JP2008301100A - Antenna equipment - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、携帯型情報端末装置に組み込まれるアンテナ装置に関する。 The present invention relates to an antenna device incorporated in a portable information terminal device.
近年、地上デジタル放送や、衛星デジタル放送などのテレビ放送を受信する装置は携帯型の装置が普及しており、それに伴い携帯型情報端末装置を用いてテレビ放送を受信する機会も多くなってきている。 In recent years, portable devices are widely used as devices for receiving digital broadcasting such as terrestrial digital broadcasting and satellite digital broadcasting, and accordingly, opportunities to receive television broadcasting using portable information terminal devices are increasing. Yes.
この種の携帯型情報端末装置では、テレビ放送等の放送波を受信するアンテナ装置が備えられている。従来の携帯型情報端末装置に備えられるアンテナ装置に関し、例えば、特許文献1には、携帯型の無線機に搭載可能な偏波切り替えアンテナ装置が開示されている。
ところで、携帯型情報端末装置は、衛星からの電波や地上波を直接受信することによって、テレビ番組の視聴や気象情報の取得といった各種のサービスを利用することができる。 By the way, the portable information terminal device can use various services such as watching TV programs and acquiring weather information by directly receiving radio waves from the satellite and ground waves.
しかし、受信場所によっては衛星からの電波や地上波を直接受信することができない、または受信が困難な場合がある。このような場合に対応して、衛星からの電波についてはギャップフィラーとよばれる再送信設備が配置され、再送信設備によって衛星からの電波を増幅して再放射しているが、携帯型情報端末装置は固定受信機と違って受信するときの位置や向きが変わり得るため、再放射の電波を受信できない、または受信が困難なこともある。 However, depending on the reception location, radio waves and terrestrial waves from satellites may not be received directly, or reception may be difficult. Corresponding to such a case, a re-transmission facility called a gap filler is arranged for the radio wave from the satellite, and the radio wave from the satellite is amplified and re-radiated by the re-transmission facility. Unlike a fixed receiver, the device may change its position and orientation when receiving, and may not be able to receive re-radiated radio waves or may be difficult to receive.
そのため、アンテナ装置はこのような場合でも、衛星からの電波や地上波を受信できて携帯型情報端末装置による衛星からの電波や地上波の受信に適した構成を有することが望ましい。 Therefore, even in such a case, it is desirable that the antenna device has a configuration that can receive radio waves and terrestrial waves from the satellite and is suitable for reception of radio waves and terrestrial waves from the satellite by the portable information terminal device.
そこで、本発明は上記課題を解決するためになされたもので、携帯型情報端末装置による衛星からの電波や地上波の受信に適したアンテナ装置を提供することを目的とする。 Accordingly, the present invention has been made to solve the above-described problems, and an object of the present invention is to provide an antenna device suitable for receiving radio waves and terrestrial waves from a satellite by a portable information terminal device.
上記課題を解決するため、本発明は、逆Fアンテナで構成される複数の内蔵アンテナと、その複数の内蔵アンテナを実装し、かつその複数の内蔵アンテナと同一周波数で作動する外付けアンテナの装着部を複数備えたアンテナ実装基板と、そのアンテナ実装基板の各装着部に外付けアンテナを装着したときに複数の内蔵アンテナの給電を切断する給電切断手段とを有し、複数の内蔵アンテナは、その少なくとも一部が各装着部に装着した外付けアンテナと直交するようにしてアンテナ実装基板に実装されているアンテナ装置を特徴とする。 In order to solve the above-described problems, the present invention provides a plurality of built-in antennas composed of inverted F antennas, and mounting of external antennas that mount the plurality of built-in antennas and operate at the same frequency as the plurality of built-in antennas. An antenna mounting board having a plurality of parts, and a power supply cutting means for cutting off the power supply of the plurality of built-in antennas when an external antenna is mounted on each mounting part of the antenna mounting board. The antenna device is mounted on the antenna mounting substrate so that at least a part thereof is orthogonal to the external antenna mounted on each mounting portion.
以上詳述したように、本発明によれば、携帯型情報端末装置による衛星からの電波や地上波の受信に適したアンテナ装置が得られる。 As described above in detail, according to the present invention, an antenna device suitable for receiving radio waves from the satellite and ground waves by the portable information terminal device can be obtained.
以下、本発明の実施の形態について説明する。なお、同一要素には同一符号を用い、重複する説明は省略する。 Embodiments of the present invention will be described below. In addition, the same code | symbol is used for the same element and the overlapping description is abbreviate | omitted.
図1は本発明の実施の形態に係る携帯型情報端末装置1の液晶表示部3が水平面(地面)に直交するように起立させた状態の正面側からみた斜視図、図2は携帯型情報端末装置1の背面側からみた蓋部開放状態の斜視図である。
FIG. 1 is a perspective view seen from the front side in a state where the liquid
携帯型情報端末装置1は筺体2を有し、この筺体2の正面側に映像を表示する液晶表示部3と操作部4が備えられ、筺体2内における液晶表示部3の背面側にアンテナ装置10が収容されている。
The portable
この携帯型情報端末装置1は操作部4を用いた操作入力にしたがいアンテナ装置10によって移動体受信機向けテレビ放送を受信し、受信した放送波から得られる映像データを用いて液晶表示部3に映像を表示するテレビ放送受信装置としての機能を有している。
The portable
筺体2は所定の高さ、幅および奥行きを備えた本体部2aと、本体部2aに対して裏面側から開閉する蓋部2bとを有し、高さおよび幅に比べて奥行きの小さい薄型で携帯可能な大きさを有している。
The
蓋部2bは2つの孔部2cを有している。各孔部2cは蓋部2bを閉鎖したときに、それぞれが後述する装着部17に対応する位置に形成され、蓋部2bの閉鎖状態で後述する外付けアンテナ16の着脱が行えるように形成されている。
The
また、筺体2には、アンテナ装置10とともに、CPU,ROM、RAM等を備えた信号処理ユニット30と、信号処理ユニット30に電力を供給するバッテリー40が収容されている。
In addition to the
次に、アンテナ装置10について、主に図3から図5を参照して説明する。図3はアンテナ装置10の構成を模式的に示した斜視図、図4はアンテナ装置10と信号処理ユニット30の構成を模式的に示した斜視図、図5はアンテナ装置10から回路基板12、GND接続部13を除いた構成を模式的に示した斜視図である。
Next, the
アンテナ装置10はアンテナ実装基板11と、回路基板12と、GND接続部13と、コネクタ14とを有している。また、アンテナ装置10は内蔵アンテナ15、外付けアンテナ16、装着部17、給電部18、給電切断部19および接続部20を2つずつ有している。
The
アンテナ実装基板11はコネクタ14によって回路基板12に接続され、その回路基板12に接続されていない表側に内蔵アンテナ15と、装着部17および無線処理モジュール51(図3から図5には図示せず)が実装され、その他給電部18と、給電切断部19および接続部20が組み込まれている。
The
また、アンテナ実装基板11は筺体2の幅方向に伸縮自在の構成を有し、動作周波数が携帯型情報端末装置1のような移動体受信機を対象とする移動体受信機向け地上デジタル放送(1セグメント放送、ワンセグともいう)の周波数帯域に設定された伸縮式ロッドアンテナ50が実装されている。なお、図1,2はロッドアンテナ50を最も縮めた状態を示し、図3から図5では図示の都合上、ロッドアンテナ50の図示を省略している。
Further, the
回路基板12にはアンテナ実装基板11とともに、CPU,ROM、RAM等を備えた信号処理ユニット30が実装されている。GND接続部13はアンテナ実装基板11と回路基板12のそれぞれのGND端子を接続して、それぞれのGND端子の共通化を図っている。コネクタ14はアンテナ実装基板11と回路基板12を接続している。
A
内蔵アンテナ15はアンテナ実装基板11に2つ実装され、いずれも同じ逆Fアンテナで構成されている。各内蔵アンテナ15は図6(a)に示すように、短絡部15aおよび給電部15bを有し、給電部15bから伸びる本体部15cを有している。
Two built-in
各内蔵アンテナ15は図7に詳しく示すように、本体部15cが外付けアンテナ16と直交し、かつ近接するようにして、アンテナ実装基板11に実装されている。そして、給電部15bが接続部20に接続され、短絡部15aはアンテナ実装基板11の図示しないGND端子に接続されている。
As shown in detail in FIG. 7, each
外付けアンテナ16は各装着部17に装着され、いずれもモノポールアンテナで構成されている。外付けアンテナ16は内蔵アンテナ15と同じ動作周波数で作動するように構成されている。
The
本実施の形態では、内蔵アンテナ15と外付けアンテナ16の双方の動作周波数は移動体受信機を対象とする移動体受信機向け衛星放送(本実施の形態では、モバイル放送ともいう)の周波数帯域(2630MHz〜2655MHz)に設定されている。
In the present embodiment, the operating frequencies of both the
外付けアンテナ16は図6(b)に示すように、給電部16aと、給電部16aと直交する方向に伸びる本体部16bとを有している。また、外付けアンテナ16は各装着部17に着脱することが可能で、給電部16aを各装着部17に装着したときに図3〜図5に示すように、本体部16bが筺体2の高さ方向に伸びる。
As shown in FIG. 6B, the
そのため、携帯型情報端末装置1を図1に示すようにして、液晶表示部3が水平面に直交するようにして起立させると本体部16bが垂直方向に伸び、垂直偏波が主偏波となっている。なお、外付けアンテナ16を各装着部17に装着した状態が図3から図5に示した状態、各装着部17から取り外した状態が図1、2に示した状態である。
Therefore, when the portable
装着部17は外付けアンテナ16の給電部16aに対応し、内側に穴部を備えた突起状に形成されている。装着部17は穴部に給電部16aを差し込む等して外付けアンテナ16を装着でき、その装着された外付けアンテナ16が後述する給電ライン21に接続されるようになっている。
The
また、装着部17は給電部18と給電切断部19とに接続され、給電部18から給電切断部19につながる給電ライン21の中間に配置されている。
The
給電部18は回路基板12上に実装されている信号処理ユニット30に接続されている。そのため、外付けアンテナ16と信号処理ユニット30とにおける信号の伝送が給電部18、給電ライン21および装着部17を通じて行われ、内蔵アンテナ15と信号処理ユニット30とにおける信号の伝送が給電部18、給電ライン21、給電切断部19および接続部20を通じて行われる。
The
給電切断部19は給電ライン21を通じて装着部17に接続されるとともに、接続ライン22を通じて接続部20に接続されている。また、図3から図5に示すように給電切断部19は装着部17に外付けアンテナ16が装着されたときに開放して、内蔵アンテナ15の給電を機械的に切断するスイッチを有している。接続部20は接続ライン22と内蔵アンテナ15の給電部15bに接続されている。
The power
そして、2つの装着部17と2つの内蔵アンテナ15はアンテナ実装基板11の左側から順に、装着部17、内蔵アンテナ15、装着部17、内蔵アンテナ15の順に並べられていて、2つの外付けアンテナ16を各装着部17にそれぞれ装着したときに、2つの外付けアンテナ16と2つの内蔵アンテナ15が交互に配置されるようになっている。
The two mounting
アンテナ装置10では、これら2つの内蔵アンテナ15または2つの外付けアンテナ16のいずれを用いる場合も、ダイバーシティ構成でモバイル放送を受信することができる。
The
また、伸縮式ロッドアンテナ50は動作周波数が地上デジタル放送の周波数帯域に設定されているため、アンテナ装置10は、伸縮式ロッドアンテナ50を用いて1セグメント放送を受信することもできる。伸縮式ロッドアンテナ50は方向を任意に選択できる稼動部を有するため、電波状態に合わせて最適な状態を選択することができる。
Further, since the operating frequency of the
以上のような構成を有するアンテナ装置10は、次のような特徴を備えている。すなわち、1)外付けアンテナ16を装着部17に装着したときに給電切断部19が開放して内蔵アンテナ15の給電を切断する点、2)内蔵アンテナ15が逆Fアンテナで構成されている点、3)内蔵アンテナ15と外付けアンテナ16の動作周波数が同一である点の以上3点である。
The
ところで、携帯型情報端末装置1によってモバイル放送の番組を視聴する場合、衛星から放射される電波とギャップフィラーとよばれる再送信設備により再放射した電波を受信できる地域(主に大都市圏)に携帯型情報端末装置1が置かれる場合と、携帯型情報端末装置1が再放射の電波を受信できない地域に置かれる場合とがある。また、前者の地域でも、受信するときの携帯型情報端末装置1の向きよっては再放射の電波の受信が困難になることもある。
By the way, when viewing a mobile broadcast program by the portable
本実施に形態に係るアンテナ装置10はモバイル放送を受信する場合において再放射の電波を受信できる場合は内蔵アンテナ15だけを用い、再放射の電波を受信できない、受信が困難な場合は外付けアンテナ16を装着部17に装着して、内蔵アンテナ15の代わりに外付けアンテナ16を用いて電波を受信するようにしている。
The
しかし、外付けアンテナ16を装着すると、外付けアンテナ16が筺体2から突出して携帯型情報端末装置1を携帯する際に邪魔になるため、外付けアンテナ16は着脱可能とし、必要なときにだけ装着できるようにしている。
However, when the
一方、内蔵アンテナ15はアンテナ装置10に実装され、着脱することができないため、外付けアンテナ16を装着部17に装着してアンテナの切り替えを行ったときに、次のようにして内蔵アンテナ15をモバイル放送の受信に活用するようにしている。
On the other hand, since the built-in
前述のとおり、アンテナ装置10では、外付けアンテナ16を装着部17に装着すると、給電切断部19が開放して内蔵アンテナ15の給電が切断されるようになっている。この場合、給電部18が装着部17を通じて外付けアンテナ16に接続されるため、外付けアンテナ16の給電が行われるようになるが、内蔵アンテナ15は給電の切断に伴い、給電部15bが解放状態となる。また、1つの外付けアンテナ16の給電が行われているときはもう一方は50Ω終端としている。外付けアンテナ16は左右で同じ形状である。
As described above, in the
一般に逆Fアンテナは給電点の近くで接地されるため、例えば内蔵アンテナ15の場合は、図7に示すように、給電部15bが解放状態となった場合において、本体部15cから短絡部15aにつながる部分の線状素子部aが外付けアンテナ16に影響を与え、本体部15cから給電部15bにつながる部分の線状素子部bが所望周波数の1/4波長の無給電素子として作動する。
In general, since the inverted F antenna is grounded near the feeding point, for example, in the case of the built-in
すると、外付けアンテナ16で誘起された高周波電流が無給電素子として作動する内蔵アンテナ15に流れ、その結果、電流分布に変化が生じる。したがって、アンテナ装置10は電流分布で決定される放射パターンに変化が生じることとなる。
Then, the high frequency current induced by the
一方、外付けアンテナ16を装着部17に装着すると、本体部16bが筺体2の高さ方向に伸びる格好になり、この方向は携帯型情報端末装置1を液晶表示部3が水平面に直交するように起立させた状態において垂直方向に一致することから、外付けアンテナ16は垂直偏波を主偏波としている。
On the other hand, when the
そして、この外付けアンテナ16の本体部16bと直交するようにして内蔵アンテナ15が実装されているため、前述のように外付けアンテナ16の装着に連動して内蔵アンテナ15の一部が無給電素子として作動することによって、水平偏波成分が生じ、アンテナ装置10における偏波比が変わる。
Since the built-in
これは、内蔵アンテナ15が逆Fアンテナで構成されていることに起因している。つまり、アンテナ装置10では、内蔵アンテナ15が逆Fアンテナで構成されているので、内蔵アンテナ15が逆Lアンテナで構成されている場合と異なり、線状素子部bが無給電素子として作動することで電流の強度差に変化が生じるからである。
This is because the built-in
そして、このようなアンテナ装置10の正面(前面)の放射パターン、および背面(後面)の放射パターンは図8に示すようになっている。図8において、点線は内蔵アンテナが逆Lアンテナで構成されている場合の放射パターンP、実線は逆Fアンテナで構成される内蔵アンテナ15の場合の放射パターンQを示している。
And the radiation pattern of the front surface (front surface) and the back surface (rear surface) of such an
内蔵アンテナ15が実装されていない場合、すなわち、外付けアンテナ16だけの場合の放射パターンRは内蔵アンテナが逆Lアンテナで構成されている場合の放射パターンPとほぼ一致しており、双方の場合の放射パターンはよく一致している(図示の都合上、図8では、放射パターンPと放射パターンRは重ねて表示している)
When the built-in
したがって、逆Lアンテナで構成されている内蔵アンテナを実装したときは、外付けアンテナ16の装着に伴いその内蔵アンテナの給電を切断したとしても、放射パターンはほとんど変化がないから、内蔵アンテナと外付けアンテナ16の双方の混成による放射パターンの変化が期待できないということになる。
Therefore, when a built-in antenna composed of an inverted L antenna is mounted, even if the power supply to the built-in antenna is cut off when the
つまり、内蔵アンテナが内蔵アンテナ15とは違って逆Lアンテナで構成されているとした場合、その内蔵アンテナは無給電素子として何ら作動していないということを意味している。
In other words, when the built-in antenna is composed of an inverted L antenna unlike the built-in
一方、逆Fアンテナで構成される内蔵アンテナ15の場合は放射パターンに変化が見られる。図8の左側は携帯型情報端末装置1の正面側の放射パターンを示しているが、内蔵アンテナ15が逆Fアンテナで構成されていることによって、放射パターンの落ち込みが改善されている(図8の点線の丸で示した部分)。
On the other hand, in the case of the built-in
図8から明らかなとおり、携帯型情報端末装置10では、内蔵アンテナ15が逆Fアンテナで構成されていることによって、正面方向(図8の左側)の放射パターンが平坦化され、指向性が改善されている、とみることができる。
As is clear from FIG. 8, in the portable
前述のとおり、携帯型情報端末装置1はモバイル放送を受信して、そのテレビ放送の番組を視聴できるのであり、固定受信機と違ってテレビ放送を受信するときの位置や向きが固定されないためアンテナの無指向性が重要であるが、とりわけ、正面側に液晶表示部3が備えられているので、正面方向(図左側)の放射パターンの平坦化が重要である。
As described above, the portable
また、外付けアンテナ16は再放射の電波を受信できない、または受信が困難な場合は装着するから、外付けアンテナ16を装着したときに正面方向の放射パターンが平坦されることは、アンテナ装置10が携帯型情報端末装置1による衛星からの電波の受信に適している、とみることができる。
In addition, since the
なお、図8の右側は携帯型情報端末装置1の背面側の放射パターンを示している。図示のとおり、背面側では、放射パターンの形状は変化せずに、全体の利得が減少している。これは、アンテナの効率としては変化していないため、正面方向の放射パターンが平坦化された分、背面方向の利得が減少していることを示している。
Note that the right side of FIG. 8 shows a radiation pattern on the back side of the portable
また、図9(a),(b)はそれぞれ水平偏波成分、垂直偏波成分の放射パターンを示している。図より逆Fアンテナで構成される内蔵アンテナ15については、内蔵アンテナが逆Lアンテナで構成されている場合に比べて水平偏波成分が増加し、落ちこみが改善され、NULL点が解消されている様子(図9の点線の丸で示した部分)が見出せる。
9A and 9B show the radiation patterns of the horizontal polarization component and the vertical polarization component, respectively. As shown in the figure, the built-in
前述のとおり、内蔵アンテナが逆Lアンテナの場合と内蔵アンテナがない場合とは、放射パターンに大きな変化がなく、逆Lアンテナでは無給電素子としての動作が期待できないので、水平偏波成分の増加は逆Fアンテナで構成される内蔵アンテナ15を実装し、その内蔵アンテナ15を無給電素子として作動させることによって生じている、とみることができる。
As described above, when the built-in antenna is an inverted L antenna and when there is no built-in antenna, there is no significant change in the radiation pattern, and an operation as a parasitic element cannot be expected with the inverted L antenna. Can be considered to be caused by mounting a built-in
このような垂直偏波成分に対する交差偏波成分としての水平偏波成分の増加は、受信位置や受信するときの向きが定まらない携帯型情報端末装置1では重要な項目である。
Such an increase in the horizontal polarization component as the cross polarization component with respect to the vertical polarization component is an important item in the portable
以上のように、アンテナ装置10は、外付けアンテナ16の装着部17への装着に伴い給電切断部19により内蔵アンテナ15の給電を切断して、逆Fアンテナで構成される内蔵アンテナ15を無給電素子として作動させることで、前述のような放射パターンの変形が可能となっている。
As described above, the
アンテナ装置10は、以上のような内蔵アンテナ15と外付けアンテナ16の相互作用により、外付けアンテナ16を装着したときに放射パターンを変形できるのであり、携帯型情報端末装置1による衛星からの電波や地上波の受信に適するように内蔵アンテナ15および外付けアンテナ16を組み合わせたものとなっている。
The
また、装着部17と内蔵アンテナ15とを交互に配置することによって、外付けアンテナ16を装着部17に装着したときに放射パターンの変形と共に外付けアンテナ16と内蔵アンテナ15の間隔を離すことができるようになるため、空間ダイバーシティ効果が高くなっている。
Further, by arranging the mounting
さらに、外付けアンテナ16を装着部17に装着したときに外付けアンテナ16と内蔵アンテナ15の一部が直交し、かつ近接するようにして内蔵アンテナ15が実装されているので、給電切断部19により内蔵アンテナ15の給電を切断したときに交差偏波成分(偏波比が1:1に近づく)が増加するようになっている。
Further, when the
そして、さらに、アンテナ装置10は、アンテナ実装基板11と、回路基板12が別基板で構成され、これらのGND端子をGND接続部13によって接続して、両者のGND接続を強化している。これにより、不要な共振や逆相電流等を抑圧することができ、内蔵アンテナ15および外付けアンテナ16ともに放射効率を改善できるようになっている。
Further, in the
なお、GND接地点を有するアンテナは逆Fアンテナの他に、例えば折り返しモノポールアンテナがある。この折り返しモノポールアンテナのエレメント全長は1/2波長となるが、所望周波数で作動するにはエレメント長は1/4波長である必要がある。そのため、給電点が解放状態となった場合でも、所望周波数での動作はしない。 In addition to the inverted F antenna, an antenna having a GND ground point is, for example, a folded monopole antenna. The total element length of the folded monopole antenna is ½ wavelength, but the element length needs to be ¼ wavelength in order to operate at a desired frequency. For this reason, even when the feed point is released, the operation at the desired frequency is not performed.
以上説明した携帯型情報端末装置1はアンテナ実装基板11に内蔵アンテナ15や装着部17が実装されたアンテナ装置10を有していたが、携帯型情報端末装置1は図10に示すアンテナ装置60を有していてもよい。
Although the portable
アンテナ装置60はアンテナ実装基板11、回路基板12およびGND接続部13の代わりにアンテナ実装基板61を有する点でアンテナ装置10と相違し、他は同じ構成を有している。アンテナ実装基板61はアンテナ実装基板11と同様に内蔵アンテナ15と、装着部17および無線処理モジュール51(図10には図示せず)が実装され、その他給電部18と、給電切断部19および接続部20が組み込まれている。また、アンテナ実装基板61は信号処理ユニット30(図示せず)が実装されている。
The
このアンテナ装置60も、外付けアンテナ16を装着部17に装着したときに給電切断部19により内蔵アンテナ15の給電を切断して、内蔵アンテナ15を無給電素子として作動させるようにしているので放射パターンの変形が可能となっている。
The
また、外付けアンテナ16を装着部17に装着したときに放射パターンの変形と共に外付けアンテナ16と内蔵アンテナ15の間隔を離すことができるようになるため、空間ダイバーシティ効果が高く、内蔵アンテナ15の一部が直交するような配置で内蔵アンテナ15が実装されているので、交差偏波成分(偏波比が1:1に近づく)が増加するようになっている。
Further, when the
なお、以上の説明では、モノポールアンテナで構成された外付けアンテナ16を有する場合を例にとって説明しているが、外付けアンテナはヘリカルアンテナにしてもよい。
In the above description, the case of having the
以上の説明は、本発明の実施の形態についての説明であって、この発明の装置及び方法を限定するものではなく、様々な変形例を容易に実施することができる。又、各実施形態における構成要素、機能、特徴あるいは方法ステップを適宜組み合わせて構成される装置又は方法も本発明に含まれるものである。 The above description is the description of the embodiment of the present invention, and does not limit the apparatus and method of the present invention, and various modifications can be easily implemented. In addition, an apparatus or method configured by appropriately combining components, functions, features, or method steps in each embodiment is also included in the present invention.
1…携帯型情報端末装置、2…筺体、3…液晶表示部、10…アンテナ装置、11…アンテナ実装基板、12…回路基板、13…GNDコネクタ、14…接続部、15…内蔵アンテナ、16…外付けアンテナ、17…装着部、18…給電部、19…給電切断部、20…接続部
DESCRIPTION OF
Claims (9)
該複数の内蔵アンテナを実装し、かつ該複数の内蔵アンテナと同一周波数で作動する外付けアンテナの装着部を複数備えたアンテナ実装基板と、
該アンテナ実装基板の各前記装着部に前記外付けアンテナを装着したときに前記複数の内蔵アンテナの給電を切断する給電切断手段とを有し、
前記複数の内蔵アンテナは、その少なくとも一部が各前記装着部に装着した前記外付けアンテナと直交するようにして前記アンテナ実装基板に実装されていることを特徴とするアンテナ装置。 A plurality of built-in antennas composed of inverted F antennas;
An antenna mounting substrate on which the plurality of internal antennas are mounted and a plurality of external antenna mounting portions that operate at the same frequency as the internal antennas;
Power supply cutting means for cutting the power supply of the plurality of built-in antennas when the external antenna is mounted on each mounting portion of the antenna mounting substrate;
The antenna device, wherein the plurality of built-in antennas are mounted on the antenna mounting substrate so that at least a part thereof is orthogonal to the external antenna mounted on each mounting portion.
前記アンテナ実装基板と前記回路基板とを接続する接続手段とを更に有することを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項記載のアンテナ装置 A circuit board on which the antenna mounting board is mounted;
The antenna device according to any one of claims 1 to 3, further comprising connection means for connecting the antenna mounting board and the circuit board.
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JP (1) | JP2008301100A (en) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011015034A (en) * | 2009-06-30 | 2011-01-20 | Murata Mfg Co Ltd | Antenna structure |
-
2007
- 2007-05-30 JP JP2007143981A patent/JP2008301100A/en active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011015034A (en) * | 2009-06-30 | 2011-01-20 | Murata Mfg Co Ltd | Antenna structure |
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