JP2008500109A - 医療器具 - Google Patents

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Abstract

医療器具及び該医療器具の使用方法が開示される。幾つかの実施形態においては、医療器具(10)は、ハウジング(12)と、ハウジング(12)内に一部が収容されるスタイレット(14)と、スタイレット(14)に連結され、ハウジング(12)内に配置される第1可動部材(30)と、第1部材(30)の移動を減じさせ、ハウジング(12)内に配置される第2部材(64)とを備える。第2部材(64)は、第1部材(30)の第1方向からこれとは異なる第2方向への移動を変更するように構成される。

Description

本発明は生検針器具等の医療器具に関する。
生検針器具は、例えば悪性度を判断するために、好ましくは患者に与える外傷を最小限に抑えつつ、顕微鏡検査用の組織標本を入手するために使用することができる。実施形態によっては、このような器具は、カニューレと呼ばれる中空針内に密嵌されるスタイレットと呼ばれる長く細いプローブを有することができる。スタイレットは、組織内に進入したときに組織が脱出して入り込むことができるノッチを有する。
使用時においては、発射装置はまずスタイレットを組織内へ発射し、直後にカニューレがこの後を追う。カニューレがスタイレット上を摺動すると、周囲の組織塊からスタイレットのノッチ内へ入り込んだ組織をカニューレが切断し、該ノッチ内の組織を組織標本として捕捉する。器具はその後引き戻されて、スタイレットから組織片が取り出される。
本発明は、生検針器具等の医療器具を提供することを目的とする。
特定の状況下においては、生検針器具を発射してスタイレットを推進させると、スタイレットが移動最終点において反発する、すなわち跳ね返ることがある。この跳ね返りが起こることにより、器具の正確性が低下する虞がある。一態様において、本発明は、スタイレットの跳ね返りが低減された医療器具を特徴とする。
別の態様において、本発明は、ハウジングと、該ハウジング内に一部が収容されるスタイレットと、ハウジング内に設けられ、スタイレットに対して連結される第1可動部材と、該第1部材の移動を減少させるためにハウジング内に配置され、かつ第1方向からこれとは異なる第2方向への第1部材の移動を変化させるように構成される第2部材とを有する医療器具を特徴とする。
実施形態は以下の特徴を一つ以上備えることができる。第2部材は、第1可動部材と接触するように構成される隆起部を備える。隆起部は、器具の長手方向の軸線から変位して配置される。ハウジングは、第1可動部材の一部を収容することができる凹部を備える。ハウジングの側壁上には起伏部が設けられる。本発明の器具はさらに、ハウジング内に一部が収容されるカニューレと、該カニューレに連結される第3可動部材とを備え、第2部材は第1部材と第3部材との間に配置される。本発明の器具はさらに、第3可動部材を保持及び解放できる回動可能なラッチを備える。本発明の器具はさらに、第1可動部材を保持及び解放できる回動可能なラッチを備える。本発明の器具はさらに、回動可能なラッチと係合して第1可動部材を解放することができる第1トリガを備える。本発明の器具はさらに、回動可能なラッチと係合して第1可動部材を解放することができる第2トリガを備える。第1トリガは、ハウジングの先端に配置される。第1トリガは、ハウジングの先端と基端との間に配置される。
別の態様においては、本発明は、ハウジングと、該ハウジング内に配置される可動スタイレットブロックと、該スタイレットブロックに連結されるスタイレットと、ハウジング内に配置される可動カニューレブロックと、該カニューレブロックに連結されるカニューレと、スタイレットブロック及びカニューレブロック間に配置され、医療器具の長手方向中心軸線から変位した位置においてスタイレットブロックに接触するストップ部材とを備える医療器具を特徴とする。
実施形態は、以下の特徴の一つ以上を備えることができる。ストップ部材は、スタイレットブロックと中心からはずれた位置において接触するように構成される隆起部を備える。ハウジングは、スタイレットブロックの一部を収容するように構成される凹部を備える。本発明の器具はさらに、カニューレブロックを保持及び解放できる回動可能なラッチを備える。本発明の器具はさらに、スタイレットブロックを保持及び解放できる回動可能なラッチを備える。本発明の器具はさらに2個のトリガを備え、いずれのトリガもラッチを回動させてスタイレットブロックを解放することができる。
別の態様においては、本発明は医療器具の操作方法を特徴とする。本発明の方法は、スタイレットに連結された第1部材を後退位置から拡張位置まで移動させる工程と、第1方向から第2方向へ向かう第1部材の移動方向を変更する工程とを含む。
実施形態は、以下の特徴を一つ以上備えることができる。第1部材の移動方向を変更する工程は、第1部材を回動させる工程を含む。本発明の方法は、第1部材を医療器具の軸線に対して回動させる工程を含む。第1部材の移動を変更する工程は、医療器具の長手方向軸線から変位した位置にある医療器具の一部に対して第1部材を接触させる工程を含む。本発明の方法はさらに、第1部材の移動を停止させる工程を含む。第1部材の移動はほぼ同時に停止及び変更される。本発明の方法はさらに、第1部材の一部を医療器具の凹部に向かって移動させる工程を含む。本発明の方法はさらに、カニューレを後退位置に保持しているラッチを回動させてカニューレを解放する工程を含む。本発明の方法はさらに、医療器具の先端においてトリガを駆動して第1部材を移動させる工程を含む。トリガを駆動すると、回動により第1部材を後退位置に保持しているラッチが解放される。本発明の方法はさらに、医療器具の先端及び基端間に位置するトリガを駆動して第1部材を移動させる工程を含む。トリガを駆動すると、第1部材を後退位置に保持しているラッチを回動により解放する。
別の態様においては、本発明は医療器具の操作方法を特徴とし、該方法は、スタイレットに連結された第1部材を移動させる工程と、医療器具の長手方向軸線から変位して配置される第2部材に第1部材を接触させる工程とを含む。本発明の方法はさらに、第1部材の一部を器具の凹部内に移動させる工程を含むことができる。本発明の方法はさらに第1部材を回動させる工程を含むことができる。
本発明の他の態様、特徴、及び効果は、好ましい実施形態に関する説明及び特許請求の範囲から明らかになるであろう。
図1を参照すると、生検針器具10は、ハウジング12と、スタイレット14と、スタイレットを同軸上において受承するカニューレ16とを備える。ハウジング12は、上部外郭構造18と、下部外郭構造20とを備え、これら外郭構造は連結されてハウジングを形成するように構成される。スタイレット14は先端22において、組織へ貫入するように構成されるとともに、組織試料を採取するように構成されるカップ状に窪んだノッチ24を備える。カニューレ16は先端26において、ノッチ24内へ入り込んだ組織を切断するように構成される。スタイレット14及びカニューレ16はともに、ハウジング12に向かって基端側へ延び、ハウジング12内に収容される部分を有する。スタイレット14及びカニューレ16は、後退位置と拡張位置との間で移動可能である。使用時においては、装填ボタン28を基端側へ移動させることにより、スタイレット14及びカニューレ16がそれぞれの後退位置に装填又は発射準備され、発射の準備が整う。スタイレット14及びカニューレ16が発射されると、例えばスタイレットのノッチ24内に入り込んだ組織試料を採取するために、スタイレット14及びカニューレ16が拡張位置に向かって急速に先端側へ移動する。
図2A乃至2E、特に図2Eを参照すると、スタイレット14及びカニューレ16はそれぞれの基端において、可動スタイレットブロック30及び可動カニューレブロック32にそれぞれ連結される。スタイレットブロック30は、スタイレットブロックが保持され、そして後に選択的に解放されることのできる後退位置へ移動できるように構成される。スタイレットブロック30は、装填機構36と係合するように構成される柱状部材34を備える。装填機構36は、スタイレットブロック30及びカニューレブロック32上で静止可能なプラットフォーム40上に摺動可能に受承される摺動可能な部材38を備える(図2B参照)。摺動可能な部材38は、装填ボタン28に取り付けられる(例えばスナップ嵌めされる)ように構成される突部42と、スタイレットブロック30の柱状部材34と係合するように構成されるノッチ44とを備える。よって、装填ボタン28が基端側へ移動されると、ノッチ44が柱状部材34と係合してスタイレットブロック30(及び連結されるスタイレット14)をそれぞれの後退位置に向かって基端側へ移動させる。該後退位置においては、スタイレットラッチ46によってスタイレットブロック30及びスタイレット14を保持することができる。
スタイレットラッチ46は、スタイレットブロック30を後退位置に保持し、また該スタイレットブロックを選択的に解放するように構成される。スタイレットラッチ46は、先端側部品48と基端側部品50とを備える。先端側部品48は、側部トリガ52と、ピボット54と、楔形部分56とを備える。先端側部品48は基端において、傾斜面57を有しており、該傾斜面57は、後述するように、基端側部品50の先端と係合する。部分56は、スタイレットブロック30がその後退位置へ摺動し、その後スタイレットブロックと(スタイレットブロックの近接面において)係合してスタイレットブロックを後退位置に保持できるように構成される。側部トリガ52は、器具10が完全に組立てられたときには、ハウジング12の外側に位置する。側部トリガ52がハウジング12に向かって押圧されると、先端側部品48はピボット54の周囲で回動し(矢印A)、これにより楔形部分56が移動されてスタイレットブロック30との係合が解除される。部分56から解放されると、スタイレットブロック30は、スタイレットスプリング58のばね力によって先端側へ移動することができる。あるいは、スタイレットブロック30は、スタイレットラッチ46の基端側部品50を作動させることによって、移動させられて楔形部分56との係合が解除されてもよい。図示されるように、ピボット54近傍の先端側部品48の領域は比較的厚く形成されているため、良好な剛性を提供でき、側部トリガ52における先端側部品の領域は比較的薄く形成されているため、先端側部品が屈曲できるとともに、側部が押されたときに器具10の他の部品のためのクリアランスを提供する。ピボット54と側部トリガ52との間の角度をなす部分は、厚肉領域から薄肉領域への急激な移行部を提供する。先端側部品48の角度をなす先端は、ハウジング12の外側に配置される側部トリガ52を保持しやすくする。
基端側部品50は、後部トリガ60と、基端側部品の先端に配置される傾斜面62とを備える。後部トリガ60が基端側へ押圧されると、傾斜面62は先端側部品48の傾斜面57と係合し(例えば乗り上げ)、これにより先端側部品48をピボット54の周囲で回動させる(矢印A)とともに、楔形部分56を移動させてスタイレットブロック30との係合を解除させる(図2Dの矢印E)。したがって、スタイレットブロック30は、側部トリガ52又は後部トリガ60のいずれかを押圧することにより発射することができる。
スタイレットブロック30が発射された後、器具10は、スタイレットブロックの移動を停止させ、移動方向を変えさせるように構成される。図3乃至5を参照すると、ハウジング12の下部外郭構造20は、スタイレットブロック30とカニューレブロック32との間にストップ部材64を備える。ストップ部材64の基端側において、下部外郭構造20は、器具10の長手方向中心軸線(L)から変位して配置されるリブ又は隆起部66を備える。図示されるように、リブ66はストップ部材64の下側角に(例えば成形により)形成されるが、別の実施形態においては、リブは長手方向軸線Lからずれた位置であれば任意の箇所に形成することができる。リブ66は、スタイレットブロック30が移動最終点に到達したときに該スタイレットブロック30と接触するだけの十分な高さを有する。図5を参照すると、下部外郭構造20はさらに、スタイレットブロック30の一部70(図面中においては後側角)を収容するように構成される凹部又は起伏部68を備える。
使用時においては、側部トリガ52又は後部トリガ60が駆動された後、スタイレットブロック30はストップ部材64に向かって先端側へ推進される。スタイレットブロック30はその後リブ66と衝突し、これによりスタイレットブロックが回動させられるか、あるいは偏向させられる(図4の矢印B)。換言すれば、スタイレットブロック30がリブ66と衝突すると、スタイレットブロックの動きが第1の方向(例えばほぼ直線的に先端側へ向かう方向)から第2の方向(例えば側方へ向かう方向)に変更される。この偏向によりカニューレ16とスタイレット14が僅かに整合しなくなりうるため、摩擦が生じ、跳ね返りを起こしうるエネルギーが分散される。運動エネルギーはスタイレットブロック30の移動最終点まで消失しないと考えられるため、移動中のスタイレット14の速度は速くなり(例えば最大限となり)、移動最終点において分散されるエネルギーは余剰エネルギーである。スタイレットブロック30の回動により、スタイレットブロックの部分70も凹部68内へ移動される。その結果、スタイレットブロック30がストップ部材64と衝突して反発する、又は跳ね返る(このような事態が起きると組織の採取が不正確になることがある)ことが防止される。
図2Eを参照すると、カニューレブロック32は後退位置へ移動可能に構成される。該後退位置においては、カニューレブロックは保持され、その後選択的に解放されることが可能である。カニューレブロック32は、装填機構36の摺動可能な部材38と係合するように構成されるカニューレ柱状部材72を備える(図2B)。装填ボタン28が基端側へ移動されると、摺動可能な部材38はカニューレ柱状部材72と係合し、カニューレブロック32(及びこれに連結されるカニューレ16)をカニューレラッチ74によって保持されるそれぞれの後退位置に向かって基端側へ移動させる。
カニューレラッチ74は、カニューレブロック32を後退位置に保持し、また選択的にカニューレブロックを解放するように構成される。カニューレラッチ74は、2個の同一の楔形部分76(図2Eにおいてはうち1個のみを視認できる)と、ピボット78とを備える。楔形部分76は、カニューレブロック32が後退位置へ摺動でき、その後カニューレブロックと(カニューレブロックの近接面において)係合し、カニューレブロックを後退位置に保持するように構成される。ピボット78は、カニューレブロック32が後退位置に移動可能、かつロック可能であり、後に解放可能であるように、カニューレラッチ74が上下動(矢印C)できるようにする。使用時においては、スタイレットブロック30が後退位置から解放されて先端側へ移動すると、スタイレットブロックはカニューレラッチ74と係合し、カニューレラッチを回動させる(矢印D)。その結果、楔形部分76は回動してカニューレブロック32との係合が解除され、カニューレブロック32を解放する。カニューレブロック32はその後、カニューレスプリング80のばね力によって先端側へ移動できる。
好適なスタイレット14及びカニューレ16の構成の例は、デルタカット(Delta Cut、登録商標)針又はチャネルカット(Channel Cut、登録商標)針を備えるASAP(商標)自動生検システム(米国マサチューセッツ州ナティックに所在するボストンサイエンティフィックコーポレーションより販売される)であり、発明者Chuらによる米国特許第5,989,196号明細書、及び本願と同一の譲受人により所有される米国特許出願第10/728,248号明細書(出願日2003年12月4日)に記載されている。これら米国特許及び米国特許出願明細書は、その内容が本明細書において開示されたものとする。
上述した器具10の部品(例えばハウジング12、ラッチ46及び72、スタイレットブロック30、カニューレブロック32)は、射出成形技術により、例えばポリカーボネート及び/又はABSを用いて形成することができる。スタイレット14、カニューレ6、スプリング58及び80はステンレス鋼で形成することができる。
動作時においては、カニューレ16及びスタイレット14は装填された(例えば基端側へ移動されてそれぞれの後退位置に保持される)後に発射される(例えば解放されて、先端側へ推進される)。より詳細には、器具10は、装填ボタン28を基端側へ移動させることにより装填され、これによりカニューレブロック32が摺動可能な部材38及びカニューレ柱状部材72を介して基端側へ移動される。カニューレブロック32は、楔形部分76を通過して基端側へ移動され、そこで部分76によって後退位置に保持される。カニューレスプリング80はストップ部材64とカニューレブロック32との間で圧縮される。装填ボタン28がさらに基端側へ移動されると、スタイレットブロック30は摺動可能な部材38のノッチ44と柱状部材34を介して基端側へ移動される。スタイレットブロック30は楔形部分56を通過して基端側へ移動され、そこで部分56によって後退位置に保持される。スタイレットスプリング58は、下部外郭構造20の一部とスタイレットブロック30との間で圧縮される。器具10が装填され、発射準備が整う。
器具10を発射するために、スタイレット14の先端22は目的領域近傍に配置され、側部トリガ52又は後部トリガ60のいずれかが駆動される。例えば、側部トリガ52を駆動すると、スタイレットラッチ46がピボット54の周囲で回動し(矢印E)、これにより楔形部分56がスタイレットブロック30との係合を解除するように移動され、スタイレットブロックを解放する。係合が解除されると、スタイレットブロック30及びスタイレット14はスタイレットスプリング58のばね力によって先端側へ推進されるため、スタイレットは目的領域(例えば組織)に貫入可能となる。スタイレットブロック30は次にリブ66と衝突して回動し(図4の矢印B)、これによりスタイレットブロックの部分70が下部外郭構造20の凹部68に進入する。上述したように、スタイレットブロック30のこの偏向により、スタイレットスプリング58からのエネルギーが分散され、スタイレットブロックの跳ね返りを減少させ、器具の正確性を高める。
リブ66との衝突とほぼ同時に、スタイレットブロック30はカニューレラッチ74とも係合し、カニューレラッチ74をピボット78の周囲で回動させる(図2Eの矢印D)。カニューレラッチ74の回動により、楔形部分76とカニューレブロック32との係合が解除される。解除又は解放後、カニューレブロック32及びカニューレ16はカニューレスプリング80のばね力によって先端側へ推進され、これによりカニューレがスタイレット14上を摺動してスタイレットのノッチ24に入り込んだ試料を切断することができる。
器具10はその後目的領域から引き戻すことができる。試料は、まずカニューレ16及びカニューレブロック32を基端側へ後退させることにより、ノッチ24から取り出すことができる。試料は、スライドガラス上又は保存液内に配置することができる。所望される場合には、スタイレット14は、器具10を装填して別の試料を収集するために後退させてもよい。
別の実施形態においては、リブ66及び/又は凹部68等の上述した特徴は、他の実施形態における生検針器具に組み込むことができる。生検針器具の他の実施形態は、本願と同一の譲受人が所有する、2002年11月20日に出願された米国特許出願第10/300,249号明細書、2002年11月20日に出願された米国特許出願第10/300,512号明細書、2003年12月4日に出願された米国特許出願第10/728,248号明細書に開示されている。なお、これら米国特許出願明細書は、その内容が本明細書において開示されたものとする。
幾つかの実施形態においては、ハウジング12は、例えば器具10の把持又は使用感を高めるために、異なる材料で形成することができる。例えば、ハウジング12は、コア部分を比較的硬質の材料で形成し、外層を比較的軟質の材料で形成するというように、硬度の異なる材料で形成することができる。外層は、把持しやすくするために、かつ/又は、器具10の発射に伴う振動を吸収するために、ウレタン等の発泡材料で形成されてもよい。ハウジング12は、2種類以上の異なる材料で形成することができる。例えば図1に示されるように、器具10は、把持しやすくするとともに快適性を高めるために、異なる材料で形成される側部100を備える。
別の実施形態においては、図1を参照すると、ハウジング12は開口102を備え、該開口102はスタイレットブロック30とともに、器具10が装填されたことを視認できるようにする。より詳細には、スタイレットブロック30が後退位置に装填されたときに、スタイレットブロックは開口102を介して視認できる。幾つかの実施形態においては、スタイレットブロック30は明るい色、例えば赤色を有するように形成して、視認性を高めてもよい。
「側部」「上部」「下部」といった語は、図面中の方向を示すものとして実施形態を説明するために使用されるものであり、本発明を限定するために用いられるものではない。
他の実施形態も特許請求の範囲内に含まれるものである。
生検針器具の斜視図。 図1の器具の組み立ての一段階を示す分解斜視図。 図1の器具の組み立ての一段階を示す分解斜視図。 図1の器具の組み立ての一段階を示す分解斜視図。 図1の器具の組み立ての一段階を示す分解斜視図。 図1の器具の組み立ての一段階を示す分解斜視図。 図1の器具のハウジングの一部を示す斜視図。 図1の器具のスタイレットブロックを示す斜視図。 図1の器具のスタイレットブロック及びハウジングの一部を示す斜視図。

Claims (33)

  1. ハウジングと、
    該ハウジング内に一部が収容されるスタイレットと、
    ハウジング内に配置され、スタイレットに連結される第1可動部材と、
    該第1部材の移動を減少させるためにハウジング内に配置され、かつ第1方向からこれとは異なる第2方向への第1部材の移動を変化させるように構成される第2部材と
    を備える医療器具。
  2. 前記第2部材は前記第1可動部材と接触するように構成される隆起部を備える請求項1に記載の器具。
  3. 前記隆起部は前記器具の長手方向軸線から変位して配置される請求項2に記載の器具。
  4. 前記ハウジングは前記第1可動部材の一部を収容可能な凹部を備える、請求項1に記載の器具。
  5. 前記ハウジングの側壁に起伏部が設けられる請求項4に記載の器具。
  6. 前記ハウジングに一部が収容されるカニューレと、該カニューレに連結される第3可動部材とをさらに備え、前記第2部材は第1部材及び第3部材の間に配置される、請求項1に記載の器具。
  7. 前記第3可動部材を保持及び解放することができる回動可能なラッチをさらに備える、請求項6に記載の器具。
  8. 前記第1可動部材を保持及び解放することができる回動可能なラッチをさらに備える、請求項1に記載の器具。
  9. 前記第1可動部材を解放するために前記回動可能なラッチと係合可能である第1トリガをさらに備える、請求項8に記載の器具。
  10. 前記第1可動部材を解放するために前記回動可能なラッチと係合することができる第2トリガをさらに備える、請求項9に記載の器具。
  11. 前記第1トリガがハウジングの先端に配置される請求項9に記載の器具。
  12. 前記第1トリガがハウジングの先端と基端との間に配置される請求項9に記載の器具。
  13. 医療器具であって、
    ハウジングと、
    該ハウジング内に配置される可動スタイレットブロックと、
    該スタイレットブロックに連結されるスタイレットと、
    前記ハウジング内に配置される可動カニューレブロックと、
    該カニューレブロックに連結されるカニューレと、
    スタイレットブロック及びカニューレブロック間に配置され、医療器具の長手方向中心軸線から変位した位置でスタイレットブロックと接触するストップ部材と
    を備える医療器具。
  14. 前記ストップ部材は中心からはずれた位置でスタイレットブロックと接触する隆起部を備える請求項13に記載の器具。
  15. 前記ハウジングは前記スタイレットブロックの一部を収容する凹部を備える、請求項13に記載の器具。
  16. 前記カニューレブロックを保持及び解放することができる回動可能なラッチをさらに備える請求項13に記載の器具。
  17. 前記スタイレットブロックを保持及び解放することができる回動可能なラッチをさらに備える請求項13に記載の器具。
  18. 2つのトリガを備え、いずれのトリガもスタイレットブロックを解放するためにラッチを回動させることができる、請求項17に記載の器具。
  19. 医療器具の操作方法であって、
    スタイレットに連結された第1部材を後退位置から拡張位置まで移動させる工程と、
    第1部材の第1方向から第2方向へ向かう移動方向を変更する工程と
    を含む方法。
  20. 前記第1部材の移動方向を変更する工程が、第1部材を回動させる工程を含む、請求項19に記載の方法。
  21. 前記医療器具の軸線に対して第1部材を相対回動させる工程を含む請求項20に記載の方法。
  22. 前記第1部材の移動を変更する工程が、前記医療器具の長手方向軸線から変位した位置にある医療器具の一部に第1部材を接触させる工程を含む、請求項19に記載の方法。
  23. 前記第1部材の移動を停止させる工程をさらに含む請求項19に記載の方法。
  24. 前記第1部材の移動はほぼ同時に停止及び変更される請求項23に記載の方法。
  25. 前記第1部材の一部を前記医療器具の凹部に向かって移動させる工程をさらに含む請求項19に記載の方法。
  26. カニューレを後退位置に保持しているラッチを回動させてカニューレを解放する工程をさらに含む請求項19に記載の方法。
  27. 前記医療器具の先端においてトリガを駆動して前記第1部材を移動させる工程をさらに含む請求項19に記載の方法。
  28. トリガを駆動して、第1部材を後退位置に保持しているラッチを回動させて解放する、請求項27に記載の方法。
  29. 前記医療器具の先端及び基端の間に配置されるトリガを駆動して前記第1部材を移動させる工程をさらに含む請求項19に記載の方法。
  30. トリガを駆動して、第1部材を後退位置に保持しているラッチを回動させて解放する、請求項29に記載の方法。
  31. 医療器具の操作方法であって、
    スタイレットに連結される第1部材を移動させる工程と、
    前記器具の長手方向軸線から変位した位置に配置される第2部材に第1部材を接触させる工程と
    を含む方法。
  32. 前記第1部材の一部を前記器具の凹部内へ移動させる工程をさらに含む請求項31に記載の方法。
  33. 第1部材を回動させる工程をさらに含む請求項31に記載の方法。
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