JP2008503948A6 - 光通信ネットワークにおける光経路の実現可能性の評価方法 - Google Patents

光通信ネットワークにおける光経路の実現可能性の評価方法 Download PDF

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光通信ネットワークにおける2つの光経路k1とk2からなる複合光経路の実現可能性を評価する方法が記述されている。本方法は、個別の光経路kとタイプiのインターフェースを持つそれぞれに対して、その実現可能性を示す少なくとも1つのパラメータを定義し、経路k1とk2上の伝送に影響を与える劣化を考慮に入れて推定した、前記の複合光経路に対する信号の品質QファクターQ’_i,k1+k2を算出し、インターフェースiに対するマッピング関数Q_i(.)によって取り入れることのできる最小値として定義される値であり、望みの信号品質を確保しながら受け入れることができる最悪の場合であると考えられる条件下で評価される受信OSNRの関数としてのQファクターを与える値であるQbare_iと該品質Q’_i,k1+k2とを比較し、Q’_i,k1+k2≧Qbare_iならば複合接続が実現可能であると判定する。

Description

本発明は光通信ネットワークにおける光経路の実現可能性を評価する方法に関するものであり、より具体的に、本発明は波長変換と再生能力が限られている波長分割多重(WDM)光ネットワークにおける経路の実現可能性を評価する方法に関する。
光とフォトニック技術の最近の発展により、オールオプティカル(全光)ネットワークと全光クロスコネクト(OXC)システムが実現可能となってきた。再生と波長変換の必要性を取り除くことは明らかな経済的利点をもたらすが、光の経路長への束縛と波長争奪(同じ波長で異なる接続を行う。)における制約が生じる。経路の確立における複雑な制限を回避しながらネットワークの経費を下げるために、多くの全光ネットワークは限られた変換(再生)能力を持つOXCから成り立っている。
どのような経路設定プロトコルであるかに関わらず、必要な光経路に属している、OXCによって接続されるいくつかの光リンクからの全ての情報を集める効率的な方法と、結果として接続するリンクに亘る光経路に沿って伝送が実現できる可能性を評価する、正確でしかも簡単な方法が必要である。
本発明が言及する問題を明示するために、WDMネットワークの一部を、図1を参照してここで検討してみる。ネットワークは中間ノード20によって受信ノード30に接続される送信ノード10を備えている。第1のWDMリンク1(接続経路1)は、送信ノード10を中間ノード20に接続し、第2のWDMリンク2(接続経路2)は中間ノード20を受信ノード30に接続する。送信ノードから中間ノードへの接続経路1に沿った光チャネルは、中間ノードで分離抽出(ドロップ)されてもよいし、受信ノードへ至る接続経路2に沿って継続して伝送されてもよい。2つのWDM接続の終端では、全ての光チャネルが再生される。
チャネルが遠くの受信ノードにて分離抽出される可能性があることが、光経路の実現可能性問題における重大な関心事である。
中間ノードは、光クロスコネクト(OXC)、再構成可能なアド/ドロップ光合波器(ROADM)、固定の光アド/ドロップ合波器、3R再生器、WDM大都市リングのノードなど、色々なタイプのデバイスから成り立っている。
これらデバイスのそれぞれには、WDM設計者が毎日関わらなければならない実際的な問題がある。
例えば、OXCを用いることは、接続経路1+接続経路2の実現可能性が保証できるときにのみ意味を持つ。
もし中間ノードがROADMである場合、(例えば、トラヒックマトリクスが変化したとか、波長利用者が利用を終了したなど)、色々な理由で起こりうる典型的な事例は、その波長がこの中間ノードで抽出されることがもはや必要なくなるという場合である。この場合、その後、同じ波長を用いることは可能であり、ネットワークオペレータにさらなる犠牲を払うことなく、送信と受信ノード間の容量の増大を確保できる。
固定の光アド/ドロップ合波器の場合、事情は上記と同様であるが、違うことは、誰かが中間ノードのサイトに実際に行って接続経路1を接続経路2に物理的に接続することが必要になることである。
良く知られているように、中間ノードにおける3R再生器は、送信ノードと受信ノード間で十分なサービスの質を確保するために用いられる。技術発展により端末での装置特性が改良されれば、オペレータは、性能の向上した装置を用いた同一のリンクを再利用して、中間ノードで3R再生器を使用することに伴う高い経費を節約したいと願うであろう。ここでもまた、これは接続経路1+接続経路2を実現できることを実証できて初めて可能となる。
大都市ネットワークはしばしばより小さなオペレータ集団により稼動される。その結果、トラヒック行列は非常に時間変化しやすい特性を持つことになり、波長を再利用することができるかどうかは、大都市システム提供者が競争に勝つための大事な特性となる。
例えば装置の売り手側がその装置をアフターケアするのを止めてしまったり、売り手がもはやいなくなってしまったり、あるいは関連情報を保管しなくなったりという場合に、顧客は接続経路1+接続経路2の実現可能性を決定する方法を持っていないので、可能な場合には、上記した問題はネットワークの設計段階で取り上げられる。上記の場合、たとえ実際には全光伝送を採用するに十分な余裕があっても、顧客は接続経路1と接続経路2の間で再生をすることを強いられる。最も楽観的な筋書きでは、オペレータに新しい経路の実現可能性を評価するためにネットワーク設計過程をトレースするよう、顧客が頼まなければならない。しかしそのような作業は法外な経費と時間を要するものである。
本発明の一般的な目的は、上記の欠陥を救済するために、再生機能が限られている光通信ネットワークにおいて、全光経路の実現可能性を確かめる方法を手に入れることである。この方法は、僅かな数の物理的なパラメータや変数を用いることをベースとしているため、高速で経済的な手法であろう。
この目的に鑑み、本発明は、光ネットワークにおける2つの光経路k1とk2からなる複合光経路の実現可能性を評価する方法を提供するものである。本方法は、
タイプiのインターフェースを伴う光経路kのそれぞれに対して、その実現可能性を示す少なくとも1つのパラメータを定義するステップと、
光経路k1とk2上の送信に影響を与える劣化を考慮に入れて推定した、複合光経路に対しての信号の品質QファクターQ’_i,k1+k2を算出するステップと、
タイプiのインターフェースについてのマッピング関数Q_i(.)によって導出されうる最小値として定義される値であって、望みの信号品質を確保しながら許容可能な最悪のケースであると考えられる条件下で評価された受信OSNRの関数としてのQファクターを与える値であるQbare_iと、品質QファクターQ’_i,k1+k2とを比較するステップと、
を備え、
Q’_i,k1+k2≧Qbare_iを満たせば、複合光経路が実現可能であると判定することを特徴とする。
インターフェースのタイプおよび経路kが異なるごとに少なくとも1つのパラメータが次のグループから選択されるのが有利である。
O_i,k:最悪と思われる条件下で経路kを通って伝送されるiチャネルを受信するときに期待される最小のOSNR値
Q_i(.):最悪と思われる条件下で受信され評価されたOSNR値の関数としてQファクターを提供するタイプiのインターフェースについてのマッピング関数
Qbare_i:前方誤り訂正FECによる訂正後に必要な信号品質を確保している、Q_iによって導出される最小値
Qreq_i:FECによる訂正後に要求されるQファクター
FEC_i:FEC_i=Qreq_i−Q_iで定義され、Qreq_iにて算出されるタイプiのインターフェースについてのFEC利得
PD_i,k:経路kを伝播するチャネルiに影響を与える分散損失
PNL_i,k:経路kを伝播するチャネルiに影響を与える非線形伝播損失
PPMD_i,k:経路kを伝播するチャネルiに影響を与える位相変調分散PMD損失
PL_i,k:ファイバ中の伝播によるものではない、経路kを伝播するチャネルiに影響を与える線形伝播損失。
Q’_i,k1+k2は次式で定義されるのが好適である。
Q’_i,k1+k2 = (Q_i,k1+k2) − (PPMD_i,k1+k2) − (PD_i,k1+k2) − (PNL_i,k1+k2) − (PL_i,k1+k2)
ただし、
Q_i,k1+k2=Q(O_i,k1+k2)で、O_i,k1+k2は経路k1を経て次に経路k2の経路をとる信号iのOSNRである。
PPMD_i,k1+k2は、経路k1を経て次に経路k2の経路をとる信号iに影響するPMD損失である。
PD_i,k1+k2は、経路k1を経て次に経路k2の経路をとる信号iに影響するファイバの色分散損失である。
PNL_i,k1+k2は、経路k1を経て次に経路k2の経路をとる信号iに加えられた非線形伝播損失である。
PL_i,k1+k2は、経路k1を経て次に経路k2の経路をとる信号iに影響する、PD損失には考慮されていない線形歪損失である。
有利なことに、(O_i,k1+k2)、(PPMD_i,k1+k2)、(PD_i,k1+k2)、(PNL_i,k1+k2)、(PL_i,k1+k2)は次のように算出できる。
O_i,k1+k2=O_i,k1*O_i,k2/(O_i,k1+O_i,k2)
ここで、O_i,k1とO_i,k2は、それぞれ経路k1内と経路k2内で送信が開始されて終端される信号iのOSNR値である。
PPMD_i,k1+k2={(PPMD_i,k1)^2+(PPMD_i,k2)^2}^0.5
ここで、PPMD_i,k1とPPMD_i,k2は、それぞれ経路k1内と経路k2内で送信が開始されて終端される信号iが受けるPMD損失である。
PD_i,k1+k2={(PD_i,k1)^0.5+(PD_i,k2)^0.5}^2
ここで、PD_i,k1とPD_i,k2はそれぞれ経路k1内と経路k2内で送信が開始されて終端される信号iが受ける色分散損失である。
PNL_i,k1+k2={(PNL_i,k1)^0.5+(PNL_i,k2)^0.5}^2
ここで、PNL_i,k1とPNL_i,k2は、それぞれ経路k1内と経路k2内で送信が開始されて終端される信号iが受ける非線形伝播損失である。
PL_i,k1+k2=PL_i,k1+PL_i,k2
ここでPL_i,k1とPL_i,k2はそれぞれ経路k1内と経路k2内で送信が開始されて終端される信号iが受ける線形歪損失である。
本発明をよりよく理解するために、本発明による方法を、図面を参照しながら以下に記述するが、これは例示を目的しているにすぎない。
まず第1に、本方法では、個別の光経路のそれぞれに対して変数(パラメータ)を定義する。この変数は、実現可能性を明確に定義するものである。これを行うためには、タイプの異なるインターフェースのiと経路kのそれぞれごとに、次のパラメータを定義する。
Q_i,k:経時変化やチャネル負荷について最悪と思われる条件下で経路kを通って伝送されるチャネルiを受信するときに期待される最小のOSNR値。
Q_i(.):経時変化と受信パワーとが最悪になると思われる条件下で受信されて評価されるOSNR値〔dB〕の関数としてQファクター〔dB〕を提供するインターフェースiのマッピング関数。図2に例示目的で示したように、この関数は、階段型関数や低次多項式近似によって非常に簡単な様式の関数に記述することができる。
Qbare_i:前方誤り訂正FECによる訂正後に必要な信号品質を確保している、Q_i(受信することのできる中での最も劣化した信号)に導出できる最低値。
Qreq_i:FEC訂正後に要求されるQファクター
FEC_i:FEC_i=Qreq_i−Q_iで定義され、Qreq_iにて算出される光インターフェースiのFEC利得〔dB〕。
PD_i,k:経路kを伝播するチャネルiに影響を与える分散損失。
PNL_i,k:経路kを伝播するチャネルiに影響を与える非線形伝播損失。
PPMD_i,k:経路kを伝播するチャネルiに影響を与える偏波モード分散PMD損失。
PL_i,k:経路kを伝播するチャネルiに影響を与える線形伝播損失であり、ファイバ中の伝播によるものではなくフィルタ歪によるもの。
これらのパラメータの全ては、ネットワーク設計段階で一度算出され、算出された値が蓄積され、次に新しい経路の全ての実現可能性を評価するために本発明の方法を用いるときに利用されるものである。
新しいタイプのインターフェースjが加わると、関連するパラメータQbare_j,Qreq_j,FEC_j,PD_j,k,PNL_j,k,PPMD_j,k,PL_j,kが各経路kごとに算出され、蓄積される。
さて、経路k1と経路k2からなる複合光経路の実現可能性を検証したいとしよう。
経路k1とk2はともに別々には実現可能であるものと仮定する。実際そうでなければならず、さもないと3R再生がリンク1またはリンク2のどちらかに既に存在するであろう。
複合光経路の全体、すなわち2つまたはそれ以上の一連(シーケンス)で実現される経路(本方法は2つの経路のシーケンスに対して変数を算出するステップを含むが、その後2つの経路は繰り返し用いられる。)の実現可能性を実証するためには、上記で定義したパラメータで十分である。特に、インターフェースiの複合光経路k1+k2に亘っての伝送の実現可能性は次のように実証するのが有利である。
特に、2つの経路のシーケンスに対して変数を算出する本方法は、経路k1とk2に亘って伝送に影響を与える全ての劣化要因を考慮して推定される、信号の品質(Qファクター)を算出することである。この量はここではQ’_i,k1+k2で示される。
もしQ’_i,k1+k2≧Qbare_iならば、複合リンクは実現可能といえる。一方、そうでなければ、3R再生が経路k1と経路k2の間に必要となる。
Q’_i,k1+k2を算出する本方法によれば、次の諸値を算出するのが有利である。
O_i,k1+k2は、経路k1を経て次に経路k2の経路をとる信号iのOSNRである。ここでO_i,k1とO_i,k2はそれぞれ経路k1と経路k2内で送信が開始されて終端される信号iのOSNR値である。
PPMD_i,k1+k2は、経路k1を経て次に経路k2の経路をとる信号iに影響するPMD損失である。
PD_i,k1+k2は、経路k1を経て次に経路k2の経路をとる信号iに影響する色分散に由来する損失である。
PNL_i,k1+k2は、経路k1を経て次に経路k2の経路をとる信号iに加えられた非線形伝播損失である。
PL_i,k1+k2は、経路k1を経て次に経路k2の経路をとる信号iに影響する、PD損失には考慮されていない線形歪損失である。これは合波器,分波器,アド/ドロップユニットなどによって発生する。PL_i,k1とPL_i,k2は、それぞれ経路k1と経路k2内で送信が開始されて終端される信号iに影響を与える線形歪損失である。
有利なことに、2つの経路の連続に対して前記の変数は次のように算出できる。
O_i,k1+k2=O_i,k1*O_i,k2/(O_i,k1+O_i,k2)
ここでO_i,k1とO_i,k2は、それぞれ経路k1内と経路k2内で送信が開始されて終端される信号iのOSNR値である。全ては線形単位で表わされる。
PPMD_i,k1+k2={(PPMD_i,k1)^2+(PPMD_i,k2)^2}^0.5
ここでPPMD_i,k1とPPMD_i,k2は、それぞれ経路k1内と経路k2内で送信が開始されて終端される信号iが受けるPMD損失である。全てはdBにて表わされる。
PD_i,k1+k2={(PD_i,k1)^0.5+(PD_i,k2)^0.5}^2
ここでPD_i,k1とPD_i,k2は、それぞれ経路k1内と経路k2内で送信が開始されて終端される信号iが受ける色分散損失である。全てはdBにて表わされる。
PNL_i,k1+k2={(PNL_i,k1)^0.5+(PNL_i,k2)^0.5}^2
ここでPNL_i,k1とPNL_i,k2は、それぞれ経路k1内と経路k2内で送信が開始されて終端される信号iが受ける非線形伝播損失である。全てはdBにて表わされる。
PL_i,k1+k2=PL_i,k1+PL_i,k2
ここでPL_i,k1とPL_i,k2は、それぞれ経路k1内と経路k2内で送信が開始されて終端される信号iが受ける線形歪損失である。全てはdBにて表わされる。
O_i,k1+k2(上記したようにインターフェースiに対する経路k2の端でのOSNR)を算出した後で、Q_i,k1+k2が次の定義式より得ることができる。
Q_i,k1+k2=Q(O_i,k1+k2)
即ち、Q_i,k1+k2は、必要なインターフェースiに対するマッピング関数から導出できる。この関数は、限られた伝播、すなわち色分散と非線形効果による劣化のない伝播、においてOSNRだけから推定される信号品質である。
さて、上記のQ’_i,k1+k2は次のように算出される。
Q’_i,k1+k2 = Q_i,k1+k2 − PPMD_i,k1+k2 − PD_i,k1+k2 − PNL_i,k1+k2 − PL_i,k1+k2
複合光経路k1+k2の実現可能性の実証は、Q’_i,k1+k2≧Qbare_iであるかどうかで決定される。もし、Q’_i,k1+k2≧Qbare_iが成立すれば、複合光経路k1+k2の実現可能性か確立される。
いまや明らかな様に、わずか2、3の所定パラメータを取得することからスタートして、容易かつ迅速に、複合光経路の実現可能性の確証を与える方法を入手可能とすることで、本発明の所定の目的は達成された。
当然のことであるが、本発明の革新的な原理を適用した実施例に関する上記の説明は、請求項に記された排他的な権利の範囲内で、原理を例示しているに過ぎず、本発明の範囲を限定するものではない。
はこれまでに記述したように本発明が言及している問題点を示すための光ネットワークを概略的に表わすものである。 はOSNR(光信号対雑音比)の関数としてのQファクターのマッピング例である。

Claims (4)

  1. 光通信ネットワークにおける2つの光経路k1、k2から構成される複合光経路の実現性を評価する評価方法であって、
    i番目のタイプのインターフェースとk番目の光経路のそれぞれに対して、その実現可能性を示す少なくとも1つのパラメータを定義するステップと、
    前記光経路k1、k2上の送信に影響を与える劣化を考慮に入れて推定した、前記複合光経路に対しての信号の品質QファクターQ’_i,k1+k2を算出するステップと、
    i番目のインターフェースについてのマッピング関数Q_i(.)によって導出される最小値として定義される値であって、所望の信号品質を確保できる許容可能な最悪のケースと考えられる条件下で評価された受信OSNRの関数として前記品質Qファクターを与える値であるQbare_iと、前記品質QファクターQ’_i,k1+k2とを比較するステップと
    を含み、
    Q’_i,k1+k2≧Qbare_iを満たす場合に、前記複合光経路が実現可能であると判定することを特徴とする評価方法。
  2. インターフェースのタイプおよび光経路が異なるごとに少なくとも1つのパラメータが所定のグループから選択され、
    前記所定のグループには、
    O_i,k:最悪と思われる条件下でk番目の光経路を通って伝送されるi番目のチャネルを受信するときに期待される最小のOSNR値と、
    Q_i(.):最悪と思われる条件下で受信され評価されたOSNR値の関数として品質Qファクターを提供するi番目のインターフェースについてのマッピング関数と、
    Qbare_i:前方誤り訂正FECによる訂正後に必要な信号品質を確保しているQ_iによって導出される最小値と、
    Qreq_i:前方誤り訂正FECによる訂正後に要求されるQファクターと、
    FEC_i:FEC_i=Qreq_i−Q_iで定義され、Qreq_iにて算出されるインターフェースiについてのFEC利得と、
    PD_i,k:k番目の光経路を伝播するi番目のチャネルに影響を与える分散損失と、
    PNL_i,k:k番目の光経路を伝播するi番目のチャネルに影響を与える非線形伝播損失と
    PPMD_i,k:k番目の光経路を伝播するi番目のチャネルに影響を与える位相変調分散PMD損失と、
    PL_i,k:ファイバ中の伝播によるものではない損失であって、k番目の光経路を伝播するi番目のチャネルに影響を与える線形伝播損失と
    を含むことを特徴とする請求項1に記載の評価方法。
  3. 前記Q’_i,k1+k2は、次式から算出され、
    Q’_i,k1+k2 = (Q_i,k1+k2) − (PPMD_i,k1+k2) − (PD_i,k1+k2) − (PNL_i,k1+k2) − (PL_i,k1+k2)
    ここで、
    Q_i,k1+k2=Q(O_i,k1+k2)で、O_i,k1+k2は光経路k1を経て次に光経路k2を通過する信号iのOSNRであり、
    PPMD_i,k1+k2は、光経路k1を経て次に光経路k2を通過する信号iに影響するPMD損失であり、
    PD_i,k1+k2は、光経路k1を経て次に光経路k2を通過する信号iに影響するファイバの色分散損失であり、
    PNL_i,k1+k2は、光経路k1を経て次に光経路k2を通過するi番目の信号に加えられた非線形伝播損失であり、
    PL_i,k1+k2は、光経路k1を経て次に光経路k2を通過するi番目の信号に影響する、PD損失には考慮されていない線形歪損失であることを特徴とする請求項1又は2に記載の評価方法。
  4. 前記(O_i,k1+k2)、(PPMD_i,k1+k2)、(PD_i,k1+k2)、(PNL_i,k1+k2)及び(PL_i,k1+k2)は、次式から算出され、
    O_i,k1+k2 = O_i,k1*O_i,k2 / (O_i,k1+O_i,k2)
    ここで、O_i,k1とO_i,k2は、それぞれ光経路k1内と光経路k2内で送信が開始されて終端されるi番目の信号のOSNR値であり、
    PPMD_i,k1+k2 = {(PPMD_i,k1)^2 + (PPMD_i,k2)^2}^0.5
    ここで、PPMD_i,k1とPPMD_i,k2は、それぞれ光経路k1内と光経路k2内で送信が開始されて終端されるi番目の信号が受けるPMD損失であり、
    PD_i,k1+k2 = {(PD_i,k1)^0.5 + (PD_i,k2)^0.5}^2
    ここで、PD_i,k1とPD_i,k2は、それぞれ光経路k1内と光経路k2内で送信が開始されて終端されるi番目の信号が受ける色分散損失であり、
    PNL_i,k1+k2 = {(PNL_i,k1)^0.5 + (PNL_i,k2)^0.5}^2
    ここで、PNL_i,k1とPNL_i,k2は、それぞれ光経路k1内と光経路k2内で送信が開始されて終端されるi番目の信号が受ける非線形伝播損失であり、
    PL_i,k1+k2 = PL_i,k1 + PL_i,k2
    ここで、PL_i,k1とPL_i,k2は、それぞれ光経路k1内と光経路k2内で送信が開始されて終端されるi番目の信号が受ける線形歪損失であることを特徴とする請求項3に記載の評価方法。
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