JP2008305055A - 検索処理装置、検索処理方法、検索処理プログラムおよびそのプログラムを記録した記録媒体 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】検索処理方法は、履歴データ31からユーザのオブジェクトに対するアクセス時間に関する重みに基づいてユーザ間の直接関係情報33を作成し、履歴データ31と直接関係情報33とを利用して、ユーザ間の直接関係および間接関係を合わせた関係を示す相対関係情報34を作成し、直接関係情報33および相対関係情報34を連動させて更新する処理を事前に行い、ユーザIDが入力されたときに、相対関係情報34から、入力されたユーザIDで特定されるユーザと他ユーザとの間の相対関係を抽出し、他ユーザの履歴データに含まれるオブジェクトに、相対関係を数値化したスコアを付与し、このスコアで順位付けしたオブジェクトリストを作成し検索結果として出力する。
【選択図】図1
Description
X. Song, C. Y. Lin, B. Tseng and M. T. Sun: Personalized Recommendation Driven by Information Flow, In Proc. of the ACM SIGIR: p.509-516, 2006
その上で、従来技術では、ユーザ間の関係を、各ユーザの履歴の類似性、あるいは、各ユーザからの影響の受け易さという観点で定義しているので、パーソナライズにとって必要なオブジェクトの価値(重み)を考慮してユーザおよびその履歴を発見することが困難であるという問題がある。
また、ユーザ間にバーチャルネットワークの存在を仮定すると、従来のように、1対1のユーザ間の関係の定義だけでは、パーソナライゼーションに限界がある。そこで、ユーザ間の関係の定義を変更することが考えられる。
さらに、ユーザのアクセス履歴を用いてパーソナライズするために以下の要求を満たす技術が要望されている。
(2)同じようなニーズを持つ複数のユーザでも、時系列的に見るとその行動パターンはそれぞれ違っていることを反映した技術であること。
(3)個々のユーザのニーズが時系列的に変化することを前提とした技術であること。
(4)ユーザ間の関係(またはオブジェクト間の関係)は、直接的なものだけでなく間接的なものも考慮した技術であること。
図1は、本発明の実施形態に係る検索処理装置の構成を示すブロック図である。
検索処理装置1は、対象とする複数のユーザが対象とする1以上のデジタル化されたオブジェクトにアクセスした履歴を示すユーザごとの全履歴データを利用して、ユーザとオブジェクトのうちの一方をリコメンドに関する第1処理対象としたときに他方を第2処理対象として第1処理対象に対して最適候補の第2処理対象を検索するものである。ここで、オブジェクトとは、例えば、電子化情報、実世界の情報、コンテンツ、アイテムを含み、アクセスとは、例えば、ログイン、閲覧、ダウンロード、購買などの操作情報を含む。検索処理装置1は、予めユーザの履歴データからユーザ間の相対関係およびオブジェクト間の相対関係を計算する事前処理と、あるユーザの検索要求があった際に、検索を行い、検索結果をパーソナライズしてスコアリストを出力する検索処理とを実行する。本実施形態では、検索処理装置1は、検索サービス(検索エンジンやECサイト)のシステムに内包されているものとして説明する。
入力手段10は、所定の入力インタフェースから構成され、入力装置Mから入力される各種情報(履歴関係情報、各ユーザの履歴データ、コマンド、データ等)を制御手段40に入力するものである。履歴関係情報は、検索値としての第1処理対象を特定するユーザの履歴に関する情報であり、例えば、ユーザIDやオブジェクトID、および、ユーザの検索クエリといったユーザの操作に関わる情報等を指す。各ユーザの履歴データは、入力手段10によって、履歴データ処理手段50に入力される。ユーザIDやオブジェクトIDなどの検索値は、入力手段10によって、スコアリング処理手段60に入力される。ここで、入力装置Mは、例えば、キーボード、マウス、ディスクドライブ装置などから構成される。なお、入力手段10は、図示しない通信ネットワークから各種情報を入力する通信インタフェースから構成するようにしてもよい。
履歴データ処理手段50は、データ管理手段51と、直接関係情報作成手段(関係情報作成手段)52とを備える。
データ管理手段51は、入力手段10から入力されるデータや直接関係情報作成手段52の演算結果を記憶手段30に書き込んだり、記憶手段30から必要な情報を読み出して直接関係情報作成手段52に出力したりするものである。このデータ管理手段51は、入力手段10から入力される履歴データ(全ユーザの履歴データ)を記憶手段30に格納する。
直接関係情報作成手段52は、全履歴データから第1処理対象と第2処理対象とのアクセス時間に関する重みに基づいて第1処理対象間のすべての直接関係を示す直接関係情報を作成するものであり、図1に示すように、時間重み情報抽出手段521と、選択確率算出手段522と、直接関係情報算出手段523とを備える。
≪時間重み情報抽出手段≫
時間重み情報抽出手段521は、全履歴データから第2処理対象を固定したときの所定の2つの第1処理対象間において、第2処理対象に関するアクセス時間に関する重みを示す時間重み情報を抽出するものである。本実施形態では、第1処理対象をユーザとしたときに、時間重み情報抽出手段521は、式(1)の演算を行う。すなわち、時間重み情報抽出手段521は、ユーザua(単にユーザaともいう)と、ユーザui(単にユーザiともいう)との間で共通するオブジェクトk毎にオブジェクトのアクセス時間に関する重み(以下、時間重み情報という)oak、oikを比較し、比較結果に応じて式(1)に基づいて時間重み情報rai,kを求める。ここで、oakは、ユーザuaがオブジェクトkにアクセスした順位を示し、oikは、ユーザuiがオブジェクトkにアクセスした順位を示す。また、|Uk|は、オブジェクトkにアクセスしたユーザ集合の要素数を示す。
選択確率算出手段522は、所定の2つの第1処理対象について時間重み情報抽出手段521で抽出された時間重み情報に、第2処理対象の所定の重みを乗じて第2処理対象についてとった和を、第2処理対象について正規化することで得られる選択確率を当該2つの第1処理対象間の直接関係として算出するものである。
また、本実施形態では、直接関係情報を各ユーザ(またはオブジェクト)が他ユーザ(または他オブジェクト)の履歴を選択する選択確率として定義する。
直接関係情報算出手段523は、選択確率算出手段522で算出された個々の選択確率を第1処理対象に亘って算出することで、直接関係情報を生成するものである。
具体的には、第1処理対象をユーザとしたときに、直接関係情報算出手段523は、選択側のユーザuaを含む全ユーザに対して、選択確率算出手段522の演算を実行させることで、全ユーザ間の関係をユーザ毎の選択確率で構成した行列を生成する。これが全ユーザ間の直接関係情報となる。なお、後記するように、ユーザ間の直接関係情報を更新する計算を行う際には、スコアリング処理手段60で算出されたオブジェクトの重みwk(重みデータ35)を、選択確率算出手段522の演算を実行させる際に用いる。
スコアリング処理手段60は、図1に示すように、データ管理手段61と、事前処理にそれぞれ用いられる相対関係情報作成手段(関係情報作成手段)62および関係情報更新手段63と、検索処理にそれぞれ用いられる相対関係抽出手段(関係抽出手段)64と、スコア算出手段65と、スコアリスト作成手段66とを備える。
相対関係情報作成手段62は、記憶手段30に記憶された履歴データ31(全履歴データ)と直接関係情報33とを利用して、第1処理対象間の直接関係および間接関係を合わせた関係を示す相対関係情報を作成するものである。相対関係情報は、間接的な関係も含めた関係である点が、直接関係情報と大きく異なる。この相対関係情報を算出する仮定においてマルコフ連鎖のような仮定をおくことができる。この相対関係情報作成手段62は、図1に示すように、直接遷移確率行列生成手段621と、正規化行列生成手段622と、重み算出手段623と、相対関係情報算出手段624とを備える。
直接遷移確率行列生成手段621は、第1処理対象間の直接関係を数値化した確率値の所定の第1処理対象ごとの和が所定のしきい値より大きいか否かを判別し、その和がしきい値より大きい場合に当該確率値を要素とすると共に、その和がしきい値以下の場合に全第1処理対象数で正規化した確率値を要素とする正方行列を、全第1処理対象間の直接遷移確率を示す直接遷移確率行列として生成するものである。
正規化行列生成手段622は、直接遷移確率行列生成手段621で生成された直接遷移確率行列と、全第1処理対象数(ここでは、全ユーザの数N)で正規化した確率値を要素とする正方行列とを凸結合により正規化した正規化行列を生成するものである。
本実施形態では、正規化行列生成手段622は、式(6)で示される演算を実行する。ここで、eは、全要素が「1」のN行1列の列ベクトルを示し、Tは転置を示す。すなわち、eeTは全要素が「1」のN行N列の正方行列となる。また、パラメタαは、0から1の間で任意に決定された値を有する。この式(6)の左辺で示す行列が、正規化行列生成手段622で生成された正方行列を示す。
重み算出手段623は、正規化行列生成手段622で生成された正規化行列の最大固有値に対応する固有ベクトルのうち、それぞれの第1処理対象に対応する値を、それぞれの第1処理対象に対する重みとして算出するものである。ここでは、第1処理対象をユーザとしたので、重み算出手段623は、この正規化行列の最大固有値に対応する固有ベクトルのうち、ユーザkに対応する値をユーザの重みvkとする。この値は、データ管理手段61によって記憶手段30に重みデータ35として格納される。なお、このユーザの重みvkを重みデータ35として格納することなく履歴データ処理手段50に入力するようにしてもよい。
相対関係情報算出手段624は、正規化行列生成手段622で生成された正規化行列を予め定められた第1処理対象間媒介変数を指数としてべき乗した結果についての第1処理対象間媒介変数に関する和を、相対関係情報として算出するものである。
本実施形態では、相対関係情報算出手段624は、式(7)で示される演算を実行する。ここで、nは、第1処理対象間媒介変数を示す。
関係情報更新手段63は、所定の終了条件が成立するまで、直接関係情報33と相対関係情報34との一連の作成において、第1処理対象としてユーザとオブジェクトとを交互に切り替えて、直接関係情報33および相対関係情報34を更新するものである。ここで、終了条件は、例えば、更新回数や経過時間が予め定められた上限値に達したときに成立する。なお、直接関係情報33および相対関係情報34の更新前後の変化率が予め定められた下限値に達したときに成立するようにしてもよい。
相対関係抽出手段64は、相対関係情報34から、入力された履歴関係情報で特定される第1処理対象と、当該第1処理対象を除く他の第1処理対象との間のそれぞれの相対関係を抽出するものである。本実施形態では、相対関係抽出手段64は、相対関係として選択確率を抽出する。また、相対関係抽出手段64は、第1処理対象がユーザである場合に、入力された履歴関係情報で特定されるユーザに対して重み算出手段623で算出されたユーザの重みvkを、入力された履歴関係情報で特定されるユーザと他のユーザとの関係として抽出する。
スコア算出手段65は、入力された履歴関係情報で特定される第1処理対象を除くそれぞれの他の第1処理対象の履歴データに含まれる第2処理対象に対して、相対関係抽出手段64でそれぞれ抽出された相対関係(関係)を数値化したスコアを算出するものである。本実施形態では、スコア算出手段65は、抽出されたそれぞれの選択確率(0〜1の値)の最大値を「100」点とした場合に、それぞれのスコアを抽出する。
また、スコア算出手段65は、第1処理対象がユーザである場合に、相対関係抽出手段64で抽出されたユーザの重みvkが所定の基準値より大きいか否かを判別し、ユーザの重みvkが基準値より小さい場合に相対関係情報34に基づいて該当するそれぞれのオブジェクトに対してスコアを算出し、ユーザの重みvkが基準値以上である場合に、未アクセスであるオブジェクトに対してスコアを算出する。なお、未アクセスであるオブジェクトは、履歴データ31の中で未アクセスであるオブジェクトに限らず、この検索処理装置1に対して別にそのデータを入力した新規のオブジェクトであってもよい。
スコアリスト作成手段66は、スコア算出手段65によってスコアが算出された第2処理対象を、スコアで順位付けしたリストであるスコアリストを作成するものである。
この例では、図4に示すように、ユーザDに対するユーザAの選択確率P(A|D)は、「0.3」である。また、ユーザDに対するユーザBの選択確率P(B|D)は、「0.328」である。また、ユーザDに対するユーザCの選択確率P(C|D)は、「0.346」である。オブジェクトαは、ユーザAの履歴に含まれており、オブジェクトβは、ユーザBの履歴に含まれており、オブジェクトγは、ユーザCの履歴に含まれている。そして、オブジェクトα、β、γは、ユーザDに対する各ユーザ間の相対関係情報34によってスコアリングされる。
ここでは、説明の都合上、一例として、オブジェクトαは、ユーザAの履歴にのみ含まれ、オブジェクトβは、ユーザBの履歴にのみ含まれ、オブジェクトγは、ユーザCの履歴にのみ含まれていることとする。ユーザCの履歴に含まれているオブジェクトは、「オブジェクトγ」である。したがって、スコア算出手段65は、「オブジェクトγ」に最大のスコアを付与する。
このスコア算出手段65は、各ユーザがオブジェクトにアクセスしたか否か(あるいは購入したか否かなど)を示す情報と、各ユーザ間の選択確率との積によって、スコアを算出する。ここで、アクセスしたか否かを示す情報としては、例えば、アクセスした場合に「1」、そうでない場合に「0」を割り当てることができる。この場合、例えば、オブジェクトγのスコアを「100」とすると、「α:β:γ=0.3×1:0.328×1:0.346×1」の関係からスコアを比例配分させることで、オブジェクトαのスコアは「87」となり、オブジェクトβのスコアは「95」となる。
なお、他の例として、例えば、オブジェクトγが、ユーザA、ユーザBのそれぞれの履歴にも含まれている場合には、オブジェクトγのスコアは、オブジェクトγのスコアを「100」とすると、「α:β:γ=0.3×1:0.328×1:0.346×1+0.328×1+0.3×1」の関係からスコアを比例配分させることで、オブジェクトαのスコアは「31」となり、オブジェクトβのスコアは「34」となる。
図1に示した検索処理装置1の動作について図6ないし図9を参照(適宜図1参照)して説明する。図6は、検索処理装置の事前動作を示すフローチャートであり、図7は、図6に示した直接関係情報作成処理を示すフローチャートであり、図8は、図6に示した相対関係情報作成処理を示すフローチャートである。また、図9は、検索処理装置の検索処理を示すフローチャートである。
図6に示すように、操作者の操作に基づいて、検索処理装置1は、入力手段10によって、対象とする全ユーザの履歴データを入力する(ステップS1)。そして、検索処理装置1は、直接関係情報作成手段52によって、直接関係情報作成処理を実行する(ステップS2:直接関係情報作成ステップ)。例えば、第1処理対象をオブジェクトとする場合に、オブジェクトを介したユーザ間の直接関係情報を作成する。続いて、検索処理装置1は、相対関係情報作成手段62によって、相対関係情報作成処理を実行する(ステップS3:相対関係情報作成ステップ)。例えば、第1処理対象をオブジェクトとする場合に、オブジェクトを介してユーザ間の相対関係情報を作成する。
図7に示すように、直接関係情報作成処理において、検索処理装置1は、時間重み情報抽出手段521によって、前記した式(1)または式(2)に基づいて、時間重み情報を抽出する(ステップS21:時間重み情報抽出ステップ)。そして、検索処理装置1は、選択確率算出手段522によって、前記した式(3)または式(4)に基づいて、選択確率を算出する(ステップS22:選択確率算出ステップ)。そして、検索処理装置1は、直接関係情報算出手段523によって、前記した式(3)または式(4)に示す演算を全第1処理対象に亘って行うことで直接関係情報を算出する(ステップS23:直接関係情報生成ステップ)。この算出された直接関係情報は記憶手段30に格納される。
図8に示すように、相対関係情報作成処理において、検索処理装置1は、直接遷移確率行列生成手段621によって、前記した式(5)に基づいて、直接遷移確率行列を生成する(ステップS31:直接遷移確率行列生成ステップ)。そして、検索処理装置1は、正規化行列生成手段622によって、前記した式(6)に基づいて、正規化行列を生成する(ステップS32:正規化行列生成ステップ)。そして、検索処理装置1は、重み算出手段623によって、ステップS32で生成した正規化行列から重みを算出する(ステップS33:重み算出ステップ)。この算出された重みは記憶手段30に格納される。そして、検索処理装置1は、相対関係情報算出手段624によって、ステップS32で生成した正規化行列から前記した式(7)に基づいて、相対関係情報を算出する(ステップS34:相対関係情報算出ステップ)。この算出された相対関係情報は記憶手段30に格納される。
この適用例1において、第1に、検索処理装置1は、ユーザからの入力として、クエリおよび該当ユーザのIDを受け付けるものとする。
ここで、該当ユーザのIDが記憶手段30にある場合には、検索処理装置1は、該当ユーザに対して、クエリに該当するオブジェクトのスコアリング結果を出力する。一方、該当ユーザのIDが記憶手段30に無い場合には、検索処理装置1は、オブジェクトの重みwkを用いてスコアリングした結果を出力することとする。
この場合には、検索処理装置1は、入力されたユーザIDをキーとして相対関係が高い(相対関係情報における選択確率値の高い)ユーザを発見し、そのユーザの履歴を用いてオブジェクトのスコアリングを行い、スコアリング結果を出力する。なお、受け付けた該当ユーザのIDが記憶手段30に無い場合には、オブジェクトの重みwkを用いてスコアリングした結果を出力する。
また、検索処理装置1は、ユーザからの入力として、オブジェクトIDを受け付けることも可能である。受け付けた該当オブジェクトIDが記憶手段30にある場合には、検索処理装置1は、該当オブジェクトによってスコアリングされたオブジェクトのリストを出力する。
さらに、検索処理装置1は、ユーザからの入力として、クエリおよびオブジェクトIDを受け付けることも可能である。受け付けた該当オブジェクトIDが記憶手段30にある場合には、該当オブジェクトによってスコアリングされたオブジェクトのリストはクエリに該当し、かつ、該当オブジェクト毎にスコアリングされたオブジェクトのリストとなる。
この適用例2において、第1に、検索処理装置1は、ユーザからの入力として、該当ユーザのIDを受け付けるものとする。ここで、該当ユーザのIDが記憶手段30にある場合には、検索処理装置1は、ユーザ毎にスコアリングされたユーザのリストを出力する。一方、該当ユーザのIDが記憶手段30に無い場合、ユーザの重みvkを用いてスコアリングした結果を出力する。この適用例2は、広告配信やマーケティングにおいても適用可能である。
また、本実施形態では、直接関係情報作成処理(S2)と相対関係情報作成処理(S3)とを繰り返すベストモードで説明したが、繰り返すことは必須ではない。また、本実施形態では、直接関係情報作成処理(S2)に続いて相対関係情報作成処理(S3)を実行するものとして説明したが、相対関係情報作成処理(S3)をスキップしてもよい。これらの簡易な処理によって、計算コストを低減できる。
10 入力手段
20 出力手段
30 記憶手段
31 履歴データ
32 時間重み情報
33 直接関係情報(関係情報)
34 相対関係情報(関係情報)
35 重みデータ
40 制御手段
50 履歴データ処理手段
51 データ管理手段
52 直接関係情報作成手段(関係情報作成手段)
521 時間重み情報抽出手段
522 選択確率算出手段
523 直接関係情報算出手段
60 スコアリング処理手段
61 データ管理手段
62 相対関係情報作成手段(関係情報作成手段)
621 直接遷移確率行列生成手段
622 正規化行列生成手段
623 重み算出手段
624 相対関係情報算出手段
63 関係情報更新手段
64 相対関係抽出手段(関係抽出手段)
65 スコア算出手段
66 スコアリスト作成手段
M 入力装置
D 出力装置
Claims (9)
- 対象とする複数のユーザが対象とする1以上のデジタル化されたオブジェクトにアクセスした履歴を示すユーザごとの全履歴データを利用して、前記ユーザと前記オブジェクトのうちの一方をリコメンドに関する第1処理対象としたときに他方を第2処理対象として前記第1処理対象に対して最適候補の第2処理対象を検索する検索処理方法であって、
関係情報作成手段によって、前記全履歴データから前記第1処理対象と前記第2処理対象とのアクセス時間に関する重みに基づいて前記第1処理対象間のすべての直接関係を示す関係情報を作成する関係情報作成ステップと、
データ管理手段によって、第1処理対象を特定するユーザの履歴に関する履歴関係情報を入力する入力ステップと、
関係抽出手段によって、前記作成された関係情報から、前記入力された履歴関係情報で特定される第1処理対象と、当該第1処理対象を除く他の第1処理対象との間のそれぞれの関係を抽出する関係抽出ステップと、
スコア算出手段によって、前記それぞれの他の第1処理対象の履歴データに含まれる第2処理対象に対して、前記それぞれ抽出された関係を数値化したスコアを算出するスコア算出ステップと、
スコアリスト作成手段によって、前記スコアが算出された第2処理対象を前記スコアで順位付けしたリストであるスコアリストを作成するスコアリスト作成ステップと、
データ管理手段によって、前記作成されたスコアリストを出力する出力ステップとを含むことを特徴とする検索処理方法。 - 前記関係情報作成ステップは、前記関係情報として、
前記第1処理対象間のすべての直接関係を示す直接関係情報を作成する直接関係情報作成ステップと、
前記全履歴データと前記直接関係情報とを利用して、前記第1処理対象間の直接関係および間接関係を合わせた関係を示す相対関係情報を作成する相対関係情報作成ステップと、
所定の終了条件が成立するまで、前記直接関係情報作成ステップと前記相対関係情報作成ステップとの一連の処理において、前記第1処理対象としてユーザとオブジェクトとを交互に切り替えて、前記直接関係情報および前記相対関係情報を更新する関係情報更新ステップとを有し、
前記関係抽出ステップは、前記関係情報として、前記更新された相対関係情報から、前記入力された履歴関係情報で特定される第1処理対象と、当該第1処理対象を除く他の第1処理対象との間のそれぞれの関係を抽出することを特徴とする請求項1に記載の検索処理方法。 - 前記直接関係情報作成ステップは、
前記全履歴データから前記第2処理対象を固定したときの所定の2つの第1処理対象間において、前記第2処理対象に関するアクセス時間に関する重みを示す時間重み情報を抽出する時間重み情報抽出ステップと、
前記抽出された時間重み情報に、前記第2処理対象の所定の重みを乗じて前記第2処理対象についてとった和を、前記第2処理対象について正規化することで得られる選択確率を前記所定の2つの第1処理対象間の直接関係として算出する選択確率算出ステップと、
前記選択確率を前記第1処理対象に亘って算出することで、前記直接関係情報を生成する直接関係情報生成ステップとを有することを特徴とする請求項2に記載の検索処理方法。 - 前記相対関係情報作成ステップは、
前記第1処理対象間の直接関係を数値化した確率値の所定の第1処理対象ごとの和が所定のしきい値より大きいか否かを判別し、前記和が前記しきい値より大きい場合に当該確率値を要素とすると共に、前記和が前記しきい値以下の場合に全第1処理対象数で正規化した確率値を要素とする正方行列を、全第1処理対象間の直接遷移確率を示す直接遷移確率行列として生成する直接遷移確率行列生成ステップと、
前記直接遷移確率行列と、前記全第1処理対象数で正規化した確率値を要素とする正方行列とを凸結合により正規化した正規化行列を生成する正規化行列生成ステップと、
前記正規化行列を予め定められた第1処理対象間媒介変数を指数としてべき乗した結果についての前記第1処理対象間媒介変数に関する和を、前記相対関係情報として算出する相対関係情報算出ステップとを有することを特徴とする請求項3に記載の検索処理方法。 - 前記相対関係情報作成ステップは、
前記正規化行列の最大固有値に対応する固有ベクトルのうち前記それぞれの第1処理対象に対応する値を、前記それぞれの第1処理対象に対する重みとして算出する重み算出ステップをさらに有し、
前記選択確率算出ステップは、
前記関係情報更新ステップでユーザとオブジェクトとが切り替えられた第1処理対象について前記時間重み情報抽出ステップで抽出された時間重み情報に、前記関係情報更新ステップでユーザとオブジェクトとが切り替えられる前に前記重み算出ステップで算出された第1処理対象に対する重みを乗じることで、前記切り替えられる前の第1処理対象間の直接関係として前記選択確率を算出することを特徴とする請求項4に記載の検索処理方法。 - 前記第1処理対象はユーザであって、
前記関係抽出ステップは、
前記入力された履歴関係情報で特定されるユーザに対して前記重み算出ステップで算出された重みを、前記特定されるユーザと他のユーザとの関係として抽出し、
前記スコア算出ステップは、
前記特定されるユーザに対して抽出された重みが所定の基準値より大きいか否かを判別し、前記重みが前記基準値より小さい場合に前記相対関係情報に基づいて該当するそれぞれのオブジェクトに対してスコアを算出し、前記重みが前記基準値以上である場合に、未アクセスであるオブジェクトに対してスコアを算出することを特徴とする請求項5に記載の検索処理方法。 - 請求項1ないし請求項6のいずれか一項に記載の検索処理方法をコンピュータに実行させることを特徴とする検索処理プログラム。
- 請求項7に記載の検索処理プログラムが記録されたことを特徴とするコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
- 対象とする複数のユーザが対象とする1以上のデジタル化されたオブジェクトにアクセスした履歴を示すユーザごとの全履歴データを利用して、前記ユーザと前記オブジェクトのうちの一方をリコメンドに関する第1処理対象としたときに他方を第2処理対象として前記第1処理対象に対して最適候補の第2処理対象を検索する検索処理装置であって、
前記全履歴データから前記第1処理対象と前記第2処理対象とのアクセス時間に関する重みに基づいて前記第1処理対象間のすべての直接関係を示す関係情報を作成する関係情報作成手段と、
第1処理対象を特定するユーザの履歴に関する履歴関係情報を入力する入力手段と、
前記作成された関係情報から、前記入力された履歴関係情報で特定される第1処理対象と、当該第1処理対象を除く他の第1処理対象との間のそれぞれの関係を抽出する関係抽出手段と、
前記それぞれの他の第1処理対象の履歴データに含まれる第2処理対象に対して、前記それぞれ抽出された関係を数値化したスコアを算出するスコア算出手段と、
前記スコアが算出された第2処理対象を前記スコアで順位付けしたリストであるスコアリストを作成するスコアリスト作成手段と、
前記作成されたスコアリストを出力する出力手段とを備えることを特徴とする検索処理装置。
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JP2013517558A (ja) * | 2010-01-13 | 2013-05-16 | マイクロソフト コーポレーション | 関係性ベースの共有オンライン空間内参加者表現 |
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