JP2008269763A - 光ディスク及び光ディスク再生装置 - Google Patents

光ディスク及び光ディスク再生装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2008269763A
JP2008269763A JP2008060949A JP2008060949A JP2008269763A JP 2008269763 A JP2008269763 A JP 2008269763A JP 2008060949 A JP2008060949 A JP 2008060949A JP 2008060949 A JP2008060949 A JP 2008060949A JP 2008269763 A JP2008269763 A JP 2008269763A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
information
unit
sub
reproduction
optical disc
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2008060949A
Other languages
English (en)
Inventor
Masaru Yamaoka
勝 山岡
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP2008060949A priority Critical patent/JP2008269763A/ja
Priority to US12/052,854 priority patent/US7869328B2/en
Publication of JP2008269763A publication Critical patent/JP2008269763A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Signal Processing For Digital Recording And Reproducing (AREA)
  • Optical Recording Or Reproduction (AREA)

Abstract

【課題】副情報の不正な複製及び改ざんを防止することができる光ディスク及び光ディスク再生装置を提供する。
【解決手段】光ディスク100は、主情報を記録するための凹凸記録マークが予め形成された光ディスク基板1Pと、光ディスク基板1Pを被覆し、一定強度以上のレーザ光が照射されることによって反射率が変化する反射膜1Lとを備え、反射膜1Lには、凹凸記録マークが形成された領域上の反射膜の反射率を変化させることによって副情報を記録するための追記マークが予め形成され、主情報の記録される所定記録単位毎に副情報が記録され、副情報の記録された領域に一定強度以上のレーザ光が照射されることによって、主情報が再生されるとともに、副情報が消去される。
【選択図】図1

Description

本発明は、凹凸記録マークによって主情報が記録されるとともに、前記凹凸記録マークが形成された領域上の反射膜の反射率を変化させることによって副情報が記録される光ディスク及びその光ディスクを再生する光ディスク再生装置に関するものである。
近年、光ディスクは、映画、音楽及びゲーム等のコンテンツの流通媒体として、幅広く利用されている。また、最近では、高速ネットワークの普及によって、ネットワークを利用したコンテンツ情報の流通が盛んに行われている。
ネットワークを介してコンテンツ情報を入手する場合には、コンテンツ情報の利用料の課金が必要となる。現在では、クレジットカード又はカード型の電子マネー等を利用して、安全に課金が行われる。従って、クレジットカードや電子マネーを持たない利用者は、このようなシステムを利用することができない。
そこで、クレジットカードを持たないユーザに対してもネットワーク上の電子決済を利用可能とする発明が開示されている(例えば、特許文献1参照)。
上記従来技術によれば、まず、ユーザは、固有のメディア識別番号(SC−ID)が付された光ディスク又はプリペイドカードを購入する。続いて、クライアント端末装置は、メディア識別番号を読み出し、メディア識別番号とともに、メモリーカードに固有の識別情報(MC−ID)とクライアント装置毎に固有のクライアントIDとをサーバに送信する。サーバは、MC−ID及びクライアントIDに対応付けて、SC−IDに対応するプリペイド金額を記憶する。そして、サーバは、サービス提供の際に、MC−ID及びクライアントIDからサービスを受けるユーザを特定し、提供するサービスに応じた金額を、そのユーザのプリペイド金額に対して課金処理したうえでサービスの提供を行う。したがって、クレジットカードなしでもユーザに課金の必要なサービスを提供することができる。
特開2002−324200号公報
しかしながら、上記従来技術では、課金処理に対してサーバとのネットワーク接続が必須となる。従って、ネットワークに接続できない環境での利用は不可能である。例えば、メモリーカードに記録済みのコンテンツ情報の1回ずつの視聴に対して課金を行いたい場合でも、ネットワークの接続ができなければコンテンツ情報の利用ができない。
また、上記従来技術では、メモリーカードとは別に金額情報を記録した光ディスク又はプリペイドカードが必要になる。
また、光ディスクに通常の記録方法で金額情報を記録した場合、不正にその金額情報が複製されてしまうという問題も存在する。
また、サーバ側で金額情報を登録して利用するため、過去に利用した光ディスク又はプリペイドカードの情報を半永久的に管理しておかなければ、使用済みの光ディスク又はプリペイドカードが不正利用される可能性が存在するという問題も存在する。
本発明は、上記の問題を解決するためになされたもので、副情報の不正な複製及び改ざんを防止することができる光ディスク及び光ディスク再生装置を提供することを目的とするものである。
本発明の一局面に係る光ディスクは、主情報を記録するための凹凸記録マークが予め形成された基板と、前記基板を被覆し、一定強度以上のレーザ光が照射されることによって反射率が変化する反射膜とを備え、前記反射膜には、前記凹凸記録マークが形成された領域上の前記反射膜の反射率を変化させることによって副情報を記録するための追記マークが予め形成され、前記主情報の記録される所定記録単位毎に前記副情報が記録され、前記副情報の記録された領域に前記一定強度以上のレーザ光が照射されることによって、前記主情報が再生されるとともに、前記副情報が消去される。
この構成によれば、光ディスクは、主情報を記録するための凹凸記録マークが形成された基板と、基板を被覆し、一定強度以上のレーザ光が照射されることによって反射率が変化する反射膜とを備える。そして、反射膜には、凹凸記録マークが形成された領域上の反射膜の反射率を変化させることによって副情報を記録するための追記マークが予め形成されている。主情報の記録される所定記録単位毎に副情報が記録され、副情報の記録された領域に前記一定強度以上のレーザ光が照射されることによって、主情報が再生されるとともに、副情報が消去される。
したがって、反射膜の反射率を変化させることによって副情報が記録されており、一定強度以上のレーザ光が照射されることによって副情報が消去されるので、副情報の不正な複製及び改ざんを防止することができる。
また、上記の光ディスクにおいて、前記反射膜は、前記凹凸記録マークを再生するときの再生レーザ強度よりも高いレーザ強度でレーザ光が照射されることによって反射率が変化し、前記一定強度以上のレーザ光が照射される前後において、前記追記マークが形成されている領域及び前記追記マークが形成されていない領域における反射率の平均の差を縮小させることで前記副情報が消去されることが好ましい。
この構成によれば、反射膜は、凹凸記録マークを再生するときの再生レーザ強度よりも高いレーザ強度でレーザ光が照射されることによって反射率が変化する。そして、一定強度以上のレーザ光が照射された後の追記マークが形成されている領域及び追記マークが形成されていない領域における反射率の平均の差を、一定強度以上のレーザ光が照射される前の追記マークが形成されている領域及び追記マークが形成されていない領域における反射率の平均の差よりも縮小させることで副情報が消去される。
したがって、一定強度以上のレーザ光が照射されることで、副情報が記録されている領域における追記マークが形成されていない領域に追記マークが形成され、追記マークが形成されている領域及び追記マークが形成されていない領域における反射率の平均の差がなくなるので、副情報を消去することができる。
また、上記の光ディスクにおいて、前記反射膜は、不可逆的に反射率を変化させることが好ましい。この構成によれば、反射膜の反射率を不可逆的に変化させることで副情報が消去されるので、一旦反射率を変化させると、元の反射率に戻すことができず、副情報の改ざんを防止することができる。
また、上記の光ディスクにおいて、前記所定記録単位は、同期符号により区切られるフレーム単位であることが好ましい。この構成によれば、同期符号により区切られるフレーム単位毎に副情報を記録することができる。
また、上記の光ディスクにおいて、前記所定記録単位は、アドレス情報により区切られるセクタ単位であることが好ましい。この構成によれば、アドレス情報により区切られるセクタ単位毎に副情報を記録することができる。
また、上記の光ディスクにおいて、前記所定記録単位は、エラー訂正符号化されたクラスタ単位であることが好ましい。この構成によれば、エラー訂正符号化されたクラスタ単位毎に副情報を記録することができる。
また、上記の光ディスクにおいて、前記主情報は、コンテンツ情報と、前記コンテンツ情報を管理するための管理情報とを含み、前記副情報は、前記コンテンツ情報を利用する権利に関する利用権利情報を含むことが好ましい。
この構成によれば、コンテンツ情報を利用する権利に関する利用権利情報が凹凸記録マークが形成された領域上の反射膜の反射率を変化させることによって記録されており、利用権利情報の記録された領域に一定強度以上のレーザ光が照射されることによって、コンテンツ情報又は管理情報が再生されるとともに、利用権利情報が消去される。したがって、コンテンツ情報の利用に応じて、利用権利情報を消去することができ、光ディスクのみを用いて安全にコンテンツ情報の利用を管理することができる。
また、上記の光ディスクにおいて、前記利用権利情報は、前記コンテンツ情報の再生が許可されている回数を表す再生可能回数情報を含むことが好ましい。
この構成によれば、コンテンツ情報の再生が許可されている回数を表す再生可能回数情報が凹凸記録マークが形成された領域上の反射膜の反射率を変化させることによって記録されており、再生可能回数情報の記録された領域に一定強度以上のレーザ光が照射されることによって、コンテンツ情報又は管理情報が再生されるとともに、再生可能回数情報が消去される。
したがって、コンテンツ情報の再生に応じて、再生可能回数情報を消去することができ、光ディスクのみを用いて安全にコンテンツ情報の再生回数を管理することができる。また、光ディスクに記録されているコンテンツ情報の再生可能な回数を制限する著作権管理を実現することができる。
また、上記の光ディスクにおいて、前記利用権利情報は、前記コンテンツ情報の再生が許可されている時間を表す再生可能時間情報を含むことが好ましい。
この構成によれば、コンテンツ情報の再生が許可されている時間を表す再生可能時間情報が凹凸記録マークが形成された領域上の反射膜の反射率を変化させることによって記録されており、再生可能時間情報の記録された領域に一定強度以上のレーザ光が照射されることによって、コンテンツ情報又は管理情報が再生されるとともに、再生可能時間情報が消去される。
したがって、コンテンツ情報の再生に応じて、再生可能時間情報を消去することができ、光ディスクのみを用いて安全にコンテンツ情報の再生時間を管理することができる。また、光ディスクに記録されているコンテンツ情報の再生可能な時間を制限する著作権管理を実現することができる。
また、上記の光ディスクにおいて、前記利用権利情報は、前記コンテンツ情報を取得する際にユーザに対して行われる課金処理に用いることが可能な金額を表す金額情報を含むことが好ましい。
この構成によれば、コンテンツ情報を取得する際にユーザに対して行われる課金処理に用いることが可能な金額を表す金額情報が凹凸記録マークが形成された領域上の反射膜の反射率を変化させることによって記録されており、金額情報の記録された領域に一定強度以上のレーザ光が照射されることによって、コンテンツ情報又は管理情報が再生されるとともに、金額情報が消去される。したがって、コンテンツ情報の取得に応じて、金額情報を消去することができ、光ディスクのみを用いて安全にコンテンツ情報に対する課金を管理することができる。
本発明の他の局面に係る光ディスク再生装置は、主情報を記録するための凹凸記録マークが形成されるとともに、前記凹凸記録マークが形成された領域上の反射膜の反射率を変化させることによって副情報を記録するための追記マークが形成された光ディスクへレーザ光を照射するレーザ光照射部と、前記光ディスクからの反射光に基づいて再生信号を生成する再生信号生成部と、前記再生信号生成部によって生成された前記再生信号に同期したクロック信号を抽出するクロック信号抽出部と、前記クロック信号抽出部によって抽出された前記クロック信号に同期して、前記再生信号生成部によって生成された前記再生信号の前記凹凸記録マークに対応した信号帯域成分から主情報を再生する主情報再生部と、前記再生信号生成部によって生成された前記再生信号から、前記追記マークに対応する信号帯域成分を抽出するフィルタ部と、前記クロック信号抽出部によって抽出された前記クロック信号に同期して、前記フィルタ部によって抽出された信号帯域成分から副情報を検出する副情報検出部と、前記副情報検出部によって検出された前記副情報から、コンテンツ情報を利用する権利に関する利用権利情報を生成する利用権利情報生成部と、ユーザによる前記コンテンツ情報に対する操作を受け付けるユーザ操作受付部と、前記利用権利情報生成部によって生成された前記利用権利情報に基づいて、前記ユーザ操作受付部によって受け付けられた前記操作が可能であるか否かを判定するユーザ操作判定部と、前記ユーザ操作判定部によって前記操作が可能であると判定された場合、前記光ディスクに一定強度以上のレーザ光を照射し、前記主情報を再生するとともに、前記副情報を消去する副情報消去部とを備える。
この構成によれば、まず、主情報を記録するための凹凸記録マークが形成されるとともに、凹凸記録マークが形成された領域上の反射膜の反射率を変化させることによって副情報を記録するための追記マークが形成された光ディスクへレーザ光が照射される。そして、光ディスクからの反射光に基づいて再生信号が生成され、生成された再生信号に同期したクロック信号が抽出される。抽出されたクロック信号に同期して、生成された再生信号の凹凸記録マークに対応した信号帯域成分から主情報が再生される。生成された再生信号から、追記マークに対応する信号帯域成分が抽出され、抽出されたクロック信号に同期して、抽出された信号帯域成分から副情報が検出される。検出された副情報から、コンテンツ情報を利用する権利に関する利用権利情報が生成され、ユーザによるコンテンツ情報に対する操作が受け付けられる。その後、生成された利用権利情報に基づいて、受け付けられた操作が可能であるか否かが判定され、操作が可能であると判定された場合、光ディスクに一定強度以上のレーザ光が照射され、主情報が再生されるとともに、副情報が消去される。
したがって、反射膜の反射率を変化させることによって副情報が記録されており、一定強度以上のレーザ光が照射されることによって副情報が消去されるので、副情報の不正な複製及び改ざんを防止することができる。
なお、レーザ光照射部と副情報消去部とは一体に構成されてもよい。
また、上記の光ディスク再生装置において、前記フィルタ部は、前記再生信号の凹凸記録マークに対応する信号帯域成分を減衰させるとともに、前記信号帯域成分より低い周波数帯域の信号帯域成分を抽出することが好ましい。
この構成によれば、再生信号の凹凸記録マークに対応する信号帯域成分が減衰されるとともに、凹凸記録マークに対応する信号帯域成分より低い周波数帯域の信号帯域成分が抽出されるので、追記マークに対応する信号帯域成分を抽出することができる。
また、上記の光ディスク再生装置において、前記利用権利情報は、前記コンテンツ情報の再生が許可されている回数を表す再生可能回数情報を含み、前記再生可能回数情報は、前記主情報の所定記録単位ごとに記録され、前記コンテンツ情報の単位再生可能回数を表す再生許可情報を含み、前記副情報検出部は、前記主情報の所定記録単位ごとに記録されている前記再生許可情報を前記副情報として検出し、前記副情報消去部は、前記コンテンツ情報の前記単位再生可能回数の再生完了後に、前記所定記録単位の領域の前記再生許可情報を消去することが好ましい。
この構成によれば、利用権利情報は、コンテンツ情報の再生が許可されている回数を表す再生可能回数情報を含み、再生可能回数情報は、主情報の所定記録単位ごとに記録され、コンテンツ情報の単位再生可能回数を表す再生許可情報を含む。そして、主情報の所定記録単位ごとに記録されている再生許可情報が副情報として検出され、コンテンツ情報の単位再生可能回数の再生完了後に、所定記録単位の領域の再生許可情報が消去される。
したがって、コンテンツ情報の再生に応じて、主情報の所定記録単位ごとに記録されている、コンテンツ情報の単位再生可能回数を表す再生許可情報が消去されるので、光ディスクのみを用いて安全にコンテンツ情報の再生回数を管理することができる。また、光ディスクに記録されているコンテンツ情報の再生可能な回数を制限する著作権管理を実現することができる。
また、上記の光ディスク再生装置において、前記利用権利情報は、前記コンテンツ情報の再生が許可されている時間を表す再生可能時間情報を含み、前記再生可能時間情報は、前記主情報の所定記録単位ごとに記録され、前記コンテンツ情報の単位再生可能時間を表す再生許可情報を含み、前記副情報検出部は、前記主情報の所定記録単位ごとに記録されている前記再生許可情報を前記副情報として検出し、前記副情報消去部は、前記コンテンツ情報の前記単位再生可能時間の再生完了後に、前記所定記録単位の領域の前記再生許可情報を消去することが好ましい。
この構成によれば、利用権利情報は、コンテンツ情報の再生が許可されている時間を表す再生可能時間情報を含み、再生可能時間情報は、主情報の所定記録単位ごとに記録され、コンテンツ情報の単位再生可能時間を表す再生許可情報を含む。そして、主情報の所定記録単位ごとに記録されている再生許可情報が副情報として検出され、コンテンツ情報の単位再生可能時間の再生完了後に、所定記録単位の領域の再生許可情報が消去される。
したがって、コンテンツ情報の再生に応じて、主情報の所定記録単位ごとに記録されている、コンテンツ情報の単位再生可能時間を表す再生許可情報が消去されるので、光ディスクのみを用いて安全にコンテンツ情報の再生時間を管理することができる。また、光ディスクに記録されているコンテンツ情報の再生可能な時間を制限する著作権管理を実現することができる。
また、上記の光ディスク再生装置において、前記利用権利情報は、前記コンテンツ情報を取得する際にユーザに対して行われる課金処理に用いることが可能な金額を表す金額情報を含み、前記金額情報は、前記主情報の所定記録単位ごとに記録され、所定単位の金額を表す単位金額情報を含み、前記副情報検出部は、前記主情報の所定記録単位ごとに記録されている前記単位金額情報を前記副情報として検出し、前記光ディスク再生装置は、前記コンテンツ情報に対して課金される金額を表す課金情報を取得する取得部と、前記副情報検出部によって検出された前記単位金額情報で示される金額から、前記取得部によって取得された前記課金情報で示される金額を減算し、減算結果に基づいて前記副情報を消去する区間を判定する消去判定部とをさらに備え、前記副情報消去部は、前記消去判定部によって判定された前記区間の前記副情報を消去することが好ましい。
この構成によれば、利用権利情報は、コンテンツ情報を取得する際にユーザに対して行われる課金処理に用いることが可能な金額を表す金額情報を含み、金額情報は、主情報の所定記録単位ごとに記録され、所定単位の金額を表す単位金額情報を含む。そして、主情報の所定記録単位ごとに記録されている単位金額情報が副情報として検出され、コンテンツ情報に対して課金される金額を表す課金情報が取得される。検出された単位金額情報で示される金額から、取得された課金情報で示される金額が減算され、減算結果に基づいて副情報を消去する区間が判定され、判定された区間の副情報が消去される。
したがって、コンテンツ情報の取得に応じて、光ディスクに記録されている課金可能な金額から、コンテンツ情報に対して課金される金額が減算され、減算結果に応じた副情報が消去されるので、光ディスクのみを用いて安全にコンテンツ情報に対する課金を管理することができる。
また、上記の光ディスク再生装置において、前記副情報消去部は、前記ユーザ操作判定部によって前記操作が可能であると判定された場合、前記凹凸記録マークを再生するための再生レーザ強度よりも高いレーザ強度でレーザ光を照射し、前記主情報を再生するとともに、前記副情報を消去することが好ましい。
この構成によれば、操作が可能であると判定された場合、凹凸記録マークを再生するための再生レーザ強度よりも高いレーザ強度でレーザ光が照射され、主情報が再生されるとともに、副情報が消去される。
したがって、凹凸記録マークを再生するための再生レーザ強度よりも高いレーザ強度でレーザ光が照射されるので、副情報が記録されている領域における追記マークが形成されていない領域にも追記マークが形成されるととなり、副情報を消去することができる。
また、上記の光ディスク再生装置において、前記副情報消去部は、前記ユーザ操作判定部によって前記操作が可能であると判定された場合、前記凹凸記録マークを再生するための再生レーザ強度の5倍以上のレーザ強度でレーザ光を照射し、前記主情報を再生するとともに、前記副情報を消去することが好ましい。
この構成によれば、操作が可能であると判定された場合、凹凸記録マークを再生するための再生レーザ強度の5倍以上のレーザ強度でレーザ光が照射され、主情報が再生されるとともに、副情報が消去される。
したがって、凹凸記録マークを再生するための再生レーザ強度の5倍以上のレーザ強度でレーザ光が照射されるので、副情報が記録されている領域における追記マークが形成されていない領域にも追記マークが形成されるととなり、副情報を消去することができる。
また、上記の光ディスク再生装置において、前記光ディスク再生装置は、照射するレーザ光に高周波パルスを重畳する高周波モジュールをさらに備え、前記副情報消去部は、前記一定強度以上のレーザ光を照射する場合、前記高周波モジュールを使用しないことが好ましい。
この構成によれば、一定強度以上のレーザ光を照射する場合、照射するレーザ光に高周波パルスを重畳する高周波モジュールを使用することなく、レーザ光が照射されるので、凹凸記録マークを再生するための再生レーザ強度よりも高いレーザ強度でレーザ光を照射することができる。また、既存の光ディスク再生装置は、高周波モジュールを備えているので、物理的な構成要素を新たに加える必要がなく、高周波モジュールを使用するか否かを制御することで容易に一定強度以上のレーザ光を照射させることができる。
また、上記の光ディスク再生装置において、前記光ディスク再生装置は、照射するレーザ光に高周波パルスを重畳する高周波モジュールをさらに備え、前記副情報消去部は、前記一定強度以上のレーザ光を照射する場合、前記凹凸記録マークを再生するために照射するレーザ光に重畳する前記高周波モジュールの高周波パルスの重畳周波数を下げることが好ましい。
この構成によれば、一定強度以上のレーザ光を照射する場合、凹凸記録マークを再生するために照射するレーザ光に重畳する高周波モジュールの高周波パルスの重畳周波数が下げられるので、凹凸記録マークを再生するための再生レーザ強度よりも高いレーザ強度でレーザ光を照射することができる。また、既存の光ディスク再生装置は、高周波モジュールを備えているので、物理的な構成要素を新たに加える必要がなく、高周波モジュール高周波パルスの重畳周波数を制御することで容易に一定強度以上のレーザ光を照射させることができる。
また、上記の光ディスク再生装置において、前記副情報検出部は、前記副情報を消去した後、消去した前記副情報が記録されていた領域にレーザ光を照射し、前記副情報が検出されるか否かを確認することが好ましい。
この構成によれば、副情報が消去された後、消去された副情報が記録されていた領域にレーザ光が照射され、副情報が検出されるか否かが確認されるので、確実に副情報を消去することができる。
本発明によれば、反射膜の反射率を変化させることによって副情報が記録されており、一定強度以上のレーザ光が照射されることによって副情報が消去されるので、副情報の不正な複製及び改ざんを防止することができる。
以下添付図面を参照しながら、本発明の実施の形態について説明する。尚、以下の実施の形態は、本発明を具体化した一例であって、本発明の技術的範囲を限定する性格のものではない。
(光ディスク構造)
図1は、本発明の一実施の形態に係る光ディスクの構造を示す概念図である。図1に示す光ディスク100は、クランプ領域CLP、内周側及び外周側のコントロール領域CTL及びユーザ領域USRから構成される。
クランプ領域CLPは、光ディスク100をローディングするときの送り部であり、通常、なんら情報を記録していない。ユーザ領域USRは、凹凸記録マークによって、コンテンツ情報などが記録されている。
コントロール領域CTLは、ユーザ領域USRの内周側及び外周側の2箇所設けられ、凹凸記録マークによって、光ディスク100の管理情報などが記録されている。また、光ディスク100の特徴は、内周側のコントロール領域CTLの凹凸記録マークの成すトラックと同一トラックの凹凸記録マークが形成された領域上の反射膜1Lの反射率をレーザ光が照射されることによって局所的に変更することによって副情報が記録されている点である。
光ディスク100は、スタンパによる凹凸記録マークを光ディスク基板1Pに転写して、転写された凹凸記録マーク上にレーザ照射に応じて反射率の変化する反射膜1Lを蒸着(スパッタリング)して、さらにその上を例えば薄膜シートの付与やスピンコート工法によってカバー層1Cで覆うことによって成形される。光ディスク100の成形後、内周側のコントロール領域CTLの凹凸記録マークへのレーザ照射によって、副情報が、光ディスク1枚1枚に固有の情報として重畳記録される。
光ディスク100の反射膜1Lは、レーザ光が照射されることによって不可逆的な反射率変化をする有機系材料の色素膜で構成される。この反射膜1Lは、ある所定強度のレーザ光が照射されることによる熱変動で反射率を変化させることによって情報が記録できる。
このように、光ディスク100は、主情報を記録するための凹凸記録マークが予め形成された光ディスク基板1Pと、光ディスク基板1Pを被覆し、一定強度以上のレーザ光が照射されることによって反射率が変化する反射膜1Lとを備える。そして、反射膜1Lには、凹凸記録マークが形成された領域上の反射膜1Lの反射率を変化させることによって副情報を記録するための追記マークが予め形成されている。また、主情報の記録される所定記録単位毎に副情報が記録され、副情報の記録された領域に一定強度以上のレーザ光が照射されることによって、主情報が再生されるとともに、副情報が消去される。
図2は、本実施の形態に係る光ディスクの内周側のコントロール領域の記録面を示す概念図である。本発明の一実施の形態に係る光ディスク100は、コンテンツ情報(主情報)とコンテンツ情報の利用権利情報(副情報)とをともに記録している。
本実施の形態における光ディスク100には、符号化して変調した主情報が、凹凸記録マーク10として記録される。なお、主情報は、コンテンツ情報と、コンテンツ情報を管理するための管理情報とを含む。光ディスク100を再生する場合には、凹凸記録マーク10に沿って、再生強度のレーザを記録面にフォーカスして照射し、その反射光の強度から、凹凸記録マーク10を読み出し、管理情報及びコンテンツ情報を再生する。
また、光ディスク100は、記録面に被膜する反射膜として、レーザ照射で特定波長の光の反射率を変化させることのできる材料を用いる。この反射膜には、一般的にライトワンスメディアで利用されている色素膜などが利用される。出荷時に、凹凸記録マーク10でコンテンツ情報の記録された、成形済みの光ディスク100に対して、再生強度よりも高い記録強度のレーザ光が照射されることで、部分的に反射率の異なる追記マーク11が形成され、副情報が予め記録される。なお、副情報は、ユーザがコンテンツ情報を利用する権利に関する利用権利情報を含む。
コンテンツ情報の利用権利情報は、コンテンツ情報をダウンロードする際にユーザに対して行われる課金処理に用いることが可能な金額を表す金額情報、予め凹凸記録マーク10で記録されているコンテンツ情報の再生が許可されている回数を表す再生可能回数情報、又は予め凹凸記録マーク10で記録されているコンテンツ情報の再生が許可されている時間を表す再生可能時間情報などを含む。
このような利用権利情報は、ユーザによるコンテンツ情報のダウンロードあるいは記録済みコンテンツ情報の利用によって消去される。図2に示す光ディスク101は、利用権利情報の一部が消去された光ディスクである。
利用権利情報の消去は、凹凸記録マーク上の反射率を変化させた追記マークの記録された領域に対して、記録強度のレーザ光12を照射することで、レーザ光12を照射した全ての領域の反射膜の反射率を変化させて、利用権利情報を消去する。図2の破線で示す領域13は、レーザ光12により追記マークが上書きされることにより、利用権利情報が消去されている。
本実施の形態に係る光ディスクを利用することによって、出荷時に予めコンテンツ情報とコンテンツ情報の利用権利情報とを記録した光ディスクを流通させ、ユーザによってコンテンツ情報の権利行使があれば、記録強度のレーザ光を照射することによって利用権利情報を消去できる光ディスクを実現することができる。この光ディスクを利用すれば、光ディスク単価や光ディスク再生装置単価を上昇させることなく、ネットワークを利用しない形態で、コンテンツ情報のダウンロードに対する課金を行うことができ、コンテンツ情報の利用制御を安全に行うことができる。
(利用回数制限)
次に、本発明の一実施の形態に係る光ディスクを用いて、光ディスクに記録されたコンテンツ情報の再生回数を制限する方法について説明する。
図3は、利用権利情報として再生可能回数情報を記録した光ディスクについて説明するための概念図である。
図3に示す光ディスク2は、光ディスクの内周側のコントロールデータ領域21に、光ディスクを再生するための管理情報と、光ディスクに記録されたコンテンツ情報の再生回数に関した利用権利情報とを記録している。管理情報は、凹凸記録マークにより記録されている。利用権利情報は、凹凸記録マーク上にレーザ光を照射することで反射膜の反射率を変化させた追記マークにより記録されている。
光ディスク2のコントロールデータ領域21に凹凸記録マークで記録されている管理情報は、情報を再生するために同期符号により区切られるデータ単位であるフレーム、複数のフレームからなりアドレス情報により区切られるデータ単位であるセクタ、及び、複数のセクタからなりエラー訂正符号化されたデータ単位であるクラスタのようなフォーマットで記録される。
光ディスク2のコントロールデータ領域21の凹凸記録マーク上の反射膜の反射率を変化させて記録されている利用権利情報は、凹凸記録マークのデータ構造、すなわちフレーム、セクタ又はクラスタに同期して記録されている。本実施の形態では、クラスタ単位に1回分の再生許可を示す利用権利情報が記録されている。したがって、再生可能回数情報は、再生回数に応じた複数の再生許可情報を含み、1つのクラスタに1回分の再生を許可する再生許可情報が記録されている。例えば、コンテンツ情報の再生を3回だけ許可する場合、光ディスク2には、3つの再生許可情報が再生可能回数情報として記録されることとなる。
ユーザが、コンテンツ情報を1回再生すれば、利用権利情報の記録された先頭の1クラスタに記録強度のレーザ光が照射され、1クラスタ内の反射膜の反射率を変化させて、追記マークが消去される。これにより、1回分の再生許可情報が削除される。
本実施の形態では、利用権利情報は、コンテンツ情報の再生を1回だけ許可する再生許可情報を、コンテンツ情報の再生を許可する回数に応じた数だけ含んでいる。そして、コンテンツ情報が1回再生される毎に再生許可情報が1つずつ削除される。
以上説明したように、本実施の形態に係る光ディスクは、凹凸記録マークのデータ構造に同期して、反射膜の反射率を変化させて追記マークを形成することによって、追記マークを再生するための新たな同期符号等が不要であり、凹凸記録マークの再生時に、凹凸記録マークのデータ構造に応じて、追記マークの再生も行うことができる。
また、凹凸記録マークのクラスタ単位に対応付けて、コンテンツ情報の再生を1回だけ許可する再生許可情報が記録されている。したがって、ユーザによってコンテンツ情報が再生されるたびに、利用権利情報の記録された先頭のクラスタの追記マークを消去して、コンテンツ情報の利用回数を制限することができる。
また、本実施の形態では、ネットワークを利用する必要がないので、ネットワークに接続可能な場所に限定されないで、本光ディスクを利用することができる。
また、通常、光ディスク再生装置は、凹凸記録マークの再生信号を安定して読み出すためにも、再生信号の中心位置制御を行う。本光ディスクの追記マークは、反射率変化の有無を利用権利情報の復元に用いるため、追記マークの記録帯域は、光ディスク再生装置の再生信号の中心位置制御の追従帯域より早い帯域で記録することが望ましい。
なお、本実施の形態では、凹凸記録マークの1クラスタに1回分の再生許可を示す再生許可情報を追記マークとして記録しているが、本発明はこれに限定されるものではない。前述のフレーム単位又はセクタ単位で再生許可情報を記録しても同様の効果を得ることができ、複数のクラスタにまたがって再生許可情報を記録してもよい。また、Blu−rayディスクでは、内周のコントロールデータ領域に、制御情報が半径方向に離散した5箇所に冗長的に記録されているが、これらに同期させて利用権利情報も5箇所に分散して記録してもよい。この場合、ディスクの傷、埃又は指紋などのディフェクトに対する耐性を向上させることができる。しかし、この場合には、ユーザのコンテンツ情報の利用に対して、5箇所の利用権利情報を消去することが必要である。
次に、本発明の一実施の形態に係る光ディスクを用いて、光ディスクに記録されているコンテンツ情報の再生回数を制限する光ディスク再生装置について説明する。図4は、コンテンツ情報の利用回数制限に用いる本実施の形態に係る光ディスク再生装置の構成を示すブロック図である。
図4に示す光ディスク再生装置300は、光学ヘッド301、アナログ信号処理部302、デジタル信号処理部303、フォーマッタ304、エラー訂正部305、LPF(ローパスフィルタ)306、副情報検出部307、副情報エラー訂正部308、再生可能回数判定部309、スイッチ310、再生データ転送部311、レーザパワー制御部312、サーボ313、システムコントローラ314及びスピンドルモータ315で構成される。
光学ヘッド301は、光ディスク3にレーザ光を照射し、その反射光強度からコンテンツ情報又は光ディスク3のコントロールデータ領域に記録されている管理情報の記録されている凹凸記録マークを検出し、反射光強度に応じたチャネル信号を生成してアナログ信号処理部302に出力する。
アナログ信号処理部302は、光学ヘッド301から入力されるチャネル信号を増幅したり、波形等化したりすることによって整形して、アナログ再生信号を生成し、デジタル信号処理部303及びLPF306に出力する。
デジタル信号処理部303は、アナログ信号処理部302から入力されるアナログ再生信号をADコンバータによって量子化し、再生信号の中心位置制御を行うと共に、凹凸記録マーク帯域の信号を抽出した後、PLL(Phase Locked Loop)回路によって凹凸記録マークの再生信号に同期したクロック信号を生成する。そして、デジタル信号処理部303は、量子化した再生信号を、中心位置制御で抽出した中心位置でクロック信号に同期して2値化することでデジタル再生信号を生成し、フォーマッタ304に出力する。
フォーマッタ304は、デジタル信号処理部303から入力されるデジタル再生信号の一定間隔ごとに付与されている同期パターンを検出し、同期パターンで区切られる領域をフレームとして分離すると共に、同期パターンの種類に応じてフレーム位置を特定して複数のフレームからなるセクタを分離する。また、フォーマッタ304は、セクタ毎に付与されているアドレス情報を抽出して、複数のセクタからなるクラスタに分離する。抽出されたクラスタ単位の再生データは、訂正前再生データとしてエラー訂正部305に出力される。
エラー訂正部305は、フォーマッタ304から入力されるエラー訂正符号化されたクラスタごとの訂正前再生データのエラー訂正を行うことで再生データを抽出し、スイッチ310に出力する。
LPF306は、アナログ信号処理部302から入力されるアナログ再生信号から、凹凸記録マークの信号帯域ではなく、凹凸記録マーク上の反射膜の反射率を変化させることによって記録された追記マークの信号帯域を抽出する低域通過フィルタで構成される。追記マークは、凹凸記録マークの最長記録マークの長さの3倍以上の長さで光ディスク3に記録される。従って、凹凸記録マークの信号成分を排除して、追記マークの信号成分のみをLPF306で抽出することが可能である。一方、デジタル信号処理部303には、凹凸記録マークの信号成分のみを抽出するバンドパスフィルタが実装されるので、追記マークの信号帯域は減衰される。
また、LPF306のカットオフ周波数は、デジタル信号処理部303で再生信号の中心位置制御が行われる、中心位置制御の追従帯域よりも早い周波数帯域に設定される。これによって、追記マークの信号成分を安定して検出することができる。また、光ディスク3の反射膜はレーザ照射によって反射率が向上する、一般的にライトワンスメディアで使用される色素膜が用いられている。よって、追記マークが記録された領域は、記録されていない領域に対して反射率が高く検出される。LPF306は、追記マークによって反射率の高くなっている領域を抽出するフィルタである。追記マークの信号成分を抽出した信号は、副情報帯域信号として副情報検出部307に出力される。
このように、LPF306は、再生信号の凹凸記録マークに対応する信号帯域成分を減衰させるとともに、信号帯域成分より低い周波数帯域の信号帯域成分、すなわち追記マークに対応する信号帯域成分を抽出する。
フォーマッタ304は、検出したクラスタの先頭位置、セクタの先頭位置又はセクタに付与されているアドレス情報と、フレーム単位で検出した同期パターンの検出タイミングと、副情報が1ビット記録されている区間信号とをタイミング信号として副情報検出部307へ出力する。
副情報検出部307は、フォーマッタ304から入力されるタイミング信号に同期して、区間信号の示す区間ごとにLPF306から入力される副情報帯域信号を積分して副情報を1ビットずつ検出する。副情報検出部307は、副情報を1ビットずつ検出する処理を、副情報が記録されている領域、すなわち追記マークが形成されている領域で繰り返して行うことで、副情報の全ビットを検出し、訂正前副情報として、副情報エラー訂正部308に出力する。
副情報エラー訂正部308は、副情報検出部307から入力されるエラー訂正符号化された訂正前副情報のエラー訂正を行い、副情報として光ディスク3に記録されているコンテンツ情報の再生可能回数情報(利用権利情報)を抽出して、再生可能回数判定部309に出力する。
再生可能回数判定部309は、副情報エラー訂正部308から副情報として入力されるコンテンツ情報の再生可能回数情報に基づいて、1回以上のコンテンツ情報の再生が可能であるか否かを判定する。1回以上のコンテンツ情報の再生が可能であると判定した場合、再生可能回数判定部309は、コンテンツ情報の再生を許可する再生許可信号をスイッチ310に出力する。一方、再生可能回数が0の場合、副情報エラー訂正部308によって副情報のエラー訂正が失敗した場合、あるいは、追記マークにより記録される副情報が検出されなかった場合、再生可能回数判定部309は、再生許可信号を出力しない。
スイッチ310は、再生可能回数判定部309から再生許可信号が出力されている期間は、エラー訂正部305から出力される再生データを再生データ転送部311に出力する。再生可能回数判定部309から出力される再生許可信号は、再生可能回数が1以上であると判定された時点から、光ディスク再生装置300の電源がオフされるまで、光ディスク再生装置300がリセットされるまで、あるいは光ディスク3が光ディスク再生装置300から排出されるまでの間、継続して出力される。
再生データ転送部311は、画像/音声処理装置316へのインターフェースであり、エラー訂正部305から入力される再生データにパリティなどを付けて画像/音声処理装置316へ出力する。なお、再生データ転送部311は、エラー訂正部305から入力された再生データが光ディスク3のユーザ領域に記録されているコンテンツ情報である場合には、再生データを画像/音声処理装置316に送出する。また、再生データが光ディスク3のコントロールデータ領域に記録されている管理情報である場合には、データの送出は行われず、読み出した管理情報に基づいて、光ディスク3からコンテンツ情報の再生が行われる。
画像/音声処理装置316は、再生データ転送部311から入力される再生データから映像情報及び音声情報を復元して、表示装置及びスピーカに出力することによって、光ディスク3に記録されているコンテンツ情報を再生する。
サーボ313は、半径位置に従って回転数を微調整するための回転制御信号を生成してスピンドルモータ315に出力する。スピンドルモータ315は、サーボ313から入力される回転制御信号に従って光ディスク3の回転数を微調整する。
システムコントローラ314は、光ディスク再生装置300の各ブロックを制御する。システムコントローラ314は、コンテンツ情報の再生が終了した場合、光学ヘッド301及びフォーマッタ304に対して、再生可能回数情報を更新するための更新命令を出力する。
光学ヘッド301は、システムコントローラ314から再生可能回数情報の更新命令を受信すると、追記マークとして再生可能回数情報が記録されている光ディスク3の内周側のコントロールデータ領域にレーザ照射位置を移動させる。
フォーマッタ304は、システムコントローラ314から再生可能回数情報の更新命令を受信すると、デジタル再生信号から、再生可能回数情報が追記マークとして記録されている最初のクラスタの区間を示すタイミング信号を生成して、レーザパワー制御部312に出力する。
レーザパワー制御部312は、フォーマッタ304から入力されるタイミング信号の示す区間のみ、光ディスク3に照射するレーザ強度を通常の再生レーザ強度より高く設定するためのレーザ制御信号を光学ヘッド301に出力する。
光学ヘッド301は、レーザパワー制御部312から入力されるレーザ制御信号に応じて、通常の再生レーザ強度より高いレーザ強度で光ディスク3にレーザ光を照射する。このレーザ強度は、光ディスク3の追記マークの反射率を変化させるために十分な強度で、通常の再生レーザ強度の5倍以上が望ましい。
このように、光学ヘッド301は、主情報を記録するための凹凸記録マークが形成されるとともに、凹凸記録マーク上の反射膜の反射率を変化させることによって副情報を記録するための追記マークが形成された光ディスク3へレーザ光を照射する。アナログ信号処理部302は、光ディスク3からの反射光に基づいて再生信号を生成する。フォーマッタ304は、アナログ信号処理部302によって生成された再生信号に同期したクロック信号(タイミング信号)を抽出する。エラー訂正部305は、フォーマッタ304によって抽出されたクロック信号に同期して、アナログ信号処理部302によって生成された再生信号の凹凸記録マークに対応した信号帯域成分から主情報を再生する。
LPF306は、アナログ信号処理部302によって生成された再生信号から、追記マークに対応する信号帯域成分を抽出する。副情報検出部307は、フォーマッタ304によって抽出されたクロック信号に同期して、LPF306によって抽出された信号帯域成分から副情報を検出する。副情報エラー訂正部308は、副情報検出部307によって検出された副情報から、コンテンツ情報を利用する権利に関する利用権利情報を生成する。
システムコントローラ314は、ユーザによるコンテンツ情報に対する操作を受け付ける。なお、ユーザは、不図示の入力装置を介してコンテンツ情報に対する操作を行う。入力装置は、例えば、リモートコントローラ、キーボード及びマウスなどで構成され、コンテンツ情報の再生操作及び停止操作などが行われる。システムコントローラ314は、入力装置からの再生操作指示及び停止操作指示を受け付ける。
再生可能回数判定部309は、副情報エラー訂正部308によって生成された利用権利情報に基づいて、システムコントローラ314によって受け付けられた操作が可能であるか否かを判定する。光学ヘッド301は、再生可能回数判定部309によって操作が可能であると判定された場合、光ディスクに一定強度以上のレーザ光を照射し、主情報を再生するとともに、副情報を消去する。
また、利用権利情報は、コンテンツ情報の再生が許可されている回数を表す再生可能回数情報を含み、再生可能回数情報は、主情報の所定記録単位ごとに記録され、コンテンツ情報の単位再生可能回数を表す再生許可情報を含む。そして、副情報検出部307は、主情報の所定記録単位ごとに記録されている再生許可情報を副情報として検出する。光学ヘッド301は、コンテンツ情報の単位再生可能回数の再生完了後に、所定記録単位の領域の再生許可情報を消去する。
以上のようにすれば、光学ヘッド301によって、通常の再生レーザ強度より高いレーザ強度でレーザ光が照射された領域は、反射膜の反射率が均等となって、追記マークが消去される。従って、追記マークで記録された再生可能回数情報が更新されることになる。本実施の形態では、光ディスク内周部のコントロールデータ領域に、クラスタごとに1回だけ再生を許可する再生許可情報が記録されている。そのため、1クラスタ分の追記マークを消去することによって、コンテンツ情報を再生することが可能な総再生可能回数から1回分の再生可能回数を減算するという再生可能回数情報の更新を行うことができる。
また、通常の再生レーザ強度より高いレーザ強度でレーザ光を照射して追記マークを消去した領域は、全体的に反射率が高くなるだけなので、中心位置制御の効果で、凹凸記録マークで記録されている管理情報及びコンテンツ情報の再生には影響を及ぼさない。
(利用時間制限)
次に、本発明の一実施の形態に係る光ディスクを用いて、光ディスクに記録されたコンテンツ情報の再生時間を制限する方法について説明する。
図5は、利用権利情報として再生可能時間情報を記録した光ディスクについて説明するための概念図である。
図5に示す光ディスク4は、光ディスクの内周側のコントロールデータ領域41に、光ディスクを再生するための管理情報と、光ディスクに記録されたコンテンツ情報の再生時間に関した利用権利情報とを記録している。管理情報は、凹凸記録マークにより記録されている。利用権利情報は、凹凸記録マーク上にレーザ光を照射することで反射膜の反射率を変化させた追記マークにより記録されている。
光ディスク4のコントロールデータ領域41に凹凸記録マークで記録されている管理情報は、情報を再生するために同期符号により区切られたデータ単位であるフレーム、複数のフレームからなりアドレス情報により区切られたデータ単位であるセクタ、及び、複数のセクタからなりエラー訂正符号化されたデータ単位であるクラスタのようなフォーマットで記録される。
光ディスク4のコントロールデータ領域41の凹凸記録マーク上の反射膜の反射率を変化させて記録されている利用権利情報は、凹凸記録マークのデータ構造、すなわちフレーム、セクタ又はクラスタに同期して記録されている。本実施の形態では、クラスタ単位に10分間の再生許可を示す利用権利情報が記録されている。したがって、再生可能時間情報は、再生時間に応じた複数の再生許可情報を含み、1つのクラスタに10分間の再生を許可する再生許可情報が記録されている。例えば、コンテンツ情報の再生を30分間だけ許可する場合、光ディスク4には、3つの再生許可情報が再生可能時間情報として記録されることとなる。
ユーザが、コンテンツ情報を10分間再生すれば、利用権利情報の記録された先頭の1クラスタに記録強度のレーザ光が照射され、1クラスタ内の反射膜の反射率を変化させて、追記マークが消去される。これにより、10分間の再生許可情報が削除される。
本実施の形態では、利用権利情報は、コンテンツ情報の再生を所定時間だけ許可する再生許可情報を、コンテンツ情報の再生を許可する時間に応じた数だけ含んでいる。そして、コンテンツ情報が所定時間再生される毎に再生許可情報が1つずつ削除される。
以上説明したように、本実施の形態に係る光ディスクは、凹凸記録マークのデータ構造に同期して、反射膜の反射率を変化させて追記マークを形成することによって、追記マークを再生するための新たな同期符号等が不要であり、凹凸記録マークの再生時に、凹凸記録マークのデータ構造に応じて、追記マークの再生も行うことができる。
また、コンテンツ情報が10分間再生されるごとに、追記マークとして記録されている利用権利情報である10分間の再生を許可する再生許可情報が消去されて、利用権利情報が更新される。これにより、コンテンツ情報の再生時間を管理できる光ディスクを実現することが可能となる。
次に、本発明の一実施の形態に係る光ディスクを用いて、光ディスクに記録されているコンテンツ情報の再生時間を制限する光ディスク再生装置について説明する。図6は、コンテンツ情報の利用時間制限に用いる本実施の形態に係る光ディスク再生装置の構成を示すブロック図である。
図6に示す光ディスク再生装置500は、光学ヘッド501、アナログ信号処理部502、デジタル信号処理部503、フォーマッタ504、エラー訂正部505、再生時間検出部506、LPF507、副情報検出部508、副情報エラー訂正部509、再生可能時間判定部510、スイッチ511、再生データ転送部512、レーザパワー制御部513、サーボ514、システムコントローラ515及びスピンドルモータ516で構成される。
光学ヘッド501は、光ディスク5にレーザ光を照射し、その反射光強度からコンテンツ情報又は光ディスク5のコントロールデータ領域に記録されている管理情報の記録されている凹凸記録マークを検出し、反射光強度に応じたチャネル信号を生成してアナログ信号処理部502に出力する。
アナログ信号処理部502は、光学ヘッド501から入力されるチャネル信号を増幅したり、波形等化したりすることによって整形して、アナログ再生信号を生成し、デジタル信号処理部503及びLPF507に出力する。
デジタル信号処理部503は、アナログ信号処理部502から入力されるアナログ再生信号をADコンバータによって量子化し、再生信号の中心位置制御を行うと共に、凹凸記録マーク帯域の信号を抽出した後、PLL回路によって凹凸記録マークの再生信号に同期したクロック信号を生成する。そして、デジタル信号処理部503は、量子化した再生信号を、中心位置制御で抽出した中心位置でクロック信号に同期して2値化することでデジタル再生信号を生成し、フォーマッタ504に出力する。
フォーマッタ504は、デジタル信号処理部503から入力されるデジタル再生信号の一定間隔ごとに付与されている同期パターンを検出し、同期パターンで区切られる領域をフレームとして分離すると共に、同期パターンの種類に応じてフレーム位置を特定して複数のフレームからなるセクタを分離する。また、フォーマッタ504は、セクタ毎に付与されているアドレス情報を抽出して、複数のセクタからなるクラスタに分離する。抽出されたクラスタ単位の再生データは、訂正前再生データとしてエラー訂正部505に出力される。
エラー訂正部505は、フォーマッタ504から入力されるエラー訂正符号化されたクラスタごとの訂正前再生データのエラー訂正を行うことで再生データを抽出し、再生時間検出部506に出力する。
再生時間検出部506は、コンテンツ情報が再生された再生時間を検出する。具体的に、再生時間を検出する際に、再生時間検出部506は、エラー訂正部505から再生データが出力されている時間を計測する。あるいは、再生時間検出部506は、フォーマッタ504において分離されたクラスタ数をカウントして、再生データとして抽出されたクラスタ数分の時間を算出する。あるいは、再生時間検出部506は、再生データから、再生開始位置(時間)及び再生終了位置(時間)を表す再生位置(時間)情報を抽出して、再生時間を算出する。また、再生時間検出部506は、コンテンツ情報が10分間再生されるごとに時間経過信号を生成して再生可能時間判定部510に出力する。また、再生時間検出部506は、再生データをスイッチ511に出力する。
LPF507は、アナログ信号処理部502から入力されるアナログ再生信号から、凹凸記録マークの信号帯域ではなく、凹凸記録マーク上の反射膜の反射率を変化させることによって記録された追記マークの信号帯域を抽出する低域通過フィルタで構成される。追記マークは、凹凸記録マークの最長記録マークの長さの3倍以上の長さで光ディスク5に記録される。従って、凹凸記録マークの信号成分を排除して、追記マークの信号成分のみをLPF507で抽出することが可能である。一方、デジタル信号処理部503には、凹凸記録マークの信号成分のみを抽出するバンドパスフィルタが実装されるので、追記マークの信号帯域は減衰される。
また、LPF507のカットオフ周波数は、デジタル信号処理部503で再生信号の中心位置制御が行われる、中心位置制御の追従帯域よりも早い周波数帯域に設定される。これによって、追記マークの信号成分を安定して検出することができる。また、光ディスク5の反射膜はレーザ照射によって反射率が向上する、一般的にライトワンスメディアで使用される色素膜が用いられている。よって、追記マークが記録された領域は、記録されていない領域に対して反射率が高く検出される。LPF507は、追記マークによって反射率の高くなっている領域を抽出するフィルタである。追記マークの信号成分を抽出した信号は、副情報帯域信号として副情報検出部508に出力される。
フォーマッタ504は、検出したクラスタの先頭位置、セクタの先頭位置又はセクタに付与されているアドレス情報と、フレーム単位で検出した同期パターンの検出タイミングと、副情報が1ビット記録されている区間信号とをタイミング信号として副情報検出部508へ出力する。副情報検出部508は、フォーマッタ504から入力されるタイミング信号に同期して、区間信号の示す区間ごとにLPF507から入力される副情報帯域信号を積分して副情報を1ビットずつ検出する。副情報検出部508は、副情報を1ビットずつ検出する処理を、副情報が記録されている領域、すなわち追記マークが形成されている領域で繰り返して行うことで、副情報の全ビットを検出し、訂正前副情報として、副情報エラー訂正部509に出力する。
副情報エラー訂正部509は、副情報検出部508から入力されるエラー訂正符号化された訂正前副情報のエラー訂正を行い、副情報として光ディスク5に記録されているコンテンツ情報の再生可能時間情報(利用権利情報)を抽出して、再生可能時間判定部510に出力する。
再生可能時間判定部510は、内部にメモリを有し、光ディスク5に副情報として追記マークにより記録されている再生可能時間情報をメモリに記憶するとともに、再生時間検出部506からの時間経過信号に従って、再生可能時間情報に含まれる10分間の再生を許可する再生許可情報をメモリから消去する。再生可能時間判定部510は、副情報エラー訂正部509から副情報として入力されるコンテンツ情報の再生可能時間情報に基づいて、所定時間、すなわち10分間以上のコンテンツ情報の再生が可能であるか否かを判定する。メモリに再生可能時間情報が存在しており、10分間以上のコンテンツ情報の再生が可能であると判定した場合、再生可能時間判定部510は、コンテンツ情報の再生を許可する再生許可信号をスイッチ511に出力する。一方、メモリに再生可能時間情報が存在しておらず、10分間以上のコンテンツ情報の再生が不可能であると判定した場合、副情報エラー訂正部509によって副情報のエラー訂正が失敗した場合、あるいは、追記マークにより記録される副情報が検出されなかった場合、再生可能時間判定部510は、再生許可信号を出力しない。
スイッチ511は、再生可能時間判定部510から再生許可信号が出力されている期間は、再生時間検出部506によって再生時間の検出された再生データを再生データ転送部512に出力し続ける。スイッチ511は、光ディスク5が光ディスク再生装置500から排出された場合、光ディスク再生装置500がリセットされた場合、あるいは光ディスク再生装置500の電源がオフされた場合、再生データの出力を禁止する。
再生データ転送部512は、画像/音声処理装置517へのインターフェースであり、再生時間検出部506から入力される再生データにパリティなどを付けて画像/音声処理装置517へ出力する。なお、再生データ転送部512は、再生時間検出部506から入力された再生データが光ディスク5のユーザ領域に記録されているコンテンツ情報である場合には、再生データを画像/音声処理装置517に送出する。また、再生データが光ディスク5のコントロールデータ領域に記録されている管理情報である場合には、データの送出は行われず、読み出した管理情報に基づいて、光ディスク5からコンテンツ情報の再生が行われる。
画像/音声処理装置517は、入力される再生データから映像情報及び音声情報を復元して、表示装置及びスピーカに出力することによって、光ディスク5に記録されているコンテンツ情報を再生する。
サーボ514は、半径位置に従って回転数を微調整するための回転制御信号を生成してスピンドルモータ516に出力する。スピンドルモータ516は、サーボ514から入力される回転制御信号に従って光ディスク5の回転数を微調整する。
システムコントローラ515は、光ディスク再生装置500の各ブロックを制御する。システムコントローラ515は、コンテンツ情報が10分間再生されたことが再生時間検出部506によって検知された場合、光学ヘッド501及びフォーマッタ504に対して、再生可能時間情報を更新するための更新命令を出力する。
光学ヘッド501は、システムコントローラ515から再生可能時間情報の更新命令を受信すると、追記マークとして再生可能時間情報が記録されている光ディスク5の内周側のコントロールデータ領域にレーザ照射位置を移動させる。
フォーマッタ504は、システムコントローラ515から再生可能時間情報の更新命令を受信すると、デジタル再生信号から、再生可能時間情報が追記マークとして記録されている最初のクラスタの区間を示すタイミング信号を生成して、レーザパワー制御部513に出力する。
レーザパワー制御部513は、フォーマッタ504から入力されるタイミング信号の示す区間のみ、光ディスク5に照射するレーザ強度を通常の再生レーザ強度より高く設定するためのレーザ制御信号を光学ヘッド501に出力する。
光学ヘッド501は、レーザパワー制御部513から入力されるレーザ制御信号に応じて、通常の再生レーザ強度より高いレーザ強度で光ディスク5にレーザ光を照射する。このレーザ強度は、光ディスク5の追記マークの反射率を変化させるために十分な強度で、通常の再生レーザ強度の5倍以上が望ましい。
このように、利用権利情報は、コンテンツ情報の再生が許可されている時間を表す再生可能時間情報を含み、再生可能時間情報は、主情報の所定記録単位ごとに記録され、コンテンツ情報の単位再生可能時間を表す再生許可情報を含む。そして、副情報検出部508は、主情報の所定記録単位ごとに記録されている再生許可情報を副情報として検出する。光学ヘッド501は、コンテンツ情報の単位再生可能時間の再生完了後に、所定記録単位の領域の再生許可情報を消去する。
以上のようにすれば、光学ヘッド501によって、通常の再生レーザ強度より高いレーザ強度でレーザ光が照射された領域は、反射膜の反射率が均等となって、追記マークが消去される。従って、追記マークで記録された再生可能時間情報が更新されることになる。本実施の形態では、光ディスク内周部のコントロールデータ領域に、クラスタごとに10分間だけ再生を許可する再生許可情報が記録されている。そのため、1クラスタ分の追記マークを消去することによって、コンテンツ情報を再生することが可能な総再生可能時間から10分間分の再生可能時間を減算するという再生可能時間情報の更新を行うことができる。
また、通常の再生レーザ強度より高いレーザ強度でレーザ光を照射して追記マークを消去した領域は、全体的に反射率が高くなるだけなので、中心位置制御の効果で、凹凸記録マークで記録されている管理情報及びコンテンツ情報の再生には影響を及ぼさない。
(プリペイド式課金制御)
次に、本発明の一実施の形態に係る光ディスクを用いて、光ディスクに記録されるコンテンツ情報の利用料金の課金を制御する方法について説明する。
図7は、利用権利情報としてプリペイド金額情報を記録した光ディスクについて説明するための概念図である。
図7に示す光ディスク6は、光ディスクの内周側のコントロールデータ領域61に、光ディスクを再生するための管理情報と、光ディスクに記録されるコンテンツ情報の利用料金の課金に関した利用権利情報とを記録している。管理情報は、凹凸記録マークにより記録されている。利用権利情報は、凹凸記録マーク上にレーザ光を照射することで反射膜の反射率を変化させた追記マークにより記録されている。
光ディスク6のコントロールデータ領域61に凹凸記録マークで記録されている管理情報は、情報を再生するために同期符号により区切られたデータ単位であるフレーム、複数のフレームからなりアドレス情報により区切られたデータ単位であるセクタ、及び、複数のセクタからなりエラー訂正符号化されたデータ単位であるクラスタのようなフォーマットで記録される。
光ディスク6のコントロールデータ領域61の凹凸記録マーク上の反射膜の反射率を変化させて記録されている利用権利情報は、凹凸記録マークのデータ構造、すなわちフレーム、セクタ又はクラスタに同期して記録されている。本実施の形態では、クラスタ単位に100円分の金額を示す利用権利情報が記録されている。したがって、利用権利情報は、利用可能金額に応じた複数のプリペイド金額情報を含み、1つのクラスタに100円分のプリペイド金額情報が記録されている。例えば、500円分のコンテンツ情報の利用を許可する場合、光ディスク6には、5つのプリペイド金額情報が利用権利情報として記録されることとなる。
ユーザが、コンテンツ情報を購入(ダウンロード)すれば、購入したコンテンツ情報の課金情報に基づいて、利用権利情報の記録された所定数のクラスタに記録強度のレーザ光が照射され、所定数のクラスタ内の反射膜の反射率を変化させて、追記マークが消去される。これにより、プリペイド金額情報が削除される。図7では、ユーザが100円分のコンテンツ情報をダウンロードすることによって、予め所定金額分のプリペイド金額情報が記録された状態から、100円分のプリペイド金額情報が消去された状態を示している。
本実施の形態では、利用権利情報は、100円分のプリペイド金額情報を、コンテンツ情報のダウンロードを許可する金額に応じた数だけ含んでいる。そして、コンテンツ情報が1回ダウンロードされる毎に、コンテンツ情報に応じた金額に応じた数のプリペイド金額情報が削除される。
以上説明したように、本実施の形態に係る光ディスクは、凹凸記録マークのデータ構造に同期して、反射膜の反射率を変化させて追記マークを形成することによって、追記マークを再生するための新たな同期符号等が不要であり、凹凸記録マークの再生時に、凹凸記録マークのデータ構造に応じて、追記マークの再生も行うことができる。
また、コンテンツ情報の購入ごとに、追記マークとして記録されている利用権利情報であるプリペイド金額情報が、購入したコンテンツ情報の課金情報に応じて消去され、利用権利情報が更新される。したがって、クレジットカード又はプリペイドカードなどを用いることなく、光ディスク6のみを用いて安全にコンテンツ情報の購入に対する課金処理を行うことができる。
次に、本発明の一実施の形態に係る光ディスクを用いて、光ディスクに記録されるコンテンツ情報の利用料の課金を行う光ディスク再生装置について説明する。図8は、コンテンツ情報の課金制御に用いる本実施の形態に係る光ディスク記録再生装置の構成を示すブロック図である。
図8に示す光ディスク記録再生装置700は、光学ヘッド701、アナログ信号処理部702、デジタル信号処理部703、フォーマッタ704、エラー訂正部705、LPF707、副情報検出部708、副情報エラー訂正部709、プリペイド情報メモリ710、課金情報メモリ712、システムコントローラ713、エラー訂正符号化部715、変調部716、記録光変調部717、レーザパワー制御部718、サーボ719及びスピンドルモータ720で構成される。
また、光ディスク記録再生装置700は通信部721に接続されており、通信部721は、再生データ転送部706、課金情報受信部711及びコンテンツ受信部714で構成される。
光学ヘッド701は、凹凸記録マークによる管理情報と、凹凸記録マーク上の反射膜の反射率を変化させた追記マークによる利用権利情報とが記録されている、光ディスク7の内周側のコントロールデータ領域に、レーザ光を照射する位置を移動させた後、光ディスク7にレーザ光を照射し、レーザ光の照射に伴う反射光の強弱に応じたチャネル信号を生成してアナログ信号処理部702に出力する。
アナログ信号処理部702は、光学ヘッド701から入力されるチャネル信号を増幅したり、波形等化したりすることによって整形して、アナログ再生信号を生成し、デジタル信号処理部703及びLPF707に出力する。
デジタル信号処理部703は、アナログ信号処理部702から入力されるアナログ再生信号をADコンバータによって量子化し、再生信号の中心位置制御を行うと共に、凹凸記録マーク帯域の信号を抽出した後、PLL回路によって凹凸記録マークの再生信号に同期したクロック信号を生成する。また、デジタル信号処理部703は、量子化した再生信号を、中心位置制御で抽出した中心位置でクロック信号に同期して2値化することでデジタル再生信号を生成し、フォーマッタ704に出力する。
フォーマッタ704は、デジタル信号処理部703から入力されるデジタル再生信号の一定間隔ごとに付与されている同期パターンを検出し、同期パターンで区切られる領域をフレームとして分離すると共に、同期パターンの種類に応じてフレーム位置を特定して複数のフレームからなるセクタを分離する。また、フォーマッタ704は、セクタ毎に付与されているアドレス情報を抽出して、複数のセクタからなるクラスタに分離する。抽出されたクラスタ単位の再生データは、訂正前再生データとしてエラー訂正部705に出力する。
エラー訂正部705は、フォーマッタ704から入力されるエラー訂正符号化されたクラスタごとの訂正前再生データのエラー訂正を行うことで再生データを抽出し、再生データ転送部706に出力する。
再生データ転送部706は、画像/音声処理装置722へのインターフェースであり、エラー訂正部705から入力される再生データにパリティなどを付けて画像/音声処理装置722へ出力する。なお、再生データ転送部706は、エラー訂正部705から入力された再生データが光ディスク7のユーザ領域に記録されているコンテンツ情報である場合には、再生データを画像/音声処理装置722に送出する。また、再生データが光ディスク7のコントロールデータ領域に記録されている管理情報である場合には、データの送出は行われず、読み出した管理情報に基づいて、光ディスク7からコンテンツ情報の再生が行われる。
画像/音声処理装置722は、再生データ転送部706から入力される再生データから映像情報及び音声情報を復元して、表示装置及びスピーカに出力することによって、光ディスク7に記録されているコンテンツ情報を再生する。
LPF707は、アナログ信号処理部702から入力されるアナログ再生信号から、光ディスク7の凹凸記録マークの再生帯域信号成分ではなく、凹凸記録マーク上の反射膜の反射率を変化させることによって記録された追記マークの再生帯域信号成分を抽出する低域通過フィルタで構成される。追記マークは、凹凸記録マークの信号帯域と分離できるように、凹凸記録マークの記録帯域から離れた帯域で記録される。したがって、追記マーク長は、変調された凹凸記録マークの最長記録マーク長の3倍程度が好ましい。
また、デジタル信号処理部703では、アナログ再生信号の中心位置制御が行われるため、反射膜の反射率を変化させた追記マークが長すぎても、反射率の変化した部分に再生信号の中心位置が追従してしまい、正しく追記マークが検出できない。そこで、追記マークは、再生信号の中心位置制御の追従帯域よりも高い周波数帯域で記録される。よって、LPF707のカットオフ周波数は、凹凸記録マークの最大マーク/スペースで規定される周波数帯域よりも遅く、光ディスク記録再生装置の中心位置制御の追従帯域よりも早い周波数帯域に設定されることが必要である。
フォーマッタ704は、検出したクラスタの先頭位置、セクタの先頭位置又はセクタに付与されているアドレス情報と、フレーム単位で検出した同期パターンの検出タイミングと、副情報が1ビット記録されている区間信号とをタイミング信号として副情報検出部708へ出力する。副情報検出部708は、フォーマッタ704から入力されるタイミング信号に同期して、区間信号の示す区間ごとにLPF707から入力される副情報帯域信号を積分して副情報を1ビットずつ検出する。副情報検出部708は、副情報を1ビットずつ検出する処理を、副情報が記録されている領域、すなわち追記マークが形成されている領域で繰り返して行うことで、副情報の全ビットを検出し、訂正前副情報として、副情報エラー訂正部709に出力する。
副情報エラー訂正部709は、副情報検出部708から入力されるエラー訂正符号化された訂正前副情報のエラー訂正を行い、副情報として光ディスク7に記録されているコンテンツ情報の利用可能な金額を表すプリペイド金額情報(利用権利情報)を抽出して、プリペイド情報メモリ710に出力する。
プリペイド情報メモリ710は、一般的な揮発性メモリで構成され、副情報エラー訂正部709から入力されるプリペイド金額情報を一次記憶する。
以上のように、光ディスク7のコントロールデータ領域に凹凸記録マークとして記録されている管理情報を読み出すタイミングと同時に、凹凸記録マーク上の反射膜の反射率を変化させることで追記マークとして記録されているプリペイド金額情報を読み出し、プリペイド情報メモリ710に一次記憶する。このようにして、光ディスク7の起動処理が完了する。
光ディスク7の起動処理が完了した後、図示しないユーザインタフェース部を用いて、ユーザによってダウンロードしたいコンテンツ情報が選択される。ユーザのコンテンツ選択処理が完了すると、図示しないWEBサーバから、ユーザが選択したコンテンツ情報の課金情報がネットワークを介して通知される。なお、課金情報は、ユーザによって選択されたコンテンツ情報の値段を含む。
課金情報受信部711は、WEBサーバから通知された課金情報を受信し、課金情報メモリ712に出力する。
課金情報メモリ712は、一般的な揮発性メモリで構成され、課金情報受信部711から入力される課金情報を一次記憶する。
システムコントローラ713は、光ディスク7からプリペイド情報メモリ710へのプリペイド金額情報の読み出しが完了し、かつ、WEBサーバから課金情報メモリ712への課金情報の受信が完了した場合に、プリペイド情報メモリ710に記憶されているプリペイド金額情報の示す金額から課金情報メモリ712に記憶されている課金情報の示す金額を減算する。
システムコントローラ713は、プリペイド金額情報から課金情報の示す金額を減算した減算結果が負になるか否かを判断する。ここで、減算結果が負になると判断された場合、システムコントローラ713は、課金不能として、コンテンツ情報のダウンロードを行う前に、エラーを出力して処理を中断する。一方、減算結果が負にならない(正になる)と判断された場合、システムコントローラ713は、ユーザが選択したコンテンツ情報に対する課金が可能であるとして、減算結果にプリペイド情報メモリ710の内容を更新する。
また、システムコントローラ713は、プリペイド情報メモリ710の内容を更新した後、通信部721を介して、図示しないWEBサーバに、課金が完了したことを示す課金完了識別情報を送信する。コンテンツ受信部714は、ユーザの選択したコンテンツ情報のダウンロードを開始する。
コンテンツ受信部714は、WEBサーバからダウンロードするコンテンツ情報を受信し、受信したコンテンツ情報をエラー訂正符号化部715に出力する。
エラー訂正符号化部715は、コンテンツ情報の所定単位ごとにエラー訂正符号化を行い訂正符号化データとして変調部716に出力する。エラー訂正符号化部715は、エラー訂正部705と対になるブロックで、ともに同じエラー訂正符号化方法を用いる。
変調部716は、エラー訂正符号化部715から入力される訂正符号化データに対して、変調を行う。変調部716は、使用する光ディスク7の物理規格で指定された変調を行う。例えば、DVDでは、8−16変調、Blu−rayディスクでは、17PP変調が行われる。変調された訂正符号化データは、変調データとして記録光変調部717に出力される。
記録光変調部717は、変調部716から入力される変調データに基づいて、記録レーザ光を照射するタイミング信号である光変調信号を生成して、レーザパワー制御部718に出力する。光変調信号は、光ディスク7上に安定した凹凸記録マークを形成するための記録補償を行った記録パルスである。
レーザパワー制御部718は、記録光変調部717から入力される光変調信号に基づいて、光ディスク7に照射するレーザ光のレーザパワーを制御する記録制御信号を生成する。生成された記録制御信号は、光学ヘッド701に出力される。
光学ヘッド701は、レーザパワー制御部718から入力される記録制御信号に基づいて、光ディスク7にレーザ光を照射し、光ディスク7のユーザ領域にダウンロードしたコンテンツ情報を記録する。
以上のように、光ディスク7から読み出したプリペイド金額情報に基づいてコンテンツ情報の利用料金が課金処理された結果、ダウンロードされたコンテンツ情報が光ディスク7のユーザ領域に記録される。
なお、本実施の形態では、プリペイド金額情報を読み出す光ディスクとコンテンツ情報を記録する記録媒体が同一である場合について説明したが、本発明はこれに限られるものではない。例えば、プリペイド金額情報の読み出しが完了した時点で、光ディスクを入れ替える旨の通知をユーザに対して行い、光ディスクが入れ替えられた後に、当該光ディスクにダウンロードしたコンテンツ情報の記録を行ってもよい。また、光ディスク記録再生装置700が2つの光ディスクドライブを有している場合、第1の光ディスクからプリペイド金額情報を読み出して、第2の光ディスクにダウンロードしたコンテンツ情報を記録してもよい。さらに、第2の光ディスクは、光ディスクに限らず、例えば、ハードディスク及び半導体メモリでも代用が可能である。
システムコントローラ713は、ダウンロードしたコンテンツ情報の光ディスク7への書き込みが完了すると、プリペイド情報メモリ710に記録されている減算後のプリペイド金額情報を基に、追記マークを消去するクラスタ数を算出する。本実施の形態では、1クラスタに100円分のプリペイド金額情報が記録されているので、500円の課金では5クラスタ、1000円の課金では10クラスタ分のプリペイド金額情報を消去することになる。
なお、本実施の形態では、1クラスタに100円分のプリペイド金額情報が記録されているが、本発明はこれに限られない。例えば、クラスタのアドレス値に対して金額のことなるプリペイド金額情報が記録されてもよい。また、クラスタ単位ではなく、アドレスを有するセクタ単位あるいは同期符号により区切られたフレーム単位でプリペイド金額情報が記録されていてもよい。
次に、システムコントローラ713は、算出した消去すべきクラスタ数を含む追記マーク消去命令をフォーマッタ704に通知する。
フォーマッタ704は、システムコントローラ713から追記マーク消去命令を受信すると、光ディスク7のコントロールデータ領域の管理情報記録領域を再生し、追記マークの記録されている先頭クラスタから、通知されたクラスタ数分の区間を示すタイミング信号を生成して、レーザパワー制御部718に出力する。
レーザパワー制御部718は、フォーマッタ704から入力されるタイミング信号の出力区間で、光ディスク7の反射膜の反射率を変化させるに十分なレーザパワーを設定して、光ディスク7にレーザ光を照射する。これによって、予め凹凸記録マーク上の反射膜の反射率を変化させて形成されていた追記マークが消去される。本実施の形態では、例えば、500円の課金に対して5クラスタ分の追記マークが消去される。これによって、光ディスク7に予め記録されているプリペイド金額情報が課金金額分だけ消去され、ダウンロードしたコンテンツ情報に対する安定した課金を行うことができる。
このように、利用権利情報は、コンテンツ情報を取得する際にユーザに対して行われる課金処理に用いることが可能な金額を表す金額情報を含み、金額情報は、主情報の所定記録単位ごとに記録され、所定単位の金額を表すプリペイド金額情報を含む。副情報検出部708は、主情報の所定記録単位ごとに記録されているプリペイド金額情報を副情報として検出する。課金情報受信部711は、コンテンツ情報に対して課金される金額を表す課金情報を取得する。システムコントローラ713は、副情報検出部708によって検出されたプリペイド金額情報で示される金額から、課金情報受信部711によって取得された課金情報で示される金額を減算し、減算結果に基づいて副情報を消去する区間を判定する。そして、光学ヘッド701は、システムコントローラ713によって判定された区間の副情報を消去する。
以上のように、本実施の形態に係る光ディスク記録再生装置700は、光ディスク7の起動時に、追記マークとして記録されているプリペイド金額情報を読み出し、ダウンロードしたコンテンツ情報の課金情報から、消去するクラスタ数を算出して、算出したクラスタ数の追記マークを消去することで、光ディスク媒体単一で課金を行うことが可能となる。
次に、本実施の形態に係る光ディスク記録再生装置700の動作について説明する。図9は、課金処理前及び課金処理後における本実施の形態に係る光ディスク記録再生装置の動作を示すタイミングチャートである。
図9に示すタイミングチャート8は、課金処理が行われる前の光ディスク7からのプリペイド金額情報の読み出し動作を示しており、タイミングチャート9は、100円の課金処理が行われた後の光ディスク7からのプリペイド金額情報の読み出し動作を示している。
まず、課金処理が行われる前の光ディスクから、プリペイド金額情報を再生するときのタイミングチャート8について説明する。
光ディスク記録再生装置700は、光ディスク7の起動時に、光ディスク7の内周側のコントロールデータ領域の管理情報を読み出すと共に、管理情報の凹凸記録マーク上の反射膜の反射率を変化させることによって形成された追記マークからプリペイド金額情報を読み出す。凹凸記録マークにより記録された管理情報81は、エラー訂正符号化されたクラスタが円周方向に連続的に配置されている。
また、管理情報81が記録されている凹凸記録マークのアナログ再生信号82は、凹凸記録マーク上の反射膜の反射率を変化させて追記マークが形成されているため、追記マークが存在しないので標準の反射率で凹凸記録マークが再生される区間B1と、追記マークが形成されているので標準の反射率とは異なる反射率で凹凸記録マークが再生される区間B2とが存在する。
この区間B1,B2を拡大すると、区間B1は、凹凸記録マークMKのみが存在し、区間B2は、追記マークSMKが形成されていることによって凹凸記録マークMKの再生信号の反射率が変化する。また、追記マークSMKは、凹凸記録マークMKの記録帯域より低い帯域で記録される。よって、追記マーク長は、凹凸記録マークの最長マーク長よりも長い。
アナログ再生信号83は、区間B1の凹凸記録マークMKと区間B2の追記マークSMKとを再生した再生信号である。凹凸記録マークMKのみが記録されている区間B1では、標準の反射率で再生信号が抽出されているのに対して、凹凸記録マークMK上に追記マークSMKが記録されている区間B2では、凹凸記録マークMKのみの区間B1の反射率よりも高い反射率で再生信号が抽出されている。
次に、アナログ再生信号83は、LPF707に入力される。LPF707は、追記マークSMKの記録された信号帯域のみを抽出して副情報帯域信号84を生成する。この副情報帯域信号84は、アナログ再生信号83から凹凸記録マークMKの再生信号帯域を減衰させるので、凹凸記録マークMK上の追記マークSMKの信号帯域成分のみが抽出される。これによって、追記マークSMKが記録されていない区間B1の副情報帯域信号84は、副情報としてビット“0”となり、追記マークSMKが記録されている区間B2の副情報帯域信号84は、副情報としてビット“1”となる。クラスタ内で副情報が連続的に抽出されることによって、1つのクラスタで100円分のプリペイド金額情報85が得られる。
本実施の形態では、課金処理前のプリペイド金額情報85として、3クラスタで300円分のプリペイド金額情報85が再生されたことを示している。
次に、100円の課金処理が行われた後の光ディスクから、プリペイド金額情報を再生するときのタイミングチャート9について説明する。
まず、光ディスク記録再生装置700は、光ディスク7の起動時に、光ディスク7の内周側のコントロールデータ領域の管理情報を読み出すと共に、管理情報の凹凸記録マーク上の反射膜の反射率を変化させることによって形成された追記マークからプリペイド金額情報を読み出す。凹凸記録マークにより記録された管理情報91は、エラー訂正符号化されたクラスタが円周方向に連続的に配置されている。
課金情報の読み出しが完了した後、副情報エラー訂正部709は、プリペイド情報メモリ710に、光ディスク7に記録されているプリペイド金額情報を一時記憶する。プリペイド金額情報の読み出しが完了した後、システムコントローラ713は、課金情報受信部711によって受信した課金情報に基づいて、追記マークを消去するクラスタ数を算出する。
フォーマッタ704は、算出されたクラスタ数に基づいて、追記マークの記録されている先頭クラスタから追記マークを消去する区間を示すタイミング信号92を生成して、レーザパワー制御部718に出力する。レーザパワー制御部718は、タイミング信号92で示された区間で、高出力の再生レーザ光を照射して、追記マークを消去する。本実施の形態では、100円の課金情報を受信したときの動作を説明しているので、タイミング信号92は、1クラスタの区間を示す信号となっている。
タイミング信号92によって高出力の再生レーザ光が照射された先頭のクラスタ91aでは、反射膜の反射率が全領域で変化して、追記マークが消去される。従って、課金処理前は、再生信号の反射率の変化を検知することによって追記マークを検出することができるのに対して、課金処理後は、追記マークの消去の行われた区間において、再生信号の反射率の変化を検知することができず追記マークを検出することができない(アナログ再生信号93)。従って、100円分のプリペイド金額情報が消去され、課金処理が行われる。一方、2番目のクラスタ91bでは、高出力のレーザ照射が行われないので、追記マークは消去されず、反射率の変化から追記マークを再生して、100円分のプリペイド金額情報が再生される。
また、アナログ再生信号93に示すように、高出力の再生レーザ光が照射された区間において、追記マークが記録されておらず標準の反射率で凹凸記録マークが再生されていた区間J1は、高出力の再生レーザ光が照射されたことによって反射率が変化する。そのため、区間J1と、予め追記マークが記録されていた区間J2との反射率の変化が検出されず、実質的に追記マークが消去される。
すなわち、一定強度以上のレーザ光が照射された後の追記マークが形成されている領域及び追記マークが形成されていない領域における反射率の平均の差は、一定強度以上のレーザ光が照射される前の追記マークが形成されている領域及び追記マークが形成されていない領域における反射率の平均の差よりも縮小する。
よって、追記マークが消去された領域は、全領域で反射率が一律となるので、追記マークによる反射率変化が見られないアナログ再生信号94が抽出される。
このようにして、プリペイド金額情報が記録されていた先頭クラスタ91aでは、追記マークが消去され、100円分のプリペイド金額情報95が消去され、課金処理が実行される。
以上のように、本実施の形態の光ディスクには、凹凸記録マーク上の反射膜の反射率を変化させることによって形成する追記マークによって、プリペイド金額情報が記録される。従って、もともとコンテンツ情報を、反射率を変化させた記録マークで記録するライトワンスメディアにはプリペイド金額情報をコピーすることができない。よって、一般ユーザによる不正コピーが不可能な状態で、プリペイド金額情報を記録することができる。
また、プリペイド金額情報は、反射膜の反射率を変化させることで記録されているので、保護膜を剥離して、凹凸記録マークを転写することによる不正コピーでも転写されない。
このように、本実施の形態の光ディスクは、一般ユーザや海賊版メーカでも不正に複製のできない形態でプリペイド金額情報を記録することができ、課金情報などの高いセキュリティが求められる情報を記録することができる。
また、本実施の形態の光ディスクには、凹凸記録マーク上に一般的にライトワンスメディアに使用される色素膜などの不可逆的な記録が可能な反射膜が用いられ、不可逆的な変化によって追記マークが形成される。また、消去する場合も同様に、不可逆的な変化が起きていない、すなわち追記マークの記録されていない領域に、不可逆的な変化を起こして、追記マークを記録し、情報を消去する。従って、不正な行為によりプリペイド金額情報を復元しようとしたとしても、一旦消去したプリペイド金額情報は復元することができず、安全な課金処理を実施することが可能である。
また、本実施の形態の課金処理は、クレジットカード、電子マネー又はWEBマネーのようにネットワークを介して接続されるサーバを利用することなく行われる。よって、課金処理を行うウェブサイトの成りすましによる被害に対して十分な耐性がある。
また、追記マークを消去するための再生パワーは、通常の再生パワーの5倍程度の強度で十分であるので、市販されている光ディスク再生装置の構成から、ほぼコストアップすることなく実現できる。すなわち、従来の光ディスク再生装置は、再生信号を安定させるために、周期的に再生レーザ強度を高める高周波モジュールが適用されている。そのため、通常の光ディスク再生装置のレーザも、高出力を行うポテンシャルを既に持っており、新たな構成を追加することなく再生レーザ強度を高めることができる。
なお、本実施の形態では、追記マークで記録する利用権利情報として、再生回数、再生時間及びプリペイド金額情報を記録する形態で説明したがこれに限られるものではない。記録回数、記録時間、再生又は記録の権利を行使する期間、コンテンツ情報の複製回数、あるいは移動可能回数を利用権利情報として記録してもよく、現在の光ディスクでは不可能な、高度な著作権管理を行うことが可能となり、著作者の著作権を保護しながら、ユーザの利便性を向上させることができる。
次に、本実施の形態に係る光ディスク再生装置300,500及び光ディスク記録再生装置700における副情報検出部307,508,708の内部構成について詳細に説明する。
図10は、図4,6,8に示す光ディスク再生装置300,500及び光ディスク記録再生装置700の副情報検出部307,508,708の内部構成を示すブロック図である。副情報検出部307,508,708は、相関系列生成部901、PE変調部902、相関積分部903及び副情報抽出部904で構成される。
相関系列生成部901は、副情報を検出する位置情報を示すタイミング信号が、フォーマッタ304,504,704から出力されるタイミングを基準として相関系列信号を生成し、PE変調部902に出力する。相関系列信号は、一般的なM系列などの擬似乱数系列であり、相関系列生成部901は、部分的にフィードバックを行うシフトレジスタによって構成される。本実施の形態の光ディスクは、相関系列生成部901が生成する同等の擬似乱数系列によって副情報がスクランブルされて記録されている。また、本実施の形態では、副情報を凹凸記録マークの64チャネルビットを基準に、1ビットずつ記録する。すなわち、相関系列生成部901は、64チャネルビットに1ビットずつの相関系列信号を時系列として生成する。
PE変調部902は、相関系列生成部901によって生成された相関系列信号にPE(Phase Encode)変調を施す。本実施の形態における光ディスクは、副情報が凹凸記録マークの64チャネルビットに1ビットずつ記録されている。よって、PE変調部902は、相関系列生成部901で64チャネルビット単位に1ビットずつの相関系列信号に対してPE変調を施す。64チャネルビット幅で相関系列信号“1”が相関系列生成部901から出力される場合、PE変調部902は、前半の32チャネルビットを“1”とし、後半の32チャネルビットを“0”とするPE相関系列信号を出力する。一方、64チャネルビット幅で相関系列信号“0”が相関系列生成部901から出力される場合、PE変調部902は、前半の32チャネルビットを“0”とし、後半の32チャネルビットを“1”とするPE相関系列信号を出力する。このようにして、PE変調部902は、相関系列生成部901から出力される相関系列信号にPE変調を施したPE相関系列信号を生成して、相関積分部903に出力する。
相関積分部903は、PE変調部902から入力されるPE相関系列信号と、LPF306,507,707から入力される副情報帯域信号との相関値を算出して、副情報ビット毎積分情報を生成し、副情報抽出部904に出力する。副情報帯域信号は、光ディスクにレーザ光を照射した際の反射光であるアナログ再生信号にLPF306,507,707で、副情報の記録されている帯域情報を抽出する。
LPF306,507,707は、一般的な低域通過フィルタである。本実施の形態の副情報は、凹凸記録マークの64チャネルビット周期で光ディスクに記録される。従って、低域通過フィルタのカットオフ周波数は、128チャネルビット周期以下に設定されていることが望ましい。これは、1倍速のBlu−rayディスクにおける2MHz程度、1倍速のDVD−ROMにおける800KHz程度になる。このように、LPF306,507,707によって、凹凸記録マーク上の反射膜の反射率を変化させることによって記録されている副情報の帯域信号がアナログ副情報帯域信号として抽出される。
また、LPF306,507,707は、入力されるアナログ再生信号から副情報の記録されている帯域信号を抽出した後、二値化することによって、副情報帯域信号を生成する。従って、副情報帯域信号は、光ディスクの反射膜の反射率を高くした領域でHレベルとなり、光ディスクの反射膜の反射率を変化させていない領域でLレベルとなる。相関積分部903は、副情報の記録されている64チャネルビットの間隔を基準として、チャネルビット単位に副情報帯域信号とPE相関系列信号との相関積分を行う。
すなわち、相関積分部903は、副情報帯域信号がHレベルであり、かつPE相関系列信号がHレベルである場合、あるいは副情報帯域信号がLレベルであり、かつPE相関系列信号がLレベルである場合には、副情報のビット毎に有した積分器に“+1”を加算する。一方、相関積分部903は、副情報帯域信号がHレベルであり、かつPE相関系列信号がLレベルである場合、あるいは副情報帯域信号がLレベルであり、かつPE相関系列信号がHレベルである場合には、副情報のビット毎に有した積分器に“−1”を加算する。これにより、相関積分部903は、副情報帯域信号とPE相関系列信号との相関値を副情報の1ビットが記録されている区間(本実施の形態では64チャネルビット)ごとに算出する。相関積分部903は、副情報帯域信号とPE相関系列信号との相関値を、副情報が記録されている全区間で算出することによって、副情報1ビットごとの相関積分値を抽出して、副情報ビット毎積分情報を生成し、副情報抽出部904に出力する。
副情報抽出部904は、相関積分部903から入力される副情報ビット毎積分情報から、副情報を抽出する。副情報抽出部904は、副情報のビット毎の積分情報が“正”の積分値である場合には、副情報ビットとして“0”を生成し、副情報のビット毎の積分情報が“負”の積分値である場合には、副情報ビットとして“1”を生成して、訂正前副情報として出力する。
以上のように、光ディスクからの反射光の強度を示すアナログ再生信号から、副情報の記録されている帯域成分が抽出され、副情報の記録時に用いた同様の相関系列との相関が積分され、その積分値に応じて副情報が抽出される。従って、副情報の記録されていない光ディスクでは、副情報帯域信号とPE相関系列信号との積分値が全ビットでほぼ“0”となるので、副情報が記録されていないことが判定可能である。
図11は、図10の副情報抽出部904の副情報抽出のための副情報ビット毎積分情報の積分値の閾値判定方法を表した概念図である。
副情報抽出部904は、副情報のビット毎の積分値を閾値±αと比較する。すなわち、副情報抽出部904は、積分値が+α以上である場合には、ビット“0”を、積分値が−α以下である場合には、ビット“1”を副情報ビットとして抽出する。しかしながら、副情報抽出部904は、積分値が±α以内である場合には、安定して副情報が再生できていないとして、副情報読み出しエラーと判断する。副情報の1ビットでも読み出しエラーとなった場合には、副情報の読み出し動作を再度実施するか、副情報の読み出し領域を変更して再度、副情報読み出し動作を実施する。このように、副情報の読み出しに関して、積分値の閾値判定を実施することによって、副情報が記録されておらず、積分値が0付近でばらつく光ディスクでは、副情報が記録されていない旨を判定することが可能となり、光ディスクの再生そのものを中断することが可能となる。
図12は、本実施の形態の光ディスク再生装置及び光ディスク記録再生装置の副情報検出部307,508,708の副情報の読み出し動作を表したタイミングチャートである。
本実施の形態の光ディスクは、凹凸記録マークによって管理情報及びコンテンツ情報が記録され、凹凸記録マーク上の反射膜にレーザ光を照射して反射率を変化させることによって副情報が記録される。凹凸記録マークは、同期符号により区切られたフレーム単位で円周方向上に連続的に記録されている。なお、本実施の形態のフレームは、1024チャネルビット長を有する場合について説明する(図12のフレームカウント値121)。
図12に示すアナログ再生信号122は、アナログ信号処理部302,502,702から出力される。光ディスクに記録される副情報は、フレーム単位に同期して、1フレーム内に16ビットの副情報が記録されている。よって、1ビットの副情報は、64チャネルビット長に記録されている(区間L1)。1ビットの副情報は、PE変調されて記録されている。そのため、64チャネルビットの区間で、先頭の32チャネルビット分は、レーザ照射によって反射率が高くされ、残り32チャネルビット分はレーザ照射が行われない。
図12に示す副情報帯域信号123は、LPF306,507,707から副情報検出部307,508,708に入力される。この副情報帯域信号123は、アナログ再生信号122から、LPF306,507,707によって副情報の記録帯域情報を抽出した後、二値化した信号である。したがって、副情報帯域信号123は、光ディスクの凹凸記録マーク上にレーザ照射を行って反射率が高くなっている領域がHレベルとなる信号となり、相関積分部903に入力される。
図12に示す相関系列信号124は、相関系列生成部901で生成される。相関系列生成部901は、フレームの先頭位置を表すタイミング信号をフォーマッタ304,504,704から受け取り、このタイミング信号を基準に64チャネルビット毎に1ビットの相関系列信号124を生成して、PE変調部902に出力する。
図12に示すPE相関系列信号125は、PE変調部902によって、相関系列信号124にPE変調を施すことにより生成される。相関系列信号124が“0”の場合には、PE変調部902は、前半の32チャネルビットを“0”とし、後半の32チャネルビットを“1”とするPE相関系列信号125を生成して相関積分部903に出力する。また、相関系列信号124が“1”の場合には、PE変調部902は、前半の32チャネルビットを“1”とし、後半の32チャネルビットを“0”とするPE相関系列信号125を生成して相関積分部903に出力する。
図12に示す副情報帯域信号とPE相関系列信号との相関積分値126,127は、相関積分部903によって算出される。図12に示す相関積分値126は、区間L1に記録された副情報の相関積分値の推移を示しており、図12に示す相関積分値127は、区間L2に記録された副情報の相関積分値の推移を示している。区間L1では、副情報帯域信号123と、相関系列信号124とに負の相関があり、相関積分値126は、負の方向に積分される。一方、区間L2では、副情報帯域信号123と、相関系列信号124とに正の相関があり、相関積分値127は、正の方向に積分される。
また、本実施の形態では、同じ副情報ビットが、フレーム毎に繰り返し記録されている。本実施の形態の光ディスク再生装置及び光ディスク記録再生装置では、副情報の各ビットの積分値が、図11で示した正あるいは負の閾値(±α)のどちらかを超えたとき、副情報抽出部904によって副情報が抽出される。一方、副情報の記録されている全区間での積分が終了したにもかかわらず、副情報の各ビットのいずれかが閾値を超えていない場合には、副情報の読み出しエラーが出力される。
これによって、凹凸記録マークのトラック上の反射膜の反射率を変化させることによって副情報が記録された光ディスクから、副情報を読み出すことができるとともに、副情報が記録されていない場合には、副情報が記録されていないことが判別可能となる。
次に、本実施の形態の光ディスク再生装置及び光ディスク記録再生装置において、副情報が消去されたか否かを確認する副情報消去確認処理について説明する。
図13は、副情報の再生、副情報の消去、及び副情報の消去確認を行う処理の流れを示すフローチャートである。なお、以下では、図4に示す光ディスク再生装置300及び図10に示す副情報検出部307を用いた動作について説明する。
まず、システムコントローラ314は、ユーザ操作に従って、ユーザ操作に対する利用権利情報が存在するか否かを確認するために副情報の記録領域から副情報の再生を行う(ステップS1)。上記利用権利情報とは、コンテンツ情報の再生可能回数及び再生可能時間などのコンテンツ情報を再生する権限を表す情報、あるいはコンテンツ情報の複製可能回数及び複製許可期間などのコンテンツ情報を複製する権限を表す情報、あるいはネットワークを介してコンテンツ情報を得る場合に課金される金額情報を示す。
次に、副情報検出部307の副情報抽出部904は、副情報の各ビットの相関積分値が、図11で示す閾値±αを超えているか否かを判定して、副情報が記録されているか否かを判定する(ステップS2)。
副情報の各ビットの相関積分値のうち1ビットでも閾値±αを超えていないと判定された場合(ステップS2でNO)、副情報抽出部904は、副情報読み出しエラーをシステムコントローラ314へ出力し、処理を中断する(ステップS3)。
副情報の各ビットの相関積分値がすべて閾値±αを超えていると判定された場合(ステップS2でYES)、副情報抽出部904は、副情報が検出できたとして、訂正前副情報を副情報エラー訂正部308に出力する。次に、副情報エラー訂正部308は、副情報のエラー訂正処理を行い、副情報から利用権利情報(再生可能回数情報)を抽出する(ステップS4)。このようにして、利用権利情報が副情報として再生される。
次に、再生可能回数判定部309は、利用権利情報(再生可能回数情報)に基づいて、ユーザ指定の操作、すなわちコンテンツ情報の再生が可能であるか否かを判断する(ステップS5)。ここで、ユーザ指定の操作が不可能であると判断された場合(ステップS5でNO)、再生可能回数判定部309は、ユーザ操作エラーをシステムコントローラ314へ出力する(ステップS6)。システムコントローラ314は、ユーザ操作エラーが入力されると、ユーザによって指定された操作が不可能である旨を不図示の表示装置に表示する。
一方、ユーザ指定の操作が可能であると判断された場合(ステップS5でYES)、再生可能回数判定部309は、ユーザ操作に応じて権利行使を行う。すなわち、再生可能回数判定部309は、再生許可信号をスイッチ310へ出力する。これにより、コンテンツ情報が再生される(ステップS7)。コンテンツ情報が再生された後、システムコントローラ314は、権利行使の内容に応じて、副情報(利用権利情報)を消去する(ステップS8)。具体的には、副情報として再生可能回数情報が記録されている場合には、コンテンツ情報の1回の再生毎に、システムコントローラ314は、1回分の再生許可情報を消去するための更新命令をフォーマッタ304へ出力する。また、利用権利情報がプリペイド金額情報である場合には、システムコントローラ314は、課金情報に応じて、光ディスクに副情報として記録されているプリペイド金額情報を消去するための更新命令をフォーマッタ304へ出力する。
副情報が消去された後、システムコントローラ314は、副情報を消去した領域に光学ヘッド301を移動させ、副情報が正しく消去されているか否かを確認する(ステップS9)。なお、ここでは、ステップS1で行った副情報の再生処理と同様の処理が行われる。
次に、副情報検出部307の副情報抽出部904は、再生された副情報の各ビットの相関積分値が、副情報消去時の閾値±β以内の範囲に収まっていることを確認する。すなわち、副情報抽出部904は、再生された副情報の各ビットの相関積分値が、副情報消去時の閾値±βを超えているか否かを判定して、副情報が消去されているか否かを判定する(ステップS10)。なお、副情報再生時の相関積分値の閾値±αに対して、副情報消去時の相関積分値の閾値±βは小さく設定する(α>β)。これによって、副情報消去時に副情報の全ビットで相関積分値の絶対値が閾値β以下であるならば、閾値βより大きい閾値αで判定される再生時において、消去した領域が誤って再生されることがなくなる。従って、副情報再生時の相関積分値の閾値±αに対して、副情報消去時の閾値±βは小さく設定することが必要である。
ここで、副情報の各ビットの相関積分値のうち1ビットでも閾値±βを超えていると判定された場合(ステップS10でYES)、ステップS8の処理へ戻り、副情報の消去動作を再度行う。一方、副情報の各ビットの相関積分値がすべて閾値±βを超えていないと判定された場合(ステップS10でNO)、システムコントローラ314は、副情報が安全に消去されたとして処理を終了する。
このように、副情報が消去された後、消去された副情報が記録されていた領域にレーザ光が照射され、副情報検出部307によって、副情報が検出されるか否かが確認されるので、確実に副情報を消去することができる。
以上のように、本実施の形態の光ディスク再生装置及び光ディスク記録再生装置では、利用権利情報(副情報)が再生された後、ユーザ操作に応じてコンテンツ情報が再生又は記録され、ユーザ操作に対応して利用権利情報(副情報)が消去される。そして、利用権利情報(副情報)が消去された後、利用権利情報の再生に用いた閾値条件よりも厳しい閾値条件を用いて利用権利情報の消去が確認されることによって、安全に副情報が消去されているかを確認することが可能となる。従って、ユーザによりコンテンツ情報の利用権利が行使された場合に、利用権利情報が消去されておらず、再度、ユーザにコンテンツ情報の利用権利を与えるという事態を回避することが可能となる。
本発明に係る光ディスク及び光ディスク再生装置は、副情報の不正な複製及び改ざんを防止することができ、凹凸記録マークによって主情報が記録されるとともに、前記凹凸記録マークが形成された領域上の反射膜の反射率を変化させることによって副情報が記録される光ディスク及びその光ディスクを再生する光ディスク再生装置として有用である。
本発明の一実施の形態に係る光ディスクの構造を示す概念図である。 本実施の形態に係る光ディスクの内周側のコントロール領域の記録面を示す概念図である。 利用権利情報として再生可能回数限定情報を記録した光ディスクについて説明するための概念図である。 コンテンツ情報の利用回数制限に用いる本実施の形態に係る光ディスク再生装置の構成を示すブロック図である。 利用権利情報として再生可能時間情報を記録した光ディスクについて説明するための概念図である。 コンテンツ情報の利用時間制限に用いる本実施の形態に係る光ディスク再生装置の構成を示すブロック図である。 利用権利情報としてプリペイド金額情報を記録した光ディスクについて説明するための概念図である。 コンテンツ情報の課金制御に用いる本実施の形態に係る光ディスク記録再生装置の構成を示すブロック図である。 課金処理前及び課金処理後における本実施の形態に係る光ディスク記録再生装置の動作を示すタイミングチャートである。 図4,6,8に示す光ディスク再生装置及び光ディスク記録再生装置の副情報検出部の内部構成を示すブロック図である。 図10の副情報抽出部の副情報抽出のための副情報ビット毎積分情報の積分値の閾値判定方法を表した概念図である。 本実施の形態の光ディスク再生装置及び光ディスク記録再生装置の副情報検出部の副情報の読み出し動作を表したタイミングチャートである。 副情報の再生、副情報の消去、及び副情報の消去確認を行う処理の流れを示すフローチャートである。
符号の説明
1〜7,100,101 光ディスク
1C カバー層
1P 光ディスク基板
1L 反射膜
10 凹凸記録マーク
11 追記マーク
300,500 光ディスク再生装置
301,501,701 光学ヘッド
302,502,702 アナログ信号処理部
303,503,703 デジタル信号処理部
304,504,704 フォーマッタ
305,505,705 エラー訂正部
306,507,707 LPF
307,508,708 副情報検出部
308,509,709 副情報エラー訂正部
309 再生可能回数判定部
310,511 スイッチ
311,512,706 再生データ転送部
312,513,718 レーザパワー制御部
313,514,719 サーボ
314,515,713 システムコントローラ
315,516,720 スピンドルモータ
316,517,722 画像/音声処理装置
506 再生時間検出部
510 再生可能時間判定部
700 光ディスク記録再生装置
710 プリペイド情報メモリ
711 課金情報受信部
712 課金情報メモリ
714 コンテンツ受信部
715 エラー訂正符号化部
716 変調部
717 記録光変調部
721 通信部
901 相関系列生成部
902 PE変調部
903 相関積分部
904 副情報抽出部
CLP クランプ領域
CTL コントロール領域
USR ユーザ領域

Claims (20)

  1. 主情報を記録するための凹凸記録マークが予め形成された基板と、
    前記基板を被覆し、一定強度以上のレーザ光が照射されることによって反射率が変化する反射膜とを備え、
    前記反射膜には、前記凹凸記録マークが形成された領域上の前記反射膜の反射率を変化させることによって副情報を記録するための追記マークが予め形成され、
    前記主情報の記録される所定記録単位毎に前記副情報が記録され、前記副情報の記録された領域に前記一定強度以上のレーザ光が照射されることによって、前記主情報が再生されるとともに、前記副情報が消去される光ディスク。
  2. 前記反射膜は、前記凹凸記録マークを再生するときの再生レーザ強度よりも高いレーザ強度でレーザ光が照射されることによって反射率が変化し、
    前記一定強度以上のレーザ光が照射される前後において、前記追記マークが形成されている領域及び前記追記マークが形成されていない領域における反射率の平均の差を縮小させることで前記副情報が消去される請求項1記載の光ディスク。
  3. 前記反射膜は、不可逆的に反射率を変化させる請求項1又は2記載の光ディスク。
  4. 前記所定記録単位は、同期符号により区切られるフレーム単位である請求項1〜3のいずれかに記載の光ディスク。
  5. 前記所定記録単位は、アドレス情報により区切られるセクタ単位である請求項1〜3のいずれかに記載の光ディスク。
  6. 前記所定記録単位は、エラー訂正符号化されたクラスタ単位である請求項1〜3のいずれかに記載の光ディスク。
  7. 前記主情報は、コンテンツ情報と、前記コンテンツ情報を管理するための管理情報とを含み、
    前記副情報は、前記コンテンツ情報を利用する権利に関する利用権利情報を含む請求項1〜6のいずれかに記載の光ディスク。
  8. 前記利用権利情報は、前記コンテンツ情報の再生が許可されている回数を表す再生可能回数情報を含む請求項7記載の光ディスク。
  9. 前記利用権利情報は、前記コンテンツ情報の再生が許可されている時間を表す再生可能時間情報を含む請求項7記載の光ディスク。
  10. 前記利用権利情報は、前記コンテンツ情報を取得する際にユーザに対して行われる課金処理に用いることが可能な金額を表す金額情報を含む請求項7記載の光ディスク。
  11. 主情報を記録するための凹凸記録マークが形成されるとともに、前記凹凸記録マークが形成された領域上の反射膜の反射率を変化させることによって副情報を記録するための追記マークが形成された光ディスクへレーザ光を照射するレーザ光照射部と、
    前記光ディスクからの反射光に基づいて再生信号を生成する再生信号生成部と、
    前記再生信号生成部によって生成された前記再生信号に同期したクロック信号を抽出するクロック信号抽出部と、
    前記クロック信号抽出部によって抽出された前記クロック信号に同期して、前記再生信号生成部によって生成された前記再生信号の前記凹凸記録マークに対応した信号帯域成分から主情報を再生する主情報再生部と、
    前記再生信号生成部によって生成された前記再生信号から、前記追記マークに対応する信号帯域成分を抽出するフィルタ部と、
    前記クロック信号抽出部によって抽出された前記クロック信号に同期して、前記フィルタ部によって抽出された信号帯域成分から副情報を検出する副情報検出部と、
    前記副情報検出部によって検出された前記副情報から、コンテンツ情報を利用する権利に関する利用権利情報を生成する利用権利情報生成部と、
    ユーザによる前記コンテンツ情報に対する操作を受け付けるユーザ操作受付部と、
    前記利用権利情報生成部によって生成された前記利用権利情報に基づいて、前記ユーザ操作受付部によって受け付けられた前記操作が可能であるか否かを判定するユーザ操作判定部と、
    前記ユーザ操作判定部によって前記操作が可能であると判定された場合、前記光ディスクに一定強度以上のレーザ光を照射し、前記主情報を再生するとともに、前記副情報を消去する副情報消去部とを備える光ディスク再生装置。
  12. 前記フィルタ部は、前記再生信号の凹凸記録マークに対応する信号帯域成分を減衰させるとともに、前記信号帯域成分より低い周波数帯域の信号帯域成分を抽出する請求項11記載の光ディスク再生装置。
  13. 前記利用権利情報は、前記コンテンツ情報の再生が許可されている回数を表す再生可能回数情報を含み、
    前記再生可能回数情報は、前記主情報の所定記録単位ごとに記録され、前記コンテンツ情報の単位再生可能回数を表す再生許可情報を含み、
    前記副情報検出部は、前記主情報の所定記録単位ごとに記録されている前記再生許可情報を前記副情報として検出し、
    前記副情報消去部は、前記コンテンツ情報の前記単位再生可能回数の再生完了後に、前記所定記録単位の領域の前記再生許可情報を消去する請求項11又は12記載の光ディスク再生装置。
  14. 前記利用権利情報は、前記コンテンツ情報の再生が許可されている時間を表す再生可能時間情報を含み、
    前記再生可能時間情報は、前記主情報の所定記録単位ごとに記録され、前記コンテンツ情報の単位再生可能時間を表す再生許可情報を含み、
    前記副情報検出部は、前記主情報の所定記録単位ごとに記録されている前記再生許可情報を前記副情報として検出し、
    前記副情報消去部は、前記コンテンツ情報の前記単位再生可能時間の再生完了後に、前記所定記録単位の領域の前記再生許可情報を消去する請求項11又は12記載の光ディスク再生装置。
  15. 前記利用権利情報は、前記コンテンツ情報を取得する際にユーザに対して行われる課金処理に用いることが可能な金額を表す金額情報を含み、
    前記金額情報は、前記主情報の所定記録単位ごとに記録され、所定単位の金額を表す単位金額情報を含み、
    前記副情報検出部は、前記主情報の所定記録単位ごとに記録されている前記単位金額情報を前記副情報として検出し、
    前記光ディスク再生装置は、
    前記コンテンツ情報に対して課金される金額を表す課金情報を取得する取得部と、
    前記副情報検出部によって検出された前記単位金額情報で示される金額から、前記取得部によって取得された前記課金情報で示される金額を減算し、減算結果に基づいて前記副情報を消去する区間を判定する消去判定部とをさらに備え、
    前記副情報消去部は、前記消去判定部によって判定された前記区間の前記副情報を消去する請求項11又は12記載の光ディスク再生装置。
  16. 前記副情報消去部は、前記ユーザ操作判定部によって前記操作が可能であると判定された場合、前記凹凸記録マークを再生するための再生レーザ強度よりも高いレーザ強度でレーザ光を照射し、前記主情報を再生するとともに、前記副情報を消去する請求項11〜15のいずれかに記載の光ディスク再生装置。
  17. 前記副情報消去部は、前記ユーザ操作判定部によって前記操作が可能であると判定された場合、前記凹凸記録マークを再生するための再生レーザ強度の5倍以上のレーザ強度でレーザ光を照射し、前記主情報を再生するとともに、前記副情報を消去する請求項16記載の光ディスク再生装置。
  18. 前記光ディスク再生装置は、照射するレーザ光に高周波パルスを重畳する高周波モジュールをさらに備え、
    前記副情報消去部は、前記一定強度以上のレーザ光を照射する場合、前記高周波モジュールを使用しない請求項11〜17のいずれかに記載の光ディスク再生装置。
  19. 前記光ディスク再生装置は、照射するレーザ光に高周波パルスを重畳する高周波モジュールをさらに備え、
    前記副情報消去部は、前記一定強度以上のレーザ光を照射する場合、前記凹凸記録マークを再生するために照射するレーザ光に重畳する前記高周波モジュールの高周波パルスの重畳周波数を下げる請求項11〜17いずれかに記載の光ディスク再生装置。
  20. 前記副情報検出部は、前記副情報を消去した後、消去した前記副情報が記録されていた領域にレーザ光を照射し、前記副情報が検出されるか否かを確認する請求項11〜19のいずれかに記載の光ディスク再生装置。
JP2008060949A 2007-03-22 2008-03-11 光ディスク及び光ディスク再生装置 Pending JP2008269763A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008060949A JP2008269763A (ja) 2007-03-22 2008-03-11 光ディスク及び光ディスク再生装置
US12/052,854 US7869328B2 (en) 2007-03-22 2008-03-21 Optical disk and optical disk reproducing device

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007074178 2007-03-22
JP2008060949A JP2008269763A (ja) 2007-03-22 2008-03-11 光ディスク及び光ディスク再生装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2008269763A true JP2008269763A (ja) 2008-11-06

Family

ID=40049055

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008060949A Pending JP2008269763A (ja) 2007-03-22 2008-03-11 光ディスク及び光ディスク再生装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2008269763A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2010082271A1 (ja) 2009-01-13 2010-07-22 パナソニック株式会社 情報記録装置、情報再生装置及び情報記録媒体

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2010082271A1 (ja) 2009-01-13 2010-07-22 パナソニック株式会社 情報記録装置、情報再生装置及び情報記録媒体
US8254233B2 (en) 2009-01-13 2012-08-28 Panasonic Corporation Information recording device, information reproducing device, and information recording medium
JP5468555B2 (ja) * 2009-01-13 2014-04-09 パナソニック株式会社 情報記録装置、情報再生装置及び情報記録媒体

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100526943B1 (ko) 기록매체의 복사 방지방법, 복사 방지된 기록매체 및 액세스 제어정보를 검출하는 수단
US20030110132A1 (en) Content data, and its recording medium, recording method, recording apparatus, copying method, reproducing method, reproducing apparatus and output method
KR100665440B1 (ko) 광 디스크, 광 디스크 기록 및 재생장치, 광 디스크 상의 데이터의 기록 및 재생 방법
JP4043388B2 (ja) 再生装置および再生方法
EP1643502A2 (en) Content management method and recording medium
WO2007139077A1 (ja) 光ディスク、光ディスク製造方法、光ディスク記録装置及び光ディスク再生装置
JP2001135021A (ja) データ記録媒体、データ再生方法及び再生装置、並びにデータ記録方法及び記録装置。
KR100895377B1 (ko) 정보 기록 매체, 이용 관리 방법 및 이용 관리 장치
US7869328B2 (en) Optical disk and optical disk reproducing device
JP4394250B2 (ja) 光ディスク、光ディスク記録装置及び光ディスク再生装置
WO2004084549A1 (ja) 記録媒体及びその製造方法、再生方法及び再生装置
JP4920042B2 (ja) Dvd複製のシステムおよび方法
JP5078897B2 (ja) エンコードされたコンテンツのdvd複製
TWI280562B (en) Data recording method and device, data recording medium, data regeneration method and device, data transmission method and device, data receiving method and device
JP2008269763A (ja) 光ディスク及び光ディスク再生装置
JP2000030367A (ja) 情報信号再生システム、情報信号読み出し装置、情報信号処理装置、情報信号再生方法、情報信号読み出し方法、および、情報信号処理方法
US7263056B2 (en) Apparatus and methods for securing information in storage media
JP3169366B1 (ja) 光ディスク、光ディスク記録装置及び方法、並びに光ディスク再生装置及び方法
JP3972460B2 (ja) 情報記録媒体の複製制限機能を有する記録装置及び複製制限方法、並びにこれに用いる複製制限用記憶媒体及び複製制限用記憶媒体への情報書き込み装置、情報記録媒体に係る著作権使用料の課金徴収方法
JP3709198B1 (ja) 光ディスク、光ディスク記録装置及び方法、並びに光ディスク再生装置及び方法
US8739299B1 (en) Content unlocking
JP2007059056A (ja) 記録媒体の製造方法および製造装置、並びに再生方法および再生装置
JP2004005940A (ja) 光ディスク再生装置及び光ディスク再生制御方法
JP2001056935A (ja) 光情報処理装置、光情報記録媒体のアクセス方法及び光情報記録媒体
JPWO2009050907A1 (ja) 情報記録方法及び装置、情報記録媒体、並びに情報記録媒体製造方法及び装置