JP2008513307A - マーキング方法及び装置 - Google Patents

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Abstract

階層的に包装された物品にマーキングする方法であって、包装階層における最も高い段階、例えばパレットなどの包装単位に付される最も高い段階のコードを発生させる。2番目に段階の高い段階における各包装単位に対して、その包装単位に付されるコードは最も高い段階のコードからアルゴリズム的に派生される。2番目のステップは繰り返され、3番目の段階の包装に対するコードは、それがその中に包含される2番目に高い段階の包装のコードからアルゴリズム的に派生される。それ以下の段階に対しても同様である。
【選択図】図3

Description

本発明は、マーキング(荷印)方法、マーキング装置、マーキングされた商品、及び1つの包装階層において包装された物品間の関係を検証する検証方法に関するものである。
製品の製造者にとって、彼らの製品及びその包装に識別コードを付することが好ましい。それによって、製品の追跡や、例えば製品の並行輸入や模造品の防止及び検出を手助けすることができる。
これらの目的を達成するため、製品及びその包装に識別コードが付される。それらのコードは、例えば連番の形で単純に付されていた。それらの方法の欠点は、偽造者にとって予測が容易であり、それゆえ、偽造者にとって模倣が容易であることである。さらに、大量生産品にとっては、コードの番号が一般的に大きくなる。各コードは管理データベースに記憶されなければならず、大規模製造者にとって、記憶及び管理すべきデータの容量が膨大になる。
この方法の他の欠点は、データベースに記憶されたコード番号が、製造者にとって危険物になることである。結局、データベースの安全性が脅かされるので、偽造者は、彼らの製品に正当なコードを付すること又は認証データベースに偽のコードを挿入することができるであろう。
これらの問題に対処するために、様々な方法、特にWO00/23954に記載された方法が特定されている。この方法は、製品又は包装への付与に伴って、データベースに記憶する必要のない多数のコードを発生させる。
一例を挙げれば、ある工場では、生産ライン上で電球が生産されているものとする。各電球はそれぞれ1つの箱に梱包され、30箱ずつ出荷用ケースに梱包される。さらに、20個の出荷用ケースが1つのパレットに梱包される。
この例では、(固有の乱数が包装の各段階で付され、電球自体にはコードは付されないと仮定しても)各電球を一意的に特定するため、及び電球が収納されている包装箱及び電球が出荷されたパレットを特定するものを記録するために、非常に多くのコードを発生させ、付し、記憶する必要がある。また、通常、コードは、人間が読み取れる又は機械で読み取れるコード(例えば、バーコード)を用いて、生産ラインの最初で包装に付される。バーコードは生産ライン上の次の収集及びコード付け箇所において用いられ、最初にマークキングされた品目に付されたコードがスキャンされ、データベース中に取り込まれる。この取り込まれたコードは、生産又は包装の全ての段階がマーキングされ、全てのデータが記録されるまで、データベース中で、二次的な包装などに付されるコードと結合される。
表1は、典型例における要求される各タイプのコードの数を表す。
Figure 2008513307
また、どの電球がどのケースに入っているのか、及びどのケースがどのパレット上にあるのかの関係を維持するために、記録が必要である。必要な追加のデータを表2に示す。
Figure 2008513307
このことは、トータルとして(600+20+1+600+20)=1241個の記録分の記憶容量を必要とする。
これに加えて、生産ラインとしては、最初の品目(箱)にコードを付すること、及び出荷用ケースが梱包される時点でデータベースにコードを書き戻すためにコードをスキャンすることが必要である。生産ラインからコードを読み戻すためにスキャン点を有することは、生産ラインが高価になり、(特に生産速度が速い場合)信頼性が低下するので、好ましくない。図1は、このラベリングの仕組みを描いており、処理は下向きに続行され、数量は例示の目的にのみ引用される。
本発明の目的は、信頼性が高く、公知のマーキングシステムよりも低記憶容量であり、生産ラインからスキャンされるべきデータを必要としない、製品にマーキングする方法、及びその方法を可能にする装置を提供することにある。
第1の態様から、本発明は、在る包装階層において物品を包装する包装材にマーキングする方法を提供する。その方法は、(a)包装階層のうちマーキングされた最も高い段階において、包装の単位に付されるべき最も段階の高いコードを発生させるステップ、及び(b)マーキングされるべき次に高い段階において、次に段階の高いコードを発生させるステップを備え、次に段階の高いコードは、最も段階の高いコードからアルゴリズム的に派生される。
マーキングされた包装の最も高い段階とは、マーキングされた包装の全ての下位の段階を含むマーキングされた包装の1つの段階のことをいう。
それゆえ、包装階層の隣接する2つの段階におけるコード間の関係を特定するためのデータを記憶する必要はない。マーキングされた物品が、正確にマーキングされた、それよりも高い段階の包装単位に含まれるか否かを判断するためには、物品に付されたマーキングが、それよりも高い段階の包装単位に付されたマーキングにアルゴリズムを適用することによって派生されうるかどうかをチェックするだけでよい。下位のコードを発生させるために用いられたアルゴリズムの記録が維持されていればよい。検証処理に用いるため、最も段階の高いコードも、記憶手段に記憶されることが好ましい。
この方法は、特に管理された包装処理に適用可能である。管理された包装処理とは、例えば、マーキングステーションから移動してくる物品が、そのマーキングステーションを離れたときの順番とほぼ同じ順番で包装ステーションに到着するような、物品の流れが実質的に予測可能な処理のことをいう。
この方法は、マーキングされるべき次の段階における各包装単位に対して、その包装単位に対して付されるべき次の段階のコードを発生させるステップを含んでいてもよく、そのコードは、その包装単位がその中に包装されるであろう、より段階の高い包装単位に対して付される、より段階の高いコードからアルゴリズム的に派生されればよい。このステップは、包装階層におけるマーキングされた全ての段階に対して繰り返されてもよい。
コードは、暗号化アルゴリズムを用いて発生されてもよい。好ましい具体例においては、暗号化アルゴリズムは可逆的である。このことは、包装単位にマーキングされた暗号化されたコードから元のコードを派生させることを可能にする。
1又は複数のコード(一般的には、階層の各段階における各コード)を表す証印は、通常これらのコードが関連する包装単位に付される。これらは、人間が読み取り可能(例えば、文字や数字など)、及び/又は機械的に読み取り可能(例えば、バーコードなど)であってもよい。あるいは、コードを表すデータは、例えば無線タグのような、製品に付随した記憶手段に記憶されていてもよい。発生されたコードは、例えば少なくとも1つのプリンタ(SIC)を介して、製品又は包装材に付着された一時的記憶手段中に記憶されていることが好ましい。
次に高い階層段階のコードは、最も段階の高いコードが包装材に付されるよりも前に、その包装材に付されることが好ましい。好ましい具体例においては、例えば、コードは、マーキングされた包装の最も低い段階から始まり、マーキングされた包装の最も高い段階で終わるように、その派生される順番とは逆の順番で製品又は包装材に付すことも可能である。
システムをより安全にするために、包装コードの暗号化されたバージョンを包装材に付することも可能である。
好ましい具体例においては、次に高い段階のコードは、最も高い段階のコード及び私的な識別データからアルゴリズム的に派生される。例えば、私的なデータは、製造時期、品目番号、あるいはその他独自のデータであってもよい。この具体例では、最も高い段階のコード及びそれに結合された私的なデータを含む一組のデータが記憶手段に記憶される。私的なデータは、少なくとも1つの私的なデータ組(例えば、製造時期)、好ましくは、複数の私的なデータ組(例えば、製造時期及び品目番号)を備えていることが好ましい。次の段階のコードは、その包装単位が包装されるであろう、より高い段階の包装単位に付されたより高い段階のコード及び私的な識別データからアルゴリズム的に派生される。より高い段階のコード及び結合された私的な識別データは、それぞれ記憶手段に記憶される。
次の段階のコードを発生させるために、前の段階のコードを発生させるために用いたアルゴリズムとは異なるアルゴリズムを用いることが有利である。
第2の態様から、本発明は、最も段階が高い包装と、それよりも1又はそれ以上段階が低い包装を備え、低い段階はそれぞれ複数の包装を含み、各包装にはコードが付され、各低い段階に対する各包装のコードは、その包装が含まれるより段階の高い包装のコードからアルゴリズム的に派生される、複数の階層的に包装された物品を提供する。
第3の態様から、本発明は、物品が階層的に包装される、マーキングされた物品の包装方法を提供する。その方法は、(a)上記方法に従って包装にマーキングするステップと、(b)ある段階の低い包装単位を、それがアルゴリズム的に結合された、その次に段階の高い包装の中に詰めるステップを備える。
段階の低い包装単位をその次に段階の高い包装に詰める工程は、マーキングされ包装された物品が、マーキングステーションを離れたときの順番と同じ順番で包装ステーションに到着するように、マーキングステーションから包装ステーションへの移動の管理を含むことが好ましい。
第4の態様から、本発明は、物品を階層的に包装する包装材にマーキングする装置を提供する。その装置は、(a)包装階層のうちマーキングされた最も高い段階において、包装の単位に付されるべき最も段階の高いコードを発生させる手段と、(b)マーキングされるべき次に高い段階において、次に段階の高いコードを発生させる手段を備え、次に段階の高いコードは、最も段階の高いコードからアルゴリズム的に派生される。
例えば、最も段階の高いコード及びその次に段階の高いコードを発生させる手段は、ハードディスク装置に記憶されたデータベースのような永久的データ記憶手段及びRAM(Random Access Memory)のような一時的なデータ記憶手段を含むコンピュータシステムを備えていてもよい。
その装置は、マーキングされるべき次の段階における各包装単位に付される次の段階のコードを発生させる手段を含み、次の段階のコードは、その包装単位が包装されるであろう、より高い段階の包装単位に付される、より段階の高いコードからアルゴリズム的に派生されることが有利である。その装置は、包装階層におけるマーキングされた全ての段階に対してこの処理を繰り返すことが好ましい。
その装置は、包装材、製品又はそれに貼付されるラベルにコードを付するための印刷システムを含むことが有利である。そのコードは、包装の各段階に用いられる印刷システムに送信される前に、一時的記憶手段に記憶されることが好ましい。
その印刷システムは、最も段階の低いコードが最初に付され、最も段階の高いコードが最後に付されるように、その派生される順番とは逆の順番で包装材にコードを付すように配置されていることが好ましい。
永久的記憶手段は、私的なデータに特別なコードが結合された記録を記憶するように配置されていることが有利である。
その装置は、包装階層における包装材間の関係を検証するために配置された検証モジュールを含むことが有利である。
第5の態様から、本発明は、1つの包装階層において包装された物品間の関係を検証する検証方法を提供する。その検証方法は、上記方法によりマーキングされた包装材を含み、異なった段階の包装が関連しているか否かを判断するために、包装階層の異なった段階に付されるコード間の関係を確立するための暗号化テストの適用を含む。
例えば、その方法は、連続する包装コード段階間の関係を明確にし、それによって、次に高い又は次に低い包装コードと比較されうる少なくとも1つの検証コードを得るために、以前に用いられたアルゴリズム中に包装コードを入力することにより、包装材上の包装コードと次に高い段階又は次に低い段階の包装コードの比較を含んでいてもよい。
一具体例において、包装コードは、最初に、私的な識別データを含む記憶手段における記録場所を決めるために用いられ、私的な識別データと包装コードは、少なくとも1つの検証コードを得るために、アルゴリズム中に入力される。
図1は、先に述べた従来のマーキング処理を示すフローチャートである。
図2は、本発明の第1実施形態に係るマーキング処理を示すフローチャートである。
図3は、本発明の第1実施形態に係るマーキング処理を概略的に示す図である。
図4−6は、それぞれ本発明に適する包装階層を形成する製品の包装(箱)、出荷ケース及びパレットを示す図である。
図7は、本発明の第2実施形態に係るマーキング処理を概略的に示す図である。
本発明の一実施形態について、添付図面を参照しつつ詳細に説明する。
図2及び3は、本発明の第1実施形態に係るマーキング処理のステップを示す。先に論じたように、公知の方法の問題点を軽減するために、コード番号は、製品とその包装の間の関係を階層的に理解することに基づいて、包装された商品に階層的に付される。階層的な包装体系において、製品は製品箱10(図4参照)に包装される。そして、複数の製品箱10は、1つの収集物として積み上げられ、例えば出荷用ケース12(図5参照)に包装される。複数の出荷用ケース12は、さらに積み上げられ、例えばパレット16上の積み荷14(図6参照)として、ある最大高さにまで包装される。階層は、2段階から任意の最大値までを含みうる。
生産工程は需要から始まる、すなわち、最終工程はパレットであるということを考慮すれば、製造工程のためのコード情報を予測することは可能である。
図1に関して上記包装体系の具体例(各電球は箱10中に包装され、30箱が出荷用ケース(外箱)12に包装され、12この出荷用ケースが1つのパレット16に包装される)を採用すると、この処理はパレット16から始まる。パレットコード20として、1つのデータ記録が、コンピュータ化されたデータベースなどの永久的記憶部18に記憶される。パレットコード20は、パレット16に対して1つだけ存在し、例えば乱数、疑似乱数、注文番号、製造番号又は製造時期などの、何らかの製品に関するコード又はテキストなどであってもよい。
パレットコード20は、また、コンピュータのメモリなどの一時的記憶部22に記憶され、適当なときに、パレット16に付されるために、プリンタに送信される。
そして、20個の2次的な箱(出荷用ケース12)のそれぞれに対して、パレットコード20に対して可逆的な暗号化アルゴリズム24を適用することにより、さらなるコード26が発生される。例えば、データ暗号化基準(Data Encryption Standard: DES)を用いることができる。暗号化キーを必要とするアルゴリズム及び暗号化キーを必要としないアルゴリズムを含む、その他の適当なタイプの可逆的暗号化アルゴリズムを用いてもよい。12個の出荷用ケースコード26は、一時的記憶部22に記憶される。出荷用ケースコード25の記録は、出荷用ケース12にそれらが付されるまでの間だけ要求される。その後は、各出荷用ケースコードは可逆的アルゴリズムを介してパレットコード20から派生されうるので、出荷用ケースコード26を記録する必要はない。
次に、各出荷用ケース12の中の30個の箱10のそれぞれに対して、出荷用ケースコード26に対して可逆的な暗号化アルゴリズム30を適用することにより、さらなるコード28が発生される(トータルで600個)。このアルゴリズムは、出荷用ケースコードを発生させるときに用いたアルゴリズムとは異なっていることが好ましいが、同じものを用いることもできる。例えば、もしも可逆的アルゴリズムが暗号化キーを用いるのであれば、異なった暗号化キーを用いることもできる。あるいは、異なった可逆的アルゴリズムを用いてもよい。箱コード28は、それらが箱10に付されるまでの間、一時的記憶部22に記憶される。その後、各箱コードは可逆的アルゴリズム24,30を介してパレットコード20から派生されうるので、箱コード28を記憶する必要はない。
最大包装単位を生み出す需要が特定されたときに、処理が開始されることに注目すべきである。この具体例では、パレット16を生み出す需要が特定されたときに相当するけれども、実際に生産が開始される前であってもよい。これらのコードは、包装処理に適する順番に積み上げられるように、包装単位に付される。例えば、これらのコードは、箱10に印刷されてもよいし、出荷ケース12又はパレット16を特定するラベル32上に含まれていてもよい。あるいは又はさらに、コードは、包装単位に付随される無線タグ34などの記憶素子中にコード化されていてもよい。これらのコードは、発生される順番とは逆の順番、すなわち、最も段階の低い包装(この具体例では箱10)から最も段階の高い包装(この具体例ではパレット16)の順で包装に付されることが好ましい。
特定の出荷用ケースコードから派生されるコードを有する30個の箱10は、順に並べられ、その出荷用ケース12中に箱詰めされる。この工程は、出荷用ケース12のそれぞれについて繰り返される。そして、パレットコード20から派生されたコードを有する12個の出荷用ケース12は、順に並べられ、そのパレット16上に積み上げられる。マーキング処理は、マーキングされた包装単位が、マーキングステーションから離れた順番で包装ステーションに到着するように、マーキングステーションと包装ステーションの間で管理されることが好ましい。このことは、段階の低い包装材がたやすく並べられ、関連のある段階の高い包装材中に箱詰めされることを可能にする。物品の流れは、各包装段階に対して、マーキングステーションと包装ステーションの間で管理されることが好ましい。
これらのコードが包装に付された後、これらのコードは一時的記憶部22から消去される。
各品目に適用された識別コードは、その品目が包含される包装に付されたコードから暗号化的に派生されるので、この処理は効果的である。それゆえ、暗号化テストを適用することによって、品目をその包装からたやすく判断することができる。このひな形においては、それぞれ異なった包装段階における記録に関するこれらのコードを記憶する必要はないけれども、各段階におけるコードを発生するアルゴリズム及び包装階層における段階数の記録を保持し続ける必要がある。2つのコードに相関があれば、暗号化関係は、証明すべき証拠を発生させれば十分である。連続した検証処理の用途では、パレットコード20を記憶することが好ましい。より下位の段階のコードを発生させるパレットコード20及びアルゴリズムさえわかっていれば、全ての下位のコードを発生させることができる。
包装階層において、マーキングされない付加的な包装段階があってもよい。各包装の関係がマーキングされた段階間で維持されている限りにおいて、本発明は効果的である。
包装コードを発生させるために公共的及び私的なデータの仕様を含む、本発明の第2実施形態を図7に示す。図1を参照して上記従来の包装の仕組みを採用するとして、現在の処理はパレット識別コード120から始まる。パレットコード120は、特定のパレット16に対して1つしかない。そして、パレットコード120(公共的データ)及び私的な識別データ123を備えた第1のデータ組121に対して暗号化アルゴリズム124を適用することにより、12個の二次的な箱(出荷用ケース12)のそれぞれに対して、さらなるコード126が発生される。私的な識別データ123は製造者だけが知っている。私的な識別データ123はパレットに対して固有のものであり、例えば、日付及び時間情報、注文番号、品目番号、乱数又は疑似乱数を備えている。暗号化アルゴリズム124は、可逆的又は非可逆的であってもよい。
第1のデータ組121は、ケースコードを発生させるために用いられたパレットコード120と私的なデータ123の間に関連性が存在するように、コンピュータ管理されたデータベースなどの永久的記憶部118に記憶される。パレットコード120は、適当な時期にパレット16に付されるために、プリンタに送信されうるように、一時的記憶部122にも記憶される。
そして、出荷用ケースコード126と製造者だけが知っている私的な識別コード127を備えた第2のデータ組125に対してアルゴリズム130を適用することにより、各出荷用ケース12の中の30個の収集物(箱10)のそれぞれに対して、さらなるコード128が発生される。アルゴリズム130は、異なった暗号化キーを用いるか否かにかかわらず、出荷用ケースコード126を発生させるために用いられたアルゴリズム124と同じものであってもよい。あるいは、異なったアルゴリズムを用いてもよい。私的な識別データ127は、出荷用ケース12に対して固有のものである。第2のデータ組125は、箱コード128を発生させるために用いられたケースコード126と私的なデータ127の間に関連性が存在するように、永久的記憶部118に記憶される。
各出荷用ケースコード126及び各箱コード128は、プリンタを介して包装に付されるために、一時的記憶部に記憶される。
永久的データベース120(SIC)に記憶された記録の数は、上記具体例の場合、第1のデータ組121に対する1個の記録と、第2のデータ組125に対する20個の記録の、合計21個である。各段階におけるコードを発生させるために用いられたアルゴリズムと包装階層における段階数を記憶しておくことも必要である。同様の包装階層に対して、従来技術のシステムにおいて維持しておくべき記録の数は1241個である。それゆえ、本発明は、マーキングシステムを機能させるために記憶しておかなければならない記録数が非常に少ないという有利点を有している。このことは、大量生産処理に対して特に顕著である。
これらのコードの送出において発生されたデータを表3に示す。
Figure 2008513307
これらのコードは包装に付され、包装単位は、本発明の第1実施形態と同様な方法で順に並べられる。同様に、コードが包装に付された後、これらのコードは、一時的記憶部から消去される。
第2実施形態では、包装コードを検証インターフェースに入力することにより、検証が行われる。包装コードは、永久的記憶部120(SIC)において、それと結合されるデータ組を識別するために用いられる。包装コード、例えば箱コード128と結合された私的な識別コードは、箱コード128を発生するために用いられたアルゴリズムに入力され、それにより、ケースコード126が発生される。印刷された出荷用ケースコードを発生されたケースコードと比較することにより、識別された箱10が正しい出荷用ケース12に在るか否かを判断することができる。
出荷用ケースコード126と、それに結合された私的なデータは認証する目的のために暗号化アルゴリズムに入力され、30個の箱コードが発生される。箱10に印刷された箱コードは、それが正しい出荷用ケース12に存在していることを立証するためのコードリストと比較されうる。
要約すると、
1.コードは、マーキングされるべき製品又は製品品目の数値的関係に基づいて派生される。
2.製品/包装のコード付けは、マーキング階層における最後の実体(この具体例ではパレット)にマーキングするという要求から始まる。このことは、例えばスキャンするかあるいは、その他の方法で、生産ラインからコードを読み取る必要をなくする。
3.数値的関係は、生産又はオンザフライに先立って、あるいは製造中に、複数のコードの組を決定し、構築するために用いることができる。
4.暗号化テストは、包装の異なった段階が互いに関連しているかどうかを判断するために、包装階層の異なった段階に付されるコード間の関係を検証するために用いることができる。
本発明の各実施形態は、生産工程が管理されている場合に、特に有効である。不良発生率が高いときは、個別の品目の位置の予測精度が低くなるので、生産工程における誤差(例えば、不良品)が無視できる時には、特に有効である。
コードは、アルファベットと数字の組み合わせ、バーコード、あるいはその他の公知の技術を用いて、包装材に付すことができる。コードは、検証の目的で、バーコードリーダのような公知の読み取り/スキャン装置と組み合わせて用いることができる。
必要に応じて、処理をより安全にするために、暗号化されたバージョンのコードを包装に付してもよい。適切な暗号化方法は、米国特許第6,088,456号に記載されている。このことは、模造者にとってこの処理をまねることをより困難にする。

Claims (23)

  1. ある包装階層において物品が包装される包装材にマーキングする方法であって、
    a.包装階層のうちマーキングされた最も高い段階において、包装の単位に付されるべき最も段階の高いコードを発生させるステップ、および
    b.マーキングされるべき次に高い段階において、次に段階の高いコードを発生させ、次に段階の高いコードは、最も段階の高いコードからアルゴリズム的に派生されるステップ、
    を備えたことを特徴とする方法。
  2. c.マーキングされた最も高い段階の包装に、最も段階の高いコードを表す証印を付すと共に、マーキングされるべき次に高い段階の包装において、次に段階の高いコードを表す証印をそれぞれ包装の単位の1つに付すステップを備えたことを特徴とする請求項1に記載の方法。
  3. d.マーキングされるべき次の段階における各包装の単位に対して、その包装の単位に付されるべき次の段階のコードを発生し、その次の段階のコードは、その包装の単位がその中に包装されるであろう高い段階の包装単位に付された高い段階のコードからアルゴリズム的に派生されるステップをさらに備えたことを特徴とする請求項1又は2に記載の方法。
  4. 上記d.のステップは、包装階層におけるマーキングされた全ての段階に対して繰り返されることを特徴とする請求項3に記載の方法。
  5. 製品又は包装材に付すためにコードを一時的記憶手段に記憶するステップをさらに備えたことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の方法。
  6. 次に高い段階のコードは、最も段階の高いコードが包装材に付されるよりも前に、その包装材に付されることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の方法。
  7. 各コードは、その派生される順番とは逆の順番で製品又は包装材に付されることを特徴とする請求項6に記載の方法。
  8. 各コードは、暗号化アルゴリズムを用いてアルゴリズム的に派生されることを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載の方法。
  9. 暗号刈る語リズムは可逆的であることを特徴とする請求項8に記載の方法。
  10. 包装コードの暗号化されたバージョンを包装材に付したことを特徴とする請求項1乃至9のいずれか1項に記載の方法。
  11. 次に高い段階のコードは、最も高い段階のコード及び私的な識別データからアルゴリズム的に派生されることを特徴とする請求項1乃至10のいずれか1項に記載の方法。
  12. 最も段階の高いコード及びそれに結合された私的なデータを含むデータ組を記憶手段に記憶することを特徴とする請求項11に記載の方法。
  13. 次の段階のコードは、その包装の単位がその中に包装されるであろう高い段階の包装単位に付された高い段階のコード及び私的な識別データからアルゴリズム的に派生されることを特徴とする請求項3に記載の方法。
  14. 段階の高いコード及び私的な識別データはそれぞれ記憶手段に記憶されることを特徴とする請求項13に記載の方法。
  15. 次の段階のコードを発生させるために、前の段階のコードを発生させるために用いたアルゴリズムとは異なるアルゴリズムを用いることを特徴とする請求項3乃至14のいずれか1項に記載の方法。
  16. 最も段階が高い包装と、それよりも1又はそれ以上段階が低い包装を備え、低い段階はそれぞれ複数の包装を含み、各包装には1つのコードが付され、各低い段階に対する各包装のコードは、その包装が含まれるより段階の高い包装のコードからアルゴリズム的に派生されることを特徴とする複数の階層的に包装された物品。
  17. 各コードは、暗号化アルゴリズムを用いてアルゴリズム的に派生されることを特徴とする請求項16に記載の複数の階層的に包装された物品。
  18. 暗号化アルゴリズムは可逆的であることを特徴とする請求項17に記載の複数の階層的に包装された物品。
  19. 1又は複数のコードを表す証印をそのコードが関連する包装単位に付したことを特徴とする請求項17又は18に記載の複数の階層的に包装された物品。
  20. 1又は複数のコードが結合された私的なデータが包装又は製品に結合された記憶手段に記憶されていることを特徴とする請求項17乃至19のいずれか1項に記載の複数の階層的に包装された物品。
  21. 物品を階層的に包装する包装材にマーキングする装置であって、その装置は、
    a.包装階層のうちマーキングされた最も高い段階において、包装の単位に付されるべき最も段階の高いコードを発生させる手段と、
    b.次に高い段階において、マーキングされるべき次に段階の高いコードを発生させる手段を備え、次に段階の高いコードは、最も段階の高いコードからアルゴリズム的に派生されることを特徴とする装置。
  22. 1つの包装階層において包装された物品間の関係を検証する検証方法であって、その検証方法は、請求項1乃至15のいずれか1項に係る方法によりマーキングされた包装材を含み、異なった段階の包装が関連しているか否かを判断するために、包装階層の異なった段階に付されるコード間の関係を確立するための暗号化テストの適用を含むことを特徴とする検証方法。
  23. 包装コードは、最初に、私的な識別データを含む記憶手段における記録場所を決めるために用いられ、私的な識別データと包装コードは、少なくとも1つの検証コードを得るために、アルゴリズム中に入力されることを特徴とする請求項22に記載の検証方法。
JP2007531835A 2004-09-17 2005-09-19 マーキング方法及び装置 Withdrawn JP2008513307A (ja)

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