JP2008207749A - Farm working vehicle - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、左右前輪と、左右後輪と、前記前後輪間に作業機を昇降自在に備える農作業車であって、該農作業車には、乗車して左右操向する乗車時操作用ハンドルと、押圧操作で前記前輪を支点としてこの支点とは反対側の車体の端部を上昇回動させる歩行時操作用ハンドルを備える農作業車に関する。 The present invention is a farm vehicle equipped with left and right front wheels, left and right rear wheels, and a working machine between the front and rear wheels so that the work machine can be raised and lowered. The present invention relates to a farm vehicle including a walking operation handle that lifts and rotates an end portion of a vehicle body opposite to the fulcrum with the front wheel as a fulcrum by a pressing operation.
従来、左右前輪と、左右後輪と、前記前後輪間に作業機を昇降自在に備える農作業車があり、前輪を駆動し、後輪は非駆動の構成となっている。また、該農作業車には、乗車して左右操向する乗車時操作用ハンドルと、押圧操作で前記前輪を支点としてこの支点とは反対側の車体の端部を上昇回動させる歩行時操作用ハンドルを備える構成としている(特許文献1)。
しかしながら、上記の農作業車は、前輪を駆動するが後輪は非駆動の形態であるため、走行中に後輪の引きずりを生じて圃場での各種作業において後輪引きずりの跡が残って作業性を損ない、かつ見栄えを悪くしていた。 However, since the farm vehicle described above is configured to drive the front wheels but not the rear wheels, the rear wheels are dragged during traveling, and there are traces of rear wheel drag remaining in various operations on the field. And it was not good looking.
また、前輪を支点として車体の後部を持ち上げる構成となっているが、後輪の重量を重くすると歩行時操作ハンドルでの前記上昇回動に支障となり、作業性を損なうものであった。 Further, although the rear portion of the vehicle body is lifted with the front wheel as a fulcrum, if the weight of the rear wheel is increased, the above-described upward rotation of the operation handle during walking is hindered, and workability is impaired.
この発明は、上記課題を解決するべく、ロータリ作業機を以下のように構成した。
即ち、左右前輪(20F,20F)と、左右後輪(20R,20R)と、前記前後輪間にあって昇降自在な作業機(3)と、側面視で後輪(20R,20R)の上方に配置される操縦席(29)と、乗車して機体を左右操向する乗車時操作用ハンドル(19)と、押圧操作で前記前輪(20F,20F)接地部を支点として後輪(20R,20R)側の機体を上昇回動させる歩行時操作用ハンドル(18)とを備える農作業車において、エンジン(E)から前輪走行系変速機構(M1)に動力伝達する伝動経路の途中に油圧ポンプ(103)を設け、前記左右後輪(20R,20R)には該油圧ポンプ(103)からの圧油供給によって回転する油圧モータ(100,100)を夫々接続したことを特徴とする農作業車とする。
In the present invention, in order to solve the above-described problems, a rotary work machine is configured as follows.
In other words, the left and right front wheels (20F, 20F), the left and right rear wheels (20R, 20R), the work machine (3) that can be moved up and down between the front and rear wheels, and the rear wheels (20R, 20R) as viewed from the side A pilot seat (29) to be taken, a steering operation handle (19) for riding and steering the aircraft from side to side, and a rear wheel (20R, 20R) with the front wheel (20F, 20F) grounding portion as a fulcrum by pressing operation Hydraulic farm (103) in the middle of a transmission path for transmitting power from the engine (E) to the front-wheel drive system transmission mechanism (M1) in a farm vehicle including a walking operation handle (18) for raising and lowering the side body. And the left and right rear wheels (20R, 20R) are connected to hydraulic motors (100, 100) that are rotated by pressure oil supply from the hydraulic pump (103), respectively.
このように構成すると、前輪20F,20Fに比例した回転を油圧モータ100,100に付与することにより、後輪20R,20Rの回転を前輪20F,20Fに同期させて走行を行う。
なお、乗車中は乗車時操作用ハンドル19によって方向修正や旋回操作を行い、歩行作業中は歩行時操向用ハンドル18にて方向修正や、旋回作業を行うが、特に旋回は前輪20F,20Fを押し下げて、後輪20R,20側を浮上させて前輪20F,20Fを上昇状態としたままで旋回を行うものである。
If comprised in this way, it will drive | work by synchronizing the rotation of rear-
During boarding, direction correction and turning operations are performed by the
この発明は前記の構成としたから、従来非駆動の後輪20R,20Rでは、乗車用ハンドル19操作により進行方向を修正するが、該後輪20R,20Rが機体の進行方向とはずれた方向に向くなどして転動と共に引きずられて土寄せ現象を生じ、牽引負荷が大きくなり走行性を悪くし、かつ圃場面の仕上がりを損ね見栄えを悪くさせていたが、上記のように後輪20R,20Rを油圧モータ100,100で駆動することによって引きずり現象をなくする。
Since the present invention is configured as described above, the traveling direction of the conventional non-driven
また、後輪20R,20Rの配置位置の上方に操縦席29を配置するものであるから、搭乗者の荷重の大半が後輪20R,20Rに加わるが、これら後輪20R,20Rを駆動車輪に構成するため、上記引きずり現象をなくして作業性を向上できる。
Further, since the
以下、図面に基づきこの発明の実施の形態を説明する。
最初に農作業車Tの全体構成に付いて説明する。
農作業車Tは、図1と図2に示すように、車体前部左右に四角柱材から成る前フレーム11を前後方向に沿わせて平行に配し、この左右の前フレーム11,11間にエンジン取付用の二本の補助フレーム12,12を架け渡す構成となっている。また、前フレーム11の後端部を、上下傾斜方向に配した中間フレーム13を介して後フレーム14を接続し、この後フレーム14,14の後部側の間に操縦席支持プレート15を架け渡すと共に、後フレーム14の後端部同士を後輪支持フレーム16にて接続し、上記前フレーム11,11、後フレーム14,14及び後輪支持フレーム16等をもって車体フレーム枠を構成している。
Embodiments of the present invention will be described below with reference to the drawings.
First, the overall configuration of the agricultural work vehicle T will be described.
As shown in FIGS. 1 and 2, the farm vehicle T has a
また前記左右の前フレーム11,11の前端部同士は、側面視L状のバッテリ取付プレート17にて接続し、このプレート17中間部にエンジンEにより充電されるバッテリBを載置固定すると共に、同フレーム11,11の左右各側面には、平面視ループ状の歩行用ハンドル18の基部を取り付ける構成となっている。これにより、前記歩行用ハンドル18は、オペレータが乗車しているときに車体前部を保護するバンパーとして、或いは背丈高い作物を左右に振り分けて作物を損傷しないようナローガイドとしても利用することができる。
The front ends of the left and
またエンジンE回転を伝導する後記ポータルケース42,42の下部に前輪20F,20Fを軸支しており、前記歩行用ハンドル18の左右両側部には、これら前輪20F,20Fの操向用クラッチ45,45を左右個別に入切するクラッチレバー22,22を設け、左右一側には、前記両クラッチ45,45を共に切りに保持する車両停止レバー23を備える構成となっている。
Further,
また前記エンジン取付用補助フレーム12,12の間には、前記前フレーム11よりも外側に突出させる複数のロッド21…を架設して、このロッド21上のブラケットに作業機昇降用アクチュエータとなる昇降用電動シリンダ24の基部を取り付ける構成となっている。
Further, a plurality of
また前記エンジンEの後方には、ハンドルポスト25を設け、同ポスト25の上端部に乗車用ハンドル19を突設すると共に、同ポスト25内部には、ステアリング軸26の回転に連動して押し引きされるワイヤーを設け、このワイヤーの押し引き操作にて前記左右夫々の前輪20F,20Fのクラッチ45,45を個別に入・切できる構成となっている。
A
これにより、乗車用ハンドル19を左方向に回動すると左前輪20Fのクラッチ45が切となって、左前輪20Fを支点として車両は左側に操向し、ハンドル19を右方向に回動すると右前輪20F側のクラッチ45が切となって、右前輪20Fを支点として車両は右側に操向することができる。
As a result, when the
また前記後フレーム14の上方にはステップフロア28を支持し、同フロア28後上方に位置すべく前記操縦席29を支持すると共に、同フレーム14の後端部同士を、同フロア28の左右幅よりも外側に突設させた二本の後輪支持フレーム16,16にて接続し、該支持フレーム16,16の左右外端部にキャスター式の後輪20R,20Rを取り付ける構成となっている。
A
また前記左右後輪20R,20Rは、前記ステアリング軸26の回転操作に連動して押し引きされるワイヤーを接続し、前記乗用時のハンドル19の回転操作に連動して左右に操舵する構成となっている。
The left and right
また前記二本の後輪支持フレーム16,16間には、プレート部材を架け渡して補強部材とすると共に、車体後方から乗り降りする際の乗降用ステップ30Aを構成している。また同フレーム16下方に延設する後輪20Rの支持アーム31にも前方へ向ってプレート部材を突設し、車体側方から乗り降りする際の乗降用ステップ30Bを構成している。
In addition, a plate member is bridged between the two rear
以上のように構成した農作業車Tでは、車体前部にエンジンEやバッテリBや後述するミッションケース1等を集中配置して重量を重くする一方、車体後部、特に後輪20Rは、前輪20Fと比較して小径で且つ駆動機構を備えず軽量な構成としているので、オペレータが下車した状態では、後輪20Rの接地荷重が極めて小さい構成となっている。
In the agricultural vehicle T configured as described above, the engine E, the battery B, the transmission case 1 and the like which will be described later are concentrated on the front of the vehicle body to increase the weight, while the rear of the vehicle body, particularly the
これにより、オペレータは、前記歩行用ハンドル18を下方へ押圧して前輪20Fを支点に車体後部を持ち上げる場合、極力小さな力で操作することができ歩行操作時の操作性を向上することができる。
Thus, when the operator pushes the
尚、図1中符号32は、前記バッテリBの前方へ張り出した補助ペダルを示し、前記歩行用ハンドル18を押圧操作する際に同ペダル32を踏み込むことで体重をかけ、歩行用ハンドル18の押圧力を補助する構成となっている。また一点鎖線Xは、車体の左右中央線を示し、この線上に前記エンジンEの他、走行系ミッションケース1、筒軸94、操縦席29を配置する構成となっている。
次に、この農作業車Tの前輪走行系伝動機構M1、作業機系伝動機構M2、及び後輪走行系伝動機構M3について説明する。
前輪走行系の動力伝達機構M1は、前記エンジンEの出力軸40の回転を、伝動上手側から順にベルトケース41、走行系ミッションケース1、前輪支持用ポータルケース42内の各伝動機構を介して伝達し、前輪20Fを駆動する構成となっている。
Next, the front wheel traveling system transmission mechanism M1, the work machine system transmission mechanism M2, and the rear wheel traveling system transmission mechanism M3 of the agricultural work vehicle T will be described.
The power transmission mechanism M1 for the front wheel traveling system transmits the rotation of the output shaft 40 of the engine E through the transmission mechanisms in the
詳細に説明すると、図3に示すように、前記エンジンEの左右一側には、エンジン出力軸40を車体外側へ向けて突設し、同軸40の回転をベルトケース41内の駆動側プーリ43a及び従動側プーリ43bと、両プーリ43a,43b間を接続する伝動ベルト39を介して、走行系ミッションケース1の入力軸(第一軸50)へ伝達する構成となっている。
More specifically, as shown in FIG. 3, the engine output shaft 40 protrudes toward the outside of the vehicle body on one side of the left and right sides of the engine E, and the rotation of the coaxial 40 is rotated on the
また前記走行系ミッションケース1は、車体中央部に配置され且つ前後方向に配した金属製ケースであって、このケース後上部の入力軸50から回転を入力し、ケース前下部の出力軸55から回転出力する構成となっている。
The traveling transmission case 1 is a metal case disposed in the center of the vehicle body and arranged in the front-rear direction. The rotation is input from the
また前記走行系ミッションケース1の内部は、複数のギヤ軸(図例では6軸。以下、第一軸50、第二軸51…第六軸55)を軸受けする構成となっており、前記第一軸50と第二軸51、第二軸51と第三軸52との間には、夫々減速ギヤ組56,57を設け、前記第一軸50の回転を夫々減速する構成となっている。また前記第一軸50が突出しているケース一側面とは反対側のケース他側面には、前記第三軸52の一端部を、作業機系出力軸、即ちPTO軸として突設し、後述する作業機系動力伝達機構M2を介して各種の作業機Rを駆動する構成となっている。
The interior of the traveling system transmission case 1 is configured to support a plurality of gear shafts (six shafts in the illustrated example; hereinafter, the
また、前記第四軸53には、二つの走行用変速ギヤ(走行用第一変速ギヤ60,二段ギヤ式の走行用第二変速ギヤ61)を設け、前記ハンドルポスト25側方に突設した主変速レバー62により両ギヤ60,61を軸53上でスライドさせる構成となっている。
The fourth shaft 53 is provided with two traveling transmission gears (a
そして、前記変速レバー62により、走行用第一変速ギヤ60を右側へ移動させて第二軸51上の後進用低速ギヤ63と噛み合わせるか、或いは同ギヤ60を左側へ移動させて第三軸52上の前進用低速ギヤ65と噛み合わせるか、或いは前記走行用第二変速ギヤ61を右側に移動させて第二軸51上の後進用高速ギヤ64と噛み合わせるか、或いは同ギヤ61を左側へ移動させて前記第三軸52上の前進用高速ギヤ66と噛み合わせて、前後二速の内、一速を選択する構成となっている。
Then, the first shifting
また前記第四軸53と第五軸54間には、回転数を高速で伝達する高速ギヤ組67と、低速で伝達する低速ギヤ組68を設け、第五軸54上の副変速クラッチ69を操縦席29側方の副変速レバーの前後回動操作によりどちらか一方のギヤ組67,68のクラッチ爪を噛み合わせて、第五軸54を駆動する構成となっている。
Further, between the fourth shaft 53 and the
以上のように構成した走行系伝動機構M1内の主及び副変速機構により、農作業車Tは前進4段、後進4段の変速を得ることができる。
また更に、前記第五軸54と第六軸55との間にも、減速ギヤ組70を設け、前記主及び副変速機構で減速された回転を、第六軸55に設けた駆動側スプロケット71へ伝達し、チェーンCを介してスプロケット支持軸73を駆動する構成となっている。
With the main and auxiliary transmission mechanisms in the traveling system transmission mechanism M1 configured as described above, the farm vehicle T can obtain four forward speeds and four reverse speeds.
Still further, a reduction gear set 70 is provided between the
また前記走行系ミッションケース1下部の走行用出力軸73には、前記チェーンCを噛み合わせる従動側スプロケット72を軸受けし、同スプロケット72を支持する軸の左右夫々にクラッチ45,45を構成すると共に、同クラッチ45,45の被駆動軸側に走行用出力軸74を、前記前フレーム11の外側まで突設する構成となっている。
The traveling output shaft 73 at the lower part of the traveling system transmission case 1 receives a driven
また更に、前記走行用出力軸74は、前記前輪支持用ポータルケース42内部のチェーンCを介してケース下部の前輪アクスル軸76を駆動する構成となっている。
以上のように構成した農作業車Tでは、主及び副変速レバーの回動操作によって、前進4段、後進4段の走行変速を適宜切り替えることができ、また前記歩行用ハンドル18に設けたクラッチレバー22,22の把持操作によって、前記クラッチ45を入切操作して左右一方の前輪20Fを被駆動状態として車体を左右操向することができる。
Further, the travel output shaft 74 is configured to drive a front
In the agricultural vehicle T configured as described above, the traveling gear shift of the forward four steps and the reverse four steps can be appropriately switched by the rotation operation of the main and sub shift levers, and the clutch lever provided in the walking handle 18 By the gripping operation of 22, 22, the clutch 45 can be turned on and off, and the left and right
一方、図1に示すように、作業部3は、前輪と後輪の間に吊下状態に設けられ、後記のように昇降連動する構成であり、以下に変速機構を備えた作業機系動力伝達機構M2に付いて説明する。
On the other hand, as shown in FIG. 1, the working
作業機系の動力伝達機構M2は、図3と図4に示すように、前記ミッションケース1側部に突出させた第三軸(PTO軸)52の回転を、動力上手側から順に、作業機系伝動ケースとなる第一ロータリケース2A、そして左右の第二ロータリケース46L,46R、左右第三ロータリケース47L,47R内の各伝動機構を介して伝達し、更にロータリ作業機R1,R2へ伝達する構成となっている。 As shown in FIGS. 3 and 4, the power transmission mechanism M2 of the work machine system rotates the third shaft (PTO shaft) 52 projected from the side of the transmission case 1 in order from the power upper side. Transmission is performed via the first rotary case 2A serving as a power transmission case, the left and right second rotary cases 46L and 46R, and the left and right third rotary cases 47L and 47R, and further to the rotary work machines R1 and R2. It is the composition to do.
この正逆転切替機構を備えた第一ロータリケース2は、五本の伝動軸(作業系第一軸80から作業系第五軸84)を軸受けすると共に、最上部にはクラッチ操作用シフタ7を支持するシフタ操作軸6を支持する構成となっている。
The first
そして前記第一ロータリケース2は、前記ミッションケース1から突設したPTO軸52を貫入させながら、両ケース1,2の当接面同士を嵌合させた状態で備える構成となっている。また第一ロータリケース2内には、上部の入力軸となる作業系第一軸80、この作業系第一軸80と平行に軸架した作業系第二軸81、そして下部の作業系第三軸82を軸支する構成となっている。
The first
また前記第二軸81には、中継ギヤ95を同軸81上でスライド自在に設ける一方、前記第三軸82には前記中継ギヤ95と噛合う正転用被駆動ギヤ96Fを設け、第四軸83には同中継ギヤ95と噛合う逆転用被駆動ギヤ96Rを設け、前記中継ギヤ95を軸81上でスライド操作することにより、前記第一軸80上の広幅ギヤ86の回転を第三軸82、若しくは第四軸83へ伝達する構成となっている。
The
また前記第三軸82と第四軸83との間には、常時噛合式の減速ギヤ組97を設け、前記正転用被駆動ギヤ96Fに伝達された回転を第四軸83へ伝達する構成となっている。
また前記中継ギヤ95は、正逆転切替レバー99dとシフタ99a及びレバー操作軸99bを介して連動連結され、同レバー99dを左右方向に回動することによって同ギヤ95を軸上でスライドする構成となっている。
Further, between the
The
詳しくは、図6の(A)に示すように、正逆転切替レバー99dを車体内側へ向って回動すると、中継ギヤ95が車体内側にスライドして、正転用被駆動ギヤ96Fが噛合って、動力が第四軸83へ正転で伝達される。また図6の(B)に示すように、正逆転切替レバー99dを車体外側へ向って回動すると、中継ギヤ95が車体外側にスライドして、逆転用被駆動ギヤ96Rが噛合って動力は第四軸83’へ逆転で伝達される。
Specifically, as shown in FIG. 6A, when the forward /
また前記第四軸83には、筒状の前記第五軸84へ動力を伝達する減速ギヤ98を設け、これら減速ギヤ98を介して伝達された動力は、筒状の第四軸84に挿通した出力軸となる前記延長軸9を駆動する構成となっている。
The
また前記延長軸9は、前記筒軸94とピンPで連結された二本の軸から構成され、図1に示すように、この左右外端を前記前フレーム11の左右に突設した筒部材33に挿通支持する構成となっている。また前記延長軸9の左右両端部には、所定間隔毎に複数の取付穴34,34…を開口し、これら取付穴34を選択して後述する第二ロータリケース46L,46Rを取り付け支持する構成となっている。
The
次いで作業部3の昇降構成について説明する。
前記左右の各第二ロータリケース46は、上部に前記延長軸9の先端部を貫通支持し、同延長軸9の回転をチェーンCの回転を介してケース46下部の伝動軸130へ伝達すると共に、前記第三ロータリケース47は、前記伝動軸130をケース47上部に貫通支持し、同軸130の回転をチェーンCの回転を介してケース下部の前記耕耘駆動軸101へ伝達する構成となっている。
Next, the raising / lowering configuration of the working
Each of the left and right second
また前記第二ロータリケース46の上部には、図1に示すように、前記電動シリンダ24のピストン先端部を接続し、前記第三ロータリケース47と前記車体フレーム11間をプレート状のリンクアーム35にて接続する構成となっている。これにより、前記電動シリンダ24のピストンを伸縮操作すると、前記第二ロータリケース46と第三ロータリケース47は伝動軸130中心に屈折しながら上下、即ち同ケース47下部に備えた中耕ロータリまたは耕耘ロータリ作業部を一体で上下する構成となっている。
Further, as shown in FIG. 1, the piston tip of the
上記の昇降連動機構において、図7,図8に示すように、第二ロータリケース46の上部にはマスト部131を設け、このマスト部131に設けた連結ピン132と前記電動シリンダ24の伸縮作動部24a端を接続し、電動シリンダ24の短縮側作動によって第二ロータリケース46は伝動出力軸9回りに後部側が上方に回動する構成である。また逆に伸出作動により下方に回動する。上記の連結ピン132に一端が回動可能に連結された第1リンク133を立設し、一方フレームに一端を回動可能に連結された第2リンク134とを相互に回動可能に交差させて連結し、各リンク133,134端を間隔調整自在な調整螺子ロッド135で連結している。該リンク133、134のうち、第2リンクの先端部には調整螺子ロッド135と螺合する雌螺子駒136をロッド135軸方向とは直交する軸心回りに回動自由に設けている。また、第1リンクの先端部には調整螺子ロッド135を貫通支持する径大の支持孔を形成した遊動駒137を同じくロッド135軸方向とは直交する軸心回りに回動自由に設けている。138は調整螺子ロッド135の先端に固定させて設けるストッパである。このように構成すると、電動シリンダ24の短縮によって、ロータリケース46が上昇回動するに連れて遊動駒137のロッド135に対する位置がずれ、ストッパ138に接当する範囲で電動シリンダ24による作動を許容するものとなる。
In the above-described lift interlock mechanism, as shown in FIGS. 7 and 8, a
上記構成に加え、上記マスト部131とリンク133,134との間には作業機の上昇位置を任意に設定する位置規制機構を構成している。即ち、第1リンク133の作動圏内におけるマスト部131に設けた取付孔140に所定直径の筒体141を装着している。第1リンク133はこの筒体141に接触すると電動シリンダ24の短縮側作動を規制し、もって作業部の上昇位置が規制される。筒体141の装着といった簡単な操作で作業部の上昇位置規制を行うことができて便利であるし、径の異なる筒体141を準備することによって任意の上昇位置規制を行うことができる(図8)。
In addition to the above configuration, a position regulating mechanism for arbitrarily setting the ascending position of the work implement is configured between the
次に後輪走行系伝動機構M3について説明する。
前記左右後輪20R,20Rの夫々には、油圧モータ100,100を設ける。すなわち支持アーム31の下方延長部ブラケット31aの外側に、油圧モータ100のケース側に形成したフランジ部100aを重ねて固着している。該油圧モータ100側の駆動軸101を後輪20Rに形成した被動軸102の異形挿通孔102aに嵌合して伝動可能に設けられている(図10)。
Next, the rear wheel traveling system transmission mechanism M3 will be described.
The left and right
前記左右の油圧モータ100,100は、前記ミッションケース1後上部に配置される前記入力軸50のプーリ43b側の更に外側に連結された単一の油圧ポンプ103からの圧油供給を受けて回転連動する構成であり、該油圧ポンプ103からオン・オフ切替の切替弁104を経由して左右夫々の流量制御弁105,105を介して前記左右の各油圧モータ100,100を独立的に流量制御可能に構成している。
The left and right
油圧ポンプ103、油圧モータ100,100、切替弁104、流量制御弁105,105を接続する油圧回路は圧油の給排のために油圧ホース106を接続するが、上記油圧ポンプ103から切替弁104までの油圧ホース106aは、左右後フレーム14のうち機体左一側を前後に向かって設けられる部分に沿わせて設けられ、その途中には切替弁104を介在している。また操縦席29下方位置において、左右後フレーム14,14には左右夫々に左後輪・右後輪用流量制御弁105,105を備え、上記油圧ホース106aを分岐させた油圧ホース106b,106bに介在させてなり、これら油圧ホース106b,106bの各端部には左後輪・右後輪用油圧モータ100,100を接続している。106cは分岐ブロックである(図1,図3)。
A hydraulic circuit connecting the
図3に油圧回路の概要を示すように、前記切替弁104は手動レバー107による切替形態とし、後輪20R,20Rへ圧油供給可能な状態即ち4輪駆動状態と、圧油供給を遮断する2輪駆動状態とに切替できる構成である。切替弁104はハンドル19の下方に配置されて手動レバー107をオペレータが操作し易い位置に配置されている。
As shown in the outline of the hydraulic circuit in FIG. 3, the switching
次いで、流量制御弁105,105について、いずれも比例制御弁形態とされ、制御電流は、制御部Cによって制御される。即ち、走行用出力軸74あるいはスプロケット72の回転検出センサ110の検出結果に基づいて大小設定される構成とし、前輪20F回転と油圧モータ100,100回転が比例する関係に設けている。この構成のほか、流量制御弁105,105を予め4段の流量に変更できる構成とし、前記前輪走行系伝動機構M1の主・副変速機構を変速レバー62操作により前進4速に変更可能であるが、この変速レバー62の前進変速位置に連動して上記流量制御弁105,105による流量を変更設定できる構成として油圧モータ100,100を回転駆動するものである。
Next, the
上記のように、前輪20F,20Fに比例した回転を油圧モータ100,100に付与して後輪20R,20Rの回転を前輪20F,20Fに同期させることができる。したがって、従来非駆動の後輪20R,20Rでは、進行方向の修正によって機体の進行方向とはずれた方向に向くなどして転動と共に引きずられて土寄せ現象を生じて、牽引負荷が大きくなり見栄えを悪くさせていたが、上記のように後輪20R,20Rを油圧モータ100,100で駆動することによって引きずり現象をなくする。
As described above, rotation proportional to the
また、本実施例では、後輪20R,20Rの配置位置の上方に操縦席29を配置するものであるから、搭乗者の荷重の大半が後輪20R,20Rに加わるが、これら後輪20R,20Rを駆動車輪に構成するため、上記引きずり現象をなくして作業性を向上できる。
Further, in this embodiment, since the
前記油圧モータ100,100は、支持アーム31の下方延長部ブラケット31aの外側に、油圧モータ100のケース側に形成したフランジ部100aを重ねて固着しているから、機体外側から容易にメンテナンス作業を行うことができる。なお、作業部3の全幅以内に油圧モータ100,100を設けることにより、即ち、最外側を含む平面は前位置にある両端外周縁以内に設けることにより、油圧モータ100,100の保護を確保できる。
Since the
また、油圧ポンプ103から切替弁104までの油圧ホース106aは、後フレーム14のうち機体左一側を前後に向かって設けられる部分に沿わせて設けられ、その途中には切替弁104を介在しているから、油圧配管はフレーム13,14にて保護できる。更に操縦席29下方位置において、左右後フレーム14,14には左右夫々に左後輪・右後輪用流量制御弁105,105を備え、上記油圧ホース106aを分岐させた油圧ホース106b,106bに介在させるものであるから、後輪ブラケット31aには、油圧モータ100,100単体を設ければ足り、油圧ポンプ103や制御弁105等を機体の別位置に設けてなり、モータ荷重の追加のみで足りるため、歩行ハンドルによって後輪20R,20R側を上昇させるときにも負担荷重を少なくでき、操作性を損なわない。
Further, the hydraulic hose 106a from the
なお、図9において、本実施例の後輪20R,20Rは、いずれも乗車用ハンドル19の操向操作に伴い、左右方向に向き変更すべく連動する構成としている。即ち、該ハンドル19の操向操作によって縦軸回りに機体に支持された操舵プレート116を設け、該操舵プレート116は、左右夫々に連結ロッド117,117の一端を連結してなり、その他端を後輪20R,20Rの支持アーム31を縦軸芯周りに回動させるようリンク構成して左右後輪20R,20Rが同じ旋回切れ角となるよう構成している。
In FIG. 9, the
図12は、前記操向用クラッチ45,45との連動構成を示すものである。すなわち、操向クラッチ45,45はクラッチレバー22,22操作によるものであるが、同時に乗車状態で操作しうる左右一対の操向クラッチペダル110,110を設け、これら操向クラッチペダル110,110の踏み込み操作によってONするクラッチスイッチ111,111を設け、このクラッチスイッチ111,111のON作動によって流量制御弁105,105を流量0に制御する構成とする。即ち、流量制御弁105の駆動電流を0に設定することによって流量0を確保でき、クラッチスイッチ111のON信号を受けると、前記車軸回転検出センサの回転数検出値に応じた電流値を供給することなく、油圧モータ100を非回転とする電流値0となす。したがって、左また右のクラッチペダル110,110操作によって同じ側の油圧モータ100,100を非回転とするもので、操向性を確実とし旋回半径を小さくでき、方向修正操作も容易である。
FIG. 12 shows an interlocking configuration with the
なお、上記クラッチペダル110,110との連動制御はモードスイッチ112の操作切替により連動モードにあるときに実行されるもので、独立モードに設定されているときは流量制御弁への電流出力をOFFにする。
The interlock control with the
さらに、操向クラッチ45,45の切り作動状態が所定時間継続すると、当該操向クラッチ45側の油圧モータ100への供給を断つ構成とすることにより、頻繁な操向クラッチの解除に追随しないため、機体の蛇行を防止できる。
Furthermore, when the disengagement operation state of the
図13は、左右の流量制御弁105,105を共にOFFして前輪駆動のみの走行か、あるいは後輪駆動を含めた4輪駆動の走行かを自動選択することで、歩行運転中の思わぬ駆動力を防止して安全性を確保できる。即ち、操縦席29にオペレータが座っているか否かを検出する着座検出センサ115を設け、該センサ115がオペレータを検出しないとき、すなわち歩行運転作業中は、前輪のみの2輪駆動としている。このように構成すると、歩行作業中では前輪20F,20F駆動のみとして歩行ハンドルによる方向操作性を向上できる。なお、ここでオペレータの存否検出を操縦席29に設けた検出センサ115によるほか、機体が所定以上に傾斜するときは歩行操縦状態とみなし得て、傾斜センサ116による検出結果で前輪のみの2輪駆動に代えることができる。
FIG. 13 shows an unexpected operation during walking by automatically turning off both the left and right flow
図14について、農作業車の油圧モータ100を汎用駆動源として利用する構成について説明する。図14は、作業機としてのロータリ耕耘装置3に代え、前部フレーム11及び後部フレーム14に平行リンク機構120を介して草刈装置121を昇降自在に連結している。この草刈装置121のデッキ122上面には上記平行リンク機構120の下端側を装着する伝動ケース123を備え、この伝動ケース123の後面には前記油圧モータ100をそのフランジ100aを利用して着脱可能に構成している。
A configuration in which the
上記伝動ケース123内には油圧モータ100の軸と伝動可能に連結する入力軸124を設け、この入力軸124と、前記デッキ122内に配置した回転刃125の支持軸126との間にベベルギヤ機構を設けて伝動する構成としている。したがって、油圧モータ100の回転に伴い、回転刃125を駆動して機体前進と共に地面の芝草等を刈り取ることができる。
The
なお、油圧モータ100は、後輪20R駆動用の状態から草刈装置121駆動用に付け替えられる構成であるが、後部フレーム14に沿わせた油圧ホース106a、106bは可撓材によって構成されるから、単に油圧モータ100本体の着脱構成で容易に引き回しでき、ミッドマウントの作業機に対応でき、且つこの作業機が昇降作動する構成であっても容易に追従できるため、各別の駆動源を要さず便利である。
The
図14には後部フレーム14の後端に補助フレーム127を設け、その上部に図外防除ノズルによって散布作業するための薬液タンク128を搭載できる構成としている。該薬液タンク128の一側面には薬液ポンプ129を装着し、該ポンプ駆動によって薬液を吸い上げ、配管部129Aからノズルへ薬液供給する公知の構成である。上記薬液ポンプ129には前記油圧モータ100をフランジ部100aによって装着し、薬液ポンプ129駆動源として利用している。
In FIG. 14, an
上記薬液ポンプ129は、操縦席29の後部にあって、後輪20R駆動状態の油圧モータ100位置から油圧ホース106bの届く範囲に配置しておくことができるため、上記草刈装置121の場合と同様に油圧モータ100の付け替えによって容易に薬液ポンプ129駆動用に変更できる。
Since the
以上のように油圧モータ100,100のいずれか一方または両方を着脱自在に構成することによって、他の装着作業機の駆動源として用いることができ、油圧モータ100の汎用性を高める。
As described above, by configuring one or both of the
3 作業機
19 乗車時操作用ハンドル
20F 前輪
20R 後輪
29 操縦席
100 油圧モータ
103 油圧ポンプ
C 制御部
M1 前輪走行系伝達機構
M3 後輪走行系伝達機構
3 Working
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2007048166A JP2008207749A (en) | 2007-02-27 | 2007-02-27 | Farm working vehicle |
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JP (1) | JP2008207749A (en) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN104350827A (en) * | 2014-11-28 | 2015-02-18 | 南宁市南北动力有限公司 | Lifting mechanism of cultivating part of walking rotary cultivator |
-
2007
- 2007-02-27 JP JP2007048166A patent/JP2008207749A/en active Pending
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