JP2008519561A - 無線送受信ユニットにおけるチャンネル化符号を推定するための方法および装置 - Google Patents

Abstract

ブラインド符号検出（ＢＣＤ）を使用して無線送受信ユニット（ＷＴＲＵ）においてチャンネル化符号を推定するための方法および装置。ＷＴＲＵは通信バーストを受信し、受信バーストにおけるミッドアンブルを検出する［３０２］。検出されたミッドアンブルに従って、候補となる符号リストが発生される［３０４］。候補となる符号リストには、対象ＷＴＲＵおよび他のＷＴＲＵの両方についての意図されたチャンネル化符号が含まれる［３０４］。候補リストの符号の中のアクティブなチャンネル化符号が識別され、識別された符号がマルチ・ユーザ検出器（ＭＵＤ）に転送される［３０８］。本発明は、ＴＳＭの下りリンクにおけるＳＦのあいまい性を解決する。直交可変拡散率符号は異なるＳＦの符号間の直交性を維持するので、他のＷＴＲＵのＳＦは対象ＷＴＲＵのＳＦに従う。さらに、他のＷＴＲＵについてのデータがＭＵＤの後のシンボル処理において使用されないので、対象ＷＴＲＵについてのＭＵＤの性能は他のＷＴＲＵのＳＦのあいまい性と共に維持される。

Description

本発明は、無線通信システムにおける符号検出に関連する。本発明は、より詳細には、ブラインド符号検出（ＢＣＤ：Ｂｌｉｎｄ Ｃｏｄｅ Ｄｅｔｅｃｔｉｏｎ）を用いて、無線送受信ユニット（ＷＴＲＵ：Ｗｉｒｅｌｅｓｓ Ｔｒａｎｓｍｉｔ／Ｒｅｃｅｉｖｅ Ｕｎｉｔ）においてチャンネル化符号（ｃｈａｎｎｅｌｉｚａｔｉｏｎ ｃｏｄｅ）を推定するための方法および装置である。

移動体の時分割同期符号分割多元接続（ＴＤ−ＳＣＤＭＡ：Ｔｉｍｅ Ｄｉｖｉｓｉｏｎ Ｓｙｎｃｈｒｏｎｏｕｓ Ｃｏｄｅ Ｄｉｖｉｓｉｏｎ Ｍｕｌｔｉｐｌｅ Ａｃｃｅｓｓ）（ＴＳＭ）システムは狭帯域の時分割複信／符号分割多元接続（ＴＤＤ／ＣＤＭＡ：Ｔｉｍｅ Ｄｉｖｉｓｉｏｎ Ｄｕｐｌｅｘ／Ｃｏｄｅ Ｄｉｖｉｓｉｏｎ Ｍｕｌｔｉｐｌｅ Ａｃｃｅｓｓ）システムである。ＴＳＭシステムについては、高いデータ速度を提供するために、マルチ・ユーザ検出器（ＭＵＤ：Ｍｕｌｔｉ−Ｕｓｅｒ Ｄｅｔｅｃｔｏｒ）を受信機として使用して、小さい拡散率（ＳＦ：Ｓｐｒｅａｄｉｎｇ Ｆａｃｔｏｒ）および高い干渉を克服することが望ましい。

好ましくは、ＭＵＤは、各タイム・スロットにおける、送信されたチャンネル化符号に関連付けられた情報、チャンネル化符号に関連付けられたミッドアンブル、およびＳＦを必要とする。このタイプの情報は通常、ＴＳＭの上りリンクにおいて利用可能である。対照的に、ＴＳＭ下りリンクにおいては、各ＷＴＲＵは、各タイム・スロットにおける、それ自身の可能性のあるチャンネル化符号、関連ミッドアンブル、およびそれらのＳＦのいくつかを承知しているのみである。ＷＴＲＵは、各タイム・スロットにおける、特定のアクティブな送信チャンネル化符号、それらの特定のＳＦ、またはそれらの特定の関連ミッドアンブルについて承知していない。その上、ＷＴＲＵは、他のＷＴＲＵに関しては何の情報も承知していない。このあいまい性の結果、ＭＵＤの性能は深刻な低下を被る。

従って、ＷＴＲＵが自身の送信チャンネル化符号、および対象ＷＴＲＵおよび他のＷＴＲＵの両方についての送信チャンネル化符号を推定する方法および装置を有することが望まれるであろう。

本発明は、ＷＴＲＵにおけるチャンネル化符号を推定するための方法および装置である。ＷＴＲＵは通信バーストを受信し、各受信通信バーストにおけるミッドアンブルを検出する。候補となる符号のリストが、検出されたミッドアンブルに従って発生される。候補符号リストには、対象ＷＴＲＵおよび他のＷＴＲＵの両方についての意図されたチャンネル化符号が含まれる。検出の候補となる符号であるとみなされるべき符号は、ミッドアンブル割当方式と関係がある。候補リストの符号の中のアクティブなチャンネル化符号が識別され、ＭＵＤに転送される。

本発明は、ＴＳＭの下りリンクにおけるあいまい性を解決する。直交可変拡散率（ＯＶＳＦ：Ｏｒｔｈｏｇｏｎａｌ Ｖａｒｉａｂｌｅ Ｓｐｒｅａｄｉｎｇ Ｆａｃｔｏｒ）符号が符号間の直交性を維持するために使用される。従って、符号間で異なったＳＦが使用されたときでさえ、ＯＶＳＦ符号の特性のため、ＭＵＤが干渉電力を維持することができ、特定のＷＴＲＵ自身のチャンネル化符号に対するＭＵＤの性能が、他のＷＴＲＵのチャンネル化符号のＳＦのあいまい性と共に維持される。さらに、他のＷＴＲＵのチャンネル化符号についてのデータがＭＵＤの後のシンボル処理において使用されないので、ＭＵＤは、他のＷＴＲＵのデータではなく、他のＷＴＲＵからのセル内干渉を推定するために、他のＷＴＲＵについてのアクティブな符号を必要とするだけである。

本発明のより詳細な理解、例として与えられ、添付の図面に関連して理解されるべき以下の説明から得ることができる。

以降、用語「ＷＴＲＵ」は、限定するものではないが、ユーザ設備、移動局、固定型または移動体の加入者ユニット、ページャ、または無線環境において動作可能な他のいかなるタイプの装置をも含む。

図１は、ＴＤＤ／ＣＤＭＡ通信システムの図である。システム１００は、複数の基地局１０２を含む。それぞれの基地局１０２は、各基地局１０２に関連付けられた少なくとも１つのセル１０４をサービスする。ＷＴＲＵ１０６は、各ＷＴＲＵ１０６が位置するセル１０４における基地局１０２と通信する。

データは、１つまたは複数の通信バーストを使用して送信される。各通信バーストは、単一のチャンネル化符号（すなわち、単一のリソース単位）を使用して単一のタイム・スロットにおいてデータを搬送する。図２に示されるように、典型的な通信バースト２００にはミッドアンブル２０４、ガード期間２０８および２つのデータ・バースト２０２，２０６がある。ミッドアンブル２０４は、２つのデータ・バースト２０２，２０６を分離する。ガード期間２０８は異なる通信バーストを分離して、異なる送信機から送信されたバーストの到着時間における差を許容とする。ミッドアンブル２０４は、受信機および送信機の間のチャンネル応答を推定する際に使用するためのミッドアンブル符号を含む。

受信機は、本発明によるＭＵＤを利用する。ＭＵＤの動作は当業者にとってよく知られているので、そのような詳細はここでは詳細に記載されないであろう。一般に、ＭＵＤは、ベースバンド信号を処理し、すべての通信データを復元する。データを復元するために、ＭＵＤは、バーストを送信するために使用されるチャンネル化符号のすべてを知る必要があり；対象ＷＴＲＵについての送信チャンネル化符号だけでなく、他のＷＴＲＵについての他のすべての送信チャンネル化符号も知る必要がある。

本発明によるブラインド符号検出（ＢＣＤ）アルゴリズムは、対象ＷＴＲＵについてのアクティブな送信チャンネル化符号だけではなく、対象ＷＴＲＵ自身の可能性のあるチャンネル化符号および検出ミッドアンブルに基づいて、他のＷＴＲＵのチャンネル化符号をも推定する。ＷＴＲＵ自身の符号の検出については、各トランスポート・チャンネル（ＴｒＣＨ：Ｔｒａｎｓｐｏｒｔ Ｃｈａｎｎｅｌ）の可能性として割り当てられた符号が、全不連続送信（ＤＴＸ：ｄｉｓｃｏｎｔｉｎｕｏｕｓ ｔｒａｎｓｍｉｓｓｉｏｎ）の状態に依って、候補となる符号リスト中に保持され、またはそこから除去される。対象ＷＴＲＵの符号が検出されると、他のＷＴＲＵの符号は、対象ＷＴＲＵの検出された符号についてのエネルギに基づく閾値およびその状態に基づく他の規則により検出される。

本発明は、ＴＳＭの下りリンクにおけるＳＦのあいまい性を解決する。第３世代パートナーシップ・プロジェクト（３ＧＰＰ：Ｔｈｉｒｄ Ｇｅｎｅｒａｔｉｏｎ Ｐａｒｔｎｅｒｓｈｉｐ Ｐｒｏｊｅｃｔ）標準において記載されるように、対象ＷＴＲＵは、上位層の情報からそれ自身のＳＦを得ることができる。しかしながら、他のＷＴＲＵの符号のＳＦは分からない。それらの特性に依り、ＴＳＭにおいて使用されるＯＶＳＦ符号は、符号間で異なったＳＦが使用されるときでさえ、符号間で直交性を保持する。それにより、対象ＷＴＲＵの希望符号が、ＳＦのあいまい性にかかわらず、高い信号対干渉雑音比（ＳＩＮＲ：Ｓｉｇｎａｌ−ｔｏ−Ｉｎｔｅｒｆｅｒｅｎｃｅ−ａｎｄ−Ｎｏｉｓｅ Ｒａｔｉｏ）を維持することが可能となる。結果として、ＭＵＤが、対象ＷＴＲＵの各希望符号についてのＳＩＮＲを維持することが可能であり、これにより対象ＷＴＲＵの符号に関して動作するＭＵＤの性能が改善される。さらに、他のＷＴＲＵについてのデータはＭＵＤの後のシンボル処理においては使用されないので、ＭＵＤは、他のＷＴＲＵからのセル内干渉を推定するために、他のＷＴＲＵについてのアクティブな符号を必要とするだけである。ＭＵＤの性能はこのあいまい性により影響を受けることはないであろう。したがって、本発明に従って、他のＷＴＲＵの符号のＳＦは、対象ＷＴＲＵの符号のＳＦと同じであり、そして１つのＳＦのみが同じタイム・スロットにおいて送信されると想定することができる。

図３は、本発明によるアクティブな送信チャンネル化符号を推定するための処理３００のフロー図である。受信機が、通信バーストを受信し、受信通信バーストにおけるミッドアンブルを検出する（ステップ３０２）。

受信機は、検出されたミッドアンブルに従って候補となる符号リストを発生する（ステップ３０４）。候補となる符号リストは、タイム・スロットにおいて受信された可能性のあるチャンネル化符号および関連パラメータのリストである。対象ＷＴＲＵについての候補符号リストは、そのタイム・スロットのミッドアンブル割当方式、検出されたミッドアンブル・シフト、および上位層から導出された送信符号の既知の数に関する情報、に基づき決定される。他のＷＴＲＵについての候補となる符号リストは、そのタイム・スロットのミッドアンブル割当方式および検出されたミッドアンブル・シフトに基づいて発生される。

ミッドアンブル割当については、現在３つの方式が利用されている：すなわち、１）デフォルト・ミッドアンブル割当、２）共通ミッドアンブル割当、および３）ＷＴＲＵ特有のミッドアンブル割当である。検出のための候補となる符号とみなされる符号は、ミッドアンブル割当方式と関係がある。デフォルト・ミッドアンブル割当方式においては、検出されたミッドアンブルに関連付けられた符号は候補符号として含まれる（対象ＷＴＲＵおよび他のＷＴＲＵについての符号を含む）。共通ミッドアンブル割当方式においては、検出されたＳＦを有する符号のすべてが候補符号として含まれる（対象ＷＴＲＵおよび他のＷＴＲＵについての符号を含む）。ＷＴＲＵ特有のミッドアンブル割当方式においては、対象ＷＴＲＵに対する符号のみが候補符号リスト中に含まれる。

第１の方式、デフォルト・ミッドアンブル割当方式においては、各ミッドアンブルが送信された可能性があるチャンネル化符号のセットを示す。ミッドアンブルが検出されると、チャンネル化符号またはチャンネル化符号のセットはその候補となる符号リストに含まれる。共通チャンネル符号は、そのそれぞれのミッドアンブルが検出されるなら、その符号エネルギにかかわらず、ビーコンとして送信された共通チャンネル符号がアクティブであるとして識別されることを除いて、対象ＷＴＲＵについての専用チャンネル符号と同じに扱われる。このことは以下に、詳細に説明されるであろう。プライマリ共通制御物理チャンネル（Ｐ−ＣＣＰＣＨ：Ｐｒｉｍａｒｙ Ｃｏｍｍｏｎ Ｃｏｎｔｒｏｌ Ｐｈｙｓｉｃａｌ Ｃｈａｎｎｅｌ）のタイム・スロットにおいては、第１および第２のＰ−ＣＣＰＣＨ符号のセットは、それらのそれぞれのミッドアンブルが検出されるなら、候補符号リストに含まれ、符号検出機能によって除去されないようフラグが立てられる。

呼設定の間、ＷＴＲＵは、チャンネル化符号およびタイム・スロットの割当に関する情報を取得する。それ故、ＷＴＲＵは、そのＷＴＲＵに割り当てられた符号を含む、リスト（すなわち、可能性のある割当リスト）を有する。従って、すべての符号が候補符号リストの中に入力された後、ＷＴＲＵは各候補符号について可能性のある割当リストを検索する。

ＷＴＲＵの可能性のある割当リストにおいて見出された候補符号は、候補符号リストにおけるそれらのＴｒＣＨ番号を追加するとともに、候補符号リスト中にて維持される。可能性のある割当リストにおいて見出されなかった候補符号は、候補符号リストから除去される。これは、ＴｒＣＨをゼロとして識別することにより、実行することができ、このことは、その符号が他のＷＴＲＵに割り当てられていることを示す。

第２の方式、共通ミッドアンブル割当方式においては、１つのミッドアンブル・シフトのみが送信される。共通ミッドアンブル割当方式は、非Ｐ−ＣＣＰＣＨタイム・スロットに関してのみ適用される。ミッドアンブル・シフトは、そのタイム・スロットにおいて送信されたチャンネル化符号の数を示す。共通ミッドアンブル・シフトが検出されないなら、候補符号リストの中に符号は全く挿入されないことになる。共通ミッドアンブル・シフトが検出されるなら、現在のタイム・スロットにおいて検出されたＳＦに従って、適切な数の符号がその候補符号リストの中に入力される。

下りリンクにおけるタイム・スロット中のＳＦについて、複数の選択がある。それ故に、対象ＷＴＲＵの割当リストにおける現在のタイム・スロット中の１つの符号のＳＦがチェックされ、検出されたＳＦに従って、適切な数の符号により候補符号リストを満たすように使用される。各符号は、検出された共通ミッドアンブル・シフトと関連付けられる。例えば非ビーコンのタイム・スロットにおいては、そのタイム・スロットにおいて、高データ速度送信については１つのＳＦ＝１の符号、または通常の送信についての８つのＳＦ＝８の符号および１６のＳＦ＝１６の符号のいずれかであり得る。ＷＴＲＵの可能性のある符号割当リストにおける現在のタイム・スロット中の１つの符号のＳＦがチェックされ、それぞれ検出された共通ミッドアンブル・シフトに関連付けられた、１つのＳＦ＝１の符号、または８つのＳＦ＝８の符号および１６のＳＦ＝１６の符号により、候補となる符号リストを満たすために使用される。

すべての符号が候補となる符号リストの中に入力された後、各候補符号について、ＷＴＲＵの可能性のある割当リストが検索される。ＷＴＲＵの可能性のある割当リストにおいて見出された候補符号は、その候補符号リストにおいてそれらのＴｒＣＨ番号を追加するとともに、その候補符号リストにおいて維持される。一方、ＷＴＲＵの可能性のある割当リストにおいて見出されなかった候補符号は、ＴｒＣＨをゼロとして識別することなどにより候補リストから除去され、このことは、その符号が他のＷＴＲＵに割り当てられていることを示す。

第３の方式、ＷＴＲＵ特有のミッドアンブル割当方式においては、ＷＴＲＵは、他のＷＴＲＵに割り当てられている可能性のある符号についてのミッドアンブルから符号への関連付けについて全く分からない。したがって、他のＷＴＲＵのチャンネル化符号を検出することは実現不可能である。このように、ＷＴＲＵ特有のミッドアンブル割当方式においては、あらゆる検出されたミッドアンブル・シフトについて、ＷＴＲＵは単に可能性のある割当リストを検索し、そして検出されたミッドアンブルに関連付けられたそれらの符号を候補符号リストに追加する。他のＷＴＲＵについてのチャンネル化符号は候補符号リストに追加されない。

空間符号送信ダイバシティ（ＳＣＴＤ：Ｓｐａｃｅ Ｃｏｄｅ Ｔｒａｎｓｍｉｔ Ｄｉｖｅｒｓｉｔｙ）によるＰ−ＣＣＰＣＨの送信は、候補符号リストを発生させる際に特別な取り扱いを必要とする。２つのＰ−ＣＣＰＣＨミッドアンブルの内の１つのみが検出されたなら、一方のみが送信されたか、または両方が送信されたが一方のみが検出されたか、のいずれかである可能性がある。この場合においては、ｋ＝１およびｋ＝２の内のどちらのミッドアンブル符号が検出されたか（ここでｋはミッドアンブル・シフトを表す）に依って、検出されたミッドアンブルは、符号０および１、または符号２および３として、候補符号リストの中に入力される。両方のＰ−ＣＣＰＣＨミッドアンブルが検出された場合には、４つのＰ−ＣＣＰＣＨが、本質的に、ＭＵＤにおいて互いに崩れ、その後２つの符号として取り扱われる。この場合においては、符号０および１の２つの符号およびｋ＝１のみが、共通チャンネル符号として、候補符号リストの中に入力されるべきである。

受信機は次に、候補符号リストにおける符号の中でアクティブなチャンネル化符号を識別して、ＭＵＤに転送する（ステップ３０８）。アクティブなチャンネル化符号の識別は、対象ＷＴＲＵのアクティブな符号の識別および他のＷＴＲＵのアクティブな符号の識別を含む。他のＷＴＲＵのアクティブな符号は、デフォルトのおよび共通ミッドアンブル割当方式においてのみ識別される。

対象ＷＴＲＵのアクティブな符号識別の目的は、対象ＷＴＲＵのアクティブな符号を間違って除去されること（これは重大なデータ損失をもたらすであろう）、または実際は非アクティブな符号をアクティブであるとして間違って宣言すること（これは、ブロック誤り率（ＢＬＥＲ：Ｂｌｏｃｋ Ｅｒｒｏｒ Ｒａｔｅ）に関してはるかに影響が少ない）を回避することである。したがって、現在のタイム・スロットが全不連続送信（ＤＴＸ）の状態にある限り、ＷＴＲＵの候補符号のすべては、アクティブな符号として受容され、ＭＵＤに転送される。このことは検出手順を簡略化する。

他のＷＴＲＵのアクティブな符号識別の目的は、他のＷＴＲＵの強い符号を識別することと、他のＷＴＲＵの誤ったまたは弱い符号をＭＵＤが復調するのを回避することである。他のＷＴＲＵの強い符号は、セル内干渉の重大な源である。他のＷＴＲＵの弱い符号は、それほど干渉したり、性能を低下させたりしない。したがって、他のＷＴＲＵについてのアクティブなチャンネル化符号が、ステップ３０６において得られた符号電力推定に従って識別される。

対象ＷＴＲＵのアクティブな符号が識別された後、他のＷＴＲＵのアクティブな符号が、対象ＷＴＲＵ符号のエネルギに基づく閾値および対象ＷＴＲＵのＴｒＣＨの属性を使用して識別される。単純に、すべての符号（共通ミッドアンブル割当方式において）、または対象ＷＴＲＵに割り当てられていないいくつかの符号（デフォルト・ミッドアンブル割当方式において）が、他のＷＴＲＵのアクティブな符号として識別されるかもしれない。閾値を超えている符号のみがアクティブなチャンネル化符号として識別されることが好ましい。この閾値は、対象ＷＴＲＵについての候補符号リストにおける対象ＷＴＲＵのすべての符号のエネルギの中の最大のエネルギによって決定される。

あるいは、対象ＷＴＲＵの符号の平均エネルギを閾値として利用することができる。対象ＷＴＲＵの符号の最大エネルギを使用することによって、他のＷＴＲＵの符号を排除するという負の効果を有する一方、その見返りとして、他のＷＴＲＵの可能性として誤った符号の数を減らす。

候補符号リストにおいて、タイム・スロットについての符号の最大数を超過している場合には、弱い符号を除去することができる。符号の数が最大値以下になるまで、他のＷＴＲＵの最も弱い符号をひとつずつ除去することによって、タイム・スロットについての符号の最大数まで符号の数を減らす。

アクティブな符号検出の後、検出された符号についてのすべての関連情報（すなわち、関連ミッドアンブル・シフト、ＳＦおよび符号の総数）がＭＵＤに転送される。ＭＵＤはこの情報を復調のために使用する。

図４は、本発明による、アクティブな送信チャンネル化符号を推定するための装置４００のブロック図である。装置４００は、チャンネル推定器４０２と、ミッドアンブル検出器４０４と、候補符号リスト発生器４０６と、符号検出器４０８と、ＭＵＤ４１０とを備える。構成要素となるデバイスは別個のデバイスとして例示されるが、１つまたは複数のデバイスをＭＵＤまたは他の装置の一部として組み込むことができる。

受信機にて、送信された信号がアンテナ（示されない）により受信され、受信された信号はベースバンド信号に変換される。チャンネル推定器４０２は、チャンネル応答を推定し、推定されたチャンネル応答はミッドアンブル検出器４０４およびＭＵＤ４１０に入力される。

チャンネル推定の後、ミッドアンブル検出器４０４は送信されたミッドアンブルを検出する。検出されたミッドアンブルに基づき、候補符号リスト発生器４０６は、ミッドアンブル割当方式に従い、検出されたミッドアンブルに基づき候補符号リストを発生する。符号検出器４０８は、対象ＷＴＲＵおよび他のＷＴＲＵについてのアクティブな符号を識別する。対象ＷＴＲＵのアクティブな符号は、ＤＴＸ状態に従って識別される。他のＷＴＲＵのアクティブな符号は、候補符号リストにおける各符号の符号電力を予め定められた符号電力閾値を参照して測定することにより、識別されることが好ましい。符号検出器４０８が候補符号リストにおける各符号のエネルギを測定し、それにより符号検出器４０８は、予め定められた閾値を超える他のＷＴＲＵのアクティブな符号を識別する。符号検出器４０８は、現在のタイム・スロットにおける使用のために、チャンネル化符号、ＳＦ、およびチャンネル応答オフセットのセットをＭＵＤ４１０に提供する。

本発明の特徴および要素は、特定の組み合わせで好適な実施形態において説明されているが、各特徴または要素は、好適な実施形態の他の特徴および要素なしに単独で、または本発明の他の特徴および要素のあるなしにかかわらず様々な組み合わせにおいて使用することができる。

ＴＤＤ／ＣＤＭＡ通信システムの図である。 通信バーストの図である。 本発明による、アクティブな送信チャンネル化符号を推定するためのプロセスのフロー図である。 本発明による、アクティブな送信チャンネル化符号を推定するための装置のブロック図である。

Claims (26)

1. 複数の無線送受信ユニット（ＷＴＲＵ）を含む無線通信システムにおいて、対象ＷＴＲＵおよび他のＷＴＲＵについてのチャンネル化符号を、他のＷＴＲＵに対する拡散率（ＳＦ）を知ることなく推定するための方法であって、
   受信された通信バーストにおけるミッドアンブルを検出することと、
   検出されたミッドアンブルに従って候補符号リストを発生することであって、候補符号リストが対象ＷＴＲＵおよび他のＷＴＲＵについてのチャンネル化符号を含むことと、
   候補リストにおける符号の中でアクティブなチャンネル化符号を識別することと、
   識別されたアクティブなチャンネル化符号をマルチ・ユーザ検出器（ＭＵＤ）に転送することと、
   を備えることを特徴とする方法。
2. 前記ミッドアンブルは、デフォルト・ミッドアンブル割当方式によってＷＴＲＵに割り当てられ、それにより前記検出されたミッドアンブルが前記通信バーストの送信についてのチャンネル化符号を示すことを特徴とする請求項１に記載の方法。
3. 前記検出されたミッドアンブルは、プライマリ共通制御物理チャンネル（Ｐ−ＣＣＰＣＨ）についてのものであることを特徴とする請求項２に記載の方法。
4. 検出されたＰ−ＣＣＰＣＨ符号は、Ｐ−ＣＣＰＣＨ符号の符号電力にかかわらず除去されないようフラグが立てられることを特徴とする請求項３に記載の方法。
5. ２つのＰ−ＣＣＰＣＨミッドアンブルは、空間符号送信ダイバシティのために利用され、１つのＰ−ＣＣＰＣＨミッドアンブルのみが検出された場合には、検出されたＰ−ＣＣＰＣＨミッドアンブルのみが前記候補リストにリストされ、２つのＰ−ＣＣＰＣＨミッドアンブルの両方が検出された場合には、最初のＰ−ＣＣＰＣＨが前記候補リストにリストされることを特徴とする請求項３に記載の方法。
6. 前記ミッドアンブルは、共通ミッドアンブル割当方式に従ってＷＴＲＵに割り当てられ、それにより各ミッドアンブルがタイム・スロットにおいて利用されたチャンネル化符号の数を示すことを特徴とする請求項１に記載の方法。
7. 現在のタイム・スロットのＳＦが決定され、検出されたＳＦに従って候補符号リストが発生されることを特徴とする請求項６に記載の方法。
8. 前記ミッドアンブルは、ＷＴＲＵ特有のミッドアンブル割当方式に従ってＷＴＲＵに割り当てられることを特徴とする請求項１に記載の方法。
9. 現在のタイム・スロットが全不連続送信の状態にある限り、対象ＷＴＲＵについての前記候補符号リストにおけるすべての符号が前記ＭＵＤに転送されることを特徴とする請求項１に記載の方法。
10. 他のＷＴＲＵについての前記アクティブなチャンネル化符号は、前記対象ＷＴＲＵについての符号の中の最大の符号エネルギに従って識別されることを特徴とする請求項１に記載の方法。
11. 他のＷＴＲＵについての前記アクティブなチャンネル化符号は、前記対象ＷＴＲＵについての符号の平均的符号エネルギに従って識別されることを特徴とする請求項１に記載の方法。
12. 前記候補符号リストの符号の数が予め定められた最大値を超過した場合には、候補符号リストの数が最大値を下まわるまで、他のＷＴＲＵについての最も弱い符号が候補符号リストから除去されることを特徴とする請求項１に記載の方法。
13. 前記チャンネル化符号は、直交可変拡散率（ＯＶＳＦ）符号であることを特徴とする請求項１に記載の方法。
14. 他の無線送受信ユニット（ＷＴＲＵ）についての拡散率（ＳＦ）が対象ＷＴＲＵに知られていない無線通信システムにおいて、対象ＷＴＲＵおよび他のＷＴＲＵについてのチャンネル化符号を推定するための装置であって、
    チャンネル応答を推定するためのチャンネル推定器と、
    受信された通信バーストにおけるミッドアンブルを検出するためのミッドアンブル検出器、
    マルチ・ユーザ検出器（ＭＵＤ）と、
    検出されたミッドアンブルに従って候補符号リストを発生するための候補符号リスト発生器であって、候補符号リストが対象ＷＴＲＵおよび他のＷＴＲＵについてのチャンネル化符号を含む候補符号リスト発生器と、
    候補リストにおける符号の中の対象ＷＴＲＵについてのアクティブなチャンネル化符号を識別し、対象ＷＴＲＵについての識別されたアクティブなチャンネル化符号をＭＵＤに転送するための符号検出器と、
    を備えたことを特徴とする装置。
15. 前記ミッドアンブルは、デフォルト・ミッドアンブル割当方式に従ってＷＴＲＵにマップされ、それにより前記検出されたミッドアンブルが前記通信バーストの送信についてのチャンネル化符号を示すことを特徴とする請求項１４に記載の装置。
16. 前記検出されたミッドアンブルは、プライマリ共通制御物理チャンネル（Ｐ−ＣＣＰＣＨ）についてのものであることを特徴とする請求項１５に記載の装置。
17. 検出されたＰ−ＣＣＰＣＨ符号は、Ｐ−ＣＣＰＣＨ符号の符号電力にかかわらず除去されないようフラグが立てられることを特徴とする請求項１６に記載の装置。
18. ２つのＰ−ＣＣＰＣＨミッドアンブルは、空間符号送信ダイバシティのために利用され、１つのＰ−ＣＣＰＣＨミッドアンブルのみが検出された場合には、検出されたＰ−ＣＣＰＣＨミッドアンブルのみが前記候補リストにリストされ、２つのＰ−ＣＣＰＣＨミッドアンブルの両方が検出された場合には、最初のＰ−ＣＣＰＣＨが候補リストにリストされることを特徴とする請求項１６に記載の装置。
19. 前記ミッドアンブルは、共通ミッドアンブル割当方式に従ってＷＴＲＵにマップされ、それにより各ミッドアンブルがタイム・スロットにおいて送信されたチャンネル化符号の数を示すことを特徴とする請求項１４に記載の装置。
20. 現在のタイム・スロットのＳＦは、決定され、候補符号リストは、検出されたＳＦに従って発生されることを特徴とする請求項１９に記載の装置。
21. 前記ミッドアンブルは、ＷＴＲＵ特有のミッドアンブル割当方式に従ってＷＴＲＵに割り当てられることを特徴とする請求項１４に記載の装置。
22. 現在のタイム・スロットが全不連続送信（full-ＤＴＸ）の状態である限り、対象ＷＴＲＵについての前記候補符号リストにおけるすべての符号は、前記ＭＵＤに転送されることを特徴とする請求項１４に記載の装置。
23. 他のＷＴＲＵについての前記アクティブなチャンネル化符号は、前記対象ＷＴＲＵについての符号の中の最大の符号エネルギに従って識別されることを特徴とする請求項１４に記載の装置。
24. 他のＷＴＲＵについての前記アクティブなチャンネル化符号は、前記対象ＷＴＲＵについての符号の平均的符号エネルギに従って識別されることを特徴とする請求項１４に記載の装置。
25. 前記候補符号リストの符号の数が予め定められた最大値を超過した場合には、候補符号リストの数が最大値を下まわるまで、他のＷＴＲＵについての最も弱い符号が候補符号リストから除去されることを特徴とする請求項１４に記載の装置。
26. 前記チャンネル化符号は、直交可変拡散率（ＯＶＳＦ）符号であることを特徴とする請求項１４に記載の装置。

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