JP2008229033A - Absorbent article - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、吸収性物品に関する。 The present invention relates to an absorbent article.
従来、生理用ナプキン等の吸収性物品において、着用者の体へのフィット性を向上させるために、吸収性物品の幅方向中央部に肌当接面側に突出した突出部を形成したものが知られている。また、その突出部を着用者に柔軟にフィットさせるために、該突出部にクッション性を付与した吸収性物品(特許文献1参照)が知られている。
また、突出部の内部に存在する一次吸収部材と本体部分に存在させる二次吸収部材とを、一次吸収部材を包むように被覆するトップシート及び二次吸収部材の上面を被覆するトップシートの2枚のトップシートによって離間させた吸収性物品(特許文献2参照)が提案されている。
Conventionally, in an absorbent article such as a sanitary napkin, in order to improve the fit to the wearer's body, the absorbent article is formed with a protruding part protruding to the skin contact surface side in the center in the width direction. Are known. Moreover, in order to make the protrusion fit flexibly to the wearer, an absorbent article (see Patent Document 1) in which the protrusion is given a cushioning property is known.
Moreover, the top sheet which coat | covers the primary absorption member which exists in the inside of a protrusion part, and the secondary absorption member which exists in a main-body part so that a primary absorption member may be wrapped, and the top sheet which coat | covers the upper surface of a secondary absorption member An absorbent article separated by a top sheet (see Patent Document 2) has been proposed.
しかし、特許文献1記載の吸収性物品においては、突出部の内部に、疎水性のクッション材が、高分子吸収剤を含む吸収シートに包まれた状態で配されており、該突出部の肌当接面の近傍に該吸収シートが位置している。しかも、疎水性のクッション材の存在によって、肌当接面の近傍の吸収シートから、クッション材の下方に位置する吸収層への液の移行が制限される。そのため、肌当接面の近傍の吸収シートに保持された液が肌当接面にウエットバック(液戻り)し易く、ムレやべたつきが生じやすい。
また、特許文献2記載の吸収性物品においては、一次吸収部材と二次吸収部材との間を離間させている2枚のトップシートは開孔フィルムからなり、突出部がクッション性に劣る。また、一次吸収部材と二次吸収部材との間が開孔フィルムからなるトップシートによって離間させてあり、一次吸収部材から二次吸収部材へと液を積極的に移行させる構造となっていない。そのため、特許文献2記載の吸収性物品における突出部は、クッション性に劣り、またムレやべたつきも生じ安い。
However, in the absorbent article described in
Moreover, in the absorbent article described in
従って、本発明の目的は、クッション性に優れ、着用者の肌の動きに柔軟に追従変形して良好なフィット性を示す突出部を有し、液拡がりが小さく、ウエットバックが生じにくい吸収性物品を提供することにある。 Accordingly, an object of the present invention is to have an excellent cushioning property, have a protruding portion that shows a good fit by flexibly following the movement of the wearer's skin, has a small liquid spread, and absorbs less easily. To provide an article.
表面シートと裏面シートとの間に吸収層を備えた吸収性物品であって、前記吸収層は、下部吸収層、該下部吸収層より表面シート側に位置し該下部吸収層より小型である上部吸収層、及び下部吸収層と上部吸収層との間に配されたクッション層を具備し、吸収性物品の幅方向中央部に、前記表面シート、前記上部吸収層及び前記クッション層によって、該表面シート側に突出する突出部が形成されており、前記クッション層は、親水性の合成繊維を主体として構成された繊維集合体からなり、無加圧下における、上部吸収層の密度ρU、クッション層の密度ρC及び下部吸収層の密度ρDが、ρC<ρU<ρDの関係を満たし、且つ、加圧下における、上部吸収層の密度ρUP、クッション層の密度ρCP及び下部吸収層の密度ρDPが、ρUP≦ρCP≦ρDP及びρUP<ρDPの関係を満たす吸収性物品を提供することにより前記目的を達成したものである。 An absorbent article comprising an absorbent layer between a top sheet and a back sheet, wherein the absorbent layer is located on the top sheet side of the lower absorbent layer and the lower absorbent layer and is smaller than the lower absorbent layer An absorbent layer, and a cushion layer disposed between the lower absorbent layer and the upper absorbent layer, and the surface sheet, the upper absorbent layer, and the cushion layer at the center in the width direction of the absorbent article. A protrusion protruding to the seat side is formed, and the cushion layer is composed of a fiber assembly mainly composed of hydrophilic synthetic fibers, and has a density ρU of the upper absorbent layer under no pressure, the cushion layer The density ρC and the density ρD of the lower absorbent layer satisfy the relationship ρC <ρU <ρD, and under pressure, the density ρUP of the upper absorbent layer, the density ρCP of the cushion layer, and the density ρDP of the lower absorbent layer are ρUP ≦ ρ The object is achieved by providing an absorbent article that satisfies the relationship of CP ≦ ρDP and ρUP <ρDP.
本発明の吸収性物品は、クッション性に優れ、着用者の肌の動きに柔軟に追従変形して良好なフィット性を示す突出部を有し、液拡がりが小さく、ウエットバックが生じにくい。 The absorbent article of the present invention has excellent cushioning properties, has a protruding portion that flexibly deforms following the movement of the wearer's skin and exhibits good fit, has a small liquid spread, and does not easily cause wetback.
以下、本発明をその好ましい実施形態に基づき図面を参照しながら説明する。
図1及び図2は、本発明の吸収性物品の一実施形態である生理用ナプキンを示す図である。
本実施形態の生理用ナプキン1は、通常の生理用ナプキンと同様に縦長の形状を有しており、図2に示すように、表面シート21と裏面シート3との間に吸収層4を備えている。吸収層4は、下部吸収層41、該下部吸収層41より肌当接面側に位置し該下部吸収層41より小型である上部吸収層42、及び下部吸収層41と上部吸収層42との間に配されたクッション層43を具備している。ナプキン1の幅方向中央部には、表面シート21、上部吸収層42及びクッション層43によって、表面シート21側に突出する突出部Aが形成されている。クッション層43は、親水性の合成繊維を主体として構成される繊維集合体からなり、無加圧下における、上部吸収層の密度ρU、クッション層の密度ρC及び下部吸収層の密度ρDが、ρC<ρU<ρDの関係を満たし、且つ、加圧下における、上部吸収層の密度ρUP、クッション層の密度ρCP及び下部吸収層の密度ρDPが、ρUP≦ρCP≦ρDP及びρUP<ρDPの関係を満たす。
Hereinafter, the present invention will be described based on preferred embodiments with reference to the drawings.
FIG.1 and FIG.2 is a figure which shows the sanitary napkin which is one Embodiment of the absorbent article of this invention.
The
本実施形態の生理用ナプキン1(以下、単に生理用ナプキン1という)について詳述する。
上述した表面シート21は、生理用ナプキン1の肌当接面P(着用時に着用者の肌側に向けられる面)を形成し、裏面シート3は、生理用ナプキン1の非肌当接面Q(着用時に着用者の肌側とは反対側(主としてショーツ等の衣類側)に向けられる面)を形成している。より具体的には、生理用ナプキン1における肌当接面Pは、図2に示すように、複合表面シート2から形成されており、非肌当接面Qは、液不透過性又は液難透過性の裏面シート3から形成されている。複合表面シート2は、液透過性の表面シート21と、表面シート21の両側にヒートシール部23を介して連設された一対のサイドシート22とからなる。サイドシート22は、液不透過性又は液難透過性であり、例えば撥水性の不織布からなる。
The
The
生理用ナプキン1は、図1に示すように、その幅方向中央部に、表面シート21側に突出(着用者の肌側に向かって突出)する中高部(突出部)5を有している。中高部5は、着用時に着用者の液排泄部に対向配置される排泄部対向部に形成されている。中高部5は、ナプキン1の長手方向における所定の長さに亘って延びており、概ね着用者の液排泄部から肛門のやや後方までに亘る長さを有している。
As shown in FIG. 1, the
生理用ナプキン1における吸収層4は、図2に示すように、下部吸収層41、上部吸収層42及びクッション層43を具備する。
下部吸収層41は、ナプキン1の長手方向と同方向に長い形状を有し、平面視形状は、長手方向の両端部が円弧状とされた縦長矩形状である。下部吸収層41は、非肌当接面Qを形成する裏面シート3上に配されている。非肌当接面Qには、ショーツ等の衣類にナプキンを固定するための粘着部(図示略)が形成されている。
As shown in FIG. 2, the
The lower
上部吸収層42は、中高部5における肌当接面Pの近傍に位置しており、より具体的には、中高部5における肌当接面Pを形成する表面シート21の下面に隣接させて配されている。上部吸収層42は、下部吸収層41より小型であり、ナプキン1の長手方向及び幅方向の何れの方向の長さも下部吸収層41より小さい。上部吸収層42の幅は、下部吸収層41の幅の10〜90%、特に20〜80%であることが好ましい。上部吸収層42のナプキン長手方向の長さは、ウイング部6と同方向の長さと同程度である。ウイング部6は、下部吸収層41の両側縁から外方に延出した、裏面シート3と複合表面シート2のサイドシート22部分とから形成されている。
上部吸収層42及びクッション層43は、何れもナプキン1の長手方向と同方向に長い矩形状に形成されている。
上部吸収層42、下部吸収層41、クッション層43の幅は、中高部5の最も高い部分を通る、ナプキン幅方向の断面(図2参照)において測定する。
The upper
Both the upper
The widths of the upper
クッション層43は、下部吸収層41と上部吸収層42との間に配置されている。ナプキンの長手方向における、中高部5が最も高く突出する部分において、クッション層43の幅は、下部吸収層41の幅の10〜90%、特に20〜80%であることが好ましく、クッション層43の幅は、上部吸収層42の幅の80〜130%、特に90〜120%であることが好ましい。
クッション層43は、その上下面間を液が透過可能になされている。上下面間を液が透過可能である場合には、上部吸収層42からクッション層43への液の移行と、クッション層43から下部吸収層41への液の移行とが同時に起こらない場合も含まれる。
The
The
中高部5は、図2に示すように、複合表面シート2における液透過性の表面シート2部分、上部吸収層42及びクッション層43から形成されている。中高部5は、着用者の液排泄部に柔軟にフィットし、該液排泄部から排泄された液をすばやく吸収する機能を有する。
As shown in FIG. 2, the middle-
生理用ナプキン1におけるクッション層43は、親水性の合成繊維を主体として構成された繊維集合体からなり、圧縮により、繊維密度が増大する。
また、上部吸収層42及び下部吸収層41それぞれも繊維材料を含んでなる。
The
Each of the upper
本実施形態の生理用ナプキン1は、無加圧下における、上部吸収層42の密度ρU、クッション層43の密度ρC及び下部吸収層41の密度ρDが、ρC<ρU<ρDの関係を満たす。
クッション層43は、その密度ρCがもともと低密度であり、かつ圧力によって内部構造(主に親水化された繊維の集合構造、具体的には(繊維)密度ρ)が変化しやすい材料から構成されるため、中高部5に良好なクッション性が得られると共に、無加圧〜低装着圧力(0〜15cN/cm2程度)下ではクッション層の構造変化が少ないため、クッション層43の密度ρCは上部吸収層42の密度ρUよりも小さく、中装着圧力(15〜40cN/cm2程度)下では、クッション層が優先的に変形する(主として厚みが減少し、密度が上昇する)ため、クッション層の密度ρCは上部吸収層42の密度ρUよりやや高く、下部吸収層41の密度ρDよりは低い状態となる。
また、高装着圧力下(40cN/cm2以上)では、クッション層43の密度ρCは上部吸収層42の密度ρUより高く、下部吸収体41と略等しい密度を有する状態が好ましい。
In the
The
Moreover, under high mounting pressure (40 cN / cm 2 or more), the density ρC of the
前記低装着圧力下は、生理用ショーツのような専用下着やそれ以外の下着に生理用ナプキン1を取り付け、女性が着用した状態で加わる圧力であり、中装着圧力下は、着用状態で歩行等の軽い運動時に生理用ナプキンに主に部分的に加わる圧力である。この低装着圧では、クッション層43によって上部吸収層42と下部吸収層41が完全には連結していない状態に置かれる。ここで「完全には連結していない状態」とは、低密度なクッション層が挟まることによって液のスムーズな流れが分断される一方、上部吸収層での液拡散性が弱まった状態での局部的な液溜り部位や幅方向両端でクッション層が圧縮された部分からの液移動を許容する、いわばゆっくり液が移動できる状態を示している。
The low wearing pressure is a pressure applied when a
中装着圧では、クッション層の毛管力が上部吸収層に比べてやや高いため、上部吸収層から液がクッション層に移動されやすくなっていく。特に歩行時などでは部分的に圧力が加わるため、圧力が加わった部分では液の移動がおこり、圧力が加わらない部分(圧力が解放された部分)ではクッション層に留まる液がより毛管力が高くなっている下部吸収層へ導かれ易い。 At the medium mounting pressure, the capillary force of the cushion layer is slightly higher than that of the upper absorbent layer, so that the liquid is easily transferred from the upper absorbent layer to the cushion layer. Especially when walking, pressure is applied partially, so the liquid moves when the pressure is applied, and the liquid staying in the cushion layer has a higher capillary force when the pressure is not applied (the part where the pressure is released). It is easy to be guided to the lower absorption layer.
現実の装着環境は、上記低装着圧〜中装着圧で圧力が変動する環境が大半を占めることになるが、このとき、クッション層43と上部吸収層42との関係が、上述したようにゆっくり液を下部吸収層41に向けて動かすような関係にある点が重要である。これには、1回当りの経血排泄量、下部吸収層41の吸収特性、上部吸収層42の吸収容量、が総合的に関連する。即ち、1回に排泄される経血量は、2cc程度とみなされる。上部吸収層42は、この1回の液排泄を十分に吸収可能な容量となるよう設計がなされている。
一方で、下部吸収層41は、後述するように高い吸収保持能を有する構造設計がなされているものの、その結果として吸収層内部に液を浸透させる速度が遅いため、一気に液が流れてきた場合には、下部吸収層41表面で液が広がって、結果的にナプキンの液拡がりが大となる。従って、上部吸収層42並びにクッション層43で液を一時保持し、ゆっくり受け渡してくれる、いわゆる一時ストック機能を有することが、液を拡げずしっかり吸う上で有効である。
In the actual wearing environment, the environment in which the pressure fluctuates between the low wearing pressure and the middle wearing pressure occupies the majority, but at this time, the relationship between the
On the other hand, the lower
高装着圧は、椅子等に座った状態や脚を交差させるなど、急激に大きな圧力が加わる状態が多い。このような高装着圧の状態で、前述したようにクッション層43の密度ρCPが高くなり、上部吸収層42の密度ρUP、下部吸収層41の密度ρDPとの間に、ρUP≦ρCP≦ρDP、かつρUP<ρDP、の関係が成り立っている。この場合、この順に毛管力も高くなっているため、上部吸収層42に残存する液は、クッション層43、下部吸収層41の順に引き抜かれて行って、最終的に下部吸収層41に収容される。
High wearing pressure is often in a state where a large pressure is suddenly applied, such as sitting on a chair or crossing legs. In such a high wearing pressure state, the density ρCP of the
このように、吸収機構として見ると、上部吸収層42は、1回の液排泄を素早く受け止め、低装着圧〜中装着圧下で液をゆっくりと下部吸収層41に伝えて行く。この結果下部吸収層41は液を拡げずに内部に吸収固定する時間が得られる。時々高装着圧がかかることによって上部吸収層42に残存する液が下部吸収層41まで素早く移動し、上部吸収層42は次の液排泄に対応可能な吸収容量を取り戻す。
Thus, when viewed as an absorption mechanism, the upper
前記密度ρUは、0.002〜0.1g/cm3、特に0.008〜0.06g/cm3であることが好ましく、前記密度ρCは、0.001〜0.05g/cm3、特に0.006〜0.03g/cm3であることが好ましく、前記密度ρDは、0.02〜0.3g/cm3、特に0.03〜0.2g/cm3であることが好ましい。 The density ρU is, 0.002~0.1g / cm 3, preferably in particular 0.008~0.06g / cm 3, said density ρC is, 0.001~0.05g / cm 3, particularly is preferably 0.006~0.03g / cm 3, said density ρD is, 0.02~0.3g / cm 3, it is particularly preferably 0.03~0.2g / cm 3.
このようにして、本実施形態の生理用ナプキン1によれば、中高部5のクッション性に優れ、中高部5が、着用者の肌の動きに柔軟に追従変形して良好なフィット性が得られると共に、液拡がりが小さく、ウエットバックが生じにくい。
Thus, according to the
前記密度ρUPは、0.006〜0.12g/cm3、特に0.009〜0.06g/cm3であることが好ましく、前記密度ρCPは、0.01〜0.15g/cm3、特に0.013〜0.08g/cm3であることが好ましく、前記密度ρDPは、0.02〜0.3g/cm3、特に0.03〜0.2g/cm3であることが好ましい。 The density ρUP is preferably 0.006 to 0.12 g / cm 3 , particularly preferably 0.009 to 0.06 g / cm 3 , and the density ρCP is preferably 0.01 to 0.15 g / cm 3 , particularly is preferably 0.013~0.08g / cm 3, said density ρDP is, 0.02~0.3g / cm 3, it is particularly preferably 0.03~0.2g / cm 3.
無加圧下における、上部吸収層42、クッション層43及び下部吸収層41それぞれの密度ρU,ρC,ρDは、以下のようにして測定される。また、各層の加圧下(荷重下)での密度ρUP,ρCP,ρDPは、以下のようにして測定される。
更に、測定に用いた圧縮試験のデータは、クッション層の圧縮率、厚み回復性を測定する際にも用いる。
(無加圧下及び加圧下の密度の測定方法)
密度測定はJIS−P−8118の考え方を準用するが、加圧条件及び計測枚数を評価目的に合わせて下記の如く変更する。
(サンプリング)製品中央から中高部5のサイズに合わせて製品を矩形に切り出し、上部吸収層42、クッション層43、下部吸収層41を取り出して、25℃/55%RH環境下に一昼夜放置して試験片とする。
このとき、JIS規定では試験片サイズを50×50mmとしているが、製品のサイズに合わせて、例えば20×50mm等、全ての構成部材が入る面積になるサイズに変更してよい。
尚、中高部5の断面形状が、中央の隆起の大きいR形状である場合、隆起の最も高い位置を中心に、最低10×10mm以上の矩形に切り出す。
The densities ρU, ρC, and ρD of the upper
Furthermore, the data of the compression test used for the measurement is also used when measuring the compression rate and thickness recoverability of the cushion layer.
(Method of measuring density under no pressure and under pressure)
For density measurement, the concept of JIS-P-8118 is applied mutatis mutandis, but the pressing conditions and the number of measured sheets are changed as follows according to the purpose of evaluation.
(Sampling) Cut the product into a rectangle from the center of the product according to the size of the middle and
At this time, the test piece size is set to 50 × 50 mm in the JIS regulations, but may be changed to a size that can accommodate all components such as 20 × 50 mm according to the size of the product.
In addition, when the cross-sectional shape of the middle-
(測定装置)カトーテック(株)製圧縮試験機KES-G5、及び小数点以下4桁秤量可能な精密天秤
(測定)
1)重量;予め各試験片の重量を、精密天秤で計測しておく。
2)圧縮試験による厚み測定;圧縮試験機のヘッド部に、試験片をシワのないようセットし、標準条件で50g/cm2まで加圧する。そのまま1分間ホールドしたのち、元のヘッド高さまで戻す。以下、得られるチャートを用いて厚みを計測する。
(a)無加圧下厚みd(0);0.1g/cm2荷重厚みを無加圧下厚みとする。
(0.1g/cm2位置はチャートを拡大して目盛りを比例分割して読む)
(b)加圧下厚みd(50);50g/cm2荷重厚みを加圧下厚みとする。
(密度)
下記の通り計算し、夫々密度を算出する。
(a)無加圧下密度;(試験片重量)/((試験片面積)×d(0))
(b)加圧下密度;(試験片重量)/((試験片面積)×d(50))
(Measuring device) Kato Tech Co., Ltd. compression tester KES-G5 and precision balance capable of weighing 4 digits after the decimal point (Measurement)
1) Weight: The weight of each test piece is measured in advance with a precision balance.
2) Thickness measurement by compression test: Set the test piece on the head of the compression tester without wrinkles and pressurize to 50 g / cm 2 under standard conditions. Hold for 1 minute and return to the original head height. Hereinafter, the thickness is measured using the obtained chart.
(a) Unpressurized thickness d (0); 0.1 g / cm 2 load thickness is defined as the unpressurized thickness.
(The 0.1 g / cm 2 position is read by enlarging the chart and dividing the scale proportionally.)
(b) Thickness under pressure d (50): 50 g / cm 2 load thickness is defined as thickness under pressure.
(density)
Calculate as follows and calculate the density.
(a) Density under no pressure; (test specimen weight) / ((test specimen area) × d (0))
(b) Density under pressure; (test specimen weight) / ((test specimen area) × d (50))
加圧下における上部吸収層42から下部吸収層41への液の移行性及び/又は無加圧下における下部吸収層41から上部吸収層42への液戻り防止性を向上させる観点、並びに上述の如く液をゆっくり下部吸収層41に受け渡す観点から、クッション層43は、無加圧下におけるクレム吸水度が2〜50mm、特に15〜45mmであり、加圧下クレム吸水度が40mm以上であることが好ましい。
何れも無加圧下において、クッション層43のクレム吸水度は、上部吸収層42及び下部吸収層41それぞれのクレム吸水度より低いことが好ましく、上部吸収層42のクレム吸水度は、下部吸収層41のクレム吸水度よりも低いことが好ましい。
何れも加圧下において、クッション層43のクレム吸水度は、上部吸収層42のクレム吸水度より高いことが好ましく、クッション層43のクレム吸水度は、下部吸収層41のクレム吸水度より低いことが好ましい。
From the viewpoint of improving the transferability of the liquid from the upper
In any case, the pressure absorption of the
In any case, the pressure absorption of the
(無加圧下及び加圧下のクレム吸水度の測定方法)
JIS−P−8141を準用し、試験液に生理食塩水を用いる。
ナプキン1(吸収性物品)から、上部吸収層42、下部吸収層41及びクッション層43をそれぞれ取り出し、製品の方向に合わせて、幅15mm、長さは取れる範囲にカットして試験片とする。
上部、下部吸収層42、41の何れかが、複数の吸収シートを重ね合わせて構成されている場合、全てのシートについて個別にクレム吸水度を測定し、最も吸水度の高い材料をもって代表値とすることが好ましい。
試験片切り出しに当たっては、押し切りカッターなど、シートを押しつぶす可能性のある切断方法は、結果に影響を及ぼす可能性が高く、好ましくない。特に綿状パルプやクッション層43など、嵩高な構造体では影響が大きい。特に幅12mmの切り出し(試験片の長手方向を切り出す時)は、ナイフ、カッター、剃刀等を用いて切断面が潰れないよう切り出す。
(Measurement method of Krem absorbency under no pressure and under pressure)
JIS-P-8141 is applied mutatis mutandis and physiological saline is used as a test solution.
From the napkin 1 (absorbent article), the upper
When any one of the upper and lower
When cutting out the test piece, a cutting method that may crush the sheet, such as a push-off cutter, is not preferable because it has a high possibility of affecting the results. In particular, a bulky structure such as cotton-like pulp or
そして、JIS P8141に規定する冶具に試験片をセットし、試験液に生理食塩水を用いて、1分後のクレム吸水度を計測する。吸い上げ高さ判別を容易にするため、青色1号やメチレンブルー等の染料で試験液を適宜着色してもよい。
通常、全ての構成部材に対する吸水度は、試験片サイズ(長さ)で測定可能であるが、1分後の吸い上げ高さが万一試験片全長を超える場合、試験片2枚を縦につなぎ合わせて再測定してよい。具体的には継ぎ目で試験片を3mm重ねあわせ、片側から前記セロハンテープで軽く留めて測定を行う。このときセロハンテープ幅は試験片幅、同長さは20mmとして、貼り付けの影響が極力出ないよう留意する。
以上の測定を3回行い、その平均値をクレム吸水度(無加圧下)とする。
加圧下(荷重下)のクレム吸水度は、前述の圧縮試験でクッション材の50g/cm2厚みを測定し、適当な冶具にクッション材を挟んで圧縮して測定する。
具体的には、ステンレス製の120メッシュの金網2枚と、蝶ねじ4個を用意して4隅を固定できるようにする。
金網間にクッション材を挟み(同じクッション材を10mm程度間を開けて複数本並べても可)、ノギスを用いて隙間を正確に測定しながら蝶ねじを締め付けて、20g/cm2厚みに合わせていく。金網の前後左右のスキマを測って、均一に圧縮されているよう注意して準備する。以降の測定は、金網に挟んだまま吸い上げ高さを測ること以外は上記のクレム吸水度と同様である。
And a test piece is set to the jig prescribed | regulated to JISP8141, and the water absorption of Klem after 1 minute is measured using the physiological saline for a test liquid. In order to facilitate the determination of the suction height, the test solution may be appropriately colored with a dye such as Blue No. 1 or methylene blue.
Normally, the water absorption of all components can be measured by the size (length) of the test piece. If the suction height after 1 minute exceeds the total length of the test piece, two test pieces are connected vertically. It may be remeasured together. Specifically, 3 mm of test pieces are overlapped at the seam, and measurement is performed by lightly fastening with the cellophane tape from one side. At this time, the cellophane tape width is set to the width of the test piece and the same length is set to 20 mm so that the influence of sticking is minimized.
The above measurement is performed three times, and the average value is defined as the Krem water absorption (under no pressure).
Clem water absorbency under pressure (under load) is measured by measuring 50 g / cm 2 thickness of the cushion material in the compression test described above, and compressing the cushion material with an appropriate jig.
Specifically, two 120-mesh metal mesh made of stainless steel and four thumbscrews are prepared so that the four corners can be fixed.
Cushion material is sandwiched between wire meshes (even if the same cushion material is opened with about 10mm gap), tighten the thumbscrew while accurately measuring the gap with calipers, and adjust to 20g / cm 2 thickness. Go. Measure the clearance on the front, back, left and right of the wire mesh, and prepare carefully so that it is evenly compressed. Subsequent measurements are the same as the above-mentioned Klem water absorption, except that the suction height is measured while being sandwiched between wire meshes.
本実施形態の生理用ナプキン1における上部吸収層42は、単位面積当たりの液保持量(以下、液保持力ともいう)が下部吸収層41より小さい。
(単位重量当たりの液保持量の測定方法)
ナプキン(吸収性物品)から、上部吸収層42及び下部吸収層41を取り出す。
下部吸収層41は大きい場合、適当なサイズに切り出して試験片としてもよい。例えば、吸収層中央部を幅50mm、長さ150mmに切り出して試験片としてよい。後述するように試験片を2つ折りなど重ならずに遠心分離にかけられるなら、下部吸収層そのままのサイズでも差し支えない。
不織布又はナイロンメッシュ等で、試験片が拡げたまま入るサイズの袋を作成し、予め袋の重量を計測しておく。該重量をW0とする。試験片夫々を予め秤量しておく。該重量をW1とする。試験片を該袋に拡げて入れ、過剰量の生理食塩水の入ったバットに1分間浸漬する。この後直ちに(試験片の入った)袋を取り出し、(株)コクサン製遠心分離機H−130Cのバスケット内周に固定し、2000回転/分(895G相当)で10分遠心分離したのち、袋ごと試験片を取り出して重量を測定する。該重量をW2とする。
以上の測定結果より、単位重量当り液保持量は、
液保持量(g/g)=(W2−W1−W0)/W1
で算出することができる。
The upper
(Measurement method of liquid holding amount per unit weight)
The upper
If the lower
A non-woven fabric or nylon mesh or the like is used to create a bag of a size that allows the test piece to be expanded and the bag weight is measured in advance. Let this weight be W0. Each test piece is weighed in advance. Let this weight be W1. The test piece is spread in the bag and immersed in a vat containing an excess amount of physiological saline for 1 minute. Immediately after this, the bag (with the test piece) is taken out, fixed to the inner periphery of the basket of Kokusan Co., Ltd. H-130C, centrifuged at 2000 rpm for 10 minutes, and then the bag. The test piece is taken out and the weight is measured. Let this weight be W2.
From the above measurement results, the amount of liquid retained per unit weight is
Liquid holding amount (g / g) = (W2-W1-W0) / W1
Can be calculated.
また、肌当接面の近傍に多量の液が存在する状態をできるだけ減らし、また、肌当接面へのウエットバックや、ムレやべたつきを生じにくくする観点から、上部吸収層42の単位面積当たりの液保持量は、12g/g以下であることが好ましく、より好ましくは2〜10g/gである。
上部吸収層42から下部吸収層41への液の移行を促進し、また、下部吸収層41に充分な量の液を保持して、生理用ナプキン外への液漏れを防止する観点から、下部吸収層41の単位面積当たりの液保持量は、14g/g以上であることが好ましく、より好ましくは15〜28g/gである。
Further, from the viewpoint of reducing the state in which a large amount of liquid is present in the vicinity of the skin contact surface as much as possible, and making it difficult to cause wetback, stuffiness, and stickiness to the skin contact surface, the per unit area of the upper
From the viewpoint of facilitating the liquid transfer from the upper
上述のような吸収特性を発現するために、上部吸収層42には以下の特徴が必要である。1)一回に排泄される液量を素早く収容できること、2)上部吸収層42から下部吸収層41への液の移行性がよいこと、3)下部吸収層41から上部吸収層42への液戻り防止性がよいこと、4)吸液によって構造や吸収特性が大きく変化しないこと、特に、下部吸収層に液移動した後は、元の状態に復帰できること。この観点から、上層吸収層は、厚み2mm以上、好ましくは2.5〜4.5mmであり、その組成が(1)パルプ繊維及び合成繊維を主体として構成された吸収体、(2)架橋パルプ繊維を含む吸収体、又は(3)接着樹脂にて結合されたパルプ繊維を含む吸収体からなることが好ましい。
In order to exhibit the absorption characteristics as described above, the
(1)の吸収体としては、パルプ繊維及び合成繊維を混合積繊して得られる積繊物、エアスルー不織布(合成繊維(熱可塑性樹脂からなる、親水化処理がなされた繊維)を堆積し、熱風処理で結合し不織布化した不織布)と綿状パルプの薄層を交互に重ねたシート、綿状パルプ、又は綿状パルプと合成繊維を混合積繊して得られるシートを、嵩高のエアスルー不織布又はエアレイド不織布で包んだ吸収体等を用いることができる。合成繊維を含むことで繊維密度の低い嵩高な上層吸収層が得られる。
吸収体中のパルプ繊維と合成繊維との割合は、質量比(前者:後者)で15:85〜85:15が好ましく、特に25:75〜75:25が好ましい。
合成繊維としては、ポリエチレン、ポリプロピレン等のポリオレフィン系樹脂からなるポリオレフィン繊維、ポリエチレンフタレート等のポリエステル樹脂からなるポリエステル繊維、ナイロン等のポリアミド繊維、2種以上の樹脂からなる芯鞘型又はサイド・バイ・サイド型の複合繊維、レーヨンなどの再生繊維等が挙げられる。これらの繊維は、1種を単独で又は2種以上を組み合わせて用いることができる。またこれらの繊維は、当業者公知の各種の方法で親水化処理がなされていることが好ましい。
As the absorbent of (1), a piled product obtained by mixing and mixing pulp fibers and synthetic fibers, an air-through nonwoven fabric (synthetic fibers (fibers made of a thermoplastic resin and subjected to hydrophilic treatment)) are deposited, Non-woven fabric bonded by hot air treatment) and sheets obtained by alternately laminating thin layers of cotton-like pulp, cotton-like pulp, or sheets obtained by mixing and mixing cotton-like pulp and synthetic fibers, bulky air-through nonwoven fabric Alternatively, an absorbent body wrapped with an airlaid nonwoven fabric can be used. By including synthetic fibers, a bulky upper absorbent layer having a low fiber density can be obtained.
The ratio of pulp fibers and synthetic fibers in the absorbent body is preferably 15:85 to 85:15, particularly preferably 25:75 to 75:25, in terms of mass ratio (the former: latter).
Synthetic fibers include polyolefin fibers made of polyolefin resins such as polyethylene and polypropylene, polyester fibers made of polyester resins such as polyethylene phthalate, polyamide fibers such as nylon, core-sheath type made of two or more resins, or side-by-side Examples include side-type composite fibers and regenerated fibers such as rayon. These fibers can be used alone or in combination of two or more. These fibers are preferably hydrophilized by various methods known to those skilled in the art.
(1)の吸収体が素早く液を吸収可能で、かつ吸液後も構造変化が少なく、元の状態に復元できるためには、上記合成繊維は、パルプに比べ、長く、太いことが好ましい。具体的には、好ましい繊度は2.2〜14dtex、より好ましくは4.0〜11dtex、好ましい繊維長は5〜100mm、より好ましくは25〜75mmである。また該繊維は2次又は3次捲縮がなされて立体的に屈曲していることがより好ましい。
同様の理由で、綿状パルプ層が復元不可能にへたるのを防ぐには、前記各種吸収体のうちパルプ及び合成繊維を混合堆積して得られる積繊物が最も良好であるが、長い合成繊維をパルプと混合堆積することが難しい。このため、パルプ開繊過程に合成繊維を同時混合する等の行程工夫の上、繊維長60mm以下、より好ましくは25〜55mmの合成繊維を用いることが好ましい。
パルプと合成繊維の混合積繊系では、積繊後熱風処理などで合成繊維を結合してもよい。
The synthetic fiber is preferably longer and thicker than pulp so that the absorbent of (1) can absorb the liquid quickly and has little structural change even after liquid absorption and can be restored to its original state. Specifically, the preferred fineness is 2.2 to 14 dtex, more preferably 4.0 to 11 dtex, and the preferred fiber length is 5 to 100 mm, more preferably 25 to 75 mm. Further, it is more preferable that the fiber is subjected to secondary or tertiary crimping and is three-dimensionally bent.
For the same reason, in order to prevent the flocculent pulp layer from becoming unrecoverable, among the above-mentioned various absorbents, a piled product obtained by mixing and depositing pulp and synthetic fiber is the best, but long It is difficult to mix and deposit synthetic fibers with pulp. For this reason, it is preferable to use synthetic fibers having a fiber length of 60 mm or less, more preferably 25 to 55 mm, in consideration of the process of simultaneously mixing synthetic fibers in the pulp opening process.
In a mixed fiber system of pulp and synthetic fiber, the synthetic fiber may be bonded by hot air treatment after fiber stacking.
(2)の吸収体としては、架橋パルプ繊維(パルプに捲縮と架橋処理を施して立体捲縮させた、遠心保持量0.7g/g以下の低液保持性繊維)を湿式堆積し、乾燥して得られる嵩高紙、該架橋パルプに繊維状ポリビニルアルコール等の熱結合性繊維(繊維状バインダー)を混合して湿式堆積し、乾燥して得られる不織布、該架橋パルプと前述した合成繊維を混合して湿式堆積し、乾燥して得られる不織布、及びこれらにパルプ繊維を混合分散したシート等を用いることができる。架橋パルプ繊維を含むことで繊維密度の低い嵩高な上層吸収層が得られる。
吸収体中の架橋パルプ繊維の含有割合(質量%)は、40〜95%が好ましく、特に50〜92%が好ましい。
As the absorber of (2), wet-deposited cross-linked pulp fibers (low liquid retention fibers having a centrifugal retention of 0.7 g / g or less, which have been subjected to crimping and cross-linking treatment on the pulp and subjected to three-dimensional crimping), Bulk paper obtained by drying, non-woven fabric obtained by mixing heat-bonded fibers (fibrous binders) such as fibrous polyvinyl alcohol with the crosslinked pulp, wet-depositing, and drying, the crosslinked pulp and the synthetic fibers described above Nonwoven fabric obtained by mixing and wet-depositing and drying, and a sheet in which pulp fibers are mixed and dispersed can be used. By including the crosslinked pulp fiber, a bulky upper absorbent layer having a low fiber density can be obtained.
The content ratio (% by mass) of the crosslinked pulp fiber in the absorbent body is preferably 40 to 95%, particularly preferably 50 to 92%.
(3)の吸収体としては、パルプ繊維をエアレイド法で気流堆積したウェブに各種バインダー(接着樹脂)溶液を噴霧浸透し、乾燥して得られる、いわゆる乾式パルプシート等を用いることができる。接着樹脂にて結合されたパルプ繊維を含むことで繊維密度の低い嵩高な上層吸収層が得られる。
接着樹脂にて結合されたパルプ繊維の吸収体中の含有割合(質量%)は、75〜98%が好ましく、特に85〜97%が好ましい。このようなパルプ繊維と共に上述した合成繊維等を含んでいても良い。
バインダーには、ポリビニルアルコール、酢酸ビニル、ポリアクリル酸、ポリアクリルアミド、カルボキシメチルセルロース、デンプン、カラギーナン、及びこれらの塩又は誘導体を水溶液(又は水系エマルジョン)にしたものが好適に用いられる。
As the absorber (3), a so-called dry pulp sheet obtained by spraying and infiltrating various binder (adhesive resin) solutions onto a web in which pulp fibers are air-flow deposited by the airlaid method and drying can be used. By including pulp fibers bonded with an adhesive resin, a bulky upper absorbent layer having a low fiber density can be obtained.
The content (mass%) of the pulp fiber bonded with the adhesive resin in the absorbent body is preferably 75 to 98%, particularly preferably 85 to 97%. The synthetic fiber etc. which were mentioned above may be included with such a pulp fiber.
As the binder, polyvinyl alcohol, vinyl acetate, polyacrylic acid, polyacrylamide, carboxymethylcellulose, starch, carrageenan, and a salt or derivative thereof in an aqueous solution (or an aqueous emulsion) are preferably used.
いずれの組成においても、上部吸収層42は吸収紙や台紙など、湿式堆積されたパルプ繊維の薄層シートを含まない構成であるべきで、上部吸収層42の成型・搬送性のために繊維シートで包む場合は、各種不織布、特にエアスルー不織布又はエアレイド不織布で包まれた構成であることが好ましい。
In any composition, the upper
加圧下における上部吸収層42から下部吸収層41への液の移行性及び/又は無加圧下における下部吸収層41から上部吸収層42への液戻り防止性を向上させる観点から、下部吸収層41は、(4)パルプ繊維及び高吸水性ポリマーを含む吸収体からなることが好ましい。また、ナプキン1全体の柔らかい装着感を向上させる観点から、下部吸収層41の厚みは7mm以下、より好ましくは2〜5mmであることが好ましい。
(4)の吸収体としては、パルプ繊維及び高吸水性ポリマーを混合積繊して得られる積繊物、湿式抄紙により形成されたパルプ繊維からなる2枚の繊維層間に高吸水性ポリマーがサンドイッチされており、これらが一体的に加圧されて一体化しているもの、同じく前記架橋パルプ繊維からなる2枚の繊維層間に高吸水性ポリマーがサンドイッチされており、これらが一体的に加圧されて一体化しているもの(例えば、特開平8−246395号公報に記載の吸収シート)、パルプ繊維及び高吸水性ポリマーを混合状態で含む繊維集合体を厚み方向にプレスして圧密化したもの、等が挙げられる。
From the viewpoint of improving the liquid transfer property from the upper
As the absorbent of (4), a superabsorbent polymer sandwiched between two fiber layers composed of a fiber product obtained by mixing and mixing pulp fibers and a superabsorbent polymer, and pulp fibers formed by wet papermaking. A superabsorbent polymer is sandwiched between two fiber layers made of the above-mentioned crosslinked pulp fibers, and these are integrally pressed and pressed, and these are pressed together. (For example, an absorbent sheet described in JP-A-8-246395), a fiber assembly containing pulp fibers and a superabsorbent polymer in a mixed state, and pressed into a thickness direction to be consolidated, Etc.
下部吸収層41中のパルプ等の繊維の割合は40〜75質量%、特に50〜70質量%であることが好ましい。また、下部吸収層41中の高吸水性ポリマーの割合は25〜60質量%、特に30〜50質量%であることが好ましい。
下部吸収層41に含ませる高吸水性ポリマーとしては、従来公知のものを特に制限なく用いることができる。例えばデンプン、架橋カルボキシルメチル化セルロース、アクリル酸又はアクリル酸アルカリ金属塩の重合体又は共重合体等、ポリアクリル酸及びその塩並びにポリアクリル酸塩グラフト重合体が挙げられる。ポリアクリル酸塩としては、ナトリウム塩を好ましく用いることができる。また、アクリル酸にマレイン酸、イタコン酸、アクリルアミド、2−アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸、2−(メタ)アクリロイルエタンスルホン酸、2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート又はスチレンスルホン酸等のコモノマーを高吸収性ポリマーの性能を低下させない範囲で共重合せしめた共重合体も好ましく使用し得る。これらの高吸水性ポリマーは、各々単独で用いることもでき、又は2種以上を混合して用いることもできる。
The proportion of fibers such as pulp in the lower
As the superabsorbent polymer contained in the lower
クッション層43を構成する材(以下、クッション材ともいう)としては、ナプキンの使用時に着用者の肌によって加えられる程度の圧力によって、厚み方向に圧縮され、圧力から開放されたときに厚みを回復し得るものであって、上述したように、上下面間を液が透過可能なものを好ましく用いることができる。 The material constituting the cushion layer 43 (hereinafter also referred to as cushion material) is compressed in the thickness direction by the pressure applied by the wearer's skin when the napkin is used, and the thickness is restored when released from the pressure. As described above, it is preferable to use a material that allows liquid to pass between the upper and lower surfaces.
クッション材としては、例えば、50gf/cm2荷重下の圧縮率が50%以上(より好ましくは65%以上)であり、50gf/cm2荷重下に1分間放置した後、無荷重下に戻したときの厚み回復率が80%以上(より好ましくは90%以上)のもの等を好ましく用いることができる。また、クッション層は、無荷重下(圧縮前)における厚み(単独状態において測定)が、上部吸収層42の無荷重下の厚みの80〜300%であることが好ましく、クッション層43の無荷重下の厚みは、1mm以上、特に3〜12mmであることが好ましい。また、中高部5の突出高さT(図2参照)は、3〜30mm、より好ましくは4〜17mmであることが好ましい。
As a cushioning material, for example, the compression rate under a load of 50 gf / cm 2 is 50% or more (more preferably 65% or more), and after being left for 1 minute under a load of 50 gf / cm 2 , it is returned to the state under no load. Those having a thickness recovery rate of 80% or more (more preferably 90% or more) can be preferably used. The cushion layer preferably has a thickness (measured in a single state) under no load (before compression) that is 80 to 300% of the thickness of the upper
(50gf/cm2荷重下の圧縮率、無荷重下に戻したときの厚み回復率の測定方法)
クッション材の圧縮試験で得られたチャートを元に、以下のポイントの厚みデータを読み取って、以下の通り計算した。
クッション材無加圧下厚みd(0);前述の通り(0.1g/cm2時の厚み)。
クッション材加圧下厚みd(50);前述の通り。
クッション材回復厚みdf;復路で、圧縮応力(縦軸)が0g/cm2になった時の厚み
50gf/cm2 荷重下の圧縮率;[d(50)−d(0)]/d(0)×100(%)
厚み回復率;df/d(0)×100(%)
(Compression rate under 50 gf / cm 2 load, thickness recovery rate when returned to no load)
Based on the chart obtained by the compression test of the cushion material, the thickness data of the following points was read and calculated as follows.
Non-pressurized cushion material thickness d (0); as described above (thickness at 0.1 g / cm 2 ).
Thickness d (50) under pressure applied to the cushion material; as described above.
Cushion material recovery thickness d f ; thickness when compressive stress (vertical axis) becomes 0 g / cm 2 in the return path; compression rate under 50 gf / cm 2 load; [d (50) −d (0)] / d (0) x 100 (%)
Thickness recovery rate: d f / d (0) × 100 (%)
クッション材としては、親水性の合成繊維を主体として構成された繊維集合体が用いられる。クッション材として用いる繊維集合体には、単層又は多層の不織布や、不織布化されていないカードウエブ等も含まれる。 As the cushion material, a fiber assembly composed mainly of hydrophilic synthetic fibers is used. The fiber assembly used as the cushion material includes single layer or multilayer nonwoven fabrics, card webs that are not nonwoven fabrics, and the like.
図3〜図5にクッション層43を構成するクッション材の好ましい例を示した。
図3に示すクッション層43は、高密度繊維層431,433と低密度繊維層432,434とが交互に積層された繊維層積層体43Aからなる。
高密度繊維層及び低密度繊維層における高密度又は低密度は、一方を他方と比較して密度が高いあるいは低いという意味であり、相対的なものである。
図3に示す繊維層積層体43Aは、高密度繊維層433と、該高密度繊維層433の上下に位置し、該高密度繊維層433より密度が低い2層の低密度繊維層432,434と、更に低密度繊維層432の上側に積層された高密度繊維層431とが積層された構造を有している。
The preferable example of the cushion material which comprises the
The
The high density or low density in the high density fiber layer and the low density fiber layer means that one is higher or lower in density than the other, and is relative.
The
繊維層積層体43Aは、図3(a)に示すように、無加圧状態においては、繊維密度が相対的に低い低密度繊維層432,434が嵩高な状態となっており、上部吸収層42と下部吸収層41との間の液の移動を遮断しているが、図3(b)に示すように、加圧された状態においては、高密度繊維層431,433より、繊維密度が低い低密度繊維層432,434が優先的に圧縮される。そのため、突出部5の加圧状態においては、低密度繊維層432,434の繊維密度及び毛管力が急激に高まり、上部吸収層42から下部吸収層41に液がスムーズに移行する。
このような積層体では、高密度繊維層の密度を上部吸収層42の密度と略等しくし、低密度繊維層の密度を低くし、多層化して各層を薄くなすことによって、低密度繊維層がたやすく均一に潰れ易く、かつ回復し易いため、中荷重〜大荷重が加わったときクッション層全面の液移動性が一気に向上して、速やかに下部吸収層41に液を伝達できる。
高密度繊維層431,433それぞれの無加圧下の繊維密度(見かけの密度)は、0.002〜0.1g/cm3、特に0.006〜0.04g/cm3あることが好ましく、低密度繊維層432,434それぞれの無加圧下の繊維密度(見かけの密度)は、0.001〜0.05g/cm3、特に0.006〜0.03g/cm3であることが好ましい。
As shown in FIG. 3A, in the
In such a laminated body, the density of the high-density fiber layer is made substantially equal to the density of the upper
The fiber density (apparent density) of each of the high-density fiber layers 431 and 433 under no pressure is preferably 0.002 to 0.1 g / cm 3 , particularly preferably 0.006 to 0.04 g / cm 3 , and low The fiber density (apparent density) of each of the density fiber layers 432 and 434 under no pressure is preferably 0.001 to 0.05 g / cm 3 , particularly preferably 0.006 to 0.03 g / cm 3 .
繊維層積層体43Aは、例えば次のようにして製造することができる。
先ず、低密度繊維層用の不織布と、高密度繊維層用の不織布とをそれぞれ製造し、そのそれぞれの不織布を一枚ずつ重ね、エアースルー法による熱融着等により両不織布を一体化させ、2層構造の不織布を得る。そして、得られた2層構造の不織布を、ホットメルト型接着剤等を用いて一体化させて繊維層積層体43Aを得る。尚、2層構造の不織布同士の接合を熱融着等により行っても良いし、低密度繊維層用の不織布と高密度繊維層用の不織布とをホットメルト接着剤等の他の接合手段により行っても良い。
繊維層積層体43Aを構成する高密度繊維層431,433は、低密度繊維層432,434よりも太い繊維から構成されていることがことが好ましい。高密度繊維層の構成繊維の繊度は0.8〜4.8dtexであることが好ましく、低密度繊維層の構成繊維の繊度は4〜15dtexであることが好ましい。また、繊維層積層体43Aにおける低密度繊維層432,434は、高密度繊維層431,433よりも構成繊維の捲縮の程度が大きいことが好ましい。
The
First, each of the nonwoven fabric for the low-density fiber layer and the nonwoven fabric for the high-density fiber layer are produced, and the respective nonwoven fabrics are stacked one by one, and both the nonwoven fabrics are integrated by heat fusion by an air-through method, A two-layer nonwoven fabric is obtained. Then, the obtained two-layered nonwoven fabric is integrated using a hot-melt adhesive or the like to obtain a
The high density fiber layers 431 and 433 constituting the
また繊維積層体43A全体の無加圧下厚みは、2〜7mm、特に3〜5.5mmであることが好ましい。
The thickness of the
図4に示すクッション層43は、繊維集合体436に、エンボス加工によりエンボス部437を部分的に形成してなるエンボス不織布43Bからなり、該エンボス不織布43Bには、図4(c)に示すように、平面視において、エンボス部437と非エンボス部438とが混在している。
繊維集合体436としては、嵩高な繊維集合体を用いることができ、例えば、合成繊維からなるエアスルー不織布や、合成繊維をエアレイド積繊し、熱風処理して得られた不織布(エアレイド⇒エアスルー不織布)の他、合成繊維をカード積繊して堆積した繊維集合体、同じく合成繊維をエアレイド積繊して堆積した繊維集合体等を用いることが好ましい。
エンボス不織布43Bは、図4(a)に示すように、無加圧状態においては、その上下両面に非エンボス部438からなる突出部を有している。図4(b)に示すように、加圧された状態においては、上部吸収層42及び下部吸収層41による押圧力が、非エンボス部438の突出部分に集中して加わっているため、その部分が優先的に圧縮されている。
ここで、エンボス部437の繊維密度は上部吸収層42よりも大きく、非エンボス部438の繊維密度は上部吸収層42よりも小さく、かつ、上部吸収層42と接触して該吸収層を支えているのは非エンボス部438のみであって、エンボス部437は無加圧状態では上部吸収層と全く接触していない点に特色がある。この状態では、上部吸収層42からクッション層43への液移動はおきにくい。
突出部5の加圧状態においては、非エンボス部438における繊維密度及び毛管力が急激に高まり、上部吸収層42から下部吸収層41に液がスムーズに移行する。
The
As the
As shown in FIG. 4A, the embossed
Here, the fiber density of the embossed
In the pressurized state of the protruding
このように、エンボス不織布43Bの非エンボス部438は、上部吸収層42を下から弾性的に支える柱の機能を担っている。従って非エンボス部438が簡単に座屈しないためには、図4Cの様に非エンボス部438が連結して連続領域となっているか、少なくとも1領域当たり20mm2以上、好ましくは75mm2以上の面積を有し、かつ非エンボス部438全体の面積率が、50%以上、特に65〜90%であることが好ましい。
Thus, the
エンボス部437の面積率は、以下のようにして測定される。
エンボス不織布43Bを(株)キーエンス製拡大観察システム(ハイスコープ、VH−8000)等を用いて、拡大画像を出力する。倍率は、以下の操作がやり易い範囲で適宜調整可能であるが、本願においては25倍とした。
拡大画像にOHPフィルム等の透明フィルムを重ね、非エンボス部438の外周をマジック(黒)でトレースする。このとき、フィルムの端に実寸縮尺を入れておく(同一倍率で出力した金尺目盛り等を用いる)。
該透明フィルムを用いて、画像解析装置で、非エンボス部438の1個当たり面積、及び非エンボス部438全体の面積率を計算する。
画像解析装置は(株)ネクサス製解析システム〔NEXUS NewQube〕を用いたが、同様のシステムを適宜用いてよい。また、図4Cのように非エンボス領域が連続する場合、(領域面積全体を求めることは可能であるが、あまり意味は無いので)「連続領域」と記載し、面積計算は行わない。
また、エンボス不織布43Bは、無加圧下における厚み(非エンボス部の突出部分も含めた厚み)が、2〜7mm、特に3〜5.5mmが好ましい。
The area ratio of the
An enlarged image is output from the embossed
A transparent film such as an OHP film is superimposed on the enlarged image, and the outer periphery of the
Using the transparent film, the area per one
As an image analysis apparatus, an analysis system [NEXUS NewQube] manufactured by Nexus Co., Ltd. is used, but a similar system may be appropriately used. Further, when non-embossed regions are continuous as shown in FIG. 4C, it is described as “continuous region” (since it is possible to obtain the entire region area, but there is not much meaning), and the area calculation is not performed.
Further, the embossed
図5に示すクッション層43は、合成繊維439からなる繊維集合体中に、螺旋状に捲縮したコイル状繊維440が分散配置されてなる繊維集合体43Cからなる。
繊維集合体43Cにおいては、図5(a)に示すように、無加圧状態においては、合成繊維439からなる比較的疎な構造の繊維集合体中に、コイル状繊維440が互いに離れた状態に存在している。コイル状繊維440は緻密な為毛管力が高く、液を流し易い。一方、周囲の合成繊維439は疎なため、液を流しにくい。コイル状繊維440は、該合成繊維439に一部巻きつく様にして分散固定される一方、合成繊維439の方もコイル状繊維440が巻きつくことによって相互に固定されている。従って図5に示すクッション層は、特別な結合操作を施さなくとも相互に固定されて繊維集合体となっている。無加圧下では、液を流し易いコイル状繊維440が相互に連結していないため、上部吸収層42と下部吸収層41との間の液の移動が遮断されているが、図5(b)に示すように、加圧された状態においては、分散していたバネ繊維同士が連続して、毛管力の高い通液チャンネルを形成する。そのため、突出部5の加圧状態においては、繊維集合体43Cの通液性が急激に高まり、上部吸収層42から下部吸収層41に液がスムーズに移行する。コイル状繊維440としては、潜在捲縮性繊維が熱処理により螺旋状に捲縮して生じたコイル状繊維が挙げられる。潜在捲縮性繊維は、例えば、収縮率の異なる2種類の熱可塑性ポリマー材料を成分とする偏心芯鞘型複合繊維又はサイド・バイ・サイド型複合繊維からなり、具体的には、特開平9−296325号公報や特許第2759331号公報に記載のものが挙げられる。収縮率の異なる2種類の熱可塑性ポリマー材料の例としては、例えば、エチレン−プロピレンランダム共重合体(EP)とポリプロピレン(PP)との組み合わせが好適に挙げられる。
The
In the
潜在捲縮性繊維(捲縮を発現したコイル状繊維を含む)は、クッション層43中に25〜75質量%含まれていることが好ましく、30〜55質量%含まれていることが更に好ましい。また、コイル状繊維としては、熱以外の方法により螺旋状に成形したものを用いることができる。更に、周囲の合成繊維439は、加圧下で変形し易いが、座屈しにくい適度な繊度のものが好ましく、このため2.0〜6.7dtex、特に3.5〜4.7dtexであることが好ましい。
The latent crimpable fibers (including coiled fibers that have developed crimps) are preferably contained in the
潜在捲縮性繊維が螺旋状に捲縮して生じたコイル状繊維を含む不織布は、例えば、非熱収縮性繊維と潜在捲縮性繊維との混合積繊物を熱処理して得られる。また、潜在捲縮性繊維からなる繊維集合体(不織布であっても良い)に、非熱収縮性繊維からなる繊維集合体(不織布であっても良い)を積層して部分的に一体化した後、これに熱処理を加えて得られたものであっても良い。 The nonwoven fabric including the coiled fiber formed by crimping the latent crimpable fiber spirally is obtained, for example, by heat-treating a mixed product of non-heat-shrinkable fibers and latent crimpable fibers. Also, a fiber assembly (may be a non-woven fabric) made of non-heat-shrinkable fibers is laminated and partially integrated on a fiber assembly (can be a non-woven fabric) made of latent crimpable fibers. Thereafter, it may be obtained by heat treatment.
以上の上部吸収層42、クッション層43、下部吸収層41の好ましい関係と、好ましい組み合わせは、上部吸収層42は、下部吸収層41よりは嵩高で液を素早く吸収でき、クッション層43より圧縮されにくく、構造が安定している。下部吸収層41は液をしっかり吸液保持可能で、上部吸収層42ほど素早く液保持できなくとも良い。この様な最も好ましい組み合わせは、上部吸収層42に、パルプ繊維と合成繊維を混合積繊した堆積物、クッション層43に、図5に示すクッション層、下部吸収層41に、架橋パルプ繊維からなる2枚の繊維層間に高吸水性ポリマーがサンドイッチされており、これらが一体的に加圧されて一体化しているもの、が最も好ましい。
上部吸収層42は、前記の好ましい関係を満たすには、吸収体中のパルプ繊維と合成繊維との割合が、30:70〜60:40であり、合成繊維の繊度4.0〜7.6dtex、同繊維長は30〜55mmで立体捲縮しており、パルプ開繊時に該合成繊維が同時混合されて同時開繊され、気流堆積された混合積繊堆積物であることが最も好ましい。
クッション層43は、無加圧でコイル状繊維が離れ、加圧状態で液が流れ易い状態になるために好ましい坪量は30g/m2 以上、より好ましくは40〜200g/m2 、最も好ましくは45〜150g/m2 であり、コイル状繊維と合成繊維との割合が20:80〜70:30であり、合成繊維の繊度3.0〜11dtex、より好ましくは4.0〜9.0dtexであり、コイル状繊維の繊度2.0〜10dtex、より好ましくは3.0〜8dtexである。下部吸収層41は、同じ理由から、高吸水性ポリマー量が30〜50重量%で、残りがパルプシート又は架橋パルプシートからなる吸収シートであることが最も好ましい。
The preferable relationship between the upper
In order for the upper
The
図1及び図2に示す生理用ナプキン1について更に説明すると、図1及び図2に示すように、表面シート21は、中高部5を囲むように形成されたエンボス溝7において、下部吸収層41と一体化されている。
The
以上、本発明の吸収性物品のいくつかの実施形態について説明したが、本発明は、上記実施形態に制限されることなく適宜適宜変更が可能である。
例えば、本発明の吸収性物品は、生理用ナプキンに代えて、パンティライナー(おりものシート)、失禁パッド、使い捨ておむつ等であっても良い。また、生理用ナプキン等は、ウイング部6や、ナプキンの後方部において側方に拡がる後部フラップ部8を有しないものであっても良い。また、中高部(突出部)5における表面シート21と上部吸収層42との間にクッション層43と同様の材料からなる薄型のクッション層を設けても良い。
また、繊維層積層体43Aは、上部吸収層42側から順に、高密度繊維層と低密度繊維層とを交互に有していたが、中央の高密度繊維層433とその両側の低密度繊維層432,434のみからなるものであっても良い。
また、中高部(突出部)5は製品中央から製品後方端部まで及んでヒップのくぼみ(臀裂)を埋めるように形成されていてもよい。
As mentioned above, although several embodiment of the absorbent article of this invention was described, this invention can be suitably changed suitably, without being restrict | limited to the said embodiment.
For example, the absorbent article of the present invention may be a panty liner (cage sheet), an incontinence pad, a disposable diaper or the like instead of a sanitary napkin. Further, the sanitary napkin or the like may not have the wing portion 6 or the
Further, the
Moreover, the middle-high part (protrusion part) 5 may be formed so that it may extend from the product center to the product rear end part, and may fill the dent (crack) of the hip.
1 生理用ナプキン(吸収性物品)
2 複合表面シート
21 表面シート
22 サイドシート
3 裏面シート
4 吸収層
41 上部吸収層
42 下部吸収層
43 クッション層
43A〜43C クッション材
5 中高部(突出部)
7 エンボス溝
1 Sanitary napkin (absorbent article)
2
7 Embossed groove
Claims (5)
前記吸収層は、下部吸収層、該下部吸収層より表面シート側に位置し該下部吸収層より小型である上部吸収層、及び下部吸収層と上部吸収層との間に配されたクッション層を具備し、
吸収性物品の幅方向中央部に、前記表面シート、前記上部吸収層及び前記クッション層によって、該表面シート側に突出する突出部が形成されており、
前記クッション層は、親水性の合成繊維を主体として構成された繊維集合体からなり、
無加圧下における、上部吸収層の密度ρU、クッション層の密度ρC及び下部吸収層の密度ρDが、ρC<ρU<ρDの関係を満たし、且つ、
加圧下における、上部吸収層の密度ρUP、クッション層の密度ρCP及び下部吸収層の密度ρDPが、ρUP≦ρCP≦ρDP及びρUP<ρDPの関係を満たす吸収性物品。 An absorbent article having an absorbent layer between the top sheet and the back sheet,
The absorbent layer includes a lower absorbent layer, an upper absorbent layer located closer to the surface sheet than the lower absorbent layer and smaller than the lower absorbent layer, and a cushion layer disposed between the lower absorbent layer and the upper absorbent layer. Equipped,
In the central portion in the width direction of the absorbent article, a protruding portion that protrudes toward the surface sheet is formed by the surface sheet, the upper absorbent layer, and the cushion layer,
The cushion layer is composed of a fiber assembly mainly composed of hydrophilic synthetic fibers,
Under no pressure, the density ρU of the upper absorbent layer, the density ρC of the cushion layer, and the density ρD of the lower absorbent layer satisfy the relationship ρC <ρU <ρD, and
An absorbent article that satisfies the relationship of ρUP ≦ ρCP ≦ ρDP and ρUP <ρDP, where the density ρUP of the upper absorbent layer, the density ρCP of the cushion layer, and the density ρDP of the lower absorbent layer under pressure are satisfied.
下層吸収層は、パルプ繊維及び高吸水性ポリマーを含む吸収体からなる、請求項1記載の吸収性物品。 The upper absorbent layer is composed of an absorbent body mainly composed of pulp fibers and synthetic fibers, an absorbent body containing crosslinked pulp fibers, or an absorbent body containing pulp fibers bonded with an adhesive resin,
The absorptive article according to claim 1 in which a lower layer absorption layer consists of an absorber containing a pulp fiber and a superabsorbent polymer.
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