JP2008286831A - 液晶モジュールの構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】放電管の輝度ばらつきの抑制を考慮したストレキャパシタンスの特性と液晶テレビジョン内のスペース効率とを確保しつつ、液晶モジュール内の温度勾配による放電管の輝度ばらつきを抑制することができる液晶モジュールの構造を提供する。
【解決手段】反射シート33を保持すると共にバックライト25との間で所定の距離を保つ中間平板金34をバックライト25と背面板金36との間に配設することで、反射シート33を適切に保持しつつ中間平板金34とバックライト25との間に存在するストレキャパシタンスのばらつきを抑制する。また、背面板金36と中間平板金34とに接続される複数並べられたU字状のヒートパイプを備えることで、背面板金36の裏側にヒートシンク等の部材を設けることなく且つストレキャパシタンスのばらつきを増大させることなく液晶モジュール11内の温度ばらつき(温度勾配)を適切に抑制する。
【選択図】図3

Description

本発明は、液晶モジュールの構造に係り、特に、放電管により液晶パネルの背面から光を照射する直下型バックライトを備えた液晶モジュールに関する。
液晶パネルやその液晶パネルを背面から照射するバックライトとして用いられる放電管等がモジュール化された液晶モジュール、およびフロントキャビネットとリアキャビネットとから構成される筐体にその液晶モジュールを収納する液晶テレビジョンがよく知られている。
図7の(a)は液晶モジュール1の構造を示す分解斜視図であり、(b)は液晶モジュール1の構造を示すA−A断面図である。図7の(a)、(b)において液晶モジュール1は、ベゼル2、液晶パネル3、拡散板4、反射フレーム5、放電管の一種である冷陰極蛍光管(CCFL)が用いられたバックライト6、反射シート7、および背面板金8を主体として構成されている。このように構成された液晶モジュール1において、液晶モジュール1内の熱こもりにより上層部の方が温度が高くなる温度勾配が存在する。そうすると図7の(c)に示した液晶モジュール内温度と冷陰極蛍光管の輝度との関係(温度−輝度特性)からも明らかなように、液晶モジュール1内の温度勾配によりバックライト6の輝度がばらついてしまうという問題が生じる可能性があった。
上記問題点に対して、例えば、特許文献1には、バックライトの反射板の背面に高熱伝導度の金属板や波形形状金属板を貼り付け、モジュール内を均熱化すると共に放熱を促進して温度上昇を防止することができる液晶ディスプレイが開示されている。
また、特許文献2には、金属製の反射板に凹凸パターンにより放熱器を形成して、管状光源の両端電極部での発熱に起因する表示ムラや輝度の低下を防止することができる直下型バックライトが開示されている。
また、特許文献3には、液晶表示装置における裏面に配置されるプレートや裏面板から構成されるケースに沿ってヒートパイプを延設し、ヒートパイプを通じて液晶表示装置の裏面まで効率よく熱を伝えることができる液晶表示装置が開示されている。
また、特許文献4には、LEDバックライトを保護する下側筐体にヒートシンク機能を持たせた液晶表示装置が開示されている。
また、特許文献5には、バックライトモジュール後方のアルミ背板を導熱樹脂で放熱ユニットと固定し、アルミ背板に放熱器を設けて快速な放熱効果を達成する液晶ディスプレイの放熱装置が開示されている。
また、特許文献6には、LED実装部にヒートシンク形状の放熱用部材を隣接して配置することによりLED周辺部に熱の影響を及ぼすことがなくなる表示装置が開示されている。
特開2005−37823号公報 特開2001−216807号公報 特開2006−227073号公報 特開2006−235399号公報 実用新案登録第3100022号公報 特開2006−235093号公報
ところで、バックライト6と背面板金8との間に存在する浮遊容量(ストレキャパシタンス)にばらつきがあると、バックライト6のインピーダンス特性がばらついてランプ電流にばらつきが生じることからバックライト6の輝度がばらつく可能性がある。このストレキャパシタンスは距離に影響されるので、ストレキャパシタンスのばらつきによるバックライト6の輝度のばらつきを抑制するためには背面板金8を極力平板にすることが望ましいが、そうすると各特許文献で示したような背面の板金や反射板等に凹凸等を設けることによる放熱効果が得られ難くなる。つまり、液晶モジュール1内の温度勾配によるバックライト6の輝度ばらつきを抑制しようとすると、ストレキャパシタンスのばらつきによりバックライト6の輝度がばらついてしまうという新たな問題が生じる可能性があった。
また、背面板金8の裏側に電源回路や各処理回路等が搭載された回路基板を固定することもあることから、背面板金8の裏側にヒートシンク等の部材を設けることもできるだけ避けることが望まれる。
このように、液晶モジュール1内の温度勾配によるバックライト6の輝度ばらつきを抑制することと、ストレキャパシタンスのばらつきによるバックライト6の輝度ばらつきを抑制することや液晶テレビジョン内に各装置を効率よく配置することとを両立させることについては未だ提案されていない。
本発明は上記課題に鑑みて為されたもので、その目的とするところは、放電管の輝度ばらつきの抑制を考慮したストレキャパシタンスの特性と液晶テレビジョン内のスペース効率とを確保しつつ、液晶モジュール内の温度勾配による放電管の輝度ばらつきを抑制することができる液晶モジュールの構造を提供することにある。
上記目的を達成するための請求項1に記載の発明は、画面に映像を表示する液晶パネルと、同液晶パネルを背面から照射する放電管と、同放電管の上記液晶パネル側とは反対側に配置されて同放電管から照射された光を同液晶パネルに向けて反射する反射シートと、同反射シートの上記液晶パネル側とは反対側に配置される背面板金とがモジュール化された液晶モジュールの構造において、上記反射シートを上記液晶パネル側に密着させることで保持すると共に、上記放電管との間で所定の距離を保ちつつ同放電管と上記背面板金との間に配設される中間平板金と、上記液晶モジュール内の温度ばらつきが抑制されるように上記背面板金と上記中間平板金との間に配設されて上記背面板金と上記中間平板金との間の空間内における鉛直方向の熱移動を可能とする伝熱部材とを、備えることにある。
上記のように構成された本発明の液晶モジュールの構造において、放電管と背面板金との間には反射シートを液晶パネル側に密着させることでその反射シートを保持すると共に放電管との間で所定の距離を保つ中間平板金が配設されるので、反射シートが適切に保持されつつ、放電管の輝度ばらつきの要因となる中間平板金と放電管との間に存在するストレキャパシタンスのばらつきが抑制される。また、背面板金と中間平板金との間にはその間の空間内における鉛直方向の熱移動を可能とする伝熱部材が備えられるので、背面板金の裏側にヒートシンク等の部材を設けることなく且つ上記ストレキャパシタンスのばらつきを増大させることなく放電管の輝度ばらつきの要因となる液晶モジュール内の温度ばらつき(温度勾配)が抑制される。
また、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の液晶モジュールの構造において、上記伝熱部材は、連結された2つの軸部が鉛直方向に沿って配設されるU字状のヒートパイプであって、一方の軸部が上記背面板金に接続され且つ他方の軸部が上記中間平板金に接続されると共に、水平方向に沿って複数並べられることにある。
上記のように構成された請求項1に記載の液晶モジュールの構造において、伝熱部材は連結された2つの軸部の一方の軸部が背面板金に接続され且つ他方の軸部が中間平板金に接続されつつ鉛直方向に沿ってその軸部が配設されると共に水平方向に沿って複数並べられたU字状のヒートパイプであるので、背面板金と中間平板金との間の空間内における鉛直方向の熱移動が適切に行われる。
また、請求項3に記載の発明は、請求項1に記載の液晶モジュールの構造において、上記伝熱部材は、鉛直方向に沿って配設される板状のヒートシンクであって、上記背面板金および上記中間平板金の少なくとも一方から他方の方向へ突出して設けられると共に、水平方向に沿って複数並べられることにある。
上記のように構成された請求項1に記載の液晶モジュールの構造において、伝熱部材は背面板金および中間平板金の少なくとも一方から他方の方向へ突出しつつ鉛直方向に沿って配設されると共に水平方向に沿って複数並べられた板状のヒートシンクであるので、背面板金と中間平板金との間の空間内における鉛直方向の熱移動が適切に行われる。
また、請求項4に記載の発明は、請求項1乃至3の何れかに記載の液晶モジュールの構造において、上記背面板金の下部には空気を取り入れるための空気取入孔が設けられると共に、同背面板金の上部には空気を排出するための空気排出孔が設けられることにある。
上記のように構成された請求項1乃至3の何れかに記載の液晶モジュールの構造において、反射シートの背面側となる背面板金の下部にて空気取入孔が設けられて空気が取り入れられ、反射シートの背面側となる背面板金の上部にて空気排出孔が設けられて空気が排出されるので、光漏れによる影響が抑制されつつエアフローが容易に確保される。
また、請求項5に記載の発明は、請求項1乃至4の何れかに記載の液晶モジュールの構造において、上記背面板金の表面は凹凸状にディンプル加工されることにある。
上記のように構成された請求項1乃至4の何れかに記載の液晶モジュールの構造において、背面板金の表面は凹凸状にディンプル加工されるので、背面板金の裏側に別途部材を設けることなく且つストレキャパシタンスのばらつきを増大させることなく背面板金がヒートシンクとして機能させられる。
また、請求項6に記載の発明は、請求項5に記載の液晶モジュールの構造において、前記放電管は、上記液晶パネルを背面から照射する冷陰極蛍光管であり、液晶テレビジョンにおいてフロントキャビネットとリアキャビネットとから構成される筐体に上記液晶モジュールが収納されることにある。
上記のように構成された請求項5に記載の液晶モジュールの構造において、反射シートが適切に保持されつつ、冷陰極蛍光管の輝度ばらつきの要因となる中間平板金と冷陰極蛍光管との間に存在するストレキャパシタンスのばらつきが抑制される構造の液晶モジュールが液晶テレビジョンに収納される。
以上説明したように、請求項1に記載の発明によれば、背面板金の裏側にヒートシンク等の部材を設けることなく且つ中間平板金と放電管との間に存在するストレキャパシタンスのばらつきを増大させることなく放電管の輝度ばらつきの要因となる液晶モジュール内の温度ばらつき(温度勾配)が抑制されるので、放電管の輝度ばらつきの抑制を考慮したストレキャパシタンスの特性と液晶テレビジョン内のスペース効率とを確保しつつ、液晶モジュール内の温度勾配による放電管の輝度ばらつきを抑制することができる。
また、請求項2に記載の発明によれば、背面板金と中間平板金との間の空間内における鉛直方向の熱移動が適切に行われるので、放電管の輝度ばらつきの要因となる液晶モジュール内の温度ばらつき(温度勾配)が適切に抑制される。
また、請求項3に記載の発明によれば、背面板金と中間平板金との間の空間内における鉛直方向の熱移動が適切に行われるので、放電管の輝度ばらつきの要因となる液晶モジュール内の温度ばらつき(温度勾配)が適切に抑制される。
また、請求項4に記載の発明によれば、光漏れによる影響が抑制されつつエアフローが容易に確保されるので、放電管の輝度ばらつきの要因となる液晶モジュール内の温度ばらつき(温度勾配)が一層抑制される。
また、請求項5に記載の発明によれば、背面板金の裏側に別途部材を設けることなく且つストレキャパシタンスのばらつきを増大させることなく背面板金がヒートシンクとして機能させられるので、放電管の輝度ばらつきの抑制を考慮したストレキャパシタンスの特性と液晶テレビジョン内のスペース効率とを確保しつつ液晶モジュール内の温度勾配による放電管の輝度ばらつきを一層抑制することができる。
また、請求項6に記載の発明によれば、冷陰極蛍光管の輝度ばらつきの抑制を考慮したストレキャパシタンスの特性と液晶テレビジョン内のスペース効率とを確保しつつ、液晶モジュール内の温度勾配による冷陰極蛍光管の輝度ばらつきを抑制することができる構造の液晶モジュールを備えた液晶テレビジョンが提供される。
以下、下記の項目に従って本発明の実施形態を図面を参照しつつ説明する。
(1)液晶テレビジョンの構成
(2)液晶モジュールの構造
(3)液晶モジュールの他の実施形態
(4)まとめ
(1)液晶テレビジョンの構成
図1は、本発明が適用される液晶テレビジョン10を示す斜視図である。図1において、液晶テレビジョン10は、液晶モジュール11と、筺体12とを主体として構成されている。
液晶モジュール11は、液晶パネル23等(図2参照)を収納し、液晶パネル23の表示面とは反対側となる背面、および上下左右側面を板金で覆われた厚みの薄い構造である。また、液晶モジュール11にはその補強として、液晶モジュール11の背面に柱状のシャーシブラケット13a、13bがネジ止めされている。さらに、液晶モジュール11の背面には、電源回路27等(図2参照)の各回路が実装された各種回路基板14が固定されている。
筺体12は、フロントキャビネット12aとリアキャビネット12bとから構成されている。フロントキャビネット12aは、前面に映像を表示するための開口部を有しており、液晶モジュール11がこのフロントキャビネット12aにネジ止めされた後、フロントキャビネット12aにリアキャビネット12bが組み付けられることにより液晶テレビジョン10を構成する各構成品を収容する。
図2は、液晶テレビジョン10のブロック構成図である。図2において、液晶テレビジョン10は、概略、チューナ20と、画像データ生成部21と、パネル駆動部22と、液晶パネル23と、インバータ部24と、バックライト25、マイコン26と、電源回路27とを備えている。
電源回路27は、例えば部分共振電源回路であり、商用AC電源を複数種類の所定の電圧に変換して液晶テレビジョン10の各部へ動作電源電圧を供給する。
マイコン26は、例えば液晶テレビジョン10を構成するチューナ20と画像データ生成部21とパネル駆動部22とインバータ部24と電源回路27と電気的に接続されており、CPUやRAMやROMなどを有して液晶テレビジョン10全体の動作を制御する。例えば、上記RAMは、CPUによって実行される処理プログラムなどを展開するためのプログラム格納領域や処理結果などを格納するデータ格納領域などを備えている。また、上記ROMは、各種処理プログラムやこれら各種処理プログラムを実行する際に使用されるデータなどを記憶する。そして、上記CPUは、上記ROMやRAMなどに書き込まれた各プログラムやデータ等に従って各種の制御動作を行う。
チューナ20は、例えばアンテナ28と接続されており、マイコン26の制御によりアンテナ28で受信されるテレビジョン放送信号の中から1つのチャンネル(例えばユーザによって選局されたチャンネル)に対応するテレビジョン放送信号を取得し、所定の信号増幅処理等を行いつつ、テレビジョン放送信号から中間周波信号としての映像信号を抽出して画像データ生成部21に出力する。
画像データ生成部21は、例えば入力された映像信号をその信号レベルに応じてデジタル化するとともに、映像信号から抽出した輝度信号と色差信号とに基づいてマトリクス変換処理を行ない、画像データとしてのRGB(レッド、グリーン、ブルー)信号を生成する。
パネル駆動部22は、例えば画像データ生成部21からRGB信号が入力されると、このRGB信号に対して液晶パネル23の画素数(横縦比、m:n)に合わせたスケーリング処理を行い液晶パネル23に表示する1画面分の画像データを生成し、その画像データを液晶パネル23に出力する。
インバータ部24は、電源回路から供給された直流電圧を交流電圧に変換するとともに昇圧してバックライト25に供給する。このバックライト25は、放電管の一種である冷陰極蛍光管(CCFL)が用いられており、この冷陰極蛍光管にインバータ部24から供給される交流電圧が印加されて電流が流されることによりバックライト25の前面を覆うように配置される液晶パネル23を背面から照射する光源とされる。
液晶パネル23は、駆動電圧の値によって分子の配列が変化する液晶物質を充填した画素をマトリクス状に配置する構造である。このように構成された液晶パネル23は、パネル駆動部22により生成された画像データに基づいて上記液晶物質が充填された各画素に所定の電圧を印加することによって配列を変化させ、バックライト25からの光の透過率を変化させることにより上記画像データに基づく所定の映像を画面に表示する。
(2)液晶モジュールの構造
以下、図3、4を参照して液晶モジュール11の構造を詳細に説明する。図3は液晶モジュール11の構造を示す分解斜視図であり、図4は液晶モジュール11の構造を示す図3におけるA−A断面図である。図3、4において液晶モジュール11は、ベゼル30、液晶パネル23、拡散板31、反射フレーム32、バックライト25、反射シート33、中間平板金34、伝熱部材としてのヒートパイプ35、および背面板金36を主体としてモジュール化された構成である。
ベゼル30は、液晶パネル23および拡散板31を反射フレーム32との間に挟持して固定する。すなわち、拡散板31と液晶パネル23とベゼル30とは、反射フレーム32の前面に合わせて順に戴置され、ベゼル30が液晶パネル23と拡散板31とを反射フレーム32の前面に固定する。拡散板31は、バックライト25からの直射光および反射フレーム32や反射シート33からの反射光が照射され、その同照射された光を散乱・拡散して面全体を均一な明るさにする。
反射フレーム32は、例えば前後に浅く形成されて前面および後面を開口した略直方体形状の板金で形成された箱体である。この反射フレーム32の前後方向中間付近には液晶パネル23と略平行に中間平板金34およびその中間平板金34に密着して保持される反射シート33が配置され、その反射シート33の前面側に長軸を左右に配向されたバックライト25が上下方向に並べて配置され、開口した後面を塞ぐための背面板金36がその後面に配置される。
また、反射フレーム32の左右側壁には、バックライト25が配置される位置に合わせて穴が形成されており、バックライト25の左右端部を反射フレーム32の外部に突出可能としている。そして、この略丸穴にバックライト25を挿通して反射フレーム32に固定することにより、バックライト25が上下方向にずれないように固定される。また、反射フレーム32の上下側壁には、反射シート33を密着させた中間平板金34が配置される所定の位置に合わせて保持部材37が設けられており、反射シート33と共に中間平板金34が所定の位置に保持される。また、反射フレーム32の上下左右側壁は、内後面から前面に向かって広がように形成されており、バックライト25から上下左右側壁に照射された光を液晶パネル23の配置される前面方向に反射しやすい構造になっている。
反射シート33は、例えば紙に樹脂を含浸した光沢紙を素材とする略平面状の白色のシートであって、中間平板金34と略一致する形状とされ、その中間平板金34に密着して保持される。反射シート33の前面側にはバックライト25が並べて配置され、バックライト25から直接または間接に反射シート33に照射された光が液晶パネル23に向けて反射される。
バックライト25は、例えば複数本のU字管により構成される。無論、直管やW字管や擬似U字管などを用いても構わない。擬似U字管とは、2本の直管をケーブルにより直列に接続し、ケーブルを接続されない側が一方に揃うようにケーブルを屈曲させて擬似的にU字管としたものである。バックライト25の複数本のU字管は、反射シート33と拡散板31との間で中間平板金34から所定の距離を持って上下に略等間隔に並べて配置され、拡散板31を介して液晶パネル23の背面に光を照射している。
このように、中間平板金34は、反射シート33を液晶パネル23側に密着させることで保持すると共に、バックライト25との間で所定の距離を保ちつつそのバックライト25と背面板金36との間に配設される。これにより、反射シート33が適切に保持されつつ、バックライト25の輝度ばらつきの要因となる中間平板金34とバックライト25との間に存在するストレキャパシタンスのばらつきが抑制される。
ヒートパイプ35は、例えば伝熱に優れた熱伝達率の高い銅製あるいは銅合金製のパイプであって、そのパイプ内には冷媒としてパイプ内部空間の10%程度の体積の水が収容される構成とされており、中間平板金34と背面板金36との間に配設されて中間平板金34と背面板金36との間の空間内における鉛直方向の熱移動を可能とする伝熱部材として機能する。例えば、ヒートパイプ35は、連結された2つの軸部が鉛直方向に沿って配設されるU字状のパイプであって、一方の軸部が背面板金36に接続され且つ他方の軸部が中間平板金34に接続されると共に、水平方向(左右方向)に沿って略等間隔に複数並べて配置される。これにより、液晶モジュール11内の温度ばらつきが抑制され、液晶モジュール11内の温度勾配によるバックライト25の輝度ばらつきが抑制される。このとき、ヒートパイプ35は中間平板金34と背面板金36との間に備えられるので、背面板金36の裏側にヒートシンク等の部材を設けることなく且つストレキャパシタンスのばらつきを増大させることなく液晶モジュール11内の温度ばらつき(温度勾配)が抑制される。
(3)液晶モジュールの他の実施形態
図5は、反射フレーム32を除く液晶モジュール11の内部構造を示す部分拡大斜視図である。図5に示すように、背面板金36の下部に空気を取り入れるための空気取入孔50を設けると共に、背面板金36の上部に空気を排出するための空気排出孔51を設けても良い。これら空気取入孔50および空気排出孔51は、例えば水平方向に延びた略矩形状の孔であって、それぞれ所定の位置に上下方向に沿って複数並べて設けられる。これにより、エアフローが容易に確保されて液晶モジュール11内の温度ばらつき(温度勾配)が一層抑制される。特に、反射シート33の背面側にて空気取入孔50および空気排出孔51が設けられることから光漏れによる影響が抑制されるという効果も得られる。
また、図5に示すように、背面板金36の表面を凹凸状にディンプル加工してディンプル52を設けても良い。これにより、背面板金36の裏側に別途部材を設けることなく且つストレキャパシタンスのばらつきを増大させることなく背面板金36がヒートシンクとして機能させられることから液晶モジュール11内の温度ばらつき(温度勾配)が一層抑制される。
図6は、反射フレーム32を除く液晶モジュール11の内部構造を示す部分拡大斜視図である。図6に示すように、ヒートパイプ35に替えて、中間平板金34と背面板金36との間の空間内における鉛直方向の熱移動を可能とする伝熱部材として鉛直方向に沿って配設される板状のヒートシンク60を設けても良い。例えば、ヒートシンク60は、中間平板金34上にその中間平板金34から背面板金36の方向へ突出して設けられると共に、水平方向に沿って略等間隔に複数並べて配置される。これにより、ヒートパイプ35と同様に、中間平板金34と背面板金36との間の空間内における鉛直方向の熱移動が適切に行われることから液晶モジュール内の温度ばらつきが抑制され、液晶モジュール11内の温度勾配によるバックライト25の輝度ばらつきが抑制される。このとき、ヒートシンク60は中間平板金34と背面板金36との間に備えられるので、背面板金36の裏側にヒートシンク等の部材を設けることなく且つストレキャパシタンスのばらつきを増大させることなく液晶モジュール11内の温度ばらつき(温度勾配)が抑制される。
(4)まとめ
上述のように、本実施例によれば、バックライト25と背面板金36との間には反射シート33を保持すると共にバックライト25との間で所定の距離を保つ中間平板金34が配設されるので、反射シート33が適切に保持されつつ、バックライト25の輝度ばらつきの要因となる中間平板金34とバックライト25との間に存在するストレキャパシタンスのばらつきが抑制される。また、中間平板金34と背面板金36との間にはその間の空間内における鉛直方向の熱移動を可能とする伝熱部材が備えられるので、背面板金36の裏側にヒートシンク等の部材を設けることなく且つストレキャパシタンスのばらつきを増大させることなくバックライト25の輝度ばらつきの要因となる液晶モジュール11内の温度ばらつき(温度勾配)が抑制される。よって、バックライト25の輝度ばらつきの抑制を考慮したストレキャパシタンスの特性(特には中間平板金34とバックライト25との距離で決まるストレキャパシタンスの特性)と液晶テレビジョン10内のスペース効率とを確保しつつ、液晶モジュール11内の温度勾配によるバックライト25の輝度ばらつきを抑制することができる。
また、本実施例によれば、上記伝熱部材は背面板金36と中間平板金34とに接続される複数並べられたU字状のヒートパイプ35であるので、或いは上記伝熱部材は中間平板金34から背面板金36へ突出して配設される複数並べられた板状のヒートシンク60であるので、中間平板金34と背面板金36との間の空間内における鉛直方向の熱移動が適切に行われる。よって、バックライト25の輝度ばらつきの要因となる液晶モジュール11内の温度ばらつき(温度勾配)が適切に抑制される。
また、本実施例によれば、反射シート33の背面側となる背面板金36の下部にて空気取入孔50が設けられて空気が取り入れられ、その背面板金36の上部にて空気排出孔51が設けられて空気が排出されるので、光漏れによる影響が抑制されつつエアフローが容易に確保される。よって、バックライト25の輝度ばらつきの要因となる液晶モジュール11内の温度ばらつき(温度勾配)が一層抑制される。
また、本実施例によれば、背面板金36の表面は凹凸状にディンプル加工されるので、背面板金36の裏側に別途部材を設けることなく且つストレキャパシタンスのばらつきを増大させることなく背面板金36がヒートシンクとして機能させられる。よって、バックライト25の輝度ばらつきの抑制を考慮したストレキャパシタンスの特性と液晶テレビジョン10内のスペース効率とを確保しつつ、液晶モジュール11内の温度勾配によるバックライト25の輝度ばらつきを一層抑制することができる。
以上、本発明の実施例を図面に基づいて詳細に説明したが、本発明はその他の態様においても適用される。
例えば、前述の実施例では、ヒートパイプ35は、軸部の連結部分を上にして配設されたが、その連結部を下にして配設されても良い。このようにしても同様の効果が得られる。
また、前述の実施例では、ヒートシンク60は、中間平板金34上に設けられたが、背面板金36上にその背面板金36から中間平板金34の方向へ突出して複数並べられても良い。また、中間平板金34上と背面板金36上とにヒートシンク60が設けられても良い。このようにしても同様の効果が得られる。
また、前述の実施例では、空気取入孔50および空気排出孔51は、背面板金36に設けられたが、反射シート33の背面側における反射フレーム32の下部と上部に設けられても良い。このようにしても同様の効果が得られる。
なお、上述したのはあくまでも一実施形態であり、本発明は当業者の知識に基づいて種々の変更、改良を加えた態様で実施することができる。
本発明が適用される液晶テレビジョンの一例を示す斜視図である。 液晶テレビジョンのブロック構成図である。 液晶モジュールの構造を示す分解斜視図である。 液晶モジュールの構造を示す図3におけるA−A断面図である。 液晶モジュールの他の実施形態を説明するための反射フレームを除く液晶モジュールの内部構造を示す部分拡大斜視図である。 液晶モジュールの他の実施形態を説明するための反射フレームを除く液晶モジュールの内部構造を示す部分拡大斜視図である。 液晶モジュールの従来例を説明する図であって、(a)は液晶モジュールの構造を示す分解斜視図であり、(b)は液晶モジュールの構造を示すA−A断面図であり、(c)は液晶モジュール内温度と冷陰極蛍光管の輝度との関係を示す温度−輝度特性図である。
符号の説明
10:液晶テレビジョン
11:液晶モジュール
12:筐体
12a:フロントキャビネット
12b:リアキャビネット
23:液晶パネル
25:バックライト(放電管、冷陰極蛍光管)
33:反射シート
34:中間平板金
35:ヒートパイプ(伝熱部材)
36:背面板金
50:空気取入孔
51:空気排出孔
52:ディンプル
60:ヒートシンク(伝熱部材)

Claims (6)

  1. 画面に映像を表示する液晶パネルと、同液晶パネルを背面から照射する放電管と、同放電管の上記液晶パネル側とは反対側に配置されて同放電管から照射された光を同液晶パネルに向けて反射する反射シートと、同反射シートの上記液晶パネル側とは反対側に配置される背面板金とがモジュール化された液晶モジュールの構造において、
    上記反射シートを上記液晶パネル側に密着させることで保持すると共に、上記放電管との間で所定の距離を保ちつつ同放電管と上記背面板金との間に配設される中間平板金と、
    上記液晶モジュール内の温度ばらつきが抑制されるように上記背面板金と上記中間平板金との間に配設されて上記背面板金と上記中間平板金との間の空間内における鉛直方向の熱移動を可能とする伝熱部材と
    を、備えることを特徴とする液晶モジュールの構造。
  2. 上記伝熱部材は、連結された2つの軸部が鉛直方向に沿って配設されるU字状のヒートパイプであって、
    一方の軸部が上記背面板金に接続され且つ他方の軸部が上記中間平板金に接続されると共に、水平方向に沿って複数並べられることを特徴とする請求項1に記載の液晶モジュールの構造。
  3. 上記伝熱部材は、鉛直方向に沿って配設される板状のヒートシンクであって、
    上記背面板金および上記中間平板金の少なくとも一方から他方の方向へ突出して設けられると共に、水平方向に沿って複数並べられることを特徴とする請求項1に記載の液晶モジュールの構造。
  4. 上記背面板金の下部には空気を取り入れるための空気取入孔が設けられると共に、同背面板金の上部には空気を排出するための空気排出孔が設けられることを特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載の液晶モジュールの構造。
  5. 上記背面板金の表面は凹凸状にディンプル加工されることを特徴とする請求項1乃至4の何れかに記載の液晶モジュールの構造。
  6. 前記放電管は、上記液晶パネルを背面から照射する冷陰極蛍光管であり、
    液晶テレビジョンにおいてフロントキャビネットとリアキャビネットとから構成される筐体に上記液晶モジュールが収納されることを特徴とする請求項5に記載の液晶モジュールの構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011186319A (ja) * 2010-03-10 2011-09-22 Panasonic Corp 表示装置および電子機器

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