JP2008503952A5 - - Google Patents

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コンテキスト情報について構成されたコミュニティのサービス及びコンテンツのSIPイベントに基づくディスカバリを可能にする方法、システム及びコンピュータ・プログラム
本発明は、概して、無線通信システム及び方法に関し、特に、セッション開始プロトコル(SIP)を用いる無線端末及び無線ネットワーク・ノードに関する。
背景
セッション開始プロトコル(SIP)のインフラストラクチャはIETF RFC3261(ローゼンバーグ(Rosenberg)など著,2002年6月)で定義されている。一般に、SIPは、1人以上の参加者とのセッションを生成し、変更し、終了するアプリケーション層制御(シグナリング)プロトコルである。セッションは、インターネット通話、マルチメディア配信及びマルチメディア会議を含むことができる。セッションを生成するために用いられるSIP招待は、互換性のある一連のメディア・タイプについて参加者が合意できるセッション記述を搬送する。SIPは、ユーザの現在の位置へリクエストを送信し、サービスのためユーザを認証し、ユーザに権限を与え、プロバイダ・コール送信ポリシーを実装し、ユーザに機能を供給する援助をするプロキシ・サーバと称する要素を使用する。また、SIPは、プロキシ・サーバにより使用されるユーザの現在の位置をユーザがアップロードできる登録機能を供給する。SIPは、幾つかの異なる転送プロトコルの上部で実行する。
エー・ローチ(A. Roach)著,「SIP-Specific Event Notification」RFC3265, 2002年7月(以後、単に「RFC3265」と称する)では、イベントに基づく情報をインターネットにおける任意のノードに供給できるSIPイベント・フレームワークが記述されている。この手続きは、SIPのインフラストラクチャにおいて重要な要素になると期待されている。この種の情報の例として、プレゼンス情報、位置情報、コンテンツ/サービス可用性、または、アクセス制御SIPイベントが挙げられる。
RFC3265で記述されているように、一般概念は、ネットワークの要素がネットワークにおける様々なリソースまたはコールのリソースまたはコール・ステートにサブスクライブできるということであり、これら要素(または、それらの代わりに動作する要素)は、ステートが変化すると通知を送信することができる。メッセージの典型的な流れは以下の通りである。

サブスクライバ ノーティファイヤ

|――SUBSCRIBE――>| ステートサブスクリプション要求
|<――――200――――――| サブスクリプションの承認
|<―――NOTIFY――――| 現在のステート情報を返信する
|――――――200――――>| 確認する
|<―――NOTIFY――――| 現在のステート情報を返信する
|――――――200――――>| 確認する
サブスクリプションの期限が切れた場合は、次のSUBSCRIBEメッセージによりサブスクリプションをリフレッシュする必要がある。
幾つかの有益な定義には、以下のものが含まれる。
イベント・パッケージ: イベント・パッケージは、ノーティファイヤによりサブスクライバへ報告すべき一連のステート情報を定義する追加の仕様である。また、イベント・パッケージは、このようなステート情報を伝えるために必要とされているRFC3265により定義されたフレームワークに基づいて更なる構文及び意味構造を定義する。
イベント・テンプレート・パッケージ: イベント・テンプレート・パッケージは、一連のステートを定義する特殊なイベント・パッケージであり、一連のステートは、イベント・テンプレート・パッケージ自体を含むすべての可能なイベント・パッケージに適用することがある。
通知: 通知は、NOTIFYメッセージをサブスクライバに送信してリソースのステートをサブスクライバに知らせるノーティファイヤの動作である。
ノーティファイヤ: ノーティファイヤは、リソースのステートをサブスクライバに通知する目的のためNOTIFYリクエストを生成するユーザ・エージェントである。また、典型的にノーティファイヤは、サブスクリプションを生じさせるためのSUBSCRIBEリクエストを受け入れる。
ステート・エージェント: ステート・エージェントは、ステート情報をリソースに代わって公開するノーティファイヤである。リソースに代わって公開するために、このようなステート情報を複数のリソースから収集する必要がある場合がある。ステート・エージェントは、それらが通知を生成するリソースに関する完全なステート情報を常に有する。
サブスクライバ: サブスクライバは、ノーティファイヤからNOTIFYリクエストを受信するユーザ・エージェントである。これらNOTIFYリクエストは、サブスクライバが関心を持っているリソースのステートに関する情報を含む。また、典型的にサブスクライバはSUBSCRIBEリクエストを生成し、サブスクリプションを生じさせるためノーティファイヤに送信する。
サブスクリプション: サブスクリプションは、ダイアログと関連する一連のアプリケーション・ステートである。このアプリケーション・ステートは、関連するダイアログへのポインタ、イベント・パッケージ名、及び、場合によっては識別トークンを含む。イベント・パッケージは追加のサブスクリプション・ステート情報を定義する。定義により、サブスクリプションはサブスクライバ及びノーティファイヤの双方に存在する。
サブスクリプション移行: サブスクリプション移行は、あるノーティファイヤから別のノーティファイヤへサブスクリプションを移動する行為である。
SUBSCRIBEメソッドは、遠隔ノードから現在のステート及びステート更新情報をリクエストするために用いられる。
ジェー・ローゼンバーグ(J.Rosenberg)は、SIPイベント・フレームワークのウォッチャ情報テンプレート・パッケージを2003年1月31日の「A Watcher Information Event Template-Package for the Session Initiation Protocol(SIP)」, draft-ietf-simple-winfo-package-05.txtに定義した。この場合、ウォッチャ情報は、特定イベント・パッケージ内の特定リソースにサブスクライブされた一連のユーザを参照する。ユーザがサブスクライブまたはアンサブスクライブするか、承認または拒否されると、ウォッチャ情報は動的に変化する。ユーザはこの情報にサブスクライブすることができ、従って、この情報の変化を知ることができる。この特別のイベント・パッケージは、それ自体を含む任意のイベント・パッケージに適用されることがあるので、テンプレート・パッケージと称される。
周知のように、特定のトピックに関して適切な情報を獲得する必要に直面する状況が存在する。このような情報の探索(ディスカバリする)には、コミュニティの知識を用いる場合が多い。インターネットにおけるこの技術の古典的な例としてニュースグループが挙げられる。特定のトピックにサブスクライブすることにより、そのコミュニティに関わる知識をニュースグループの参加者間で共有する。ニュースグループのトピックに関して特定の情報を探す必要がある場合、適切な情報を探すべくニュースグループのアーカイブを検索することがある。この種のシナリオでは、(位置、日時、他の人との関係、及び、ディスカバリ時の通信手段のような)コミュニティ関連のコンテキスト情報の知識が、このような知識に基づくコミュニティの識別及び作成を改善すると考えられている。
しかし、現在のSIP環境は、前述のようなコミュニティを決定する機能を提供しておらず、かかる決定機能と合わせてそのようなコミュニティ内のサービスまたはコンテンツを探索する(ディスカバリする機能も提供していない。SIP(イベント)は、次世代のピアツーピア(P2P)及びその他のサービスに対するイネーブラとして、また、コンテキスト提供技術として有望であると考えられているので、サーバのコミュニティを構成する方法をSIPに基づいて提供することは望ましいことである
IETF RFC3261(ローゼンバーグ(Rosenberg)など著,2002年6月) 「SIP-Specific Event Notification」(エー・ローチ(A.Roach)著,RFC3265,2002年7月)
発明の好適な実施形態のまとめ
これら教示による好適な実施形態に従って前述の問題及びその他の問題は克服され、その他の利点が実現される。
一側面では、本発明は、サーバ及びサブスクライバ・ユニットを有するイベント通知システムを動作させる方法を提供する。この方法は、サブスクライバ・ユニットからディスカバリ・サーバにサブスクリプション・リクエスト・メッセージを送信すること、ただしサブスクリプション・リクエスト・メッセージがディスカバリ・クエリを含む、前記送信することとサブスクリプション・リクエスト・メッセージの受信に応答してディスカバリ・クエリを構文解析することと;ディスカバリ・クエリがディスカバリ・サーバでサポート可能な場合はサブスクリプション・リクエストを受け入れることとを含む。この方法は、構文解析したディスカバリ・クエリに基づいてコンテキスト・クエリを構成することと、コンテキスト・クエリ・サーバに前記コンテキスト・クエリを送信することとを更に含む。コンテキスト・クエリ・サーバは、前記コンテキスト・クエリを構文解析し、それに応じて、複数のイベント・サーバの識別子を返信する。これら複数のイベント・サーバは、共に、前記ディスカバリ・クエリの結果をなすコミュニティを形成する。ディスカバリ・サーバは、コミュニティを形成するイベント・サーバのリソースの利用にサブスクライブし、発見された利用可能なサービスをサブスクライバ・ユニットに通知する。
サブスクリプション・リクエスト・メッセージの存続期間がゼロでない場合には、この方法は、イベント・サーバのコミュニティの1つのイベント・サーバにより提供されるサービスであって、今まで利用できなかったサービスの利用の可否の変化をサブスクライバ・ユニットに通知することと、イベント・サーバのコミュニティのメンバー構成の変化をサブスクライバ・ユニットに通知することとを含む。
更なる側面では、本発明は、前述の方法に従って動作するイベント通知システムと、前述の方法に従ってイベント通知システムにおいて各々動作するサブスクライバ・ユニット、ディスカバリ・サーバ及びコンテキスト・クエリ・サーバとを提供する。
これら教示による前述の側面及びその他の側面は、以下の好適な実施形態の詳細な説明を添付図面と併せて読むことにより更に明らかになるであろう。
発明の実施形態の詳細な説明
本特許出願明細書は、本発明の譲受人に譲渡された以下の米国特許出願明細書、すなわち、2002年6月26日に出願の「Integration of Service Registration and Discovery in SIP Environments」,ディ・トロスセン(D. Trossen)著の米国特許出願第10/179244号、2002年12月30日に出願の「Content and Service Registration, Query,and Notification using SIP Event Packages」,ディ・トロスセン(D. Trossen)著の米国特許出願第10/330146号、2003年1月29日に出願の「Access Control Alert Method using SIP Event Package」,ディ・トロスセン(D. Trossen)及びケイ・メヘタ(K. Mehta)著の米国特許出願第10/353014号、2003年4月18日に出願の「Querying for SIP Event Packages by Using SIP OPTIONS Method or by Using Service Discovery」,ディ・トロスセン(D. Trossen)著の米国特許出願第10/418313号、2003年6月19日に出願の「Application Semantic Binding through SIP Event Package Template」,ディ・トロスセン(D. Trossen)及びディ・パーベル(D. Pavel)著の米国特許出願第10/465455号、並びに、本明細書と同日に出願された「Method, System and Computer Program to Enable Querying of Resources in a Certain Context by Definition of SIP Event Package」,ディルク・トロスセン(Dirk Trossen)及びダナ・パーベル(Dana Pavel)著の米国特許出願第10/874946号に関連する。本明細書では、これら米国特許出願明細書を全体として援用する。
リモート・サービスディスカバリ(探索)は、ある制約を用いて特定の知識、サービスまたはコンテンツを検出する方法に関する。このアプローチでは、ディスカバリ・エージェントを構成する要素群は、この要素群の知識をディスカバリ・タスクに活用することにより、コミュニティの概念リモート・サービスのディスカバリに持ち込もうとする。この場合、このような要素群は典型的に特定の知識範囲(すなわち、前述の意味では、関心を持っているコミュニティを表す)に対して存在する。
前置きをすれば、このような高度にコンテキストに基づくコミュニティの知識を適用するリモート・サービス探索の解決策が、この範囲において正の価値命題を生成するのに有益であるという認識から本発明はなされたものである。このような状況において、関連のコンテンツまたはサービスを追加または削除する際にアプリケーションに通知する機能も有益である。
本発明を用いることにより使用可能にさせるディスカバリ・クエリの例として、
(a) 「特定の場所にいる一連の人々の間にあり、存在している特定のサービスを探す
(b) 「特定のトピックに関心を持っている一連の人々の間にあるコンテンツを探す
(c) 「存在しているプロバイダの特定の場所にある利用可能なサービスについて私に通知する」
(d) 「私自身の居場所に近い一連の人々の間にある新しいコンテンツについて私に通知する」
が挙げられる。しかし、本発明が、これらに限定されないこともちろんである。
ディスカバリ・クエリ(a)に関して、「存在していること(Presence)」を、例えば、移動体装置について、ジェー・ローゼンバーグ(J. Rosenberg)著,「A Presence Event Package for the Session Initiation Protocol(SIP)」,インターネット・ドラフト,インターネット・エンジニアリング・タスク・フォース,(進行中の作業),2003年1月に定義されたプレゼンスと解釈することができる。
本発明は、特定の(コンテキストに基づく)コミュニティを構成する一連の要素内のコンテンツ及びサービスの発見を可能にするシステム及び方法を提供する。コミュニティ構成プロセスは、共通の一連のコンテキスト情報と、嗜好または背景に関連する情報のようなその他の情報とによりコミュニティを生成する一連の人々(例えば、限定されない例として、「特定の分野の専門家」または「特定のグループのメンバー」)を検出することにより実施される。
本発明の好適な実施形態は全体として、RFC3265により定義されたようなSIPイベント・フレームワークとの関連で本発明のシステム及び方法を記述する。従って、実際のディスカバリ処理やコミュニティの判断は、SIPイベントに基づく。しかし、SIPイベント・フレームワークの使用を、本発明を実施する際の制限として解釈すべきではない。
図1を参照する。図1には、本発明を実施するのに適するシステム10の簡略化した構造図を示す。システム10は、サブスクライバ12、ローカルSIPプロキシ14,16,22,24、インターネット・プロトコル(IP)ネットワークのようなネットワーク18、ディスカバリ・サーバ20、コミュニティ・メンバー26の一例として示されているコミュニティ・メンバー、及びコンテキスト・クエリ・サーバ28を含む。
本発明の限定されない好適な実施形態では、サブスクライバ12は、携帯電話のような移動無線通信装置、またはパーソナル・コミュニケータ、または、無線リンクを介してネットワーク18に結合されているコンピュータのような移動ユーザあるいはエージェントと関連する。ネットワーク18はインターネットを含むことができる。
サブスクライバ12はロジック12Aを含み、特定のコミュニティ内のサービスまたはコンテンツの利用にサブスクライブしたいと仮定される。コンテキスト・クエリ・サーバ28はRFC3265に準拠してSIPイベントを実装し、従ってSIPイベント・サーバとして機能する。図3にも示すように、本発明によれば、コンテキスト・クエリ・サーバ28は、RFC3265に準拠する機能28A、及び、SIPプロキシ24を介するネットワーク18へのインターフェース28B以外に、下記の機能ユニット及びモジュールを含む。
コンテキスト・クエリ・サーバ28は、(SIPのURIとして表される)一連のリソースを所定の制約に基づいて判断するイベント・パッケージをサポートするモジュール28Cを含む。コンテキスト・クエリ・サーバ28は、エス・オルソン(S. Olson)著,「Requirements for Content Indirection in Session Initiation Protocol」,IETFドラフト,2002年9月に定義されているようなコンテンツ間接参照方法、または、(図1に示していないが、いわゆるオントロジ・サーバのような)外部ソースからデータを取り出すその他の方法をサポートするモジュール28Dを含む。コンテキスト・クエリ・サーバ28は、サブスクリプションにより与えられたクエリ意味構造を解釈するロジック28Eを含み、サブスクリプションにより与えられた所望のクエリ意味構造を実装するロジック28Fをも含む。このような実装は、コンテキスト・クエリ・サーバ28上に存在するリソース・データ29について典型的に動作する。ただしリソース・データの全部または一部を外部から得ることもできる。コンテキストに依存する制約と関連するリソース・データ29は、プレゼンス・データ、ウォッチャ情報、コール・ステート及びアプリケーション固有イベントのうちの1つ以上を含むことができる。コンテキスト・クエリ・サーバ28は、ジェー・ローゼンバーグ(J. Rosenberg)著,「The Extensible Markup Language(XML) Configuration Access Protocol(XCAP)」,インターネット・ドラフト,インターネット・エンジニアリング・タスク・フォース,(進行中の作業),2003年5月に従ってリソース・データ29のプライバシーを保護するために実装できる(任意の)許可ポリシーを支援する任意のモジュール28Gを含む。
所望の機能を実装するSIPイベント・パッケージの限定されない例が、本発明の譲受人に譲渡され、本明細書の同日に出願された「Method, System and Computer Program to Enable Querying of Resources in a Certain Context by Definition of SIP Event Package」,ディルク・トロスセン(Dirk Trossen)及びダナ・パーベル(Dana Pavel)著の米国特許出願第10/874946号に開示されている。本発明の譲受人に譲渡されたこの米国特許出願明細書は、簡潔に言えば、イベント・サーバ好ましくはSIPイベント・サーバを、図1のサブスクライバ12のようなサブスクライバ・ユニットと共に動作させる方法及びシステムを開示している。この方法は、クエリを構成するステップと、サブスクリプション・リクエスト・メッセージをイベント・サーバに送信するステップであって、サブスクリプション・リクエスト・メッセージがクエリを含むステップとを含む。イベント・サーバでサブスクリプション・リクエスト・メッセージの受信に応答して、ロジックはクエリを構文解析し、クエリが首尾良く構文解析され理解される場合で、且つ、クエリの結果を判断するためにイベント・サーバが適切なリソース・データを利用できる場合にサブスクリプション・リクエストを受け入れる。
前述したように、本発明は、オントロジの登録及び問い合わせを可能にする1つ以上のオントロジ・サーバを用いることができる。本発明の目的のため、オントロジを考慮して、様々なリソースからの情報の意味構造を獲得し、これらリソースへ簡潔で一様な宣言的記述を与えることができる(例えば、ワイ・ディング(Y. Ding)及びディ・フェンセル(D. Fensel)著,「Ontology Library Systems: The key to successful Ontology Re-use」, http://www. semanticweb. org/SWWS/program/full/paper58.pdf,2001年8月参照)。
コミュニティの概念に関して、本発明によれば、コンテキスト・クエリ・サーバ28は、サブスクライバ12から送信された利用リクエストに入力されたクエリに基づいてコミュニティを決定する機能を実装する。従って、コミュニティ構成プロセスは、適切なデータ処理及びデータ・マイニング機能によりコンテキスト・クエリ・サーバ28内で行われる。
図4にも示すように、本発明によれば、ディスカバリ・サーバ20はSIPイベントを実装し、RFC3265に準拠する機能20A、及び、SIPプロキシ16を介するネットワーク18へのインターフェース20B以外に、下記の機能ユニット及びモジュールを含む。ディスカバリ・サーバ20は、サブスクライバ12の所定のリソースの利用へのサブスクリプションを解釈するロジック20Cを含む。ロジック20Cは、下記で説明するように適切なコンテキスト・クエリをコンテキスト・クエリ・サーバ28へ出すため、クエリのうちでコンテキストに依存する部分を判断する。ディスカバリ・サーバ20は、コンテキスト・クエリの結果に基づいて、各コミュニティ・メンバー26に関する適切なディスカバリ・リクエストを実装するロジック20Dを含む。ディスカバリ・サーバ20は、コミュニティ・メンバー26からの通知に基づいて、最初のサブスクリプションの通知としてサブスクライバ12に送信するサービスのリストを判断するロジック20Eを含む。ディスカバリ・サーバ20は、一連のコミュニティ・メンバーへのリソースの追加または、一連のコミュニティ・メンバーからのリソースの削除のような一連のコミュニティ・メンバー26の変化に対応するロジック20Fをも含む。この目的のため、ロジック20Fは、コミュニティ・メンバーのリスト21を維持し管理する役目を負う。SIP環境においてサービス/コンテンツ利用へのサブスクリプションを実装するSIPイベント・パッケージの限定されない例として、本発明の譲受人に譲渡された前述の2002年12月30日に出願の「Content and Service Registration, Query,and Notification using SIP Event Packages」と題された米国特許出願第10/330146号が挙げられる。
ハードウェア、ソフトウェアまたは、ハードウェア及びソフトウェアの組み合わせを用いて様々なロジック・ユニット、機能及びモジュール12A,20A〜20F,28A〜28Gを構成することができる。幾つかの場合では、ローカルに記憶されるコンピュータ・プログラム・コードであって、サブスクライバ・ユニット12、ディスカバリ・サーバ20及びコンテキスト・クエリ・サーバ28を含むデータ・プロセッサにより実行されるコンピュータ・プログラム・コードで全部または一部としてロジック・ユニット、機能及びモジュール12A,20A〜20F,28A〜28Gを実装することができる。
コミュニティ・メンバー26も、RFC3265に準拠して、利用可能なサービス及びコンテンツへのサブスクリプションを可能にするSIPイベント・サーバであるのが好ましい。(コンテキストに依存する)ディスカバリ・リクエストの結果に基づいて、2つ以上のコミュニティ・メンバー26が存在しうる。このようなリソースの利用へのサブスクリプションを可能にするSIPイベント・パッケージの限定されない例として、本発明の譲受人に譲渡された前述の2002年12月30日に出願の「Content and Service Registration, Query, and Notification using SIP Event Packages」と題された米国特許出願第10/330146号が挙げられる。
SIPプロキシ14,16,22,24は、様々なSIPイベント・サーバ20,26,28及びサブスクライバ12用に存在し(図示のように典型的に各々に対してSIPプロキシが異なる)、SIPメッセージを処理し、指定された要素にSIPメッセージを適切に転送する責任がある。SIPプロキシ14,16,22,24は、RFC3265により指定されたSIPイベント・フレームワークにより提供されるような登録、サブスクリプション及び通知の転送を行う要素の限定されない実施形態を表していることに留意すべきである。しかし、その他の機構も本発明のその他の実施形態で用いることができる。従って、SIPイベント・サーバは好適な実施形態であるけれども、これらの使用を本発明の実装及び実施の際に制限として解釈すべきではない。
本発明は、
特定の場所にある特定の会議の最中にいる人々(リソース)の間にあるサービスを探す!」、
「特定の場所にいると共に、プレゼンス情報を提供し且つ移動可能な人々(リソース)の間にあるコンテンツを探す!」、
「存在しているプロバイダの特定の場所にある利用可能なサービスについて私に通知する」、
「私自身の居場所に近い一連の人々の間にある新しいコンテンツについて私に通知する」
のようなリクエストに基づいてディスカバリ・リクエストを実装する。
前述の例における一連の人々(リソース)は、コンテキストに基づくコミュニティを構成する。言い換えれば、一連の人々(リソース)は、ディスカバリ・リクエストに対する、コンテキストに基づくコミュニティ基準を構成する。
特定の制約に基づいて一連のリソースを判断するためのクエリを可能にするSIPに基づく方法が、本発明のSIPに基づく解決策に対して存在するであろう(本発明によれば、かかる制約は、コンテキストに基づくコミュニティ基準である)。本明細書と同日に出願された「Method, System and Computer Program to Enable Querying of Resources in a Certain Context by Definition of SIP Event Package」,ディルク・トロスセン(Dirk Trossen)及びダナ・パーベル(Dana Pavel)著の米国特許出願第10/874946号では、このようなクエリ・メソッドが定義されている。本発明は、この特定のクエリ・メソッドだけを用いることに制約されるものではないが、本発明はこのクエリ・メソッドを用いることができる。
コンテキストに基づくコミュニティ基準を満足する一連のリソースの判断に基づいて、本発明は、適切なSIPに基づくサービスまたはコンテンツの利用へのサブスクリプションを一連のメンバーの各々に発行する
RFC3265のSIPイベント・フレームワークは通知を可能にするので、ディスカバリ処理は、将来利用可能なサービス/コンテンツの通知をサポートする。また、本発明は、コミュニティにおける一連のメンバーの変化に関して動的である。従って、(例えば、人/リソースの追加または削除により)コミュニティが変化すれば、ディスカバリのサブスクリプションは適切に対応することになる
また、本発明のコンテキストに関連するクエリは、サブスクリプション本体に対するコンテンツ間接参照方法を用いることによりオントロジによるクエリ意味構造の再使用をサポートすることができ、更には、リソース・リスト判断プロセス中にアクセス制御を統合することにより適切なアクセス制御を支援することができる。
ディスカバリ・サーバ20とコミュニティ・メンバー26との間の通信と、サブスクライバ12とディスカバリ・サーバ20との間の通信とに対して、本発明は、RFC3265に準拠するSIPイベント・パッケージを定義する。このSIPイベント・パッケージは、(リクエストの性質に依存して)「サービス」または「コンテンツ」として指定される単一イベントを有し、それは、特定のコミュニティ内のサービスまたはコンテンツの利用へのサブスクリプションを可能にする。サブスクリプションのボディ部はサービスについての実際のクエリを含む。
本発明の譲受人に譲渡された2002年12月30日に出願の「Content and Service Registration, Query,and Notification using SIP Event Packages」と題された米国特許出願第10/330146号では、本発明により用いることができるイベント・パッケージ及びサブスクリプション・メソッドが定義されている。この機能に加えて、本発明により用いられるような利用へのサブスクリプションにおいて、サービス・クエリを構成しうる制約は、位置や日時、またはより高次の意味を持つ語句のような、コンテキストに依存する制約を含む。例えば、「特定の位置にある特定の種類のサービス」、「現在存在している移動体装置により提供される特定の種類のサービス」、「特定の場所にいるユーザにより供給され、関心を持っている特定の分野にある特定の種類のコンテンツ」などである。
クエリは、適切なクエリ言語を用いて構成される。クエリ言語の正確な構文及び意味構造は、本発明を理解することにあまり関係ない。しかし、リソース記述フォーマット(RDF)または拡張可能マークアップ言語(XML)のような表記は、このようなクエリを構成するのに適している。
このようなクエリ意味構造情報を大規模な一連のユーザ間で共有するため、すなわち、意味構造の共通知識を生成するため、(下記に説明するような)クエリ・サブスクリプション動作において(複数の)オントロジ・サーバを用いるという考え本発明においてサポートされる。
本発明は、いわゆるコンテキスト・クエリにサブスクライブすることを可能にするイベント・パッケージ(コンテキスト・クエリ・イベント・パッケージ)が存在することを前提とする。このようなクエリは、コンテキスト情報のような特定のリソース・データにより制約されるリソース・リストへのサブスクリプションを可能にする。このようなリソース・データは、図3に示すリソース・データ29のように供給用のSIPイベント・サーバ上にローカルに存在することができる。または、このようなリソース・データを外部手段により(例えば、関連データへの階層的なSIPイベント・サブスクリプションを介して)獲得することができる。厳密なSIPイベント・パッケージ及びサブスクリプションの厳密な性質は本発明の範囲内にない。しかし、本発明により用いることができるイベント・パッケージの限定されない例として、本発明の譲受人に譲渡され、本明細書の同日に出願された「Method, System and Computer Program to Enable Querying of Resources in a Certain Context by Definition of SIP Event Package」,ディルク・トロスセン(Dirk Trossen)及びダナ・パーベル(Dana Pavel)著の米国特許出願第10/874946号が挙げられる。
次に、図2について説明する。図2は、現在及び将来のサービスに対する探索及び通知機能のサブスクリプションとも称する、リソースの利用(Availability)へのサブスクリプションの動作である。図2には、特定のコンテキスト情報に依存するサービスまたはコンテンツに関するリソースの利用へのサブスクリプションに用いられるステップ及びメッセージを示す。説明を簡潔にするため、図2は、SIPプロキシ14,16,22,24を介するメッセージの送信を省略し、SIPサーバ20,26,28とサブスクライバ12との間で直接にSIPメッセージを交換することを示す。
RFC3265に準拠してサブスクライバ12はSIP SUBSCRIBE(図2のメッセージ1)をディスカバリ・サーバ20に送信する。SUBSCRIBEメッセージ・ヘッダはディスカバリ・イベント・パッケージ用に適切なイベント・パッケージ識別子を含む。サブスクリプション・メッセージ(図2のメッセージ1)を受信すると、ディスカバリ・サーバ20はメッセージ本体を抽出し、ディスカバリ・クエリに含まれた意味構造情報を構文解析する。ディスカバリ・クエリをディスカバリ・サーバ20がサポートすることができる(すなわち、意味構造がローカルにサポートされる場合、または、適切なコンテキスト・クエリ・サーバ28がリクエストを満足させるために利用できる場合)、ディスカバリ・サーバ20は、RFC3265に準拠して「200 OK」メッセージ(図2のメッセージ2)でサブスクリプションを確認する。
図2におけるメッセージ1の最初のサブスクリプションのメッセージボディにあるコンテキスト関連情報は、(図2のメッセージ3として送信される)コンテキスト・クエリ・サーバ28へのコンテキスト・クエリ・イベント・サブスクリプションを構成するために用いられる。このような機構を用いて、ディスカバリ・サーバ20は、コンテキスト・クエリ・サーバ28へ向けて、「どのリソース/人が特定の場所にいるか?」、「どのリソース/人が特定の会議の中にいて、存在しているか?」のような、コンテキストに依存するクエリを構成することができる。
コンテキスト・クエリ・サブスクリプションは、ユーザの嗜好(例えば、好き嫌い)、ユーザ情報(例えば、専門知識の分野)または、一連の制約を構成するのに用いるべきその他の意味情報のような情報を含むこともできることに留意すべきである。
(サブスクリプション・メッセージに含まれた)クエリ意味構造が理解された場合、コンテキスト・クエリ・サーバ28は、「200 OK」(図2のメッセージ4)を用いてサブスクリプションについて応答する。サブスクリプションを許可できない場合、コンテキスト・クエリ・サーバ28は、RFC3265に準拠して適切なエラー・コードを返信し、これにより、サブスクリプションをディスカバリ・サーバ20で終了する結果となる。
コンテキスト・クエリ・サーバ28は、意味構造定義を再使用し幾つかのサブスクライバ間で共有する前述のオントロジ・サーバの1つ以上を用いることができ、メッセージ本体は、このようなオントロジ・サーバへのリンクを含むことができることに留意すべきである。エス・オルソン(S. Olson)著,「Requirements for Content Indirection in Session Initiation Protocol」,IETFドラフト,2002年9月に記載されているようなコンテンツ間接参照方法を、指定されたオントロジ・サーバから意味構造情報を取り出すために用いることができる。取り出した情報を次にコンテキスト・クエリ・サーバ28によって、メッセージ本体に直接に与えられたかのように構文解析する。
サブスクリプションを許可できる場合では、コンテキスト・クエリの制約を満足する最初の一連のリソースURIを判断するためにコンテキスト・クエリ・サーバ28内でコンテキスト・クエリ・サブスクリプションが用いられる。最初の一連のリソースURIは、図2のメッセージ5として送信される最初のSIP NOTIFY内で(RFC3265に準拠して)ディスカバリ・サーバ20に返信される。判断された一連のリソースURIは、図1における最初の一連のコミュニティ・メンバー26を構成する。
ディスカバリ・サーバ20は最初の一連のリソースURIを受信すると、各コミュニティ・メンバー26のサービス/コンテンツの利用にサブスクライブする(この一連のリソースURIは空でないと仮定されている。そうでなければ、後続のメッセージ6〜8は省かれる)。この目的のため、ディスカバリ・サーバ20は、(図2のメッセージ6として示されるように)利用イベントに対するSIP SUBSCRIBEを各コミュニティ・メンバー26に送信する。メッセージ本体は、サブスクライバ12により送信された最初のディスカバリ・サブスクリプション・メッセージ(すなわち、図2のメッセージ1)のサービス/コンテンツ特定部分を含む。コミュニティ・メンバー26がサブスクリプションをサポートする場合(しかも、許可ポリシーに基づいてサブスクリプションを許可する場合)、コミュニティ・メンバー26は、(RFC3265に準拠して)図2のメッセージ7として送信される「200 OK」で応答する。コミュニティ・メンバー26は、供給されたサブスクリプションのサービス要件に一致する最初の一連のサービスを含む図2のメッセージ8として送信されるSIP NOTIFYで更に応答する。
ディスカバリ・サーバ20は、現在のあらゆるコミュニティ・メンバー26の全応答を受信すると、(最初のSIP NOTIFYを受信するか、または、サブスクリプションを許可できない場合にエラー・コードを受信すると、)ディスカバリされた累積的な一連のサービスを含む最初のSIP NOTIFYを構成し、図2のメッセージ9としてサブスクライバ12に送信する。
これらの処理の結果として、サブスクライバ12が、すべてのコミュニティ・メンバー26で現在利用できるサービスの一覧をこの時点で獲得することが分かる。このコミュニティが、サブスクライバ12の最初のサブスクリプション・リクエストで与えられたコンテキスト情報に基づいて構成されていることが明らかである。
メッセージ1のサブスクリプション・リクエストの存続期間がゼロの値を示す場合、サブスクリプションは、RFC3265に準拠して最初のNOTIFY(図2のメッセージ9)の後で終了する。従って、メッセージ1のサブスクリプション・リクエストは、実際には、コミュニティに基づくサービス探索要求として機能する。
最初のサブスクリプション・リクエストの存続期間が、ゼロでない値を示す場合、2つの異なる通知が将来生じうる。
リソースの利用へのサブスクリプション(図2のメッセージ6)に適合するサービスまたはコンテンツがコミュニティ・メンバー26で利用可能になる場合、当該利用に関するの通知が生じうる。この場合、コミュニティ・メンバー26がSIP NOTIFYメッセージを生成し、メッセージ10としてディスカバリ・サーバ20に送信する。この通知を受信すると、ディスカバリ・サーバ20は、メッセージ1で生成されたサブスクリプション・ダイアログに対するSIP NOTIFY(図2のメッセージ11)をサブスクライバ12に送信する。この通知の本体は、サービス/コンテンツ及びコミュニティ・メンバー26を記述する情報を含むので、サブスクライバ12は、サービス/コンテンツ提供目的のためにコミュニティ・メンバー26と連絡を取ることができる。
一連のコミュニティ・メンバーが変化すると、コミュニティ変化通知が生じる。この変化は、コミュニティ・メンバー26に関するコンテキスト情報の変化により生じることがある。例えば、コミュニティが、幾つかある情報のうちで特に位置情報について構成された場合、コミュニティ・メンバー26の(位置を離れるというような)位置の変化は一連のコミュニティ・メンバー26からの削除につながりうる。または、限定されない更なる例として、リソースURIの位置の変化は、(他の制約が一致する場合に関連のコミュニティに入るような、リソースURIを特定の位置に入れるというような)一連のコミュニティ・メンバーへの追加につながりうる。
変化した場合には、コンテキスト・クエリ・サーバ28は、更新された一連のコミュニティ・メンバー26を含むSIP NOTIFYメッセージ(図2のメッセージ12)を生成する。新しい一連のコミュニティ・メンバーが前メンバーの削除を示す場合、ディスカバリ・サーバ20、特にロジック20Fは、このコミュニティ・メンバーを内部のリスト21から削除して、コミュニティの非メンバーからサブスクライバ12に送信される利用通知を回避する。新しい一連のコミュニティ・メンバーがメンバーの追加を示す場合、ディスカバリ・サーバ20は、上記の一連のメッセージ6〜9と同様に、利用可能なサービス/コンテンツへのサブスクリプションを開始する。従って、ディスカバリ・サーバ20は、(図2のメッセージ13に示すように)利用可能なイベント用にSIP SUBSCRIBEを新しいコミュニティ・メンバー26の各々に送信する。メッセージ本体は、サブスクライバ12により送信された最初のディスカバリ・サブスクリプション・メッセージ(図2のメッセージ1)のサービス/コンテンツ特定部分を含む。コミュニティ・メンバー26がサブスクリプションをサポートし、許可ポリシーに基づいてサブスクリプションを許可する場合、コミュニティ・メンバー26は、(RFC3265に準拠して)図2のメッセージ14として送信される「200 OK」で応答する。コミュニティ・メンバー26は、供給されたサブスクリプションのサービス要件に一致する最初の一連のサービスを含み、図2のメッセージ15として送信されるSIP NOTIFYで更に応答する。新しいすべてのコミュニティ・メンバー26の全応答を受信すると、(最初のSIP NOTIFYを受信するか、または、サブスクリプションを許可できない場合にエラー・コードを受信すると、)ディスカバリ・サーバ20は、ディスカバリされた累積的な一連のサービスを含むSIP NOTIFYを構成し、図2のメッセージ16としてサブスクライバ12に送信する。
本発明を用いることにより生じる1つの利点として、SIPに基づく環境において少なくとも部分的にコンテキスト情報に基づいてコミュニティが構成され、関心を持っている特定のコミュニティ内のディスカバリ・リクエストを可能にすることが挙げられること明らかである。更に、マルチコンポーネントのディスカバリ・リクエストは単一サブスクリプション・ダイアログ内で実現され、これにより本発明の拡張容易性を改善する。しかも、本発明は、将来利用できるようになるサービス/コンテンツに関する通知を可能にする。ディスカバリ・サブスクリプションが再編成されるので、本発明は更に、コミュニティ変化、例えばコミュニティ・メンバー26の削除または追加に対して動的である。
本発明はオントロジの支援により意味構造の再使用をも可能にすることができ、更には、クエリの応答を判断する間、現在のXCAP方法のようなアクセス権の解決策を統合することができる。すなわち、この方法は、現在開発されているSIPイベント用のプライバシー・フレームワークの整合性を保つ。
本発明を用いる別の利点として、コンテキスト・クエリ・サーバ28の複雑性を制御することが挙げられる。リソース・リストのクエリは複雑になるおそれがあるが、所定のサブスクリプションを許可するかどうかはコンテキスト・クエリ・サーバ28が判断する。従って、追加のサブスクリプション・ダイアログが複雑性によりコンテキスト・クエリ・サーバ28に負担をかけるようになれば、サブスクリプションを単に拒否することができる。
前述の機能をサポートするため、コンテキスト・クエリ・サーバ28は、追加のクエリの構文解析、データ・マイニングまたは分析機能を備えるために従来のサービスに関連して改良されている。他にサポートするイベント・パッケージから収集されるべき追加のデータが存在しなくても、データ・マイニング/分析機能が一連の既存データについて生じることに留意すべきである。クエリの構文解析及びデータ・マイニング/分析機能の双方またはいずれか一方がコンテキスト・クエリ・サーバ28によりサポートされない場合、コンテキスト・クエリ・サーバ28は、ディスカバリ・イベント・パッケージを単に拒否することができる。従って、本発明は、このようなクエリサポートの配備をSIPイベント・サーバのネットワークにおいて単純化する、モジュール的に拡張容易且つ拡張可能な解決策を提供する。
本発明を実施するために本発明者により意図された最善の方法及び装置を一例として、また、限定されない例として充分且つ有益に上記で説明した。しかし、前述の説明を考慮して添付図面及び特許請求の範囲と併せて読むことにより様々な変更及び修正は当該技術分野における当業者に明らかになるであろう。幾つかの例として、その他の類似または等価なメッセージ・タイプ及びフォーマット、リソース並びにネットワーク構造の使用も当業者によって試みられるであろう。更に、幾つかの実施形態では、ディスカバリ・サーバ20及びコンテキスト・クエリ・サーバ28の機能の全部または一部を1つのSIPイベント・サーバにおいて組み合わせることができる。この場合、図2のメッセージ3,4,5,12のようなディスカバリ・サーバとコンテキスト・クエリ・サーバとの間で送信される任意のメッセージを内部(すなわち、ディスカバリ及びコンテキスト・クエリ機能の双方をホストするサーバ内にある)メッセージとすることができる。しかし、本発明の教示によるこのような変更及び類似の変更のすべては依然として本発明の範囲内にある。
更に、本発明の特徴の幾つかを用いて、その他の特徴を用いることなしに利益を得ることができる。前述の説明は本発明の原理を単に例示したものであると見なされるべきであり、前述の説明は本発明を限定するものではない。
本発明の全体構造及び主要なロジック要素を示す図である。 本発明による様々なプロセス・ステップ及びメッセージを示す図である。 図1のディスカバリ・サーバを示すブロック図である。 図1のコンテキスト・クエリ・サーバを示すブロック図である。
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