JP2008252373A - 画像処理装置、画像処理方法、及びコンピュータプログラム - Google Patents

画像処理装置、画像処理方法、及びコンピュータプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】インターバル動画を撮影時のフレームレートで再生する際の操作性を向上させる。
【解決手段】ステップS200では、再生する動画データがインターバル動画であるか否かを判定する。ステップS201では、動画データを撮影時のフレームレートで再生するように選択されているか否かを判定する。ステップS202では、動画データを撮影時のフレームレートで再生する。
【選択図】 図7

Description

本発明は、撮影フレームレートと再生フレームレートとが異なる動画データを再生する画像処理装置等に関する。
従来のデジタルカメラ等の画像処理装置の中には、インターバル動画を撮影及び再生する機能を備えたものがある。
インターバル動画とは、いわゆる低速度撮影やタイムラプス撮影と呼ばれる手法で撮影された動画と同様のもので、撮影フレームレートを極端に遅くして撮影した動画に、通常の再生フレームレートを設定して動画データとして記録したものである。例えば毎秒1フレームの撮影フレームレートで撮影した動画の再生フレームレートを毎秒30フレームに設定して動画データとして記録したもので、この動画データを再生すると撮影時の30倍の速度で動画再生が行われるというものである。
このように撮影されたインターバル動画を再生すると、太陽や星が天周を動く様子や、草花の開花の様子等、動きの遅い撮影対象の変化を時間を短縮して観察することが可能となる。
ここで、インターバル動画のような撮影フレームレートと再生フレームレートとが異なる動画データの再生に係る技術が特許文献1に開示されている。
特開2002−320203号公報
しかしながら、特許文献1の技術は、動画データの再生時に適切な再生フレームレートを設定するための技術であり、インターバル動画を撮影時のフレームレートで再生する場合には、例えばスロー再生機能を使って、ユーザが設定を調整する必用があった。この場合、スロー再生のフレームレートが撮影時のフレームレートと同一となるように調整する等を行なわなければならないため、ユーザにとって煩わしい作業となっていた。
本発明は係る実情に鑑みて、インターバル動画を撮影時のフレームレートで再生する際の操作性を向上させる画像処理装置を提供することを目的とする。
本発明の画像処理装置は、動画データを再生する画像処理装置であって、前記動画データに定められた所定のフレームレートと前記動画データの撮影時のフレームレートとが異なる場合に、前記動画データを、前記所定のフレームレートで再生するか又は前記撮影時のフレームレートで再生するかを選択可能とする選択手段を備えたことを特徴とする。
また、本発明の画像処理方法は、動画データに定められた所定のフレームレートと前記動画データの撮影時のフレームレートとが異なる場合に、前記動画データを、前記所定のフレームレートで再生するか又は前記撮影時のフレームレートで再生するかを選択する選択ステップと、前記選択ステップによる選択に応じて前記動画データを再生する再生ステップとを有することを特徴とする。
また、本発明のコンピュータプログラムは、動画データに定められた所定のフレームレートと前記動画データの撮影時のフレームレートとが異なる場合に、前記動画データを、前記所定のフレームレートで再生するか又は前記撮影時のフレームレートで再生するかを選択する選択ステップと、前記選択ステップによる選択に応じて前記動画データを再生する再生ステップとをコンピュータに実行させることを特徴とする。
本発明では、画像データに定められた所定のフレームレートと撮影時のフレームレートとが異なる動画データを再生する場合に、所定のフレームレート又は撮影時のフレームレートのいずれかで再生するかを選択可能とした。これにより、インターバル動画を撮影時のフレームレートで再生する際の操作性を向上させることができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態を添付図面を用いて詳細に説明する。尚、以下に説明する実施の形態は、本発明の実現手段としての一例であり、本発明が適用される装置の構成や各種条件によって適宜修正又は変更されるべきものであり、本発明は以下の実施の形態に限定されるものではない。
(第1の実施の形態)
<装置の説明>
図1は、本発明を適用できる画像処理装置の構成を示すブロック図である。図1において、100はデジタルカメラ等に代表される画像処理装置である。
画像処理装置100において、10は撮影レンズ、12は絞り機能を備えるシャッター、14は光学像を電気信号に変換する撮像素子、16は撮像素子14のアナログ信号出力をデジタル信号に変換するA/D変換部である。
18はタイミング発生部であり、撮像素子14、A/D変換部16、及びD/A変換部26にクロック信号や制御信号を供給する。タイミング発生部18は、メモリ制御部22及びシステム制御部50により制御される。
20は画像処理部であり、A/D変換部16から提供される画像データ又はメモリ制御部22から提供される画像データに対して所定の画素補間処理や色変換処理を行う。また、画像処理部20は、撮像素子14で撮像された画像データに基づいて、TTL(スルー・ザ・レンズ)方式のAF(オートフォーカス)処理、AE(自動露出)処理、EF(ストロボプリ発光)処理のためのデータを演算する。画像処理部20は、演算により得られたデータをシステム制御部50に提供する。
50はシステム制御部であり、画像処理部20から提供されたデータに基づいて、露光制御部40、測距制御部42、ストロボ48を制御し、TTL方式のAF処理、AE処理、EF処理を実現する。なお、画像処理部20は、撮像素子14で撮像された画像データを用いて所定の演算処理を行い、得られた演算結果に基づいてTTL方式のAWB(オートホワイトバランス)処理も行っている。
22はメモリ制御部であり、A/D変換部16、タイミング発生部18、画像処理部20、画像表示メモリ24、D/A変換部26、メモリ30、及び圧縮・伸長部32を制御する。
A/D変換部16から出力されるデータは、画像処理部20及びメモリ制御部22を介して、又は、画像処理部20を介することなく直接メモリ制御部22を介して、画像表示メモリ24又はメモリ30に書き込まれる。
24は画像表示メモリ、26はD/A変換部、28はTFT・LCD等から成る画像表示部であり、画像表示メモリ24に書き込まれた表示用の画像データは、D/A変換部26を介して画像表示部28により表示される。画像表示部28を用いて撮像素子14で撮像した画像データを逐次表示すれば、電子ビューファインダー(EVF)機能を実現することが可能である。また、画像表示部28は、システム制御部50の指示により任意に表示をON/OFFすることが可能であり、表示をOFFにした場合には画像処理装置100の電力消費を大幅に低減することができる。
30は撮影した静止画像や動画像を格納するためのメモリであり、所定枚数の静止画像や所定時間の動画像を格納するのに十分な記憶量を備えている。これにより、複数枚の静止画像を連続して撮影する連写撮影やパノラマ撮影の場合、また、動画像撮影の場合にも、高速かつ大量の画像書き込みをメモリ30に対して行うことが可能となる。また、メモリ30はシステム制御部50の作業領域としても使用することが可能である。
32は圧縮・伸長部であり、例えば適応離散コサイン変換(ADCT)により画像データを圧縮伸長する。圧縮・伸長部32は、メモリ30に格納された画像を読み込んで、例えばJPEG又はMPEG形式で圧縮処理或いは伸長処理を行い、処理を終えたデータをメモリ30に書き込む。
40は露光制御部であり、絞り機能を備えるシャッター12を制御し、また、ストロボ48と連携することによりストロボ調光機能も有するものである。42は撮影レンズ10のフォーカシングを制御する測距制御部、44は撮影レンズ10のズーミングを制御するズーム制御部、46はバリアである保護部102の動作を制御するバリア制御部である。48はストロボであり、AF補助光の投光機能、ストロボ調光機能も有している。
露光制御部40及び測距制御部42は、TTL方式を用いてシステム制御部50に制御されている。システム制御部50は、画像処理部20が撮像素子14で撮像された画像データに基づき演算した演算結果を用いて、露光制御部40及び測距制御部42に対して制御を行う。
システム制御部50は、画像処理装置100全体を制御する。52はシステム制御部50の動作用の定数、変数、プログラム等を記憶するメモリである。
54は表示部であり、システム制御部50が行なうプログラムの実行に応じて、文字、画像、音声等を用いて動作状態やメッセージ等を出力する。表示部54は、例えばLCDやLED等の液晶表示装置と発音素子等のスピーカー等の組み合わせにより構成されており、画像処理装置100の操作部近辺の視認し易い位置に単数或いは複数個所設置されている。
表示部54の表示内容のうち、LCD等に表示するものとしては、例えば、動作モード表示、シングルショット/連写撮影表示、セルフタイマー表示、圧縮率表示、記録画素数表示、記録枚数表示、残撮影可能枚数表示、シャッタースピード表示等がある。この他にも、絞り値表示、露出補正表示、ストロボ表示、赤目緩和表示、マクロ撮影表示、ブザー設定表示、電池残量表示、エラー表示、複数桁の数字による情報表示、記録媒体200及び210の着脱状態表示、通信I/F動作表示、日付・時刻表示等がある。
また、表示部54の表示内容のうち、光学ファインダ104内に表示するものとしては、合焦表示、手振れ警告表示、ストロボ充電表示等がある。
56は電気的に消去・記録可能な不揮発性メモリであり、例えばEEPROM等が用いられる。
60、62、64、66及び70は、システム制御部50の各種の動作指示を入力するための操作部であり、スイッチやダイアル、タッチパネル、視線検知によるポインティング、音声認識装置等の単数或いは複数の組み合わせで構成される。以下、操作部の具体的な説明を行う。
60はモードダイアルスイッチであり、電源オフ、自動撮影モード、撮影モード、パノラマ撮影モード、再生モード、マルチ画面再生・消去モード、PC接続モード等の各機能モードを切り替え設定することができる。
62はレリーズスイッチSW1であり、後述のレリーズボタン301の操作途中(半押し)でONとなり、AF処理、AE処理、AWB処理、EF処理等の動作開始をシステム制御部50に指示する。
64はレリーズスイッチSW2であり、後述のレリーズボタン301の操作完了でONとなり、撮影に関する一連の動作開始をシステム制御部50に指示する。具体的には、まず撮像素子14から読み出した信号をA/D変換部16及びメモリ制御部22を介してメモリ30に画像データを書き込む露光処理を指示する。次に、画像処理部20やメモリ制御部22での演算を用いた現像処理を指示する。そして、メモリ30から画像データを読み出し、圧縮・伸長部32で圧縮を行い、記録媒体200或いは210に画像データを書き込む記録処理を指示する。
66は傾斜センサからなる姿勢検知部であり、画像処理装置100が構えられているのが横位置であるか、縦位置であるか等の装置の姿勢を検出する。68は音声取り込み部であり、不図示のマイク等により外部から音声データを取り込む。
70は各種ボタンやタッチパネル等からなる操作部であり、メニューボタン、セットボタン、マクロボタン、マルチ画面再生改ページボタン、ストロボ設定ボタン、単写/連写/セルフタイマー切り替えボタン等を含む。操作部70はまた、メニュー移動+(プラス)ボタン、メニュー移動−(マイナス)ボタン、再生画像移動+(プラス)ボタン、再生画像移動−(マイナス)ボタン、撮影画質選択ボタン、露出補正ボタン、日付/時間設定ボタン等も含む。
80は電源制御部であり、不図示の電源検出回路、DC−DCコンバータ、通電するブロックを切り替えるスイッチ回路等により構成されている。電源制御部80は、外部電源の接続の有無、電池の装着の有無、電池の種類、電池残量の検出を行ない、検出結果及びシステム制御部50の指示に基づいてDC−DCコンバータを制御し、必要な電圧を必要な期間、記録媒体を含む各部へ供給する。
82及び84はコネクタであり、それぞれ画像処理装置100及び電源部86に設置される。86は電源部であり、アルカリ電池やリチウム電池等の一次電池やNiCd電池やNiMH電池、Li電池等の二次電池、ACアダプター、又は外部バッテリー等からなる。
90及び94はメモリカードやハードディスク等の記録媒体とのインターフェースであり、92及び96はメモリカードやハードディスク等の記録媒体と接続を行うコネクタである。98はコネクタ92又は96に記録媒体200又は210が装着されているか否かを検知する記録媒体着脱検知部である。
なお、本実施形態では記録媒体を取り付けるインターフェース及びコネクタを2系統持つものとして説明しているが、記録媒体を取り付けるインターフェース及びコネクタは、単数又は3系統以上を備える構成としても構わない。また、異なる規格のインターフェース及びコネクタを組み合わせて備える構成としても構わない。例えば、インターフェース及びコネクタとして、PCMCIAカードやCF(コンパクトフラッシュ(登録商標))カード等の規格に準拠したものを用いてもよい。インターフェース90及び94、コネクタ92及び96をPCMCIAカードやCFカード等の規格に準拠したものを用いて構成した場合、例えばLANカードやモデムカードを接続することができる。またこれらの他に、PCMCIAカードやCFカード等の他に、USBカード、IEEE1394カード、P1284カード、SCSIカード、PHS等の通信カードも接続することができる。このような拡張カードを接続すれば、他のコンピュータやプリンタ等の周辺機器との間で画像データや音声データ、これらデータに付属した管理情報を転送し合うことができる。
102は保護部であり、画像処理装置100の撮影レンズ10を含む撮像部を覆うことにより、撮像部の汚れや破損を防止する。
104は光学ファインダであり、画像表示部28によるEVF機能を使用すること無しに、撮影を行うことを可能とする。また、光学ファインダ104内には、表示部54の一部が設置されており、例えば、合焦表示、手振れ警告表示、フラッシュ充電表示、シャッタースピード表示、絞り値表示、露出補正表示等が光学ファインダ104内で行なわれる。
110は通信部であり、RS232C、USB、IEEE1394、P1284、SCSI、モデム、LAN、無線通信等の各種通信機能を提供する。112はコネクタ又はアンテナであり、通信部110により画像処理装置100を他の機器と接続する。有線での通信の場合はコネクタであり、無線通信の場合はアンテナである。
200はメモリカードやハードディスク等の記録媒体である。記録媒体200は、半導体メモリや磁気ディスク等から構成される記録部202、画像処理装置100とのインターフェース204、及び画像処理装置100と接続を行うコネクタ206を備えている。
210はメモリカードやハードディスク等の記録媒体である。記録媒体210は、半導体メモリや磁気ディスク等から構成される記録部212、画像処理装置100とのインターフェース214、及び画像処理装置100と接続を行うコネクタ216を備えている。
<操作部材の説明>
図2は、画像処理装置100の筐体に設けられた操作部材を説明するための図である。図2において、300は画像処理装置の電源をON/OFFするための電源ボタンである。60は撮影モード、再生モード、動画撮影モード、静止画撮影モード等の各機能モードを切り替えるためのモードダイアルスイッチである。301はレリーズスイッチSW1(62)及びSW2(64)を操作するためのレリーズボタンである。
28は画像表示部であり、撮像素子14で撮影された撮影画像を表示する。画像表示部28には通常LCDが使用され、静止画像又は動画像を再生する際には、画面上に再生操作に係る表示画面が表示される。
302、303、及び304はそれぞれセットボタン、メニューボタン、十字ボタンであり、画像処理装置100の設定変更や、再生モードにおける画像送り等の動画再生の際の様々な操作に使用される。
<表示画面の説明>
図3は、動画再生の際に画像表示部28に表示される表示画面の例を示している。図3において、動画再生画面400の画面上には、動画の再生、スロー再生、フレームレート切り替え等の操作を行うための動画パネル401が表示されている。
図4は、動画再生の際に表示される動画パネル401の詳細を示す図である。動画パネル401は、操作用のボタンと、カウンタ及びボリュームインジケータから構成されている。使用者は、十字ボタン304(図3)を操作して動画パネル401の各ボタンを選択することで実行する処理を選択し、セットボタン302(図3)を操作することで選択した処理を実行するようにすることができる。
図4において、410は再生ボタンであり、動画再生を開始するためのボタンである。なお、再生ボタン410は動画再生中には停止ボタンとしての機能を担う。411はスロー再生ボタンであり、動画のスロー再生を開始するためのボタンである。412は先頭フレームボタンであり、表示するフレームを動画の先頭フレームに移動するためのボタンである。413はフレーム戻しボタンであり、表示するフレームを1つ前のフレームに移動するためのボタンである。414はフレーム送りボタンであり、表示するフレームを次のフレームに移動するためのボタンである。415は最終フレームボタンであり、表示するフレームを動画の最終フレームに移動するためのボタンである。
416はフレームレート切り替えボタンであり、動画再生に使用するフレームレートを切り替える際に使用され、現在動画再生に使用しているフレームレートが、再生フレームレートであるか撮影フレームレートであるかを表示する機能も備えている。なお、図4(a)に示すフレームレート切り替えボタン416は、現在動画再生に使用しているフレームレートが再生フレームレートであることを示している。一方、図4(b)に示すフレームレート切り替えボタン419は、現在動画再生に使用しているフレームレートが撮影フレームレートであることを示している。なお、フレームレート切り替えボタン416及び419は、本発明でいう、動画データを所定のフレームレートで再生するか又は撮影時のフレームレートで再生するかを選択可能とする選択手段、及び選択手段の選択結果を表示する表示手段に対応する。
417はカウンタであり、現在表示しているフレームの先頭フレームからの経過時間を表示する。418はボリュームインジケータであり、現在設定されている音量のレベルを表示する。
<装置の動作>
ここで、第1の実施形態の画像処理装置100の動作について説明する。まず図5は、画像処理装置100において用いる動画ファイルの構成を示す図である。本実施形態では、動画データとしてモーションJPEG方式の画像データを用いている。そして、画像データと共に、その動画が1秒間あたり何フレームの画像で構成されているのかを示す情報として、フレームレート情報も記録されている。フレームレート情報は、動画データ毎に属性情報として記録されており、後述するインターバル動画の再生時にも利用されている。
図5に示すように、画像処理装置100において用いる動画ファイルは、AVIファイル500と、AVIファイル500に関連付けられたサムネイルファイル(THMファイル)501との2つのファイルから構成されている。
AVIファイル500には、動画データや、動画データを再生する際の再生フレームレート情報(本発明でいう所定のフレームレートに相当する)や、動画データに関連する例えば音声データ等の情報等が記録されている。
THMファイル501には、AVIファイル500の動画データに対応するサムネイル画像データや、動画データの撮影時の撮影フレームレート情報(本発明でいう撮影時のフレームレートに相当する)や、動画データに関連するその他の情報が記録されている。即ち、撮影フレームレートの情報は、動画データとは別のファイルにおいて記録されるようになっている。
図6は、本実施形態に係る画像処理装置100の動画再生時の動作を説明するためのフローチャートである。以下、図6を用いて、画像処理装置100における動画再生時の動作について説明する。
動画再生を行なう際、まずステップS100において、システム制御部50は、動画パネル401を表示する。
次にステップS101において、システム制御部50は、図3で説明した画像処理装置100の筐体に設置された操作部材により動画パネル401に対して操作が行われたか否かを判定する。何も操作が行われていなければ、システム制御部50は処理をステップS101に戻し、動画パネル401に対する操作を待つ。動画パネル401に対して操作が行われていれば、システム制御部50は、ステップS102に進む。
ステップS102において、システム制御部50は、動画パネル401において選択された操作が再生ボタン410であるか否かを判定する。再生ボタン410が選択されていればステップS103に進み、システム制御部50は、動画再生開始処理を実行する。ステップS103における動画再生開始処理については、図7等を用いて後述する。ステップS103の処理を終えた場合は、処理をステップS101に戻す。
ステップS102で再生ボタン410が選択されていなければステップS104に進み、システム制御部50は、動画パネル401において選択された操作がスロー再生ボタン411であるか否かを判定する。スロー再生ボタン411が選択されていればステップS105に進み、システム制御部50は、動画スロー再生開始処理を実行する。ステップS105における動画スロー再生開始処理については、図8等を用いて後述する。ステップS105の処理を終えた場合は、処理をステップS101に戻す。
ステップS104でスロー再生ボタン411が選択されていなければステップS106に進み、システム制御部50は、動画パネル401において選択された操作が再生停止ボタンであるか否か、即ち、動画再生後に再生ボタン410が操作されたか否か判定する。再生停止ボタンが選択されていればステップS107に進み、システム制御部50は、動画再生を停止した後、処理をステップS101に戻す。
ステップS106で再生停止ボタンが選択されていなければステップS108に進み、システム制御部50は、操作部材により動画再生終了が指示されたか否かを判定する。動画再生終了であれば、システム制御部50は動画再生を終了する。ステップS108で動画再生終了が選択されていなければ、システム制御部50は、処理をステップS101に戻して動画パネル401に対する操作を待つ。
ここで、図7、図9、及び図10を用いて、ステップS103における動画再生開始処理について説明する。図7は、本実施形態の画像処理装置100における動画再生開始処理の動作を説明するためのフローチャートである。図9及び図10は、本実施形態の画像処理装置100における動画再生時に表示される表示画面の例である。
動画再生開始処理が開始されると、まずステップS200において、システム制御部50は、再生する動画ファイルがインターバル動画か否かを判定する。再生する動画ファイルがインターバル動画の場合はステップS201に進み、そうでない場合はステップS203に進む。
ステップS201において、システム制御部50は、動画再生に使用するフレームレートの設定を判定する。動画再生に使用するフレームレート設定に撮影フレームレートが指定されていれば(このときフレームレート切り替えボタンは図9の600に示すように撮影フレームレートが指定されていることを示す表示となっている)、ステップS202に進む。そうでない場合は、ステップS203に進む。なお、ステップS201において判定するフレームレートの設定は、使用者がフレームレート切り替えボタン416又は419を操作することで任意に選択できる。この場合、使用者はフレームレート切り替えボタン416又は419を操作した上で、再生ボタン410を操作するようにする。また、再生後においては、再生中にフレームレート切り替えボタン416又は419を操作することで、フレームレートが切り替わるようにしてもよい。
ステップS202において、システム制御部50は、動画ファイルに対応するTHMファイル501に記録されている撮影フレームレート情報に従って、動画再生に使用するフレームレートを設定し、動画再生を開始して、動画再生開始処理を終了する。
一方、ステップS200において再生する動画ファイルがインターバル動画ではないと判定した場合、及びステップS201において動画再生に使用するフレームレート設定に撮影フレームレートが指定されていないと判定した場合は、ステップ203に進む。なお、ステップS201において、撮影フレームレートが指定されていない場合は、フレームレート切り替えボタンが図10の601に示すように再生フレームレートが指定されていることを示す表示となっている。
ステップS203においては、システム制御部50は、AVIファイル500に記録されている再生フレームレート情報に従って、動画再生に使用するフレームレートを設定し、動画再生を開始して、動画再生開始処理を終了する。
次に、図8、図11、及び図12を用いて動画スロー再生開始処理について説明する。図8は、本実施形態の画像処理装置100における動画スロー再生開始処理の動作を説明するためのフローチャートである。図11及び図12は、本実施形態の画像処理装置100における動画スロー再生時に表示される表示画面の例である。
動画スロー再生開始処理を開始されると、まずステップS300において、システム制御部50は、スロー再生する動画ファイルがインターバル動画か否かを判定する。スロー再生する動画ファイルがインターバル動画の場合はステップS301に進み、そうでない場合はステップS303に進む。
ステップS301において、システム制御部50は、スロー再生に使用するフレームレートの設定が最低フレームレートであるか否かを判定する。ここで、スロー再生に使用するフレームレートは、図11に示すスロー再生パネル700を用いて設定することができる。操作部材に含まれる十字ボタン304を操作してスロー再生パネル700のインジケータを+方向(右方向)に進めるに従い、スロー再生に使用するフレームレートは高くなり、動画の再生速度は通常の動画再生速度に近づく。また、インジケータを−方向(左方向)に進めるに従い、スロー再生に使用するフレームレートは低くなり、動画の再生速度はより遅くなる。なお、スロー再生パネル700は、本発明でいう、動画データのスロー再生時のフレームレートを変更可能な変更手段に対応する。
スロー再生に使用するフレームレートの設定が、図12に示すスロー再生パネル702のように−の端(左端)に設定された場合、即ち最低フレームレートであった場合は、ステップS302に進む。
ステップS302において、システム制御部50は、動画ファイルに対応するTHMファイルに記録されている撮影フレームレート情報に従って、スロー再生に使用するフレームレートを設定し、スロー再生を開始して、スロー再生開始処理を終了する。即ち、本実施形態の画像処理装置100では、動画をスロー再生する場合のフレームレートの下限値(スロー再生パネル700の−の端を設定した場合のフレームレート)を、THMファイルに記録されている撮影フレームレートと同一とするようにしている。なお、このときフレームレート切り替えボタンは図12の703に示すように撮影フレームレートが指定されていることを示す表示となっている。
一方、スロー再生に用いるフレームレートの設定が、図11に示すスロー再生パネル700のように−の端に設定されていない場合や、再生する動画ファイルがインターバル動画ではない場合はステップS303に進む。ステップS303において、システム制御部50は、スロー再生パネル700の設定に従って、スロー再生に使用するフレームレートを設定し、スロー再生を開始して、スロー再生開始処理を終了する。
以上のように本実施形態では、インターバル動画を再生する場合に、フレームレート切り替えボタン416又は419やスロー再生パネル700を用いることで、再生に使用するフレームレートを撮影フレームレートに設定するか否かを選択できるようした。これにより、インターバル動画を撮影時のフレームレートで再生する際の操作性を向上させることが可能となる。
(第2の実施の形態)
次に本発明の第2の実施の形態について説明する。本発明の第2の実施形態に係る画像処理装置では、再生フレームレートで動画を再生する場合には動画の音声再生を行わないようにし、撮影フレームレートで動画を再生する場合には動画の音声再生を行うようにした。なお、画像処理装置の構成は、第1の実施形態と同様であるため説明は省略する。
このように構成した第2の実施形態に画像処理装置は、例えば会議等の音声の記録が主目的であるような場合に用いて好適である。会議等音声の記録が主目的であるような場合は、通常の動画に対して単位時間当りの画像データ容量が少ないインターバル動画で撮影することが望ましいからである。
例えば会議をインターバル動画で記録した場合、記録したインターバル動画には、会議の進行が把握できる程度であれば充分な画像データが記録されている。そして、このインターバル動画を、本実施形態に係る画像処理装置を用いて、まず再生フレームレートで実時間より速い速度で再生しながら動画中の必要な部分(例えば、重要な発言があったと思われるシーン)を任意に検索する。この場合、再生フレームレートで再生しているため、音声の再生は行われず、不要な早送りされた音声が再生されることは無い。そして、必要な部分で撮影フレームレートでの再生に切り替えることで、実時間での音声の再生が開始される。
以上のような本発明の第2の実施形態では、インターバル動画をボイスレコーダのように利用し、便宜を図ることができる。
以上、図1〜図12を用いて説明したように、本実施形態によれば、再生に使用するフレームレートに撮影時のフレームレートを選択可能とすることで、インターバル動画を撮影時のフレームレートで再生する際の操作性を向上させることができる。
なお、以上の説明では、動画データの形式をモーションJPEG形式として説明してきたが、本発明は、動画データにフレームレート情報が含まれていれば、動画データの形式には限定されず、MPEG形式等の他の形式の動画データについても適用可能である。
なお、本発明を実現するために、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコード(コンピュータプログラム)を記録した記憶媒体を用いても良い。この場合には記憶媒体をシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(又はCPUやMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読み出し実行することによって本発明の目的が達成される。
この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が上述した実施形態の機能を実現することになり、プログラムコード自体及びそのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
プログラムコードを供給するための記憶媒体としては、例えば、フレキシブルディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM等を用いることができる。
また、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOS(基本システム或いはオペレーティングシステム)等が実際の処理の一部又は全部を行う場合も含まれることは言うまでもない。
さらに、記憶媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれてもよい。この場合には、書き込まれたプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPU等が実際の処理の一部又は全部を行ってもよい。
本発明の実施の形態に係る画像処理装置の構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態に係る画像処理装置に設けられた操作部材を示す図である。 本発明の実施の形態に係る画像処理装置において、動画再生時に表示される表示画面の例を示す図である。 本発明の実施の形態に係る画像処理装置において、動画再生時に表示される動画パネルの例を示す図である。 本発明の実施の形態に係る画像処理装置において用いる動画ファイルの構成を示す図である。 本発明の実施の形態に係る画像処理装置の動画再生時の動作を説明するためのフローチャートである。 本発明の実施の形態に係る画像処理装置の動画再生開始処理の動作を説明するためのフローチャートである。 本発明の実施の形態に係る画像処理装置の動画スロー再生開始処理の動作を説明するためのフローチャートである。 動画再生開始処理において表示される表示画面の例を示す図である。 動画再生開始処理において表示される表示画面の例を示す図である。 動画スロー再生開始処理において表示される表示画面の例を示す図である。 動画スロー再生開始処理において表示される表示画面の例を示す図である。
符号の説明
10 撮影レンズ
12 シャッター
14 撮像素子
16 A/D変換部
18 タイミング発生部
20 画像処理部
22 メモリ制御部
24 画像表示メモリ
26 D/A変換部
28 画像表示部
30 メモリ
32 圧縮・伸長部
40 露光制御部
42 測距制御部
44 ズーム制御部
46 バリア制御部
48 ストロボ
50 システム制御部
52 メモリ
54 表示部
56 不揮発性メモリ
60 モードダイアル
62 レリーズスイッチSW1
64 レリーズスイッチSW2
66 姿勢検知部
68 音声取り込み部
70 操作部
80 電源制御部
82、84、92、96 コネクタ
86 電源部
90、94 インターフェース
98 記録媒体着脱検知部
100 画像処理装置
102 保護部
104 光学ファインダ
110 通信部
112 コネクタ(アンテナ)
200、210 記録媒体
202、212 記録部
204、214 インターフェース
206、216 コネクタ
300 電源ボタン
301 レリーズボタン
302 セットボタン
303 メニューボタン
304 十字ボタン
401 動画パネル
401’ 動画パネル
410 再生ボタン
411 スロー再生ボタン
412 先頭フレームボタン
413 フレーム戻しボタン
414 フレーム送りボタン
415 最終フレームボタン
416、419、600、601、701、703 フレームレート切り替えボタン
417 カウンタ
418 ボリュームインジケータ
500 AVIファイル
501 THMファイル
700、702 スロー再生パネル

Claims (8)

  1. 動画データを再生する画像処理装置であって、
    前記動画データに定められた所定のフレームレートと前記動画データの撮影時のフレームレートとが異なる場合に、前記動画データを、前記所定のフレームレートで再生するか又は前記撮影時のフレームレートで再生するかを選択可能とする選択手段を備えたことを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記所定のフレームレートで再生する場合には、前記動画データに含まれる音声データの再生を行なわないことを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記撮影時のフレームレートで再生する場合には、前記動画データに含まれる音声データの再生を行なうことを特徴とする請求項1又は2に記載の画像処理装置。
  4. 動画データをスロー再生する際のフレームレートを変更可能な変更手段を備え、
    前記動画データに定められた所定のフレームレートと前記動画データの撮影時のフレームレートとが異なる場合には、前記変更手段で変更可能な前記スロー再生時のフレームレートの下限値を前記撮影時のフレームレートとすることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  5. 前記撮影時のフレームレートに関する情報は、前記動画データとは別に記録されることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  6. 前記選択手段による選択結果を表示する表示手段を備えたことを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  7. 動画データに定められた所定のフレームレートと前記動画データの撮影時のフレームレートとが異なる場合に、前記動画データを、前記所定のフレームレートで再生するか又は前記撮影時のフレームレートで再生するかを選択する選択ステップと、
    前記選択ステップによる選択に応じて前記動画データを再生する再生ステップとを有することを特徴とする画像処理方法。
  8. 動画データに定められた所定のフレームレートと前記動画データの撮影時のフレームレートとが異なる場合に、前記動画データを、前記所定のフレームレートで再生するか又は前記撮影時のフレームレートで再生するかを選択する選択ステップと、
    前記選択ステップによる選択に応じて前記動画データを再生する再生ステップとをコンピュータに実行させることを特徴とするコンピュータプログラム。
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