JP2008258972A - 通信システム、この通信システムに用いて好適な無線基地局、ユーザ端末及び課金サーバ - Google Patents

通信システム、この通信システムに用いて好適な無線基地局、ユーザ端末及び課金サーバ Download PDF

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Abstract

【課題】各ユーザの利便性を損なわずに、ネットワークリソースを有効に利用しながら、ストリーミング情報をマルチキャストで配信することを可能とする通信システム、この通信システムに用いて好適な無線基地局、ユーザ端末及び課金サーバを提供する。
【解決手段】無線基地局20は、ユーザ端末10Aから受信したストリーミング情報の配信要求(1)に応じて、ストリーミング情報を第1チャネルを通じてマルチキャストで配信しているときに、ユーザ端末10Bからストリーミング情報の配信要求(2)を受信した場合に、ストリーミング情報のうち、ユーザ端末10Aに対して既に配信された配信済みのストリーミング情報を第2チャネルを通じてマルチキャストで配信し、ユーザ端末10Bは、第1チャネルを通じて受信したストリーミング情報をバッファ14に蓄積しながら、第2チャネルを通じて受信した配信済みのストリーミング情報を再生する。
【選択図】図1

Description

本発明は、ストリーミング情報をマルチキャストで配信する通信システム、この通信システムに用いて好適な無線基地局、ユーザ端末及び課金サーバに関する。
従来、映像や音楽などのストリーミング情報をマルチキャストで複数のユーザ宛てに配信するマルチキャストサービス(MCS;Multicast Service)が一般的に知られている。
マルチキャストサービスを提供する方法としては、テレビ放映と同様に、ストリーミング情報をマルチキャストで配信している際に、各ユーザが任意のタイミングでストリーミング情報の視聴を開始する方法が考えられる。
このような方法では、ユーザがストリーミング情報の視聴を開始する前に、既に配信されてしまった情報については、ユーザが視聴することができない。
一方で、各ユーザが送信するストリーミング情報の配信要求を個別に受付けて、各ユーザに対してストリーミング情報を個別に送信することも考えられる。しかしながら、ストリーミング情報を個別に送信する必要があるため、ネットワークリソースが浪費されてしまう。
これに対して、各ユーザが送信するストリーミング情報の配信要求を一定期間に亘って受付けて、ストリーミング情報の配信要求を一定期間内に送信したユーザに対して、一定期間の経過後に一斉にストリーミング情報をマルチキャストで配信する方法も考えられる(例えば、特許文献1)。
特開2005−294941号公報(請求項1、〔0029〕、図2など)
しかしながら、上述した従来技術では、各ユーザが送信するストリーミング情報の配信要求を一定期間に亘って受付ける必要があるため、各ユーザがストリーミング情報の配信要求を送信した後に待ち時間が生じる。従って、各ユーザの利便性が損なわれてしまう。
そこで、本発明は、上述した課題を解決するためになされたものであり、各ユーザがストリーミング情報の配信要求を異なるタイミングで送信する場合であっても、各ユーザの利便性を損なわずに、ネットワークリソースを有効に利用しながら、ストリーミング情報をマルチキャストで配信することを可能とする通信システム、この通信システムに用いて好適な無線基地局、ユーザ端末及び課金サーバを提供することを目的とする。
本発明の一の特徴では、第1ユーザ端末と第2ユーザ端末とに対してストリーミング情報をマルチキャストで配信する無線基地局を備えた通信システムにおいて、前記無線基地局は、前記第1ユーザ端末から前記ストリーミング情報の配信要求を受信した場合に、前記ストリーミング情報を第1チャネルを通じてマルチキャストで配信し、前記第1チャネルを通じて前記ストリーミング情報を配信しているときに、前記第2ユーザ端末から前記ストリーミング情報の配信要求を受信した場合に、前記ストリーミング情報のうち、前記第1ユーザ端末に対して既に配信された配信済みのストリーミング情報を第2チャネルを通じてマルチキャストで配信し、前記第2ユーザ端末は、前記第1チャネルを通じて受信した前記ストリーミング情報をバッファに蓄積しながら、前記第2チャネルを通じて受信した前記配信済みのストリーミング情報を再生する。
かかる特徴によれば、無線基地局は、第1チャネルを通じてストリーミング情報をマルチキャストで配信しながら、第2チャネルを通じて配信済みのストリーミング情報をマルチキャストで配信する。一方で、第2ユーザ端末は、第1チャネルを通じてマルチキャストで配信されるストリーミング情報を第1ユーザ端末とともに受信する。
従って、各ユーザがストリーミング情報の配信要求を異なるタイミングで送信する場合であっても、ネットワークリソースを有効に利用しながら、ストリーミング情報をマルチキャストで配信することができる。
また、第2ユーザ端末は、第1チャネルを通じてマルチキャストで配信されるストリーミング情報を蓄積しながら、第2チャネルを通じてマルチキャストで配信される配信済みのストリーミング情報を再生する。
従って、各ユーザがストリーミング情報の配信要求を異なるタイミングで送信する場合であっても、待ち時間や視聴漏れなどを回避でき、各ユーザの利便性が損なわれない。
本発明の上述した特徴において、好ましくは、通信システムは、前記ストリーミング情報の配信に対して課金処理を行う課金サーバをさらに備え、前記課金サーバは、前記第1ユーザ端末及び前記第2ユーザ端末によって前記ストリーミング情報が重複して受信されたか否かに応じて、前記課金処理を行う。
本発明の上述した特徴において、好ましくは、前記課金サーバは、前記第1ユーザ端末及び前記第2ユーザ端末によって前記ストリーミング情報が重複して受信された場合には、前記第1ユーザ端末又は前記第2ユーザ端末によって前記ストリーミング情報が個別に受信された場合よりも、前記第1ユーザ端末又は前記第2ユーザ端末に対する課金額を低額とする。
本発明の一の特徴では、第1ユーザ端末と第2ユーザ端末とに対してストリーミング情報をマルチキャストで配信する無線基地局は、前記第1ユーザ端末から前記ストリーミング情報の配信要求を受信した場合に、前記ストリーミング情報を第1チャネルを通じてマルチキャストで配信する配信部と、前記第1チャネルを通じて前記ストリーミング情報を配信しているときに、前記第2ユーザ端末から前記ストリーミング情報の配信要求を受信した場合に、前記ストリーミング情報のうち、前記第1ユーザ端末に対して既に配信された配信済みのストリーミング情報を特定する特定部とを備え、前記配信部は、前記配信済みのストリーミング情報を第2チャネルを通じてマルチキャストで配信する。
本発明の一の特徴では、無線基地局からストリーミング情報をマルチキャストで受信するユーザ端末は、他のユーザ端末に対して第1チャネルを通じてマルチキャストで配信されている前記ストリーミング情報の配信要求を送信する送信部と、前記ストリーミング情報のうち、前記他のユーザ端末に対して既に配信された配信済みのストリーミング情報を第2チャネルを通じて受信するとともに、前記ストリーミング情報のうち、前記他のユーザ端末に対して未だ配信されていない未配信のストリーミング情報を前記第1チャネルを通じて受信する受信部と、前記第1チャネルを通じて受信した前記未配信のストリーミング情報を蓄積するバッファと、前記バッファに前記未配信のストリーミング情報を蓄積しながら、前記第2チャネルを通じて受信した前記配信済みのストリーミング情報を再生する再生部とを備える。
本発明の一の特徴では、第1ユーザ端末と第2ユーザ端末とに対してストリーミング情報をマルチキャストで配信する無線基地局を備えた通信システムにおいて、前記ストリーミング情報の配信に対して課金処理を行う課金サーバは、前記第1ユーザ端末及び前記第2ユーザ端末によって前記ストリーミング情報が重複して受信されたか否かに応じて、前記課金処理を行う課金処理部を備える。
本発明の上述した特徴において、好ましくは、前記課金処理部は、前記第1ユーザ端末及び前記第2ユーザ端末によって前記ストリーミング情報が重複して受信された場合には、前記第1ユーザ端末又は前記第2ユーザ端末によって前記ストリーミング情報が個別に受信された場合よりも、前記第1ユーザ端末又は前記第2ユーザ端末に対する課金額を低額とする。
本発明の一の特徴では、第1ユーザ端末と第2ユーザ端末とに対してストリーミング情報をマルチキャストで配信する無線基地局を備えた通信システムにおいて、前記無線基地局は、前記第1ユーザ端末から前記ストリーミング情報の配信要求を受信した場合に、前記ストリーミング情報をマルチキャストで配信し、前記第2ユーザ端末は、前記無線基地局から配信された前記ストリーミング情報の予備受信を行うとともに、前記予備受信によって受信した前記ストリーミング情報をバッファに蓄積し、前記予備受信の開始から一定時間内に前記ストリーミング情報の配信要求を送信した場合には、前記無線基地局から配信された前記ストリーミング情報の本受信を行い、前記予備受信によって受信した前記ストリーミング情報を再生した後に、前記本受信によって受信した前記ストリーミング情報を再生する。
本発明の上述した特徴において、好ましくは、前記第2ユーザ端末は、前記予備受信の開始から前記一定時間内に前記ストリーミング情報の配信要求を送信しなかった場合には、前記バッファに蓄積された前記ストリーミング情報を破棄する。
本発明の一の特徴では、無線基地局からストリーミング情報をマルチキャストで受信するユーザ端末は、他のユーザ端末から前記無線基地局に送信された前記ストリーミング情報の配信要求に応じて前記無線基地局から配信された前記ストリーミング情報の予備受信を行う予備受信部と、前記予備受信によって受信した前記ストリーミング情報を蓄積するバッファと、前記予備受信の開始から一定時間内に前記ストリーミング情報の配信要求を送信した場合に、前記無線基地局から配信された前記ストリーミング情報の本受信を行う本受信部と、前記予備受信によって受信した前記ストリーミング情報を再生した後に、前記本受信によって受信した前記ストリーミング情報を再生する再生部とを備える。
本発明の上述した特徴において、好ましくは、ユーザ端末は、前記予備受信の開始から前記一定時間内に前記ストリーミング情報の配信要求を送信しなかった場合には、前記バッファに蓄積された前記ストリーミング情報を破棄する。
本発明によれば、各ユーザがストリーミング情報の配信要求を異なるタイミングで送信する場合であっても、各ユーザの利便性を損なわずに、ネットワークリソースを有効に利用しながら、ストリーミング情報をマルチキャストで配信することを可能とする通信システム、この通信システムに用いて好適な無線基地局、ユーザ端末及び課金サーバを提供することができる。
以下において、本発明の実施形態に係る通信システムについて、図面を参照しながら説明する。なお、以下の図面の記載において、同一又は類似の部分には、同一又は類似の符号を付している。
ただし、図面は模式的なものであり、各寸法の比率などは現実のものとは異なることに留意すべきである。従って、具体的な寸法などは以下の説明を参酌して判断すべきである。また、図面相互間においても互いの寸法の関係や比率が異なる部分が含まれていることは勿論である。
[第1実施形態]
(通信システムの概略)
以下において、第1実施形態に係る通信システムの概略について、図面を参照しながら説明する。図1は、第1実施形態に係る通信システム100の概略を示す図である。
図1に示すように、通信システム100は、複数のユーザ端末10(ユーザ端末10A及びユーザ端末10B)と、無線基地局20と、情報配信サーバ30と、課金サーバ40とを有する。無線基地局20、情報配信サーバ30及び課金サーバ40は、ネットワーク50を介して接続されている。
ユーザ端末10は、マルチキャストで配信されるストリーミング情報を受信する端末である。例えば、ユーザ端末10は、携帯電話、パーソナルコンピュータ、情報処理端末(PDA)などである。
無線基地局20は、自局が管理するエリア(セル)内に位置するユーザ端末10に対して、ストリーミング情報をマルチキャストで配信する。
情報配信サーバ30は、映像や音楽などのストリーミング情報を記憶しており、ストリーミング情報を無線基地局20に送信するサーバである。
課金サーバ40は、ストリーミング情報の配信に対して課金処理を行うサーバである。具体的には、課金サーバ40は、ストリーミング情報の配信についてユーザ端末10毎に課金処理を行う。
(無線基地局の構成)
以下において、第1実施形態に係る無線基地局の構成について、図面を参照しながら説明する。図2は、第1実施形態に係る無線基地局20の構成を示すブロック図である。
図2に示すように、無線基地局20は、受信部21と、課金指示部22と、ストリーミング情報要求部23と、ストリーミング情報処理部24と、配信部25とを有する。
受信部21は、ユーザ端末10から各種情報を受信する。具体的には、受信部21は、ストリーミング情報の配信要求を受信する。ストリーミング情報の配信要求は、ユーザ端末10を識別するためのユーザ識別子、ストリーミング情報の種類を識別するためのコンテンツ識別子、ストリーミング情報の伝送レートを示す伝送レート情報などを含む。
課金指示部22は、ストリーミング情報の配信要求に含まれるコンテンツ識別子や伝送レート情報などに基づいて、ストリーミング情報の配信要求に含まれるユーザ識別子によって識別されるユーザ端末10に課金すべきことを指示する課金指示情報を課金サーバ40に送信する。課金指示情報は、ユーザ識別子、コンテンツ識別子、伝送レート情報などを含む。
ストリーミング情報要求部23は、ストリーミング情報の配信要求に含まれるコンテンツ識別子に応じて、情報配信サーバ30に対してストリーミング情報の送信を要求する。
ストリーミング情報処理部24は、情報配信サーバ30から取得したストリーミング情報を一時的に記憶するとともに、ストリーミング情報の配信を配信部25に指示する。
ストリーミング情報処理部24は、一のユーザ端末10(例えば、ユーザ端末10A)に対してストリーミング情報を配信しているときに、他のユーザ端末10(例えば、ユーザ端末10B)からストリーミング情報の配信要求を受信した場合には、一のユーザ端末10(例えば、ユーザ端末10A)に対して既に配信された配信済みのストリーミング情報を特定する。続いて、ストリーミング情報処理部24は、配信済みのストリーミング情報の配信を配信部25に指示する。
配信部25は、ストリーミング情報処理部24の指示に応じて、ストリーミング情報をマルチキャストで送信する。
具体的には、配信部25は、一のユーザ端末10(例えば、ユーザ端末10A)からストリーミング情報の配信要求を受信した場合には、第1チャネルを通じてストリーミング情報をマルチキャストで送信する。
一方で、配信部25は、一のユーザ端末10(例えば、ユーザ端末10A)に対してストリーミング情報を配信しているときに、他のユーザ端末10(例えば、ユーザ端末10B)からストリーミング情報の配信要求を受信した場合には、第1チャネルを通じたストリーミング情報の配信を継続するとともに、第2チャネルを通じて配信済みのストリーミング情報をマルチキャストで配信する。
ここで、「第1チャネル」及び「第2チャネル」とは、異なるマルチキャストアドレスによって識別されるチャネルである。従って、第1チャネル及び第2チャネルは一つの物理通信チャネルに重畳されていてもよい。
(ユーザ端末の構成)
以下において、第1実施形態に係るユーザ端末の構成について、図面を参照しながら説明する。図3は、第1実施形態に係るユーザ端末10の構成を示すブロック図である。
なお、図3では、ユーザ端末10Aに対してストリーミング情報が第1チャネルを通じて配信されていること前提として、ユーザ端末10Bの動作について説明することに留意すべきである。なお、ユーザ端末10A及びユーザ端末10Bは同様の構成を有していてもよいことは勿論である。
ユーザ端末10Bは、配信要求処理部11と、送信部12と、受信部13と、バッファ14と、再生部15とを有する。
配信要求処理部11は、ユーザ操作などに応じて、ストリーミング情報の配信要求を生成する。なお、ストリーミング情報の配信要求は、上述したように、ユーザ識別子、コンテンツ識別子、伝送レート情報などを含む。
送信部12は、ストリーミング情報の配信要求を無線基地局20に送信する。
受信部13は、無線基地局20からマルチキャストで配信されるストリーミング情報を受信する。具体的には、受信部13は、ストリーミング情報の配信要求を送信した時点でユーザ端末10Aに対して未だ配信されていない未配信のストリーミング情報を第1チャネルを通じて受信する。一方で、受信部13は、ストリーミング情報の配信要求を送信した時点でユーザ端末10Aに対して既に配信された配信済みのストリーミング情報を第2チャネルを通じて受信する。
バッファ14は、第1チャネルを通じて受信した未配信のストリーミング情報を一時的に蓄積する。
再生部15は、無線基地局20から配信されたストリーミング情報を再生する。例えば、再生部15は、ディスプレイやスピーカなどを用いてストリーミング情報を再生する。
具体的には、未配信のストリーミング情報がバッファ14に蓄積されている間において、再生部15は、第2チャネルを通じて受信した配信済みのストリーミング情報を再生する。また、再生部15は、配信済みのストリーミング情報の再生が終了すると、バッファ14に蓄積された未配信のストリーミング情報を再生する。
(課金サーバの構成)
以下において、第1実施形態に係る課金サーバの構成について、図面を参照しながら説明する。図4は、第1実施形態に係る課金サーバ40の構成を示す図である。
図4に示すように、課金サーバ40は、受信部41と、課金処理部42と、課金DB43とを有する。
受信部41は、無線基地局20から課金指示情報を受信する。課金指示情報は、上述したように、ユーザ識別子、コンテンツ識別子、伝送レート情報などを含む。
課金処理部42は、課金指示情報に含まれるユーザ識別子、コンテンツ識別子、伝送レート情報などに基づいて、ストリーミング情報の配信に対する課金処理を行う。
具体的には、課金処理部42は、ユーザ端末10A及びユーザ端末10Bによってストリーミング情報が重複して受信された場合には、ユーザ端末10A又はユーザ端末10Bによって個別にストリーミング情報が受信された場合よりも、ユーザ端末10A又はユーザ端末10Bに対する課金額を低額とする。
上述したケースを例に挙げると、一方で、ユーザ端末10Bがストリーミング情報の配信要求を送信した時点でユーザ端末10Aに対して既に配信された配信済みのストリーミング情報は、ユーザ端末10Aに個別に配信される。また、第2チャネルを通じて配信される配信済みのストリーミング情報は、ユーザ端末10Bに個別に配信される。
一方で、ユーザ端末10Bがストリーミング情報の配信要求を送信した時点でユーザ端末10Aに対して未だ配信されていない未配信のストリーミング情報は、ユーザ端末10Bがストリーミング情報の配信要求を送信した後において、ユーザ端末10A及びユーザ端末10Bによって重複して受信される。
従って、ユーザ端末10Aに対する課金額については、未配信のストリーミング情報に対する課金額は、配信済みのストリーミング情報に対する課金額よりも低額である。同様に、ユーザ端末10Bに対する課金額についても、未配信のストリーミング情報に対する課金額は、配信済みのストリーミング情報に対する課金額よりも低額である。
これは、ストリーミング情報をマルチキャストで配信する際に、ストリーミング情報を受信するユーザ端末10の数が多い程、ネットワークリソースが有効に活用されるという観点から、ユーザ端末10A及びユーザ端末10Bがストリーミング情報を重複して受信するケースは、ユーザ端末10A又はユーザ端末10Bが個別にストリーミング情報を受信するケースよりも優遇される。
なお、第1実施形態では、「課金額」とは、ストリーミング情報の単位量に対する課金額であってもよく、ストリーミング情報の配信に必要な単位時間に対する課金額であってもよい。従って、「課金額」の算出では、ストリーミング情報の伝送レートが考慮されることは勿論である。
課金DB43は、ストリーミング情報の配信に対する課金額をユーザ(ユーザ端末10)毎に記憶するDBである。課金DB43に記憶された情報は、各ユーザ(ユーザ端末10)に対して課金するために用いられる。各ユーザに対する課金は、「事前清算(プリペイド方式)」であってもよく、「事後清算(クレジット方式)」であってもよい。
(通信システムの動作)
以下において、第1実施形態に係る通信システムの動作について、図面を参照しながら説明する。図5は、第1実施形態に係る通信システム100の動作を示すシーケンス図である。
図5に示すように、ステップ10において、ユーザ端末10Aは、ストリーミング情報の配信要求(1)を無線基地局20に送信する。なお、ストリーミング情報の配信要求(1)は、上述したように、ユーザ識別子、コンテンツ識別子、伝送レート情報などを含む。
ステップ11において、無線基地局20は、コンテンツ識別子に対応するストリーミング情報の送信を情報配信サーバ30に要求する。
ステップ12において、無線基地局20は、コンテンツ識別子及び伝送レート情報などに応じて、ユーザ識別子に対応するユーザ端末10Aに課金すべきことを指示する課金指示情報(1)を課金サーバ40に送信する。
ステップ13において、情報配信サーバ30は、コンテンツ識別子に対応するストリーミング情報を無線基地局20に送信する。
ステップ14において、無線基地局20は、情報配信サーバ30から受信したストリーミング情報を第1チャネルを通じてマルチキャストで配信する。
図5では、ストリーミング情報は、ストリーミング情報の配信要求を送信したユーザ端末10Aに対してのみ送信されることが図示されている。しかしながら、ストリーミング情報はマルチキャストで配信されるため、実際には、ストリーミング情報の配信要求を送信していないユーザ端末10Bにも届いていることに留意すべきである。但し、ユーザ端末10Bは、ストリーミング情報の配信要求を送信していないため、ストリーミング情報を取得していないことにも留意すべきである。
ステップ15において、ユーザ端末10Aは、第1チャネルを通じてマルチキャストで配信されるストリーミング情報を受信する。また、ユーザ端末10Aは、ストリーミング情報を再生する。
ステップ16において、ユーザ端末10Bは、ストリーミング情報の配信要求(2)を無線基地局20に送信する。
ステップ17において、無線基地局20は、コンテンツ識別子及び伝送レート情報などに応じて、ユーザ識別子に対応するユーザ端末10Bに課金すべきことを指示する課金指示情報(2)を課金サーバ40に送信する。
ステップ18において、無線基地局20は、情報配信サーバ30から受信したストリーミング情報(未配信のストリーミング情報)を第1チャネルを通じてマルチキャストで配信する。なお、図5では、説明を明確にするためにステップ18を図示しているが、ステップ18の処理は、上述したステップ14の処理と実質的に同じであることに留意すべきである。
ステップ19において、無線基地局20は、ストリーミング情報処理部24に記憶されたストリーミング情報(配信済みのストリーミング情報)を第2チャネルを通じてマルチキャストで配信する。
ステップ20において、ユーザ端末10Bは、第1チャネルを通じてマルチキャストで配信されるストリーミング情報(未配信のストリーミング情報)を受信する。
ステップ21において、ユーザ端末10Bは、第2チャネルを通じてマルチキャストで配信されるストリーミング情報(配信済みのストリーミング情報)を受信する。なお、ステップ20の処理とステップ21の処理とは並列で行われることに留意すべきである。
また、ユーザ端末10Bは、未配信のストリーミング情報をバッファ14に蓄積しながら、配信済みのストリーミング情報を再生する。
次に、ユーザ端末10A及びユーザ端末10Bがストリーミング情報を受信する動作について、図6を参照しながら説明する。
図6に示すように、ユーザ端末10Bは、ユーザ端末10Aに対して第1チャネルを通じてマルチキャストでストリーミング情報が配信されているときに、ストリーミング情報の配信要求(2)を無線基地局20に送信する。
ユーザ端末10Aは、第1チャネルを通じてマルチキャストで配信されるストリーミング情報を通常通りに受信する。
一方で、ユーザ端末10Bは、第1チャネルを通じてマルチキャストで配信される未配信のストリーミング情報を受信するとともに、第2チャネルを通じてマルチキャストで配信される配信済みのストリーミング情報を受信する。
ここで、「未配信のストリーミング情報」とは、図6に示すように、ユーザ端末10Bがストリーミング情報の配信要求(2)を送信した時点において、ユーザ端末10Aに対して未だ配信されていないストリーミング情報である。一方で、「配信済みのストリーミング情報」とは、図6に示すように、ユーザ端末10Bがストリーミング情報の配信要求(2)を送信した時点において、ユーザ端末10Aに対して既に配信されたストリーミング情報である。
このように、未配信のストリーミング情報は、ユーザ端末10A及びユーザ端末10Bによって重複して受信される。従って、ユーザ端末10Bに対して全ストリーミング情報を改めてマルチキャストで配信するよりも、ネットワークリソースが有効に利用される。
また、配信済みのストリーミング情報は、第2チャネルを通じてマルチキャストで配信される。すなわち、ユーザ端末10Bは、未配信のストリーミング情報を受信しながら、配信済みのストリーミング情報を受信する。従って、待ち時間が生じることなく、ユーザ端末10Bのユーザは、ストリーミング情報を視聴することが可能である。
(無線基地局の動作)
以下において、第1実施形態に係る無線基地局の動作について、図面を参照しながら説明する。図7は、第1実施形態に係る無線基地局20の動作を示すフロー図である。
図7に示すように、ステップ31において、無線基地局20は、ストリーミング情報の配信要求(1)をユーザ端末10Aから受信する。
ステップ32において、無線基地局20は、ユーザ端末10Aに対して課金すべきことを指示する課金指示情報(1)を課金サーバ40に送信する。
ステップ33において、無線基地局20は、ストリーミング情報の配信要求(1)に対応するストリーミング情報を情報配信サーバ30に要求する。
ステップ34において、無線基地局20は、情報配信サーバ30から受信したストリーミング情報を第1チャネルを通じてマルチキャストで配信する。
ステップ35において、無線基地局20は、ストリーミング情報の配信要求(2)をユーザ端末10Bから受信する。
ステップ36において、無線基地局20は、ユーザ端末10Bに対して課金すべきことを指示する課金指示情報(2)を課金サーバ40に送信する。
ステップ37において、無線基地局20は、ストリーミング情報の配信要求(2)をユーザ端末10Bから受信した時点で、既にユーザ端末10Aに対して配信された配信済みのストリーミング情報を特定する。
ステップ38において、無線基地局20は、第1チャネルを通じてマルチキャストで配信される未配信のストリーミング情報に加えて、配信済みのストリーミング情報を第2チャネルを通じてマルチキャストで配信する。
(ユーザ端末の動作)
以下において、第1実施形態に係るユーザ端末の動作について、図面を参照しながら説明する。図8は、第1実施形態に係るユーザ端末10の動作を示すフロー図である。
なお、図8では、ユーザ端末10Aに対してストリーミング情報が第1チャネルを通じて配信されていること前提として、ユーザ端末10Bの動作について説明することに留意すべきである。
図8に示すように、ステップ41において、ユーザ端末10Bは、ストリーミング情報の配信要求(2)を無線基地局20に送信する。
ステップ42において、ユーザ端末10Bは、第1チャネルを通じてマルチキャストで配信される未配信のストリーミング情報を受信する。
ステップ43において、ユーザ端末10Bは、第2チャネルを通じてマルチキャストで配信される配信済みのストリーミング情報を受信する。
ステップ44において、ユーザ端末10Bは、第1チャネルを通じてマルチキャストで配信される未配信のストリーミング情報をバッファ14に蓄積する。
ステップ45において、ユーザ端末10Bは、第2チャネルを通じてマルチキャストで配信される配信済みのストリーミング情報を再生する。
ステップ46において、ユーザ端末10Bは、バッファ14に蓄積された未配信のストリーミング情報を再生する。
(課金サーバの動作)
以下において、第1実施形態に係る課金サーバの動作について、図面を参照しながら説明する。図9は、第1実施形態に係る課金サーバ40の動作を示すフロー図である。
図9に示すように、ステップ51において、課金サーバ40は、ユーザ端末10Aに対して課金すべきことを指示する課金指示情報(1)を無線基地局20から受信する。
ステップ52において、課金サーバ40は、ユーザ端末10Bに対して課金すべきことを指示する課金指示情報(2)を無線基地局20から受信する。
ステップ53において、課金サーバ40は、ストリーミング情報が複数のユーザ端末10によって重複受信されているか否かを判定する。
例えば、「未配信のストリーミング情報」については、課金サーバ40は、ストリーミング情報が重複受信されていると判定する。一方で、第1チャネル又は第2チャネルを介して配信される「未配信のストリーミング情報」については、課金サーバ40は、ストリーミング情報が個別受信されていると判定する。
また、課金サーバ40は、ストリーミング情報が重複受信されている場合には、ステップ55の処理に移り、ストリーミング情報が個別受信されている場合には、ステップ54の処理に移る。
ステップ54において、課金サーバ40は、個別受信に対応する課金処理を行う。
ステップ55において、課金サーバ40は、ストリーミング情報を重複受信しているユーザ端末10の数(重複受信端末数)を特定する。
ステップ56において、課金サーバ40は、重複受信端末数に応じて、重複受信に対応する課金処理を行う。
ここで、重複受信に対応する課金処理における課金額は、個別受信に対応する課金処理における課金額よりも低額である。また、重複受信に対応する課金処理における課金額は、重複受信端末数の増加に伴って低額となることが好ましい。
(作用及び効果)
第1実施形態に係る通信システム100によれば、無線基地局20は、第1チャネルを通じてストリーミング情報をマルチキャストで配信しながら、第2チャネルを通じて配信済みのストリーミング情報をマルチキャストで配信する。一方で、ユーザ端末10Bは、第1チャネルを通じてマルチキャストで配信されるストリーミング情報をユーザ端末10Aとともに受信する。
従って、各ユーザがストリーミング情報の配信要求を異なるタイミングで送信する場合であっても、ネットワークリソースを有効に利用しながら、ストリーミング情報をマルチキャストで配信することができる。
また、ユーザ端末10Bは、第1チャネルを通じてマルチキャストで配信されるストリーミング情報を蓄積しながら、第2チャネルを通じてマルチキャストで配信される配信済みのストリーミング情報を再生する。
従って、各ユーザがストリーミング情報の配信要求を異なるタイミングで送信する場合であっても、待ち時間や視聴漏れなどを回避でき、各ユーザの利便性が損なわれない。
第1実施形態に係る通信システム100によれば、課金サーバ40は、ストリーミング情報が複数のユーザ端末10によって重複受信されているかに応じて、各ユーザ端末10に対する課金額を調整する。従って、課金サーバ40は、ネットワークリソースが有効に利用されているか否かに応じて、各ユーザ端末10に対する課金処理を適切に行うことができる。
[第2実施形態]
以下において、第2実施形態について図面を参照しながら説明する。以下においては、上述した第1実施形態と第2実施形態との相違点について主として説明する。
具体的には、上述した第1実施形態では、ユーザ端末10Aに対してストリーミング情報が第1チャネルを通じて配信されている場合において、ユーザ端末10Bは、未配信のストリーミング情報を第1チャネルを通じて受信するとともに、配信済みのストリーミング情報を第2チャネルを通じて受信する。
これに対して、第2実施形態では、ユーザ端末10Aに対するストリーミング情報の配信開始を検出して、ユーザ端末10Bは、ユーザ端末10Aに対してマルチキャストで配信されるストリーミング情報の予備受信を行う。
(ユーザ端末の構成)
以下において、第2実施形態に係るユーザ端末の構成について、図面を参照しながら説明する。図10は、第2実施形態に係るユーザ端末10の構成を示すブロック図である。図10では、上述した図3と同様の構成については同様の符号を付していることに留意すべきである。
なお、図10では、ユーザ端末10Aがユーザ端末10Bよりも先にストリーミング情報の配信要求を送信することを前提として、ユーザ端末10Bの動作について説明することに留意すべきである。
図10に示すように、ユーザ端末10Bは、配信要求処理部11及び送信部12に加えて、受信部131と、バッファ141と、再生部151とを有する。
受信部131は、受信部13と同様に、無線基地局20からマルチキャストで配信されるストリーミング情報を受信する。
具体的には、受信部131は、ストリーミング情報の配信要求がユーザ端末10Aから無線基地局20に送信された場合に、ストリーミング情報の配信開始を示す報知情報を受信する。受信部131は、報知情報の受信に続いて、ユーザ端末10Aに対してマルチキャストで配信されるストリーミング情報の予備受信を行う。
一方で、受信部131は、ストリーミング情報の配信要求がユーザ端末10Bから無線基地局20に送信された場合には、ユーザ端末10Aに対してマルチキャストで配信されるストリーミング情報の本受信を行う。
ここで、「本受信」とは、ストリーミング情報の配信をユーザが要求した場合に、ストリーミング情報を受信することを意味する。一方で、「予備受信」とは、ストリーミング情報の配信をユーザが要求する可能性を考慮して、ストリーミング情報を受信することを意味する。
バッファ141は、予備受信によって受信したストリーミング情報を蓄積する。また、バッファ141は、予備受信の開始から一定時間内に、ストリーミング情報の配信要求がユーザ端末10Bから無線基地局20に送信されなかった場合に、ストリーミング情報を破棄する。
バッファ141は、本受信によって受信したストリーミング情報を蓄積する。具体的には、バッファ141は、予備受信の開始から一定時間内に、ストリーミング情報の配信要求がユーザ端末10Bから無線基地局20に送信された場合に、本受信によって受信したストリーミング情報を蓄積する。
再生部151は、バッファ141に蓄積されたストリーミング情報を再生する。具体的には、再生部151は、予備受信の開始から一定時間内に、ストリーミング情報の配信要求がユーザ端末10Bから無線基地局20に送信された場合に、予備受信によって受信したストリーミング情報を再生する。続いて、再生部151は、予備受信によって受信したストリーミング情報の再生が終了すると、本受信によって受信したストリーミング情報を再生する。
(通信システムの動作)
以下において、第2実施形態に係る通信システムの動作について、図面を参照しながら説明する。図11は、第2実施形態に係る通信システム100の動作を示すシーケンス図である。
図11に示すように、ステップ110において、ユーザ端末10Aは、ストリーミング情報の配信要求(1)を無線基地局20に送信する。なお、ストリーミング情報の配信要求(1)は、上述したように、ユーザ識別子、コンテンツ識別子、伝送レート情報などを含む。
ステップ111において、無線基地局20は、コンテンツ識別子に対応するストリーミング情報の送信を情報配信サーバ30に要求する。
ステップ112において、無線基地局20は、コンテンツ識別子及び伝送レート情報などに応じて、ユーザ識別子に対応するユーザ端末10Aに課金すべきことを指示する課金指示情報(1)を課金サーバ40に送信する。
ステップ113において、情報配信サーバ30は、コンテンツ識別子に対応するストリーミング情報を無線基地局20に送信する。
ステップ114において、無線基地局20は、ユーザ端末10Aに対するストリーミング情報の配信開始を示す報知情報をユーザ端末10Bに送信する。
ステップ115において、無線基地局20は、情報配信サーバ30から受信したストリーミング情報をマルチキャストで配信する。
なお、ストリーミング情報はマルチキャストで配信されるため、ストリーミング情報は、ストリーミング情報の配信要求を送信したユーザ端末10Aに対してのみではなくて、ストリーミング情報の配信要求を送信していないユーザ端末10Bにも届いていることに留意すべきである。
ステップ116において、ユーザ端末10Aは、マルチキャストで配信されるストリーミング情報を受信する。また、ユーザ端末10Aは、ストリーミング情報を再生する。
ステップ117において、ユーザ端末10Bは、ユーザ端末10Aに対してマルチキャストで配信されるストリーミング情報の予備受信を行う。
ステップ118において、ユーザ端末10Bは、ストリーミング情報の配信要求(2)を無線基地局20に送信する。
ステップ119において、ユーザ端末10Bは、ユーザ端末10Aに対してマルチキャストで配信されるストリーミング情報の本受信を行う。
また、ユーザ端末10Bは、本受信(ステップ119)によって受信したストリーミング情報をバッファ14に蓄積しながら、予備受信(ステップ117)によって受信したストリーミング情報を再生する。
ステップ120において、無線基地局20は、コンテンツ識別子及び伝送レート情報などに応じて、ユーザ識別子に対応するユーザ端末10Bに課金すべきことを指示する課金指示情報(2)を課金サーバ40に送信する。
次に、ユーザ端末10A及びユーザ端末10Bがストリーミング情報を受信する動作について、図12を参照しながら説明する。
図12に示すように、ユーザ端末10Aは、ユーザ端末10Bよりも先にストリーミング情報の配信要求(1)を無線基地局20に送信する。
ユーザ端末10Aは、マルチキャストで配信されるストリーミング情報の本受信を行う。
一方で、ユーザ端末10Bは、ユーザ端末10Aに対してマルチキャストで配信されるストリーミング情報の予備受信を行う。また、ユーザ端末10Bは、予備受信の開始から一定時間内に、ストリーミング情報の配信要求(2)を無線基地局20に送信する。
続いて、ユーザ端末10Bは、ユーザ端末10Aに対してマルチキャストで配信されるストリーミング情報の本受信を行う。
このように、ユーザ端末10Bは、ストリーミング情報の配信要求(2)を送信していない場合であっても、ストリーミング情報の予備受信を行う。従って、ユーザ端末10Bに対して全ストリーミング情報を改めてマルチキャストで配信するよりも、ネットワークリソースが有効に利用される。また、待ち時間が生じることなく、ユーザ端末10Bのユーザは、ストリーミング情報を視聴することが可能である。
(無線基地局の動作)
以下において、第2実施形態に係る無線基地局の動作について、図面を参照しながら説明する。図13は、第2実施形態に係る無線基地局20の動作を示すフロー図である。
図13に示すように、ステップ131において、無線基地局20は、ストリーミング情報の配信要求(1)をユーザ端末10Aから受信する。
ステップ132において、無線基地局20は、ユーザ端末10Aに対して課金すべきことを指示する課金指示情報(1)を課金サーバ40に送信する。
ステップ133において、無線基地局20は、ストリーミング情報の配信要求(1)に対応するストリーミング情報を情報配信サーバ30に要求する。
ステップ134において、無線基地局20は、ユーザ端末10Aに対するストリーミング情報の配信開始を示す報知情報をユーザ端末10Bに送信する。
ステップ135において、無線基地局20は、情報配信サーバ30から受信したストリーミング情報をマルチキャストで配信する。
ステップ136において、無線基地局20は、ストリーミング情報の配信要求(2)をユーザ端末10Bから受信する。
ステップ137において、無線基地局20は、ユーザ端末10Bに対して課金すべきことを指示する課金指示情報(2)を課金サーバ40に送信する。
(ユーザ端末の動作)
以下において、第2実施形態に係るユーザ端末の動作について、図面を参照しながら説明する。図14は、第2実施形態に係るユーザ端末10の動作を示すフロー図である。
なお、図14では、ユーザ端末10Aがユーザ端末10Bよりも先にストリーミング情報の配信要求(1)を送信すること前提として、ユーザ端末10Bの動作について説明することに留意すべきである。
図14に示すように、ステップ141において、ユーザ端末10Bは、ユーザ端末10Aに対するストリーミング情報の配信開始を示す報知情報を受信する。
ステップ142において、ユーザ端末10Bは、ユーザ端末10Aに対してマルチキャストで配信されるストリーミング情報の予備受信を行う。
ステップ143において、ユーザ端末10Bは、予備受信(ステップ142)によって受信したストリーミング情報をバッファ141に蓄積する。
ステップ144において、ユーザ端末10Bは、予備受信の開始から一定時間が経過したか否かを判定する。また、ユーザ端末10Bは、一定時間が経過した場合には、ステップ145の処理に移り、一定時間が経過していない場合には、ステップ146の処理に移る。
ステップ145において、ユーザ端末10Bは、バッファ141に蓄積されたストリーミング情報を破棄する。
ステップ146において、ユーザ端末10Bは、ストリーミング情報の配信要求(2)を送信したか否かを判定する。また、ユーザ端末10Bは、ストリーミング情報の配信要求(2)を送信した場合には、ステップ147の処理に移り、ストリーミング情報の配信要求(2)を送信していない場合には、ステップ142の処理に戻る。
ステップ147において、ユーザ端末10Bは、ユーザ端末10Aに対してマルチキャストで配信されるストリーミング情報の本受信を行う。
ステップ148において、ユーザ端末10Bは、バッファ141に蓄積されたストリーミング情報を再生する。具体的には、ユーザ端末10Bは、予備受信(ステップ142)によって受信したストリーミング情報を再生する。続いて、ユーザ端末10Bは、予備受信(ステップ142)によって受信したストリーミング情報の再生が終了すると、本受信(ステップ147)によって受信したストリーミング情報を再生する。
(作用及び効果)
第2実施形態に係る通信システム100によれば、ユーザ端末10Bは、ユーザ端末10Aに対してマルチキャストで配信されるストリーミング情報の予備受信を行う。続いて、ユーザ端末10Bは、予備受信の開始から一定時間内にストリーミング情報の配信要求を送信した場合に、ユーザ端末10Aに対してマルチキャストで配信されるストリーミング情報の本受信を行う。
従って、各ユーザがストリーミング情報の配信要求を異なるタイミングで送信する場合であっても、ネットワークリソースを有効に利用しながら、ストリーミング情報をマルチキャストで配信することができる。
また、ユーザ端末10Bは、本受信によって受信されたストリーミング情報を蓄積しながら、予備受信によって受信されたストリーミング情報を再生する。
従って、各ユーザがストリーミング情報の配信要求を異なるタイミングで送信する場合であっても、待ち時間や視聴漏れなどを回避でき、各ユーザの利便性が損なわれない。
第2実施形態に係る通信システム100によれば、ユーザ端末10Bは、予備受信の開始から一定時間内にストリーミング情報の配信要求を送信しなかった場合に、バッファ141に蓄積されたストリーミング情報を破棄する。
従って、ユーザ端末10Bは、ユーザにとって必要な情報のみをバッファ141に蓄積しておけばよいため、バッファ141の容量が有効に利用される。
[第3実施形態]
以下において、第3実施形態について、図面を参照しながら説明する。以下においては、上述した第1実施形態と第3実施形態との相違点について主として説明する。
具体的には、上述した第1実施形態では、2つのユーザ端末10がストリーミング情報を受信する場合について説明したが、第3実施形態では、3つのユーザ端末10がストリーミング情報を受信する場合について説明する。
(各ユーザ端末10の受信動作)
以下において、第3実施形態に係る各ユーザ端末10の受信動作について説明する。図15は、第3実施形態に係る各ユーザ端末10の受信動作を説明するための図である。
図15に示すように、ユーザ端末10Aは、ユーザ端末10B及びユーザ端末10Cよりも先にストリーミング情報の配信要求(1)を送信する。また、ユーザ端末10Bは、ユーザ端末10Cよりも先にストリーミング情報の配信要求(2)を送信する。
ユーザ端末10Aは、第1チャネルを通じてマルチキャストで配信されるストリーミング情報を通常通りに受信する。
ユーザ端末10Bは、ストリーミング情報の配信要求(2)を送信した時点で、ユーザ端末10Aに対して未だ配信されていない未配信のストリーミング情報(部分D)を第1チャネルを通じて受信する。ユーザ端末10Bは、ストリーミング情報の配信要求(2)を送信した時点で、ユーザ端末10Aに対して既に配信された配信済みのストリーミング情報(部分B)を第2チャネルを通じて受信する。
ユーザ端末10Cは、ストリーミング情報の配信要求(3)を送信した時点で、ユーザ端末10A及びユーザ端末10Bに対して未だ配信されていない未配信のストリーミング情報(部分C)を第1チャネルを通じて受信する。ユーザ端末10Cは、ストリーミング情報の配信要求(3)を送信した時点で、ユーザ端末10Bに対して未だ配信されていない未配信のストリーミング情報(部分F)を第2チャネルを通じて受信する。ユーザ端末10Cは、ストリーミング情報の配信要求(3)を送信した時点で、ユーザ端末10A及びユーザ端末10Bに対して既に配信された配信済みのストリーミング情報(部分E及び部分G)を第3チャネルを通じて受信する。
このように、3つのユーザ端末10がストリーミング情報を受信する場合において、第1実施形態と同様に、各ユーザの利便性を損なわずに、ネットワークリソースを有効に利用しながら、ストリーミング情報をマルチキャストで配信することができる。
なお、4つ以上のユーザ端末10がストリーミング情報を受信する場合についても同様の効果が得られることは勿論である。
[その他の実施形態]
本発明は上述した実施形態によって説明したが、この開示の一部をなす論述及び図面は、この発明を限定するものであると理解すべきではない。この開示から当業者には様々な代替実施形態、実施例及び運用技術が明らかとなろう。
例えば、上述した第2実施形態では特に触れていないが、課金サーバ40は、ストリーミング情報の受信方法(本受信又は予備受信)に応じて、ストリーミング情報の配信に対する課金処理を行ってもよい。具体的には、課金サーバ40は、本受信によって受信されたストリーミング情報に対する課金額よりも、予備受信によって受信されたストリーミング情報に対する課金額を低額としてもよい。また、課金サーバ40は、予備受信によって受信されたストリーミング情報に対する課金額を無料としてもよい。
上述した実施形態では特に触れていないが、課金サーバ40は、ストリーミング情報に対する課金レートをユーザ端末10に通知してもよい。この場合には、ユーザ端末10は、課金サーバ40から通知された課金レートをユーザに通知する。これによって、ユーザ端末10のユーザは、ストリーミング情報の配信をこれから受けようとする場合に、ストリーミング情報に対する課金レートを考慮して、ストリーミング情報の配信を受けるか否か判断することができる。また、ユーザ端末10のユーザは、ストリーミング情報の配信を既に受けている場合に、ストリーミング情報に対する課金レートを考慮して、ストリーミング情報の受信を継続するか否か判断することができる。
具体的には、課金サーバ40は、ストリーミング情報の配信要求をユーザ端末10から受信した場合に、個別受信及び重複受信によって受信するストリーミング情報に対する課金レートをユーザ端末10に通知する。また、課金サーバ40は、ストリーミング情報の配信中止要求をユーザ端末10から受信した場合に、個別受信及び重複受信によって受信するストリーミング情報に対する課金レートを、ストリーミング情報の配信を受けている他のユーザ端末10に通知する。
この場合には、ユーザ端末10は、課金レートをユーザに通知すべき条件が満たされた場合に、新たな課金レートをユーザに通知する機能を有していてもよい。課金レートをユーザに通知すべき条件は、例えば、重複受信を行うユーザ端末10の数の変動によって生じる課金レートの変動幅が一定以上であること、ユーザによって指定された課金レートを超えることなどである。
同様に、課金サーバ40は、ユーザ端末10のハンドオーバが検出された場合に、ストリーミング情報に対する課金レートをユーザ端末10に通知してもよい。この場合には、ユーザ端末10は、課金サーバ40から通知された課金レートをユーザに通知する。
ここで、ユーザ端末10のハンドオーバによって、ストリーミング情報の重複受信を行うユーザ端末10の数が変動しやすいため、ストリーミング情報に対する課金レートは、ユーザ端末10のハンドオーバによって大きく変わる可能性がある。
上述したように、ユーザ端末10のハンドオーバが検出された場合に、ストリーミング情報に対する課金レートがユーザに通知されるため、ユーザは、ストリーミング情報に対する課金レートを考慮して、ストリーミング情報の受信を継続するか否か判断することができる。
この場合には、ユーザ端末10は、ハンドオーバによって変わる課金レートをユーザに通知すべき条件が満たされた場合に、新たな課金レートをユーザに通知する機能を有していてもよい。ハンドオーバによって変わる課金レートをユーザに通知すべき条件は、例えば、ハンドオーバによって生じる課金レートの変動幅が一定以上であること、ユーザによって指定された課金レートを超えることなどである。
上述した実施形態では、課金サーバ40がストリーミング情報に対する課金額を算出するが、これに限定されるものではない。具体的には、課金サーバ40がストリーミング情報に対する課金レートをユーザ端末10に通知するとともに、ユーザ端末10がストリーミング情報に対する課金額を算出してもよい。この場合において、ユーザ端末10は、課金サーバ40から通知された課金レートと、情報配信サーバ30から実際に受信したストリーミング情報とに応じて、ストリーミング情報に対する課金額を算出する。続いて、ユーザ端末10は、ストリーミング情報に対する課金額を課金サーバ40に通知する。
これによって、ストリーミング情報に対する課金額の算出処理が各ユーザ端末10に分散されるため、ストリーミング情報に対する課金額の算出に必要な課金サーバ40の負荷が軽減される。また、ユーザ端末10が圏外になったケースなどにおいて、ストリーミング情報の配信が正常に終了しなかった場合に、ユーザ端末10が受信していないストリーミング情報に対して課金処理が行われることを抑制でき、ストリーミング情報に対して適切に課金処理を行うことができる。
上述した実施形態では特に触れていないが、情報配信サーバ30は、ストリーミング情報の配信要求をユーザ端末10から受信した場合に、そのストリーミング情報の種類を他のユーザ端末10に通知してもよい。情報配信サーバ30は、ユーザ端末10に対して配信しているストリーミング情報の種類を定期的に他のユーザ端末10に通知してもよい。他のユーザ端末10は、情報配信サーバ30から通知されたストリーミング情報の種類をユーザに通知する。
このように、一のユーザ端末10に対するストリーミング情報の配信に先立って、ストリーミング情報の種類が他のユーザ端末10に通知されるため、複数のユーザ端末10によってストリーミング情報の重複受信が行われる可能性を高め、ユーザの利便性が向上する。
この場合において、ユーザ端末10は、情報配信サーバ30から通知されたストリーミング情報の種類をユーザに通知するか否かを予め設定する機能を有することが好ましい。また、ユーザ端末10は、ユーザに対して通知すべきストリーミング情報の種類(ストリーミング情報のタイトルやジャンル)を予め設定する機能を有することが好ましい。
上述した実施形態では特に触れていないが、情報配信サーバ30が配信するストリーミング情報の先頭部分は無料であってもよい。具体的には、課金サーバ40は、情報配信サーバ30が配信するストリーミング情報の先頭部分について課金処理を行わない。
ここで、ストリーミング情報の配信要求が複数のユーザによって同時に行われる可能性は低いため、ユーザがストリーミング情報の配信要求を行った場合には、ストリーミング情報の先頭部分については、個別受信によってユーザ端末10が受信する。各ユーザが現在の課金レートを参照して、ストリーミング情報の配信の開始を決定する場合、このような問題により、初めに配信を開始するユーザほど、高い課金レートで受信を行うことになるため、配信開始に対する障壁が高い方法といえる。一方で、一度ストリーミング情報の配信が開始されると,課金レートが下がるため他のユーザが視聴を開始しやすくなる。従って、ストリーミング情報の先頭部分を無料とすることによって、ストリーミング情報の配信を受けようとするユーザの意欲を高めることができる。
さらに、配信要求開始に対する障壁を下げるために、ユーザの要求により、配信を開始するのではなく、システム側主導で配信を開始するようにしてもよい。ただし、この場合、ストリーミングの配信を開始後一定時間経っても視聴を要求するユーザが現れない場合は、この配信を一定時間中止する。すなわち、ストリーミング情報の冒頭部分のみが伝送される。
また、配信するストリームが複数ある場合は、ランダムに選択されるようにしてもよいし、或いは、セルに在圏するユーザのプリファレンスに応じた内容であっても良い。
また、どのようなタイミングで送信するかについては、既定の周期で送信が開始されるようにしてもよいし、システム負荷に応じて送信周期が決定されても良い(システム負荷が低いときに高い頻度でストリーミング情報の冒頭部の配信を行う)。
このような場合において、情報配信サーバ30は、ストリーミング情報の先頭部分(無料部分)の配信が完了する前に、ストリーミング情報の配信を継続するか否かの判断を促す情報をユーザ端末10に送信してもよい。
上述した実施形態では特に触れていないが、通信システム100が複数のセルを有するケースを想定した場合に、ユーザ端末10は、セル内で配信が行われているストリーミング情報の種類などを示す報知情報を受信する。具体的には、ユーザ端末10は、自端末が在圏するセル(在圏セル)だけではなくて、在圏セルの周囲に設けられたセル(周辺セル)から報知情報を受信する。
これによって、ユーザ端末10は、在圏セル内で配信が行われているストリーミング情報の種類だけではなくて、周辺セル内で配信が行われているストリーミング情報の種類を把握することができる。従って、ユーザ端末10は、在圏セル内及び周辺セル内で同一のストリーミング情報の配信が行われている場合に、ストリーミング情報をマクロダイバーシチ受信によって受信することができる。なお、ストリーミング情報に対する課金額は、ストリーミング情報がマイクロダイバーシチ受信によって受信されているか否かに応じて調整されてもよい。
上述した実施形態では特に触れていないが、ストリーミング情報が複数のスロットによって構成されていることを前提とした場合に、ストリーミング情報の重複受信を行うユーザ端末10の数の変動によって生じる課金レートは、ストリーミング情報の重複受信を行うユーザ端末10の数の変動が生じたスロット(端末数変動スロット)ではなくて、新たな課金レートが通知された後に配信されたスロット(適用スロット)から適用されてもよい。
例えば、ユーザ端末10A及びユーザ端末10Bがストリーミング情報の配信を受けている場合において、ユーザ端末10Bがストリーミング情報の配信中止を要求したケースについて、図16を参照しながら説明する。
図16に示すように、ユーザ端末10Bは、スロット#4においてストリーミング情報の配信中止要求を送信する。課金サーバ40は、スロット#6において新たな課金レートをユーザ端末10Aに通知する。ここで、ユーザ端末10A及びユーザ端末10Bが重複受信を行っている場合における課金レート(旧課金レート)は、スロット#4までではなくて、スロット#6まで適用される。一方で、ユーザ端末10Aが個別受信を行っている場合における課金レート(新課金レート)は、スロット#5からではなくて、スロット#7から適用される。
これによって、新たな課金レートでストリーミング情報の受信を継続するか否か判断する時間をユーザ端末10Aのユーザに与えずに、課金レートが変更されてしまうことを抑制することができる。従って、ユーザの利便性が向上する。
上述した第1実施形態と第2実施形態とを組み合わせてもよい。具体的には、図17に示すように、ユーザ端末10Aは、ユーザ端末10Bよりも先にストリーミング情報の配信要求を無線基地局20に送信する。続いて、ユーザ端末10Aは、第1チャネルを介してマルチキャストで配信されるストリーミング情報の本受信を行う。
一方で、ユーザ端末10Bは、第1チャネルを介してマルチキャストで配信されているストリーミング情報の予備受信を行う。ユーザ端末10Bは、予備受信の開始から一定時間内にストリーミング情報の配信要求(2)を送信しなかった場合であっても、予備受信によって受信したストリーミング情報をバッファ14に記憶しておく。
続いて、ユーザ端末10Bは、予備受信の終了から一定時間内にストリーミング情報の配信要求(2)を無線基地局20に送信する。ユーザ端末10Bは、予備受信の終了から配信要求(2)の送信までの間に、第1チャネルを介してマルチキャストで既に配信されたストリーミング情報(部分P)を第2チャネルを介して受信する。
これによって、ストリーミング情報の予備受信に用いられるバッファ14の容量が小さい場合であっても、ユーザ端末10Bのユーザは、ストリーミング情報の全てを順に視聴することができる。
上述した実施形態では特に触れていないが、マルチキャストで配信されるストリーミング情報は、暗号鍵を用いて暗号化されていてもよい。この場合には、暗号鍵は、各ユーザ端末10にユニキャストで送信される。
第1実施形態に係る通信システム100の概略を示す図である。 第1実施形態に係る無線基地局20の構成を示すブロック図である。 第1実施形態に係るユーザ端末10の構成を示すブロック図である。 第1実施形態に係る課金サーバ40の構成を示す図である。 第1実施形態に係る通信システム100の動作を示すシーケンス図である。 第1実施形態に係る各ユーザ端末10の受信動作を説明するための図である。 第1実施形態に係る無線基地局20の動作を示すフロー図である。 第1実施形態に係るユーザ端末10の動作を示すフロー図である。 第1実施形態に係る課金サーバ40の動作を示すフロー図である。 第2実施形態に係るユーザ端末10の構成を示すブロック図である。 第2実施形態に係る通信システム100の動作を示すシーケンス図である。 第2実施形態に係る各ユーザ端末10の受信動作を説明するための図である。 第2実施形態に係る無線基地局20の動作を示すフロー図である。 第2実施形態に係るユーザ端末10の動作を示すフロー図である。 第3実施形態に係る各ユーザ端末10の受信動作を説明するための図である。 その他の実施形態に係る各ユーザ端末10の受信動作を説明するための図である。 その他の実施形態に係る各ユーザ端末10の受信動作を説明するための図である。
符号の説明
10・・・ユーザ端末、11・・・配信要求処理部、12・・・送信部、13・・・受信部、14・・・バッファ、15・・・再生部、20・・・無線基地局、21・・・受信部、22・・・課金指示部、23・・・ストリーミング情報要求部、24・・・ストリーミング情報処理部、25・・・配信部、30・・・情報配信サーバ、40・・・課金サーバ、41・・・受信部、42・・・課金処理部、43・・・課金DB、50・・・ネットワーク、100・・・通信システム、131・・・受信部、141・・・バッファ、151・・・再生部

Claims (11)

  1. 第1ユーザ端末と第2ユーザ端末とに対してストリーミング情報をマルチキャストで配信する無線基地局を備えた通信システムであって、
    前記無線基地局は、
    前記第1ユーザ端末から前記ストリーミング情報の配信要求を受信した場合に、前記ストリーミング情報を第1チャネルを通じてマルチキャストで配信し、
    前記第1チャネルを通じて前記ストリーミング情報を配信しているときに、前記第2ユーザ端末から前記ストリーミング情報の配信要求を受信した場合に、前記ストリーミング情報のうち、前記第1ユーザ端末に対して既に配信された配信済みのストリーミング情報を第2チャネルを通じてマルチキャストで配信し、
    前記第2ユーザ端末は、
    前記第1チャネルを通じて受信した前記ストリーミング情報をバッファに蓄積しながら、前記第2チャネルを通じて受信した前記配信済みのストリーミング情報を再生することを特徴とする通信システム。
  2. 前記ストリーミング情報の配信に対して課金処理を行う課金サーバをさらに備え、
    前記課金サーバは、前記第1ユーザ端末及び前記第2ユーザ端末によって前記ストリーミング情報が重複して受信されたか否かに応じて、前記課金処理を行うことを特徴とする請求項1に記載の通信システム。
  3. 前記課金サーバは、前記第1ユーザ端末及び前記第2ユーザ端末によって前記ストリーミング情報が重複して受信された場合には、前記第1ユーザ端末又は前記第2ユーザ端末によって前記ストリーミング情報が個別に受信された場合よりも、前記第1ユーザ端末又は前記第2ユーザ端末に対する課金額を低額とすることを特徴とする請求項2に記載の通信システム。
  4. 第1ユーザ端末と第2ユーザ端末とに対してストリーミング情報をマルチキャストで配信する無線基地局であって、
    前記第1ユーザ端末から前記ストリーミング情報の配信要求を受信した場合に、前記ストリーミング情報を第1チャネルを通じてマルチキャストで配信する配信部と、
    前記第1チャネルを通じて前記ストリーミング情報を配信しているときに、前記第2ユーザ端末から前記ストリーミング情報の配信要求を受信した場合に、前記ストリーミング情報のうち、前記第1ユーザ端末に対して既に配信された配信済みのストリーミング情報を特定する特定部とを備え、
    前記配信部は、前記配信済みのストリーミング情報を第2チャネルを通じてマルチキャストで配信することを特徴とする無線基地局。
  5. 無線基地局からストリーミング情報をマルチキャストで受信するユーザ端末であって、
    他のユーザ端末に対して第1チャネルを通じてマルチキャストで配信されている前記ストリーミング情報の配信要求を送信する送信部と、
    前記ストリーミング情報のうち、前記他のユーザ端末に対して既に配信された配信済みのストリーミング情報を第2チャネルを通じて受信するとともに、前記ストリーミング情報のうち、前記他のユーザ端末に対して未だ配信されていない未配信のストリーミング情報を前記第1チャネルを通じて受信する受信部と、
    前記第1チャネルを通じて受信した前記未配信のストリーミング情報を蓄積するバッファと、
    前記バッファに前記未配信のストリーミング情報を蓄積しながら、前記第2チャネルを通じて受信した前記配信済みのストリーミング情報を再生する再生部とを備えることを特徴とするユーザ端末。
  6. 第1ユーザ端末と第2ユーザ端末とに対してストリーミング情報をマルチキャストで配信する無線基地局を備えた通信システムにおいて、前記ストリーミング情報の配信に対して課金処理を行う課金サーバであって、
    前記第1ユーザ端末及び前記第2ユーザ端末によって前記ストリーミング情報が重複して受信されたか否かに応じて、前記課金処理を行う課金処理部を備えることを特徴とする課金サーバ。
  7. 前記課金処理部は、前記第1ユーザ端末及び前記第2ユーザ端末によって前記ストリーミング情報が重複して受信された場合には、前記第1ユーザ端末又は前記第2ユーザ端末によって前記ストリーミング情報が個別に受信された場合よりも、前記第1ユーザ端末又は前記第2ユーザ端末に対する課金額を低額とすることを特徴とする請求項6に記載の課金サーバ。
  8. 第1ユーザ端末と第2ユーザ端末とに対してストリーミング情報をマルチキャストで配信する無線基地局を備えた通信システムであって、
    前記無線基地局は、前記第1ユーザ端末から前記ストリーミング情報の配信要求を受信した場合に、前記ストリーミング情報をマルチキャストで配信し、
    前記第2ユーザ端末は、
    前記無線基地局から配信された前記ストリーミング情報の予備受信を行うとともに、前記予備受信によって受信した前記ストリーミング情報をバッファに蓄積し、
    前記予備受信の開始から一定時間内に前記ストリーミング情報の配信要求を送信した場合には、前記無線基地局から配信された前記ストリーミング情報の本受信を行い、
    前記予備受信によって受信した前記ストリーミング情報を再生した後に、前記本受信によって受信した前記ストリーミング情報を再生することを特徴とする通信システム。
  9. 前記第2ユーザ端末は、前記予備受信の開始から前記一定時間内に前記ストリーミング情報の配信要求を送信しなかった場合には、前記バッファに蓄積された前記ストリーミング情報を破棄することを特徴とする請求項8に記載の通信システム。
  10. 無線基地局からストリーミング情報をマルチキャストで受信するユーザ端末であって、
    他のユーザ端末から前記無線基地局に送信された前記ストリーミング情報の配信要求に応じて前記無線基地局から配信された前記ストリーミング情報の予備受信を行う予備受信部と、
    前記予備受信によって受信した前記ストリーミング情報を蓄積するバッファと、
    前記予備受信の開始から一定時間内に前記ストリーミング情報の配信要求を送信した場合に、前記無線基地局から配信された前記ストリーミング情報の本受信を行う本受信部と、
    前記予備受信によって受信した前記ストリーミング情報を再生した後に、前記本受信によって受信した前記ストリーミング情報を再生する再生部とを備えることを特徴とするユーザ端末。
  11. 前記予備受信の開始から前記一定時間内に前記ストリーミング情報の配信要求を送信しなかった場合には、前記バッファに蓄積された前記ストリーミング情報を破棄することを特徴とする請求項10に記載のユーザ端末。
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