JP2008306450A - 画像符号化装置および画像復号化装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】並列して高速に復号化可能な画像ストリームを効率よく生成する画像符号化装置を提供すること。
【解決手段】並列して復号化処理が可能な第1の単位の符号化データを複数含むストリームを出力する画像符号化装置101であって、目標符号量に基づいて量子化パラメータを決定し、第1の単位の符号化データの予測符号量を算出する第1符号化部102と、決定された量子化パラメータを用いて入力信号を量子化し符号化することで第1の単位の符号化データを生成する第2符号化部104と、第1符号化部により算出された予測符号量を用いて、第1の単位の符号化データについての予測開始位置情報を生成し、第2符号化部から得られる、第2の単位分の符号化データを含むストリームの、第2の単位分の符号化データよりストリームの先頭寄りの位置に、第2の単位分の予測開始位置情報を記録して出力する予測開始位置記録部105とを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、ディジタル画像を符号化し画像ストリームを出力する画像符号化装置、およびその画像ストリームを復号する画像復号化装置に関する。
従来、ディジタル画像の符号化処理においては、同じフレームに対して符号化処理を前もって複数回行うことで最終的な符号化の際に発生する符号量を予測し、目標符号量に適した量子化パラメータを決定することが一般的に行われている。
また、符号化されたディジタル画像の復号化処理を行う際、例えば1フレームをスライスと呼ばれる複数の領域に分け、スライスごとの復号化を複数のプロセッサを用いて並列に行うことが一般的になっている。
このように、符号化されたディジタル画像の復号化を複数のプロセッサで並列に行うことにより、復号化処理を高速に行うことが可能である。
例えば、1フレームを10個のスライスに分割したH.264方式の画像ストリームに対し、2つのプロセッサで並列に復号化処理を行う場合を想定する。
この場合、1フレーム分の復号化処理において、それぞれのプロセッサは5スライスを処理すればよい。その結果、1つのプロセッサで復号化処理を行う場合の約半分の時間で1フレーム分の復号化処理を完了することができる。
なお、1つのスライスの符号量が可変である場合は、画像ストリームを先頭から検索し、10個のスライスそれぞれの開始位置を検出する。さらに、その位置情報を基に画像ストリームを分割し復号化処理を並列化することが可能である。
このようにスライスの符号量が可変である場合、画像復号化装置においては、画像ストリームの分割位置、つまりそれぞれのスライスの開始位置を知る必要がある。
そこで、スライスの符号量が可変である場合の復号化処理において、画像復号化装置にスライスの開始位置を高速に検出させるための技術も開示されている(例えば、特許文献1参照)。
この技術によれば、各スライスの開始位置を画像ストリーム内に記録しておき、復号化の際にはその情報を参照することで各スライスの先頭を検出することができる。
特開2006−319943号公報
上述のように、画像ストリームに各スライスの開始位置を示す情報を記録する場合、復号時の遅延や処理の複雑化を避けるために、1フレームに含まれる最初のスライス開始位置よりも前、つまり最初のスライスよりも画像ストリームの先頭寄りの位置に、全スライスの開始位置情報が記録されていることが望ましい。
図10は、従来の画像ストリームにおける開始位置情報の記録位置の一例を示す図である。
図10に示すように、1フレームに含まれる、Slice#0〜Slice#10のそれぞれの開始位置を示す情報を、これらスライスよりも画像ストリームの先頭寄りに記録する。
このような画像ストリームを受け取った画像復号化装置では、画像ストリームに含まれる開始位置情報を参照することで、当該1フレームに含まれる全てのスライスを素早く取得することができる。
ここで、上記従来の画像符号化装置を用いてこのような画像ストリームを生成する場合、画像符号化処理の後段で約1フレーム分の遅延が発生することとなる。
これは、各スライスの開始位置の基礎となる各スライスの符号量が、各スライスの符号化処理が完了した後でしか確定しないからである。図11を参照しながらこの問題を説明する。
図11は、図10に示す画像ストリームを生成するための従来の構成を示す図である。
図11において、入力端子501から入力されたディジタル画像(信号i)は、画像符号化装置502によりH.264方式で符号化される。
この符号化により得られた画像ストリーム(信号j)と各スライスの先頭位置を示す情報(信号k)が画像符号化装置502から出力される。
ここで、10番目のスライスの先頭位置が確定するのは、9番目のスライスの符号化が完了した後である。従って、画像ストリームに含まれる最初のスライス先頭位置よりも前に、10スライス分の開始位置情報を記録するために、遅延部503によって9番目のスライスの符号化が完了するまで信号iを遅延させる。
つまり、従来の画像符号化装置では、1フレーム分の画像ストリームを生成する際に、ほぼ1フレーム分の遅延が生じることになる。
このように、並列して復号化処理を行う画像復号化装置に、高速に画像ストリームを処理させるためには、スライス等の所定の単位の符号化データごとの開始位置を示す情報を、画像ストリームのこれら符号化データよりも前の位置に記録する必要がある。
しかし、このような画像ストリームを生成する画像符号化装置においては、これら符号化データの符号量の確定を持つ必要がある。そのため、これら符号化データを得るための符号化処理の時間だけ遅延が生じることとなる。
本発明は上記課題を考慮し、並列して高速に復号化可能な画像ストリームを効率よく生成する画像符号化装置を提供することを目的とする。
また、本発明はさらに、本発明の画像符号化装置により生成された画像ストリームを効率よく復号化する画像復号化装置を提供することを目的とする。
上記従来の課題を解決するために、本発明の画像符号化装置はディジタル画像のデータである入力信号を量子化および符号化することにより、並列して復号化処理が可能な第1の単位の符号化データを複数含むストリームを出力する画像符号化装置であって、所定の目標符号量に基づいて前記量子化に用いられる量子化パラメータを決定し、決定した量子化パラメータによる前記第1の単位の入力信号の一部に対する量子化および符号化の結果の符号量から、前記第1の単位の符号化データの符号量の予測値である予測符号量を算出する第1符号化手段と、前記第1符号化手段により決定された量子化パラメータを用いて前記入力信号を量子化し符号化することで前記第1の単位の符号化データを生成する第2符号化手段と、(a)前記第1符号化手段により算出された予測符号量を用いて、前記第1の単位の符号化データの前記ストリームにおける開始位置の予測値を示す予測開始位置情報を生成し、(b)前記第2符号化手段から得られる、複数の前記第1の単位からなる第2の単位分の符号化データを含むストリームの、前記第2の単位分の符号化データより前記ストリームの先頭寄りの位置に、前記第2の単位分の前記予測開始位置情報を記録して出力する記録手段とを備える。
この構成により、本発明の画像符号化装置は、複数の第1の単位の符号化データを含むストリームを出力する際に、当該ストリームのそれら符号化データよりも前の位置に、第1符号化手段による処理の結果から得られる予測開始位置情報を記録して出力することができる。
つまり、本発明の画像符号化装置は、並列して高速に復号化可能な画像ストリームを効率よく生成することができる。
また、前記記録手段は、前記第1符号化手段により算出された前記第1の単位の符号化データの予測符号量を積算することにより得られる前記予測開始位置情報を前記画像ストリームに記録してもよい。また、前記記録手段は、前記第1符号化手段により算出された前記第1の単位の符号化データの予測符号量を、前記第2の単位分の符号化データの予測開始位置の算出に必要な分だけ含んだ情報を、前記予測開始位置情報として前記画像ストリームに記録してもよい。
つまり、本発明の画像符号化装置は、量子化パラメータの決定に伴って得られる予測符号量を積算することで得られる予測開始位置情報をストリームに記録することができる。また、予測符号量そのものを予測開始位置情報としてストリームに記録することもできる。
また、前記第2符号化手段は、前記第1符号化手段から得られる、前記第1の単位の符号化データの予測符号量と、前記符号化データの実際の符号量とを比較する比較手段と、前記比較手段による比較の結果、前記実際の符号量が前記予測値より小さい場合、前記符号化データに所定のデータを追加することで前記符号化データの実際の符号量を前記予測符号量以上にする追加手段とを有するとしてもよい。
これにより、第1の単位の符号化データの予測符号量以上は、実際の符号量より必ず小さいものとなる。従って、予測開始位置情報に示される各スライスの予測開始位置は、必ずそれぞれの実際の開始位置よりも、先頭寄りの位置となる。
従って、当該画像ストリームを復号化する画像復号化装置は、予測開始位置から先頭とは反対方向のみを検索することで、実際の開始位置を検出することができ、効率的である。
また、本発明の画像復号化装置は、ディジタル画像の符号化データのストリームを復号化する画像復号化装置であって、前記ストリームは、並列して復号化処理が可能な第1の単位の符号化データを、複数の前記第1の単位からなる第2の単位分含み、さらに、前記第2の単位分の符号化データそれぞれの前記ストリームにおける開始位置の予測値を示す予測開始位置情報を含み、前記画像復号化装置は、前記ストリームの、前記第2の単位分の符号化データより前記ストリームの先頭寄りの位置から、前記予測開始位置情報を読み出す読出手段と、前記読出手段により読み出された前記予測開始位置情報を用いて特定される予測開始位置を起点とする検索により、前記ストリームにおけるそれぞれの前記第1の単位の符号化データの開始位置を検出する検出手段と、前記検出手段により検出されたそれぞれの開始位置で前記ストリームを分割し、前記分割により得られる複数の前記第1の単位の符号化データに対する復号化処理を2以上並列して行う復号化手段とを備える。
この構成により、本発明の画像復号化装置は、本発明の画像符号化装置から出力されるストリームを復号化処理の対象とすることができ、当該ストリームに含まれる複数の第1の単位の符号化データの開始位置を、予測開始位置情報に基づいて検出することができる。
これら開始位置は、これら符号化データを並列で復号化するための分割位置となる情報である。つまり、本発明の画像復号化装置は、並列で復号化するために必要な分割位置を、予測開始位置情報を用いて容易に検出することができ、ストリームの復号化を高速にかつ効率よく行うことができる。
また、前記予測開始位置情報は、前記第2の単位分の符号化データの予測開始位置の算出に必要な分の、前記第1の単位の符号化データの符号量の予測値である予測符号量を示す情報であり、前記検出手段は、前記予測符号量の積算結果から前記第2の単位分の符号化データの予測開始位置を特定するとしてもよい。
つまり、ストリームに記録されている予測開始位置情報が、それぞれの予測開始位置そのものではなく、それぞれの予測開始位置を算出する基礎となる予測符号量を示すものであっても、それらを積算することによって、各予測開始位置を特定することができる。
また、前記予測開始位置情報を用いて特定される予測開始位置は、前記第1の単位の符号化データの前記ストリームにおける実際の開始位置、または前記実際の開始位置よりも前記ストリームの先頭寄りの位置であり、前記検出手段は、前記予測開始位置情報から特定された予測開始位置から、前記ストリームの先頭とは反対方向のみを検索することで、前記符号化データの前記ストリームにおける開始位置を検出するとしてもよい。
これにより、本発明の画像復号化装置は、予測開始位置を起点とし、限られた方向にのみ検索することで、第1の単位の符号化データの開始位置を検出することができ、非常に効率的である。
なお、本発明は、本発明の画像符号化装置の特徴的な構成部を備える集積回路、および本発明の画像復号化装置の特徴的な構成部を備える集積回路として実現することもできる。
さらに、本発明は、本発明の画像符号化装置および画像復号化装置の特徴的な構成部の動作をステップとする方法として実現したり、それらステップをコンピュータに実行させるためのプログラムとして実現したり、そのプログラムが記録された記録媒体として実現することもできる。そして、そのプログラムをインターネット等の伝送媒体又はDVD等の記録媒体を介して配信することもできる。
本発明の画像符号化装置は、第1の単位の符号化データを第2の単位分だけ含むストリームを出力する際、第2の単位分の符号化データの予測開始情報を、これら符号化データの前に記録して出力することができる。
つまり、これら符号化データの符号量の確定を待つことなく、これら符号化データの前に予測開始情報が記録されたストリームを出力することができる。
なお、本発明の画像符号化装置は、予測開始情報を得る際に、従来の画像符号化装置でも行われていた、量子化パラメータの決定に伴う量子化および符号化の結果を利用して生成することができる。
この量子化および符号化の結果とは、例えば、従来の画像符号化装置では利用されていなかった、量子化パラメータの決定のために算出された予測符号量である。つまり、本発明の画像復号化装置は、従来利用されていなかった情報を利用することで、有益な情報を効率的に生成することができる。
また、本発明の画像復号化装置は、復号化対象の符号化データよりも前に記録されている予測開始情報に基づいて、それぞれの符号化データの開始位置を検出することができる。
つまり、ストリーム内を無駄に検索することなく高速にそれぞれの符号化データの開始位置を検出することができる。
このように、本発明は、並列して高速に復号化可能な画像ストリームを効率よく生成する画像符号化装置を提供することができる。さらに、本発明の画像符号化装置により生成された画像ストリームを効率よく復号化する画像復号化装置を提供することができる。
以下、本発明の実施の形態の画像符号化装置について図面を参照しながら説明する。
(実施の形態1)
まず、実施の形態1として本発明の画像符号化装置について図1〜図5を用いて説明する。なお、本発明の画像復号化装置については実施の形態2として後述する。
図1は、実施の形態1の画像符号化装置の主要な機能構成を示す機能ブロック図である。
図1に示す画像符号化装置101は、ディジタル画像のデータである入力信号を量子化および符号化することにより、並列して復号化処理が可能な第1の単位の符号化データを複数含むストリームを出力する装置である。
本実施の形態において、画像符号化装置101に入力されるディジタル画像は動画像であり、複数のフレームを含んでいる。また、1フレームは10個のスライスで構成され、1スライスは816個のマクロブロックで構成されている。
また、ディジタル画像は、事前にバッファリング等されたうえで、マクロブロック毎に画像符号化装置101に順次入力される。
画像符号化装置101は、このような入力信号に対し、H.264の符号化方式を用いて符号化処理を行い、第1の単位であるスライスの符号化データの連なりを含む画像ストリームを出力する。
また、画像ストリームを出力する際に、各スライスの開始位置の予測値を示す情報である予測開始位置情報を、最初のスライスよりも画像ストリームの先頭寄り、つまり最初のスライスよりも前に記録して出力する。
図1に示すように、画像符号化装置101は、第1符号化部102と、遅延部103と、第2符号化部104と、予測開始位置記録部105とを備える。
第1符号化部102は、所定の目標符号量に基づいて量子化に用いられる量子化パラメータを決定し、決定した量子化パラメータによる、スライスの一部に対する量子化および符号化の結果の符号量から、スライスの符号化データの符号量の予測値である予測符号量を算出する処理部である。
具体的には、第1符号化部102は、入力されたディジタル画像(信号a)をH.264方式で符号化した場合の符号量が、所定の目標符号量を超えないように量子化パラメータを決定する。
さらに、決定した量子化パラメータを使ってスライスを量子化した場合の、スライス毎の予測符号量を算出する。
遅延部103は、第1符号化部102が第2の単位である1フレーム分の入力信号を処理するのに必要な時間だけ、画像符号化装置101に入力されたディジタル画像(信号a)を遅延させるバッファ等である。
第2符号化部104は、第1符号化部102により決定された量子化パラメータを用いて、入力信号を量子化しH.264方式で符号化することでスライスの符号化データを生成する処理部である。
予測開始位置記録部105は、予測開始位置情報を生成し、画像ストリームの各スライドよりも先頭に予測開始位置情報を記録する処理部である。
具体的には、予測開始位置記録部105は、第2符号化部104から得られる、1フレーム分のスライスの符号化データを含むストリームの、それら符号化データより画像ストリームの先頭寄りの位置に、予測開始位置情報を記録して出力する。
なお、予測開始位置情報は、予測符号量を用いて得られる、当該1フレーム分のスライスの符号化データそれぞれの画像ストリームにおける開始位置の予測値を示す情報である。
なお、1フレームは上述のように10個のスライスから構成されている。つまり、予測開始位置記録部105は、10個のスライスについての予測開始位置情報を、10個のスライスの符号化データを含む画像ストリームの、それら符号化データより前の位置に記録する。
図2(A)は、実施の形態1における1フレーム分の画像ストリームのデータ構成例を示す図である。
図2(A)に示すように、画像符号化装置101から出力される1フレーム分の画像ストリームには、10個のスライスの符号化データ(Slice#0〜Slice#9)と、予測開始位置情報とが含まれている。
また、予測開始位置情報は、Slice#0〜Slice#9よりも画像ストリームの先頭寄りの位置に記録されている。
図2(B)は、実施の形態1の画像符号化装置101から出力される画像ストリームにおける、各スライスの実際の開始位置と予測開始位置との関係を示す模式図である。
図2(B)に示すように、各スライドの予測開始位置は、それぞれの実際の開始位置よりも、画像ストリームの先頭寄りの位置を示すように第1符号化部102により求められる。
これは、予測開始位置を求める際に使用する予測符号量が、実際の符号量よりも小さくなるように算出されることによる。以下に、画像符号化装置101における予測符号量の算出方法の概要を説明する。
まず、1フレーム分のディジタル画像が信号aとして入力端子106に入力される。第1符号化部102は信号aをH.264方式で符号化する。
このとき各マクロブロックに対し、8個の量子化パラメータ(−12、−6、0、6、12、18、24、30)の中から、ランダムな順序でかつ各スライス内での発生確率が同じになるように1つの量子化パラメータを選び出す。さらに、その値で量子化し、符号化する。
例えば、上述のように1スライスが816個のマクロブロックで構成される場合、上記8個の量子化パラメータのそれぞれは、1スライスにつき102個のマクロブロックの量子化に用いられる。
このようにして1フレーム分の符号化が終わった後、8個の量子化パラメータ毎に係数部分で発生した符号量を合計し、それぞれ8倍する。
これにより、量子化パラメータ毎に1フレームあたりで発生する予測符号量を算出する。次に8個の予測符号量と1フレームあたりの目標符号量とを比較する。この比較の結果、予測符号量が所定の目標符号量以下でかつ最大となる量子化パラメータを選び、信号bとして第2符号化部104に出力する。
つまり、第2符号化部104における量子化に用いられる量子化パラメータが第1符号化部102により決定され、第2符号化部104へ渡される。
なお、目標符号量は、例えば、画像符号化装置101が出力する画像ストリームに要求されるビットレートに基づいて決定される値である。
さらに、第1符号化部102は、量子化パラメータの決定の際に既に得られている、決定された量子化パラメータを用いて求められた各マクロブロックの符号量をスライス毎に合計し、それぞれ8倍する。
これにより、決定された量子化パラメータを用いて量子化した場合のスライス毎の予測符号量を得ることができる。また、第1符号化部102は、各スライスの予測符号量を信号cとして予測開始位置記録部105に出力する。
ここで、このようにして得られた予測符号量は、ランダムに選ばれたマクロブロックの係数部分のみに発生した符号量から予測されている。
また、実際に発生する符号量はほとんどを係数部分で占めている。そのため、係数部分のみでの予測は精度が高く、係数部分以外に発生する符号量も考慮すると、予測符号量は実際に発生する符号量よりも小さいといえる。
これにより、各スライスの符号化データについての予測開始位置は、図2(B)に示すように、各スライスの符号化データよりも前の位置を示すことになる。
なお、先頭のスライス、つまり、図2(B)におけるSlice#0の予測開始位置については、予測開始位置情報を含むヘッダ部分の長に基づく所定の値が与えられる。
このような予測開始位置情報を有する画像ストリームを受け取った画像復号化装置は、予測開始位置情報に示されるそれぞれの予測開始位置を基点として、その後方、つまり、画像ストリームの先頭とは反対方向のみを検索すればよい。
従って、画像復号化装置は、各スライスの符号化データの開始位置、すなわち画像ストリームの分割位置を容易にかつ高速に検出することができる。
以上のように、第1符号化部102は、決定した量子化パラメータによるスライスの一部に対する量子化および符号化の結果からスライス全体の予測符号量を算出する。
なお、このような予測符号量の算出は、量子化パラメータの決定のために、従来の画像符号化装置においても行われているが、算出された予測符号量は量子化パラメータ決定後には破棄される。
しかし、本実施の形態の画像符号化装置101は、量子化パラメータの決定に伴って得られる予測符号量を用いて各スライスについての予測開始位置情報を生成することができる。
つまり、本実施の形態の画像符号化装置101は、1フレーム分の各スライスの開始位置に関する情報を得るために、1フレーム分の符号化処理を待つ必要はない。さらに、この情報を画像ストリームの各スライスよりも前の位置に記録することができる。
このように、本実施の形態の画像符号化装置101は、画像復号化装置が高速に復号化可能な画像ストリームを、効率よく生成し、出力することができる。
図3は、実施の形態1の画像符号化装置101の動作の流れを示すフロー図である。
図3を用いて、画像符号化装置101が1フレーム分の画像ストリームを生成し出力する際の動作の流れを説明する。なお本説明中の“信号a”等は図1に準拠している。
第1符号化部102は、1フレーム分の入力信号(信号a)に対し第1の符号化処理を行う(S1)。具体的には、第1符号化部102は、上述のように量子化パラメータを決定し、第2符号化部104へ出力する。ここで、この決定された量子化パラメータをQP1とする。
また、第1符号化部102は、QP1を用いた場合の各スライス(Slice#0〜Slice#9)の予測符号量(信号c)を、予測開始位置記録部105へ出力する。
次に、第2符号化部104は、1フレーム分の入力信号(信号a)を遅延部103から受け取り、第2の符号化処理を行う(S2)。
具体的には、第2符号化部104は、第1符号化部102により決定された量子化パラメータQP1を用いてスライスごとに量子化し、H.264方式で符号化する。
また、この符号化処理により得られる画像ストリーム(信号d)を予測開始位置記録部105に出力する。
次に、予測開始位置記録部105は、画像ストリームのSlice#0より前に予測開始位置情報を記録し(S3)、出力する(S4)。
具体的には、予測開始位置記録部105は、第1符号化部102から受け取ったスライス毎の予測符号量を積算することで各スライスの予測開始位置を算出する。
例えば、上述のようにSlice#0の開始位置として与えられる所定の値をαとする。また、Slice#0の予測符号量をβ、Slice#1の予測符号量をγとする。この場合、Slice#0、Slice#1およびSlice#2の予測開始位置は、この順に“α、α+β、α+β+γ”となる。
予測開始位置記録部105は、このように、予測符号量の積算結果から各スライスについての予測開始位置情報を生成する。
また、第2符号化部104から受け取る画像ストリーム内の最初のスライスより前、つまりSlice#0よりも前に全スライスの予測開始位置を順番に記録し出力する。
このようにして、1フレーム分の各スライスの予測開始位置を示す予測開始位置情報が記録された画像ストリーム(信号e)が画像符号化装置101から出力される。
図4は、実施の形態1における予測開始位置記録部105による予測開始位置情報の記録動作を示す模式図である。
図4(A)に示すように、予測開始位置記録部105は、第1符号化部102から得た各スライスの予測符号量からSlice#0〜Slice#9それぞれの開始位置の予測値を示す予測開始位置情報を生成する。
また、当該予測開始位置情報を、第2符号化部104から出力される最初のスライスの符号化データであるSlice#0の符号化データよりも前に記録する。
その後、図4(B)に示すように、第1符号化部102から順次出力されるSlice#1以降のそれぞれのスライスの符号化データがSlice#0に連なって予測開始位置記録部105から出力される。
このようにして、各スライスの予測開始位置情報が記録された1フレーム分の画像ストリームが画像符号化装置101から出力される。
また、画像符号化装置101は、このような動作を映画または音楽番組等のディジタルコンテンツを構成する各フレームについて行うことにより、当該ディジタルコンテンツを符号化し画像ストリームとして出力することができる。
上述のように、本実施の形態の画像符号化装置101は、並列して復号化可能な単位ごとの符号化データについての予測開始位置情報を、画像ストリームに記録して出力することができる。
また、予測開始位置情報は、これら符号化データよりも画像ストリームの先頭寄りの位置に記録される。
これにより、画像ストリームを復号化する復号化装置は、画像ストリームから予測開始位置情報を読み出すことで、並列して復号化可能な単位に分割する位置を容易に検出することができる。
また、第1符号化部102は、量子化パラメータの決定に伴って得られる予測符号量を予測開始位置記録部105に出力する。つまり、第2符号化部104による符号化処理の完了を待つことなく、予測符号量を出力することができる。
つまり、従来のように、1フレーム分の画像ストリームを出力するために1フレーム分遅延が生じるようなことがない。
このように、本実施の形態の画像符号化装置101は、並列して高速に復号化可能な画像ストリームを効率よく生成することができる。
なお、本実施の形態の画像符号化装置101が採用する上述の符号量の予測および制御の方法は一つの例である。つまり、実際に発生する符号量以下の値を精度よく予測・制御できる方法であれば、どのような方法を用いても良い。
また、予測開始位置記録部105は、予測開始位置情報としてSlice#0〜Slice#9の全スライスの符号化データの予測開始位置を画像ストリームに記録するとした。
しかし、Slice#0よりも前の部分であるヘッダ部分は通常は非常に短いものである。そのため、1フレーム分の画像ストリームにおける最初のスライスであるSlice#0の符号化データの予測開始位置が画像ストリームに記録されていない場合であっても、画像復号化装置は容易にSlice#0の符号化データの開始位置を検出することができる。
つまり、Slice#0についての開始位置の予測値を示す情報が予測開始位置情報に含まれていない場合には、画像復号化装置は、Slice#0の符号化データの予測開始位置は当該画像ストリームの先頭であると擬制することができ、この場合であっても実質的な問題は発生しない。
そこで、予測開始位置記録部105は、Slice#0符号化データの予測開始位置を出力しなくてもよい。
例えば、予測開始位置記録部105は、Slice#1、Slice#2の予測符号量がβ、γであるとすると、Slice#1〜Slice#9それぞれの符号化データの予測開始位置として“β、β+γ、・・・”を画像ストリームに記録する。また、例えばSlice#0についての予測開始位置を省略している旨を予測開始位置情報に含ませる。
この場合、この画像ストリームを受け取った画像復号化装置は、Slice#0についての予測開始位置が省略されている旨が予測開始位置情報に含まれていることにより、または、Slice#0の符号化データの予測開始位置が予測開始位置情報に含まれていないことにより、Slice#0の符号化データの開始位置を、当該フレーム分の画像ストリームの先頭から検索する。
さらに、この検索により検出されたSlice#0の開始位置を示す値を“β、β+γ、・・・”のそれぞれに加算する。
このような手順により、画像復号化装置はSlice#0〜Slice#9それぞれの符号化データの予測開始位置を導くことができる。
つまり、予測開始位置記録部105は、1フレーム分の予測開始位置情報として、先頭のSlice#0を除くSlice#1〜Slice#9それぞれについての開始位置の予測値を示す情報を画像ストリームに記録してもよい。
また、予測開始位置情報は、スライス等の並列して復号化可能な単位の、画像ストリームにおける開始位置の予測値を示す情報であればよい。そこで、例えば、各スライスの予測符号量そのものを予測開始位置情報として画像ストリームに記録してもよい。
例えば、予測開始位置記録部105は、1フレーム分の予測開始位置情報として、最後のSlice#9を除くSlice#0〜Slice#8それぞれの予測符号量を画像ストリームに記録する。
この場合、画像復号化装置は、Slice#0の開始位置については、上述のように容易に検出することができる。また、Slice#1〜Slice#9のそれぞれについては、予測符号量を積算することでそれぞれの予測開始位置を算出することができる。
つまり、予測開始位置記録部105は、各スライスの符号化データの予測符号量を、1フレーム分の符号化データの予測開始位置の算出に必要な分だけ含んだ情報を、予測開始位置情報として画像ストリームに記録してもよい。
また、本実施の形態では、第1の単位をスライスとし第2の単位をフレームとしている。つまり、1フレーム分の画像ストリームに10スライス分の予測開始位置情報を記録するとしている。
しかしながら、第1の単位および第2の単位はそれぞれ別の単位でもよい。例えば、第1の単位をフレームとし、第2の単位を所定のフレーム数で構成されたフレーム群としてもよい。
この場合、フレーム群を含む画像ストリームの、当該フレーム群よりも前に各フレームについての予測開始位置情報を記録すればよい。
このように本実施の形態の画像符号化装置101における第1の単位は、復号化の際に処理を並列化できる単位であれば、どのような単位でもよい。また、第2の単位は、第1の単位の2以上の整数倍の単位であればよい。
例えば、画像復号化装置がN個(Nは2以上の整数)のプロセッサにより復号化処理をN個並列して行うことができる場合を想定する。
この場合、画像符号化装置101は、例えばNスライス分の符号化データを含み、かつ、これら符号化データよりも前に少なくとも当該Nスライス分の予測開始位置情報を記録した画像ストリームを出力する。
これにより、当該画像復号化装置は、自身の有するN個全てのプロセッサを使用して、復号化処理を並列して行うことができる。
また、本実施の形態の画像符号化装置101は、符号化方式としてH.264を採用している。しかしながら、符号化方式は特定のものに限定されることはない。例えばMPEG−2等、復号化の際に復号化処理を並列化できる画像ストリームを生成可能な符号化方式であれば、どのような符号化方式でも良い。
また、第1符号化部102は、予測符号量を算出する際、上述のようにランダムに選択したマクロブロックの係数部分のみに発生した符号量から算出する。これにより、予測符号量を実際に発生する符号量よりも小さいものとしている。
ここで、上記のマクロブロックのランダムな選択の際に、その選択に偏りが生じたことなどを起因とし、予測符号量が実際に発生する符号量よりも小さくならない場合も考えられる。
つまり、予測開始位置情報に示されるいずれかのスライスの予測開始位置が、当該スライスの符号化データよりも前の位置を示さない場合が考えられる。
そこで、例えば、第2符号化部104が、スライスの符号化データの予測符号量が実際の符号量より必ず小さくなるように、実際の符号量を調整してもよい。
図5は、実施の形態1の画像符号化装置101が、実際の符号量を調整する機能を有する場合の機能ブロック図である。
図5に示すように、第2符号化部104は、比較部107と追加部108とを有している。また、第1符号化部102は、第2符号化部104へ、量子化パラメータ(信号b)のみならず、スライス毎の予測符号量(信号c)も出力している。
比較部107は、第1符号化部102から得られる、スライスの符号化データの予測符号量と、当該スライスの符号化データの実際の符号量とを比較する処理部である。
追加部108は、比較部107による比較の結果、実際の符号量が予測符号量より小さい場合、当該スライスの符号化データに所定のデータを追加することで前記符号化データの実際の符号量を予測符号量以上にする処理部である。
なお、上記の所定のデータとは、例えば、復号化処理に実質的に悪影響を与えないダミーデータである。
図6は、図5に示す第2符号化部104の動作の流れを示すフロー図である。
図6を用いて、図5に示す第2符号化部104が1フレーム分の画像ストリームを処理する際の動作の流れを説明する。なお本説明中の“信号b”等は図5に準拠している。
第2符号化部104は、第1符号化部102から、量子化パラメータ(QP1)を信号bにより取得し(S10)、さらに各スライスの予測符号量(信号c)を取得する(S11)。
第2符号化部104は、遅延部103から1フレーム分の入力信号(信号a)を受け取る。さらに、信号aに含まれる最初のスライスに対しQP1を用いてスライス毎に量子化を行い(S12)、H.264方式の符号化処理を行う(S13)。
比較部107は、上記符号化処理により得られたスライスの実際の符号量と、第1符号化部102から取得した当該スライスの予測符号量とを比較する(S14)。
比較の結果、実際の符号量が、予測符号量より小さい場合(S14でYes)、追加部108は、当該実際の符号量が、予測符号量以上になるようにダミーデータを追加し(S15)、予測開始位置記録部105に出力する。
また、比較の結果、実際の符号量が、予測符号量以上である場合(S14でNo)、第2符号化部104は、当該スライスの符号化データを予測開始位置記録部105に出力する(S16)。
第2符号化部104は、他のスライスの入力信号についても量子化(S12)から予測開始位置記録部105への符号化データの出力(S16)までの処理を行う。これにより、各スライスの符号化データが連なった画像ストリーム(信号d)が予測開始位置記録部105に入力される。
このように、図5に示す画像符号化装置101によれば、第2符号化部104から出力される各スライスの符号化データのそれぞれの符号量は、必ず予測符号量以上の値となる。
従って、予測開始位置記録部105により画像ストリームに記録されるそれぞれの予測開始位置は、必ず実際の開始位置と同一または前の位置を示すことになる。
つまり、このような画像ストリームを復号化する画像復号化装置は、それぞれの予測開始位置から後方のみを検索することで、確実に各スライスの符号化データの先頭位置を検出することができる。
(実施の形態2)
次に、実施の形態2として本発明の画像復号化装置について図7〜図9を用いて説明する。
図7は、実施の形態2の画像復号化装置の主要な機能構成を示す機能ブロック図である。
なお、本実施の形態において画像復号化装置201が復号化の対象とする画像ストリームは、実施の形態1の画像符号化装置101から出力された、H.264方式で符号化された画像ストリームである(図2(A)および図2(B)参照)。
この画像ストリームは、並列して復号化処理が可能な第1の単位の符号化データを、複数の第1の単位からなる第2の単位分含み、さらに、第2の単位分の符号化データそれぞれの、当該画像ストリームにおける開始位置の予測値を示す予測開始位置情報を含む。
本実施の形態においては、第1の単位はスライスであり、第2の単位はフレームである。また、1フレームに含まれる全スライス(Slice#0〜Slice#9)についての予測開始位置情報が、最初のスライスの符号化データよりも前に記録されている。
また、この予測開始位置情報は、各スライスの符号化データの予測開始位置が実際の開始位置よりも画像ストリームの先頭寄りの位置となるように求められている。
画像復号化装置201は、この予測開始位置情報を用いて各スライスの開始位置を効率よく検出し、スライス単位の復号化処理を並列して行う。これにより、画像ストリームを高速に復号化することができる。また、復号化処理により得られたディジタル画像を出力することができる。
図7に示すように、画像復号化装置201は、予測開始位置読出部202と、遅延部203と、復号化部204とを備える。
予測開始位置読出部202は、入力端子205から入力される画像ストリーム(信号f)から予測開始位置情報を読み出す処理部である。
具体的には、入力された画像ストリームの、1フレーム分の符号化データより前、つまり、画像ストリームの先頭寄りの位置から、予測開始位置情報を読み出す。また、予測開始位置情報に示されるそれぞれの予測開始位置(信号g)をスライス順に、復号化部204に出力する。
遅延部203は、入力された画像ストリーム(信号f)を予測開始位置読出部202の処理に必要な時間だけ遅延させるバッファ等である。
復号化部204は、本発明の画像復号化装置における検出手段が有する開始位置検出機能と、本発明の画像復号化装置における復号化手段が有する画像ストリームに対する並列復号化機能とを備える処理部である。
具体的には、復号化部204は、予測開始位置読出部202により読み出された予測開始位置情報を用いて特定される予測開始位置を起点とする検索により、画像ストリームにおけるそれぞれのスライスの符号化データの開始位置を検出する。
さらに、検出されたそれぞれの開始位置で画像ストリームを分割し、当該分割により得られる複数のスライスの符号化データに対する復号化処理を2以上並列して行う。復号化処理により得られたディジタル画像(信号h)は表示装置等に出力される。
上記のように構成された本実施の形態の画像復号化装置201の動作について説明する。
図8は、実施の形態2の画像復号化装置201の動作の流れを示すフロー図である。
図8を用いて、画像復号化装置201が1フレーム分の画像ストリームを復号化処理する際の動作の流れを説明する。なお本説明中の“信号f”等は図7に準拠している。
まず、1フレーム分の画像ストリーム(信号f)が入力端子205に入力される。予測開始位置読出部202は、画像ストリーム(信号f)から1フレームに含まれる全スライスについての予測開始位置情報を読み出す(S30)。
予測開始位置読出部202は、各スライスの符号化データの予測開始位置(信号g)をスライス順に復号化部204に出力する。
なお、予測開始位置情報にSlice#0についての予測開始位置が省略されている旨が含まれている場合、その旨も合わせて復号化部204に通知する。
復号化部204は、遅延部203から入力される画像ストリーム(信号f)とそれぞれの予測開始位置(信号g)とを入力とし、スライス毎に並列化して復号処理を行う。
具体的には、それぞれの予測開始位置は実際の開始位置よりも前を示していることから、画像ストリーム(信号f)において、それぞれの予測開始位置を起点として後ろに向かって各スライスの符号化データの開始位置を検索する。
なお、Slice#0についての予測開始位置が省略されている旨が復号化部204から通知された場合、または、Slice#0の符号化データの予測開始位置が復号化部204から入力されなかった場合、復号化部204は、Slice#0については、当該画像ストリームの先頭から後ろに向かっての開始位置を検索する。
復号化部204は、このようにして並列処理のための分割位置である各スライドの符号化データの開始位置を効率よく検出(S31)する。
復号化部204はさらに、検出した各開始位置で画像ストリーム(信号f)を分割し(S32)、並列復号化が可能な単位であるスライスごとの符号化データを得る。
このようにして得られたスライスごとの符号化データは、2以上のプロセッサで並列して復号化処理される(S33)。
復号化処理により得られたディジタル画像(信号h)は、画像復号化装置201から出力され例えばテレビ等の表示装置に表示される。
図9は、実施の形態2の画像復号化装置201が各スライスの開始位置を検出する際の検索方向および範囲を示す模式図である。
上述のように、画像復号化装置201が復号化の対象とする画像ストリームには予測開始位置情報が記録されている。また。予測開始位置情報に示される各スライスの符号化データの開始位置のそれぞれは、実際の開始位置よりも前の位置である。
従って、画像復号化装置201は、各スライスの符号化データの開始位置を検出する際、図9に示すように、予測開始位置から後方かつ実際の開始位置までを検索すればよい。
従って、画像復号化装置201は、容易にかつ高速に各スライスの符号化データの開始位置を検出することができる。
つまり、画像復号化装置201は、並列して復号化可能な単位の符号化データを画像ストリームから容易にかつ高速に取り出すことができ、効率よく復号化処理を行うことができる。
なお、実施の形態1の説明で述べたように、予測開始位置情報に示される予測開始位置が、その予測開始位置に対応する実際の開始位置よりも前の位置ではない場合も考えられる。
そこで、画像復号化装置201は、このような場合にも対応可能な手順で各スライスの符号化データの開始位置を検出してもよい。
例えば、あるスライスの符号化データの開始位置を検出する際、まず、当該符号化データについての予測開始位置から後方の所定の距離のみを検索する。これにより、ほとんどの場合は、実際の開始位置が検出されることになる。
しかし、この検索により実際の開始位置が見つからなかった場合、当該予測開始位置から前に向かって検索する。これにより、必ず当該符号化データの実際の開始位置を検出することができる。
また、本実施の形態では、画像ストリームには、予測開始位置情報として、各スライスの符号化データの開始位置の予測値が記録されているとした。
しかしながら、予測開始位置情報として、各スライスの符号化データの予測符号量が記録されていてもよい。
この場合、例えば、復号化部204が、予測開始位置情報に含まれる各スライスの符号化データについての予測符号量を積算することで、各スライスの符号化データの開始位置を算出することができる。
つまり、予測開始位置情報は、1フレーム分の符号化データの予測開始位置の算出に必要な分の、スライスの符号化データの予測符号量を示す情報であってもよい。
また、あるスライスの符号化データの実際の開始位置に当該符号化データの予測符号量を加算することで、次の予測開始位置を求めてもよい。
例えば、Slice#1の符号化データの実際の開始位置に、Slice#1についての予測符号量を加算することで、Slice#2の符号化データの予測開始位置が求まる。
次に、Slice#2の符号化データの予測開始位置に基づいて検出された実際の開始位置に、Slice#2についての予測符号量を加算する。これにより、Slice#3の符号化データの予測開始位置が求まる。
このようにして、ある符号化データの実際の開始位置に対するその符号化データの予測符号量の加算を繰り返すことでも、各スライスの符号化データの予測開始位置を順次求めることができる。
また、本実施の形態では、第1の単位をスライスであり、第2の単位をフレームであるとしている。しかしながら、第1の単位および第2の単位はそれぞれ別の単位でもよい。例えば、第1の単位がフレームであり、第2の単位が所定の数のフレームで構成されるフレーム群であってもよい。
つまり、画像復号化装置201が復号化処理の対象とする画像ストリームに、フレーム群が含まれており、かつ、当該フレーム群よりも前に各フレームについての予測開始位置情報が記録されていてもよい。
このように本実施の形態の画像復号化装置201における第1の単位は、復号化の際に処理を並列化できる単位であれば、どのような単位でもよい。
また、第2の単位は、第1の単位の2以上の整数倍の単位であればよい。ここで、画像復号化装置201は復号化処理を2以上並列して行う機能を有している。
そのため、少なくとも、2スライス分の符号化データよりも前にこれら2スライスについての予測開始位置情報が記録された画像ストリームであれば、効率よく復号化処理を並列して行うことができる。
また、本実施の形態の画像復号化装置201は、H.264方式で符号化された画像ストリームを復号化処理の対象としている。
しかしながら、画像ストリームが生成された際の符号化方式は特定のものに限定されることはない。例えば、MPEG−2等、復号化の際に復号化処理を並列化できる画像ストリームであれば、どのような符号化方式でもよい。
本発明の画像符号化装置によれば、効率よく並列して復号化処理を行うことが可能な画像ストリームを、不要な遅延を発生させることなく効率よく生成し出力することができる。そのため、カメラレコーダおよび高速に復号化処理を行わなくてはならないソフトデコーダ等に画像ストリームを提供する装置として有用である。
また、本発明の画像復号化装置によれば、画像ストリームの分割位置を効率よく検出することができる。そのため、復号化処理を並列して高速に行うことができる。従って本発明は、カメラレコーダおよび高速に復号化処理を行わなくてはならないソフトデコーダ等に有用である。
実施の形態1の画像符号化装置の主要な機能構成を示す機能ブロック図である。 (A)は、実施の形態1における1フレーム分の画像ストリームのデータ構成例を示す図であり、(B)は、実施の形態1の画像ストリームにおける、各スライスの実際の開始位置と予測開始位置との関係を示す模式図である。 実施の形態1の画像符号化装置の動作の流れを示すフロー図である。 (A)は、実施の形態1における予測開始位置記録部による予測開始位置情報の記録動作を示す第1の模式図であり、(B)は、第2の模式図である。 実施の形態1の画像符号化装置が、実際の符号量を調整する機能を有する場合の機能ブロック図である。 図5に示す第2符号化部の動作の流れを示すフロー図である。 実施の形態2の画像復号化装置の主要な機能構成を示す機能ブロック図である。 実施の形態2の画像復号化装置の動作の流れを示すフロー図である。 実施の形態2の画像復号化装置が各スライスの開始位置を検出する際の検索方向および範囲を示す模式図である。 従来の画像ストリームにおける開始位置情報の記録位置の一例を示す図である。 図10に示す画像ストリームを生成するための従来の構成を示す図である。
符号の説明
101 画像符号化装置
102 第1符号化部
103 遅延部
104 第2符号化部
105 予測開始位置記録部
106 入力端子
107 比較部
108 追加部
201 画像復号化装置
202 予測開始位置読出部
203 遅延部
204 復号化部
205 入力端子

Claims (17)

  1. ディジタル画像のデータである入力信号を量子化および符号化することにより、並列して復号化処理が可能な第1の単位の符号化データを複数含むストリームを出力する画像符号化装置であって、
    所定の目標符号量に基づいて前記量子化に用いられる量子化パラメータを決定し、決定した量子化パラメータによる前記第1の単位の入力信号の一部に対する量子化および符号化の結果の符号量から、前記第1の単位の符号化データの符号量の予測値である予測符号量を算出する第1符号化手段と、
    前記第1符号化手段により決定された量子化パラメータを用いて前記入力信号を量子化し符号化することで前記第1の単位の符号化データを生成する第2符号化手段と、
    (a)前記第2符号化手段から得られる、複数の前記第1の単位からなる第2の単位分の符号化データを含むストリームの、それら符号化データより前記ストリームの先頭寄りの位置に、(b)前記予測符号量を用いて得られる、前記第2の単位分の符号化データそれぞれの、前記ストリームにおける開始位置の予測値を示す予測開始位置情報を記録して出力する記録手段と
    を備える画像符号化装置。
  2. 前記記録手段は、前記第1符号化手段により算出された前記第1の単位の符号化データの予測符号量を積算することにより得られる前記予測開始位置情報を前記画像ストリームに記録する
    請求項1記載の画像符号化装置。
  3. 前記記録手段は、前記第1符号化手段により算出された前記第1の単位の符号化データの予測符号量を、前記第2の単位分の符号化データの予測開始位置の算出に必要な分だけ含んだ情報を、前記予測開始位置情報として前記画像ストリームに記録する
    請求項1記載の画像符号化装置。
  4. 前記第2符号化手段は、
    前記第1符号化手段から得られる、前記第1の単位の符号化データの予測符号量と、前記符号化データの実際の符号量とを比較する比較手段と、
    前記比較手段による比較の結果、前記実際の符号量が前記予測値より小さい場合、前記符号化データに所定のデータを追加することで前記符号化データの実際の符号量を前記予測符号量以上にする追加手段とを有する
    請求項1〜3のいずれか1項に記載の画像符号化装置。
  5. 前記ディジタル画像は動画像であり、前記第2の単位は前記動画像を構成するフレームであり、前記第1の単位は前記フレームを構成するスライスである
    請求項1〜4のいずれか1項に記載の画像符号化装置。
  6. 前記ディジタル画像は動画像であり、前記第1の単位は前記動画像を構成するフレームであり、前記第2の単位は複数の前記フレームからなるフレーム群である
    請求項1〜4のいずれか1項に記載の画像符号化装置。
  7. 前記第1符号化手段および前記第2符号化手段のそれぞれは、H.264の符号化方式により前記入力信号を符号化する
    請求項1〜4のいずれか1項に記載の画像符号化装置。
  8. ディジタル画像の符号化データのストリームを復号化する画像復号化装置であって、
    前記ストリームは、並列して復号化処理が可能な第1の単位の符号化データを、複数の前記第1の単位からなる第2の単位分含み、さらに、前記第2の単位分の符号化データそれぞれの前記ストリームにおける開始位置の予測値を示す予測開始位置情報を含み、
    前記画像復号化装置は、
    前記ストリームの、前記第2の単位分の符号化データより前記ストリームの先頭寄りの位置から、前記予測開始位置情報を読み出す読出手段と、
    前記読出手段により読み出された前記予測開始位置情報を用いて特定される予測開始位置を起点とする検索により、前記ストリームにおけるそれぞれの前記第1の単位の符号化データの開始位置を検出する検出手段と、
    前記検出手段により検出されたそれぞれの開始位置で前記ストリームを分割し、前記分割により得られる複数の前記第1の単位の符号化データに対する復号化処理を2以上並列して行う復号化手段と
    を備える画像復号化装置。
  9. 前記予測開始位置情報は、前記第2の単位分の符号化データの予測開始位置の算出に必要な分の、前記第1の単位の符号化データの符号量の予測値である予測符号量を示す情報であり、
    前記検出手段は、前記予測符号量の積算結果から前記第2の単位分の符号化データの予測開始位置を特定する
    請求項8記載の画像復号化装置。
  10. 前記予測開始位置情報を用いて特定される予測開始位置は、前記第1の単位の符号化データの前記ストリームにおける実際の開始位置、または前記実際の開始位置よりも前記ストリームの先頭寄りの位置であり、
    前記検出手段は、前記予測開始位置情報から特定された予測開始位置から、前記ストリームの先頭とは反対方向のみを検索することで、前記符号化データの前記ストリームにおける開始位置を検出する
    請求項8または9に記載の画像復号化装置。
  11. 前記ディジタル画像は動画像であり、前記第2の単位は前記動画像を構成するフレームであり、前記第1の単位は前記フレームを構成するスライスである
    請求項8〜10のいずれか1項に記載の画像復号化装置。
  12. 前記ディジタル画像は動画像であり、前記第1の単位は前記動画像を構成するフレームであり、前記第2の単位は複数の前記フレームからなるフレーム群である
    請求項8〜10のいずれか1項に記載の画像復号化装置。
  13. 前記符号化データは、H.264の符号化方式により符号化されたデータである
    請求項8〜10のいずれか1項に記載の画像復号化装置。
  14. ディジタル画像のデータである入力信号を量子化および符号化することにより、並列して復号化処理が可能な第1の単位の符号化データを複数含むストリームを生成する画像符号化方法であって、
    所定の目標符号量に基づいて前記量子化に用いられる量子化パラメータを決定し、決定した量子化パラメータによる前記第1の単位の入力信号の一部に対する量子化および符号化の結果の符号量から、前記第1の単位の符号化データの符号量の予測値である予測符号量を算出する第1符号化ステップと、
    前記第1符号化ステップにおいて決定された量子化パラメータを用いて前記入力信号を量子化し符号化することで前記第1の単位の符号化データを生成する第2符号化ステップと、
    (a)前記第2符号化ステップにおいて得られる、複数の前記第1の単位からなる第2の単位分の符号化データを含むストリームの、それら符号化データより前記ストリームの先頭寄りの位置に、(b)前記予測符号量を用いて得られる、前記第2の単位分の符号化データそれぞれの、前記ストリームにおける開始位置の予測値を示す予測開始位置情報を記録する記録ステップと
    を含む画像符号化方法。
  15. ディジタル画像のデータである入力信号を量子化および符号化することにより、並列して復号化処理が可能な第1の単位の符号化データを複数含むストリームを生成するためのプログラムであって、
    所定の目標符号量に基づいて前記量子化に用いられる量子化パラメータを決定し、決定した量子化パラメータによる前記第1の単位の入力信号の一部に対する量子化および符号化の結果の符号量から、前記第1の単位の符号化データの符号量の予測値である予測符号量を算出する第1符号化ステップと、
    前記第1符号化ステップにおいて決定された量子化パラメータを用いて前記入力信号を量子化し符号化することで前記第1の単位の符号化データを生成する第2符号化ステップと、
    (a)前記第2符号化ステップにおいて得られる、複数の前記第1の単位からなる第2の単位分の符号化データを含むストリームの、それら符号化データより前記ストリームの先頭寄りの位置に、(b)前記予測符号量を用いて得られる、前記第2の単位分の符号化データそれぞれの、前記ストリームにおける開始位置の予測値を示す予測開始位置情報を記録する記録ステップと
    をコンピュータに実行させるためのプログラム。
  16. ディジタル画像の符号化データのストリームを復号化する画像復号化方法であって、
    前記ストリームは、並列して復号化処理が可能な第1の単位の符号化データを、複数の前記第1の単位からなる第2の単位分含み、さらに、前記第2の単位分の符号化データそれぞれの前記ストリームにおける開始位置の予測値を示す予測開始位置情報を含み、
    前記画像復号化方法は、
    前記ストリームの、前記第2の単位分の符号化データより前記ストリームの先頭寄りの位置から、前記予測開始位置情報を読み出す読出ステップと、
    前記読出ステップにおいて読み出された前記予測開始位置情報を用いて特定される予測開始位置を起点とする検索により、前記ストリームにおけるそれぞれの前記第1の単位の符号化データの開始位置を検出する検出ステップと、
    前記検出ステップにおいて検出されたそれぞれの開始位置で前記ストリームを分割し、前記分割により得られる複数の前記第1の単位の符号化データに対する復号化処理を2以上並列して行う復号化ステップと
    を含む画像復号化方法。
  17. ディジタル画像の符号化データのストリームを復号化するためのプログラムであって、
    前記ストリームは、並列して復号化処理が可能な第1の単位の符号化データを、複数の前記第1の単位からなる第2の単位分含み、さらに、前記第2の単位分の符号化データそれぞれの前記ストリームにおける開始位置の予測値を示す予測開始位置情報を含み、
    前記プログラムは、
    前記ストリームの、前記第2の単位分の符号化データより前記ストリームの先頭寄りの位置から、前記予測開始位置情報を読み出す読出ステップと、
    前記読出ステップにおいて読み出された前記予測開始位置情報を用いて特定される予測開始位置を起点とする検索により、前記ストリームにおけるそれぞれの前記第1の単位の符号化データの開始位置を検出する検出ステップと、
    前記検出ステップにおいて検出されたそれぞれの開始位置で前記ストリームを分割し、前記分割により得られる複数の前記第1の単位の符号化データに対する復号化処理を2以上並列して行う復号化ステップと
    をコンピュータに実行させるためのプログラム。
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