JP2008517356A - コンテンツの組織化 - Google Patents

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Abstract

ポータブルデータ記憶装置であって、データ記憶装置(1)のユーザ設定プロファイル(3)と一致する他の装置に記憶されたデータをサーチする手段(2、4)と、前記プロファイル(3)と一致するデータをデータ記憶装置(1)に記憶する手段(5)とを有する。また、自己組織化コンテンツエンティティのレベルでの技術的実現が記載されている。

Description

発明の詳細な説明
本発明はポータブルデータ記憶装置に関する。
本発明は、さらにデータ記憶システムに関する。
本発明は、さらにデータ記憶の自己組織化方法に関する。
本発明は、さらにネットワーク中のコンテンツの組織化方法に関する。
本発明は、さらに、コンピュータプログラム製品にも関する。
ポータブルデータ記憶装置は技術的には周知である。かかる記憶装置(例えば、CD、DVD、フロッピー(登録商標)ディスク、USBスティック等)は、「受動的な」記憶媒体であるという点で不便である。すなわち、これらの装置はそれ自体ではインテリジェントでなく、記憶されているコンテンツやデータの種類等(例えば、mp3音楽、ビデオ、jpeg写真、文書等)に影響を与えることはできない。それゆえ、ユーザは、かかる装置にコンテンツを記憶したいとき、それぞれのコンテンツを手作業で選択しなければならない。このように、使いやすくはない。
本発明の目的は、最初のパラグラフに記載したタイプの装置、第2のパラグラフに記載したタイプのシステム、第3のパラグラフに記載したタイプの方法、第4のパラグラフに記載したタイプの方法、第5のパラグラフに記載したタイプのコンピュータプログラム製品であって、上記の不便な点を回避するものを提供することである。
本発明の特徴を備えた装置により上記の目的を達成するために、本発明による装置は以下の特徴を有する、すなわち:
ポータブルデータ記憶装置であって、データ記憶装置のユーザ設定可能プロファイルと一致する他の装置に記憶されたデータをサーチして、他の装置からデータを受け取る手段と、前記受け取ったデータが前記プロファイルと一致するとき、前記受け取ったデータをデータ記憶装置に記憶する手段とを有するデータ記憶装置である。
本発明の特徴を備えたシステムにより上記の目的を達成するために、本発明によるシステムは以下の特徴を有する、すなわち:
データ記憶のための分散自己組織化システムであって、少なくとも2つの自律的記憶装置を有し、該装置は互いにデータを交換する手段を有し、前記システムは、前記データ記憶装置の少なくとも1つのユーザ設定記憶プロファイルと一致する、記憶装置に記憶されたデータをサーチし、その装置中のデータ記憶装置の前記記憶プロファイルと一致するデータを記憶するように構成されている、システムである。
本発明の特徴を備えた方法により上記の目的を達成するために、本発明によるデータの自己組織化記憶方法は以下の特徴を有する、すなわち:
データの自己組織化記憶方法であって、第1のデータ記憶装置に記憶されたデータであって第2のデータ記憶装置のユーザ設定記憶プロファイルと一致するデータをサーチし、前記第2のデータ記憶装置のプロファイルと一致する第1のデータ記憶装置に記憶されたデータは前記第2のデータ記憶装置に記憶される、方法、である。
本発明のさらに別の方法により上記の目的を達成するために、本発明によるネットワーク中のコンテンツの自己組織化方法は以下の特徴を有する、すなわち:
装置のネットワークにおけるコンテンツの組織化方法であって、コンテンツは装置に記憶され、前記コンテンツを表す表示データと前記ネットワーク中の前記コンテンツを組織化する組織化データとを有し、第1のコンテンツが記憶された第1の装置において、前記第1のコンテンツの組織化データを用いて組織化要求を作成するように前記第1のコンテンツを使用する段階と、前記コンテンツから前記第1の装置に記憶された、または前記ネットワーク中の少なくとも第2の装置に記憶された他のコンテンツに前記組織化要求を伝達する段階と、前記組織化要求への応答に応じてコンテンツの分布を再構成する段階とを有する方法である。
本発明のコンピュータプログラム製品により上記の目的を達成するために、本発明によるコンピュータプログラム製品は以下の特徴を有する、すなわち:
プログラマブル装置のメモリに直接ロード可能なコンピュータプログラムであって、前記コンピュータプログラムを前記装置上で実行した時、本発明によるデータの自己組織化記憶方法または本発明によるネットワークにおけるコンテンツ組織化方法のステップを実行するソフトウェアコード部分を有する、コンピュータプログラムである。
本発明による手段は、メモリコンテンツの物理的及びセマンティックな自己組織化を達成することができるという有利性を有する。データは装置のユーザ設定記憶プロファイルに従って異なる装置に記憶されるので、ユーザは記憶装置を選択することにより、記憶されたコンテンツを物理的に読み出すことができる。コンテンツ自体のインテリジェンスに基づいたコンテンツの自己組織化も有利にも可能となるが、ユーザは自己組織化のプロセスをトリガーするだけでよい。
請求項2または請求項23に記載の手段は、記憶されたコンテンツの物理的組織化を非常に速く、効率的に達成できるという有利性がある。
しかし、請求項3の手段を備えれば、特に有利であることが分かっている。これにより、セマンティック(semantics)に基づく記憶装置のコンテンツの最適なアロケーションを有利に達成できる。
請求項4または請求項24に記載の手段は、記憶装置が自律的に、そのユーザ設定プロファイルに規定されたデータがコンテンツと一致するか否かを決定する。そのため、記憶装置は、記憶されたデータに関する追加情報を必要としない。よって、記憶装置はインテリジェントなものとなる。
請求項5、13または26に記載の手段は、データがユーザ設定記憶プロファイルと一致するかどうかの決定が非常に速く、それほど複雑にならずに行えるという有利性がある。
請求項6に記載の手段では、有利にも、記憶装置の自己組織化システムが、2つ以上の記憶装置を互いに近づけるか、1つのネットワークに接続することにより、非常に容易に達成できる。
請求項7に記載の手段において、有利にも、例えば、記憶されたコンテンツを表示するディスプレイにより、記憶装置に記憶されたコンテンツをユーザが見ることができる。
請求項8に記載の手段において、有利にも、ある記憶装置に記憶されたコンテンツの種類をその外観からユーザが一目で容易に判断することができる。
請求項9または18に記載の手段により、ユーザは、照明手段による原始的情報により記憶装置を選択した後、この装置に記憶されたコンテンツを詳細に見て、記憶されたコンテンツを容易に読み出すことができる。
請求項10に記載の手段により、記憶装置のパワーマネージメントが非常に効率的になる。
請求項11、20、または28に記載の手段により、記憶システムにおける記憶装置の振る舞いを規定し、記憶を実行するときにデータの作成日または変更日を考慮したアーカイブシステムを実現できる。
請求項13に記載の手段により、有利にも、システムは外部から追加情報を受け取らずにデータの内容を自律的に分析できる。さらに、一装置に記憶されたコンテンツが他の装置のプロファイルと一致するかどうか、メタデータを用いて容易に分かる。
請求項15、19、または25に記載の手段により、有利にも、記憶装置を非常に簡単に低コストで実現できる。
請求項16に記載の手段により、有利にも、自己組織化記憶システムを非常に簡単に低コストで実現できる。
請求項17または27に記載の手段により、有利にも、単一の記憶装置に大きなコンピューティングパワーがなくても、コンテンツ分析をすばやく効率的に行える。
請求項21に記載の手段により、有利にも、分散メタデータベースを非常に容易に実現できる。
請求項29に記載の手段により、有利にも、記憶装置の更新を非常に容易に実現できる。
請求項30に記載の手段により、有利にも、記憶装置の専門(expertise)をユーザのニーズに合わせて変更できる。
請求項31に記載の手段により、有利にも、記憶システムまたは記憶装置にまだない新しいコンテンツをユーザの支援なしに自律的にダウンロードできる。
請求項33に記載の手段により、有利にも、自律的コンテンツエンティティの形式のインテリジェントコンテンツは、実行可能コマンドを用いて、それ自体のイニシアティブかつ制御の下でネットワーク内のコンテンツの分布を再組織化する動作を実行する。
請求項34に記載の手段により、有利にも、アクティブなコンテンツエンティティは互いに表示データを交換でき、他の自律的コンテンツエンティティが使用する表示データをコピーできる。
請求項35に記載の手段により、有利にも、自律的コンテンツエンティティはそれ自体のイニシアティブで装置間の再アロケーションを実行できる。
本発明の上記その他の態様は、以下に説明する実施形態から明らかとなり、この実施形態を参照して詳しく説明される。
以下、実施形態を参照して本発明を参照するが、本発明はこれらの実施形態に限定はされない。
図面は概略であり、スケール通りにはなっていない。別の図面に同じ参照数字を使用した場合、対応する要素を表す。当業者には明らかなことだが、真の発明的コンセプトから逸脱しなくとも本発明の別の同等な実施形態を考えることは可能であり、本発明の範囲は請求項のみによって限定される。
図1は、本発明によるポータブル記憶装置の概略図である。本発明によるポータブル記憶装置は、以下、記載を読みやすくするため「記憶バブル1」として示すが、自律的記憶担体(autonomous storage container)である。「自律的」とは、記憶バブル1が独立の構造的単一性(independent structural unity)を有する意味である。記憶バブル1は、そのユーザ設定記憶プロファイル3と一致する、他の装置に記憶されたデータを自律的に探す手段を有する。この点について、自律的とはそれ自体で動作できるという意味であることは重要である。
図示した実施形態によると、自律的にデータを探して記憶するこの手段は、プロセッサ4による。この手段は、プロセッサ4が実行するソフトウェアと、プロセッサ4と接続された通信手段2と、プロセッサ4と接続された少なくとも1つの不揮発性(permanent)メモリ5とを有する。記憶バブル1は、好適にプログラムされたプロセッサ4を使用するものではなく、同じ機能を実現する1つ以上の回路を備えていてもよい。付言すると、記憶手段にダイナミックメモリを備え、互いにプロセッサを組み込んでもよい。通信手段2は、例えば、ワイヤレス通信手段等で実現でき、例えば、ブルートゥース(Bluetooth)、ワイヤレスフィデリティコネクション(Wi-Fi)、またはNFC標準による通信の手段である。記憶バブル1は、通信手段2により他の記憶バブルその他の装置と通信できる。さらにまた、記憶バブル1は、例えばバッテリー、蓄電池(accumulator)等である、図1には図示しない内部電流源を有する。記憶バブル1は、好ましくはコンテンツレンダリング(rendering)手段は有していない。よって、コンテンツの光学的または音響的なレンダリング(rendering)は、好ましくはメタデータを除いて、別のレンダリング装置で行われる。しかし、原理的には、記憶バブルはレンダリング装置と一体であってもよい。
ユーザは、記憶バブル1のプロファイル3を例えば次のように設定することができる:「このバブルは低帯域幅環境(例えば、ブルートゥースを介した通信のみが利用できる環境)で、ポピュラー音楽のみに使用する」。
プロファイル3は、記憶バブル1に収集するコンテンツに関する情報を提供する。プロファイル3は、図示した実施形態では、記憶バブル1の不揮発性(permanent)メモリ5に記憶され、異なる精度レベル(level of granularity)で定義される。
プロファイル3は、例えば、オーディオ、ビデオ、デジタル写真、テキストその他のデータタイプ等の、記憶バブル1の不揮発性メモリ5に記憶されるコンテンツのタイプに関する情報のみを含んでいてもよい。この場合、記憶バブル1はオーディオ、ビデオ、テキストその他のタイプのデータを収集する。プロファイル3で選択されたすべてのコンテンツタイプに対して、目標とするビットレートまたは目標とする通信方法を指定する(例えば、選択したコンテンツタイプに対してブルートゥース)ことにより、帯域幅プロファイルを与えることができる。
さらに、ユーザは、プロファイル3を設定するときに、選択したコンテンツに関してより具体的な情報を与えることもできる。ビデオのプロファイル3の設定する場合、標準的なジャンル、イベント、またはコンテンツの雰囲気(ロマンチック、ユーモアのある等)のセットから選択することができる。ビデオのプロファイル3を設定する場合、さらに、タイトル中のキーワード、作者情報、コンテンツまたはビデオ中のセリフ等に基づくこともできる。
オーディオデータの場合、プロファイル3の設定は、標準的なジャンル、イベント、またはコンテンツの雰囲気のセットから選択することができる。オーディオコンテンツのプロファイル3の設定は、タイトル中のキーワード、アーティスト情報、及びコンテンツ中のセリフや歌詞に基づくこともできる。オーディオプロファイルは、原理的には、「ハミング」その他の音響情報(すなわち、ユーザが、オーディオが聞こえるようにハミングする)に基づいてもよい。最後の場合において、記憶装置はマイクロホン等の音声入力手段を有してもよい。
テキストコンテンツの場合、プロファイル3はキーワードに基づくこともできる。
いかなるタイプのデータであっても、プロファイル3の設定はファイル名とファイル拡張子に基づくこともできる。
しかし、プロファイル3は、一定の日付で作成されたコンテンツをいかに処理するかに関する情報を含んでいることもできる。この場合、ファイル作成日または変更日を区別することができる。このように、図4に示し以下に説明するように、互いに相互接続されてネットワークを構成した記憶バブル1は、時間に基づいてプロファイル3により入手可能なコンテンツを組織化(organize)することができる。その結果、自動アーカイブシステムができる。もちろん、コンテンツに基づくプロファイリング(profiling)と作成日に基づくプロファイリングを組み合わせることもできる。このように、記憶バブル1が例えば最新ニュースを記憶するように、記憶プロファイル3を作成することもできる。
記憶バブル1は、図1には図示していないが、メニューナビゲーションにより記憶プロファイル3を入力する入力装置(例えばタッチスクリーン等)も有する。さらにまた、記憶プロファイル3は、例えば、ワイヤレス接続または有線接続を介して記憶バブル1と接続された外部コンピュータを介して、入力することもできる。この場合、プロファイル3を入力するための記憶バブル1のユーザインターフェイスは、コンピュータに転送され、コンピュータのディスプレイ上に表示される。
プロファイル3の設定を容易にするため、本発明の一実施形態によると、ユーザは、事前設定されたコンテンツとデータフォーマットから、例えばマウスをクリックして所望のコンテンツとフォーマットを選択することにより、好みのコンテンツとフォーマットを選択できる。しかし、いくつかの事前設定プロファイルが利用可能であることが前提である。このように、ユーザはバブル1の事前設定プロファイルの1つを選択できる。
また、プロファイル3は1つ以上のコンテンツ(content items)を与えることにより設定できる。例えば、ユーザは、いくつかの写真(例えば海岸の写真)を選択し、記憶バブル1にこれらの写真に基づいてプロファイル3を作成するように指示する。すると、記憶バブル1は、他の装置に記憶された他の海岸写真も探す。こうすると便利なのは、ユーザは、プロファイル3を詳しく指定する必要がなく、記憶バブル1に記憶したいと欲するコンテンツの例を提供するだけでよいことである。
さらに別の実施形態では、プロファイルはバブル1にワイヤレスで送信される。このため、バブルは、プロファイル3をデータとして保持しているタグを読み取るRF−IDリーダを有する。ユーザは、タグをバブルに近づけて、好適な方法(例えば、タッチ感応スクリーンの確認ボタンを押すこと)で「プロファイル設定」動作をさせることにより、バブル1のプロファイル3を設定または変更することができる。その他の好適なワイヤレス伝送メカニズム(例えば、光学的バーコード)を用いてプロファイル3を送信してもよい。
この場合のデータの組織化において使用する重要なコンセプトはコンテンツのメタデータである。これらのメタデータは、コンテンツに関して次のような情報を提供する:すなわち、コンテンツのタイトル、ビデオ・番組または音楽のジャンル、コンテンツ中のイベント(例えば、フットボールのゴールであるイベント)の位置、コンテンツの雰囲気、低レベルのコンテンツの特徴(例えば、平均的明るさ、ビデオコンテンツ中の動き量、オーディオ機能等)、コンテンツのテーマ音楽(例えば、テーマ音楽のハミング)、コンテンツ符号化の情報、ビットレート情報、写真中のオブジェクト等である。
記憶プロファイル3に基づき、他の装置に記憶されたコンテンツが記憶バブル1が探しているものであり、そのコンテンツを処理すべきか及びいかに処理するか、コンテンツのメタデータを使用して決定する。コンテンツのメタデータは、静的記憶装置から入手可能であるが、デフォルトで期待すべきではない。記憶バブル1を他の装置の機能から独立したものにするため、記憶バブル1はそれ自体でデータを分析する手段を有することもできる。この分析手段は、例えば、記憶バブル1のプロセッサ4にインストールされたソフトウェアで実現できる。この分析ソフトウェアは、例えば、音声パターン認識に一般的に使用されているソフトウェアにより実現できる。分析データを例えばサーチして、特定のキーワードを探すことができる。分析プロセスの結果により、分析されたコンテンツに関する情報を含むメタデータを作成できる。このメタデータにより上記の情報が提供される。分析されたコンテンツのメタデータは、好ましくは記憶バブル1に記憶される。
コンテンツ、またはより厳密に言うとこのコンテンツを含むデータが記憶バブル1のプロファイル3と一致(match)するかどうか、プロファイル3をコンテンツのメタデータと比較することにより確かめることができる。
本発明の一実施形態によると、記憶バブル1の記憶プロファイル3は、記憶バブルの所望の振る舞いに関する情報も含んでいる。その情報とは、例えば、いつ、どのコンテンツまたはコンテンツプロファイル3のどの部分を削除または移動するかは、コンテンツプロファイル3のその他の部分よりもプライオリティが高いというような情報である。記憶バブル1は、そのほとんどすべての記憶容量が使用されると、その状況にいかに対応するか決定することができる。よって、記憶バブル1は、図4に示した記憶バブル1のネットワーク20にある他の記憶バブルに要求して、コンテンツプロファイル3に適合するが、その要求した記憶バブル1に記憶されている他のコンテンツほどは適合していないコンテンツを受け入れてもらうことができる。つまり、プロファイル3に規定された一部のコンテンツに、他のコンテンツよりも高いプライオリティを与えることができる。このプライオリティは、記憶バブル3のユーザがそのプロファイル3を設定する時に定めることができる。
さらに、記憶バブル1がいっぱいになり、他の記憶バブルがコンテンツを受け入れられない時にどうするかを、プロファイル3に規定できる。この場合、バブル1は、ユーザプロファイル3の設定に従って、コンテンツを直接削除し、またはコンテンツの収集を直ちに停止し、または数日または数週間後にコンテンツを削除してその後収集と組織化を継続することができる。記憶バブル1のこれらの機能は、すべて上記の通信手段2、メモリ5、及びプロセッサ4の支援により提供される。
また、第1の記憶バブル21のプロセッサ4は、例えば、メモリ5の容量がどの程度いっぱいになっているか監視するソフトウェアを有する。メモリ5に記憶されたコンテンツのサイズが一定の閾値よりも大きい場合、プロセッサ4は、コンテンツとそれに割り当てられたメタデータとを、通信手段2を介して他の記憶バブル22に送信することができる。
第1の記憶バブル21は、記憶容量がいっぱい(full)なために、第2の記憶バブル22へのコンテンツの転送を要求する場合、受け入れポリシーが適用される。このポリシーは、例えば、コンテンツのプロファイルへの適合レベルや、第2の記憶バブル22の利用可能な記憶容量や、その最小予約記憶容量に基づくものである。
記憶バブル1にコピーまたは移動された、静的記憶装置やその他の記憶バブルのコンテンツは、元のコンテンツをダウンスケールしたもの、または処理したものであってもよい。例えば、移動中にパーソナルデジタルアシスタント(Personal Digital Assistant)を見るには、元のビデオを低ビットレートまたは低解像度にしなければならない。かかるダウンスケーリングと処理は、例えば、プロセッサ4の好適なプログラミングにより実行できる。
原理的には、頻繁に必要となるコード変換等のコンテンツ処理機能は、上記の通り、記憶バブル1をできるだけ自律的にするためにそれ自体で実現される。
しかし、本発明の他の実施形態によると、静的記憶装置その他の装置がサービスとして記憶バブル1のために関心コンテンツ(content of interst)を処理することもできる。例えば、ハードディスクドライブレコーダは、通常は、エンコーダ/デコーダ機能を有している。この機能を用いて、要求されたビデオストリームを要求されたフォーマットにコード変換することができる。コード変換その他の処理機能は、本発明の好ましい実施形態によると、例えばユニバーサルプラグアンドプレイ(uPnP、Universal Plug and Play)を用いて、標準的なインターフェイスとサービスディスカバリにより提供される。
記憶バブル1は、図1に示した本発明の実施形態によると、さらに、コンテンツ識別手段を有する。この手段は、例えば、LED6により実現される。このLED6は、記憶されたコンテンツに応じた異なる色で、記憶バブル1のハウジングを点灯する。
図2によると、記憶バブル1の外側は異なるタイプのコンテンツ(例えば、オーディオ、ビデオ、デジタル写真、テキスト(ワード、pdf)等)またはデータ(エクセル、オーディオでもビデオでもないバイナリデータ)を表す、またはセマンティック(semantics)(例えば、「海岸」の写真、家族写真、「スキューバダイビング」の写真、新生児の写真)を示す、いくつか(例えば4つ)のセクション7、8、9、10に分割されている。各セクション7、8、9、10は、上記の通りLEDまたはその他の照明手段を用いて独自の色が付けられている。ある種のデータまたはコンテンツがいくつ記憶バブルに記憶されているか、その色の強さで示すことができる。例えば、あるコンテンツに割り当てられた色が明るければ明るいほど、そのタイプのコンテンツがたくさんバブル1に記憶されている。換言すると、記憶バブル1の外観はバブル1に記憶されたコンテンツに応じて変化し得る。例えば、記憶バブル1が赤くなれば、記憶バブル1が記憶しているのはほとんどオーディオであるをことを示し、緑色になれば、記憶しているのはほとんどアクション映画であることを示す。このように、ポータブル記憶装置のセットからコンテンツを原始的に選択するのはユーザには非常に容易である。
コンテンツに関する原始的な情報に基づいてバブル1が選択されたとき、より詳細な表示方法により、例えば、ユーザが記憶バブル1に記憶されたコンテンツをブラウズするディスプレイ11により、ユーザにコンテンツに関するさらに別の情報を提供することができる。
例えば、記憶バブル1のディスプレイ11は、異なるサイズの複数のアイコン12、13、14、15を表示できる。アイコンは何のコンテンツが記憶されているかを示し、アイコン12、13、14、15のサイズはそのコンテンツのタイプがどのくらい記憶されているか示す。
本発明の他の実施形態によると、電子インクディスプレイを使用することもできる。すなわち、ディスプレイ11上のアイコン12、13、14、15は、ディスプレイのパワーが入っていなくても数日間見ることができる。かかる方法では、表示用のLEDライトは必要ない。ディスプレイは実際この装置の「スキン(skin)」であってもよい。スキンはどちら側からも見えるので、異なった視点から記憶バブルを視覚的に選択しやすくなる。
モダリティの異なる(例えば、オーディオとビデオ)コンテンツ量を比較できるようにするため、アイコンのサイズは記憶サイズではなく、装置に記憶されたストリームまたはファイルの数と関係させることもできる。例えば、タッチスクリーンインターフェイスを用いて、アイコン12、13、14、15をクリックするとそのアイコンが表すコンテンツのリストまたはサマリーが表示される。
上記の(ディスプレイ、または色を介した)表示方法の1つだけ、またはこれらの表示不法の組み合わせを記憶バブル1で実現することが可能である。
表示方法をまとめると、色(照明)表示は最も原始的でありユーザに最初の手がかりを提供することができる。記憶装置1を手に取った時、ユーザはディスプレイ11のスイッチ(がもし設けられていれば)を入れて、アイコン12、13、14、15を見ることにより詳細にバブル1に何が記憶されているかを見ることができる。表示されているアイコンに基づき、関心のあるコンテンツタイプが利用可能であれば、ユーザは、関心のあるアイコン12、13、14、15を選択することにより、さらにブラウズすることができる。
バッテリーを長持ちさせるために、図1に示した記憶バブル1の実施形態は、数字16で示した近傍検出メカニズム、または数字17で示した「持ち上げ」検出メカニズムを有する。この場合、光学的表示は、ユーザが記憶バブル1の近くにいるとき、または記憶バブル1が持ち上げられた時にのみ点灯される。近傍検出メカニズム16は、例えば、プロセッサ4に接続された動き検出器により実現される。プロセッサがLED6等の照明手段を制御する。持ち上げ(pickup)検出メカニズム17は、例えば、コンタクトセンサにより実施できる。コンタクトセンサーは、照明手段を制御するプロセッサ4と接続されている。
図2の例えば赤でハイライトされた左上の領域7は、この装置に多数のビデオが記憶されていることを示している。オーディオが記憶されていることを示す黄色で照明されている右下の領域9は、赤い領域7に対して暗くなっており、ビデオより少ないことを示している。領域8、10のデジタル写真があることを示す色は完全に暗くなっている。アイコン12、13、14、15の外観とサイズから、記憶されているコンテンツはほとんどがロマンチックな映画であることが容易に分かる。
具体的なコンテンツは例えば次の方法でディスプレイ11上に表示できる:
ビデオストリームは、ビデオマンガ(ビデオマンガとは(日本の)コミック本の形式のビデオサマリーである)、一連のキーフレーム、キーとなるいくつかのシーンを示すトレイラ(trailer)、またはDVD/VHSボックスカバーを表示することにより、サマリーが表示される。また、タイトルと出演俳優の簡単なリストが与えられる;
デジタル写真の場合、例えば、サムネイルを表示するか、自動的に生成した1組の写真のフォトコラージュ(photo collage)を表示することができる;
ポピュラーソングの場合にコーラスの再生、歌のタイトルを示すCDカバーの表示、オーディオ中のスピーチのトランスクリプトの表示により、オーディオストリームを表したりテキスト文書のテキスト部分を表示することができる。
いずれの場合も、ファイル名とその他の属性を示す簡単なディレクトリツリーを与えることもできる。
図3は、読み出し手順の例を示す図である。コンテンツの読み出しでは最初に、図3にステップAとして表示した非常に原始的な記憶コンテンツの表示(色の明るさ)に基づき、記憶バブル1を選択するステップAに示した例では、記憶バブル1はビデオを記憶しており(赤がビデオを表すとして、赤色7が光っている)、その記憶バブル1が選択される。ステップBにおいて、ディスプレイ11のスイッチを入れ、異なるサイズのアイコン12、13、14、15により表示されて、何のタイプのコンテンツが選択された記憶バブル1に記憶されているかが分かる。ユーザは、コメディのシリーズを探している場合、「コメディシリーズ」アイコン14を選択する。
関心のあるコンテンツタイプが利用可能な場合、サマリー表示(summarized representations)を用いて、そのタイプのコンテンツをブラウズできる(ステップC)。本実施例では、ユーザはコメディシリーズをブラウズする。記憶されたコメディシリーズは、例えば、それぞれのビデオカバー18またはマンガ(manga)により表示できる。
オーディオ、ビデオ、写真等の媒体によって必要な記憶容量が異なり、コンテンツの分析ニーズも異なるので、複数種類の記憶バブルを規定することができる。異なるタイプの記憶バブルを受動的な記憶媒体の能動的な対応商品(active counter parts)として販売することができる。処理コスト、記憶コスト、及びネットワークコストが低下しているというトレンドを考慮すれば、記憶バブルの販売の可能性は確実である。例えば、以下の記憶容量と機能性を有するバブルモデルを区別することができる:
一般的なメモリスティックその他の固体メモリカードの記憶容量(例えば、128MB)を有し、テキストとスプレッドシートの分析機能と簡単なテキストとスプレッドシートのブラウズ機能を有し、または画像コンテンツ分析機能と画像のサムネイル表示(rendering)機能を有する記憶バブル1;
通常のCDの記憶容量を有し、オーディオまたはコンテンツ分析機能と簡単なオーディオ再生(rendering)機能を有する記憶バブル1;
DVDの記憶容量を有し、ビデオコンテンツ分析機能とサムネイルキーフレームまたはサムネイルビデオマンガ編集による簡単なビデオサマリー表示機能とを有する記憶バブル1;
ブルーレイディスクの記憶容量を有し、ビデオコンテンツ分析機能とサムネイルキーフレームまたはサムネイルビデオマンガ編集による簡単なビデオサマリー表示機能とを有する記憶バブル1;及び
大容量ハードディスクドライブの記憶容量(例えば、300GB)を有し、様々なコンテンツ分析機能を有する一般的記憶バブル1。
ワイヤレスネットワーク機能があるものも、同じ通信及びネットワーク機能を有する装置との通信に限定されるが、区別することができる。
記憶バブル1は、例えばワイヤレスフィデリティコネクション(Wi−Fi接続)を用いて、ブロードバンド接続(例えば、ADSL)を介してインターネットサービスに直接アクセスすることもできる。本発明の一実施形態によると、サービスとして、インターネットを介してサーバから、料金を払えば、異なるコンテンツ分析機能をダウンロードすることができ、記憶バブル1はその「専門」を例えばオーディオからデジタル写真に変更することができる。サービスには、各記憶バブルモデルについてコンテンツ分析の可能なものがリストされている。
さらに、本発明のさらに別の実施形態では、記憶バブル1のプロファイル3に適合するコンテンツがインターネットサービスにより提供される。関心コンテンツをインターネットサービスから直接買うことができる。ユーザは、例えば、記憶バブル1が費やすことができる最大金額を記憶バブル1のプロファイル3に設定できる。ユーザは、オンラインサービスに加入するとき、自動購入をするためのすべての情報(例えば、クレジットカード情報)を提供することができる。
ユーザは、購入もより一層管理するために、サイトにリンクした時にメッセージ(例えば、SMS、MMS、または電子メール等)を受け取ることができる。このメッセージにより、ユーザは、記憶バブル1がした注文を取り消すか、承認することができる。本発明の一実施形態では、上記のメッセージは、記憶バブル1に送信されて表示される。ここでのフォーカスは記憶バブル1であるが、上記の方法はネットワーク記憶装置に一般的に適用できる。
図4は、本発明によるデータ記憶のための分散自己組織化システム19を示す図である。本システムは、図1−3に示して上で説明した記憶バブル1のタイプのN個の記憶バブル21、22、23、24のネットワーク20と、例えばパーソナルコンピュータ、ホームメディアサーバ、HDDレコーダ、DVDレコーダ、またはいわゆる「ブルーレイ」レコーダ等の静的かつ非自律的記憶装置25、26、27とを含む。記憶バブル21、22、23、24の関心コンテンツであって記憶バブル21、22、23、24のいずれにも入手可能でないコンテンツは、静的記憶装置その他の記憶装置25、26、27から読み出すことができる。これらの静的記憶装置は、アナログオーディオ/ビデオ放送28、デジタルビデオ放送29、デジタルホームビデオ/写真/オーディオコンテンツ30、インターネットコンテンツ31、または放送ではない公開コンテンツ32(オーディオ、CD、DVD等)等の外部ソースからのコンテンツを記憶することができる。コンテンツは、例えばインターネット等の外部ネットワークから入手可能である。
システム19に記憶されたコンテンツの自己組織化を達成するのは非常に容易である。記憶バブル21、22、23、24は、ワイヤレスネットワーク技術(例えば、Wi−Fiやブルートゥース)を用いて、互いにコンテンツその他のデータ(例えば、メタデータ)を交換して、すべてのバブル21、22、23、24のプロファイルができるだけ満足されるように構成されているからである。
コンテンツと(メタ)データの交換と処理のプロトコルとインターフェイスは、例えば、MPEG−21、uPnP等の業界標準プロトコルとインターフェイス、または任意の独自プロトコルとインターフェイスである。
デジタルホームビデオ/オーディオ/写真は外部ソースと見ることができるが、ネットワーク機能を有するデジタルビデオカメラ33とオーディオレコーダは、記憶バブル21、22、23、24が直接アクセスすることができる。一般的に、コンテンツとメタデータの交換及び処理のためのプロトコルとインターフェイスを実施するワイヤレスネットワーク機能を有する装置は、記憶バブルが直接アクセスすることができる(図5)。
図5を参照して、一般的に、記憶バブル21、22は標準化されたプロトコルSTPと標準化されたインターフェイスSTIにより通信し情報を交換する。一般的に、記憶バブル21、22、23、24は、アナログケーブルテレビ/ラジオやDVD等の入力ソースからコンテンツを直接取得する手段は有さない。記憶バブルネットワーク上でまだ利用できない、図4中20で示したコンテンツを取得するため、記憶バブルはこれらの手段を有する記憶装置25、26、27、33と、例えばWi−Fi接続を用いて通信することができる。異なるベンダーの多数の装置とこれを実行するために、使用されるインターフェイス34とプロトコル33は標準のものであることが好ましい。
記憶バブル21、22、23、24は原理的には入力ソースから直接コンテンツを取得できるが、これは記憶バブルの主要な目的ではない。記憶バブルは、形式や実施形態が様々であるが、コンテンツのタイプの形式や特定の情報読み出し手段(アナログ・デジタルビデオ放送のチューナやDVD等)には依存しない一般的な記憶装置である。さらに、コンシューマ電子製品として記憶バブル21、22、23、24のコストは、ユーザが多数の記憶バブル21、22、23、24を購入して自己組織化のコンセプトを実現するように低く抑えるべきである。しかし、それでもなお、好ましい実施形態ではないが、記憶バブル21、22、23、24はレンダリング(rendering)機能を有してもよい。
システム19中に寄りたくさんの記憶バブル21、22、23、24があればあるほど、複数の記憶バブルにわたってコンテンツがより細かく意味的に(semantically)分割でき、バブルを選択して特定のコンテンツを物理的に読み出しやすくなり、バブルネットワークのトータルな記憶容量が大きくなり、コンテンツの冗長性がより大きくなり、ユーザが通信ネットワークを介して接続されていない複数の場所で同じコンテンツを消費することがより容易になる。
さらに、システム19は、記憶バブル21、22、23、24のユーザ設定プロファイルと一致する記憶装置25、26、27、33に記憶されたデータをサーチし、記憶バブル21、22、23、24の記憶プロファイルを一致するデータをこのバブルに記憶するように構成されている。
例えば、1つの記憶バブル21は、低帯域幅環境(例えば、ブルートゥースを介した通信のみが利用可能である環境)である種の歌を収集するプロファイルを有する場合、その他の同タイプまたは異タイプの記憶バブル22、23、24と通信し、低ビットレートフォーマットのポピュラーソングを求める。記憶バブル22は、いくつかのポピュラーソングを有していれば、ポピュラーソングはそれ自体のプロファイルには適合せず、他の記憶バブルのプロファイルと適合するので、そのポピュラーソングを記憶バブル21にコピーするのではなく、移動することができることができる。
記憶システム19の自己組織化により、コンテンツを異なる記憶バブル21、22、23、24に物理的に分けることができる。ユーザは、記憶バブル21、22、23、24に記憶されている何のコンテンツが記憶されているか表示する手段により、自分が感心をもつコンテンツを物理的に手に取ることができる。このように、記憶バブル21、22、23、24は、各記憶バブル21、22、23、24がそのプロファイルにできるだけ従うように、利用可能なコンテンツを組織化する。このメカニズムにより、ユーザは、記憶バブルを選択することにより、自分が感心をもつコンテンツを物理的に取得することができる。このように、記憶バブル21、22、23、24を有するシステム19は、分散した記憶ホームネットワークとなる。これは集中ネットワークやあまり分散されていないネットワークではない。
本発明によりポータブル記憶バブル21、22、23、24中のコンテンツを物理的に組織化することにより、消費者の家庭は引き出しの中、ベッドの下、レンダリング装置の近くがこの種の記憶バブル21、22、23、24だらけになってしまうことも予想される。例えば、ユーザは、アクション映画を見るのが好きなら、引き出しを開けて緑色に光る記憶バブルを探すことができる(緑色は「アクション映画」のジャンルに対応すると仮定する)。ユーザは、かかるバブルを見つけると、例えば、記憶バブルと通信する手段(例えば、ブルートゥース)を備えたテレビの近くにそのバブルを置き、そのバブルに記憶されたアクション映画の1つを再生することができる。あるいは、例えばユーザはその記憶バブルに命令して、コンテンツを選択したテレビにストリーミングすることができる。
一般的に、記憶バブル21、22、23、24のコンテンツには3つのソースがある:他の記憶バブル21、22、23、24;静的記憶装置25、26、27、33;またはインターネット等の外部ネットワーク。記憶バブル21、22、23、24に記憶されたすべてのコンテンツに対して、メタデータがあり、他の記憶バブル21、22、23、24はそのコンテンツに関心があるか決定するためにそのメタデータを必要とする。一方、静的記憶装置とその他の一般的な記憶装置25、26、27、33に対しては、関心のあるメタデータや任意のメタデータの利用可能性は仮定できない。
静的その他の記憶装置25、26、27、33が、利用可能なコンテンツと、そのコンテンツが何のタイプか(例えば、写真、オーディオ、ビデオ、その他の任意のタイプのデータ)のリストを提供するなど、uPnPライクなサービスを提供すると仮定して、記憶バブル21、22、23、24はこれらの装置25、26、27、33に記憶されたコンテンツをダウンロードして分析できる。記憶バブル21、22、23、24は、この分析に基づいて、分析されたコンテンツを自分のプロファイルと比較して、どのコンテンツをそれ自体の記憶スペースにコピーするか決定することができる。静的その他の記憶装置からのコンテンツのコンテンツ分析は、他の記憶バブル21、22、23、24がそのコンテンツを分析していない場合にのみ、同じメタデータを取得する前に、実行されなければならない。問題のコンテンツがすでに分析されているか確認するために、記憶バブル21、22、23、24は、ネットワーク20中の他の記憶バブル21、22、23、24に要求を送信する。
記憶バブル21、22、23、24は、他の記憶バブル21、22、23、24へのメタデータの要求が成功しなかった場合にのみ、外部コンテンツの分析を開始する。記憶バブル21、22、23、24は、コンテンツがその記憶バブルのプロファイルに適合しないので、その記憶バブルにコピーされなくても、その記憶バブルが分析した任意のコンテンツのメタデータを記憶することができる。
分析すべきコンテンツの量は大きくなることもあるので、記憶バブル21、22、23、24は、他の記憶バブルに、記憶バブル21、22、23、24のプロファイルに適合するコンテンツをサーチするよう支援を要求することができる。その支援要求に応える記憶バブル21、22、23、24は、分析すべきコンテンツのリストの一部を割り当てられる。支援する記憶バブル21、22、23、24は、コンテンツ分析の結果を要求した記憶バブル21、22、23、24に送り返す。
本発明の一実施形態では、記憶バブル21、22、23、24は、それ自体のプロファイルの目標が達成されていれば、コンテンツ分析支援要求に応えることができる。それは、その他の記憶バブル21、22、23、24を含む任意の記憶装置21、22、23、24、25、26、27から入手できるすべてのコンテンツを分析し、割り当てられたプロファイルに一致する新しいコンテンツが見つからなかったときである。標準ライクのuPnPを使用して、記憶バブル21、22、23、24は記憶装置25、26、27、33をサブスクライブ(subscribe)して、その記憶装置25、26、27、33で新しいコンテンツが入手可能となったときに信号を受け取る。信号を受け取ると、それぞれの記憶バブル21、22、23、24はコンテンツを分析でき、そのコンテンツが割り当てられたプロファイルに基づいて関心があるか決定できる。
原理的には、記憶バブル21、22、23、24が、そのプロファイルを満たすのに必要な一部のコンテンツ分析能力を持ってないこともある。その場合、記憶バブル21、22、23、24は、本発明の一実施形態では、そのコンテンツ分析をする正しい機能を有する他の記憶バブル21、22、23、24とネゴシエーション(negotiate)することができる。
分析された任意のコンテンツのメタデータは、そのコンテンツを分析した記憶バブル21、22、23、24上に保持される。他の記憶バブル21、22、23、24の要求に応じてコンテンツ分析をした場合、メタデータは要求している記憶バブルにもコピーされる。メタデーは、ファイル名や作成日等のコンテンツに関する情報を特定して、コンテンツと関連づけられる。
コンテンツを分析したか分析を要求した記憶バブル21、22、23、24に分析したコンテンツのメタデータを保持することにより、部分的に冗長な分散メタデータデータベースが記憶バブルのネットワークに構成される。このように、本発明による記憶システムにより、分散メタデータデータベースを作ることができる。
留意すべきことは、コンテンツ分析は、ユーザインターフェイスを用いたコンテンツの人間による注記(human annotation)により代替することができる。これは、関心メタデータがジャンル等の原始的情報に制限される場合にのみ実現可能である。半自動注釈(annotation)方法により、より詳細な注釈(例えば、ユーザは、ある画像中でだれが祖母であるか)を示すことができ、記憶バブルはこの情報を用いて、他の画像中で祖母を見つけて注釈することができる。
本発明の一実施形態によると、ユーザは、どの記憶バブル21、22、23、24またはその他の装置25、26、27、33が、記憶バブル21、22、23、24に記憶されているコンテンツにアクセスできるか管理することができる。例えば、uPnPを用いて、記憶バブル21、22、23、24は、ネットワーク中の他の装置25、26、27、33を発見することができる。各装置21、22、23、24、25、26、27、33に対して、ユーザはそれが有するアクセス権を指定する。また、ユーザが一般的なセキュリティのルールを提供できるアクセスルール(例えば、「すべての装置はこのバブルのすべての音楽にアクセスできる」等)を、記憶バブル21、22、23、24のプロファイル中に規定できる。
ネットワーク20のすべての記憶バブル21、22、23、24は、互いに通信してデータを交換できるので、記憶バブル21、22、23、24と通信できる任意の装置により仮想的に代表される。
図6によると、装置34は、図4と5の21、22、23、24で示したリモートの記憶バブルを表し、この記憶バブル21、22、23、24に記憶されたすべてのコンテンツをブラウズすることができる。図6において、リモートの記憶バブル21、22、23、24は、装置34のディスプレイ43に表示された楕円形のアイコン35、36、37、38により表されている。各楕円アイコン35、36、37、38は領域39、40、41、42に分割されており、各領域39、40、41、42は割り当てられた記憶バブル21、22、23、24に記憶されたコンテンツを示す。例えば、領域40は記憶バブル21に記憶されたビデオを表し、領域41は記憶バブル21に記憶された音楽を表し、領域42は記憶バブル21に記憶された写真を表し、領域39は記憶バブル21に記憶されたテキストを表す。領域の色と明るさはそれぞれのバブル21、22、23、24に何が記憶されているか示す。このように、ユーザは、図1と2に示し上で説明した証明手段と同様に、(例えば、記憶バブル21において、領域39、40、41、42の明るさが異なることにより)記憶バブル21、22、23、24に何が記憶されているか分かる。
また、ストリーム再生やファイルの表示(viewing)のために、リモートの記憶バブル21、22、23、24のストリームまたはファイルを代表装置34に経路指定(routed)することができる。この装置34は、記憶装置マネージャとして使用できる。この「マネージャ」装置34は、例えば、図5に示した記憶バブルのネットワーク20におけるマスターとして一時的に機能する。このマスターは、ネットワーク20のその他の記憶バブル21、22、23、24から情報を収集する。
ネットワーク20中の任意の記憶バブル21、22、23、24を代表することができるマネージャ装置34の観点から、記憶ネットワーク20中のすべてのコンテンツはインテリジェントに階層的なクラスターを形成しているように見える。これは、コンテンツが情報の複数のレベル(例えば、最高レベルでは色のインジケータが使用され、下のレベルではアイコンが使用される)にわたってインテリジェントにクラスター化されているからである。特に、ユーザは、多数の記憶バブル21、22、23、24を有するとき、ネットワーク20中のすべての記憶バブル21、22、23、24を概観できる方がよい。一般的に、マネージャ装置34の観点から、ユーザは、すべての記憶バブル21、22、23、24が作成した結合記憶スペースを透過的にブラウズでき、どの記憶バブル21、22、23、24に関心コンテンツが記憶されているか知らなくてもよい。
図7は、記憶バブル21、22、23、24に何が記憶されているかに関する原始的視覚的情報を与えることにより、図4または5に示した、記憶システム19中のすべての記憶バブル21、22、23、24の概観を提供する、装置34を用いた所望のコンテンツの読み出し方法を示す(ステップA)。各々が記憶バブル21、22、23、24を表すアイコン35、36、37、38の1つを選択(例えば、ポイントしてクリックするか、タッチすることにより)することにより、選択された記憶バブル21に記憶されたコンテンツに関するより多くの情報が与えられる(ステップB、C)
選択された記憶バブル21のユーザインターフェイスは、マネージャ装置34に経路指定され表示される(ステップD)。このように、記憶バブルを記憶バブルマネージャ34として使用して、ユーザはリモートで図3に示したようにサーチ動作を実行することができる。さらに、装置マネージャ34は、リモートの記憶バブル21からレンダリング装置44にストリーミングされたオーディオとビデオの経路指定をすることができる(ステップE)。
このように、マネージャ装置34は、リモートの記憶バブル21、22、23、24の仮想的な代表として動作することができる。ユーザは、ある記憶バブル21、22、23、24を物理的に取得したくないとき、手近の記憶バブル21、22、23、24を手にとって、これをその選択した記憶バブル21、22、23、24の仮想的な代理として使用できる。上記のマネージャ機能を設けるため、、記憶バブル21、22、23、24は各々、ソフトウェアがそのプロセッサにインストールされている。好ましい実施形態では、選択されたバブル(例えば、バブル22)のディスプレイ上に表示されたメニューから、メニュー「このバブルをバブルマネージャにする」を選択できる。このメニューを実現するため、バブル22は、図1に参照番号2で示した通信手段を介して、他のバブル21、22、23、24にそれらが記憶しているコンテンツに関する情報を送信するように要求できる。応答しない記憶バブルのコンテンツに関するメタデータは、マネージャとして機能している記憶バブルのローカルメタデータベースにある情報で置き換えることができる。応答しないバブルのコンテンツはもちろんアクセスできない(unreachable)。記憶バブルマネージャはこれを表示することができる。さらに、応答しないバブルのコンテンツがアクセスできる(reachable)他のバブルにあることもある。アクセスできない記憶バブルのコンテンツをユーザが選択すると、マネージャはアクセスできる他のバブルのその選択されたコンテンツのコピーを選択する。
図4に示したように、記憶バブルネットワーク20に記憶されたコンテンツは、階層的に表示できる(図8)。図8において、記憶バブル21、22、23、24の仮想的かつ物理的表示のシナジーを示した。図8の列I、II、III、IVごとに、コンテンツは異なる記憶バブル21、22、23、24上で物理的にセグメント化されている。行A、B、C、Dごとに、コンテンツは、複数のコンテンツ表示レベルで仮想的にセグメント化されている。行Aはコンテンツを最も原始的に表し、矢印の方向に進むに従って精度(degree of granularity)が細かくなっている。行Eは、コンテンツを最も細かく表している。
図8によると、図4と5において参照番号20で示した記憶バブルネットワーク中で利用できるすべてのコンテンツは、バブルマネージャ34によりインテリジェントに論理的にクラスター化されている。コンテンツのインテリジェントなクラスター化は、記憶バブル21、22、23、24が提供するメタデータを用いても実行でき、同様のコンテンツが複数の精度レベルのクラスター45を構成する。記憶バブルネットワーク20に記憶されたビデオは、クラスターを構成する。このクラスターは、アクション映画やコメディ等のサブクラスタに分割できる。これらのサブクラスタは、例えば、映画に出演している俳優により、さらにサブクラスタに分割できる。クラスター化に使用されるこれらの情報はすべてメタデータの形式で入手可能である。
また、記憶システムまたは記憶バブルのネットワークにおけるコンテンツ分析処理は、例えば、記憶バブルマネージャ34のマスター装置により集中することもできる。
さらに、バブルは、寝かせておくのではなく、図9に示したように、記憶バブルマネージャ34に接続された、または接続可能な一種のグリッドトレイ49のコレット(collets)またはスロットに、それぞれ挿入することができる。このように、バブルマネージャ34はパワーを供給し、バブル間のすべての通信を処理することができる。記憶バブル21、22、23、24は、本発明のこの実施形態によると、グリッドトレイの接続手段に対応するバスバー(bus bar)またはデータバス接続(例えばメタルシート)を提供する接続手段を有する。グリッドトレイ49は、本発明の一実施形態によると、記憶バブル21、22、23、24とマネージメント装置34を入れられる保持部(retainer)44、45、46、47、48を有する。記憶バブル21、22、23、24のパワーはグリッドトレイ49自体からも供給できる。例えば、グリッドトレイ49はパワーサプライを有する。あるいは、グリッドトレイ49は、例えば、好適な電源アダプタにより、家庭用電源(public electricity network)に接続することもできる。
グリッドトレイ49を用いる実施形態において、記憶バブル21、22、23、24は非常に簡単なものでもよい。最も簡単な形体では、記憶バブル21、22、23、24は、記憶部、小型ディスプレイその他の表示手段、及びプロセッサのみを有する。
もちろん、上記の実施形態は、本発明を例示するものであり、限定するものではなく、当業者は、添付したクレームが規定する本発明の範囲を逸脱することなく、別の実施形態を多数設計することができる。クレームにおいて、括弧の間に入れた参照符号はクレームを限定するものと解釈してはならない。用語「有する(comprising)」等は、クレームまたは明細書に列挙した要素またはステップ以外の要素またはステップを排除するものではない。要素を単数形で示しても、かかる要素が複数ある場合を排除するものではなく、またその逆も言える。複数の手段を挙げる装置クレームにおいて、これらの手段は、1つの同じハードウェアにより実施してもよい。相異なる従属クレームに手段が記載されているからといって、その手段を組み合わせて有利に使用することができないということではない。
本発明のさらに別の態様は、データ記憶装置のネットワークにおけるコンテンツ組織化方法に関する。この実施形態では、コンテンツはいわゆる自律的コンテンツエンティティ(Autonomous Content Entity)(European IST 6th Framework project AceMedia参照)、略してACEである。かかるACEは、ACE使用可能装置に格納され、音楽、写真、ビデオ、文書等のコンテンツ自体を表す表示データ(representation-data)を有する。ACEは、さらに、ネットワーク中のコンテンツを組織化する組織化データを有する。組織化データ(organizing-data)は、装置のコマンド処理手段により実行される実行可能プログラムコード(例えば、少なくとも1つのコマンドであるが、一般的にはコマンドのセット)のレイヤーを有する。かかるACEの上記バブルとの関係はというと、ACEはソフトウェアバージョンの記憶バブルであるということである。記憶バブルとは対照的に、ACEはことなる物理的ロケーションまたは論理的ロケーションに渡ってそれ自体を組織化できる。上記の記憶バブルは、ハードウェアで実施されるので、この組織化を実現できない。
前記装置のかかるコマンド処理手段は、例えば、ACEのような機能をACE通信に提供し、ACEがローカルの装置またはローカルネットワーク上の任意の装置の特性と機能を要求でき、ACEがウェブ上のサイトにコンタクトして新しいメタデータまたはそのウェブから情報を更新でき、ACEがリポジトリからコンテンツを取得し、ACEがコンテンツをレンダリングし、ボタンやスライダなどのユーザインターフェイス要素を配置できるそれ自体のGUIウィンドウを生成できるように構成されている。これらの機能性は、ACE使用可能装置上のいわゆるアプリケーションモジュールにより提供される。この実施形態例では、ACEにリポジトリからコンテンツ(すなわち、ACE、またはACEの表示データ、またはACEのコンテンツ)を取得させる機能は特に重要なので、いかに説明する。
ACE使用可能装置は、さらにいわゆるACEマネージャまたはカーネルを有する。ACEマネージャは、ACE、ユーザ、及び本装置の外側の世界の間を仲介する中央コーディネータとして機能する。ACEマネージャは、ACE記憶及びACE実行等のその他のコンポーネントの機能を使用するアクティブなコンポーネントである。
ACEは非アクティブ(すなわち、そのコードがリポジトリにあるだけ)またはアクティブであり得る。ACEをアクティブにするため、ACEマネージャは、適当なACEメソッドが実行されている、ACEコマンドを持ってコマンド実行手段に送る。ACEコマンドは、自己複製ビヘイビア(self-replication behavior)と自己表現機能(self-presenting functionality)(たとえば、自分のコラージュを作成できそれをユーザに表示できる写真アルバム)を実施できる。ACEは、インターフェイスを介してメッセージを伝達できる。これを介してACEマネージャはこれらのメッセージを配信または受信できる。
組織化データ(organizing-data)は、さらに、ネットワーク中のコンテンツの所望の組織化を表す組織化プロファイルを有する。組織化プロファイルは、ユーザがそうしたい時にはいつでも設定または調整できる。
本発明によると、ネットワーク中のコンテンツの組織化方法は、組織化データの支援により組織化要求を生成するために、第1の装置上のコンテンツ(ACE)を使用する段階を有する。ここで、使用とは、ACEの実行可能コマンドがコマンド処理手段に実行され、実行中に、前記組織化プロファイルを利用して組織化要求を生成することを意味する。よって、ACE自体の「インテリジェンス(intelligence)」は、このプロセスではアクティブであり、本装置によってサポートされているだけである。従って、組織化要求は、一致するACEまたはその表示データ(representation-data)がネットワーク中でサーチされる。
本発明の方法のさらに別のステップにおいて、上記の特徴と機能の支援により、組織化要求がネットワーク中の少なくとも第2のACEを使用可能な第2の装置に伝達される。
本発明による方法のさらに別のステップにおいて、第1の装置と、第2の装置または複数の第2の装置との間のコンテンツの配信は、関係する装置の応答に応じて再構成される。特に、この再構成は、このプロセスに関与するACEが選択または提供する自己組織化のタイプに依存する。基本的には、それは(ACEの組織である)第1のタイプの自己組織化と(ACE上のコンテンツの組織である)第2のタイプの自己組織化とを区別しなければならない。
第1のタイプの自己組織化に関して、2つの異なるモードを区別できる。これらのモードは、デリゲーションモードとプロアクティブモードである。デリゲーションモードにおいて、ACE(例えば、ACE A)は、他のACE(例えば、ACE B1、B2、...Bn)に、適宜ACE Aのプロファイルに従って動作するように依頼する。プロアクティブモードでは、ACE Aは、他のACEからそのいわゆるメタデータ(他のACEに格納された表示データを表す)を要求し、それ自体の組織化プロファイルに基づき、これが適当であれば、この情報に従って動作する。
図10乃至13を参照して、自己組織化に関係する機能と動作を説明する。ここで、以下の省略形を用いた。
ACEブラウザ(:AceBrowser)はソフトウェアプログラムであり、その支援により、ユーザはローカルの装置またはネットワーク上にあるACEをブラウズでき、それにおいて、ユーザは組織化データ中に実行可能コードを含むACEを実行できる。
Iネットワークはネットワークインターフェイスであり、それを介して、装置のACEマネージャはローカルネットワーク中の他の装置との間でメッセージとデータのやりとりをできる。
ACEマネージャは上で説明したACEマネージャを指す。
Iリポジトリは、インターフェイスであり、これを介して、ACEマネージャがリポジトリからACEまたはACEの表示データを読み出すことができる。リポジトリはローカルのドライブにあるか、リポジトリを有するローカルネットワーク上のその他の任意の装置上にある。
ACE2システム:AMは、インターフェイスであり、これを介して、ローカル装置上で実行されているACEが、例えば、装置上で利用可能な記憶スペース量、装置のタイプ(例えば、モバイルか固定か)、または装置のバッテリが有するエネルギー量等のシステム情報を読み出すことができる。略称AMは「アプリケーションモジュール」を意味し、インターフェイスであってそれを介してACEがソフトウェアコンポーネント中の機能を使用できるインターフェイスを提供する任意のソフトウェアコンポーネントに使用される。
A2:インテリジェントレイヤは、ACEの組織化データ中の実行可能コードを意味し、A2と呼ばれる。
ExEnvは前記いコマンド処理手段を指し、図中「実行環境」(ExEnv)という名称にした。
ACE2ACE:AMは、ACEからACEへの通信コンポーネントを意味し、これを介して、ACEは他のACEと通信できる。第1のACEと同じ装置上にあってもよく、ローカルネットワーク中の他の装置上にあってもよい。
以下に、シナリオを説明する。このシナリオでは、表示データがコピーされ、それによりコンテンツが収集される。 図10を参照する。
「アントニオは自分のウェブタブレットを使用してカウチ上でウェブブラウジングをしている。突然、写真のコラージュを作ろうと思い立ち、休日のようなうきうきした気分になった。aces4free.comにアクセスして「休日」をサーチした。」ヒットしたものの中にACEアイテム「アロハ−ビーチとサーフィン、ハワイの写真10点のコラージュを含む」があった。
この時点で、いくつかのサイトが、ユーザ自身が作成した無料のACEを提供している。そのサイトではACEのセキュリティチェックをしている。ユーザはこれらのACEを信頼できる。
説明には「このACEはあなたのコレクション中のビーチとサーフィン関係のものをすべて見つけます。お楽しみ下さい。」アントニオはそのリンクをクリックし、そのACEをダウンロードする。ACEブラウザアプリケーションに切り換えて、ACEをスタートさせる。
ACEブラウザは別のアプリケーションであり、ウェブテーブル上のACEメディアプラットフォームと通信する。ACEブラウザによりユーザはACEをブラウズして実行することができる。
最初に、ACEは、ウェブタブレット上にコラージュとしてそれ自体を表示する。ACEがその他のビーチとサーフィンの写真を探しているとのアイコンが表示される。
アロハACEはすでにあるACEに(ホームネットワーク規模の)クエリを実行し、同様の写真及び「ビーチ」と「海」というキーワードを有する写真を探す。一致する写真がACEに収集される。そのクエリはローカルの装置(ウェブタブレット)から家中のすべてのACE使用可能装置に送られる。
ACEは「ビーチボーイズ」の歌も探すが、アントニオは一曲ももっていない。40枚の写真が集まると、ACEは収集を停止し、収集したビーチの写真をすべて使ったコラージュ(の最初の部分)をウェブタブレットのスクリーンに表示する。アントニオは自分の写真がかくも美しいコラージュになったので喜ぶ。何枚かの写真はつまらないので削除し、「コラージュを保存」ボタンをクリックする。
この場合、ACE中の実行可能コードは「インテリジェンス」か、素敵なコラージュを作成する知識を有している。ACEはうまく機能し、ユーザが明示的に同意しなければ、ユーザが所有する写真は保存されない。
リポジトリをブラウズして、アントニオは新しいアロハACEを見つけたので、それを妹のローラにメールすることにした。
後刻、ローラはアントニオからの電子メールをPCで受信する。添付されたACEをクリックする。ACEはウィンドウにコラージュとして表示され、そのコラージュの下のテキストには、自分のビーチ写真を追加するために、「私のビーチ写真を追加」ボタンをクリックするように書かれている。
ACEは自分の状態を保持することができ、すでに写真を収集したことを知っている。(ローラのPCで)新しい環境を検出し、ビーチ写真をもっと追加するかオプションを表示する。
ローラはボタンをクリックし、ローラのPCから10枚の写真が見つかりコラージュに追加される。ローラはすぐにそのACEをアントニオに送り返す。一方、ローラはコラージュを楽しみ、休日のことを考え始める。
以下に、リーダ・フォロワー・コンセプトにより自己組織化を説明するシナリオを説明する。このシナリオでは、1つのACEがリーダの役割を果たし、その他がフォロワーの役割を果たす。説明したシナリオは、図11乃至13に概略的に示した。
最近、ローラはホームネットワークをACE準拠に更新した。写真、音楽、ビデオを含むACEは、いくつかのACE使用可能装置にわたって自動的に組織化される。ローラのホームネットワークは、いくつかの小型ポータブル記憶装置、デジタル写真アルバム、ラップトップ、PDA、一般記憶サーバを有する。
ローラのコンテンツはすべてACEから構成されているとする。デフォルトで、自己組織化ビヘイビアのコードが作成される新しいコンテンツのACEインテリジェンスレイヤーに追加される。コンテンツを作成またはインポートするAU装置は、かかるデフォルトコードモジュールをACEに挿入するように構成されている。このコードは、ACEが必要とする他の機能のために、他のコードと組み合わされる。
今日、ローラはデフォルトの組織を少し変更したいと思っている。ACEブラウザを用いて、ネットワーク中のすべてのACEをブラウズできる。mp3プレーヤ上の2つの音楽アルバム(ACE)を選択する。このアルバムが大好きである。「mp3プレーヤの同様のアイテムを収集」ボタンを有するACEのGUIがスクリーンに現れる。ローラはそのボタンをクリックし、選択された音楽アルバムがmp3プレーヤにコピーされ始める。
この時点で、ボタンにより自己組織化がトリガーされることを説明しておく必要がある。選択されたACEは、周りの同様のアイテム(フォロワー)を収集するリーダになる。リーダはその現在の装置(current device)に留まる。リーダ/フォロワーのインテリジェンスコードは同じである。ユーザは、ACEブラウザを用いて、役割を変更する。コンテンツの選択は、再生された回数、コンテンツのタイプ(mp3の歌/アルバムのみ)、mp3プレーヤの記憶スペース、音楽のジャンルに基づく。デフォルトでコピーが使用され、移動(move)ではない。mp3プレーヤはモバイル装置だからである。ACEはそのことを分かっている。
次に、ローラは自分のACE−PVR上の古いテレビレコーディングの1つを選択し、それを記憶サーバに移動し、「同様のビデオを私の周りに集める」オプションを使用する。これにより、古いテレビレコーディングがPVR(及び家庭のその他の装置)から記憶アーカイブサーバに移動するプロセスが開始される。PVRはほとんど空になり、新しいテレビ番組を記録することができる。
類似性は、テレビレコーディングの日付、再生された回数、コンテンツのタイプ(ビデオのみ)、サーバの記憶スペース(この例では空きがたくさんある)、ビデオのジャンル等に基づく。
上記のシナリオによると、(図11のシーケンス図に示した)ACEモビリティが第1のタイプの自己組織化には必要である。シーケンス図は、ACE A2が、現在装置Yで実行されていて、いかに装置Xに移動することを要求するか示している。ACEマネージャは、映画を承認しなければならない;例えば、ACEの移動がセキュリティポリシーに違反する場合、その要求は拒絶される。ACEマネージャは、移動の調整も管理する。このタスクを実現するためにリポジトリとネットワークインターフェイスを使用する。
また、ACEからACEへの通信またはACE間通信が、ACEの自己組織化を可能とするために要求される。図12のシーケンス図は、概略的に、ACE A2からACE A1へのメッセージがいかに送信されるかを示す。ACE A1はACE A2とは別の装置にある。A2はアプリケーションモジュールACEからACEへの通信(図のACE2ACE:AM)をACEからACEへの通信をするインターフェイスとして使用する。ACEマネージャは、中央調整コンポーネントであり、例えば、ローカルのセキュリティポリシーに違反する場合、ACEからACEへの通信を拒絶する権限を有する。
また、ACEメッセージブロードキャスティングが自己組織化の目的に必要である。図13のシーケンス図は、概略的に、1つのACE使用可能装置内をブロードキャストがいかに配信されるかを示す。メッセージを受信したときにはアクティブなACEは無く、インスタンス化しなければならないと仮定する。ブロードキャストメッセージ「msg」はACEマネージャに受信される。そのメッセージはローカルのACEからきたものか、またはネットワークインターフェイス(:Iネットワーク)を介してリモートのACEからきたものである。
メッセージは装置上のN個のACEに配布される。これらのACEはメッセージが到着したときにはアクティブではない(スレッドで実行されている)。それゆえ、非アクティブはACEは、リポジトリインターフェイスを介してフェッチされねばならず、メッセージが配信される前にインスタンス化しなければならない。実行環境(ExEnv)は、各ACEがメッセージmsgを受信する適当なメソッドを有するか(換言すると、そのACEがブロードキャストされたmsgの意図された受取手であるか)判定する。好適なメソッドを有さないACEは、インスタンス化されない。Ace2Ace:AMは非アクティブに留まる。ACEがブロードキャストを送信する必要がある時にのみコールされる。ACEマネージャはACEメッセージの配信を実行する。
上記の特徴と機能を備えることにより、(インテリジェントでアクティブなコンテンツである)ACEは、1つの装置内にあるか、またはネットワーク上のいくつかの装置に分散した、他のACEに記憶された表示データをアクティブにサーチして収集することができる。よって、ネットワーク内の表示データの配信は、ACE間の通信により変更される。その通信は、ACEの動作に基づく表示データの自己組織化を反映する。 上記の特徴と機能を備えることにより、1つの装置内にあるか、またはネットワーク内のいくつかの装置に分散したACEは、ネットワーク中でアクティブに動くことができ、またはACE間通信によりネットワーク内または装置内で子(同一または類似の特性を有するコピーまたは複製物)を作ることができる。よって、ネットワーク内のACEの配信は、ACE間の通信により変更される。その通信は、ACEの動作に基づくACEの自己組織化を反映する。
本発明によるポータブル記憶装置を示すブロック回路図である。 本発明によるポータブル記憶装置を示す平面図である。 コンテンツ読み出し手順を示すフローチャートである。 本発明による自己組織化記憶システムを示す図である。 図4の記憶システムの部分間のインターフェイスを示す図である。 記憶マネージャ装置を示す図である。 図4、5に示した記憶システムにおける記憶読み出しプロセスを示すフローチャートである。 図4に示した記憶システムに記憶されたコンテンツの表示方法を示す図である。 記憶装置のグリッドトレイを示す図である。 ユーザがいかに自律的コンテンツエンティティを受け取り、そのインテリジェントレイヤーを実行するかを示すシーケンス図である。 自律的コンテンツエンティティが他の装置への移動をいかに要求するか示すシーケンス図である。 自律的コンテンツエンティティが他の自律的コンテンツエンティティにメッセージをいかにおくるか示すシーケンス図である。 自律的コンテンツ使用可能(enabled)装置がブロードキャストメッセージをいかに受け取るか示すシーケンス図である。このブロードキャストメッセージはこの装置にローカルに記憶されているすべての自律的コンテンツに送られる。

Claims (36)

  1. ポータブルデータ記憶装置であって、
    データ記憶装置のユーザ設定可能プロファイルと一致する他の装置に記憶されたデータをサーチして、他の装置からデータを受け取る手段と、
    前記受け取ったデータが前記プロファイルと一致するとき、前記受け取ったデータをデータ記憶装置に記憶する手段とを有するデータ記憶装置。
  2. 他の電子装置からのサーチ要求に応じて、その他の電子装置のユーザ設定プロファイルにマッチする見つかったデータのその他のデータ記憶装置への送信を実行する手段を有する、請求項1に記載のデータ記憶装置。
  3. それ自体のユーザ設定プロファイルと他の装置のユーザ設定プロファイルを用いて、少なくとも1つの他の装置から要求されたデータのコピーのみを送信するか、他の装置に要求されたデータを移動するか、要求されたデータを他の装置に送るか決定する手段を有する、請求項2に記載のデータ記憶装置。
  4. データのコンテンツを分析する手段を有する、請求項1に記載のデータ記憶装置。
  5. 分析データをメタデータで示す手段を有する、請求項4に記載のデータ記憶装置。
  6. 少なくとも1つの他の電子装置とワイヤレス通信しデータ交換する手段を有する、請求項1に記載のデータ記憶装置。
  7. 記憶されたデータのコンテンツを光学的に表示する手段を有する、請求項1に記載のデータ記憶装置。
  8. 記憶されたコンテンツを視覚的に表示する手段は、記憶されたコンテンツに応じて複数の色及び/または光の強さを用いて、装置の外側を点灯する手段を有する、請求項7に記載のデータ記憶装置。
  9. 前記記憶されたコンテンツをブラウズする手段を有する、請求項7に記載のデータ記憶装置。
  10. ユーザが近くにいるか、及び/または記憶装置が持ち上げられたか及び/または動かされたか検出する手段を有し、
    記憶されたコンテンツを視覚的に表示する手段は、ユーザが記憶装置の近傍にいることを検出したとき、または記憶装置が持ち上げられ、及び/または動かされたときに、起動される、請求項7に記載のデータ記憶装置。
  11. プロファイルは、記憶すべきコンテンツに関する情報、データの生成及び/または変更のデータに関する情報、他の装置の外部要求をいかに処理するか示した記憶装置の振る舞いに関する情報、記憶容量の不足をいかに処理するか示す記憶装置の振る舞いに関する情報、及び/または記憶すべきデータのタイプに関する情報を含む、請求項1に記載のデータ記憶装置。
  12. データ記憶のための分散自己組織化システムであって、
    少なくとも2つの自律的記憶装置を有し、該装置は互いにデータを交換する手段を有し、
    前記システムは、前記データ記憶装置の少なくとも1つのユーザ設定記憶プロファイルと一致する、記憶装置に記憶されたデータをサーチし、その装置中のデータ記憶装置の前記記憶プロファイルと一致するデータを記憶するように構成されている、システム。
  13. 記憶装置に記憶されたデータのコンテンツを分析し、メタデータにより分析したデータを特徴付ける手段を有する、請求項12に記載のシステム。
  14. 記憶装置は前記システム中に記憶されたデータのコンテンツを分析する手段を有する、請求項13に記載のシステム。
  15. 特徴付けられた前記システムに記憶されたデータのコンテンツを分析するマスター装置を有する、請求項13に記載のシステム。
  16. 前記システムは、請求項1乃至11いずれか一項に記載の少なくとも2つの記憶装置を有する、請求項12に記載のシステム。
  17. 前記システムは、複数の記憶装置にわたってコンテンツ分析ジョブを分散するように構成された、請求項13に記載のシステム。
  18. 前記システムは、複数のレベルにおいてコンテンツを詳細に表す階層的クラスタに分割された、記憶されたコンテンツを請求項12に記載のシステム。
  19. 前記システムは前記マスター装置に接続されたグリッドトレイを有し、
    記憶装置は前記グリッドトレイに挿入または接続でき、前記グリッドトレイは記憶装置のバスバーとして機能し、
    前記グリッドトレイに挿入されている前記記憶装置の電源が前記グリッドトレイに接続されたパワーサプライにより供給され、及び/または前記グリッドトレイが前記マスター装置と前記記憶装置間の通信の通信バスを提供する、請求項15に記載のシステム。
  20. 前記少なくとも1つの記憶装置のプロファイルは、記憶すべきコンテンツに関する情報、データの生成及び/または変更の日付に関する情報、他の装置の外部要求をいかに処理するか示した記憶装置の振る舞いに関する情報、記憶容量の不足をいかに処理するか示す記憶装置の振る舞いに関する情報、及び/または記憶すべきデータのタイプに関する情報を含む、請求項12に記載のシステム。
  21. 請求項12に記載のシステムの、分散メタデータデータベースとしての使用。
  22. データの自己組織化記憶方法であって、
    第1のデータ記憶装置に記憶されたデータであって第2のデータ記憶装置のユーザ設定記憶プロファイルと一致するデータをサーチし、
    前記第2のデータ記憶装置のプロファイルと一致する第1のデータ記憶装置に記憶されたデータは前記第2のデータ記憶装置に記憶される、方法。
  23. 前記第1のデータ記憶装置のユーザ設定記憶プロファイルと一致する第2のデータ記憶装置に記憶されたデータは、前記第1のデータ記憶装置に記憶される、請求項22に記載の方法。
  24. 他の記憶装置に記憶されたデータのコンテンツ分析は各記憶装置自体で実行される、請求項22または23に記載の方法。
  25. 他の記憶装置に記憶されたデータのコンテンツ分析はマスター装置自体で集中的に実行される、請求項22に記載の方法。
  26. 前記記憶装置に記憶されたデータのコンテンツはメタデータにより特徴づけられる、請求項22に記載の方法。
  27. コンテンツ分析ジョブは複数の記憶装置にわたって分散される、請求項22に記載の方法。
  28. プロファイルは、記憶すべきコンテンツに関する情報、データの生成及び/または変更のデータに関する情報、他の装置の外部要求をいかに処理するか示した記憶装置の振る舞いに関する情報、記憶容量の不足をいかに処理するか示す記憶装置の振る舞いに関する情報、及び/またはデータのフォーマットに関する情報を含む、請求項22に記載の方法。
  29. 見つかって記憶されるデータは料金の支払いを条件にする、請求項1に記載のデータ記憶装置でビジネス方法。
  30. 具体的なコンテンツを分析するソフトウェアをダウンロードする、請求項29に記載のビジネス方法。
  31. 記憶装置はその記憶プロファイルと一致するコンテンツを自動的にダウンロードする、請求項29に記載の方法。
  32. 装置のネットワークにおけるコンテンツの組織化方法であって、コンテンツは装置に記憶され、前記コンテンツを表す表示データと前記ネットワーク中の前記コンテンツを組織化する組織化データとを有し、
    前記方法は、
    第1のコンテンツが記憶された第1の装置において、
    前記第1のコンテンツの組織化データを用いて組織化要求を作成するように前記第1のコンテンツを使用する段階と、
    前記コンテンツから前記第1の装置に記憶された、または前記ネットワーク中の少なくとも第2の装置に記憶された他のコンテンツに前記組織化要求を伝達する段階と、
    前記組織化要求への応答に応じてコンテンツの分布を再構成する段階とを有する方法。
  33. 前記ネットワーク中で組織化に使用されたコンテンツの組織化データは、装置のコマンド処理手段が実行する少なくとも1つの実行可能コマンドと、ネットワーク中のこんてnnt得の所望の組織化を表す組織化プロファイルとを表し、 前記組織化要求を作成する段階は、前記少なくとも1つのコマンドの実行を有し、その実行中に組織化要求を作成するために前記組織化プロファイルを利用する、請求項32に記載の方法。
  34. 前記再構成する段階は、前記組織化要求の処理に係わるコンテンツの組織化プロファイルデータに基づき、適宜、1つのコンテンツから他のコンテンツに、少なくともコンテンツの表示データまたはその一部を、前記第1の装置内、または前記第1の装置と少なくとも1つの第2の装置との間で、移動またはコピーする段階を有する、請求項32に記載の方法。
  35. 前記再構成する段階は、第1の装置から第2の装置に少なくとも1つのコンテンツを移動またはコピーする段階を有する、請求項32に記載の方法。
  36. プログラマブル装置のメモリに直接ロード可能なコンピュータプログラムであって、前記コンピュータプログラムを前記装置上で実行した時、請求項22または請求項32に記載の方法のステップを実行するソフトウェアコード部分を有する、コンピュータプログラム。
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