信局の両者によって事前に知られているデータである)に対する変調シンボルであり、変調シンボルは、変調体系(例えば、M−PSK又はM−QAM)に対する信号コンステレーション中の点に対する複素値であり、そして、シンボルは、複素値である。TX空間プロセッサ322は、パイロット・シンボルを用いてM個のデータ・シンボル・ストリームを多重化し、もし適用可能であるならばそして以下に説明されるようにデータ・シンボル及びパイロット・シンボルに空間処理を実行し、そしてT個の送信アンテナに対してT個の伝送シンボル・ストリームを与える。送信機ユニット(TMTR)324は、(例えば、OFDMのために)T個の伝送シンボル・ストリームを処理し、そしてT個の変調された信号を発生させる、変調された信号は、局Bへリンク(A,B)を介して伝送される。リンク(A,B)は、チャネル応答で変調された信号を歪め、そして付加的な白色ガウス・ノイズ(AWGN:additive white Gaussian noise)及びおそらく他の局からの干渉で変調された信号をさらに劣化させる。
局Bにおいて、受信機ユニット(RCVR)360は、R個の受信アンテナを介して伝送された信号を受け取り、そしてR個の受信した信号を処理して(例えば、調整しそしてディジタル化して)R個のサンプル・ストリームを発生させる。受信機ユニット360は、(例えば、OFDMのために)R個のサンプル・ストリームをさらに処理し、チャネル推定器/プロセッサ362に受信したパイロット・シンボルを与え、そして受信(RX)空間プロセッサ364に受信したデータ・シンボルを与える。チャネル推定器362は、リンク(A,B)に対するMIMOチャネル応答を推定し、そしてRX空間プロセッサ364にチャネル推定値を与える。RX空間プロセッサ364は、チャネル推定値に基づいて受信したデータ・シンボルに受信機空間処理を実行し、そしてM個の検出されたデータ・シンボル・ストリームを与える、それは局Aによって送られたM個のデータ・シンボル・ストリームの推定値である。RXデータ・プロセッサ368は、M個の選択されたレートに基づいてM個の検出されたデータ・シンボル・ストリームを処理し(例えば、シンボル逆マッピングし、逆インターリーブし、そして復号し)、そして復号されたデータを与える、それは局Aによって送られたトラフィック・データの推定値である。RXデータ・プロセッサ368は、さらに各受信されたパケットの状態(例えば、消去された又は良い)を提供する。
コントローラ340及び390は、それぞれ局A及び局Bにおける種々の処理ユニットの動作を制御する。メモリ・ユニット342及び392は、それぞれコントローラ340及び390によって使用されるデータ及びプログラム・コードを記憶する。
オープン・ループ・レート制御技術は、受信局Bが送信局Aに明確なフィードバック情報、特にレート選択に関する情報を送ることを要求しない。オープン・ループ・レート制御の状況において用語“オープン・ループ”は、そのような明確なフィードバック情報がないことを呼び、それは、例えば、データ・ストリーム当りのレート、データ・ストリーム当りのSNR、アンテナ当りのSNR、及びその他を含むことができる。対照的に、クローズド・ループ・レート制御体系は、一般的に受信局がその受信局において観測したチャネル状態に基づいてフィードバック情報を決定すること及びこの情報を送信局に送り返すことを要求する、送信局はその後、受信局へのデータ伝送のためのレート選択のために情報を使用する。
オープン・ループ・レート制御技術は、通常のシステム動作のために適用可能である情報を利用する。例えば、オープン・ループ・レート制御技術は、(1)受信局Bで受信されたパイロット及び/又はデータに基づいて送信局Aによって得られる受信SNR、(2)局Aによって送られたパケットに対して局Bで受信したACK及び/又はNAK、及び(3)おそらく他の情報、を利用できる。局Bにおいて物理レイヤの上方に存在するメディア・アクセス制御(MAC:medium access control)レイヤは、正しく復号された各パケットに対してACKを送ることができ、そしてエラーを含んで復号された各パケットに対してNAKを送ること又はACKを送らないことのいずれかを実行できる。局Aは、エラーを含んで復号されたパケットを再伝送するためにACK/NAKフィードバックを使用できる。ACK/NAKフィードバックは、どの(複数の)レートをデータ伝送のために使用するかあるいは選択された(複数の)レートをどれだけ増加させるか又は減少させるかを勧めることに関する明確なフィードバック情報ではない。明確にするために、次の記載のある部分は、ACKが正しく復号されたパケットに対して送り返され、そしてエラーを含んで復号されたパケットに対してACKが送り返されない(すなわち、ACKがない)ことを想定する。
図3は、同様に、オープン・ループ・レート制御機構の一例を示し、それは内部ループ及び外部ループを含む。内部ループは、局Bで受信されたパイロット及び/又はデータ及びASYMパラメータに基づいて受信局Bにおいて観測されるSNRを推定し、そして局Bに送られる各データ・ストリームに対して好適なレートを選択する。外部ループは、内部ループの動作を調整して、所望のレベルの出来栄えを実現する、それは目標パケット・エラー・レートによって定量化されることができ、例えば、1%PERである。
内部ループに関して、局Bは、局Aへリンク(B,A)を介してパイロットを伝送できる。局Bにおいて、パイロットは、TX空間プロセッサ382によって処理され、そして送信機ユニット384から送られる。局Aにおいて、パイロットは、受信機ユニット330によって受信され、そしてチャネル推定器/プロセッサ332に与えられる。チャネル推定器332は、受信したパイロットに基づいてリンク(B,A)に関する受信SNRを決定し、そして受信SNRに基づいてリンク(B,A)に関するSNR推定値を導出する。レート・セレクタ334は、リンク(B,A)に関するSNR推定値及びASYMパラメータに基づいてリンク(A,B)に関するSNR推定値を導出し、そしてさらにリンク(A,B)上でのデータ伝送のためにレートを選択する。
外部ループに関して、局Bは、局Aから正しく受信されたパケットに対してACKフィードバックを及び/又は正しく受信されなかったパケット又は予定されているが受信されなかったパケットに対してNAKフィードバックを局Aに送ることができる。局Bにおいて、ACK発生器380は、RXデータ・プロセッサ368によって与えられるパケット・ステータスに基づいてACK/NAKを発生する。局Bは、さらに処理しそして局AにACK/NAKを伝送する。局Aにおいて、ACK/NAK検出器336は、伝送されたACK/NAKを検出し、そしてレート調節ユニット338に検出されたACK/NAKを与える。ユニット338は、検出されたACK/NAKに基づいてASYMパラメータ、レート、及び/又は1又はそれより多くのレート調節パラメータを調節し、そしてレート・セレクタ334に調節値を与える。レート調節パラメータは、以下に説明されるように、例えば、SNRバック・オフ指数、ASYMパラメータへの調整、データ・ストリームの数を削減するための指示、データ・ストリームに対するレートを減少させるための指示、及びその他を含むことができる。レート・セレクタ334は、調節値をSNR推定値及びASYMパラメータとともに使用して、リンク(A,B)を介して送られるM個のデータ・ストリームに対してM個のレートを選択する。
各局は、他の局へのその順方向リンク上のデータ伝送のために内部ループ及び外部ループを維持することができる。内部ループは、SNR推定値によって駆動されることができ、そして外部ループは、ACK/NAK及び/又は別の情報によって駆動されることができる。各局は、SNR推定値を導出することができ、そして他の局へのデータ伝送のためにどのレートを使用するかを決定するためにSNR推定値を使用することができる。伝送レベルに関するSNR推定値の精度は、ASYMパラメータの精度に依存する。しかしながら、ASYMパラメータに対する良い推定値がない場合でさえも、外部ループは、送信局によるレート選択を正しい点へと導くことができ、その結果、適正なレートがデータ伝送のために使用される。
別のリンクを介して受信された伝送に基づいて1つのリンクに関するSNRを正確に推定する能力は、そのリンクによりサポートされる最大レートに近いレートの選択を可能にする。これは、各データ・ストリームがより小さなSNRマージンで送られることを可能にし、SNRマージンは、そのデータ・ストリームに対して受信局において観測されたSNRとそのデータ・ストリームに対して選択されたレートについての要求されるSNRとの間の差である。データ・ストリームに対するより小さなSNRマージンは、結果としてリンク能力のより良い利用になる。正確なSNR推定値は、しかも過剰なパケット・エラーを回避する。その上、順方向リンク上にデータを伝送するために逆方向リンクに関するSNR測定値を使用する能力は、高速チャネル・トラッキングを可能にする。リンク(A,B)上に伝送すること、それからリンク(B,A)上のレート・フィードバックを待つこと、その後、リンク(A,B)上に適切なレートでデータを最終的に伝送する必要がない。その代わりに、リンク(B,A)に関するSNR測定値は、リンク(A,B)上にデータを伝送するために使用されることができ、そして往復所要時間は、極めて短くされることができる。
オープン・ループ・レート制御は、様々な方法で実行されることができ、そして様々な伝送体系に対して使用されることができる。内部ループ及び外部ループに関する具体例の設計が、以下に説明される。
1.伝送モード
MIMOシステムは、出来栄え改善のためそしてより大きな自由度のために複数の伝送モードをサポートできる。表2は、複数の具体例の伝送モードを列挙する。
Figure 2008521350
各伝送モードは、異なる能力及び要求を有する。ステアド・モード(steered mode)(それは同様に固有モードとも呼ばれる)は、MIMOチャネルの固有モード上にデータを伝送する。ステアド・モードは、一般的により良い出来栄えを提供するが、送信局及び受信局の両者において空間処理することを必要とする。非ステアド・モード(unsteered mode)は、送信局において空間処理することを必要とせず、例えば、1つのデータ・ストリームは、各送信アンテナから送られることができる。非ステアド・モードに関する出来栄えは、一般的にステアド・モードほど良くない。空間拡散モードは、異なるステアリング行列を用いてM個のデータ・ストリームを伝送する、その結果、これらのストリームは、複数の実効チャネルの全体的な調和を観測する。好適な伝送モードが、チャネル状態情報(CSI:channel state information)の利用可能性、送信局及び受信局の能力、及びその他、に応じて使用するために選択されることができる。
ステアド・モードに関して、データは、T個の送信アンテナ及びR個の受信アンテナによって形成されるMIMOチャネルのS個までの固有モード上で伝送されることができる。MIMOチャネルは、R×Tのチャネル応答行列によって特徴付けられることができる、それはのS個の固有モードを得るために対角行列にされることがある。この対角行列化は、の特異値分解又はの相関行列の固有値分解のいずれかを実行することによって実現されることができ、それは であり、ここで、 の共役転置行列を表す。の固有値分解は、次式として表されることができる:
Figure 2008521350
ここで、の固有ベクトルのT×Tのユニタリ行列であり、そして
Λの固有値のT×Tの対角行列である。
ユニタリ行列は、特性 によって特徴付けられる、ここで、は単位行列である。ユニタリ行列の列は、互いに直交であり、そして各列は、単位パワーを有する。中の固有ベクトルは、(1)のS個の固有モード上にデータを伝送するための送信局による空間処理、及び(2)S個の固有モード上で伝送されたデータを再生するための受信局による受信機空間処理、のために使用されることができる。対角行列Λは、対角線に沿って負でない実数値を含みそしてそれ以外はゼロを含む。これらの対角線エントリは、の固有値と呼ばれ、そしてのS個の固有モードに対するパワー・ゲインを表す。
MIMO−OFDMシステムに関して、チャネル応答行列(k)は、各副帯域kに対して得られることができ、そしてその副帯域に対する固有ベクトル(k)及び固有値Λ(k)を得るために分解されることができる。各副帯域kに対するS個の固有値は、最大のものから最小のものへと順番に並べられることができ、そして(k)のS個の固有モードは、それから最大のSNRから最小のSNRへと順番に並べられるはずである。m=1,...,Sに対する広帯域固有モードmは、K個の副帯域の各々に対して固有モードmを用いて形成されることができる。(m=1を有する)主広帯域固有モードは、K個の副帯域の各々についての最大の固有値と関係付けられ、(m=2を有する)2番目の広帯域固有モードは、K個の副帯域の各々についての2番目に大きな固有値と関係付けられる、等である。
表3は、表2に与えられた3つの伝送モードに対する送信局及び受信局における空間処理をまとめる。同じ処理が各副帯域に対して実行され、そして副帯域インデックスkは、表3には示されない。
Figure 2008521350
表3において、添え字“es”はステアド・モード(又は固有ステアド)を表し、“us”は非ステアド・モードを表し、“ss”は空間拡散モードを表し、そして“x”は“es”,“us”又は“ss”であり得る。σ noiseは、MIMOチャネルにおけるAWGNノイズの分散である。は、1つのシンボル・ピリオドにおいて1つの副帯域上に送られようとしているM個のデータ・シンボル及びT−M個のゼロを有するT×1のベクトルである。は、空間拡散のために使用されるT×Tのステアリング行列である。 は、伝送モードxに対して1つのシンボル・ピリオドにおいて1つの副帯域上でT個の送信アンテナから送られようとしているT個の伝送シンボルを有するT×1のベクトルである。 は、伝送モードxに関するR×Tの実効チャネル応答行列である。は、T×Rの空間フィルタ行列であり、それは全CSI技術、チャネル相関行列反転(CCMI:channel correlation matrix inversion)技術、又は最小二乗エラー(MMSE:minimum mean square error)技術を使用して導出されることができる。s^は、検出されたデータ・シンボルのT×1ベクトルであり、そしての推定値である。MMSE技術及びCCMI技術は、3つの伝送モードの全てに対して使用されることができる。MMSE及びCCMI空間フィルタ行列は、異なる実効チャネル応答行列 es us,及び ssを用いるにも拘らず、3つの伝送モードの全てに対して同じ方法で導出されることができる。
継続的な干渉除去は、同様に、M個の段においてM個のデータ・ストリームを再生するために使用されることができる。各段lは、表3に示された受信機空間処理技術のうちの1つを使用して1つのデータ・ストリームを検出し、検出されたデータ・シンボル・ストリームを復号し、未だ再生されていないデータ・ストリーム上の復号されたデータ・ストリームによって引き起こされた干渉を推定し、そして受信したシンボル・ストリームから推定された干渉を除去して、次の段l+1に対する修正されたシンボル・ストリームを取得する。次の段l+1は、次に別の1つのデータ・ストリームを検出し、復号し、そして除去する。
TDD MIMO−OFDMシステムにおいて局Aから局Bへのデータ伝送のためのレート選択及びオープン・ループ・レート制御が、以下に説明される。
2.内部ループ
内部ループは、局Bへ局Aによって送られたM個のデータ・ストリームに対するレートを選択する。内部ループのコンポーネントは、SNR推定、パワー配分、及びレート選択を含む。
A.SNR推定
リンク(B,A)上の各伝送チャネルの各副帯域に関する受信SNRは、リンク(B,A)を介して受信したパイロット及び局Aによって使用される受信機空間処理技術に基づいて決定されることができる。パイロットは、いずれの空間処理も用いないで送られた“クリア(clear)”なパイロット、を用いて固有モード上に送られた“ステアされた(steered)”パイロット、又はを用いて複数の空間チャネル上に送られた“拡散された”パイロットであり得る。
ステアド・モードのための全CSI技術に関して、各広帯域固有モードm、γes,m(k)の各副帯域kに関する受信SNRは、次式のように表されることができる:
Figure 2008521350
ここで、P(k)は広帯域固有モードmの副帯域kに対して使用される伝送パワーであり、そして
λは、副帯域kに対するΛ(k)のm番目の対角線要素である。
3つの伝送モードの全てに対するMMSE技術に関して、各広帯域空間チャネルm、γmmse,m(k)の各副帯域kに関する受信SNRは、次式のように表されることができる:
Figure 2008521350
ここで、q(k)は、副帯域kに対する mmse のm番目の対角線要素である。
3つの伝送モードの全てに対するCCMI技術に関して、各広帯域空間チャネルm、γccmi,m(k)の各副帯域kに関する受信SNRは、次式のように表されることができる:
Figure 2008521350
ここで、r(k)は、副帯域kに対する −1=[ −1のm番目の対角線要素である。
式(9)、(10)及び(11)では、P(k)/σ noiseは、受信機空間処理の前のSNRであり、そして線形単位(linear unit)である。γes,m(k)、γmmse,m(k)、及びγccmi,m(k)の大きさは、受信機空間処理の後のSNRであり、デシベル(dB)の単位であり、そして同様に受信SNRとも呼ばれる。
空間拡散モードに関して、S個の空間チャネルは、異なる行列を用いる空間拡散のために類似の受信SNRを達成する。その結果、同じレートが、これらの空間チャネル上に送られる全てのデータ・ストリームに対して使用されることができる。空間拡散を用いて、全ての空間チャネルに関する平均SNRは、次式のように表されることができる;
Figure 2008521350
Figure 2008521350
SNRを平均することは、式(12)及び(13)に示されるように線形単位で、又はdB単位で実行されることができる。
各データ・ストリームの受信SNRは、同様に、そのストリームに対して検出されたデータ・シンボルに基づいて決定されることもできる。データ・ベースのSNR推定に関して、受信局は、各副帯域に対する空間フィルタ行列を用いて受信したデータ・シンボルに空間処理を実行して、検出されたデータ・シンボルを取得する。各検出されたデータ・シンボルは、一般的に多ビット値(すなわち、ソフト判断)であり、それは伝送されたデータ・シンボルの推定値である。受信局は、検出されたデータ・シンボルをハード判断に変換することができ、各データ・ストリーム中の各検出されたデータ・シンボルについてのハード判断とソフト判断との間の差を決定し、そしてデータ・ストリームについてのハード判断とソフト判断との間の差の大きさの二乗の平均として各データ・ストリームに対する平均エラー・パワーを計算する。受信局は、次に、そのデータ・ストリームに対する平均エラー・パワーに基づいて各データ・ストリームに対するデータ・ベースの受信SNRを導出できる。
もしデータがS個よりも少ない数の空間チャネル上で伝送されたとしても、一般的にパイロット・ベースの受信SNRが全てのS個の空間チャネルに対して取得されるように、パイロットは、伝送される。データ・ベースの受信SNRは、実際に伝送されるM個のデータ・ストリームに対して取得されることができる。パイロット・ベースの受信SNR及びデータ・ベースの受信SNRの両者は、データ伝送のためのレートを選択するために使用されることができる。パイロット・ベースの受信SNRとデータ・ベースの受信SNRとの間の相違は、送信局及び/又は受信局における障害の指標であり得る。このケースでは、2つのタイプの受信SNRの小さいもの又は平均が、各データ・ストリームに対するレートを選択するために使用されることができる。
B.パワー配分
各伝送チャネルに関する受信SNR(例えば、各広帯域固有モード又は広帯域空間チャネル)は、K個の全副帯域にわたり広く変化することがある。性能の向上は、データ伝送のためにある副帯域を使用することによって及び/又は異なる方法で利用可能な伝送パワーを割り当てることによって実現されることができる。
1つの実施形態では、良い副帯域だけが、データ伝送のために使用され、そして不十分な(poor)副帯域は、データ伝送のために使用されない。この実施形態に関して、各副帯域に関する受信SNRγ(k)は、例えば、伝送チャネルに対する全伝送パワーをK個の全副帯域にわたって一様に分配させることで、その副帯域に対する名目上の伝送パワーに基づいて決定されることができる。副帯域は、(1)その受信SNRが低SNRしきい値を超える、γ(k)>γth_low、又は(2)それ以外は不十分な副帯域であるように見做されることができる。伝送チャネルに対する全伝送パワーは、良い副帯域全体にわたって一様に分配される。
別の1つの実施形態では、良い副帯域だけがデータ伝送のために使用され、不十分な副帯域は、データ伝送のために使用されない、そして伝送チャネルに関する全伝送パワーは、良い副帯域全体にわたり不均一に分配される。この実施形態に関して、各副帯域は、良い副帯域又は不十分な副帯域と見做されることができる。伝送チャネルに関する全伝送パワーは、その後、良い副帯域全体にわたり一様に分配される。各良い副帯域についての受信SNRは、その副帯域に割り当てられた伝送パワーに基づいて決定される。受信SNRが高SNRしきい値を超える場合、γ(k)>γth_high、ここで、γth_high>γth_lowである、その副帯域は、高SNRしきい値を達成するために十分な伝送パワーを割り当てられ、そして過剰な伝送パワーが、集められる。γth_highより大きな受信SNRを有する全ての良い副帯域から集められた全過剰伝送パワーは、γth_highより低い受信SNRを有する他の良い副帯域全体にわたって(例えば、一様に)再分配される。この処理は、全ての過剰なパワーが使い果たされるまで繰り返されることができる。この実施形態は、不十分な副帯域から伝送パワーをそして非常に良い副帯域から過剰な伝送パワーを集め、そして良い副帯域全体にわたって集められた伝送パワーを再分配する。
さらに別の1つの実施形態では、チャネル反転が実行され、その結果、全ての副帯域は、同様な受信SNRを実現する。この実施形態に関して、各副帯域に割り当てられた伝送パワーの量は、その副帯域に関する受信SNRと逆相関がある。より低い受信SNRを有する副帯域は、より大きな伝送パワーを割り当てられ、そしてより高い受信SNRを有する副帯域は、より少ない伝送パワーを割り当てられる。この実施形態は、パケット全体にわたり受信SNRの少ない変動を好むある種のコーディング体系に対して性能を向上させることができる。
さらに別の1つの実施形態では、良い副帯域だけが、データ伝送のために使用され、不十分な副帯域は、データ伝送のために使用されない、そしてチャネル反転は、良い副帯域全体にわたって実行される。この実施形態に関して、良い副帯域は、SNRしきい値γth_lowに基づいて始めに識別される。伝送チャネルに対する全伝送パワーは、良い副帯域全体にわたり不均一に分配され、その結果、これらの副帯域は同様な受信SNRを達成する。
複数の副帯域は、同様に、別の方法でデータ伝送のために選択されることができる。各伝送チャネルに対する全伝送パワーは、同様に、別の方法においては選択された副帯域全体にわたって分配されることができる。
上に説明された実施形態に関して、SNRしきい値γth_low及びγth_highは、一定値であり得る。あるいは、これらのSNRしきい値は、伝送チャネルに対して使用されるレート及び/又はある種の他の要因の関数であり得る。例えば、より低い値は、より低いレートに対するSNRしきい値として使用されることができ、そしてより高い値は、より高いレートに対するSNRしきい値として使用されることができる。
上に説明されたパワー割当ては、受信局からの明確なフィードバックを要求することなく性能を向上できる。送信局は、受信局からのパイロットに基づいて各伝送チャネルの副帯域に関する受信SNRを決定でき、そしてデータ伝送のための副帯域を選択するためにそして選択された副帯域に全伝送パワーを分配するためにこれらの受信SNRを使用できる。受信局は、送信局による副帯域選択及び伝送パワー配分を意識する必要がないことがある。
C.レート選択
各データ・ストリームに対するレートは、次のように選択されることができる。各データ・ストリームmに対して使用される各副帯域kに関する受信SNRは、上に説明されたように計算されることができ、そしてγ(k)と表されることができる。MIMO−OFDMシステムに関して、各データ・ストリームに関する受信SNRは、一般的に周波数依存性があり、データ伝送のために使用される伝送モード及び受信機空間処理技術にさらに依存する。次の説明では、全てのSNRの大きさは、dBの単位である。
各データ・ストリームmに関する平均SNR、γavg,m、は、次のように計算されることができる:
Figure 2008521350
各データ・ストリームmに関するSNRの変動、σ snr,m、は、次のように計算されることができる:
Figure 2008521350
各データ・ストリームmに関するSNR変動性バック・オフ指数、γos,m、それはK個の副帯域全体にわたる受信SNRにおける変動性を考慮するために使用される、は、次のように計算されることができる:
γos,m=Kos・σ snr,m m=1,...,Mに対して 式(16)
ここで、Kosは、平均SNRからSNR推定値を減ずるために使用する定数であり、複数のエラー訂正コードが復号されようとしているパケット全体にわたりSNRの大きな変動を上手く取り扱えないという事実を反映させる。係数Kosは、データ・ストリームmに対して使用されるエラー訂正コード及び/又はコード・レートに基づいて選択されることができる。一般に、SNR変動性バック・オフ指数は、平均SNR及びSNR変動の何らかの関数に基づいて計算されることができる、すなわち、γos,m=F(γavg,m,σ snr,m)。
ステアド・モードの各データ・ストリームmに対するMIMOバック・オフ指数、γes mimo,m、は、次のように定義されることができる:
Figure 2008521350
ここで、βは、正の定数であり、そしてKは、データ伝送に関するダイバーシティ次数(order)である。係数βは、レート・ミスマッチを考慮してSNR推定値を減少させる、それは(1)リンク内の及びSNR推定プロセスにおけるノイズ、及び(2)ステアド・モードのために送信局及び受信局によって使用されるステアリング・ベクトル(steering vector)のミスアライメントによって発生することがある。係数βは、一般的に1(1.0)に近い、正の定数である。
ステアド・モードに関するダイバーシティ次数Kは、次のように与えられる:
=R−M+1 式(18)
ダイバーシティ次数Kは、データ伝送のために実現された空間ダイバーシティの量を考慮する。ダイバーシティ次数は、与えられた数のデータ・ストリームに対してより多くの受信アンテナが使用されるにつれて増加する。より高いダイバーシティ次数は、一般的に、各データ・ストリームに関する受信SNRのより少ない変動に対応する。
式(17)のストリーム・インデックスmは、異なるデータ・ストリームがステアド・モードに関して異なる量のSNR変動性を有することがあるという事実を考慮する。主広帯域固有モードは、時間及び周波数全体にわたって最大の平均SNR及びより少ないSNR変動性を有し、そして(m=1を有する)より小さなMIMOバック・オフ指数は、この広帯域固有モードに対して使用されることができる。S番目の広帯域固有モードは、時間及び周波数全体にわたって最小のSNR及びより多きいSNR変動性を有し、そして(m=Sを有する)より大きなMIMOバック・オフ指数は、この広帯域固有モードに対して使用されることができる。ストリーム・インデックスmは、式(17)から省略されることがある。
非ステアド・モード及び空間拡散モードに関するMIMOバック・オフ指数は、次式のように定義されることができる:
Figure 2008521350
ここで、K(m)はデータ・ストリームmによって観測されるダイバーシティ次数であり、それは次の通りである:
Figure 2008521350
継続的干渉除去を用いて、データ・ストリームmに起因する干渉を推定し、そして除去した後で、各々の引き続くデータ・ストリームに対するダイバーシティ次数は、データ・ストリームmが伝送されなかったように増加する。例えば、もしR=4そしてM=3であれば、データ・ストリームm=1は、2のダイバーシティ次数を観測し、データ・ストリームm=2は、3のダイバーシティ次数を観測し、そしてデータ・ストリームm=3は、4のダイバーシティ次数を観測する。
各データ・ストリームに関するSNR推定値は、次式のように計算されることができる:
Figure 2008521350
ここで、γouter,mはデータ・ストリームmに対する外部ループ・バック・オフ指数であり;
γmimo,mはデータ・ストリームmに対するMIMOバック・オフ指数であり;そして
γest,mはデータ・ストリームmに関するSNR推定値である。
MIMOバック・オフ指数γmimo,mは、式(17)又は(19)に示されたように決定されることができ、そしてMIMO伝送に関係する様々な特性を考慮するために使用されることができる。一般に、上に説明された種々の係数(例えば、Kos,K及びβ)は、スループットを最大にしてそしてパケット・エラー・レートを最小にするように選択されることができ、そして計算シミュレーション、経験的な測定値、及びその他に基づいて決定されることができる。SNR推定値は、同様に、他の要因に基づいて決定されることもできる。例えば、係数Lは、パケットの長さの変動を説明するために使用されることができる。より大きなパケットは、一般に所定のPERを達成するためにより高いSNRを必要とする。
オープン・ループ・レート制御に関して、送信局Aは、上に説明したように受信リンク(B,A)に関するSNR推定値を導出することができる。局Aは、それから式(6)又は(7)に示されたように、リンク(B,A)に関するSNR推定値及びASYMパラメータに基づいて送信リンク(A,B)に関するSNR推定値を導出することができる。局Aは、リンク(A,B)に関するSNR推定値を使用して、局Bへリンク(A,B)上で送るデータ・ストリームに対して使用するためのレートを選択することができる。
1つの実施形態では、各データ・ストリームに対するレートは、そのデータ・ストリームに関するSNR推定値に基づいて独立に選択される。システムは、レートのセットをサポートすることができる。表4は、システムによってサポートされる具体例の14個のレートのセットを列挙する。各レートは、フェーディングのないAWGNチャネルに対して1%PERを達成するために必要とされる特定の最小SNR、特定のスペクトル効率、特定のコード・レート、及び特定の変調体系に関係付けられる。スペクトル効率は、システム帯域幅によって規格化されたデータ・レートを呼び、そしてヘルツ当りの毎秒のビットの単位(bps/Hz)で与えられる。表4中の各レートに対するコード・レート及び変調体系は、具体例のシステム設計に対して固有である。各ゼロでないレートに対して、必要なSNRは、特定のシステム設計(例えば、コード・レート、インターリービング体系、及びそのレートに対して使用される変調体系)に基づいて、そしてAWGNチャネルに対して求められる。必要なSNRは、計算、コンピュータ・シミュレーション、経験的な測定、及びその他によって求められることができる。
Figure 2008521350
ルック・アップ・テーブルは、サポートされたレートのセット及び各サポートされたレートのために必要なSNRを記憶するために使用されることができる。各データ・ストリームに関するSNR推定値は、ルック・アップ・テーブルに与えられることができ、そしてサポートされたレートのために必要なSNRに対して比較される。ルック・アップ・テーブルは、それから各データ・ストリームに対して選択されたレートを与える、それは最大のスループット及びそのデータ・ストリームに関するSNR推定値よりも小さい又は等しい必要なSNRを有するサポートされたレートである。
別の1つの実施形態では、M個のデータ・ストリームに対するレートは、マージンを分け合うことで選択される。各データ・ストリームに対するレートは、上に説明されたように、そのデータ・ストリームに関するSNR推定値に基づいて始めに選択される。各データ・ストリームに関するSNRマージンが、決定される。全SNRマージンは、計算され、そして1又はそれより多くのデータ・ストリームに対して1又はそれより多くのレートが増加されることができるようにデータ・ストリームの間で分配される。
さらに別の1つの実施形態では、M個のデータ・ストリームに対するレートは、これらのデータ・ストリームに関するSNR推定値に基づいて一緒に選択される。システムは、レートのある組み合わせだけがそこで認められるベクトル量子化されたレート・セットをサポートできる。各レートの組み合わせは、送信すべきデータ・ストリームの固有の数及び各データ・ストリームに対して使用すべきレートを指示する。最大の総合スループットを有するレート組み合わせは、データ・ストリームに関するSNR推定値に基づいて選択されることができる。
送信しようとしているデータ・ストリームの数(M)は、SNR推定値に基づいて同様に選択されることができる。1つの実施形態では、総合スループットは、データ・ストリームの可能性のある数、例えば、M=1,2,...,S、の各々について計算される。Mの各値に対して、全伝送パワーは、M個のデータ・ストリーム全体にわたって(例えば、一様に)分配され、受信SNRは、割り当てられた伝送パワーに基づいて各データ・ストリームに対して計算され、SNR推定値は、各データ・ストリームに対して導出され、そしてそのデータ・ストリームに対するレートを選択するために使用される、そして総合スループットは、M個のデータ・ストリームに対して選択されたデータ・レートの合計として計算される。データ・ストリームのS個の異なる可能性のある数に対して計算されたS個の総合スループットの中で最大の総合スループットが、決定され、そしてこの最大の総合スループットを与えるデータ・ストリームの数が、Mとして選択される。
空間拡散モードに関して、データ・ストリームの最適な数は、空間チャネルの数に滅多に等しくならない。同時にS個のデータ・ストリームを伝送することは、一般的に結果として過剰なクロストークになる。それゆえ、S個のデータ・ストリームで達成可能な総合スループットは、S−1個のデータ・ストリーム又はそれより少ないデータ・ストリームで達成可能な総合スループットよりも多くの場合さらに低くなる。空間拡散モードに関して、Mは、M≦S−1になるように制限されることがある。
データ伝送のためにどちらの伝送モードを使用するかは、ステアリング・ベクトルの古さに基づいて選択されることができる。ステアリング・ベクトルが十分に新しい場合、これらのステアリング・ベクトルを用いて伝送されるデータ・ストリームは、無線チャネルに適合するであろうし、そして受信局は、直交データ・ストリームを受信するであろう。ステアリング・ベクトルと無線チャネルとの間の不適合が増加するにつれて、固有ステアリングのゲインは、複数のデータ・ストリーム間のクロストークの増加のために少なくなる。これらの状態の下にあるものは、データ伝送のために空間拡散モードを使用することがさらにふさわしいことである。伝送モードは、別の要因に基づいて同様に選択されることができ、例えば、送信局及び受信局の能力、MIMOチャネルのコヒーレンス時間、フィードバック遅延、取り扱われるデータ・トラフィックのタイプ、及びその他である。
3.外部ループ
1つの実施形態では、ASYMパラメータは、一定であり、そして外部ループは、各データ・ストリームに対する外部ループ・バック・オフ指数を調節して、そのデータ・ストリームに対する目標PERを実現する。各データ・ストリームに対するパケットが別々に符号化されそしてフィードバックがパケット当り又はバースト当りである場合に、外部ループ・バック・オフ指数は、各データ・ストリームに対して別々に維持されることができる。各データ・ストリームmに対する外部ループ・バック・オフ指数は、次のように更新されることができる:
Figure 2008521350
ここで、δは消去されたパケットに対する外部ループ・バック・オフ指数のステップ・サイズであり;
は良いパケットを差し引かれようとしているδの部分であり;そして
γouter,m(n)はデータ・ストリームm中のパケットnに対する外部ループ・バック・オフ指数である。
Cは、典型的には正であるが、負でもあり得る定数である。
ステップ・サイズδは、外部ループについての収束のレートを決定する。外部ループ・バック・オフ指数は、データ伝送の開始時に予め決められた値に(例えば、ゼロに又はある別の値に)初期化されることができ、そしてその後は、ACK/NAKに基づいて受信したパケットのステータスに基づいて更新されることができる。
係数Pは、データ・ストリームmのパケット・エラー・レートを決定し、そして次式で表されることができる:
Figure 2008521350
ここで、PERは、データ・ストリームmに関する目標PERである。例えば、1%PERに対してPER=0.01であれば、その時はP=0.0101=1/99である。
一緒に符号化されたデータ・ストリームに関して、1つのパケットは、符号化され、区分され、そしてこれらのデータ・ストリーム全体にわたり送られることができる。このケースでは、データ・ストリームのうちのどの1つがパケット・エラーを引き起こしたかを決定することが困難であり得る。SNRマージンは、各データ・ストリームに対して維持されることができる。データ・ストリームmに関するSNRマージンは、選択されたレートに対して必要なSNRとそのデータ・ストリームに関するSNR推定値との間の差として計算される。各消去されたパケットに関して、最小のSNRマージンを有するデータ・ストリームが、パケット・エラーを引き起こしたと想定されることができ、そしてこのデータ・ストリームについての外部ループ・バック指数は、増加することがある。各良いパケットに関して、全てのデータ・ストリームがほぼ同じSNRマージンを有する場合に、それは一般的に空間拡散モードに対するケースであり、1つの外部ループ・バック・オフ指数が、全てのデータ・ストリームに対して維持されることがある。
別の1つの実施形態では、外部ループは、ACKに基づいてASYMパラメータを調節して目標PERを達成する。ASYMパラメータは、次のように更新されることができる:
Figure 2008521350
ここで、ΔASYMは消去されたパケットに対するASYMパラメータのステップ・サイズである。
上の記述は、内部ループ及び外部ループの特定の実施形態に対してである。この実施形態に関して、内部ループは、伝送モード、データ・ストリームの数、及び受信SNR及び他のパラメータに基づいて各データ・ストリームに対するレートを選択する。外部ループは、ACKフィードバックに基づいて複数のパラメータのうちの1又はそれより多くを調節する。レート選択及びレート制御は、同様に、別の方法で実行されることができる。例えば、外部ループは、データ・ストリームの数を減少させる又は増加させるために、1又はそれより多くのデータ・ストリームに対する1又はそれより多くのレートを調節するために、等のために内部ループを管理することができる。
内部ループ及び外部ループの別の1つの実施形態では、送信局Aは、上に説明したようにASYMパラメータに基づいて選択されることができるレートで1つのデータ・ストリームを伝送する。局Aは、データ・ストリームに関するSNRマージンを決定し、そしてもしSNRマージンが正でありかつ最も新しい(複数の)パケット伝送が良好であれば、データ・ストリームに対して次に高いレートを選択する。一旦最大のレートが現在のデータ・ストリームに対して達せられてしまうと、局Aは、追加のストリームをイネーブルする。追加のデータ・ストリームをイネーブルするとき、総合スループットは、前の総合スループットのX倍(例えば、X≒1.3)の大きさに制限され、そしてイネーブルされたデータ・ストリームの間で(例えば、一様に)分配される。SNRマージンが正であり続け、そしてパケット伝送が良好であり続ける場合に、局Aは、1つ又は両方のデータ・ストリームに対して次に高いレートを選択できる。追加のデータ・ストリームが、同様な方法でイネーブルされることができる。消去されたパケットに遭遇する(例えば、ACKが受信されない)場合に、局Aは、(1)1又はそれより多くのデータ・ストリームに対するレートを減少させる又は最後の既知の良いレートの組み合わせを選択する、及び/又は(2)データ・ストリームの数を減少させる、ことができる。例えば、受信SNRが比較的変化がない場合に、局Aは、レートを減少させることができ、そして受信SNRが急激に変化する場合に、データ・ストリームの数を減少させることができる。レートの削減及び/又はストリームの削減がまだパケット・エラーという結果になる場合に、局Aは、同様に、ある割合だけ(例えば、50%だけ)全体のレートを低下させることができる。
内部ループ及び外部ループに対する別の設計も、同様に与えられることができ、そしてこれは本開示の範囲内である。
システムは、一般的に複数のアクセス・ポイント及び複数のユーザ端末を含む。各アクセス・ポイントは、パイロット(又はビーコン)及び他のシグナリングを定期的に伝送することができる。ユーザ端末は、アクセス・ポイントからのパイロットを検索することができ、そしてそのパイロットが十分な強度で受け取られた各アクセス・ポイントをアクセスできそして登録できる。直接関係する情報は、ユーザ端末及びアクセス・ポイントの両方をイネーブルするために登録の間に交換されることができ、それらのリンクに関するASYMパラメータを決定することができる。
ユーザ端末からアクセス・ポイントへのアップリンク・データ伝送に関して、ユーザ端末は、アクセス・ポイントによって定期的に伝送されるパイロットに基づいて及び/又はユーザ端末への最新のダウンリンク伝送に基づいて、ダウンリンクに関するSNR推定値を導出できる。ユーザ端末は、それからダウンリンクSNR推定値及びASYMパラメータに基づいてアップリンクに関するSNR推定値を導出でき、そしてアップリンクSNR推定値に基づいてアップリンク伝送のために1又はそれより多くのレートを選択できる。
アクセス・ポイントからユーザ端末へのダウンリンク・データ伝送に関して、アクセス・ポイントは、ユーザ端末から何の伝送も受信しないことがあり、そしてアップリンクSNR推定値を導出できないことがある。このケースでは、アクセス・ポイントは、1つのデータ・ストリームで開始することができ、そして予め決められたレートを使用することができる。1つの実施形態では、このレートは、中間のレート(例えば、IEEE802.11aによれば24Mbps)、ユーザ端末に対する最新の既知の良いレート、最大のレート、又はあるその他のレートであり得る。制御フレームがデータ伝送の前に交換される場合に、アクセス・ポイントは、予め決められたレートで及び/又は制御フレームの伝送のために要求されるレート(例えば、IEEE802.11aによれば、基本レート6Mbps又は12Mbps又は24Mbpsのうちの1つ)を使用して制御フレームを最初は伝送できる、そして制御フレームが正しく受信されるまでレートを累進的に減少させることができる。データ伝送のためのレートは、それから制御フレームに対するレート、及び/又は制御応答フレームから得られた情報に基づいて選択されることができる。
本明細書中に説明された技術は、種々の手段によって与えられることができる。例えば、これらの技術は、ハードウェア、ソフトウェア、又はこれらの組み合わせで与えられることができる。ハードウェア・インプリメンテーションに関して、送信局においてレート制御を実行するために使用される処理ユニット(例えば、チャネル推定器332、レート・セレクタ334、レート調節ユニット338、等)は、1又はそれより多くの用途特定集積回路(ASICs:application specific integrated circuits)、ディジタル信号プロセッサ(DSPs:digital signal processors)、ディジタル信号処理デバイス(DSPDs:digital signal processing devices)、プログラマブル論理デバイス(PLDs:programmable logic devices)、フィールド・プログラマブル・ゲートアレイ(FPGAs:field programmable gate arrays)、プロセッサ、コントローラ、マイクロ−コントローラ、マイクロプロセッサ、本明細書中に説明した機能を実行するために設計された他の電子ユニット、若しくはこれらの組み合わせの中に与えられることができ、その各々は、1又はそれより多くのデバイスにふさわしいものとして接続されることができる。
ソフトウェア・インプリメンテーションに関して、レート制御技術は、本明細書中に説明された機能を実行するモジュール(例えば、手順、機能、及びその他)を用いて与えられることができる。ソフトウェア・コードは、メモリ・ユニット(例えば、図3のメモリ・ユニット342)中に記憶されることができ、そしてプロセッサ(例えば、図3のコントローラ340)によって実行されることができる。メモリ・ユニットは、プロセッサの内部に、又はプロセッサの外部に与えられることができる。外部の場合には、この分野で公知の種々の手段を介してプロセッサに通信的に接続されることが可能である。
見出しは、参考のためそしてあるセクションの位置を見つけることを助けるためにここに含まれる。これらの見出しは、その場所でその下で説明された概念の範囲を制限することを目的にするのではない、そしてこれらの概念は、全体の明細書を通して他のセクションにおいて適用可能性を有することができる。
開示された複数の実施形態のこれまでの説明は、本技術分野に知識のあるいかなる者でも、本発明を作成し、使用することを可能にするために提供される。これらの実施形態に対する種々の変形は、当業者に容易に明らかになるであろう。そして、本明細書中に規定された一般的な原理は、本発明の精神若しくは範囲から逸脱することなく、他の実施形態に適用されることができる。それゆえ、本発明は、本明細書中に示された複数の実施形態に限定されることを意図したものではなく、本明細書中に開示された原理及び新規な機能と整合する最も広い範囲に適用されるべきである。
図1は、1又はそれより多くの実施形態にしたがってオープン・ループ・レート制御のために送信局によって実行されるプロセスを示す。 図2は、1又はそれより多くの実施形態にしたがってTDDシステムにおいてオープン・ループ・レート制御を実行するためのプロセスを示す。 図3は、1又はそれより多くの実施形態にしたがった送信局及び受信局のブロック図を示す。
符号の説明
100…送信局によって実行されるプロセス,200…オープン・ループ・レート制御を実行するためのプロセス,310…送信局A,350…受信局B。

Claims (67)

  1. 第1の通信リンクを介して受信した伝送に基づいて該第1の通信リンクのチャネル品質を動作上で推定するプロセッサ;及び
    該第1の通信リンクの該推定されたチャネル品質及び非対称パラメータに基づいて第2の通信リンクのチャネル品質を動作上で推定するコントローラ、ここにおいて、該非対称パラメータは、該第1の通信リンク及び該第2の通信リンクのチャネル品質の差を表す、
    を具備する装置。
  2. 請求項1の装置、ここにおいて、該プロセッサは、該第1の通信リンクを介して受信した該伝送に基づいて該第1の通信リンク上の第1の伝送チャネルに関する信号−対−ノイズ−及び−干渉比(SNR)推定値を動作上で導出する、そしてここにおいて、該コントローラは、該第1の伝送チャネルに関する該SNR推定値及び該非対称パラメータに基づいて該第2の通信リンク上の第2の伝送チャネルに関するSNR推定値を動作上で導出し、そして該第2の伝送チャネルに関する該SNR推定値に基づいて該第2の伝送チャネルに対するレートを動作上で選択する。
  3. 請求項2の装置、ここにおいて、該プロセッサは、該第1の伝送チャネルの少なくとも1つの周波数副帯域に対して少なくとも1つの受信SNRを動作上で決定し、そして該少なくとも1つの受信SNRに基づいて該第1の伝送チャネルに関する該SNR推定値を動作上で導出する。
  4. 請求項2の装置、ここにおいて、該プロセッサは、該第1の伝送チャネルに対するダイバーシティ次数にさらに基づいて該第1の伝送チャネルに関する該SNR推定値を動作上で導出する。
  5. 請求項2の装置、ここにおいて、該プロセッサは、該少なくとも1つの受信SNRにおける変動性を考慮する係数にさらに基づいて該第1の伝送チャネルに関する該SNR推定値を動作上で導出する。
  6. 請求項2の装置、ここにおいて、該プロセッサは、該データ伝送のために受信局によって使用される受信機空間処理技術に基づいて該少なくとも1つの受信SNRを動作上で決定する。
  7. 請求項1の装置、ここにおいて、該コントローラは、該データ伝送のための送信局の能力及び受信局の能力に基づいて該非対称パラメータを動作上で決定する。
  8. 請求項7の装置、ここにおいて、該送信局及び該受信局の各々の該能力は、ピーク伝送パワー、受信機ノイズ指数、及び受信アンテナの数を含む。
  9. 請求項1の装置、ここにおいて、該非対称パラメータは、該第1の通信リンクに関する信号−対−ノイズ−及び−干渉比(SNR)と該第2の通信リンクに関するSNRの差を表す。
  10. 請求項9の装置、ここにおいて、該コントローラは、該第1の通信リンクに関する受信SNR及び該第2の通信リンクに関する受信SNRに基づいて該非対称パラメータを動作上で決定する。
  11. 請求項1の装置、ここにおいて、該コントローラは、該データ伝送の出来栄えに基づいて該非対称パラメータを動作上で調節する。
  12. 請求項1の装置、ここにおいて、該コントローラは、該データ伝送のために送られたパケットに対するフィードバックを動作上で受信し、そして該受信したフィードバックに基づいて該非対称パラメータを動作上で調節する。
  13. 請求項1の装置、ここにおいて、該プロセッサは、該第2の通信リンクの該推定されたチャネル品質に基づいて該第2の通信リンクを介したデータ伝送のために少なくとも1つのレートを動作上で選択する。
  14. 請求項13の装置、ここにおいて、該コントローラは、バック・オフ指数にさらに基づいて該少なくとも1つのレートを動作上で選択する。
  15. 請求項14の装置、ここにおいて、該コントローラは、該データ伝送のために送られたパケットに対するフィードバックを動作上で受信し、該受信したフィードバックに基づいて該バック・オフ指数を動作上で調節する。
  16. 請求項13の装置、ここにおいて、該コントローラは、該データ伝送の出来栄えに基づいて該少なくとも1つのレートを動作上で調節する、該データ・ストリームの数を動作上で変化させる、又は両方を動作上で実行する。
  17. レート選択を実行する方法、該方法は下記を具備する:
    第1の通信リンクを介して受信した伝送に基づいて該第1の通信リンクのチャネル品質を推定すること;
    該第1の通信リンクの該推定されたチャネル品質及び該第1の通信リンクと該第2の通信リンクとのチャネル品質の差を表す非対称パラメータに基づいて第2の通信リンクのチャネル品質を推定すること;及び
    該第2の通信リンクの該推定されたチャネル品質に基づいて該第2の通信リンクを介したデータ伝送のために少なくとも1つのレートを選択すること。
  18. 請求項17の方法、ここにおいて、
    該第1の通信リンクの該チャネル品質を該推定することは、該第1の通信リンクを介して受信した該伝送に基づいて該第1の通信リンク上の第1の伝送チャネルに関する信号−対−ノイズ−及び−干渉比(SNR)推定値を導出することを備える、
    該第2の通信リンクの該チャネル品質を該推定することは、該第1の伝送チャネルに関する該SNR推定値及び該非対称パラメータに基づいて該第2の通信リンク上の第2の伝送チャネルに関するSNR推定値を導出することを備える、及び
    該少なくとも1つのレートを該選択することは、該第2の伝送チャネルに関する該SNR推定値に基づいて該第2の伝送チャネルに対するレートを選択することを備える。
  19. 請求項17の方法、該方法は下記をさらに具備する:
    該データ伝送のための送信局の能力及び受信局の能力に基づいて該非対称パラメータを決定すること。
  20. 請求項17の方法、該方法は下記をさらに具備する:
    該第1の通信リンクに関する受信した信号−対−ノイズ−及び−干渉比(SNR)及び該第2の通信リンクに関する受信SNRに基づいて該非対称パラメータを決定すること。
  21. 請求項17の方法、該方法は下記をさらに具備する:
    該データ伝送の出来栄えに基づいて該非対称パラメータを調整すること。
  22. 請求項17の方法、該方法は下記をさらに具備する:
    該データ伝送の出来栄えに基づいてバック・オフ指数を調節すること、そしてここにおいて、該少なくとも1つのレートは、該バック・オフ指数に基づいてさらに選択される。
  23. 第1の通信リンクを介して受信した伝送に基づいて該第1の通信リンクのチャネル品質を推定するための手段;及び
    該第1の通信リンクの該推定されたチャネル品質及び該第1の通信リンクと該第2の通信リンクとのチャネル品質の差を表す非対称パラメータに基づいて第2の通信リンクのチャネル品質を推定するための手段、
    を具備する装置。
  24. 請求項23の装置、該装置は、該第2の通信リンクの該推定されたチャネル品質に基づいて該第2の通信リンクを介したデータ伝送のために少なくとも1つのレートを選択するための手段、をさらに具備する。
  25. 請求項23の装置、ここにおいて、
    該第1の通信リンクの該チャネル品質を推定するための該手段は、該第1の通信リンクを介して受信した該伝送に基づいて該第1の通信リンク上の第1の伝送チャネルに関する信号−対−ノイズ−及び−干渉比(SNR)推定値を導出するための手段を備える、
    該第2の通信リンクの該チャネル品質を推定するための該手段は、該第1の伝送チャネルに関する該SNR推定値及び該非対称パラメータに基づいて該第2の通信リンク上の第2の伝送チャネルに関するSNR推定値を導出するための手段を備える、及び
    該少なくとも1つのレートを選択するための該手段は、該第2の伝送チャネルに関する該SNR推定値に基づいて該第2の伝送チャネルに対するレートを選択するための手段を備える。
  26. 請求項23の装置、該装置は下記をさらに具備する:
    該データ伝送のための送信局の能力及び受信局の能力に基づいて該非対称パラメータを決定するための手段。
  27. 請求項23の装置、該装置は下記をさらに具備する:
    該第1の通信リンクに関する受信した信号−対−ノイズ−及び−干渉比(SNR)及び該第2の通信リンクに関する受信SNRに基づいて該非対称パラメータを決定するための手段。
  28. 請求項23の装置、該装置は下記をさらに具備する:
    該データ伝送の出来栄えに基づいて該非対称パラメータを調整するための手段。
  29. 請求項23の装置、該装置は下記をさらに具備する:
    該データ伝送の出来栄えに基づいてバック・オフ指数を調節するための手段、そしてここにおいて、該少なくとも1つのレートは、該バック・オフ指数に基づいてさらに選択される。
  30. 第1の通信リンクを介して受信した伝送に基づいて該第1の通信リンク上の第1の複数の伝送チャネルに関する第1の複数の信号−対−ノイズ−及び−干渉比(SNR)推定値を動作上で導出するプロセッサ;及び
    該第1の複数のSNR推定値及び非対称パラメータに基づいて第2の通信リンク上の第2の複数の伝送チャネルに関する第2の複数のSNR推定値を動作上で導出し、そして該第2の複数のSNR推定値に基づいて該第2の複数の伝送チャネルに対する複数のレートを動作上で選択するコントローラ、
    を具備する装置。
  31. 請求項30の装置、ここにおいて、該プロセッサは、該第1の複数の伝送チャネルの各々の複数の周波数副帯域に関する受信SNRを動作上で決定し、そして該受信SNRに基づいて該第1の複数の伝送チャネルの各々に関するSNR推定値を動作上で導出する。
  32. 請求項31の装置、ここにおいて、該プロセッサは、該第2の複数の伝送チャネル上のデータ伝送のために受信局によって使用される受信機処理技術に基づいて該第1の複数の伝送チャネルの各々に関する該SNR推定値を動作上で導出する。
  33. 請求項30の装置、該装置は下記をさらに具備する:
    該複数のレートに基づいて複数のデータ・ストリームを動作上で符号化しそして変調する第2のプロセッサ。
  34. 請求項30の装置、該装置は下記をさらに具備する:
    ステアド・モード、非ステアド・モード、又は空間拡散モードのための複数のデータ・ストリームを動作上で空間処理する第2のプロセッサ。
  35. 請求項30の装置、ここにおいて、該第2の複数の伝送チャネルは、多元入力多元出力(MIMO)チャネルの複数の空間チャネルである。
  36. 請求項30の装置、ここにおいて、該第2の複数の伝送チャネルは、多元入力多元出力(MIMO)チャネルの複数の固有モードである。
  37. 第1の通信リンクを介して受信した伝送に基づいて該第1の通信リンク上の第1の複数の伝送チャネルに関する第1の複数の信号−対−ノイズ−及び−干渉比(SNR)推定値を導出すること;
    該第1の複数のSNR推定値及び非対称パラメータに基づいて第2の通信リンク上の第2の複数の伝送チャネルに関する第2の複数のSNR推定値を導出すること;及び
    該第2の複数のSNR推定値に基づいて該第2の複数の伝送チャネルに対する複数のレートを選択すること、
    を具備する方法。
  38. 請求項37の方法、ここにおいて、該第1の複数のSNR推定値を導出することは、下記を備える、
    該第1の複数の伝送チャネルの各々の複数の周波数副帯域に関する受信SNRを決定すること;及び
    該受信SNRに基づいて該第1の複数の伝送チャネルの各々に関するSNR推定値を導出すること。
  39. 請求項37の方法、該方法は下記をさらに具備する:
    ステアド・モード、非ステアド・モード、又は空間拡散モードのための複数のデータ・ストリームを空間処理すること。
  40. 第1の通信リンクを介して受信した伝送に基づいて該第1の通信リンク上の第1の複数の伝送チャネルに関する第1の複数の信号−対−ノイズ−及び−干渉比(SNR)推定値を導出するための手段;
    該第1の複数のSNR推定値及び非対称パラメータに基づいて第2の通信リンク上の第2の複数の伝送チャネルに関する第2の複数のSNR推定値を導出するための手段;及び
    該第2の複数のSNR推定値に基づいて該第2の複数の伝送チャネルに対する複数のレートを選択するための手段、
    を具備する装置。
  41. 請求項40の装置、ここにおいて、該第1の複数のSNR推定値を導出するための該手段は、下記を備える、
    該第1の複数の伝送チャネルの各々の複数の周波数副帯域に関する受信SNRを決定するための手段;及び
    該受信SNRに基づいて該第1の複数の伝送チャネルの各々に関するSNR推定値を導出するための手段。
  42. 請求項40の装置、該装置は下記をさらに具備する:
    該複数のレートに基づいて複数のデータ・ストリームを符号化しそして変調するための手段。
  43. 請求項40の装置、該装置は下記をさらに具備する:
    ステアド・モード、非ステアド・モード、又は空間拡散モードのための複数のデータ・ストリームを空間処理するための手段。
  44. 第1の通信リンクを介して受信した伝送に基づいて該第1の通信リンクに関する少なくとも1つの信号−対−ノイズ−及び−干渉比(SNR)推定値を動作上で導出するプロセッサ;及び
    該第1の通信リンクに関する該少なくとも1つのSNR推定値に基づいて第2の通信リンクに関する少なくとも1つのSNR推定値を動作上で導出するため、少なくとも1つのデータ・ストリームを動作上でイネーブルするため、該第2の通信リンクに関する該少なくとも1つのSNR推定値に基づいて該少なくとも1つのデータ・ストリームに対して少なくとも1つのレートを動作上で選択するため、及び該少なくとも1つのデータ・ストリーム中のパケットに対して受信したフィードバックに基づいて該少なくとも1つのデータ・ストリームの伝送を動作上で調節するためのコントローラ、
    を具備する装置。
  45. 請求項44の装置、ここにおいて、該コントローラは、該少なくとも1つのデータ・ストリームに対して少なくとも1つのSNRマージンを動作上で決定し、そして該少なくとも1つのSNRマージンにさらに基づいて該少なくとも1つのデータ・ストリームの該伝送をさらに動作上で調節する。
  46. 請求項44の装置、ここにおいて、該コントローラは、1つのデータ・ストリームを動作上で始めにイネーブルし、そして該第2の通信リンクに関するSNR推定値及び非対称パラメータに基づいて該1つのデータ・ストリームに対するレートを動作上で選択する。
  47. 請求項46の装置、ここにおいて、該コントローラは、該1つのデータ・ストリーム中のパケットが正しく復号される場合に、該1つのデータ・ストリームに対するレートを動作上で増加させる。
  48. 請求項44の装置、ここにおいて、該コントローラは、該少なくとも1つのイネーブルされたデータ・ストリーム中のパケットが正しく復号され、そして追加のデータ・ストリームが維持可能であると見做せる場合に、該追加のデータ・ストリームを動作上でイネーブルする。
  49. 請求項48の装置、ここにおいて、該コントローラは、該追加のデータ・ストリームがイネーブルされるときに、全てのイネーブルされたデータ・ストリームの間で全スループットを動作上で一様に分配する。
  50. 請求項48の装置、ここにおいて、該コントローラは、該追加のデータ・ストリームがイネーブルされたとき、予め決められた割合まで全てのイネーブルされたデータ・ストリームに関する全スループットを動作上で増加させる。
  51. 請求項44の装置、ここにおいて、該コントローラは、該少なくとも1つのイネーブルされたデータ・ストリームのいずれか1つの中のパケットがエラーを含んで復号される場合に、イネーブルされたデータ・ストリームを動作上でディスエーブルする。
  52. 請求項44の装置、ここにおいて、該コントローラは、該イネーブルされたデータ・ストリーム中のパケットがエラーを含んで復号される場合に、イネーブルされたデータ・ストリームに対するレートを動作上で減少させる。
  53. 第1の通信リンクを介して受信した伝送に基づいて該第1の通信リンクに関する少なくとも1つの信号−対−ノイズ−及び−干渉比(SNR)推定値を導出すること;
    該第1の通信リンクに関する該少なくとも1つのSNR推定値に基づいて第2の通信リンクに関する少なくとも1つのSNR推定値を導出すること;
    少なくとも1つのデータ・ストリームをイネーブルすること;
    該第2の通信リンクに関する該少なくとも1つのSNR推定値に基づいて該少なくとも1つのデータ・ストリームに対して少なくとも1つのレートを選択すること;及び
    該少なくとも1つのデータ・ストリーム中のパケットに対して受信したフィードバックに基づいて該少なくとも1つのデータ・ストリームの伝送を調節すること、
    を具備するデータを伝送する方法。
  54. 請求項53の方法、該方法は下記をさらに具備する:
    該少なくとも1つのデータ・ストリームに対して少なくとも1つのSNRマージンを決定すること、そしてここにおいて、該少なくとも1つのデータ・ストリームの該伝送は該少なくとも1つのSNRマージンにさらに基づいて調節される。
  55. 請求項53の方法、該方法は下記をさらに具備する:
    該少なくとも1つのイネーブルされたデータ・ストリーム中のパケットが正しく復号され、そして追加のデータ・ストリームが維持可能であると見做せる場合に、該追加のデータ・ストリームをイネーブルすること。
  56. 請求項53の方法、該方法は下記をさらに具備する:
    該少なくとも1つのイネーブルされたデータ・ストリームのいずれか1つの中のパケットがエラーを含んで復号される場合に、イネーブルされたデータ・ストリームをディスエーブルすること。
  57. 請求項53の方法、該方法は下記をさらに具備する:
    該イネーブルされたデータ・ストリーム中のパケットがエラーを含んで復号される場合に、イネーブルされたデータ・ストリームに対するレートを減少させること。
  58. 第1の通信リンクを介して受信した伝送に基づいて該第1の通信リンクに関する少なくとも1つの信号−対−ノイズ−及び−干渉比(SNR)推定値を導出するための手段;
    該第1の通信リンクに関する該少なくとも1つのSNR推定値に基づいて第2の通信リンクに関する少なくとも1つのSNR推定値を導出するための手段;
    少なくとも1つのデータ・ストリームをイネーブルするための手段;
    該第2の通信リンクに関する該少なくとも1つのSNR推定値に基づいて該少なくとも1つのデータ・ストリームに対して少なくとも1つのレートを選択するための手段;及び
    該少なくとも1つのデータ・ストリーム中のパケットに対して受信したフィードバックに基づいて該少なくとも1つのデータ・ストリームの伝送を調節するための手段、
    を具備する装置。
  59. 請求項58の装置、該装置は下記をさらに具備する:
    該少なくとも1つのデータ・ストリームに対して少なくとも1つのSNRマージンを決定するための手段、そしてここにおいて、該少なくとも1つのデータ・ストリームの該伝送は該少なくとも1つのSNRマージンにさらに基づいて調節される。
  60. 第1の通信リンクを介して受信したパイロット伝送に基づいて該第1の通信リンク上の第1の伝送チャネルの第1の複数の副帯域に関する受信した信号−対−ノイズ−及び−干渉比(SNR)を動作上で決定する第1のプロセッサ;及び
    該第1の伝送チャネルに関する該受信SNRに基づいて第2の通信リンク上の第2の伝送チャネルの第2の複数の副帯域の中の少なくとも1つの副帯域を動作上で選択するコントローラ;及び
    該第2の伝送チャネルの該少なくとも1つの副帯域上の伝送のためにデータを動作上で処理する第2のプロセッサ、
    を具備する装置。
  61. 請求項60の装置、ここにおいて、該コントローラは、SNRしきい値を超える受信SNRを有する該第1の複数の副帯域の中の各副帯域を動作上で選択する、そしてここにおいて、該第2の伝送チャネルに対して選択された該少なくとも1つの副帯域は該第1の伝送チャネルに対して選択された少なくとも1つの副帯域に対応する。
  62. 請求項60の装置、ここにおいて、該コントローラは、該少なくとも1つの副帯域の間で一様に伝送パワーを動作上で割り当てる。
  63. 請求項60の装置、ここにおいて、該コントローラは、該少なくとも1つの副帯域に対して同様の受信SNRを達成するために該少なくとも1つの副帯域の間で伝送パワーを動作上で割り当てる。
  64. 請求項60の装置、ここにおいて、該コントローラは、該少なくとも1つの副帯域の各々に関する受信SNRがSNRの予め決められた範囲内になるように該少なくとも1つの副帯域の間で伝送パワーを動作上で割り当てる。
  65. 第1の通信リンクを介して受信したパイロット伝送に基づいて該第1の通信リンク上の第1の伝送チャネルの第1の複数の副帯域に関する受信した信号−対−ノイズ−及び−干渉比(SNR)を決定すること;
    該第1の伝送チャネルに関する該受信SNRに基づいて第2の通信リンク上の第2の伝送チャネルの第2の複数の副帯域の中の少なくとも1つの副帯域を選択すること;及び
    該第2の伝送チャネルの該少なくとも1つの副帯域上の伝送のためにデータを処理すること、
    を具備するデータ伝送の方法。
  66. 請求項65の方法、ここにおいて、該第2の複数の副帯域の中の該少なくとも1つの副帯域を該選択することは、下記を備える、
    SNRしきい値を超える受信SNRを有する該第1の複数の副帯域の中の各副帯域を選択すること、そしてここにおいて、該第2の伝送チャネルに対して選択された該少なくとも1つの副帯域は該第1の伝送チャネルに対して選択された少なくとも1つの副帯域に対応する。
  67. 請求項65の方法、該方法は下記を具備する:
    該少なくとも1つの副帯域の間で該第2の伝送チャネルに対して伝送パワーを割り当てること。
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