JP2008273492A - 空気内封式タイヤ車輪リムに設ける回転増幅機構 - Google Patents

空気内封式タイヤ車輪リムに設ける回転増幅機構 Download PDF

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Abstract

【課題】自動車における空気内封式タイヤ車輪にあっては、車輪そのものには省エネに関する、燃費改善の目的技術は思考されず、エンジンの付帯機器として単に回転させるにすぎなかった。この車輪に高い技術を付加し、回転することで、大きな回転トルクを発生させる。これにて燃費改善、CO削減の環境技術に大きく貢献すべく取組み、特に機械加工や、精度の必要ない思考で、低コストで最大の効果を得るのを目的とした。
【解決手段】空気内封式タイヤ車輪2のリム部4に、複数の受圧部5を設け、この受圧面に空気圧力を作用させ、車軸に回転力を別個に付加、発生させる構成にした。
【選択図】図1

Description

本発明は空気内封式タイヤ車輪において、車輪リムの円周部に付帯させた回転増幅機構に関する。
近年に於ける地球温暖化の傾向にあって、気温上昇と共に、COガスの排出が大きな、社会、環境問題として、クローズアップされ、どの様にしてこれらのマイナス要因を排除するかを問われる状勢になってきている。これらの事より規制事項として、政府が発表されようとしているものとして、2015年度までに、自動車の燃費を現在の消費量より、約20%改善する新しい基準を、自動車メーカに義務づける方針を出すようである。燃費の規制や改善は、京都議定書の発効や、地球温暖化の深刻さを考慮され、更に一層の改善を進める必要があると判断されていて、もっとも技術の進んだ日本はもとより、世界各国にも厳しい燃費規制は必至となってきている。
従って、自動車メーカはもとより、関連企業に於いても、一層の技術開発と投資が迫られるが、これらの研究、開発される方策は、エンジンの各機構を改良し、燃費を少なくすることに盡力されているが、その費用や生産切替の設備費、等に期間と経費が大きく嵩んでくる。
これら自動車に於ける燃費基準は、現在、車輌重量ごとに設定されている。乗用車を例にとれば、2006年代基準では9段階に分けられていて、比較的、幅の厚い基準となっているが、新基準の2015年までの案では、15〜20段階に細分化され、小型車から大型車に至るまで、すべての車輌で、約20%改善アップの燃費基準の達成が求められるようである。
故にメーカとしては、現に省エネと、燃費改善の排気機構に実績のある、エンジンとモータを組合わせた、ハイブリッド方式の駆動形態を採用すれば、基準を達成しやすくなるため、ハイブリッド車の開発に重点をおいてくるようになる。
然し、ハイブリッド車は、スタート時、等の減速時は、モータ駆動のために、バッテリーが毎時使用され、そのためバッテリーの消耗寿命が短くなり、逆にバッテリーの交換に費用が嵩ばり、その上自動車の駆動構成が複雑となって、コスト高を招く上、構造の複雑さが、重量の増大に進展し、細分化される新基準では、車体の大きさの割には厳しい燃費基準の適用に移行することになりやすい。又、故障の頻度も増え、ハイブリッド構成のメンテナンス費も増加し、顧客にはメリットが少ないものとなっている。
又、自動車では、エンジン以外の、燃費軽減は殆んど実施されておらず、コスト安で、且、故障確率の低いエンジン以外の改革は皆無に近いのが現状である。
上記に示した自動車が抱える燃費軽減に関する課題の解決方法を説明する。
背景技術に示した如く、自動車における解決すべき課題は、どのようにして簡単な構成で、大きな燃費改善が達成されるかであり、この問題に対して今迄、全く関与していなかった技術部門は、車輪構成である。すなわち、自動車エンジンは、自動車架台に装着した場合の、ネット回転力によって、車輪自体は、タイヤが地表面の摩擦に打勝って、エンジンの回転エネルギーを伝達し、車体を効率よく、高速度で前進させる機能が要求されるが、自動車のエンジン機能以外で、ハイブリッド方式の燃費改善技術に匹敵するエネルギー改善効果を出すべく、自動車車輪リム、周円部を活用し、自動車エンジンのネット回転力と、同等及び以上の回転力たる省エネ効果を施したのが、本発明構造であり、背景技術に示した課題を大きく克服したものと考察している。
本発明は、自動車の空気を封入したタイヤ車輪では、考え得なかった構成で、機械的な操作を必要とせず、従って摩耗や、機能の問題で支障をきたすことは皆無で、燃費改善のため加工したり、組立をする工程は存在しない構成を採用し、これによって、更に絶大な信頼と、効果を得るべく構造化したものである。
本発明は、上述せる課題を克服し、達成させる方法として、自動車にあって、すべての車輪において、車輪リム内周にわたって、動釣合に支障をきたさないように、偶数に構成した複数の受圧構造部を、回転方向に円形の受圧面と、この受圧面につながる空間と共に、構成する反回転方向側に、反受圧面の存在しない管状断面を有する空気吸入空間を設けて構成する。
この車輪リム内部円周にわたる、複数の受圧構造部は、円形の受圧面につながる空間を介して、反受圧面を構成しない管状断面をもつ空気吸入空間よりタイヤ内の封入空気圧を、回転方向へ直角に作用する空気圧力として、作動すべく構成する方法で、車輪リム、内周に受圧構造部を一体に鋳造、成形する方法で構造化する。そして空気圧力が作用する、この車輪リム内周の、受圧構造部、円形の受圧面と、該、受圧面中心から、車輪軸心までの距離をモーメントとしてトルクを発生させる構成である。
これらの構成により、車輪を矢印、回転方向に増幅する回転力に変換する構造にした。尚、この作用個所は車輪リム内周にわたる複数の受圧構造部毎に構成され、その合計圧がモーメントトルクとして車輪、軸心に作用することとなる。
上述したように、本発明構成は、図1より図3に示すが、この構成のもたらす効果は次の通りである。
図1、図2及び図3による、タイヤ内の空気圧力を利用する構成は、タイヤ内の空気圧力を、車輪リムに設けた受圧構造部の円形受圧面に、有効に、且、直接に作用する如く構成しているので、反回転方向には加圧されない構造となっている。更に、機械加工の必要がなく、車輪リム内周にわたって、一体とした鋳造成形で構成されている故に、品質は均一に確保され、コストも安く、故障は皆無が保証される構成である。
自動車に用いられる、この機能は、車輪毎に各、車輪リム内周にわたって、数多くの受圧構造部に、回転増幅機能を備えることになり、各車輪の、車軸に大きなモーメントトルクが発生させることができ、車輪数の合計トルクが、補助エネルギーとなって、大きな省エネ力として、エンジンの回転を補助、増幅させることができる。故に、燃費が節約できることで、経済的な出費も抑えられ、更にCOの発生も大きく減少させ、地球温暖化の防止にも貢献できるものである。
この構造を採用することによって、更にハイブリッド方式も簡略化され、車輌重量も軽減されることより、コストも安く、燃費改善基準も、従来のエンジン排気量との比較で、低基準に入ることも可能となり、総ての面を含めて、非常に付加価値の高い構造をもち合わせ、有効な効果を発揮するものである。
本発明の実施例を図1〜図3に基づいて説明する。
本発明の図1は、空気内封式タイヤ車輪リムに設ける回転増幅機構の構成を示す正面図と、図2はその側面断面図を示す。図3は回転を発生させる受圧構造部を示す構造図である。
図1〜図3にあって、1は車輪ボス、2は車輪で、タイヤ装着部は寸法、Dで表わすが、タイヤ外輪の大きさにて変化する。3は車輪アームであるが、車輪のデザインで外観は相違する。4は車輪リムで、6、タイヤの内側内圧部で9、車輪回転中心線上に、5、受圧構造部を4、車輪リム内蔵部円周部に複数個、動釣合を考慮して設ける。5Aは受圧面本体で、5Bは受圧面蓋で、5E、合せ面にて、5A受圧面本体に嵌合し、5C円形受圧面を構成する。5Dは空気吸入口空間を示し、10構成線より反受圧面側に、E直径による5Fの管状断面、体を構成している。6はタイヤで、7は回転走行方向を示す。8はタイヤ内吸気バルブで、9は車輪回転中心である。Fはタイヤ中心からのオフセット寸法、Gは車輪リム幅、Lは5C、円形受圧面のトルク作用半径を示す。
次に、5受圧構造部を、図1〜図3により構成作動を説明する。
今、タイヤ内空気圧力は、P=2.2〜2.4kgf/cm、(215.6〜235.2kPa)を保持し、D=380cm(15in)の車輪において、5、受圧構造部は12ヶ所、均等に設定する。
E=1.8cm、H=1.2cm、L=17.5cm、とすれば、5C、円形受圧面に掛る圧力はP=0.785×1.8×2.4=6.10416kgfとなる。今、図3にあって、5A受圧面本体と、5Bの受圧面蓋は、5Eの合せ面で、5C、円形受圧面と、E直径による5F管状断面とで円筒形状に構成されている。10構成線より右の反受圧面側にあっては、H中心径によってE寸法による5Fエルボ状の管状断面体の、5D空気吸入空間を構成するが、これらは円筒内圧面体になるので、5Fの内面圧はすべて相殺される。従って、5C円形受圧面の180°反対側、反受圧面は存在せず、故に5D空気吸入空間から流入するタイヤ内空気圧力は、その儘、5Cの円形受圧面にP=6.10416kgfとなって作動圧力を構築する。
以上のことより、P=6.10416kgfの圧力が、5C円形受圧面に掛り、車輪を7矢印回転方向に、回転させる力として作用する。従って車輪軸に作動するトルクはT=P・L=6.10416×0.175=1.068228kgf−mのモーメントトルクを得ることになる。
このトルク、Tは、本実施例では12ヶ所に具備した4、車輪リム、5受圧構造部の5C受圧面で作用するので、合計トルク、T=12T=12×1.068228=12.818736kg−mのトルクが一つの車輪に作動し、自動車の4車輪にあっては、合計、51.274944kgf−mのトルクが、回転増幅力として、プラスされる。
本、実施例のD=380cm(15in)のタイヤを装着した自動車にあっては、エンジントルクは、エンジンを車輌に搭載した状態に等しい「ネット値」として、14.1〜14.4kgf−mと主要諸元には示されているので、本発明にある発生トルクは、この数値を凌駕したもので大いなる効果を考察し得るものである。
尚、必要なトルクは自動車、個々に於いて、いろいろと異なるものであり、実情に合致した発生トルクを得るには、この5、受圧構造部の設定個所及び、設定数を合理的に決定することが肝要である。
本発明による空気内封式タイヤ車輪リムの回転増幅機構の正面図。 本発明による空気内封式タイヤ車輪リムの回転増幅機構の側面断面図。 本発明の回転増幅機構の受圧構造部、構成図。
符号の説明
1・・・・・・・・・・・車輪ボス 2・・・・・・・・・・・外輪
3・・・・・・・・・・・車輪アーム 4・・・・・・・・・・・車輪リム
5・・・・・・・・・・・車輪の受圧構造部
5A・・・・・・・・・・受圧面本体
5B・・・・・・・・・・受圧面蓋
5C・・・・・・・・・・円形受圧面
5D・・・・・・・・・・空気吸入口空間
5E・・・・・・・・・・合せ面
5F・・・・・・・・・・管状断面
6・・・・・・・・・・・タイヤ
7・・・・・・・・・・・回転走行方向
8・・・・・・・・・・・タイヤ内給気ポート
9・・・・・・・・・・・車輪回転中心
10・・・・・・・・・・構成線
E・・・・・・・・・・・直径空間寸法
H・・・・・・・・・・・5Dを構成する空気吸入口空間の中心半径寸法
L・・・・・・・・・・・受圧面のトルク作用半径
D・・・・・・・・・・・タイヤ装着部径
F・・・・・・・・・・・タイヤ中心からのオフセット寸法
G・・・・・・・・・・・リム幅
上記に示した自動車が抱える燃費軽減に関する課題の解決方法を説明する。
背景技術に示した如く、自動車における解決すべき課題は、どのようにして簡単な構成で、大きな燃費改善が達成されるかであり、この問題に対して今迄、全く関与していなかった技術部門は、車輪関連構成である。すなわち、自動車エンジンは、自動車架台に装着した場合の、ネット回転力によって、車輪自体は、タイヤが地表面の摩擦に打勝って、エンジンの回転エネルギーを伝達し、車体を効率よく、高速度で前進させる機能が要求されるが、自動車のエンジン機能以外で、ハイブリッド方式の燃費改善技術に匹敵するエネルギー改善効果を出すべく、自動車車輪リムの内周面を活用し、自動車エンジンのネット回転力と、同等及び以上の回転力たる省エネ効果を施したのが本発明構造であり、背景技術に示した課題を大きく克服したものと考察している。
本発明は、上述せる課題を克服し、達成させる方法として、自動車にあって、すべての車輪において、車輪リム内周にわたって、動釣合に支障をきたさないように、構成した複数の受圧構造部を、回転方向の受圧面と、この受圧面につながる空間と共に、構成する反回転方向側に、反受圧面の存在しない管状断面を有する空気吸入空間を設けて構成する。
この車輪リム、内部円周にわたる、複数の受圧構造部は、この受圧面につながる空間を介して、反受圧面を構成しない管状断面をもつ空気吸入空間より、タイヤ内の封入空気圧を、回転方向へ直角に作用する空気圧力として、作動すべく構成する方法で、車輪リム、内周に受圧構造部を一体として、成形する方法で、構造化する。そして空気圧力が作用する、この車輪リム、内周の、受圧構造部は、この受圧面と、該、受圧面中心から、車輪軸心までの距離をモーメントとして、トルクを発生させる構成である。これらの構成により、車輪を矢印、回転方向に増幅する回転力に変換する構造にした。
尚、この作用個所は、車輪リム内周にわたる複数の受圧構造部毎に構成され、且、軸心までの距離を乗じた合計値がモーメントトルクとして車輪、軸心に作用することになる。
本発明の図1は、空気内封式タイヤ車輪リムに設ける回転増幅機構の構成を示す正面図と、図2はその側面断面図を示す。図3は回転を発生させる受圧構造部を示す構造図である。
図1〜図3にあって、1は車輪ボス、2は車輪リム外輪で、タイヤ装着部は寸法、Dで表わすが、タイヤ外輪の大きさにて変化する。3は車輪アームであるが、車輪のデザインで外観は相違する。4は車輪リムで、6、タイヤで、その内側内圧部で9、車輪回転中心線上に、5、受圧構造部を4、車輪リム内蔵部円周部に複数個、動釣合を考慮して設ける。5Aは受圧面本体で、5Bは受圧面蓋で、5E、合せ面にて、5A受圧面本体に嵌合し、5C円形受圧面を構成する。5Dは空気吸入口空間を示し、10構成線より反受圧面側に、E直径による5Fの管状断面、体を構成している。7は回転走行方向を示す。8はタイヤ内吸気バルブで、9は車輪回転中心である。Fはタイヤ中心からのオフセット寸法、Gは車輪リム幅、Lは5C、円形受圧面のトルク作用半径を示す。
1…………………………車輪ボス 2…………………………車輪リム外輪
3…………………………車輪アーム 4…………………………車輪リム
5…………………………車輪の受圧構造部
5A………………………受圧面本体
5B………………………受圧面蓋
5C………………………円形受圧面
5D………………………空気吸入口空間
5E………………………合せ面
5F………………………管状断面
6…………………………タイヤ
7…………………………回転走行方向
8…………………………タイヤ内給気ポート
9…………………………車輪回転中心
10………………………構成線
E…………………………直径空間寸法
H…………………………5Dを構成する空気吸入口空間の中心半径寸法
L…………………………受圧面のトルク作用半径
D…………………………タイヤ装着部径
F…………………………タイヤ中心からのオフセット寸法
G…………………………リム幅
本発明は、上述せる課題を克服し、達成させる方法として、すべての車輪において、車輪リム内周にわたって、動釣合に支障をきたさないように、偶数に構成した複数の受圧構造部を、回転方向に円形の受圧面と、この受圧面につながる貫通孔を施した管状断面体空間を経て、構成する反回転方向側に、反受圧面の存在しない180°左右に圧力を、釣合わせる位置にエルボ形態の管状断面体空間を設けると共に、該、空間が90°回転した両端部に、発生した内圧を釣合わせる遮壁を構成し、前記した受圧面への加圧を保持する構成とする。
この車輪リム内周にわたる、複数の受圧構造部は、この受圧面につながる空間を介して、反受圧面を構成しない管状断面体をもつ空間と、90°エルボ形態の、2つの管状断面体空間と、該、両端部に設ける内圧を釣合わせる遮壁によって、タイヤ内の封入空気圧を、受圧面で回転方向へ直角に作用する空気圧力として、作動すべく構成する方法で、車輪リム、内周に受圧構造部を一体して成形する方法で構造化する。そして空気圧力が作用する受圧構造部、円形の受圧面と、該、受圧面中心から、車輪軸心までの距離をモーメントとしてトルクを発生させる構成である。
これらの構成により、車輪を矢印、回転方向に増幅する回転力に変換する構造にした。尚、この作用個所は車輪リム内周にわたる複数の受圧構造部毎に構成され、且、軸心までの距離を乗じた合計値がモーメントトルクとして車輪、軸心に作用することになる。
上述したように、本発明構成は、図1より図3に示すが、この構成のもたらす効果は次の通りである。
図1、図2及び図3による、タイヤ内の空気圧力と利用する構成は、タイヤ内の空気圧力を、車輪リムに設けた、受圧構造部の円形受圧面に、有効に、且、直接に作用する如く構成しているので、反回転方向には加圧されない構造となっている。その構造の詳細と効果について記せば、図3に示す如く、5B受圧面蓋、の5I貫通孔より入ったタイヤ内の空気圧力は、5Dの空間に於いては、先ず5C円形受圧面に回転方向の加圧力となる。次に5D空間は、E直径空間の管状断面体であるから、その内圧は5G交点線中心に1/2E半径方向のみ作用し、釣合い、9車輪回転中心の左右の方向である回転力及び、反回転力には影響しない。
更に5D空間に入った空気圧力は、M線より右方に作用し、5Fのエルボ形態の管状断面体に入るが、該、管状断面体は5G交点線で1/2E半径のE直径空間に構成しているので、5E合せ面と、前記、5G交点線を中心にエルボ形態の管状断面体はどの位置においても、180°相互で釣合ってしまう。従ってこの5F空間には、5C円形受圧面に作用する空気圧力に対抗する反受圧面は発生、存在はしない。又、5H遮壁の内面は、E直径面となり、5I貫通孔から入ったタイヤ内の空気圧力が作用するが、左、右180°で同形状面を形成していることで、その圧力も釣合うことが明かである。このように、 該、受圧構造部に入った空気圧力の圧力方向は、5D空間、M線より右の5F空間共に、5G交点線の求心方向で釣合い、5H遮壁内面への圧力は、9車輪回転中心から、左、右90°方向で釣合うことが明白である。従って、9車輪回転中心方向での反回転方向への圧力方向とはならず、反受圧面は構成されない。
更に該、構成は、機械加工の必要がなく、車輪リム内周にわたって、一体とし鋳造、成形で構成されている故に、品質は均一に確保され、コストも安く、故障は皆無が保証される構成である。
自動車に用いられる、この機能は、車輪毎に各、車輪リム内周にわたって、数多くの受圧構造部に、回転増幅機能を備えることになり、各車輪の、車軸に大きなモーメントトルクが発生させることができ、車輪数の合計トルクが、補助エネルギーとなって、大きな省エネ力として、エンジンの回転を補助、増幅させることができる。故に、燃費が節約できることで、経済的な出費も抑えられ、更にCOの発生も大きく減少させ、地球温暖化の防止にも貢献できるものである。
この構造を採用することによって、更にハイブリッド方式も簡略化され、車輌重量も軽減されることにより、コストも安く、燃費改善基準も、従来のエンジン排気量との比較で、低基準に入ることも可能となり、総ての面を含めて、非常に付加価値の高い構造をもち合わせ、有効な効果を発揮するものである。尚この構造は、自動車のみでなく、自転車の車輪にも適用できるものである。
本発明の図1は、空気内封式タイヤ車輪リムに設ける回転増幅機構の構成を示す正面図と、図2はその側面断面図を示す。図3は回転を発生させる受圧構造部を示す構造図である。
図1〜3にあって、1は車輪ボス、2は車輪で、タイヤ装着部は寸法、Dで表わすが、タイヤ外輪の大きさにて変化する。3は車輪アームであるが、車輪のデザインで外観は相違する。4は車輪リムで、6はタイヤでその内側内圧部で9,車輪回転中心線上に、5、受圧構造部を4、車輪リム円周部に複数個、動釣合を考慮して設ける。5Aは受圧面本体で、5Bは受圧面蓋で、5E、合せ面にて、5A受圧面本体に嵌合し、5C円形受圧面を構成する。5D空間は、E直径の管状断面を示し、M線より反受圧面側に、5Fのエルボ形態の管状断面体を構成している。5Gは、5E合せ面と、9車輪回転中心線との交点線で、5Hは遮壁を示し、左、右180°にE直径の同形状面を形成している。5Fはエルボ形態の空間を示し、E直径と等しいK半径で構成する。尚、5Jは通気孔を示す。6はタイヤで、7は回転走行方向を示す。8はタイヤ内吸気バルブで、9は車輪回転中心である。Fはタイヤ中心からのオフセット寸法、Gは車輪リム幅、Lは5C、円形受圧面のトルク作用半径を示す。
次に、5受圧構造部を、図1〜3により構成作動を説明する。
今、タイヤ内空気圧力は、P=2.2〜2.4kgf/cm、(215.6〜235.2kPa)を保持し、D=380cm(15in)の車輪において、5、受圧構造部は複数、均等に設定する。図3にあって、5A受圧面本体と、5Bの受圧面蓋は、5Eの合せ面で、5C、円形受圧面と、E直径による5D管状断面とで円筒形状に構成されている。
M線より右の反受圧面側にあっては、1/2EとなるH中心径によってE寸法による5Fのエルボ形態の管状断面体を構成するが、これらは円筒内圧面体になるので、5F管状断面の軸直角圧力は、5G交点線ですべて釣合うことが判る。従って、5C円形受圧面の軸方向180°反対側、反受圧面の加圧力は発生しないことが判る。このことから、今、E=1.8cm、L=17.5cmとすれば、左、右180°に対面する遮壁5HはE=1.8cmに於いて、その内面は同一圧力が掛るので、その圧力は釣合っている。従って5G交点線軸方向に作用する力、すなわち5I貫通孔により、5D空間に入った圧力は、5C円形受圧面のみに作用する。故に、5D空間に入ったタイヤ内空気圧力は、その儘、5Cの円形受圧面に、P =0.785×1.8 ×2.4=6.10416kgfとなって作動圧力を構築する。
1………………………車輪ボス
2………………………外輪
3………………………車輪アーム
4………………………車輪リム
5………………………車輪の受圧構造部
5A……………………受圧面本体
5B……………………受圧面蓋
5C……………………円形受圧面
5D……………………空間
5E……………………合せ面
5F……………………エルボ形態の管状断面
5J……………………通気孔
5G……………………交点線
5H……………………遮壁
5I……………………貫通孔
6………………………タイヤ
7………………………回転走行方向
8………………………タイヤ内給気ポート
9………………………車輪回転中心
10……………………構成線
11……………………5E合せ面、中心点
E………………………直径空間寸法
H………………………5Dを構成する空間の中心半径寸法
L………………………受圧面のトルク作用半径
D………………………タイヤ装着部径
F………………………タイヤ中心からのオフセット寸法
G………………………リム幅
本発明の図1は、空気内封式タイヤ車輪リムに設ける回転増幅機構の構成を示す正面図と、図2はその側面断面図を示す。図3は回転を発生させる受圧構造部を示す構造図である。
図1〜3にあって、1は車輪ボス、2は車輪で、タイヤ装着部は寸法、Dで表わすが、タイヤ外輪の大きさにて変化する。3は車輪アームであるが、車輪のデザインで外観は相違する。4は車輪リムで、6はタイヤでその内側内圧部で9,車輪回転中心線上に、5、受圧構造部を4、車輪リム円周部に複数個、動釣合を考慮して設ける。5Aは受圧面本体で、5Bは受圧面蓋で、5E、合せ面にて、5A受圧面本体に嵌合し、5C円形受圧面を構成する。5D空間は、E直径の管状断面を示し、M線より反受圧面側に、5Fのエルボ形態の管状断面体を構成している。5Gは、5E合せ面と、9車輪回転中心線との交点線で、5Hは遮壁を示し、左、右180°にE直径の同形状面を形成している。5Fはエルボ形態の空間を示し、E直径と等しいK半径で構成する。尚、5Jは通気孔を示す。6はタイヤで、7は回転走行方向を示す。8はタイヤ内吸気バルブで、9は車輪回転中心である。Fはタイヤ中心からのオフセット寸法、Gは車輪リム幅、Lは5C、円形受圧面のトルク作用半径を示す。
尚、5Iは貫通孔で、タイヤ内側内圧部と5受圧構造部を連結する。
次に、5受圧構造部を、図1〜3により構成作動を説明する。
今、タイヤ内空気圧力は、P=2.2〜2.4kgf/cm、(215.6〜235.2kpa)を保持し、D=380cm(15in)の車輪において、5受圧構造部は複数、均等に設定する。図3にあって、5A受圧面本体と、5B受圧面蓋は、5Eの合せ面で、5C円形受圧面と、E直径による5D管状断面とで円筒形状に構成されている。
M線より右の反受圧面側にあっては、1/2EとなるH中心径によって、E寸法による5Fのエルボ形態の管状断面体を構成するが、今、新ためて、5受圧構造部の詳細構造を考察すると、5Fエルボ形態空間には、空気吸入口を設けず、5B受圧面蓋にあけた5I貫通孔より、吸入されたタイヤ内空気圧力は、前述したように、5D管状断面の回転方向側で、最初に5C受圧面に回転力として加圧される。次に該、5D管状断面にも、この圧力は作用するが、この空間はE直径の管状断面体で構成しているので、その内圧は、5G交点線中心に360°任意の方向へ、1/2E半径、180°位置で釣合うことが判る。
この状態で、5C受圧面と180°反対側に、該、5C受圧面と同等の空気圧力が作動すると思考されるが、この空気圧力はM線より右方に作用して、5Fのエルボ形態の管状断面体に入り、このエルボ部の内面を加圧するが、該、部は、H半径の5G交点線で、1/2E半径のE直径空間に構成している。従って、エルボ形態の5F内面には、1/2E半径で360°任意の方向、180°位置で、内圧は釣合う故、5C受圧面と180°反対側へは、5C受圧面圧力に相当する内圧は、作動しないことが明白である。
しかるに、5Fエルボ形態の管状断面体に入った空気圧力は、5G交点線に従って、90°回転し、5H遮壁内面に内圧力として作用する。
この5H遮壁は、180°両側に構成しているので、該2つの内圧は、釣合うと共に、180° 水平に位置するから、前記、5C受圧面圧力の180°反回転力とならない事は明らかである。
次に、左右90°で5G交点線が構成する、K半径の2つの5Fエルボ形態管状断面体が示す合体空間Nは、5J通気孔を、両5F管状断面体の5E合せ面に設けているので、5F管状断面体の内圧力は等しく、且、変りなく、前記した1/2E半径の内圧釣合い構成は、維持される。
このことから、5G交点線軸方向に作用する力、すなわち5I貫通孔により5D空間に入った圧力は、タイヤ内空気圧力が、今、E=1.8cm、L=17.5cmとすれば、5C受圧面には、PE=0.785×1.8×2.4=6.10416kgfとなって作動圧力を構築する。
1………………………車輪ボス
2………………………外輪
3………………………車輪アーム
4………………………車輪リム
5………………………車輪の受圧構造部
5A……………………受圧面本体
5B……………………受圧面蓋
5C……………………円形受圧面
5D……………………空間
5E……………………合せ面
5F……………………エルボ形態の管状断面
5J……………………通気孔
5G……………………交点線
5H……………………遮壁
5I……………………貫通孔
6………………………タイヤ
7………………………回転走行方向
8………………………タイヤ内給気ポート
9………………………車輪回転中心
10……………………構成線
11……………………5E合せ面、中心点
E………………………直径空間寸法
H………………………5Dを構成する空間の中心半径寸法
L………………………受圧面のトルク作用半径
D………………………タイヤ装着部径
F………………………タイヤ中心からのオフセット寸法
G………………………リム幅
N………………………合体空間

Claims (1)

  1. 空気内封式タイヤ内に、圧縮空気を封入し、車輪リムより中心に向かって、車輪ボスを介して回転軸を、一体に構成して成る車輪にあって、車輪リムより車輪ボスに渉ってアーム、デザインフェイス等にて車輪外観を構成し、該、車輪リムの、外側円周面より内部円周面にわたって、車輪リム側面と平行に、タイヤ圧縮空気封入空間の、車輪リム内部円周面に、複数の受圧構造部を設け、該、受圧構造部は、回転方向位置に受圧面を設け、この受圧面とつながる空間を介して、反回転方向側に管状断面を形成する空気吸入空間を構成し、該、受圧面に、タイヤ内圧縮空気を加圧作用させると共に、受圧面中心から、車輪軸心までの距離を乗じて、モーメントとして車輪軸に、回転力を付加する構成とすることによって、走行に必要な回転を増幅させる機能を備え、且、該、受圧構造部を車輪と一体、鋳造成形して成したことを、特徴とする空気内封式タイヤ車輪リムに設ける回転増幅機構。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2022105537A1 (zh) * 2020-11-18 2022-05-27 曹进江 免充气防爆胎双传动可发电的行走轮及行走轮的应用方法

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