JP2008270613A - Thin film transistor array substrate, manufacturing method thereof, and display device - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、薄膜トランジスタアレイ基板、その製造方法、及び表示装置に関する。 The present invention relates to a thin film transistor array substrate, a manufacturing method thereof, and a display device.
近年、低温ポリシリコン薄膜トランジスタ(TFT:Thin Film Transistor)を用いた液晶ディスプレイや有機ELディスプレイ等の表示装置は、高精細、高移動度、高信頼性が得られることから注目されている(例えば、特許文献1)。 In recent years, display devices such as liquid crystal displays and organic EL displays using low-temperature polysilicon thin film transistors (TFTs) have been attracting attention because of their high definition, high mobility, and high reliability (for example, Patent Document 1).
図7は、従来の低温ポリシリコンTFTの構成を示した断面図である。図7は、TFT部のソース/ドレイン領域、及び保持容量部が形成されている方向に沿って切断した断面を示している。図7において、ガラス等の透明な絶縁基板からなる基板1上には、下地膜2が形成される。
FIG. 7 is a cross-sectional view showing the configuration of a conventional low-temperature polysilicon TFT. FIG. 7 shows a cross section cut along the direction in which the source / drain regions of the TFT portion and the storage capacitor portion are formed. In FIG. 7, a
TFT部では、下地膜2上に、ポリシリコンから成る半導体層3が島状に形成されている。半導体層3は、ソース領域31、ドレイン領域32、及びこれらの領域間に配置されたチャネル領域33によって構成される。半導体層3上には、Mo膜等から成る導電パターン4がソース領域31及びドレイン領域32と重複するように設けられている。そして、半導体層3及び導電パターン4を覆うようにゲート絶縁膜5が形成され、ゲート絶縁膜5を介してチャネル領域33の対面にゲート電極6が形成されている。
In the TFT portion, a
一方、保持容量部では、半導体層3より延在された下部電極3aが、下地膜2上に形成されている。また、下部電極3aの上には、導電パターン4がドレイン領域32より延在して形成されている。ゲート電極6と同じ層によって形成された共通配線電極6aが、ゲート絶縁膜5を介して下部電極3aの対面に設けられている。
On the other hand, in the storage capacitor portion, the
ゲート電極6及び共通配線電極6aを覆うように、層間絶縁膜7が形成される。層間絶縁膜7の上には、ソース配線44が設けられている。さらに、保護膜8がソース配線44を覆うように形成されている。ソース領域31及びドレイン領域32上に設けられた導電パターン4上には、保護膜8、層間絶縁膜7、及びゲート絶縁膜5を貫通するコンタクトホール9が設けられている。また、保護膜8を貫通するコンタクトホール9がソース配線44上に設けられている。
An
保護膜8の上には、ITO等から成る画素電極10が画素毎に形成されている。画素電極10は、コンタクトホール9及び導電パターン4を介して、ドレイン領域32と電気的に接続される。また、画素電極10と分離して形成された島状の接続パターン11が、コンタクトホール9を介して、ソース配線44と電気的に接続されている。接続パターン11は、コンタクトホール9及び導電パターン4を介して、ソース領域31と電気的に接続される。
A
このように、従来の低温ポリシリコンTFTでは、半導体層3及び下部電極3aを含む多結晶半導体膜パターンの上に、Mo膜等の低抵抗の導電パターン4が設けられている。半導体層3であるポリシリコンと画素電極10であるITOとの間の良好なコンタクト(電気的接続)を得るために、TFT部において、チャネル領域33を除く半導体層3上面に導電パターン4が形成されている。導電パターン4を介さずに、画素電極10又は接続パターン11を半導体層3と直接接続させると、半導体層3が酸化されてしまう。また、確実に電圧を印加して、安定した保持容量を得るために、保持容量部において、導電パターン4がドレイン領域32から延在され、下部電極3aの上に積層して形成されている。
しかしながら、上記従来の低温ポリシリコンTFTにおいて、導電パターン4は、ソース領域31、ドレイン領域32、及び下部電極3aと重複するように、略同じ外寸法で形成されている。すなわち、TFT部では、例えば図7の領域Aのように、ソース領域31及びドレイン領域32のチャネル領域33との境界面と、導電パターン4の端部と、ゲート電極6の端部とが、略同じ位置に揃うように配置される。また、保持容量部では、例えば図7の領域Bのように、共通配線電極6aの端部と、導電パターン4の端部と、下部電極3aの端部とが、略同じ位置に揃うように配置される。
However, in the conventional low-temperature polysilicon TFT, the
そのため、領域A、Bのような箇所では、電界が集中してゲート絶縁膜5が破壊され易くなり、ゲート絶縁膜5の耐圧が低下するという問題がある。
For this reason, at locations such as regions A and B, there is a problem that the electric field concentrates and the
本発明は、上記のような問題点を解決するためになされたものであり、信頼性の高い薄膜トランジスタアレイ基板、その製造方法、及び表示装置を提供することを目的とする。 The present invention has been made to solve the above-described problems, and an object thereof is to provide a highly reliable thin film transistor array substrate, a manufacturing method thereof, and a display device.
本発明にかかる薄膜トランジスタアレイ基板は、基板上に形成され、ソース領域、ドレイン領域、及びチャネル領域を有する島状の半導体層と、前記ソース領域及び前記ドレイン領域上に形成された導電パターンと、前記半導体層及び前記導電パターンを覆うゲート絶縁膜と、前記ゲート絶縁膜を介して前記チャネル領域の対面に配置されるゲート電極と、前記ゲート電極を覆う層間絶縁膜と、前記層間絶縁膜上に形成された配線と、前記配線を覆う保護膜と、前記保護膜、前記層間絶縁膜、及び前記ゲート絶縁膜を貫通するコンタクトホールを介して、前記ドレイン領域上の前記導電パターンに接続する画素電極と、前記画素電極と同じ層によって形成され、前記保護膜、前記層間絶縁膜、及び前記ゲート絶縁膜に設けられたコンタクトホールを介して、前記配線と、前記ソース領域上の前記導電パターンとに接続する接続パターンと、を備え、前記半導体層のパターン端部に隣接する前記導電パターンの端部が、前記半導体層のパターン端部から内側に、第1の距離以上ずれて配置されているものである。 A thin film transistor array substrate according to the present invention is formed on the substrate, and has an island-like semiconductor layer having a source region, a drain region, and a channel region, a conductive pattern formed on the source region and the drain region, Formed on the interlayer insulating film, a gate insulating film covering the semiconductor layer and the conductive pattern, a gate electrode disposed on the opposite side of the channel region via the gate insulating film, an interlayer insulating film covering the gate electrode A pixel electrode connected to the conductive pattern on the drain region through a contact hole penetrating the protective film, the interlayer insulating film, and the gate insulating film, and a protective film covering the wiring; A contact layer formed on the same layer as the pixel electrode and provided on the protective film, the interlayer insulating film, and the gate insulating film. A wiring pattern and a connection pattern connected to the conductive pattern on the source region, and an end portion of the conductive pattern adjacent to a pattern end portion of the semiconductor layer is connected to the semiconductor layer. The pattern is disposed inward from the pattern end by a distance greater than or equal to the first distance.
本発明によれば、信頼性の高い薄膜トランジスタアレイ基板、その製造方法、及び表示装置を提供することができる。 According to the present invention, a highly reliable thin film transistor array substrate, a manufacturing method thereof, and a display device can be provided.
始めに、図1を用いて、本発明に係るTFTアレイ基板が適用される表示装置について説明する。図1は、表示装置に用いられるTFTアレイ基板の構成を示す正面図である。本発明に係る表示装置は、液晶表示装置を例として説明するが、あくまでも例示的なものであり、有機EL表示装置等の平面型表示装置(フラットパネルディスプレイ)等を用いることも可能である。 First, a display device to which the TFT array substrate according to the present invention is applied will be described with reference to FIG. FIG. 1 is a front view showing a configuration of a TFT array substrate used in a display device. The display device according to the present invention will be described by taking a liquid crystal display device as an example. However, the display device is merely an example, and a flat display device (flat panel display) such as an organic EL display device can also be used.
本発明に係る液晶表示装置は、基板1を有している。基板1は、例えば、TFTアレイ基板等のアレイ基板である。基板1には、表示領域41と表示領域41を囲むように設けられた額縁領域42とが設けられている。この表示領域41には、複数のゲート配線(走査信号線)43と複数のソース配線(表示信号線)44とが形成されている。複数のゲート配線43は平行に設けられている。同様に、複数のソース配線44は平行に設けられている。ゲート配線43とソース配線44とは、互いに交差するように形成されている。ゲート配線43とソース配線44とは直交している。隣接するゲート配線43とソース配線44とで囲まれた領域が画素47となる。従って、基板1では、画素47がマトリクス状に配列される。また、隣接するゲート配線43間には、共通配線43aが形成されている。共通配線43aとゲート配線43とは平行に配置される。
The liquid crystal display device according to the present invention has a
基板1の額縁領域42には、ゲート信号駆動回路45とソース信号駆動回路46とが設けられている。ゲート配線43は、表示領域41から額縁領域42まで延設され、基板1の端部で、ゲート信号駆動回路45に接続される。ソース配線44も同様に、表示領域41から額縁領域42まで延設され、基板1の端部で、ソース信号駆動回路46と接続される。ゲート信号駆動回路45の近傍には、外部配線48が接続されている。また、ソース信号駆動回路46の近傍には、外部配線49が接続されている。外部配線48、49は、例えば、FPC(Flexible Printed Circuit)等の配線基板である。
A gate
外部配線48、49を介してゲート信号駆動回路45、及びソース信号駆動回路46に外部からの各種信号が供給される。ゲート信号駆動回路45は外部からの制御信号に基づいて、ゲート信号(走査信号)をゲート配線43に供給する。このゲート信号によって、ゲート配線43が順次選択されていく。ソース信号駆動回路46は外部からの制御信号や、表示データに基づいて表示信号をソース配線44に供給する。これにより、表示データに応じた表示電圧を各画素47に供給することができる。
Various external signals are supplied to the gate
画素47内には、少なくとも1つのTFT50と保持容量51とが形成されている。TFT50はソース配線44とゲート配線43の交差点近傍に配置される。例えば、このTFT50が画素電極に表示電圧を供給する。即ち、ゲート配線43からのゲート信号によって、スイッチング素子であるTFT50がオンする。これにより、ソース配線44から、TFT50のドレイン電極に接続された画素電極に表示電圧が印加される。画素電極と対向電極との間には、表示電圧に応じた電界が生じる。なお、基板1の表面には、配向膜(図示せず)が形成されている。TFT50には保持容量51が直列に接続されている。ソース配線44から表示電圧が印加されると、保持容量51には表示電圧に応じた電荷が蓄積される。
In the
更に、基板1には、対向基板が対向して配置されている。対向基板は、例えば、カラーフィルタ基板であり、視認側に配置される。対向基板には、カラーフィルタ、ブラックマトリクス(BM)、対向電極、及び配向膜等が形成されている。なお、対向電極は、基板1側に配置される場合もある。基板1と対向基板との間には液晶層が狭持される。即ち、基板1と対向基板との間には液晶が導入されている。更に、基板1と対向基板との外側の面には、偏光板、及び位相差板等が設けられる。また、液晶表示パネルの反視認側には、バックライトユニット等が配設される。
Furthermore, a counter substrate is disposed opposite to the
画素電極と対向電極との間の電界によって、液晶が駆動される。即ち、基板間の液晶の配向方向が変化する。これにより、液晶層を通過する光の偏光状態が変化する。即ち、偏光板を通過して直線偏光となった光は液晶層によって、偏光状態が変化する。具体的には、バックライトユニットからの光は、アレイ基板側の偏光板によって直線偏光になる。この直線偏光が液晶層を通過することによって、偏光状態が変化する。 The liquid crystal is driven by the electric field between the pixel electrode and the counter electrode. That is, the alignment direction of the liquid crystal between the substrates changes. As a result, the polarization state of the light passing through the liquid crystal layer changes. That is, the polarization state of light that has been linearly polarized after passing through the polarizing plate is changed by the liquid crystal layer. Specifically, light from the backlight unit becomes linearly polarized light by the polarizing plate on the array substrate side. As the linearly polarized light passes through the liquid crystal layer, the polarization state changes.
偏光状態によって、対向基板側の偏光板を通過する光量は変化する。即ち、バックライトユニットから液晶表示パネルを透過する透過光のうち、視認側の偏光板を通過する光の光量が変化する。液晶の配向方向は、印加される表示電圧によって変化する。従って、表示電圧を制御することによって、視認側の偏光板を通過する光量を変化させることができる。即ち、画素ごとに表示電圧を変えることによって、所望の画像を表示することができる。 The amount of light passing through the polarizing plate on the counter substrate side varies depending on the polarization state. That is, the amount of light that passes through the polarizing plate on the viewing side among the transmitted light that passes through the liquid crystal display panel from the backlight unit changes. The alignment direction of the liquid crystal changes depending on the applied display voltage. Therefore, the amount of light passing through the viewing-side polarizing plate can be changed by controlling the display voltage. That is, a desired image can be displayed by changing the display voltage for each pixel.
次に、本実施の形態に係るTFTの構成について、図2を用いて詳細に説明する。図2(a)は、本実施の形態のTFTアレイ基板の画素構成を示す平面図である。図2(b)は、図2(a)におけるA−A断面図である。図2(b)では、左側にTFT50を示し、右側に保持容量51を示している。
Next, the structure of the TFT according to this embodiment will be described in detail with reference to FIG. FIG. 2A is a plan view showing a pixel configuration of the TFT array substrate of the present embodiment. FIG.2 (b) is AA sectional drawing in Fig.2 (a). In FIG. 2B, the
図2において、まず、ガラス等の透明な絶縁基板からなる基板1の上に下地膜2が設けられている。下地膜2として、透過性絶縁膜である下地窒化膜21と下地酸化膜22とが積層される。下地窒化膜21は、例えば、膜厚40〜60nmのSiN膜である。下地酸化膜22は、膜厚180〜220nmのSiO2膜によって形成されている。これら下地膜2は、主に基板1からのNa等の可動イオンが基板1上に形成される各素子へ拡散するのを防止するものであり、前述の構成、膜厚に限定されない。
In FIG. 2, first, a
下地膜2の上には、島状の半導体層3が設けられている。半導体層3は、ソース領域31、ドレイン領域32、及びチャネル領域33を含み、ポリシリコン(多結晶シリコン)膜により形成される。ソース領域31及びドレイン領域32には不純物が導入されており、不純物の導入されていないチャネル領域33がソース領域31とドレイン領域32との間に配置されている。また、図2では、下部電極3aが半導体層3のドレイン領域32から延在して形成されている。なお、半導体層3の側壁面は、なだらかなテーパー形状となっている。
On the
半導体層3のソース領域31及びドレイン領域32上には、導電パターン4が設けられている。また、導電パターン4は、ドレイン領域32から保持容量51の下部電極3aの上まで延在されている。本実施の形態では、導電パターン4の形成される位置に特徴を有しており、詳細については後述する。
A
導電パターン4は、膜厚25nm以下で低抵抗のCr、Mo、W、Taやこれらを主成分とする合金膜であり、ここでは約20nmのMo膜が形成される。半導体層3と後述する画素電極10とを、導電パターン4を介して電気的に接続することによって、半導体層3が酸化することなく、良好な電気的接続を得ることができる。また、このような低抵抗な導電パターン4が下部電極3aの少なくとも一部に積層されることにより、下部電極3aに所望の電圧を確実に印加することが可能となり、安定した保持容量を得ることができる。
The
導電パターン4、半導体層3、及び下部電極3aを覆うようにゲート絶縁膜5が設けられている。ゲート絶縁膜5は、例えば膜厚100nmのSiO2膜により形成されている。そして、ゲート絶縁膜5を介してチャネル領域33の対面にゲート電極6が設けられている。ゲート絶縁膜5上に形成されたゲート配線43からゲート電極6が延在している。また、ゲート絶縁膜5を介して下部電極3aの対面には、共通配線電極6aが設けられている。共通配線43aの下部電極3aと重複する領域が、共通配線電極6aとなる。本実施の形態では、ゲート電極6及び共通配線電極6aの形成される位置に特徴を有しており、詳細については後述する。
A
共通配線電極6aはゲート電極6と同じ金属膜(同じ層)により形成される。ゲート電極6及び共通配線電極6aには、膜厚200〜400nmのCr、Mo、W、Taやこれらを主成分とする合金膜により形成され、ここではMo膜が用いられている。共通配線43aとゲート配線43とは平行に配置される。すなわち、隣接するゲート配線43の間に共通配線電極6aが形成されている。ゲート絶縁膜5を介して対向配置された下部電極3aと共通配線電極6aにより、保持容量51が構成されている。
The
ゲート電極6及び共通配線電極6aを覆うように層間絶縁膜7が設けられている。層間絶縁膜7は、例えば膜厚500〜1000nmのSiO2膜により形成される。層間絶縁膜7の上には、ソース配線44が設けられている。ソース配線44は、Cr、Mo、W、Ta、Alやこれらを主成分とする合金膜により形成される。ここでは、ソース配線44として、膜厚200〜400nmのAl膜の上に膜厚100〜200nmのMo膜が積層された積層膜が形成されている。
An interlayer insulating
さらに、保護膜8がソース配線44を覆うように設けられている。保護膜8は、例えば膜厚200〜300nmのSiN膜により形成される。ソース領域31及びドレイン領域32上に設けられた導電パターン4上には、保護膜8、層間絶縁膜7、及びゲート絶縁膜5を貫通するコンタクトホール9が設けられている。また、保護膜8を貫通するコンタクトホール9がソース配線44上に設けられている。
Further, the
保護膜8の上には、画素電極10が画素毎に形成されている。画素電極10は、ITO、IZO等の透明性を有する導電膜により形成される。画素電極10は、コンタクトホール9及び導電パターン4を介して、ドレイン領域32と電気的に接続されている。なお、画素電極10は、保持容量51の設けられた領域上にも延在されて形成される。画素電極10と分離して形成された島状の接続パターン11が、コンタクトホール9を介して、ソース配線44と電気的に接続されている。また、接続パターン11は、コンタクトホール9及び導電パターン4を介して、ソース領域31と電気的に接続される。従って、接続パターン11によって、ソース配線44とソース領域31とが電気的に接続する。
On the
ここで、導電パターン4、ゲート電極6、及び共通配線電極6aの形成される位置について、適宜、図3を参照して詳細に説明する。図3は、図2(a)におけるTFT50及び保持容量51の部分を拡大した上面模式図である。
Here, the positions where the
導電パターン4は、半導体層3のソース領域31上と、ドレイン領域32から保持容量51の下部電極3aにかけた領域上とに設けられている。これらの領域上において、導電パターン4は、下部電極3a及び半導体層3を含む島状の多結晶半導体膜パターンよりも小さい寸法で形成される。具体的には、図3に示す上面図において、下部電極3a及び半導体層3を含む島状の多結晶半導体膜パターン端部より距離t2(nm)内側に導電パターン4の端部が配置されるように形成されている。ここで、t2を第1の距離と示すこととする。導電パターン4は、島状の多結晶半導体膜パターンからはみ出すことなく、内包される。
The
このとき、第1の距離t2は、ゲート絶縁膜5の膜厚をt1(nm)とすると、t2≧10×t1となるように決定される。すなわち、第1の距離t2は、ゲート絶縁膜5の膜厚の10倍以上となる距離となる。なお、多結晶半導体膜パターンの端部とは、図2(b)に示すように、テーパー状の側壁面を含まない多結晶半導体膜パターン上面の外周端を指すこととする。また、導電パターン4は、図3に示す上面図において、その端部がゲート電極6のパターン端部よりt3(nm)離れるように形成されている。以下、t3を第2の距離と示すこととする。
At this time, the first distance t2 is determined so that t2 ≧ 10 × t1 when the film thickness of the
すなわち、ゲート電極6は、図3に示す上面図において、導電パターン4と第2の距離t3(nm)離間して設けられており、重複しない。共通配線電極6aは、図3に示す上面図において、そのパターン端部が導電パターン4の端部より第2の距離t3(nm)内側に配置されるように形成されている。共通配線電極6aと導電パターン4とは重複して設けられるが、導電パターン4の端部が共通配線電極6aから第2の距離t3(nm)はみ出している。ここで、t3>t2となるように決定される。
That is, the
これら下部電極3a及び半導体層3を含む島状の多結晶半導体膜パターン、導電パターン4、ゲート電極6、及び共通配線電極6aは、そのパターン端部、とりわけその角部において電界集中が生じやすい。従って、本実施の形態では、上記のような位置関係に配置することにより、電界が分散され、電界集中が起こりにくくなる。
The island-shaped polycrystalline semiconductor film pattern including the
すなわち、図2(b)に示す領域Aでは、導電パターン4の端部が、ゲート電極6のパターン端部から第2の距離t3以上離れる方向にずれて配置されるので、電界が分散され、ゲート絶縁膜5が破壊され難くなる。また、領域Bでは、導電パターン4の端部が、下部電極3aのパターン端部から第1の距離t2以上内側に、且つ共通配線電極6aのパターン端部から第2の距離t3以上外側にずれるように配置される。その結果、領域Bでは電界が分散され、ゲート絶縁膜5が破壊され難くなる。さらに、領域A、B以外の領域において、導電パターン4の端部が、半導体層3及び下部電極3aを含む多結晶半導体膜パターンの端部から第1の距離t2以上内側にずれるように配置される。そのため、多結晶半導体膜パターン及び導電パターン4からなる側壁面が階段状となる。従って、これらパターン上に形成されるゲート絶縁膜5等の被覆形状が向上し、ゲート電極6、共通配線電極6a等の配線の断線が発生し難くなる。
That is, in the region A shown in FIG. 2B, the end portion of the
例えば、ゲート絶縁膜5の膜厚t1=100nmのとき、第1の距離t2=1000nm、第2の距離t3=1500nmとなるように各パターンが配置されている。図4は、従来及び本実施の形態のTFTのゲート耐圧を示すグラフである。図4に明らかなように、本実施の形態に係るTFTの絶縁耐圧は7MV/cmと、従来のTFTにおける6MV/cmより向上している。すなわち、本実施の形態では、電界が分散され、電界集中が起こりにくくなることにより、図4に示すようにゲート耐圧が向上し、初期故障が大幅に低減される。絶縁耐圧向上による十分な効果を得るためには、このように、第1の距離t2をゲート絶縁膜5の膜厚t1の少なくとも10倍以上とする必要がある。
For example, when the film thickness of the
次に、本実施の形態におけるTFTアレイ基板の製造方法について、図5及び図6を用いて説明する。図5及び図6は、本実施の形態におけるTFTアレイ基板の製造工程を示した断面図である。まず初めに、石英基板やガラス基板等の透明な絶縁基板からなる基板1の上に、下地膜2を形成する。ここでは、下地膜2として、下地窒化膜21と下地酸化膜22との積層膜を形成する。下地窒化膜21には、例えば膜厚40〜60nmのSiN膜を、CVD法などにより基板1全面に成膜する。さらに、下地酸化膜22には、膜厚180〜220nmのSiO2膜をCVD法などにより基板1全面に成膜する。
Next, a manufacturing method of the TFT array substrate in the present embodiment will be described with reference to FIGS. 5 and 6 are cross-sectional views showing the manufacturing process of the TFT array substrate in the present embodiment. First, a
続いて、下地膜2上に、非晶質半導体膜35を形成する。非晶質半導体膜35として、膜厚アモルファスシリコン膜をCVD法により基板1全面に成膜する。非晶質半導体膜35は、30〜100nm、好ましくは60〜80nmの膜厚となるよう成膜する。なお、これらの下地膜2と非晶質半導体膜35とは、同一装置あるいは同一チャンバ内にて連続的に成膜されることが好ましい。連続成膜によって、大気雰囲気中に存在するボロン等の汚染物質が、これら下地膜2及び非晶質半導体膜35の界面に取り込まれることを防止する。これにより、図5(a)に示す構成となる。
Subsequently, an
なお、CVD法によって非晶質半導体膜35の膜中に多量に含有された水素を低減するため、非晶質半導体膜35の成膜後に、高温中でアニールを行うことが好ましい。ここでは、窒素雰囲気で低真空状態のチャンバ内を480℃程度に加熱し、このチャンバ内で非晶質半導体膜35が成膜された基板1を45分間アニールする。このような処理を行うことで、後述する非晶質半導体膜35を結晶化する際の温度上昇による水素の急激な脱離は起こらなくなり、表面荒れが抑制される。
Note that annealing is preferably performed at a high temperature after the formation of the
非晶質半導体膜35表面の自然酸化膜をフッ酸などによりエッチング除去した後、非晶質半導体膜35の上からレーザー光を照射する。これにより、非晶質半導体膜35が溶融、冷却、固化して、多結晶化し、図5(b)に示す多結晶半導体膜36が得られる。レーザー光は、所定の光学系を通して線状のビームに変換され、非晶質半導体膜35に照射される。YAGレーザーの第2高調波(発振波長:532nm)やエキシマレーザー等を、レーザー光として用いることができる。なお、窒素等のガスを吹きつけながら非晶質半導体膜35にレーザー光を照射することにより、結晶粒界部分に発生する隆起高さを抑制することができる。ここでは、結晶表面の平均粗さが2nm以下の多結晶半導体膜36を形成する。
After the natural oxide film on the surface of the
次に、多結晶半導体膜36の上に、導電パターン4となる金属性導電膜40をスパッタ法等により基板1全面に成膜する。金属性導電膜40として、Cr、Mo、W、Taやこれらを主成分とする合金膜を25nm以下の膜厚となるように形成する。膜厚が25nmを越える場合、導電パターン4は後述する不純物導入のマスクとして機能してしまう。そのため、半導体層3に十分な不純物イオンが到達せず、導電パターン4と半導体層3とのオーミック性コンタクトが得られなくなる。ここでは、金属性導電膜40として、膜厚20nmのMo膜を、DCマグネトロンを用いたスパッタリング法により形成する。これにより、図5(c)のように金属性導電膜40が多結晶半導体膜36の上に積層される。
Next, a metal
その後、金属性導電膜40の上に、感光性樹脂であるレジスト(フォトレジスト)をスピンコート等により塗布する。塗布されたレジストを露光・現像する公知の写真製版法を行い、所望の形状にパターニングされたレジストパターンを形成する。このレジストパターンを介して金属性導電膜40をエッチングした後、レジストパターンを除去する。例えば、燐酸及び硝酸を混合した薬液を用いたウェットエッチングを行う。これにより、金属性導電膜40がパターニングされ、図5(d)のように、ソース領域31、ドレイン領域32、及び下部電極3aとなる領域の多結晶半導体膜36上に導電パターン4が形成される。
Thereafter, a resist (photoresist) that is a photosensitive resin is applied on the metal
続いて、公知の写真製版法により、導電パターン4及び多結晶半導体膜36の上に別のレジストパターンを形成する。このレジストパターンを介して、多結晶半導体膜36をエッチングした後、レジストパターンを除去する。ここでは、CF4とO2の混合ガスを用いたドライエッチングを行う。エッチングガスにO2を混合することで、レジストパターンを後退させながらエッチングすることが可能となり、半導体層3の側壁面がテーパー形状となる。これにより、多結晶半導体膜36が島状にパターニングされ、図5(e)のように、半導体層3及び下部電極3aを含む多結晶半導体膜パターンが形成される。なお、金属性導電膜40は、レジストパターンに覆われているためエッチングされず、多結晶半導体膜パターンの端部が導電パターン4端部より第1の距離t2(nm)外側に配置される。
Subsequently, another resist pattern is formed on the
そして、図5(e)のTFTアレイ基板に表面処理を行った後、ゲート絶縁膜5を形成する。ゲート絶縁膜5として、膜厚100nmのSiO2膜を、TEOS(Tetra Ethyl Ortho Silicate)を含むプラズマCVD等の方法により基板1全面に成膜する。これにより、図6(f)のように、導電パターン4、半導体層3、及び下部電極3aがゲート絶縁膜5に覆われる。
Then, after performing a surface treatment on the TFT array substrate of FIG. 5E, a
さらに、スパッタ法等を用いて、ゲート電極6となる導電膜をゲート絶縁膜5の上全面に成膜する。ゲート電極6となる導電膜には、Cr、Mo、W、Taやこれらを主成分とする合金膜を用いることができる。ここでは、膜厚200〜400nmのMo膜を、DCマグネトロンを用いたスパッタリング法により基板1全面に成膜する。公知の写真製版、エッチング、レジスト除去の工程を経て、ゲート電極6となる導電膜をパターニングする。エッチングは、例えば、燐酸と硝酸を混合した薬液を用いてウェットエッチングを行う。これにより、図6(g)に示すように、そのパターン端部が導電パターン4端部から第2の距離t3(nm)ずれたゲート電極6及び共通配線電極6aが形成される。また、ゲート配線43及び共通配線43aが形成される。
Further, a conductive film to be the
続いて、ゲート電極6をマスクとして、半導体層3に不純物を導入する。n型TFTではリン(P)等の不純物元素、p型TFTではボロン(B)等の不純物元素を導入する。ここでの導入方法は、質量分離を行うイオン注入、質量分離を行わないイオンドーピングのいずれの方法を用いてもよい。これにより、ソース領域31及びドレイン領域32が自己整合的に形成され、図6(g)に示す構成となる。
Subsequently, impurities are introduced into the
ゲート電極6、共通配線電極6a、ゲート配線43、及び共通配線43aを覆うように、層間絶縁膜7を形成する。例えば、膜厚500〜100nmのSiO2膜をCVD法などにより基板1全面に成膜する。そして、ソース領域31及びドレイン領域32に導入した不純物元素を活性化させるため、450℃の窒素雰囲気中で1時間程度アニールする。
An interlayer insulating
層間絶縁膜7上に、DCマグネトロンを用いたスパッタリング法等により、ソース配線44となる導電膜を基板1全面に成膜する。ソース配線44となる導電膜として、Cr、Mo、W、Ta、Alやこれらを主成分とする合金膜を用いる。例えば、膜厚200〜400nmのAl膜の上に、膜厚100〜200nmのMo膜を形成した積層膜を用いることができる。そして、公知の写真製版、エッチング、レジスト除去の工程を経て、ソース配線44となる導電膜をパターニングする。ここでは、SF6とO2の混合ガス、又はCl2とArの混合ガスを用いてドライエッチングする。これにより、ソース配線44が形成される。
A conductive film to be the
ソース配線44を覆うように、保護膜8を形成する。保護膜8には、例えば、保護膜8として、膜厚200〜300nmのSiN膜をCVD法等により基板1全面に成膜する。これにより、図6(h)のように、ソース配線44が保護膜8に覆われる。
A
次に、保護膜8、層間絶縁膜7、及びゲート絶縁膜5にコンタクトホール9を形成する。公知の写真製版、エッチング、レジスト除去の工程を経て、ソース配線44と、ソース領域31及びドレイン領域32上の導電パターン4とを露出させる。ここでは、CHF3、O2、及びArの混合ガスを用いてドライエッチングする。これにより、保護膜8を貫通し、ソース配線44に到達するコンタクトホール9と、保護膜、層間絶縁膜7、及びゲート絶縁膜5を貫通し、ソース領域31及びドレイン領域32上の導電パターン4に到達するコンタクトホール9が形成される。
Next, contact holes 9 are formed in the
その後、保護膜8の上に、DCマグネトロンを用いたスパッタリング法等により、画素電極10となる導電膜を基板1全面に成膜する。画素電極10となる導電膜には、ITO、IZOなどの透明導電膜を用いることができる。ここでは、膜厚80〜120nmのITOを、画素電極10となる導電膜として成膜する。なお、スパッタリングに、Ar、O2、及びH2Oの混合ガスを用いることにより、加工性の容易である非晶質性の透明導電膜を形成することができる。
Thereafter, a conductive film to be the
公知の写真製版、エッチング、レジスト除去の工程を経て、画素電極10となる導電膜をパターニングする。例えば、シュウ酸を主成分とする薬液を用いてウェットエッチングを行う。これにより、図6(i)のように、コンタクトホール9及び導電パターン4を介してドレイン領域32と電気的に接続する画素電極10が形成される。同時に、コンタクトホール及び導電パターン4を介してソース領域31とソース配線44とを電気的に接続する接続パターン11が形成される。そして、画素電極10及び接続パターン11の非晶質性透明導電膜を結晶化するため、アニールを行う。以上の工程を経て、本実施の形態に係るTFTアレイ基板が完成する。
The conductive film to be the
以上のように、本実施の形態では、導電パターン4の端部が、半導体層3及び下部電極3aを含む多結晶半導体膜パターンの端部から第1の距離t2以上内側にずれるように配置される。また、ゲート電極6のパターン端部が、導電パターン4の端部から第2の距離t3以上離れる方向にずれて配置される。さらに、共通配線電極6aのパターン端部が、導電パターンの端部から第2の距離t3以上内側にずれるように配置される。このような構成により、電界が分散され、電界集中が起こりにくくなる。従って、ゲート耐圧が向上し、初期故障が大幅に低減されるので、信頼性の高い薄膜トランジスタアレイ基板、その製造方法、及び表示装置を得ることができる。
As described above, in the present embodiment, the end portion of the
なお、本実施の形態では、TFTアレイ基板を有するアクティブマトリクス型液晶表示装置について説明したが、本発明はこれに限られるものではない。例えば、有機ELや電子ペーパーなどの、液晶以外の表示材料を用いた表示装置であってもよい。 Note that although an active matrix liquid crystal display device having a TFT array substrate has been described in this embodiment mode, the present invention is not limited to this. For example, a display device using a display material other than liquid crystal, such as organic EL or electronic paper, may be used.
また、図5(d)及び図5(e)において、半導体層3と導電パターン4とを2回の写真製版工程によって形成する場合について例示的に説明をしたが、1回の写真製版工程によって形成することも可能である。その場合、図5(c)に示す金属性導電膜40の上に、ハーフトーンマスク、グレイトーンマスク等の複数諧調露光を用いて膜厚差を有するレジストパターンを形成する。導電パターン4の設けられる場所には膜厚の厚い厚膜部、そして、半導体層3及び下部電極3aのうち導電パターン4に覆われない領域となる箇所には膜厚の薄い薄膜部が形成される。このような、膜厚差を有するレジストパターンを介して、金属性導電膜40及び多結晶半導体膜36をパターニングする。その後、アッシングを行い、レジストパターンの薄膜部を除去し、厚膜部のレジストは膜厚が薄くなった状態で残存する。そして、この薄膜部が除去されたレジストパターンを介して、金属性導電膜40のみをパターニングする。
Further, in FIG. 5D and FIG. 5E, the case where the
なお、n型TFTとp型TFTにより構成されるCMOS構造のTFTを形成する場合は、図6(g)において、相補する型のTFT領域のゲート電極形成のための工程を追加する。これにより、n型TFTとp型TFTとを同一基板1上に形成することができる。この場合も、相補する型のTFT領域において、半導体層、導電パターン、及びゲート電極の位置関係が、本実施の形態のTFT50に順ずるように配置する。本実施の形態に係るTFTアレイ基板に保持容量51は形成されない場合がある。
In the case of forming a TFT having a CMOS structure composed of an n-type TFT and a p-type TFT, a step for forming a gate electrode in a complementary TFT region is added in FIG. Thereby, an n-type TFT and a p-type TFT can be formed on the
以上の説明は、本発明の実施の形態を説明するものであり、本発明が以上の実施の形態に限定されるものではない。また、当業者であれば、以上の実施の形態の各要素を、本発明の範囲において、容易に変更、追加、変換することが可能である。 The above description describes the embodiment of the present invention, and the present invention is not limited to the above embodiment. Moreover, those skilled in the art can easily change, add, and convert each element of the above embodiment within the scope of the present invention.
1 基板、2 下地膜、3 半導体層、3a 下部電極、
4 導電パターン、5 ゲート絶縁膜、
6 ゲート電極、6a 共通配線電極、
7 層間絶縁膜、8 保護膜、9 コンタクトホール
10 画素電極、11 接続パターン、
21 下地窒化膜、22 下地酸化膜、
31 ソース領域、32 ドレイン領域、33 チャネル領域、
35 非晶質半導体膜、36 多結晶半導体膜、
40 金属性導電膜、
41 表示領域、42 額縁領域、
43 ゲート配線、43a 共通配線、44 ソース配線、
45 ゲート信号駆動回路、46 ソース信号駆動回路、
47 画素、48、49 外部配線、50 TFT、51 保持容量、
t1 ゲート絶縁膜の膜厚、t2 第1の距離、t3 第2の距離
1 substrate, 2 base film, 3 semiconductor layer, 3a lower electrode,
4 conductive pattern, 5 gate insulating film,
6 Gate electrode, 6a Common wiring electrode,
7 Interlayer insulating film, 8 Protective film, 9
21 Base nitride film, 22 Base oxide film,
31 source region, 32 drain region, 33 channel region,
35 amorphous semiconductor film, 36 polycrystalline semiconductor film,
40 metallic conductive film,
41 display area, 42 frame area,
43 gate wiring, 43a common wiring, 44 source wiring,
45 gate signal drive circuit, 46 source signal drive circuit,
47 pixels, 48, 49 External wiring, 50 TFT, 51 Retention capacitance,
t1 Gate insulating film thickness, t2 first distance, t3 second distance
Claims (13)
前記ソース領域及び前記ドレイン領域上に形成された導電パターンと、
前記半導体層及び前記導電パターンを覆うゲート絶縁膜と、
前記ゲート絶縁膜を介して前記チャネル領域の対面に配置されるゲート電極と、
前記ゲート電極を覆う層間絶縁膜と、
前記層間絶縁膜上に形成された配線と、
前記配線を覆う保護膜と、
前記保護膜、前記層間絶縁膜、及び前記ゲート絶縁膜を貫通するコンタクトホールを介して、前記ドレイン領域上の前記導電パターンに接続する画素電極と、
前記画素電極と同じ層によって形成され、前記保護膜、前記層間絶縁膜、及び前記ゲート絶縁膜に設けられたコンタクトホールを介して、前記配線と、前記ソース領域上の前記導電パターンとに接続する接続パターンと、を備え、
前記半導体層のパターン端部に隣接する前記導電パターンの端部が、前記半導体層のパターン端部から内側に、第1の距離以上ずれて配置されている薄膜トランジスタアレイ基板。 An island-shaped semiconductor layer formed over a substrate and having a source region, a drain region, and a channel region;
A conductive pattern formed on the source region and the drain region;
A gate insulating film covering the semiconductor layer and the conductive pattern;
A gate electrode disposed on the opposite side of the channel region via the gate insulating film;
An interlayer insulating film covering the gate electrode;
Wiring formed on the interlayer insulating film;
A protective film covering the wiring;
A pixel electrode connected to the conductive pattern on the drain region through a contact hole penetrating the protective film, the interlayer insulating film, and the gate insulating film;
Connected to the wiring and the conductive pattern on the source region through contact holes formed in the same layer as the pixel electrode and provided in the protective film, the interlayer insulating film, and the gate insulating film A connection pattern, and
The thin film transistor array substrate, wherein an end portion of the conductive pattern adjacent to a pattern end portion of the semiconductor layer is arranged inwardly from the pattern end portion of the semiconductor layer by a shift of a first distance or more.
前記ゲート電極と同じ層によって形成され、前記ゲート絶縁膜を介して前記下部電極の対面に配置される共通配線電極と、をさらに備え、
前記導電パターンが前記ドレイン領域上から前記下部電極上まで延在して形成されている請求項1乃至3のいずれかに記載の薄膜トランジスタアレイ基板。 A lower electrode extending from the semiconductor layer;
A common wiring electrode formed by the same layer as the gate electrode and disposed on the opposite side of the lower electrode through the gate insulating film,
4. The thin film transistor array substrate according to claim 1, wherein the conductive pattern is formed to extend from the drain region to the lower electrode.
前記導電パターン及び前記半導体層を覆うゲート絶縁膜を形成する工程と、
前記ゲート絶縁膜を介して、前記半導体層のチャネル領域となる領域の対面にゲート電極を形成する工程と、
前記ゲート電極を覆う層間絶縁膜を形成する工程と、
前記層間絶縁膜上に配線を形成する工程と、
前記配線を覆う保護膜を形成する工程と、
前記保護膜、前記層間絶縁膜、及び前記ゲート絶縁膜を除去してコンタクトホールを形成する工程と、
前記コンタクトホールを介して、前記ドレイン領域上の前記導電パターンに接続する画素電極と、前記配線及び前記ソース領域上の前記導電パターンに接続する接続パターンとを形成する工程と、を備え、
前記半導体層及び前記導電パターンを形成する工程では、前記半導体層のパターン端部に隣接する前記導電パターンの端部が、前記半導体層のパターン端部から内側に、第1の距離以上ずれて配置されるよう形成する薄膜トランジスタアレイ基板の製造方法。 Forming an island-shaped semiconductor layer on the substrate and a conductive pattern on the semiconductor layer to be a source region and a drain region;
Forming a gate insulating film covering the conductive pattern and the semiconductor layer;
Forming a gate electrode on the opposite side of a region to be a channel region of the semiconductor layer via the gate insulating film;
Forming an interlayer insulating film covering the gate electrode;
Forming a wiring on the interlayer insulating film;
Forming a protective film covering the wiring;
Removing the protective film, the interlayer insulating film, and the gate insulating film to form a contact hole;
Forming a pixel electrode connected to the conductive pattern on the drain region through the contact hole, and a connection pattern connected to the conductive pattern on the source region and the wiring, and
In the step of forming the semiconductor layer and the conductive pattern, the end portion of the conductive pattern adjacent to the pattern end portion of the semiconductor layer is displaced inward from the pattern end portion of the semiconductor layer by a first distance or more. A method of manufacturing a thin film transistor array substrate to be formed.
前記ゲート電極を形成する工程では、前記ゲート絶縁膜を介して前記下部電極の対面に配置される共通配線電極を形成する請求項8乃至10のいずれかに記載の薄膜トランジスタアレイ基板の製造方法。 In the step of forming the semiconductor layer and the conductive pattern, a lower electrode extending from the semiconductor layer is formed, and the conductive pattern is extended from a region serving as the drain region to the lower electrode,
11. The method of manufacturing a thin film transistor array substrate according to claim 8, wherein in the step of forming the gate electrode, a common wiring electrode disposed on the opposite side of the lower electrode is formed with the gate insulating film interposed therebetween.
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