JP2008267087A - Concrete panel with large size tile and its construction method - Google Patents
Concrete panel with large size tile and its construction method Download PDFInfo
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Abstract
Description
本発明は、大版のタイルをコンクリートパネルに一体に設けた大版タイル付きコンクリートパネルとその施工法に関する技術である。 The present invention relates to a concrete panel with a large tile in which large tiles are integrally provided on a concrete panel, and a technique related to the construction method.
従来のタイル付きコンクリートパネルは、例えば、タイルを型枠内にあらかじめ敷設し、その後配筋を施して生コンクリートを打設し製造されるものがある。この工法は直打ちPCa工法と呼ばれており、敷設するタイルの裏面は凹凸状に形成されて裏足と呼ばれる複数条のあり状の溝が設けられており、これらの裏足がコンクリート躯体に食い込んだ状態になることで、その摩擦力によりタイルがコンクリート躯体に定着される(例えば、特許文献1参照)。 A conventional tiled concrete panel is manufactured, for example, by laying tiles in advance in a formwork, and then placing ready-mixed concrete by placing bars. This construction method is called the direct PCa construction method, and the back surface of the tile to be laid is formed in a concavo-convex shape and is provided with a plurality of dovetail grooves called back feet, and these back feet are formed on the concrete frame. The tile is fixed to the concrete frame by the frictional force by entering the state (see, for example, Patent Document 1).
このような、直打ちPCa工法で製造されたタイル付きコンクリートパネルは、気温や日射等の影響を受け熱膨張による変形を起こす場合がある。通常、コンクリート躯体の熱膨張率はタイルよりも高く、コンクリート躯体よりも変形量が少ないタイルにストレスがかかり割れるおそれがあるため、タイルは熱膨張差の影響を受けにくい約300mm角に満たない小さいサイズのものが用いられている。 Such a tiled concrete panel manufactured by the direct PCa construction method may be deformed due to thermal expansion under the influence of air temperature or solar radiation. Usually, the thermal expansion coefficient of a concrete frame is higher than that of a tile, and there is a risk that the tile with less deformation than a concrete frame may be stressed and cracked, so the tile is less than about 300 mm square, which is not easily affected by the difference in thermal expansion. Sizes are used.
一方、大版のタイルを用いる場合は、タイルの裏面に、絶縁層を形成する裏面処理剤を塗布するとともに、変形しやすい定着金物を固定し、配筋を施した後にコンクリートを打設して、定着金物をコンクリート躯体に埋設させることにより、タイルをコンクリート躯体に定着させている。このように形成されたタイル付きコンクリートパネルは、熱膨張差によるタイルのストレスを絶縁層と定着金物によって緩和することができる。大版のタイルは剥落すると大きな事故に繋がる危険性があるため、特に、外壁として用いる場合には2〜3階までの低層部分に用いられるのが一般的である。
上記のように定着金物を取り付けるためにはタイルの厚みがある程度必要で(目安としては15mmを超える厚み)、厚みが薄いタイルには定着金物を取り付けることが難しく、大版で使用することができない不便さがある。 In order to attach the fixing hardware as described above, a certain thickness of the tile is necessary (thickness exceeding 15 mm as a guide), and it is difficult to attach the fixing hardware to a thin tile, and it cannot be used in a large plate. There is inconvenience.
そこで本発明は、厚みが薄い大版サイズのタイルをコンクリート躯体に強固に定着させることができる大版タイル付きコンクリートパネルおよびその施工法を提供することを目的としている。 Accordingly, an object of the present invention is to provide a concrete panel with a large-size tile that can firmly fix a large-size tile having a small thickness on a concrete frame, and a construction method thereof.
請求項1記載の大版タイル付きコンクリートパネルは、厚みが薄い大版サイズのタイルがコンクリート躯体に一体で定着されている大版タイル付きコンクリートパネルにおいて、前記タイルの裏面の一箇所に定着用アンカーを取り付け、この定着用アンカーの一端側に設けられている係止部を、前記タイルとその前記裏面に結合したアンカー取付板との間で保持させ、他端側を前記アンカー取付板を貫通した状態で前記コンクリート躯体に埋設し、前記タイルと前記アンカー取付板との相対する面にはそれぞれ、前記タイルの厚み方向から見て前記係止部を囲み、かつ、互いに対峙している環状溝を設けて、これらの環状溝内に両方に跨るようにして環状の補強材を接着し、前記タイルおよび前記アンカー取付板と、前記コンクリート躯体との間には、ゴム弾性を有する絶縁層を設けることを特徴としている。
The concrete panel with large slab tiles according to
この請求項1記載の大版タイル付きコンクリートパネルによれば、前記アンカー取付板と前記タイルとの結合を、前記環状の補強材によって強化しているため、これらの間で前記係止部が保持されている前記定着用アンカーを、堅牢にすることができる。しかも、前記タイルの裏面に前記アンカー取付板を結合し、前記環状の補強材を嵌め込む前記環状溝を、前記タイルと前記アンカー取付板との両方に形成しているため、厚みが薄い前記タイルに対しても前記アンカー取付板をしっかりと結合させることができる。したがって、厚みが薄い大版サイズの前記装飾版を前記コンクリート躯体に対し強固に定着させることができるのである。さらに、前記環状の補強材は前記タイルと前記アンカー取付板との両方の前記環状溝に跨った状態で嵌め込まれているために、前記タイルと前記アンカー取付板との間に生じるせん断力に対し高い強度を示す。つまり、前記タイルと前記コンクリート躯体との間に生じるせん断力に対する強度を高めることができる。しかも、前記定着用アンカーは一箇所に設けられているので、前記タイルの熱膨張による変形が拘束されず、かつ、前記絶縁層によって前記コンクリート躯体との熱膨張差によって前記タイルにかかるストレスを緩和することができる。
According to the large tiled concrete panel according to
なお、厚みが薄い大版サイズのタイルとは、目安として大きさが約300mm角〜600角で厚みが15mm以下のサイズのものを示す。また、前記環状の補強材は、材質は問わないが金属性が好ましい。特に、耐腐食性や機械的性質に優れているステンレスが好適であるし、角形や円形、楕円形など様々な形状とすることができ、全周が完全に繋がっている必要もない。つまり、一部に切れ目を設けた形状とすることも可能である。 In addition, the large-sized tile having a small thickness indicates a size having a size of about 300 mm square to 600 square and a thickness of 15 mm or less as a guide. The annular reinforcing material is not particularly limited but is preferably metallic. In particular, stainless steel having excellent corrosion resistance and mechanical properties is suitable, and various shapes such as a square, a circle, and an ellipse can be used, and it is not necessary that the entire circumference is completely connected. That is, it is also possible to have a shape with a cut in part.
請求項2記載の大版タイル付きコンクリートパネルは、コンクリート躯体方向に突出し同コンクリート躯体に埋設されているタイルの保持部材を取り付け、この保持部材には少なくとも前記タイルと前記コンクリート躯体との間に位置する部分に弾力性を具備させることを特徴としている。
The concrete panel with large-sized tiles according to
この請求項2の大版タイル付きコンクリートパネルによれば、前記タイルが前記定着用アンカーと前記保持部材との少なくとも二点で前記コンクリート躯体に定着された状態になるため、前記タイルの前記定着用アンカーを中心とした回転が拘束されるため、前記タイルと前記コンクリートパネルとの間に上記回転によるせん断力が生じないようにすることができる。しかも、前記保持部材は、少なくとも前記タイルと前記コンクリート躯体との間に位置する部分に弾力性を備えているため、前記コンクリート躯体との熱膨張差による前記タイルにかかるストレスを緩和することができる。さらに、前記タイルの厚み方向の引張力に対する強度も強化することができるし、前記タイルが割れた場合に前記定着用アンカーだけでなく、前記保持部材によっても割れた前記タイルを前記コンクリート躯体に保持させて落下を防ぐことができる。
According to the concrete panel with a large tile according to
請求項3記載の大版タイル付きコンクリートパネルは、保持部材としてコイル状スプリングを用い、このコイル状スプリングの一端部をタイルの裏面に固定して、前記コイル状スプリングの外側に、環状のカバーゴムを前記タイルの前記裏面に当接した状態で装着し、前記カバーゴムの内側に、硬化後にゴム弾性を有する液状剤を充填することを特徴としている。
The concrete panel with large sized tiles according to
この請求項3の大版タイル付きコンクリートパネルによれば、前記カバーゴムとその内側に充填された前記液状剤によって、前記コイル状スプリングの前記一端部が前記コンクリート躯体に埋没することを回避することができる。これにより、前記コイル状スプリングの前記一端部の弾性が損なわれず、前記コンクリート躯体との熱膨張差による前記タイルにかかるストレスを緩和することができる。
According to the concrete panel with a large tile according to
請求項4記載の大版タイル付きコンクリートパネルは、環状溝および環状の補強材を円環状にすることを特徴としている。この請求項4の大版タイル付きコンクリートパネルによれば、前記環状溝を円環状にするとともに前記環状の補強材を円環状にすることによって、前記タイルと前記アンカー取付板との間に生じるせん断力が、どのような方向から働いても一様に強度を発揮させることができる。また、せん断力による応力集中が起こりにくくなる。これにより、前記タイルと前記コンクリート躯体との間に生じるせん断力に対する強度を増すことができる。
According to a fourth aspect of the present invention, there is provided a large-sized tiled concrete panel characterized in that the annular groove and the annular reinforcing material are annular. According to the concrete panel with a large size tile of
請求項5記載の大版タイル付きコンクリートパネルは、タイルを角形にし、定着アンカーを前記各タイルの裏面中央部に配置し、かつ、保持部材を前記裏面の四隅にそれぞれ配置することを特徴としている。
The concrete panel with large-sized tiles according to
この請求項5の大版タイル付きコンクリートパネルによれば、前記定着用アンカーが前記タイルの重心の位置に取り付けられることになり、前記タイルを前記コンクリート躯体に安定した状態で定着させることができる。また、前記タイルの前記裏面の四隅に前記保持部材を配置することで、前記タイルの前記定着用アンカーを中心とした回転を効果的に拘束することができ、前記タイルと前記コンクリートパネルとの間に上記回転によるせん断力が生じないようにすることができる。そして、前記タイルが割れた場合に前記定着用アンカーだけでなく、四隅の前記保持部材によっても割れた前記タイルを前記コンクリート躯体に保持させて落下を防ぐことができる。
According to the concrete panel with a large tile of
請求項6記載の大版タイル付きコンクリートパネルは、タイルの大きさを約300mm角以上にすることを特徴としている。この請求項6の大版タイル付きコンクリートパネルによれば、大きさが約300mm角以上の大版タイルであっても、前記コンクリートパネルに対して強固に定着させることができる。
The concrete panel with a large tile according to
請求項7の大版タイル付きコンクリートパネルの施工法は、厚みが薄い大版サイズのタイルとコンクリート躯体とを一体で定着させる大版タイル付きコンクリートパネルの施工法であって、前記タイルの裏面に第一環状溝を形成する一方、アンカー取付板の一面に前記第一環状溝と対応する第二環状溝を形成するとともに、この第二環状溝の内側に貫通孔を形成し、前記タイルの前記裏面の一箇所に、一端部に設けている係止部を前記第一環状溝の内側に接着して定着用アンカーを取り付け、前記第一環状溝に環状の補強材を嵌め込み前記タイルの前記裏面から突出した状態で接着し、次に、前記アンカー取付板の前記一面を前記タイルの前記裏面に接着することにより、前記貫通孔に前記定着用アンカーを挿通させるとともに、前記第二環状溝に前記環状の補強材を嵌め込み前記環状の補強材が前記第一環状溝と前記第二環状溝とに跨った状態にし、かつ、前記定着用アンカーを前記係止部を前記タイルと前記アンカー取付板との間に保持させて、他端側を前記貫通孔から突出させた状態にして、その後、前記タイルの前記裏面と前記アンカー取付板の表面とに絶縁層を形成する裏面処理剤を塗布し、それから、所定枚数の前記タイルを前記裏面を上にして型枠内に敷設し、目地部にシーリングを行った後に配筋を施してコンクリートを打設し、前記コンクリート養生後に脱型することを特徴としている。
The method for constructing a concrete panel with large sized tiles according to
この請求項7の大版タイル付きコンクリートパネルの施工法は、前記アンカー取付板と前記タイルとの結合を、前記環状の補強材によって強化することができるため、これらの間に前記係止部を保持させている前記定着用アンカーを堅牢にすることができる。しかも、前記タイルの前記裏面に前記アンカー取付板を結合し、前記環状の補強材を嵌め込む前記第一環状溝および前記第二環状溝を、前記タイルと前記アンカー取付板とにそれぞれ形成するため、厚みが薄い前記タイルに対しても前記アンカー取付板をしっかりと結合させることができる。これにより、厚みが薄い大版の前記装飾版を前記コンクリート躯体に対し強固に定着させることができる。さらに、前記環状の補強材を前記タイルの前記第一環状溝と前記アンカー取付板の前記第二環状溝とに跨った状態で嵌め込むため、前記タイルと前記コンクリート躯体との間に生じるせん断力に対する強度を高めることができる。即ち、前記タイルと前記コンクリート躯体との間に生じるせん断力に対する強度を高めることができる。そして、前記定着用アンカーを一箇所に設けているので、前記タイルの熱膨張による変形が拘束されず、かつ、前記絶縁層によって前記コンクリート躯体との熱膨張差によって前記タイルにかかるストレスを緩和することができる。
In the construction method of the concrete panel with large-sized tiles according to
請求項8の大版タイル付きコンクリートパネルの施工法は、第一環状溝および第二環状溝を円環状に設ける一方、前記環状の補強材を円環状に形成するとともに、その一部に切れ目を形成することを特徴としている。
The construction method for a concrete panel with large slab tiles according to
この請求項8の大版タイル付きコンクリートパネルの施工法によれば、前記切れ目によって前記環状の補強材の径を多少変更することが可能になるため、前記第一環状溝及び前記第二環状溝との間の寸法誤差を吸収し前記環状の補強材を嵌め込むことができる。
According to the construction method of the concrete panel with large sized tiles according to
請求項9の大版タイル付きコンクリートパネルの施工法は、タイルの裏面に凹状の取付孔を形成して、この取付孔に保持部材としてコイル状スプリングの一端部を嵌め込んで接着し、前記コイル状スプリングの外側に環状のカバーゴムを、前記タイルの前記裏面に当接した状態で装着し、前記カバーゴム内に前記裏面処理剤を充填した状態にして、前記コンクリートを打設することを特徴としている。
The method for constructing a concrete panel with large-sized tiles according to
この請求項9の大版タイル付きコンクリートパネルの施工法によれば、前記タイルが前記定着用アンカーと前記保持部材との少なくとも二点で前記コンクリート躯体に定着された状態になるため、前記タイルの前記定着用アンカーを中心とした回転を拘束することができ、前記タイルと前記コンクリートパネルとの間に上記回転によるせん断力が生じないようにすることができる。また、前記保持部材によって前記タイルの厚み方向の引張力に対する強度を高めることができる。しかも、前記カバーゴムとその内側に前記液状剤を充填することで、前記コイル状スプリングの前記一端部が前記コンクリート躯体に埋没することを回避することができるため、前記コンクリート躯体との熱膨張差による前記タイルにかかるストレスを緩和することができる。
According to the construction method of the concrete panel with a large tile according to
請求項10記載のタイル付きコンクリートパネルの施行法は、タイルの大きさを約300mm角以上にすることを特徴としている。この請求項10のタイル付きコンクリートパネルによれば、大きさが約300mm角以上の大版タイルが強固に定着されているタイル付きコンクリートパネルを得ることができる。
The method for enforcing a tiled concrete panel according to
請求項1の大版タイル付きコンクリートパネルは、厚みが薄い大版のタイルがコンクリート躯体に強固に定着されているため、割れや剥落等のおそれがなく、建造物の上層階の外壁など高い場所に用いることができる。
The concrete panel with large tiles according to
請求項2および3の大版タイル付きコンクリートパネルは、タイルが回転することによるコンクリート躯体との間にせん断力による破壊が生じにくくなるため、剥落等の事故の発生が回避でき安全性を高めることできる。これに加えて、タイルの割れも防ぐことができる。また、タイルが割れたとしても、割れたタイルを定着用アンカーと保持部材とでコンクリート躯体に保持しておくことができるため剥落しにくく、安全性の高いものとなる。
The large-sized tiled concrete panel according to
請求項4の大版タイル付きコンクリートパネルは、タイルとコンクリート躯体との間に生じるせん断力に対して高い強度を備えているため、タイルが剥落するおそれがなく、安全性を高めることができる。
The concrete panel with a large tile according to
請求項5の大版タイル付きコンクリートパネルは、タイルがコンクリート躯体に対して安定した状態で定着され、かつ、熱膨張差によって生じるストレスが緩和されるため、タイルの剥落や割れ等が発生しにくく、安全性が向上する。
The concrete panel with large sized tiles according to
請求項6の大版タイル付きコンクリートパネルは、厚みが薄くて大版の輸入タイルを用いても剥落のおそれがなく、安心して壁材として使用することができる。
The concrete panel with large sized tiles of
請求項7の大版タイル付きコンクリートパネルの施工法は、厚みが薄い大版のタイルが定着された、建造物の上層階の外壁など高い場所に用いることができる安全性が高いタイル付きコンクリートパネルの提供が可能になる。しかも、工場等において製作することができるため、天候等に左右されず、高品質のコンクリートパネルの提供が可能になる。
The construction method of the concrete panel with large sized tiles according to
請求項8の大版タイル付きコンクリートパネルの施工法は、環状の補強材と第一環状溝及び第二環状溝との寸法誤差に対応することができるので、設計製作が容易になる。 Since the construction method of the concrete panel with the large size tile according to the eighth aspect can cope with a dimensional error between the annular reinforcing member and the first annular groove and the second annular groove, the design and manufacture are facilitated.
請求項9の大版タイル付きコンクリートパネルの施工法は、厚みが薄い大版のタイルが定着された、建造物の上層階の外壁など高い場所に用いることができる、高い安全性を備えたタイル付きコンクリートパネルの提供が可能になる。
The construction method of the concrete panel with large sized tiles according to
請求項10の大版タイル付きコンクリートパネルの施工法は、厚みが薄くて大版のタイル、例えば、大版の輸入タイルが定着されていても剥落等のおそれがなく、安心して壁材として使用することができるコンクリートパネルの提供が可能になる。
The method for constructing a concrete panel with large-sized tiles according to
本発明にかかる大版タイル付きコンクリートパネルおよびその施工法の実施形態について図面1〜4を参照しながら説明する。 An embodiment of a concrete panel with a large tile and its construction method according to the present invention will be described with reference to FIGS.
大版タイル付きコンクリートパネル1は、配筋されているコンクリート躯体2の表面に複数枚の大版タイル3が一体成形された建造物の外壁等に用いる鉄筋コンクリート板である。
The large tiled
各大版タイル3はポルトガル製で縦298mm×横596mm×厚み9.2mmの大きさの角形に形成され、裏面に取り付けたアンカー用ボルト(定着用アンカー)4によってコンクリート躯体2に定着されている。このアンカー用ボルト4は、M8×全長60mmの全ねじ(頭部径12mm×頭部高さ4mm、首下56mm)が用いられており、先端部には抜け防止用のナット5が螺合され、大版タイル3の裏面3aに次のように取り付けられている。大版タイル3の裏面3aには、そのセンターを中心とする外径42mm×内径38mm×深さ5mmの第一環状溝3bが形成され、かつ、第一環状溝3bの中心部にはアンカー用ボルト4の頭部(係止部)4aをはめ込むための直径12mm×深さ5mmの埋め込み孔3cが形成されている。また、アンカー用ボルト4を固定するためのタイル製のバックガード(アンカー取付板)6が設けられており、その大きさは50mm角の正方形で9.6mmの厚みを有している。バックガード6の一面にはそのセンターを中心とする外径42mm×内径38mm×深さ5mmの第二環状溝6aが形成され、第二環状溝6aの中心部に直径10mmの貫通孔6bが設けられている。
Each large-
そして、大版タイル3の裏面3aの埋め込み孔3cにアンカー用ボルト4の頭部4aがエポキシ樹脂系の接着剤(淡白色粘稠液)で接着されるとともに、第一環状溝3bに円環状のリングアンカー(環状の補強材)7が嵌め込まれ接着されている。リングアンカー7は外形40mm×内径38mm×高さ9.5mmのステンレス製で、一箇所に環状溝3bとの寸法誤差に対処するための切れ目7aが形成されて(図2)、その径を多少変更できるようになっている。このように形成されているリングアンカー7が、その高さ方向の半分程度を第一環状溝3bに嵌め込んだ状態で接着されている。それから、バックガード6が、その第二環状溝6aを形成している面と大版タイル3の裏面3aとを対面させて、貫通孔6bにアンカー用ボルト4を貫通させ、かつ、リングアンカー7の大判タイル3の裏面3aから突出している部分を第二環状溝6aに嵌め込んだ状態で大版タイル3の裏面3aに接着されている。
The head 4a of the
このようにして大版タイル3に取り付けられたアンカー用ボルト4の先端部にナット5が螺合されている。アンカー用ボルト4はその頭部4aが大版タイル3とバックガード6との間で保持され、大版タイル3とバックガード6とがそれぞれの第一環状溝3bおよび第二環状溝6aに跨るようにして嵌め込まれているリングアンカー7を介してしっかりと結合された状態になっているため、大版タイル3の裏面3aに強固に取り付けられた状態になっている。
In this way, the
一方、大版タイル3の裏面3aの四隅には保持部材用のスプリングアンカー8がそれぞれ取り付けられている。各スプリングアンカー8はステンレス製で長さ53mm×外径13mmのものが用いられており次のように取り付けられている。大版タイル3の裏面3aの四隅にはそれぞれ直径13mm×深さ2mmの取付孔3dが形成されており、各取付孔3dにスプリングアンカー8の一端部が嵌め込まれエポキシ樹脂系接着剤で接着されている。これらの各スプリングアンカー8には外径15mm×内径13mm×高さ10mmのゴムリング9が外側に装着されており、各ゴムリング9は大版タイル3の裏面3aに当接した状態で配置されている。
On the other hand, spring anchors 8 for holding members are attached to the four corners of the back surface 3a of the
このようにしてアンカー用ボルト4およびスプリングアンカー8を取り付けた大版タイル3を、アンカー用ボルト4および四隅のスプリングアンカー8をコンクリート躯体2に埋設させることにより、コンクリート躯体2の表面2aに定着させている。大版タイル3及びバックガード6とコンクリート躯体2との間には、ポリマー変性エポキシ樹脂系の裏面処理剤(白色流動状)からなる絶縁層10が設けられている。なお、裏面処理剤は接着性も兼ね備えている。この絶縁層10はゴム弾性を有しており、コンクリート躯体2との熱膨張差による大版タイル3のストレスを緩和することができる。また、裏面処理剤はスプリングアンカー8に装着されているゴムリング9の内側にも充填されており、スプリングアンカー8の大版タイル3側の端部がコンクリート躯体2に埋設されることを回避している。これにより、上記ストレスをスプリングアンカー8の弾力性によっても緩和できるようになっている。これらのスプリングアンカー8は、アンカー用ボルト4と同様、大版タイル3をコンクリート躯体2に定着させる機能も備えている。
Thus, the large-
この大版タイル付きコンクリートパネル1は、大版タイル3とバックガード6との結合強度がリングアンカー8によって高められているため、大版タイル3からアンカー用ボルト4が外れにくく、しかも、アンカー用ボルト4には抜け防止用のナット5が螺合されるとともに、四隅のスプリングアンカー8がコンクリート躯体2に埋設された状態になっているため、大版タイル3をその厚み方向の引張力に対して高い強度を示す。
In this large-sized tile-equipped
また、リングアンカー7を大版タイル3の第一環状溝3bとバックガード6の第二環状溝6aとに跨った状態で嵌め込む構造であるために、厚みが薄いタイルに対応可能になっている。ちなみに、従来の国内汎用大型タイルの厚さは約13mmなのに対して本実施形態の大版タイル3の厚みは9.2mmである。
Further, since the
そして、リングアンカー7が第一環状溝3bと第二環状溝6aとに跨った状態になっているため、大版タイル3とコンクリート躯体2との間に生じるせん断力に対しても高い強度を示し、また、リングアンカー7は円環状であるため、あらゆる方向から作用するせん断応力に対しても一様に強度を発揮し、かつ、応力集中を回避することができるため、せん断力に対する強度は高い。
And since the
したがって、大版パネル3がコンクリート躯体2に強固に定着し、大版タイル3とコンクリート躯体2との間に熱膨張差が生じても、大版パネル3が剥落したり割れたりする危険がなく、安全性が高い大版タイル付きコンクリートパネル1となっている。
Therefore, even if the
このようなタイル付きコンクリートパネルを、例えば、ビルの外壁に用いた場合、気温や強い日射等によりタイルとコンクリート躯体との間に温度差が生じる。タイルとコンクリート躯体とは熱膨張率が異なるため、通常、熱膨張率が高いコンクリート躯体の方がより大きく変形してタイルにストレスがかかり割れや剥落を生じることがある。特に、厚みが薄いタイルの場合は割れや剥落が起こりやすいが、本実施形態の大版タイル付きコンクリートパネル1のように、大版パネル3の一箇所に堅牢なアンカー用ボルト4を設けることができれば大版パネル3がコンクリート躯体2に対して拘束されないので、割れが生じにくい。また、上記ストレスの影響を絶縁層10やスプリングアンカー8によって緩和することができるので割れの発生を効果的に抑えることができる。
When such a tiled concrete panel is used, for example, on the outer wall of a building, a temperature difference occurs between the tile and the concrete frame due to temperature, strong solar radiation, or the like. Since tiles and concrete enclosures have different coefficients of thermal expansion, a concrete enclosure with a higher coefficient of thermal expansion is usually more greatly deformed and stressed on the tiles, which may cause cracking or peeling. In particular, in the case of a thin tile, cracking and peeling are likely to occur. However, a
また、大版タイル3はアンカー用ボルト4及びスプリングアンカー8によって剥離しにくくなっており、剥落などの事故の危険性がなく、上層階の外壁等に安心して施工することができる。また、仮に大版タイル3が割れたとしても、割れた大版タイル3をアンカー用ボルト4とスプリングアンカー8とでコンクリート躯体2に保持しておくことができるため、割れた大版タイル3が剥落するような事故が起こりにくい。
Further, the
次に、上記大版タイル付きコンクリートパネル1の施工法について説明する。
Next, the construction method of the large-sized tiled
大版タイル3の裏面3aに、そのセンターを中心としてリングアンカー7用の第一環状溝3bをボール盤によって形成するとともに、この第一環状溝3bの中心部にアンカー用ボルト4の埋め込み孔3cを形成する。さらに、四隅にスプリングアンカー8用の取付孔3dをそれぞれ形成する。一方、バックガード6の一面に、そのセンターを中心としてリングアンカー7用の第二環状溝6aをボール盤で形成するとともに、中心部にアンカー用ボルト4を貫通させる貫通孔6bを形成する。
A first annular groove 3b for the
次に、大版タイル3の裏面3aの環状溝3bと埋め込み孔3cおよび取付孔3dに接着剤を塗布し、第一環状溝3bにリングアンカー7を嵌め込んで接着する。この際、リングアンカー7と第一環状溝3bとの間に寸法誤差が生じている場合でも、リングアンカー7に設けた切り目7aで径を多少調整して取り付けることができる。取り付けられたリングアンカー7は、その高さ方向の半分程度が、大版タイル3の裏面3aから突出した状態になっている。
Next, an adhesive is applied to the annular groove 3b, the embedding hole 3c, and the mounting hole 3d on the back surface 3a of the
そして、埋め込み孔3cにアンカー用ボルト4の頭部4aを嵌め込んで接着したのち、バックガード6を大版タイル3の裏面3aに、第二環状溝6aが形成されている側の面を大版タイル3の裏面3aと対向させ、貫通孔6bにアンカー用ボルト4を挿通させた状態にして第二環状溝6aをリングアンカー7に嵌め込み接着する。その後、大版タイル3の裏面3aの四隅に形成した取付孔3dに接着剤を塗布し、スプリングアンカー8の一端部を嵌め込んで接着する。
After the head 4a of the
それから、大版タイル3の裏面3aの埃等を除去した後に周囲にマスキングテープ(図示せず)を張り、裏面処理剤をヘラ等で均一に塗布する。この際、バックガード6の表面にも裏面処理剤を均一に塗布する。そして、スプリングアンカー8の外側にゴムリング9を装着して、ゴムリング9を大版タイル3の裏面3aに当接した状態にし、その内側にも裏面処理剤を充填する。
Then, after removing dust and the like on the back surface 3a of the
このように、アンカー用ボルト4及びスプリングアンカー8を取り付けた大版タイル3を、型枠11に当てないようにして型枠11内に順番に並べてセットする。この際、アンカー用ボルト4やスプリングアンカー8で大版タイル3を吊り上げたりすることがないようにし、大版タイル3の割付図に従い目地巾、目地通りに注意してセットを行う。
In this way, the
大版タイル3のセットが終了すれば、目地巾に合わせてバックアップ材12を大版タイル3間(目地部)にセットする。そして、二次シールとしてシーリング材13をコーキングガンで目地部に注入し、ヘラ等で押えて表面を大版タイルの裏面と均一にする。この際、シーリング材が裏面処理剤に5〜10mm程度重なるようにして仕上げる(図4(a))。
When the setting of the
目地部の処理が終了すれば、アンカー用ボルト4及びスプリングアンカー8に衝撃を加えないように注意して鉄筋14を敷設する(図4(b))。そして、型枠11に生コンクリートを打設し60℃以下で蒸気養生を行い(図4(c))、コンクリート躯体2の強度を確認したのちに大版タイル3に衝撃が加わらないように注意して脱型する(図4(d))。
When the processing of the joint portion is completed, the reinforcing
脱型した大版タイル付きコンクリートパネル1の大版タイル3の表面3eにマスキングテープ(図示せず)を貼り、目地部に一次シールとしてシーリング材15を注入する。一次シールで使用するシーリング材15は、接着耐久性や耐候性等に優れたポリサルファイド系が望ましい。シーリング材15が硬化すればマスキングテープを除去する。
A masking tape (not shown) is applied to the surface 3e of the large
ちなみに、このように形成した大版タイル付きコンクリートパネル1をストックする場合には、4段重ねまでとしてねじれや反りに留意して行い、大版タイル3の表面3eには緩衝材を配置して傷が付かないようにする。
By the way, when stocking the
なお、本発明は大版タイル以外の石貼りパネル等の装飾板に適用することも可能である。 In addition, this invention can also be applied to decorative boards, such as a stone sticking panel other than a large-size tile.
1 大版タイル付きコンクリートパネル
2 コンクリート躯体
3 大版タイル
3a 裏面
3b 環状溝
4 アンカー用ボルト(定着用アンカー)
4a 頭部(係止部)
5 ナット
6 バックガード(アンカー取付板)
6a 環状溝
7 リングアンカー(環状の補強材)
10 絶縁層
1 Concrete panel with large-
4a Head (locking part)
5
6a
10 Insulating layer
Claims (10)
前記タイルの裏面の一箇所に定着用アンカーが取り付けられており、この定着用アンカーの一端側に設けられている係止部が、前記タイルとその前記裏面に結合されたアンカー取付板との間で保持され、他端側は前記アンカー取付板を貫通した状態で前記コンクリート躯体に埋設されており、前記タイルと前記アンカー取付板との相対する面にはそれぞれ、前記タイルの厚み方向から見て前記係止部を囲み、かつ、互いに対峙している環状溝が設けられ、これらの環状溝内に両方に跨るようにして環状の補強材が接着されており、前記タイルおよび前記アンカー取付板と、前記コンクリート躯体との間には、ゴム弾性を有する絶縁層が設けられていることを特徴とする大版タイル付きコンクリートパネル。 In concrete panels with large tiles, where large-sized tiles with a small thickness are fixed integrally to the concrete frame,
A fixing anchor is attached at one place on the back surface of the tile, and a locking portion provided on one end side of the fixing anchor is between the tile and the anchor mounting plate coupled to the back surface. The other end side is embedded in the concrete frame in a state of penetrating the anchor mounting plate, and the opposing surfaces of the tile and the anchor mounting plate are respectively viewed from the thickness direction of the tile. An annular groove surrounding the locking portion and facing each other is provided, and an annular reinforcing material is bonded so as to straddle both in the annular groove, and the tile and the anchor mounting plate A concrete panel with large tiles, wherein an insulating layer having rubber elasticity is provided between the concrete frame and the concrete frame.
前記タイルの裏面の一箇所に第一環状溝を形成する一方、アンカー取付板の一面に前記第一環状溝と対応する第二環状溝を形成するとともに、この第二環状溝の内側に貫通孔を形成し、前記タイルの前記裏面に、一端部に設けている係止部を前記第一環状溝の内側に接着して定着用アンカーを取り付け、前記第一環状溝に環状の補強材を嵌め込み前記タイルの前記裏面から突出した状態で接着し、次に、前記アンカー取付板の前記一面を前記タイルの前記裏面に接着することにより、前記貫通孔に前記定着用アンカーを挿通させるとともに、前記第二環状溝に前記環状の補強材を嵌め込み前記環状の補強材が前記第一環状溝と前記第二環状溝とに跨った状態で接着し、かつ、前記定着用アンカーを前記係止部を前記タイルと前記アンカー取付板との間に保持させて、他端側を前記貫通孔から突出させた状態にして、その後、前記タイルの前記裏面と前記アンカー取付板の表面とに絶縁層を形成する裏面処理剤を塗布し、それから、所定枚数の前記タイルを前記裏面を上にして型枠内に敷設し、目地部にシーリングを行った後に配筋を施してコンクリートを打設し、同コンクリート養生後に脱型することを特徴とする大版タイル付きコンクリートパネルの施工法。 A construction method for a concrete panel with large tiles, in which a large-size tile with a small thickness and a concrete frame are fixed together,
While forming a 1st annular groove in one place of the back of the tile, a 2nd annular groove corresponding to the 1st annular groove is formed in one surface of an anchor mounting plate, and a through hole is formed inside the second annular groove. A fixing portion is attached to the inner surface of the first annular groove on the back surface of the tile, and a fixing anchor is attached, and an annular reinforcing material is fitted into the first annular groove. Adhering in a state of protruding from the back surface of the tile, and then adhering the one surface of the anchor mounting plate to the back surface of the tile, the fixing anchor is inserted through the through hole, and the first The annular reinforcing material is fitted into two annular grooves, the annular reinforcing material is bonded in a state straddling the first annular groove and the second annular groove, and the fixing anchor is attached to the locking portion. Tile and anchor mounting And the other end side is projected from the through hole, and then a back surface treatment agent for forming an insulating layer is applied to the back surface of the tile and the surface of the anchor mounting plate. Then, laying a predetermined number of tiles in the mold with the back side up, sealing the joints, placing reinforcement and placing concrete, and demolding after curing the concrete A construction method of concrete panels with large sized tiles, which is a feature.
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2017133195A (en) * | 2016-01-26 | 2017-08-03 | 三菱重工業株式会社 | Caulking material composition, caulking material, chemical anchor, and construction method for caulking material |
JP2020084575A (en) * | 2018-11-26 | 2020-06-04 | 東急建設株式会社 | Exterior board pre-attached precast concrete member and manufacturing method of exterior board pre-attached precast concrete member |
-
2007
- 2007-04-25 JP JP2007114953A patent/JP2008267087A/en active Pending
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