JP2008282161A - 旅行時間推計方法,旅行時間推計装置,その方法を実装した旅行時間推計プログラム及びそのプログラムを格納した記録媒体、旅行時間予測方法,旅行時間予測装置,その方法を実装した旅行時間予測プログラム及びそのプログラムを格納した記録媒体 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】算出された過去のリンク渋滞度J(l1)と正規化リンク旅行時間NT(l1)(221,222)との関係を用いて、正規化リンク旅行時間を算出する第1変換式の係数を算出する(223)。第1変換式の各係数を変数とし、重回帰分析及び数量化理論I類分析の混合モデルによって回帰式を求める(224)。算出された旅行時間推計対象の渋滞度J(l2)(226)を前記回帰式に適用し、第2変換式の係数を算出する(225)。前記算出された係数を第2変換式に適用し、旅行時間推計対象の正規化リンク旅行時間NT(l2)の推定値を算出する(227)。正規化リンク旅行時間NT(l2)に基づき、当該道路リンク旅行時間の推定値を算出する(228)。上述の旅行時間推計方法を用いて、道路リンク旅行時間の予測値を算出する。
【選択図】図2
Description
変換式係数と道路属性情報の重回帰分析及び数量化I類混合モデル回帰分析処理過程が、式4の係数rC0 (l1)、rC1 (l1)を目的変数として計算し、道路リンクl1の属性情報を説明変数とする回帰式は、以下の式として計算する過程、
前記変換式係数と道路属性情報の重回帰分析及び数量化I類混合モデル回帰分析処理過程が、式8、式9、式10の係数minC0 (l1)、maxC0 (l1)、midleC0 (l1) 、midleC1 (l1)を目的変数とし、道路リンクl1の属性情報を説明変数とする回帰式に、以下の式を採用して計算する過程、
前記第2リンク渋滞度−正規化旅行時間変換式係数算出処理過程が、リンク旅行時間推計の対象となる道路リンクl2の渋滞度J(l2)から正規化リンク旅行時間NT(l2)を算出するための変換式に、以下の式を採用して計算する過程、
前記変換式係数と道路属性情報の重回帰分析及び数量化I類混合モデル回帰分析処理過程が、式26,式27,式28の係数minC0 (l1)、maxC0 (l1)、midleC0 (l1)、midleC1 (l1)、midleC2 (l1)を目的変数とし、道路リンクl1の属性情報を説明変数とする回帰式に、以下の式を採用して計算する過程、
まず、本発明における旅行時間推計する第1旅行時間推計方法を説明する。前記第1旅行時間推計方法は、道路リンクを移動するために要する道路リンク旅行時間を当該道路リンクの渋滞情報から算出する方法である。
(1)l1の蓄積された過去の渋滞情報と旅行時間情報から得られるリンク渋滞度J(l1)と正規化リンク旅行時間NT(l1)の組からなる標本データの全てを用いて回帰分析して得られる回帰直線の切片をmidleC0 (l1)、傾きをmidleC1 (l1)とする。
(2)l1の蓄積された過去の渋滞情報と旅行時間情報から得られるリンク渋滞度J(l1)と正規化リンク旅行時間NT(l1)の組からなる標本データのうち、リンク渋滞度が最小値または最大値であるデータを除いた標本データを用いて回帰分析して得られる回帰直線の切片をmidleC0 (l1)、傾きをmidleC1 (l1)とする。
(3)リンク渋滞度J(l1)と正規化リンク旅行時間NT(l1)の組からなる標本データを、渋滞度が最小値だけのものとそれ以外の標本データに分け、midleC0 (l1)は渋滞度が最小値の標本データの代表点(平均値もしくは最頻値もしくは中央値)とし、midleC1 (l1)は渋滞度が最小値以外の標本データを用いて最小二乗法により求めた値とする。
(4)リンク渋滞度J(l1)と正規化リンク旅行時間NT(l1)の組からなる標本データを、渋滞度が最小値だけのものと渋滞度が最大のものと、それ以外の3つの標本データに分け、渋滞度が最小値の標本データの代表点(平均値もしくは最頻値もしくは中央値)と渋滞度が最大値の標本データの代表点(平均値もしくは最頻値もしくは中央値)を結んで得られる直線の切片をmidleC0 (l1)、傾きをmidleC1 (l1)とする。
本発明における旅行時間推計する第2旅行時間推計方法を説明する。
第1実施形態における旅行時間推計装置の構成を図1に基づいて説明する。なお、図1は、旅行時間推計装置のブロック構成図の一例である。
VICS(登録商標)リンクを構成するDRMリンクの12時間交通量のうち、その延長距離が最も長いDRMリンクの12時間交通量。
VICS(登録商標)リンクを構成するDRMリンクの12時間交通量のうち、その延長距離が最も長いDRMリンクの旅行速度ピーク時。
VICS(登録商標)リンクを構成するDRMリンクの12時間交通量のうち、その延長距離が最も長いDRMリンクの道路種別コード(1=高速自動車国道、2=都市高速道路、3=一般国道、4=主要地方道(都市府県道)、5=主要地方道(指定市道)、6=一般都道府県道、7=指定市の一般道、8=未定義、9=その他の道路)。
VICS(登録商標)リンクを構成するDRMリンクの12時間交通量のうち、その延長距離が最も長いDRMリンクのリンク種別コード(1=本線リンク(上下線非分離)、2=本線リンク(上下線分離)、3=連結リンク(本線の渡り線)、4=交差点内リンク、5=連結路リンク(ランプ)、6=本線と同一路線の側道リンク、7=SA等側線リンク、8=自転車道リンク、9=本線側道接続リンク)。
VICS(登録商標)リンクを構成するDRMリンクの12時間交通量のうち、その延長距離が最も長いDRMリンクの規制速度コード(1=30km/h未満、2=40km/h、3=50km/h、4=60km/h、5=70km/h、6=80km/h、7=100km/h)。
第2実施形態における旅行時間推計装置を図6及び図7に基づいて説明する。前記第1実施形態では、リンク旅行時間をそのリンク長で正規化した正規化リンク旅行時間情報を用いた旅行時間推計方法および装置を説明したが、第2実施形態では正規化リンク旅行時間の逆数であるリンク旅行速度情報を用いた旅行時間推計方法および装置の実施形態を示す。
111…リンク旅行時間提供リンクの過去の旅行時間情報と渋滞情報
112…リンク旅行時間提供リンクの道路属性情報
113…リンク旅行時間推計対象リンクの道路属性情報(データ)
114…リンク旅行時間推計対象リンクの渋滞情報
115…リンク旅行時間提供リンクのリンク渋滞度と正規化リンク旅行時間の対応データ
116…リンク旅行時間提供リンクのリンク渋滞度から正規化リンク旅行時間への変換関数の係数
117…変換関数の係数を目的変量、道路属性情報を説明変量とする回帰式
118…リンク旅行時間推計対象リンクのリンク渋滞度−正規化リンク旅行時間変換式の係数
119…リンク旅行時間推計対象リンクの渋滞度情報
120…リンク旅行時間推計対象リンクの正規化リンク旅行時間推計値
12…リンク旅行時間の推計演算処理部
121…第1リンク渋滞度算出処理部
122…正規化リンク旅行時間に変換する正規化リンク旅行時間算出処理部
123…第1リンク渋滞度−正規化リンク旅行時間変換式係数算出処理部
124…変換式係数と道路属性情報の重回帰分析及び数量化理論I類混合モデル回帰分析処理部
125…第2リンク渋滞度−正規化リンク旅行時間変換式係数算出処理部
126…第2リンク渋滞度算出処理部
127…正規化リンク旅行時間推計処理部
128…正規化リンク旅行時間−リンク旅行時間変換処理部
13…リンク旅行時間推計値
221〜228…旅行時間推計方法の処理手順を構成する処理
301…リンク始点
302…リンク終点
RL11〜RL14…道路リンク
500…渋滞度が0から100までの全標本の集合
510…渋滞度0の標本の集合
520…渋滞度が1以上99以下の標本の集合
530…渋滞度が100の標本の集合
521…渋滞度が0より大きく100より小さい標本の集合について最小2乗法により求めた回帰直線
522,523…渋滞度0および渋滞度100の切片
501…渋滞度が0から100までの全標本集合ついて最小2乗法により求めた回帰直線
502,503…渋滞度0および渋滞度100の切片
511…渋滞度0の標本の正規化リンク旅行時間の平均値もしくは最頻値もしくは中央値
531…渋滞度100の標本の正規化リンク旅行時間の平均値もしくは最頻値もしくは中央値
61…道路交通情報収集蓄積装置
611…リンク旅行時間提供リンクの過去の旅行時間情報と渋滞情報
612…リンク旅行時間提供リンクの道路属性情報
613…旅行時間推計対象リンクの道路属性情報
614…リンク旅行時間推計対象リンクの渋滞情報
615…リンク旅行時間提供リンクのリンク渋滞度とリンク旅行速度の対応データ
616…リンク旅行時間提供リンクのリンク渋滞度からリンク旅行速度への変換関数の係数
617…変換関数の係数を目的変量、道路属性情報を説明変量とする回帰式
618…リンク旅行時間推計対象リンクのリンク渋滞度−リンク旅行速度変換式の係数
619…リンク旅行時間推計対象リンクの渋滞度情報
620…リンク旅行時間推計対象リンクのリンク旅行速度推計値
62…リンク旅行時間の推計演算処理部
621…第1リンク渋滞度算出処理部
622…リンク旅行速度算出処理部
623…第1リンク渋滞度−リンク旅行速度変換式係数算出処理部
624…変換式係数と道路属性情報の重回帰分析及び数量化理論I類混合モデル回帰分析処理部
625…第2リンク渋滞度−リンク旅行速度変換式係数算出処理部
626…第2リンク渋滞度算出処理部
627…リンク旅行速度推計処理部
628…リンク旅行速度−リンク旅行時間変換処理部
63…リンク旅行時間推計値
721〜728…旅行時間推計方法の処理手順を構成する処理
RL21〜RL24…道路リンク
910…渋滞度0の標本の集合
920…渋滞度が0より大きく100より小さい標本の集合
930…渋滞度が100の標本の集合
900…渋滞度が0から100までの全標本の集合
931…渋滞度0の標本集合の平均値
932…渋滞度0の標本集合の最頻値
933…渋滞度0の標本集合の中央値
941…渋滞度100の標本集合の平均値
942…渋滞度100の標本集合の最頻値
943…渋滞度100の標本集合の中央値
901…渋滞度0の標本集合の代表点と渋滞度100の標本集合の代表点を通り、渋滞度が0より大きく100より小さい標本集合との二乗誤差が最小となるように定めた双曲線
T1〜T3…名義尺度変数とダミー変数の関係表
T4〜T7…各変数の標本
T8〜T11…多変量回帰モデル
Claims (24)
- 処理対象とする道路リンクに応じた過去のリンク旅行時間情報とリンク渋滞情報,道路属性情報を収集もしくは蓄積する道路交通情報収集蓄積装置を備え、
前記道路リンクを移動するために要する道路リンク旅行時間を当該道路リンクの渋滞情報から算出する装置に使用する
旅行時間推計方法であって、
前記道路交通情報収集蓄積装置から取得した過去のリンク渋滞情報から当該道路リンクの渋滞度J(l1)を算出する過程と、
前記処理対象とする道路リンクに応じた前記リンク旅行時間情報と道路リンク長に基づいて単位長さ当りの正規化リンク旅行時間NT(l1)を算出する過程と、
前記処理対象とする道路リンクに応じた過去のリンク渋滞度J(l1)と正規化リンク旅行時間NT(l1)との関係を用いて、リンク渋滞度から正規化リンク旅行時間を算出するための第1変換式の係数を、渋滞度の値域を1つまたは複数の区間に分けて、それぞれが互いに独立なリンク渋滞度のn次式として算出する過程と、
前記第1変換式の各係数を目的変数とし、前記道路交通情報収集蓄積装置から取得した道路リンクの道路属性情報の内、比尺度で表現される属性情報を説明変数とし、名義尺度で表現される属性情報もダミー変数化することによって説明変数とし、重回帰分析及び数量化理論I類分析の混合モデルによって回帰分析を行い、前記係数を前記道路属性情報の一部または全てから算出する回帰式を求める過程と、
旅行時間推計対象となる道路リンクに応じた過去の渋滞情報を前記道路交通情報収集蓄積装置から取得し、その取得した過去の渋滞情報に基づいて当該道路リンクの渋滞度J(l2)を算出する過程と、
旅行時間推計対象となる道路リンクの道路属性情報を前記道路交通情報収集蓄積装置から取得し、その取得した道路属性情報の一部または全てを前記回帰式に適用して、当該旅行時間推計対象となる道路リンクの渋滞度J(l2)から正規化リンク旅行時間NT(l2)を算出するための第2変換式の係数を算出する過程と、
前記算出された係数を前記第2変換式に適用し、推計時刻におけるリンク渋滞度を当該変換式に代入して、旅行時間推計対象となる道路リンクの正規化リンク旅行時間の推定値を算出する過程と、
前記旅行時間推計対象となる道路リンクに対して推計された正規化リンク旅行時間NT(l2)に、当該道路のリンク長を乗ずることによって、当該道路リンクの旅行時間の推定値を算出する過程と、
を有すること特徴とする旅行時間推計方法。 - 処理対象とする道路リンクの交通状況および属性に関する情報であり、リンク旅行時間提供リンクの過去のリンク旅行時間情報とリンク渋滞情報,リンク旅行時間提供リンクの道路属性情報,リンク旅行時間推計対象リンクの道路属性情報,リンク旅行時間推計対象リンクの渋滞情報を収集もしくは蓄積する道路交通情報収集蓄積装置を備え、
前記道路リンクを移動するために要する道路リンク旅行時間を当該道路リンクの渋滞情報から算出する装置に使用する
旅行時間推計方法であって、
道路リンクl1に対応した前記過去のリンク旅行時間情報とリンク渋滞情報を道路交通情報収集蓄積装置から取得し、その過去のリンク渋滞情報から当該道路リンクの渋滞度J(l1)を算出する第1リンク渋滞度算出処理過程と、
前記道路リンク長L(l1)と前記過去のリンク旅行時間T(l1)とから、単位長さ当りの正規化リンク旅行時間NT(l1)を算出する正規化リンク旅行時間算出処理過程と、
前記算出された過去の正規化リンク旅行時間NT(l1)とリンク渋滞度J(l1)との関係を用いて、リンク渋滞度J(l1)の最小値から最大値までの区間を、一つまたは複数の有限個の区間に分割し、分割された各渋滞度の区間ごとに、リンク渋滞度J(l1)から正規化リンク旅行時間NT(l1)を算出するための変換式を、以下のJ(l1)のn次式の式とし、
前記変換式の係数rCt (l1)を目的変数とし、該当する前記リンク旅行時間提供リンクの道路属性情報を前記道路交通情報収集蓄積装置から取得し、その取得した道路属性情報の内、比尺度で表現される属性情報Pi(l1)と名義尺度で表現される属性情報をダミー変数化したQjk(l1)の一部または全てを説明変数として、目的変数と説明変数の関連を、重回帰分析と数量化理論I類分析の混合モデルにより回帰分析し、前記変換式の係数rCt (l1)を前記道路属性情報の一部または全てから算出する以下の回帰式を算出する変換式係数と道路属性情報の重回帰分析及び数量化I類混合モデル回帰分析処理過程と、
当該リンク旅行時間推計対象リンクの道路属性情報を前記道路交通情報収集蓄積装置から取得し、その取得した道路属性情報の一部もしくは全てを前記回帰式の式2に適用して、当該道路リンクの渋滞度J(l2)から正規化リンク旅行時間NT(l2)を算出するための以下の変換式の係数rCt (l2)を算出する第2リンク渋滞度−正規化旅行時間変換式係数算出処理過程と、
前記道路リンクの正規化リンク旅行時間NT(l2)に当該道路のリンク長L(l2)を乗ずることにより当該道路のリンク旅行時間の推定値T(l2)を算出する正規化リンク旅行時間−リンク旅行時間変換処理過程と、
を有すること特徴とする旅行時間推計方法。 - 請求項2に記載の旅行時間推計方法において、
前記第1リンク渋滞度−正規化リンク旅行時間変換式係数算出処理過程が、
リンク渋滞度J(l1)から正規化リンク旅行時間NT(l1)を算出するための変換式にJ(l1)の以下の一次式を採用して計算する過程、
変換式係数と道路属性情報の重回帰分析及び数量化I類混合モデル回帰分析処理過程が、
式4の係数rC0 (l1)、rC1 (l1)を目的変数として計算し、
道路リンクl1の属性情報を説明変数とする回帰式は、以下の式として計算する過程、
第2リンク渋滞度−正規化旅行時間変換式係数算出処理過程が、
リンク旅行時間推計の対象となる道路リンクl2の渋滞度J(l2)から正規化リンク旅行時間NT(l2)を算出するための変換式を以下の式を採用して計算する過程、
ことを特徴とする旅行時間推計方法。 - 請求項2に記載の旅行時間推計方法において、
前記第1リンク渋滞度−正規化リンク旅行時間変換式係数算出処理過程が、
リンク渋滞度J(l1)から正規化リンク旅行時間NT(l1)を算出するための変換式を定める渋滞度の区間を、「渋滞度J(l1)=最小値」、「最小値<渋滞度J(l1)<最大値」、「渋滞度J(l1)=最大値」の3つに分割し、各区間における変換式にJ(l1)の以下の一次式を採用し計算する過程、
前記変換式係数と道路属性情報の重回帰分析及び数量化I類混合モデル回帰分析処理過程が、
式8、式9、式10の係数minC0 (l1)、maxC0 (l1)、midleC0 (l1) 、midleC1 (l1)を目的変数とし、道路リンクl1の属性情報を説明変数とする回帰式に、以下の式を採用して計算する過程、
前記第2リンク渋滞度−正規化旅行時間変換式係数算出処理過程が、
リンク旅行時間推計の対象となる道路リンクl2の渋滞度J(l2)から正規化リンク旅行時間NT(l2)を算出するための変換式に、以下の式を採用して計算する過程、
前記式8,式9,式10の係数minC0 (l1)、maxC0 (l1)、midleC0 (l1)、midleC1 (l1)を算出する第1リンク渋滞度−正規化リンク旅行時間変換式係数算出処理過程が、
前記係数minC0 (l1)を、リンク渋滞度J(l1)と正規化リンク旅行時間NT(l1)の組からなる標本データのうち、渋滞度が最小値だけのものからなる標本データの代表点の正規化リンク旅行時間NT(l1)の値とするか、もしくは全ての渋滞度の標本データについて最小二乗法により求めた回帰直線の切片の値とし、
前記係数maxC0 (l1)を、リンク渋滞度J(l1)と正規化リンク旅行時間NT(l1)の組からなる標本データのうち、渋滞度が最大値だけのものからなる標本データの代表点の正規化リンク旅行時間NT(l1)の値とするか、もしくは全ての渋滞度の標本データについて最小二乗法により求めた回帰直線の、渋滞度が最大値である点の正規化リンク旅行時間NT(l1)の値とし、
前記係数midleC0 (l1)、midleC1 (l1)を、
道路リンクl1の蓄積された過去の渋滞情報と旅行時間情報から得られるリンク渋滞度J(l1)と正規化リンク旅行時間NT(l1)の組からなる標本データの全てを用いて回帰分析して得られる回帰直線の切片をmidleC0 (l1)、傾きをmidleC1 (l1)とするか、
もしくは、前記道路交通情報収集蓄積装置から取得した道路リンクl1の蓄積された過去の渋滞情報と旅行時間情報から得られるリンク渋滞度J(l1)と正規化リンク旅行時間NT(l1)の組からなる標本データのうち、リンク渋滞度が最小値または最大値であるデータを除いた標本データを用いて回帰分析して得られる回帰直線の切片をmidleC0 (l1)、傾きをmidleC1 (l1)とするか、
もしくは、リンク渋滞度J(l1)と正規化リンク旅行時間NT(l1)の組からなる標本データを、渋滞度が最小値だけのものとそれ以外の標本データに分け、midleC0 (l1)は渋滞度が最小値の標本データの代表点とし、midleC1 (l1)は渋滞度が最小値以外の標本データを用いて最小二乗法により求めた値とするか、
もしくは、リンク渋滞度J(l1)と正規化リンク旅行時間NT(l1)の組からなる標本データを、渋滞度が最小値だけのものと渋滞度が最大のものと、それ以外の3つの標本データに分け、渋滞度が最小値の標本データの代表点と渋滞度が最大値の標本データの代表点を結んで得られる直線の切片をmidleC0 (l1)、傾きをmidleC1 (l1)として、
計算する過程を有する、
ことを特徴とする旅行時間推計方法。 - 処理対象とする道路リンクに応じた過去のリンク旅行時間情報とリンク渋滞情報,道路属性情報を収集もしくは蓄積する道路交通情報収集蓄積装置を備え、
前記道路リンクを移動するために要する道路リンク旅行時間を当該道路リンクの渋滞情報から算出する装置に使用する
旅行時間推計方法であって、
処理対象とする道路リンクの交通状況および属性に関する情報であり、リンク旅行時間提供リンクの過去のリンク旅行時間情報とリンク渋滞情報,リンク旅行時間提供リンクの道路属性情報,リンク旅行時間推計対象リンクの道路属性データ,リンク旅行時間推計対象リンクの渋滞情報を収集もしくは蓄積する道路交通情報収集蓄積装置を備え、
前記道路リンクを移動するために要する道路リンク旅行時間を当該道路リンクの渋滞情報から算出する装置に使用する
旅行時間推計方法であって、
前記道路交通情報収集蓄積装置から取得した過去のリンク渋滞情報から当該道路リンクの渋滞度J(l1)を算出する過程と、
処理対象となる道路リンクに応じた前記リンク旅行時間T(l1)とリンク長からリンク旅行速度V(l1)を算出する過程と、
前記算出された過去のリンク渋滞度J(l1)とリンク旅行速度V(l1)との関係を用いて、リンク渋滞度からリンク旅行速度を算出するための第1変換式の係数を、渋滞度の値域を複数の区間に分けて、それぞれが互いに独立な渋滞度のn次式もしくは−1次式として算出する過程と、
前記第1変換式の各係数を目的変数とし、該当する道路リンクの道路属性情報の内、比尺度で表現される属性情報を説明変数とし、名義尺度で表現される属性情報もダミー変数化することによって説明変数として、重回帰分析と数量化理論I類分析の混合モデルにより回帰分析を行い、前記係数を前記道路属性情報の一部または全てから算出する回帰式を求める過程と、
旅行時間推計対象となる道路リンクに応じた過去の渋滞情報を前記道路交通情報収集蓄積装置から取得し、その取得した過去の渋滞情報に基づいて当該道路リンクの渋滞度J(l2)を算出する過程と、
旅行時間推計対象となる道路リンクの道路属性情報を前記道路交通情報収集蓄積装置から取得し、その取得した道路属性情報の一部または全てを前記回帰式に適用して、当該道路リンクの渋滞度からリンク旅行速度を算出するための第2変換式の係数を算出する過程と、
前記係数を前記第2変換式に適用し、推計対象時刻のリンク渋滞度J(l2)を当該変換式に代入して、当該旅行時間推計対象となる道路リンクのリンク旅行速度の推定値V(l2)を算出する過程と、
前記算出された旅行時間推計対象となる道路リンクのリンク旅行速度V(l2)で当該道路のリンク長を割ることによって、当該道路リンクの旅行時間の推定値を算出する過程と、
を有することを特徴とする旅行時間推計方法。 - 処理対象とする道路リンクの交通状況および属性に関する情報であり、リンク旅行時間提供リンクの過去のリンク旅行時間情報とリンク渋滞情報,リンク旅行時間提供リンクの道路属性情報,リンク旅行時間推計対象リンクの道路属性データ,リンク旅行時間推計対象リンクの渋滞情報を収集もしくは蓄積する道路交通情報収集蓄積装置を備え、
前記道路リンクを移動するために要する道路リンク旅行時間を当該道路リンクの渋滞情報から算出する装置に使用する
旅行時間推計方法であって、
道路リンクl1に対応した前記過去のリンク旅行時間情報とリンク渋滞情報を道路交通情報収集蓄積装置から取得し、その過去のリンク渋滞情報から当該道路リンクの渋滞度J(l1)を算出する第1リンク渋滞度算出処理過程と、
前記道路リンク長L(l1)と前記過去のリンク旅行時間T(l1)とから、当該リンクのリンク旅行速度V(l1)を算出するリンク旅行速度算出処理過程と、
前記算出された過去のリンク旅行速度V(l1)とリンク渋滞度J(l1)との関係を用いて、リンク渋滞度J(l1)の最小値から最大値までの区間を、一つまたは複数の有限個の区間に分割し、分割された各渋滞度の区間ごとに、リンク渋滞度J(l1)からリンク旅行速度V(l1)を算出するための変換式を、以下のJ(l1)のn次式とし、
前記変換式の係数rCt (l1)を目的変数とし、該当する前記リンク旅行時間提供リンクの道路属性情報を前記道路交通情報収集蓄積装置から取得し、その取得した道路属性情報の内、比尺度で表現される属性情報Pi(l1)と名義尺度で表現される属性情報をダミー変数化したQjk(l1)の一部または全てを説明変数として、目的変数と説明変数の関連を、重回帰分析と数量化理論I類分析の混合モデルにより回帰分析し、前記変換式の係数を前記道路属性情報の一部または全てから算出する以下の回帰式を算出する変換式係数と道路属性情報の重回帰分析及び数量化I類混合モデル回帰分析処理過程と、
当該リンク旅行時間推計対象リンクの道路属性情報を前記道路交通情報収集蓄積装置から取得し、その取得した道路属性情報の一部または全てを前記回帰式の式19に適用して、当該道路リンクの渋滞度J(l2)からリンク旅行速度V(l2)を算出するための以下の変換式の係数rCt (l2)を算出する第2リンク渋滞度−リンク旅行速度変換式係数算出処理過程と、
前記道路リンクのリンク旅行速度V(l2)で当該道路のリンク長L(l2)を割ることにより当該道路のリンク旅行時間の推定値T(l2)を算出するリンク旅行速度−リンク旅行時間変換処理過程と、
を有することを特徴とする旅行時間推計方法。 - 処理対象とする道路リンクの交通状況および属性に関する情報であり、リンク旅行時間提供リンクの過去のリンク旅行時間情報とリンク渋滞情報,リンク旅行時間提供リンクの道路属性情報,リンク旅行時間推計対象リンクの道路属性データ,リンク旅行時間推計対象リンクの渋滞情報を収集もしくは蓄積する道路交通情報収集蓄積装置を備え、
前記道路リンクを移動するために要する道路リンク旅行時間を当該道路リンクの渋滞情報から算出する装置に使用する
旅行時間推計方法であって、
道路リンクl1に対応した前記過去のリンク旅行時間情報とリンク渋滞情報を道路交通情報収集蓄積装置から取得し、その過去のリンク渋滞情報から当該道路リンクの渋滞度J(l1)を算出する第1リンク渋滞度算出処理過程と、
前記道路リンク長L(l1)と前記過去のリンク旅行時間T(l1)とから、当該リンクのリンク旅行速度V(l1)を算出するリンク旅行速度算出処理過程と、
前記算出された過去のリンク旅行速度V(l1)とリンク渋滞度J(l1)との関係を用いて、リンク渋滞度J(l1)の最小値から最大値までの区間を、一つまたは複数の有限個の区間に分割し、分割された各渋滞度の区間ごとに、リンク渋滞度J(l1)からリンク旅行速度V(l1)を算出するための変換式を、以下のJ(l1)の−1次式とし、
前記変換式の係数rC0 (l1)、rC1 (l1)、rC2 (l1)を目的変換とし、該当する前記リンク旅行時間提供リンクの道路属性情報を前記道路交通情報収集蓄積装置から取得し、その取得した道路属性情報の内、比尺度で表現される属性情報Pi(l1)と名義尺度で表現される属性情報をダミー変数化したQjk(l1)の一部または全てを説明変数として、目的変数と説明変数の関連を、重回帰分析と数量化理論I類分析の混合モデルにより回帰分析し、前記変換式の係数を前記道路属性情報の一部または全てから算出する以下の回帰式を算出する変換式係数と道路属性情報の重回帰分析及び数量化I類混合モデル回帰分析処理過程と、
当該リンク旅行時間推計対象リンクの道路属性情報を前記道路交通情報収集蓄積装置から取得し、その取得した道路属性情報の一部または全てを前記回帰式の式22,式23,式24に適用して、当該道路リンクの渋滞度J(l2)からリンク旅行速度V(l2)を算出するための以下の変換式の係数rC0 (l2)、rC1 (l2)、rC2 (l2)を算出する第2リンク渋滞度−リンク旅行速度変換式係数算出処理過程と、
前記道路リンクのリンク旅行速度V(l2)で当該道路のリンク長L(l2)を割ることにより当該道路のリンク旅行時間の推定値T(l2)を算出するリンク旅行速度−リンク旅行時間変換処理過程と、
を有することを特徴とする旅行時間推計方法。 - 請求項7に記載の旅行時間推計方法において、
前記第1リンク渋滞度−リンク旅行速度変換式係数算出処理過程が、
リンク渋滞度J(l1)からリンク旅行速度V(l1)を算出するための変換式を定める渋滞度の区間を、「渋滞度J(l1)=最小値」、「最小値<渋滞度J(l1)<最大値」、「渋滞度J(l1)=最大値」の3つに分割し、各区間における変換式に以下のJ(l1)の−1次式を採用して計算する過程、
前記変換式係数と道路属性情報の重回帰分析及び数量化I類混合モデル回帰分析処理過程が、
式26,式27,式28の係数minC0 (l1)、maxC0 (l1)、midleC0 (l1)、midleC1 (l1)、midleC2 (l1)を目的変数とし、道路リンクl1の属性情報を説明変数とする回帰式に、以下の式を採用して計算する過程、
前記第2リンク渋滞度−リンク旅行速度変換式係数算出処理過程が、
リンク旅行時間推計の対象となる道路リンクl2の渋滞度J(l2)から正規化リンク旅行時間NT(l2)を算出するための変換式に、以下の式を採用し計算する過程、
式26,式27,式28の係数minC0 (l1)、maxC0 (l1)、midleC0 (l1)、midleC1 (l1)、midleC2 (l1)を算出する前記第1リンク渋滞度−リンク旅行速度変換式係数算出処理過程が、
各道路リンクl1のminC0 (l1)、maxC0 (l1)、midleC0 (l1)、midleC1 (l1)、midleC2 (l1)は、前記道路交通情報収集蓄積装置から取得した道路リンクl1の過去の渋滞情報と旅行時間情報から得られるリンク渋滞度J(l1)とリンク旅行速度V(l1)の組からなる標本データを、リンク渋滞度J(l1)が最小値であるものと、リンク渋滞度J(l1)が最大値であるものと、それ以外のものの3つの標本データに分類し、
minC0 (l1)は、リンク渋滞度J(l1)が最小値である標本データのリンク旅行速度V(l1)の平均値もしくは最頻値もしくは中央値とし、
maxC0 (l1)は、リンク渋滞度J(l1)が最大値である標本データのリンク旅行速度V(l1)の平均値もしくは最頻値もしくは中央値とし、
midleC0 (l1),midleC1 (l1),midleC2 (l1)は、リンク渋滞度J(l1)が最小値である標本データのリンク旅行速度V(l1)の平均値もしくは最頻値もしくは中央値を第1点とし、リンク渋滞度J(l1)が最大値である標本データのリンク旅行速度V(l1)の平均値もしくは最頻値もしくは中央値を第2点とし、第1点と第2点を通過し、リンク渋滞度が、「最小値<J(l1)<最大値」である標本データとの2乗誤差が最小となる双曲線を定めるmidleC0 (l1)、midleC1 (l1)、midleC2 (l1)の値とする、
過程を有する、
ことを特徴とする旅行時間推計方法。 - 道路リンクを移動するために要する将来の道路リンク旅行時間の予測値を当該道路リンクの渋滞情報から算出する旅行時間予測方法であって、
道路リンク旅行時間予測の対象となる道路リンクについて、当該道路リンクの将来の渋滞状況を予測する過程と、
予測された渋滞状況から当該道路リンクの予測リンク渋滞度を算出する過程と、
請求項1乃至8のいずれかに記載の旅行時間推計方法を用いて、前記算出された予測リンク渋滞度から道路リンク旅行時間の予測値を算出する過程と、
を有することを特徴とする旅行時間予測方法。 - 道路リンクを移動するのに要する将来の道路リンク旅行時間の予測値を当該道路リンクの渋滞情報から算出する旅行時間予測方法であって、
道路リンク旅行時間予測の対象となる道路リンクについて、過去もしくは現在の渋滞情報に基づくリンク旅行時間推計を行う過程と、
当該道路リンクの過去の渋滞情報から過去の渋滞度を算出し、
請求項1乃至8のいずれかに記載の旅行時間推計方法を用いて、前記算出された過去の渋滞度から当該道路リンクの過去のリンク旅行時間の推計値を算出する
過去の渋滞情報に基づくリンク旅行時間推計過程と、
当該道路リンクの現在の渋滞情報から現在の渋滞度を算出し、
請求項1乃至8のいずれかに記載の旅行時間推計方法を用いて、前記算出された現在の渋滞度から当該道路リンクの現在のリンク旅行時間の推計値を算出する
現在の渋滞情報に基づくリンク旅行時間推計過程と、
前記推計されたリンク旅行時間のいずれか一つ、もしくは両方を用いて、当該道路リンクの将来のリンク旅行時間を予測する過程と、
を有することを特徴とする旅行時間予測方法。 - 処理対象とする道路リンクに応じた過去のリンク旅行時間情報とリンク渋滞情報,道路属性情報を収集もしくは蓄積する道路交通情報収集蓄積装置を備え、
前記道路リンクを移動するために要する道路リンク旅行時間を当該道路リンクの渋滞情報から算出する旅行時間推計装置であって、
前記道路交通情報収集蓄積装置から取得した過去のリンク渋滞情報から当該道路リンクの渋滞度J(l1)を算出する手段と、
前記処理対象とする道路リンクに応じた前記リンク旅行時間情報と道路リンク長に基づいて単位長さ当りの正規化リンク旅行時間NT(l1)を算出する手段と、
前記処理対象とする道路リンクに応じた過去のリンク渋滞度J(l1)と正規化リンク旅行時間NT(l1)との関係を用いて、リンク渋滞度から正規化リンク旅行時間を算出するための第1変換式の係数を、渋滞度の値域を1つまたは複数の区間に分けて、それぞれが互いに独立なリンク渋滞度のn次式として算出する手段と、
前記第1変換式の各係数を目的変数とし、前記道路交通情報収集蓄積装置から取得した道路リンクの道路属性情報の内、比尺度で表現される属性情報を説明変数とし、名義尺度で表現される属性情報もダミー変数化することによって説明変数とし、重回帰分析及び数量化理論I類分析の混合モデルによって回帰分析を行い、前記係数を前記道路属性情報の一部または全てから算出する回帰式を求める手段と、
旅行時間推計対象となる道路リンクに応じた過去の渋滞情報を前記道路交通情報収集蓄積装置から取得し、その取得した過去の渋滞情報に基づいて当該道路リンクの渋滞度J(l2)を算出する手段と、
旅行時間推計対象となる道路リンクの道路属性情報を前記道路交通情報収集蓄積装置から取得し、その取得した道路属性情報の一部または全てを前記回帰式に適用して、当該旅行時間推計対象となる道路リンクの渋滞度J(l2)から正規化リンク旅行時間NT(l2)を算出するための第2変換式の係数を算出する手段と、
前記算出された係数を前記第2変換式に適用し、推計時刻におけるリンク渋滞度を当該変換式に代入して、旅行時間推計対象となる道路リンクの正規化リンク旅行時間の推定値を算出する手段と、
前記旅行時間推計対象となる道路リンクに対して推計された正規化リンク旅行時間NT(l2)に、当該道路のリンク長を乗ずることによって、当該道路リンクの旅行時間の推定値を算出する手段と、
を備えること特徴とする旅行時間推計装置。 - 処理対象とする道路リンクの交通状況および属性に関する情報であり、リンク旅行時間提供リンクの過去のリンク旅行時間情報とリンク渋滞情報,リンク旅行時間提供リンクの道路属性情報,リンク旅行時間推計対象リンクの道路属性情報,リンク旅行時間推計対象リンクの渋滞情報を収集もしくは蓄積する道路交通情報収集蓄積装置を備え、
前記道路リンクを移動するために要する道路リンク旅行時間を当該道路リンクの渋滞情報から算出する旅行時間推計装置であって、
道路リンクl1に対応した前記過去のリンク旅行時間情報とリンク渋滞情報を道路交通情報収集蓄積装置から取得し、その過去のリンク渋滞情報から当該道路リンクの渋滞度J(l1)を算出する第1リンク渋滞度算出処理手段と、
前記道路リンク長L(l1)と前記過去のリンク旅行時間T(l1)とから、単位長さ当りの正規化リンク旅行時間NT(l1)を算出する正規化リンク旅行時間算出処理手段と、
前記算出された過去の正規化リンク旅行時間NT(l1)とリンク渋滞度J(l1)との関係を用いて、リンク渋滞度J(l1)の最小値から最大値までの区間を、一つまたは複数の有限個の区間に分割し、分割された各渋滞度の区間ごとに、リンク渋滞度J(l1)から正規化リンク旅行時間NT(l1)を算出するための変換式を、以下のJ(l1)のn次式の式とし、
前記変換式の係数rCt (l1)を目的変数とし、該当する前記リンク旅行時間提供リンクの道路属性情報を前記道路交通情報収集蓄積装置から取得し、その取得した道路属性情報の内、比尺度で表現される属性情報Pi(l1)と名義尺度で表現される属性情報をダミー変数化したQjk(l1)の一部または全てを説明変数として、目的変数と説明変数の関連を、重回帰分析と数量化理論I類分析の混合モデルにより回帰分析し、前記変換式の係数rCt (l1)を前記道路属性情報の一部または全てから算出する以下の回帰式を算出する変換式係数と道路属性情報の重回帰分析及び数量化I類混合モデル回帰分析処理手段と、
当該リンク旅行時間推計対象リンクの道路属性情報を前記道路交通情報収集蓄積装置から取得し、その取得した道路属性情報の一部もしくは全てを前記回帰式の式2に適用して、当該道路リンクの渋滞度J(l2)から正規化リンク旅行時間NT(l2)を算出するための以下の変換式の係数rCt (l2)を算出する第2リンク渋滞度−正規化旅行時間変換式係数算出処理手段と、
前記道路リンクの正規化リンク旅行時間NT(l2)に当該道路のリンク長L(l2)を乗ずることにより当該道路のリンク旅行時間の推定値T(l2)を算出する正規化リンク旅行時間−リンク旅行時間変換処理手段と、
を備えること特徴とする旅行時間推計装置。 - 請求項12に記載の旅行時間推計装置において、
前記第1リンク渋滞度−正規化リンク旅行時間変換式係数算出処理手段が、
リンク渋滞度J(l1)から正規化リンク旅行時間NT(l1)を算出するための変換式にJ(l1)の以下の一次式を採用して計算する手段、
対応する変換式係数と道路属性情報の重回帰分析及び数量化I類混合モデル回帰分析処理手段が、
式4の係数rC0 (l1)、rC1 (l1)を目的変数として計算し、
道路リンクl1の属性情報を説明変数とする回帰式は、以下の式として計算する手段、
第2リンク渋滞度−正規化旅行時間変換式係数算出処理手段が、
リンク旅行時間推計の対象となる道路リンクl2の渋滞度J(l2)から正規化リンク旅行時間NT(l2)を算出するための変換式を以下の式を採用して計算する手段、
ことを特徴とする旅行時間推計装置。 - 請求項12に記載の旅行時間推計装置において、
前記第1リンク渋滞度−正規化リンク旅行時間変換式係数算出処理手段が、
リンク渋滞度J(l1)から正規化リンク旅行時間NT(l1)を算出するための変換式を定める渋滞度の区間を、「渋滞度J(l1)=最小値」、「最小値<渋滞度J(l1)<最大値」、「渋滞度J(l1)=最大値」の3つに分割し、各区間における変換式にJ(l1)の以下の一次式を採用し計算する手段、
前記変換式係数と道路属性情報の重回帰分析及び数量化I類混合モデル回帰分析処理手段が、
式8、式9、式10の係数minC0 (l1)、maxC0 (l1)、midleC0 (l1) 、midleC1 (l1)を目的変数とし、道路リンクl1の属性情報を説明変数とする回帰式に、以下の式を採用して計算する手段、
前記第2リンク渋滞度−正規化旅行時間変換式係数算出処理手段が、
リンク旅行時間推計の対象となる道路リンクl2の渋滞度J(l2)から正規化リンク旅行時間NT(l2)を算出するための変換式に、以下の式を採用して計算する手段、
前記式8,式9,式10の係数minC0 (l1)、maxC0 (l1)、midleC0 (l1)、midleC1 (l1)を算出する第1リンク渋滞度−正規化リンク旅行時間変換式係数算出処理手段が、
前記係数minC0 (l1)を、リンク渋滞度J(l1)と正規化リンク旅行時間NT(l1)の組からなる標本データのうち、渋滞度が最小値だけのものからなる標本データの代表点の正規化リンク旅行時間NT(l1)の値とするか、もしくは全ての渋滞度の標本データについて最小二乗法により求めた回帰直線の切片の値とし、
前記係数maxC0 (l1)を、リンク渋滞度J(l1)と正規化リンク旅行時間NT(l1)の組からなる標本データのうち、渋滞度が最大値だけのものからなる標本データの代表点の正規化リンク旅行時間NT(l1)の値とするか、もしくは全ての渋滞度の標本データについて最小二乗法により求めた回帰直線の、渋滞度が最大値である点の正規化リンク旅行時間NT(l1)の値とし、
前記係数midleC0 (l1)、midleC1 (l1)を、
道路リンクl1の蓄積された過去の渋滞情報と旅行時間情報から得られるリンク渋滞度J(l1)と正規化リンク旅行時間NT(l1)の組からなる標本データの全てを用いて回帰分析して得られる回帰直線の切片をmidleC0 (l1)、傾きをmidleC1 (l1)とするか、
もしくは、前記道路交通情報収集蓄積装置から取得した道路リンクl1の蓄積された過去の渋滞情報と旅行時間情報から得られるリンク渋滞度J(l1)と正規化リンク旅行時間NT(l1)の組からなる標本データのうち、リンク渋滞度が最小値または最大値であるデータを除いた標本データを用いて回帰分析して得られる回帰直線の切片をmidleC0 (l1)、傾きをmidleC1 (l1)とするか、
もしくは、リンク渋滞度J(l1)と正規化リンク旅行時間NT(l1)の組からなる標本データを、渋滞度が最小値だけのものとそれ以外の標本データに分け、midleC0 (l1)は渋滞度が最小値の標本データの代表点とし、midleC1 (l1)は渋滞度が最小値以外の標本データを用いて最小二乗法により求めた値とするか、
もしくは、リンク渋滞度J(l1)と正規化リンク旅行時間NT(l1)の組からなる標本データを、渋滞度が最小値だけのものと渋滞度が最大のものと、それ以外の3つの標本データに分け、渋滞度が最小値の標本データの代表点と渋滞度が最大値の標本データの代表点を結んで得られる直線の切片をmidleC0 (l1)、傾きをmidleC1 (l1)として、
計算する手段を有する、
ことを特徴とする旅行時間推計装置。 - 処理対象とする道路リンクの交通状況および属性に関する情報であり、リンク旅行時間提供リンクの過去のリンク旅行時間情報とリンク渋滞情報,リンク旅行時間提供リンクの道路属性情報,リンク旅行時間推計対象リンクの道路属性データ,リンク旅行時間推計対象リンクの渋滞情報を収集もしくは蓄積する道路交通情報収集蓄積装置を備え、
前記道路リンクを移動するために要する道路リンク旅行時間を当該道路リンクの渋滞情報から算出する旅行時間推計装置であって、
前記道路交通情報収集蓄積装置から取得した過去のリンク渋滞情報から当該道路リンクの渋滞度J(l1)を算出する手段と、
処理対象となる道路リンクに応じた前記リンク旅行時間T(l1)とリンク長からリンク旅行速度V(l1)を算出する手段と、
前記算出された過去のリンク渋滞度J(l1)とリンク旅行速度V(l1)との関係を用いて、リンク渋滞度からリンク旅行速度を算出するための第1変換式の係数を、渋滞度の値域を複数の区間に分けて、それぞれが互いに独立な渋滞度のn次式もしくは−1次式として算出する手段と、
前記第1変換式の各係数を目的変数とし、該当する道路リンクの道路属性情報の内、比尺度で表現される属性情報を説明変数とし、名義尺度で表現される属性情報もダミー変数化することによって説明変数として、重回帰分析と数量化理論I類分析の混合モデルにより回帰分析を行い、前記係数を前記道路属性情報の一部または全てから算出する回帰式を求める手段と、
旅行時間推計対象となる道路リンクに応じた過去の渋滞情報を前記道路交通情報収集蓄積装置から取得し、その取得した過去の渋滞情報に基づいて当該道路リンクの渋滞度J(l2)を算出する手段と、
旅行時間推計対象となる道路リンクの道路属性情報を前記道路交通情報収集蓄積装置から取得し、その取得した道路属性情報の一部または全てを前記回帰式に適用して、当該道路リンクの渋滞度からリンク旅行速度を算出するための第2変換式の係数を算出する手段と、
前記係数を前記第2変換式に適用し、推計対象時刻のリンク渋滞度J(l2)を当該変換式に代入して、当該旅行時間推計対象となる道路リンクのリンク旅行速度の推定値V(l2)を算出する手段と、
前記算出された旅行時間推計対象となる道路リンクのリンク旅行速度V(l2)で当該道路のリンク長を割ることによって、当該道路リンクの旅行時間の推定値を算出する手段と、
を備えることを特徴とする旅行時間推計装置。 - 処理対象とする道路リンクの交通状況および属性に関する情報であり、リンク旅行時間提供リンクの過去のリンク旅行時間情報とリンク渋滞情報,リンク旅行時間提供リンクの道路属性情報,リンク旅行時間推計対象リンクの道路属性データ,リンク旅行時間推計対象リンクの渋滞情報を収集もしくは蓄積する道路交通情報収集蓄積装置を備え、
前記道路リンクを移動するために要する道路リンク旅行時間を当該道路リンクの渋滞情報から算出する旅行時間推計装置であって、
道路リンクl1に対応した前記過去のリンク旅行時間情報とリンク渋滞情報を道路交通情報収集蓄積装置から取得し、その過去のリンク渋滞情報から当該道路リンクの渋滞度J(l1)を算出する第1リンク渋滞度算出処理手段と、
前記道路リンク長L(l1)と前記過去のリンク旅行時間T(l1)とから、当該リンクのリンク旅行速度V(l1)を算出するリンク旅行速度算出処理手段と、
前記算出された過去のリンク旅行速度V(l1)とリンク渋滞度J(l1)との関係を用いて、リンク渋滞度J(l1)の最小値から最大値までの区間を、一つまたは複数の有限個の区間に分割し、分割された各渋滞度の区間ごとに、リンク渋滞度J(l1)からリンク旅行速度V(l1)を算出するための変換式を、以下のJ(l1)のn次式とし、
前記変換式の係数rCt (l1)を目的変数とし、該当する前記リンク旅行時間提供リンクの道路属性情報を前記道路交通情報収集蓄積装置から取得し、その取得した道路属性情報の内、比尺度で表現される属性情報Pi(l1)と名義尺度で表現される属性情報をダミー変数化したQjk(l1)の一部または全てを説明変数として、目的変数と説明変数の関連を、重回帰分析と数量化理論I類分析の混合モデルにより回帰分析し、前記変換式の係数を前記道路属性情報の一部または全てから算出する以下の回帰式を算出する変換式係数と道路属性情報の重回帰分析及び数量化I類混合モデル回帰分析処理手段と、
当該リンク旅行時間推計対象リンクの道路属性情報を前記道路交通情報収集蓄積装置から取得し、その取得した道路属性情報の一部または全てを前記回帰式の式19に適用して、当該道路リンクの渋滞度J(l2)からリンク旅行速度V(l2)を算出するための以下の変換式の係数rCt (l2)を算出する第2リンク渋滞度−リンク旅行速度変換式係数算出処理手段と、
前記道路リンクのリンク旅行速度V(l2)で当該道路のリンク長L(l2)を割ることにより当該道路のリンク旅行時間の推定値T(l2)を算出するリンク旅行速度−リンク旅行時間変換処理手段と、
を備えることを特徴とする旅行時間推計装置。 - 処理対象とする道路リンクの交通状況および属性に関する情報であり、リンク旅行時間提供リンクの過去のリンク旅行時間情報とリンク渋滞情報,リンク旅行時間提供リンクの道路属性情報,リンク旅行時間推計対象リンクの道路属性データ,リンク旅行時間推計対象リンクの渋滞情報を収集もしくは蓄積する道路交通情報収集蓄積装置を備え、
前記道路リンクを移動するために要する道路リンク旅行時間を当該道路リンクの渋滞情報から算出する旅行時間推計装置であって、
道路リンクl1に対応した前記過去のリンク旅行時間情報とリンク渋滞情報を道路交通情報収集蓄積装置から取得し、その過去のリンク渋滞情報から当該道路リンクの渋滞度J(l1)を算出する第1リンク渋滞度算出処理手段と、
前記道路リンク長L(l1)と前記過去のリンク旅行時間T(l1)とから、当該リンクのリンク旅行速度V(l1)を算出するリンク旅行速度算出処理手段と、
前記算出された過去のリンク旅行速度V(l1)とリンク渋滞度J(l1)との関係を用いて、リンク渋滞度J(l1)の最小値から最大値までの区間を、一つまたは複数の有限個の区間に分割し、分割された各渋滞度の区間ごとに、リンク渋滞度J(l1)からリンク旅行速度V(l1)を算出するための変換式を、以下のJ(l1)の−1次式とし、
前記変換式の係数rC0 (l1)、rC1 (l1)、rC2 (l1)を目的変換とし、該当する前記リンク旅行時間提供リンクの道路属性情報を前記道路交通情報収集蓄積装置から取得し、その取得した道路属性情報の内、比尺度で表現される属性情報Pi(l1)と名義尺度で表現される属性情報をダミー変数化したQjk(l1)の一部または全てを説明変数として、目的変数と説明変数の関連を、重回帰分析と数量化理論I類分析の混合モデルにより回帰分析し、前記変換式の係数を前記道路属性情報の一部または全てから算出する以下の回帰式を算出する変換式係数と道路属性情報の重回帰分析及び数量化I類混合モデル回帰分析処理手段と、
当該リンク旅行時間推計対象リンクの道路属性情報を前記道路交通情報収集蓄積装置から取得し、その取得した道路属性情報の一部または全てを前記回帰式の式22,式23,式24に適用して、当該道路リンクの渋滞度J(l2)からリンク旅行速度V(l2)を算出するための以下の変換式の係数rC0 (l2)、rC1 (l2)、rC2 (l2)を算出する第2リンク渋滞度−リンク旅行速度変換式係数算出処理手段と、
前記道路リンクのリンク旅行速度V(l2)で当該道路のリンク長L(l2)を割ることにより当該道路のリンク旅行時間の推定値T(l2)を算出するリンク旅行速度−リンク旅行時間変換処理手段と、
を備えることを特徴とする旅行時間推計装置。 - 請求項17に記載の旅行時間推計装置において、
前記第1リンク渋滞度−リンク旅行速度変換式係数算出処理手段が、
リンク渋滞度J(l1)からリンク旅行速度V(l1)を算出するための変換式を定める渋滞度の区間を、「渋滞度J(l1)=最小値」、「最小値<渋滞度J(l1)<最大値」、「渋滞度J(l1)=最大値」の3つに分割し、各区間における変換式に以下のJ(l1)の−1次式を採用して計算する手段、
前記変換式係数と道路属性情報の重回帰分析及び数量化I類混合モデル回帰分析処理手段が、
式26,式27,式28の係数minC0 (l1)、maxC0 (l1)、midleC0 (l1)、midleC1 (l1)、midleC2 (l1)を目的変数とし、道路リンクl1の属性情報を説明変数とする回帰式に、以下の式を採用して計算する手段、
前記第2リンク渋滞度−リンク旅行速度変換式係数算出処理手段が、
リンク旅行時間推計の対象となる道路リンクl2の渋滞度J(l2)から正規化リンク旅行時間NT(l2)を算出するための変換式に、以下の式を採用し計算する手段、
式26,式27,式28の係数minC0 (l1)、maxC0 (l1)、midleC0 (l1)、midleC1 (l1)、midleC2 (l1)を算出する前記第1リンク渋滞度−リンク旅行速度変換式係数算出処理手段が、
各道路リンクl1のminC0 (l1)、maxC0 (l1)、midleC0 (l1)、midleC1 (l1)、midleC2 (l1)は、前記道路交通情報収集蓄積装置から取得した道路リンクl1の過去の渋滞情報と旅行時間情報から得られるリンク渋滞度J(l1)とリンク旅行速度V(l1)の組からなる標本データを、リンク渋滞度J(l1)が最小値であるものと、リンク渋滞度J(l1)が最大値であるものと、それ以外のものの3つの標本データに分類し、
minC0 (l1)は、リンク渋滞度J(l1)が最小値である標本データのリンク旅行速度V(l1)の平均値もしくは最頻値もしくは中央値とし、
maxC0 (l1)は、リンク渋滞度J(l1)が最大値である標本データのリンク旅行速度V(l1)の平均値もしくは最頻値もしくは中央値とし、
midleC0 (l1),midleC1 (l1),midleC2 (l1)は、リンク渋滞度J(l1)が最小値である標本データのリンク旅行速度V(l1)の平均値もしくは最頻値もしくは中央値を第1点とし、リンク渋滞度J(l1)が最大値である標本データのリンク旅行速度V(l1)の平均値もしくは最頻値もしくは中央値を第2点とし、第1点と第2点を通過し、リンク渋滞度が、「最小値<J(l1)<最大値」である標本データとの2乗誤差が最小となる双曲線を定めるmidleC0 (l1)、midleC1 (l1)、midleC2 (l1)の値とする、手段を備える、
ことを特徴とする旅行時間推計装置。 - 道路リンクを移動するために要する将来の道路リンク旅行時間の予測値を当該道路リンクの渋滞情報から算出する旅行時間予測装置であって、
道路リンク旅行時間予測の対象となる道路リンクについて、当該道路リンクの将来の渋滞状況を予測する手段と、
予測された渋滞状況から当該道路リンクの予測リンク渋滞度を算出する手段と、
請求項11乃至18のいずれかに記載の旅行時間推計装置を用いて、前記算出された予測リンク渋滞度から道路リンク旅行時間の予測値を算出する手段と、
を備えることを特徴とする旅行時間予測装置。 - 道路リンクを移動するのに要する将来の道路リンク旅行時間の予測値を当該道路リンクの渋滞情報から算出する旅行時間予測装置であって、
道路リンク旅行時間予測の対象となる道路リンクについて、過去もしくは現在の渋滞情報に基づくリンク旅行時間推計を行う手段と、
当該道路リンクの過去の渋滞情報から過去の渋滞度を算出し、
請求項11乃至18のいずれかに記載の旅行時間推計装置を用いて、前記算出された過去の渋滞度から当該道路リンクの過去のリンク旅行時間の推計値を算出する
過去の渋滞情報に基づくリンク旅行時間推計手段と、
当該道路リンクの現在の渋滞情報から現在の渋滞度を算出し、
請求項11乃至18のいずれかに記載の旅行時間推計装置を用いて、前記算出された現在の渋滞度から当該道路リンクの現在のリンク旅行時間の推計値を算出する
現在の渋滞情報に基づくリンク旅行時間推計手段と、
前記推計されたリンク旅行時間のいずれか一つ、もしくは両方を用いて、当該道路リンクの将来のリンク旅行時間を予測する手段と、
を備えることを特徴とする旅行時間予測装置。 - 請求項1乃至8のいずれかに記載の旅行時間推計方法を、コンピュータで実行可能なコンピュータプログラムとして記述したことを特徴とする旅行時間推計プログラム。
- 請求項9または10に記載の旅行時間予測方法を、コンピュータで実行可能なコンピュータプログラムとして記述したことを特徴とする旅行時間予測プログラム。
- 請求項1乃至8のいずれかに記載の旅行時間推計方法を、コンピュータで実行可能なコンピュータプログラムとして記述し、そのコンピュータプログラムを記録したことを特徴とする記録媒体。
- 請求項9または10に記載の旅行時間予測方法を、コンピュータで実行可能なコンピュータプログラムとして記述し、そのコンピュータプログラムを記録したことを特徴とする記録媒体。
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