JP2008298045A - 内燃機関システム - Google Patents

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森 長山
Masaharu Hatano
正治 秦野
Keiko Kushibiki
圭子 櫛引
Azuma So
東 宋
Hiroshi Akama
弘 赤間
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Abstract

【課題】別途の加熱手段を設置せずとも内燃機関用燃料を改質して内燃機関へと供給しうる内燃機関システムを提供する。
【解決手段】本発明の内燃機関システムは、内燃機関と、燃料貯留手段と、燃料改質手段とを有する。前記内燃機関は、燃料の燃焼により動力を発生する。前記燃料貯留手段は、前記内燃機関に供給する燃料を貯留する。前記燃料改質手段は、前記燃料貯留手段から前記燃料が供給される燃料極と、含酸素物質含有流体が供給される空気極と、前記燃料極と前記空気極とを分離する酸素イオン伝導体とを含む。そして、前記燃料改質手段は、前記燃料極に供給された前記燃料に含まれる炭化水素成分の少なくとも一部を部分酸化して、前記内燃機関に供給するための改質燃料を生成する。
【選択図】図1

Description

本発明は、内燃機関へ燃料を供給するための燃料供給装置に関する。詳細には、本発明は、燃料供給装置において、内燃機関の運転状況に応じて供給される燃料の特性を最適化するための改良に関する。
近年、地球環境に対する配慮から、自動車等の内燃機関の燃費を改善し、内燃機関からの排気をより一層浄化する(特に、二酸化炭素(CO)の排出量を低減させる)目的で種々の試みがなされている。
例えば、エンジンシステムにおいてリーンバーン化や直噴化などの工夫を施すことにより、エンジン中での燃焼効率をより一層向上させる技術が盛んに開発されている。
また、ガソリンエンジンでは、燃料であるガソリンのオクタン価を上昇させると(いわゆる、ハイオクガソリン)、高圧縮比でもノッキングを起こし難くなる。従って、大きい出力が必要とされる運転時(例えば、車両の始動時)には比較的オクタン価の高いガソリンをエンジンに供給することが好ましい。これに対し、ガソリンのオクタン価を低下させると、リーンバーン(希薄燃焼)状態でも均一な燃焼状態が維持されることから、それほど大きい出力を必要としない運転時(例えば、車両の定速運転時)には比較的オクタン価の低いガソリンをエンジンに供給することが好ましい。
一方、ディーゼルエンジンでは、燃料である軽油のセタン価を上昇させると、着火性が向上するという利点がある。特に着火性に劣る寒冷地用軽油について、セタン価の向上により着火性を向上させることは有利である。
これらの知見に基づき、従来、エンジンに供給される燃料について、そのオクタン価・セタン価を制御する技術が提案されている。例えば、エンジン中での燃料の燃焼性や燃費の改善などを目的とした技術として、燃料を超臨界状態として改質触媒と接触させることにより、重質成分を軽質成分に変換させる技術が提案されている(例えば、特許文献1を参照)。
特開2004−162586号公報
しかしながら、特許文献1に記載の技術によって内燃機関用燃料を改質するには、ヒータ等の加熱手段を別途設けて改質器を加熱する必要がある。このため、例えば車両に適用される場合には車内空間の減少、車両重量の増加という問題や、加熱のために別途エネルギを必要とするなどの問題があった。
そこで本発明は、別途の加熱手段を設置せずとも内燃機関用燃料を改質して内燃機関へと供給しうる内燃機関システムを提供することを目的とする。
本発明者らは、上述した課題を解決すべく鋭意研究を行った。その結果、従来広く知られている電源の1つである固体酸化物型燃料電池(SOFC)の構成を参考にして改質器を構成するという簡便な手段によって、燃料の効率的な改質が可能となることを見出し、本発明を完成させるに至った。なお、従来、SOFCの構成は周知であり、これに関連する非常に多数の技術が提案されている。しかしながら、内燃機関用燃料を改質するための改質手段としてこのSOFCの構成を利用した技術は皆無である。
本発明の内燃機関システムは、内燃機関と、燃料貯留手段と、燃料改質手段とを有する。前記内燃機関は、燃料の燃焼により動力を発生する。前記燃料貯留手段は、前記内燃機関に供給する燃料を貯留する。前記燃料改質手段は、前記燃料貯留手段から前記燃料が供給される燃料極と、含酸素物質含有流体が供給される空気極と、前記燃料極と前記空気極とを分離する酸素イオン伝導体とを含む。そして、前記燃料改質手段は、前記燃料極に供給された前記燃料に含まれる炭化水素成分の少なくとも一部を部分酸化して、前記内燃機関に供給するための改質燃料を生成する。
なお、従来、内燃機関から排出される排気ガスのNO濃度を検出する検出手段に、酸素イオン伝導体を用いた酸素ポンプを配置する技術が提案されている(例えば、特開2001−32745号公報を参照)。ただし、この技術は、炭化水素(HC)濃度検出手段なしでも排気ガスのHC濃度増大量を推定可能とすることを目的としたものであり、酸素イオン伝導体を燃料の改質に利用する本願とは構成が異なる。
また、従来、酸素イオン伝導体の固体電解質を用いた酸化還元反応器を利用して酸化還元反応を行う技術が提案されている(例えば、特開2004−154657号公報を参照)。ただし、この技術は化学合成や有害物質の除去に用いることを念頭に開発されたものであり、内燃機関に供給するための燃料の改質に利用する本願とは構成が異なる。
本発明の内燃機関システムによれば、別途の加熱手段を設置せずとも内燃機関用燃料を改質して内燃機関へと供給することが可能となる。
以下、図面を参照しつつ、内燃機関が火花点火式内燃機関の1つであるガソリンエンジンである形態を例に挙げて、本発明の実施形態を説明する。
(第1実施形態)
図1は、本発明の第1実施形態に係るガソリンエンジンシステム10を示す構成図である。図2は、図1に示す燃料改質器12の主要な構成要素である電極積層体40を示す斜視図である。
ガソリンエンジンシステム10は、ガソリンタンク11と、燃料改質器12と、ガソリンエンジン13とを有する。ガソリンタンク11は、ガソリンエンジン13に供給するガソリンを貯留する。燃料改質器12は、ガソリンエンジン13に供給するための改質ガソリンを生成する。ガソリンエンジン13は、燃料であるガソリンの燃焼により動力を発生する。
ガソリンエンジン13は、火花着火式内燃機関の1種であり、燃料であるガソリンと空気との混合気をシリンダ中に吸入し、この混合気をピストンで圧縮した後に、火花を発生させて点火し、燃焼・膨張させることによりピストンを往復運動させる内燃機関である。本実施形態において、ガソリンエンジン13には、ガソリンエンジン13からの排気ガスを燃料改質器12に供給するための排気管16、および、ガソリンエンジン13におけるノッキング強度を検出するためのノッキングセンサ31が設置されている。
燃料改質器12は、燃料改質器12は、ガソリンタンク11とガソリンエンジン13とを接続する燃料配管14の途上に設置されている。ガソリンタンクからのガソリンの供給を受けて、ガソリンに含まれる炭化水素成分の少なくとも一部を部分酸化し、ガソリンエンジン13に供給するための改質ガソリンを生成する。燃料改質器12の上流側の燃料配管14の途上には燃料用電動ポンプ15が設置されている。また、燃料改質器12には、燃料改質器12を加熱するためのヒータ32、および燃料改質器12の温度を検出するための温度計33が設置されている。
ガソリンエンジンシステム10は、ガソリンタンク11に接続され、燃料改質器12を経由せずにガソリンをガソリンエンジン13に供給するためのバイパス配管17をさらに有する。このバイパス配管17の途上にもバイパス用電動ポンプ18が設置されている。
ガソリンエンジンシステム10は、ガソリンエンジン13に供給されるガソリン中の部分酸化された炭化水素成分の割合を制御するコントローラ30をさらに有する。
燃料改質器12は、燃料極41/酸素イオン伝導体42/空気極43がこの順に積層されてなる単セル44が、集電体45を介して複数積層されてなる電極積層体40を主要な構成要素として有する。集電体45は、導電性材料から構成される。集電体45を構成する導電性材料としては、例えば、ニッケルめっきされたランタンマンガナイト(LaMnO)系酸化物が挙げられる。
集電体45の燃料極41側表面には、燃料極41に供給されるガソリンが流通するためのガソリン流路46が設けられている。一方、集電体45の空気極43側表面には、空気極43に供給される排気ガスが流通するためのガス流路47が設けられている。本実施形態においては、図2に示すように、ガソリン流路46の方向とガス流路47の方向とは直交している。かような構成とすることにより、ガス流路の断面積に対し酸素イオン伝導体の面積を最大化することができる。その結果、燃料改質器12を小型化することが可能となり、本実施形態のシステムが例えば車両搭載用のシステムである場合には、より広い車内空間が確保されうる。ただし、燃料極41にガソリンを供給するためのガソリン流路46、および空気極43に排気ガスを供給するためのガス流路47の形態は図2に示す形態のみには制限されない。例えば、ガソリン流路46とガス流路47とは平行に設けられていてもよい。また、図2に示すように、ガソリン流路46およびガス流路47はそれぞれ複数の流路を有することが、抵抗を低減するという観点からは好ましいが、かような形態にも制限されない。
空気極43は、供給された排気ガスに含まれる酸素(O)や一酸化窒素(NO)から酸素イオン(O2−)を生成させる機能を有する多孔質の層である。空気極43を構成する材料について特に制限はなく、供給された排気ガス中の酸素や一酸化窒素と接触して下記反応式1で表される酸素イオン生成反応を進行させうる材料であればよい。空気極43を構成する材料としては、例えば、ランタンマンガナイト(LaMnO)系酸化物が挙げられる。
Figure 2008298045
酸素イオン伝導体42は、空気極43に隣接し、酸素イオン(O2−)を選択的に伝導する機能を有する。酸素イオン伝導体42を構成する材料は特に制限されず、酸素イオンを選択的に伝導しうる材料であればよい。酸素イオン伝導体42を構成する材料としては、例えば、イットリア、スカンジア、ジルコニア、セリアなどの酸化物が挙げられ、なかでもイットリア安定化ジルコニア(YSZ)が好ましい。
燃料極41は、酸素イオン伝導体42を介して空気極43と対向する側に位置し、供給されたガソリンに含まれる炭化水素成分の少なくとも一部を部分酸化する機能を有する多孔質の層である。燃料極41を構成する材料について特に制限はなく、酸素イオン(O2−)の存在下で、供給されたガソリン中の炭化水素成分と接触して下記反応式2で表される部分酸化反応を進行させうる材料であればよい。燃料極41を構成する材料としては、例えば、Ni/YSZサーメットが挙げられる。
Figure 2008298045
本実施形態では、電極積層体40の最上層および最下層の集電体45は、外部回路50を介して互いに電気的に接続されている。具体的には、外部回路50は、電極積層体40の両端に電気的に接続された充放電回路51と、当該充放電回路51にさらに電気的に接続された、充放電可能な二次電池52とから構成されている。充放電回路51は、燃料改質器12を構成する電極積層体40を流れる電流を検出するための電流計として兼用される。二次電池52は、充放電可能であればその具体的な形態に特に制限されないが、例えば、電気自動車などにおいて用いられているリチウムイオン二次電池が用いられうる。
コントローラ30は、CPUやメモリを主体に構成され、電動ポンプ(15、18)、ノッキングセンサ31、温度計33、充放電回路51、ヒータ32に接続されている。コントローラ30は、システムの始動に従って、ノッキングセンサ31、温度計33、充放電回路51がそれぞれ検出したノッキング強度、温度、電流に応じて、これらを駆動制御する。
次に、本実施形態のガソリンエンジンシステム10の作用を説明する。
ガソリンエンジンシステム10が始動すると、コントローラ30は、電動ポンプ(15、18)の作動を制御して、図中実線矢印で示すように、燃料配管14およびバイパス配管17に、ガソリンタンク11に貯留されたガソリンを流通させる。燃料配管14を経たガソリンは、燃料改質器12の燃料極41に流入する。一方、バイパス配管17を経たガソリン(未改質ガソリン)は、ガソリンエンジン13に直接流入する。バイパス配管17を経てガソリンエンジン13に直接流入した未改質ガソリンは、燃料改質器12で生成する改質ガソリンとともに、ガソリンエンジン13において空気と混合されて混合気となり、圧縮・火花点火により燃焼する。これにより、ガソリンエンジン13は、動力を発生する。ガソリンエンジン13では、ガソリンの燃焼に伴って、排気ガスが生成する。生成した排気ガスは、排気管16を経て、燃料改質器12の空気極43に流入する。
燃料改質器12の空気極43に排気ガスが流入すると、排気ガスに含まれる分子状酸素は、上記反応式1に従って、酸素イオンを生成する。また、排気ガスに含まれる一酸化窒素も、上記反応式1に従って、同様に酸素イオンを生成する。また、一酸化窒素からは、分子状窒素も生成する。すなわち、本実施形態のガソリンエンジンシステム10において、燃料改質器12は、ガソリンエンジン13から排出される排気ガス中の一酸化窒素を窒素へと浄化する浄化手段としても機能する。このように、本実施形態のガソリンエンジンシステム10は、別途の排気ガス浄化手段を必要としないことから、システムの小型化が図られうる。さらに、排気ガスの温度は、通常、燃料改質器12の温度よりも高いことから、排気ガスを燃料改質器12の空気極43に供給することにより、燃料改質器12を加熱して、酸素イオン伝導体における酸素イオン伝導性を向上させるという利点もある。ただし、かような形態のみには制限されず、例えば、別途設置した電動ポンプを介して、空気を含酸素物質含有流体として空気極43に供給してもよい。
空気極43で生成した酸素イオンは、拡散により、酸素イオン伝導体42を介して空気極43と対向する燃料極41に移動する。燃料極41に移動した酸素イオンは、上記反応式2に従って、燃料極41に流入したガソリンに含まれる炭化水素成分と反応し、当該炭化水素成分を部分酸化する。これにより、改質ガソリンが生成する。生成した改質ガソリンは、燃料改質器12の下流側の燃料配管14を経て、ガソリンエンジン13に流入し、ガソリンエンジン13における動力発生のエネルギ源として機能する。
本実施形態の燃料改質器12においては、単セル44が集電体45を介して複数積層されて電極積層体40を構成している。このため、ある燃料極41での部分酸化反応により生成した電子(e)は、当該燃料極41に隣接する集電体45を介して、隣接する単セル44の空気極43へと移動する。そしてこの電子は、当該空気極43での酸素イオン生成反応(上記反応式1)に利用される。酸素イオン伝導体42では酸素イオン(O2−)が空気極43から燃料極42へと移動することから、電極積層体40全体では、電子および酸素イオンをキャリアとして、電極積層体40全体の燃料極41側から空気極43側に向かって電流が流れる。かような構成とすることにより、簡便な構成によって、燃料改質器12を流れる電流が大きくなりすぎるのを抑制することができ、配線等で生じる抵抗損失を減らすことができる。また、かような構成によれば、燃料改質器12での燃料の部分酸化に伴って発生する電気エネルギを、燃料改質器12から充放電回路51を経て二次電池52に至る方向(図1に示す実線矢印の方向)に流すことで二次電池52に充電することが可能となり、システムのエネルギ効率が向上しうる。なお、上述した部分酸化反応が進行するほど、充放電回路51に流れる電流は大きくなる。また、後述するように、燃料改質器12における反応を制御する目的で二次電池52に充電された電気エネルギを利用することも可能である。さらに、充放電回路51には、二次電池52に代えてまたはこれとともに、車両を駆動するためのモータが電気的に接続されていてもよい。かような形態によれば、燃料改質器12での改質に伴って生成した電力がモータの駆動に用いられ、効率的な動力発生が可能となる。また、改質に伴って生成した電力が、非動力用途の電力として用いられてもよい。
続いて、本実施形態のガソリンエンジンシステム10のコントローラ30による制御ルーチンについて、特にガソリンエンジン13の負荷が変化したときに、ガソリンエンジン13に供給されるガソリン(改質ガソリンと未改質ガソリンとの合計)中の部分酸化された炭化水素成分の割合が変化するように反応制御を行う制御ルーチンを説明する。
図3は、ガソリンエンジンシステム10の動作を示すフローチャートである。
まず、コントローラ30は、ガソリンエンジンシステム10が作動しているか否かを判断する(ステップS1)。システムが作動していない場合(ステップS1:NO)、本ルーチンは終了する。
システムが作動している場合(ステップS1:YES)、ノッキングセンサ31によりガソリンエンジン13におけるノッキング強度Iが検出される(ステップS2)。「ノッキング強度」とは、ガソリンエンジン13において単位時間に発生するノッキングの回数を意味する。ノッキングセンサ31によるノッキング強度Iの検出は反復して行われ、ノッキング強度Iが検出されるたびに、続けて検出されるノッキング強度の変化量ΔI(=I−In−1(n≧2))が算出される(ステップS3)。そして、算出された変化量ΔIが規定値(第1所定値)I1以下であるか否かが判断される(ステップS4)。規定値I1は負の値であり、ガソリンエンジン13の負荷が高負荷から低負荷に変化した場合(例えば、始動直後から定常運転への移行時など)に、ガソリンエンジン13への負荷の減少に伴ってオクタン価の低下を反映させるためのノッキング強度の変化量である。
ノッキング強度の変化量ΔIが規定値I1以下である(ΔI≦I1)場合(ステップS4:YES)、コントローラ30は、ガソリンエンジン13の負荷が高負荷から低負荷に変化したと判断し、電動ポンプ(15、18)の少なくとも一方を制御して、改質ガソリンの流量(Q1)と未改質ガソリンの流量(Q2)との流量比(R=Q1/Q2)をR1に増加させる(ステップS5)。流量比R1はノッキング強度の変化量ΔIによって予め設定される流量比であり、ガソリンエンジン13の負荷の減少に応じてエンジンでのリーンバーンを効率的に行わせるのに適した流量比である。R1は、変化量ΔIの大きさ(絶対値)の大小に応じて、例えば当該絶対値が大きい場合には、Rが比較的大きく変化するように設定されうる。
以上のような制御により、ガソリンエンジン13に供給されるガソリンに含まれる部分酸化された炭化水素成分の割合が増加し、供給されるガソリン全体としてのオクタン価が減少する。その結果、ガソリンエンジン13の低負荷状態にオクタン価の小さいガソリンがエンジンに供給され、エンジンでのリーンバーンが効率的に行われることとなる。
ノッキング強度の変化量ΔIが規定値I1より大きい(ΔI>I1)場合(ステップS4:NO)、ガソリンエンジン13の負荷が高負荷から低負荷には変化していないと判断され、続いて、変化量ΔIが規定値(第2所定値)I2以上であるか否かが判断される(ステップS6)。規定値I2は正の値であり、ガソリンエンジン13の負荷が低負荷から高負荷に変化した場合(例えば、システムの始動時など)に、ガソリンエンジン13への負荷の増加に伴って高圧縮比条件下におけるノッキングの発生回数が増加する可能性のあるノッキング強度の変化量である。
ノッキング強度の変化量ΔIが規定値I2未満である(ΔI<I2)場合(ステップS6:NO)、ガソリンエンジン13の負荷が低負荷から高負荷には変化していないと判断され、ステップS1に戻って本ルーチンが繰り返される。
ノッキング強度の変化量ΔIが規定値I2以上である(ΔI≧I2)場合(ステップS6:YES)、コントローラ30は、ガソリンエンジン13の負荷が低負荷から高負荷に変化したと判断し、電動ポンプ(15、18)の少なくとも一方を制御して、改質ガソリンの流量(Q1)と未改質ガソリンの流量(Q2)との流量比(R=Q1/Q2)をR2に減少させる(ステップS7)。流量比R2はノッキング強度の変化量ΔIによって予め設定される流量比であり、ガソリンエンジン13の負荷の増加に応じてエンジンでのノッキングの発生を効果的に抑制しうる流量比である。R2は、変化量ΔIの大きさ(絶対値)の大小に応じて、例えば当該絶対値が大きい場合には、Rが比較的大きく変化するように設定されうる。
以上のような制御により、ガソリンエンジン13に供給されるガソリンに含まれる部分酸化された炭化水素成分の割合が減少し、供給されるガソリン全体としてのオクタン価が増加する。その結果、ガソリンエンジン13の高負荷状態にオクタン価の大きいガソリンが供給され、エンジン13での高圧縮比条件下でのノッキングの発生が効果的に抑制されうる。
以上、改質ガソリンの流量(Q1)と未改質ガソリンの流量(Q2)との流量比を変化させることにより、ガソリンエンジン13に供給されるガソリン中の部分酸化された炭化水素成分の割合を制御する場合を例に挙げて本実施形態における反応制御を説明したが、他の手段によって、ガソリンエンジン13に供給されるガソリン中の部分酸化された炭化水素成分の割合を制御することも可能である。
例えば、ヒータ32の作動によって燃料改質器12を昇温させることにより、燃料改質器12における部分酸化反応の進行を促進させて、ガソリンエンジン13に供給されるガソリン中の部分酸化された炭化水素成分の割合を増加させてもよい。同様に、ヒータ32の作動停止によって燃料改質器12を冷却することにより、燃料改質器12における部分酸化反応の進行を抑制して、ガソリンエンジン13に供給されるガソリン中の部分酸化された炭化水素成分の割合を減少させてもよい。
このように、ヒータ32による加熱を利用して反応制御を行うことにより、システム動作の安定性が向上しうる。なお、燃料改質器12の加熱は、ヒータ32以外の加熱手段(例えば、バーナ、誘導加熱装置など)により行われてもよい。
あるいは、充放電回路51の作動によって二次電池52を放電させて、図1に示す破線矢印の方向に電流を流し、燃料改質器12に流れる電流を増加させることにより、燃料改質器12における部分酸化反応の進行を促進させて、ガソリンエンジン13に供給されるガソリン中の部分酸化された炭化水素成分の割合を増加させてもよい。同様に、充放電回路51の作動によって、図1に示す実線矢印の方向に電流を流し、二次電池52を充電させて燃料改質器12に流れる電流を減少させることにより、燃料改質器12における部分酸化反応の進行を抑制して、ガソリンエンジン13に供給されるガソリン中の部分酸化された炭化水素成分の割合を減少させてもよい。
燃料改質器12での改質に伴って改質器および充放電回路を流れる電流は、ガソリンエンジン13の負荷などに応じて変動しうるが、上述したように二次電池52の放電を利用して反応制御を行うことにより、改質器を流れる電流を安定化して、燃料改質器12における部分酸化反応の進行度合を所望の程度に制御することが可能となる。
続いて、本実施形態のガソリンエンジンシステム10の始動時におけるコントローラ30による制御ルーチンについて、燃料改質器12の温度が所定温度まで上昇するようにヒータ32の駆動制御を行う制御ルーチンを説明する。
図4は、ガソリンエンジンシステム10の始動時の動作を示すフローチャートである。
まず、コントローラ30は、ガソリンエンジンシステム10が始動されたか否かを判断する(ステップS11)。システムが始動されていない場合(ステップS11:NO)、始動されるまで待機する。
システムが始動された場合(ステップS11:YES)、コントローラ30は、バイパス配管17に設置されたバイパス用電動ポンプ18を作動させるとともに、ヒータ32を作動させる(ステップS12)。電動ポンプ32の作動により、バイパス配管17を介してガソリンエンジン13に未改質ガソリンが供給され、ガソリンエンジン13でのガソリン燃焼・動力発生が開始する。燃焼に伴って生成する排気ガスは、排気管16を介して燃料改質器12の空気極43に供給される。その結果、ヒータ32による加熱と相俟って、燃料改質器12の温度が上昇を開始する。
このように、システムの始動時には未改質ガソリンのみがガソリンエンジン13に供給されることで、改質ガソリンとの混合ガソリンが供給される場合と比較して、オクタン価の比較的大きいガソリンが供給される。その結果、ガソリンエンジン13の始動時の高負荷状態においても、エンジンにおけるノッキングの発生が効果的に抑制されうる。
続いて、コントローラ30は、バイパス用電動ポンプ18の始動からの経過時間tが規定値t1以上であるか否かを判断する(ステップS13)。ここで、規定値t1は、システムの始動時に未改質ガソリンのみの供給によってガソリンエンジン13での燃焼・動力発生を行うのに必要な時間である。
検出時間tが規定値t1未満である(t<t1)場合(ステップS13:NO)、経過時間tがt1以上となるまでステップS13が繰り返される。
経過時間tがt1以上(t≧t1)となったら(ステップS13:YES)、コントローラ30は、燃料配管14に設置された燃料用電動ポンプ15を作動させる(ステップS14)。燃料用電動ポンプ15の作動により、燃料配管14を介して燃料改質器12の燃料極41にガソリンが供給される。これにより、燃料改質器12における改質(すなわち、ガソリンに含まれる炭化水素成分の部分酸化反応)が開始する。改質の進行に伴い、燃料改質器12の温度上昇は加速する。
続いて、温度計33により燃料改質器12の温度Tが検出される(ステップS15)。そして、検出温度Tが規定値T1以上であるか否かが判断される(ステップS16)。規定値T1は、燃料改質器12における部分酸化反応が効率的に進行するのに十分な温度である。
検出温度Tが規定値T1未満である(T<T1)場合(ステップS16:NO)、燃料改質器12の昇温が不十分であると判断され、検出温度TがT1以上となるまで、燃料改質器12の温度の検出・判断(ステップS15およびステップS16)が繰り返される。
一方、検出温度Tが規定値T1以上(T≧T1)となったら(ステップS16:YES)、もはや燃料改質器12を加熱する必要がないため、コントローラ30は、ヒータ32の作動を停止する(ステップS17)。これにより、本ルーチンは終了する。
以上、ガソリンエンジンシステム10の始動時において、燃料改質器12が十分に昇温したか否かの判断基準として、温度計33により検出される検出温度(燃料改質器12の温度)を採用した場合を例に挙げて、始動時の制御ルーチンを説明したが、当該判断基準として、電流計(充放電回路51)により検出される検出電流(燃料改質器12を流れる電流)を採用してもよい。かような場合にも、同様の制御ルーチンによってシステムの始動制御が可能である。
以上、燃料改質器12を構成する電極積層体40の最外層の燃料極41と空気極43とが外部回路50により電気的に接続される形態を例に挙げて説明したが、本発明においては、燃料改質器12は外部回路に接続されていなくてもよい。かような場合においては、燃料改質器12を構成する酸素イオン伝導体42が導電性材料を含む。導電性材料の具体的な形態は特に制限されないが、例えば、金、白金、ニッケルなどの金属材料、カーボンなどの炭素材料、酸化スズ、酸化チタン、酸化カルシウム-酸化アルミニウムなどの酸化物材料が挙げられる。これにより、単セル44を構成する燃料極41と空気極43とが、単セル44の内部において電気的に接続される。かような形態によれば、外部回路の設置が不要となり、燃料改質器12の小型化が図れる。
ここまで、本発明の内燃機関システムを構成する内燃機関がガソリンエンジンである場合を例に挙げて本発明を詳細に説明したが、内燃機関はガソリンエンジンのような火花点火式内燃機関のみには限定されない。例えば、本発明の内燃機関システムを構成する内燃機関は、ディーゼルエンジンのような自己着火式内燃機関であってもよい。
例えば、内燃機関がディーゼルエンジンのような自己着火式内燃機関の場合には、燃料としてガソリンに代えて軽油が用いられる。軽油を燃料として用いる場合のエンジンにおける燃焼状態の指標としては、オクタン価に代えてセタン価が用いられる。セタン価は、大きいほど自己着火しやすく、ディーゼルエンジンにおけるアンチノック性に優れる。本発明においては、軽油を燃料改質器12において改質する、すなわち、軽油に含まれる炭化水素成分の少なくとも一部を部分酸化することにより、軽油のセタン価を上昇させることが可能である。
従って、本発明において、内燃機関がディーゼルエンジンである場合には、コントローラは、ディーゼルエンジンの負荷が低負荷から高負荷に変化したときに、ディーゼルエンジンに供給される軽油のセタン価が低負荷時よりも大きくなるように、ディーゼルエンジンに供給される軽油中の部分酸化された炭化水素成分の割合を制御する。具体的には、例えば、燃料配管を経てディーゼルエンジンに供給される軽油(未改質軽油)の流量と、燃料改質器を経てエンジンに供給される軽油(改質軽油)の流量との流量比を、改質軽油の流量が多くなるように電動ポンプを制御することで、上記制御が可能となる。また、燃料改質器の温度を上昇させるか、燃料改質器を流れる電流を大きくすることによっても、上記制御が可能となる。
本発明の内燃機関システムを構成する内燃機関は、上述したガソリンエンジンやディーゼルエンジンのほか、予混合圧縮着火(HCCI)エンジンであってもよい。かような形態によれば、従来HCCIエンジンにおいて課題とされていた着火時期制御が、エンジンに供給される燃料の性状を制御することによって達成されうる。
(第2実施形態)
第2実施形態では、上記第1実施形態の内燃機関システムを車両駆動用動力発生装置として搭載して車両を構成する。
参考までに、第1実施形態のガソリンエンジンシステム10を搭載する自動車100の概略図を図5に示す。自動車100に搭載されたガソリンエンジンシステム10は、上述した特性を有する。このため、燃料改質器12を加熱するための加熱手段を別途設けなくとも、燃料の効率的な改質(部分酸化)が可能となる。その結果、自動車100においては広い車内空間が確保されうる。
本発明の第1実施形態に係るガソリンエンジンシステムを示す構成図である。 図1に示す燃料改質器の主要な構成要素である電極積層体を示す斜視図である。 ガソリンエンジンシステムの動作を示すフローチャートである。 ガソリンエンジンシステムの始動時の動作を示すフローチャートである。 内燃機関システムを搭載する自動車の概略図である。
符号の説明
10 ガソリンエンジンシステム、
11 ガソリンタンク、
12 燃料改質器、
13 ガソリンエンジン、
14 燃料配管、
15 燃料用電動ポンプ、
16 排気管、
17 バイパス配管、
18 バイパス用電動ポンプ、
30 コントローラ、
31 ノッキングセンサ、
32 ヒータ、
33 温度計、
40 電極積層体、
41 燃料極、
42 酸素イオン伝導体、
43 空気極、
44 単セル、
45 集電体、
46 ガソリン流路、
47 ガス流路、
50 外部回路、
51 充放電回路、
52 二次電池、
100 自動車。

Claims (20)

  1. 燃料の燃焼により動力を発生するための内燃機関と、
    前記内燃機関に供給する燃料を貯留するための燃料貯留手段と、
    前記燃料貯留手段から前記燃料が供給される燃料極と、含酸素物質含有流体が供給される空気極と、前記燃料極と前記空気極とを分離する酸素イオン伝導体とを含み、前記燃料極に供給された前記燃料に含まれる炭化水素成分の少なくとも一部を部分酸化して、前記内燃機関に供給するための改質燃料を生成する燃料改質手段と、
    を有する、内燃機関システム。
  2. 前記燃料極の少なくとも1つと前記空気極の少なくとも1つとが、外部回路を介して電気的に接続されている、請求項1に記載の内燃機関システム。
  3. 前記外部回路が、充放電可能な二次電池を含む、請求項2に記載の内燃機関システム。
  4. 前記外部回路が、車両を駆動するためのモータを含む、請求項2または3に記載の内燃機関システム。
  5. 前記燃料極と前記空気極とが、前記酸素イオン伝導体を介して電気的に接続されている、請求項1または2に記載の内燃機関システム。
  6. 前記酸素イオン伝導体が、導電性材料を含む、請求項5に記載の内燃機関システム。
  7. 前記燃料貯留手段に接続され、前記燃料改質手段を経由せずに前記燃料を前記内燃機関に供給するための未改質燃料供給手段をさらに有する、請求項1〜6のいずれか1項に記載の内燃機関システム。
  8. 前記含酸素物質含有ガスが、前記内燃機関から排出される排気ガスである、請求項1〜7のいずれか1項に記載の内燃機関システム。
  9. 前記燃料改質手段を加熱するための加熱手段をさらに備える、請求項1〜8のいずれか1項に記載の内燃機関システム。
  10. 前記燃料極と前記空気極と前記酸素イオン伝導体とからなる積層体が、隣接する積層体の燃料極と空気極とが向き合うように、集電体を介して複数積層されている、請求項1〜9のいずれか1項に記載の内燃機関システム。
  11. 前記酸素イオン伝導体を構成する材料が酸化物である、請求項1〜10のいずれか1項に記載の内燃機関システム。
  12. 前記燃料改質手段は、供給される前記燃料と前記含酸素物質含有流体とを、互いに略直交する方向に流通させる、請求項1〜11のいずれか1項に記載の内燃機関システム。
  13. 前記内燃機関の負荷を検出する負荷検出手段と、
    検出された前記負荷に基づいて、前記内燃機関に供給される燃料中の部分酸化された炭化水素成分の割合を制御する制御手段と、
    をさらに有する、請求項1〜13のいずれか1項に記載の内燃機関システム。
  14. 前記内燃機関が火花点火式内燃機関であり、
    前記制御手段は、前記内燃機関の負荷が高負荷から低負荷に変化したときに、前記内燃機関に供給される燃料中の部分酸化された炭化水素成分の割合が増加するように制御して、前記内燃機関に供給される燃料のオクタン価を高負荷時よりも小さくし、前記内燃機関の負荷が低負荷から高負荷に変化したときに、前記内燃機関に供給される燃料中の部分酸化された炭化水素成分の割合が減少するように制御して、前記内燃機関に供給される燃料のオクタン価を低負荷時よりも大きくする、請求項13に記載の内燃機関システム。
  15. 前記内燃機関が圧縮着火式内燃機関であり、
    前記制御手段は、前記内燃機関の負荷が低負荷から高負荷に変化したときに、前記内燃機関に供給される燃料のセタン価が低負荷時よりも大きくなるように、前記内燃機関に供給される燃料中の部分酸化された炭化水素成分の割合を制御し、前記内燃機関の負荷が高負荷から低負荷に変化したときに、前記内燃機関に供給される燃料のセタン価が高負荷時よりも小さくなるように、前記内燃機関に供給される燃料中の部分酸化された炭化水素成分の割合を制御する、請求項13に記載の内燃機関システム。
  16. 前記負荷検出手段は、前記内燃機関におけるノッキング強度を検出し、
    前記制御手段は、検出された前記ノッキング強度の変化量が所定値以上である場合に、前記内燃機関の負荷が低負荷から高負荷に変化したと判断し、検出された前記ノッキング強度の変化量が所定値以下である場合に、前記内燃機関の負荷が高負荷から低負荷に変化したと判断する、請求項14または15に記載の内燃機関システム。
  17. 前記制御手段は、前記燃料改質手段を介して前記内燃機関に供給される燃料の流量と、前記未改質燃料供給手段を介して前記内燃機関に供給される燃料の流量との流量比を変化させることによって、前記内燃機関に供給される燃料中の部分酸化された炭化水素成分の割合を制御する、請求項13〜16のいずれか1項に記載の内燃機関システム。
  18. 前記燃料改質手段を加熱するための加熱手段をさらに有し、
    前記制御手段は、前記加熱手段により前記燃料改質手段の温度を変化させることによって、前記内燃機関に供給される燃料中の部分酸化された炭化水素成分の割合を制御する、請求項13〜17のいずれか1項に記載の内燃機関システム。
  19. 前記燃料極の少なくとも1つと前記空気極の少なくとも1つとが、充放電可能な二次電池を含む外部回路を介して電気的に接続されており、
    前記制御手段は、前記二次電池の作動を制御して前記燃料改質手段に流れる電流を変化させることによって、前記内燃機関に供給される燃料中の部分酸化された炭化水素成分の割合を制御する、請求項13〜18のいずれか1項に記載の内燃機関システム。
  20. 請求項1〜19のいずれか1項に記載の内燃機関システムを搭載した車両。
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